JP2015223773A - 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム、および画像処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】機能の実行を指示するユーザに応じた、実行履歴の表示を行う。
【解決手段】画像処理装置1000は、実行部17と、記憶部53と、を備える。記憶部53が、ユーザIDと、実行部17で実行した機能の実行条件を含む実行履歴と、実行履歴の共有または非共有を示す属性情報と、を対応づけた管理情報を記憶する。第1の受付部52Aは、ユーザIDを受け付ける。第2の読取部56Bは、管理情報における、第1の受付部52Aで受け付けたユーザIDに対応する実行履歴および第1の受付部52Aで受け付けたユーザID以外のユーザIDに対応する実行履歴の内、共有を示す属性情報に対応する実行履歴を、共有履歴として読取る。表示制御部50は、共有履歴を含む第1の受付画面を表示部40Bに表示する制御を行う。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム、および画像処理システムに関する。
実行部で実行可能な複数の機能の内、実行対象の機能の選択を受け付ける受付画面を表示する技術が知られている。例えば、ユーザの使用履歴の一覧を、選択可能に表示する技術が知られている。
例えば、特許文献1には、実行されたジョブの一覧を表示する技術が開示されている。特許文献1では、選択されたジョブに設定された認証情報と、ユーザから受け付けた認証情報と、が一致する場合に、選択されたジョブを用いた再出力を行う技術が開示されている。
しかしながら、従来では、機能の実行を指示するユーザに応じた実行履歴の表示を行っておらず、実行履歴の選択を容易に行うことは困難であった。
上述した課題を解決するために、本発明は、コピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、およびプリンタ機能のうち少なくとも一つを実行する実行部と、ユーザ識別情報と、前記実行部で実行した機能の実行条件を含む実行履歴と、前記実行履歴の共有または非共有を示す属性情報と、を対応づけた管理情報を記憶する記憶部と、ユーザ識別情報を受け付ける第1の受付部と、前記管理情報における、受け付けた前記ユーザ識別情報に対応する前記実行履歴および受け付けた前記ユーザ識別情報以外の前記ユーザ識別情報に対応する前記実行履歴の内、共有を示す前記属性情報に対応する前記実行履歴を、共有履歴として読取る第2の読取部と、前記共有履歴を含む第1の受付画面を表示部に表示する制御を行う表示制御部と、を備えた画像処理装置である。
本発明によれば、機能の実行を指示するユーザに応じた、実行履歴の表示を行うことができる。
図1は、本実施の形態の画像処理装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図2は、MFP及び操作部のソフトウェア構成の一例を示す模式図である。 図3は、本実施の形態に係る画像処理装置の機能構成例を示す図である。 図4は、各種情報のデータ構造の一例を示した図である。 図5は、受付画面の一例を示す模式図である。 図6は、表示処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図7は、表示処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図8は、ログイン画面の一例を示す図である。 図9は、ホーム画面の一例を示す図である。 図10は、画面推移の一例を示す図である。 図11は、画面推移の他の一例を示す図である。 図12は、入力画面の一例を示す図である。 図13は、属性情報の変更後の第1の受付画面の一例を示す図である。 図14は、第1の受付画面の一例を示す図である。 図15は、管理者用の第1の受付画面の一例を示す図である。 図16は、管理情報を複数に分割した一例を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら、画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム、および画像処理システムの実施の形態を詳細に説明する。以下では、画像処理装置を、複合機(MFP:Multifunction Peripheral(以下、MFPと称する))に適用した場合を例に挙げて説明するが、これに限定されるものではない。なお、複合機とは、印刷機能、複写機能、スキャナ機能、及びファクシミリ機能のうち少なくとも2つの機能を有する装置である。
図1は、本実施の形態の画像処理装置1000のハードウェア構成例を示すブロック図である。図1に示すように、画像処理装置1000は、MFP(画像形成装置)10と、操作部(情報処理装置)20と、を備える。なお、画像処理装置1000を、MFP10と、操作部20と、を備えた画像処理システムとして用いても良い。MFP10と操作部20とは、専用の通信路29を介して相互に通信可能に接続されている。通信路29は、例えばUSB(Universal Serial Bus)規格のものを用いることもできるが、有線か無線かを問わず任意の規格のものであってよい。また、通信路29は、インターネット等のネットワークや電話回線等であってもよい。サーバ装置30とMFP10とは、インターネットなどのネットワーク40を経由して接続されている。また、サーバ装置30と操作部20とは、ネットワーク40を経由して接続されている。また、MFP10は、ネットワーク40を介して、外部装置(図示省略)に接続されている。
図1では、MFP10に接続される操作部20の台数が1台である場合を例示しているが、これに限られず、操作部20の台数は任意である。また、操作部20に接続されるMFP10の台数もまた、1台に限られず、任意である。
MFP10は、コピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、プリンタ機能などの各種の機能を実現可能な装置である。詳細には、MFP10は、実行部17を備える。実行部17が、コピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、およびプリンタ機能のうち少なくとも一つを実行する。
操作部20は、表示機能とユーザからの操作を受け付ける操作機能とを備える。操作機能によって、操作部20は、ユーザの操作に応じた入力を受け付ける。また、操作部20は、表示機能によって各種画像を表示する。操作部20は、詳細は後述するが、独自のOSと画面遷移機構を有する。MFP10は、操作部20で受け付けた入力に応じた動作を行う。
次に、MFP10のハードウェア構成について説明する。図1に示すように、MFP10は、実行部17と、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、HDD(ハードディスクドライブ)14と、接続I/F(インターフェース)16と、通信I/F19と、を備える。実行部17と、CPU11と、ROM12と、RAM13と、HDD14と、接続I/F16と、通信I/F19と、は、システムバス18を介して相互に接続されている。
CPU11は、MFP10の動作を統括的に制御する。CPU11は、RAM13をワークエリア(作業領域)としてROM12またはHDD14等に格納されたプログラムを実行することで、MFP10全体の動作を制御し、実行部17に、上述したコピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、プリンタ機能や、後述する各種機能を実行させる。
接続I/F16は、通信路29を介して操作部20と通信するためのインターフェースである。通信I/F19は、ネットワーク40を介して、サーバ装置30や外部装置(図示省略)と通信するためのインターフェースである。外部装置は、公知のPC(パーソナルコンピュータ)である。
実行部17は、コピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、および、プリンタ機能を実現させるための、汎用的な情報処理及び通信以外の処理を行うハードウェアである。実行部17は、例えば、原稿の画像をスキャンして読み取るスキャナ(画像読取部)、用紙等のシート材への印刷を行うプロッタ(画像形成部)、ファクス通信を行うファクス部などを備えている。更に、印刷済みシート材を仕分けるフィニッシャや、原稿を自動給送するADF(自動原稿給送装置)のような特定のオプションを備えることもできる。
次に、操作部20のハードウェア構成について説明する。図1に示すように、操作部20は、CPU21と、ROM22と、RAM23と、フラッシュメモリ24と、接続I/F26と、操作パネル27と、通信I/F25と、を備え、これらがシステムバス28を介して相互に接続されている。
CPU21は、操作部20の動作を統括的に制御する。CPU21は、RAM23をワークエリア(作業領域)としてROM22またはフラッシュメモリ24等に格納されたプログラムを実行することで、操作部20全体の動作を制御し、後述する各種機能を実現する。
接続I/F26は、通信路29を介してMFP10と通信するためのインターフェースである。
操作パネル27は、操作機能と表示機能とを備える。具体的には、操作パネル27は、ユーザの操作に応じた各種の入力を受け付けるとともに、各種の情報や、後述する受付画面などの各種画像を表示する。この例では、操作パネル27は、タッチパネル機能を搭載した液晶表示装置(LCD)で構成されるが、これに限られるものではない。例えば、操作パネル27は、タッチパネル機能が搭載された有機EL表示装置で構成されてもよい。さらに、これに加えて又はこれに代えて、ハードウェアキー等の操作部やランプ等の表示部を設けることもできる。なお、本実施の形態では、操作パネル27は、各種入力の受付を行う受付機能と、各種情報の表示を行う表示機能と、の双方を一体的に備えた構成である場合を説明するが、この構成に限られない。例えば、操作パネル27は、各種入力の受付を行う装置と、各種情報の表示を行う装置と、を別体として構成してもよい。
次に、ソフトウェア構成について説明する。図2は、MFP10及び操作部20のソフトウェア構成の一例を示す模式図である。
MFP10は、アプリ層101と、サービス層102と、OS層103とを有する。アプリ層101、サービス層102、および、OS層103の実体は、ROM12やHDD14等に格納されている各種ソフトウェアである。CPU11が、これらのソフトウェアを実行することにより、各種の機能が提供される。
アプリ層101のソフトウェアは、ハードウェア資源を動作させて所定の機能を提供するためのアプリケーションソフトウェア(以下の説明では、単に「アプリ」と称する場合がある)である。例えばアプリとしては、コピー機能を提供するためのコピーアプリ、スキャナ機能を提供するためのスキャナアプリ、ファクス機能を提供するためのファクスアプリ、プリンタ機能を提供するためのプリンタアプリなどが挙げられる。
サービス層102のソフトウェアは、アプリ層101とOS層103との間に介在し、アプリに対し、MFP10が備えるハードウェア資源を利用するためのインターフェースを提供するためのソフトウェアである。より具体的には、ハードウェア資源に対する動作要求の受付、動作要求の調停を行う機能を提供するためのソフトウェアである。サービス層102が受け付ける動作要求としては、スキャナによる読み取りやプロッタによる印刷等の要求が考えられる。
なお、サービス層102によるインターフェースの機能は、MFP10のアプリ層101だけではなく、操作部20のアプリ層201に対しても提供される。すなわち、操作部20のアプリ層201(アプリ)も、サービス層102のインターフェース機能を介して、MFP10のハードウェア資源(例えば実行部17)を利用した機能を実現することができる。
OS層103のソフトウェアは、MFP10が備えるハードウェアを制御する基本機能を提供するための基本ソフトウェア(オペレーティングシステム)である。サービス層102のソフトウェアは、各種アプリからのハードウェア資源の利用要求を、OS層103が解釈可能なコマンドに変換してOS層103に渡す。そして、OS層103のソフトウェアによりコマンドが実行されることで、ハードウェア資源は、アプリの要求に従った動作を行う。
同様に、操作部20は、アプリ層201と、サービス層202と、OS層203とを有する。操作部20が備えるアプリ層201、サービス層202及びOS層203も、階層構造についてはMFP10側と同様である。ただし、アプリ層201のアプリにより提供される機能や、サービス層202が受け付け可能な動作要求の種類は、MFP10側とは異なる。アプリ層201のアプリは、操作部20が備えるハードウェア資源を動作させて所定の機能を提供するためのソフトウェアであってもよいが、主としてMFP10が備える機能(コピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、プリンタ機能)に関する操作や表示を行うためのUI(ユーザインタフェース)の機能などを提供するためのソフトウェアである。
なお、本実施の形態では、機能の独立性を保つために、MFP10側のOS層103のソフトウェアと操作部20側のOS層203のソフトウェアが互いに異なる。つまり、MFP10と操作部20は、別々のオペレーティングシステムで互いに独立して動作する。例えば、MFP10側のOS層103のソフトウェアとしてLinux(登録商標)を用い、操作部20側のOS層203のソフトウェアとしてAndroid(登録商標)を用いることも可能である。
以上のように、本実施の形態において、MFP10と操作部20は別々のオペレーティングシステムで動作する。このため、MFP10と操作部20との間の通信は、共通の装置内のプロセス間通信ではなく、異なる装置間の通信として行われる。操作部20が受け付けた入力(ユーザからの指示内容)をMFP10へ伝達する動作(コマンド通信)や、MFP10が操作部20へイベントを通知する動作などがこれに該当する。ここでは、操作部20がMFP10へコマンド通信を行うことにより、MFP10の機能を使用することができる。また、MFP10から操作部20に通知するイベントには、MFP10における動作の実行状況、MFP10側で設定された内容などが挙げられる。
また、本実施の形態では、操作部20に対する電力供給は、MFP10から通信路29を経由して行われる場合を説明する。しかし、操作部20の電源制御を、MFP10の電源制御とは別に(独立して)行ってもよい。
次に、MFP10及び操作部20の機能構成について説明する。
図3は、本実施の形態に係る画像処理装置1000の機能構成例を示す図である。以下では、画像処理装置1000で実行する表示処理に関する機能を中心に説明する。
表示処理とは、後述する受付画面などの各種画面を操作部20に表示する処理である。
まず、操作部20の機能について説明する。操作部20は、受付部40Aと、表示部40Bと、制御部42と、通信部44と、を備える。
受付部40A、表示部40B、制御部42、及び通信部44の一部または全ては、例えば、CPUなどの処理装置にプログラムを実行させること、すなわち、ソフトウェアにより実現してもよいし、IC(Integrated Circuit)などのハードウェアにより実現してもよいし、ソフトウェアおよびハードウェアを併用して実現してもよい。
受付部40Aは、各種の入力を受け付ける。この例では、受付部40Aは、タッチパネル機能が搭載された操作パネル27の画面(画像が表示される面)に対するユーザのタッチ操作による各種情報の入力を受け付ける。
表示部40Bは、各種画像を表示する。本実施の形態では、表示部40Bは、操作パネル27の画面に相当する。表示部40Bは、ホーム画面や、受付画面や、入力画面、などの各種画面を表示する。ホーム画面は、ユーザがMFP10に対してログインした後に、最初に表示部40Bに表示する画面である。受付画面は、実行対象の機能及び実行対象の実行条件に対応する実行履歴の選択を受け付けるための、画面である。受付画面の詳細は、後述する。入力画面は、ユーザによる各種情報の選択や入力時に表示する画面である。
通信部44は、MFP10との間で各種情報や信号の授受を行う。本実施の形態では、通信部44は、表示部40Bへの各種画面の表示指示を示す表示指示情報などをMFP10から受信する。表示指示情報は、表示部40Bに表示する画面の画面情報と、表示指示と、を含む。画面情報は、表示部40Bに表示する画面に含まれる、文字、画像、各種処理の実行指示を行うときに選択されるボタン画像、及びこれらの文字や画像のレイアウトを示す情報である。画面情報は、例えば、XML(Extensible Markup Language)で記述されている。
また、通信部44は、受付部40Aで受け付けたユーザによる選択内容を示す選択情報を、MFP10へ送信する。
制御部42は、MFP10から受信した表示指示情報に含まれる画面情報によって示される画面(ホーム画面、受付画面、入力画面、など)を表示部40Bに表示する。また、制御部42は、受付部40Aから受け付けた選択情報をMFP10へ送信する。
次に、MFP10の機能について説明する。MFP10は、表示制御部50と、受付部52と、認証部54と、読取部56と、変更部58と、登録部59と、実行制御部51と、記憶部53と、実行部17と、備える。なお、これらの表示制御部50、受付部52、認証部54、読取部56、変更部58、登録部59、実行制御部51の一部または全ては、操作部20側に設けられていてもよい。
実行部17は、上述したように、コピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、プリンタ機能、などの各種機能を実行する。
これらの、表示制御部50、受付部52、認証部54、読取部56、変更部58、登録部59、及び実行制御部51の一部または全ては、例えば、CPUなどの処理装置にプログラムを実行させること、すなわち、ソフトウェアにより実現してもよいし、ICなどのハードウェアにより実現してもよいし、ソフトウェアおよびハードウェアを併用して実現してもよい。
記憶部53は、各種情報を記憶する。記憶部53は、図1のHDD14に相当する。本実施の形態では、記憶部53は、管理情報と、制限情報と、回数情報と、ユーザ認証情報と、を記憶する。
なお、記憶部53は、少なくとも、管理情報と、ユーザ認証情報と、を記憶すればよく、制限情報と、回数情報と、の少なくとも一方を記憶しない形態であってもよい。本実施の形態では、記憶部53は、管理情報と、制限情報と、回数情報と、ユーザ認証情報と、を記憶する場合を説明する。
管理情報は、ユーザ識別情報(以下、ユーザIDと称する)と、実行履歴と、属性情報と、を対応づけた情報である。管理情報は、例えば、DB(データベース)であってもよい。なお、本実施の形態では、一例として、管理情報は、DBである場合を説明する。
ユーザIDは、実行部17に対して各種機能の実行を指示したユーザを一意に識別可能な情報である。
実行履歴は、対応するユーザ識別情報によって識別されるユーザの指示によって、実行部17で実行した機能の実行条件を含む。属性情報は、実行履歴の共有または非共有を示す。
図4は、記憶部53に記憶されている各種情報のデータ構造の一例を示した図である。図4(A)は、管理情報のデータ構造の一例を示す。
図4(A)に示すように、管理情報は、ユーザIDと、実行履歴と、属性情報と、を対応づけた情報である。図4(A)に示す例では、実行履歴は、処理識別情報(以下、処理IDと称する)と、表示名と、履歴情報と、を含む。履歴情報は、実行日時と、実行条件と、を含む。
処理IDは、対応する実行条件を一意に識別する情報である。表示名は、実行履歴を表示部40Bに表示するときの名称である。実行日時は、対応する処理IDによって特定される実行条件で実行部17に機能を実行させた日時を示す。なお、実行日時は、機能の実行タイミングを示す情報であればよく、日時に限定されない。例えば、実行日時は、機能を実行させた年や詳細な時間(分、秒など)を更に含む情報であってもよい。
実行条件は、実行部17で実行した機能の実行時の条件を示す。具体的には、実行条件は、実行部17で実行した機能、及び該機能の実行時の設定内容を示す。機能は、実行部17で実行可能な機能であり、例えば、コピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、プリンタ機能などの各種の機能である。設定内容は、機能の実行時の具体的な条件を示す。例えば、プリンタ機能の設定内容は、印刷時の濃度、画像形成後の製本方法に応じた印刷時の画像配置(くるみ製本、左とじ、二つ折り、ステープル、週刊誌、開き方)、記録対象の用紙の種類、用紙への印刷色(カラー印刷、モノクロ印刷)、用紙上の画像配置(集約など)、用紙への印刷方法(片面、両面、拡大縮小)、などである。また、ファクス機能の設定内容は、送信宛先、画像濃度、送信方法(ダイレクト送信、メモリー送信)などである。なお、実行条件に含まれる機能の種類や、設定内容は、上記に限定されない。
属性情報は、対応する実行履歴の共有または非共有を示す情報である。本実施の形態における共有とは、MFP10を操作する複数のユーザが共有して用いる情報であることを示す。非共有とは、MFP10を操作するユーザ個人のみが用いる情報であることを示す。
管理情報に登録される各情報は、実行部17によって機能が実行される度に、後述する登録部59によって登録される。また、ユーザによる操作部20の操作指示に応じて、後述する変更部58が、属性情報などを変更する。
制限情報は、ユーザ識別情報と、ユーザ識別情報によって識別されるユーザの利用可能な機能と、を対応づけた情報である。制限情報は、MFP10を利用するユーザに対して、実行部17に設けられた機能の少なくとも一部の利用を制限するために用いる。
図4(B)は、制限情報のデータ構造の一例を示す図である。図4(B)に示す例では、制限情報は、ユーザIDごとに、実行部17で実行可能な機能の各々について、ユーザIDによって識別されるユーザが「利用可」であるか「利用不可」であるかを示す制限情報を対応づけた情報である。
制限情報は、予め作成され、受付部52に予め記憶されている。なお、制限情報に含まれる各情報は、管理者として予め定められたユーザによる操作部20の操作指示などによって、適宜変更可能である。
図4(C)は、回数情報のデータ構造の一例を示す図である。回数情報は、処理IDと、処理IDによって識別される実行条件で機能を実行した実行回数と、を対応づけた情報である。回数情報は、後述する登録部59によって、登録される。
ユーザ認証情報は、ユーザIDと、パスワードと、を対応づけた情報である(図示省略)。
図3に戻り、表示制御部50は、受付画面などの各種画面を操作部20の表示部40Bに表示する制御を行う。
受付画面は、上述した通り、実行対象の機能及び実行対象の実行条件に対応する実行履歴の選択を受け付けるための、画面である。本実施の形態では、受付画面として、第1の受付画面と、第2の受付画面と、を用いる。
第1の受付画面は、共有履歴を含む。第2の受付画面は、個人履歴を含む。
個人履歴は、管理情報(図4(A)参照)に登録されている実行履歴の内、ログイン時に入力されたユーザIDに対応する実行履歴を示す。共有履歴は、管理情報における、ログイン時に入力されたユーザIDに対応する実行履歴およびログイン時に入力されたユーザID以外のユーザIDに対応する実行履歴の内、共有を示す属性情報に対応する実行履歴である。
図5は、受付画面の一例を示す模式図である。なお、図5に示す例では、ログイン時に入力されたユーザIDが、ユーザ「A」を示すユーザIDである場合を示した。
図5(A)は、第2の受付画面70の一例を示す模式図である。第2の受付画面70は、1または複数の個人履歴60Aを含む。第2の受付画面70は、管理情報(図4(A)参照)に格納されている実行履歴の内、ユーザAに対応する実行履歴(図5中、実行履歴60A〜60A)を、個人履歴60Aとして表示した例を示した。
また、第2の受付画面70は、更に、「個人履歴」を表示する第2の受付画面70の表示を指示するためのボタン61、機能別の並び換え表示を指示するための、「アプリ別」の文字の表示されたボタン62、曜日別の並び替え表示を指示するための「曜日別」の文字の表示されたボタン63、「共有履歴」を表示する第1の受付画面72の表示を指示するためのボタン64、を含む。ユーザは、ボタン61の表示領域を操作することで、第2の受付画面70の表示指示を入力することができる。また、ユーザは、ボタン64の表示領域を操作することで、第1の受付画面72の表示指示を入力することができる。
図5(B)は、第1の受付画面72の一例を示す模式図である。第1の受付画面72は、1または複数の共有履歴60Bを含む。第1の受付画面72は、管理情報(図4(A)参照)に格納されている実行履歴の内、ユーザA以外のユーザ(図4(A)では、ユーザB)に対応する実行履歴であって、「共有」を示す属性情報に対応する実行履歴を、共有履歴60Bとして表示する。
また、第1の受付画面72は、第2の受付画面70と同様に、ボタン61、ボタン62、ボタン63、及びボタン64を含む。ユーザは、ボタン61の表示領域を操作することで、第2の受付画面70の表示指示を入力することができる。また、ユーザは、ボタン64の表示領域を操作することで、第1の受付画面72の表示指示を入力することができる。
第1の受付画面72や第2の受付画面70における、実行履歴(個人履歴60A、共有履歴60B)の表示形態は、実行履歴に示される実行条件の内容を視認可能に表示する形態であればよく、図5に示す形態に限定されない。すなわち、図5には、実行履歴に含まれる実行条件の内容をボタン表示した形態を示したが、実行履歴に示される「表示名」を、各実行履歴を示すものとして表示した形態であってもよい。
ユーザは、第2の受付画面70や第1の受付画面72に含まれる実行履歴(図5では、実行履歴60A〜60A、共有履歴60Bの何れか)を選択することで、該実行履歴に示される実行条件で機能を実行することを、指示することができる。
図3に戻り、本実施の形態では、表示制御部50は、各種画面の表示指示情報を操作部20へ送信することで、各種画面を表示部40Bに表示するように制御する。詳細には、表示制御部50は、表示部40Bに表示する画面の画面情報と、表示指示と、を含む表示指示情報を作成し、操作部20へ送信する。例えば、表示制御部50は、第2の受付画面70の画面情報と、表示指示と、を含む表示指示情報を操作部20へ送信する。これにより、表示制御部50は、第2の受付画面70を表示するように表示部40Bを制御する。また、表示制御部50は、第1の受付画面72の画面情報と、表示指示と、を含む表示指示情報を操作部20へ送信する。これにより、表示制御部50は、第1の受付画面72を表示するように、表示部40Bを制御する。
受付部52は、操作部20から各種情報を受け付ける。本実施の形態では、受付部52は、表示部40Bに表示された画面を介して選択された選択情報を、操作部20から受け付ける。すなわち、受付部52は、受付部40Aで受け付けた、ユーザによる選択内容を示す選択情報を操作部20から受け付けることで、選択情報を受け付ける。
本実施の形態では、受付部52は、第1の受付部52Aと、第2の受付部52Bと、第3の受付部52Cと、を含む。
第1の受付部52Aは、ログイン時に入力されたユーザIDを受け付ける。なお、本実施の形態では、第1の受付部52Aは、ログイン時に入力されたユーザIDとパスワードを受け付ける。第2の受付部52Bは、第1の受付画面72に含まれる実行履歴の選択を受け付ける。第3の受付部52Cは、第1の受付画面72に含まれる実行履歴の属性情報の変更指示を受け付ける。なお、第3の受付部52Cは、第2の受付画面70に含まれる実行履歴の属性情報の変更指示を受け付けてもよい。
認証部54は、ユーザ認証処理を実行する。ユーザ認証処理とは、操作部20から受け付けたユーザ情報に含まれる、ユーザIDとパスワードが、記憶部53のユーザ認証情報に登録されているか否かを判別する処理である。
認証部54は、第1の受付部52Aで受け付けたユーザIDとパスワードが、記憶部53のユーザ認証情報に登録されている場合には、認証正常を含む認証結果を作成する。一方、認証部54は、第1の受付部52Aで受け付けたユーザIDとパスワードが、記憶部53のユーザ認証情報に登録されていない場合には、認証異常を含む認証結果を作成する。
読取部56は、記憶部53に記憶されている各種情報を読取る。本実施の形態では、読取部56は、第1の読取部56Aを含む。
第1の読取部56Aは、第1の受付部52Aで受け付けたユーザIDに対応する実行履歴を、個人履歴として管理情報から読取る。第2の読取部56Bは、管理情報における、第1の受付部52Aで受け付けたユーザID以外のユーザIDに対応する実行履歴の内、共有を示す属性情報に対応する実行履歴を、共有履歴として読取る。
なお、第2の読取部56Bは、以下の読み取り処理を行うことが好ましい。
第2の読取部56Bは、管理情報における、第1の受付部52Aで受け付けたユーザID以外のユーザIDに対応する実行履歴の内、共有を示す属性情報に対応する実行履歴を読取る。そして、更に、第2の読取部56Bは、第1の受付部52Aで受け付けたユーザIDによって識別されるユーザの利用可能な機能を、制限情報から読取る。そして、第2の読取部56Bは、読取った、該共有を示す属性情報に対応する実行履歴の内、第1の受付部52Aで受け付けたユーザIDによって識別されるユーザの利用可能な機能の実行履歴を、共有履歴として読取る。
また、第2の読取部56Bは、第1の受付部52Aが受け付けたユーザIDが、管理者として予め定めたユーザIDである場合、以下の処理を実行することが好ましい。この場合、例えば、管理者として予め定めたユーザのユーザIDと、管理者であることを示す管理者情報と、を対応づけて予め記憶部53のユーザ認証情報に登録しておけばよい。
そして、第2の読取部56Bは、第1の受付部52Aが受け付けたユーザIDが、管理者として予め定めたユーザIDである場合、管理情報における、第1の受付部52Aが受け付けたユーザID以外のユーザIDに対応する実行履歴の内、共有を示す属性情報に対応する実行履歴と、詳細情報と、を上記共有履歴として読取ることが好ましい。
詳細情報とは、該実行履歴の各々に対応するユーザID、該実行履歴に含まれる処理IDに対応する実行回数、及び、該実行履歴に示される機能の実行日時の少なくとも1つを含む。第2の読取部56Bは、該実行履歴に含まれる処理IDに対応する実行回数を、記憶部53に記憶されている回数情報から検索することで、読取ればよい。
変更部58は、第3の受付部52Cが受け付けた変更指示に応じて、管理情報における属性情報を変更する。
登録部59は、実行部17が機能を実行したときに、機能の実行を指示したユーザのユーザIDと、実行した該機能の実行条件を含む実行履歴と、属性情報と、を対応づけて管理情報に登録する。属性情報は、初期設定として、例えば、「非共有」を示す属性情報を登録する。
このとき、登録部59は、実行条件を一意に識別する処理IDを含む、実行履歴を作成し、管理情報に登録する。なお、同じ実行条件(機能、設定内容)が既に管理情報に登録されている場合、登録部59は、登録済の同じ実行条件に対応する処理IDと同じ処理IDを付与する。
また、登録部59は、各処理IDに対応する実行条件を含む実行履歴が選択されて、対応する機能が実行部17で実行される度に、該処理IDに対応する実行回数をカウントアップすることで、回数情報を更新する。
実行制御部51は、第2の受付部52Bで受け付けた実行履歴に示される機能を、該実行履歴に示される実行条件で実行するように、実行部17を制御する。このため、第2の受付画面70や第1の受付画面72を介して、ユーザによって選択された実行履歴に含まれる実行条件で、実行部17は、該実行条件に示される機能を実行する。
次に、本実施の形態の画像処理装置100で実行する情報処理について説明する。
まず、操作部20で実行する表示処理について説明する。
図6は、操作部20が実行する表示処理の手順を示すフローチャートである。
まず、制御部42が、ログイン画面を表示部40Bに表示する(ステップS100)。図8は、ログイン画面76の一例を示す図である。ログイン画面76は、ユーザ名とパスワードの入力をユーザに対して促す画面である。本実施の形態では、ユーザ名には、ユーザIDを用いる場合を説明する。
ユーザは、ログイン画面76を介して、ユーザID及びパスワードを入力する。すると、受付部40Aが、ユーザ情報を受け付ける(ステップS102)。ユーザ情報は、ユーザIDと、パスワードと、を含む。
次に、制御部42は、通信部44を介して、ステップS102で受け付けたユーザ情報をMFP10へ送信する(ステップS104)。そして、制御部42は、認証正常か否かを判断する(ステップS106)。制御部42は、MFP10から認証結果を受信し、受信した認証結果が認証正常を含むか否かを判別することで、ステップS106の判断を行う。
ステップS106で否定判断すると(ステップS106:No)、本ルーチンを終了する。一方、ステップS106で肯定判断すると(ステップS106:Yes)、ステップS108へ進む。
ステップS108では、制御部42が、表示部40Bにホーム画面を表示する(ステップS108)。
図9は、ホーム画面74の一例を示す図である。図9に示すように、ホーム画面74は、複数種類のアプリと1対1に対応する複数のアイコン(ボタン画像)を含む。本実施の形態では、操作部20のアプリ層201には、実行対象の機能及び実行対象の実行条件に対応する実行履歴の選択を受け付けるための、履歴アプリが搭載されている。そして、ホーム画面74には、履歴アプリの実行を指示するためのアイコン74Aが表示される。
また、ホーム画面上には、ステップS102で受け付けたユーザ情報によって特定されるユーザの利用可能な機能の実行を指示するためのアイコンが表示されている。ユーザの利用可能な機能は、例えば、ステップS106でMFP10から受信する認証結果に、認証正常または認証異常と、利用可能な機能を示す情報と、が含まれるとする。MFP10は、操作部20から受け付けたユーザ情報に含まれるユーザIDに対応する利用可能な機能を、制限情報から読取ることで、認証結果に含めればよい。そして、操作部20の制御部42は、MFP10から受信した認証結果に含まれる、利用可能な機能の実行を指示するためのアイコンを含む、ホーム画面74を表示部40Bに表示すればよい。
次に、受付部40Aは、履歴選択を受け付ける(ステップS110)。すなわち、ホーム画面74における、履歴アプリの実行を指示するためのアイコン74Aがユーザによって指示されると、受付部40Aは、履歴選択を受け付ける。そして、制御部42は、履歴選択情報を、MFP10へ送信する(ステップS111)。
なお、ホーム画面74における、ユーザの利用可能な機能を示すアイコンの何れかが指示された場合、制御部42は、指示されたアイコンに対応する機能の実行指示を、MFP10へ送信すればよい。この場合、制御部42は、各実行条件の設定を行うための画面(図示省略)を表示部40Bへ表示し、該画面を介して、実行条件を受け付け、実行指示に含めてMFP10へ送信すればよい。
次に、制御部42は、第2の受付画面情報をMFP10から受信する(ステップS112)。具体的には、制御部42は、第2の受付画面情報と、表示指示と、を含む表示指示情報を、MFP10から受信する。
次に、制御部42は、受信した第2の受付画面情報から第2の受付画面70を生成し、表示部40Bに表示する(ステップS114)。ステップS114の処理によって、表示部40Bには、例えば、図5(A)に示す、第2の受付画面70が表示される。
このため、表示部40Bには、個人履歴60Aを含む第2の受付画面70が表示される。
次に、受付部40Aは、共有履歴表示の指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS116)。受付部40Aは、「共有履歴」を表示する第1の受付画面72の表示を指示するためのボタン64がユーザによって指示されたか否かを判別することで、ステップS116の判断を行う。
ステップS116で肯定判断すると(ステップS116:Yes)、ステップS118へ進む。ステップS118では、制御部42は、共有履歴の取得要求をMFP10へ送信する(ステップS118)。
次に、制御部42は、MFP10から、第1の受付画面72の第1の受付画面情報を受信する(ステップS120)。
次に、制御部42は、受信した第1の受付画面情報から第1の受付画面72を生成し、表示部40Bに表示する(ステップS122)。ステップS122の処理によって、表示部40Bには、例えば、図5(B)に示す、第1の受付画面72が表示される。そして、後述するステップS124へ進む。
このため、ユーザによる操作指示によって、表示部40Bには、共有履歴60Bを含む第1の受付画面72が表示される。なお、第1の受付画面72における、「個人履歴」を表示する第2の受付画面70の表示を指示するためのボタン61がユーザによって指示されると、制御部42は、ステップS114で表示した第2の受付画面70を表示部40Bに表示する。
一方、上記ステップS116で否定判断すると(ステップS116:No)、ステップS124へ進む。
ステップS124では、受付部40Aが、実行対象の実行履歴の選択を受け付けたか否かを判断する(ステップS124)。
図10は、ステップS124の処理時における、画面推移の一例を示す図である。図6のステップS114の処理によって、図10(A)に示す、第2の受付画面70が表示部40Bに表示されたとする。そして、ユーザによる操作指示によって、第2の受付画面70に表示された個人履歴60Aにおける、実行履歴60Aがユーザによって選択されたとする。すると、制御部42は、選択された実行履歴60Aの内容を示すボタン77Aと、機能の実行を指示するためのボタン77Bと、を含む入力画面77を、表示部40Bに表示する(図10(B)参照)。そして、該入力画面77を介して、実行を指示するためのボタン77Bがユーザによって操作されると、受付部40Aは、入力画面77に含まれる実行履歴60Aの選択を受け付けたと判断する。
また、図11は、ステップS124の処理時における、画面推移の他の一例を示す図である。図6のステップS114の処理によって、図11(A)に示す、第2の受付画面70が表示部40Bに表示されたとする。そして、ユーザによる操作指示によって、第1の受付画面72の表示を指示するためのボタン64がユーザによって指示されたとする。この場合、制御部42は、例えば、図11(B)に示す、第1の受付画面72を表示部40Bに表示する(図6のステップS116〜ステップS122参照)。なお、制御部42は、実行履歴に示される「表示名」を、各実行履歴を示すものとして表示した、第1の受付画面73を表示部40Bに表示してもよい(図11(C)参照)。
そして、ユーザによる操作指示によって、第2の受付画面70に表示された実行履歴の内、実行履歴60Aがユーザによって選択されたとする。すると、制御部42は、選択された実行履歴60Aの内容を示すボタン77Aと、機能の実行を指示するためのボタン77Bと、を含む入力画面77を、表示部40Bに表示する(図11(D)参照)。そして、該入力画面77を介して、実行を指示するためのボタン77Bがユーザによって操作されると、受付部40Aは、入力画面77に含まれる実行履歴60Aの選択を受け付けたと判断する。
図6に戻り、ステップS124で肯定判断すると(ステップS124:Yes)、ステップS126へ進む。ステップS126では、制御部42が、ステップS124で受け付けた、実行履歴(例えば、実行履歴60A)によって示される実行条件及び機能の実行指示を、MFP10へ送信する(ステップS126)。そして、本ルーチンを終了する。
一方、ステップ124で否定判断すると(ステップS124:No)、ステップS128へ進む。
ステップS128では、制御部42が、属性情報の変更指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS128)。例えば、図11(A)や図11(B)に示すように、第2の受付画面70及び第1の受付画面72は、各実行履歴(個人履歴60A(実行履歴60A〜60A、共有履歴60B)の各々に対応する属性情報の変更を指示するための「属性変更」ボタンを含む。そして、ユーザによる操作指示によって、「属性変更」ボタンが指示されると、制御部42は、属性情報の変更を入力するための入力画面を表示部40Bに表示する。
図12は、属性情報の変更を入力するための入力画面80の一例を示す図である。入力画面80は、非共有を選択するためのボタン80A、共有を選択するためのボタン80B、共有範囲を入力するための入力欄80C、表示名(図12中、「用途」参照)を入力するための入力欄80D、及び、変更を指示するためのボタン80E、ボタン80Fを含む。
ユーザは、入力画面80に表示された、非共有を選択するためのボタン80Aを指示することで、実行履歴に対応する属性情報を「非共有」に変更する指示を入力する。また、ユーザは、入力画面80に表示された、共有を選択するためのボタン80Bを指示すると共に、共有範囲を入力するための入力欄80C、表示名を入力するための入力欄80Dに、情報を入力する。これによって、ユーザは、共有対象とするユーザ名(例えば、ユーザID)や、複数のユーザを予め複数のグループに分割し、共有対象のユーザの属するグループ名を入力する。また、実行条件が表示部40Bに表示されたときの表示名を入力する。
図6に戻り、ステップS128で肯定判断すると(ステップS128:Yes)、ステップS130へ進む。ステップS130では、制御部42は、ステップS128で受け付けた、属性情報の変更対象の実行条件と、変更された属性情報と、を含む変更指示を、MFP10へ送信する(ステップS130)。そして、本ルーチンを終了する。
一方、ステップS128で否定判断すると(ステップS128:No)、本ルーチンを終了する。
次に、画像処理装置1000(本実施の形態ではMFP10)で実行する表示処理の手順を説明する。
図7は、MFP10で実行する表示処理の手順を示すフローチャートである。
まず、第1の受付部52Aが、ユーザ情報を受け付けたか否かを判断する(ステップS200)。第1の受付部52Aは、ユーザIDと、パスワードと、を含むユーザ情報を、操作部20から受け付けたか否かを判別することで、ステップS200の判断を行う。
ステップS200で否定判断すると(ステップS200:No)、本ルーチンを終了する。一方、ステップS200で肯定判断すると(ステップS200:Yes)、ステップS202へ進む。
ステップS202では、認証部54が、認証処理を実行する(ステップS202)。認証部54は、ステップS200で受け付けたユーザ情報を用いて、認証処理を実行する。
次に、認証部54は、ステップS202の認証処理によって、認証異常であると判断すると(ステップS204:No)、認証異常を含む認証結果を操作部20へ送信し(ステップS205)、本ルーチンを終了する。
一方、ステップS202の処理によって、認証正常であると判断すると(ステップS204:Yes)、認証部54は、認証正常と、ステップS200で受信したユーザ情報に含まれるユーザIDに対応する利用可能な機能と、を含む認証結果を、操作部20へ送信する(ステップS206)。
次に、受付部52が、履歴選択を受け付けたか否かを判断する(ステップS207)。ステップS207の判断は、履歴選択情報を操作部20から受け付けたか否かを判別することで行う。ステップS207で肯定判断すると(ステップS207:Yes)、ステップS209進む。
ステップS207で否定判断すると(ステップS207:No)、ステップS208へ進む。ステップS208では、実行制御部51が通常処理を実行するように実行部17を制御する(ステップS208)。そして、本ルーチンを終了する。通常処理は、ホーム画面を介して指示された、ユーザの利用可能な機能の実行指示に応じた機能を実行するように、実行部17を制御する処理である。
ステップS209では、第1の読取部56Aが、ステップS200で受け付けたユーザIDに対応する実行履歴を、個人履歴として、管理情報から読取る(ステップS209)。例えば、ステップS200で受け付けたユーザIDが、「A」であったとする。この場合、第1の読取部56Aは、管理情報(図4(A)参照)から、ユーザID「A」に対応する実行履歴(図4(A)中、処理ID「1」〜「3」の各々の実行履歴)を、個人履歴として読取る。
次に、表示制御部50が、第2の受付画面70の表示制御を実行する(ステップS210)。すなわち、表示制御部50は、ステップS209で読取った個人履歴を含む、第2の受付画面70を表示部40Bに表示する制御を行う。本実施の形態では、表示制御部50は、ステップS209で読取った個人履歴を含む、第2の受付画面70の第2の受付画面情報を操作部20へ送信する。そして、操作部20が、上述した図6に示す表示処理を実行することで、操作部20の表示部40Bには、第2の受付画面70が表示される。
例えば、表示部40Bには、図11(A)に示す第2の受付画面70が表示される。図11(A)に示すように、第2の受付画面70には、ユーザID「A」に対応する実行履歴60A〜60A(図4(A)中、処理ID「1」〜「3」の各々の実行履歴に対応)を、個人履歴として含む。
図7に戻り、次に、受付部52が、操作部20から、共有履歴の取得要求を受け付けたか否かを判断する(ステップS212)。上述したように、共有履歴の取得要求は、ユーザが第2の受付画面70または第1の受付画面72に表示された、「共有履歴」を表示する第1の受付画面72の表示を指示するためのボタン64を操作指示することで、操作部20からMFP10へ送信される。
ステップS212で肯定判断すると(ステップS212:Yes)、ステップS214へ進む。ステップS214では、第2の読取部56Bが、管理情報における、ステップS200で受け付けたユーザIDに対応する実行履歴およびステップS200で受け付けたユーザID以外のユーザIDに対応する実行履歴であって、且つ、属性情報が「共有」を示す実行履歴を読取る(ステップS214)。
次に、第2の読取部56Bは、ステップS200で受け付けたユーザIDによって識別されるユーザに、機能の利用制限があるか否かを判断する(ステップS216)。第2の読取部56Bは、ステップS200で受け付けたユーザIDに利用不可能な機能が有るか否かを、制限情報から判別することで、ステップS216の判断を行う。
ステップS216で否定判断すると(ステップS216:No)、後述するステップS220へ進む。ステップS216で肯定判断すると(ステップS216:Yes)、ステップS218へ進む。
ステップS218では、第2の読取部56Bは、ステップS214で読取った実行履歴の内、ステップS200で受け付けたユーザIDによって識別されるユーザの利用可能な機能の実行履歴を読取る(ステップS218)。
次に、第2の読取部56Bは、ステップS200で受け付けたユーザIDによって識別されるユーザが管理者であるか否かを判断する(ステップS220)。ステップS220で肯定判断すると(ステップS220:Yes)、ステップS222へ進む。ステップS222では、第2の読取部56Bは、詳細情報を読取る(ステップS222)。具体的には、第2の読取部56Bは、ステップS214で読取った実行履歴、または、ステップS216で肯定判断した場合にはステップS218で読取った実行履歴の各々に対応するユーザID、該実行履歴に含まれる処理IDに対応する実行回数、及び、該実行履歴に示される機能の実行日時の少なくとも1つを含む詳細情報を読取る。第2の読取部56Bは、該実行履歴に含まれる処理IDに対応する実行回数を、記憶部53に記憶されている回数情報から検索することで、読取ればよい。
そして、第2の読取部56Bは、ステップS214〜ステップS222の処理によって読取った最終的な実行履歴を、共有履歴として読取る(ステップS224)。なお、第2の読取部56Bは、ステップS222で詳細情報を読取った場合には、ステップS214〜ステップS222の処理によって読取った最終的な実行履歴と、詳細情報と、を共有履歴として読取る。
このため、ステップS200で受け付けたユーザIDに、機能の利用制限がある場合には、第2の読取部56Bは、管理情報における、属性情報が「共有」を示す実行履歴の内、ステップS200で受け付けたユーザIDによって識別されるユーザの利用可能な機能の実行履歴を、共有履歴として読取る。また、ステップS200で受け付けたユーザIDによって識別されるユーザが管理者である場合、第2の読取部56Bは、管理情報における属性情報が「共有」を示す実行履歴と、詳細情報と、を、共有履歴として読取る。
次に、表示制御部50は、第1の受付画面72を表示部40Bに表示する表示制御を実行する(ステップS226)。本実施の形態では、表示制御部50は、ステップS224で読取った共有履歴を含む第1の受付画面72の第1の受付画面情報を、操作部20へ送信する。
そして、操作部20が、上述した図6に示す表示処理を実行することで、操作部20の表示部40Bには、第1の受付画面72が表示される。
例えば、表示部40Bには、図11(B)に示す第1の受付画面72、または、図11(C)に示す第1の受付画面73が表示される。図11(B)に示すように、第1の受付画面72は、ユーザID「A」及びユーザID「A」以外のユーザID(例えば、ユーザID「A」およびユーザID「B」)に対応する、属性情報が「共有」の実行履歴(図4(A)中、ユーザID「A」に対応する処理ID「1」、ユーザID「B」に対応する、処理ID「5」の各々の実行履歴に対応)を、共有履歴60Bとして含む(図11(B)では、処理ID「1」は図示省略)。
図7に戻り、次に、第2の受付部52Bが、実行履歴の選択を受け付けたか否かを判断する(ステップS228)。ステップS228で否定判断(ステップS228:No)すると、後述するステップS238へ進む。
ステップS228で肯定判断すると(ステップS228:Yes)、ステップS230へ進む。
ステップS230では、実行制御部51が、ステップS228で受け付けた実行履歴の実行条件を、管理情報から読取る(ステップS230)。次に、実行制御部51は、ステップS228で受け付けた実行履歴に示される機能を、該実行履歴に示される実行条件で実行するように、実行部17を制御する(ステップS232)。
ステップS232の処理によって、実行部17は、ユーザによって選択された実行履歴に示される機能を、該実行履歴に示される実行条件で実行する。
次に、登録部59が、ステップS200で受け付けたユーザIDと、ステップS232で実行した機能の実行条件を含む実行履歴と、属性情報と、を対応づけて管理情報に登録する(ステップS234)。そして、本ルーチンを終了する。属性情報は、初期設定として、例えば、「非共有」を示す属性情報を登録する。このとき、登録部59は、実行条件を一意に識別する処理IDを含む、実行履歴を作成し、管理情報に登録する。なお、登録部59は、ステップS232で実行した実行条件と同じ実行条件が管理情報に既に登録されている場合、既に登録されている該同じ実行条件に対応する処理IDと同じ処理IDを付与し、管理情報に登録する。このため、図4に示すように、同じ実行条件には、同じ処理ID(図4では、処理ID「2」)が付与される。このため、記憶容量の削減を図ることが出来る。
一方、ステップS212で否定判断すると(ステップS212:No)、ステップS236へ進む。
ステップS236では、第2の受付部52Bが、実行履歴の選択を受け付けたか否かを判断する(ステップS236)。ステップS236で肯定判断する場合とは、第2の受付画面70を介して実行履歴が選択された場合である。ステップS236で肯定判断すると(ステップS236:Yes)、上記ステップS230へ進む。
一方、ステップS236で否定判断すると(ステップS236:No)、ステップS238へ進む。
ステップS238では、第3の受付部52Cが、第2の受付画面70、または第1の受付画面72(または第1の受付画面73)に含まれる実行履歴の属性情報の変更指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS238)。第3の受付部52Cは、操作部20から属性情報の変更指示を受信したか否かを判別することで、ステップS238の判断を行う。
ステップS238で肯定判断すると(ステップS238:Yes)、ステップS240へ進む。ステップS240では、変更部58が、ステップS238で受け付けた変更指示に応じて、管理情報における属性情報を変更する(ステップS240)。そして、本ルーチンを終了する。また、上記ステップS238で否定判断した場合についても、本ルーチンを終了する。
以上説明したように、本実施の形態の画像処理装置1000は、記憶部53が、ユーザIDと、実行部17で実行した機能の実行条件を含む実行履歴と、実行履歴の共有または非共有を示す属性情報と、を対応づけた管理情報を記憶する。第1の受付部52Aは、ユーザIDを受け付ける。第1の読取部56Aは、第1の受付部52Aで受け付けたユーザIDに対応する実行履歴を、個人履歴として管理情報から読取る。第2の読取部56Bは、管理情報における、第1の受付部52Aで受け付けたユーザIDに対応する実行履歴およびユーザID以外のユーザIDに対応する実行履歴の内、共有を示す属性情報に対応する実行履歴を、共有履歴として読取る。表示制御部50は、共有履歴を含む第1の受付画面72を表示部40Bに表示する制御を行う。
このように、本実施の形態では、表示部40Bには、例えば、図5(B)に示すように、共有履歴60Bを含む第1の受付画面72が表示される。
このため、ログイン時に入力したユーザIDによって識別されるユーザの実行履歴、および、他のユーザが実行した実行履歴の内、共有を示す属性情報に対応する実行履歴を含む第1の受付画面72が表示される。
従って、本実施の形態の画像処理装置1000は、機能の実行を指示するユーザに応じた、実行履歴の表示を行うことができる。
また、第1の受付画面72は、共有履歴を含むことから、他のユーザが使用した実行履歴の内、複数のユーザ間で共有可能とされた実行履歴についても、ユーザに対して視認可能に提供することができる。
また、第2の受付部52Bは、第1の受付画面72や第2の受付画面70を介してユーザによって選択された実行履歴の選択を受け付ける。すると、実行制御部51は、受け付けた実行履歴に示される機能を、実行履歴に示される実行条件で実行するように、実行部17を制御する。
このため、本実施の形態の画像処理装置1000は、上記効果に加えて、第1の受付画面72や第2の受付画面70を介して選択された実行履歴に応じた処理を、容易に実行することができる。
また、第3の受付部52Cは、第1の受付画面72に含まれる実行履歴の属性情報の変更指示を受け付ける。すると、変更部58は、変更指示に応じて、管理情報における属性情報を変更する。
図13は、属性情報の変更後の第1の受付画面の一例を示す図である。図13(A)は、ユーザID「A」のユーザがログインしたときに表示された第1の受付画面72(図5(B)参照)が、次にログインするまでの間に、他のユーザによって、該他のユーザの実行履歴の属性情報が「非共有」から「共有」に変更された後の、第1の受付画面81を示す。図13(A)に示すように、他のユーザによって、他のユーザの実行履歴の属性情報が、「非共有」から「共有」に変更されることで、ユーザID「A」のユーザがログインしたときに表示された第1の受付画面81には、第1の受付画面72(図5(B)参照)に含まれる共有履歴60Bに加えて、共有履歴62Bが表示される。
図13(B)は、図13(A)に示す第1の受付画面81を、簡易表示した場合の第1の受付画面82を示す例である。簡易表示する場合には、各実行履歴に含まれる表示名(図4(A)参照)及び機能名の少なくとも一方を表示することが好ましい。すなわち、図13(B)に示すように、各実行履歴として、「提出用」「コピー」、「配布用」、「コピー」、「議事録用」、「スキャナ」、「発注用」、「ファクス」等の表示名や機能で簡易表示することで、用途の確認可能に表示することができる。
このように、本実施の形態の画像処理装置1000は、上記効果に加えて、属性情報を容易に変更することで、第1の受付画面に表示させる実行履歴を容易に変更することができる。
また、登録部59は、実行部17が機能を実行したときに、該機能の実行を指示したユーザのユーザIDと、実行した該機能の実行条件を含む実行履歴と、属性情報と、を対応づけて管理情報に登録する。
このため、ユーザが第1の受付画面(例えば、第1の受付画面72、第1の受付画面73)、及び第2の受付画面70の何れを介して、実行対象の実行履歴の選択を行った場合であっても、該選択を行ったユーザのユーザIDに対応する実行履歴が管理情報に登録される。
更に詳細には、属性情報が「共有」であるか「非共有」であるかに拘らず、受付画面(第1の受付画面、第2の受付画面)を介して選択された実行履歴に示される機能を実行したときに、実行履歴が管理情報に登録される。
このため、本実施の形態の画像処理装置1000は、上記効果に加えて、ユーザは、過去に実行した実行履歴を、次回のログイン後に表示部40Bに表示された第2の受付画面70から選択することができる。
また、記憶部53は、ユーザIDと、ユーザIDによって識別されるユーザの利用可能な機能と、を対応づけた制限情報を更に記憶する。そして、第2の読取部56Bは、管理情報における実行履歴の内、共有を示す属性情報に対応する実行履歴であって、且つ、受け付けたユーザIDによって識別されるユーザの利用可能な機能の実行履歴を、共有履歴として読取る。
このため、属性情報が「共有」の他のユーザの実行履歴に、ログインしたユーザが利用不可能な機能の実行履歴が含まれる場合であっても、第1の受付画面72には、ログインしたユーザの実行可能な実行履歴のみが表示される。
図14は、第1の受付画面の一例を示す図である。図14(A)は、コピー機能、スキャナ機能、ファクス機能の全てを利用可能なユーザAがログインしたときに表示される、第1の受付画面83の一例である。図14(B)は、ファクス機能のみを利用可能なユーザBがログインしたときに表示される、第1の受付画面84の一例である。
このため、このように、本実施の形態の画像処理装置1000は、上記効果に加えて、利用制限が無効となることを抑制することができる。
また、記憶部53は、処理IDと、処理IDによって識別される実行条件で機能を実行した実行回数と、を対応づけた回数情報を更に記憶する。そして、第2の読取部56Bは、上述した詳細情報を含む共有履歴を読取る。詳細情報は、実行履歴に対応するユーザID、実行履歴に含まれる処理IDに対応する実行回数、及び、該実行履歴に示される機能の実行日時の少なくとも1つを含む。
このため、管理者とされたユーザがログインした後に表示部40Bに表示される第1の受付画面72には、詳細情報が表示される。
図15は、管理者がログインしたときに表示される第1の受付画面85の一例を示す図である。図15(A)に示すように、管理者がログインしたときには、第1の受付画面85には、個人履歴60A(図15では図示省略)、共有履歴60Bと共に、各実行履歴の詳細情報の表示を指示するための利用情報ボタン85Aが表示される。そして、管理者としてのユーザの操作指示によって、利用情報ボタン85Aが指示されると、詳細情報を示す利用情報画面86が表示される(図15(B)参照)。
このため、管理者は、実行履歴に対応するユーザID、実行履歴に含まれる処理IDに対応する実行回数、及び、該実行履歴に示される機能の実行日時の少なくとも1つを含む詳細情報を、確認することができる。
なお、本実施の形態では、図4(A)に示すように、管理情報は、ユーザIDと、実行履歴と、属性情報と、を対応づけた情報である場合を説明した。しかし、記憶部53は、管理情報を、複数の情報(例えば、テーブルやDB)に分離し記憶してもよい。
図16は、管理情報を複数に分割した一例を示す図である。例えば、記憶部53は、図16に示すように、ユーザIDと処理IDとを対応づけた第1の管理情報(図16(B)参照)と、処理IDと実行条件と属性情報とを対応づけた第2の管理情報(図16(A)参照)と、を、管理情報として記憶してもよい。
このように、管理情報を、複数の情報に分離して記憶することで、各々の情報を別々の記憶媒体などに分離して記憶することが可能となる。このため、記憶媒体の容量の縮小を図ることができる。
なお、本実施の形態の画像処理装置1000において記憶部53に記憶した各種情報を、ネットワーク40に接続されたサーバ装置30や、外部のハードディスク等の記憶媒体や、外部装置(図示省略)などに記憶してもよい。
また、本実施の形態で説明した画像処理装置1000における、MFP10と、操作部20と、が接続されたシステム構成は一例であり、用途や目的に応じて、様々なシステム構成例があることはいうまでもない。
上述した本実施の形態の画像処理装置1000で実行する、上記表示処理などを実行するための画像処理プログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)、USB(Universal Serial Bus)メモリ等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよいし、インターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。また、各種プログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
なお、上記に、実施の形態を説明したが、上記実施の形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。上記新規な実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。上記実施の形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
17 実行部
40B 表示部
50 表示制御部
51 実行制御部
52A 第1の受付部
52B 第2の受付部
52C 第3の受付部
53 記憶部
56A 第1の読取部
56B 第2の読取部
58 変更部
59 登録部
1000 画像処理装置
特開2011−035690号公報

Claims (10)

  1. コピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、およびプリンタ機能のうち少なくとも一つを実行する実行部と、
    ユーザ識別情報と、前記実行部で実行した機能の実行条件を含む実行履歴と、前記実行履歴の共有または非共有を示す属性情報と、を対応づけた管理情報を記憶する記憶部と、
    ユーザ識別情報を受け付ける第1の受付部と、
    前記管理情報における、受け付けた前記ユーザ識別情報に対応する前記実行履歴および受け付けた前記ユーザ識別情報以外の前記ユーザ識別情報に対応する前記実行履歴の内、共有を示す前記属性情報に対応する前記実行履歴を、共有履歴として読取る第2の読取部と、
    前記共有履歴を含む第1の受付画面を表示部に表示する制御を行う表示制御部と、
    を備えた、画像処理装置。
  2. 前記第1の受付画面に含まれる前記実行履歴の選択を受け付ける第2の受付部と、
    受け付けた前記実行履歴に示される前記機能を、該実行履歴に示される前記実行条件で実行するように、前記実行部を制御する実行制御部と、
    を備えた、請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記第1の受付画面に含まれる前記実行履歴の前記属性情報の変更指示を受け付ける第3の受付部と、
    前記変更指示に応じて、前記管理情報における前記属性情報を変更する変更部と、
    を更に備えた、請求項1または請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記実行部が前記機能を実行したときに、該機能の実行を指示したユーザのユーザ識別情報と、実行した該機能の前記実行条件を含む前記実行履歴と、前記共有または前記非共有を示す前記属性情報と、を対応づけて前記管理情報に登録する登録部と、
    を更に備えた、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記実行履歴は、前記実行条件を識別する処理 識別情報と、実行した機能及び実行時の設定内容を示す前記実行条件と、を含む、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記記憶部は、
    前記ユーザ識別情報と、前記ユーザ識別情報によって識別されるユーザの利用可能な機能と、を対応づけた制限情報を更に記憶し、
    前記第2の読取部は、
    前記管理情報における、受け付けた前記ユーザ識別情報に対応する前記実行履歴および受け付けた前記ユーザ識別情報以外の前記ユーザ識別情報に対応する前記実行履歴の内、共有を示す前記属性情報に対応する前記実行履歴であって、且つ、受け付けた前記ユーザ識別情報によって識別されるユーザの利用可能な機能の前記実行履歴を、前記共有履歴として読取る、
    請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記記憶部は、
    前記処理識別情報と、前記処理識別情報によって識別される前記実行条件で前記機能を実行した実行回数と、を対応づけた回数情報を更に記憶し、
    前記第2の読取部は、
    前記第1の受付部が、管理者として予め定めたユーザ識別情報を受け付けたときに、前記管理情報における、受け付けた前記ユーザ識別情報に対応する前記実行履歴および受け付けた前記ユーザ識別情報以外の前記ユーザ識別情報に対応する前記実行履歴の内、共有を示す前記属性情報に対応する前記実行履歴と、該実行履歴に対応するユーザ識別情報、該実行履歴に含まれる前記処理識別情報に対応する実行回数、及び、該実行履歴に示される機能の実行日時の少なくとも1つを含む詳細情報と、を、前記共有履歴として読取る、
    請求項5に記載の画像処理装置。
  8. コピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、およびプリンタ機能のうち少なくとも一つを実行する実行部と、
    ユーザ識別情報と、前記実行部で実行した機能の実行条件を含む実行履歴と、前記実行履歴の共有または非共有を示す属性情報と、を対応づけた管理情報を記憶する記憶部と、
    を備えた画像処理装置で実行する画像処理方法であって、
    ユーザ識別情報を受け付けるステップと、
    前記管理情報における、受け付けた前記ユーザ識別情報に対応する前記実行履歴および受け付けた前記ユーザ識別情報以外の前記ユーザ識別情報に対応する前記実行履歴の内、共有を示す前記属性情報に対応する前記実行履歴を、共有履歴として読取るステップと、
    前記共有履歴を含む第1の受付画面を表示部に表示する制御を行うステップと、
    を含む、画像処理方法。
  9. コピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、およびプリンタ機能のうち少なくとも一つを実行する実行部と、
    ユーザ識別情報と、前記実行部で実行した機能の実行条件を含む実行履歴と、前記実行履歴の共有または非共有を示す属性情報と、を対応づけた管理情報を記憶する記憶部と、を備えたコンピュータに、
    ユーザ識別情報を受け付けるステップと、
    前記管理情報における、受け付けた前記ユーザ識別情報に対応する前記実行履歴および受け付けた前記ユーザ識別情報以外の前記ユーザ識別情報に対応する前記実行履歴の内、共有を示す前記属性情報に対応する前記実行履歴を、共有履歴として読取るステップと、
    前記共有履歴を含む第1の受付画面を表示部に表示する制御を行うステップと、
    を実行させる画像処理プログラム。
  10. 表示機能とユーザからの操作を受け付ける操作機能とを備えた情報処理装置と、前記情報処理装置に接続された画像形成装置と、を備えた画像処理システムであって、
    前記画像形成装置は、
    コピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、プリンタ機能のうち少なくとも一つを実行する実行部と、
    ユーザ識別情報と、前記実行部で実行した機能の実行条件を含む実行履歴と、前記実行履歴の共有または非共有を示す属性情報と、を対応づけた管理情報を記憶する記憶部と、
    ユーザ識別情報を前記情報処理装置から受け付ける第1の受付部と、
    前記管理情報における、受け付けた前記ユーザ識別情報に対応する前記実行履歴および受け付けた前記ユーザ識別情報以外の前記ユーザ識別情報に対応する前記実行履歴の内、共有を示す前記属性情報に対応する前記実行履歴を、共有履歴として読取る第2の読取部と、
    前記共有履歴を含む第1の受付画面を前記情報処理装置に表示する制御を行う表示制御部と、
    を備えた、画像処理システム。
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