JP2011018551A - コネクタの防水構造及び一括ゴム栓 - Google Patents

コネクタの防水構造及び一括ゴム栓 Download PDF

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雅和 鈴木
Yojiro Hashimoto
洋治郎 橋本
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Abstract

【課題】作業性の向上を図る。
【解決手段】コネクタは、キャビティ11が形成されたハウジング10と、複数のシール孔21が貫通して形成されたハウジング10の後端部に取り付けられた一括ゴム栓20と、後端部に電線35が接続された端子金具30とを備える。シール孔21の内周には、リブ状に突出するとともに全周に亘って連続して連なった形態の内部リップ部23が形成され、端子金具30が、シール孔21を貫通してキャビティ11内に挿入された状態では、内部リップ部23が電線35の外周面に密着する。内部リップ部23には、シール孔21の軸線に対して斜め方向に延びた形態の斜行部24が形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、コネクタの防水構造及び一括ゴム栓に関するものである。
特許文献1には、コネクタの防水構造が開示されている。これは、内部に複数のキャビティが形成されたハウジングと、複数のシール孔が貫通された一括ゴム栓と、後端部に電線が接続された端子金具とを備え、シール孔の内周に、周方向に沿ってリブ状に突出した形態の内部リップ部を全周に亘って形成したものである。ハウジングの後端部に一括ゴム栓を取り付けた状態で、端子金具を、一括ゴム栓の後方からシール孔に貫通させてキャビティに挿入すると、内部リップ部が電線の外周面に密着することにより、後方からキャビティ内への浸水を防止するようになっている。
特開2008−204960号公報
端子金具をシール孔に挿入する際には、端子金具の前端が内部リップ部に突き当たることによって一時的に挿入抵抗が増大するのであるが、この挿入抵抗の増大は作業性の低下の原因となるため、改善が望まれる。特に、小型化されたコネクタの場合、端子金具が小さくなるのに伴って電線が細くなるため、電線を摘んで端子金具をシール孔に挿入するときに、電線が座屈し易く、作業性の低下が顕著となる。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、作業性の向上を図ることを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、内部に複数のキャビティが形成されたハウジングと、複数のシール孔が貫通して形成され、前記ハウジングの後端部に取り付けられた一括ゴム栓と、後端部に電線が接続された複数の端子金具とを備え、前記シール孔の内周には、リブ状に突出するとともに全周に亘って連続して連なった形態の内部リップ部が形成され、前記端子金具が、前記一括ゴム栓の後方から前記シール孔を貫通して前記キャビティ内に挿入された状態では、前記内部リップ部が前記電線の外周面に密着するようになっているコネクタの防水構造において、前記内部リップ部には、前記シール孔の軸線に対して斜め方向に延びた形態の斜行部が形成されているところに特徴を有する。
請求項2の発明は、複数のシール孔が貫通して形成されているとともに、前記シール孔の内周には、リブ状に突出するとともに全周に亘って連続して連なった形態の内部リップ部が形成されており、内部に複数のキャビティが形成されたハウジングの後端部に取り付けられる一括ゴム栓であって、後端部に電線が接続された端子金具が、後方から前記シール孔を貫通して前記キャビティ内に挿入された状態では、前記内部リップ部が前記電線の外周面に密着するようになっている一括ゴム栓において、前記内部リップ部には、前記シール孔の軸線に対して斜め方向に延びた形態の斜行部が形成されているところに特徴を有する。
<請求項1及び請求項2の発明>
内部リップ部がシール孔の軸線と直角な方向に延びた形態である場合には、端子金具の前端外周縁の複数の角部が同時に内部リップ部に突き当たり、挿入抵抗が著しく増大することになる。これに対し、本発明では、内部リップ部に、シール孔の軸線に対して斜め方向に延びた形態の斜行部を形成したので、端子金具の前端外周縁の角部のうち内部リップ部に対して同時に突き当たる数が少ない。したがって、本発明によれば、端子金具が内部リップ部に突き当たることに起因する挿入抵抗の増大の度合いが低減され、作業性が向上する。
実施形態1の断面図 一括ゴム栓の部分拡大断面図
<実施形態1>
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1及び図2を参照して説明する。本実施形態のコネクタは、合成樹脂製のハウジング10と、ハウジング10に取り付けられた一括ゴム栓20と、ハウジング10内に挿入される複数の端子金具30とを備えて構成されている。
ハウジング10内には、前後方向に貫通した形態の複数のキャビティ11が形成されている。ハウジング10の後端部には、その後端面を凹ませた形態の凹部12が形成されている。この凹部12の形成領域は、全てのキャビティ11の開口を含む範囲に亘っている。
凹部12内には、全体として肉厚の板状をなす一括ゴム栓20が嵌合されている。一括ゴム栓20には、各キャビティ11と個別に対応する複数のシール孔21が前後に貫通する形態で形成されている。一括ゴム栓20の外周には、周方向に連続する外部リップ部22が形成され、この外部リップ部22は、弾性撓みした状態で凹部12の内周面に対し液密状に密着している。
各シール孔21の前後方向の軸線と直交する断面形状は円形であり、シール孔21の内周には、2つの内部リップ部23が前後方向(シール孔21に対する端子金具30の挿入方向)に並んで形成されている。各内部リップ部23は、リブ状に突出するとともに、シール孔21の全周に亘って連続して連なった形態である。これらの内部リップ部23は、弾性撓みした状態で後述する電線35の外周面に対して液密状に密着する。また、シール孔21の内径は、内部リップ部23において最も最小となり、その内部リップ部23(シール孔21)の最小径は、電線35の外径よりも小さい。
1つの内部リップ部23は、一対の斜行部24によって構成されている。各斜行部24は、シール孔21の内周に沿って螺旋方向(つまり、シール孔21の軸線と平行な方向に対して斜めの方向)に延びており、螺旋角は斜行部24の全領域に亘って一定である。周方向において1つの斜行部24はシール孔21の半周領域を占めており、一対の斜行部24は、シール孔21の軸線を含む仮想面(図示省略)に関して対称となっている。つまり、内部リップ部23は、真円形ではなく、一対の斜行部24により長径方向を概ね軸線方向に向けた楕円形に形成されている。
端子金具30は、プレス加工により所定の形状に打ち抜いた金属板材(図示省略)に曲げ加工を施して所定の形状に成形したものであり、全体として前後方向に細長い形状をなす。端子金具30の前端側部分は、角筒状をなす端子接続部31となっている。この端子接続部31の高さ寸法及び幅寸法は、電線35の外径寸法よりも大きい。また、端子接続部31の正面形状は方形状をなすが、この方形状における対角線の長さは、シール孔21の軸線方向に見たときの最小内径よりも大きい寸法となっている。一方、端子金具30の後端側部分は、オープンバレル状の電線圧着部32となっている。電線圧着部32には電線35の前端部が圧着により接続(固着)されている。
電線35が接続された端子金具30は、後方から一括ゴム栓20のシール孔21に貫通されて、キャビティ11内に挿入される。端子金具30がキャビティ11に挿入された状態では、電線35がシール孔21に貫通され、内部リップ部23が弾性撓みした状態で電線35の外周面に対して液密状に密着し、この密着作用によりシール孔21における浸水が防止されている。
さて、端子金具30の端子接続部31の正面形状における対角線の寸法は、シール孔21の最小内径よりも小さいので、従来の一括ゴム栓のシール孔に端子金具30を挿入した場合には、端子接続部31の前端部の4つの角部が内部リップ部に同時に突き当たることになる。このとき、端子金具30の突き当てを受けた内部リップ部は、その周方向に間隔を空けた4ヶ所において同時に弾性撓みを生じるため、この内部リップ部の弾性復元力に起因する挿入抵抗が一時的に急激に増大する。この挿入抵抗の急激な増大は、端子金具30をシール孔に挿入する際の作業性の低下の原因となる。特に、コネクタが小型化されたものである場合には、端子金具30が小さくなるのに伴って電線が細くなるため、電線を摘んで端子金具30をシール孔に挿入するときに、電線が座屈し易く、作業性の低下が顕著となる。
これに対し、本実施形態では、内部リップ部23に螺旋状の斜行部24を形成し、内部リップ部23を、軸線方向(シール孔21に対する端子金具30の挿入方向)に長く伸びた楕円形に成形したので、シール孔21への挿入過程で、端子金具30の前端の4つの角部が内部リップ部23に同時に当接することはない。つまり、最初に内部リップ部23に突き当たるのは、4つの角部のうち1つ又は2つの角部のみに限られ、内部リップ部23が端子金具30の突き当たりによって弾性撓みを生じるのは、周方向における1ヶ所又は2ヶ所だけで済み、4ヶ所で弾性撓みを生じる場合に比べると内部リップ部23の弾性復元力も小さくて済む。このように、本実施形態によれば、端子金具30が内部リップ部23に突き当たることに起因する挿入抵抗の増大の度合いが低減されるので、作業性に優れている。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、内部リップ部の全領域を斜行部として内部リップ部が楕円状をなすようにしたが、斜行部は内部リップ部のうちの一部分のみとしてもよい。
(2)上記実施形態では、一対の斜行部を対称な形態としたが、一対の斜行部は非対称であってもよい。
(3)上記実施形態では、1つの斜行部の螺旋ピッチが、その斜行部の全領域に亘って一定となるようにしたが、1つの斜行部の螺旋ピッチが途中で変化するような形態であってもよい。
(4)上記実施形態では、1つのシール孔に2つの内部リップ部を形成したが、1つシール孔に形成する内部リップ部の数は、1つであってもよく、3つ以上であってもよい。
10…ハウジング
11…キャビティ
20…一括ゴム栓
21…シール孔
23…内部リップ部
24…斜行部
30…端子金具
35…電線

Claims (2)

  1. 内部に複数のキャビティが形成されたハウジングと、
    複数のシール孔が貫通して形成され、前記ハウジングの後端部に取り付けられた一括ゴム栓と、
    後端部に電線が接続された複数の端子金具とを備え、
    前記シール孔の内周には、リブ状に突出するとともに全周に亘って連続して連なった形態の内部リップ部が形成され、
    前記端子金具が、前記一括ゴム栓の後方から前記シール孔を貫通して前記キャビティ内に挿入された状態では、前記内部リップ部が前記電線の外周面に密着するようになっているコネクタの防水構造において、
    前記内部リップ部には、前記シール孔の軸線に対して斜め方向に延びた形態の斜行部が形成されていることを特徴とするコネクタの防水構造。
  2. 複数のシール孔が貫通して形成されているとともに、前記シール孔の内周には、リブ状に突出するとともに全周に亘って連続して連なった形態の内部リップ部が形成されており、内部に複数のキャビティが形成されたハウジングの後端部に取り付けられる一括ゴム栓であって、
    後端部に電線が接続された端子金具が、後方から前記シール孔を貫通して前記キャビティ内に挿入された状態では、前記内部リップ部が前記電線の外周面に密着するようになっている一括ゴム栓において、
    前記内部リップ部には、前記シール孔の軸線に対して斜め方向に延びた形態の斜行部が形成されていることを特徴とする一括ゴム栓。
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