JP2004087002A - Acセンス方式のメモリ回路 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】メモリ回路において、複数のビット線と、複数のワード線と、それらの交差する位置に配置された複数のメモリセルとを有するメモリセルアレイMCAと、ビット線に接続され、プリチャージされたビット線の電位が選択されたメモリセルのセル電流に応じてディスチャージされる時の当該ビット線の電位を、所定のセンスタイミングで判定してメモリセルのデータを検出するページバッファ100とを有し、更に、選択されたメモリセルのメモリセルアレイ内の位置に応じて、センスタイミングが異ならせ、最適化することができる。
【選択図】図6
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ACセンス方式のメモリ回路に関し、特に、大容量化されてもメモリセルのデータを適切に検出することができるメモリ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体メモリ回路の一つである不揮発性半導体メモリは、大容量化と低電圧化の要求が大きくなっている。低電圧化は、より低い電圧で動作可能にして、省電力化を図ることが目的である。低電圧化に伴い、メモリセルが流すことができるセル電流が小さくなる傾向にある。一方、大容量化に伴い、セルアレイ内のワード線やビット線はより長くなってそれらに接続されるセル数が増大し、容量が大きくなる。更に、ワード線やビット線がより細くなり、それに伴いそれらの抵抗が大きくなる。このようなCR値の増大は、ワードドライバによるワード線駆動や選択線駆動の際の遅延や、セル電流によるビット線電位の放電の遅延を大きくする。
【0003】
特に、ビット線のCR値の増大によって、ビット線に電流を流しながらセル電流の有無によってそのビット線電流の変化を電圧変換してセルデータを検出するDCセンス方式は、もはや使えないセンス方式になりつつある。
【0004】
DCセンス方式に代わって、ACセンス方式が提案されている。このACセンス方式によれば、ビット線をある電位までプリチャージしておき、ビット線をフローティング状態にしてから、所定の期間セル電流によりビット線をディスチャージし、ビット線電位が所定の電位までディスチャージされるか否かでセルデータを検出する。センス時にビット線に常時電流を供給していないので、セル電流が小さくなっても読み出しの感度を高く維持することができる。
【0005】
図1は、従来の不揮発性メモリの一つであるNAND型のフラッシュメモリの回路図である。メモリセルアレイMCAには、複数のローカルビット線LBL0−0〜LBL1−1とワード線WL0−0〜WLn−1が設けられ、それらが交差する位置にフローティングゲートまたはトラップゲートを有するメモリセルトランジスタMCが配置される。図1の例では、1対のローカルビット線対がそれぞれ、グローバルビット線GBL0,GBL1に、グローバル選択信号GSG1,2で選択されるトランジスタを介して接続される。また、メモリセルMCはn+1個で一つのセルストリングCSTGを構成し、各セルストリングが、選択信号SG1−0、SG1−1で選択されるトランジスタを介してローカルビット線に接続され、更に、選択信号SG2−0、SG2−1で選択されるトランジスタを介して、メモリセルアレイ内グランド電位ARVSSに接続される。また、各ローカルビット線LBLは、電源回路101に接続され、プログラム時、消去時、それ以外で異なる電位または状態にされる。
【0006】
グローバルビット線GBL0,1は、それぞれページバッファ100に接続され、ページバッファ100は、グローバルビット線とローカルビット線を介して、選択されたメモリセルのセルストリングに接続される。ページバッファ100は、プログラム時に外部から供給される書き込みデータをバッファリングし、メモリセルに出力する。また、ページバッファ100は、読み出し時やベリファイ時に、メモリセルのセル電流の有無に応じて変化するビット線電位を検出し、セルデータを読み出す。
【0007】
図2は、ページバッファの回路図である。図示しない入出力端子I/Oに接続されるラッチ回路10と、トランジスタP1、N1〜N5を有する。また、図3は、電源回路の回路図である。電源回路101は、NORゲート12と、トランジスタP6,P7,N8を有し、ビット線バイアス電位BLBIASを生成する。即ち、プログラム時は、プログラム制御信号PGMがHレベル、消去制御信号ERSがLレベルになり、トランジスタP6,P7が共に導通して、ビット線バイアス電位BLBIASは電源Vccレベルになる。一方、消去時は、制御信号が逆になり、トランジスタP6,N8が共に非導通になり、ビット線バイアス電位BLBIASはフローティング状態になり、それ以外は、グランド電位になる。
【0008】
次に、ページバッファ回路による従来のACセンス方式について説明する。図4は、従来のリード時のACセンス動作のタイミングチャート図である。リード動作は、ページバッファ内のラッチ回路をリセットするプリセット期間T0と、ビット線をプリチャージするプリチャージ期間T1と、セル電流の有無によりビット線をディスチャージしてビット線電位の変化からセルデータを検出するセンス期間T2とを有する。
【0009】
プリセット期間T0では、各制御信号が、BIAS=Vcc(Hレベル)、BLCNTL=Vcc、PGMON=Vcc、DIS=Vcc、GSG1=Vcc+α、GSG2=0v、SG1−0=0v、SG2−0=0v、選択ワード線WL0−0=0v、非選択ワード線WLS−0=Vcc+α、BLBIAS=0vになっている。これにより、信号DISによりディスチャージ用トランジスタN2が導通して、ページバッファ100内のラッチ回路10のノードA及びBをそれぞれLレベル及びHレベルにプリセットする。またグローバルビット線GBL0、GBL1、ローカルビット線LBL0−0、LBL1−0、LBL0−1、LBL1−1は、0vとなる。そして、非選択セルストリングでは、SG1−1=0v、SG2−1=0v、WL0−1=WLn−1=フローティングである。
【0010】
次に、プリチャージ期間T1では、各制御信号が、BIAS=Vss(Lレベル)となりトランジスタP1が導通し、信号BLCNTLはグローバルビット線及びローカルビット線をプリチャージレベルにできる程度の高い電圧にされ、また、GSG1=VCC+α、GSG2=0v、SG1−0=VCC+α、SG2−0=0v、選択ワード線WL0−0=0v、非選択ワード線WLS−0=VCC+αとし、ページバッファ内の信号BIASで導通されるプリチャージトランジスタP1を介して電源Vccをビット線に印加することで、グローバルビット線GBL0、GBL1、ローカルビット線LBL0−0、LBL0−1をプリチャージする。これに伴い、ページバッファ内のセンスノードSNSもHレベルになる。なお、非選択側のローカルビット線は、電源回路101のバイアス電位BLBIASにより、LBL1−0=0v、LBL1−1=0vのままである。
【0011】
そして、センス期間T2では、制御信号BIASがHレベルに戻されてプリチャージ用トランジスタP1が非導通となり、ビット線への電流供給路が断たれる。また、制御信号BLCNTLは所定のレベルにされ、選択信号SG2−0=VCC+αになり、セルストリングCSTGがアレイ用グランド電圧ARVSSに接続される。それに伴い、メモリセルMCが消去状態(データ1)でその閾値がグランドより低い時は、セル電流の発生によりビット線がディスチャージされる(図中実線を参照)。また、メモリセルMCがプログラム状態(データ0)でその閾値が高い時は、セル電流は発生せず、ビット線はディスチャージされない(図中破線を参照)。ビット線の電位の変化が、ページバッファ内のセンスノードSNSの変化をもたらし、所定のタイミングで生成されるセット信号SETに応答して、センスノードSNSのレベルがラッチ回路10のノードA,Bにラッチされる。
【0012】
図5は、従来のプログラムベリファイ動作のタイミングチャート図である。プログラムベリファイでは、メモリセルにプログラムパルスを印加した後に、その閾値電圧がプログラムベリファイレベル以上になったか否かを、ワード線をプログラムベリファイレベルにしてセルデータを読み出すことで検出する。従って、図4のリード動作と基本的には同じである。異なるのは、プリセット期間T0中にページバッファ内のラッチ回路をプリセットしないことと、選択ワード線のレベルが、0Vではなく、プログラムマージンを確保するに十分な正のレベルである。したがって、図5では、プリチャージ期間T1とセンス期間T2で、選択ワード線WL0−0は1Vに制御されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
前述したとおり、低電圧化に伴いセル電流が小さくなり、大容量化に伴いビット線の容量や抵抗が大きくなる。そのため、セル電流によりビット線をディスチャージし、それに伴ってページバッファ内のセンスノードSNSがLレベルに変化する時の、ビット線のページバッファに接続される位置の電圧ディスチャージ時間が、選択されたメモリセルの位置に依存して異なってしまう。つまり、ページバッファ100から近くに配置されたメモリセルが選択される時は、ビット線のディスチャージは速くページバッファに伝播され、ページバッファから遠くに配置されたメモリセルが選択される時は、ビット線のディスチャージは遅くページバッファに伝播される。
【0014】
更に、ワード線を駆動するワードドライバの近くに配置されたメモリセルでは、ワード線やセルストリングの選択線の立ち上がりが速いので、それに伴いディスチャージ開始も速くなり、ワードドライバから遠くに配置されたメモリセルでは、ワード線や選択線の立ち上がりが遅くなり、ビット線のディスチャージ開始も遅くなる。図4,5には、非選択ワード線WLs−0や選択線SG2−0の立ち上がりが遅くなった例が、破線で示されている。この場合は、ビット線のプリチャージ開始のタイミングが遅くなり、センスタイミング信号SETのタイミングが固定なら、不十分なディスチャージ時間しか得られなくなる。
【0015】
一方、従来のACセンス方式では、選択されたメモリセルの位置にかかわらず、同じタイミングでプリチャージ動作やセンス動作が行われるので、センス動作でのビット線のディスチャージがページバッファに伝わるタイミングにバラツキが存在すると、検出されるセンスノードのレベルが異なる。このことは、メモリセルの閾値電圧分布が非常に広いことを意味し、メモリとしての信頼性が低くなる。
【0016】
上記の問題は、リード動作時も、プログラムベリファイ時も同様に存在し、更に、イレーズベリファイ時も同じである。
【0017】
そこで、本発明の目的は、選択されるメモリセルの位置に依存することなく、最適のタイミングでセルデータの検出を行うことができ、実質的にメモリセルの閾値電圧分布を狭くしたACセンス方式のメモリ回路を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の一つの側面は、メモリ回路において、複数のビット線と、複数のワード線と、それらの交差する位置に配置された複数のメモリセルとを有するメモリセルアレイと、前記ビット線に接続され、プリチャージされたビット線の電位が選択されたメモリセルのセル電流に応じてディスチャージされる時の当該ビット線の電位を、所定のセンスタイミングで判定してメモリセルのデータを検出するページバッファとを有し、更に、選択されたメモリセルの前記メモリセルアレイ内の位置に応じて、前記センスタイミングが異なることを特徴とする。
【0019】
上記の発明の側面によれば、セル電流が小さくなり、ビット線やワード線のCR値が高くなっても、ACセンス方式において、ビット線電位がディスチャージされる時のその電位のセンスタイミングを最適化することができる。それにより、ページバッファからみてメモリセルの閾値電圧の分布が実質的に狭くなり、メモリ回路の信頼性が高くなる。
【0020】
上記の発明の側面において、より好ましい実施例では、前記選択されたメモリセルが、ページバッファから第1の距離に位置する時は、ページバッファが第1のセンスタイミングで判定し、前記選択されたメモリセルが、ページバッファから前記第1の距離より長い第2の距離に位置する時は、ページバッファが第1のセンスタイミングより遅い第2のセンスタイミングで判定することを特徴とする。
【0021】
また、上記の発明の側面において、より好ましい実施例では、前記選択されたメモリセルが、ワード線を駆動するワード駆動回路から第1の距離に位置する時は、ページバッファが第1のセンスタイミングで判定し、前記選択されたメモリセルが、ワード駆動回路から前記第1の距離より長い第2の距離に位置する時は、ページバッファが第1のセンスタイミングより遅い第2のセンスタイミングで判定することを特徴とする。
【0022】
上記の目的を達成するために、本発明の第2の側面は、メモリ回路において、複数のビット線と、複数のワード線と、それらの交差する位置に配置された複数のメモリセルとを有するメモリセルアレイと、前記ビット線に接続され、プリチャージされたビット線の電位が選択されたメモリセルのセル電流に応じてディスチャージされる時の当該ビット線の電位を、所定のセンスタイミングで判定してメモリセルのデータを検出するページバッファとを有する。更に、メモリ回路は、前記メモリセルアレイ内にレファレンスビット線と、当該レファレンスビット線とワード線との交差位置にレファレンスメモリセルとを有し、前記ページバッファの前記センスタイミングが、選択されたワード線に属するレファレンスメモリセルのセル電流によりレファレンスビット線がディスチャージされる電位に応じて、決定されることを特徴とする。
【0023】
上記の発明の側面によれば、選択ワード線に接続されたレファレンスメモリセルとレファレンス用ビット線により、ページバッファのセンスタイミングが最適化される。
【0024】
上記の第2の側面において、より好ましい実施例では、レファレンスメモリセルの閾値電圧が、消去状態のメモリセルによるビット線のディスチャージよりも、レファレンスメモリセルによるレファレンス用ビット線のディスチャージが遅くなるように設定されていることを特徴とする。レファレンスセルの閾値電圧を最適化することで、センスタイミングのマージンを十分大きくすることができる。
【0025】
上記の第2の側面において、より好ましい実施例では、レファレンスメモリセルとレファレンスビット線は、少なくとも、リード用とプログラム時のベリファイ用とを有し、プログラムベリファイ用のレファレンスメモリセルの閾値電圧が、通常のメモリセルであって未だプログラム状態でないメモリセルによるビット線のディスチャージよりも、ベリファイ用のレファレンスメモリセルによるレファレンスビット線のディスチャージが遅くなるように設定されていることを特徴とする。
【0026】
上記の第2の側面において、より好ましい実施例では、レファレンスビット線が、メモリセルアレイ内のワード線駆動回路から最も遠い位置に配置されることを特徴とする。このような配置にすることで、ワード線駆動の遅延によりページバッファのセンスタイミングが早くなりすぎることが防止される。
【0027】
上記の目的を達成するために、本発明の第3の側面は、メモリ回路において、複数のビット線と、複数のワード線と、それらの交差する位置に配置された複数のメモリセルとを有するメモリセルアレイと、前記ビット線に接続され、プリチャージされたビット線の電位が選択されたメモリセルのセル電流に応じてディスチャージされる時の当該ビット線の電位を、所定のセンスタイミングで判定してメモリセルのデータを検出するページバッファとを有する。更に、メモリセルアレイは、ワード線方向に複数の領域に分割され、各分割された領域は、レファレンスビット線と、当該レファレンスビット線とワード線との交差位置にレファレンスメモリセルとを有し、各分割された領域に属するページバッファの前記センスタイミングが、対応する分割された領域において、選択されたワード線に属するレファレンスメモリセルのセル電流によりレファレンスビット線がディスチャージする電位に応じて、それぞれ決定されることを特徴とする。
【0028】
上記の第3の側面によれば、検出されるまでのビット線がディスチャージされる期間を、選択メモリセルの位置に依存することなく同等にすることができ、各分割された領域に対応するページバッファのセンスタイミングを最適化することができる。特に、ベリファイ用のレファレンスメモリセルの閾値電圧と、未だプログラム状態でないメモリセルの閾値電圧またはプログラム状態になったメモリセルの閾値電圧との間のマージンが小さいので、ビット線がディスチャージされる期間を選択メモリセルの位置に依存することなく同等にすることで、未プログラム状態のメモリセルをプログラム状態と誤判定したり、プログラム状態のメモリセルを未プログラム状態と誤判定したりすることが防止できる。
【0029】
第3の側面において、より好ましい実施例では、レファレンス用ビット線が、各分割された領域内のワード線駆動回路から最も遠い位置に配置される。
【0030】
更に、上記第3の側面において、レファレンスメモリセルとレファレンスビット線は、少なくとも、リード用とプログラム用とを有する。更に、レファレンスメモリセルとレファレンスビット線は、イレーズ用を有しても良い。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態例を説明する。しかしながら、本発明の保護範囲は、以下の実施の形態例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物にまで及ぶものである。
【0032】
図6は、第1の実施の形態におけるNAND型のフラッシュメモリの回路図である。図1と同じ構成要素には同じ引用番号が与えられている。図1の従来例と異なる点は、ページバッファ10がビット線のディスチャージ電位を検出するタイミングを決めるセンスタイミング信号SETが、遅延回路103により制御され、しかも、その遅延回路103の遅延時間が、選択されたメモリセルのビット線方向の位置に応じて異なる。そのために、選択メモリセルのビット線方向の位置を示す行アドレスφ1,φ2をデコードして、デコード出力を遅延回路103に供給するデコーダ102が設けられる。
【0033】
図7は、第1の実施の形態における行アドレスとメモリセルアレイの関係を示す図である。本実施の形態では、メモリセルアレイMCAが、ビット線方向に4つの領域MCA0〜MCA3に分割されている。行アドレスがA22〜A9の14ビットで構成されている場合、その上位2ビットA21,A22が、4つの分割メモリセルアレイMCA0〜MCA3を区別するアドレスである。そこで、デコーダ102に供給される信号であって、選択メモリセルの位置を特定する位置信号φ1,φ2として、この上位アドレスA21,A22が利用される。即ち、各分割メモリセルアレイMCA0〜MCA3は、図示されるアドレスA21,A22の組合せに対応する。
【0034】
図8は、第1の実施の形態におけるプログラムベリファイ動作のタイミングチャート図である。プリセット期間T0とプリチャージ期間T1の動作は、従来例と同じである。センス期間T2において、制御信号BIASがHレベルになってプリチャージ用トランジスタP1が非導通になりビット線への供給電流がなくなる。更に、セルストリング選択信号SG2−0がHレベルになると、選択メモリセルがセルアレイ内グランド電位ARVSSに接続され、選択メモリセルのセル電流の有無により、その電位を維持するか、またはビット線がディスチャージされる。それに伴い、ページバッファ内のセンスノードSNSがHレベルのままか(図中破線)、Lレベルになる(図中実線)。
【0035】
一方、基準センスタイミング信号#SETは、センス期間T2の最初に生成される。そして、選択されたメモリセルのビット線方向の位置に応じた遅延時間だけ、その基準センスタイミング信号#SETが遅延回路103で遅延され、ページバッファ100にセンスタイミング信号SETとして供給される。従って、選択されたメモリセルがページバッファに近い第1の距離に位置する時は、上記の遅延時間dt1は短く、センスタイミング信号SETは比較的早いタイミングで生成される。一方、選択されたメモリセルがページバッファから遠い第2の距離に位置する時は、上記の遅延時間dt2は長く、センスタイミング信号SETは比較的遅いタイミングで生成される。これにより、選択メモリセルとページバッファ間のビット線のCR値が小さい場合は、センスタイミングは早くなり、同CR値が大きい場合は、センスタイミングは遅くなるように制御される。従って、ページバッファによるセンスタイミングが最適なタイミングに制御される。
【0036】
第1の実施の形態におけるリード動作は、上記のプログラムベリファイ動作と類似する。特に、センス期間T3において、基準センスタイミング信号#SETが、遅延回路103にて、選択されたメモリセルのビット線方向の位置に応じた遅延時間だけ遅延されて、ページバッファへのセンスタイミング信号SETが生成されることは、同じである。
【0037】
図9は、デコーダ102の具体的回路図である。また、図10は、遅延回路103の具体的な回路図である。これらは一例であり、他の回路構成でも実現可能である。デコーダ回路102は、選択メモリセルのビット線方向の位置を特定する信号φ1、φ2を、それぞれNANDゲート20でデコードし、インバータ21を利用して、互いに逆相の4組のデコード信号φ3、/φ3〜φ6、/φ6を生成する。
【0038】
遅延回路103は、1対のインバータからなる遅延パス27,28,29と、トランスファーゲート23〜26を有し、4組のデコード信号でそれらのトランスファーゲート23〜26が制御される。いずれかのトランスファーゲートが導通して、基準センスタイミング信号#SETが、対応する遅延時間だけ遅延されて、センスタイミング信号SETが生成される。図10の例では、図7のメモリセルアレイMCA0に選択セルが位置するときは、トランスファーゲート23が導通し、遅延時間は最も短くなる。また、メモリセルアレイMCA1に選択セルが位置するときはトランスファーゲート24が、MCA2に位置するときはトランスファーゲート25が、そして、MCA3に位置するときはトランスファーゲート26が、それぞれ導通する。
【0039】
図11は、第1の実施の形態での変形例を示す図である。この変形例では、メモリセルアレイが、ワード線方向に4分割され、各分割領域MCA0〜MCA3に対応して、基準センスタイミング信号#SETを遅延する遅延回路D0〜D3が設けられる。これらの遅延回路D0〜D3の遅延時間は、ワード線を駆動するワードドライバ回路WDに最も近い分割領域MCA0に対応する遅延回路D0が最も短く、最も遠い分割領域MCA3に対応する遅延回路D3が最も長い。
【0040】
この変形例では、大容量化に伴って1つのワード線やセルストリング選択線により多くのセルトランジスタや選択トランジスタが接続されて、それらの容量が大きくなり、また、微細化によりワード線や選択線が細くなってその抵抗が大きくなって、ワード線やセルストリング選択線の電位が十分立ち上がるのに要する時間が、各分割領域で異なっていても、それに対応して、遅延回路D0〜D3の遅延時間を順次長くすることで、ページバッファでのセンスタイミングを最適にすることができる。この変形例では、分割領域MCA0〜MCA3に対応してページバッファPB0〜PB3が個別に設けられているので、デコーダ回路を設ける必要はない。
【0041】
図12は、第1の実施の形態での別の変形例を示す図である。この変形例は、各ページバッファPB0〜PB3におけるセンスタイミングを、選択されたメモリセルの二次元的な位置に応じて異ならせている。つまり、図6と図11の組み合わせである。そのために、ビット線方向の位置を特定する位置信号φ1、φ2をデコードするデコーダ102と、基準センスタイミング信号#SETを遅延させる第1の遅延回路103を有し、更に、ワード線方向の位置に対応して、第2の遅延回路群D0〜D3を有する。
【0042】
第1の遅延回路103は、図6の例と同じように、選択されたメモリセルがページバッファから近ければ、その遅延時間が短く、遠ければその遅延時間が長い。一方、第2の遅延回路群D0〜D3では、ワードドライバWDに近いメモリセルに対応する遅延回路ではその遅延時間が短く、遠いメモリセルに対応する遅延回路ではその遅延時間が長く設定されている。
[第2の実施の形態]
図13は、第2の実施の形態におけるメモリ回路の概略的構成図である。この実施の形態では、通常のメモリセルアレイMCAに加えて、ワードドライバWDから最も遠い位置に、レファレンス用メモリセルアレイRMCAが設けられる。そして、このレファレンス用メモリセルアレイ内には、レファレンス用ビット線と、レファレンス用ビット線とワード線との交差位置に配置されたレファレンス用メモリセルとを有し、前記ページバッファの前記センスタイミングが、選択されたワード線に属するレファレンス用メモリセルのセル電流によりレファレンス用ビット線がディスチャージされる電位に応じて、決定される。
【0043】
図14は、第2の実施の形態におけるメモリ回路の詳細回路図である。通常のメモリセルアレイのワードドライバとは反対側に、レファレンス用のメモリセルアレイRMCAが設けられている。図14のレファレンス用メモリセルアレイRMCAには、リード用のレファレンスビット線R−RBLとプログラムベリファイ用のレファレンスビット線P−RBLとが設けられ、それらのビット線とワード線との交差位置には、レファレンスメモリセルRMCがそれぞれ設けられる。
【0044】
リード用レファレンスビット線R−RBLには、リード用レファレンスページバッファR−RPBが接続され、また、プログラムベリファイ用レファレンスビット線P−RBLには、プログラムベリファイ用レファレンスページバッファP−RPBが接続される。各レファレンスページバッファRPBは、通常のメモリセルアレイMCAに属するページバッファ100のセンスタイミングを制御するレファレンス信号REFOUTを生成する。
【0045】
あるワード線が選択され、それに対応するセルストリング選択線が駆動されると、その選択ワード線に接続された通常のメモリセルMCに加えて、レファレンスメモリセルRMCも選択される。従って、プリチャージされている通常メモリセルアレイ内のビット線LBL,GBLがセル電流によってディスチャージされ、更に、レファレンス用メモリセルアレイ内のレファレンスビット線RBLもレファレンスメモリセルのセル電流によってディスチャージされる。このレファレンスビット線RBLのディスチャージは、レファレンス用ページバッファRPBにより検出され、レファレンスビット線RBLが所定の電位まで低下したタイミングで、レファレンスページバッファRPBがレファレンス信号REFOUTを生成する。
【0046】
そして、レファレンス信号REFOUTは、遅延回路104に供給され、一定の遅延時間後にセンスタイミング信号SETが出力され、通常メモリセルアレイに属するページバッファ100に供給される。ページバッファ100は、このセンスタイミング信号SETに応答して、ビット線の電位を検出する。
【0047】
レファレンス用メモリセルアレイRMCAは、通常セルアレイMCAのワードドライバWDとは反対側に配置される。従って、レファレンスメモリセルのワード線やストリング選択線が駆動されるタイミングは、通常のメモリセルアレイよりも遅くなる。一方、選択メモリセルMCがページバッファに近い位置にあるときは、それに応じてレファレンスメモリセルRMCもページバッファに近い位置にある。また、選択メモリセルMCがページバッファより遠い位置にあるときは、それに応じてレファレンスメモリセルRMCもページバッファから遠い位置にある。そのためレファレンスメモリセルによるレファレンスビット線のディスチャージ電位のレファレンスページバッファRPBへの伝達は、通常ビット線よりも遅くなる。
【0048】
このように、レファレンスメモリセルを利用することにより、ワード線方向については、レファレンス信号REFOUTは、最も遅いタイミングに制御され、ビット線方向については、レファレンス信号REFOUTは、選択メモリセルのビット線方向の位置に応じたタイミングに制御される。
【0049】
図15は、レファレンス用ページバッファの回路図である。図2の通常のページバッファ回路と同様に、リセット用トランジスタN12と、プリチャージ用トランジスタP11と、入力INに接続されたトランジスタN11と、トランジスタN13とを有する。但し、ラッチ回路は設けられていない。その代わりに、センスノードSNSの電位の変化が、インバータ110とトランジスタN14を介して、レファレンス信号REFOUTとして出力される。トランジスタN15は、レファレンス信号REFOUTをLレベルにリセットするトランジスタである。
【0050】
図16は、レファレンス用ページバッファの動作のタイミングチャート図である。図8のプログラムベリファイ動作や図4のリード動作の図と合わせて参照する。まず、プリチャージ期間T1で、プリチャージトランジスタP11が導通して、センスノードSNS及びレファレンスビット線RBLが電源Vccレベルまでプリチャージされる。そのとき、制御信号EVALがLレベルであり、トランジスタN15が導通してレファレンス信号REFOUTはLレベルである。
【0051】
そして、センス期間T2になると、制御信号EVALがHレベルになり、センスノードSNSの変化が、レファレンス信号REFOUTに伝達可能状態になる。図示しないセルストリング選択信号の立ち上がりに応答して、レファレンスメモリセルのセル電流により、レファレンスビット線RBLがディスチャージされる。このディスチャージのスピードは、レファレンスメモリセルRMCのセル電流の大きさとレファレンスメモリセルの位置に依存し、それによりセンスノードSNSが低下するタイミングは、上記セル電流の大きさと、選択されたレファレンスメモリセルRMCとページバッファとの距離に依存する。
【0052】
レファレンスビット線RBLのディスチャージにより、トリップポイントtpでセンスノードSNSがLレベルに下がると、レファレンス信号REFOUTがHレベルに立ち上がる。このレファレンス信号REFOUTの立ち上がりに応答して、タイマー回路104の所定遅延時間td後にセンスタイミング信号SETが生成され、それに応答して、通常メモリセルアレイのページバッファ100は、それぞれのセンスノードSNSの電位を検出する。
【0053】
図17は、レファレンスメモリセルの閾値電圧を説明する図である。図17は、横軸が閾値電圧及びゲート電圧を示し、真ん中の0Vを中心にして、左側が負電圧、右側が正電圧になる。図中、消去セルの閾値電圧分布30が負電圧側に、プログラムセルの閾値電圧分布32が正電圧側にあり、リード動作時のワード線に印加されるリードベリファイ電圧VRVは、ほぼ0Vに制御される。これにより、選択メモリセルが消去セルであれば、そのセルトランジスタは導通して所定のセル電流を発生してビット線をディスチャージするが、選択メモリセルがプログラムセルであれば、そのセルトランジスタは非導通となりセル電流は発生せず、ビット線はディスチャージされない。また、プログラムベリファイ時にワード線に印加されるプログラムベリファイ電圧VPGMVは、プログラムセルの閾値電圧分布32より僅かに低い電圧であり、一方、消去ベリファイ時の消去ベリファイ電圧VREVは、消去セルの閾値電圧分布30よりも僅かに高い電圧である。
【0054】
リード用のレファレンスセルの閾値電圧VRRDは、図示されるとおり、リードベリファイ電圧VRVより僅かに低く、且つ、消去セルの閾値電圧分布30より十分に高いレベルに設定される。この設定は、レファレンスページバッファを経由してリード用レファレンスメモリセルにプログラムするときに、フローティングゲートまたはトラップゲートに注入する電子の量を制御することにより行われる。リード用レファレンスセルの閾値電圧VRRDを、上記のレベルに設定することで、ワード線にリードベリファイ電圧VRVが印加されると、リード用レファレンスセルのセル電流は、通常メモリセル内の消去セルのセル電流よりも小さくなる。そのため、リード用レファレンスビット線R−RBLのディスチャージの速度は、通常メモリセルアレイ内のビット線よりも遅くなり、通常メモリセルの消去状態をページバッファが確実に検出できる。つまり、レファレンス用メモリセルの閾値電圧VRRDが、通常のメモリセルによるビット線のディスチャージよりも、レファレンス用メモリセルによるレファレンス用ビット線のディスチャージが遅くなるように設定される。
【0055】
もしこのリード用レファレンスセルの閾値電圧VRRDが消去セルの閾値電圧分布30に近いレベルに設定されると、消去状態のセルのうちその閾値電圧Vtがより0Vに近い場合は、レファレンスセルのセル電流のほうが大きくなる可能性があり、消去セルの読み出しタイミングが早くなりすぎる可能性がある。
【0056】
一方、プログラムベリファイ用のレファレンスセルの閾値電圧VRPGMは、図示されるとおり、プログラムベリファイ電圧VPGMVより僅かに低いレベルに設定される。このレベルに設定することにより、プログラムベリファイ時にワード線にプログラムベリファイ電圧VPGMVが印加されても、レファレンスセルは導通してレファレンスビット線P−RBLをディスチャージすることができる。しかも、プログラムベリファイで未プログラム状態と判定されるセルの閾値電圧は、プログラムベリファイ電圧VPGMVより低いレベルであるので、レファレンスセルの閾値電圧VRPGMは、それら未プログラム状態のセルの閾値電圧よりも高くなるように設定する。これにより、検出対象である未プログラム状態のセルのセル電流よりも、レファレンスセルのセル電流が少なくなり、レファレンスビット線のディスチャージが未プログラム状態のセルのビット線ディスチャージよりも最も遅くなる。
【0057】
もし、レファレンスセルの閾値電圧VRPGMが低すぎると、プログラムベリファイ電圧VPGMVに対して、レファレンスセルのセル電流が未プログラムセルのセル電流より大きくなり、未プログラムセルによるビット線のディスチャージがあまり行われない状態で、レファレンスビット線のディスチャージが先行してしまい、センスタイミング信号SETが早すぎるタイミングで生成されてしまう。その結果、未プログラムセルでもセル電流がない状態(データ0)と判定され、プログラムベリファイを通過してしまう。プログラムベリファイは、通常、セル毎に行われるので、一旦プログラムベリファイを通過すると、その後そのセルにはプログラムパルスは印加されずに、未プログラム状態のままになってしまう。
【0058】
上記のとおり、プログラムベリファイ用のレファレンス用メモリセルの閾値電圧VRPGMが、通常のメモリセルであって未だプログラム状態でないメモリセルによるビット線のディスチャージよりも、ベリファイ用のレファレンス用メモリセルによるレファレンス用ビット線のディスチャージが遅くなるように設定される。
【0059】
図14には示されていないが、レファレンス用メモリセルアレイに、消去用レファレンスビット線と消去用レファレンスメモリセル、更にそのページバッファを設けても良い。そして、消去ベリファイのセンスタイミングを消去レファレンスビット線のディスチャージに応じて制御する。その場合は、消去レファレンスメモリセルの閾値電圧は、消去ベリファイ電圧VERVよりも僅かに高いレベルに設定されることが好ましい。
[第3の実施の形態]
図18は、第3の実施の形態におけるメモリ回路の概略構成図である。この例は、ワード線WLや選択制御線SGの時定数が大きい場合の対策として有効である。このメモリ回路は、メモリセルアレイが、ワード線方向に複数の領域MCA0〜MCA3に分割され、各分割された領域MCA0〜MCA3は、レファレンス用ビット線と、当該レファレンス用ビット線とワード線WLとの交差位置に配置されたレファレンス用メモリセルとを有するレファレンス用メモリセルアレイRMCA0〜RMCA3と、それに対応するレファレンス用ページバッファRPB0〜RPB3とを有する。そして、各分割された領域に属するページバッファPB0〜PB3のセンスタイミングが、対応する分割された領域において、選択されたワード線に属するレファレンス用メモリセルのセル電流によりレファレンス用ビット線がディスチャージする電位に応じて、それぞれ決定される。
【0060】
第2の実施の形態では、レファレンスセルとレファレンスビット線及びレファレンスページバッファにより、通常メモリセルのページバッファによるセンスタイミングを制御する。レファレンスビット線のディスチャージが、通常メモリセルの消去セルのセル電流によるビット線ディスチャージよりも遅くなるようにすることで、そのセンスタイミングは、通常ビット線が十分ディスチャージされるタイミングに設定される。
【0061】
しかし、センスタイミングが遅すぎると、通常セルのセル電流による通常ビット線のディスチャージ期間が長くなりすぎて、プログラムベリファイ時にプログラム状態のセルが未プログラム状態と誤ってベリファイされる場合がある。特に、レファレンスメモリセルアレイをワードドライバWDとは反対側に設けた場合、ワードドライバWD近傍の通常メモリセルにとって、ディスチャージ期間が長すぎることになり、そのセルがプログラム状態(データ0)であってもセルのリーク電流により通常ビット線のレベルがプリチャージレベルから下がってしまい、未プログラムと判断され、無駄なプログラムパルスが印加される場合がある。一方、ワードドライバWDから遠い通常メモリセルにとって、ディスチャージ期間が短すぎる場合は、通常セルが不十分なプログラム状態であっても、その通常ビット線がプリチャージレベルから下がらず、プログラム状態と判断されて、未プログラム状態でプログラム動作を終了することになる。
【0062】
このように、プログラムベリファイ動作では、ベリファイ対象セルのワード線方向の位置に関しては、センスタイミングが遅すぎず且つ早すぎずのタイミングに設定されることが好ましい。一方、ビット線方向に関しては、ページバッファとの距離に応じたセンスタイミングに設定されることが望まれる。
【0063】
上記の第3の実施の形態によれば、メモリセルアレイMCAがワード線方向に複数に分割されて、各分割領域で、レファレンスメモリセルアレイを利用してセンスタイミングを制御する。従って、検出されるまでのビット線がディスチャージされる期間を、選択メモリセルの位置に依存することなく同等にすることができ、各分割された領域に対応するページバッファのセンスタイミングを最適化することができる。特に、ベリファイ用のレファレンス用メモリセルの閾値電圧と、未だプログラム状態でないメモリセルの閾値電圧またはプログラム状態になったメモリセルの閾値電圧との間のマージンが小さいので、ビット線がディスチャージされる期間を選択メモリセルの位置に依存することなく同等にすることで、未プログラム状態のメモリセルをプログラム状態と誤判定したり、プログラム状態のメモリセルを未プログラム状態と誤判定したりすることが防止できる。
【0064】
図19は、第3の実施の形態のメモリ回路の詳細回路図である。図19には、図18の50で示した、左端の分割メモリセルアレイ領域MCA0と、それに対応するレファレンス用メモリセルアレイRMCA0及びレファレンス用ページバッファR−RPB0、P−RPB0がそれぞれ示される。他の分割メモリセルアレイなどは省略されている。レファレンス用ページバッファの構成は、第2に実施の形態と同じである。また、各レファレンスメモリセルの閾値電圧も、第2の実施の形態と同じである。即ち、リード用及びプログラムベリファイ用のレファレンスメモリセルの閾値電圧は、図17に示したとおり、リード時にレファレンスメモリセルがデータ「1」(消去状態)と判定されるレベルの中で最も高いレベルに、またプログラムベリファイ時にレファレンスメモリセルがデータ「1」と判定されるレベルの中で最も高いレベルにそれぞれ設定される。
【0065】
図20は、第3の実施の形態におけるレファレンスページバッファの動作タイミングチャート図である。図20には、M分割された場合の、第1分割領域、第2分割領域、及び第M分割領域のレファレンスページバッファの動作が示される。
【0066】
この動作は、第2の実施の形態の図16に示したものとほぼ同じであり、レファレンスビット線RBLのディスチャージ開始時間が、ワードドライバWDに最も近い第1分割領域では最も早く、それに対応して、そのディスチャージのトリップポイントtp1も最も早い。それによりレファレンス用ページバッファのレファレンス出力REFOUTが最も早くHレベルに立ち上がり、センスタイミング信号SETも最も早くHレベルになる。
【0067】
一方、第2分割領域及び第M分割領域では、ワードドライバWDから離れるにしたがい、セルストリングをグランド電位ARVSSに接続する選択信号SG2−0のワードドライバWDによる駆動の伝播が遅れて、レファレンスビット線のディスチャージ開始タイミングが順次送れる。それに伴い、センスタイミング信号SETも順次遅く制御される。
【0068】
このように、各分割されたメモリセルアレイMCA0〜MCA3に対するセンスタイミングは、ワード線方向の位置、即ち、ワードドライバからの距離に応じて、順次遅くなるように制御される。従って、各分割されたメモリセルアレイでのビット線ディスチャージ期間が長すぎず、短すぎず、最適の期間に制御される。
【0069】
上記の第2、第3の実施の形態では、遅延回路104を設けて、レファレンス用ページバッファからのレファレンス信号REFOUTを一定時間遅延させているが、レファレンス用ページバッファからのレファレンス信号REFOUTを直接センスタイミング信号SETとして通常ページバッファに供給してもよい。
【0070】
以上、実施の形態例をまとめると以下の付記の通りである。
【0071】
(付記1)メモリ回路において、
複数のビット線と、複数のワード線と、それらの交差する位置に配置された複数のメモリセルとを有するメモリセルアレイと、
前記ビット線に接続され、プリチャージされたビット線の電位が選択されたメモリセルのセル電流に応じてディスチャージされる時の当該ビット線の電位を、所定のセンスタイミングで判定してメモリセルのデータを検出するページバッファとを有し、
選択されたメモリセルの前記メモリセルアレイ内の位置に応じて、前記センスタイミングが異なることを特徴とするメモリ回路。
【0072】
(付記2)付記1において、
前記選択されたメモリセルが、前記ページバッファから第1の距離に位置する時は、当該ページバッファが第1のセンスタイミングで判定し、前記選択されたメモリセルが、前記ページバッファから前記第1の距離より長い第2の距離に位置する時は、当該ページバッファが第1のセンスタイミングより遅い第2のセンスタイミングで判定することを特徴とするメモリ回路。
【0073】
(付記3)付記1において、
前記選択されたメモリセルが、前記ワード線を駆動するワード駆動回路から第1の距離に位置する時は、当該ページバッファが第1のセンスタイミングで判定し、前記選択されたメモリセルが、前記ワード駆動回路から前記第1の距離より長い第2の距離に位置する時は、当該ページバッファが第1のセンスタイミングより遅い第2のセンスタイミングで判定することを特徴とするメモリ回路。
【0074】
(付記4)付記1において、
前記選択されたメモリセルの位置を特定するアドレスに応じた遅延時間だけ、基準センスタイミング信号を遅延してセンスタイミング信号を生成する遅延回路を有し、
前記ページバッファは、前記遅延回路から供給される前記センスタイミング信号に応答して、対応するビット線の電位を検出することを特徴とするメモリ回路。
【0075】
(付記5)メモリ回路において、
複数のビット線と、複数のワード線と、それらの交差する位置に配置された複数のメモリセルとを有する通常メモリセルアレイと、
前記ビット線に接続され、プリチャージされたビット線の電位が選択されたメモリセルのセル電流に応じてディスチャージされる時の当該ビット線の電位を、所定のセンスタイミングで判定してメモリセルのデータを検出するページバッファと、
レファレンスビット線と、当該レファレンスビット線と前記ワード線との交差位置に配置されたレファレンスメモリセルとを有するレファレンスメモリセルアレイとを有し、
前記ページバッファの前記センスタイミングが、選択されたワード線に属するレファレンスメモリセルのセル電流によりレファレンスビット線がディスチャージされる電位に応じて、決定されることを特徴とするメモリ回路。
【0076】
(付記6)付記5において、
前記レファレンスビット線が、前記ワード線を駆動するワード線駆動回路に対して、通常メモリセルアレイよりも遠い位置に配置されることを特徴とするメモリ回路。
【0077】
(付記7)付記5において、
前記レファレンスメモリセルの閾値電圧が、消去状態のメモリセルによるビット線のディスチャージよりも、レファレンスメモリセルによるレファレンスビット線のディスチャージが遅くなるように設定されていることを特徴とするメモリ回路。
【0078】
(付記8)付記5において、
前記レファレンスメモリセルの閾値電圧が、前記リファレンスメモリセルが消去状態と判定されるレベルのうち最も高いレベルに設定されていることを特徴とするメモリ回路。
【0079】
(付記9)付記5において、
前記レファレンスメモリセルとレファレンスビット線は、少なくとも、リード用とプログラムベリファイ用とを有し、
前記プログラムベリファイ用のレファレンスメモリセルの閾値電圧が、通常のメモリセルであって未だプログラム状態でないメモリセルによるビット線のディスチャージよりも、前記プログラムベリファイ用のレファレンスメモリセルによるレファレンスビット線のディスチャージが遅くなるように設定されていることを特徴とするメモリ回路。
【0080】
(付記10)付記5において、
前記レファレンスメモリセルとレファレンスビット線は、少なくとも、リード用とプログラムベリファイ用とを有し、
前記プログラムベリファイ用のレファレンスメモリセルの閾値電圧が、プログラムベリファイ時に前記プログラムベリファイ用のリファレンスメモリセルが未プログラム状態と判定されるレベルのうち最も高いレベルに設定されていることを特徴とするメモリ回路。
【0081】
(付記11)メモリ回路において、
複数のビット線と、複数のワード線と、それらの交差する位置に配置された複数のメモリセルとを有するメモリセルアレイと、
前記ビット線に接続され、プリチャージされたビット線の電位が選択されたメモリセルのセル電流に応じてディスチャージされる時の当該ビット線の電位を、所定のセンスタイミングで判定してメモリセルのデータを検出するページバッファとを有し、
前記メモリセルアレイは、ワード線方向に複数の領域に分割され、各分割された領域は、レファレンスビット線と、当該レファレンスビット線とワード線との交差位置に配置されたレファレンスメモリセルとを有し、
各分割された領域に属するページバッファの前記センスタイミングが、対応する分割された領域において、選択されたワード線に接続されたレファレンスメモリセルのセル電流により前記レファレンスビット線がディスチャージする電位に応じて、それぞれ決定されることを特徴とするメモリ回路。
【0082】
(付記12)付記11において、
前記各分割された領域において、前記レファレンスビット線が、前記ワード線を駆動するワード線駆動回路に対して、通常メモリセルアレイよりも遠い位置に、それぞれ配置されることを特徴とするメモリ回路。
【0083】
(付記13)付記11において、
前記レファレンスメモリセルの閾値電圧が、消去状態のメモリセルによるビット線のディスチャージよりも、前記レファレンスメモリセルによるレファレンスビット線のディスチャージが遅くなるように設定されていることを特徴とするメモリ回路。
【0084】
(付記14)付記11において、
前記レファレンスメモリセルとレファレンスビット線は、少なくとも、リード用とプログラムベリファイ用とを有し、
前記プログラムベリファイ用のレファレンスメモリセルの閾値電圧が、通常のメモリセルであって未だプログラム状態でないメモリセルによるビット線のディスチャージよりも、前記プログラムベリファイ用のレファレンスメモリセルによるレファレンスビット線のディスチャージが遅くなるように設定されていることを特徴とするメモリ回路。
【0085】
【発明の効果】
以上、本発明によれば、ビット線電位がセル電流によりディスチャージされる時のその電位のセンスタイミングを最適化することができる。それにより、大容量化及び低電圧化に伴って、セル電流が小さくなり、ビット線やワード線のCR値が高くなっても、ページバッファからみてメモリセルの閾値電圧の分布が実質的に狭くなり、メモリ回路の信頼性が高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の不揮発性メモリの一つであるNAND型のフラッシュメモリの回路図である。
【図2】ページバッファの回路図である。
【図3】電源回路の回路図である。
【図4】従来のリード時のACセンス動作のタイミングチャート図である。
【図5】従来のベリファイ時のACセンス動作のタイミングチャート図である。
【図6】第1の実施の形態におけるNAND型のフラッシュメモリの回路図である。
【図7】第1の実施の形態における行アドレスとメモリセルアレイの関係を示す図である。
【図8】第1の実施の形態におけるプログラムベリファイ動作のタイミングチャート図である。
【図9】デコーダ102の具体的回路図である。
【図10】遅延回路103の具体的な回路図である。
【図11】第1の実施の形態での変形例を示す図である。
【図12】第1の実施の形態での別の変形例を示す図である。
【図13】第2の実施の形態におけるメモリ回路の概略的構成図である。
【図14】第2の実施の形態におけるメモリ回路の詳細回路図である。
【図15】レファレンス用ページバッファの回路図である。
【図16】レファレンス用ページバッファの動作のタイミングチャート図である。
【図17】レファレンスメモリセルの閾値電圧を説明する図である。
【図18】第3の実施の形態におけるメモリ回路の概略構成図である。
【図19】第3の実施の形態におけるメモリ回路の詳細回路図である。
【図20】レファレンス用ページバッファの動作のタイミングチャート図である。
【符号の説明】
MCA メモリセルアレイ
MC メモリセル
LBL、GBL ビット線
RMCA レファレンスメモリセルアレイ
RMC レファレンスメモリセル
RBL レファレンスビット線
RPB レファレンスページバッファ
SET センスタイミング信号
100 ページバッファ
103 遅延回路
104 遅延回路
Claims (10)
- メモリ回路において、
複数のビット線と、複数のワード線と、それらの交差する位置に配置された複数のメモリセルとを有するメモリセルアレイと、
前記ビット線に接続され、プリチャージされたビット線の電位が選択されたメモリセルのセル電流に応じてディスチャージされる時の当該ビット線の電位を、所定のセンスタイミングで判定してメモリセルのデータを検出するページバッファとを有し、
選択されたメモリセルの前記メモリセルアレイ内の位置に応じて、前記センスタイミングが異なることを特徴とするメモリ回路。 - 請求項1において、
前記選択されたメモリセルが、前記ページバッファから第1の距離に位置する時は、当該ページバッファが第1のセンスタイミングで判定し、前記選択されたメモリセルが、前記ページバッファから前記第1の距離より長い第2の距離に位置する時は、当該ページバッファが第1のセンスタイミングより遅い第2のセンスタイミングで判定することを特徴とするメモリ回路。 - 請求項1において、
前記選択されたメモリセルが、前記ワード線を駆動するワード駆動回路から第1の距離に位置する時は、当該ページバッファが第1のセンスタイミングで判定し、前記選択されたメモリセルが、前記ワード駆動回路から前記第1の距離より長い第2の距離に位置する時は、当該ページバッファが第1のセンスタイミングより遅い第2のセンスタイミングで判定することを特徴とするメモリ回路。 - メモリ回路において、
複数のビット線と、複数のワード線と、それらの交差する位置に配置された複数のメモリセルとを有する通常メモリセルアレイと、
前記ビット線に接続され、プリチャージされたビット線の電位が選択されたメモリセルのセル電流に応じてディスチャージされる時の当該ビット線の電位を、所定のセンスタイミングで判定してメモリセルのデータを検出するページバッファと、
レファレンスビット線と、当該レファレンスビット線と前記ワード線との交差位置に配置されたレファレンスメモリセルとを有するレファレンスメモリセルアレイとを有し、
前記ページバッファの前記センスタイミングが、選択されたワード線に属するレファレンスメモリセルのセル電流によりレファレンスビット線がディスチャージされる電位に応じて、決定されることを特徴とするメモリ回路。 - 請求項4において、
前記レファレンスビット線が、前記ワード線を駆動するワード線駆動回路に対して、通常メモリセルアレイよりも遠い位置に配置されることを特徴とするメモリ回路。 - 請求項4において、
前記レファレンスメモリセルの閾値電圧が、消去状態のメモリセルによるビット線のディスチャージよりも、レファレンスメモリセルによるレファレンスビット線のディスチャージが遅くなるように設定されていることを特徴とするメモリ回路。 - 請求項4において、
前記レファレンスメモリセルとレファレンスビット線は、少なくとも、リード用とプログラムベリファイ用とを有し、
前記プログラムベリファイ用のレファレンスメモリセルの閾値電圧が、通常のメモリセルであって未だプログラム状態でないメモリセルによるビット線のディスチャージよりも、前記プログラムベリファイ用のレファレンスメモリセルによるレファレンスビット線のディスチャージが遅くなるように設定されていることを特徴とするメモリ回路。 - メモリ回路において、
複数のビット線と、複数のワード線と、それらの交差する位置に配置された複数のメモリセルとを有するメモリセルアレイと、
前記ビット線に接続され、プリチャージされたビット線の電位が選択されたメモリセルのセル電流に応じてディスチャージされる時の当該ビット線の電位を、所定のセンスタイミングで判定してメモリセルのデータを検出するページバッファとを有し、
前記メモリセルアレイは、ワード線方向に複数の領域に分割され、各分割された領域は、レファレンスビット線と、当該レファレンスビット線とワード線との交差位置に配置されたレファレンスメモリセルとを有し、
各分割された領域に属するページバッファの前記センスタイミングが、対応する分割された領域において、選択されたワード線に接続されたレファレンスメモリセルのセル電流により前記レファレンスビット線がディスチャージする電位に応じて、それぞれ決定されることを特徴とするメモリ回路。 - 請求項8において、
前記各分割された領域において、前記レファレンスビット線が、前記ワード線を駆動するワード線駆動回路に対して、通常メモリセルアレイよりも遠い位置に、それぞれ配置されることを特徴とするメモリ回路。 - 請求項8において、
前記レファレンスメモリセルの閾値電圧が、消去状態のメモリセルによるビット線のディスチャージよりも、前記レファレンスメモリセルによるレファレンスビット線のディスチャージが遅くなるように設定されていることを特徴とするメモリ回路。
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