JP2004030765A - 自己診断機能内蔵の半導体記憶装置 - Google Patents

自己診断機能内蔵の半導体記憶装置 Download PDF

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Abstract

【課題】複雑で大規模な回路構成を備えて複雑な制御をする必要なく、テスト仕様の変更や追加に対しても柔軟に対応することができる自己診断テスト機能を備えた半導体記憶装置を提供すること
【解決手段】メモリ動作仕様情報として、容量情報R1、バス幅情報R2、バースト長情報R3が外部から入力され容量情報格納回路1、バス幅情報格納回路2、バースト長情報格納回路3に格納される。格納されている各R1乃至R3は最大最小発生回路11に入力され、最大アドレスAMAX1、最小アドレスAMIN1が最大最小発生回路11において生成される。情報R1乃至R3といったメモリ動作仕様情報が外部から書き換えられることにより、アドレス空間における最大アドレスAMAX1および最小アドレスAMIN1を仕様に応じて設定することができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自己診断テスト機能を備えた半導体記憶装置に関するものであり、特に、テスト仕様の変更に柔軟に対応することができる自己診断テスト機能を備えた半導体記憶装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年の大容量化・高速化された半導体記憶装置のテストを行なうためには、テスタも高速に動作する必要がある。特に高速な同期型半導体記憶装置のテストに必要となるテスタについては、非常に高速な動作が要求されてきておりテスタ自体が高価なものとなっている。更に、半導体記憶装置の動作周波数の高速化によっては、テスタが追従できない場合も考えられている。
【0003】
また、システムの高度化・複雑化の進展に伴い、いわゆるシステムLSIといわれる高機能な半導体装置において、大容量の半導体記憶装置がメモリモジュールとして内蔵されてきている。このような内蔵モジュールとしての半導体記憶装置に対しては、アドレス・データ・コマンド等を入出力する端子群が半導体装置の端子群として備えられていない場合があり、外部からの半導体記憶装置のテストが行なえないという場合もあった。
【0004】
そこで、メモリの自己診断を行なう組み込み式自己診断テスト(Built−In Self Test)(以下、BISTと略記する)回路を、半導体記憶装置や半導体記憶装置をメモリモジュールとして備えた半導体装置に内蔵してやれば、大容量で高速な半導体記憶装置に対しては高価なテスタを使うことなく、また半導体装置に内蔵されたメモリモジュールに対しては、テスト用端子の有無に関わらずテストを行なうことができる。
【0005】
このようなBIST回路を内蔵した半導体記憶装置の例として、特開2001−148199号公報には、図18に示すように、命令RAM50に予めロードされている自己テストを行なうためのプログラムが、ALPG54から出力されるプログラムカウンタ値に従い順次読み出されてメモリセルアレイ30のテストが行なわれ、入出力およびBIST書込/判定回路32を介してテスト結果が出力される半導体記憶装置が記載されている。命令RAM50へのプログラムのロードは、BISTコントローラ52がプログラムのロードシーケンサとして機能することにより行なわれる。テストのためのプログラムを外部から命令RAM50にロードすることにより、データやコマンドのパターンを変更してテストを行なう半導体記憶装置である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、設計時に確定されたメモリ仕様で構成される半導体記憶装置や半導体装置のメモリモジュールについて、内蔵されたBIST回路によるテストを行なう場合、図16に示すように、BISTにより行なわれる各メモリセルへの書き込み用データパターンの種類が多くなると、BIST回路の回路規模が大きくなってしまい、チップダイ上、半導体記憶装置として機能するメモリ主回路領域に対するBIST回路領域の割合が大きくなり、BIST回路のチップ占有面積によるオーバーヘッドの増加に伴うチップサイズ・チップコストの増大が大きくなり問題である。
【0007】
また、半導体記憶装置を半導体装置内のメモリモジュールとして内蔵する場合には、半導体装置が使用されるシステム仕様に応じて必要となるメモリ容量が異なることが一般的である。そこで、半導体装置を品種展開する際、開発・製造の時間・コストを圧縮するため、品種展開に対して必要とされる最大メモリ容量に合わせてメモリモジュールを設計しておき、メモリ容量、アドレス長、バス幅、バースト長等の個々の品種に必要なモジュール構成のみを利用する手法がとられている。
【0008】
しかしながら、この場合にも、実際に使用されるメモリモジュールごとにBIST回路の試験仕様を合わせることが必要となる。最大許容メモリ容量を有するメモリモジュールを備えておき、メモリモジュールの再開発・再製造の時間・コストを削減したにも関わらず、BIST回路を品種ごとに再設計することが必要となり問題である。例えば、図17に示すように、メモリ主回路として8Mビットのメモリモジュールに対して、2Mビットを使用する場合には2Mビット用のBIST回路(図17、(A))が、4Mビットに対しては4Mビット用のBIST回路(図17、(B))が、8Mビットに対しては8Mビット用のBIST回路が(図17、(C))が必要となる。またバス幅に対しても、×8ビットに対しては×8ビット用のBIST回路(図17、(D))が、×16ビットに対しては×16ビット用のBIST回路(図17、(E))が、×32ビットに対しては×32ビット用のBIST回路(図17、(F))が必要となる。
【0009】
また、一旦備えられたBIST回路については、動作仕様の変更はすることができないので、書き込みデータパターンの変更や追加等のテスト仕様の変更を行なうことができず問題である。
【0010】
BIST回路におけるテスト仕様の変更については、特開2001−148199号公報に記載されている半導体記憶装置により可能ではある。しかしながら、特開2001−148199号公報の半導体記憶装置では、プログラムの記憶や動作制御等に係る、SRAMからなる命令RAM50やALPG54等を備える必要があり、BIST回路として複雑な制御が必要となってしまう。複雑な回路構成に伴う開発期間の増大や、多大なチップ占有面積を必要とすることに伴うチップダイ上のオーバーヘッドの増大が問題である。
【0011】
本発明は前記従来技術の問題点を解消するためになされたものであり、自己診断テストの際、複雑で大規模な回路構成を備えて複雑な制御をする必要なく、テスト仕様の変更や追加に対しても柔軟に対応することができる自己診断テスト機能を備えた半導体記憶装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1に係る半導体記憶装置は、自己診断テスト機能を備えた半導体記憶装置であって、外部から書き換え可能なメモリ動作仕様情報が格納されるメモリ動作仕様情報格納部を備え、メモリ動作仕様情報に基づき、自己診断テストにおける動作パラメータが設定されることを特徴とする。
【0013】
また、請求項4に係る半導体記憶装置は、自己診断テスト機能を備えた半導体記憶装置であって、外部から書き換え可能なテスト仕様情報が格納されるテスト仕様情報格納部を備え、テスト仕様情報に基づき、自己診断テストにおける動作仕様が設定されることを特徴とする。
【0014】
請求項1または請求項4の半導体記憶装置では、外部から書き換え可能なメモリ動作仕様情報またはテスト仕様情報が格納されるメモリ動作仕様情報格納部またはテスト仕様情報格納部を備えており、各格納部に格納されている各情報に基づいて、自己診断テストでの、動作パラメータや動作仕様が設定される。
【0015】
これにより、メモリ動作仕様情報を半導体記憶装置の外部から適宜に書き換えることができるので、半導体記憶装置の品種展開に対しても品種に応じてメモリ動作仕様情報を書き換えることができ、自己診断テスト機能を品種ごとに再設計する必要はない。
【0016】
また、テスト仕様情報を半導体記憶装置の外部から適宜に書き換えることができるので、テスト項目が増大した場合にもテストごとにテスト仕様情報を書き換えることができ、コンパクトな自己診断テスト構成で対応することができる。テスト仕様の変更・追加の場合にもテスト仕様に合わせてテスト仕様情報を書き換えることができ、自己診断テスト機能の再設計をする必要はない。
【0017】
更に、メモリ動作仕様情報やテスト仕様情報を必要に応じて書き換えることにより、1種類の自己診断テスト構成により、テスト項目の増大、テスト仕様の変更・追加、品種展開等の変動要因に対応することができるため、変動要因ごとにプログラムをロードする等の複雑な制御は不要となる。
【0018】
自己診断テスト機能を実現するテスト回路において、テスト項目の増大に伴うテスト回路の回路規模の増大はなく、テスト仕様の変更・追加に伴うまたは半導体記憶装置の品種ごとに対応するテスト用回路の再設計も必要なく、更にテスト項目の増大、テスト仕様の変更・追加、品種展開等のあらゆる変動要因に対応するための複雑で大規模な回路構成も必要もない。自己診断テスト回路の開発・設計期間の短縮を図ることができると共に、半導体記憶装置におけるテスト回路の占有面積をコンパクトに圧縮することができ、チップサイズ・チップコストの増大を抑制することができる。
【0019】
また、請求項2に係る半導体記憶装置は、請求項1に記載の半導体記憶装置において、メモリ動作仕様情報は、メモリセルの容量情報、入出力データのバス幅情報、またはバースト動作におけるバースト長情報の少なくとも何れか1つであり、メモリ動作仕様情報に基づき、自己診断テストの際のアドレス空間における最大アドレスまたは最小アドレスの少なくとも何れか一方を設定する最大最小値生成部を備えることを特徴とする。
【0020】
請求項2の半導体記憶装置では、メモリ動作仕様情報として、メモリセルの容量情報、入出力データのバス幅情報、またはバースト動作におけるバースト長情報の少なくとも何れか1つが外部から入力され、最大最小値生成部により、これらの情報に基づいた自己診断テストのアドレス空間の最大アドレスまたは最小アドレスが設定される。これにより、外部からのメモリ動作仕様情報の書き換えをすることにより、メモリ容量、バス幅、バースト長などに適合したアドレス空間の設定が可能となる。
【0021】
また、請求項3に係る半導体記憶装置は、請求項1に記載の半導体記憶装置において、データの入出力として、予め複数の信号経路が配置されている半導体記憶装置であって、メモリ動作仕様情報は、入出力データのバス幅情報であり、メモリ動作仕様情報に基づき、複数の信号経路のうちから書き込みデータのデータ経路を選択する書き込みデータ選択回路と、複数の信号経路のうちから読み出しデータのデータ経路を選択する読み出しデータ選択回路とを備えることを特徴とする。
【0022】
請求項3の半導体記憶装置では、メモリ動作仕様情報として、入出力データのバス幅情報が外部から入力され、書き込みデータ選択回路により、バス幅情報に基づいた書き込みデータのデータ経路が設定されると共に、読み出しデータ選択回路により、バス幅情報に基づいた読み出しデータのデータ経路が設定される。これにより、外部からのメモリ動作仕様情報の書き換えをすることにより、半導体記憶装置に予め配置されている複数の信号経路のうちから入出力データのバス幅に適合したデータ経路の選択が可能となる。
【0023】
また、請求項5に係る半導体記憶装置は、請求項4に記載の半導体記憶装置において、テスト仕様情報は、アドレスカウントの際のカウント方向情報であり、カウント方向情報によるカウントアップ設定に合わせて、カウントごとにカウント値を増加して出力するアドレスカウンタと、カウント方向情報によるカウントダウン設定の場合、アドレスカウンタの最大カウント値をアドレスカウンタの最大可能カウント値に設定し、最小カウント値を最大可能カウント値から自己診断テストの際のアドレス空間における最大アドレスを減じたカウント値に設定する最大最小値切り替え部と、カウント方向情報によるカウントダウン設定の場合、アドレス空間におけるアドレスを最大可能カウント値からカウント値を減じた値とするカウント方向切り替え部とを備えることを特徴とする。
【0024】
請求項5の半導体記憶装置では、テスト仕様情報として、アドレスカウントの際のカウント方向情報が外部から入力される。カウントダウン設定の場合には、最大最小値切り替え部により、カウント値を増加させていくアドレスカウンタに対して、最大可能カウント値から最大アドレスを減じたカウント値を最小カウント値とし、最大可能カウント値を最大カウント値として設定する。更に、カウント方向切り替え部により、最大可能カウント値からカウント値を減じた値をアドレスとして供給する。これにより、外部からのテスト仕様情報の書き換えをすることにより、何れのアドレスカウント方向についても自己診断テストを行なうことができる。
【0025】
また、請求項6に係る半導体記憶装置は、請求項4に記載の半導体記憶装置において、テスト仕様情報は、優先して遷移すべきアドレスを設定するアドレス優先順位情報であり、自己診断テストを行なう全アドレスを含むカウント値を出力するアドレスカウンタと、アドレス優先順位情報に応じて、カウント値における所定ビット数の下位ビットを、優先して遷移すべきアドレスとする第1優先アドレス切り替え部とを備えることを特徴とする。
【0026】
請求項6の半導体記憶装置では、テスト仕様情報として、優先して遷移すべきアドレスを設定するアドレス優先順位情報が外部から入力される。アドレス優先順位情報に基づいて第1優先アドレス切り替え部により、アドレスカウンタから出力されるカウント値のうち所定ビット数の下位ビットを優先して遷移すべきアドレスとする。これにより、外部からのテスト仕様情報の書き換えをすることにより、アドレス遷移の優先順位が適宜に変更された自己診断テストを行なうことができる。
【0027】
また、請求項7に係る半導体記憶装置は、請求項4に記載の半導体記憶装置において、テスト仕様情報は、データパターンを選択するデータパターン情報と、書き込みデータあるいは読み出し期待値の少なくとも何れか一方の論理レベルを設定するデータ論理情報とであり、少なくとも1つの、所定データパターンを発生するデータ発生部と、データパターン情報に応じてデータ発生部を選択し、データ論理情報に応じて、データ発生部から出力される書き込みデータあるいは読み出し期待値の論理レベルを正反転制御するデータ切替部とを備えることを特徴とする。
【0028】
請求項7の半導体記憶装置では、テスト仕様情報として、データパターンを選択するデータパターン情報と、書き込みデータあるいは読み出し期待値の少なくとも何れか一方の論理レベルを設定するデータ論理情報が外部から入力される。データ切替部により、データパターン情報に応じたデータ発生部を選択すると共に、データ論理情報に応じてデータ発生部から出力される論理レベルを正反転制御する。これにより、外部からのテスト仕様情報の書き換えをすることにより、適宜に変更されたデータパターンにより自己診断テストを行なうことができる。
【0029】
また、請求項8に係る半導体記憶装置は、請求項4に記載の半導体記憶装置において、テスト仕様情報は、コマンドパターンを選択するコマンドパターン情報であり、コマンドごとに対応するコマンド制御信号を予め格納してなるコマンド記憶部と、コマンドパターン情報に応じて、コマンド記憶部より選択されるコマンド制御信号を格納するコマンドパターンレジスタと、コマンドパターンレジスタに格納されているコマンド制御信号が、コマンドシーケンスにおける所定タイミングで順次転送されるコマンドパターン発行部とを備えることを特徴とする。
【0030】
請求項8の半導体記憶装置では、テスト仕様情報として、コマンドパターンを選択するコマンドパターン情報が外部から入力される。コマンドパターン情報に応じて、コマンドごとに、コマンド記憶部に予め格納されているコマンド制御信号がコマンドパターンレジスタに格納された後、コマンドシーケンスにおける所定タイミングでコマンドパターン発行部に順次転送される。これにより、外部からのテスト仕様情報の書き換えをすることにより、コマンドパターンの変更が可能な自己診断テストを行なうことができる。
【0031】
また、請求項9に係る半導体記憶装置は、請求項4に記載の半導体記憶装置において、テスト仕様情報は、アドレススクランブラの有無を制御するアドレススクランブラ情報であり、アドレススクランブラ情報に応じて活性化制御されるアドレススクランブラ部を備えることを特徴とする。
【0032】
請求項9の半導体記憶装置では、テスト仕様情報として、アドレススクランブラの有無を制御するアドレススクランブラ情報が外部から入力され、この情報に基づいてアドレススクランブラ部が活性化制御される。これにより、外部からのテスト仕様情報の書き換えをすることにより、アドレススクランブラの有無を切り替えて自己診断テストを行なうことができる。
【0033】
また、請求項10に係る半導体記憶装置は、請求項4に記載の半導体記憶装置において、テスト仕様情報は、データスクランブラの有無を制御するデータスクランブラ情報であり、データスクランブラ情報に応じて活性化制御されるデータスクランブラ部を備えることを特徴とする。
【0034】
請求項10の半導体記憶装置では、テスト仕様情報として、データスクランブラの有無を制御するデータスクランブラ情報が外部から入力され、この情報に基づいてデータスクランブラ部が活性化制御される。これにより、外部からのテスト仕様情報の書き換えをすることにより、データスクランブラの有無を切り替えて自己診断テストを行なうことができる。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の半導体記憶装置について具体化した実施形態を図1乃至図15に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0036】
図1に示す第1実施形態は、BISTの際のアドレス空間における最大アドレスAMAX1および最小アドレスAMIN1を、外部から入力されたメモリ動作仕様情報に応じて調整する機能を有するBIST回路10の構成例である。
【0037】
第1実施形態では、BISTに先立ち、メモリ動作仕様情報として2ビット構成の容量情報R1、1ビット構成のバス幅情報R2、および2ビット構成のバースト長情報R3が外部から入力される。2ビットの容量情報R1が指定する仕様情報としては、例えば、4Mビット容量(R1=“00”)、8Mビット容量(R1=“01”)、12Mビット容量(R1=“10”)、16Mビット容量(R1=“11”)である。1ビットのバス幅情報R2が指定する仕様情報としては、例えば、×16バス幅(R2=“0”)、×32バス幅(R2=“1”)である。2ビットのバースト長情報R3が指定する仕様情報としては例えば、バースト長1(R3=“00”)、バースト長2(R3=“01”)、バースト長4(R3=“10”)、バースト長8(R3=“11”)である。入力された各情報R1乃至R3は、各々、2ビットレジスタの容量情報格納回路1、1ビットレジスタのバス幅情報格納回路2、および2ビットレジスタのバースト長情報格納回路3に格納される。
【0038】
各レジスタ1乃至3に格納された容量情報R1、バス幅情報R2、バースト長情報R3は最大最小発生回路11に入力され、各情報R1乃至R3に応じた最大アドレスAMAX1、最小アドレスAMIN1が最大最小発生回路11において生成される。
【0039】
BIST動作の開始に伴い、アドレスカウント回路12がアドレスのカウント動作を開始する。アドレスカウント回路12がカウントアップ動作を行なう回路設定の場合には、入力されるリセット信号RSTにより、最大最小発生回路11から入力されている最小アドレスAMIN1がカウント初期値としてセットされた後、入力されるアドレスカウント信号ACの入力に従って入力されるクロック信号CLKに同期して順次カウントアップ動作が行なわれる。カウント値が最大最小発生回路11から入力されている最大アドレスAMAX1に一致した時点でアドレスカウント終了信号ACEを出力してカウント動作は終了する。
【0040】
アドレスカウント回路12によりカウントされるアドレスA[x]は、アドレス分配回路13に入力されてロウアドレスROW[x]とコラムアドレスCOL[x]とに分配される。この時の分配は、メモリ主回路100中のメモリセルアレイ領域の構造に基づき、各情報R乃至R3とに応じてアクセスされるアドレスROW[x]、COL[x]が設定される。
【0041】
図2には、最大最小値発生回路11における、容量情報R1、バス幅情報R2、バースト長情報R3に応じた最大アドレスAMAX1および最小アドレスAMIN1の設定テーブル例を示す。本設定テーブルでは最小アドレスAMIN1を“0”として設定している。メモリセルアレイのアドレス空間は、容量情報R1、バス幅情報R2、バースト長情報R3に応じて異なり、最小アドレスAMIN1が“0”として設定されている場合には、最大アドレスAMAX1を増減して設定する必要がある。
【0042】
図1において例示した各情報R1乃至R3の設定幅(R1:容量値の仕様情報として4M乃至16Mビット。R2:バス幅の仕様情報として×16または×32バス。R3:バースト長の仕様情報としてバースト長1乃至8。)から、最も多くのアドレス空間が必要とされる条件は、16Mビット容量、×16バス幅、およびバースト長1の条件である。すなわち、16Mビット容量とは224、すなわち24ビット分のアドレス空間であるのに対して、×16バス幅で入出力を行なうことから2、すなわち4ビット分のアドレス空間が識別不要(Don‘tcare)となる。従って、20(24−4=20)ビット分のアドレス空間が必要となる。このときの最大アドレスAMAX1としては、20ビットの全てが“1”の場合となる(AMAX1=220+219+・・+2)。
【0043】
従って、最大のアドレス空間として20ビットを確保した上で、各情報R1乃至R3によるその他の設定条件に対しては、設定条件に応じて最大アドレスAMAX1における上位ビットのうちの何れかのビット位置をカウントしないことにより設定することができる。
【0044】
例えば、バス幅情報R2の設定ではバス幅が×16から×32となって2倍となり、バースト長情報R3の設定ではバースト長が1から2、4、8となって2のべき乗倍となり、1回のアクセス動作でアクセスされるビット数は2のべき乗倍の単位で増加する。すなわち、アドレス空間が1/(2のべき乗)倍の単位で減少することとなり、最大アドレスAMAX1における最上位ビットから2のべき数単位でビット数を識別不要(Don‘t care)としてやればよい。これは、容量情報R1の設定により容量値が16Mビットから8Mビット、8Mビットから4Mビット、または16Mビットから4Mビットとなって1/(2のべき乗)倍で減少する場合にも同様に当てはまる。
【0045】
また、容量情報R1の設定により容量値が16Mビットから12Mビットに減少する場合には、容量値の減少分は4Mビットとなり、22ビット分の容量値の減少となる。×16バス幅で入出力を行なう場合に4ビット分のアドレス空間が識別不要(Don‘t care)となることから、18(22−4=18)ビット分のアドレス空間が識別不要(Don‘t care)となる。従って、図2における、12Mビット、×16バス幅、バースト長1での最大アドレスAMAX1に示すように、第0乃至第17ビット位置のカウント値を識別不要(Don‘t care)とするために、第18ビット位置を“0”に設定してやればよい。
【0046】
尚、図2においては、最大最小発生回路11の具体的な回路例については示されてはいないが、図2における設定テーブルは、容量情報R1、バス幅情報R2、バースト長情報R3として各レジスタ1乃至3に格納されている各情報に対して、最大アドレスAMAX1および最小アドレスAMIN1のビット情報が一意に決定されることを示している。従って、各情報R1乃至R3を入力とする組み合わせ論理回路の出力として最大アドレスAMAX1および最小アドレスAMIN1が得られることは言うまでもない。
【0047】
図3には、アドレスカウンタ回路12におけるアドレスカウントの動作フローを示す。アドレスカウント信号ACによりカウント動作が指示されると図3の動作フローが開始される。先ず、ステップ(以下、Sと略記する)11においてリセット信号RSTの有無を判断する。リセット信号RSTが入力されていれば(S11:YES)アドレスカウント回路12内のアドレスレジスタに最小アドレスAMIN1をセットし(S16)、アドレスレジスタにセットされているアドレスカウント値が最大アドレスAMAX1であるか否かの判断をする(S14)。この場合には最大アドレスAMAX1ではないと判断されるので(S14:NO)、S11のリセット信号RSTの有無の判断に戻る。
【0048】
リセット信号RSTは、通常、アドレスレジスタが最小アドレスAMIN1にセットされた後に非活性となるので、以降のS11における判断はリセット信号RSTが入力されていないとして(S11:NO)動作する。次のS12では、クロック信号CLKの有無を判断する。クロック信号CLKの状態が遷移する立ち上がりまたは立ち下がりエッジを検出すると(S12:YES)、カウントアップ動作を行ないアドレスレジスタの値を1つインクリメントする(S13)。インクリメントされたアドレスレジスタの内容が最大アドレスAMAX1に一致したか否かの判断を行ない(S14)、一致していなければ(S14:NO)、S11のステップに戻ってカウントアップ動作を繰り返す。一致した段階で(S14:YES)アドレスのカウント動作が終了する。
【0049】
図3の動作フローでは図示されていないが、アドレスレジスタは20ビット幅の長さを有しており、その内容はアドレスA[x]として次段のアドレス分配回路13に出力される。
【0050】
尚、図3においては、アドレスカウント回路12の具体的な回路例については示されてはいないが、リセット信号RSTにより初期値が設定され、クロック信号CLKに同期して2進数のカウント動作を行なう一般的な同期型バイナリ−カウンタで構成することができることは言うまでもない。
【0051】
図4には、アドレス分配回路13におけるアドレス割り当て表を示す。アドレスカウント回路12から出力されるアドレスA[x]は、20ビット幅のバイナリカウント値である。そこで、実際のメモリセルアレイ領域MA(図5、参照)のアドレス構造に対応させるため、アドレスA[x]をロウアドレスROW[x]とコラムアドレスCOL[x]とに分配する必要がある。図4では、バス幅情報R2により設定される×16、×32バス幅の違いと、バースト長情報R3により設定されるバースト長1、2、4、8の違いとに応じてアドレス分配を切り替える場合を示しており、この割り当て表において実現されるメモリセルアレイ領域MAのアドレス構造を図5に示す。尚、容量情報R1については16Mビットの容量値という設定となっている。
【0052】
以下、図4、5を参照して具体的なアドレス割り当てについて説明する。先ず、ロウアドレスROW[x]について説明する。最上位ビットからの下位2ビットのロウアドレスROW[14]、[13]は、4分割されたバンクA乃至Dを示す最上位のロウアドレス(または、バンクアドレス)として設定される。アドレスA[x]の最上位ビットから2ビットが割り当てられるが、アドレスA[x]の最上位ビットは、バス幅情報R2とバースト長情報R3に応じて、図2の最大アドレスAMAX1に示すようにアドレス空間の変化に応じてアドレスA[x]のビット位置が変化する。
【0053】
更に下位3ビットのロウアドレスROW[12]乃至[10]は、バースト動作のためのロウアドレスである。バースト動作とは並列動作として同時にアクセスされるワード線に対して、コラム方向の読み出し位置をワード線間で順次変化させて連続的にデータアクセスを行なう動作モードである。バンクA乃至D内を縦方向に貫いているメインワード線MWLに対して、例えば、8分割にサブワード線SWLを備える構成とし、各サブワード線SWLの選択をロウアドレスROW[12]乃至[10]により行なう構成とすれば、バースト動作を行なうことができる。すなわち、バースト長1に対してはロウアドレスROW[12]乃至[10]の全てで識別してやれば1本のサブワード線SWLが選択される。以下、バースト長2、4、および8において選択されるサブワード線SWLは、ロウアドレスROW[10]、ロウアドレスROW[11]と[10]、およびロウアドレスROW[12]乃至[10]を各々識別不要(Don‘t care)にすれば、2本、4本、および8本が選択されることとなり、所定のバースト長動作を実現することができる。
【0054】
ロウアドレスROW[9]は、バンクA乃至D内を2分割してL領域、R領域とした際の何れかの領域を活性領域とする選択である。例えば、シェアードセンスアンプ方式において、L/Rの何れの領域をセンスアンプにより差動増幅するかといった選択がこれに該当する。
【0055】
ロウアドレスROW[8]乃至[0]の9ビットは、バンクA乃至D内のL/R領域の各々におけるワード線群の選択である。この領域には512本のワード線が配置されている(2=512)。以上のアドレス構成により、ロウアドレスROW[14]乃至[0]により、1本のメインワード線MWLが選択され、バースト長の設定に応じて選択されたメインワード線MWLに接続されるサブワード線SWLの数が選択される。バースト長1、2、4、および8に応じて、選択されるサブワード線SWLの数は1本、2本、4本、および8本となる。ロウアドレスROW[14]乃至[0]により識別されるサブワード線SWLの総数は、215である。
【0056】
バンク選択用のロウアドレスROW[14]、[13]、バンク内の活性領域の選択用ロウアドレスROW[9]については、メモリセルアレイ領域MAにおける活性領域の選択に関するアドレスであり、またバースト動作設定用のROW[12]乃至[10]についても、活性化されるサブワード線SWLの本数の切り替えに関するアドレスであり、共に予め固定して設定されるべきアドレスであるので、アドレスA[x]のうちの最上位ビットからのアドレスが割り当てられている。
【0057】
これに対して、各メインワード線MWLの選択は、メモリセルへのアクセス動作に直結しており順次切り替えていく必要があるので、アドレスA[x]のうちの最下位ビットから9ビットのアドレスA[8]乃至[0]が割り当てられている。
【0058】
次に、コラムアドレスCOL[x]について説明する。容量値として16Mビットであることと、サブワード線SWLの総数が215であることより、1本のサブワード線SWLに接続されているメモリセルの総数は、224(16Mビット)÷215=2となる。すなわち、コラムアドレスCOL[x]は、2のメモリセルへのアクセスを、×32または×16というバス幅でアクセス制御を行なうために設定される。
【0059】
×32バス幅である場合には、32=2より、最下位ビットから上位5ビットのコラムアドレスCOL[4]乃至[0]を識別不要(Don‘t care)とすればよく、コラムアドレスCOL[8]乃至[5]で選択される。×16バス幅である場合には、16=2より、最下位ビットから上位4ビットのコラムアドレスCOL[3]乃至[0]を識別不要(Don‘t care)とすればよく、コラムアドレスCOL[8]乃至[4]で選択される。
【0060】
コラムアドレスCOL[8]乃至[5]またはCOL[8]乃至[4]に割り当てられるアドレスA[x]は、各メインワード線MWLの選択の同様にメモリセルへのアクセス動作に直結しており順次切り替えていく必要があるので、メインワード線MWLの選択に引き続く下位ビットで行なう必要がある。そのため、A[12]乃至[9]、またはA[13]乃至[9]が割り当てられている。
【0061】
図6に示す第2実施形態は、BISTの際に、BIST回路20とメモリ主回路100との間に設計時に予め配置されている複数のデータ信号経路のうちから、外部から入力され格納されているメモリ動作仕様情報により指定される入出力データのバス幅を選択する機能を有するBIST回路20の構成例である。
【0062】
第2実施形態ではBISTに先立ち、メモリ動作仕様情報として1ビット構成のバス幅情報R2が外部から入力される。1ビットのバス幅情報R2が指定する仕様情報としては、例えば第1実施形態の場合と同様に、×16バス幅(R2=“0”)、×32バス幅(R2=“1”)である。入力された情報R2は、1ビットレジスタのバス幅情報格納回路2に格納される。格納回路2に格納されたバス幅情報R2は、書込データ選択回路22と読出力データ選択回路23とに入力される。
【0063】
書込データ選択回路22は、データ発生回路21で生成される32ビットの書込データDI[31:0]を受け、全ての書込データDI[31:0]あるいは下位15ビットのデータの何れかをバス幅情報R2に応じて選択して、選択書込データSDI[31:0]としてメモリ主回路100へ出力する。
【0064】
バス幅情報R2に応じて選択される×16バス幅および×32バス幅での選択書込データSDI[31:0]の真理値表を図7に示す。×32バス幅の場合には、選択書込データSDI[31:0]としてデータ発生回路21から出力される書込データDI[31:0]がそのまま選択される。×16バス幅の場合には、選択書込データSDI[31:0]として書込データDI[31:0]のうちの下位16ビット(DI[15:0])が選択される。この時、メモリ主回路100との間に配置されている非選択の上位16ビットのデータ信号経路については“0”データを与えるように設定する。非選択の上位16ビットのデータ信号経路の電圧レベルが不定となることはなく誤動作を防止することができる。これらの設定はクロック信号CLKに同期したメモリ主回路100への書き込み動作に先行して選択されることが必要である。
【0065】
尚、非選択の上位16ビットのデータ信号経路に対する電圧固定については、“0”データに限定されるものではなく、電圧レベルが固定されれば“1”データやその他の電圧レベルに固定することも可能であることは言うまでもない。また、非選択のデータ信号経路に対して与えられる電圧レベル信号については、メモリセルへの書込みは行なわない構成とすることが好ましい。
【0066】
読出力データ選択回路23は、メモリ主回路100から読み出された読出データDO[31:0]と、データ発生回路21で生成される32ビットのデータのうち上位16ビットの上位期待値DE[31:16]とを受け、バス幅情報R2に応じて何れかを選択して読出データ判定回路24へ選択読出データSDO[31:16]を出力する。
【0067】
バス幅情報R2による×16バス幅および×32バス幅の選択時における選択読出データSDO[31:16]の真理値表を図8に示す。×16バス幅の場合には、選択読出データSDO[31:16]としてデータ発生回路21から出力される上位期待値DE[31:16]が選択される。これにより、読出データ判定回路24では、非選択の上位16ビットにおいて同一データ同士が比較判定されることとなり、非選択部分の判定結果は一致判定として得られる。×32バス幅の場合には、選択読出データSDO[31:16]として読出データDO[31:0]のうちの上位16ビット(DO[31:16])が選択される。
【0068】
尚、読出データ判定回路24がバス幅情報R2を受ける構成の場合には、×16バス幅の際に、読出データ選択回路23を非活性化することもできる。非活性状態となる後段の読出データ判定回路24に対して一致判定をさせるために上位期待値DE[31:16]を出力する必要がないからである。非活性化された読出データ選択回路23の出力データ信号経路については、×16バス幅の際の書込データ選択回路23の上位16ビットのデータ信号経路のように、“0”データ等の固定電圧レベルで固定しておく構成としてもよい。
【0069】
読出データ判定回路24は、×16バス幅の際のデータとして、メモリ主回路100から出力される下位読出データDO[15:0]を受けると共に、選択読出データSDO[31:16]と合わせて×32バス幅のデータとして受け付ける。また、判定の際の期待値として、データ発生回路21より、×16バス幅の際には下位期待値DE[15:0]を受け付けると共に、上位期待値DE[31:16]と合わせて×32バス幅の際の期待値を受け付け、判定結果JGが出力される。
【0070】
また、読出データ判定回路24は、バス幅情報R2を受ける構成とすることもできる。この場合には、バス幅情報R2に応じて、判定を行なうべきビットごとの判定回路の活性化制御を行なう。すなわち、×32バス幅においては全ての判定回路を活性化させておく一方、×16バス幅においては上位16ビットに対応する判定回路を非活性化する。読出データ判定回路24における消費電流の低減を図ることができる。
【0071】
図9に示す第3実施形態は、BISTの際に、順次変更されていくアドレスカウントの遷移方向を、外部から入力され格納されているテスト仕様情報に応じて切り替える機能を有するBIST回路30の構成例である。
【0072】
第3実施形態では、第1実施形態のBIST回路10に加えて、テスト仕様情報として1ビット構成のカウント方向情報R4が外部から入力される1ビットレジスタのカウント方向情報格納回路4、最大最小値発生回路11で設定される最大アドレスAMAX1および最小アドレスAMIN1を受け、アドレスカウント回路12に最大アドレスAMAX2および最小アドレスAMIN2を出力するカウント方向切替回路1(31)、およびアドレスカウント回路12から出力されるアドレスA[x]を受け、アドレス分配回路13にアドレスA2[x]を出力するアドレス切替回路2(32)を備えている。
【0073】
1ビットのカウント方向情報R4が指定するテスト仕様情報としては、例えば、カウントアップを指定するインクリメント指定(R4=“0”)とカウントダウンを指定するデクリメント指定(R4=“1”)である。
【0074】
アドレス切替回路1(31)が最大アドレスAMAX1および最小アドレスAMIN1に対して制御を行ない、アドレス切替回路2(32)がアドレスA[x]に対して制御を行なうことにより、カウントアップ動作を行なうアドレスカウント回路12を使用しながら、アドレスA2[x]としてカウントアップとカウントダウンの2方向のカウント方向を有したアドレスカウント動作を実現している。
【0075】
カウントアップ動作の場合には、アドレスカウント回路12のカウント動作をそのまま利用すればよく、最大最小値発生回路11から出力される最大アドレスAMAX1および最小アドレスAMIN1が最大アドレスAMAX2および最小アドレスAMIN2として出力されると共に、アドレスA2[x]としてアドレスA[x]がそのまま出力される。
【0076】
カウントダウン動作の場合には、アドレス切替回路1(31)において、最大アドレスAMAX2を、アドレスカウント回路12でカウント可能な最大値(MAX0)に変換し、最小アドレスAMIN2を、アドレスカウント回路12でカウント可能な最大値(MAX0)から最大アドレスAMAX1を減じた値に変換する。
AMAX2=MAX0、AMIN2=MAX0−AMAX1
となる。
【0077】
この条件でカウントアップされたアドレスA[x]に対して、アドレス切替回路2(32)において、アドレスカウント回路12でカウント可能な最大値(MAX0)からアドレスA[x]を減じた値をアドレスA2[x]に変換する。
A2[x]=MAX0−A[x]
となる。
【0078】
以上の変換により、最小アドレスAMIN2から最大アドレスAMAX2に到るまでのカウントアップ動作に対して得られるアドレスA2[x]は、アドレスカウント回路12の最小アドレスであるA[x]=AMIN2に対して、
Figure 2004030765
アドレスカウント回路12の最大アドレスであるA[x]=AMAX2に対して、
Figure 2004030765
となる。アドレスカウント回路12においてカウントアップ動作を行ないながら、メモリ主回路100に供給されるアドレスA2[x]のカウント方向がカウントダウン方向に反転される。
【0079】
図10に示す第4実施形態は、BISTの際に順次遷移されていくアドレスカウントのビット構成を、外部から入力され格納されているテスト仕様情報に応じて入れ替える機能を有するBIST回路の構成例である。図10では、BIST回路のうちの要部について示している。
【0080】
第4実施形態では、テスト仕様情報として1ビット構成のアドレス優先順位情報R5が外部から入力される1ビットレジスタのアドレス優先順位情報格納回路5と、優先順位切替回路41とを備えている。優先順位切替回路41では、入力されるアドレスA[x]に対してアドレス優先順位情報R5に応じてアドレスA[x]のビット位置の入れ替え制御を行ない、アドレスA3[x]として出力する。アドレスA3[x]はアドレス分配回路13によりロウアドレスとコラムアドレス等に分配される。ここで、アドレス分配回路13では、アドレスA3[x]の下位ビットをロウアドレスに割り当てて分配が行なわれるものとする。
【0081】
1ビットのアドレス優先順位情報R5が指定するテスト仕様情報としては、例えば、ロウアドレスとコラムアドレスのうち、ロウアドレスを優先する指定(R5=“0”)とコラムアドレスを優先する指定(R5=“1”)である。
【0082】
ロウアドレスを優先する指定の場合には、優先順位切替回路41ではアドレスA[x]のビット位置の入れ替えを行なわない。アドレスカウント回路等でカウントされる下位ビットがロウアドレスに分配されるので、ロウアドレスが優先して遷移する設定とすることができる。
【0083】
コラムアドレスを優先する指定の場合には、優先順位切替回路41ではアドレスA[x]のビット位置の入れ替えを行なう。例えば、20ビットのアドレスA[19:0]に対して、
A3[x]={A[19:12],A[2:0],A[8:3],A[11:9]}(Verilog表記)といったビット位置の入れ替えを行なう。ここで、Verilogとは、機能記述言語を使用する論理シミュレータの名称であり、上記のVerilog表記とは、以下に示すビット位置の入れ替えを示している。
A3[19]=A[19]、A3[18]=A[18]、A3[17]=A[17]、A3[16]=A[16]、A3[15]=A[15]、A3[14]=A[14]、A3[13]=A[13]、A3[12]=A[12]、A3[11]=A[2]、A3[10]=A[1]、A3[9]=A[0]、A3[8]=A[8]、A3[7]=A[7]、A3[6]=A[6]、A3[5]=A[5]、A3[4]=A[4]、A3[3]=A[3]、A3[2]=A[11]、A3[1]=A[10]、A3[0]=A[9]
アドレス分配回路13では、アドレスA3[x]の下位ビットをロウアドレスに割り当てるので、図4、5のアドレス割り当てに従えば、コラムアドレスは、×16バス幅の場合は、{A[13:12],A[2:0]}の5ビットとなり、
×32バス幅の場合は、{A[12],A[2:0]}の4ビットとなる。
アドレスカウントにおける最下位ビットを含んでコラムアドレスが構成されることとなり、コラムアドレスが優先して遷移する設定とすることができる。
【0084】
図11に示す第5実施形態は、BISTの際のデータパターンを、外部から入力され格納されているテスト仕様情報に応じて調整する機能を有するBIST回路50の構成例である。
【0085】
第5実施形態では、BISTに先立ち、テスト仕様情報として、1ビット構成の読出仕様情報R6および書込仕様情報R7と、1ビット構成のデータパターン情報R8とが、外部から1ビットレジスタの読出仕様情報格納回路6および書込仕様情報格納回路7と、1ビットレジスタのデータパターン情報格納回路8とに格納される。1ビットの読出仕様情報R6および書込仕様方法R7はデータ論理情報として構成されており、例えば、データの論理レベルの正転(R6、R7=“0”)とデータの論理レベルの反転(R6、R7=“1”)との情報を有している。また、1ビットのデータパターン情報R8はデータパターンの選択であり、例えば、“0”値データパターンの選択(R8=“0”)と“01”値データパターンの選択(R8=“1”)との情報を有している。
【0086】
データパターン情報R8に応じてデータ発生回路1(51)およびデータ発生回路2(52)が備えられている。データ発生回路1(51)は、アドRス発生回路54からのロウ/コラムアドレスROW[x]/COL[x]を受けて“01”値のデータパターンを発生する。“0”値は、最下位ビットのロウ/コラムアドレスROW[0]/COL[0]間について排他的論理和演算により生成される。すなわち、ロウアドレスROW[0]とコラムアドレス[0]との論理レベルが一致するアドレスを有するメモリセルに対しては“0”値を、一致しないアドレスを有するメモリセルに対しては“1”値を割り当てる。隣接するアドレスごとに“0”値と“1”値とが切り替わるデータパターンが生成される。データ発生回路2(52)は、“0”値データを発生する。
【0087】
尚、図11では、データ発生回路1(51)、2(52)についてのみ記載されているが、これ以外のデータ発生回路を自由に追加することができることは言うまでもない。この場合、データ発生回路の種類に応じてデータパターン情報R8の構成ビット数を増加させる必要がある。第3のデータ発生回路としては、例えば、データとして“0011”値を発生する構成とすることも可能である。このときの回路構成としては、最下位ビットから1ビット上位のロウ/コラムアドレスROW[1]/COL[1]間について排他的論理和演算を行なうこと等により生成することができる。
【0088】
データ論理情報R6、R7、およびデータパターン情報R8が入力されるデータ切替回路53は、データパターン情報R8に応じてデータパターン回路1(51)または2(52)のいずれかを選択して対応するデータパターンを選択する。選択されたデータパターンに対しては、データ論理情報R6、R7に応じて論理反転をするか否かが切り替えられる。図11では、書き込み時のデータパターンDOと読出し時の期待値パターンDEとを独立して選択することができる構成である。
【0089】
データパターンDOと期待値パターンDEとは同様のデータ切り替えが行われるので、ここではデータパターンDOの切り替えについて説明する。データパターン情報R8=0の場合には、“0”値がデータパターンとして選択される。これに対して、書込使用情報R7=0により正転が指定されていればデータパターンとしてDO=“0”が、R7=1により反転が指定されていればDO=not“0”=“1”が、メモリ主回路100に供給される。R8=1の場合には、“01” 値がデータパターンとして選択される。これに対して、R7=0により正転が指定されていれば、データパターンとしてDO=“01”が、R7=1により反転が指定されていればDO=not“01”=“10”が、メモリ主回路100に供給される。
【0090】
尚、第4実施形態においては、BIST回路50について1組の回路構成を備える場合を示しており、全てのバスに共通にデータ切り替えが適用される場合を示したが、図11の回路構成を所定数のバスごとに備える構成とすることも可能である。これにより、所定数のバスごとにデータパターンを適宜に組み合わせたBISTを実行することができる。
【0091】
図12に示す第6実施形態は、BISTの際のコマンドパターンを、外部から入力され格納されているテスト仕様情報に応じて調整する機能を有するBIST回路60の構成例である。
【0092】
第6実施形態では、BISTに先立ち、テスト仕様情報として、2ビット構成のバースト長情報R3と、2ビット構成のコマンド仕様情報R9とが、外部から2ビットレジスタのバースト長情報格納回路3およびコマンド仕様情報格納回路9に格納される。2ビットのコマンド仕様情報R9は、例えば、読み出し動作を行なう場合(R9=“00”)、読み出し動作の後に書き込み動作を行なう場合(R9=“01”)、書き込み動作を行なう場合(R9=“10”)、そして書き込み動作の後に読みだし動作を行なう場合(R9=“11”)の情報を有している。尚、バースト長情報R3については、第1実施形態において説明した構成と同様である。
【0093】
所定のコマンドシーケンスが設定されているコマンド発行回路65からのコマンドパターンがメモリ主回路100に供給されることによりBISTが行なわれる。コマンド発行回路65に設定されているコマンドシーケンスの所定タイミングには、コマンド仕様情報R9に応じて所定コマンドが設定されるコマンド領域COM1、COM2が設けられている。また、コマンド領域COM1、COM2に引き続いてNOPコマンドが所定回数連続して発行されるように設定されている。この発行回数はバースト長ごとに異なるので、バースト長情報R8に応じて所定NOPコマンド回数が設定される。
【0094】
先ず、コマンド領域COM1、COM2に対するコマンドの設定について説明する。ROM63には、第6実施形態で使用される可能性のある各種のコマンドについての情報がコマンドごとに格納されている。ROM63に格納されている情報の形態は、例えば、メモリ主回路100においてコマンドに応じた回路動作を行なわせるための各種の制御信号の論理情報である。ここで制御信号とはRAS信号、CS信号、WE信号等をいう。
【0095】
コマンドレジスタ64にはコマンド仕様情報R9の内容に従って、ROM63からロードされた各種のコマンドが、制御信号の論理情報の形態でコマンド領域COM1、COM2ごとに格納されている。R9=“00”に対してはREADコマンドとNOPコマンドが、R9=“01”に対してはREADコマンドとWRITEコマンドが、R9=“10”に対してはWRITEコマンドとNOPコマンドが、R9=“11”に対してはWRITEコマンドとREADコマンドが、各々、コマンド領域COM1とCOM2用のコマンドとして格納されている。
【0096】
コマンド領域COM1、COM2に引き続くNOPコマンドの連続発行回数の設定についても同様である。ROM61には、バースト長ごとのNOP加算回数N1、N2、N4、N8が格納されている。ここで、NOP加算回数とはバースト動作における連続アクセスに際して必要とされるNOP回数からメモリ主回路100が有する固有の特性により必要とされるNOP回数を減じた回数である。固有の特性とは、回路的、デバイス的な要因により確定されるアクセススピードに起因して挿入すべきNOP回数等をいう。ROM61に格納されている情報の形態は、ROM63での場合と同様に、メモリ主回路100にNOP動作を行なわせるための各種の制御信号の論理情報をその回数分拡張した情報である。
【0097】
NOP回数レジスタ62にはバースト長情報R3の内容に従って、ROM61からロードされて格納されている。図11では、コマンド領域COM1、COM2に設定されるコマンドに関わらずバースト長によりNOP加算回数が設定されるとしてNOP回数レジスタ62が構成されているが、ROM61に格納されるNOP加算回数の情報をコマンドごとに区別して備えてやれば、コマンドごとにバースト長に応じてNOP回数を設定する構成とすることもできる。この場合、ROM61からのNOP加算回数の選択は、バースト長情報R3に加えてコマンド仕様情報R9に応じて行なわれる。
【0098】
コマンド発行回路のコマンドシーケンスは、ACTVコマンドの発行に始まり(S61)、メモリ主回路100の動作特性により設定されるNOPコマンドループ(S62)を経て、コマンド領域COM1においてコマンドレジスタ64から対応するコマンドを受ける(S63)。その後、NOP回数レジスタ62から対応する回数のNOPコマンドを受けてNOPコマンドループを実行する(S64)。以下、コマンド領域COM2とNOPコマンドループにおいて同様の動作を繰り返した後(S65、S66)、PREコマンドを発行すると共に、次回のアクセスのためにアドレスカウント信号を発行してカウント値を遷移しておく(S67)。NOPコマンドループにより動作タイミングを整えた後(S68)、S61に戻る。
【0099】
図13に示す第7実施形態は、BISTの際のアドレススクランブラの有無を、外部から入力され格納されているテスト仕様情報に応じて調整する機能を有するBIST回路70の構成例である。
【0100】
第7実施形態では、BISTに先立ち、テスト仕様情報として、1ビット構成のアドレススクランブラ情報R1Aが外部から入力され、1ビットレジスタのアドレススクランブラ情報格納回路1Aに格納される。アドレススクランブラ情報R1Aとしては、例えば、スクランブラ機能のオフ(R1A=“0”)およびスクランブラ機能のオン(R1A=“1”)の情報を有している。
【0101】
アドレススクランブラ回路71は、アドレス発生回路72から出力されるロウ/コラムアドレスROW[x]/COL[x]を受けて、アドレススクランブラ情報R1Aにより制御され、アドレススクランブラのオン/オフが切り替えられえるロウ/コラムアドレスROW2[x]/COL2[x]をメモリ主回路100に供給する。
【0102】
スクランブラ機能がオフの場合には、入力されたロウ/コラムアドレスROW[x]/COL[x]は、そのままロウ/コラムアドレスROW2[x]/COL2[x]として出力される。アドレススクランブラ回路71を介さずにロウ/コラムアドレスROW[x]/COL[x]とロウ/コラムアドレスROW2[x]/COL2[x]とを直結する構成を採る。
【0103】
スクランブラ機能がオンの場合には、入力されたロウ/コラムアドレスROW[x]/COL[x]は、スクランブラ対象のビット間での排他的論理和等の論理演算やビット位置の入れ替え等を行ない、メモリセルアレイ領域の構造に合わせてスクランブルが行なわれる。例えば、ロウアドレスROW2[x]に対しては、
ROW2[x]={ROW[12:2],(ROW[1]  xor ROW[2]),(ROW[0] xor ROW[1])}(Verilog表記)
といったスクランブルを行なう。下位3ビットのアドレスに応じて下位2ビットのアドレスをスクランブルする構成である。またコラムアドレスCOL2[x]に対しては、
COL2[x]={COL[5:3],COL[0],COL[2],COL[1]}(Verilog表記)
といったスクランブルを行なう。下位3ビットのアドレスに対してビット位置を入れ替えてアドレスをスクランブルする構成である。
【0104】
アドレスのスクランブラは、メモリセルアレイ領域の配置構造に合わせて設定することが必要であり、上述の変換例に限定されず配置構造に応じた変換が行なわれることは言うまでもない。
【0105】
図14に示す第8実施形態は、BISTの際のデータスクランブラの有無を、外部から入力され格納されているテスト仕様情報に応じて調整する機能を有するBIST回路80の構成例である。
【0106】
第8実施形態では、BISTに先立ち、テスト仕様情報として、1ビット構成のデータスクランブラ情報R1Bが外部から入力され、1ビットレジスタのデータスクランブラ情報格納回路1Bに格納される。データスクランブラ情報R1Bとしては、例えば、データスクランブラ機能のオフ(R1B=“0”)およびオン(R1B=“1”)の情報を有している。
【0107】
データスクランブラ回路81は、データDO、期待値DEを受け付けると共に、アドレス発生回路82から出力されるロウアドレスROW[x]を受けて、データスクランブラ情報R1Bにより制御され、データスクランブラのオン/オフが切り替えられえるデータDO2および期待値DE2をメモリ主回路100に供給する。
【0108】
データスクランブラ機能がオフの場合には、入力されたデータDOおよび期待値DEは、そのままデータDO2および期待値DE2として出力される。データスクランブラ回路81を介さずにデータDOおよび期待値DEとデータDO2および期待値DE2とを直結する構成を採る。
【0109】
データスクランブラ機能がオンの場合には、入力されたデータDOおよび期待値DEは、ロウアドレスROW[0]、[1]により変換を受ける。例えば、データDO2および期待値DE2の各々に対して、
DO2=DO xor (ROW[1]  xor ROW[0])
DE2=DE xor (ROW[1]  xor ROW[0])
といったスクランブルを行なう。下位2ビットのロウアドレスROW[1]、[0]に応じてデータDOおよび期待値DEをスクランブルする構成である。下位2ビットのロウアドレスROW[1]、[0]の論理レベルが不一致のアドレスに対してデータDOおよび期待値DEを反転している。
【0110】
データのスクランブラは、メモリセルアレイ領域の配置構造に合わせて設定することが必要であり、上述の変換例に限定されず、配置構造に応じた変換が行なわれることは言うまでもない。
【0111】
図15に示す第9実施形態は、BISTの際の各種のメモリ動作仕様情報およびテスト仕様情報の各格納回路への入力を簡易な構成で行なうBIST回路90についての構成例である。
【0112】
格納回路91ごとに各々の情報を入力する専用端子を設けることに代えて、情報格納信号SETを活性化することにより格納回路91を従属接続してシフトレジスタと同等の構成とする。クロック信号CLKに同期させて情報入力端子DINから順次情報を入力することにより、格納回路91を越えて情報がシフトして入力される構成である。情報格納信号SET、クロック信号CLK、および情報入力端子DINという3つの端子を備えてやれば、格納回路91の数に関わりなく各種の情報入力が可能となる。情報の入力をコンパクトな回路構成で行なうことができる。
【0113】
以上詳細に説明したとおり、第1実施形態に係る半導体記憶装置では、容量情報R1、バス幅情報R2、バースト長情報R3といったメモリ動作仕様情報が外部から書き換えられることにより、メモリ容量、バス幅、バースト長などに適合したアドレス空間における最大アドレスAMAX1および最小アドレスAMIN1を設定することができる。品種ごとに異なるメモリ仕様に対しても柔軟に対応することができる。
また、第2実施形態に係る半導体記憶装置では、メモリ動作仕様情報であるバス幅情報R2が外部から書き換えられることにより、BIST回路20とメモリ主回路100との間に予め配置されている複数の信号経路のうちから入出力データに必要なバス幅に適合したデータ経路である、選択書込データSDI[31:0]や選択読出データSDO[31:16]を選択することができる。品種ごとに異なるバス幅にも柔軟に対応することができる。
また、第3実施形態に係る半導体記憶装置では、テスト仕様情報であるカウント方向情報R4が外部から書き換えられることにより、カウントアップまたはカウントダウンの何れのカウント方向についてもBISTを行なうことができる。アドレスカウント方向の違いによるアドレスデコーダ等の回路動作に起因する動作特性を試験することができる。
また、第4実施形態に係る半導体記憶装置では、テスト仕様情報であるアドレス優先順位情報R5が外部から書き換えられることにより、BISTの際のアドレス遷移の優先順位を適宜に変更することができる。アドレス遷移の違いに伴う回路動作の違いに起因する動作特性を試験することができる。
また、第5実施形態に係る半導体記憶装置では、読出仕様情報R6、書込仕様情報R7,データパターン情報R8といったテスト仕様情報が外部から書き換えられることにより、適宜にデータパターンを選択してBISTを行なうことができる。品種の違い、試験仕様の違い等に柔軟に対応することができる。
また、第6実施形態に係る半導体記憶装置では、メモリ動作仕様情報であるバースト長情報R3やテスト仕様情報であるコマンド仕様情報R9が外部から書き換えられることにより、コマンドパターンを変更してBISTを行なうことができる。
また、第7実施形態に係る半導体記憶装置では、テスト仕様情報であるアドレススクランブラ情報R1Aが外部から書き換えられることにより、アドレススクランブラの有無を切り替えてBISTを行なうことができる。
また、第8実施形態に係る半導体記憶装置では、テスト仕様情報であるデータスクランブラ情報R1Bが外部から書き換えられることにより、データスクランブラの有無を切り替えてBISTを行なうことができる。
また、第9実施形態に係る半導体記憶装置では、少ない端子数で多数の格納回路91に対して各種の情報の書き換えを行なうことができる。
【0114】
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは言うまでもない。
例えば、第1実施形態においては、アドレスカウント回路11のカウント方向をインクリメントに固定して説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、カウント方向をインクリメント方向とデクリメント方向で切り替える構成のアドレスカウント回路を備えて構成することもできる。
また、最大最小値発生回路11における最小アドレスAMIN1を“0”として説明したが、“0”ではないアドレスを最小アドレスとして設定することもできる。
また、第2実施形態においては、データ発生回路21は32ビットの書込データDI[31:0]を生成するとして説明したが、バス幅情報に応じて32ビットのバス幅を有するデータと16ビットのバス幅を有するデータとで切り替える構成とすることもできる。これにより、バス幅に適合したデータを生成することができ、データ発生回路の動作電流を低減することができる。
また、第3実施形態においては、アドレスカウント回路12に代えて、双方向にカウント動作が可能なカウンタ回路を備えて構成することも可能である。
また、第6実施形態においては、コマンド発行回路を複数種類備えておき、コマンド仕様情報R9により切り替えて使用する構成とすることもできる。この場合、コマンド仕様情報R9をコマンドパターンに応じてコマンドの組合せが可能となるビット幅で構成することが必要であり、これに応じてコマンド仕様情報格納回路9やコマンドレジスタのレジスタ構成も対応したビット構成とする必要がある。
また、NOP回数をコマンドごとに切り替える構成とすることもできる。この場合には、NOP回数レジスタをコマンドごとに区別して設定する構成とすればよい。
尚、各実施形態では、説明の便宜上、実現する機能ごとに個別に説明したが、各機能を適宜に組み合わせて構成することができることは言うまでもない。
また、各情報R1乃至R1Bについては、情報ごとの条件を更に細かく設定することも逆に少なく設定にすることも可能であり、条件数に応じて構成ビット数を増減して対応することができる。
また、各格納回路1乃至1Bは、レジスタやRAM等のデータ保持機能を有する回路により実現することも、ヒューズや1タイムROMなどの1回の設定のみを許す固定データの設定回路で構成することも可能である。
また、本実施形態においては、同期型の半導体記憶装置を例に採り説明したが本発明はこれに限定されるものではなく、非同期型の半導体記憶装置についても内蔵のタイマ等を備えれば、同様にBIST機能を実現することができ本発明を適用することができる。
また、本発明は、半導体メモリLSIに適用することができると同時に、半導体メモリをメモリモジュールとして機能マクロ回路ブロックとして内蔵するシステムLSIに対して適用することができる。半導体メモリLSIについては高速動作のLSIに適用して好適であり、メモリ試験に際して高速動作仕様の高価なメモリテスタを備えることなく試験を行なうことができる。また、システムLSI等に内蔵されたメモリモジュールに適用して好適であり、試験に必要となる端子が外部に取り出されていない等、メモリモジュールに対してLSIテスタから直接に試験を行なうことができない場合にも試験を行なうことができる。
【0115】
(付記1) 自己診断テスト機能を備えた半導体記憶装置であって、
外部から書き換え可能なメモリ動作仕様情報が格納されるメモリ動作仕様情報格納部を備え、
前記メモリ動作仕様情報に基づき、自己診断テストにおける動作パラメータが設定されることを特徴とする半導体記憶装置。
(付記2) 前記メモリ動作仕様情報は、メモリセルの容量情報、入出力データのバス幅情報、またはバースト動作におけるバースト長情報の少なくとも何れか1つであり、
前記メモリ動作仕様情報に基づき、前記自己診断テストの際のアドレス空間における最大アドレスまたは最小アドレスの少なくとも何れか一方を設定する最大最小値生成部を備えることを特徴とする付記1に記載の半導体記憶装置。
(付記3) データの入出力用として、予め複数の信号経路が配置されている半導体記憶装置であって、
前記メモリ動作仕様情報は、入出力データのバス幅情報であり、
前記メモリ動作仕様情報に基づき、
前記複数の信号経路のうちから書き込みデータのデータ経路を選択する書き込みデータ選択回路と、
前記複数の信号経路のうちから読み出しデータのデータ経路を選択する読み出しデータ選択回路とを備えることを特徴とする付記1に記載の半導体記憶装置。
(付記4) 前記書き込みデータ選択回路は、前記複数の信号経路のうちから前記データ経路を除いた非選択信号経路を所定論理レベルに固定することを特徴とする付記3に記載の半導体記憶装置。
(付記5) 前記非選択信号経路における前記所定論理レベルについては、メモリセルへの書き込みは行なわないことを特徴とする付記4に記載の半導体記憶装置。
(付記6) 前記読み出しデータ選択回路により選択される前記データ経路における前記読み出しデータと期待値データとを比較する判定回路を備えることを特徴とする付記3に記載の半導体記憶装置。
(付記7) 前記読み出しデータ選択回路は、前記複数の信号経路のうちから前記データ経路を除いた非選択信号経路に対して、前記判定回路で一致判定される所定信号を出力することを特徴とする付記6に記載の半導体記憶装置。
(付記8) 前記メモリ動作仕様情報に基づき、前記判定回路は、前記非選択信号経路についての判定動作を非活性化することを特徴とする付記6に記載の半導体記憶装置。
(付記9) 前記メモリ動作仕様情報に基づき、出力されるデータのバス幅が設定されるデータ発生回路を備えることを特徴とする付記3に記載の半導体記憶装置。
(付記10) 前記メモリ動作仕様情報は、バースト動作におけるバースト長情報であり、
バースト長に応じて、前記バースト動作に伴うNOPコマンドの連続発行に対応するNOP制御信号を予め格納してなるNOP記憶部と、
前記バースト長情報に応じて、前記NOP記憶部から選択される前記NOP制御信号を格納するNOP回数レジスタと、
前記NOP回数レジスタに格納されている前記NOP制御信号が、コマンドシーケンスにおける所定タイミングで順次転送されるコマンドパターン発行部とを備えることを特徴とする付記1に記載の半導体記憶装置。
(付記11) 前記NOP制御信号は、前記NOP記憶部においてコマンドごとに格納されており、
前記コマンドパターン発行部において実行されるコマンドパターンに応じて、前記NOP制御信号が前記NOP回数レジスタに格納され、前記コマンドパターン発行部に順次転送されることを特徴とする付記10に記載の半導体記憶装置。
(付記12) 自己診断テスト機能を備えた半導体記憶装置であって、
外部から書き換え可能なテスト仕様情報が格納されるテスト仕様情報格納部を備え、
前記テスト仕様情報に基づき、自己診断テストにおける動作仕様が設定されることを特徴とする半導体記憶装置。
(付記13) 前記テスト仕様情報は、アドレスカウントの際のカウント方向情報であり、
前記カウント方向情報によるカウントアップ設定に合わせて、カウントごとにカウント値を増加して出力するアドレスカウンタと、
前記カウント方向情報によるカウントダウン設定の場合、前記アドレスカウンタの最大カウント値を該アドレスカウンタの最大可能カウント値に設定し、最小カウント値を前記最大可能カウント値から前記自己診断テストの際のアドレス空間における最大アドレスを減じた前記カウント値に設定する最大最小値切り替え部と、
前記カウント方向情報によるカウントダウン設定の場合、前記アドレス空間におけるアドレスを前記最大可能カウント値から前記カウント値を減じた値とするカウント方向切り替え部とを備えることを特徴とする付記12に記載の半導体記憶装置。
(付記14) 前記テスト仕様情報は、優先して遷移すべきアドレスを設定するアドレス優先順位情報であり、
前記自己診断テストを行なう全アドレスを含むカウント値を出力するアドレスカウンタと、
前記アドレス優先順位情報に応じて、前記カウント値における所定ビット数の下位ビットを、前記優先して遷移すべきアドレスとする第1優先アドレス切り替え部とを備えることを特徴とする付記12に記載の半導体記憶装置。
(付記15) 前記第1優先アドレス切り替え部は、前記優先して遷移すべきアドレスを、ロウアドレス、コラムアドレス、バンクアドレスのうちから選択することを特徴とする付記14に記載の半導体記憶装置。
(付記16) 前記自己診断テストを行なう全アドレスを含むカウント値を出力するアドレスカウンタと、
前記アドレス優先順位情報に応じて、前記カウント値における所定ビット数の下位ビットを前記優先して遷移すべきアドレスのうち第1優先アドレスとし、前記下位ビットを除いた前記カウント値における所定ビット数の中位ビットを前記優先して遷移すべきアドレスのうち第2優先アドレスとする第2優先アドレス切り替え部とを備えることを特徴とする付記14に記載の半導体記憶装置。
(付記17) 前記第2優先アドレス切り替え部は、前記第1および第2優先アドレスを、ロウアドレス、コラムアドレス、バンクアドレスのうちから選択することを特徴とする付記16に記載の半導体記憶装置。
(付記18) 前記テスト仕様情報は、データパターンを選択するデータパターン情報と、書き込みデータあるいは読み出し期待値の少なくとも何れか一方の論理レベルを設定するデータ論理情報とであり、
少なくとも1つの、所定データパターンを発生するデータ発生部と、
前記データパターン情報に応じて前記データ発生部を選択し、前記データ論理情報に応じて、前記データ発生部から出力される前記書き込みデータあるいは前記読み出し期待値の論理レベルを、正反転制御するデータ切替部とを備えることを特徴とする付記12に記載の半導体記憶装置。
(付記19) 前記データ発生部のうちには、アドレス情報に応じて前記書き込みデータあるいは前記読み出し期待値の論理レベルを正反転制御することにより前記所定データパターンを発生するデータ発生部を含むことを特徴とする付記18に記載の半導体記憶装置。
(付記20) 前記データパターン情報および前記データ論理情報が格納されている前記テスト仕様情報格納部と前記データ切替部とは、入出力データのうちの所定ビット数ごとに備えられることを特徴とする付記18に記載の半導体記憶装置。
(付記21) 前記テスト仕様情報は、コマンドパターンを選択するコマンドパターン情報であり、
コマンドごとに対応するコマンド制御信号を予め格納してなるコマンド記憶部と、
前記コマンドパターン情報に応じて、前記コマンド記憶部より選択される前記コマンド制御信号を格納するコマンドパターンレジスタと、
前記コマンドパターンレジスタに格納されている前記コマンド制御信号が、コマンドシーケンスにおける所定タイミングで順次転送されるコマンドパターン発行部とを備えることを特徴とする付記12に記載の半導体記憶装置。
(付記22) 前記テスト仕様情報は、アドレススクランブラの有無を制御するアドレススクランブラ情報であり、
前記アドレススクランブラ情報に応じて活性化制御されるアドレススクランブラ部を備えることを特徴とする付記12に記載の半導体記憶装置。
(付記23) 前記テスト仕様情報は、データスクランブラの有無を制御するデータスクランブラ情報であり、
前記データスクランブラ情報に応じて活性化制御されるデータスクランブラ部を備えることを特徴とする付記12に記載の半導体記憶装置。
(付記24) 所定ビット幅の情報が入力される情報入力端子と、
前記情報入力端子に接続される、前記メモリ動作仕様情報格納部または前記テスト仕様情報格納部と、
更に連結される、少なくとも1つの前記メモリ動作仕様情報格納部または前記テスト仕様情報格納部とを備え、
前記情報入力端子に入力される前記所定ビット幅の情報が、相互に連結された複数の前記メモリ動作仕様情報格納部または前記テスト仕様情報格納部に順次転送されることを特徴とする付記1または12に記載の半導体記憶装置。
(付記25) 付記1乃至24の少なくとも何れか1項に記載の前記半導体記憶装置をメモリマクロとして備えることを特徴とする半導体装置。
【0116】
【発明の効果】
本発明によれば、外部から書き換え可能なメモリ動作仕様情報またはテスト仕様情報が格納されるメモリ動作仕様情報格納部またはテスト仕様情報格納部を備えており、各格納部に格納されている各情報に基づいて、自己診断テストでの、動作パラメータや動作仕様が設定されるので、複雑で大規模な回路構成を備えて複雑な制御をする必要なく、テスト仕様の変更や追加に対しても柔軟に対応することができる自己診断テスト機能を備えた半導体記憶装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の回路ブロック図である。
【図2】最大最小値発生回路における設定テーブルである。
【図3】アドレスカウント回路の動作フローを示すフロー図である。
【図4】アドレス分配回路におけるアドレス割り当て表である。
【図5】メモリセルアレイ領域におけるアドレス割り付けを示すレイアウト概念図である。
【図6】第2実施形態の回路ブロック図である。
【図7】書込データ選択回路の真理値表である。
【図8】読出データ選択回路の真理値表である。
【図9】第3実施形態の回路ブロック図である。
【図10】第4実施形態の要部を示す回路ブロック図である。
【図11】第5実施形態の回路ブロック図である。
【図12】第6実施形態の回路ブロック図である。
【図13】第7実施形態の回路ブロック図である。
【図14】第8実施形態の回路ブロック図である。
【図15】第9実施形態の要部を示す回路ブロック図である。
【図16】従来技術におけるBIST回路内蔵時の課題(1)を示す概念図である。
【図17】従来技術におけるBIST回路内蔵時の課題(2)を示す概念図である。
【図18】従来技術におけるBIST回路内蔵の半導体記憶装置を示す回路ブロック図である。
【符号の説明】
1      容量情報格納回路
2      バス幅情報格納回路
3      バースト長情報格納回路
4      カウント方向情報格納回路
5      アドレス優先順位情報格納回路
6      読出仕様情報格納回路
7      書込仕様情報格納回路
8      データパターン情報格納回路
9      コマンド仕様情報格納回路
1A     アドレススクランブラ情報格納回路
10、20、30、50、60、70、80、90
BIST回路
11     最大最小発生回路
12     アドレスカウント回路
13     アドレス分配回路
21     データ発生回路
22     書込データ選択回路
23     読出力データ選択回路
24     読出データ判定回路
31     カウント方向切替回路1
41     優先順位切替回路
51     データ発生回路1
52     データ発生回路2
54     アドレス発生回路
53     データ切替回路
65     コマンド発行回路
61、63  ROM
64     コマンドレジスタ
62     NOP回数レジスタ
71     アドレススクランブラ回路
81     データスクランブラ回路
91     格納回路
100    メモリ主回路

Claims (10)

  1. 自己診断テスト機能を備えた半導体記憶装置であって、
    外部から書き換え可能なメモリ動作仕様情報が格納されるメモリ動作仕様情報格納部を備え、
    前記メモリ動作仕様情報に基づき、自己診断テストにおける動作パラメータが設定されることを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 前記メモリ動作仕様情報は、メモリセルの容量情報、入出力データのバス幅情報、またはバースト動作におけるバースト長情報の少なくとも何れか1つであり、
    前記メモリ動作仕様情報に基づき、前記自己診断テストの際のアドレス空間における最大アドレスまたは最小アドレスの少なくとも何れか一方を設定する最大最小値生成部を備えることを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. データの入出力用として、予め複数の信号経路が配置されている半導体記憶装置であって、
    前記メモリ動作仕様情報は、入出力データのバス幅情報であり、
    前記メモリ動作仕様情報に基づき、
    前記複数の信号経路のうちから書き込みデータのデータ経路を選択する書き込みデータ選択回路と、
    前記複数の信号経路のうちから読み出しデータのデータ経路を選択する読み出しデータ選択回路とを備えることを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  4. 自己診断テスト機能を備えた半導体記憶装置であって、
    外部から書き換え可能なテスト仕様情報が格納されるテスト仕様情報格納部を備え、
    前記テスト仕様情報に基づき、自己診断テストにおける動作仕様が設定されることを特徴とする半導体記憶装置。
  5. 前記テスト仕様情報は、アドレスカウントの際のカウント方向情報であり、
    前記カウント方向情報によるカウントアップ設定に合わせて、カウントごとにカウント値を増加して出力するアドレスカウンタと、
    前記カウント方向情報によるカウントダウン設定の場合、前記アドレスカウンタの最大カウント値を該アドレスカウンタの最大可能カウント値に設定し、最小カウント値を前記最大可能カウント値から前記自己診断テストの際のアドレス空間における最大アドレスを減じた前記カウント値に設定する最大最小値切り替え部と、
    前記カウント方向情報によるカウントダウン設定の場合、前記アドレス空間におけるアドレスを前記最大可能カウント値から前記カウント値を減じた値とするカウント方向切り替え部とを備えることを特徴とする請求項4に記載の半導体記憶装置。
  6. 前記テスト仕様情報は、優先して遷移すべきアドレスを設定するアドレス優先順位情報であり、
    前記自己診断テストを行なう全アドレスを含むカウント値を出力するアドレスカウンタと、
    前記アドレス優先順位情報に応じて、前記カウント値における所定ビット数の下位ビットを、前記優先して遷移すべきアドレスとする第1優先アドレス切り替え部とを備えることを特徴とする請求項4に記載の半導体記憶装置。
  7. 前記テスト仕様情報は、データパターンを選択するデータパターン情報と、書き込みデータあるいは読み出し期待値の少なくとも何れか一方の論理レベルを設定するデータ論理情報とであり、
    少なくとも1つの、所定データパターンを発生するデータ発生部と、
    前記データパターン情報に応じて前記データ発生部を選択し、前記データ論理情報に応じて、前記データ発生部から出力される前記書き込みデータあるいは前記読み出し期待値の論理レベルを、正反転制御するデータ切替部とを備えることを特徴とする請求項4に記載の半導体記憶装置。
  8. 前記テスト仕様情報は、コマンドパターンを選択するコマンドパターン情報であり、
    コマンドごとに対応するコマンド制御信号を予め格納してなるコマンド記憶部と、
    前記コマンドパターン情報に応じて、前記コマンド記憶部より選択される前記コマンド制御信号を格納するコマンドパターンレジスタと、
    前記コマンドパターンレジスタに格納されている前記コマンド制御信号が、コマンドシーケンスにおける所定タイミングで順次転送されるコマンドパターン発行部とを備えることを特徴とする請求項4に記載の半導体記憶装置。
  9. 前記テスト仕様情報は、アドレススクランブラの有無を制御するアドレススクランブラ情報であり、
    前記アドレススクランブラ情報に応じて活性化制御されるアドレススクランブラ部を備えることを特徴とする請求項4に記載の半導体記憶装置。
  10. 前記テスト仕様情報は、データスクランブラの有無を制御するデータスクランブラ情報であり、
    前記データスクランブラ情報に応じて活性化制御されるデータスクランブラ部を備えることを特徴とする請求項4に記載の半導体記憶装置。
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