JPH11110154A - 印刷システム及び印刷方法並びに印刷制御プログラムが記録された記録媒体 - Google Patents

印刷システム及び印刷方法並びに印刷制御プログラムが記録された記録媒体

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JPH11110154A
JPH11110154A JP9284703A JP28470397A JPH11110154A JP H11110154 A JPH11110154 A JP H11110154A JP 9284703 A JP9284703 A JP 9284703A JP 28470397 A JP28470397 A JP 28470397A JP H11110154 A JPH11110154 A JP H11110154A
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JP
Japan
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printing
stop
time
data
Prior art date
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Pending
Application number
JP9284703A
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English (en)
Inventor
Atsushi Kawai
淳 河合
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷処理に際し印刷動作の停止を使用者が予
め設定し、所定のタイミングで印刷動作の停止を告知す
る印刷システムを提供する。 【解決手段】 使用者から受信した設定データが、印刷
停止を行う設定であれば(ステップS31;Yes)、
その印刷停止が印刷の前か後かを判別し(ステップS3
2、ステップS34)、それぞれ対応する通知時間計算
を行う(ステップS33、ステップS35)。次いで、
印刷停止の理由を判別し(ステップS36、ステップS
38)、対応する停止理由を設定し(ステップS37、
ステップS39)、コメントメッセージを作成し(ステ
ップS40)、ジョブデータを設定し(ステップS4
1)、通知先を設定し(ステップS42)、最後に、生
成した通知メッセージを登録し(ステップS43)、通
知処理を待つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷処理に際し印
刷動作の停止をユーザが予め指示し、所定のタイミング
でユーザに印刷動作の停止を告知する印刷システム、印
刷方法、及び、印刷制御プログラムを記録した記録媒体
の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、印刷システムにおいて、資源の有
効利用の観点から、複数のユーザがプリンタをネットワ
ーク等を介して共有して使用し、各ユーザからの印刷デ
ータを印刷ジョブと呼ばれる管理単位により管理しつ
つ、順次印刷処理を行う印刷システムが一般的となって
いる。このような印刷システムでは、各ユーザを煩わせ
ることなくコンピュータ端末からの操作のみで、プリン
タによる印刷が行われるのが通常である。
【0003】ところで、印刷の形態は多種多様であるた
め、例えば特殊な用紙に印刷を行う場合など、プリンタ
では対応できずユーザ自ら用紙交換等の作業を行わなけ
ればならない状況や、プリンタのメンテナンスを行う必
要がある場合がある。かかる場合には、ユーザがプリン
タの設置箇所に出向き、用紙交換やメンテナンスなどの
作業を行うため、自らの印刷処理が行われる際に、動作
中のプリンタをいったん停止させることが必要となる。
そして、所要の作業が終了後、再びプリンタを動作さ
せ、印刷処理を再開させることがしばしば行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の印刷システムにおいて、特定のユーザが上述したよ
うな作業を行うため、プリンタを手動で停止させること
は、多数のユーザが印刷ジョブの印刷待ちにある場合に
は、以下のような支障がある。即ち、プリンタを停止さ
せようとするユーザの印刷ジョブがいつ開始されるのか
判断できず、プリンタの設置箇所に出向いた上で待って
いるか、あるいは他のユーザに対し印刷を待ってもらう
よう依頼した上で停止の操作をするかせねばならず、い
ずれにしても容易なことではない。
【0005】また、プリンタによっては一時停止コマン
ドの設定が可能なものもあるので、このような機種を使
用することも考えられるが、一時停止コマンドによりプ
リンタを停止させた場合においても、やはりその停止の
タイミングは判断できない。よって、プリンタが停止さ
れたまま放置される事態が生じ、印刷ジョブの順番を待
つ後続のユーザに多大な迷惑が及ぶこととなる。
【0006】以上のように、従来の印刷システムにおい
ては、ユーザの操作等の要請からプリンタを停止させる
必要に対し、適切に対処できないという点で問題があっ
た。
【0007】そこで、本発明は、前記の問題点に鑑みて
なされたもので、ユーザーの印刷に際し、プリンタの停
止を予め指示し、更にプリンタの停止を所望のタイミン
グで通知することにより、ユーザがプリンタ停止時に適
宜の操作、作業を容易に行うことが可能な印刷システム
及び印刷方法並びに印刷制御プログラムを記録した記録
媒体を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の印刷システムは、印刷すべき印
刷データを印刷処理する印刷処理手段を備えた印刷シス
テムにおいて、前記印刷データの印刷要求に際し、当該
印刷データの印刷処理の開始時又は終了時に前記印刷処
理手段の印刷動作の停止を予め指示するとともに、当該
印刷動作の停止を告知するタイミングを指示する指示手
段と、前記指示手段により指示されたタイミングにて、
当該印刷動作の停止を告知する告知手段とを備えること
特徴とする。
【0009】請求項1に記載の印刷システムによれば、
印刷データの印刷要求の際に、当該印刷データの印刷処
理の開始又は終了する時に、印刷処理手段の印刷動作を
停止するべく予め指示手段により指示がされ、併せてそ
の停止を告知するタイミングも指示される。そして、告
知すべきタイミングが到来すると、告知手段により印刷
動作の停止が告知される。よって、印刷データが実際に
印刷される際の操作なしに、自動的に印刷動作が停止す
るとともに、所望のタイミングで、印刷動作が停止した
ことをユーザに認識させる。
【0010】請求項2に記載の印刷システムは、請求項
1に記載の印刷システムにおいて、前記印刷データを印
刷処理するのに要する時間を計算するために必要な情報
を記憶する記憶手段と、前記記憶されている情報と前記
印刷処理手段の状態とから前記印刷処理に要する時間で
ある印刷時間を計算により予測する印刷時間予測手段
と、前記予測された印刷時間と前記指示手段により指示
されたタイミングとに基づき前記印刷動作の停止を告知
すべき告知時間を算出する告知時間算出手段とを更に、
備えるとともに前記告知手段は、前記算出された告知時
間において、前記印刷動作の停止を告知することを特徴
とする。
【0011】請求項2に記載の印刷システムによれば、
記憶手段に記憶されている情報と、印刷処理手段の状態
とから、印刷時間予測手段により印刷処理に要する印刷
時間の予測値が前もって計算される。そして、この印刷
時間の予測値と、指示された告知すべきタイミングとに
基づいて、印刷動作の停止の告知時間が告知時間算出手
段により算出されるとともに、この告知時間が到来する
と、告知手段により印刷動作の停止が告知される。よっ
て、印刷時間が実際に印刷処理開始の前に特定され、そ
の印刷時間を基準とした所望のタイミングで、印刷動作
が停止したことをユーザに認識させる。
【0012】請求項3に記載の印刷システムは、請求項
1又は請求項2に記載の印刷システムにおいて、前記印
刷システムは、前記印刷データを生成する複数のクライ
アント装置と、前記印刷データを印刷するプリンタがネ
ットワークにより接続されたシステムであって、前記指
示手段は、更に、前記印刷動作の停止を告知すべき相手
先を予め指示し、当該相手先には前記ネットワークによ
り接続された特定のクライアント装置のユーザあるいは
前記ネットワークの管理者を含むとともに、前記告知手
段は、前記指示された相手先に対し前記ネットワークを
介して前記印刷動作の停止を告知することを特徴とす
る。
【0013】請求項3に記載の印刷システムによれば、
ネットワークに接続された特定のクライアント装置のユ
ーザ、あるいはネットワークの管理者を含む相手先が、
告知すべき相手先として予め指示手段により指示され、
この相手先に対して、ネットワークを介して印刷動作の
停止が告知手段により告知される。よって、印刷動作が
停止したことを、実際のユーザのみならず、ネットワー
ク上の他のユーザ、ネットワーク管理者に対しても認識
させる。
【0014】請求項4に記載の印刷システムは、請求項
1から請求項3に記載の印刷システムにおいて、前記指
示手段は、更に、告知すべき前記印刷動作の停止の理由
を予め指示するとともに、前記告知手段は、前記印刷動
作の停止を告知するに際し、前記指示された停止の理由
を併せて告知することを特徴とする。
【0015】請求項4に記載の印刷システムによれば、
印刷動作の停止の理由が予め指示手段により指示され、
印刷動作の停止の告知の際、併せて当該停止の理由が告
知手段により告知される。よって、印刷動作が停止した
ことを、その停止の原因とともに、ユーザ等に対して認
識させる。
【0016】請求項5に記載の印刷方法は、印刷すべき
印刷データを印刷処理する印刷処理手段を備えた印刷シ
ステムにおける印刷方法において、前記印刷データの印
刷要求に際し、当該印刷データの印刷処理の開始時又は
終了時に前記印刷処理手段の印刷動作の停止を予め指示
するとともに、当該印刷動作の停止を告知するタイミン
グを指示する指示工程と、前記指示工程において指示さ
れたタイミングにて、当該印刷動作の停止を告知する告
知工程と、を備えること特徴とする。
【0017】請求項5に記載の印刷方法によれば、印刷
データの印刷要求の際に、当該印刷データの印刷処理の
開始又は終了する時に、印刷処理手段の印刷動作を停止
するべく予め指示工程において指示がされ、併せてその
停止を告知するタイミングも指示される。そして、告知
すべきタイミングが到来すると、告知工程において印刷
動作の停止が告知される。よって、印刷データが実際に
印刷される際の操作なしに、自動的に印刷動作が停止す
るとともに、所望のタイミングで、印刷動作が停止した
ことをユーザに認識させる。
【0018】請求項6に記載の印刷方法は、請求項5に
記載の印刷方法において、前記印刷データを印刷処理す
るのに要する時間を計算するために必要な情報を記憶す
る記憶工程と、前記記憶されている情報と前記印刷処理
手段の状態とから前記印刷処理に要する時間である印刷
時間を計算により予測する印刷時間予測工程と、前記予
測された印刷時間と前記指示工程において指示されたタ
イミングとに基づき前記印刷動作の停止を告知すべき告
知時間を算出する告知時間算出工程とを更に、備えると
ともに、前記告知工程は、前記算出された告知時間にお
いて、前記印刷動作の停止を告知することを特徴とす
る。
【0019】請求項6に記載の印刷方法によれば、記憶
手段に記憶されている情報と、印刷処理手段の状態とか
ら、印刷時間予測工程において印刷処理に要する印刷時
間の予測値が前もって計算される。そして、この印刷時
間の予測値と、指示された告知すべきタイミングとに基
づいて、印刷動作の停止の告知時間が告知時間算出工程
において算出されるとともに、この告知時間が到来する
と、告知工程において印刷動作の停止が告知される。よ
って、印刷時間が実際に印刷処理開始の前に特定され、
その印刷時間を基準とした所望のタイミングで、印刷動
作が停止したことをユーザに認識させる。
【0020】請求項7に記載の印刷方法は、請求項5又
は請求項6に記載の印刷方法において、前記印刷方法
は、前記印刷データを生成する複数のクライアント装置
と、前記印刷データを印刷するプリンタがネットワーク
により接続されたシステムにおける印刷方法であって、
前記指示工程は、更に、前記印刷動作の停止を告知すべ
き相手先を予め指示し、当該相手先には前記ネットワー
クにより接続された特定のクライアント装置のユーザあ
るいは前記ネットワークの管理者を含むとともに、前記
告知工程は、前記指示された相手先に対し前記ネットワ
ークを介して前記印刷動作の停止を告知することを特徴
とする。
【0021】請求項7に記載の印刷方法によれば、ネッ
トワークに接続された特定のクライアント装置のユー
ザ、あるいはネットワークの管理者を含む相手先が、告
知すべき相手先として予め指示工程において指示され、
この相手先に対して、ネットワークを介して印刷動作の
停止が告知工程において告知される。よって、印刷動作
が停止したことを、実際のユーザのみならず、ネットワ
ーク上の他のユーザ、ネットワーク管理者に対しても認
識させる。
【0022】請求項8に記載の印刷方法は、請求項5か
ら請求項7に記載の印刷方法において、前記指示工程
は、更に、告知すべき前記印刷動作の停止の理由を予め
指示するとともに、前記告知工程は、前記印刷動作の停
止を告知するに際し、前記指示された停止の理由を併せ
て告知することを特徴とする。
【0023】請求項8に記載の印刷方法によれば、印刷
動作の停止の理由が予め指示工程において指示され、印
刷動作の停止の告知の際、併せて当該停止の理由が告知
工程において告知される。よって、印刷動作が停止した
ことを、その停止の原因とともに、ユーザ等に対して認
識させる。
【0024】請求項9に記載の印刷制御プログラムが記
録された記録媒体は、印刷すべき印刷データを印刷処理
する印刷処理手段を備えた印刷システムに含まれるコン
ピュータを、前記印刷データの印刷要求に際し、当該印
刷データの印刷処理の開始時又は終了時に前記印刷処理
手段の印刷動作の停止を予め指示するとともに、当該印
刷動作の停止を告知するタイミングを指示する指示手
段、及び、前記指示手段により指示されたタイミングに
て、当該印刷動作の停止を告知する告知手段、として機
能させることを特徴とする。
【0025】請求項9に記載の印刷制御プログラムが記
録された記録媒体を読み取り実行するコンピュータによ
れば、印刷データの印刷要求の際に、当該印刷データの
印刷処理の開始又は終了する時に、印刷処理手段の印刷
動作を停止するべく予め指示手段により指示がされ、併
せてその停止を告知するタイミングも指示される。そし
て、告知すべきタイミングが到来すると、告知手段によ
り印刷動作の停止が告知される。よって、印刷データが
実際に印刷される際の操作なしに、自動的に印刷動作が
停止するとともに、所望のタイミングで、印刷動作が停
止したことをユーザに認識させる。
【0026】請求項10に記載の印刷制御プログラムが
記録された記録媒体は、請求項9に記載の印刷制御プロ
グラムが記憶された記憶媒体において、前記コンピュー
タを、前記印刷データを印刷処理するのに要する時間を
計算するために必要な情報を記憶する記憶手段、前記記
憶されている情報と前記印刷処理手段の状態とから前記
印刷処理に要する時間である印刷時間を計算により予測
する印刷時間予測手段、及び、前記予測された印刷時間
と前記指示手段により指示されたタイミングとに基づき
前記印刷動作の停止を告知すべき告知時間を算出する告
知時間算出手段として更に、機能させるとともに、前記
告知手段は、前記算出された告知時間において、前記印
刷動作の停止を告知することを特徴とする。
【0027】請求項10に記載の印刷制御プログラムが
記録された記録媒体を読み取り実行するコンピュータに
よれば、記憶手段に記憶されている情報と、印刷処理手
段の状態とから、印刷時間予測手段により印刷処理に要
する印刷時間の予測値が前もって計算される。そして、
この印刷時間の予測値と、指示された告知すべきタイミ
ングとに基づいて、印刷動作の停止の告知時間が告知時
間算出手段により算出されるとともに、この告知時間が
到来すると、告知手段により印刷動作の停止が告知され
る。よって、印刷時間が実際に印刷処理開始の前に特定
され、その印刷時間を基準とした所望のタイミングで、
印刷動作が停止したことをユーザに認識させる。
【0028】請求項11に記載の印刷制御プログラムが
記録された記録媒体は、請求項9又は請求項10に記載
の印刷制御プログラムが記憶された記憶媒体において、
前記印刷システムは、前記印刷データを生成する複数の
クライアント装置と、前記印刷データを印刷するプリン
タがネットワークにより接続されたシステムであって、
前記指示手段は、更に、前記印刷動作の停止を告知すべ
き相手先を予め指示し、当該相手先には前記ネットワー
クにより接続された特定のクライアント装置のユーザあ
るいは前記ネットワークの管理者を含むとともに、前記
告知手段は、前記指示された相手先に対し前記ネットワ
ークを介して前記印刷動作の停止を告知することを特徴
とする。
【0029】請求項11に記載の印刷制御プログラムが
記録された記録媒体を読み取り実行するコンピュータに
よれば、ネットワークに接続された特定のクライアント
装置のユーザ、あるいはネットワークの管理者を含む相
手先が、告知すべき相手先として予め指示手段により指
示され、この相手先に対して、ネットワークを介して印
刷動作の停止が告知手段により告知される。よって、印
刷動作が停止したことを、実際のユーザのみならず、ネ
ットワーク上の他のユーザ、ネットワーク管理者に対し
ても認識させる。
【0030】請求項12に記載の印刷制御プログラムが
記録された記録媒体は、請求項9から請求項11に記載
の印刷制御プログラムが記憶された記憶媒体において、
前記指示手段は、更に、告知すべき前記印刷動作の停止
の理由を予め指示するとともに、前記告知手段は、前記
印刷動作の停止を告知するに際し、前記指示された停止
の理由を併せて告知することを特徴とする。
【0031】請求項12に記載の印刷制御プログラムが
記録された記録媒体を読み取り実行するコンピュータに
よれば、印刷動作の停止の理由が予め指示手段により指
示され、印刷動作の停止の告知の際、併せて当該停止の
理由が告知手段により告知される。よって、印刷動作が
停止したことを、その停止の原因とともに、ユーザ等に
対して認識させる。
【0032】
【発明の実施の形態】次に、本発明に好適な実施の形態
について図面に基づいて説明する。なお、以下に説明す
る実施の形態は、複数のコンピュータが、データサーバ
等の一のデータ変換器を介してプリンタに接続された印
刷システムにおいて、各コンピュータにより当該プリン
タを共同使用する場合の出力制御に対して本発明を適用
した場合の実施の形態である。
【0033】始めに、実施形態の印刷システムの構成に
ついて、図1を用いて説明する。
【0034】図1に示すように、実施形態の印刷システ
ムは、4台のコンピュータ1乃至4と、データ変換器6
と、各コンピュータ1乃至4とデータ変換器6を接続す
る切換器5と、プリンタ7とにより構成されている。
【0035】この構成において、各コンピュータ1乃至
4は、アプリケーションソフトウェア等を用いてプリン
タ7において印刷出力すべき印刷データを生成して切換
器5に出力する。ここで、上記出力データとしては、例
えば、Adobe社の「ポストスクリプト」等の周知の
ページ記述言語により作成される。
【0036】切換器5は、各コンピュータ1乃至4から
の印刷データを一時的に記憶するバッファ部を備え、こ
れらの印刷データをコンピュータ毎に時分割的にデータ
変換器6に出力するとともに、データ変換器6から出力
されてくる後述の表示データ等を各コンピュータに配信
する。
【0037】データ変換器6は、各コンピュータ1乃至
4から切換器5を介して送信されてくる印刷データを、
当該データ変換器6が保有する変換データを用いてプリ
ンタ7において印刷出力するための印刷ビットマップデ
ータに展開し、プリンタ7に出力する。
【0038】プリンタ7は、出力された印刷ビットマッ
プデータに基づき、対応する印刷出力を行う。
【0039】次に、上記印刷システムを構成する各構成
要素の細部構成を図2及び図3を用いて説明する。
【0040】まず、コンピュータ1乃至4の構成及び動
作について、図2(a)を用いて説明する。なお、各コ
ンピュータ1乃至4の構成及び動作は同様であるので、
以下の説明では、代表してコンピュータ1について説明
する。
【0041】図2(a)に示すように、コンピュータ1
は、ROM13に記憶されたプログラムを読み出してそ
れに含まれている各命令を実行するCPU10と、キー
ボード、マウス等よりなる入力部11と、ネットワーク
接続部12と、ROM(ReadOnly Memory)13と、R
AM(Random Access Memory)14と、各種情報を表示
するディスプレイ15と、バス16とにより構成されて
いる。
【0042】上記の構成において、ネットワーク接続部
12は、切換器5に接続されており、コンピュータ1か
ら出力するデータ及びコンピュータ1に入力するデータ
に対していわゆるインターフェース動作を行う。
【0043】入力部11は、コンピュータ1における処
理に必要なデータが入力されたときそれをバス16を介
してCPU10等に出力する。
【0044】ROM13は、コンピュータ1全体の制御
用のプログラムを記憶している読み出し専用のメモリで
あり、所定のタイミングで必要なプログラムを読み出し
て、バス16に出力する。
【0045】RAM14は、実際には、ハードディスク
装置等の記憶装置等により構成され、CPU10におけ
る各種制御プログラムがインストールされているととも
に、CPU10における処理に必要なデータ等を一時的
に記憶し、必要に応じてバス16に出力する。
【0046】ディスプレイ15は、CPU10における
処理に必要な表示を行うとともに、後述の表示データS
aに対応する画像及び後述の処理時間を表示する。
【0047】CPU10は、RAM14に記憶されてい
るプログラムを用いて各種演算処理、あるいは上述の各
構成要素の制御を行う。
【0048】次に、プリンタ7の構成及び動作につい
て、図2(b)を用いて説明する。
【0049】図2(b)に示すように、プリンタ7は、
CPU17と、ネットワーク接続部18と、ROM19
と、RAM20と、出力エンジン21と、バス21aと
により構成されている。
【0050】この構成において、ネットワーク接続部1
8は、データ変換器6に接続されており、プリンタ7に
入力される当該プリンタ7において印刷出力すべき印刷
ビットマップデータに対してインターフェース動作を行
う。
【0051】CPU17は、プリンタ7を構成する各構
成要素を制御し、当該印刷ビットマップデータの印刷出
力を行う。
【0052】ROM19は、プリンタ7全体の制御用の
プログラムを記憶しているメモリであり、所定のタイミ
ングで必要なプログラムを読み出して、バス21aに出
力する。
【0053】RAM20は、CPU17における処理に
必要なデータ等を一時的に記憶し、必要に応じてバス2
1aに出力する。
【0054】出力エンジン21は、インクジェット方式
又は電子写真方式等の印刷部を備えており、実際の印刷
ビットマップデータの印刷出力処理を行う。
【0055】次に、データ変換器6の構成及び動作につ
いて、図3を用いて説明する。
【0056】図3に示すように、データ変換器6は、イ
ンターフェース22a及び22bと、ROM36に記憶
されているプログラムを読み出して実行するCPU23
と、ROM36と、RAM24と、ビットマップデータ
生成部25と、表示データ生成部26と、バス27と、
変換データROM35とにより構成されている。
【0057】更に、ビットマップデータ生成部25はC
PU25a、ROM25b、RAM25cからなる論理
演算回路を内蔵しており、表示データ生成部26はCP
U26a、ROM26b及びRAM26cからなる論理
演算回路を内蔵している。ここで、ROM25bは印刷
ビットマップデータ生成のためのプログラムを記憶して
おり、ROM26bはCPU26aが表示データ生成部
26を制御する際に必要なプログラムを記憶している。
【0058】この構成において、インターフェース22
aは、切換器5を介した各コンピュータ1乃至4からの
データに対してインターフェース動作を行い、バス27
に出力する。
【0059】CPU23は、データ変換器6全体を制御
するとともに、各コンピュータ1乃至4から送信されて
くる後述の要求信号Srに基づいて、生成された後述の
印刷ビットマップデータのプリンタ7への出力及び生成
された後述の表示データSaの切換器5を介しての各コ
ンピュータ1乃至4への出力を行う。更に、CPU23
は、後述の処理により、後述の所要時間を算出してコン
ピュータ1乃至4に送信する。
【0060】RAM24は、データ変換器6に入力され
てきた各コンピュータ1乃至4からの印刷データSb等
を一時的に記憶し、必要に応じてバス27に出力する。
また、後述のビットマップデータ生成部25において生
成された印刷ビットマップデータを一時的に記憶し、バ
ス27を介してプリンタ7に出力するとともに、後述の
表示データ生成部26において生成された表示データS
aを一時的に記憶し、バス27を介してプリンタ7にコ
ンピュータ1乃至4に出力する。
【0061】ROM36は、データ変換器6全体の制御
用のプログラムを記憶している読み出し専用のメモリで
あり、所定のタイミングで必要なプログラムを読み出し
て、バス27に出力する。
【0062】変換データROM35は、コンピュータ1
から入力された印刷データSb(ページ記述言語で作成
されたページ記述データ)を印刷ビットマップデータに
変換するための変換データを記憶しているROMであ
り、当該変換データは、ビットマップデータ生成部25
と表示データ生成部26において共用される。そして、
具体的な変換データとしては、印刷データSb内の個々
の指令コードを解釈して図形等の描画を行うための変換
規則データ35bと印刷データSbに含まれるいわゆる
キャラクタコードに対応するフォントデータ35aとを
含み、これらが必要に応じて読み出される。
【0063】ビットマップデータ生成部25は、各コン
ピュータ1乃至4からの印刷データSbをプリンタ7に
おいて印刷出力するための印刷ビットマップデータに展
開加工し、RAM24に出力する。すなわち、印刷デー
タSb内の指令コードや上記キャラクタコードを読み出
し、更に各々に対応する変換規則データ35b又はフォ
ントデータ35aを変換データROM35から読み出し
て、RAM24内のページメモリ内に、指令コードに対
応する図形やキャラクタコードに対応するフォントをビ
ットマップ形式で記憶させる。
【0064】なお、ビットマップデータ生成部25にお
ける展開加工においては、実際にプリンタ7において印
刷出力に使用されるフォント等を含む上記変換データを
用いて実際に印刷出力する頁毎に印刷ビットマップデー
タが生成される。
【0065】インタフェース22bは、生成された印刷
ビットマップデータ等の、プリンタ7における印刷処理
に必要なデータに対してインターフェース処理を行い、
プリンタ7に出力する。
【0066】表示データ生成部26は、各コンピュータ
1乃至4から送信されてくる要求信号Srに対応して、
上記印刷データSbと上記変換データを用いて後述のプ
レビュー処理用の表示データSaを生成する。すなわ
ち、ビットマップデータ生成部25における印刷ビット
マップデータの生成と同様の処理によりビットマップ形
式の表示データSaを生成する。このとき、変換データ
ROM35からの変換データをビットマップデータ生成
部25と共有することとなるので、プリンタ7における
実際の印刷出力に忠実な表示データSaを生成できるこ
ととなる。
【0067】次に、本実施形態に係るプレビュー処理及
び印刷処理について、図4に示すフローチャートを用い
て説明する。本実施形態のプレビュー処理及び印刷処理
においては、プリンタ7において印刷出力すべき印刷デ
ータSbに忠実な表示データSaが生成されてディスプ
レイ15に表示されるとともに、印刷データSbを印刷
処理する際の所要時間がCPU23により算出されてコ
ンピュータ1乃至4に伝送される。
【0068】また、以下の説明においては、理解の容易
のために、コンピュータ1とデータ変換器6並びにプリ
ンタ7を用いたプレビュー処理及び印刷処理について説
明するとともに、コンピュータ1の処理とデータ変換器
6及びプリンタ7の処理とを並行して説明する。更に、
以下に説明する実施形態は、印刷データSbが入力され
てもこれを印刷処理開始まで保存しない構成のデータ変
換器6を用いた場合の実施形態である。
【0069】図4に示すように、実施形態のプレビュー
処理及び印刷処理においては、始めに、コンピュータ1
において、プリンタ7を用いて印刷出力すべき印刷デー
タSbが生成される(ステップS1)。
【0070】そして、プレビュー処理の要求信号Srと
ともに、当該生成された印刷データSbが切換器5を介
してデータ変換器6に対して送信され(ステップS
2)、当該データ変換器6において受信される(ステッ
プS3)。
【0071】次に、受信した印刷データSbを印刷処理
する際の所要時間を演算するために用いられる演算補助
値がRAM24に記憶されているか否かを判定する(ス
テップS4)。そして、当該演算補助値が記憶されてい
るときは(ステップS4;yes)当該演算補助値を用
いて所要時間を推定演算する(ステップS5)。
【0072】ここで、上記所要時間について説明する
と、当該所要時間としては、ビットマップデータ生成部
25における印刷ビットマップデータの生成開始から、
それを印刷し終わるまでの時間とするのが望ましい。こ
のため、ステップS5による所要時間の算出において
は、印刷ビットマップデータの生成に要する時間は、印
刷データの内容を解析して算出を行うとともに、印刷ビ
ットマップデータの生成完了から印刷終了までの時間
は、印刷ビットマップデータのプリンタ7への伝送まで
に必要な所要時間の概算値に、印刷サイズに対応した予
め実験等により算出されている所定の印刷サイズに比例
した時間を加算することで算出する。
【0073】また、印刷ビットマップデータの生成に要
する時間は、後述するステップS10におけるプレビュ
ー処理用の表示データを生成する際の実測値に基づいた
ものでもよい。この場合、より迅速に所要時間を求める
ことができる。更に、実際の印刷出力がプリンタ7によ
って印刷される時間としてもよい。
【0074】なお、この他に、所要時間として、例え
ば、ビットマップデータ生成部25における印刷ビット
マップデータの生成開始から生成終了までの時間として
もよいし、また、ビットマップデータ生成部25におけ
る印刷ビットマップデータの生成開始からその印刷ビッ
トマップデータのプリンタ7への転送完了までの時間、
又は他の記憶装置等への転送までの時間としてもよい。
更に、実際に印刷出力がプリンタ7によって、印刷され
る時間としてもよい。
【0075】また、所要時間の始期を、対象となる印刷
データに対応する印刷ビットマップデータ生成開始から
ではなく、当該印刷データがデータ変換器6に送られた
時間からとしてもよい。その場合、所要時間は当該印刷
データよりも先に処理すべき印刷データの処理に要する
時間を上述の所要時間に加算することで算出できる。
【0076】次に、上記演算補助値について説明する
と、当該演算補助値は、同じ印刷データSbがデータ変
換器6に入力された場合、2回目以降の上記所要時間の
演算の際に使用される補助値であり、一つの印刷データ
Sbについて一度算出されると、後述のようにRAM2
4内に記憶されているものである。
【0077】そして、当該演算補助値の具体的な値とし
ては、上記演算された所要時間そのものを当該印刷デー
タSbに対応する演算補助値として記憶しておいてもよ
いし、また、印刷処理に必要な時間のうち、印刷サイズ
(拡大率又は縮小率)に比例して変化する時間を単位サ
イズ(すなわち、印刷データSbに対して拡大率1.0
で印刷する場合)を印刷する際の時間で除した値(以
下、単に「a」とする。)と、印刷サイズに依らず一定
の時間(以下、単に「b」とする。)とに分けて記憶し
ておいてもよい。後者の場合には、実際に要する所要時
間は、 所要時間=a×(印刷サイズ)+b として算出できる。
【0078】また、プリンタ7で実際に印刷される時間
は、長さ方向印刷サイズに比例する時間をcとして、 所要時間=a×(印刷サイズ)+b+c×(長さ方向印
刷サイズ) で算出できる。この値はプリンタ7の印刷速度であり、
用紙のローディング等のサイズに依存しない時間はbに
含まれる。
【0079】ここで、上記印刷サイズに比例して変化す
る時間としては、例えば、ベクトルデータからビットマ
ップデータへの変換に要する時間やビットマップデータ
の転送のための時間、或は印刷ビットマップデータをプ
リンタ7に伝送するための時間等がある。
【0080】更に、印刷サイズに依らず一定の時間とし
ては、印刷データSbの構文解析のための時間や、ベク
トルデータの座標変換のための時間等がある。
【0081】前記説明した方法により所要時間が演算さ
れると(ステップS5)、次に、当該所要時間に対応す
る所要時間情報をコンピュータ1に返信し(ステップS
8)、コンピュータ1においてこれを受信して当該所要
時間をディスプレイ15に表示等し、ユーザに告知する
(ステップS9)。
【0082】一方、ステップS4の判定において、演算
補助値が記憶されていないとき、すなわち、受信した印
刷データSbがそれまでプレビュー処理又は印刷処理さ
れたことがない印刷データSbであるときは(ステップ
S4;no)、次に、当該印刷データSbに基づいて、
CPU23により上記所要時間を推定演算するとともに
上記演算補助値を算出する(ステップS6)。そして、
当該算出した演算補助値を対応する印刷データSbを識
別するための情報とともにRAM24に記憶する(ステ
ップS7)。
【0083】なお、演算補助値を記憶するRAM24内
の領域は、例えば電池等によりバックアップするか、又
は不揮発性化することにより、データ変換器6の電源を
断としても記憶している演算補助値が消失しないように
構成されている。
【0084】演算補助値の記憶が終了すると、上記ステ
ップS8及びS9に移行する。
【0085】次に、データ変換器6において、表示デー
タ生成部26が、RAM24に記憶されている印刷デー
タSbと、上記フォントデータ35a及び変換規則デー
タ35b等を含む変換データとを用いてディスプレイ1
5上に表示すべき表示データSaを生成(展開)する
(ステップS10)。このとき、生成された表示データ
Saは、印刷データSbを実際に印刷出力するときの態
様(字体、文字の大きさ、全体のレイアウト、色配置等
の態様)とほぼ同じ態様のビットマップ形式のデータで
ある。
【0086】そして、生成された表示データSaをコン
ピュータ1に送信する(ステップS11)。
【0087】次に、当該表示データSaがコンピュータ
1において受信されると(ステップS12)、当該表示
データSaに対応する画像、すなわち、印刷データSb
をプリンタ7において印刷出力するときの態様にほぼ一
致した画像(表示データSaに対応した画像)がディス
プレイ15に表示され、ユーザがこれを確認する(ステ
ップS13)。
【0088】そして、実際に印刷を実行する際の補助情
報(例えば、印刷する際の上記印刷サイズ)の入力がコ
ンピュータ1において実行されると(ステップS1
4)、次に、コンピュータ1から実際に印刷出力を開始
するか否かを示す要求信号Srとして指示データ(指示
コマンド)が印刷データSbとともに送信される(ステ
ップS15)。
【0089】次に、当該指示データ及び印刷データSb
がデータ変換器6において受信されると(ステップS1
6)、受信した印刷データSbに対応する上記所要時間
を演算補助値を用いて演算し(ステップS17)対応す
る所要時間をコンピュータ1に送信する(ステップS1
8)。そして、コンピュータ1においては送信された所
要時間情報に対応する所要時間を表示してユーザに告知
する(ステップS19)。
【0090】更に、データ変換器6においては、上記ス
テップS19と並行して、RAM24に記憶されている
印刷データSbをビットマップデータ生成部25により
印刷ビットマップデータに展開して(ステップS20)
プリンタ7に出力し、プリンタ7において出力エンジン
21を用いて印刷を実行する(ステップS21)。
【0091】そして、印刷出力が終了したらRAM24
に記憶されている印刷データSbを削除して(ステップ
S22)処理を終了する。
【0092】なお、上記ステップS19において表示す
る情報は、上述した所要時間そのものの他に、印刷処理
終了までの残り時間に変換して表示してもよいし、予定
終了時刻を算出して表示してもよい。更に、所要時間全
体に対する経過時間の割合を算出して表示してもよい。
更に、これらの表示する情報への変換は、上記ステップ
S18でもステップS19においても可能である。
【0093】次に、本実施形態に係る印刷停止通知処理
において、コンピュータ1で行われる設定操作につい
て、図5に示すコンピュータ1のディスプレイ15上の
設定画面に基づき説明する。本実施形態においては、実
行しようとする印刷処理を印刷開始時あるいは印刷終了
時に停止するとともに、所定のタイミングでデータ変換
器6から印刷停止の通知を送信する場合、予めコンピュ
ータ1で通知タイミング、通知内容等の設定を行う。こ
の際、コンピュータ1のユーザは、入力部11における
キーボード、マウス等を操作することにより、設定内容
を入力する。そして、設定内容に従いデータ変換器6に
おいて印刷停止及びその通知の処理が行われる。なお、
コンピュータ1における前記設定操作は、印刷処理等の
アプリケーションソフトウェアの一機能として組み込む
ことができる。
【0094】図5に示すように、コンピュータ1のディ
スプレイ15上に表示される設定画面は、一時停止の有
無、通知タイミング、通知先、通知内容の各設定項目に
対して、以下のような設定を行うために表示される。な
お、図5の設定画面では、入力項目の1つのみ選択で
き、○で表示されるラジオボタン、複数の入力項目を選
択でき、□で表示されるチェックボックス、文字列によ
る入力などの入力方法がある。
【0095】「一時停止」の項目には、印刷の一時停止
実行の有無を「する」、「しない」のどちらかを設定す
ることにより選択する。また、印刷停止タイミングとし
て、「印刷前」、「印刷後」の一方又は両方を設定でき
る。例えば、特殊な用紙に印刷したい場合は、印刷開始
直前にいったんプリンタ7を停止させ、用紙交換を行う
ために、「印刷前」に設定するが、更に印刷終了時に再
度プリンタ7を停止させ、元の用紙に戻すようなケース
では、加えて「印刷後」の設定をしておくことが望まし
い。
【0096】「通知タイミング」の項目には、「印刷開
始」又は「印刷終了」の何分前に通知を行うかを数値を
入力することにより設定する。ここで、実際の通知は印
刷実行の前に送信する必要があるので、実行すべき印刷
ジョブの印刷開始時間と印刷終了時間とを、上述した処
理に基づき推定演算を行って求め、この値を元に通知を
行う実際のタイミングがデータ変換器6により決定され
る。なお、このデータ変換器6により行われる処理はつ
いては後述する。
【0097】また、上述した印刷の「一時停止」の設定
内容が「印刷前」に設定されていれば、通知タイミング
は印刷開始時を基準に何分前であるかを示す数値を入力
し、「一時停止」の設定内容が「印刷後」に設定されて
いれば、通知タイミングは印刷終了時を基準に何分前で
あるか示す数値を入力する。ここで、入力する数値を
「0」とすれば、印刷開始と同時に、あるいは印刷終了
と同時に通知が行われるように設定できる。
【0098】「通知先」の項目には、通知を送信すべき
相手先として、コンピュータ1により設定操作を行うユ
ーザである「ユーザ」、ネットワーク上の印刷システム
の管理を行う「管理者」、ネットワークを介して通知を
伝達可能な他のユーザの連絡先である「指定アドレス」
をアドレス情報を示す文字列とともに、それぞれ設定す
ることができる。更に、この3つを自由に組み合わせて
設定でき、重複して通知を送信することができる。
【0099】「通知内容」の項目には、印刷停止の理由
として「用紙交換」、「メンテナンス」、及びその他の
理由として「指定メッセージ」を任意のメッセージの文
字列とともに、それぞれ設定できる。例えば、上述した
特殊な用紙への用紙交換を行う場合は「用紙交換」を設
定し、プリンタ7のヘッドクリーニングなどを実行する
場合は「メンテナンス」を設定すればよい。また、この
3種の理由を自由に組み合わせて設定することもでき
る。なお、ここで設定された通知内容は、通知先に印刷
停止の理由を伝えるメッセージとして送信される。
【0100】以上説明したコンピュータ1の設定操作に
より設定された各項目のデータは、印刷要求により印刷
データをデータ変換器6に送信する際に、印刷データに
付加されてデータ変換器6に送信される。なお、設定項
目としては上述した各項目に限定されるものではなく、
これ以外にも、ユーザのユーザ名、印刷ジョブ名、一時
停止実行時間などの項目を追加することが可能である。
【0101】次に、本実施形態に係る印刷停止通知処理
において、コンピュータ1で設定され、印刷データとと
もにデータ変換器6に送信される設定データを元に、デ
ータ変換器6で生成される通知データの生成処理につい
て、図6に示すフローチャートにより説明する。
【0102】図6に示すように、データ変換器6におい
て、受信したコンピュータ1の設定データ内容の判別が
順次行われる。まず、設定データにおいて印刷の「一時
停止」の設定の有無を判別する(ステップS31)。
「一時停止」を「しない」に設定していれば(ステップ
S31;NO)、以降の処理は行われず直ちに処理を終
了する。
【0103】「一時停止」を「する」に設定していれば
(ステップS31;YES)、印刷の一時停止が印刷処
理の開始時を基準に設定されているか否か判別する(ス
テップS32)。「一時停止」の設定に付随して入力し
た印刷の先後を示す設定内容が「印刷前」に設定されて
いれば(ステップS32;YES)、印刷開始時を基準
とした印刷停止の通知時間を計算する(ステップS3
3)。
【0104】ここで、当該通知時間の計算方法を説明す
る。まず、一時停止の対象となる印刷ジョブの印刷開始
時間は、上述したように推定演算されデータ変換器6に
おいて記憶されている。更に、この値と受信した設定デ
ータのうち印刷開始を起算点とする通知タイミングの時
間とを元に求めるべき通知時間の計算が行われる。具体
的には、印刷開始時間から上記通知タイミングの時間を
減じて求めた値が通知時間としてセットされる。更に、
この印刷開始時間は印刷停止時間としてもセットされ
る。一方、「一時停止」が「印刷前」として設定されて
いなければ(ステップS32;NO)、ステップS33
の処理は行わない。
【0105】次いで、印刷の一時停止が印刷処理の終了
時を基準に設定されているか否かを判別する(ステップ
S34)。「一時停止」が「印刷後」として設定されて
いれば(ステップS34;YES)、印刷終了時を基準
とした印刷停止の通知時間を計算する(ステップS3
5)。
【0106】当該通知時間の計算は、一時停止の対象と
なる印刷ジョブを、上述した推定演算された印刷終了時
間、及び受信した設定データの印刷終了を起算点とする
「通知タイミング」の時間の設定値とを元にして行われ
る。具体的には、印刷終了時間から上記通知タイミング
の時間を減じて求めた値が通知時間としてセットされ
る。更に、この印刷終了時間は印刷停止時間としてもセ
ットされる。一方、「一時停止」が「印刷後」として設
定されていなければ(ステップS34;NO)、ステッ
プS35の処理は行わない。
【0107】次いで、印刷の一時停止の理由に対応する
処理を、ステップS36からステップS40にかけて行
う。
【0108】まず、印刷の一時停止の理由が用紙交換で
あるか否か判別する(ステップS36)。設定データに
おいて、「通知内容」を「用紙交換」として設定してい
れば(ステップS36;YES)、通知データにおける
停止理由を示す文字列に「印刷用紙交換」とセットする
(ステップS37)。一方、「通知内容」を「用紙交
換」として設定していなければ(ステップS36;N
O)、ステップS37の処理は行わない。
【0109】その後、印刷の一時停止の理由がメンテナ
ンスであるか否か判別する(ステップS38)。設定デ
ータにおいて、「通知内容」を「メンテナンス」として
設定していれば(ステップS38;YES)、通知デー
タにおける停止理由を示す文字列に「メンテナンス」と
セットする(ステップS39)。一方、「通知内容」を
「メンテナンス」として設定していなければ(ステップ
S38;NO)、ステップS39の処理は行わない。
【0110】さらに、印刷の一時停止の理由の設定に際
し、設定データ中「指定メッセージ」として、入力され
たメッセージを示す文字列がある場合は、これを抽出
し、通知データにおけるコメントメッセージとする(ス
テップS40)。
【0111】次いで、印刷の一時停止を行ったユーザの
印刷データに対する印刷ジョブ名をスプールされている
記憶内容を元に読み取り、通知データにおける印刷ジョ
ブ名としてセットする(ステップS41)。この際、印
刷ジョブのユーザ名も読み取り、通知データにおけるユ
ーザ名としてセットする次いで、設定データにおいて、
印刷の一時停止の「通知先」として設定されている内容
から、通知を送信すべきアドレス情報を抽出し、通知デ
ータにおける通知先としてセットする(ステップS4
2)。
【0112】最後に、以上の処理の結果生成された通知
データを、上述の処理により算出された通知時間の順序
に従って並べ換え、登録する(ステップS43)。そし
て、並べ換えた各データ中、最先の通知データの通知時
間の到来を監視し、その通知時間になると、通知データ
の内容を通知を送信すべき通知先に対し、停止時間、印
刷ジョブ名、ユーザ名、停止理由、コメントを含めて送
信する。
【0113】次に、上述のように登録された通知データ
が通知先に対し通知メッセージとして送信され、通知先
のディスプレイ等で表示される場合の表示例を、図7を
用いて説明する。
【0114】図7に示すように、通知先において通知メ
ッセージが表示される表示画面は、上述した処理に従い
通知データにセットしたデータ内容の中で、必要な項目
を表示したものである。なお、通知先に対する通知メッ
セージの送信は、例えばネットワークを介した電子メー
ルを利用することができる。
【0115】図7における具体的な表示項目は、印刷の
一時停止を伝える「プリンター一時停止」のメッセー
ジ、「停止時間」、一時停止の対象となる「印刷ジョ
ブ」、その印刷ジョブを実行する「ユーザ」、用紙交換
等の「停止理由」、ユーザが入力した「コメント」等の
各項目が含まれている。
【0116】以上の印刷の一時停止を告知するための通
知メッセージの送信と、その表示を行うことにより、通
知を受けたユーザ、又は他のユーザは、印刷動作が停止
したこと、又は停止すると予測されることを認識するこ
とができる。また、印刷動作の停止時間を併せて認識す
ることができる。その上、一時停止の設定を行った当の
ユーザは、通知を受けることにより、自らの印刷処理が
開始又は終了するタイミングをも認識することができ
る。よって、一時停止の設定を行った当のユーザは、行
うべき作業をその準備を含めて的確かつ迅速に行うこと
ができ、他のユーザは、必要以上に印刷停止が長引かな
いため、各々の印刷ジョブの遅延は最小限にとどまり、
通知を受けた他のユーザは、入手した印刷停止に関する
情報を踏まえて対応できるので、本実施形態を印刷シス
テムに適用することによって、大きな効果が得られる。
【0117】なお、上述の各実施形態においては、デー
タ変換器6とプリンタ7とを別個独立の装置として説明
したが、これ以外にも、プリンタそのものに上記データ
変換器としての機能を持たせることも可能である。この
場合には、本発明に係る動作を示すプログラムを、コン
ピュータからの印刷データをビットマップデータに展開
するための、いわゆるRIP(Raster Image Processe
r)プログラムとしてプリンタ内に内蔵するようにする
ことができる。
【0118】また、上述した本発明に係る印刷システム
における印刷制御プログラムは、ネットワーク上のコン
ピュータにおいて読み取り可能なCD−ROM、フロッ
ピィ−ディスク等の記録媒体に記録させることが可能で
ある。そして、当該CD−ROM等を用いてコンピュー
タにおいて印刷制御プログラムをインストールし、実行
することにより、本発明の印刷システムが実現される。
【0119】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
印刷システムによれば、印刷データの印刷処理に際し印
刷動作の停止とその停止の告知タイミングを指示し、告
知タイミングになると、印刷動作の停止を告知するよう
にしたので、何等の操作なしに自動的に印刷動作を停止
させ、所望のタイミングで、印刷動作が停止したことを
ユーザに認識させる。従って、ユーザの負担を軽減し、
他のユーザの印刷処理に与える影響を抑えた上で、印刷
停止時に適宜の作業を行うことを可能とする。
【0120】請求項2に記載の印刷システムによれば、
前もって計算した印刷時間の予測値と告知タイミングと
に基づいて、印刷動作の停止の告知時間を算出し、この
告知時間が到来すると、印刷動作の停止を告知するよう
にしたので、実際に印刷処理開始の前に特定された印刷
時間を基準とした所望のタイミングで、印刷動作が停止
したことをユーザに認識させる。従って、ユーザは実際
の印刷停止時より早い時期に印刷停止を判断でき、印刷
停止時に行うべき作業の準備等をなし得るので、ユーザ
の負担がより一層軽減される。
【0121】請求項3に記載の印刷システムによれば、
ネットワーク上の特定のクライアント装置のユーザやネ
ットワークの管理者を、印刷停止の告知の相手先とでき
るようにしたので、印刷動作が停止したことを、実際の
ユーザのみならず、ネットワーク上の他のユーザ、ネッ
トワーク管理者に対しても認識させる。従って、印刷停
止の情報を広い範囲に渡って報知でき、他のユーザの印
刷処理に与える影響をより一層抑えることを可能とす
る。
【0122】請求項4に記載の印刷システムによれば、
印刷動作の停止の理由を印刷動作の停止の告知と併せて
告知するようにしたので、印刷動作が停止したことを、
その停止の原因とともに、ユーザ等に対して認識させ
る。従って、印刷が停止した際に、印刷停止の原因を踏
まえた的確な対処をすることを可能とする。
【0123】請求項5に記載の印刷方法によれば、印刷
データの印刷処理に際し印刷動作の停止とその停止の告
知タイミングを指示し、告知タイミングになると、印刷
動作の停止を告知するようにしたので、何等の操作なし
に自動的に印刷動作を停止させ、所望のタイミングで、
印刷動作が停止したことをユーザに認識させる。従っ
て、ユーザの負担を軽減し、他のユーザの印刷処理に与
える影響を抑えた上で、印刷停止時に適宜の作業を行う
ことを可能とする。
【0124】請求項6に記載の印刷方法によれば、前も
って計算した印刷時間の予測値と告知タイミングとに基
づいて、印刷動作の停止の告知時間を算出し、この告知
時間が到来すると、印刷動作の停止を告知するようにし
たので、実際に印刷処理開始の前に特定された印刷時間
を基準とした所望のタイミングで、印刷動作が停止した
ことをユーザに認識させる。従って、ユーザは実際の印
刷停止時より早い時期に印刷停止を判断でき、印刷停止
時に行うべき作業の準備等をなし得るので、ユーザの負
担がより一層軽減される。
【0125】請求項7に記載の印刷方法によれば、ネッ
トワーク上の特定のクライアント装置のユーザやネット
ワークの管理者を、印刷停止の告知の相手先とできるよ
うにしたので、印刷動作が停止したことを、実際のユー
ザのみならず、ネットワーク上の他のユーザ、ネットワ
ーク管理者に対しても認識させる。従って、印刷停止の
情報を広い範囲に渡って報知でき、他のユーザの印刷処
理に与える影響をより一層抑えることを可能とする。
【0126】請求項8に記載の印刷方法によれば、印刷
動作の停止の理由を印刷動作の停止の告知と併せて告知
するようにしたので、印刷動作が停止したことを、その
停止の原因とともに、ユーザ等に対して認識させる。従
って、印刷が停止した際に、印刷停止の原因を踏まえた
的確な対処をすることを可能とする。
【0127】請求項9に記載の印刷制御プログラムが記
録された記録媒体を読み取り実行するコンピュータによ
れば、印刷データの印刷処理に際し印刷動作の停止とそ
の停止の告知タイミングを指示し、告知タイミングにな
ると、印刷動作の停止を告知するようにしたので、何等
の操作なしに自動的に印刷動作を停止させ、所望のタイ
ミングで、印刷動作が停止したことをユーザに認識させ
る。従って、ユーザの負担を軽減し、他のユーザの印刷
処理に与える影響を抑えた上で、印刷停止時に適宜の作
業を行うことを可能とする。
【0128】請求項10に記載の印刷制御プログラムが
記録された記録媒体を読み取り実行するコンピュータに
よれば、前もって計算した印刷時間の予測値と告知タイ
ミングとに基づいて、印刷動作の停止の告知時間を算出
し、この告知時間が到来すると、印刷動作の停止を告知
するようにしたので、実際に印刷処理開始の前に特定さ
れた印刷時間を基準とした所望のタイミングで、印刷動
作が停止したことをユーザに認識させる。従って、ユー
ザは実際の印刷停止時より早い時期に印刷停止を判断で
き、印刷停止時に行うべき作業の準備等をなし得るの
で、ユーザの負担がより一層軽減される。
【0129】請求項11に記載の印刷制御プログラムが
記録された記録媒体を読み取り実行するコンピュータに
よれば、ネットワーク上の特定のクライアント装置のユ
ーザやネットワークの管理者を、印刷停止の告知の相手
先とできるようにしたので、印刷動作が停止したこと
を、実際のユーザのみならず、ネットワーク上の他のユ
ーザ、ネットワーク管理者に対しても認識させる。従っ
て、印刷停止の情報を広い範囲に渡って報知でき、他の
ユーザの印刷処理に与える影響をより一層抑えることを
可能とする。
【0130】請求項12に記載の印刷制御プログラムが
記録された記録媒体を読み取り実行するコンピュータに
よれば、印刷動作の停止の理由を印刷動作の停止の告知
と併せて告知するようにしたので、印刷動作が停止した
ことを、その停止の原因とともに、ユーザ等に対して認
識させる。従って、印刷が停止した際に、印刷停止の原
因を踏まえた的確な対処をすることを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の印刷システムの構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】コンピュータ及びプリンタの細部構成を示すブ
ロック図であり、(a)はコンピュータの細部構成を示
すブロック図であり、(b)はプリンタの細部構成を示
すブロック図である。
【図3】データ変換器の細部構成を示すブロック図であ
る。
【図4】本実施形態のプレビュー処理、印刷処理の動作
を示すフローチャートである。
【図5】本実施形態の印刷停止通知の設定画面を示す説
明図である。
【図6】本実施形態の印刷停止の通知データの生成処理
の動作を示すフローチャートである。
【図7】本実施形態の印刷停止の通知先における表示例
を示す説明図である。
【符号の説明】
1、2、3、4…コンピュータ 5…切換器 6…データ変換器 7…プリンタ 10、17、23、25a、26a…CPU 11…入力部 12、18…ネットワーク接続部 13、19、25b、26b、36…ROM 14、20、24、25c、26c…RAM 15…ディスプレイ 16、21a、27…バス 21…出力エンジン 22a、22b…インターフェース 25…ビットマップデータ生成部 26…表示データ生成部 35…変換データROM Sa…表示データ Sb…出力データ Sr…要求信号

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷すべき印刷データを印刷処理する印
    刷処理手段を備えた印刷システムにおいて、 前記印刷データの印刷要求に際し、当該印刷データの印
    刷処理の開始時又は終了時に前記印刷処理手段の印刷動
    作の停止を予め指示するとともに、当該印刷動作の停止
    を告知するタイミングを指示する指示手段と、 前記指示手段により指示されたタイミングにて、当該印
    刷動作の停止を告知する告知手段と、 を備えること特徴とする印刷システム。
  2. 【請求項2】 前記印刷データを印刷処理するのに要す
    る時間を計算するために必要な情報を記憶する記憶手段
    と、 前記記憶されている情報と前記印刷処理手段の状態とか
    ら前記印刷処理に要する時間である印刷時間を計算によ
    り予測する印刷時間予測手段と、 前記予測された印刷時間と前記指示手段により指示され
    たタイミングとに基づき前記印刷動作の停止を告知すべ
    き告知時間を算出する告知時間算出手段と、 を更に、備えるとともに、 前記告知手段は、前記算出された告知時間において、前
    記印刷動作の停止を告知することを特徴とする請求項1
    に記載の印刷システム。
  3. 【請求項3】 前記印刷システムは、前記印刷データを
    生成する複数のクライアント装置と、前記印刷データを
    印刷するプリンタがネットワークにより接続されたシス
    テムであって、 前記指示手段は、更に、前記印刷動作の停止を告知すべ
    き相手先を予め指示し、当該相手先には前記ネットワー
    クにより接続された特定のクライアント装置のユーザあ
    るいは前記ネットワークの管理者を含むとともに、 前記告知手段は、前記指示された相手先に対し前記ネッ
    トワークを介して前記印刷動作の停止を告知することを
    特徴とする請求項1又は請求項2に記載の印刷システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記指示手段は、更に、告知すべき前記
    印刷動作の停止の理由を予め指示するとともに、 前記告知手段は、前記印刷動作の停止を告知するに際
    し、前記指示された停止の理由を併せて告知することを
    特徴とする請求項1から請求項3に記載の印刷システ
    ム。
  5. 【請求項5】 印刷すべき印刷データを印刷処理する印
    刷処理手段を備えた印刷システムにおける印刷方法にお
    いて、 前記印刷データの印刷要求に際し、当該印刷データの印
    刷処理の開始時又は終了時に前記印刷処理手段の印刷動
    作の停止を予め指示するとともに、当該印刷動作の停止
    を告知するタイミングを指示する指示工程と、 前記指示工程において指示されたタイミングにて、当該
    印刷動作の停止を告知する告知工程と、 を備えること特徴とする印刷方法。
  6. 【請求項6】 前記印刷データを印刷処理するのに要す
    る時間を計算するために必要な情報を記憶する記憶工程
    と、 前記記憶されている情報と前記印刷処理手段の状態とか
    ら前記印刷処理に要する時間である印刷時間を計算によ
    り予測する印刷時間予測工程と、 前記予測された印刷時間と前記指示工程において指示さ
    れたタイミングとに基づき前記印刷動作の停止を告知す
    べき告知時間を算出する告知時間算出工程と、 を更に、備えるとともに、 前記告知工程は、前記算出された告知時間において、前
    記印刷動作の停止を告知することを特徴とする請求項5
    に記載の印刷方法。
  7. 【請求項7】 前記印刷方法は、前記印刷データを生成
    する複数のクライアント装置と、前記印刷データを印刷
    するプリンタがネットワークにより接続されたシステム
    における印刷方法であって、 前記指示工程は、更に、前記印刷動作の停止を告知すべ
    き相手先を予め指示し、当該相手先には前記ネットワー
    クにより接続された特定のクライアント装置のユーザあ
    るいは前記ネットワークの管理者を含むとともに、 前記告知工程は、前記指示された相手先に対し前記ネッ
    トワークを介して前記印刷動作の停止を告知することを
    特徴とする請求項5又は請求項6に記載の印刷方法。
  8. 【請求項8】 前記指示工程は、更に、告知すべき前記
    印刷動作の停止の理由を予め指示するとともに、 前記告知工程は、前記印刷動作の停止を告知するに際
    し、前記指示された停止の理由を併せて告知することを
    特徴とする請求項5から請求項7に記載の印刷方法。
  9. 【請求項9】 印刷すべき印刷データを印刷処理する印
    刷処理手段を備えた印刷システムに含まれるコンピュー
    タを、 前記印刷データの印刷要求に際し、当該印刷データの印
    刷処理の開始時又は終了時に前記印刷処理手段の印刷動
    作の停止を予め指示するとともに、当該印刷動作の停止
    を告知するタイミングを指示する指示手段、及び、 前記指示手段により指示されたタイミングにて、当該印
    刷動作の停止を告知する告知手段、 として機能させることを特徴とする印刷制御プログラム
    が記録された記録媒体。
  10. 【請求項10】 前記コンピュータを、 前記印刷データを印刷処理するのに要する時間を計算す
    るために必要な情報を記憶する記憶手段、 前記記憶されている情報と前記印刷処理手段の状態とか
    ら前記印刷処理に要する時間である印刷時間を計算によ
    り予測する印刷時間予測手段、及び、 前記予測された印刷時間と前記指示手段により指示され
    たタイミングとに基づき前記印刷動作の停止を告知すべ
    き告知時間を算出する告知時間算出手段、 として更に、機能させるとともに、 前記告知手段は、前記算出された告知時間において、前
    記印刷動作の停止を告知することを特徴とする請求項9
    に記載の印刷制御プログラムが記憶された記憶媒体。
  11. 【請求項11】 前記印刷システムは、前記印刷データ
    を生成する複数のクライアント装置と、前記印刷データ
    を印刷するプリンタがネットワークにより接続されたシ
    ステムであって、 前記指示手段は、更に、前記印刷動作の停止を告知すべ
    き相手先を予め指示し、当該相手先には前記ネットワー
    クにより接続された特定のクライアント装置のユーザあ
    るいは前記ネットワークの管理者を含むとともに、 前記告知手段は、前記指示された相手先に対し前記ネッ
    トワークを介して前記印刷動作の停止を告知することを
    特徴とする請求項9又は請求項10に記載の印刷制御プ
    ログラムが記録された記憶媒体。
  12. 【請求項12】 前記指示手段は、更に、告知すべき前
    記印刷動作の停止の理由を予め指示するとともに、 前記告知手段は、前記印刷動作の停止を告知するに際
    し、前記指示された停止の理由を併せて告知することを
    特徴とする請求項9から請求項11に記載の印刷制御プ
    ログラムが記録された記憶媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001018497A (ja) * 1999-07-09 2001-01-23 Olympus Optical Co Ltd プリンタ
JP2001075697A (ja) * 1999-06-29 2001-03-23 Xerox Corp 印刷システムのナビゲーションおよび制御のためのユーザインタフェース
JP2004192625A (ja) * 2002-11-25 2004-07-08 Brother Ind Ltd 設定システム、電子機器、及びプログラム

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