JP2004220602A - デューティ補正回路を備えたアナログ遅延固定ループ - Google Patents

デューティ補正回路を備えたアナログ遅延固定ループ Download PDF

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Abstract

【課題】 補償可能なデューティエラーの範囲が広く、デューティ補償量が増加しても初期遅延固定時間が長くなるのを抑制することができる遅延固定ループを提供すること。
【解決手段】 内部クロックを受けてノーマル及びダミーのマルチ位相クロックを出力する遅延ライン310と、参照と遅延ライン310からのマルチ位相クロックとの位相を比較して遅延ライン310の遅延量を調節する制御手段315と、遅延ライン310の出力から一つのノーマル及びダミーのマルチ位相クロックを選択し両者の位相を混合してデューティ補正を行うインターフェス320と、その混合クロックを受ける遅延ライン350と、その出力に対し実際の遅延値を摸写する遅延モデルと354、そこからのフィードバッククロックと参照とを比較して遅延ライン350の遅延量を制御するファイン制御手段356と、インターフェス320の制御手段370と、デューティ補正増幅手段360とを装備する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、半導体回路のアナログ遅延固定ループ(delay locked loop:以下、DLLと記す)に関し、より詳細には、デューティ補正回路(duty correction circuit:以下、DCCと記す)を備えたアナログDLLに関する。
クロック同期システムにおいて、クロックは、通常、動作タイミングを合せるためのレファレンスとして用いられているが、エラー等の無い状態を検出して速い動作を保障するために用いられることもある。
このようなクロックが外部から入力されて内部で用いられる場合、内部回路によるクロックスキューが発生する。そこで、このような時間遅延を補償して内部クロックを外部クロックに同期させるために、DLL、位相固定ループ(PLL)などのクロック同期化回路が用いられている。
DLLは、これまで用いられてきたPLLに比べて雑音(noise)の影響をあまり受けないという長所があり、DDR SDRAM(DoubleData Rate SynchronousDRAM)をはじめとする同期式半導体メモリに広く用いられている。そして、DLLは、遅延制御方式に応じてアナログDLL、デジタルDLL、レジスタ制御DLL(register controlled DLL)などに分類されている。
このようなDLLにおいては、高速のクロックの立ち上がりエッジと立ち下がりエッジとでシステム内の入出力を行う場合、データ入出力における充分な有効範囲を確保するためには、約50%のデューティ比を維持することが非常に重要である。そこで、外部クロックのデューティ比に関係無く常に50%のデューティ比を有するクロックを生成したり、好ましくないクロックのデューティ変更を補償したりするために、通常、DLL内部にはデューティ補正回路(DCC)が適用される。特に、DLLの出力端にフィードバックタイプのDCCが配置される場合が多い。
図1は、従来の技術に係るDCCを備えたDLLを概略的に示した回路図である。
図1に示すように、従来の技術に係るDCCを備えたDLL100は、外部クロックCLKの立ち上がりエッジを利用して生成された内部クロックiclkを入力として受けてDLLクロックdll_clkを生成するDLLドライバ110を備えている。DLLドライバ110は、DLLクロックdll_clkをフィードバックしてDLLクロックdll_clkのデューティ比を調節するようになっている。
図2は、フィードバックタイプのDCCを備えたDLLの出力端の構成を示した回路図である。
図2に示すように、フィードバックタイプのDCCを備えたDLLは、その出力端に、内部クロックiclkとフィードバック用の基準電圧Vrefとを入力として受ける差動増幅部112と、差動増幅部112の出力をバッファリングするバッファ114と、バッファ114から出力されたDLLクロックdll_clkを入力として受けて電荷ポンピング動作を行う電荷ポンプ116と、電荷ポンプ116の出力端に接続されたキャパシタCとを備えている。
図示されている回路は、50%のデューティ比を有するクロックの場合、クロックのハイ状態区間とロー状態区間の総電流量の差が0である点を利用する方式となっている
。DLLクロックdll_clkを印加された電荷ポンプ116は、電荷ポンピング動作を行い、それにより電荷ポンプ116から出力される電荷がキャパシタCに充電される。キャパシタCに充電された電荷は、また電圧値Vrefで差動増幅部112にフィードバックされて、スモールスイングするバッファ114内の信号に対する共通モードレベルを変化させ、DLLクロックdll_clkのデューティ比が50%に補正されるように動作する。
しかしながら、このようなデューティ補正方式は、フィードバック方式を用いるため、デューティ補償量の増加に比例して必要なDLLの初期遅延固定時間が長くなってしまうという問題点があった。
このようなフィードバックデューティ補正方式の問題点を解決するために、階層的遅延ライン構造を有するアナログDLLからフィードフォワード方式でデューティ補正を行う技術が提案されているが、この場合にはデューティエラーが増加するために、非線型性が拡大し、微細なデューティエラーが残存してしまうという問題点があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、補償可能なデューティエラーの範囲が広く、デューティ補償量が増加しても初期遅延固定時間が長くなるのを抑制することができる遅延固定ループを提供することを目的としている。
上記目的を達成するため本発明に係るアナログ遅延固定ループは、内部クロックを入力として受けてノーマルマルチ位相クロックとダミーマルチ位相クロックを出力するレファレンス遅延ラインと、該レファレンス遅延ラインと共にレファレンスループを構成し、レファレンスクロックと最後のマルチ位相クロックとの位相を比較してこれら2つのクロックの位相差が180゜になるように前記レファレンス遅延ラインの遅延量を調節するレファレンス制御手段と、遅延固定された前記レファレンス遅延ラインから出力されたクロックのうち一つのノーマルマルチ位相クロック及びダミーマルチ位相クロックを選択して選択された2つのクロックの位相を混合してデューティ補正を行うクロックインターフェスと、該クロックインターフェスから出力された混合クロックを入力として受けるファイン遅延ラインと、該ファイン遅延ラインの出力に対して実際のクロック経路の遅延値を摸写する遅延モデルと、該遅延モデル及び前記ファイン遅延ラインと共にファインループを構成し、前記遅延モデルから出力されたフィードバッククロックと前記レファレンスクロックとを比較して前記ファイン遅延ラインの遅延量を制御するファイン制御手段と、前記レファレンスクロック及び前記フィードバッククロックが印加されて前記クロックインターフェスを制御する制御手段と、遅延固定された前記ファイン遅延ラインの出力クロックを入力として受けて前記クロックインターフェスのデューティ補正動作を補助するデューティ補正増幅手段とを備えていることを特徴としている。
また、前記レファレンス遅延ラインは、前記内部クロックを入力として受ける、直列連結された複数の差動遅延セルを備え、ノーマルマルチ位相クロックを生成するノーマル遅延ラインと、前記ノーマル遅延ラインの最後のノーマルマルチ位相クロックをクロスして受ける、直列連結された複数の差動遅延セルを備えたダミー遅延ラインとを備えていることが望ましい。
また、前記クロックインターフェスは、前記制御手段に制御されて前記レファレンス遅延ラインから出力されたクロックのうち一つのノーマルマルチ位相クロック及びダミーマルチ位相クロックを選択する位相多重化手段と、前記位相多重化手段から選択された2つのクロックの位相を混合する位相混合手段とを備えていることが望ましい。
また、前記位相多重化手段は、前記制御手段から出力された位相選択信号に応答して前記ノーマルマルチ位相クロックのうち一つのマルチ位相クロックを選択的に出力する第1マルチプレクサと、前記位相選択信号に応答して前記ダミーマルチ位相クロックのうち一つのマルチ位相クロックを選択的に出力する第2マルチプレクサと、前記制御手段から出力された偶奇選択信号に応答して前記第1マルチプレクサの出力を選択的に出力する第3マルチプレクサと、前記偶奇選択信号に応答して前記第2マルチプレクサの出力を選択的に出力する第4マルチプレクサとを備えていることが望ましい。
また、前記位相混合手段は、前記位相多重化手段から出力されたノーマル差動クロック対を入力として受け、固定電流源を有する第1ソース−カップル対と、前記位相多重化手段から出力されたダミー差動クロック対を入力として受け、固定電流源を有する第2ソース−カップル対と、第1ソース−カップル対及び第2ソース−カップル対の出力端に共通接続され差動増幅を構成するロード部と、前記デューティ調整増幅手段から出力されたデューティ制御電圧を入力として受ける第1差動増幅部と、前記第1差動増幅部から出力された差動電流をミラーリングして外部クロックのデューティ比によって前記第1ソース−カップル対及び第2ソース−カップル対のシンク電流を調節するバイアス調節部とを備えていることが望ましい。
また、前記バイアス調節部は、前記第1差動増幅部から出力された前記差動電流をミラーリングする第1MOSトランジスタ及び第2MOSトランジスタと、前記第1MOSトランジスタ及び第2MOSトランジスタに流れるミラー電流の電流シンクの役割を果たし、各ミラー電流をそれに対応する電圧にミラーリングする第3MOSトランジスタ及び第4MOSトランジスタと、前記第1ソース−カップル対及び第2ソース−カップル対の固定電流源の各々に並列に接続され、前記第1ソース−カップル対及び第2ソース−カップル対のバイアスを変更する第5MOSトランジスタ及び第6MOSトランジスタと、前記制御手段から出力されたバイアス選択信号に応答して、前記第3MOSトランジスタ及び第4MOSトランジスタのゲート端子と、前記第5MOSトランジスタ及び第6MOSトランジスタのゲート端子の間のスイッチング動作を行うスイッチング手段とを備えていることが望ましい。
また、前記デューティ補正増幅手段は、前記ファイン遅延ラインの出力クロックを差動入力として受ける第2差動増幅部と、該第2差動増幅部の負出力端に流れる電流をミラーリングする第1電流ミラーリング部と、前記第2差動増幅部の正出力端に流れる電流をミラーリングする第2電流ミラーリング部と、前記第1電流ミラーリング部及び第2電流ミラーリング部の間にクロス接続された第1カスケードロード及び第2カスケードロードと、前記第1ミラーリング部及び第2ミラーリング部の出力電流を充電して前記デューティ制御電圧を提供する第1キャパシタ及び第2キャパシタとを備えていることが望ましい。
また、前記第1マルチプレクサ及び第2マルチプレクサは、バイアス電圧をゲート入力として受ける電流源用MOSトランジスタ、該当ビットの正マルチ位相クロック及び負マルチ位相クロックをゲート入力として受ける差動入力用MOSトランジスタ対、及び前記位相選択信号をゲート入力として受ける出力スイッチング用MOSトランジスタ対を備えた複数の単位選択部と、前記複数の単位選択部の出力端子に共通接続されたロード部とを備えていることが望ましい。
また、前記第1キャパシタ及び第2キャパシタは、実質的に同じ容量を有することが望ましい。
また、前記レファレンスクロックが、前記内部クロックと実質的に同じ位相を有するものであることが望ましい。
また、前記レファレンスクロックとして前記内部クロックが使用されるようになっていることが望ましい。
また、前記レファレンス遅延ラインは、前記レファレンスクロックと前記最後のマルチ位相クロックとの位相を比較する位相検出器と、前記位相検出器の出力を入力として受けるチャージポンプと、キャパシタを備え、前記チャージポンプの出力を入力として受けるループフィルタとを備えていることが望ましい。
本発明に係るアナログDLLによれば、フィードバックタイプのデューティ補正方式と、フィードフォワードタイプのデューティ補正方式とを混用する階層的遅延ライン構造を有する。これにより、フィードフォワードタイプのデューティ補正方式によりデューティ補償量が増加しても初期遅延固定時間が長くなるのを抑制することができ、フィードバックタイプのデューティ補正方式によりフィードフォワードタイプのデューティ補正後にも残存する微細デューティエラーを除去することによって補償可能なデューティエラーの範囲を広げることができる。
したがって、初期遅延固定時間を減少させ、デューティエラー補償マージンを拡大させることができ、同期式半導体メモリをはじめとする半導体素子の安定した動作を確保することができる。
以下、本発明の好ましい実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図3は、本発明の一実施の形態に係る階層的遅延ラインを備えたアナログDLLを概略的に示した回路図である。図示されているアナログDLLは、外部クロックCLK、/CLKをバッファリングするクロックバッファ300の出力を利用する。クロックバッファ300は、外部クロックCLK、/CLKの立ち上がりエッジを利用して内部クロックPH<0>、PH<0>bとレファレンスクロックref_clkとを出力する。レファレンスクロックref_clkは、内部クロックPH<0>と同じ位相を有するものであり、内部クロックPH<0>自体がレファレンスクロックref_clkとして使用されるようになっていても良い。
図3に示すように、本実施の形態に係る階層的遅延ラインを備えたアナログDLLは、内部クロックPH<0>、PH<0>bを入力として受けてノーマルマルチ位相クロックPH<1:i>、PH<1:i>bとダミーマルチ位相クロックPHD<1:i>、PHD<1:i>bとを出力するレファレンス遅延ライン310と、レファレンス遅延ライン310と共にレファレンスループを構成し、レファレンスクロックref_clkとマルチ位相クロックPH<i>bとの位相を比較してこれら2つのクロックの位相が一致するようにレファレンス遅延ライン310の遅延量を調節するレファレンス制御手段となるレファレンス制御部315と、遅延固定されたレファレンス遅延ライン310から出力されたクロックのうち一つのノーマルマルチ位相クロック及びダミーマルチ位相クロックを選択して選択された2つのクロックの位相を混合してデューティ補正を行うクロックインターフェス320と、クロックインターフェス320から出力された混合クロックMIX_clk、MIX_clkbを入力として受けるファイン遅延ライン350と、ファイン遅延ライン350の出力を増幅してDLLクロックdll_clkを生成する差動増幅器352と、ファイン遅延ライン350の出力に対して実際のクロック経路の遅延値を摸写する遅延モデル354と、遅延モデル354及びファイン遅延ライン350と共にファインループを構成し、遅延モデル354から出力されたフィードバッククロックfb_clkとレファレンスクロックref_clkとを比較してファイン遅延ライン350の遅延量を制御するファイン制御手段となるファイン制御部356と、レファレンスクロックref_clk及びフィードバッククロックfb_clkが印加されてクロックインターフェス320を含むDLLを全体的に制御する制御手段となるFSM(finite state machine)370と、遅延固定されたファイン遅延ライン350の出力クロックを入力として受けてクロックインターフェス320のデューティ補正動作を補助するデューティ補正増幅手段となるデューティ補正増幅器360とを備えている。
ここで、クロックインターフェス320は、位相多重化手段となる4−位相マルチプレクサ330と、位相混合器340とを備えているが、これについては後述する。
レファレンス制御部315は、通常のアナログDLLに含まれる位相検出器、チャージポンプ、ループフィルタ(いずれも図示せず)を含んで構成されており、ループフィルタのキャパシタに印加された電圧Vcを利用してレファレンス遅延ライン310を制御する。ファイン制御部356もレファレンス制御部315と類似した構成となっている。
図4は、図3のレファレンス遅延ライン310を詳細に示した回路図である。
図4に示すように、レファレンス遅延ライン310は、内部クロックPH<0>、PH<0>bを入力として受ける、直列連結されたi個の差動遅延セル(differential Delay cell)NDEL1、NDEL2、…、NDELiを備え、ノーマルマルチ位相クロックPH<i>及びPH<i>bを生成するノーマル遅延ライン312と、ノーマル遅延ライン312の最後の出力PH<i>、PH<i>bをクロスして受ける、直列連結されたi個の差動遅延セルDDEL1、DDEL2、…、DDELiを備えたダミー遅延ライン314とを備えている。
ノーマル遅延ライン312とダミー遅延ライン314とを構成する各々の差動遅延セルおいては、レファレンス制御部315のループフィルタのキャパシタに印加された電圧Vcによりその遅延量が決定される。尚、ファイン遅延ライン350を複数の差動遅延セルにより構成することもできる。
図5A及び図5Bは、図4のレファレンス遅延ライン310から出力されたマルチ位相クロックのタイミングチャートである。
図5Aは、外部クロックCLK、/CLKのデューティ比が正確に50%である場合を示している。図4に示すように、内部クロックPH<0>及びPH<0>bは、ノーマル遅延ライン312のi個のノーマル差動遅延セル(NDEL1〜NDELi)を通して順次遅延され、ノーマルマルチ位相クロックPH<1:i>及びPH<1:i>bとして出力される。ノーマル遅延ライン312の最後の差動遅延セルNDELiからのノーマルマルチ位相クロックPH<i>及びPH<i>bは、ダミー遅延ライン314の最初の差動遅延セルDDEL1にクロスして入力され、i個のダミー差動遅延セル(DDEL1〜DDELi)を通して順次遅延され、ダミーマルチ位相クロックPHD<1:i>及びPHD<1:i>bとして出力される。
レファレンス制御部315の位相検出器は、レファレンスクロックref_clkと、ノーマル遅延ライン312の最後の差動遅延セルNDELiのノーマルマルチ位相クロックPH<i>bとの位相を比較するようになっている。したがって、遅延固定されると、レファレンスクロックref_clkと同じ位相を有する内部クロックPH<0>は、ノーマルマルチ位相クロックPH<i>bと同じ位相を有するようになる。ノーマル遅延ライン312の最後の差動遅延セルNDELiのノーマルマルチ位相クロックPH<i>及びPH<i>bは、180゜の位相差を有し、ダミー遅延ライン314の最後の差動遅延セルDDELiのダミーマルチ位相クロックPHD<i>及びPHD<i>bも180゜の位相差を有する。
図示していないが、レファレンス遅延ライン315は、レファレンスクロックref_clkと最後のノーマルマルチ位相クロックPH<i>bとの位相を比較する位相検出器と、前記位相検出器の出力を入力として受けるチャージポンプと、キャパシタを備え、前記チャージポンプの出力を入力として受けるループフィルタとを備えている。そして、レファレンス制御部315は、レファレンスクロックref_clkと最後のノーマルマルチ位相クロックPH<i>bとの位相を比較してこれら2つのクロックの位相差が180゜になるようにレファレンス遅延ライン310の遅延量を調節するようになっている。尚、マルチ位相クロックは差動タイプであるのでノーマルマルチ位相クロックPH<1:i>及びPH<1:i>bと、ダミーマルチ位相クロックPHD<1:i>及びPHD<1:i>bとの間には、内部クロックPH<0>及びPH<0>bを基準に0〜360゜間の位相差を実現することができる。
図5Aの場合では、外部クロックCLK、/CLKのデューティ比が正確に50%であるので、レファレンスクロックref_clkの立ち下がりエッジとマルチ位相クロックPH<i>bの立ち下がりエッジとが一致するようになる。
図5Bは、外部クロックCLK、/CLKのデューティ比が50%でない場合を示している。ここでは外部クロックCLK、/CLKのハイレバル状態である区間がローレベル状態である区間より長い場合を仮定して説明する。
この場合、遅延固定されるとレファレンスクロックref_clkとノーマル遅延ライン312の最後の差動遅延セルNDELiのノーマルマルチ位相クロックPH<i>bとは、位相が一致するようになる。しかし、レファレンスクロックref_clkと比較されるノーマルマルチ位相クロックPH<i>bとは、ノーマルマルチ位相クロックPH<i>とハイレバル状態区間及びローレベル状態区間が異なるクロックであるので、レファレンスクロックref_clkあるいは内部クロックPH<0>の立ち下がりエッジと、ノーマルマルチ位相クロックPH<i>bの立ち下がりエッジとの間には、位相差DEが存在する。位相差DEは、外部クロックCLK、/CLKのデューティエラーの2倍に該当する。また、このような位相差DEは、ダミー遅延ライン314の出力にも適用される。
図6は、図3のクロックインターフェス320を詳細に示した回路図である。
図6に示すように、位相多重化手段となるクロックインターフェス320の4−位相マルチプレクサ330は、2つのi:1マルチプレクサ332、334と、2つの2:1マルチプレクサ336、338とを備えている。
第1マルチプレクサとなるi:1マルチプレクサ332は、FSM370から出力されたiビットの位相選択信号PH_sel<1:i>に応答して、正入力端子in<1:i>及び負入力端子inb<1:i>に各々入力されたノーマルマルチ位相クロックPH<1:i>及びPH<1:i>bのうち一つのマルチ位相クロックを選択的に出力する。
第2マルチプレクサとなるi:1マルチプレクサ334は、FSM370から出力された位相選択信号PH_sel<1:i>に応答して、正入力端子in<1:i>及び負入力端子inb<1:i>に各々入力されたダミーマルチ位相クロックPHD<1:i>及びPHD<1:i>bのうち一つのダミーマルチ位相クロックを選択的に出力する。
第3マルチプレクサとなる2:1マルチプレクサ336は、i:1マルチプレクサ332の出力を第1及び第2正入力端子in<1>及びin<2>と第1及び第2負入力端子inb<1>及びinb<2>で各々印加されて、FSM370から出力された2ビットの偶奇選択信号SEL_odd、SEL_evenに応答して、印加されたi:1マルチプレクサ332の出力を選択的に出力する。
第4マルチプレクサとなる2:1マルチプレクサ338は、i:1マルチプレクサ334の出力を第1及び第2正入力端子in<1>及びin<2>と第1及び第2負入力端子inb<1>及びinb<2>で各々印加されて、FSM370から出力された2ビットの偶奇選択信号SEL_odd、SEL_evenに応答して、印加されたi:1マルチプレクサ334の出力を選択的に出力する。
このようにクロックインターフェス320の4−位相マルチプレクサ330は、レファレンス遅延ライン310のノーマル遅延ライン312から出力されたノーマルマルチ位相クロックのうち一つを選択して位相混合器340に、ノーマル差動クロック対MIXIN、MIXINbとして出力する。また、ダミー遅延ライン314から出力されたダミーマルチ位相クロックのうち一つを選択して位相混合器340に、ダミー差動クロック対MIXIND、MIXINDbとして出力する。
位相混合器340は、4−位相マルチプレクサ330から選択されたノーマル差動クロック対MIXIN、MIXINbとダミー差動クロック対MIXIND、MIXINDbとの位相を各々混合して、2つの差動クロック対の中間の位相を有する混合差動クロック対MIX_clk、MIX_clkbを出力する。位相混合器340は、デューティ補正増幅器360から出力されたデューティ制御電圧Dcc_Vctrl、Dcc_Vctrlbで制御されるようになっている。
図7は、図6のi:1マルチプレクサ332を詳細に示した回路図であり、図7の例では、定電流源を利用したアナログ選択器によってマルチプレクサが構成されている。
図7に示すように、i:1マルチプレクサ332は、i個の単位選択部333と、各単位選択部333の出力端子に共通接続されたPMOSロード部331とを備えている。
最初の単位選択部333は、バイアス電圧Vbiasをゲート入力として受ける定電流源用MOSトランジスタであるNMOSトランジスタM1、NMOSトランジスタM1のドレイン端子にそのソース端子が接続され、正入力端in<1>及び負入力端inb<1>にそのゲートが接続され、該当ビットの正マルチ位相クロック及び負マルチ位相クロックをゲート入力として受ける差動入力用MOSトランジスタ対であるNMOSトランジスタM2及びM3、及びNMOSトランジスタM2及びM3と出力端間に接続され、位相選択信号PH_sel<1>をゲート入力として受ける出力スイッチング用MOSトランジスタ対であるNMOSトランジスタM4及びM5を備えている。この場合、正入力端in<1>及び負入力端inb<1>にはノーマルマルチ位相クロックPH<1>及びPH<1>bが印加される。
最初の単位選択部333に続く別の単位選択部においても、前述した最初単位選択部333と同様の構成となっている。また、ダミーマルチ位相クロックを入力として受けるi:1マルチプレクサ334においても、前述したi:1マルチプレクサ332の構成と同様の構成となっている。
図8は、図6の位相混合器340を詳細に示した回路図である。
図8に示すように、位相混合器340は、ノーマル差動クロック対MIXIN、MIXINbを入力として受け、固定バイアス電圧Vfbiasにバイアスされる固定電流源を有する第1ソース−カップル対342と、ダミー差動クロック対MIXIND、MIXINDbを入力として受け、固定バイアス電圧Vfbiasにバイアスされる固定電流源を有する第2ソース−カップル対343と、第1ソース−カップル対342及び第2ソース−カップル対343の出力端に共通接続され差動増幅器を構成するPMOSロード部341と、デューティ制御電圧Dcc_Vctrl、Dcc_Vctrlbを入力として受け、固定バイアス電圧Vfbiasにバイアスされる固定電流源を有する第1差動増幅部344と、第1差動増幅部344から出力された差動電流をミラーリングして外部クロックCLK、/CLKのデューティ比によって第1ソース−カップル対342及び第2ソース−カップル対343のシンク電流を調節するバイアス調節部345を備えている。
第1ソース−カップル対342は、固定バイアス電圧Vfbiasをゲート入力として受ける固定電流源となる電流源NMOSトランジスタM13と、NMOSトランジスタM13のソースと出力端MIX_clkb、MIX_clkとの間に接続され、ノーマル差動クロック対MIXIN、MIXINbをゲート入力として受ける差動入力NMOSトランジスタM11、M12とを備えている。
また、第2ソース−カップル対343は、固定バイアス電圧Vfbiasをゲート入力として受ける固定電流源となる電流源NMOSトランジスタM17と、NMOSトランジスタM17のソースと出力端MIX_clkb、MIX_clkとの間に接続され、ダミー差動クロック対MIXIND、MIXINDbをゲート入力として受ける差動入力NMOSトランジスタM15、M16とを備えている。
第1差動増幅部344は、固定バイアス電圧Vfbiasをゲート入力として受ける電流源NMOSトランジスタM25と、NMOSトランジスタM25のソースに接続され、デューティ制御電圧Dcc_Vctrl、Dcc_Vctrlbをゲート入力として受ける差動入力NMOSトランジスタM23、M24と、差動入力NMOSトランジスタM23、M24に各々接続されたダイオードカップルPMOSトランジスタM19、M21を備えている。
バイアス調節部345は、第1差動増幅部344のダイオードカップルPMOSトランジスタM19、M21から出力された差動電流IA、IBの各々をミラーリングするPMOSトランジスタである第1MOSトランジスタM20及び第2MOSトランジスタM22と、第1MOSトランジスタM20及び第2MOSトランジスタM22に流れるミラー電流の電流シンクの役割を果たし、各ミラー電流をそれに対応する電圧にミラーリングするダイオードカップルNMOSトランジスタである第3MOSトランジスタM26及び第4MOSトランジスタM27と、第1ソース−カップル対342及び第2ソース−カップル対343の電流源NMOSトランジスタM13及びM17の各々のソース端子に並列に接続され、第1ソース−カップル対342及び第2ソース−カップル対343のバイアスを変更する電流源NMOSトランジスタである第5MOSトランジスタM14及び第6MOSトランジスタM18と、A端子に第5MOSトランジスタM14のゲート端子、B端子に第6MOSトランジスタM18のゲート端子、C端子に第3MOSトランジスタM26のゲート端子、D端子に第4MOSトランジスタM27のゲート端子が各々接続され、バイアス選択信号sel_biasに応答して、A、B端子とC、D端子間に2:2スイッチング動作、即ち、第3MOSトランジスタM26及び第4MOSトランジスタM27のゲート端子と、第5MOSトランジスタM14及び第6MOSトランジスタM18のゲート端子の間のスイッチング、を行うスイッチング手段であるバイアススイッチ346を備えている。
図9は、図3のデューティ補正増幅器360を詳細に示した回路図である。
図9に示すように、デューティ補正増幅器360は、ファイン遅延ライン350の出力クロックiclk、iclkbを差動入力として受ける第2差動増幅部362と、第2差動増幅部362の負出力端に流れる電流をミラーリングする第1電流ミラーリング部364と、第2差動増幅部362の正出力端に流れる電流をミラーリングする第2電流ミラーリング部365と、第1電流ミラーリング部364及び第2電流ミラーリング部365の間にクロス接続された第1カスケードロード368及び第2カスケードロード369と、第1ミラーリング部364及び第2ミラーリング部365の出力電流を充電してデューティ制御電圧Dcc_Vctrl、Dcc_Vctrlbを提供する第1キャパシタC1及び第2キャパシタC2を備えている。
第2差動増幅部362は、接地電源に接続され、第1キャパシタC1及び第2キャパシタC2の容量とトレード−オフできる電流量Itotを提供する定電流源と、該定電流源と出力端との間に接続されファイン遅延ライン350の出力クロックiclk、iclkbをゲート入力として受ける差動入力NMOSトランジスタM37、M38と、差動入力NMOSトランジスタM37、M38と供給電源との間に各々接続され、ロードに作用するダイオードカップルPMOSトランジスタM33、M34を備えている。
第1電流ミラーリング部364は、供給電源と第1カスケードロード368との間に接続されて、第2差動増幅部362の負出力をゲート入力として受けるPMOSトランジスタM31と、供給電源と第2カスケードロード369との間に接続されて、第2差動増幅部362の負出力をゲート入力として受けるPMOSトランジスタM32を備えている。
また、第2電流ミラーリング部365は、供給電源と第1カスケードロード368との間に接続されて、第2差動増幅部362の正出力をゲート入力として受けるPMOSトランジスタM35と、供給電源と第2カスケードロード369との間に接続されて、第2差動増幅部362の正出力をゲート入力として受けるPMOSトランジスタM36を備えている。
第1キャパシタC1は、PMOSトランジスタM31と第1カスケードロード368の接点と接地電源の間に接続され、第2キャパシタC2は、PMOSトランジスタM36と第2カスケードロード369間のノードと接地電源の間に接続される。第1キャパシタ及び第2キャパシタC2は、実質的に同じ容量を有する。
以下、上記のように構成された本発明の実施の形態に係るアナログDLLの動作を説明する。
まず、クロックバッファ300は、外部クロックCLK、/CLKをバッファリングして内部クロックPH<0>、PH<0>bとレファレンスクロックref_clkとを生成する。レファレンス遅延ライン310は、内部クロックPH<0>、PH<0>bを入力として受けてノーマルマルチ位相クロックPH<1:i>、PH<1:i>b及びダミーマルチ位相クロックPHD<1:i>、PHD<1:i>bを出力する。また、レファレンス制御部315は、その内部の位相検出器でレファレンスクロックref_clkと、レファレンス遅延ライン310からのノーマルマルチ位相クロックPH<i>bとを比較して、その結果によってチャージポンプ及びループフィルタを通して制御電圧Vcを生成し、レファレンス遅延ライン310を構成する差動遅延セルNDEL1、NDEL2、…、NDELi及びDDEL1、DDEL2、…、DDELiの遅延量を調節する。
レファレンスループは、遅延固定がなされるまで、上記のようなレファレンス遅延ライン310の遅延量調節動作を繰り返し行う。レファレンスループの遅延固定は、レファレンスクロックref_clkとノーマルマルチ位相クロックPH<i>bとの位相が一致することを意味する。
上記のようにレファレンスループの遅延固定がなされると、FSM370は、レファレンス遅延ライン310から出力されたノーマルマルチ位相クロック対(例えば、PH<1>、PH<1>b)及びダミーマルチ位相クロック対PHD<1>、PHD<1>bを順にファイン遅延ライン350に伝達する。そして、ファイン遅延ライン350に伝達されたクロック対は、遅延モデル354を経てフィードバッククロックfb_clkとしてFSM370内の比較器に順に伝達される。FSM370は、どのクロック対がレファレンスクロックref_clkに最も近接した位相を有するかを検出して制御信号を発生させ、クロックインターフェス320の4−位相マルチプレクサ330で該当クロック対が固定的に選択されて出力されるようにする。この場合、4−位相マルチプレクサ330で選択されて出力されるクロック対の立ち下がりエッジでの位相差は、前述したように外部クロックCLK、/CLKのデューティエラーの2倍に該当し、クロックインターフェス320の位相混合器340は、4−位相マルチプレクサ330の出力のうちMIXIN及びMIXINDと、MIXINb及びMIXINDbとの中間の位相を有する混合差動クロック対MIX_clk、MIX_clkbを出力する。
図8に示すように、初期動作時にはデューティ補正増幅器360が動作しないため、第1ソース−カップル対342及び第2ソース−カップル対343に接続された第5MOSトランジスタM14、第6MOSトランジスタM18は動作しないので、第1ソース−カップル対342及び第2ソース−カップル対343は、同じ電流IrefによりMIXIN及びMIXINDと、MIXINb及びMIXINDbとの立ち下がりエッジを混合してほぼ50%のデューティ比を有する混合差動クロック対MIX_clk、MIX_clkbをファイン遅延ライン350に伝達する。遅延量が調節されたファイン遅延ライン350を通過して出力された差動クロック対iclk、iclkbは、デューティ補正増幅器360に入力される。
しかし、外部クロックCLK、/CLKのデューティエラーが増加する場合には、位相混合器340で混合されるクロックの立ち下がりエッジが重なる部分が次第に減少し、非線型特性のためある程度のデューティエラーが継続して存在するようになる。
本発明ではこのように外部クロックCLK、/CLKのデューティエラーが大きい場合に残存し得るデューティエラーを除去するために、デューティ補正増幅器360を追加的に備えており、デューティ補正増幅器360から出力されたデューティ制御電圧Dcc_Vctrl、Dcc_Vctrlbを利用して位相混合器340内の第1ソース−カップル対342及び第2ソース−カップル対343のバイアスを変化させることによって、固定された混合量を調節して微細なデューティエラーを除去できるようになっている。
図9に示すように、ファイン遅延ライン350を通過した差動クロック対iclk、iclkbがデューティ補正増幅器360の第2差動増幅部362に入力されると、第2差動増幅部362の副出力端にはクロックiclkのハイレバル区間に対応する電流IXが流れ、第2差動増幅部362の正出力端にはクロックiclkbのハイレバル区間に対応する電流IYが流れる。電流IXは、第1電流ミラーリング部364でミラーリングされてk(IX−IY)ほどの電流が第1キャパシタC1に充電されるので、電流IYは、第2電流ミラーリング部365でミラーリングされ、k(IY−IX)程度の電流が第2キャパシタC2に充電される。ここで、kは第2差動増幅部362の利得に対応する定数である。
クロックiclk及びiclkbのデューティ比が同じ場合には、第1キャパシタC1及び第2キャパシタC2に充電される電流が同一となるので、デューティ制御電圧Dcc_Vctrl及びDcc_Vctrlbは、同一となり得る。しかし、微細なデューティエラーが存在する場合には、デューティ制御電圧Dcc_Vctrl及びDcc_Vctrlbにも差が存在する。
また、図8に示すように、このようなデューティ制御電圧Dcc_Vctrl及びDcc_Vctrlbは、位相混合器340内の第1差動増幅部344に印加されて電流IA及びIBを決定する。電流IA及びIBは、バイアス調節部345でミラーリングされてバイアススイッチ346のC端子及びD端子の電圧を決定する。バイアススイッチ346は、バイアス選択信号sel_biasに応答してA、B端子とC、D端子を選択的に連結する。バイアス選択信号sel_biasは、FSM370内の比較器で把握された外部クロックCLK、/CLKのデューティエラーの方向性(デューティエラーが50%より大きい方向であるか50%より小さい方向であるか)を反映する信号であって、この信号によってバイアススイッチ346の連結状態が変わって第1第2ソース−カップル対342及び第2ソース−カップル対343に接続された第5MOSトランジスタM14及び第6MOSトランジスタM18のバイアスを変化させる。このようにして固定バイアス電圧Vbiasによりハーフ混合で固定された混合量を調節することができ、これにより微細なデューティエラーを除去することができる。
図10A及び図10Bは、外部クロックCLKのデューティエラーの方向性と位相混合器340の入力クロックMIXIN、MIXINDの立ち下がりエッジの位相関係とに基づくバイアススイッチ346の選択例を説明するためのタイミングチャートである。
図10Aは、外部クロックCLKのデューティエラーがデューティ比50%より大きい方向に発生した場合を示している。
この場合、位相混合器340の入力クロックMIXINの立ち下がりエッジが、MIXINDの立ち下がりエッジより位相が遅い場合(図10Aの(A)の場合)、バイアススイッチ346のA端子とC端子とを連結し、B端子とD端子とを連結するようにバイアス選択信号sel_biasを選択するとよい。
これに対し、位相混合器340の入力クロックMIXINの立ち下がりエッジが、MIXINDの立ち下がりエッジより位相が早い場合(図10Aの(B)の場合)には、バイアススイッチ346のA端子とD端子とを連結し、B端子とC端子とを連結するようにバイアス選択信号sel_biasを選択するとよい。
図10Bは、外部クロックCLKのデューティエラーがデューティ比50%より小さい方向に発生した場合を示している。
この場合、位相混合器340の入力クロックMIXINの立ち下がりエッジが、MIXINDの立ち下がりエッジより位相が遅い場合(図10Bの(A)の場合)にはバイアススイッチ346のA端子とD端子とを連結し、B端子とC端子とを連結するようにバイアス選択信号sel_biasを選択するとよい。
これに対し、位相混合器340の入力クロックMIXINの立ち下がりエッジが、MIXINDの立ち下がりエッジより位相が早い場合(図10Bの(B)の場合)には、バイアススイッチ346のA端子とC端子とを連結し、B端子とD端子とを連結するようにバイアス選択信号sel_biasを選択するとよい。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明したが、本発明は、上述した実施の形態に制限されるべきものではなく、本発明の技術的範囲を逸脱しない範囲で種々の変形等が可能であり、これらも本発明の技術的範囲に属する。
例えば、上記の実施の形態では外部クロックの立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジからデータを出力するシステムを一例として説明したが、本発明は、外部クロックの立ち上がりエッジまたは立ち下がりエッジのみからデータを出力するシステムにも適用することができる。
従来の技術に係るDCCを備えたDLLを概略的に示した回路図である。 フィードバックタイプのDCCを備えたDLLの出力端の構成を示した回路図である。 本発明の一実施の形態に係る階層的遅延ラインを備えたアナログDLLを概略的に示した回路図である。 図3のレファレンス遅延ラインを詳細に示した回路図である。 図4のレファレンス遅延ラインから出力されたマルチ位相クロックのタイミングチャートである。 図4のレファレンス遅延ラインから出力されたマルチ位相クロックのタイミングチャートである。 図3のクロックインターフェス320を詳細に示した回路図である。 図6のi:1マルチプレクサを詳細に示した回路図である。 図6の位相混合器を詳細に示した回路図である。 図3のデューティ補正増幅器を詳細に示した回路図である。 外部クロックのデューティエラーの方向性と位相混合器の入力クロックの立ち下がりエッジの位相関係とに基づくバイアススイッチの選択例を説明するためのタイミングチャートである。 外部クロックのデューティエラーの方向性と位相混合器の入力クロックの立ち下がりエッジの位相関係とに基づくバイアススイッチの選択例を説明するタイミングチャートである。
符号の説明
310 レファレンス遅延ライン
315 レファレンス制御部
320 クロックインターフェス
330 4−位相マルチプレクサ
340 位相混合器
350 ファイン遅延ライン
360 デューティ補正増幅器

Claims (12)

  1. 内部クロックを入力として受けてノーマルマルチ位相クロックとダミーマルチ位相クロックを出力するレファレンス遅延ラインと、
    該レファレンス遅延ラインと共にレファレンスループを構成し、レファレンスクロックと最後のマルチ位相クロックとの位相を比較してこれら2つのクロックの位相差が180゜になるように前記レファレンス遅延ラインの遅延量を調節するレファレンス制御手段と、
    遅延固定された前記レファレンス遅延ラインから出力されたクロックのうち一つのノーマルマルチ位相クロック及びダミーマルチ位相クロックを選択して選択された2つのクロックの位相を混合してデューティ補正を行うクロックインターフェスと、
    該クロックインターフェスから出力された混合クロックを入力として受けるファイン遅延ラインと、
    該ファイン遅延ラインの出力に対して実際のクロック経路の遅延値を摸写する遅延モデルと、
    該遅延モデル及び前記ファイン遅延ラインと共にファインループを構成し、前記遅延モデルから出力されたフィードバッククロックと前記レファレンスクロックとを比較して前記ファイン遅延ラインの遅延量を制御するファイン制御手段と、
    前記レファレンスクロック及び前記フィードバッククロックが印加されて前記クロックインターフェスを制御する制御手段と、
    遅延固定された前記ファイン遅延ラインの出力クロックを入力として受けて前記クロックインターフェスのデューティ補正動作を補助するデューティ補正増幅手段と
    を備えていることを特徴とするアナログ遅延固定ループ。
  2. 前記レファレンス遅延ラインは、
    前記内部クロックを入力として受ける、直列連結された複数の差動遅延セルを備え、ノーマルマルチ位相クロックを生成するノーマル遅延ラインと、
    前記ノーマル遅延ラインの最後のノーマルマルチ位相クロックをクロスして受ける、直列連結された複数の差動遅延セルを備えたダミー遅延ラインと
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載のアナログ遅延固定ループ。
  3. 前記クロックインターフェスは、
    前記制御手段に制御されて前記レファレンス遅延ラインから出力されたクロックのうち一つのノーマルマルチ位相クロック及びダミーマルチ位相クロックを選択する位相多重化手段と、
    前記位相多重化手段から選択された2つのクロックの位相を混合する位相混合手段と
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載のアナログ遅延固定ループ。
  4. 前記位相多重化手段は、
    前記制御手段から出力された位相選択信号に応答して前記ノーマルマルチ位相クロックのうち一つのマルチ位相クロックを選択的に出力する第1マルチプレクサと、
    前記位相選択信号に応答して前記ダミーマルチ位相クロックのうち一つのマルチ位相クロックを選択的に出力する第2マルチプレクサと、
    前記制御手段から出力された偶奇選択信号に応答して前記第1マルチプレクサの出力を選択的に出力する第3マルチプレクサと、
    前記偶奇選択信号に応答して前記第2マルチプレクサの出力を選択的に出力する第4マルチプレクサと
    を備えていることを特徴とする請求項3に記載のアナログ遅延固定ループ。
  5. 前記位相混合手段は、
    前記位相多重化手段から出力されたノーマル差動クロック対を入力として受け、固定電流源を有する第1ソース−カップル対と、
    前記位相多重化手段から出力されたダミー差動クロック対を入力として受け、固定電流源を有する第2ソース−カップル対と、
    第1ソース−カップル対及び第2ソース−カップル対の出力端に共通接続され差動増幅を構成するロード部と、
    前記デューティ調整増幅手段から出力されたデューティ制御電圧を入力として受ける第1差動増幅部と、
    前記第1差動増幅部から出力された差動電流をミラーリングして外部クロックのデューティ比によって前記第1ソース−カップル対及び第2ソース−カップル対のシンク電流を調節するバイアス調節部と
    を備えていることを特徴とする請求項3に記載のアナログ遅延固定ループ。
  6. 前記バイアス調節部は、
    前記第1差動増幅部から出力された前記差動電流をミラーリングする第1MOSトランジスタ及び第2MOSトランジスタと、
    前記第1MOSトランジスタ及び第2MOSトランジスタに流れるミラー電流の電流シンクの役割を果たし、各ミラー電流をそれに対応する電圧にミラーリングする第3MOSトランジスタ及び第4MOSトランジスタと、
    前記第1ソース−カップル対及び第2ソース−カップル対の固定電流源の各々に並列に接続され、前記第1ソース−カップル対及び第2ソース−カップル対のバイアスを変更する第5MOSトランジスタ及び第6MOSトランジスタと、
    前記制御手段から出力されたバイアス選択信号に応答して、前記第3MOSトランジスタ及び第4MOSトランジスタのゲート端子と、前記第5MOSトランジスタ及び第6MOSトランジスタのゲート端子の間のスイッチング動作を行うスイッチング手段と
    を備えていることを特徴とする請求項5に記載のアナログ遅延固定ループ。
  7. 前記デューティ補正増幅手段は、
    前記ファイン遅延ラインの出力クロックを差動入力として受ける第2差動増幅部と、
    該第2差動増幅部の負出力端に流れる電流をミラーリングする第1電流ミラーリング部と、
    前記第2差動増幅部の正出力端に流れる電流をミラーリングする第2電流ミラーリング部と、
    前記第1電流ミラーリング部及び第2電流ミラーリング部の間にクロス接続された第1カスケードロード及び第2カスケードロードと、
    前記第1ミラーリング部及び第2ミラーリング部の出力電流を充電して前記デューティ制御電圧を提供する第1キャパシタ及び第2キャパシタと
    を備えていることを特徴とする請求項5または6に記載のアナログ遅延固定ループ。
  8. 前記第1マルチプレクサ及び第2マルチプレクサは、
    バイアス電圧をゲート入力として受ける電流源用MOSトランジスタ、該当ビットの正マルチ位相クロック及び負マルチ位相クロックをゲート入力として受ける差動入力用MOSトランジスタ対、及び前記位相選択信号をゲート入力として受ける出力スイッチング用MOSトランジスタ対を備えた複数の単位選択部と、
    前記複数の単位選択部の出力端子に共通接続されたロード部と
    を備えていることを特徴とする請求項4に記載のアナログ遅延固定ループ。
  9. 前記第1キャパシタ及び第2キャパシタは、実質的に同じ容量を有することを特徴とする請求項7に記載のアナログ遅延固定ループ。
  10. 前記レファレンスクロックが、前記内部クロックと実質的に同じ位相を有するものであることを特徴とする請求項1に記載のアナログ遅延固定ループ。
  11. 前記レファレンスクロックとして前記内部クロックが使用されるようになっていることを特徴とする請求甲10に記載のアナログ遅延固定ループ。
  12. 前記レファレンス遅延ラインは、
    前記レファレンスクロックと前記最後のマルチ位相クロックとの位相を比較する位相検出器と、
    前記位相検出器の出力を入力として受けるチャージポンプと、
    キャパシタを備え、前記チャージポンプの出力を入力として受けるループフィルタと
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載のアナログ遅延固定ループ。

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