JP2004305021A - 酵素処理卵黄の製造方法 - Google Patents

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Kazuyuki Mogi
和之 茂木
Wataru Matsumoto
渉 松本
Hiroshi Sugiyama
宏 杉山
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Abstract

【課題】優れた機能性を付与し、安全で効率的な酵素処理卵黄の製造方法を提供すること。
【解決手段】卵黄を、固定化されたプロテアーゼと、ホスホリパーゼもしくは固定化されたホスホリパーゼとで処理する。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、卵黄を酵素処理した酵素処理卵黄の製造方法及び該方法により得られた酵素処理卵黄を配合した加工食品または乳化物に関する。
【0002】
【従来の技術】
卵黄は、乳化性、起泡性、熱凝固性等に優れた調理機能特性を有し、且つ味、香りに優れていることから、古くから加工食品原料として多く用いられてきた。これらの機能向上や、新規機能発現を目的として酵素処理の試みがなされてきた。特にプロテアーゼに分類される群の酵素(タンパク質及びペプチドのペプチド結合を加水分解する酵素、以降プロテアーゼと表記) 及びホスホリパーゼに分類される群の酵素(リン脂質のアシル基を加水分解する酵素、以降ホスホリパーゼと表記) の両酵素を作用させることにより、主に卵黄の乳化力を著しく向上させ、以下の例示の如き機能を発現させた卵黄の酵素処理の方法が種々開示されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、卵黄あるいは部分加水分解卵黄をプロテアーゼあるいはホスホリパーゼで処理し、それをケーキに配合することにより、ケーキの老化防止の目的で配合した油性原料による膨化の低下を改善できることが開示されている。
【0004】
特許文献2及び3には、素材中に酵素処理卵黄とメチルセルロースを配合することにより、常温または冷凍状態から、加熱、油ちょう、煮る、焼く、蒸す等の加熱処理やレトルト加熱を行っても乳化が破壊されず安定であり、また加熱後も保形性が良好で、かつ食感がクリーミーで風味が良好なマヨネーズ、タルタルソース等の酸性水中油型乳化物及びこれらを配合したフライ食品が得られることが開示されており、さらに、これらの酸性水中油型乳化物をベーカリー生地にトッピングしたり、サンドしたり、包み込んだものを油で揚げても、酸性水中油型乳化物がベーカリー生地より剥離や滲出を起こさないベーカリー製品を製造する方法が、特許文献4に開示されている。
【0005】
また、特許文献5には、酸性水中油型乳化物に酵素処理卵黄を配合することで、比較的水分の割合が高い水中油型乳化物を冷凍期間の長い冷凍食品へ使用した場合であっても解凍の際に水中油型乳化が安定であり、更に引き続き加熱しても水中油型乳化が安定で油の分離が起こらないことが示されており、特に、マヨネーズ、タルタルソース、乳化型ドレッシング等の酸性水中油型乳化物に有効であることが開示されている。
【0006】
また、特許文献6には、ホスホリパーゼ及び/またはプロテアーゼ処理卵黄を乳化剤として用いることにより、合成乳化剤を用いなくても安定な乳化状態を保つことができ、風味も良好な可塑性油中水型乳化物が得られることが開示されている。
【0007】
また、特許文献7には、卵黄をホスホリパーゼA2処理を開始後、時間差を設けてプロテアーゼ処理することによって卵黄の耐熱性を向上させる卵加工品の製造方法が開示されている。
しかしながら、酵素をそのまま添加、すなわち遊離で使用した場合、酵素処理卵黄中に酵素活性が残存し、それを添加した製品中の成分が酵素の作用を受け、品質や食味の低下を引き起こす場合がある。また、遊離の酵素を用いると、プロテアーゼ処理後にプロテアーゼの失活処理をしない限りホスホリパーゼが残存するプロテアーゼによって加水分解され、失活する問題がある。そこで、加熱等によって酵素を失活させる方法が一般的であるが、卵黄成分の熱変性を引き起こすことはもとより、酵素を完全に失活させるのは難しく、特に長期保存をする場合には徐々に製品が酵素の作用を受けて品質や食味の低下を引き起こすといった課題があった。ましてやプロテアーゼ処理とホスホリパーゼ処理を同時に並行して行うことはホスホリパーゼの失活が激しく、工業レベルでの実用化は極めて困難である。
【0008】
一方、特許文献8には、鶏卵液を、固定化した一種または二種以上の酵素により処理することにより、酵素の失活処理が不要な方法が開示されているが、特許文献8には、実質的には一種類の固定化酵素のみで処理した方法しか記載されておらず、二種類使用した場合の処理条件等が記載されていない。さらにはホスホリパーゼについては、ホスホリパーゼA2についてしか言及しておらず、プロテアーゼとホスホリパーゼの両酵素を処理させて得られる酵素処理卵黄に関しては充分なものではなかった。また、粘調性の高い液体である卵黄に対して固定化酵素を作用させるにあたり、例えば撹拌タンク内で撹拌する場合は固定化酵素の移動速度が遅くなり、必ずしも反応が効率的ではなく、また、例えばカラム式の場合は固定化酵素を充填したカラム中に卵黄を通過させる際、圧力損失が大きくなり、固定化担体の破損の問題や、工業的に実施するには設備費用が高くなる等の問題があり、これを防止するためには流速を遅くする等の工夫が必要で、製造面では必ずしも効率的とは言えなかった。
【0009】
【特許文献1】
特公平5−38583 号公報
【特許文献2】
特開2000−316521 号公報
【特許文献3】
特開2001−037425 号公報
【特許文献4】
特開2000−125751 号公報
【特許文献5】
特開平11−289979 号公報
【特許文献6】
特開2001−112413 号公報
【特許文献7】
特開2002−233334 号公報
【特許文献8】
特開2000−287645 号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、優れた機能性を付与し、安全で効率的な酵素処理卵黄の製造方法及び該方法により得られた酵素処理卵黄を含有する加工食品または乳化物を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、卵黄の酵素処理法について検討を重ねた結果、卵黄をプロテアーゼ及びホスホリパーゼの両酵素で処理するにあたり、これら2種類の酵素群のうち、少なくともプロテアーゼを、固定化担体に固定化されているプロテアーゼを使用することに着目し、さらにプロテアーゼ処理後にホスホリパーゼ処理を行う、もしくはホスホリパーゼ処理をプロテアーゼ処理開始後、あるいはプロテアーゼ処理と同時に開始することで、効率的に目的とする酵素処理卵黄を得ることができることを見出した。これによりプロテアーゼ処理によって生ずる苦みといった食味の低下が防止できるばかりか、まろやかな風味の乳化性に優れ、耐熱性のある酵素処理卵黄が得られることを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0012】
すなわち本発明は、卵黄を、固定化されたプロテアーゼと、ホスホリパーゼもしくは固定化されたホスホリパーゼとで処理することを特徴とする酵素処理卵黄の製造方法を提供するものである。
また本発明は、プロテアーゼ処理後にホスホリパーゼ処理する前記酵素処理卵黄の製造方法を提供するものである。
また本発明は、プロテアーゼ処理開始後にホスホリパーゼ処理を開始し、プロテアーゼ処理とホスホリパーゼ処理を並行して行う前記酵素処理卵黄の製造方法を提供するものである。
また本発明は、プロテアーゼ処理とホスホリパーゼ処理を同時に開始し、並行して酵素処理する前記酵素処理卵黄の製造方法を提供するものである。
また本発明は、前記酵素処理卵黄の製造方法で得られる酵素処理卵黄を提供するものである。
また本発明は、前記酵素処理卵黄黄を含有する加工食品を提供するものである。
また本発明は、油中水型乳化物である前記加工食品を提供するものである。
また本発明は、水中油型乳化物である前記加工食品を提供するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明で用いられる卵黄は、生卵黄、殺菌卵黄、加塩卵黄、加糖卵黄、卵黄粉末に水を添加しペースト状あるいは溶液状にしたもの等、卵の卵黄そのものまたはその加工品であり、また、その由来は鶏、ダチョウ、ガチョウ、アヒル、ウズラ等が挙げられ、特に限定されるものではない。
【0014】
本発明で用いられるプロテアーゼは、活性のpH域で性質の分類される中性プロテアーゼ、アルカリ性プロテアーゼ、酸性プロテアーゼ、または活性部位の特徴で分類されるセリンプロテアーゼ、システインプロテアーゼ、金属プロテアーゼ、アスパラギン酸プロテアーゼ等のいずれでもよく、特に限定されるものではないが、好ましいプロテアーゼとしては、トリプシン、キモトリプシン、パパイン、ペプシン、ブロメライン、パンクレアチン、サブチリシン、サーモライシン、コラゲナーゼ、アルカラーゼ等を挙げることができ、二種以上を併用して用いることもできる。本発明では、これらプロテアーゼは固定化担体上に固定化されたものを使用する。
【0015】
本発明で用いられるホスホリパーゼとは、ホスホリパーゼA1もしくはA2、あるいはこれらの活性を有する酵素である。
なお、これらプロテアーゼやホスホリパーゼの起源は、動物、植物、微生物等、特に限定されず、遺伝子組換え等の技術によって同種あるいは異種の起源の遺伝子を導入し、発現・生産させたものを用いることもできる。
【0016】
本発明は、卵黄を、固定化されたプロテアーゼ、及び、ホスホリパーゼもしくは固定化されたホスホリパーゼで処理することを特徴とする。好ましくはホスホリパーゼも固定化されていることが好ましい。もちろんプロテアーゼとホスホリパーゼの両者を同一の担体に固定化してもよい。
【0017】
本発明で用いられる固定化酵素(プロテアーゼまたはホスホリパーゼ)の固定化に用いられる担体の種類としては、陽イオンまたは陰イオン交換樹脂、キトサン、セルロース、セラミック、ヒドロキシアパタイト、活性炭、多孔性ガラス、アルミナ、シリカゲル等、水不溶性担体であれば種類を問わないが、特に多孔質に加工された水不溶性多孔性担体が好ましく、アミノ基、アミン、カルボキシル基、スルホン酸基、ジエチルアミノエチル基、直鎖アルキル基、芳香族アルキル基、フェニル基等の官能基や疎水基を有する担体を用いることができ、中でもキトサンもしくはキトサン誘導体が特に好ましい。これらの担体は二種以上組合せて用いることもできる。担体の形状としては特に限定されないが、ビーズ状のものが好ましい。また、サイズは任意のものを用いることができる。
【0018】
本発明で用いられる固定化酵素(プロテアーゼまたはホスホリパーゼ)の、酵素の固定化方法としては、用いる担体の性質により適切な任意の方法を用いることができ、具体的には共有結合法、イオン結合法、物理的吸着法のような担体結合法、あるいは架橋法、包括法等が挙げられる。即ち、担体結合法で固定化する場合は、必要に応じて活性化処理を行った担体と酵素溶液を混合、撹拌すればよい。架橋法で固定化する場合は、担体にグルタールアルデヒド等の多官能性架橋剤を、酵素溶液を混合する前、酵素溶液と同時、あるいは酵素溶液を混合した後に添加することによって行えばよい。包括法で固定化する場合は、ポリアクリルアミド、κ− カラギーナン、アルギン酸等のゲル化剤と酵素溶液を混合し、所定の方法でゲル化し、必要に応じてビーズ状等の形状に加工すればよい。なお、本発明で得られた酵素処理卵黄を食品・医薬品・化粧品等、人体に使用する目的の場合は、担体の活性化試薬や架橋試薬の必要のないイオン結合法や物理吸着法、包括法で固定化されたものが好ましい。
【0019】
固定化酵素(プロテアーゼまたはホスホリパーゼ)を調製する場合の担体に対する酵素の量は、担体の湿潤重量1gに対し0.01〜100mg、好ましくは0.1〜10mgが良い。酵素溶液の濃度としては、酵素が溶解し、且つ担体が酵素溶液に充分浸漬する条件であれば特に限定されるものではない。ここで、担体が酵素溶液に充分浸漬する条件としては、担体に対して酵素溶液が1〜20倍量、好ましくは2〜5倍量がよい。固定化温度は、酵素溶液の凝固点より高く60℃以下、好ましくは10〜40℃がよい。固定化時間は、1分〜50時間、好ましくは30分から5時間がよい。固定化する方法としては、酵素溶液中に固定化担体を添加し、撹拌羽根で撹拌する方法や、酵素溶液中に固定化担体を添加したものを収容した容器を回転・振盪する方法、また、固定化担体をカラム状の筒に詰め、酵素溶液を通すもしくは循環させる方法等、固定化担体と酵素溶液を十分に接触させることができる方法であれば特に限定されない。
【0020】
プロテアーゼとホスホリパーゼを同一の担体に固定化する場合は、後述する活性(Unit)の比率でホスホリパーゼに対するプロテアーゼの量を0.1乃至200、好ましくは1乃至50とするのが良い。固定化の順序は特に限定されないが、プロテアーゼを固定化した後、ホスホリパーゼを固定化するのが好ましい。
【0021】
プロテアーゼ活性は、カゼイン(HAMMERSTEN 、MERCK)を基質とし、pH7.2(ペプシンの場合はヘモグロビン(Sigma H2625) を基質としてpH1.0)、40℃の条件において遊離したカゼイン(ヘモグロビン)加水分解物のうち、トリクロロ酢酸可溶性成分をローリー法によって標準チロシン溶液を基準として測定し、1分間に1μgのチロシン相当のフェノール試薬呈色物質(アミノ酸、ペプチド)を遊離する活性を1Unitと定義した。ホスホリパーゼ活性は、大豆ホスファチジルコリン(Sigma P−5638)を基質とし、ホスホリパーゼA1はpH7.0、ホスホリパーゼA2はpH8.0において、40℃で1分間に1μmolの脂肪酸を遊離する場合の酵素活性を1Unitと定義した。
【0022】
本発明の酵素処理卵黄を調製するにあたり、必要なプロテアーゼ活性は、生卵黄1kgに対して1000乃至500000Unit、好ましくは10000乃至200000Unit、さらに好ましくは30000乃至100000Unitである。
また、必要なホスホリパーゼ活性は、生卵黄1kgに対して100乃至20000Unit、好ましくは500乃至10000Unit、さらに好ましくは1000乃至5000Unitである。処理温度は、65℃を超えると熱凝固や成分の変性、あるいは酵素の活性低下が著しくなるので好ましくなく、65℃以下であれば卵黄の水分の氷結温度以上の範囲で実施することができるが、好ましくは40℃乃至55℃である。処理時間は、温度と酵素添加量の組合せによって適宜決めればよい。
【0023】
本発明における酵素処理の方法の、一つの方法としては、卵黄に対して固定化プロテアーゼを作用させた後、これを除去する。続いて遊離もしくは固定化ホスホリパーゼを作用させ、必要であればホスホリパーゼを加熱等、公知の方法で失活処理を行い、固定化酵素の場合はこれを除去する。但し、プロテアーゼは固定化されていなければならず、プロテアーゼとホスホリパーゼの両酵素とも固定化されている方がさらに好ましい。
また他の一つの方法として、卵黄に対して固定化プロテアーゼを作用させたまま、続いて遊離もしくは固定化ホスホリパーゼによる処理を開始する。但し、プロテアーゼは固定化されていなければならず、プロテアーゼとホスホリパーゼ両酵素とも固定化されている方がさらに好ましい。プロテアーゼによる処理を開始してからホスホリパーゼによる処理を開始するまでの時間差は0乃至20時間、好ましくは0乃至5時間、さらに好ましくは30分乃至3時間である。
またさらに他の一つの方法として、プロテアーゼ及びホスホリパーゼを同一担体粒子に固定化した固定化酵素を卵黄に作用させる。
【0024】
本発明において卵黄に遊離酵素を作用させる場合は、卵黄中に酵素を添加し、撹拌羽根で撹拌する方法や、卵黄中に酵素を添加したものを収容する容器を回転・振盪する方法等、卵黄と酵素が十分に接触できる撹拌方法であれば特に限定されない。
また、本発明において卵黄に固定化酵素を作用させる場合は、卵黄中に固定化酵素を添加し、撹拌羽根で撹拌する方法や、卵黄中に固定化酵素を添加したものを収容する容器を回転・振盪する方法、あるいは固定化酵素をカラム状の筒に詰め、卵黄を通すもしくは循環させる方法等、卵黄と固定化酵素が十分に接触できる条件であれば特に限定されない。
【0025】
本発明における「プロテアーゼ処理後にホスホリパーゼ処理を行う方法、または、ホスホリパーゼ処理をプロテアーゼ処理開始後もしくはプロテアーゼ処理と同時に開始し、両酵素の反応を並行して行う方法」は、卵黄の粘度を速やかに低下させることができるため、固定化担体の破損等もなく、効率良く酵素処理を行なうことができる。
【0026】
本発明の製造方法で得られた酵素処理卵黄は、加工食品に好適に用いられる。該加工食品の種類は特に限定されるものではないが、例えば、マーガリン、ファストスプレッド、チョコレート、アイスクリーム、ホイップクリーム、マヨネーズ、タルタルソース等が挙げられる。また、特に乳化性に優れるため、水中油型乳化物や油中水型乳化物への使用が好ましく、特に油中水型乳化物への使用が好ましい。
【0027】
【実施例】
以下、実施例によって本発明をさらに具体的に説明するが、これらの実施例は本発明を限定するものではない。
【0028】
実施例1(固定化酵素の製造例)
キトサン担体であるキトパールBCW3010(富士紡績(株))の湿潤重量100gに対し、予めプロテアーゼ(ブロメラインF、アマノエンザイム)7.5gを10%食塩水300mlに溶解しておいた酵素溶液を加え、40℃で2時間撹拌した。溶液を除去した後、10%食塩水を300ml入れて撹拌する洗浄操作を3回繰り返し、固定化プロテアーゼを得た。
【0029】
実施例2(固定化酵素の製造例)
セラミック担体であるトヨナイト200−M(東洋電化工業(株))の湿潤重量100gに対し、プロテアーゼ(Alcalase 2.4L FG 、ノボザイムズ)10gに水400mlを加えた酵素溶液を加え、5℃で15時間撹拌混合した。溶液を除去した後、水400mlを加えて5℃で20分間撹拌する洗浄操作を3回繰り返し、固定化プロテアーゼを得た。
【0030】
実施例3(固定化酵素の製造例)
キトパールBCW3010(富士紡績(株))100gに、1重量%グルタールアルデヒド水溶液200mlを添加し、30℃で1時間撹拌した。リン酸緩衝液(pH7.2)10Lで洗浄後、プロテアーゼ(ブロメラインF)5gを水200mlに溶解した酵素液を添加した。37℃で3時間撹拌し、水10Lで洗浄し、固定化プロテアーゼを得た。
【0031】
実施例4(固定化酵素の製造例)
キトパールAL−01(富士紡績(株))の湿潤重量100gに対し、ホスホリパーゼ(ホスホリパーゼA1、Lecitase Ultra、ノボザイムズ)2.5mlに水150mlを加えた酵素溶液を加え、25℃で5時間撹拌した。溶液を除去した後、水を200ml入れて撹拌する洗浄操作を3回繰り返し、固定化ホスホリパーゼA1を得た。
【0032】
実施例5(固定化酵素の製造例)
アクリルアミド200g及びN,N’−メチレンビスアクリルアミド10gをホスホリパーゼ (ホスホリパーゼA2、Lecitase 10L、ノボザイムズ)1Lに溶解し、アスピレーターで5分間脱気した後、氷水中で冷却しながらテトラメチルエチレンジアミン400μL及び1%過硫酸アンモニウム水溶液20mlを加え、充分混和して室温に20分放置し、ゲル化させた。一片2mm程度のダイス状に切った後、生理食塩水で充分に洗浄し、固定化ホスホリパーゼA2を得た。
【0033】
実施例6(固定化酵素の製造例)
キトサン担体であるキトパールBCW3510(富士紡績(株))の湿潤重量100gに対し、予めプロテアーゼ(ブロメラインF)7.5gを10%食塩水300mlに溶解しておいた酵素溶液を加え、40℃で2時間撹拌した。溶液を除去した後、10%食塩水を300ml入れて撹拌する洗浄操作を3回繰り返した。さらに、予めホスホリパーゼ(ホスホリパーゼA2、Lecitase 10L)15mlと10%食塩水400mlを混合しておいた酵素溶液を加え、40℃で2時間撹拌した。溶液を除去した後、10%食塩水を300ml入れて撹拌する洗浄操作を3回繰り返し、プロテアーゼとホスホリパーゼA2を同時に固定化した固定化酵素を得た。
【0034】
実施例7(卵黄の酵素処理例)
生卵黄1kgに対し実施例1で調製した固定化プロテアーゼ20gを添加し、50℃においてプロペラ式の撹拌羽根によって150r.p.m.で5時間撹拌した後、300μmのメッシュを通して固定化プロテアーゼを回収した。さらに、実施例4で調製した固定化ホスホリパーゼA1を80g添加し、50℃においてプロペラ式の撹拌羽根によって100r.p.m.で5時間撹拌した後、300μmのメッシュを通して固定化プロテアーゼを回収し、酵素処理卵黄を得た。
【0035】
実施例8(卵黄の酵素処理例)
10%加塩卵黄1kgに水100gを添加したものに対し、実施例6で調製した固定化酵素を50g添加し、45℃においてプロペラ式の撹拌羽根によって100r.p.m.で6時間撹拌した後、300μmのメッシュを通して固定化酵素を回収し、酵素処理卵黄を得た。
【0036】
実施例9(卵黄の酵素処理例)
実施例6で調製した固定化酵素50gを直径5cmのカラムに詰め、10%加塩卵黄1kgと水100gの混合物を45℃で空間速度SV5で16時間循環させ、酵素処理卵黄を得た。
【0037】
実施例10(卵黄の酵素処理例)
生卵黄2kgに対し、実施例3で調製した固定化プロテアーゼ60g を添加し、50℃においてプロペラ式の撹拌羽根によって100r.p.m.で30分撹拌した後、実施例5で調製した固定化ホスホリパーゼA2を120g添加し、さらに3時間撹拌を継続した後、300μmのメッシュを通して固定化酵素を回収し、酵素処理卵黄を得た。また、回収した2種類の固定化酵素は、1.2mmのメッシュを生理食塩水で洗浄しながら通すことにより、固定化プロテアーゼと固定化ホスホリパーゼA2とを完全に分離することができ、次回の使用に供し得るものであった。
【0038】
実施例11(卵黄の酵素処理例)
粉末卵黄300gに水600gを加え、均一に分散・溶解したものに対し、実施例2で調製した固定化プロテアーゼ20gを加え、55℃においてプロペラ式の撹拌羽根によって100r.p.m.で5時間撹拌した後、300μmのメッシュを通して固定化プロテアーゼを回収し、続いてホスホリパーゼ(ホスホリパーゼA2、Lecitase 10L、ノボザイムズ) 0.3gを直接加え、55℃においてプロペラ式の撹拌羽根によって150r.p.m.で3時間撹拌し、酵素処理卵黄を得た。
【0039】
実施例12(卵黄の酵素処理例)
20%加糖卵黄1kgに実施例1で調製した固定化プロテアーゼ25g及びホスホリパーゼ(ホスホリパーゼA1、Lecitase Ultra、ノボザイムズ) 1.5gを直接加え、50℃においてプロペラ式の撹拌羽根によって100r.p.m.で4時間撹拌した後、300μmのメッシュを通して固定化酵素を回収し、75℃で5分間インキュベートしてホスホリパーゼの失活処理をして酵素処理卵黄を得た。
【0040】
比較例1(卵黄の酵素処理例)
実施例7において、固定化プロテアーゼに代えてプロテアーゼ(ブロメラインF)を0.2g、固定化ホスホリパーゼに代えてホスホリパーゼ(ホスホリパーゼA1、LecitaseUltra)を1.3g、それぞれ直接添加し、ここでは必要のない固定化酵素の回収工程を行わなかった以外は、実施例7と同様の操作をして、酵素処理卵黄を得た。
【0041】
比較例2(卵黄の酵素処理例)
実施例8において、プロテアーゼとホスホリパーゼを同時に固定化した固定化酵素に代えて10%加塩卵黄と水の混合物に対してプロテアーゼ(ブロメラインF)0.25gとホスホリパーゼ(ホスホリパーゼA2、Lecitase 10L)0.7gを同時に直接添加し、ここでは必要のない固定化酵素の回収工程を行わなかった以外は、実施例8と同様の操作をして、酵素処理卵黄を得た。
【0042】
比較例3(卵黄の酵素処理例)
実施例8において、プロテアーゼとホスホリパーゼを同時に固定化した固定化酵素に代えて10%加塩卵黄と水の混合物に対してプロテアーゼ(ブロメラインF)0.25gとホスホリパーゼ(ホスホリパーゼA2、Lecitase Ultra)1gを同時に直接添加し、ここでは必要のない固定化酵素の回収工程を行わなかった以外は、実施例8と同様の操作をし、最後に75℃で10分間、酵素の加熱失活処理をして、酵素処理卵黄を得た。
【0043】
比較例4(卵黄の酵素処理例)
実施例10において、固定化プロテアーゼに代えてプロテアーゼ(ブロメラインF)を0.5g、固定化ホスホリパーゼに代えてホスホリパーゼ(ホスホリパーゼA2、Lecitase 10L) を1g、それぞれ直接添加し、ここでは必要のない固定化酵素の回収工程を行わなかった以外は、実施例10と同様の操作をして、酵素処理卵黄を得た。
【0044】
比較例5(卵黄の酵素処理例)
実施例11において、固定化プロテアーゼに代えてプロテアーゼ(Alcalase 2.4L FG 、ノボザイムズ) を0.2g直接添加し、実施例11と同条件で酵素処理した後、ここでは必要のない固定化酵素の回収工程を行わず、60℃で15分プロテアーゼの加熱失活処理をした以外は、実施例11と同様の操作をして、酵素処理卵黄を得た。
【0045】
比較例6(卵黄の酵素処理例)
実施例11において、固定化プロテアーゼに代えてプロテアーゼ(Alcalase 2.4L FG 、ノボザイムズ) を0.2g直接添加し、実施例11と同条件で酵素処理した後、ここでは必要のない固定化酵素の回収工程を行わなかった以外は、実施例11と同様の操作をして、酵素処理卵黄を得た。
【0046】
比較例7(卵黄の酵素処理例)
実施例12において、固定化プロテアーゼに代えてプロテアーゼ(ブロメラインF)を0.3g直接添加した以外は、実施例12と同条件で酵素処理した後、ここでは必要のない固定化酵素の回収工程を行わなかった以外は、実施例12と同様の操作をして、酵素酵素処理卵黄を得た。
【0047】
製造例1(水中油型乳化物の製造例)
液糖25部(重量部、以下同じ)、水35部及び実施例7、10、11、12、比較例1、4、5、6または7で得られた酵素処理卵黄8部を混合し、60℃に調温したものと、予め60℃に調温したパーム核油30部に脱脂粉乳4部を分散させたものとを混合撹拌し、予備乳化物を調製した。ホモジナイーザーによって5MPaの圧力で均質化し、5℃まで冷却後、ミキサーによってホイップした。その後、冷蔵庫で24時間エージングし、ホイップクリームをそれぞれ製造した。
該ホイップクリームについて30℃の恒温槽に1日静置した後の保型性の観察を行い、保型性の良い順に◎、○、△、×とし、ホイップクリームの安定性を評価した。その結果を表1に示した。また、食味試験(口溶け、舌触り、味) を10人のパネラーによって実施し、各項目10点満点で評価した平均点を表1に併せて示した。
【0048】
製造例2(水中油型乳化物の製造例)
実施例8、9、比較例2または3で得られた酵素処理卵黄を用い、表2に示した配合でマヨネーズをそれぞれ製造した。すなわち、サラダ油以外の原料を充分に混合し、撹拌しながらサラダ油を徐々に加えて予備乳化した後、コロイドミルによって仕上げ乳化を行った。
該マヨネーズの冷凍耐性試験を次に示す方法で行った。マヨネーズを−40℃で1週間放置し、色差計にて色差(ΔE)の測定を行い、色差値が高いほど油の分離が起こっており乳化が不安定であることを示すことから、この結果に基づいて冷凍耐性の良い順に◎、○、△、×で評価した。また、該マヨネーズのオーブン耐性試験を次に示す方法で行った。スライスした食パン上にマヨネーズを一定量絞り出し、500ワットのオーブントースターで4分間焼成し、油分の分離状態から、オーブン耐性の良い順に◎、○、△、×で評価した。これらの結果は表3に示した。さらに、食味試験(舌触り、味) を10人のパネラーによって実施し、各項目10点満点で評価した平均点を表3に併せて示した。
【0049】
製造例3(油中水型乳化物の製造例)
それぞれ70℃に調温したパーム油30部、パーム硬化油50部及び菜種油20部を混合したものをホモミキサーで撹拌しながら、「水16部に実施例7、10、比較例1または4で得られた酵素処理卵黄3.3部及び食塩0.7部を混合したもの」あるいは「水16部に実施例8、9、比較例2または3で得られた酵素処理卵黄3部と食塩1部を混合し、70℃に調温したもの」を徐々に添加し、乳化した後、急冷可塑化を行い、25℃で一晩調温後、5℃まで冷却し、マーガリンをそれぞれ得た。
該マーガリン100gを50℃で一晩放置した時の離水量を表4に示した。また、10人のパネラーにより口溶け及び風味の項目について各10点満点で評価し、その結果の平均値を表4に併せて示した。
【0050】
製造例4(パンの製造例)
小麦粉100部、イースト3部、砂糖4部、食塩2部、製造例3で得られたマーガリン6部及び水66部を加え、こね上げ温度28℃にて、ホッパーミキサーで低速2分、高速4分ミキシングし、パン生地をそれぞれ調製した。28℃で60分間発酵させ、450g に分割し、丸め、ねかし(28℃、20分)工程を経て、シーターに3回通して整形後、ワンローフタイプの型に挿入した。38℃で相対湿度90%の条件下、生地が型上縁2cmに達するまで焙炉工程を行った後、220℃にて23分間焼成して、パンをそれぞれ得た。
該パンについて、比容積を測定した。その結果を表5に示した。さらに5人のパネラーにより内相(す立) 、硬さ(ソフト感) 及び風味の項目について各10点満点で評価し、これらの結果の平均値を表5に併せて示した。
【0051】
【表1】
Figure 2004305021
【0052】
【表2】
Figure 2004305021
【0053】
【表3】
Figure 2004305021
【0054】
【表4】
Figure 2004305021
【0055】
【表5】
Figure 2004305021
【0056】
【発明の効果】
本発明によれば、優れた機能性を付与し、安全で効率的な酵素処理卵黄の製造方法を提供することができる。また、本発明の方法により得られた酵素処理卵黄は、加工食品に好適に用いられ、特に乳化性に優れるため、水中油型乳化物や油中水型乳化物に好適に用いられる。

Claims (8)

  1. 卵黄を、固定化されたプロテアーゼと、ホスホリパーゼもしくは固定化されたホスホリパーゼとで処理することを特徴とする酵素処理卵黄の製造方法。
  2. プロテアーゼ処理後にホスホリパーゼ処理する請求項1記載の酵素処理卵黄の製造方法。
  3. プロテアーゼ処理開始後にホスホリパーゼ処理を開始し、プロテアーゼ処理とホスホリパーゼ処理を並行して行う請求項1記載の酵素処理卵黄の製造方法。
  4. プロテアーゼ処理とホスホリパーゼ処理を同時に開始し、並行して酵素処理する請求項1記載の酵素処理卵黄の製造方法。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の製造方法で得られる酵素処理卵黄。
  6. 請求項5記載の酵素処理卵黄黄を含有する加工食品。
  7. 加工食品が油中水型乳化物である請求項6記載の加工食品。
  8. 加工食品が水中油型乳化物である請求項6記載の加工食品。
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