JPH10315576A - 印刷システム及び印刷方法並びに印刷制御プログラムが記録された記録媒体 - Google Patents

印刷システム及び印刷方法並びに印刷制御プログラムが記録された記録媒体

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JPH10315576A
JPH10315576A JP9129020A JP12902097A JPH10315576A JP H10315576 A JPH10315576 A JP H10315576A JP 9129020 A JP9129020 A JP 9129020A JP 12902097 A JP12902097 A JP 12902097A JP H10315576 A JPH10315576 A JP H10315576A
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JP
Japan
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time
print
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processing time
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JP9129020A
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English (en)
Inventor
Kazuma Aoki
一磨 青木
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 迅速に処理時間の推定演算を実行して、本来
の印刷出力処理を迅速に実行することが可能な印刷シス
テム等を提供する。 【解決手段】 印刷データを印刷処理する際に必要な処
理時間を実際の印刷前に算出し(ステップS5、S
6)、算出された処理時間を示す演算補助値等の時間情
報を記憶する(ステップS7)。そして、実際の印刷時
において、記憶されている時間情報を用いて実際の印刷
処理に要する処理時間を算出し(ステップS17)と、
算出された処理時間を告知する(ステップS19)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷データを印刷
する印刷システムにおいて、印刷に要する処理時間を推
定して実際の印刷前に使用者に告知する構成を備える印
刷システムの技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、文書又は画像等の印刷データを印
刷する際に、当該印刷に要する所要時間を推定演算して
使用者に告知する処理が知られている。この告知処理
は、例えば、複数のコンピュータで一台のプリンタを共
用する場合、又は膨大な量の印刷データを印刷する際等
において、予め印刷完了時刻を予測することができ、そ
の間に使用者は他の業務等を実行することができる点
で、非常に有用な処理である。
【0003】この処理時間を推定演算する方法として従
来知られているものには、例えば、印刷データ(テキス
トデータ)の印刷処理時間を、文字数、特殊記号、下線
の有無及び罫線の有無を考慮して算出する方法(特開昭
64−38824号公報参照)、印刷データ内のコマン
ドを分析し、更に分析した各コマンドに対応した処理時
間が記述されているテーブルを参照してその値の合計値
を算出する方法(特開平2−57367号公報又は特開
平4−146165号公報参照)、又は印刷データを解
析し、その中に含まれる頁数に比例した処理時間を求め
る方法(特開平3−164927号公報参照)等があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記各
方法を含む従来の方法においては、印刷データの実際の
印刷時毎に、その所要時間を、印刷開始が指示されてか
ら印刷結果が得られるまでに実行される全ての処理の処
理時間を夫々実際に算出してそれらを合計することによ
り算出することが一般的である。
【0005】従って、印刷データが膨大な量であった
り、複雑な処理が必要な印刷データである場合には、当
該所要時間の推定演算処理自体に時間がかかり、本来の
印刷処理がなかなか開始できない場合があり、結果的に
最終的な印刷結果を得るのが遅れてしまうという問題点
があった。
【0006】この問題点については、例えば、印刷結果
の概要を画面表示等で確認するプレビュー処理や印刷デ
ータの仮印刷(試し印刷)を行った後に改めて本来の印
刷出力を実行しようとする場合でも、当該本来の印刷出
力処理において同様に推定演算を実行するので、同様の
問題点が存在することとなる。
【0007】そこで、本発明は、上記の各問題点に鑑み
てなされたもので、その課題は、迅速に処理時間の推定
演算を実行して、本来の印刷出力処理を迅速に実行する
ことが可能な印刷システム及び印刷方法並びに印刷制御
プログラムを記録した記録媒体を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、印刷すべき印刷データ
を印刷する印刷システムにおいて、前記印刷データを印
刷処理する際に必要な処理時間を実際の印刷前に算出す
るCPU等の算出手段と、前記算出された処理時間を示
す時間情報を記憶するRAM等の記憶手段と、実際の前
記印刷時において、前記記憶されている時間情報を用い
て実際の前記印刷処理に要する時間である実処理時間を
生成するCPU等の生成手段と、前記生成された実処理
時間を告知するCPU等の告知手段と、を備える。
【0009】請求項1に記載の発明の作用によれば、算
出手段は、印刷データを印刷処理する際に必要な処理時
間を実際の印刷前に算出する。
【0010】そして、記憶手段は、算出された処理時間
を示す時間情報を記憶する。
【0011】その後、生成手段は、実際の印刷時におい
て、記憶されている時間情報を用いて実処理時間を生成
する。
【0012】最後に、告知手段は、生成された実処理時
間を告知する。
【0013】よって、実際の印刷時において、印刷に必
要な実処理時間を迅速に認識することができる。
【0014】上記の課題を解決するために、請求項2に
記載の発明は、請求項1に記載の印刷システムにおい
て、前記記憶手段は、前記処理時間自体を前記時間情報
として記憶すると共に、前記生成手段は、当該処理時間
を前記記憶手段から読み出し、前記実処理時間として前
記告知手段に出力するように構成される。
【0015】請求項2に記載の発明の作用によれば、請
求項1に記載の発明の作用に加えて、記憶手段は、処理
時間自体を時間情報として記憶する。
【0016】そして、生成手段は、当該処理時間を記憶
手段から読み出し、実処理時間として告知手段に出力す
る。
【0017】よって、処理時間そのものを記憶しておく
ので、実際の印刷時において、より迅速に実処理時間を
認識することができる。
【0018】上記の課題を解決するために、請求項3に
記載の発明は、請求項1に記載の印刷システムにおい
て、前記記憶手段は、前記処理時間を構成する部分処理
時間のうち、前記印刷データの印刷態様に依存して変化
する前記部分処理時間である変化時間を示す変化時間情
報と、前記印刷処理に対応した一定の前記部分処理時間
である一定時間を示す一定時間情報とを記憶すると共
に、前記生成手段は、前記記憶されている変化時間情報
及び一定時間情報並びに実際の前記印刷時における前記
印刷態様に基づいて前記実処理時間を生成するように構
成される。
【0019】請求項3に記載の発明の作用によれば、請
求項1に記載の発明の作用に加えて、記憶手段は、変化
時間情報と一定時間情報とを記憶すると共に、生成手段
は、記憶されている変化時間情報及び一定時間情報並び
に実際の印刷時における印刷態様に基づいて実処理時間
を生成する。
【0020】よって、事前の処理時間算出時と印刷態様
が異なる場合でも、実際の印刷時において迅速に実処理
時間を認識することができる。
【0021】上記の課題を解決するために、請求項4に
記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の
印刷システムであって、前記印刷処理は、前記印刷デー
タの印刷態様を前記印刷前に表示するイメージ表示処理
と、当該印刷データを仮に印刷する仮印刷処理とを含む
と共に、前記算出手段は、前記イメージ表示処理及び前
記仮印刷処理のうち少なくとも一方を前記印刷前に実際
に実行することにより前記処理時間を算出するように構
成される。
【0022】請求項4に記載の発明の作用によれば、請
求項1から3のいずれか一項に記載の発明の作用に加え
て、印刷処理はイメージ表示処理と仮印刷処理とを含む
と共に、算出手段はイメージ表示処理及び仮印刷処理の
うち少なくとも一方を印刷前に実際に実行することによ
り処理時間を算出する。
【0023】よって、実測により算出された処理時間を
示す時間情報に基づいて処理時間が生成されるので、よ
り正確に実処理時間を生成することができる。
【0024】上記の課題を解決するために、請求項5に
記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の
印刷システムであって、前記印刷データを生成するコン
ピュータ等のデータ生成装置と、前記生成された印刷デ
ータを前記印刷する際に用いられる変換印刷データに変
換するデータ変換器等の変換装置と、前記変換印刷デー
タを印刷出力するプリンタ等の印刷装置とを含み、前記
算出手段、前記記憶手段及び前記生成手段が前記変換装
置内に含まれていると共に、前記告知手段が前記データ
生成装置に含まれているように構成される。
【0025】請求項5に記載の発明の作用によれば、請
求項1から4のいずれか一項に記載の発明の作用に加え
て、データ生成装置は印刷データを生成する。
【0026】そして、変換装置は、生成された印刷デー
タを変換印刷データに変換する。
【0027】更に、印刷装置は変換印刷データを印刷出
力する。
【0028】このとき、算出手段、記憶手段及び生成手
段が変換装置内に含まれていると共に、告知手段がデー
タ生成装置に含まれている。
【0029】よって、複数のデータ生成装置により変換
装置及び印刷装置を共用する印刷システムであっても、
実際の印刷時にデータ生成装置において実処理時間を迅
速に認識することができる。
【0030】上記の課題を解決するために、請求項6に
記載の発明は、印刷すべき印刷データを印刷する印刷シ
ステムにおける印刷方法であって、前記印刷データを印
刷処理する際に必要な処理時間を実際の印刷前に算出す
る算出工程と、前記算出された処理時間を示す時間情報
を記憶する記憶工程と、実際の前記印刷時において、前
記記憶されている時間情報を用いて実際の前記印刷処理
に要する時間である実処理時間を生成する生成工程と、
前記生成された実処理時間を告知する告知工程と、を備
える。
【0031】請求項6に記載の発明の作用によれば、算
出工程において、印刷データを印刷処理する際に必要な
処理時間を実際の印刷前に算出する。
【0032】そして、記憶工程において、算出された処
理時間を示す時間情報を記憶する。
【0033】その後、生成工程において、実際の印刷時
において、記憶されている時間情報を用いて実処理時間
を生成する。
【0034】最後に、告知工程において、生成された実
処理時間を告知する。
【0035】よって、実際の印刷時において、印刷処理
に必要な実処理時間を迅速に認識することができる。
【0036】上記の課題を解決するために、請求項7に
記載の発明は、請求項6に記載の印刷方法において、前
記記憶工程において、前記処理時間自体を前記時間情報
として記憶すると共に、前記生成工程において、当該処
理時間を前記記憶手段から読み出し、前記実処理時間と
して前記告知手段に出力するように構成される。
【0037】請求項7に記載の発明の作用によれば、請
求項6に記載の発明の作用に加えて、記憶工程におい
て、処理時間自体を時間情報として記憶する。
【0038】そして、生成工程において、当該処理時間
を記憶手段から読み出し、実処理時間として告知手段に
出力する。
【0039】よって、処理時間そのものを記憶しておく
ので、実際の印刷時において、より迅速に実処理時間を
認識することができる。
【0040】上記の課題を解決するために、請求項8に
記載の発明は、請求項6に記載の印刷方法において、前
記記憶工程において、前記処理時間を構成する部分処理
時間のうち、前記印刷データの印刷態様に依存して変化
する前記部分処理時間である変化時間を示す変化時間情
報と、前記印刷処理に対応した一定の前記部分処理時間
である一定時間を示す一定時間情報とを記憶すると共
に、前記生成工程において、前記記憶されている変化時
間情報及び一定時間情報並びに実際の前記印刷時におけ
る前記印刷態様に基づいて前記実処理時間を生成するよ
うに構成される。
【0041】請求項8に記載の発明の作用によれば、請
求項6に記載の発明の作用に加えて、記憶工程におい
て、変化時間情報と一定時間情報とを記憶すると共に、
生成工程において、記憶されている変化時間情報及び一
定時間情報並びに実際の印刷時における印刷態様に基づ
いて実処理時間を生成する。
【0042】よって、事前の処理時間算出時と印刷態様
が異なる場合でも、実際の印刷時において迅速に実処理
時間を認識することができる。
【0043】上記の課題を解決するために、請求項9に
記載の発明は、請求項6から8のいずれか一項に記載の
印刷方法であって、前記印刷処理は、前記印刷データの
印刷態様を前記印刷前に表示するイメージ表示処理と、
当該印刷データを仮に印刷する仮印刷処理とを含むと共
に、前記算出工程において、前記イメージ表示処理及び
前記仮印刷処理のうち少なくとも一方を前記印刷前に実
際に実行することにより前記処理時間を算出するように
構成される。
【0044】請求項9に記載の発明の作用によれば、請
求項6から8のいずれか一項に記載の発明の作用に加え
て、印刷処理はイメージ表示処理と仮印刷処理とを含む
と共に、算出工程においてイメージ表示処理及び仮印刷
処理のうち少なくとも一方を印刷前に実際に実行するこ
とにより処理時間を算出する。
【0045】よって、実測により算出された処理時間を
示す時間情報に基づいて処理時間が生成されるので、よ
り正確に実処理時間を生成することができる。
【0046】上記の課題を解決するために、請求項10
に記載の発明は、請求項6から9のいずれか一項に記載
の印刷方法であって、前記印刷システムは、前記印刷デ
ータを生成するデータ生成装置と、前記生成された印刷
データを前記印刷する際に用いられる変換印刷データに
変換する変換装置と、前記変換印刷データを印刷出力す
る印刷装置とを含み、前記算出工程、前記記憶工程及び
前記生成工程は前記変換装置において実行されると共
に、前記告知工程は、前記データ生成装置において実行
されるように構成される。
【0047】請求項10に記載の発明の作用によれば、
請求項6から9のいずれか一項に記載の発明の作用に加
えて、データ生成装置において印刷データの生成が行わ
れ、変換装置において生成された印刷データが変換印刷
データに変換される。そして、印刷装置において変換印
刷データが印刷出力される。
【0048】このとき、算出工程、記憶工程及び生成工
程が変換装置において実行されると共に、告知工程がデ
ータ生成装置において実行される。
【0049】よって、複数のデータ生成装置により変換
装置及び印刷装置を共用する印刷システムにおいても、
実際の印刷時にデータ生成装置において実処理時間を迅
速に認識することができる。
【0050】上記の課題を解決するために、請求項11
に記載の発明は、印刷すべき印刷データを印刷する印刷
システムに含まれるコンピュータを、前記印刷データを
印刷処理する際に必要な処理時間を実際の印刷前に算出
する算出手段、前記算出された処理時間を示す時間情報
を記憶手段に記憶させる記憶制御手段、実際の前記印刷
時において、前記記憶されている時間情報を用いて実際
の前記印刷処理に要する時間である実処理時間を生成す
る生成手段、及び、前記生成された実処理時間を告知す
る告知手段、として機能させるための印刷制御プログラ
ムが記録されて構成される。
【0051】請求項11に記載の発明の作用によれば、
算出手段として機能するコンピュータは、印刷データを
印刷処理する際に必要な処理時間を実際の印刷前に算出
する。
【0052】そして、記憶制御手段として機能するコン
ピュータは、算出された処理時間を示す時間情報を記憶
手段に記憶させる。
【0053】その後、生成手段として機能するコンピュ
ータは、実際の印刷時において、記憶されている時間情
報を用いて実処理時間を生成する。
【0054】最後に、告知手段として機能するコンピュ
ータは、生成された実処理時間を告知する。
【0055】よって、実際の印刷時において、印刷処理
に必要な実処理時間を迅速に認識することができる。
【0056】上記の課題を解決するために、請求項12
に記載の発明は、請求項11に記載の印刷制御プログラ
ムが記録された記録媒体において、前記記憶制御手段と
して機能するコンピュータは、前記処理時間自体を前記
時間情報として前記記憶手段に記憶させると共に、前記
生成手段として機能するコンピュータは、当該処理時間
を前記記憶手段から読み出し、前記告知手段として機能
するコンピュータに前記実処理時間として出力するよう
に構成される。
【0057】請求項12に記載の発明の作用によれば、
請求項11に記載の発明の作用に加えて、記憶制御手段
として機能するコンピュータは、処理時間自体を時間情
報として記憶手段に記憶させる。
【0058】そして、生成手段として機能するコンピュ
ータは、当該処理時間を記憶手段から読み出し、告知手
段として機能するコンピュータに実処理時間として出力
する。
【0059】よって、処理時間そのものを記憶しておく
ので、実際の印刷時において、より迅速に実処理時間を
認識することができる。
【0060】上記の課題を解決するために、請求項13
に記載の発明は、請求項11に記載の印刷制御プログラ
ムが記録された記録媒体において、前記記憶制御手段と
して機能するコンピュータは、前記処理時間を構成する
部分処理時間のうち、前記印刷データの印刷態様に依存
して変化する前記部分処理時間である変化時間を示す変
化時間情報と、前記印刷処理に対応した一定の前記部分
処理時間である一定時間を示す一定時間情報とを前記記
憶手段に記憶させると共に、前記生成手段として機能す
るコンピュータは、前記記憶されている変化時間情報及
び一定時間情報並びに実際の前記印刷時における前記印
刷態様に基づいて前記実処理時間を生成するように構成
される。
【0061】請求項13に記載の発明の作用によれば、
請求項11に記載の発明の作用に加えて、記憶制御手段
として機能するコンピュータは、変化時間情報と一定時
間情報とを記憶すると共に、生成手段として機能するコ
ンピュータは、記憶されている変化時間情報及び一定時
間情報並びに実際の印刷時における印刷態様に基づいて
実処理時間を生成する。
【0062】よって、事前の処理時間算出時と印刷態様
が異なる場合でも、実際の印刷時において迅速に実処理
時間を認識することができる。
【0063】上記の課題を解決するために、請求項14
に記載の発明は、請求項11から13のいずれか一項に
記載の印刷制御プログラムが記録された記録媒体におい
て、前記印刷処理は、前記印刷データの印刷態様を前記
印刷前に表示するイメージ表示処理と、当該印刷データ
を仮に印刷する仮印刷処理とを含むと共に、前記算出手
段として機能するコンピュータは、前記イメージ表示処
理及び前記仮印刷処理のうち少なくとも一方を前記印刷
前に実際に実行することにより前記処理時間を算出する
ように構成される。
【0064】請求項14に記載の発明の作用によれば、
請求項11から13のいずれか一項に記載の発明の作用
に加えて、印刷処理はイメージ表示処理と仮印刷処理と
を含むと共に、算出手段として機能するコンピュータ
は、イメージ表示処理及び仮印刷処理のうち少なくとも
一方を印刷前に実際に実行することにより処理時間を算
出する。
【0065】よって、実測により算出された処理時間を
示す時間情報に基づいて処理時間が生成されるので、よ
り正確に実処理時間を生成することができる。
【0066】
【発明の実施の形態】次に、本発明に好適な実施の形態
について図面に基づいて説明する。なお、以下に説明す
る実施の形態は、データ生成装置としての複数のコンピ
ュータが、変換装置としての一のデータ変換器(より具
体的には、例えば、データサーバ等)を介して出力装置
としてのプリンタに接続されたネットワークシステムに
おいて、夫々のコンピュータにより当該プリンタを共同
使用する場合の出力制御に対して本発明を適用した場合
の実施の形態である。
【0067】(I)全体構成 始めに、実施形態のネットワークシステムの構成につい
て、図1を用いて説明する。
【0068】図1に示すように、実施形態のネットワー
クシステムWは、4台のコンピュータ1乃至4と、デー
タ変換器6と、夫々のコンピュータ1乃至4とデータ変
換器6を接続する切換器5と、プリンタ7とにより構成
されている。
【0069】この構成において、各コンピュータ1乃至
4は、夫々が備えるアプリケーションソフトウェア等を
用いてプリンタ7において印刷出力すべき印刷データを
生成して切換器5に出力する。ここで、上記出力データ
としては、例えば、Adobe社の「ポストスクリプ
ト」等の周知のページ記述言語により作成される。更
に、これと並行して各コンピュータ1乃至4は後述のプ
レビュー処理を行う。
【0070】ここで、プレビュー処理とは、上記印刷デ
ータを用いたプリンタ7における印刷出力の前に、各コ
ンピュータ1乃至4に含まれるか、又は当該コンピュー
タとは別に設けられた後述のディスプレイに対して、上
記印刷データに対応して印刷出力される印刷出力データ
(いわゆるビットマップデータ)の態様(すなわち、字
体、文字の大きさ、全体のレイアウト、色配置等の態
様)を表示する処理をいう。
【0071】切換器5は、夫々のコンピュータ1乃至4
からの印刷データを一時的に記憶するバッファ部を備
え、これらの印刷データをコンピュータ毎に時分割的に
データ変換器6に出力する。
【0072】さらに、切換器5は、データ変換器6から
出力されてくる後述の表示データ等を各コンピュータに
配信する。
【0073】一方、データ変換器6は、各コンピュータ
1乃至4から切換器5を介して送信されてくる印刷デー
タを、当該データ変換器6が保有する変換データを用い
てプリンタ7において印刷出力するための印刷出力デー
タ(以下、印刷ビットマップデータと称する。)に展開
し、プリンタ7に出力する。更に、データ変換器6は後
述のプレビュー処理及び印刷処理を行う。
【0074】そして、プリンタ7は、出力された印刷ビ
ットマップデータに基づき、対応する印刷出力を行う。
【0075】(II)細部構成 次に、上記ネットワークシステムWを構成する各構成部
材の細部構成を図2及び図3を用いて説明する。
【0076】始めに、コンピュータ1乃至4の構成及び
動作について、図2(a)を用いて説明する。なお、各
コンピュータ1乃至4は、夫々同様の構成及び動作を実
行するので、以下の説明では、代表してコンピュータ1
について説明する。
【0077】図2(a)に示すように、コンピュータ1
は、ROM13に記憶されたプログラムを読み出してそ
れに含まれている各命令を実行することにより後述のプ
レビュー処理を実行する告知手段としてのCPU10
と、キーボード、マウス等よりなる入力部11と、ネッ
トワーク接続部12と、記録媒体としてのROM(Read
Only Memory)13と、RAM(Random Access Memor
y)14と、CRT(Cathode Ray Tube)又は液晶等よ
りなる告知手段としてのディスプレイ15と、コンピュ
ータ1内の各構成部材を接続するバス16とにより構成
されている。
【0078】上記の構成において、ネットワーク接続部
12は、切換器5に接続されており、コンピュータ1か
ら出力するデータ及びコンピュータ1に入力するデータ
に対していわゆるインターフェース動作を行う。
【0079】一方、入力部11は、コンピュータ1にお
ける処理に必要なデータが入力されたときそれをバス1
6を介してCPU10等に出力する。
【0080】ROM13は、コンピュータ1全体の制御
用のプログラム(後述のプレビュー処理用のフローチャ
ートに対応するプログラムを含む。)を記憶している読
み出し専用のメモリであり、所定のタイミングで必要な
プログラムを読み出して、バス16に出力する。
【0081】また、RAM14は、実際には、ハードデ
ィスク装置等の記憶装置等により構成され、CPU10
における処理に必要なデータ等を一時的に記憶し、必要
に応じてバス16に出力する。
【0082】更に、ディスプレイ15は、CPU10に
おける処理に必要な表示を行うと共に、後述の表示デー
タSaに対応する画像を表示し、更に後述の処理時間を
表示する。
【0083】最後に、CPU10は、RAM14に記憶
されているアプリケーションプログラムを用いて対応す
る文書作成、画像処理等の処理を行って印刷データSb
を生成すると共に、コンピュータ1を構成する各構成部
材を制御する。
【0084】なお、本発明に係るプレビュー処理におけ
るコンピュータ1の動作については後ほど纏めて説明す
る。
【0085】次に、プリンタ7の構成及び動作につい
て、図2(b)を用いて説明する。
【0086】図2(b)に示すように、プリンタ7は、
CPU17と、ネットワーク接続部18と、ROM19
と、RAM20と、出力エンジン21と、バス21aと
により構成されている。
【0087】この構成において、ネットワーク接続部1
8は、データ変換器6に接続されており、プリンタ7に
入力される当該プリンタ7において印刷出力すべき印刷
ビットマップデータ(ビットマップ形式のデータ)に対
してインターフェース動作を行う。
【0088】一方、CPU17は、プリンタ7を構成す
る各構成部材を制御し、当該印刷ビットマップデータの
印刷出力を行う。
【0089】また、ROM19は、プリンタ7全体の制
御用のプログラムを記憶しているメモリであり、所定の
タイミングで必要なプログラムを読み出して、バス21
aに出力する。
【0090】更に、RAM20は、CPU17における
処理に必要なデータ等を一時的に記憶し、必要に応じて
バス21に出力する。
【0091】最後に、出力エンジン21は、インクジェ
ット方式又は電子写真方式等の印刷部を備えており、C
PU16の制御の下、実際の印刷ビットマップデータの
印刷出力処理を行う。
【0092】なお、本発明に係るプレビュー処理及び印
刷処理におけるプリンタ7の動作については後ほど纏め
て説明する。
【0093】最後に、データ変換器6の構成及び動作に
ついて、図3を用いて説明する。
【0094】図3に示すように、データ変換器6は、イ
ンターフェース22a及び22bと、ROM36に記憶さ
れているプログラムを読み出してそれに含まれる各命令
を実行し後述のプレビュー処理及び印刷処理を行う算出
手段及び生成手段としてのCPU23と、記録媒体とし
てのROM36と、記憶手段としてのRAM24と、ビ
ットマップデータ生成部25と、表示データ生成部26
と、バス27と、変換データROM35とにより構成さ
れている。
【0095】更に、ビットマップデータ生成部25はC
PU25a、ROM25b、RAM25cからなる論理演
算回路を内蔵しており、表示データ生成部26はCPU
26a、ROM26b及びRAM26cからなる論理演算
回路を内蔵している。ここで、ROM25bは印刷ビッ
トマップデータ生成のためのプログラムを記憶してお
り、ROM26bはCPU26aが表示データ生成部26
を制御する際に必要なプログラムを記憶している。
【0096】この構成において、インターフェース22
aは、切換器5を介した各コンピュータ1乃至4からの
データに対してインターフェース動作行い、バス27に
出力する。
【0097】そして、CPU23は、データ変換器6全
体を制御すると共に、各コンピュータ1乃至4から送信
されてくる後述の要求信号Srに基づいて、生成された
後述の印刷ビットマップデータのプリンタ7への出力及
び生成された後述の表示データSaの切換器5を介して
の各コンピュータ1乃至4への出力を行う。
【0098】更に、CPU23は、後述のフローチャー
トに従った処理により、後述の所要時間を算出してコン
ピュータ1乃至4に送信する。
【0099】次に、RAM24は、データ変換器6に入
力されてきた各コンピュータ1乃至4からの印刷データ
Sb等を一時的に記憶し、必要に応じてバス27に出力
する。これと並行してRAM24は、後述のビットマッ
プデータ生成部25において生成された印刷ビットマッ
プデータを一時的に記憶し、CPU23の制御の下、バ
ス27を介してプリンタ7に出力すると共に、後述の表
示データ生成部26において生成された表示データSa
を一時的に記憶し、CPU23の制御の下、バス27を
介してプリンタ7にコンピュータ1乃至4に出力する。
【0100】ROM36は、データ変換器6全体の制御
用のプログラム(後述のプレビュー処理及び印刷処理用
のフローチャートに対応するプログラムを含む。)を記
憶している読み出し専用のメモリであり、所定のタイミ
ングで必要なプログラムを読み出して、バス27に出力
する。
【0101】次に、変換データROM35は、コンピュ
ータ1から入力された印刷データSb(ページ記述言語
で作成されたページ記述データ)を印刷ビットマップデ
ータに変換するための変換データを記憶しているROM
であり、当該変換データは、ビットマップデータ生成部
25と表示データ生成部26において共用される。そし
て、具体的な変換データとしては、印刷データSb(ペ
ージ記述言語)内の個々の指令コードを解釈して図形等
の描画を行うための変換規則データ35bと印刷データ
Sbに含まれるいわゆるキャラクタコードに対応するフ
ォント(字体)データ(アウトラインデータ)30aと
を含み、これらが必要に応じて読み出される。
【0102】一方、ビットマップデータ生成部25は、
各コンピュータ1乃至4からの印刷データSbをプリン
タ7において印刷出力するための印刷ビットマップデー
タに展開加工し、RAM23に出力する。すなわち、印
刷データSb内の指令コードや上記キャラクタコードを
読み出し、更に夫々に対応する変換規則データ35b又
はフォントデータ35aを変換データROM35から読
み出して、RAM23内のページメモリ内に、指令コー
ドに対応する図形やキャラクタコードに対応するフォン
トをビットマップ形式で記憶させる。
【0103】なお、ビットマップデータ生成部25にお
ける展開加工においては、実際にプリンタ7において印
刷出力に使用されるフォント等を含む上記変換データを
用いて実際に印刷出力する頁毎に印刷ビットマップデー
タが生成される。
【0104】そして、インタフェース22bは、生成さ
れた印刷ビットマップデータ等の、プリンタ7における
印刷処理に必要なデータに対してインターフェース処理
を行い、プリンタ7に出力する。
【0105】最後に、表示データ生成部26は、各コン
ピュータ1乃至4から送信されてくる要求信号Srに対
応して、上記印刷データSb(各コンピュータ1乃至4
から送信されてくる印刷データSb)並びに上記変換デ
ータを用いて後述のプレビュー処理用の(すなわち、印
刷ビットマップデータに対応するものとしてディスプレ
イ15において表示するための)表示データSaを生成
する。すなわち、ビットマップデータ生成部25におけ
る印刷ビットマップデータの生成と同様の処理によりビ
ットマップ形式の表示データSaを生成する。このと
き、変換データROM35からの変換データをビットマ
ップデータ生成部25と共有することとなるので、プリ
ンタ7における実際の印刷出力に忠実な表示データSa
を生成できることとなる。
【0106】なお、本発明に係るプレビュー処理及び印
刷処理におけるデータ変換器6の動作については以下に
纏めて説明する。
【0107】(III)プレビュー処理及び印刷処理の第
1実施形態 次に、ネットワークシステムWにおいて実行されるプレ
ビュー処理及び印刷処理の第1実施形態について、図4
に示すフローチャートを用いて説明する。本実施形態の
プレビュー処理及び印刷処理においては、プリンタ7に
おいて印刷出力すべき印刷データSb(ページ記述デー
タ)に忠実な表示データSaが生成されてディスプレイ
15に表示されると共に、印刷データSbを印刷処理す
る際の所要時間がCPU23により算出されてコンピュ
ータ1乃至4に伝送される。
【0108】また、以下の説明においては、理解の容易
のために、コンピュータ1とデータ変換器6並びにプリ
ンタ7を用いたプレビュー処理及び印刷処理について説
明すると共に、コンピュータ1の処理とデータ変換器6
及びプリンタ7の処理とを並行して説明する。
【0109】更に以下に説明する実施形態は、印刷デー
タSbが入力されてもこれを印刷処理開始まで保存しな
い構成のデータ変換器6を用いた場合の実施形態であ
る。
【0110】図4に示すように、実施形態のプレビュー
処理及び印刷処理においては、始めに、コンピュータ1
において、プリンタ7を用いて印刷出力すべき印刷デー
タSb(例えば、印刷出力すべき文書又は画像等)が生
成される(ステップS1)。
【0111】そして、プレビュー処理の要求信号Srと
共に、当該生成された印刷データSbが切換器5を介し
てデータ変換器6に対して送信され(ステップS2)、
当該データ変換器6において受信される(ステップS
3)。
【0112】次に、受信した印刷データSbを印刷処理
する際の所要時間を演算するために用いられる演算補助
値がRAM24に記憶されているか否かを判定する(ス
テップS4)。そして、当該演算補助値が記憶されてい
るときは(ステップS4;yes)当該演算補助値を用
いて所要時間を推定演算する(ステップS5)。
【0113】ここで、上記所要時間について説明する
と、当該所要時間としては、ビットマップデータ生成部
25における印刷ビットマップデータの生成開始から、
それを印刷し終わるまでの時間(後述のプレビュー処理
が実行されるときは、当該プレビュー処理のための時間
も含まれる。)とするのが望ましい。このため、ステッ
プS5による所要時間の算出においては、印刷ビットマ
ップデータの生成に要する時間は、印刷データの内容を
解析して算出を行うと共に、印刷ビットマップデータの
生成完了から印刷終了までの時間は、印刷ビットマップ
データのプリンタ7への伝送までに必要な所要時間の概
算値に、印刷サイズに対応した予め実験等により算出さ
れている所定の印刷サイズに比例した時間を加算するこ
とで算出する。
【0114】また、印刷ビットマップデータの生成に要
する時間は、後述するステップS10におけるプレビュ
ー処理用の表示データを生成する際の実測値に基づいた
ものでもよい。この場合、より迅速に所要時間を求める
ことができる。
【0115】なお、この他に、所要時間として、例え
ば、ビットマップデータ生成部25における印刷ビット
マップデータの生成開始から生成終了までの時間として
もよいし、また、ビットマップデータ生成部25におけ
る印刷ビットマップデータの生成開始からその印刷ビッ
トマップデータのプリンタ7への転送完了までの時間、
又は他の記憶装置等への転送までの時間としてもよい。
【0116】また、所要時間の始期を、対象となる印刷
データに対応する印刷ビットマップデータ生成開始から
ではなく、当該印刷データがデータ変換器6に送られた
時間からとしてもよい。その場合、所要時間は、当該印
刷データよりも先に処理すべき業務(例えば、既にデー
タ変換器6に蓄積されていた先に処理されるべき印刷デ
ータの処理)に要する時間を上述の所要時間に加算する
ことで算出できる。
【0117】次に、上記演算補助値について説明する
と、当該演算補助値は、同じ印刷データSbがデータ変
換器6に入力された場合(例えば、本実施形態のよう
に、プレビュー処理のために表示データSaとして展開
する印刷データSbと同一の印刷データSbについて印刷
処理を行う場合等)、2回目以降の上記所要時間の演算
の際に使用される補助値であり、一つの印刷データSb
について一度算出されると、後述のようにRAM24内
に記憶されているものである。
【0118】そして、当該演算補助値の具体的な値とし
ては、上記演算された所要時間そのものを当該印刷デー
タSbに対応する演算補助値として記憶しておいてもよ
いし、また、印刷処理に必要な時間のうち、印刷サイズ
(拡大率又は縮小率)に比例して変化する時間を単位サ
イズ(すなわち、印刷データSbに対して拡大率1.0
で印刷する場合)を印刷する際の時間で除した値(以
下、単に「a」とする。)と、印刷サイズに依らず一定
の時間(以下、単に「b」とする。)とに分けて記憶し
ておいてもよい。後者の場合には、実際に要する所要時
間は、 所要時間=a×(印刷サイズ)+b として算出できる。
【0119】ここで、上記印刷サイズに比例して変化す
る時間としては、例えば、ベクトルデータからビットマ
ップデータへの変換に要する時間やビットマップデータ
の転送のための時間、或は印刷ビットマップデータをプ
リンタ7に伝送するための時間等がある。
【0120】更に、印刷サイズに依らず一定の時間とし
ては、印刷データSbの構文解析のための時間や、ベク
トルデータの座標変換のための時間等がある。
【0121】上述に説明した方法により所要時間が演算
されると(ステップS5)、次に、当該所要時間に対応
する所要時間情報をコンピュータ1に返信し(ステップ
S8)、コンピュータ1においてこれを受信して当該所
要時間をディスプレイ15に表示等し、使用者に告知す
る(ステップS9)。
【0122】一方、ステップS4の判定において、演算
補助値が記憶されていないとき、すなわち、受信した印
刷データSbがそれまでプレビュー処理又は印刷処理さ
れたことがない印刷データSbであるときは(ステップ
S4;no)、次に、当該印刷データSbに基づいて、
CPU23により上記所要時間を推定演算すると共に上
記演算補助値を算出する(ステップS6)。そして、当
該算出した演算補助値を対応する印刷データSbを識別
するための情報と共にRAM24に記憶する(ステップ
S7)。
【0123】なお、演算補助値を記憶するRAM24内
の領域は、例えば電池等によりバックアップするか、又
は不揮発性化することにより、データ変換器6の電源を
断としても記憶している演算補助値が消失しないように
構成されている。
【0124】演算補助値の記憶が終了すると、上記ステ
ップS8及びS9に移行する。
【0125】次に、データ変換器6において、CPU2
3の制御の下、表示データ生成部26が、RAM24に
記憶されている印刷データSbと、上記フォントデータ
35a及び変換規則データ35b等を含む変換データとを
用いてディスプレイ15上に表示すべき表示データSa
を生成(展開)する(ステップS10)。このとき、生
成された表示データSaは、印刷データSbを実際に印刷
出力するときの態様(字体、文字の大きさ、全体のレイ
アウト、色配置等の態様)とほぼ同じ態様のビットマッ
プ形式のデータである。
【0126】そして、生成された表示データSaをコン
ピュータ1に送信する(ステップS11)。
【0127】次に、当該表示データSaがコンピュータ
1において受信されると(ステップS12)、当該表示
データSaに対応する画像、すなわち、印刷データSbを
プリンタ7において印刷出力するときの態様にほぼ一致
した画像(表示データSaに対応した画像)がディスプ
レイ15に表示され、使用者がこれを確認する(ステッ
プS13)。
【0128】そして、実際に印刷を実行する際の補助情
報(例えば、印刷する際の上記印刷サイズ)の入力がコ
ンピュータ1において実行されると(ステップS1
4)、次に、コンピュータ1から実際に印刷出力を開始
するか否かを示す要求信号Srとして指示データ(指示
コマンド)が印刷データSbと共に送信される(ステッ
プS15)。
【0129】次に、当該指示データ及び印刷データSb
がデータ変換器6において受信されると(ステップS1
6)、受信した印刷データSbに対応する上記所要時間
を演算補助値を用いて演算し(ステップS17)対応す
る所要時間をコンピュータ1に送信する(ステップS1
8)。そして、コンピュータ1においては送信された所
要時間情報に対応する所要時間を表示して使用者に告知
する(ステップS19)。
【0130】更に、データ変換器6においては、上記ス
テップS19と並行して、RAM23に記憶されている
印刷データSbをビットマップデータ生成部25により
印刷ビットマップデータに展開して(ステップS20)
プリンタ7に出力し、プリンタ7において出力エンジン
20を用いて印刷を実行する(ステップS21)。
【0131】そして、印刷出力が終了したらRAM23
に記憶されている印刷データSbを削除して(ステップ
S22)処理を終了する。
【0132】以上説明した実施形態のプレビュー処理及
び印刷処理によれば、印刷処理する際に必要な処理時間
を実際の印刷前のプレビュー処理時に算出し、当該算出
された処理時間を示す演算補助値を記憶すると共に、実
際の印刷時において、記憶されている演算補助値を用い
て処理時間を生成して告知するので、実際の印刷時にお
いて、印刷処理に必要な処理時間を迅速に認識すること
ができる。
【0133】また、処理時間自体を演算補助値として記
憶する場合は、実際の印刷時において、より迅速に処理
時間を認識することができる。
【0134】更に、所要時間を印刷サイズに対応して変
化する時間に対応した情報と印刷サイズに拘らず一定な
時間に対応した情報とに分けて記憶する場合には、事前
の処理時間算出時と実際の印刷サイズとが異なる場合で
も、実際の印刷時において迅速に処理時間を認識するこ
とができる。
【0135】更にまた、プレビュー処理を印刷前に実際
に実行することにより処理時間を算出するので、実測に
より算出された処理時間を示す演算補助値に基づいて実
際の印刷時における処理時間が生成されることとなり、
より正確に処理時間を算出することができる。
【0136】なお、上記ステップS19において表示す
る情報は、上述した所要時間そのものの他に、印刷処理
終了までの残り時間に変換して表示してもよいし、予定
終了時刻を算出して表示してもよい。更に、所要時間全
体に対する経過時間の割合を算出して表示してもよい。
更に、これらの表示する情報への変換は、上記ステップ
S18でもステップS19においても可能である。
【0137】また、ステップS3及びステップS16に
おいては、受信した印刷データSbが先に受信した印刷
データSbと同一の印刷データか否かを判定する必要が
ある(記憶している演算補助値を用いて所要時間を算出
することができるのか否かを決定するためである。)。
この判定の方法としては、例えば、ステップS2でコン
ピュータ1において印刷データSbに対して識別番号を
付して送信すると共に、ステップS15或は2回目以降
のステップS2の送信において同じ識別番号を付して送
信することによりデータ変換器6において判定すること
ができる。
【0138】更に、他の判定の方法としては、データ変
換器6がプレビュー処理時に印刷データSbを受信した
ときに(ステップS3参照)当該受信した印刷データS
bに対して識別番号を付与し、これをコンピュータ1に
返信すると共に、ステップS15或は2回目以降のステ
ップS2において印刷データSbをコンピュータ1から
送信する際、データ変換器6から送信されてきた上記識
別番号を付して送信することによりデータ変換器6にお
いて判定することができる。
【0139】更に他の方法としては、ステップS3にお
いて印刷データSbを受信した際に、当該受信した印刷
データSbのデータ量と、当該データを一定桁数の数値
の羅列としてとらえ、それらの数値を全て加算した値に
基づいて得られる値(いわゆる、チェックサム)を記憶
し、ステップS16において再度印刷データSbを受信
した際に、当該受信した印刷データSbのデータ量及び
上記チェックサムと、記憶しておいたデータ量及びチェ
ックサムとを比較して判定することもできる。
【0140】更にまた、上記データ量とチェックサムを
用いる判定に加えて、印刷データSbにおける予め定め
られた複数のアドレスに位置するデータをデータ量及び
チェックサムと共に記憶しておき、それを再度受信した
印刷データと比較して判定することもできる。
【0141】これらの同一の印刷データを判定するため
に必要な情報と上記演算補助値とを対応づけて複数記憶
しておくことで、同一印刷データに対するプレビュー処
理及び印刷処理が、データ変換器6へ連続して要求され
なくとも、演算補助値を利用した迅速な時間算出ができ
る。
【0142】(IV)プレビュー処理及び印刷処理の第2
実施形態 次に、ネットワークシステムWにおいて実行されるプレ
ビュー処理及び印刷処理の第2実施形態について、図5
に示すフローチャートを用いて説明する。上述の第1実
施形態においては、印刷データSbが入力されてもこれ
を印刷処理開始まで保存しない構成のデータ変換器6を
用いた場合の実施形態について説明したが、本第2実施
形態は、入力された印刷データSbを印刷処理開始まで
保存しておく構成のデータ変換器6を用いた場合の実施
形態である。
【0143】また、以下の説明においては、理解の容易
のために、コンピュータ1とデータ変換器6並びにプリ
ンタ7を用いたプレビュー処理及び印刷処理について説
明すると共に、コンピュータ1の処理とデータ変換器6
及びプリンタ7の処理とを並行して説明する。
【0144】更に、図5に示すフローチャートにおい
て、図4に示すフローチャートと同様の処理について
は、同一のステップ番号を付して細部の説明は省略す
る。
【0145】第2実施形態のプレビュー処理及び印刷処
理においては、図5に示すように、始めに第1実施形態
におけるステップS1及びS2が実行され、データ変換
器6において受信された印刷データSbがRAM24内
に一時的に記憶される(ステップS26)。
【0146】次に、当該記憶されている印刷データSb
を含む他の既に記憶されている印刷データについて、当
該記憶されている全ての印刷データSbのリスト(一覧
表)が夫々の印刷データSbに対して識別番号を付与し
て生成され、当該リストがコンピュータ1に送信される
(ステップS27)。そして、コンピュータ1において
は、送信されてきたリストを一時的に記憶しておく(ス
テップS29)。
【0147】次に、コンピュータ1からプレビュー処理
を実行する旨の要求信号Srとしての指示データ(指示
コマンド)が、プレビュー処理の対象となる印刷データ
Sb(ステップS29において取得したリストに含まれ
ている印刷データSbのいずれか)を示す上記識別番号
(ステップS27参照)と共に送信されると(ステップ
S30)これをデータ変換器6において受信後(ステッ
プS28)、第1実施形態におけるステップS4乃至S
14を実行する。
【0148】次に、コンピュータ1から実際に印刷出力
を開始するか否かを示す要求信号Srとしての指示デー
タ(指示コマンド)が印刷対象となる印刷データSb
(ステップS29において取得したリストに含まれてい
る印刷データSbのいずれか)を示す上記識別番号(ス
テップS27参照)と共に送信されると(ステップS3
1)、これをデータ変換器6において受信後(ステップ
S32)、それに含まれている識別番号に基づいて第1
実施形態におけるステップS17乃至S22の処理を実
行して印刷データSbの印刷処理を実行する。
【0149】以上説明した第2実施形態のプレビュー処
理及び印刷処理によれば、入力された印刷データSbを
印刷処理開始まで保存しておく構成のデータ変換器6を
用いた場合でも、上記第1実施形態と同一の効果が得ら
れる。
【0150】ここで、第2実施形態のステップS32に
おける印刷データSbの識別方法としては上記識別番号
によるものの他、RAM24がアドレス情報により印刷
データSbの記憶位置を特定できる形式であれば、当該
アドレス情報を用いて印刷データSbを特定してもよ
い。また、RAM24がファイル名により印刷データS
bを特定できるものであれば、当該ファイル名を用いて
印刷データSbを特定してもよい。
【0151】なお、上述の各実施形態のプレビュー処理
及び印刷処理は、他のコンピュータ2乃至4とデータ変
換器6とを用いても全く同様に実行することができる。
【0152】更に、図4又は図5に示す処理を上記ネッ
トワークシステムW全体に渡って適用する場合に、例え
ば、コンピュータ1で生成した印刷データSbのプレビ
ュー処理をコンピュータ2のディスプレイ15を用いて
実行する場合には、少なくとも上記ステップS9、S1
2乃至S15(S31)及びS19の処理は当該プレビ
ュー処理を行うコンピュータ2において実行される。こ
のときには、データ変換器6において表示データSaを
コンピュータ2に返信することとなる。
【0153】更にまた、上述の各実施形態においては、
実際に印刷処理を実行する前の事前処理としてプレビュ
ー処理を実行しつつ所要時間を演算する場合について説
明したが、これ以外に、例えば、実際に印刷処理を実行
する前の事前処理として、印刷データSbに対する仮印
刷(試し印刷)を実行し、その際に所要時間を演算して
演算補助値を記憶するようにしてもよい。
【0154】この場合にも、仮印刷時の実測により算出
された処理時間を示す演算補助値に基づいて実際の印刷
時における処理時間が生成されることとなり、より正確
に処理時間を算出することができる。
【0155】また、上述の各実施形態においては、デー
タ変換器6とプリンタ7とを別個独立の装置として説明
したが、これ以外にも、プリンタそのものに上記データ
変換器としての機能を持たせることも可能である。この
場合には、本発明に係る動作を示すプログラムを、コン
ピュータからの印刷データSbをビットマップデータに
展開するための、いわゆるRIP(Raster Image Proce
sser)プログラムとしてプリンタ内に内蔵するようにす
ることができる。
【0156】更に、上述の実施形態に係る動作(図4参
照)に係るプログラムを記録媒体としてのフレキシブル
ディスク等に記録させ、必要に応じて、コンピュータ内
の上記RAMを構成するハードディスク装置内に記憶さ
せて利用するようにしてもよい。
【0157】更にまた、本発明は、プリンタを用いて印
刷出力におけるプレビューだけでなく、例えば、テレビ
会議において、そのディスプレイに表示する画像を予め
確認してから表示するようなときに適用することもでき
る。
【0158】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、印刷処理する際に必要な処理時間を実際
の印刷前に算出し、当該算出された処理時間を示す時間
情報を記憶すると共に、実際の印刷時において、記憶さ
れている時間情報を用いて実処理時間を生成して告知す
るので、実際の印刷時において、印刷処理に必要な実処
理時間を迅速に認識することができる。
【0159】よって、実際の印刷時における印刷データ
の印刷を迅速に実行することができる。
【0160】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加えて、記憶手段が処理時間自体
を時間情報として記憶し、当該処理時間を読み出して実
処理時間として告知手段に出力するので、印刷時間その
ものを記憶しておくことにより、実際の印刷時におい
て、より迅速に実処理時間を認識することができる。
【0161】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加えて、変化時間情報と一定時間
情報とを記憶すると共に、記憶されている変化時間情報
及び一定時間情報並びに実際の印刷時における印刷態様
に基づいて実処理時間を生成するので、事前の処理時間
算出時と印刷態様が異なる場合でも、実際の印刷時にお
いて迅速に実処理時間を認識することができる。
【0162】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
から3のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、印
刷処理はイメージ表示処理と仮印刷処理とを含むと共
に、算出手段はイメージ表示処理及び仮印刷処理のうち
少なくとも一方を印刷前に実際に実行することにより処
理時間を算出するので、実測により算出された処理時間
を示す時間情報に基づいて実際の印刷時における実処理
時間が生成されることとなり、より正確に実処理時間を
生成することができる。
【0163】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
から4のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、複
数のデータ生成装置により変換装置及び印刷装置を共用
する印刷システムであっても、実際の印刷時にデータ生
成装置において実処理時間を迅速に認識することができ
る。
【0164】請求項6に記載の発明によれば、印刷処理
する際に必要な処理時間を実際の印刷前に算出し、当該
算出された処理時間を示す時間情報を記憶すると共に、
実際の印刷時において、記憶されている時間情報を用い
て実処理時間を生成して告知するので、実際の印刷時に
おいて、印刷処理に必要な実処理時間を迅速に認識する
ことができる。
【0165】よって、実際の印刷時における印刷データ
の印刷を迅速に実行することができる。
【0166】請求項7に記載の発明によれば、請求項6
に記載の発明の効果に加えて、記憶手段が処理時間自体
を時間情報として記憶し、当該処理時間を読み出して実
処理時間として告知手段に出力するので、印刷時間その
ものを記憶しておくことにより、実際の印刷時におい
て、より迅速に実処理時間を認識することができる。
【0167】請求項8に記載の発明によれば、請求項6
に記載の発明の効果に加えて、変化時間情報と一定時間
情報とを記憶すると共に、記憶されている変化時間情報
及び一定時間情報並びに実際の印刷時における印刷態様
に基づいて実処理時間を生成するので、事前の処理時間
算出時と印刷態様が異なる場合でも、実際の印刷時にお
いて迅速に実処理時間を認識することができる。
【0168】請求項9に記載の発明によれば、請求項6
から8のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、印
刷処理はイメージ表示処理と仮印刷処理とを含むと共
に、算出手段はイメージ表示処理及び仮印刷処理のうち
少なくとも一方を印刷前に実際に実行することにより処
理時間を算出するので、実測により算出された処理時間
を示す時間情報に基づいて実際の印刷時における実処理
時間が生成されることとなり、より正確に実処理時間を
生成することができる。
【0169】請求項10に記載の発明によれば、請求項
6から9のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、
複数のデータ生成装置により変換装置及び印刷装置を共
用する印刷システムであっても、実際の印刷時にデータ
生成装置において実処理時間を迅速に認識することがで
きる。
【0170】請求項11に記載の発明によれば、印刷処
理する際に必要な処理時間を実際の印刷前に算出し、当
該算出された処理時間を示す時間情報を記憶すると共
に、実際の印刷時において、記憶されている時間情報を
用いて実処理時間を生成して告知するので、実際の印刷
時において、印刷処理に必要な実処理時間を迅速に認識
することができる。
【0171】よって、実際の印刷時における印刷データ
の印刷を迅速に実行することができる。
【0172】請求項12に記載の発明によれば、請求項
11に記載の発明の効果に加えて、記憶手段が処理時間
自体を時間情報として記憶し、当該処理時間を読み出し
て実処理時間として告知手段に出力するので、印刷時間
そのものを記憶しておくことにより、実際の印刷時にお
いて、より迅速に実処理時間を認識することができる。
【0173】請求項13に記載の発明によれば、請求項
11に記載の発明の効果に加えて、変化時間情報と一定
時間情報とを記憶すると共に、記憶されている変化時間
情報及び一定時間情報並びに実際の印刷時における印刷
態様に基づいて実処理時間を生成するので、事前の処理
時間算出時と印刷態様が異なる場合でも、実際の印刷時
において迅速に実処理時間を認識することができる。
【0174】請求項14に記載の発明によれば、請求項
11から13のいずれか一項に記載の発明の効果に加え
て、印刷処理はイメージ表示処理と仮印刷処理とを含む
と共に、算出手段はイメージ表示処理及び仮印刷処理の
うち少なくとも一方を印刷前に実際に実行することによ
り処理時間を算出するので、実測により算出された処理
時間を示す時間情報に基づいて実際の印刷時における実
処理時間が生成されることとなり、より正確に実処理時
間を生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態のネットワークシステムの構成を示す
ブロック図である。
【図2】コンピュータ及びプリンタの細部構成を示すブ
ロック図であり、(a)はコンピュータの細部構成を示
すブロック図であり、(b)はプリンタの細部構成を示
すブロック図である。
【図3】データ変換器の細部構成を示すブロック図であ
る。
【図4】第1実施形態のプレビュー処理及び印刷処理の
動作を示すフローチャートである。
【図5】第2実施形態のプレビュー処理及び印刷処理の
動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1、2、3、4…コンピュータ 5…切換器 6…データ変換器 7…プリンタ 10、17、23、25a、26a…CPU 11…入力部 12、18…ネットワーク接続部 13、19、25b、26b、36…ROM 14、20、24、25c、26c…RAM 15…ディスプレイ 16、21a、27…バス 21…出力エンジン 22a、22b…インターフェース 25…ビットマップデータ生成部 26…表示データ生成部 35…変換データROM 35a…フォントデータ 35b…変換規則データ W…ネットワークシステム Sa…表示データ Sb…出力データ Sr…要求信号

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷すべき印刷データを印刷する印刷シ
    ステムにおいて、 前記印刷データを印刷処理する際に必要な処理時間を実
    際の印刷前に算出する算出手段と、 前記算出された処理時間を示す時間情報を記憶する記憶
    手段と、 実際の前記印刷時において、前記記憶されている時間情
    報を用いて実際の前記印刷処理に要する時間である実処
    理時間を生成する生成手段と、 前記生成された実処理時間を告知する告知手段と、 を備えることを特徴とする印刷システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の印刷システムにおい
    て、 前記記憶手段は、前記処理時間自体を前記時間情報とし
    て記憶すると共に、 前記生成手段は、当該処理時間を前記記憶手段から読み
    出し、前記実処理時間として前記告知手段に出力するこ
    とを特徴とする印刷システム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の印刷システムにおい
    て、 前記記憶手段は、前記処理時間を構成する部分処理時間
    のうち、前記印刷データの印刷態様に依存して変化する
    前記部分処理時間である変化時間を示す変化時間情報
    と、前記印刷処理に対応した一定の前記部分処理時間で
    ある一定時間を示す一定時間情報とを記憶すると共に、 前記生成手段は、前記記憶されている変化時間情報及び
    一定時間情報並びに実際の前記印刷時における前記印刷
    態様に基づいて前記実処理時間を生成することを特徴と
    する印刷システム。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれか一項に記載の
    印刷システムであって、 前記印刷処理は、前記印刷データの印刷態様を前記印刷
    前に表示するイメージ表示処理と、当該印刷データを仮
    に印刷する仮印刷処理とを含むと共に、 前記算出手段は、前記イメージ表示処理及び前記仮印刷
    処理のうち少なくとも一方を前記印刷前に実際に実行す
    ることにより前記処理時間を算出することを特徴とする
    印刷システム。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれか一項に記載の
    印刷システムであって、 前記印刷データを生成するデータ生成装置と、 前記生成された印刷データを前記印刷する際に用いられ
    る変換印刷データに変換する変換装置と、 前記変換印刷データを印刷出力する印刷装置とを含み、 前記算出手段、前記記憶手段及び前記生成手段が前記変
    換装置内に含まれていると共に、 前記告知手段が前記データ生成装置に含まれていること
    を特徴とする印刷システム。
  6. 【請求項6】 印刷すべき印刷データを印刷する印刷シ
    ステムにおける印刷方法であって、 前記印刷データを印刷処理する際に必要な処理時間を実
    際の印刷前に算出する算出工程と、 前記算出された処理時間を示す時間情報を記憶する記憶
    工程と、 実際の前記印刷時において、前記記憶されている時間情
    報を用いて実際の前記印刷処理に要する時間である実処
    理時間を生成する生成工程と、 前記生成された実処理時間を告知する告知工程と、 を備えることを特徴とする印刷方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の印刷方法において、 前記記憶工程において、前記処理時間自体を前記時間情
    報として記憶すると共に、 前記生成工程において、当該処理時間を前記記憶手段か
    ら読み出し、前記実処理時間として前記告知手段に出力
    することを特徴とする印刷方法。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載の印刷方法において、 前記記憶工程において、前記処理時間を構成する部分処
    理時間のうち、前記印刷データの印刷態様に依存して変
    化する前記部分処理時間である変化時間を示す変化時間
    情報と、前記印刷処理に対応した一定の前記部分処理時
    間である一定時間を示す一定時間情報とを記憶すると共
    に、 前記生成工程において、前記記憶されている変化時間情
    報及び一定時間情報並びに実際の前記印刷時における前
    記印刷態様に基づいて前記実処理時間を生成することを
    特徴とする印刷方法。
  9. 【請求項9】 請求項6から8のいずれか一項に記載の
    印刷方法であって、 前記印刷処理は、前記印刷データの印刷態様を前記印刷
    前に表示するイメージ表示処理と、当該印刷データを仮
    に印刷する仮印刷処理とを含むと共に、 前記算出工程において、前記イメージ表示処理及び前記
    仮印刷処理のうち少なくとも一方を前記印刷前に実際に
    実行することにより前記処理時間を算出することを特徴
    とする印刷方法。
  10. 【請求項10】 請求項6から9のいずれか一項に記載
    の印刷方法であって、 前記印刷システムは、前記印刷データを生成するデータ
    生成装置と、前記生成された印刷データを前記印刷する
    際に用いられる変換印刷データに変換する変換装置と、
    前記変換印刷データを印刷出力する印刷装置とを含み、 前記算出工程、前記記憶工程及び前記生成工程は前記変
    換装置において実行されると共に、 前記告知工程は、前記データ生成装置において実行され
    ることを特徴とする印刷方法。
  11. 【請求項11】 印刷すべき印刷データを印刷する印刷
    システムに含まれるコンピュータを、 前記印刷データを印刷処理する際に必要な処理時間を実
    際の印刷前に算出する算出手段、 前記算出された処理時間を示す時間情報を記憶手段に記
    憶させる記憶制御手段、 実際の前記印刷時において、前記記憶されている時間情
    報を用いて実際の前記印刷処理に要する時間である実処
    理時間を生成する生成手段、及び、 前記生成された実処理時間を告知する告知手段、 として機能させるための印刷制御プログラムが記録され
    たことを特徴とする記録媒体。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の印刷制御プログラ
    ムが記録された記録媒体において、 前記記憶制御手段として機能するコンピュータは、前記
    処理時間自体を前記時間情報として前記記憶手段に記憶
    させると共に、 前記生成手段として機能するコンピュータは、当該処理
    時間を前記記憶手段から読み出し、前記告知手段として
    機能するコンピュータに前記実処理時間として出力する
    ことを特徴とする印刷制御プログラムが記録された記録
    媒体。
  13. 【請求項13】 請求項11に記載の印刷制御プログラ
    ムが記録された記録媒体において、 前記記憶制御手段として機能するコンピュータは、前記
    処理時間を構成する部分処理時間のうち、前記印刷デー
    タの印刷態様に依存して変化する前記部分処理時間であ
    る変化時間を示す変化時間情報と、前記印刷処理に対応
    した一定の前記部分処理時間である一定時間を示す一定
    時間情報とを前記記憶手段に記憶させると共に、 前記生成手段として機能するコンピュータは、前記記憶
    されている変化時間情報及び一定時間情報並びに実際の
    前記印刷時における前記印刷態様に基づいて前記実処理
    時間を生成することを特徴とする印刷制御プログラムが
    記録された記録媒体。
  14. 【請求項14】 請求項11から13のいずれか一項に
    記載の印刷制御プログラムが記録された記録媒体におい
    て、 前記印刷処理は、前記印刷データの印刷態様を前記印刷
    前に表示するイメージ表示処理と、当該印刷データを仮
    に印刷する仮印刷処理とを含むと共に、 前記算出手段として機能するコンピュータは、前記イメ
    ージ表示処理及び前記仮印刷処理のうち少なくとも一方
    を前記印刷前に実際に実行することにより前記処理時間
    を算出することを特徴とする印刷制御プログラムが記録
    された記録媒体。
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