JP2004362255A - 印刷システム、プリンタおよびプリントサーバ - Google Patents
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Abstract
【課題】プリンタにおける、誤持ち去り、放置等の印刷物の取扱いに関わる種々の問題を解決するための技術を提供する。
【解決手段】ネットワーク300を介して1以上のクライアント200により利用される印刷システム100である。印刷を実行する印刷機構120と、ユーザの宛先情報を記録する宛先情報記録手段として機能する記憶装置160と、当該システムのユーザに対し、特定のメッセージの送信指示を受け付けるメッセージ送信受付手段として機能するユーザインタフェース部130とを有する。ユーザインタフェース部130により、メッセージ送信指示を受け付けると、記録装置160から宛先情報を読み出して、特定のメッセージを、ネットワーク300を介して宛先クライアント200に送信する制御装置111とを有する。
【選択図】図1
【解決手段】ネットワーク300を介して1以上のクライアント200により利用される印刷システム100である。印刷を実行する印刷機構120と、ユーザの宛先情報を記録する宛先情報記録手段として機能する記憶装置160と、当該システムのユーザに対し、特定のメッセージの送信指示を受け付けるメッセージ送信受付手段として機能するユーザインタフェース部130とを有する。ユーザインタフェース部130により、メッセージ送信指示を受け付けると、記録装置160から宛先情報を読み出して、特定のメッセージを、ネットワーク300を介して宛先クライアント200に送信する制御装置111とを有する。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタにおける印刷物について生じた各種状況をネットワークに接続されるユーザに知らせるための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、LAN(ローカルエリアネットワーク)の普及に伴って、プリンタをネットワークに接続して、複数のユーザにより共用することが一般的に行われている。このようなネットワークに接続されて使用に供されるプリンタにおいては、排出された印刷物に関し、誤って他のユーザの印刷物を持ち去ること、印刷物が放置されて他のユーザの迷惑となること、などの問題を生じることがある。
【0003】
これに対して、ユーザ対応の複数のビンと、ユーザIDに応じて、印刷物を仕分けるための機構とを設け、印刷を指示したユーザごとに、印刷物を仕分け、それぞれのビンに排出する仕分装置を付加したプリンタがある。このような仕分装置を付加することにより、ユーザごとにビンを専用化することができる。そのため、印刷物を誤って持ち去ること、また、持ち去られることを防ぐことができる。また、印刷物が放置されても、そのビンを使用しないユーザには迷惑がかかることがない。
【0004】
また、印刷物の取り忘れを防ぐことを目的としたネットワークプリンタが、特開平2000−187582号公報(特許文献1)において提案されている。このネットワークプリンタでは、ジョブ履歴情報をユーザに対して知らせることにより、ユーザに注意を促し、ユーザが、自分が出力したジョブを確認し、出力した印刷物の取り忘れを防ぐようになっている。
【0005】
【特許文献1】
特開平2000−187582号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述した仕分装置は、ビンを複数設ける必要があるため大型化することが避けられない。設置スペースを必要とする。そのため、オフィスによっては、プリンタに付加することが好まれない場合がある。また、この種の機構は、複雑なメカニズムを有するため、高価となり、できれば、導入を避けたいとする傾向もある。なお、割り当てられているビンから誤って印刷物が持ち去られた場合には、仕分装置では、そのような事態に対処することはできない。
【0007】
一方、特開平2000−187582号公報に記載されるプリンタの場合には、あくまでも、ジョブ履歴を知らせるに過ぎず、現実に、取り忘れられている場合に、当該ユーザ以外の者が、取り忘れ状態を該当するユーザに知らせることはできない。また、誤って印刷物が持ち去られた場合についても対処することができない。
【0008】
本発明は、複数ユーザにより使用されるプリンタにおける、誤持ち去り、放置等の印刷物の取扱いに関わる種々の問題の解決を、格別のスペースを要せず、安価に実現するための技術を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明の第1の態様よれば、
ネットワークを介して1以上のユーザにより利用される印刷システムであって、
印刷を実行する印刷実行手段と、
ユーザの宛先情報を記録する宛先情報記録手段と、
当該システムのユーザに対し、特定のメッセージの送信指示を受け付けるメッセージ送信受付手段と、
前記メッセージ送信受付手段により前記メッセージ送信指示を受け付けると、前記宛先情報記録手段から宛先情報を読み出して、前記特定のメッセージを、前記ネットワークを介して宛先に送信するメッセージ送信手段と、を有することを特徴とする印刷システムが提供される。
【0010】
本印刷システムによれば、特定のメッセージの送信指示をメッセージ送信受付手段において行い、受け付けた送信指示に基づいて、宛先を取得して、特定のメッセージを当該宛先に送信することができる。これにより、印刷システムに生じた問題、例えば、印刷物の持ち去りに対する返却依頼、放置されている印刷物の回収依頼等を、印刷システムからそれを利用するユーザに対してメッセージとして送信することが可能となる。
【0011】
本発明の第2の態様によれば、
ネットワークを介して1以上のユーザにより利用される印刷システムであって、
印刷を実行する印刷実行手段と、
当該システムのユーザに対し、特定のメッセージの送信指示を受け付けるメッセージ送信受付手段と、
前記メッセージ送信受付手段により前記メッセージ送信指示を受け付けると、前記特定のメッセージを、前記ネットワークを介して同報送信するメッセージ送信手段と、を有することを特徴とする印刷システムが提供される。
【0012】
本システムでは、同報送信により、ネットワークを利用するユーザに、特定のメッセージ、例えば、前述した印刷物の返却依頼、回収依頼等のメッセージを送信することができる。本システムの場合、同報送信するため、LANの機能を利用することができ、簡単な構成によって実行することができる。
【0013】
これらのシステムでは、
当該システムに印刷を要求したユーザについての印刷管理情報を記録する印刷管理情報記録手段と、
前記印刷管理情報の出力指示を受け付ける印刷管理情報出力指示受付手段と、
前記印刷管理情報出力指示受付手段は、印刷管理情報出力指示を受け付けると、前記特定のメッセージを印刷コマンドに変換して、前記印刷実行手段に印刷させる印刷指示手段とを、さらに備えることができる。そして、前記印刷指示手段は、前記特定のメッセージと共に、印刷管理情報を合わせて印刷させる構成とすることができる。この構成は、後述する他の態様についても適用することができる。
【0014】
本発明の第3の態様によれば、
ネットワークを介して1以上のユーザにより利用される印刷システムであって、
印刷を実行する印刷実行手段と、
ユーザの宛先情報を記録する宛先情報記録手段と、
当該システムに対してなされた印刷要求についての印刷管理情報を記録する印刷管理情報記録手段と、
当該システムのユーザに対し、特定のメッセージの送信指示を受け付けるメッセージ送信受付手段と、
前記メッセージ送信受付手段により前記メッセージ送信指示を受け付けると、特定の条件を満たす印刷要求を前記印刷管理情報から検索し、策出された、当該印刷要求を行ったユーザについて、前記宛先情報記録手段から宛先情報を読み出して、前記特定のメッセージを、前記ネットワークを介して宛先に送信するメッセージ送信手段と、を有することを特徴とする印刷システムが提供される。
【0015】
本発明によれば、印刷管理情報を特定の条件により検索することにより、メッセージ送信先を絞り込むことができる。これにより、メッセージ受取側の煩わしさを低減することが可能となる。
【0016】
本発明の第4の態様によれば、
プリントサーバを介してネットワークに接続されて、1以上のユーザにより利用されるプリンタであって、
印刷を実行する印刷機構と、
当該プリンタのユーザに対し、特定のメッセージの送信指示操作を受け付けるユーザインタフェース部と、
前記ユーザインタフェース部により前記メッセージ送信指示を受け付けると、前記プリントサーバに、メッセージの送信を指示する制御装置と、を有することを特徴とするプリンタが提供される。
【0017】
これにより、印刷物が排出される現場において、メッセージの送信指示が行える。従って、気がついた時点で、直ちに、必要な行動、すなわち、回収依頼、返却依頼等のメッセージ送信指示の行動を取りうる。
【0018】
本発明の第5の態様によれば、
プリンタに接続され、該プリンタをネットワークに接続するためのプリントサーバにおいて、
ユーザの宛先情報を記録する宛先情報記録手段と、
当該システムに印刷を要求したユーザについての印刷管理情報を記録する印刷管理情報記録手段と、
前記プリンタからのメッセージ送信指示を受け付けると、前記宛先情報記録手段から宛先情報を読み出して、前記特定のメッセージを、前記ネットワークを介して宛先に送信するメッセージ送信手段と、を有することを特徴とするプリントサーバが提供される。
【0019】
これにより、プリンタからのメッセージ送信指示を受け付けて、ネットワークを介してユーザに送ることができる。
【0020】
本発明の第6の態様によれば、
プリンタに接続され、該プリンタをネットワークに接続するためのプリントサーバにおいて、
前記プリンタからの前記メッセージ送信指示を受け付けると、前記特定のメッセージを、前記ネットワークを介して同報送信するメッセージ送信手段と、を有することを特徴とするプリントサーバが提供される。
【0021】
同報送信機能を有することから、宛先検索等の複雑な処理を省いて、必要なメッセージをネットワークに接続されているクライアントに送ることができる。
【0022】
本発明の第7の態様によれば、印刷を要求する複数のクライアントとネットワークを介して接続されると共に、印刷を実行するプリンタと接続されるプリントサーバにおいて、
ユーザの宛先情報を記録する宛先情報記録手段と、
当該システムに印刷を要求したユーザについての印刷管理情報を記録する印刷管理情報記録手段と、
前記複数のクライアントのいずれかからメッセージ送信要求を受け付けると、依頼元のクライアントの識別子を取得すると共に、依頼元のクライアントから送られた条件を満たす印刷要求を検索する手段と、
索出された印刷要求についての宛先情報を、前記宛先情報記録手段を検索して取得する手段と、
取得したユーザに対して依頼元クライアントから依頼されたメッセージを、前記ネットワークを介して送信するメッセージ送信手段と、を備えることを特徴とするプリントサーバが提供される。
【0023】
これによれば、依頼元のクライアントが要求する条件と満たす印刷要求を行ったユーザを検索して、メッセージの送付先を依頼元のクライアントが指定した条件によって絞り込むことができる。
【0024】
本発明の第8の態様によれば、
印刷を要求する複数のクライアントとネットワークを介して接続されると共に、印刷を実行するプリンタと接続されるプリントサーバにおいて、
ユーザの宛先情報を記録する宛先情報記録手段と、
当該システムに印刷を要求したユーザについての印刷管理情報を記録する印刷管理情報記録手段と、
前記複数のクライアントのいずれかからメッセージ送信要求を受け付けると、依頼元のクライアントの識別子を取得すると共に、依頼元のクライアントから送られた条件を満たす印刷要求を検索する手段と、
条件を満たす印刷要求が索出された場合、メッセージ依頼送付先候補リストを含む送信依頼情報を作成する手段と、
前記作成された送信依頼情報を依頼元クライアントにネットワークを介して送信する送信依頼情報送信手段と、を有することを特徴とするプリントサーバが提供される。
【0025】
本発明の第9の態様によれば、
ネットワークを介して接続されるプリンタに印刷を行わせるコンピュータにおいて、
前記プリンタのユーザに対し、特定のメッセージの送信指示を受け付けるメッセージ送信受付手段と、
前記メッセージ送信受付手段により前記メッセージ送信指示を受け付けると、送信すべきメッセージに関する条件の入力を受け付ける手段と、
前記送信すべきメッセージに関する条件がある場合には当該条件、および、当該コンピュータの識別子を、メッセージ送信要求と共にネットワークを介して前記プリンタに送るメッセージ送信要求送信手段と、を備えることを特徴とするコンピュータが提供される。
【0026】
これにより、クライアント側において、特定のメッセージ送信指示を受け付けることができる。また、クライアント側において送信の条件を付することが可能となる。
【0027】
本発明の第10の態様によれば、
ネットワークを介して接続されるプリンタに印刷を行わせるコンピュータにおいて、
前記プリンタのユーザに対し、特定のメッセージの送信指示を受け付けるメッセージ送信受付手段と、
前記メッセージ送信受付手段により前記メッセージ送信指示を受け付けると、送信すべきメッセージに関する条件の入力を受け付ける手段と、
前記送信すべきメッセージに関する条件がある場合には当該条件、および、当該コンピュータの識別子を、メッセージ送信要求と共にネットワークを介して前記プリンタに送るメッセージ送信要求送信手段と、
ネットワークを介してプリンタからメッセージ送信依頼情報を受信する手段と、
メッセージ送信依頼情報に基づいてメッセージ送信先候補者リスト付き送信依頼情報を表示すると共に、メッセージ送信先についての指定を受け付ける送信先受付手段と、
送信指示を受け付けて、送信先の指定を含む送信指示を前記プリンタに対してネットワークを介して送信する手段と、をと備えることを特徴とするコンピュータが提供される。
【0028】
これにより、クライアント側から、特定のメッセージ送信要求をプリンタ側に行うと共に、プリンタ側において用意したメッセージを送るべき宛先に関する情報であるメッセージ送信依頼情報を得て、当該メッセージを送るべき宛先を選択することが可能となる。その結果、クライアントにおいて、メッセージの宛先を絞ることが可能となる。
【0029】
本発明の第11の態様によれば、
ネットワークを介してプリンタに印刷要求を行う複数のコンピュータのいずれかに対して特定のメッセージを送信するための処理を、当該メッセージを送信するコンピュータに行わせるプログラムであって、
前記プリンタのユーザに対し、特定のメッセージの送信指示を受け付ける処理と、
前記メッセージ送信受付処理により前記メッセージ送信指示を受け付けると、前記ネットワークを介して前記プリンタに対し、当該プリンタに印刷要求を行ったユーザに関する情報を取得する処理と、
前記ネットワークを介してユーザ情報が取得されると、当該ユーザ情報を表示する処理と、
表示されたユーザ情報に基づいて、メッセージの送信指示を受け付ける処理と、
前記送信指示を受け付けると、送信対象であるユーザにネットワークを介して前記メッセージを送信する処理とを、コンピュータに実行させることを特徴とするプログラムが提供される。
【0030】
このプログラムにより、クライアント側において、プリンタ側から必要な情報を取得して、特定のメッセージの送信指示を宛先のクライアントに送信することが可能となる。
【0031】
以上に述べた本発明の各態様において、メッセージ送信の受付をプリンタ側において行う場合と、クライアント側において行う場合とがある。本発明では、両者を組み合わせることも可能である。すなわち、プリンタからのメッセージ送信指示、および、ネットワークからのメッセージ送信指示のいずれについても、特定のメッセージ送信を受け付ける構成とすることができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について、それぞれ図面を参照して説明する。
【0033】
図1に、本発明の第1の実施形態に係る印刷システムの構成の概要を示す。本実施形態では、印刷システム100は、ネットワーク300を介してクライアント200と接続される。本実施形態では、クライアント200は、複数台がネットワーク300に接続されていることを想定している。各クライアント200は、印刷システム100に対してネットワーク300を介して印刷指示することができる情報処理機能を有する装置であればよい。典型的には、コンピュータがそれに該当する。
【0034】
印刷システム100は、印刷を実行するプリンタ110と、プリンタ110をLAN300に接続して、クライアント200からの印刷要求を受け付けてプリンタ100に印刷を行わせるプリントサーバ150とを有する。プリンタ110とプリントサーバ150とは、例えば、接続ケーブル190等の有線通信手段、または、それに変わる通信手段、例えば、近接無線通信手段等により接続される。
【0035】
プリンタ110は、印刷動作の制御とメッセージ送信依頼の処理を行う制御装置111と、印刷を実際に行うためのヘッド、紙送り機構等を含む印刷機構120と、ユーザからの指示操作を受け付けるためのユーザインタフェース(UI)部130とを備える。
【0036】
制御装置111は、中央処理ユニット(CPU)112と、そのCPU112が実行するためのプログラム、データ等を記憶するメモリ113と、プリントサーバ150との間でデータを授受するための通信を制御する通信制御装置114とを有する。本実施形態の場合、メモリ113には、メッセージが記憶されている。メッセージとしては、印刷物の回収を依頼する回収依頼メッセージと、印刷物の返却を依頼する返却依頼メッセージとがある。これらのメッセージは、例えば、仮名漢字コード、フォントデータ等と、それをクライアント200の表示装置(図示せず)上で表示させるためのプログラムとを含む。なお、メッセージは、それ自体をデータとして格納するほか、送信指示を処理するプログラムと共に格納してもよい。
【0037】
図4に、印刷物回収依頼メッセージの表示画面の一例を示す。また、図5に、印刷物返却依頼メッセージの表示画面の一例を示す。これらのメッセージは、ウインドウ290として表示される。ウインドウ290には、当該メッセージの名称291と、メッセージ本文292と、確認入力領域293とが配置されて表示されるように構成されている。確認入力領域293をマウス等の入力指示手段を用いて指示することで、このウインドウの表示が消去される。
【0038】
印刷物の返却依頼メッセージの本文292では、「XXXXにご返却をお願いします」と表示される。このXXXXは、プリンタ名(またはクライアント名)等の返却先を特定する表示292aである。このように表示することにより、返却先が明確になるため、返却する人に便利であり、返却依頼者も、印刷物が戻る位置を知ることができて便利である。ここでの表示は、表示すべき対象の情報が明らかな場合について行われる。例えば、プリンタ110から送信指示する場合には、クライアント名は不明であるため、プリンタを特定する情報を表示することが考えられる。これは、予めプリンタに名称を付しておき、それをメッセージ中に組み込むことで実現することができる。具体的には、プリンタドライバにプリンタの名称を付する機能を設け、プリンタの接続の登録を行う際に、プリンタにユーザ固有の名称を送信することによってプリンタのメモリに登録させる。もちろん、プリンタ名およびクライアント名のいずれも表示しないこともできる。また、メーカがプリンタに付けている商標、型名等をプリンタ名として用いることができるように、予めプリンタに登録しておくようにしてもよい。この場合、同じ機種が複数台存在することを考慮して、商標に番号、記号等を付加する構成とすることもできる。
【0039】
UI部130は、本実施形態では、印刷物の回収を依頼する回収依頼メッセージの送信を指示する操作を受け付ける回収依頼指示操作部131と、印刷物の返却を依頼する返却依頼メッセージの送信を指示する操作を受け付ける返却依頼指示操作部132と、を有する。具体的には、プリンタ110の筺体の一部にパネルを設け、このパネルにボタン等を設けて、それに対する操作を受け付ける。ボタンには、回収依頼と返却依頼とが区別し得る表記がなされる。なお、メッセージの送信を1種類のみとすることもできる。その場合には、それに対応した指示操作部が設けられる。また、2以上の指示操作部を設けることもできる。また、ボタンに変えて、汎用の表示および操作受付を行うことができる指示操作部、例えば、表示パネルとタッチパネルとにより汎用の指示操作部を構成し、それにメッセージ送信指示操作受付部を設ける構成とすることもできる。
【0040】
このUI部130においていずれかの指示操作がなされると、制御装置111において、その指示に対応するメッセージ送信の処理が行われる。すなわち、メッセージ送信指示と、選択されたメッセージとを、通信制御装置114を介してプリントサーバ150に送る処理を行う。
【0041】
プリントサーバ150は、ネットワーク300との接続を行う処理を行う制御装置151と、データを記憶するための記憶装置160とを有する。
【0042】
制御装置151は、中央処理ユニット(CPU)152と、メモリ153と、ネットワーク側の通信制御装置154と、プリンタ側の通信制御装置155とを有する。メモリ153には、CPU152の動作プログラムと、データとが記憶される。また、本実施形態の場合には、宛先情報を記憶装置160に記録しているが、メモリ153に格納するようにしてもよい。この制御装置151は、メモリ153に格納されたプログラムをCPU152が実行することにより各種処理を行う。すなわち、クライアント200から送られる印刷データをネットワーク300から受け取ってプリンタ110に送る処理を行う。また、プリンタ110のステータスを示す情報を、ネットワーク300を介してクライアント200に送る。さらに、メッセージの送信処理を行う。
【0043】
記憶装置160は、ランダムアクセス可能であり、書き込み可能な不揮発性の記憶装置であって、例えば、ハードディスク装置により構成される。本実施形態では、制御装置151の外付けとなっているが内蔵としてもよい。この記憶装置160には、本実施形態では、図6(A)に示すように、ユーザの宛先情報リスト170が記録される。この宛先情報リスト170には、ユーザ名171と、対応する宛先情報172とが格納されている。宛先情報172には、IPアドレス、メールアドレス等のメッセージを電子的に送信するための宛先が格納される。
【0044】
本実施形態に係る印刷システム100は、ネットワーク300を介して1以上のユーザにより利用される印刷システムとして機能する。この印刷システム100は、それが有するハードウェア資源、すなわち、制御装置151、制御装置111、印刷機構120およびUI部130と、制御装置151および111と、記憶装置160とにおいて実行されるプログラムとの協働によって具体的な手段が構築される。すなわち、印刷を実行する印刷実行手段と、当該システムを使用するユーザの前記ネットワーク上の宛先を示す宛先情報を記憶する宛先情報記録手段と、当該システムのユーザに対し、特定のメッセージの送信指示を受け付けるメッセージ送信受付手段と、メッセージ送信受付手段によりメッセージ送信指示を受け付けると、宛先情報記録手段に記憶される宛先情報を読み出して、前記特定のメッセージを、ネットワークを介して宛先に送信するメッセージ送信手段とが構築される。
【0045】
特定のメッセージとして2以上のメッセージが用意される。前記2以上用意されるメッセージには、本実施形態では、具体的には、印刷物の回収を依頼する印刷物回収依頼メッセージと、印刷物の返却を依頼する印刷物返却依頼メッセージとの二つのメッセージが含まれる。もちろん、1または3以上のメッセージとすることもできる。また、2以上のメッセージの場合でも、印刷物回収依頼メッセージおよび印刷物返却依頼メッセージのいずれか一方のみが含まれ、他は、それら以外のメッセージとすることも可能である。
【0046】
メッセージが2以上用意されることに伴って、メッセージ送信受付手段は、前記2以上用意されるメッセージのいずれかについての送信を選択的に受け付けることができる構成とされる。具体的には、UI部130において、前述したように、回収依頼指示操作部131と返却依頼指示操作部132とが設けられ、制御装置111のメモリ113に、前述したように、対応するメッセージが格納される。
【0047】
本実施形態では、メッセージをプリンタ110の制御装置111のメモリ113に記憶されている。しかし、本発明はこれに限られない。プリントサーバ150の制御装置151のメモリ153にメッセージを記憶させる構成とすることもできる。その場合には、CPU112および152による処理手順が若干異なる。すなわち、制御装置111から、メッセージ送信指示と、送信すべきメッセージを指定する情報とを、制御装置151に送ることとなる。一方、制御装置151では、指定されたメッセージをメモリ153から読み出して、ネットワーク300を介してクライアント200に送信することとなる。
【0048】
また、本実施形態の印刷システムでは、記憶装置160をプリントサーバ150に接続している。しかし、それに限られない。プリンタの制御装置111に記憶装置160を接続するようにしてもよい。
【0049】
さらに、本実施形態の印刷システムでは、プリンタ110とプリントサーバ150とをそれぞれ設けている。もちろん、両者を一体とする構成としてもよい。すなわち、プリントサーバ機能を内蔵したプリンタとしてもよい。その場合には、プリンタ自体が印刷システムを構成することとなる。この場合、制御装置等を共通化できる利点がある。この点については、本実施形態に限らず、後述する他の実施形態においても同様である。
【0050】
また、本実施形態の印刷システムにおいて実現される各種機能は、印刷システム全体として実現されれば足りる。したがって、前述した各機能は、プリンタ110側、プリントサーバ150側のいずれにおいて構成されてもよい。また、それらの両者にまたがって実現されてもよい。この点についても、本実施形態に限らず、後述する他の実施形態においても同様である。
【0051】
さらに、プリントサーバ150に、記録装置160と制御装置151と共に、当該システムにおいて処理した印刷要求を特定する情報である印刷管理情報を記録するための印刷管理情報記録手段と、記録されている印刷管理情報の出力指示を受け付ける印刷管理情報出力指示受付手段とをさらに設ける構成とすることができる。印刷管理情報記録手段は、例えば、メモリ153に、または、それとは別にハードディスク装置を追加して、それに、印刷管理情報を記録できるようにして構成することができる。また、印刷管理情報出力指示受付手段は、UI部130に、または、プリントサーバ150に、指示操作受付ボタン等の形でも受けることができる。そして、印刷管理情報出力指示受付手段は、印刷管理情報出力指示を受け付けると、特定のメッセージを印刷コマンドに変換して、印刷実行手段に印刷させる印刷指示手段をさらに備える構成とすることができる。この際、ユーザ名についても合わせて印刷する。
【0052】
このほかに、本実施形態において、メッセージ送信受付手段は、前述したUI部130のほかに、ネットワーク300を介して送信される特定のメッセージ送信指示を受け付けるメッセージ送信指示受信部を有する構成とすることができる。このような構成により、UI部130およびメッセージ送信指示受信部のいずれによっても、特定のメッセージ送信を受け付けることが可能となる。具体的には、UI部130のほかに、クライアント200からのメッセージ送信指示を受け付けることが可能となる。この場合、例えば、後述する図11に示すように、クライアント200側に、メッセージ送信指示受付手段232を設けて、印刷システムに当該メッセージ送信指示を送るように構成する。なお、クライアント200からのメッセージ送信指示は、印刷システム100において用意しているメッセージに対応して行われる。
【0053】
このように構成される本実施形態の印刷システムにおけるメッセージ送信を行うための各種手段を実現する処理について説明する。本実施形態では、プリンタ110側での処理と、プリントサーバ150側での処理とにより構成される。
【0054】
図2に、プリンタの制御装置111におけるCPU112の処理手順を示す。制御装置111では、通常の印刷のための処理のほかに、図2に示すようなメッセージ送信受付処理を行う。すなわち、CPU112は、メッセージ要求があるかをチェックする(ステップ1111)。メッセージ送信要求があると判断すると、要求されたメッセージの内容を取得する(ステップ1112)。これは、具体的には、UI部130において、いずれかのメッセージの送信指示の入力操作がなされたかを調べる。そして、いずれのメッセージの送信が指示されたかを調べて、指示されたメッセージの内容を取り出す。例えば、印刷物の回収依頼であれば、例えば、前述した図4に示すようなメッセージをメモリ113から読み出す。また、印刷物の返却依頼であれば、前述した図5に示すようなメッセージをメモリ113から読み出す。
【0055】
この後、該当するメッセージを、当該メッセージ送信指示と共に、プリントサーバ150に送る(ステップ1113)。メッセージの送信は、通信制御装置114と、接続ケーブル190と、通信制御装置155とを介して送る。この後、メッセージ送信要求があるかの監視動作に移行する。
【0056】
図3に、プリントサーバにおけるメッセージ送信処理の手順を示す。プリントサーバ150では、送信処理の要求があるかを調べる(ステップ1151)。送信指示とメッセージとを受け取ると、要求されたメッセージの内容を取得する(ステップ1152)。本実施形態では、プリンタ110側から送られてくる。次に、宛先情報リスト170から宛先情報172を取得する(ステップ1153)。具体的には、記憶装置160に格納されている宛先情報リスト170から、ユーザ名171対応の宛先情報172、例えば、IPアドレス(またはメールアドレス)を取得する。
【0057】
CPU151は、プリンタ110側から送られたメッセージを、前記取得したIPアドレスに宛て、ネットワーク300を介して送信を行う(ステップ1154)。ここで、宛先が複数ある場合には、それぞれの宛先にメッセージを送信する。
【0058】
このようにして送られたメッセージは、宛先となっているIPアドレスを持つクライアント200において受信される。受信されたメッセージは、クライアント200において、表示画面上に表示される。例えば、図4、図5のように表示される。
【0059】
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態は、図1に示すハードウェア資源と、それらを制御するソフトウェアを用いて実現される。本実施形態では、プリントサーバ150と記憶装置160とは、プリンタ110に対して印刷を要求したユーザについての印刷管理情報を含む印刷ログ180を蓄積し、管理する印刷管理情報記録手段を構成する。本実施形態は、この印刷ログ180を用いて、メッセージの宛先を特定する点に特徴がある。ハードウェア資源の構成、および、ソフトウェアによる機能構成上の多くは前述した第1の実施形態と共通する。そこで、ここでは、本実施形態の特徴点を中心として説明する。
【0060】
本実施形態では、記憶装置160には、宛先情報リスト170のほか、印刷ログ180が記憶される。印刷ログ180としては、例えば、図6(B)に示すような情報が含まれる。すなわち、印刷要求を受け付けた番号を示す受付番号181、受け付けた時刻を示す受付時刻182、印刷を行った時刻を示す印刷時刻183、印刷した枚数を示す枚数184、印刷要求がなされた文書の名称を示す文書名185、印刷を要求したユーザを示すユーザ名186、および、印刷結果187を含む印刷要求を特定する情報が、印刷要求ごとに順次記録され、印刷ログ180を構成する。
【0061】
次に、本実施形態におけるメッセージ送信処理の手順について説明する。本実施形態では、プリンタ110側での処理は、前述した第1の実施形態と同様であるので、重複した説明を省略する。
【0062】
図7に、プリントサーバ150の制御装置151によるメッセージ送信処理の手順を示す。図7に示すように、プリントサーバ150のCPU152は、プリンタ110からメッセージ送信要求が送られているかを監視する(ステップ1151)。具体的には、例えば、通信制御装置155から割込要求等の有無を周期的に調べることにより行うことができる。送信要求があると、送信要求に伴って送られるメッセージをメッセージ送信要求と共に、メモリ153に一時的に格納する。
【0063】
次に、CPU152は、宛先情報を取得する(ステップ1160)。宛先情報は、本実施形態の場合には、記憶装置160に格納されている印刷ログ180を参照して、一定の条件を満たすユーザを検出して、そのユーザ名171に対応する宛先情報172を宛先情報リスト170(図6(A)参照)から検索する。次いで、メッセージを該当するクライアントに送信する(ステップ1154)。
【0064】
ここで、宛先の検索は、次のように行う。図8から図10に、そのための手順を示す。この手順は、プリントサーバ150のCPU152により実行される。
【0065】
図8に示すように、CPU152は、まず、受け取ったメッセージ送信要求が回収依頼か返却依頼かを調べる(ステップ1161)。回収依頼の場合には、記憶装置160の印刷ログ180から回収依頼受付前の印刷要求を検索する(ステップ1162)。具体的には、回収依頼受付時からさかのぼった一定の範囲、例えば、時間(または日数)、件数により定められる範囲を検索する。このように限界を設けるのは、印刷ログが多量にある場合に、無駄な検索をすることとなることを避けるためと、該当ユーザが記憶していないようなものを出力しても意味がないからである。
【0066】
索出された印刷要求を行ったユーザの宛先情報172を、ユーザ名171をキーとして、図6(A)の宛先情報リスト170から取得する(ステップ1163)。
【0067】
一方、返却要求の場合には、記憶装置160に格納される印刷ログ180(図6(B)参照)から特定の条件に合致する印刷要求を検索する(ステップ1170)。ここで、条件を付する理由は、メッセージが送られるユーザを絞ることにより、できる限り関係のないユーザを煩わせることがないようにするためである。また、返却について特別に条件を付している理由は、回収の場合には、放置しているユーザ自身が、印刷物がないことに気がつくことがありうるが、誤って持ち去っている場合には、持ち去られた者には発見しにくいこと、および、持ち去った者が気づかないことがあり得るため、対策をよりきめ細かにする必要があるからである。
【0068】
ここで、検索条件としては、後述する図9に示す印刷要求受付時点を基準とするタイミングの条件、図10に示す、印刷枚数が一定枚数以上の印刷要求を対象とする枚数の条件等が考えられる。このほかに、メッセージ送信要求受け付け時点から一定の時間前までの範囲、時間としては、数分から数日の範囲に、予め設定しておく。また、印刷要求の件数により範囲を定めてもよい。また、これらの条件を組み合わせてもよい。例えば、一定の印刷要求件数を上限とすること、さかのぼる時間範囲に上限を設けることが考えられる。また、タイミングよって条件を付してもなお対象が多い場合に、枚数の条件をさらに付加することも可能である。
【0069】
このような条件を付した検索を行った後、CPU152は、索出された印刷要求を行ったユーザの宛先情報を取得する(ステップ1163)。宛先情報の取得は、記憶装置160に格納されている宛先情報リスト170を検索することにより行う。
【0070】
次に、印刷ログから特定の条件に合致した印刷要求を検索する。図9に示すように、CPU152は、印刷ログ180からそのユーザの印刷要求受付後の印刷要求を検索する(ステップ1171)。ここで、絞り込むための条件として、印刷要求受付後の印刷要求を検索することとした理由は、要求した印刷が実行された後に、印刷を実行した他のユーザが、プリンタに排出されていた印刷物を自身の印刷物と間違って、または、自身の印刷物と共に誤って持ち去っている可能性が高いという経験則に基づくものである。
【0071】
このような検索を行って、該当する印刷要求データが存在するかを判定する(ステップ1172)。該当データがある場合には、次のステップ1163(図8参照)に進む。一方、該当する印刷要求データが存在しない場合、条件を変更して、印刷ログ180からそのユーザの印刷要求受付前の印刷要求を検索する(ステップ1173)。これは、印刷物を放置していたユーザが誤って印刷物を持ち去っていることがあり得るため、このような条件に変更することとしている。具体的には、回収依頼受付時からさかのぼった一定の範囲、例えば、時間(または日数)、件数により定められる範囲を検索する。このように限界を設けるのは、印刷ログが多量にある場合に、無駄な検索をすることとなることを避けるためと、該当ユーザが記憶していないようなものを出力しても意味がないからである。
【0072】
この後、該当データがあるかを調べ、ある場合には、ステップ1163に進む。ない場合には、処理を終了する。なお、該当データがない場合、可能であれば、すなわち、プリンタに表示パネルが存在し、メッセージの表示ができる場合には、該当するユーザがない旨を表示する構成とする。この場合メッセージは、例えば、メモリ113またはメモリ153に格納しておく。
【0073】
次に、印刷枚数を条件として対象ユーザを検索する例について、図10を参照して説明する。図10には、印刷枚数を条件として印刷要求を検索する例を示す。
【0074】
CPU152は、記憶装置160に格納されている印刷ログ180からそのユーザによる印刷要求受付前後の印刷要求のうち印刷枚数が一定枚数以上、例えば、10枚以上である印刷要求を検索する(ステップ1175)。なお、特別な場合には、印刷枚数が一定枚数以上に至らない場合でも、検索対象とすることが好ましい場合がある。例えば、同一ユーザが連続して複数回の印刷要求を行っている場合には、1回の印刷枚数が前述した一定枚数に至らない場合であっても、連続する印刷要求の合計枚数が一定枚数以上であれば、検索の対象とするようにしてもよい。連続的に印刷要求を出しているユーザが誤って持ち去る可能性が高いからである。この場合、合計枚数が一定枚数に至らない場合でも、検索対象とするようにしてもよい。さらに、連続していないが、間に他のユーザの印刷要求が数件程度入る場合にも、その間に入ったユーザの印刷物が持ち去られる可能性が高いので、一定枚数に至らなくても、検索対象とするようにしてもよい。
【0075】
この後、該当データがあるかを調べる(ステップ1178)。通常、印刷要求がまったくないということはほとんどないので、何らかのデータが存在することとなる。その後、ステップ1163に進む。なお、該当するデータがまったくない場合には、処理を終了する。この場合にも、前述したように、可能であれば、プリンタ110にメッセージの表示を行うよう構成することができる。
【0076】
ここで、図7に戻って、ステップ1154についてさらに説明する。このステップ1154では、CPU152は、プリンタ110から取得したメッセージを、前述した条件を付して取得した宛先に送信する。その際のメッセージの内容は、印刷物回収依頼メッセージであれば、例えば、図4に示すメッセージとし、印刷物返却依頼メッセージであれば、例えば、図5に示すメッセージとすることができる。
【0077】
また、送るべきメッセージを表示するデータに加工を施して送信することもできる。例えば、宛先が特定されていることを利用して、宛先のユーザ名を加えてリストアップすることができる。その際、そのユーザの印刷要求受付時刻等を併せて表示するようにしてもよい。
【0078】
以上の実施形態によれば、メッセージ、特に、返却依頼メッセージについて、関連性の高いユーザに絞ってメッセージを送ることができる。そのため、無関係のユーザにわずらわしい情報が表示されることを防ぐことができる。また、絞りきれないときには、ある範囲のユーザに対してメッセージを送るように、対象を広げることで、返却をできる限り可能とするように、支援することができる。
【0079】
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。本実施形態は、ネットワークに接続されるプリンタのユーザが使用するコンピュータであるクライアントからメッセージの送信を指示することができるようにした例である。
【0080】
図11に、本実施形態に用いられるシステムの構成の概要を示す。本実施形態では、印刷システム100は、LAN300を介してクライアント200と接続される。本実施形態では、クライアント200は、複数台がネットワーク300に接続されていることを想定している。各クライアント200は、印刷システム100に対してネットワーク300を介して印刷指示することができる情報処理機能を有する装置であればよい。典型的には、コンピュータが該当する。図1に示すシステムとは、クライアント200において、メッセージ送信依頼を可能とする構成となっている点が相違する。印刷システム100側の構成は、基本的には、前述した第2の実施形態とほぼ同様である。そこで、共通する点に関する重複した説明は適宜省略して説明する。
【0081】
本実施形態では、印刷システム100のプリンタ側からもメッセージ送信依頼が行える。これについての構成はすでに説明したので省略する。もちろん、プリンタ110からメッセージ送信依頼を行う機能を省略することも可能である。
【0082】
また、本実施形態では、クライアント200からは印刷物の返却を求める返却依頼メッセージの送信依頼を行う場合を例としている。しかし、他のメッセージについての依頼も行えるようにしてもよい。
【0083】
さらに、回収依頼をプリンタ110側から、返却依頼をクライアント200側から行うように、依頼を分担する構成としてもよい。
【0084】
クライアント200は、例えば、図12に示すように、情報処理ユニット210と、記憶装置220と、表示装置230と、入力装置240とを有する。情報処理ユニット210は、中央処理装置211、メモリ212および通信制御装置213を有する。記憶装置220は、読み書き可能な記録媒体を有する装置であって、例えば、ハードディスク装置が挙げられる。表示装置は、画像表示が行える装置であって、例えば、パネルディスプレイ、代表的には、液晶表示装置、プラズマ表示装置等が挙げられる。入力装置は、キーボードと、マウス等のデータ等の入力、選択などの指示操作の入力などを行うための各種機器が用いられる。通信制御装置213は、ネットワーク300を介して、他のクライアント、印刷システムとの間で通信を行うための制御を行う。
【0085】
記憶装置220には、クライアント200を動作させるための、オペレーティングシステム、アプリケーションプログラム等のプログラム、情報処理に必要なデータ等が格納される。アプリケーションプログラムの一例としては、プリンタドライバが挙げられる。また、本実施形態におけるメッセージ送信依頼処理を行うためのプログラムが格納される。なおこのメッセージ送信依頼処理プログラムは、プリンタドライバに組み込んでもよい。
【0086】
CPU211は、メモリ212に必要なプログラムをロードして、各種機能を実現する。例えば、プリンタのユーザに対し、特定のメッセージの送信指示を受け付けるメッセージ送信受付手段と、メッセージ送信受付手段により前記メッセージ送信指示を受け付けると、送信すべきメッセージに関する条件の入力を受け付ける手段と、送信すべきメッセージに関する条件がある場合には当該条件、および、当該コンピュータの識別子を、メッセージ送信要求と共にネットワークを介して前記プリンタに送るメッセージ送信要求送信手段と、を構成する。
【0087】
本実施形態では、クライアント200において、メッセージ送信依頼処理を起動するためのアイコン232を表示装置230の画面に表示させることができる(図11参照)。この場合には、このアイコンを指示する操作を、入力装置240を介して受け付けることで、メッセージ送信処理が開始される。もちろん、コマンドの入力、プログラムの起動指示等によっても、処理を開始させることができる。
【0088】
本実施形態における印刷システム100では、メッセージの内容をプリントサーバ150側において保持する構成としている。すなわち、記憶装置160および/またはメモリ153にメッセージを格納する。前述した第1の実施形態および第2の実施形態では、プリンタ110にメッセージの内容を格納している。従って、印刷システムにおいて、この点およびこれに伴う処理が前述した実施形態と本実施形態との相違点である。もちろん、第1の実施形態および第2の実施形態についても、本実施形態のように、メッセージをプリントサーバ150において保持する構成とすることができる。その場合には、印刷システムとして本実施形態の構成を一部取り入れればよい。
【0089】
次に、本実施形態における印刷メッセージ送信処理の手順について、図13、図14を参照して説明する。なお、本実施形態では、メッセージとして、返却依頼メッセージが用意されている場合を例として説明する。これは、印刷物回収が他のユーザに対する警告であるため、メッセージ送信を依頼する者にとっては、あまり手間をかけずに実行できることが望まれる。一方、印刷物の返却依頼は、当該ユーザが失われた印刷物の捜索に主体的に取り組む必要あるため、クライアントにおいて指示できるようにすることが好ましいと考えられる。そのため、本実施形態では、返却依頼について、クライアントにおいて指示できるようにしている。
【0090】
まず、図13に示すように、クライアント200において、CPU211は、他のアプリケーション等による処理の合間に、返却依頼メッセージの送信要求があるかを調べる(ステップ2111)。これは、例えば、前述したアイコンに対する指示に基づく対応プログラムの起動等の、起動指示の有無を調べることにより行う。送信要求がない場合には、他の処理に移る。次に調べるタイミングに至ると再び前述した処理を行う。
【0091】
メッセージ送信要求がある場合には、CPU211は、表示装置230の表示画面上に、返却依頼メッセージ送信要求の設定のための画面を表示すると共に、送信設定要求を受け付ける(ステップ2112)。例えば、印刷要求の検索を行う場合における検索の上限として、ある時点から一定時間の範囲、例えば、日数、時間等の設定を受け付ける。また、件数による上限を設ける場合には、その件数の入力を受け付ける。さらに、検索条件の付加、変更等の受付を行うことができる。具体的には、あるタイミングより後の時間範囲での検索の設定、印刷枚数による検索の設定等を単独で、または、組み合わせて用いるための設定がある。本実施形態では、例えば、第2の実施形態において示した、図9に示す、印刷要求受付後の印刷要求を検索することを、その時点から1日の範囲内を限度として検索することを条件とすることについて、本システムの標準として決めておくことができる。標準が決められている場合には、検索条件について特別に指示がなされないときには、このシステムの標準条件による条件を適用することとなる。
【0092】
CPU211は、検索条件の入力があるかを調べる(ステップ2113)。入力がない場合には、当該クライアント200から、当該クライアントを識別するクライアントIDをプリントサーバ150に対してネットワーク300を介して送信する。この際、検索条件が標準条件によることを示す情報が付される。
【0093】
一方、検索条件が入力されている場合には、当該クライアントIDと、入力された検索条件とを、プリントサーバ150に対してネットワーク300を介して送信する(ステップ2114)。
【0094】
次に、印刷システム100側では、プリントサーバ110のCPU111は、図14に示すように、返却依頼メッセージの送信要求があるかを調べる(ステップ1211)。送信要求がない場合には、処理を終わる。一方、送信要求がある場合には、クライアントからの送信要求かについて判定する(ステップ1212)。いずれかのクライアント200からであれば、ステップ1213に進む。クライアント200からではない場合、すなわち、プリンタ110からの要求である場合には、図7に示すステップ1160に進む。ステップ1160での処理についてはすでに述べたとおりであるので省略する。
【0095】
次に、返却依頼メッセージの送信要求を行ったクライアントを特定するクライアントID(識別子)を取得する(ステップ1213)。このクライアントIDは、返却依頼メッセージと共に送られてくる(図12ステップ2114参照)。
【0096】
記憶装置160に格納される印刷ログ180から、特定の条件に合致する印刷要求受付後の印刷要求を検索する(ステップ1214)。ここで、特定の条件は、前述したように、クライアント200において付与されている場合と、システムの標準条件による場合とがある。この検索については、第2の実施形態において述べたので説明を繰り返さない(図9、図10参照)。
【0097】
該当データがあるか判定する(ステップ1215)。すなわち、検索条件に該当する印刷要求を行ったユーザが存在するかについて判定する。該当データがない場合には、「該当ユーザはありません」のメッセージを前記依頼元のクライアント200に送信する(ステップ1219)。一方、該当データがある場合には、該当するユーザの記憶装置160に格納される宛先情報リスト170から宛先情報172に記録される宛先情報、例えば、IPアドレスを取得する(ステップ1216)。ついで、宛先のクライアントに、メッセージ、ここでは、返却依頼メッセージを送信する(ステップ1217)。クライアント200では、受信したメッセージを表示装置230の表示画面において表示する。そのためのプログラムも併せて送られる。
【0098】
ここで表示されるメッセージの表示は、例えば、図4、図5に示すような画面により行われる。なお、本実施形態で回収依頼は、プリンタ側から行われる。ここで、プリンタ側からのメッセージ送信依頼を行わないようにしてもよい。
【0099】
本実施形態によれば、クライアント側から他のクライアントに対してプリンタに関して生じた事情、特に、誤って印刷物を持ち去られてしまった場合に、持ち去った可能性のあるユーザに対して返却依頼メッセージを送信することができる。本実施形態では、設定によって、メッセージ送信対象となるユーザを絞ってメッセージを送信することができる。その条件設定をクライアントにおいて行うことができる。また、本実施形態では、メッセージをクライアントにおいて作成する必要はなく、印刷システムにおいて用意されているメッセージが送信される。従って、メッセージ送信に際して手間がかからない。
【0100】
次に、本発明の第4の実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態は、図11に示すハードウェア資源を用いて実現することができる。ただし、プリントサーバ150の制御装置151のソフトウェア、および、クライアント200における情報処理ユニット210のソフトウェアの一部が異なっている。すなわち、本実施形態は、クライアント側において送信条件の入力と、送信先の指定とを行って、印刷システム100にメッセージ送信を指示する。その点において、前述した第3の実施形態と相違する。ここでは、相違点を中心として説明する。
【0101】
クライアント200側では、図13に示す手順と同様の手順で、メッセージ送信要求を受け付けて印刷システム200に送信する。ここでは、重複した説明を省略する。
【0102】
クライアント200側の情報処理ユニット210は、前記プリンタのユーザに対し、特定のメッセージの送信指示を受け付けるメッセージ送信受付手段と、メッセージ送信受付手段により前記メッセージ送信指示を受け付けると、送信すべきメッセージに関する条件の入力を受け付ける手段と、送信すべきメッセージに関する条件がある場合には当該条件、および、当該コンピュータの識別子を、メッセージ送信要求と共にネットワークを介して前記プリンタに送るメッセージ送信要求送信手段と、ネットワークを介してプリンタからメッセージ送信依頼情報を受信する手段と、メッセージ送信依頼情報に基づいてメッセージ送信先候補者リスト付き送信依頼情報を表示すると共に、メッセージ送信先についての指定を受け付ける送信先受付手段と、送信指示を受け付けて、送信先の指定を含む送信指示を前記プリンタに対してネットワークを介して送信する手段と、を構成する。
【0103】
そのためのプログラムとして、ネットワークを介してプリンタに印刷要求を行う複数のコンピュータのいずれかに対して特定のメッセージを送信するための処理を、当該メッセージを送信するコンピュータに行わせるプログラムであって、プリンタのユーザに対し、特定のメッセージの送信指示を受け付ける処理と、メッセージ送信受付処理により前記メッセージ送信指示を受け付けると、前記ネットワークを介して前記プリンタに対し、当該プリンタに印刷要求を行ったユーザに関する情報を取得する処理と、ネットワークを介してユーザ情報が取得されると、当該ユーザ情報を表示する処理と、表示されたユーザ情報に基づいて、メッセージの送信指示を受け付ける処理と、送信指示を受け付けると、送信対象であるユーザにネットワークを介して前記メッセージを送信する処理とを、コンピュータに実行させるプログラムが用いられる。
【0104】
印刷システム100側では、図15に示す手順に従って、メッセージを依頼元のクライアント200側に送る。メッセージを宛先のクライアントに送る図14の場合、すなわち、第3の実施形態の場合と、メッセージの送り先の点において相違する。CPU152は、図15の手順を実行する。ただし、ステップ1211から1215および1219は、前述した図14の対応するステップ1211から1215および1219と同じである。従って説明は省略する。ここでは、CPU152は、宛先のユーザを示す情報を付加したメッセージ送信依頼情報を表示するためのデータを作成する(ステップ1221)手段と、メッセージ送信依頼情報を依頼元クライアントに送信する(ステップ1222)手段として機能する。
【0105】
一方、依頼元クライアント200では、CPU211は、図16に示すように、種々のアプリケーションについての処理の合間に、メッセージ送信依頼画面情報の受信を監視する(ステップ2211)。メッセージが受信されていない場合には、処理を終了して次の監視まで待つ。一方、メッセージを受信すると、そのメッセージに、メッセージを送るべき該当者があるかを調べる(ステップ2212)。該当ユーザがない場合には、「該当ユーザはありません」というメッセージが送られてくるため、そのメッセージを表示装置230の表示画面に表示する(ステップ2217)。
【0106】
一方、該当者がある場合には、返却依頼送付先候補リスト付きメッセージ送信依頼画面を表示装置230に表示する(ステップ2213)。図17に、その表示例を示す。図17に示す画面では、「印刷物の返却依頼システム」というタイトル281がついたメッセージ送信依頼画面280が表示されている。この画面には、「あなたの印刷結果を持って帰ってしまった可能性のある人は以下の人たちです」とのコメント282と、年月日283と、印刷要求受付時刻と対応するユーザ名235aと、それぞれのユーザに対してメッセージを送るかの指定を受け付ける領域285bとが表示される。また、返却依頼を送らない場合に指定する領域878、および、標準で指定される「送る」指示286と、送信指示288と、キャンセル指示289とが配置される。
【0107】
この表示画面はでは返却依頼メッセージそのものを表示する画面ではなく、メッセージを送るべきユーザを決定するための画面である。ここで、入力装置240を介してメッセージを送るべき対象、本実施形態では、返却依頼送信先の指定を受け付ける(ステップ2214)。図17の例では、“8:00”に印刷要求を行った“y.miyazawa”にメッセージを送ることが選択され、チェックボックスが選択されている。なお、図17では、説明の便宜上、返却依頼を“送らない”というチェックボックス287が選択された状態を示しているが、デフォルトでは、“送る”のチェックボックス286が選択されている。この状態で、“送信”288指示されるかを待つ(ステップ2215)。ここで、“送信”288がクリックされると、送信先の指定が付いたメッセージ送信指示が印刷システム100に送られる。
【0108】
印刷システム100では、プリントサーバのCPU152が、図18に示すように、返却依頼メッセージがあるかについて監視する(ステップ1221)。送信要求がない場合には、処理を終わる。送信要求がある場合には、プリントサーバ110側において予め用意してある返却依頼メッセージに送信依頼元のユーザ名(クライアント名)を組み込んだ返却依頼メッセージを作成する(ステップ1222)。このメッセージとしては、例えば、図5に示すものがある。図5では、「XXXX」の位置に、プリンタ名かクライアント名が表示されることとなっているが、この例では、クライアント名としてユーザ名が表示される。
【0109】
次に、指定されている送信先のメッセージ宛先を宛先情報リスト170から取得する(ステップ1233)。返却依頼メッセージを宛先のクライアントに送る(ステップ1234)。
【0110】
このように、本実施形態によれば、クライアント側において、送信先を指摘できるため、返却依頼メッセージを送ることが好ましくないクライアントに自動的に返却依頼メッセージが送られることを防ぐことができる。
【0111】
なお、本実施形態においては、メッセージの送信をプリントサーバが行っているが、クライアントが行うようにすることもできる。その場合には、送るべきメッセージと、送り先の宛先情報をクライアントが取得するように構成すればよい。
【0112】
以上に述べた実施形態は、本発明を実施する際の具体例の一部である。これらのほかの実施形態も可能である。例えば、前述したそれぞれの実施形態は、矛盾が生じない範囲で、他の要素で用いられている装置、機能等を当該実施形態の構成の一部に取り入れるようにしてもよい。
【0113】
また、以上の実施形態においては、クライアントの宛先情報を蓄積して、当該宛先情報を用いてクライアントに対してメッセージを送信している。しかし、本発明はこれに限られない。すべてのクライアントに対して、メッセージを同報送信するようにしてもよい。例えば、LANの同報送信機能を用いることにより送信を行う構成とすることができる。同報送信とすることにより、個別クライアントの宛先情報の管理を省略することができる。また、メッセージ送信先クライアントの検索等を不要とすることができる。したがって、より簡単な構成により、印刷物の回収依頼、印刷物の返却依頼を行うことができる。もちろん、この場合には、心当たりのないクライアント、また、依頼を行ったユーザが用いるクライアントに対しても、メッセージが届くこととなる。そのため、ユーザによってはわずらわしさを感じることも考えられる。しかし、構成を簡単にすることができるというコストメリット考えると、同報送信とすることも有効な解決手段であるといえる。
【0114】
また、同報送信については、すべてのメッセージについて同報送信とすることのほか、メッセージにあわせて同報送信とするものと、個別送信とするものとを分けるようにしてもよい。例えば、予め、または、ユーザの選択により、同報送信と個別送信とを分けて設定できるようにしてもよい。具体的には、UI部130またはクライアント200からのメッセージ送信指示において、特定のメッセージ、例えば、返却依頼メッセージについては同報送信とし、その他のメッセージについては、個別送信とすることが考えられる。この場合、例えば、送信指示またはメッセージに、同報送信すべきことを示す情報、例えば、フラグを付加する構成とすることによって、メッセージごとに送信の形態を指定することができる。このようにすることによって、依頼元クライアントにとっては重要度が高いメッセージを、すべてのクライアントにもれなく送信させることができる。しかも、依頼元にも依頼したメッセージが到達するため、メッセージが送信されたことの確認が可能となる。
【0115】
また、クライアント200からメッセージ送信を指示する場合には、同報送信として、印刷システム100からメッセージ送信を指示する場合には、個別送信とする構成とすることもできる。これは、印刷依頼者の宛先情報が印刷システムに蓄積されていること、また、第2、第3の実施形態の場合には、印刷ログについても印刷システムに蓄積されていることにより、宛先を特定する個別通信は、印刷システム側から行うことが便利であることによる。もちろん、これとは逆の組合せとすることもできる。
【0116】
なお、ネットワークに、複数のプリンタが接続され、ユーザも複数のプリンタを使用する場合についても、本発明を適用することができる。このような場合、メッセージにそのメッセージを発している印刷システム(プリンタ)を特定する情報を付加する構成とすることができる。このようにすることで、該当するユーザは、メッセージの対象となっている事象について、どのプリンタにおいて対処すればよいかについて迷わずにすむ。
【0117】
また、以上の実施形態を、クライアントのメールアドレスを登録しておき、各種メッセージの授受をメールにより行うように構成してもよい。
【0118】
以上のように、本発明の各実施形態によれば、誤って持ち去られた印刷物の返却依頼を簡単な操作により行うことができる。また、放置されている印刷物の回収依頼を簡単な操作によりメッセージの送信という形によって行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る印刷システムの構成の概要を示すブロック図。
【図2】プリンタでのメッセージ送信処理手順を示すフローチャート。
【図3】プリントサーバでのメッセージ送信処理手順を示すフローチャート。
【図4】印刷物回収依頼メッセージの表示画面の一例を示す説明図。
【図5】印刷部返却依頼メッセージの表示画面の一例を示す説明図。
【図6】(A)はユーザの宛先情報リストを模式的に示す説明図、(B)は印刷ログの構成を模式的に示す説明図。
【図7】プリントサーバでのメッセージ送信処理手順を示すフローチャート。
【図8】メッセージ送信処理における宛先情報取得処理の概要を示すフローチャート。
【図9】返却依頼メッセージの送り先を検索するための処理手順を示すフローチャート。
【図10】返却依頼メッセージの送り先を検索するための他の処理手順を示すフローチャート。
【図11】第2の実施形態に用いられるシステムの構成の概要を示すブロック図。
【図12】クライアントのハードウェアシステム構成の一例を示すブロック図。
【図13】クライアントでのメッセージ送信指示のための手順を示すフローチャート。
【図14】プリントサーバでのメッセージ送信のための処理手順を示すフローチャート。
【図15】プリントサーバでのメッセージ送信依頼情報を作成する処理手順を示すフローチャート。
【図16】クライアントでのメッセージ送信依頼情報に対する依頼先指定と送信依頼処理手順を示すフローチャート。
【図17】メッセージ送信依頼情報の表示画面例を示す説明図。
【図18】プリントサーバでのメッセージ送信処理手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
100…印刷システム、110…プリンタ、111…制御装置、112…中央処理ユニット(CPU)、113…メモリ、120…印刷機構、130…ユーザインタフェース(UI)部、200…クライアント(コンピュータ)、210…情報処理ユニット、220…記憶装置、230…表示装置、240…入力装置、300…ネットワーク。
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタにおける印刷物について生じた各種状況をネットワークに接続されるユーザに知らせるための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、LAN(ローカルエリアネットワーク)の普及に伴って、プリンタをネットワークに接続して、複数のユーザにより共用することが一般的に行われている。このようなネットワークに接続されて使用に供されるプリンタにおいては、排出された印刷物に関し、誤って他のユーザの印刷物を持ち去ること、印刷物が放置されて他のユーザの迷惑となること、などの問題を生じることがある。
【0003】
これに対して、ユーザ対応の複数のビンと、ユーザIDに応じて、印刷物を仕分けるための機構とを設け、印刷を指示したユーザごとに、印刷物を仕分け、それぞれのビンに排出する仕分装置を付加したプリンタがある。このような仕分装置を付加することにより、ユーザごとにビンを専用化することができる。そのため、印刷物を誤って持ち去ること、また、持ち去られることを防ぐことができる。また、印刷物が放置されても、そのビンを使用しないユーザには迷惑がかかることがない。
【0004】
また、印刷物の取り忘れを防ぐことを目的としたネットワークプリンタが、特開平2000−187582号公報(特許文献1)において提案されている。このネットワークプリンタでは、ジョブ履歴情報をユーザに対して知らせることにより、ユーザに注意を促し、ユーザが、自分が出力したジョブを確認し、出力した印刷物の取り忘れを防ぐようになっている。
【0005】
【特許文献1】
特開平2000−187582号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述した仕分装置は、ビンを複数設ける必要があるため大型化することが避けられない。設置スペースを必要とする。そのため、オフィスによっては、プリンタに付加することが好まれない場合がある。また、この種の機構は、複雑なメカニズムを有するため、高価となり、できれば、導入を避けたいとする傾向もある。なお、割り当てられているビンから誤って印刷物が持ち去られた場合には、仕分装置では、そのような事態に対処することはできない。
【0007】
一方、特開平2000−187582号公報に記載されるプリンタの場合には、あくまでも、ジョブ履歴を知らせるに過ぎず、現実に、取り忘れられている場合に、当該ユーザ以外の者が、取り忘れ状態を該当するユーザに知らせることはできない。また、誤って印刷物が持ち去られた場合についても対処することができない。
【0008】
本発明は、複数ユーザにより使用されるプリンタにおける、誤持ち去り、放置等の印刷物の取扱いに関わる種々の問題の解決を、格別のスペースを要せず、安価に実現するための技術を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明の第1の態様よれば、
ネットワークを介して1以上のユーザにより利用される印刷システムであって、
印刷を実行する印刷実行手段と、
ユーザの宛先情報を記録する宛先情報記録手段と、
当該システムのユーザに対し、特定のメッセージの送信指示を受け付けるメッセージ送信受付手段と、
前記メッセージ送信受付手段により前記メッセージ送信指示を受け付けると、前記宛先情報記録手段から宛先情報を読み出して、前記特定のメッセージを、前記ネットワークを介して宛先に送信するメッセージ送信手段と、を有することを特徴とする印刷システムが提供される。
【0010】
本印刷システムによれば、特定のメッセージの送信指示をメッセージ送信受付手段において行い、受け付けた送信指示に基づいて、宛先を取得して、特定のメッセージを当該宛先に送信することができる。これにより、印刷システムに生じた問題、例えば、印刷物の持ち去りに対する返却依頼、放置されている印刷物の回収依頼等を、印刷システムからそれを利用するユーザに対してメッセージとして送信することが可能となる。
【0011】
本発明の第2の態様によれば、
ネットワークを介して1以上のユーザにより利用される印刷システムであって、
印刷を実行する印刷実行手段と、
当該システムのユーザに対し、特定のメッセージの送信指示を受け付けるメッセージ送信受付手段と、
前記メッセージ送信受付手段により前記メッセージ送信指示を受け付けると、前記特定のメッセージを、前記ネットワークを介して同報送信するメッセージ送信手段と、を有することを特徴とする印刷システムが提供される。
【0012】
本システムでは、同報送信により、ネットワークを利用するユーザに、特定のメッセージ、例えば、前述した印刷物の返却依頼、回収依頼等のメッセージを送信することができる。本システムの場合、同報送信するため、LANの機能を利用することができ、簡単な構成によって実行することができる。
【0013】
これらのシステムでは、
当該システムに印刷を要求したユーザについての印刷管理情報を記録する印刷管理情報記録手段と、
前記印刷管理情報の出力指示を受け付ける印刷管理情報出力指示受付手段と、
前記印刷管理情報出力指示受付手段は、印刷管理情報出力指示を受け付けると、前記特定のメッセージを印刷コマンドに変換して、前記印刷実行手段に印刷させる印刷指示手段とを、さらに備えることができる。そして、前記印刷指示手段は、前記特定のメッセージと共に、印刷管理情報を合わせて印刷させる構成とすることができる。この構成は、後述する他の態様についても適用することができる。
【0014】
本発明の第3の態様によれば、
ネットワークを介して1以上のユーザにより利用される印刷システムであって、
印刷を実行する印刷実行手段と、
ユーザの宛先情報を記録する宛先情報記録手段と、
当該システムに対してなされた印刷要求についての印刷管理情報を記録する印刷管理情報記録手段と、
当該システムのユーザに対し、特定のメッセージの送信指示を受け付けるメッセージ送信受付手段と、
前記メッセージ送信受付手段により前記メッセージ送信指示を受け付けると、特定の条件を満たす印刷要求を前記印刷管理情報から検索し、策出された、当該印刷要求を行ったユーザについて、前記宛先情報記録手段から宛先情報を読み出して、前記特定のメッセージを、前記ネットワークを介して宛先に送信するメッセージ送信手段と、を有することを特徴とする印刷システムが提供される。
【0015】
本発明によれば、印刷管理情報を特定の条件により検索することにより、メッセージ送信先を絞り込むことができる。これにより、メッセージ受取側の煩わしさを低減することが可能となる。
【0016】
本発明の第4の態様によれば、
プリントサーバを介してネットワークに接続されて、1以上のユーザにより利用されるプリンタであって、
印刷を実行する印刷機構と、
当該プリンタのユーザに対し、特定のメッセージの送信指示操作を受け付けるユーザインタフェース部と、
前記ユーザインタフェース部により前記メッセージ送信指示を受け付けると、前記プリントサーバに、メッセージの送信を指示する制御装置と、を有することを特徴とするプリンタが提供される。
【0017】
これにより、印刷物が排出される現場において、メッセージの送信指示が行える。従って、気がついた時点で、直ちに、必要な行動、すなわち、回収依頼、返却依頼等のメッセージ送信指示の行動を取りうる。
【0018】
本発明の第5の態様によれば、
プリンタに接続され、該プリンタをネットワークに接続するためのプリントサーバにおいて、
ユーザの宛先情報を記録する宛先情報記録手段と、
当該システムに印刷を要求したユーザについての印刷管理情報を記録する印刷管理情報記録手段と、
前記プリンタからのメッセージ送信指示を受け付けると、前記宛先情報記録手段から宛先情報を読み出して、前記特定のメッセージを、前記ネットワークを介して宛先に送信するメッセージ送信手段と、を有することを特徴とするプリントサーバが提供される。
【0019】
これにより、プリンタからのメッセージ送信指示を受け付けて、ネットワークを介してユーザに送ることができる。
【0020】
本発明の第6の態様によれば、
プリンタに接続され、該プリンタをネットワークに接続するためのプリントサーバにおいて、
前記プリンタからの前記メッセージ送信指示を受け付けると、前記特定のメッセージを、前記ネットワークを介して同報送信するメッセージ送信手段と、を有することを特徴とするプリントサーバが提供される。
【0021】
同報送信機能を有することから、宛先検索等の複雑な処理を省いて、必要なメッセージをネットワークに接続されているクライアントに送ることができる。
【0022】
本発明の第7の態様によれば、印刷を要求する複数のクライアントとネットワークを介して接続されると共に、印刷を実行するプリンタと接続されるプリントサーバにおいて、
ユーザの宛先情報を記録する宛先情報記録手段と、
当該システムに印刷を要求したユーザについての印刷管理情報を記録する印刷管理情報記録手段と、
前記複数のクライアントのいずれかからメッセージ送信要求を受け付けると、依頼元のクライアントの識別子を取得すると共に、依頼元のクライアントから送られた条件を満たす印刷要求を検索する手段と、
索出された印刷要求についての宛先情報を、前記宛先情報記録手段を検索して取得する手段と、
取得したユーザに対して依頼元クライアントから依頼されたメッセージを、前記ネットワークを介して送信するメッセージ送信手段と、を備えることを特徴とするプリントサーバが提供される。
【0023】
これによれば、依頼元のクライアントが要求する条件と満たす印刷要求を行ったユーザを検索して、メッセージの送付先を依頼元のクライアントが指定した条件によって絞り込むことができる。
【0024】
本発明の第8の態様によれば、
印刷を要求する複数のクライアントとネットワークを介して接続されると共に、印刷を実行するプリンタと接続されるプリントサーバにおいて、
ユーザの宛先情報を記録する宛先情報記録手段と、
当該システムに印刷を要求したユーザについての印刷管理情報を記録する印刷管理情報記録手段と、
前記複数のクライアントのいずれかからメッセージ送信要求を受け付けると、依頼元のクライアントの識別子を取得すると共に、依頼元のクライアントから送られた条件を満たす印刷要求を検索する手段と、
条件を満たす印刷要求が索出された場合、メッセージ依頼送付先候補リストを含む送信依頼情報を作成する手段と、
前記作成された送信依頼情報を依頼元クライアントにネットワークを介して送信する送信依頼情報送信手段と、を有することを特徴とするプリントサーバが提供される。
【0025】
本発明の第9の態様によれば、
ネットワークを介して接続されるプリンタに印刷を行わせるコンピュータにおいて、
前記プリンタのユーザに対し、特定のメッセージの送信指示を受け付けるメッセージ送信受付手段と、
前記メッセージ送信受付手段により前記メッセージ送信指示を受け付けると、送信すべきメッセージに関する条件の入力を受け付ける手段と、
前記送信すべきメッセージに関する条件がある場合には当該条件、および、当該コンピュータの識別子を、メッセージ送信要求と共にネットワークを介して前記プリンタに送るメッセージ送信要求送信手段と、を備えることを特徴とするコンピュータが提供される。
【0026】
これにより、クライアント側において、特定のメッセージ送信指示を受け付けることができる。また、クライアント側において送信の条件を付することが可能となる。
【0027】
本発明の第10の態様によれば、
ネットワークを介して接続されるプリンタに印刷を行わせるコンピュータにおいて、
前記プリンタのユーザに対し、特定のメッセージの送信指示を受け付けるメッセージ送信受付手段と、
前記メッセージ送信受付手段により前記メッセージ送信指示を受け付けると、送信すべきメッセージに関する条件の入力を受け付ける手段と、
前記送信すべきメッセージに関する条件がある場合には当該条件、および、当該コンピュータの識別子を、メッセージ送信要求と共にネットワークを介して前記プリンタに送るメッセージ送信要求送信手段と、
ネットワークを介してプリンタからメッセージ送信依頼情報を受信する手段と、
メッセージ送信依頼情報に基づいてメッセージ送信先候補者リスト付き送信依頼情報を表示すると共に、メッセージ送信先についての指定を受け付ける送信先受付手段と、
送信指示を受け付けて、送信先の指定を含む送信指示を前記プリンタに対してネットワークを介して送信する手段と、をと備えることを特徴とするコンピュータが提供される。
【0028】
これにより、クライアント側から、特定のメッセージ送信要求をプリンタ側に行うと共に、プリンタ側において用意したメッセージを送るべき宛先に関する情報であるメッセージ送信依頼情報を得て、当該メッセージを送るべき宛先を選択することが可能となる。その結果、クライアントにおいて、メッセージの宛先を絞ることが可能となる。
【0029】
本発明の第11の態様によれば、
ネットワークを介してプリンタに印刷要求を行う複数のコンピュータのいずれかに対して特定のメッセージを送信するための処理を、当該メッセージを送信するコンピュータに行わせるプログラムであって、
前記プリンタのユーザに対し、特定のメッセージの送信指示を受け付ける処理と、
前記メッセージ送信受付処理により前記メッセージ送信指示を受け付けると、前記ネットワークを介して前記プリンタに対し、当該プリンタに印刷要求を行ったユーザに関する情報を取得する処理と、
前記ネットワークを介してユーザ情報が取得されると、当該ユーザ情報を表示する処理と、
表示されたユーザ情報に基づいて、メッセージの送信指示を受け付ける処理と、
前記送信指示を受け付けると、送信対象であるユーザにネットワークを介して前記メッセージを送信する処理とを、コンピュータに実行させることを特徴とするプログラムが提供される。
【0030】
このプログラムにより、クライアント側において、プリンタ側から必要な情報を取得して、特定のメッセージの送信指示を宛先のクライアントに送信することが可能となる。
【0031】
以上に述べた本発明の各態様において、メッセージ送信の受付をプリンタ側において行う場合と、クライアント側において行う場合とがある。本発明では、両者を組み合わせることも可能である。すなわち、プリンタからのメッセージ送信指示、および、ネットワークからのメッセージ送信指示のいずれについても、特定のメッセージ送信を受け付ける構成とすることができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について、それぞれ図面を参照して説明する。
【0033】
図1に、本発明の第1の実施形態に係る印刷システムの構成の概要を示す。本実施形態では、印刷システム100は、ネットワーク300を介してクライアント200と接続される。本実施形態では、クライアント200は、複数台がネットワーク300に接続されていることを想定している。各クライアント200は、印刷システム100に対してネットワーク300を介して印刷指示することができる情報処理機能を有する装置であればよい。典型的には、コンピュータがそれに該当する。
【0034】
印刷システム100は、印刷を実行するプリンタ110と、プリンタ110をLAN300に接続して、クライアント200からの印刷要求を受け付けてプリンタ100に印刷を行わせるプリントサーバ150とを有する。プリンタ110とプリントサーバ150とは、例えば、接続ケーブル190等の有線通信手段、または、それに変わる通信手段、例えば、近接無線通信手段等により接続される。
【0035】
プリンタ110は、印刷動作の制御とメッセージ送信依頼の処理を行う制御装置111と、印刷を実際に行うためのヘッド、紙送り機構等を含む印刷機構120と、ユーザからの指示操作を受け付けるためのユーザインタフェース(UI)部130とを備える。
【0036】
制御装置111は、中央処理ユニット(CPU)112と、そのCPU112が実行するためのプログラム、データ等を記憶するメモリ113と、プリントサーバ150との間でデータを授受するための通信を制御する通信制御装置114とを有する。本実施形態の場合、メモリ113には、メッセージが記憶されている。メッセージとしては、印刷物の回収を依頼する回収依頼メッセージと、印刷物の返却を依頼する返却依頼メッセージとがある。これらのメッセージは、例えば、仮名漢字コード、フォントデータ等と、それをクライアント200の表示装置(図示せず)上で表示させるためのプログラムとを含む。なお、メッセージは、それ自体をデータとして格納するほか、送信指示を処理するプログラムと共に格納してもよい。
【0037】
図4に、印刷物回収依頼メッセージの表示画面の一例を示す。また、図5に、印刷物返却依頼メッセージの表示画面の一例を示す。これらのメッセージは、ウインドウ290として表示される。ウインドウ290には、当該メッセージの名称291と、メッセージ本文292と、確認入力領域293とが配置されて表示されるように構成されている。確認入力領域293をマウス等の入力指示手段を用いて指示することで、このウインドウの表示が消去される。
【0038】
印刷物の返却依頼メッセージの本文292では、「XXXXにご返却をお願いします」と表示される。このXXXXは、プリンタ名(またはクライアント名)等の返却先を特定する表示292aである。このように表示することにより、返却先が明確になるため、返却する人に便利であり、返却依頼者も、印刷物が戻る位置を知ることができて便利である。ここでの表示は、表示すべき対象の情報が明らかな場合について行われる。例えば、プリンタ110から送信指示する場合には、クライアント名は不明であるため、プリンタを特定する情報を表示することが考えられる。これは、予めプリンタに名称を付しておき、それをメッセージ中に組み込むことで実現することができる。具体的には、プリンタドライバにプリンタの名称を付する機能を設け、プリンタの接続の登録を行う際に、プリンタにユーザ固有の名称を送信することによってプリンタのメモリに登録させる。もちろん、プリンタ名およびクライアント名のいずれも表示しないこともできる。また、メーカがプリンタに付けている商標、型名等をプリンタ名として用いることができるように、予めプリンタに登録しておくようにしてもよい。この場合、同じ機種が複数台存在することを考慮して、商標に番号、記号等を付加する構成とすることもできる。
【0039】
UI部130は、本実施形態では、印刷物の回収を依頼する回収依頼メッセージの送信を指示する操作を受け付ける回収依頼指示操作部131と、印刷物の返却を依頼する返却依頼メッセージの送信を指示する操作を受け付ける返却依頼指示操作部132と、を有する。具体的には、プリンタ110の筺体の一部にパネルを設け、このパネルにボタン等を設けて、それに対する操作を受け付ける。ボタンには、回収依頼と返却依頼とが区別し得る表記がなされる。なお、メッセージの送信を1種類のみとすることもできる。その場合には、それに対応した指示操作部が設けられる。また、2以上の指示操作部を設けることもできる。また、ボタンに変えて、汎用の表示および操作受付を行うことができる指示操作部、例えば、表示パネルとタッチパネルとにより汎用の指示操作部を構成し、それにメッセージ送信指示操作受付部を設ける構成とすることもできる。
【0040】
このUI部130においていずれかの指示操作がなされると、制御装置111において、その指示に対応するメッセージ送信の処理が行われる。すなわち、メッセージ送信指示と、選択されたメッセージとを、通信制御装置114を介してプリントサーバ150に送る処理を行う。
【0041】
プリントサーバ150は、ネットワーク300との接続を行う処理を行う制御装置151と、データを記憶するための記憶装置160とを有する。
【0042】
制御装置151は、中央処理ユニット(CPU)152と、メモリ153と、ネットワーク側の通信制御装置154と、プリンタ側の通信制御装置155とを有する。メモリ153には、CPU152の動作プログラムと、データとが記憶される。また、本実施形態の場合には、宛先情報を記憶装置160に記録しているが、メモリ153に格納するようにしてもよい。この制御装置151は、メモリ153に格納されたプログラムをCPU152が実行することにより各種処理を行う。すなわち、クライアント200から送られる印刷データをネットワーク300から受け取ってプリンタ110に送る処理を行う。また、プリンタ110のステータスを示す情報を、ネットワーク300を介してクライアント200に送る。さらに、メッセージの送信処理を行う。
【0043】
記憶装置160は、ランダムアクセス可能であり、書き込み可能な不揮発性の記憶装置であって、例えば、ハードディスク装置により構成される。本実施形態では、制御装置151の外付けとなっているが内蔵としてもよい。この記憶装置160には、本実施形態では、図6(A)に示すように、ユーザの宛先情報リスト170が記録される。この宛先情報リスト170には、ユーザ名171と、対応する宛先情報172とが格納されている。宛先情報172には、IPアドレス、メールアドレス等のメッセージを電子的に送信するための宛先が格納される。
【0044】
本実施形態に係る印刷システム100は、ネットワーク300を介して1以上のユーザにより利用される印刷システムとして機能する。この印刷システム100は、それが有するハードウェア資源、すなわち、制御装置151、制御装置111、印刷機構120およびUI部130と、制御装置151および111と、記憶装置160とにおいて実行されるプログラムとの協働によって具体的な手段が構築される。すなわち、印刷を実行する印刷実行手段と、当該システムを使用するユーザの前記ネットワーク上の宛先を示す宛先情報を記憶する宛先情報記録手段と、当該システムのユーザに対し、特定のメッセージの送信指示を受け付けるメッセージ送信受付手段と、メッセージ送信受付手段によりメッセージ送信指示を受け付けると、宛先情報記録手段に記憶される宛先情報を読み出して、前記特定のメッセージを、ネットワークを介して宛先に送信するメッセージ送信手段とが構築される。
【0045】
特定のメッセージとして2以上のメッセージが用意される。前記2以上用意されるメッセージには、本実施形態では、具体的には、印刷物の回収を依頼する印刷物回収依頼メッセージと、印刷物の返却を依頼する印刷物返却依頼メッセージとの二つのメッセージが含まれる。もちろん、1または3以上のメッセージとすることもできる。また、2以上のメッセージの場合でも、印刷物回収依頼メッセージおよび印刷物返却依頼メッセージのいずれか一方のみが含まれ、他は、それら以外のメッセージとすることも可能である。
【0046】
メッセージが2以上用意されることに伴って、メッセージ送信受付手段は、前記2以上用意されるメッセージのいずれかについての送信を選択的に受け付けることができる構成とされる。具体的には、UI部130において、前述したように、回収依頼指示操作部131と返却依頼指示操作部132とが設けられ、制御装置111のメモリ113に、前述したように、対応するメッセージが格納される。
【0047】
本実施形態では、メッセージをプリンタ110の制御装置111のメモリ113に記憶されている。しかし、本発明はこれに限られない。プリントサーバ150の制御装置151のメモリ153にメッセージを記憶させる構成とすることもできる。その場合には、CPU112および152による処理手順が若干異なる。すなわち、制御装置111から、メッセージ送信指示と、送信すべきメッセージを指定する情報とを、制御装置151に送ることとなる。一方、制御装置151では、指定されたメッセージをメモリ153から読み出して、ネットワーク300を介してクライアント200に送信することとなる。
【0048】
また、本実施形態の印刷システムでは、記憶装置160をプリントサーバ150に接続している。しかし、それに限られない。プリンタの制御装置111に記憶装置160を接続するようにしてもよい。
【0049】
さらに、本実施形態の印刷システムでは、プリンタ110とプリントサーバ150とをそれぞれ設けている。もちろん、両者を一体とする構成としてもよい。すなわち、プリントサーバ機能を内蔵したプリンタとしてもよい。その場合には、プリンタ自体が印刷システムを構成することとなる。この場合、制御装置等を共通化できる利点がある。この点については、本実施形態に限らず、後述する他の実施形態においても同様である。
【0050】
また、本実施形態の印刷システムにおいて実現される各種機能は、印刷システム全体として実現されれば足りる。したがって、前述した各機能は、プリンタ110側、プリントサーバ150側のいずれにおいて構成されてもよい。また、それらの両者にまたがって実現されてもよい。この点についても、本実施形態に限らず、後述する他の実施形態においても同様である。
【0051】
さらに、プリントサーバ150に、記録装置160と制御装置151と共に、当該システムにおいて処理した印刷要求を特定する情報である印刷管理情報を記録するための印刷管理情報記録手段と、記録されている印刷管理情報の出力指示を受け付ける印刷管理情報出力指示受付手段とをさらに設ける構成とすることができる。印刷管理情報記録手段は、例えば、メモリ153に、または、それとは別にハードディスク装置を追加して、それに、印刷管理情報を記録できるようにして構成することができる。また、印刷管理情報出力指示受付手段は、UI部130に、または、プリントサーバ150に、指示操作受付ボタン等の形でも受けることができる。そして、印刷管理情報出力指示受付手段は、印刷管理情報出力指示を受け付けると、特定のメッセージを印刷コマンドに変換して、印刷実行手段に印刷させる印刷指示手段をさらに備える構成とすることができる。この際、ユーザ名についても合わせて印刷する。
【0052】
このほかに、本実施形態において、メッセージ送信受付手段は、前述したUI部130のほかに、ネットワーク300を介して送信される特定のメッセージ送信指示を受け付けるメッセージ送信指示受信部を有する構成とすることができる。このような構成により、UI部130およびメッセージ送信指示受信部のいずれによっても、特定のメッセージ送信を受け付けることが可能となる。具体的には、UI部130のほかに、クライアント200からのメッセージ送信指示を受け付けることが可能となる。この場合、例えば、後述する図11に示すように、クライアント200側に、メッセージ送信指示受付手段232を設けて、印刷システムに当該メッセージ送信指示を送るように構成する。なお、クライアント200からのメッセージ送信指示は、印刷システム100において用意しているメッセージに対応して行われる。
【0053】
このように構成される本実施形態の印刷システムにおけるメッセージ送信を行うための各種手段を実現する処理について説明する。本実施形態では、プリンタ110側での処理と、プリントサーバ150側での処理とにより構成される。
【0054】
図2に、プリンタの制御装置111におけるCPU112の処理手順を示す。制御装置111では、通常の印刷のための処理のほかに、図2に示すようなメッセージ送信受付処理を行う。すなわち、CPU112は、メッセージ要求があるかをチェックする(ステップ1111)。メッセージ送信要求があると判断すると、要求されたメッセージの内容を取得する(ステップ1112)。これは、具体的には、UI部130において、いずれかのメッセージの送信指示の入力操作がなされたかを調べる。そして、いずれのメッセージの送信が指示されたかを調べて、指示されたメッセージの内容を取り出す。例えば、印刷物の回収依頼であれば、例えば、前述した図4に示すようなメッセージをメモリ113から読み出す。また、印刷物の返却依頼であれば、前述した図5に示すようなメッセージをメモリ113から読み出す。
【0055】
この後、該当するメッセージを、当該メッセージ送信指示と共に、プリントサーバ150に送る(ステップ1113)。メッセージの送信は、通信制御装置114と、接続ケーブル190と、通信制御装置155とを介して送る。この後、メッセージ送信要求があるかの監視動作に移行する。
【0056】
図3に、プリントサーバにおけるメッセージ送信処理の手順を示す。プリントサーバ150では、送信処理の要求があるかを調べる(ステップ1151)。送信指示とメッセージとを受け取ると、要求されたメッセージの内容を取得する(ステップ1152)。本実施形態では、プリンタ110側から送られてくる。次に、宛先情報リスト170から宛先情報172を取得する(ステップ1153)。具体的には、記憶装置160に格納されている宛先情報リスト170から、ユーザ名171対応の宛先情報172、例えば、IPアドレス(またはメールアドレス)を取得する。
【0057】
CPU151は、プリンタ110側から送られたメッセージを、前記取得したIPアドレスに宛て、ネットワーク300を介して送信を行う(ステップ1154)。ここで、宛先が複数ある場合には、それぞれの宛先にメッセージを送信する。
【0058】
このようにして送られたメッセージは、宛先となっているIPアドレスを持つクライアント200において受信される。受信されたメッセージは、クライアント200において、表示画面上に表示される。例えば、図4、図5のように表示される。
【0059】
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態は、図1に示すハードウェア資源と、それらを制御するソフトウェアを用いて実現される。本実施形態では、プリントサーバ150と記憶装置160とは、プリンタ110に対して印刷を要求したユーザについての印刷管理情報を含む印刷ログ180を蓄積し、管理する印刷管理情報記録手段を構成する。本実施形態は、この印刷ログ180を用いて、メッセージの宛先を特定する点に特徴がある。ハードウェア資源の構成、および、ソフトウェアによる機能構成上の多くは前述した第1の実施形態と共通する。そこで、ここでは、本実施形態の特徴点を中心として説明する。
【0060】
本実施形態では、記憶装置160には、宛先情報リスト170のほか、印刷ログ180が記憶される。印刷ログ180としては、例えば、図6(B)に示すような情報が含まれる。すなわち、印刷要求を受け付けた番号を示す受付番号181、受け付けた時刻を示す受付時刻182、印刷を行った時刻を示す印刷時刻183、印刷した枚数を示す枚数184、印刷要求がなされた文書の名称を示す文書名185、印刷を要求したユーザを示すユーザ名186、および、印刷結果187を含む印刷要求を特定する情報が、印刷要求ごとに順次記録され、印刷ログ180を構成する。
【0061】
次に、本実施形態におけるメッセージ送信処理の手順について説明する。本実施形態では、プリンタ110側での処理は、前述した第1の実施形態と同様であるので、重複した説明を省略する。
【0062】
図7に、プリントサーバ150の制御装置151によるメッセージ送信処理の手順を示す。図7に示すように、プリントサーバ150のCPU152は、プリンタ110からメッセージ送信要求が送られているかを監視する(ステップ1151)。具体的には、例えば、通信制御装置155から割込要求等の有無を周期的に調べることにより行うことができる。送信要求があると、送信要求に伴って送られるメッセージをメッセージ送信要求と共に、メモリ153に一時的に格納する。
【0063】
次に、CPU152は、宛先情報を取得する(ステップ1160)。宛先情報は、本実施形態の場合には、記憶装置160に格納されている印刷ログ180を参照して、一定の条件を満たすユーザを検出して、そのユーザ名171に対応する宛先情報172を宛先情報リスト170(図6(A)参照)から検索する。次いで、メッセージを該当するクライアントに送信する(ステップ1154)。
【0064】
ここで、宛先の検索は、次のように行う。図8から図10に、そのための手順を示す。この手順は、プリントサーバ150のCPU152により実行される。
【0065】
図8に示すように、CPU152は、まず、受け取ったメッセージ送信要求が回収依頼か返却依頼かを調べる(ステップ1161)。回収依頼の場合には、記憶装置160の印刷ログ180から回収依頼受付前の印刷要求を検索する(ステップ1162)。具体的には、回収依頼受付時からさかのぼった一定の範囲、例えば、時間(または日数)、件数により定められる範囲を検索する。このように限界を設けるのは、印刷ログが多量にある場合に、無駄な検索をすることとなることを避けるためと、該当ユーザが記憶していないようなものを出力しても意味がないからである。
【0066】
索出された印刷要求を行ったユーザの宛先情報172を、ユーザ名171をキーとして、図6(A)の宛先情報リスト170から取得する(ステップ1163)。
【0067】
一方、返却要求の場合には、記憶装置160に格納される印刷ログ180(図6(B)参照)から特定の条件に合致する印刷要求を検索する(ステップ1170)。ここで、条件を付する理由は、メッセージが送られるユーザを絞ることにより、できる限り関係のないユーザを煩わせることがないようにするためである。また、返却について特別に条件を付している理由は、回収の場合には、放置しているユーザ自身が、印刷物がないことに気がつくことがありうるが、誤って持ち去っている場合には、持ち去られた者には発見しにくいこと、および、持ち去った者が気づかないことがあり得るため、対策をよりきめ細かにする必要があるからである。
【0068】
ここで、検索条件としては、後述する図9に示す印刷要求受付時点を基準とするタイミングの条件、図10に示す、印刷枚数が一定枚数以上の印刷要求を対象とする枚数の条件等が考えられる。このほかに、メッセージ送信要求受け付け時点から一定の時間前までの範囲、時間としては、数分から数日の範囲に、予め設定しておく。また、印刷要求の件数により範囲を定めてもよい。また、これらの条件を組み合わせてもよい。例えば、一定の印刷要求件数を上限とすること、さかのぼる時間範囲に上限を設けることが考えられる。また、タイミングよって条件を付してもなお対象が多い場合に、枚数の条件をさらに付加することも可能である。
【0069】
このような条件を付した検索を行った後、CPU152は、索出された印刷要求を行ったユーザの宛先情報を取得する(ステップ1163)。宛先情報の取得は、記憶装置160に格納されている宛先情報リスト170を検索することにより行う。
【0070】
次に、印刷ログから特定の条件に合致した印刷要求を検索する。図9に示すように、CPU152は、印刷ログ180からそのユーザの印刷要求受付後の印刷要求を検索する(ステップ1171)。ここで、絞り込むための条件として、印刷要求受付後の印刷要求を検索することとした理由は、要求した印刷が実行された後に、印刷を実行した他のユーザが、プリンタに排出されていた印刷物を自身の印刷物と間違って、または、自身の印刷物と共に誤って持ち去っている可能性が高いという経験則に基づくものである。
【0071】
このような検索を行って、該当する印刷要求データが存在するかを判定する(ステップ1172)。該当データがある場合には、次のステップ1163(図8参照)に進む。一方、該当する印刷要求データが存在しない場合、条件を変更して、印刷ログ180からそのユーザの印刷要求受付前の印刷要求を検索する(ステップ1173)。これは、印刷物を放置していたユーザが誤って印刷物を持ち去っていることがあり得るため、このような条件に変更することとしている。具体的には、回収依頼受付時からさかのぼった一定の範囲、例えば、時間(または日数)、件数により定められる範囲を検索する。このように限界を設けるのは、印刷ログが多量にある場合に、無駄な検索をすることとなることを避けるためと、該当ユーザが記憶していないようなものを出力しても意味がないからである。
【0072】
この後、該当データがあるかを調べ、ある場合には、ステップ1163に進む。ない場合には、処理を終了する。なお、該当データがない場合、可能であれば、すなわち、プリンタに表示パネルが存在し、メッセージの表示ができる場合には、該当するユーザがない旨を表示する構成とする。この場合メッセージは、例えば、メモリ113またはメモリ153に格納しておく。
【0073】
次に、印刷枚数を条件として対象ユーザを検索する例について、図10を参照して説明する。図10には、印刷枚数を条件として印刷要求を検索する例を示す。
【0074】
CPU152は、記憶装置160に格納されている印刷ログ180からそのユーザによる印刷要求受付前後の印刷要求のうち印刷枚数が一定枚数以上、例えば、10枚以上である印刷要求を検索する(ステップ1175)。なお、特別な場合には、印刷枚数が一定枚数以上に至らない場合でも、検索対象とすることが好ましい場合がある。例えば、同一ユーザが連続して複数回の印刷要求を行っている場合には、1回の印刷枚数が前述した一定枚数に至らない場合であっても、連続する印刷要求の合計枚数が一定枚数以上であれば、検索の対象とするようにしてもよい。連続的に印刷要求を出しているユーザが誤って持ち去る可能性が高いからである。この場合、合計枚数が一定枚数に至らない場合でも、検索対象とするようにしてもよい。さらに、連続していないが、間に他のユーザの印刷要求が数件程度入る場合にも、その間に入ったユーザの印刷物が持ち去られる可能性が高いので、一定枚数に至らなくても、検索対象とするようにしてもよい。
【0075】
この後、該当データがあるかを調べる(ステップ1178)。通常、印刷要求がまったくないということはほとんどないので、何らかのデータが存在することとなる。その後、ステップ1163に進む。なお、該当するデータがまったくない場合には、処理を終了する。この場合にも、前述したように、可能であれば、プリンタ110にメッセージの表示を行うよう構成することができる。
【0076】
ここで、図7に戻って、ステップ1154についてさらに説明する。このステップ1154では、CPU152は、プリンタ110から取得したメッセージを、前述した条件を付して取得した宛先に送信する。その際のメッセージの内容は、印刷物回収依頼メッセージであれば、例えば、図4に示すメッセージとし、印刷物返却依頼メッセージであれば、例えば、図5に示すメッセージとすることができる。
【0077】
また、送るべきメッセージを表示するデータに加工を施して送信することもできる。例えば、宛先が特定されていることを利用して、宛先のユーザ名を加えてリストアップすることができる。その際、そのユーザの印刷要求受付時刻等を併せて表示するようにしてもよい。
【0078】
以上の実施形態によれば、メッセージ、特に、返却依頼メッセージについて、関連性の高いユーザに絞ってメッセージを送ることができる。そのため、無関係のユーザにわずらわしい情報が表示されることを防ぐことができる。また、絞りきれないときには、ある範囲のユーザに対してメッセージを送るように、対象を広げることで、返却をできる限り可能とするように、支援することができる。
【0079】
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。本実施形態は、ネットワークに接続されるプリンタのユーザが使用するコンピュータであるクライアントからメッセージの送信を指示することができるようにした例である。
【0080】
図11に、本実施形態に用いられるシステムの構成の概要を示す。本実施形態では、印刷システム100は、LAN300を介してクライアント200と接続される。本実施形態では、クライアント200は、複数台がネットワーク300に接続されていることを想定している。各クライアント200は、印刷システム100に対してネットワーク300を介して印刷指示することができる情報処理機能を有する装置であればよい。典型的には、コンピュータが該当する。図1に示すシステムとは、クライアント200において、メッセージ送信依頼を可能とする構成となっている点が相違する。印刷システム100側の構成は、基本的には、前述した第2の実施形態とほぼ同様である。そこで、共通する点に関する重複した説明は適宜省略して説明する。
【0081】
本実施形態では、印刷システム100のプリンタ側からもメッセージ送信依頼が行える。これについての構成はすでに説明したので省略する。もちろん、プリンタ110からメッセージ送信依頼を行う機能を省略することも可能である。
【0082】
また、本実施形態では、クライアント200からは印刷物の返却を求める返却依頼メッセージの送信依頼を行う場合を例としている。しかし、他のメッセージについての依頼も行えるようにしてもよい。
【0083】
さらに、回収依頼をプリンタ110側から、返却依頼をクライアント200側から行うように、依頼を分担する構成としてもよい。
【0084】
クライアント200は、例えば、図12に示すように、情報処理ユニット210と、記憶装置220と、表示装置230と、入力装置240とを有する。情報処理ユニット210は、中央処理装置211、メモリ212および通信制御装置213を有する。記憶装置220は、読み書き可能な記録媒体を有する装置であって、例えば、ハードディスク装置が挙げられる。表示装置は、画像表示が行える装置であって、例えば、パネルディスプレイ、代表的には、液晶表示装置、プラズマ表示装置等が挙げられる。入力装置は、キーボードと、マウス等のデータ等の入力、選択などの指示操作の入力などを行うための各種機器が用いられる。通信制御装置213は、ネットワーク300を介して、他のクライアント、印刷システムとの間で通信を行うための制御を行う。
【0085】
記憶装置220には、クライアント200を動作させるための、オペレーティングシステム、アプリケーションプログラム等のプログラム、情報処理に必要なデータ等が格納される。アプリケーションプログラムの一例としては、プリンタドライバが挙げられる。また、本実施形態におけるメッセージ送信依頼処理を行うためのプログラムが格納される。なおこのメッセージ送信依頼処理プログラムは、プリンタドライバに組み込んでもよい。
【0086】
CPU211は、メモリ212に必要なプログラムをロードして、各種機能を実現する。例えば、プリンタのユーザに対し、特定のメッセージの送信指示を受け付けるメッセージ送信受付手段と、メッセージ送信受付手段により前記メッセージ送信指示を受け付けると、送信すべきメッセージに関する条件の入力を受け付ける手段と、送信すべきメッセージに関する条件がある場合には当該条件、および、当該コンピュータの識別子を、メッセージ送信要求と共にネットワークを介して前記プリンタに送るメッセージ送信要求送信手段と、を構成する。
【0087】
本実施形態では、クライアント200において、メッセージ送信依頼処理を起動するためのアイコン232を表示装置230の画面に表示させることができる(図11参照)。この場合には、このアイコンを指示する操作を、入力装置240を介して受け付けることで、メッセージ送信処理が開始される。もちろん、コマンドの入力、プログラムの起動指示等によっても、処理を開始させることができる。
【0088】
本実施形態における印刷システム100では、メッセージの内容をプリントサーバ150側において保持する構成としている。すなわち、記憶装置160および/またはメモリ153にメッセージを格納する。前述した第1の実施形態および第2の実施形態では、プリンタ110にメッセージの内容を格納している。従って、印刷システムにおいて、この点およびこれに伴う処理が前述した実施形態と本実施形態との相違点である。もちろん、第1の実施形態および第2の実施形態についても、本実施形態のように、メッセージをプリントサーバ150において保持する構成とすることができる。その場合には、印刷システムとして本実施形態の構成を一部取り入れればよい。
【0089】
次に、本実施形態における印刷メッセージ送信処理の手順について、図13、図14を参照して説明する。なお、本実施形態では、メッセージとして、返却依頼メッセージが用意されている場合を例として説明する。これは、印刷物回収が他のユーザに対する警告であるため、メッセージ送信を依頼する者にとっては、あまり手間をかけずに実行できることが望まれる。一方、印刷物の返却依頼は、当該ユーザが失われた印刷物の捜索に主体的に取り組む必要あるため、クライアントにおいて指示できるようにすることが好ましいと考えられる。そのため、本実施形態では、返却依頼について、クライアントにおいて指示できるようにしている。
【0090】
まず、図13に示すように、クライアント200において、CPU211は、他のアプリケーション等による処理の合間に、返却依頼メッセージの送信要求があるかを調べる(ステップ2111)。これは、例えば、前述したアイコンに対する指示に基づく対応プログラムの起動等の、起動指示の有無を調べることにより行う。送信要求がない場合には、他の処理に移る。次に調べるタイミングに至ると再び前述した処理を行う。
【0091】
メッセージ送信要求がある場合には、CPU211は、表示装置230の表示画面上に、返却依頼メッセージ送信要求の設定のための画面を表示すると共に、送信設定要求を受け付ける(ステップ2112)。例えば、印刷要求の検索を行う場合における検索の上限として、ある時点から一定時間の範囲、例えば、日数、時間等の設定を受け付ける。また、件数による上限を設ける場合には、その件数の入力を受け付ける。さらに、検索条件の付加、変更等の受付を行うことができる。具体的には、あるタイミングより後の時間範囲での検索の設定、印刷枚数による検索の設定等を単独で、または、組み合わせて用いるための設定がある。本実施形態では、例えば、第2の実施形態において示した、図9に示す、印刷要求受付後の印刷要求を検索することを、その時点から1日の範囲内を限度として検索することを条件とすることについて、本システムの標準として決めておくことができる。標準が決められている場合には、検索条件について特別に指示がなされないときには、このシステムの標準条件による条件を適用することとなる。
【0092】
CPU211は、検索条件の入力があるかを調べる(ステップ2113)。入力がない場合には、当該クライアント200から、当該クライアントを識別するクライアントIDをプリントサーバ150に対してネットワーク300を介して送信する。この際、検索条件が標準条件によることを示す情報が付される。
【0093】
一方、検索条件が入力されている場合には、当該クライアントIDと、入力された検索条件とを、プリントサーバ150に対してネットワーク300を介して送信する(ステップ2114)。
【0094】
次に、印刷システム100側では、プリントサーバ110のCPU111は、図14に示すように、返却依頼メッセージの送信要求があるかを調べる(ステップ1211)。送信要求がない場合には、処理を終わる。一方、送信要求がある場合には、クライアントからの送信要求かについて判定する(ステップ1212)。いずれかのクライアント200からであれば、ステップ1213に進む。クライアント200からではない場合、すなわち、プリンタ110からの要求である場合には、図7に示すステップ1160に進む。ステップ1160での処理についてはすでに述べたとおりであるので省略する。
【0095】
次に、返却依頼メッセージの送信要求を行ったクライアントを特定するクライアントID(識別子)を取得する(ステップ1213)。このクライアントIDは、返却依頼メッセージと共に送られてくる(図12ステップ2114参照)。
【0096】
記憶装置160に格納される印刷ログ180から、特定の条件に合致する印刷要求受付後の印刷要求を検索する(ステップ1214)。ここで、特定の条件は、前述したように、クライアント200において付与されている場合と、システムの標準条件による場合とがある。この検索については、第2の実施形態において述べたので説明を繰り返さない(図9、図10参照)。
【0097】
該当データがあるか判定する(ステップ1215)。すなわち、検索条件に該当する印刷要求を行ったユーザが存在するかについて判定する。該当データがない場合には、「該当ユーザはありません」のメッセージを前記依頼元のクライアント200に送信する(ステップ1219)。一方、該当データがある場合には、該当するユーザの記憶装置160に格納される宛先情報リスト170から宛先情報172に記録される宛先情報、例えば、IPアドレスを取得する(ステップ1216)。ついで、宛先のクライアントに、メッセージ、ここでは、返却依頼メッセージを送信する(ステップ1217)。クライアント200では、受信したメッセージを表示装置230の表示画面において表示する。そのためのプログラムも併せて送られる。
【0098】
ここで表示されるメッセージの表示は、例えば、図4、図5に示すような画面により行われる。なお、本実施形態で回収依頼は、プリンタ側から行われる。ここで、プリンタ側からのメッセージ送信依頼を行わないようにしてもよい。
【0099】
本実施形態によれば、クライアント側から他のクライアントに対してプリンタに関して生じた事情、特に、誤って印刷物を持ち去られてしまった場合に、持ち去った可能性のあるユーザに対して返却依頼メッセージを送信することができる。本実施形態では、設定によって、メッセージ送信対象となるユーザを絞ってメッセージを送信することができる。その条件設定をクライアントにおいて行うことができる。また、本実施形態では、メッセージをクライアントにおいて作成する必要はなく、印刷システムにおいて用意されているメッセージが送信される。従って、メッセージ送信に際して手間がかからない。
【0100】
次に、本発明の第4の実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態は、図11に示すハードウェア資源を用いて実現することができる。ただし、プリントサーバ150の制御装置151のソフトウェア、および、クライアント200における情報処理ユニット210のソフトウェアの一部が異なっている。すなわち、本実施形態は、クライアント側において送信条件の入力と、送信先の指定とを行って、印刷システム100にメッセージ送信を指示する。その点において、前述した第3の実施形態と相違する。ここでは、相違点を中心として説明する。
【0101】
クライアント200側では、図13に示す手順と同様の手順で、メッセージ送信要求を受け付けて印刷システム200に送信する。ここでは、重複した説明を省略する。
【0102】
クライアント200側の情報処理ユニット210は、前記プリンタのユーザに対し、特定のメッセージの送信指示を受け付けるメッセージ送信受付手段と、メッセージ送信受付手段により前記メッセージ送信指示を受け付けると、送信すべきメッセージに関する条件の入力を受け付ける手段と、送信すべきメッセージに関する条件がある場合には当該条件、および、当該コンピュータの識別子を、メッセージ送信要求と共にネットワークを介して前記プリンタに送るメッセージ送信要求送信手段と、ネットワークを介してプリンタからメッセージ送信依頼情報を受信する手段と、メッセージ送信依頼情報に基づいてメッセージ送信先候補者リスト付き送信依頼情報を表示すると共に、メッセージ送信先についての指定を受け付ける送信先受付手段と、送信指示を受け付けて、送信先の指定を含む送信指示を前記プリンタに対してネットワークを介して送信する手段と、を構成する。
【0103】
そのためのプログラムとして、ネットワークを介してプリンタに印刷要求を行う複数のコンピュータのいずれかに対して特定のメッセージを送信するための処理を、当該メッセージを送信するコンピュータに行わせるプログラムであって、プリンタのユーザに対し、特定のメッセージの送信指示を受け付ける処理と、メッセージ送信受付処理により前記メッセージ送信指示を受け付けると、前記ネットワークを介して前記プリンタに対し、当該プリンタに印刷要求を行ったユーザに関する情報を取得する処理と、ネットワークを介してユーザ情報が取得されると、当該ユーザ情報を表示する処理と、表示されたユーザ情報に基づいて、メッセージの送信指示を受け付ける処理と、送信指示を受け付けると、送信対象であるユーザにネットワークを介して前記メッセージを送信する処理とを、コンピュータに実行させるプログラムが用いられる。
【0104】
印刷システム100側では、図15に示す手順に従って、メッセージを依頼元のクライアント200側に送る。メッセージを宛先のクライアントに送る図14の場合、すなわち、第3の実施形態の場合と、メッセージの送り先の点において相違する。CPU152は、図15の手順を実行する。ただし、ステップ1211から1215および1219は、前述した図14の対応するステップ1211から1215および1219と同じである。従って説明は省略する。ここでは、CPU152は、宛先のユーザを示す情報を付加したメッセージ送信依頼情報を表示するためのデータを作成する(ステップ1221)手段と、メッセージ送信依頼情報を依頼元クライアントに送信する(ステップ1222)手段として機能する。
【0105】
一方、依頼元クライアント200では、CPU211は、図16に示すように、種々のアプリケーションについての処理の合間に、メッセージ送信依頼画面情報の受信を監視する(ステップ2211)。メッセージが受信されていない場合には、処理を終了して次の監視まで待つ。一方、メッセージを受信すると、そのメッセージに、メッセージを送るべき該当者があるかを調べる(ステップ2212)。該当ユーザがない場合には、「該当ユーザはありません」というメッセージが送られてくるため、そのメッセージを表示装置230の表示画面に表示する(ステップ2217)。
【0106】
一方、該当者がある場合には、返却依頼送付先候補リスト付きメッセージ送信依頼画面を表示装置230に表示する(ステップ2213)。図17に、その表示例を示す。図17に示す画面では、「印刷物の返却依頼システム」というタイトル281がついたメッセージ送信依頼画面280が表示されている。この画面には、「あなたの印刷結果を持って帰ってしまった可能性のある人は以下の人たちです」とのコメント282と、年月日283と、印刷要求受付時刻と対応するユーザ名235aと、それぞれのユーザに対してメッセージを送るかの指定を受け付ける領域285bとが表示される。また、返却依頼を送らない場合に指定する領域878、および、標準で指定される「送る」指示286と、送信指示288と、キャンセル指示289とが配置される。
【0107】
この表示画面はでは返却依頼メッセージそのものを表示する画面ではなく、メッセージを送るべきユーザを決定するための画面である。ここで、入力装置240を介してメッセージを送るべき対象、本実施形態では、返却依頼送信先の指定を受け付ける(ステップ2214)。図17の例では、“8:00”に印刷要求を行った“y.miyazawa”にメッセージを送ることが選択され、チェックボックスが選択されている。なお、図17では、説明の便宜上、返却依頼を“送らない”というチェックボックス287が選択された状態を示しているが、デフォルトでは、“送る”のチェックボックス286が選択されている。この状態で、“送信”288指示されるかを待つ(ステップ2215)。ここで、“送信”288がクリックされると、送信先の指定が付いたメッセージ送信指示が印刷システム100に送られる。
【0108】
印刷システム100では、プリントサーバのCPU152が、図18に示すように、返却依頼メッセージがあるかについて監視する(ステップ1221)。送信要求がない場合には、処理を終わる。送信要求がある場合には、プリントサーバ110側において予め用意してある返却依頼メッセージに送信依頼元のユーザ名(クライアント名)を組み込んだ返却依頼メッセージを作成する(ステップ1222)。このメッセージとしては、例えば、図5に示すものがある。図5では、「XXXX」の位置に、プリンタ名かクライアント名が表示されることとなっているが、この例では、クライアント名としてユーザ名が表示される。
【0109】
次に、指定されている送信先のメッセージ宛先を宛先情報リスト170から取得する(ステップ1233)。返却依頼メッセージを宛先のクライアントに送る(ステップ1234)。
【0110】
このように、本実施形態によれば、クライアント側において、送信先を指摘できるため、返却依頼メッセージを送ることが好ましくないクライアントに自動的に返却依頼メッセージが送られることを防ぐことができる。
【0111】
なお、本実施形態においては、メッセージの送信をプリントサーバが行っているが、クライアントが行うようにすることもできる。その場合には、送るべきメッセージと、送り先の宛先情報をクライアントが取得するように構成すればよい。
【0112】
以上に述べた実施形態は、本発明を実施する際の具体例の一部である。これらのほかの実施形態も可能である。例えば、前述したそれぞれの実施形態は、矛盾が生じない範囲で、他の要素で用いられている装置、機能等を当該実施形態の構成の一部に取り入れるようにしてもよい。
【0113】
また、以上の実施形態においては、クライアントの宛先情報を蓄積して、当該宛先情報を用いてクライアントに対してメッセージを送信している。しかし、本発明はこれに限られない。すべてのクライアントに対して、メッセージを同報送信するようにしてもよい。例えば、LANの同報送信機能を用いることにより送信を行う構成とすることができる。同報送信とすることにより、個別クライアントの宛先情報の管理を省略することができる。また、メッセージ送信先クライアントの検索等を不要とすることができる。したがって、より簡単な構成により、印刷物の回収依頼、印刷物の返却依頼を行うことができる。もちろん、この場合には、心当たりのないクライアント、また、依頼を行ったユーザが用いるクライアントに対しても、メッセージが届くこととなる。そのため、ユーザによってはわずらわしさを感じることも考えられる。しかし、構成を簡単にすることができるというコストメリット考えると、同報送信とすることも有効な解決手段であるといえる。
【0114】
また、同報送信については、すべてのメッセージについて同報送信とすることのほか、メッセージにあわせて同報送信とするものと、個別送信とするものとを分けるようにしてもよい。例えば、予め、または、ユーザの選択により、同報送信と個別送信とを分けて設定できるようにしてもよい。具体的には、UI部130またはクライアント200からのメッセージ送信指示において、特定のメッセージ、例えば、返却依頼メッセージについては同報送信とし、その他のメッセージについては、個別送信とすることが考えられる。この場合、例えば、送信指示またはメッセージに、同報送信すべきことを示す情報、例えば、フラグを付加する構成とすることによって、メッセージごとに送信の形態を指定することができる。このようにすることによって、依頼元クライアントにとっては重要度が高いメッセージを、すべてのクライアントにもれなく送信させることができる。しかも、依頼元にも依頼したメッセージが到達するため、メッセージが送信されたことの確認が可能となる。
【0115】
また、クライアント200からメッセージ送信を指示する場合には、同報送信として、印刷システム100からメッセージ送信を指示する場合には、個別送信とする構成とすることもできる。これは、印刷依頼者の宛先情報が印刷システムに蓄積されていること、また、第2、第3の実施形態の場合には、印刷ログについても印刷システムに蓄積されていることにより、宛先を特定する個別通信は、印刷システム側から行うことが便利であることによる。もちろん、これとは逆の組合せとすることもできる。
【0116】
なお、ネットワークに、複数のプリンタが接続され、ユーザも複数のプリンタを使用する場合についても、本発明を適用することができる。このような場合、メッセージにそのメッセージを発している印刷システム(プリンタ)を特定する情報を付加する構成とすることができる。このようにすることで、該当するユーザは、メッセージの対象となっている事象について、どのプリンタにおいて対処すればよいかについて迷わずにすむ。
【0117】
また、以上の実施形態を、クライアントのメールアドレスを登録しておき、各種メッセージの授受をメールにより行うように構成してもよい。
【0118】
以上のように、本発明の各実施形態によれば、誤って持ち去られた印刷物の返却依頼を簡単な操作により行うことができる。また、放置されている印刷物の回収依頼を簡単な操作によりメッセージの送信という形によって行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る印刷システムの構成の概要を示すブロック図。
【図2】プリンタでのメッセージ送信処理手順を示すフローチャート。
【図3】プリントサーバでのメッセージ送信処理手順を示すフローチャート。
【図4】印刷物回収依頼メッセージの表示画面の一例を示す説明図。
【図5】印刷部返却依頼メッセージの表示画面の一例を示す説明図。
【図6】(A)はユーザの宛先情報リストを模式的に示す説明図、(B)は印刷ログの構成を模式的に示す説明図。
【図7】プリントサーバでのメッセージ送信処理手順を示すフローチャート。
【図8】メッセージ送信処理における宛先情報取得処理の概要を示すフローチャート。
【図9】返却依頼メッセージの送り先を検索するための処理手順を示すフローチャート。
【図10】返却依頼メッセージの送り先を検索するための他の処理手順を示すフローチャート。
【図11】第2の実施形態に用いられるシステムの構成の概要を示すブロック図。
【図12】クライアントのハードウェアシステム構成の一例を示すブロック図。
【図13】クライアントでのメッセージ送信指示のための手順を示すフローチャート。
【図14】プリントサーバでのメッセージ送信のための処理手順を示すフローチャート。
【図15】プリントサーバでのメッセージ送信依頼情報を作成する処理手順を示すフローチャート。
【図16】クライアントでのメッセージ送信依頼情報に対する依頼先指定と送信依頼処理手順を示すフローチャート。
【図17】メッセージ送信依頼情報の表示画面例を示す説明図。
【図18】プリントサーバでのメッセージ送信処理手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
100…印刷システム、110…プリンタ、111…制御装置、112…中央処理ユニット(CPU)、113…メモリ、120…印刷機構、130…ユーザインタフェース(UI)部、200…クライアント(コンピュータ)、210…情報処理ユニット、220…記憶装置、230…表示装置、240…入力装置、300…ネットワーク。
Claims (17)
- ネットワークを介して1以上のユーザにより利用される印刷システムであって、
印刷を実行する印刷実行手段と、
ユーザの宛先情報を記録する宛先情報記録手段と、
当該システムのユーザに対し、特定のメッセージの送信指示を受け付けるメッセージ送信受付手段と、
前記メッセージ送信受付手段により前記メッセージ送信指示を受け付けると、前記宛先情報記録手段から宛先情報を読み出して、前記特定のメッセージを、前記ネットワークを介して宛先に送信するメッセージ送信手段と、を有することを特徴とする印刷システム。 - ネットワークを介して1以上のユーザにより利用される印刷システムであって、
印刷を実行する印刷実行手段と、
当該システムのユーザに対し、特定のメッセージの送信指示を受け付けるメッセージ送信受付手段と、
前記メッセージ送信受付手段により前記メッセージ送信指示を受け付けると、前記特定のメッセージを、前記ネットワークを介して同報送信するメッセージ送信手段と、を有することを特徴とする印刷システム。 - 請求項1および2のいずれか一項に記載の印刷システムにおいて、
当該システムに印刷を要求したユーザについての印刷管理情報を記録する印刷管理情報記録手段と、
前記印刷管理情報の出力指示を受け付ける印刷管理情報出力指示受付手段と、
前記印刷管理情報出力指示受付手段は、印刷管理情報出力指示を受け付けると、前記特定のメッセージを印刷コマンドに変換して、前記印刷実行手段に印刷させる印刷指示手段とを、さらに備え、
前記印刷指示手段は、前記特定のメッセージと共に、印刷管理情報を合わせて印刷させることを特徴とする印刷システム。 - 請求項1、2および3のいずれか一項に記載の印刷システムにおいて、
前記メッセージ送信受付手段は、特定のメッセージの送信指示操作を受け付けるユーザインタフェース部と、
前記ネットワークを介して送信される特定のメッセージ送信指示を受け付けるメッセージ送信指示受信部と、を有し、
ユーザインタフェース部およびメッセージ送信指示受信部のいずれによっても、特定のメッセージ送信を受け付けることを特徴とする印刷システム。 - ネットワークを介して1以上のユーザにより利用される印刷システムであって、
印刷を実行する印刷実行手段と、
ユーザの宛先情報を記録する宛先情報記録手段と、
当該システムに対してなされた印刷要求についての印刷管理情報を記録する印刷管理情報記録手段と、
当該システムのユーザに対し、特定のメッセージの送信指示を受け付けるメッセージ送信受付手段と、
前記メッセージ送信受付手段により前記メッセージ送信指示を受け付けると、特定の条件を満たす印刷要求を前記印刷管理情報から検索し、策出された、当該印刷要求を行ったユーザについて、前記宛先情報記録手段から宛先情報を読み出して、前記特定のメッセージを、前記ネットワークを介して宛先に送信するメッセージ送信手段と、を有することを特徴とする印刷システム。 - プリントサーバを介してネットワークに接続されて、1以上のユーザにより利用されるプリンタであって、
印刷を実行する印刷機構と、
当該プリンタのユーザに対し、特定のメッセージの送信指示操作を受け付けるユーザインタフェース部と、
前記ユーザインタフェース部により前記メッセージ送信指示を受け付けると、前記プリントサーバに、メッセージの送信を指示する制御装置と、を有することを特徴とするプリンタ。 - 請求項6に記載のプリンタにおいて、
前記制御装置は、前記ユーザインタフェース部により前記メッセージ送信指示を受け付けると、前記特定のメッセージを、前記プリントサーバに送って送信指示を行うことを特徴とするプリンタ。 - プリンタに接続され、該プリンタをネットワークに接続するためのプリントサーバにおいて、
ユーザの宛先情報を記録する宛先情報記録手段と、
当該システムに印刷を要求したユーザについての印刷管理情報を記録する印刷管理情報記録手段と、
前記プリンタからのメッセージ送信指示を受け付けると、前記宛先情報記録手段から宛先情報を読み出して、前記特定のメッセージを、前記ネットワークを介して宛先に送信するメッセージ送信手段と、を有することを特徴とするプリントサーバ。 - プリンタに接続され、該プリンタをネットワークに接続するためのプリントサーバにおいて、
前記プリンタからの前記メッセージ送信指示を受け付けると、前記特定のメッセージを、前記ネットワークを介して同報送信するメッセージ送信手段と、を有することを特徴とするプリントサーバ。 - 請求項8および9のいずれか一項に記載のプリントサーバにおいて、
前記ネットワークを介して送信される特定のメッセージ送信指示を受け付けるメッセージ送信指示受信部をさらに有し、プリンタからのメッセージ送信指示、および、ネットワークからのメッセージ送信指示のいずれについても、特定のメッセージ送信を受け付けることを特徴とするプリントサーバ。 - 印刷を要求する複数のクライアントとネットワークを介して接続されると共に、印刷を実行するプリンタと接続されるプリントサーバにおいて、
ユーザの宛先情報を記録する宛先情報記録手段と、
当該システムに印刷を要求したユーザについての印刷管理情報を記録する印刷管理情報記録手段と、
前記複数のクライアントのいずれかからメッセージ送信要求を受け付けると、依頼元のクライアントの識別子を取得すると共に、依頼元のクライアントから送られた条件を満たす印刷要求を検索する手段と、
索出された印刷要求についての宛先情報を、前記宛先情報記録手段を検索して取得する手段と、
取得したユーザに対して依頼元クライアントから依頼されたメッセージを、前記ネットワークを介して送信するメッセージ送信手段と、を備えることを特徴とするプリントサーバ。 - ネットワークを介して接続されるプリンタに印刷を行わせるコンピュータにおいて、
前記プリンタのユーザに対し、特定のメッセージの送信指示を受け付けるメッセージ送信受付手段と、
前記メッセージ送信受付手段により前記メッセージ送信指示を受け付けると、送信すべきメッセージに関する条件の入力を受け付ける手段と、
前記送信すべきメッセージに関する条件がある場合には当該条件、および、当該コンピュータの識別子を、メッセージ送信要求と共にネットワークを介して前記プリンタに送るメッセージ送信要求送信手段と、を備えることを特徴とするコンピュータ。 - 印刷を要求する複数のクライアントとネットワークを介して接続されると共に、印刷を実行するプリンタと接続されるプリントサーバにおいて、
ユーザの宛先情報を記録する宛先情報記録手段と、
当該システムに印刷を要求したユーザについての印刷管理情報を記録する印刷管理情報記録手段と、
前記複数のクライアントのいずれかからメッセージ送信要求を受け付けると、依頼元のクライアントの識別子を取得すると共に、依頼元のクライアントから送られた条件を満たす印刷要求を検索する手段と、
条件を満たす印刷要求が索出された場合、メッセージ依頼送付先候補リストを含む送信依頼情報を作成する手段と、
前記作成された送信依頼メッセージを依頼元クライアントにネットワークを介して送信する送信依頼情報送信手段と、を有することを特徴とするプリントサーバ。 - ネットワークを介して接続されるプリンタに印刷を行わせるコンピュータにおいて、
前記プリンタのユーザに対し、特定のメッセージの送信指示を受け付けるメッセージ送信受付手段と、
前記メッセージ送信受付手段により前記メッセージ送信指示を受け付けると、送信すべきメッセージに関する条件の入力を受け付ける手段と、
前記送信すべきメッセージに関する条件がある場合には当該条件、および、当該コンピュータの識別子を、メッセージ送信要求と共にネットワークを介して前記プリンタに送るメッセージ送信要求送信手段と、
ネットワークを介してプリンタからメッセージ送信依頼情報を受信する手段と、
メッセージ送信依頼情報に基づいてメッセージ送信先候補者リスト付き送信依頼情報を表示すると共に、メッセージ送信先についての指定を受け付ける送信先受付手段と、
送信指示を受け付けて、送信先の指定を含む送信指示を前記プリンタに対してネットワークを介して送信する手段と、をと備えることを特徴とするコンピュータ。 - ネットワークを介してプリンタに印刷要求を行う複数のコンピュータのいずれかに対して特定のメッセージを送信するための処理を、当該メッセージを送信するコンピュータに行わせるプログラムであって、
前記プリンタのユーザに対し、特定のメッセージの送信指示を受け付ける処理と、
前記メッセージ送信受付処理により前記メッセージ送信指示を受け付けると、前記ネットワークを介して前記プリンタに対し、当該プリンタに印刷要求を行ったユーザに関する情報を取得する処理と、
前記ネットワークを介してユーザ情報が取得されると、当該ユーザ情報を表示する処理と、
表示されたユーザ情報に基づいて、メッセージの送信指示を受け付ける処理と、
前記送信指示を受け付けると、送信対象であるユーザにネットワークを介して前記メッセージを送信する処理とを、コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。 - 請求項15に記載のプログラムにおいて、
前記ユーザに関する情報を取得する処理は、取得すべきユーザ情報の取得に関する条件の付与を受け付け、受け付けたユーザ情報取得条件に合うユーザ情報を取得する処理を含むことを特徴とするプログラム。 - 請求項15および16のいずれか一項に記載のプログラムにおいて、
前記メッセージの送信指示を受け付ける処理は、前記表示されているユーザ情報に基づいて、メッセージを送信すべき対象となるユーザの選択を受け付ける処理を含み、
前記メッセージを送信する処理は、前記選択されたユーザに対してメッセージの送信を行う処理を含むことを特徴とするプログラム。
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| JP2003159728A JP2004362255A (ja) | 2003-06-04 | 2003-06-04 | 印刷システム、プリンタおよびプリントサーバ |
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