JP2004192625A - 設定システム、電子機器、及びプログラム - Google Patents

設定システム、電子機器、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 あるユーザによって設定された電子機器の動作制御に反映される設定項目の設定内容を他のユーザによって無闇に変更されることを防ぐ。
【解決手段】 設定変更指示(設定項目の設定内容の変更要求)があると(S101:YES)、要求された時刻が現在の設定内容を監視する監視期間内であるか否かを判定し(S105)、監視期間内であると判定された場合には(S105:YES)、監視期間内である旨のメッセージを出力する(S108、S115)。
【選択図】 図10

Description

本発明は、電子機器の動作制御に反映される設定項目の設定内容を、当該電子機器にネットワークを介して接続された端末装置から設定する設定システム、電子機器、及びプログラムに関し、特に、あるユーザが設定した設定した設定内容を無闇に、他のユーザによって変更されてしまうことを防ぐことが可能な設定システム、電子機器、及びプログラムに関する。
プリンタとパーソナルコンピュータとを通信可能に接続し、パーソナルコンピュータからプリンタへ出力データを送信し、プリンタで出力データを出力するネットワークシステムが構築されている。そして、ネットワークシステムは、パーソナルコンピュータからプリンタの動作制御に反映される設定項目の設定内容を設定/変更することが可能に構築されており、プリンタは設定項目の設定内容に従って動作する。このようにプリンタを遠隔操作する技術が従来から提供されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−203087号公報
ところが、複数のユーザがプリンタを共有している場合、ユーザAが自己の使用目的に合わせて設定項目の設定内容を変更したが、ユーザAが変更した設定内容でのプリンタの使用を終える前に、ユーザBがユーザAによって設定された設定内容を変更することも考えられる。このような場合、ユーザAがプリンタを使用すると、自己の使用目的に合わない設定内容でプリンタが動作するという問題がある。また、このような問題が想定されるため、ユーザBは勝手に設定内容を変更してよいものか迷うという問題もある。このことから、自己が行った設定内容を他のユーザに変更されないようにするために、当該設定内容にプロテクトをかけることも考えられるが、設定内容の変更を行ったユーザがプリンタの使用後にプロテクトを外し忘れると、他のユーザは自己の使用目的に合わせて設定内容を変更することができないという問題が発生する。
そこで、本発明は、あるユーザによって設定された電子機器の動作制御に反映される設定項目の設定内容を他のユーザによって無闇に変更されることがなく、且つ、他のユーザが設定内容をいつまでも変更できないようなことが生じない設定システム、電子機器、及びプログラムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の設定システムは、ネットワークを介して電子機器及び複数の端末装置が接続され、前記電子機器の動作制御に反映される設定項目の設定内容を、前記端末装置から設定する設定システムであって、前記設定内容に対する監視期間を決定する決定手段と、前記端末装置から前記設定項目の設定内容について変更が要求された際に、要求時点が当該変更の要求された設定項目の設定内容を監視する前記監視期間内にあるか否かを判断する判断手段と、前記判断手段によって前記要求時点が前記監視期間内にないと判断された場合は、前記変更が要求された設定項目の設定内容を前記要求に応じた設定内容に変更し、前記判断手段によって前記要求時点が前記監視期間内にあると判断された場合は、前記変更が要求された設定項目の設定内容の変更を拒否し、或いは、前記要求に基づくメッセージを出力する処理手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項26に記載の電子機器は、ネットワークを介して電子機器及び複数の端末装置が接続され、前記電子機器の動作制御に反映される設定項目の設定内容を、前記端末装置から設定する設定システムを構成する電子機器であって、前記設定内容に対する監視期間を決定する決定手段と、前記端末装置から前記設定項目の設定内容について変更が要求された際に、要求時点が当該変更の要求された設定項目の設定内容を監視する前記監視期間内にあるか否かを判断する判断手段と、前記判断手段によって前記要求時点が前記監視期間内にないと判断された場合は、前記変更が要求された設定項目の設定内容を前記要求に応じた設定内容に変更し、前記判断手段によって前記要求時点が前記監視期間内にあると判断された場合は、前記変更が要求された設定項目の設定内容の変更を拒否し、或いは、前記要求に基づくメッセージを出力する処理手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項29に記載のプログラムは、ネットワークを介して電子機器及び複数の端末装置が接続され、前記電子機器の動作制御に反映される設定項目の設定内容を、前記端末装置から設定する設定システムを構成する電子機器であるコンピュータを、前記設定内容に対する監視時間を決定する決定手段、前記端末装置から前記設定項目の設定内容について変更が要求された際に、要求時点が当該変更の要求された設定項目の設定内容を監視する前記監視期間内にあるか否かを判断する判断手段、前記判断手段によって前記要求時点が前記監視期間内にないと判断された場合は、前記変更が要求された設定項目の設定内容を前記要求に応じた設定内容に変更し、前記判断手段によって前記要求時点が前記監視期間内にあると判断された場合は、前記変更が要求された設定項目の設定内容の変更を拒否し、或いは、前記要求に基づくメッセージを出力する処理手段、として機能させることを特徴とする。
請求項1、請求項26、請求項29によると、ユーザが監視期間内にある設定項目の設定内容を変更しようとすると、設定内容の変更が拒否され、或いは、メッセージが出力されるので、監視期間内にある設定項目の設定内容が変更される状況を防ぐことができ、或いは、ユーザに設定内容が監視期間内にあることを知らせることが可能になる。また、ユーザは監視期間外では設定項目の設定内容の変更が拒否されないので、いつまでも設定項目の設定内容を変更することができないという状況を防ぐことも可能になる。
なお、前記監視期間は、前記設定内容が設定されてからの時間により規定することができる(請求項2)。この場合、設定システムは、任意の時間を入力する入力手段をさらに備え、前記決定手段は、前記入力手段により入力された時間間隔に基づいて監視期間を決定することができる(請求項3)。この構成によれば、制限を掛けたい時間を入力することができる。
あるいは、前記監視期間は、前記監視期間の終了時刻により規定することができる(請求項4)。この場合、設定システムは、任意の時刻を入力する入力手段をさらに備え、前記決定手段は、前記入力手段により入力された時刻に基づいて監視期間を決定することができる(請求項5)。この構成によれば制限を解除する時刻を指定することができる。
請求項6に記載の設定システムは、前記メッセージは、前記監視期間内に設定内容の変更を要求したユーザに対して出力される、前記監視期間内にある旨のメッセージであることを特徴とする。請求項6によると、監視期間内に設定内容の変更を要求したユーザに対して、監視期間内にある旨のメッセージが出力されるので、要求時点が設定内容の監視期間内にあることを容易に把握することができる。
請求項7に記載の設定システムは、前記メッセージは、前記処理手段によって変更される前の設定内容を要求したユーザに対して出力される、前記監視期間内に設定内容の変更が行われたことを通知する旨のメッセージであることを特徴とする。請求項7によると、監視期間内に設定内容が変更されると、変更前の設定内容を要求したユーザにその旨が通知されるので、変更前の設定内容を要求したユーザはこの状況に対処しやすくなる。
請求項8に記載の設定システムは、ネットワークを介して電子機器及び複数の端末装置が接続され、前記電子機器の動作制御に反映される設定項目の設定内容を、前記端末装置から設定する設定システムであって、前記設定内容により前記電子機器の動作制御が行われる制御回数を決定する決定手段と、前記端末装置から前記設定項目の設定内容について変更が要求された際に、要求時点において、当該変更の要求された設定項目の設定内容による前記電子機器の動作回数が前記制御回数を越えたか否かを判断する判断手段と、前記判断手段によって前記要求時点での前記設定内容による前記電子機器の動作が前記設定回数を越えたと判断された場合は、前記変更が要求された設定項目の設定内容を前記要求に応じた設定内容に変更し、前記判断手段によって前記要求時点での前記電子機器の前記設定内容による動作が前記制御回数以内であると判断された場合は、前記変更が要求された設定項目の設定内容の変更を拒否し、或いは、前記要求に基づくメッセージを出力する処理手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項27に記載の電子機器は、ネットワークを介して電子機器及び複数の端末装置が接続され、前記電子機器の動作制御に反映される設定項目の設定内容を、前記端末装置から設定する設定システムを構成する電子機器であって、前記設定内容に対する前記電子機器の動作制御が行われる制御回数を決定する決定手段と、前記端末装置から前記設定項目の設定内容について変更が要求された際に、要求時点において、当該変更の要求された設定項目の設定内容による前記電子機器の動作回数が前記制御回数を越えたか否かを判断する判断手段と、前記判断手段によって前記要求時点での前記設定内容による前記電子機器の動作が前記設定回数を越えたと判断された場合は、前記変更が要求された設定項目の設定内容を前記要求に応じた設定内容に変更し、前記判断手段によって前記要求時点での前記設定内容による前記電子機器の動作が前記設定回数越えていないと判断された場合は、前記変更が要求された設定項目の設定内容の変更を拒否し、或いは、前記要求に基づくメッセージを出力する処理手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項30に記載のプログラムは、ネットワークを介して電子機器及び複数の端末装置が接続され、前記電子機器の動作制御に反映される設定項目の設定内容を、前記端末装置から設定する設定システムを構成する電子機器であるコンピュータを、前記設定内容に対する前記電子機器の動作制御が行われる制御回数を決定する決定手段、前記端末装置から前記設定項目の設定内容について変更が要求された際に、要求時点において、当該変更の要求された設定項目の設定内容による前記電子機器の動作回数が前記制御回数を越えたか否かを判断する判断手段、前記判断手段によって前記要求時点での前記設定内容による前記電子機器の動作が前記設定回数を越えたと判断された場合は、前記変更が要求された設定項目の設定内容を前記要求に応じた設定内容に変更し、前記判断手段によって前記要求時点での前記設定内容による前記電子機器の動作が前記設定回数越えていないと判断された場合は、前記変更が要求された設定項目の設定内容の変更を拒否し、或いは、前記要求に基づくメッセージを出力する処理手段、として機能させることを特徴とする。
請求項8、請求項27、請求項30によると、電子機器の動作が制御回数に満たない内にユーザが監視期間内にある設定項目の設定内容を変更しようとすると、設定内容の変更が拒否され、或いは、メッセージが出力されるので、所定回数の動作が行われない内にある設定項目の設定内容が変更される状況を防ぐことができ、或いは、ユーザに電子機器の動作が制御回数内にあることを知らせることが可能になる。また、電子機器の動作が制御回数を越えた場合にはユーザによる設定項目の設定内容の変更が拒否されないので、いつまでも設定項目の設定内容を変更することができないという状況を防ぐことも可能になる。
請求項9に記載の設定システムによれば、前記端末装置は、前記電子機器にジョブの実行を指令する手段を備え、前記電子機器は、前記端末装置により指令されるジョブを実行するジョブ実行手段を備え、前記決定手段は、前記ジョブ実行手段によるジョブの実行回数を制御回数として設定することを特徴とする。この構成によれば、ジョブ実行に先立って変更した設定にてジョブを実行するまで、設定変更に制限をかけることができる。
請求項10に記載の設定システムは、前記メッセージは、前記電子機器の動作回数が前記制御回数以内の時に設定内容の変更を要求したユーザに対して出力される、前記電子機器の動作回数が前記制御回数以内である旨のメッセージであることを特徴とする。
請求項11に記載の設定システムは、前記メッセージは、前記処理手段によって変更される前の設定内容を要求したユーザに対して出力される、前記電子機器の動作回数が前記制御回数以内の時に設定内容の変更が行われたことを通知する旨のメッセージであることを特徴とする。請求項11によると、前記電子機器の動作回数が前記制御回数に満たないうちに設定内容が変更されると、変更前の設定内容を要求したユーザにその旨が通知されるので、変更前の設定内容を要求したユーザはこの状況に対処しやすくなる。
請求項12に記載の設定システムは、前記変更が要求された設定項目の設定内容を現在の設定内容へ変更したユーザに対して、当該設定内容の変更の許可を要請する要請手段をさらに備えたことを特徴とする。請求項12によると、現在の設定内容へ変更したユーザに対して、当該設定内容の変更の許可を要請するので、監視期間内であっても電子機器を自分の使用目的に合った設定内容で利用できる可能性がある。
請求項13に記載の設定システムは、前記設定内容を有効にする期間として前記端末装置から指定された有効期間が終了したか否かを判断する有効終了判断手段をさらに備えており、前記処理手段は、前記有効終了判断手段によって前記有効期間が終了したと判断されると、前記有効期間前の設定内容に戻すことを特徴とする。請求項13によると、有効期間が経過した後に有効期間前の設定内容に戻すので、電子機器の共有に融通を持たせることが可能になる。
請求項14に記載の設定システムは、前記設定内容の変更を延期する期間として前記端末装置から指定された延期期間が終了したか否かを判断する延期終了判断手段をさらに備えており、前記処理手段は、前記延期終了判断手段によって前記延期期間が終了したと判断されると、前記端末装置から変更が要求された設定項目の設定内容を前記要求に応じた設定内容に変更することを特徴とする。請求項14によると、延期期間が経過した後にユーザによって要求された設定内容に変更されるので、電子機器の共有に融通を持たせることが可能になる。
請求項15に記載の設定システムにおいては、ネットワークを介して前記端末装置および複数の前記電子機器と接続された設定管理装置が存在し、前記設定管理装置は複数の前記電子機器に対しての設定入力手段を備え、前記設定内容は、前記端末装置から前記設定入力手段を用いて入力された内容が設定されること、を特徴とする。この構成によれば、設定管理装置へアクセスして設定入力手段を使うだけで、各電子機器にアクセスすることなくそれぞれの設定を行うことができる。
請求項16に記載の設定システムは、前記設定管理装置が前記端末装置のうちの1つであることを特徴としている。すなわち、設定管理装置そのものから電子機器の設定を行うことができる。
請求項17に記載の設定システムにおいては、前記設定管理装置は、複数の前記電子機器のうちの少なくとも1つを設定対象として選択する電子機器選択手段を備え、前記設定入力手段に対して入力された内容は、前記電子機器選択手段により選択された少なくとも1つの電子機器の各々の設定内容として設定されることを特徴としている。
請求項18に記載の設定システムによれば、前記端末装置は、前記電子機器に所定の通信プロトコルを用いてジョブの実行を指令する手段を備え、前記電子機器は、前記端末装置から所定の通信プロトコルで指令されたジョブを実行するジョブ実行手段を備え、前記設定内容は、前記電子機器が前記通信プロトコルにて通信する際に用いられる設定であることを特徴としている。この構成によれば、電子機器の動作の実行指令に影響を与える設定内容について、設定変更に制限をかけることができる。
請求項19に記載の設定システムによれば、前記電子機器は印刷手段を備え、前記設定内容は、前記電子機器が実行する印刷ジョブにおける印刷出力形式に関する設定内容であることを特徴とする。ここで、前記印刷出力形式に関する設定内容は、デフォルトバナーの設定を含むことができる(請求項19)。
請求項21に記載の設定システムによれば、前記電子機器は印刷手段を備え、前記設定内容は、前記電子機器が実行する印刷ジョブに用いる用紙の供給元に関する設定内容であることを特徴とする。ここで、前記電子機器は、複数の種類の印刷用紙を利用可能であり、 前記用紙の供給元に関する設定内容は、使用する用紙のデフォルト設定を含むことが可能である(請求項22)。あるいは、前記電子機器は、利用可能な複数の種類の印刷用紙をそれぞれ格納する複数のトレーを備え、前記用紙の供給元に関する設定内容は、デフォルトトレーの設定を含むことができる(請求項21)。
請求項24に記載の設定システムは、前記電子機器がジョブの実行に割り込んだ処理を実行する割り込み処理実行手段を備え、前記設定内容は、前記割り込み処理実行手段に割り込み処理の実行を許可/禁止する設定を含むことを特徴としている。この構成によれば、ジョブの実行中に割り込み(リセットやテスト印字)が掛けられてジョブが中断すること、を防ぐことができる。
請求項25に記載の設定システムは、ネットワークを介して電子機器及び複数の端末装置が接続され、前記電子機器の動作制御に反映される設定項目の設定内容を、前記端末装置から設定する設定システムであって、前記端末装置から前記設定項目の設定内容について変更が要求された際に、当該変更が要求された設定項目の設定内容を前記要求に応じた設定内容に変更して設定する設定手段と、前記設定手段によって設定される設定内容に対して、前記設定手段による設定を行った端末装置のユーザによって入力されたメッセージを当該変更された設定項目に対応付けて登録する登録手段と、前記設定項目に対するメッセージの出力指令に応じて、前記登録手段によって前記設定項目に対応付けて登録されたメッセージを出力する処理手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項28に記載の電子機器は、ネットワークを介して電子機器及び複数の端末装置が接続され、前記電子機器の動作制御に反映される設定項目の設定内容を、前記端末装置から設定する設定システムを構成する電子機器であって、前記端末装置から前記設定項目の設定内容について変更が要求された際に、当該変更が要求された設定項目の設定内容を前記要求に応じた設定内容に変更して設定する設定手段と、前記設定手段によって設定される設定内容に対して、前記設定手段による設定を行った端末装置のユーザによって入力されたメッセージを当該変更された設定項目に対応付けて登録する登録手段と、前記設定項目に対するメッセージの出力指令に応じて、前記登録手段によって前記設定項目に対応付けて登録されたメッセージを出力する処理手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項31に記載のプログラムは、ネットワークを介して電子機器及び複数の端末装置が接続され、前記電子機器の動作制御に反映される設定項目の設定内容を、前記端末装置から設定する設定システムを構成する電子機器であるコンピュータを、前記端末装置から前記設定項目の設定内容について変更が要求された際に、当該変更が要求された設定項目の設定内容を前記要求に応じた設定内容に変更して設定する設定手段、前記設定手段によって設定される設定内容に対して、前記設定手段による設定を行った端末装置のユーザによって入力されたメッセージを当該変更された設定項目に対応付けて登録する登録手段、前記設定項目に対するメッセージの出力指令に応じて、前記登録手段によって前記設定項目に対応付けて登録されたメッセージを出力する処理手段、として機能させることを特徴とする。
請求項25、請求項28、請求項31によると、設定項目の設定を行ったユーザが入力したメッセージが出力されるので、現在の設定を行ったユーザの意図に反して他のユーザが設定項目の設定内容を変更する状況を防ぐことが可能になる。
尚、請求項29〜31に記載のプログラムは、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)などのリムーバブル型記録媒体などのコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録して配布可能である他、インターネットなどの通信ネットワークを介して配布可能である。
以下、本発明の実施の形態である設定システムについて図面を参照しつつ説明する。
まず、本発明の実施の形態における設定システムについて図1及び図2を参照しつつ説明する。図1は、設定システムのシステム構成の一例を示す図である。図2は、図1の設定システムを構成する装置の装置構成の一例を示す図である。
設定システム1は、図1に示すように、パーソナルコンピュータ2:2a、2b、2c、2d、…と、プリンタ3と、ルータ4とを備えており、夫々、LAN(Local Area Network)5のLANケーブルに接続されている。この設定システム1のプリンタ3及びパーソナルコンピュータ2は、LAN5を介して互いに通信可能になっており、また、ルータ4を介して設定システム1外の機器とデータの送受信を行うことができるようになっている。但し、設定システム1は、各パーソナルコンピュータ2a、2b、2c、2d、…からプリンタ3の動作制御に反映される設定項目の設定内容を設定することが可能なシステムである。
パーソナルコンピュータ2:2a、2b、2c、2d、…は、図2(a)に示すように、CPU21と、ROM22と、RAM23と、HDD24と、操作部25と、表示部26と、インターフェース27とを備えている。
CPU(Central Processing Unit)21は、各種演算及び処理を行うものであって、中央演算処理装置として機能する。本実施の形態におけるCPU21は、随時、ROM22からプリンタ3の動作制御に反映される設定項目の設定内容及び設定項目の保護内容をユーザが後述する図3の設定画面を利用して入力するための変更内容入力プログラム(この変更内容入力プログラムには図12のルーチンが含まれている。)を読み出し、読み出した変更内容入力処理を実行する。また、CPU21は、プリンタ3からの要求に応じて各種メッセージを表示部26に出力する処理などを実行する。
ROM(Read Only Memory)22は、読み出し専用の記憶装置であって、パーソナルコンピュータ2の主記憶装置の一部を構成するものである。本実施の形態におけるROM22には、システムプログラムや、変更内容入力プログラムなど、各種プログラムが格納されている。RAM(Random Access Memory)23は、読み出し・書き込み可能な揮発性記憶装置であって、ROM22と同様にパーソナルコンピュータ2の主記憶装置の一部を構成するものである。RAM23には、データ処理の中間結果を格納するためのワークエリアなどが備えられている。HDD(Hard Disk Drive)24は、読み出し・書き込み可能な記憶装置(ハードディスク)、及び、その読み取り装置である。
操作部25は、パーソナルコンピュータ2の入力装置を構成するものである。この操作部25は、所定数の入力キーを並べてなるキーボードやマウスなどのポインティングデバイスなどで構成されている。表示部26は、ディスプレイなどにより情報を出力して表示する表示装置であり、例えば、液晶表示器やプラズマ表示器などにより構成される。尚、液晶表示器には、STN方式やDSTN方式などの単純マトリックス方式のものや、TFTなどのアクティブマトリックス方式のものなどがある。インターフェース27は、パーソナルコンピュータ2をLAN5に接続し、パーソナルコンピュータ2とLAN5の先に接続されているプリンタ3などの各装置との間の通信を可能にするものである。
プリンタ3は、図2(b)に示すように、CPU31と、ROM32と、RAM33と、EEPROM34と、操作部35と、表示部36と、印字部37と、インターフェース38とを備えている。
CPU31は、各種演算及び処理を行うものであって、中央演算処理装置として機能する。本実施の形態におけるCPU31は、電源投入時などに、ROM32から図10及び図11を参照しつつ後述するプリンタ3の動作制御に反映される設定内容をパーソナルコンピュータ2などからの要求に応じて変更するための設定変更プログラムを読み出し、読み出した設定変更プログラムに沿って設定変更処理を実行する。
ROM32は、読み出し専用の記憶装置であって、プリンタ3の主記憶装置の一部を構成するものである。本実施の形態におけるROM32には、システムプログラムや、図10及び図11を参照しつつ後述する設定変更プログラムなど、各種プログラムが格納されている。RAM33は、読み出し・書き込み可能な揮発性記憶装置であって、ROM32と同様にプリンタ3の主記憶装置の一部を構成するものである。RAM33には、データ処理の中間結果を格納するためのワークエリアなどが備えられている。EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)34は、読み出し・書き込み可能であって、電源オフ時にもデータを記憶し続けることが可能な記憶装置である。本実施の形態のEEPROM34には、図7を参照しつつ後述するユーザ管理データベース41と、図8を参照しつつ後述する変更履歴データベース42と、図9を参照しつつ説明する変更予約データベース43などが記憶されている。
操作部35は、プリンタ3の入力装置を構成するものである。この操作部35は、所定数の入力キーを並べてなるキーボードや、表示部36の表示面に貼付されたタッチパネルなどで構成されている。表示部36は、ディスプレイなどにより情報を出力して表示する表示装置であり、例えば、液晶表示器やプラズマ表示器などにより構成される。印字部37は、モノクロ又はカラーによる文字又は画像の印刷機能を提供するものである。インターフェース38は、プリンタ3をLAN5に接続し、プリンタ3とLAN5の先に接続されているパーソナルコンピュータ2などの各装置との間の通信を可能にするものである。
以下、ユーザがプリンタ3の動作制御に反映される設定項目の設定内容及び設定項目の保護内容を入力する設定画面について図3を参照しつつ説明する。図3(a)は、設定項目の設定内容を入力する設定内容設定画面の一例を示す図であり、図3(b)は、設定項目の保護内容を入力する保護内容設定画面の一例を示す図である。但し、設定内容設定画面はUI(User Interface)番号ごとにあり、図3(a)は、UI番号1104に対応する設定内容設定画面であると想定する。尚、パーソナルコンピュータ2a、2b、2c、2d、…のユーザは、操作部25に対して所定のキー操作を行うことによって、設定内容の変更を行うUI番号の設定内容設定画面を表示部26に表示させることができる。
図3(a)に一例を示す設定内容設定画面は、プリンタ3の動作制御に反映される設定項目として、TCP/IP50と、IP Address51と、Subnet Mask52と、Gateway53と、Netware54と、Apple talk55との計6項目が含まれている。但し、ユーザによって設定内容設定画面が呼び出されると、各設定項目の内容として、後述する変更履歴データベース42の当該設定内容設定画面のUI番号に対応する変更履歴データの格納値が初期表示される。
TCP/IP50の設定は、ラジオボタン50a、50bを選択することにより行い、TCP/IPを使用可能にする場合ラジオボタン50aを選択し、TCP/IPを使用不可にする場合ラジオボタン50bを選択する。IP Address51の設定は、入力欄51aにIPアドレスの値を入力することにより行う。Subnet Mask52の設定は、入力欄52aにサブネットマスクの値を入力することにより行う。Gateway53の設定は、入力欄53aにゲートウェイの値を入力することにより行う。Netware54の設定は、ラジオボタン54a、54bを選択することにより行い、Netwareを使用可能にする場合ラジオボタン54aを選択し、Netwareを使用不可にする場合ラジオボタン54bを選択する。Apple talk55の設定は、ラジオボタン55a、55bを選択することにより行い、Apple talkを使用可能にする場合ラジオボタン55aを選択し、Apple talkを使用不可にする場合ラジオボタン55bを選択する。
また、設定内容設定画面には、コメントボタン56がある。コメントボタン56がユーザによって選択されると、表示部26に表示されている設定内容設定画面のUI番号に対応するコメントがプリンタ3の後述する変更履歴データベース42から取り出され、表示部26に表示される。例えば、表示部26に表示されている設定内容設定画面のUI番号が1104である場合、後述する変更履歴データベース42のUI番号の1104に対応する変更履歴データのコメント欄42iの内容が表示部26に表示される。
さらに、設定内容設定画面には、保護設定ボタン57があり、保護設定ボタン57がユーザによって選択されると、表示部26に図3(b)に一例を示す保護内容設定画面が表示される。
さらに、設定内容設定画面には、設定完了ボタン58とキャンセルボタン59とがあり、ユーザによって設定完了ボタン58が選択されると、設定変更指示がパーソナルコンピュータ2からプリンタ3へ送信される。但し、設定変更指示には、設定内容設定画面に対応するUI番号の値、操作対象になっているパーソナルコンピュータ2のIPアドレスの値、設定項目(図3(a)の例では、TCP/IP50、IP Address51、Subnet Mask52、Gateway53、Netware54、Apple talk55)の設定内容、後述する監視時間60、後述する警告指示61、後述する変更許可62、後述する通知指示63、後述する回復指示64、後述するコメント65の内容が含まれている。
図3(b)に一例を示す保護項目設定画面には、保護項目として、警告指示61と、変更許可62と、通知指示63と、回復指示64と、監視時間60と、ジョブ回復68と、設定者ジョブ69と、コメント65との計6項目が含まれている。
警告指示61の設定は、ラジオボタン61a、61bの選択により行う。監視期間(後述する変更履歴データベース42に記録された変更時刻から監視時間が経過するまでの期間)内に他のユーザから変更要求があった場合に当該他のユーザに対して、図4を参照しつつ後述するメッセージ画面(以下、適宜、第1警告メッセージという。)を出力するときラジオボタン61aを選択し、第1警告メッセージを出力しないときラジオボタン61bを選択する。
変更許可62の設定は、ラジオボタン62a、62bの選択により行う。監視期間内に他のユーザによる設定内容の変更要求に対し設定内容の変更を認めるときにはラジオボタン62aを選択し、設定内容の変更を認めないときはラジオボタン62bを選択する。
通知指示63の設定は、ラジオボタン63a、63bの選択により行う。監視期間内に設定内容の変更が行われた場合に自分(変更前の設定内容を要求したユーザ)宛にその旨が通知されるようにするときラジオボタン63aを選択し、その旨が通知されないようにするときラジオボタン63bを選択する。
回復指示64の設定は、ラジオボタン64a、64bの選択により行う。後述する監視期間経過後または設定された回数のジョブ実行後に設定項目の設定内容を元に戻すときにはラジオボタン64aを選択し、元に戻さないときにはラジオボタン64bを選択する。尚、ラジオボタン64aを選択した場合、ユーザが設定した設定項目の設定内容が監視期間またはジョブの実行回数が設定回数に満たないうちだけプリンタ3の動作制御において有効になる。
監視時間60の設定は、チェックボックス60aがチェックされている時に有効となる。監視時間はプルダウンメニューを利用して入力欄60aに入力することにより行う。この入力欄に入力された時間が、設定内容設定画面(図3(b)参照)の設定項目の設定内容に対する他のユーザからの変更要求を監視する時間(監視時間)になる。なお、監視時間は、図3(b)の例のように時間で設定しても良いし、図18に示すように、入力欄60bに終了時刻を入力することにより監視期間を設定するようにしても良い。なお、監視時間(時刻)による監視を行わない場合には、プルダウンメニューから”No”を選択することができるようになっている。
ジョブ回復68の設定は、チェックボックス68aがチェックされている時に有効となる。この設定は、図3(b)の設定変更がなされてから、ユーザが設定した回数のジョブがプリンタ3で実行されるまで、設定の変更を制限するものである。回数は、入力欄68bに数値(回数)を入力することにより設定する。なお、入力欄68bにて設定された回数のジョブが完了すると、設定内容は元の(すなわち、その設定回数のジョブのために変更された設定内容の前の)設定内容に回復される。なお、ジョブ回復68が設定されており、設定回数のジョブが完了した場合には、監視時間60が経過していなくても設定が回復される。
設定者ジョブ69は、上記ジョブ回数による回復を、当該設定内容の設定者が行ったジョブの回数のみに基づいて行うか、利用者は特定せずにジョブの回数のみに基づいて回復するかを選択するものである。設定内容の設定者が行うジョブの回数のみに基づく場合には、ラジオボタン69aを選択し、設定者以外の利用者が行うジョブも含めてジョブの回数をカウントする場合には、ラジオボタン69bを選択する。なお、設定者ジョブ69は、ジョブ68のチェックボックス68aがチェックされている時にのみ設定可能であり、チェックボックス68aがチェックされていない場合には、グレーアウトされて選択できないようになっていることが好ましい。
コメント65の設定は、入力欄65aを利用して行われる。入力欄65aに入力されたコメントが、設定内容に対して入力されたメッセージに相当する。
尚、後から設定内容を変更するユーザにとって、設定内容の変更を指示したにも拘らず、何の警告メッセージも表示されない上に、設定内容の変更が認められないことは好ましくないので、変更許可62においてラジオボタン62bを選択した場合、警告指示61のラジオボタン61bを選択することができないように変更許可しない場合は必ず警告メッセージを出すように構成することが好ましい。
以下、監視期間内に、あるいはジョブ回復が選択されている場合には、ジョブ回数が入力欄68bで設定された回数以内の時に変更要求がされた場合であって、変更許可がされているときに出力されるメッセージ画面(第1警告メッセージ)について図4を参照しつつ説明する。なお以下の説明において「監視期間」と記載されている場合、入力欄60bで設定された監視時間(時刻)までの期間、または上記のジョブ回数が設定回数となるまでの期間を意味するものとする。図4は、第1警告メッセージの一例を示す図である。尚、第1警告メッセージは、後述する図10のステップS108でプリンタ3から設定変更指示を行ったパーソナルコンピュータ2へ出力され、パーソナルコンピュータ2の表示部26に表示される。
第1警告メッセージには、監視期間内にあることを通知するための表示(図4の例では、「この設定はtanakaさんによって変更されています。」)と設定内容の変更を実行するかを問う表示(図4の例では、「変更を実施しますか」)とからなるメッセージ71が表示されているとともに、YESボタン72とNOボタン73とが表示されている。設定内容の変更を実施するときYESボタン72を選択し、設定内容の変更を実施しないときNOボタン73を選択する。
以下、監視期間内に変更要求がされた場合であって、変更許可がされていないときに出力されるメッセージ画面(以下、適宜、第2警告メッセージという。)、変更許可要請画面、及び変更時間指定画面について図5を参照しつつ説明する。図5(a)は、第2警告メッセージの一例を示す図であり、図5(b)は、変更許可要請画面の一例を示す図であり、図5(c)は、変更時間指定画面の一例を示す図である。尚、第2警告メッセージは、後述する図10のステップS115でプリンタ3から設定変更指示を行ったパーソナルコンピュータ2へ出力され、パーソナルコンピュータ2の表示部26に表示される。
第2警告メッセージには、図5(a)に一例を示すように、監視期間内にあることを通知するための表示(図5(a)の例では、「この設定はtanakaさんによって先ほど変更されました。17:03まで設定の変更はできません。」)と設定内容の変更の許可を要請するかを問う表示(図5(a)の例では、「tanakaさんに変更の許可を求めますか」)とからなるメッセージ81が表示されているとともに、YESボタン82aとNOボタン82bと予約ボタン82cとが表示されている。設定内容の変更の許可を要請するときにはYESボタン82aを選択し、設定項目の設定内容の変更を予約するときには予約ボタン82cを選択し、それ以外のときにはNOボタン82bを選択する。
YESボタン82aが選択されると、パーソナルコンピュータ2からその旨がプリンタ3へ送信され、プリンタ3から変更許可要請画面のデータや現在の設定内容を設定したユーザのメールアドレス(後述するユーザ管理データベース41と変更履歴データベース42とから知ることができるメールアドレス)が当該パーソナルコンピュータ2へ送信される。そして、パーソナルコンピュータ2の表示部26に図5(b)に一例を示す変更許可要請画面が表示される。
変更許可要請画面には、図5(b)に一例を示すように、変更許可要請をするユーザのメールアドレスを入力するためのアドレス入力欄83と、変更許可要請用の文章を入力するための文章入力欄84と、送信ボタン85aと、キャンセルボタン85bとが含まれている。送信ボタン85aが選択されると、アドレス入力欄83と文章入力欄84とを内容とした電子メールが、現在の設定内容を設定したユーザのメールアドレスを宛先アドレスとして送信される。キャンセルボタン85bが選択されると、図5(a)の画面に戻る。
予約ボタン82cが選択されると、パーソナルコンピュータ2からその旨がプリンタ3へ送信され、プリンタ3から変更時間指定画面のデータが当該パーソナルコンピュータ2へ送信される。そして、パーソナルコンピュータ2の表示部26に図5(c)に一例を示す変更時間指定画面が表示される。
変更時間指定画面には、図5(c)に一例を示すように、プルダウンメニューを利用して何時間(分)経過後に設定内容を変更するかを入力する時間入力欄86と、OKボタン87aと、キャンセルボタン87bとが含まれている。この時間入力欄86に入力された時間が延期期間に対応する。OKボタン87aが選択されると、時間入力欄86に入力された時間がパーソナルコンピュータ2からプリンタ3へ送信される。キャンセルボタン87bが選択されると、図5(a)の画面に戻る。但し、プルダウンメニューで表示される時間は、変更時刻が監視期間経過後となるような時間のみになるような処理がなされる。
以下、監視期間内に変更要求がされた場合であって、変更許可がされており、通知指示がされているときに出力される変更通知画面について図6を参照しつつ説明する。図6は、変更通知画面の一例を示す図である。尚、変更通知画面の内容は、後述する図10のステップS114でプリンタ3から変更前の設定内容を設定したユーザに電子メールが送信され、その電子メールを開くとパーソナルコンピュータ2の表示部26に変更通知画面が表示される。
変更通知画面には、監視期間内に設定内容が変更された旨の表示(図6の例では、「監視期間内にUI番号1104の設定内容が変更されました。」)からなるメッセージ91が含まれる。
以下、プリンタ3のEEPROM34に記憶されているユーザ管理データベース41について図7を参照しつつ説明する。図7は、ユーザ管理データベース41の一例を示す図である。
ユーザ管理データベース41は、図7に一例を示すように、LAN5に接続されているパーソナルコンピュータ2:2a、2b、2c、2d、…のIPアドレスが記憶されるIPアドレス欄41aと、当該パーソナルコンピュータ2の使用者の名前が記憶される名前欄41bと、当該使用者のメールアドレスが記憶される連絡先欄41cとからなる。
以下、プリンタ3のEEPROM34に記憶されている変更履歴データベース42について図8を参照しつつ説明する。図8は、変更履歴データベース42の一例を示す図である。
変更履歴データベース42には、UI番号欄42aと、IPアドレス欄42bと、変更時刻欄42cと、設定値欄42dと、監視時間欄42eと、警告指示欄42fと、変更許可欄42gと、通知指示欄42hと、コメント欄42iとからなる変更履歴データが記憶されている。この変更履歴データ42に記憶されている内容が現在のプリンタ3の動作制御に反映される。
UI番号欄42aには、設定内容設定画面(図3(a)参照)に対応するUI番号(設定内容設定画面を一意に特定できるようにシステムによって付されたユニークな番号)の値が記憶される。
IPアドレス欄42bには、UI番号欄42aのUI番号の値に対応した設定内容設定画面を利用して設定項目の設定内容の変更要求を行ったパーソナルコンピュータ2のIPアドレスの値が記憶される。
変更時刻欄42cには、UI番号欄42aのUI番号の値に対応する設定内容の設定値など変更履歴データが変更された時刻が記憶される。
設定値欄42dには、図3(a)に一例を示す設定内容設定画面の設定項目の設定内容に対応するデータが記憶される。例えば、図3(a)に示す設定内容設定画面(UI番号:1104)には、設定項目として、TCP/IP50、IP Address51、Subnet Mask52、Gateway53、Netware54、Apple talk55があるので、1104のUI番号に対応する設定値欄42dには、図8に一例を示すように、ON(TCP/IP50の設定内容)、192.0.0.2(IP
Address51の設定内容)、255.255.255.0(Subnet Mask52の設定内容)、192.0.0.1(Gateway53の設定内容)、ON(Netware54の設定内容)、OFF(Apple talk55の設定内容)が記憶されることになる。
監視時間欄42eには、図3(b)に一例を示す保護内容設定画面の監視時間60に対応するデータが記憶される。尚、図3(b)に示すように、設定変更からの経過時間入力された場合には、入力時間をそのまま記憶し、図18に示すように監視を終了する時刻が入力された場合には、入力された時刻と変更履歴データが変更された時刻の差分をとり、差分時刻を記憶する。
警告指示欄42fには、図3(b)に一例を示す保護内容設定画面の警告指示61に対応するデータが記憶される。
変更許可欄42gには、図3(b)に一例を示す保護内容設定画面の変更許可62に対応するデータが記憶される。
通知指示欄42hには、図3(b)に一例を示す保護内容設定画面の通知指示63に対応するデータが記憶される。
コメント欄42iには、図3(b)に一例を示す保護内容設定画面のコメント65に対応するデータが記憶される。
以下、プリンタ3のEEPROM34に記憶されている変更予約データベース43について図9を参照しつつ説明する。図9は、変更予約データベース43の一例を示す図である。尚、変更予約データベース43には、複数のUI番号の変更予約データが記憶されていることがある。
変更予約データベース43には、UI番号欄43aと、IPアドレス欄43bと、変更予約時刻欄43cと、予約値欄43dと、監視時間欄43eと、警告指示欄43fと、変更許可欄43gと、通知指示欄43hと、コメント欄43iと、ジョブ回復欄43jと、設定者欄43kとからなる変更予約データが記憶されている。
UI番号欄43aには、設定内容設定画面(図3(a)参照)に対応するUI番号の値が記憶される。
IPアドレス欄43bには、後述する変更予約時刻欄43cの変更予約時刻に、UI番号欄43aのUI番号の値と同じ値のUI番号に対応するIPアドレス欄42bの内容を置き換える内容が記憶されている。
変更予約時刻欄43cには、UI番号欄43aのUI番号の値と同じ値のUI番号である、変更履歴データベース42の変更履歴データを変更する時刻(変更予約時刻)が記憶される。
予約値欄43dには、変更予約時刻欄43cの変更予約時刻に、UI番号欄43aのUI番号の値と同じ値のUI番号に対応する設定値欄42dの内容を置き換える内容が記憶されている。例えば、1104のUI番号に対応する予約値欄43dには、図9に一例を示すように、ON(TCP/IP)、192.0.0.2(IP Address)、255.255.255.0(Subnet Mask)、192.0.0.1(Gateway)、ON(Netware)、ON(Apple talk)が記憶されることになる。
監視時間欄43eには、変更予約時刻欄43cの変更予約時刻に、UI番号欄43aのUI番号の値と同じ値のUI番号に対応する監視時間欄42eの内容を置き換える内容が記憶されている。
警告指示欄43fには、変更予約時刻欄43cの変更予約時刻に、UI番号欄43aのUI番号の値と同じ値のUI番号に対応する警告指示欄42fの内容を置き換える内容が記憶されている。
変更許可欄43gには、変更予約時刻欄43cの変更予約時刻に、UI番号欄43aのUI番号の値と同じ値のUI番号に対応する変更許可欄42gの内容を置き換える内容が記憶されている。
通知指示欄43hには、変更予約時刻欄43cの変更予約時刻に、UI番号欄43aのUI番号の値と同じ値のUI番号に対応する通知指示欄42hの内容を置き換える内容が記憶されている。
コメント欄43iには、変更予約時刻欄43cの変更予約時刻に、UI番号欄43aのUI番号の値と同じ値のUI番号に対応するコメント欄42iの内容を置き換える内容が記憶されている。
ジョブ回復欄43jには、図3(b)に示されるジョブ回復68の入力欄68bに入力される設定回数が登録される。ジョブ回復欄43jの値はジョブ実行毎にデクリメントされ、0になると設定変更の制限が解除される。すなわち、変更予約時刻欄43cになっていなくても、ジョブ回復欄43jの値が0になった時点で、変更履歴データベース42が更新される。なお、ジョブ回復が指定されていない場合、すなわち図3(b)のチェックボックス68aがチェックされていない場合には、ジョブ回復欄43jには”No”が入力される。
設定者欄43kには、設定者ジョブ69(図3(b))の登録場所のIPアドレスが登録される。設定者ジョブ69のチェックボックス69aがチェックされていない場合には、設定者欄43kには”No”が入力される。
以下、設定システム1において行われるプリンタ3の設定変更処理について図10及び図11を参照しつつ説明する。図10及び図11は、設定システム1を構成するプリンタ3が行う設定変更処理の動作フローを示すフローチャートである。但し、図10及び図11の設定変更処理の実行は、例えば、プリンタ3の電源投入時などに、CPU31によってROM32から設定変更プログラムが読み出されて開始される。尚、図10及び図11の動作フローは、並行して行われる。
まず、図10について説明する。ステップS101において、プリンタ3のCPU31は、インターフェース38を介して設定変更指示(設定変更指示は、パーソナルコンピュータ2a、2b、2c、2d、…のいずれかで、図3(a)に一例を示した設定内容設定画面の設定完了ボタン58が選択されると、設定完了ボタン58が選択されたパーソナルコンピュータ2からプリンタ3へ送信される。)を受信したか否かを判定する。設定変更指示を受信していないと判定された場合には(S101:NO)、ステップS101の処理へ戻って、設定変更指示の受信を監視する。一方、設定変更指示を受信したと判定された場合には(S101:YES)、ステップS102の処理へ移行する。但し、設定変更指示には、本実施の形態では、設定変更指示をプリンタ3へ送信したパーソナルコンピュータ2のIPアドレスと、UI番号と、設定項目(UI番号が1104の場合、TCP/IP50、IP
Address51、Subnet Mask52、Gateway53、Netware54、Apple talk55)と、監視時間60と、警告指示61と、変更許可62と、通知指示63と、回復指示64と、コメント65との夫々の入力内容が含まれている。
但し、設定変更指示に含まれる監視時間60に基づいて、設定内容に対する監視期間を決定するCPU31の処理が決定手段に相当する。
ステップS101の判定ステップで設定変更指示を受信したと判定されると(S101:YES)、ステップS102において、CPU31は、ステップS101で受信した設定変更指示に含まれるUI番号の値を持つ変更履歴データ(以下、適宜、対象変更履歴データという。)を変更履歴データベース42内で検索する。そして、ステップS103の処理へ移行する。
ステップS103において、CPU31は、ステップS102の検索結果に基づいて、対象変更履歴データが変更履歴データベース42にあるか否かを判定する。対象変更履歴データが変更履歴データベース42にあると判定された場合には(S103:YES)、ステップS104の処理へ移行する。一方、対象変更履歴データが変更履歴データベース42にないと判定された場合には(S103:NO)、ステップS119の処理へ移行する。
ステップS103の判定ステップで対象変更履歴データが変更履歴データベース42にあると判定されると(S103:YES)、ステップS104において、CPU31は、現在の時刻(変更要求された時刻)が、対象変更履歴データの変更時刻欄42cの変更時刻から監視時間欄42eの監視時間が経過するまでの期間(監視期間)内であるか否か、あるいは現在のジョブ回数が設定回数を超えたかどうか、を判定する。現在の時刻が監視期間内であると判定された場合には(S104:YES)、ステップS105の処理へ移行する。一方、現在の時刻が監視期間内でないと判定された場合には(S104:NO)、ステップS119の処理へ移行する。但し、このステップS104の処理が、設定項目の設定内容について変更が要求された際に、要求時点が当該変更の要求された設定項目の設定内容を監視する監視期間内にあるか否かを判断する(判断手段)処理に相当する。
ステップS105において、CPU31は、ステップS101で受信した設定変更指示に含まれるIPアドレスと、対象変更履歴データのIPアドレス欄42bのIPアドレスとが同じであるか否か、つまり、設定内容の変更要求を行ったユーザが同じであるか否かを判定する。同じユーザであると判定された場合には(S105:YES)、ステップS107の処理へ移行する。一方、同じユーザでないと判定された場合には(S105:NO)、ステップS106の処理へ移行する。
ステップS105の判定ステップで同じユーザでないと判定されると(S105:NO)、ステップS106において、CPU31は、対象変更履歴データの変更許可欄42gの内容に基づいて、監視期間内の対象変更履歴データの変更が許可されているか否かを判定する。監視期間内の変更が許可されている(変更許可欄42gの内容がYES)と判定された場合には(S106:YES)、ステップS107の処理へ移行する。一方、監視期間内の変更が許可されていない(変更許可欄42gの内容がNO)と判定された場合には(S106:NO)、ステップS115の処理へ移行する。
ステップS106の判定ステップで変更許可されていると判定されると(S106:YES)、ステップS107において、CPU31は、対象変更履歴データの警告指示欄42fの内容に基づいて、第1警告メッセージ(図4参照)を出力するか否かを判定する。第1警告メッセージを出力する(警告指示欄42fの内容がYES)と判定された場合には(S107:YES)、ステップS108の処理へ移行する。一方、第1警告メッセージを出力しない(警告指示欄42fの内容がNO)と判定された場合には(S107:NO)、ステップS110の処理へ移行する。
ステップS107の判定ステップで第1警告メッセージを出力すると判定されると(S107:NO)、ステップS108において、プリンタ3は、CPU31に制御されて、第1警告メッセージの内容(第1警告メッセージ内のユーザ名はユーザ管理データベース41の内容と対象変更履歴データのIPアドレス欄42bの内容とに基づいて決定される。)をステップS101で受信した設定変更指示を行ったパーソナルコンピュータ2に対して送信する。パーソナルコンピュータ2が第1警告メッセージの内容を受信すると、パーソナルコンピュータ2は、CPU21に制御されて、第1警告メッセージを表示部26に表示する。そして、ステップS109の処理へ移行する。但し、ステップS108の処理が、現在の時刻(設定内容の変更要求された時刻)が監視期間内であると判断された場合に、監視期間内にある旨のメッセージを出力する(処理手段)処理に相当する。
ステップS109において、CPU31は、変更履歴データベース42に記憶されている対象変更履歴データを設定変更指示に含まれる内容に基づいて変更することがユーザによって指示されたか否かを判定する。ユーザによって変更が指示された(YESボタン72が選択された)と判定された場合には(S109:YES)、ステップS110の処理へ移行する。一方、ユーザによって変更が指示されなかった(NOボタン73が選択された)と判定された場合には(S109:NO)、変更履歴データベース42に記憶されている対象変更履歴データを変更することなく、ステップS101の処理へ戻って、設定変更指示の受信を監視する。尚、YESボタン72又はNOボタン73が選択されると、パーソナルコンピュータ2からプリンタ3へ選択されたボタンの情報が送信される。
ステップS110において、CPU31は、変更履歴データベース42に記憶されている対象変更履歴データ(設定変更指示に含まれているUI番号と同じUI番号を持つ変更履歴データ)のIPアドレス欄42bと、設定値欄42dと、監視時間欄42eと、警告指示欄42fと、変更許可欄42gと、通知指示欄42hと、コメント欄42iとの内容を、夫々、ステップS101で受信した設定変更指示に含まれるIPアドレスと、設定項目(UI番号が1104の場合、TCP/IP50、IP Address51、Subnet Mask52、Gateway53、Netware54、Apple talk55)と、監視時間60と、警告指示61と、変更許可62と、通知指示63と、コメント65の設定/入力内容に変更するとともに、変更時刻欄42cの内容を現在時刻に変更する。そして、ステップS111の処理へ移行する。尚、変更前に、後述するステップS112で変更予約データを作成することがあることを考慮して、変更前の対象変更履歴データの内容を一時的にRAM33に記憶する。但し、ステップS110の処理が、パーソナルコンピュータ2から設定項目の設定内容について変更が要求された際に、当該変更が要求された設定項目の設定内容を要求に応じた設定内容に変更して設定する(設定手段)処理、及び、設定内容に対して入力されたメッセージ(コメント65が対応)を当該変更された設定項目に対応付けて登録する(登録手段)処理に相当する。
ステップS111において、CPU31は、ステップS101で受信した設定変更指示に含まれる回復指示の内容に基づいて、対象変更履歴データを元の設定に戻す指示(回復指示)がされているか否かを判定する。回復指示がされている(設定変更指示に含まれる回復指示の内容がYES)と判定された場合には(S111:YES)、ステップS112の処理へ移行する。一方、回復指示がされていない(設定変更指示に含まれる回復指示64の内容がNO)と判定された場合には(S111:NO)、ステップS101の処理へ戻って、設定変更指示の受信を監視する。
ステップS111の判定ステップで回復指示がされていると判定されると(S111:YES)、ステップS112において、CPU31は、変更予約データを作成して変更予約データベース43に記憶し、ステップS113の処理へ移行する。ステップS112で作成される変更予約データのUI番号欄43aの内容は、ステップS110での変更前のUI番号の値となる。また、変更予約データのIPアドレス欄43bと、予約値欄43dと、警告指示欄43fと、変更許可欄43gと、通知指示欄43hと、コメント欄43iとの内容は、夫々、ステップS110での変更前のIPアドレス欄42bと、設定値欄42dと、警告指示欄42fと、変更許可欄42gと、通知指示欄42hと、コメント欄42iとの内容となる。さらに、変更予約データの変更予約時刻欄43cの内容は、現在時刻にステップS101で受信した設定変更指示に含まれている監視時間60の値を加えて得られる時刻となる(有効期間に相当)。さらに、回復指示に基づく処理は、以前に設定された監視期間が経過した時に行われるので、変更予約データの監視時間43eの内容は、00:00になる。尚、図3(b)に示す設定画面においてジョブ回復68のチェックボックス68aがチェックされている場合には、ジョブ回復欄43jに、入力ボックス68bの値が登録される。また、設定者ジョブ69のチェックボックス69aがチェックされている場合には、設定しているクライアント(2a〜2dのいずれか)のIPアドレスが、設定者欄43kに登録される。チェックボックス68aがチェックされていない場合には、ジョブ回復欄43jには”No”が登録され、設定者欄43kも”No”が登録される。
ステップS113において、CPU31は、ステップS110での変更前の通知指示欄43hの内容に基づいて、通知指示がされているか否かを判定する。通知指示がされている(変更前の通知指示欄43hの内容がYESである)と判定された場合には(S113:YES)、ステップS114の処理へ移行する。一方、通知指示がされていない(変更前の通知指示欄42hの内容がNOである)と判定された場合には(S113:NO)、ステップS101の処理へ戻って、設定変更指示の受信を監視する。
ステップS114において、プリンタ3は、CPU31に制御されて、ユーザ管理データベース41とステップS110での変更前のIPアドレス欄42bのIPアドレスの値とを基に、変更前の変更履歴データを設定したユーザのメールアドレスを特定し、このメールアドレスを宛先として監視期間内に変更履歴データが変更された旨(図6参照)の電子メールを送信する。そして、ステップS101の処理へ戻って、設定変更指示の受信を監視する。尚、ステップS114で電子メールの宛先のユーザは、この電子メールを開くことによって、監視期間内に設定内容が変更されたことを知ることができる。但し、ステップS114の処理が、現在の時刻(設定内容の変更要求された時刻)が監視期間内にあると判断された場合に、ステップS110で変更される前の設定内容を要求したユーザに、監視期間内に設定内容の変更が行われたことを通知する旨のメッセージを出力する(処理手段)処理に相当する。
ステップS106の判定ステップで変更許可がされていないと判定されると(S106:NO)、ステップS115において、プリンタ3は、CPU31に制御されて、第2警告メッセージの内容(第2警告メッセージ内のユーザ名はユーザ管理データベース41の内容と対象変更履歴データのIPアドレス欄42bの内容とに基づいて決定される。また、第2警告メッセージ内の時刻は対象変更履歴データの変更時刻欄42cの内容と監視時間欄42eの内容とに基づいて決定される。)を、ステップS101で受信した設定変更指示を行ったパーソナルコンピュータ2に対して送信する。パーソナルコンピュータ2が第2警告メッセージの内容を受信すると、パーソナルコンピュータ2は、CPU21に制御されて、第2警告メッセージを表示部26に表示する。そして、ステップS116の処理へ移行する。但し、ステップS116の処理が、現在の時刻(設定内容の変更要求された時刻)が監視期間内にあると判断された場合に、監視期間内にある旨のメッセージを出力する(処理手段)処理に相当する。
ステップS116において、CPU31は、ユーザによって第2警告メッセージに含まれる何れのボタン(YESボタン82a、NOボタン82b、予約ボタン82c)が選択されたか否かを判定する。YESボタン82aが選択されたと判定された場合には(S116:YES)、ステップS117の処理へ移行する。また、NOボタン82bが選択されたと判定された場合には(S116:NO)、ステップS101の処理へ戻って、設定変更指示の受信を監視する。さらに、予約ボタン82cが選択されたと判定された場合には(S116:予約)、ステップS118の処理へ移行する。尚、YESボタン82a、NOボタン82b又は予約ボタン82cが選択されると、パーソナルコンピュータ2からプリンタ3へ選択されたボタンの情報が送信される。
ステップS116の判定ステップでYESボタン82aが選択されたと判定されると(S116:YES)、ステップS117において、プリンタ3は、CPU31に制御されて、変更許可要請画面(図5(b)参照)の内容(変更許可要請画面内のユーザ名(図5(b)の例でtanaka)はユーザ管理データベース41の内容と対象変更履歴データのIPアドレス欄42bの内容とに基づいて決定される。)と、現在の設定内容を設定したユーザのメールアドレス(メールアドレスはユーザ管理データベース41の内容と対象変更履歴データのIPアドレス欄42bの内容とに基づいて決定される。)と、をステップS101で受信した設定変更指示を行ったパーソナルコンピュータ2に対して送信する。パーソナルコンピュータ2が変更許可要請画面の内容を受信すると、パーソナルコンピュータ2は、CPU21に制御されて、変更許可要請画面を表示部26に表示する。そして、ユーザがアドレス入力欄83に自分のメールアドレスを入力し、文章入力欄84に要請文を入力した後、送信ボタン85aを選択すると、アドレス入力欄83の入力内容と文章入力欄84の入力内容とを内容とする電子メールを、現在の設定内容を設定したユーザのメールアドレスを宛先アドレスとして送信する。そして、ステップS101の処理に戻って、設定変更指示の受信を監視する。尚、現在の設定内容を設定したユーザは、電子メールを開くことによって、設定内容の変更の要請があったことを知ることができる。但し、ステップS117の処理が、変更が要求された設定項目の設定内容を現在の設定内容へ変更したユーザに対して、当該設定内容の変更の許可を要請する(要請手段)処理に相当する。
ステップS116の判定ステップで予約ボタン82cが選択されたと判定されると(S116:YES)、ステップS118において、プリンタ3は、CPU31に制御されて、変更時間指定画面(図5(c)参照)の内容をステップS101で受信した設定変更指示を行ったパーソナルコンピュータ2に対して送信する。パーソナルコンピュータ2が変更時間指定画面の内容を受信すると、パーソナルコンピュータ2は、CPU21に制御されて、変更時間指定画面を表示部26に表示する。ユーザによって時間入力欄86のプルダウンメニューを利用して何時間(分)経過後に設定内容を変更するかが入力され、その後、OKボタン87aが選択されると、パーソナルコンピュータ2からプリンタ3へ時間入力欄86に入力された時間(延期期間に相当)が送信される。プリンタ3のCPU31は、変更予約データを作成して変更予約データベース43に記憶し、ステップS101の処理に戻って、設定変更指示の受信を監視する。ステップS118で作成される変更予約データのUI番号欄43aと、IPアドレス欄43bと、予約値欄43dと、監視時間43eと、警告指示欄43fと、変更許可欄43gと、通知指示欄43hと、コメント欄43iとの内容は、夫々、ステップS101で受信した設定変更指示に含まれているUI番号と、IPアドレスと、設定項目(UI番号が1104の場合、TCP/IP50、IP Address51、Subnet Mask52、Gateway53、Netware54、Apple talk55)と、監視時間60と、警告指示61と、変更許可62と、通知指示63と、コメント65との内容となる。さらに、変更予約データの変更予約時刻欄43cの内容は、現在時刻に図5(c)の時間入力欄86で入力された時間を加えて得られる時刻になる。
ステップS119において、CPU31は、変更履歴データベース42に記憶されている対象変更履歴データ(設定変更指示に含まれているUI番号と同じUI番号を持つ変更履歴データ)のIPアドレス欄42bと、設定値欄42dと、監視時間欄42eと、警告指示欄42fと、変更許可欄42gと、通知指示欄42hと、コメント欄42iとの内容を、夫々、ステップS101で受信した設定変更指示に含まれるIPアドレスと、設定項目(UI番号が1104の場合、TCP/IP50、IP Address51、Subnet Mask52、Gateway53、Netware54、Apple talk55)と、監視時間60と、警告指示61と、変更許可62と、通知指示63と、コメント65との設定/入力内容に変更するとともに、変更時刻欄42cの内容を現在時刻に変更する。そして、ステップS120の処理へ移行する。尚、変更前に、後述するステップS121で変更予約データを作成することがあることを考慮して、変更前の対象変更履歴データの内容を一時的にRAM33に記憶する。但し、ステップS119の処理が、パーソナルコンピュータ2から設定項目の設定内容について変更が要求された際に、当該変更が要求された設定項目の設定内容を要求に応じた設定内容に変更して設定する(設定手段)処理、及び、設定内容に対して入力されたメッセージ(コメント65が対応)を当該変更された設定項目に対応付けて登録する(登録手段)処理に相当する。
ステップS120において、CPU31は、ステップS101で受信した設定変更指示に含まれる回復指示の内容に基づいて、対象変更履歴データを元の設定に戻す指示(回復指示)がされているか否かを判定する。回復指示がされている(設定変更指示に含まれる回復指示の内容がYES)と判定された場合には(S120:YES)、ステップS121の処理へ移行する。一方、回復指示がされていない(設定変更指示に含まれる回復指示の内容がNO)と判定された場合には(S120:NO)、ステップS101の処理へ戻って、設定変更指示の受信を監視する。
ステップS120の判定ステップで回復指示がされていると判定されると(S120:YES)、ステップS121において、CPU31は、変更予約データを作成して変更予約データベース43に記憶し、ステップS101の処理に戻って、設定変更指示の受信を監視する。ステップS121で作成される変更予約データのUI番号欄43aの内容は、ステップS119での変更前のUI番号の値となる。また、変更予約データのIPアドレス欄43bと、予約値欄43dと、警告指示欄43fと、変更許可欄43gと、通知指示欄43hと、コメント欄43iとの内容は、夫々、ステップS120での変更前のIPアドレス欄42bと、設定値欄42dと、警告指示欄42fと、変更許可欄42gと、通知指示欄42hと、コメント欄42iとの内容となる。さらに、変更予約データの変更予約時刻欄43cの内容は、現在時刻にステップS101で受信した設定変更指示に含まれている監視時間60の値を加えて得られる時刻となる(有効期間に相当)。さらに、回復指示に基づく処理は、以前に設定された監視時間が経過した時に行われるので、変更予約データの監視時間43eの内容は、00:00になる。ステップS112の場合と同様、図3(b)に示す設定画面においてジョブ回復68のチェックボックス68aがチェックされている場合には、ジョブ回復欄43jに、入力ボックス68bの値が登録される。また、設定者ジョブ69のチェックボックス69aがチェックされている場合には、設定しているクライアント(2a〜2dのいずれか)のIPアドレスが、設定者欄43kに登録される。チェックボックス68aがチェックされていない場合には、ジョブ回復欄43jには”No”が登録され、設定者欄43kも”No”が登録される。
尚、図10で説明した動作フローにおいて、ステップS117の処理で変更許可要請がされたユーザが、現在の設定内容を要請された設定内容に変更することによって(この場合、監視期間内であっても変更履歴データの変更は行える:S104のYES)、設定内容の変更許可要請をしたユーザは使用目的に合った設定内容でプリンタ3を使用することができる。或いは、ステップS117の処理で変更許可がされたユーザが、変更許可に変更して(この場合、監視期間内であっても変更履歴データの変更が行える:S104のYES)、その後、設定内容の変更許可要請をしたユーザが再度自分の使用目的に合った設定内容に変更する処理を行うことで、自身の使用目的に合った設定内容でプリンタ3を使用することができる。
次に、図11について説明する。ステップS201において、CPU31は、変更予約データが変更予約データベース43にあるか判定する。変更予約データが変更予約データベース43にあると判定された場合には(S201:YES)、ステップS202の処理へ移行する。一方、変更予約データが変更予約データベース43にないと判定される場合には(S201:NO)、ステップS201の処理へ戻る。
ステップS201の判定ステップで変更予約データが変更予約データベース43にあると判定されると(S201:YES)、ステップS202において、CPU31は、現在の時刻が変更予約データの変更予約時刻欄43cの変更予約時刻になっているか否かを判定する。現在の時刻が変更予約時刻になっていると判定された場合には(S202:YES)、ステップS203の処理へ移行する。一方、現在の時刻が変更予約時刻になっていないと判定された場合には(S202:NO)、ステップS201の処理へ戻る。但し、変更予約データが図10のステップS118で作成された変更予約データである場合、ステップS202の処理が、設定内容を有効にする有効期間が終了したか否かを判断する(有効終了判断手段)処理に相当する。また、変更予約データが図10のステップS112、S121で作成された変更予約データである場合、ステップS202の処理が、設定内容の変更を延期する延期期間が終了したか否かを判断する(延期終了判断手段)処理に相当する。
ステップS202の判定ステップで現在の時刻が変更予約時間になっていると判定されると(S202:YES)、ステップS203において、CPU31は、変更予約データに基づいて、変更履歴データベース42に記憶されている、UI番号欄42aのUI番号が変更予約データのUI番号欄43aのUI番号と同じ番号の変更履歴データを変更し、その後変更予約データを削除して、ステップS201の処理へ戻る。ステップS203で作成される変更履歴データのIPアドレス欄42bと、設定値欄42dと、監視時間欄42eと、警告指示欄42fと、変更許可欄42gと、通知指示欄42hと、コメント欄42iとの内容は、夫々、変更予約データのIPアドレス欄43bと、設定値欄43dと、監視時間欄43eと、警告指示欄43fと、変更許可欄43gと、通知指示欄43hと、コメント欄43iとの内容となる。また、ステップS203で作成される変更時刻欄42cの内容は、変更された時点の時刻(現在の時刻)になる。但し、変更予約データが図10のステップS118で作成された変更予約データである場合、ステップS203の処理が、有効期間が終了したときに有効期間前の設定内容に戻す(処理手段)に相当する。また、変更予約データが図10のステップS112、S121で作成された変更予約データである場合、ステップS203の処理が、延期期間が終了したときにパーソナルコンピュータ2から変更が要求された設定項目の設定内容を要求に応じた設定内容に変更する(処理手段)処理に相当する。
ステップS203において、変更履歴データを更新した後、変更予約データを削除することにより、予期せぬ設定値の回復を防ぐことができる。例えば、所定時間が経過することにより設定値が回復され、ユーザが別の設定値への変更を行った場合、変更予約データが残っていると、印刷ジョブを実行することにより、再び設定値の回復が起きる可能性がある。本実施形態では、S203において変更履歴データを更新した後、変更予約データを削除しているため、このような不具合を避けることができる。
以下、設定システム1において行われるパーソナルコンピュータ2のコメント呼び出し処理について図12を参照しつつ説明する。図12は、設定システム1を構成するパーソナルコンピュータ2が行うコメント呼び出し処理の動作フローを示すフローチャートである。但し、図12のコメント呼び出し処理は、例えば、パーソナルコンピュータ2で設定内容設定画面の呼び出しが行われたときに、CPU21によってROM22からコメント呼び出しプログラムが読み出されて開始される。
ステップS301において、CPU21は、図3(a)に一例を示す設定内容設定画面のコメントボタン56が選択されたか否かを判定する。コメントボタン56が選択されたと判定された場合には(S301:YES)、ステップS302の処理へ移行する。一方、コメントボタン56が選択されたと判定されなかった場合には(S301:NO)、ステップS302の処理へ移行する。
ステップS301の判定ステップでコメントボタン56が選択されたと判定されると(S301:YES)、ステップS302において、パーソナルコンピュータ2は、CPU21に制御されて、プリンタ3に対して、パーソナルコンピュータ2の表示部26に表示されている設定内容設定画面のUI番号に対応するコメントを要求する。この要求に対して、プリンタ3は、CPU31に制御されて、変更履歴データベース42に記憶されている要求されたUI番号に対応する変更履歴データからコメント欄42iの内容を取り出して、要求元のパーソナルコンピュータ2へ送信する。パーソナルコンピュータ2は、CPU21に制御されて、プリンタ3から受け取ったコメントを表示部26に表示する。但し、ステップS302のプリンタ3の処理が、設定項目に対するメッセージの出力指令に応じて、当該設定項目に対応付けて登録されたメッセージ(コメントに対応)を出力する(処理手段)処理に相当する。
次に図13を参照してジョブの印刷処理について説明する。図13の処理は、上述の図10〜図12の処理とは別個に、プリンタ3上で動作する処理であり、プリンタ3に印刷上部が投入され、印刷が行われる度に実行される。
プリンタ3に、パーソナルコンピュータ2から印刷ジョブが投入されると、図13の処理が開始される。ステップS401において、CPU31は印刷ジョブの印刷処理を完了した後、図10のステップS112またはステップS121の「変更予約データ作成」にて作成された「変更予約データ」(図9参照)が存在しているかどうか判断する。すなわち、図3(b)において、ラジオボタン64aを選択することにより、監視期間を終えると元の設定値に回復させるという保護設定が為されているかどうか確認する(ステップS402)。変更予約データが無い場合(S402:NO)には、印刷処理を終了する。変更予約データがある場合(S402:YES)には、ジョブ回復が設定されているかどうか判断する(S403)。図9のジョブ回復欄43jに1以上の数値が登録されていれば、ジョブ回復が設定されていることになる(S403:YES)。ジョブ回復欄43jに”No”が登録されている場合には、ジョブ回復が設定されていないと判断される(S403:NO)。
ステップS404において、設定者ジョブ回復が設定されているか否かが判断される。図9の設定者欄43kにIPアドレスが登録されている場合には、設定者ジョブ回復が設定されている(S404:YES)。設定者欄43kに”No”と登録されている場合には、設定者ジョブ回復は設定されていない(S404:NO)。この場合には、ステップS406へ処理が進む。設定者欄43kに、IPアドレスが登録されている場合には、処理はステップS405へ進む。ステップS405では、変更予約データベース43(図9)の設定者欄43kに登録されているIPアドレスと、印刷ジョブを投入してきたパーソナルコンピュータ2のIPアドレスを比較することにより、印刷ジョブを投入してきたユーザと変更予約データベース43の設定者が同じかどうか判断する。両者のIPアドレスが異なる場合(S405:NO)には、図13の処理は終了する。両者のIPアドレスが等しい場合(S405:YES)には、処理はステップS406へ進む。
ステップS406では、変更予約データベース43のジョブ回復欄43jに登録されている数値(回数)から1を引き、変更後の値を登録する。
ステップS407では、変更後のジョブ回復欄43jの登録値(回数)が0に達したかどうかを判断する。登録値(回数)が0では無い場合(S407:NO)には、図13の処理を終了する。回数が0の場合(S407:YES)には、設定内容を変更予約データベース43に格納された元の設定値に回復させ、さらに図8に示す変更履歴データを更新する(S408)。このとき、変更予約データ43は削除する。変更予約データ43を削除することにより、設定値の回復が重複して実行されることを防ぐことができる。
以上説明した本実施の形態における設定システム1によれば、現在の変更履歴データを設定したユーザ以外のユーザが監視期間内にある変更履歴データを変更しようとすると、変更履歴データの変更が拒否されるので、監視期間内にある変更履歴データが変更される状況を防ぐことができる。また、現在の変更履歴データを設定したユーザ以外のユーザが監視期間内にある変更履歴データを変更しようとすると、監視期間内にある旨のメッセージ(第1警告メッセージ、第2警告メッセージ)が出力されるので、監視期間内にあることを知ることができる。
さらに、監視期間内に変更履歴データが変更されると、変更前の変更履歴データを設定したユーザにその旨が通知されるので、通知を受けたユーザは変更されたことに対して適切に対処することが可能になる。
さらに、監視期間内に変更履歴データの変更を要求したユーザは、現在の変更履歴データに設定したユーザに対して変更履歴データの変更許可を要請するので、変更許可を要請したユーザは早期に自分の使用目的に合った設定内容でプリンタ3を使用することができるようになることがある。
さらに、自分の使用したい時間(有効期間)だけ変更履歴データを変更し、有効期間経過後に元の内容に戻すことができるので、プリンタ3の共有に融通を持たせることができる。さらに、監視期間内に変更履歴データの変更要求を行った場合、変更履歴データの変更をする時間(延期期間)を指定することができるので、プリンタ3の共有に融通を持たせることができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更が可能なものである。例えば、上記実施の形態では、プリンタ2で変更履歴データの変更要求を監視するとともに、変更履歴データを変更する構成にしている(図10〜図11)が、これに限らず、設定システム1にサーバを設け、このサーバで変更履歴データの変更要求を監視するとともに、変更履歴データを変更する構成にしてもよい。
そのような構成の第2実施例について次に説明する。第2実施例の設定システムは、図1に示す実施例と同様の構成であるが、パーソナルコンピュータ2a(あるいはLAN5に接続されたワークステーション)にプリンタ3の変更内容入力プログラムとWebサーバがあり、変更内容入力プログラムはパーソナルコンピュータ2a上のWebサーバ上で動作するプログラムである。また、パーソナルコンピュータ2b〜2dはWebブラウザを備えており、パーソナルコンピュータ2b〜2dのユーザは、Webブラウザを使ってパーソナルコンピュータ2aのWebサーバにアクセスし、変更内容入力プログラムを操作することができるようになっている。Webブラウザ間とWebサーバ間はHTTPにより通信が行われ、Webサーバとプリンタ間はSNMPにより通信が行われる。
パーソナルコンピュータ2aの変更内容入力プログラムは、定期的にプリンタ3やその他のLAN上のプリンタからSNMPにより状態を取得している。図14は、パーソナルコンピュータ2a上の変更内容入力プログラムのメイン画面を示す。例えば、参照番号201で示すBRN_334951を選択してOpenボタン204をクリックすると、変更内容入力プログラムはプリンタ3(BRN_334951)に対し、設定内容の送信をSNMPにより要求する。そして、プリンタ3から送信されてきた設定内容を受信し、受信した設定内容に基づいて図3(a)の画面データを生成する。また、受信した設定内容は、図8に示す変更履歴データベースの設定値として登録される。作成された画面データは、パーソナルコンピュータ2aから、パーソナルコンピュータ2b〜2dに送信される。これにより、パーソナルコンピュータ2b〜2dのWebブラウザには、図15に示すような設定画面が表示される。なお、図15の各項目50〜55および、ボタン56〜59は、図3(a)と同様であるため説明は省略する。また、変更履歴データベース(図8参照)および変更予約データベース(図9参照)は、第2実施例ではパーソナルコンピュータ2a上にあるが、機能は第1実施例の場合と同様であるため、説明は省略する。
第1実施例において図10〜図12を参照して説明した各処理は、第2実施例においてはパーソナルコンピュータ2a上で実行される。そして、変更履歴データが更新された時に、パーソナルコンピュータ2aからプリンタ3へ変更内容が送信され、プリンタ3は受信した変更内容を自身に設定する。なお、図13に示す処理は、第2実施例におけるパーソナルコンピュータ2aにおいては実行されない。
図14のメイン画面において、複数のプリンタを選択することもできる。例えば、参照番号201、202及び203にて示すBRN_334591、BRN_3345CC、BRN_3345DCという3つのプリンタを選択した場合には、変更内容入力プログラムは選択された各プリンタから設定内容を取得する。この場合、変更内容入力プログラムで生成され、各パーソナルコンピュータ2b〜2dに送信される画面上では、図16に示すように、選択された各プリンタの名称が画面に表示されると共に、個々のプリンタ毎に別個の値を持つべき項目であるIPアドレスは空欄となって表示される。なお、複数のプリンタが選択された場合には、IPアドレスの項目はグレーアウトされるか表示されないようにすることが好ましい。この場合には、図10〜図12に示す処理と同様の処理により、選択されたプリンタそれぞれの変更履歴データベース、変更予約データベースの更新が行われる。変更履歴データベースの更新があった場合には、それぞれのプリンタに変更内容が送信される。
図3(a)、図15、図16では、印刷に用いるプロトコルに関する設定項目を変更する例を示した。しかし、本発明はこれに限られるものではなく、印刷時の用紙の使い方や用紙トレイの選択などの設定項目を変更する設定システムとして用いることもできる。
図17はそのような設定項目を有する場合の設定画面の一例を示す。この例では、設定項目として、バナープリント150、デフォルトトレイ151、リセット機能152およびテストプリント153の設定が可能な例を示す。
バナープリント150は、通常の印字ジョブに加えて、各種の印刷情報が印刷されたシートを出力するもので、ラジオボタン150a、150bにより、バナープリントの機能のON・OFFを選択する。
デフォルトトレイ151は、プリンタ3が複数の用紙トレイを有する場合に、印字データにトレイの指定が無い場合にデフォルトとして使用する用紙トレイを指定するもので、プルダウンメニュー151aにより選択することができる。尚、デフォルトとして利用する用紙の種類やサイズを指定する設定などに応用してもよいことは言うまでもない。
リセット機能152は、プリンタ3に設けられているソフトリセットボタンが操作されたときに、あるいは外部機器からリセット指令を受けたときに、プリンタ3のリセットを許容するか否かを設定するものである。ラジオボタン152a(ON)が選択されている場合にリセット機能を許容し、ラジオボタン152b(OFF)が選択されている場合にはリセット機能を無効とする。
テストプリント153は、プリンタ3の操作ボタンあるいは外部機器からの指令によるテストプリント出力を許容するか否かを設定するものである。ラジオボタン153a(ON)が選択されている場合にテストプリントを許容し、ラジオボタン153b(OFF)が選択されている場合にはテストプリント機能を無効とする。尚、工場出荷リセット機能など、プリンタの動作に割り込みをかける機能に応用してもよいことは言うまでもない。
なお、コメントボタン156、保護設定ボタン157、設定完了ボタン158およびキャンセルボタン159は、図3(a)に示すコメントボタン56、保護設定ボタン57、設定完了ボタン58およびキャンセルボタン59と同等の機能を有するものであり、説明は省略する。
上記の設定項目に応じて、変更履歴データベース、変更予約データベースに対応した項目が設けられる。図19に、図17の設定画面に対応した変更履歴データベースの一例を示す。なお、設定項目は上記に限られるものではなく、プリンタの機能に応じて、これ以外にも様々な設定項目を設けることができる。また、図3(a)および図17に示される設定項目を組み合わせることも可能である。
上記第1及び第2の実施例において、監視期間内に変更要求がされた場合、あるいは所定回数の処理の実行前に変更要求がされた場合、メッセージを表示する処理を行わずに、単に設定内容の変更を拒否するように構成してもよい。
また、上記実施の形態では、監視時間/実行回数の指定をパーソナルコンピュータ2側で行う例を挙げているが、プリンタ3の操作部35を介して指定しても良いし、プリンタ3に予め固定的に設定されていても良い。
さらに、上記実施の形態では、電子機器としてプリンタ3を例に挙げているが、スキャナ、ファクシミリ及びそれらの機能を併せ持った複合機など他の電子機器であってもよいことはいうまでもない。さらに、上記実施の形態などで行われる各種処理をCD−ROMなどリムーバブル型記録媒体などのコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録するようにしてもよい。
本発明の実施の形態における設定システムのシステム構成を示す図である。 図1に示した設定システムを構成するパーソナルコンピュータとプリンタとの装置構成を示す図である。 (a)は、図1のプリンタの動作制御に反映される設定項目の設定内容を設定するための設定内容設定画面の一例を示す図であり、(b)は、設定項目の設定内容に対する保護内容を設定するための保護内容設定画面の一例を示す図である。 監視期間内に変更要求がされた場合に出力される第1警告メッセージの一例を示す図である。 (a)は、監視期間内に変更履歴データの変更要求がされた場合に出力される第2警告メッセージの一例を示す図であり、(b)は、監視期間内に変更履歴データの変更許可を要請するための要求許可要請画面の一例を示す図であり、(c)は、監視期間内に変更履歴データの変更時間を予約するための変更時間設定画面の一例を示す図である。 監視期間内に変更履歴データが変更された場合に、変更前の変更履歴データを設定したユーザに通知される通知内容の一例を示す図である。 図1の設定システムを使用するユーザを管理するためのユーザ管理データベースの一例を示す図である。 図1の設定システムを構成するプリンタの現在の設定内容を管理するための変更履歴データベースの一例を示す図である。 図1の設定システムを構成するプリンタの予約された設定内容を管理するための変更予約データベースの一例を示す図である。 図1の設定システムにおいて行われる設定変更処理の動作フローを示すフローチャートである。 図1の設定システムにおいて行われる設定変更処理の動作フローを示すフローチャートである。 図1の設定システムにおいて行われるコメント呼び出し処理の動作フローを示すフローチャートである。 印刷処理の動作フローを示すフローチャートである。 第2実施例の設定システムにおいて、Webサーバ上で動作する変更内容入力プログラムのメイン画面を示す図である。 第2実施例の設定システムにおける、プリンタの動作制御に反映される設定項目の設定内容を設定するための設定内容設定画面の一例を示す図である。 第2実施例の設定システムにおける、プリンタの動作制御に反映される設定項目の設定内容を設定するための設定内容設定画面の一例を示す図である。 設定システムにおける、印字用紙に関する設定項目の設定内容を設定するための設定内容設定画面の一例を示す図である。 図1のプリンタの動作制御に反映される設定項目の設定内容を設定するための設定内容設定画面の一例を示す図である。 図17の設定項目を管理するための変更履歴データベースの一例を示す図である。
符号の説明
1 設定システム
2、2a、2b、2c、2d パーソナルコンピュータ
3 プリンタ
4 ルータ
5 LAN
21、31 CPU
22、32 ROM
23、33 RAM
24 HDD
25、35 操作部
26、36 表示部
27、38 インターフェース
34 EEPROM
37 印字部

Claims (32)

  1. ネットワークを介して電子機器及び複数の端末装置が接続され、前記電子機器の動作制御に反映される設定項目の設定内容を、前記端末装置から設定する設定システムであって、
    前記設定内容に対する監視期間を決定する決定手段と、
    前記端末装置から前記設定項目の設定内容について変更が要求された際に、要求時点が当該変更の要求された設定項目の設定内容を監視する前記監視期間内にあるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段によって前記要求時点が前記監視期間内にないと判断された場合は、前記変更が要求された設定項目の設定内容を前記要求に応じた設定内容に変更し、前記判断手段によって前記要求時点が前記監視期間内にあると判断された場合は、前記変更が要求された設定項目の設定内容の変更を拒否し、或いは、前記要求に基づくメッセージを出力する処理手段と、
    を備えたことを特徴とする設定システム。
  2. 前記監視期間は、前記設定内容が設定されてからの時間により規定されることを特徴とする請求項1に記載の設定システム。
  3. 任意の時間を入力する入力手段をさらに備え、
    前記決定手段は、前記入力手段により入力された時間間隔に基づいて監視期間を決定することを特徴とする請求項1に記載の設定システム。
  4. 前記監視期間は、前記監視期間の終了時刻により規定されることを特徴とする請求項1に記載の設定システム。
  5. 任意の時刻を入力する入力手段をさらに備え、
    前記決定手段は、前記入力手段により入力された時刻に基づいて監視期間を決定することを特徴とする請求項1に記載の設定システム。
  6. 前記メッセージは、前記監視期間内に設定内容の変更を要求したユーザに対して出力される、前記監視期間内にある旨のメッセージであることを特徴とする請求項1に記載の設定システム。
  7. 前記メッセージは、前記処理手段によって変更される前の設定内容を要求したユーザに対して出力される、前記監視期間内に設定内容の変更が行われたことを通知する旨のメッセージであることを特徴とする請求項1に記載の設定システム。
  8. ネットワークを介して電子機器及び複数の端末装置が接続され、前記電子機器の動作制御に反映される設定項目の設定内容を、前記端末装置から設定する設定システムであって、
    前記設定内容により前記電子機器の動作制御が行われる制御回数を決定する決定手段と、
    前記端末装置から前記設定項目の設定内容について変更が要求された際に、要求時点において、当該変更の要求された設定項目の設定内容による前記電子機器の動作回数が前記制御回数を越えたか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段によって前記要求時点での前記設定内容による前記電子機器の動作が前記設定回数を越えたと判断された場合は、前記変更が要求された設定項目の設定内容を前記要求に応じた設定内容に変更し、前記判断手段によって前記要求時点での前記電子機器の前記設定内容による動作が前記制御回数以内であると判断された場合は、前記変更が要求された設定項目の設定内容の変更を拒否し、或いは、前記要求に基づくメッセージを出力する処理手段と、
    を備えたことを特徴とする設定システム。
  9. 前記端末装置は、前記電子機器にジョブの実行を指令する手段を備え、
    前記電子機器は、前記端末装置により指令されるジョブを実行するジョブ実行手段を備え、
    前記決定手段は、前記ジョブ実行手段によるジョブの実行回数を制御回数として設定する、ことを特徴とする請求項8に記載の設定システム。
  10. 前記メッセージは、前記電子機器の動作が前記制御回数以内である時に設定内容の変更を要求したユーザに対して出力される、前記電子機器の動作が前記制御回数以内である旨のメッセージであることを特徴とする請求項9に記載の設定システム。
  11. 前記メッセージは、前記処理手段によって変更される前の設定内容を要求したユーザに対して出力される、前記電子機器の動作が前記制御回数以内である場合に設定内容の変更が行われたことを通知する旨のメッセージであることを特徴とする請求項9に記載の設定システム。
  12. 前記変更が要求された設定項目の設定内容を現在の設定内容へ変更したユーザに対して、当該設定内容の変更の許可を要請する要請手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の設定システム。
  13. 前記設定内容を有効にする期間として前記端末装置から指定された有効期間が終了したか否かを判断する有効終了判断手段をさらに備えており、
    前記処理手段は、前記有効終了判断手段によって前記有効期間が終了したと判断されると、前記有効期間前の設定内容に戻すことを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の設定システム。
  14. 前記設定内容の変更を延期する期間として前記端末装置から指定された延期期間が終了したか否かを判断する延期終了判断手段をさらに備えており、
    前記処理手段は、前記延期終了判断手段によって前記延期期間が終了したと判断されると、前記端末装置から変更が要求された設定項目の設定内容を前記要求に応じた設定内容に変更することを特徴とする請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の設定システム。
  15. ネットワークを介して前記端末装置および複数の前記電子機器と接続された設定管理装置が存在し、
    前記設定管理装置は複数の前記電子機器に対しての設定入力手段を備え、
    前記設定内容は、前記端末装置から前記設定入力手段を用いて入力された内容が設定されること、を特徴とする請求項1から請求項14のいずれか1項に記載の設定システム。
  16. 前記設定管理装置は、前記端末装置のうちの1つであることを特徴とする請求項15に記載の設定システム。
  17. 前記設定管理装置は、複数の前記電子機器のうちの少なくとも1つを設定対象として選択する電子機器選択手段を備え、
    前記設定入力手段に対して入力された内容は、前記電子機器選択手段により選択された少なくとも1つの電子機器の各々の設定内容として設定されること、を特徴とする請求項16に記載の設定システム。
  18. 前記端末装置は、前記電子機器に所定の通信プロトコルを用いてジョブの実行を指令する手段を備え、
    前記電子機器は、前記端末装置から所定の通信プロトコルで指令されたジョブを実行するジョブ実行手段を備え、
    前記設定内容は、前記電子機器が前記通信プロトコルにて通信する際に用いられる設定である、ことを特徴とする請求項1から請求項17のいずれか1項に記載の設定システム。
  19. 前記電子機器は、印刷手段を備え、
    前記設定内容は、前記電子機器が実行する印刷ジョブにおける印刷出力形式に関する設定内容であること、を特徴とする請求項1から請求項18のいずれか1項に記載の設定システム。
  20. 前記印刷出力形式に関する設定内容は、デフォルトバナーの設定を含むこと、を特徴とする請求項19に記載の設定システム。
  21. 前記電子機器は、印刷手段を備え、
    前記設定内容は、前記電子機器が実行する印刷ジョブに用いる用紙の供給元に関する設定内容であること、を特徴とする請求項1から請求項20のいずれか1項に記載の設定システム。
  22. 前記電子機器は、複数の種類の印刷用紙を利用可能であり、
    前記用紙の供給元に関する設定内容は、使用する用紙のデフォルト設定を含むこと、を特徴とする請求項21に記載の設定システム。
  23. 前記電子機器は、利用可能な複数の種類の印刷用紙をそれぞれ格納する複数のトレーを備え、
    前記用紙の供給元に関する設定内容は、デフォルトで使用するトレーの設定を含むこと、を特徴とする請求項21に記載の設定システム。
  24. 前記電子機器は、ジョブの実行に割り込んだ処理を実行する割り込み処理実行手段を備え、
    前記設定内容は、前記割り込み処理実行手段に割り込み処理の実行を許可/禁止する設定を含む、請求項1または請求項8に記載の設定システム。
  25. ネットワークを介して電子機器及び複数の端末装置が接続され、前記電子機器の動作制御に反映される設定項目の設定内容を、前記端末装置から設定する設定システムであって、
    前記端末装置から前記設定項目の設定内容について変更が要求された際に、当該変更が要求された設定項目の設定内容を前記要求に応じた設定内容に変更して設定する設定手段と、
    前記設定手段によって設定される設定内容に対して、前記設定手段による設定を行った端末装置のユーザによって入力されたメッセージを当該変更された設定項目に対応付けて登録する登録手段と、
    前記設定項目に対するメッセージの出力指令に応じて、前記登録手段によって前記設定項目に対応付けて登録されたメッセージを出力する処理手段と、
    を備えたことを特徴とする設定システム。
  26. ネットワークを介して電子機器及び複数の端末装置が接続され、前記電子機器の動作制御に反映される設定項目の設定内容を、前記端末装置から設定する設定システムを構成する電子機器であって、
    前記設定内容に対する監視期間を決定する決定手段と、
    前記端末装置から前記設定項目の設定内容について変更が要求された際に、要求時点が当該変更の要求された設定項目の設定内容を監視する前記監視期間内にあるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段によって前記要求時点が前記監視期間内にないと判断された場合は、前記変更が要求された設定項目の設定内容を前記要求に応じた設定内容に変更し、前記判断手段によって前記要求時点が前記監視期間内にあると判断された場合は、前記変更が要求された設定項目の設定内容の変更を拒否し、或いは、前記要求に基づくメッセージを出力する処理手段と、
    を備えたことを特徴とする電子機器。
  27. ネットワークを介して電子機器及び複数の端末装置が接続され、前記電子機器の動作制御に反映される設定項目の設定内容を、前記端末装置から設定する設定システムを構成する電子機器であって、
    前記設定内容に対する前記電子機器の動作制御が行われる制御回数を決定する決定手段と、
    前記端末装置から前記設定項目の設定内容について変更が要求された際に、要求時点において、当該変更の要求された設定項目の設定内容による前記電子機器の動作回数が前記制御回数を越えたか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段によって前記要求時点での前記設定内容による前記電子機器の動作が前記設定回数を越えたと判断された場合は、前記変更が要求された設定項目の設定内容を前記要求に応じた設定内容に変更し、前記判断手段によって前記要求時点での前記設定内容による前記電子機器の動作が前記設定回数越えていないと判断された場合は、前記変更が要求された設定項目の設定内容の変更を拒否し、或いは、前記要求に基づくメッセージを出力する処理手段と、
    を備えたことを特徴とする電子機器。
  28. ネットワークを介して電子機器及び複数の端末装置が接続され、前記電子機器の動作制御に反映される設定項目の設定内容を、前記端末装置から設定する設定システムを構成する電子機器であって、
    前記端末装置から前記設定項目の設定内容について変更が要求された際に、当該変更が要求された設定項目の設定内容を前記要求に応じた設定内容に変更して設定する設定手段と、
    前記設定手段によって設定される設定内容に対して、前記設定手段による設定を行った端末装置のユーザによって入力されたメッセージを当該変更された設定項目に対応付けて登録する登録手段と、
    前記設定項目に対するメッセージの出力指令に応じて、前記登録手段によって前記設定項目に対応付けて登録されたメッセージを出力する処理手段と、
    を備えたことを特徴とする電子機器。
  29. ネットワークを介して電子機器及び複数の端末装置が接続され、前記電子機器の動作制御に反映される設定項目の設定内容を、前記端末装置から設定する設定システムを構成する電子機器であるコンピュータを、
    前記設定内容に対する監視期間を決定する決定手段、
    前記端末装置から前記設定項目の設定内容について変更が要求された際に、要求時点が当該変更の要求された設定項目の設定内容を監視する前記監視期間内にあるか否かを判断する判断手段、
    前記判断手段によって前記要求時点が前記監視期間内にないと判断された場合は、前記変更が要求された設定項目の設定内容を前記要求に応じた設定内容に変更し、前記判断手段によって前記要求時点が前記監視期間内にあると判断された場合は、前記変更が要求された設定項目の設定内容の変更を拒否し、或いは、前記要求に基づくメッセージを出力する処理手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
  30. ネットワークを介して電子機器及び複数の端末装置が接続され、前記電子機器の動作制御に反映される設定項目の設定内容を、前記端末装置から設定する設定システムを構成する電子機器であるコンピュータを、
    前記設定内容に対する前記電子機器の動作制御が行われる制御回数を決定する決定手段、
    前記端末装置から前記設定項目の設定内容について変更が要求された際に、要求時点において、当該変更の要求された設定項目の設定内容による前記電子機器の動作回数が前記制御回数を越えたか否かを判断する判断手段、
    前記判断手段によって前記要求時点での前記設定内容による前記電子機器の動作が前記設定回数を越えたと判断された場合は、前記変更が要求された設定項目の設定内容を前記要求に応じた設定内容に変更し、前記判断手段によって前記要求時点での前記設定内容による前記電子機器の動作が前記設定回数越えていないと判断された場合は、前記変更が要求された設定項目の設定内容の変更を拒否し、或いは、前記要求に基づくメッセージを出力する処理手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
  31. ネットワークを介して電子機器及び複数の端末装置が接続され、前記電子機器の動作制御に反映される設定項目の設定内容を、前記端末装置から設定する設定システムを構成する電子機器であるコンピュータを、
    前記端末装置から前記設定項目の設定内容について変更が要求された際に、当該変更が要求された設定項目の設定内容を前記要求に応じた設定内容に変更して設定する設定手段、
    前記設定手段によって設定される設定内容に対して、前記設定手段による設定を行った端末装置のユーザによって入力されたメッセージを当該変更された設定項目に対応付けて登録する登録手段、
    前記設定項目に対するメッセージの出力指令に応じて、前記登録手段によって前記設定項目に対応付けて登録されたメッセージを出力する処理手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
  32. ネットワークを介して電子機器及び複数の端末装置が接続され、前記電子機器の動作制御に反映される設定項目の設定内容を、前記端末装置から設定する設定システムであって、
    前記設定内容の変更に対する制限条件を入力する入力手段と、
    前記端末装置から前記設定項目の設定内容について変更が要求された際に、要求時点が当該変更の要求された設定項目の設定内容を監視する前記制限条件に該当するか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段によって前記要求時点が前記制限条件に該当しないと判断された場合は、前記変更が要求された設定項目の設定内容を前記要求に応じた設定内容に変更し、前記判断手段によって前記要求時点が前記制限条件に該当すると判断された場合は、前記変更が要求された設定項目の設定内容の変更を拒否し、或いは、前記要求に基づくメッセージを出力する処理手段と、
    を備えたことを特徴とする設定システム。
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