JP2003535162A - 高流動性のプロピレンブロック共重合体 - Google Patents

高流動性のプロピレンブロック共重合体

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JP2003535162A JP2001587018A JP2001587018A JP2003535162A JP 2003535162 A JP2003535162 A JP 2003535162A JP 2001587018 A JP2001587018 A JP 2001587018A JP 2001587018 A JP2001587018 A JP 2001587018A JP 2003535162 A JP2003535162 A JP 2003535162A
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ダーン,ウルリヒ
ビーデル,ヴォルフガング
ツィンマン,ハンス−ヤーゲン
ハイングマン,ローランド
ローシュ,ジョーチム
シュヴァイアー,ガンサー
オエルツェ,ヤーゲン
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バセル ポリオレフィン イタリア エス.ピー.エー.
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Abstract

(57)【要約】 この発明は、プロピレン単独重合体50〜80重量%と、プロピレンとは異なる、重合された5〜50重量%のC2−C8アルク−1−エンを有するプロピレン共重合体10〜70重量%とからなり、チーグラー−ナッタ触媒系による2段重合による気相から得ることができるも高流動性のプロピレンブロック共重合体に関する。最初の重合工程で、プロピレンは、全容量に基づけば少なくとも2.0容量%の水素存在下で10〜50bar圧、50〜100℃の温度かつ0.3〜5時間の反応混合物の平均滞留時間で重合される。最初の重合工程で得たプロピレン単独重合体を、チーグラー−ナッタ触媒系とともに中間の容器に移し、5bar未満まで0.01〜5分間拡張させ、10〜80℃の温度に維持する。中間容器中の圧力を、次いで気相混合物を圧力下で導入して5〜60barまで上げ、次いでプロピレン単独重合体を、チーグラー−ナッタ触媒系とともに第二重合工程に移す。第2重合工程では、プロピレンとC2−C8アルク−1−エンとの混合物を、10〜50barの圧力、50〜100℃の温度及び0.5〜5時間の平均滞留時間でプロピレン単独重合体に重合する。第一重合工程で反応したモノマーと第2重合工程で反応したモノマーとの重量比を、4:1〜1:1の範囲に調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 明細書 本発明は、チーグラー・ナッタ触媒系を使用して2段重合によって気相から得
られる、プロピレン単独重合体50〜80重量%と、プロピレンと異なり、重合
されるC2−C8アルケ−1−エン10〜70重量%を含むプロピレン共重合体2
0〜50重量%とからなり、第1重合段階において、全容積に対して少なくとも
2.0容積%の水素の存在下で、圧力10〜50bar、温度50〜100℃お
よび反応混合物の平均滞留時間0.3〜5時間においてプロピレンを重合させ、
次いで、第1重合段階で得られたプロピレン単独重合体をチーグラー・ナッタ触
媒系とともに中間容器に装入し、中間容器内で、まず、5barよりも低い圧力
に0.01〜5分間、減圧し、10〜80℃の温度に保持し、次いで、ガス混合
物を圧入して中間容器内の圧力を5〜60barに再び上昇させ、次いで、プロ
ピレン単独重合体をチーグラー・ナッタ触媒系とともに第2重合段階に移行し、
第2重合段階において、圧力10〜50bar、温度50〜100℃および平均
滞留時間0.5〜5時間においてプロピレンとC2−C8アルケ−1−エンとの混
合物をプロピレン単独重合体に付加重合させ、この場合、第1重合段階および第
2重合段階において反応したモノマーの重量比を4:1〜1:1の範囲にあるよ
う設定した形式の高流動性のプロピレンブロック共重合体に関する。
【0002】 更に、本発明は、このような高流動性のプロピレンブロック共重合体の製造法
およびフィルム、繊維または成形体としてのその使用に関する。
【0003】 チーグラー・ナッタ触媒系による重合によって得られるプロピレン・エチレン
・ブロック共重合体は、既に、多数の特許公報に記載されている(US−A44
54299、US−A4455405、DE−A3827565、DE−A40
04087)。この種のブロック共重合体は、通常、まず、第1重合段階におい
て、ガス状プロピレンを重合させ、次いで、かくして得られたプロピレン単独重
合体を第2重合段階に移行し、第2重合段階において、プロピレンおよびエチレ
ンの混合物を付加重合させる方法にもとづき製造される。この方法は、通常、分
子量調節剤としての水素の存在のもとで高圧下で実施される。この際に得られる
プロピレン・エチレン・ブロック共重合体は、概ね、良好な衝撃強度および剛性
を有する。
【0004】 ゴム割合の高いプロピレンブロック共重合体、即ち、第2重合段階で得られた
共重合体が全ブロック共重合体において大きい割合を占めるブロック共重合体は
、通常の重合法の場合、比較的低いメルトフローインデックスでのみ、反応器か
ら得られるに過ぎない。この理由は、特に、ブロック共重合体の分子量の調節に
必要な高い水素濃度を、多くの場合、実現できないということにある。更に、ゴ
ム割合が高く且つメルトフローインデックスが比較的大きいブロック共重合体を
製造する場合、第2重合段階において、得られた製品の形態学に関する問題に起
因して、多くの場合、望ましくない堆積物形成が認められる。上記理由から、大
きい流動性、即ち、大きいメルトフローインデックスに関連して、高い衝撃強度
を同時に有する、ゴム濃度の高いプロピレンブロック共重合体を製造することは
、操作技術的に極めて困難である。
【0005】 大きい流動性を有しゴム濃度の高いプロピレンブロック共重合体を製造する方
式の場合、ゴム濃度の高いプロピレンブロック共重合体に対して、後から、有機
過酸化物によって分子量減少操作を行う。かくして、そのメルトフローインデッ
クスおよびこれに起因する流動性を明確に上昇できる。もちろん、このような分
子量減少には、比較的経費のかかる操作工程を補足する必要がある。更に、有機
過酸化物の使用には、一連の欠点、特に、低分子量成分の多量の放出、臭気負荷
、剛性、高温形状安定性および軟化挙動に関する劣化を伴う。
【0006】 従って、本発明の課題は、上記欠点を排除し、簡単に且つ過酸化物を使用せず
に製造でき、特に、高い衝撃強度および剛性を特徴とし、且つまた、射出成形分
野において良好な高温形状安定性および流動性を特徴とし、更に、揮発性成分の
割合が低く、ゴム含量の高い、高流動性のプロピレンブロック共重合体を開発す
ることにある。
【0007】 かくして、冒頭に定義した新規の高流動性プロピレンブロック共重合体が得ら
れた。
【0008】 本発明に係るプロピレンブロック共重合体は、50〜80重量%、特に、60
〜80重量%のプロピレン単独重合体と、プロピレン共重合体に関して10〜7
0重量%の、プロピレンと異なり、重合されるC2−C8アルケ−1−エンを含む
20〜50重量%、特に、20〜40重量%のプロピレン共重合体とからなる。
プロピレン共重合体中の単独重合されたC2−C8アルケ−1−エンの割合は、2
0〜60重量%である。
【0009】 この場合、記載のC2−C8アルケ−1−エンは、線状アルケ−1−エンおよび
分岐アルケ−1−エン、特に、エチレン、ブテ−1−エン、ペンテー1−エンお
よびヘキセ−1−エン、ヘプテ−1−エンまたはオクテ−1−エンおよびこれら
のコモノマーの混合物を意味し、この場合、エチレンまたはブテ−1−エンを使
用するのが好ましい。
【0010】 本発明に係るプロピレンブロック共重合体は、気相からの2段重合によって得
られる。
【0011】 この場合、双方の段階における重合は、チーグラー・ナッタ触媒系を使用して
行う。この場合、特に、チタン含有固体成分a)以外に、なお、アルミニウム有
機化合物の形の共触媒b)および電子供与体化合物c)を含むような触媒系を使
用する。かくして、本発明に係るプロピレンブロック共重合体が得られる。
【0012】 チタン含有固体成分の製造の場合、チタン化合物として、一般に、3価または
4価のチタンのハロゲン化物またはアルコラートを使用する。この場合、チタン
アルコキシハロゲン化合物または各種チタン化合物の混合物も対象となる。ハロ
ゲンとして塩素を含むチタン化合物を使用するのが好ましい。同じく、チタン以
外にはハロゲンのみを含むチタンハロゲン化物、この場合、特に、塩化チタン(
特に、四塩化チタン)が好ましい。
【0013】 チタン含有固体成分a)が、少なくとも1つのハロゲン含有マグネシウム化合
物を含んでいれば好ましい。この場合、ハロゲンとしては、塩素、臭素、ヨウ素
またはフッ素が考えられ、臭素または、特に、塩素が好ましい。ハロゲン含有マ
グネシウム化合物ハロゲンは、チタン含有固体成分a)の製造時に、直接に使用
されるか、生成される。チタン含有固体成分の製造に適するマグネシウム化合物
としては、特に、ハロゲン化マグネシウム(例えば、二塩化マグネシウムまたは
二臭化マグネシウム)または、例えば、ハロゲン化剤との反応によってハロゲン
化物を製造できるマグネシウム化合物(例えば、マグネシウムアルキル、マグネ
シウムアリル、マグネシウムアルコキシ化合物またはマグネシウムアリロキシ化
合物またはグリニャール試薬)が考えられる。チタン含有固体成分a)の製造に
適する、ハロゲンを含まないマグネシウム化合物の好ましい例は、n−ブチルエ
チルマグネシウムまたはn−ブチルオクチルマグネシウムである。好ましいハロ
ゲン化剤は、塩素または塩化水素である。しかしながら、ハロゲン化チタンもハ
ロゲン化剤として使用できる。
【0014】 更に、チタン含有固体成分a)が、電子供与体化合物、例えば、単官能または
多官能カルボン酸、無水カルボン酸、カルボン酸エステル、更に、ケトン、エー
テル、アルコール、ラクトン、リン有機化合物またはケイ素有機化合物を含んで
いれば合目的的である。
【0015】 チタン含有固体成分内の電子供与体化合物としては、カルボン酸誘導体および
、特に、下記一般式(II)(式中、XおよびYは、それぞれ、塩素原子または
臭素原子またはC1−C10アルコキシ残基を表すか、何れも、無水基中の酸素を
表す)
【化1】 フタル酸誘導体を使用するのが好ましい。特に好ましい電子供与体化合物は、フ
タル酸エステル(この場合、XおよびYは、C1−C8アルコキシ基を表す)であ
る。使用するのが好ましいフタル酸エステルの例は、ジエチルフタレート、ジ−
n−ブチルフタレート、ジイソブチルフタレート、ジ−n−ペンチルフタレート
、ジ−n−ヘキシルフタレート、ジ−n−ヘプチルフタレート、ジ−n−オクチ
ルフタレートまたはジ−2−エチルヘキシルフタレートである。
【0016】 チタン含有固体成分内の他の好ましい電子供与体化合物は、3環または4環の
ジエステル、場合によっては置換されたシクロアルキル−1,2−ジカルボン酸
および置換されたベンゾフェノン−2−カルボン酸のモノエステルまたは置換さ
れたベンゾフェノン−2−カルボン酸のモノエステルである。エステル化反応に
おいて通常のアルカノールを使用する上記エステルの場合、ヒドロキシ化合物と
して、例えば、1つまたは複数のC1−C10アルキル基を含むことができるC1
15アルカノールまたはC5−C7シクロアルカノールおよびC6−C10フェノー
ルを使用する。各種電子供与体化合物の混合物を使用することもできる。
【0017】 チタン含有固体成分a)を製造する場合、一般に、マグネシウム化合物1モル
当り2.0モル、好ましくは、0.2〜1.0モルの電子供与体化合物を使用する
【0018】 更に、チタン含有固体成分は、担体として無機酸化物を含むことができる。一
般に、担体として、5〜200μm(好ましくは、20〜70μm)の平均粒径
を有する微細な無機酸化物を使用する。この場合、平均粒径とは、Coulte
r−Counter解析で求めた粒径分布の比容積平均値(中数)と理解される
【0019】 微細無機酸化物の粒子は、1〜20μm(好ましくは、1〜5μm)の平均粒
径を有する1次粒子から構成される。いわゆる1次粒子は、一般に無機酸化物の
ヒドロゲルから粉砕によって得られる多孔質酸化物顆粒である。以降の処理前に
、1次粒子を分級する。
【0020】 更に、使用するのが好ましい無機酸化物は、平均径が0.1〜20μm(好ま
しくは、1〜15μm)であり、全粒子に対して5〜30%の範囲(特に、10
〜30%の範囲)の巨視的容積割合を有する中空スペースまたはダクトを有する
ことを特徴とする。
【0021】 1次粒子の平均粒径および無機酸化物の中空スペースおよびダクトの巨視的容
積割合の測定は、それぞれ、無機酸化物の粒子表面または粒子横断面について、 走査電子顕微鏡法 (ラスタ電子顕微鏡法)または電子マイクロ解析(電子線マイクロ範囲解析)に
よる映像解析によって行うのが合目的的である。得られた写真を評価し、これか
ら、1次粒子の平均粒径および中空スペースおよびダクトの巨視的容積割合を求
める。映像解析は、電子顕微鏡データ材料をグレー値二元像に移行し、適切なE
DVプログラム(例えば、SIS社のソフトウエア・パイル解析)による評価に
よって行うのが好ましい。
【0022】 好ましく使用される無機酸化物は、例えば、このために水または脂肪族アルコ
ールと混合したヒドロゲル粉砕物の噴霧乾燥によって、得られる。このような微
細な無機酸化物は、市販されている。
【0023】 微細な無機酸化物は、通常、更に、0.1〜10cm3/g(好ましくは、1.
0〜4cm3/g)の気孔容積および10〜1000m2/g(好ましくは、10
0〜500m2/g)の比表面積を有する。これらは、DIN66133に記載
の水銀式気孔率測定法およびDIN66131に記載の窒素吸着法によって測定
した数値である。
【0024】 pH値、即ち、プロトン濃度の負の常用対数が1〜6.5の範囲、特に、2〜
6の範囲にある無機酸化物を使用することもできる。
【0025】 無機酸化物としては、特に、ケイ素、アルミニウム、チタンまたは周期表のI
族またはII族の金属の酸化物が考えられる。特に好ましい酸化物として、特に
、酸化アルミニウムまたは酸化マグネシウムまたは層状シリケート以外に、特に
、酸化ケイ素(シリカゲル)が使用される。
【0026】 担体として使用される無機酸化物は、表面に、水を含む。この水は、1部は、
物理的に吸着され、1部は、ヒドロキシ基の形で化学的に結合される。無機酸化
物の含水量は、熱的処理または化学的処理によって、減少できるか、完全に除去
できる。化学的処理の場合は、一般に、慣用の乾燥剤(例えば、SiCl4、ク
ロルシランまたはアルミニウムアルキル)を使用する。適切な無機酸化物の含水
量は、0〜6重量%である。市販の形の無機酸化物は、好ましいことには、処理
せずに使用できる。
【0027】 マグネシウム化合物および無機酸化物は、チタン含有固体成分a)内に、無機
酸化物1モル当り0.1〜1.0モル(特に、0.2〜0.5モル)のマグネシウム
化合物が存在するような割合で存在すれば好ましい。
【0028】 チタン含有固体成分a)を製造する場合、一般に、更に、C1−C8アルカノー
ル(例えば、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、
n−ブタノール、第2ブタノール、第3ブタノール、イソブタノール、n−ヘキ
サノール、n−ヘプタノール、n−オクタノール、2−エチルヘキサノールまた
はこれらの混合物)を使用する。エタノールを使用するのが好ましい。
【0029】 チタン含有固体成分は、それ自体は公知の方法で製造できる。この方法の例は
、EP−A45975、EP−A45977、EP−A86473、EP−A1
7100、GB−A2111066、US−A4857613およびUS−A5
288824に記載されている。DE−A19529240に記載の方法を使用
するのが好ましい。
【0030】 適切なアルミニウム化合物b)は、トリアルキルアルミニウム以外に、アルキ
ル基をアルコキシ基またはハロゲン原子(例えば、塩素または臭素)で置換した
化合物である。アルキル基は、同一でも、相互に異なっていてもよい。線状アル
キル基または分岐アルキル基が対象となる。アルキル基が、それぞれ、1〜8ヶ
のC原子を有するトリアルキルアルミニウム(例えば、トリメチルアルミニウム
、トリエチルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、トリオクチルアルミ
ニウム、メチルジエチルアルミニウムまたはこれらの混合物)を使用するのが好
ましい。
【0031】 アルミニウム化合物b)以外に、他の共触媒として、一般に、電子供与体化合
物c)(例えば、単官能カルボン酸、多官能カルボン酸、無水カルボン酸、カル
ボン酸エステル、更に、ケトン、エーテル、アルコール、ラクトン、リン有機化
合物またはケイ素有機化合物)を使用する。この場合、電子供与体化合物c)は
、チタン含有固体成分a)の製造に使用される電子供与体化合物と同一であって
も異なっていてもよい。この場合、好ましい電子供与体化合物は、一般式(I) R1 nSi(OR24-n (I) (式中、R1は、同一であるか異なり、C1−C20アルキル基、C1−C10アルキ
ルで置換できる5〜7環シクロアルキル基、C6−C18アリル基またはC6−C18 アリル−C1−C10アルキル基を表し、R2は、同一であるか異なり、C1−C20
アルキル基を表し、nは、整数1、2または3を表す)のケイ素有機化合物であ
る。R1がC1−C8アルキル基または5〜7環シクロアルキル基を表し、R2がC1 −C4アルキル基を表し、nが整数1または2を表すような化合物が、特に好ま
しい。
【0032】 上記化合物のうち、特に、ジメトキシジイソプロピルシラン、ジメトキシジイ
ソブチルイソプロピルシラン、ジメトキシジイソブチルシラン、ジメトキシジシ
クロペンチルシラン、ジメトキシジイソプロピル−tert.−ブチルシラン、
ジメトキシジイソブチル−sec.−ブチルシランおよびジメトキシジイソプロ
ピル−sec.−ブチルシランを挙げる。
【0033】 アルミニウム化合物のアルミニウムb)とチタン含有固体成分a)のチタンと
の間の原子比が10:1〜800:1(特に20:1〜200:1)であり、ア
ルミニウム化合物b)と電子供与体化合物c)との間のモル比が1:1〜250
:1(特に10:1〜80:1)であるような割合で、共触媒b)およびc)を
使用するのが好ましい。
【0034】 チタン含有固体成分a)、アルミニウム化合物b)および慣用の電子供与体化
合物c)は、共働してチーグラー・ナッタ触媒系を形成する。触媒成分b)およ
びc)は、チタン含有固体成分a)とともにまたは全体としてまたは任意の順序
で個々に重合反応器に装入できる。
【0035】 本発明に係る高流動性プロピレンブロック共重合体の製造法は、気相中で2つ
の順次の重合段階において、即ち、反応器カスケードにおいて実施される。C2
−C8アルケ−1−エンの重合のために使用される通常の反応器を使用できる。
適切な反応器は、特に、連続運転式撹拌缶、ループ形反応器またはうず流床反応
器である。反応器の大きさは、本発明に係る方法の場合、本質的重要性を持たな
い。反応器の大きさは、複数の反応ゾーンまたは各反応ゾーンにおいて達成すべ
き生産量に依拠する。
【0036】 反応器としては、特に、うず流床反応器または水平式または垂直式粉体床反応
器を使用する。反応床は、本発明に係る方法の場合も、一般に、当該の反応器に
おいて重合されるC2−C8アルケ−1−エン重合体からなる。
【0037】 特に好ましい実施例の場合、本発明に係るプロピレンブロック共重合体の製造
に使用される方法は、粉体反応床を垂直な撹拌機によって駆動する形式の反応器
を順次に接続して構成したカスケードにおいて実施され、この場合、いわゆる片
持ちのラセン撹拌機が、特に好適である。この種の撹拌機は、特に、EP−B0
00512およびEP−B031417に記載されている。上記撹拌機は、粉体
反応床を極めて均一に分配することを特徴とする。このような粉体反応床の例は
、EP−B038478に記載されている。反応器カスケードは、撹拌機を備え
、0.1〜100m3(例えば、12.5、25、50または75m3)の内容積を
有する2つの順次に接続された缶状反応器から構成するのが好ましい。
【0038】 本発明に係るプロピレンブロック共重合体を製造するための重合の場合、その
分子量は、重合技術において慣用の調節剤(例えば、水素)によって制御、調節
できる。調節剤以外に、いわゆる、レギュレータ、即ち、触媒活性に影響を与え
る化合物または帯電防止剤も使用できる。後者は、静電気帯電による堆積物形成
を阻止する。
【0039】 第1重合段階において、本発明に係るプロピレンブロック共重合体の製造のた
め、通常の反応条件下で、10〜50bar(特に、15〜40bar)の圧力
、50〜100℃(特に、60〜90℃)温度および0.3〜5時間(特に、0.
8〜4時間)の平均滞留時間においてプロピレンを重合させる。この際に得られ
るプロピレン単独重合体の分子量の調節のため、重合段階に存在する全混合物に
対して少なくとも2.0容積%(特に5.0容積%)の水素の存在下で重合を実施
する。第1重合段階において得られたプロピレン単独重合体は、本発明に係るプ
ロピレンブロック共重合体の、いわゆる、マトリックスを形成し、好ましくは少
なくとも2.8、特に少なくとも3.0の多分散性指数(PI)を有する。
【0040】 次いで、第1重合段階において得られたプロピレン単独重合体を、使用したチ
ーグラ・ナッタ触媒系とともに、第1重合段階から取出し、中間容器に装入する
。中間容器としては、C2−C8アルケ−1−エンの重合のために使用される通常
の反応器または容器を使用する。適切な中間容器は、例えば、円筒形容器、撹拌
容器またはサイクロンである。
【0041】 中間容器において、第1重合段階から取出したプロピレン単独重合体を、チー
グラ・ナッタ触媒系とともに、まず、0.01〜5分(特に0.2〜4分)の間、
5bar(好ましくは、3.5bar)よりも低い圧力に減圧する。この時間中
に、他の重合工程の調節の改善のため、プロピレン単独重合体1kg当り0.0
01g〜10g(特に、0.001g〜1.0g)のC1−C8アルカノールをプロ
ピレン単独重合体に加える。これには、イソプロパノールが特に好適であるが、
エタノールまたはグリコールも好適である。中間容器は、まず、10〜80℃(
特に、20〜70℃)の温度に保持し、次いで、使用したモノマー、即ち、プロ
ピレンおよびC2−C8アルケ−1−エンからなるガス混合物を圧入して、中間容
器の圧力を5〜60bar(特に、10〜50bar)に再び上昇させる。中間
容器において、反応混合物を、通常の帯電防止剤、例えば、脂肪アルコール、脂
肪酸およびアルキルフェノールのポリグリコールエーテル、硫酸アルキル、リン
酸アルキルおよび第4アンモニウム化合物と反応させる。
【0042】 次いで、プロピレン単独重合体を、チーグラ・ナッタ触媒系とともに、中間容
器から取出し、第2重合段階に装入する。次いで、第2重合段階において、10
〜50bar(特に、10〜40bar)の圧力、50〜100℃(特に、60
〜90℃)温度および0.5〜5時間(特に、0.8〜4時間)の平均滞留時間に
おいて、プロピレンおよびC2−C8アルケ−1−エンからなるガス混合物をプロ
ピレン単独重合体に付加重合させる。第1重合段階および第2重合段階において
反応したモノマーの重量比を4:1〜1:1(特に、4:1〜1.5:1)の範
囲にあるよう設定する。中間容器の場合と同様、第2重合段階においても、プロ
ピレン共重合体1kg当り0.001g〜10g(特に、0.005g〜0.5g
)のC1−C8アルカノールを加える。この場合、イソプロパノール、グリコール
またはエタノールが好ましい。第2重合段階において、プロピレンの適切なコモ
ノマーは、特に、エチレンおよびブテ−1−エンである。第2重合段階において
、全量に対するプロピレンの1つまたは複数のコモノマーの割合は、15〜60
容積%(特に、20〜50容積%)であるのが好ましい。
【0043】 かくして得られた本発明に係るプロピレンブロック共重合体は、ISO113
3にもとづき、230℃および重量2.16kgにおいて、下式(I)を満足す
るメルトフローインデックス(MFR)を有する: (I) MFR≧101.39+0.0787*XS2−5.467*XS 式中、XSは、全プロピレンブロック共重合体に対する、第2重合段階で生成さ
れたプロピレンブロック共重合体の割合(%)を表す。
【0044】 得られたプロピレンブロック共重合体のメルトフローインデックス(MFR)
は、230℃および重量2.16kgにおいて、一般に、2〜100g/10分
の範囲(特に、5〜80g/10分の範囲)にある。この場合、メルトフローイ
ンデックスは、温度230℃および重量2.16kgにおいて、ISO1133
にもとづき規格化された装置から10分以内に押出される重合体量に対応する。
本発明に係るプロピレンブロック共重合体は、過酸化物による分子量減少操作を
要することなく製造される。
【0045】 本発明に係るプロピレンブロック共重合体は、特に、高い流動性、即ち、高い
メルトフローインデックスを特徴とすると同時に、明らかに増大されたゴム割合
を特徴とする。即ち、全プロピレンブロック共重合体に対するプロピレン共重合
体の割合が大きい。更に、本発明に係るプロピレンブロック共重合体は、大きい
衝撃強度および剛性を特徴とし、更に、射出成形における良好な高温形状安定性
および流動性(ラセン状流動性)を特徴とする。更に、このプロピレンブロック
共重合体に含まれる低分子量成分(例えば、n−ヘプタンまたはtert.−ブ
タノール)は、比較的少量である。
【0046】 更に、本発明に係る方法は、合成樹脂技術の通常の反応器において、簡単に実
施でき、しかも、この場合、得られたプロピレンブロック共重合体に対して、更
なる分子量減少操作を行う必要はない。
【0047】 本発明に係るプロピレンブロック共重合体は、フィルム、繊維および成形体の
製造に特に好適である。
【0048】 実施例 本発明に係るすべての実施例1、2、3および対照例A、B、Cにおいて、下
記の方法で製造したチタン含有固体成分a)を含むチーグラ・ナッタ触媒系を使
用した。
【0049】 第1段階において、平均粒径30μm、気孔容積1.5cm3/gおよび比表面
積260m2/gを有する微細なシリカゲルを、n−ヘプタンにn−ブチルオク
チルマグネシウムを溶解した溶液と混合した。この場合、SiO2 1モル当り0
.3モルのマグネシウム化合物を使用した。微細なシリカゲルは、更に、1次粒
子の3〜5μmの平均粒径および3〜5μmの径の中空スペースおよびダクトを
特徴とする。この場合、全粒子に対する中空スペースおよびダクトの巨視的容積
比は、約15%である。溶液を95℃において45分撹拌し、次いで、20℃に
冷却し、次いで、マグネシウム有機化合物の10倍のモル量の塩化水素を導入し
た。60分後、反応生成物を、マグネシウム1モル当の3モルのエタノールと撹
拌しながら混合した。この混合物を80℃において30分撹拌し、次いで、それ
ぞれ、マグネシウム1モル当り7.2モルの四塩化チタンおよび0.5モルのジ−
n−ブチルフタレートと混合した。次いで、100℃において1時間、撹拌し、
かくして得られた固体物質を濾別し、複数回、エチルベンゾールで洗浄した。
【0050】 かくして得られた固体生成物を、エチルベンゾールに四塩化チタンを溶解した
溶液によって、125℃において3時間、抽出した。次いで、濾過によって抽出
剤から固体生成物を分離し、抽出剤に含まれる四塩化チタンが0.3重量%にな
るまで、n−ヘプタンで洗浄した。
【0051】 チタン含有固体成分a)は、下記を含む: Ti 3.5重量% Mg 7.4重量% Cl 28.2重量%
【0052】 共触媒として、US−A4857613およびUS−A5288824の教示
と同様、チタン含有固体成分a)以外に、トリエチルアルミニウムおよびジメト
キシイソブチルイソプロピルシランを使用した。
【0053】 実施例1、2、3 本発明に係るすべての実施例1、2、3において、片持ちのラセン状撹拌機を
備え、それぞれ、200lの有効容積を有する2つの順次に接続した撹拌式オー
トクレーブにおいて操作を行った。双方の反応器は、微細なプロピレン重合体か
らなる可動の固定床を含んでいる。
【0054】 第1重合反応器において、プロピレンをガス状態で導入し、表1に示した平均
滞留時間、圧力および温度において重合させた。この際に使用したチーグラ・ナ
ッタ触媒系は、チタン含有固体成分a)と、共触媒としてのトリエチルアルミニ
ウムおよびイソブチルイソプロピルジメトキシシランとからなる。この場合、上
記固体成分の配量は、第1重合反応器から第2重合反応器への移行が時間平均値
として表1に示した数値に対応するよう設定した。上記成分の配量は、圧力調節
のために加えた新鮮なプロピレンとともに行った。反応器に、更に、下記を装入
した:60〜最大105ml/hの量の(1molヘプタン溶液の形の)トリエ
チルアルミニウムおよび70〜最大120ml/hの量の(0.125molヘ
プタン溶液の形の)イソブチルイソプロピルジメトキシシラン。メルトフローイ
ンデックス(ISO1133参照)の調節のため、水素を加え、反応ガス中の水
素濃度をガスクロマトグラフィーで監視した。
【0055】 浸漬管を介して反応器を短時間減圧して、反応器から粗大ポリマーを順次に除
去した。かくして、第1反応器に生成したプロピレン単独重合体を触媒とともに
中間容器に連続的に装入し、(0.5molヘプタン溶液の形の)イソプロパノ
ールと反応させた。この場合、イソプロパノールの装入量は、第1反応器におい
て得られたプロピレン単独重合体と第2反応器において製造されたプロピレン共
重合体との重量比が以下の表1に示した数値に対応するよう、設定した。イソプ
ロパノールの使用量は、分割して、一部を中間容器に装入し、一部を第2反応器
に装入した。中間容器において、圧力を、それぞれ、1barに低下し、1ba
rに30sec保持し、次いで、第2反応器内の組成に対応するガス混合物を圧
入して30barに上昇させた。
【0056】 次いで、重合体粉体を中間容器から第2反応器に不連続的に装入した。第2反
応器において、上記粉体に、表1に対応する圧力、温度および平均滞留時間にお
いて、プロピレンおよびエチレンの混合物を付加重合させた。エチレンの割合は
、約30容積%とした。第1反応器において生成されたプロピレン単独重合体と
第2反応器において生成されたプロピレン共重合体との重量比は、イソプロパノ
ールの添加によって制御した。得られた重量比を表1に示した。
【0057】 本発明に係る実施例1、2、3の正確な条件、即ち、圧力、温度、滞留時間、
水素使用量、共触媒の量、メルトフローインデックス(MFR)および生産量、
即ち、双方の重合反応器において得られた各重合体の量に関する数値は、以下の
表1に示してある。表1は、更に、第1重合反応器において生成されたプロピレ
ン単独重合体[PP(I)]と第2重合反応器において生成されたプロピレン・
エチレン・共重合体[EPR(II)]との間の重量比を含む。
【0058】 第2反応器において生成されたプロピレン・エチレン・共重合体の割合は、下
式にもとづき装入量・引出量から計算される:
【数1】
【0059】 得られた製品の性質を、対照例(対照例1´、2´、3´)とともに、表3、
4、5に括めた。
【0060】
【表1】
【0061】 対照例1´、2´、3´ すべての対照例1´、2´、3´において、片持ちのラセン状撹拌機を備え、
それぞれ、200lの有効容積を有する2つの順次に接続した撹拌式オートクレ
ーブにおいて操作を行った。双方の反応器は、微細なプロピレン重合体からなる
可動の固定床を含んでいる。
【0062】 第1重合反応器において、プロピレンをガス状態で導入し、チタン含有固体成
分a)、トリエチルアルミニウムおよびイソブチルイソプロピルジメトキシシラ
ンからなるチーグラ・ナッタ触媒系によって、2、3時間の平均滞留時間、表2
に示した圧力および温度において、重合させた。この場合、上記固体成分の配量
は、第1重合反応器から第2重合反応器への移行が時間平均値として表2に示し
た数値に対応するよう設定した。上記成分の配量は、圧力調節のために加えた新
鮮なプロピレンとともに行った。反応器に、更に、60ml/hの量の(1mo
lヘプタン溶液の形の)トリエチルアルミニウムおよび72ml/hの量の(0
.125molヘプタン溶液の形の)イソブチルイソプロピルジメトキシシラン
を装入した。メルトフローインデックス(ISO1133参照)の調節のため、
水素を加え、反応ガス中の水素濃度をガスクロマトグラフィーで監視した。
【0063】 浸漬管を介して反応器を短時間減圧して、反応器から粗大ポリマーを順次に除
去した。かくして、第1反応器に生成したプロピレン単独重合体を触媒および未
反応のモノマーとともに第2反応器に連続的に装入した。この場合、中間容器に
おける減圧操作は行わなかった。
【0064】 第2反応器において、上記混合物に、表2に対応する圧力、温度および平均滞
留時間において、プロピレンおよびエチレンの混合物を付加重合させた。エチレ
ンの割合は、約30容積%とした。第1反応器において生成されたプロピレン単
独重合体[PP(I)]と第2反応器において生成されたプロピレン共重合体[
EPR(II)]との重量比は、表2に示してある。更に、第2反応器に、(0
.5molヘプタン溶液の形の)イソプロパノールを装入した。イソプロパノー
ルの装入量は、表2に示したPP(I)とEPR(II)との間の重量比が得ら
れるよう、設定した。
【0065】 次いで、対照例1´、2´、3´において得られたプロピレンブロック共重合
体に対して、二重スクリュー押出機(Werner&Pfleiderer社の
ZSK30,Schnecke 8A)において、n−ヘプタンにジ−tert
.−ブチルペオキシト5重量%を溶解した溶液(Interox/Peroxi
d−Chemie社のLuperoxR101)によって分子量減少操作を実施
した。かくして、上記共重合体のメルトフローインデックス(MFR)を明らか
に増大できた。分子量減少前のメルトフローインデックス(MFR(II))お
よび分子量減少後のメルトフローインデックス(減少後のMFR)を以下の表2
に示した。
【0066】
【表2】
【0067】 以下の表3、4、5に、本発明に係る実施例1、2、3において得られたプロ
ピレンブロック共重合体の結果と、本発明とは無関係の対照例1´、2´、3´
のプロピレンブロック共重合体に対して行った測定で得られた数値とを対比して
示した。下記性質を測定した:
【表】
【0068】
【表3】
【0069】
【表4】
【0070】
【表5】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CO,CR,CU,CZ,DE ,DK,DM,DZ,EC,EE,ES,FI,GB, GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,I N,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC ,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA,MD, MG,MK,MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,P L,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK ,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG, US,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ビーデル,ヴォルフガング ドイツ、68159 マンハイム、ジー 7、 18 (72)発明者 ツィンマン,ハンス−ヤーゲン ドイツ、64625 ベンシャイム、ハウプツ トラッセ 20−26 (72)発明者 ハイングマン,ローランド ドイツ、68526 ラデンバーグ、シュター ルバーリング 54 (72)発明者 ローシュ,ジョーチム ドイツ、67063 ラドヴィヒシェーフェン、 フリーゼンスター.16 (72)発明者 シュヴァイアー,ガンサー ドイツ、67159 フライデルシャイム フ ライデリッヒ−ピエッシュ−スター.14 (72)発明者 オエルツェ,ヤーゲン ドイツ、67071 ラドヴィヒシェーフェン、 レイネック 20 Fターム(参考) 4F071 AA14 AA75 AA88 AH19 BA01 BB06 BB07 BC00 BC01 4J026 HA04 HA27 HA35 HA39 HA49 HB02 HB04 HB20 HB27 HB35 HB39 HB43 HB45 HB48 HE01 4L035 BB31 EE20 GG02

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チーグラー・ナッタ触媒系を使用して2段重合によって気相
    から得られる、プロピレン単独重合体50〜80重量%と、プロピレンと異なり
    重合されるC2−C8アルケ−1−エン10〜70重量%を含むプロピレン共重合
    体20〜50重量%とからなり、第1重合段階において、全容積に対して少なく
    とも2.0容積%の水素の存在下で、圧力10〜50bar、温度50〜100
    ℃および反応混合物の平均滞留時間0.3〜5時間においてプロピレンを重合さ
    せ、次いで、第1重合段階で得られたプロピレン単独重合体をチーグラー・ナッ
    タ触媒系とともに中間容器に装入し、中間容器内で、まず、5barよりも低い
    圧力に0.01〜5分間、減圧し、10〜80℃の温度に保持し、次いで、ガス
    混合物を圧入して中間容器内の圧力を5〜60barに再び上昇させ、次いで、
    プロピレン単独重合体をチーグラー・ナッタ触媒系とともに第2重合段階に移行
    し、第2重合段階において、圧力10〜50bar、温度50〜100℃および
    平均滞留時間0.3〜5時間においてプロピレンとC2−C8アルケ−1−エンと
    の混合物をプロピレン単独重合体に付加重合させ、この場合、第1重合段階およ
    び第2重合段階において反応したモノマーの重量比を4:1〜1:1の範囲にあ
    るよう設定した形式の高流動性のプロピレンブロック共重合体。
  2. 【請求項2】 230℃および重量2.16kgにおいてISO1133に
    もとづき測定したメルトフローインデックス(MFR)が、下式(式中、XSは
    、プロピレンブロック重合体全量に対するプロピレン単独重合体の割合(%)を
    表す) (I)MFR≧101.39+0.0787*XS2−5.4674*XS で表されることを特徴とする請求項1に記載の高流動性のプロピレンブロック共
    重合体。
  3. 【請求項3】 使用したチーグラー・ナッタ触媒系が、特にハロゲン含有マ
    グネシウム化合物と、電子供与体と、担体としての無機酸化物とを含むチタン含
    有固体成分以外に、なお、アルミニウム化合物および更なる電子供与体化合物を
    有することを特徴とする請求項1または2に記載の高流動性のプロピレンブロッ
    ク共重合体。
  4. 【請求項4】 第1重合段階において、圧力15〜40barおよび温度6
    0〜90℃においてプロピレンを重合させることを特徴とする請求項1〜3の1
    つに記載の高流動性のプロピレンブロック共重合体。
  5. 【請求項5】 中間容器内のプロピレン単独重合体1kg当り0.001〜
    10gのC1−C8アルカノールを添加することを特徴とする請求項1〜4の1つ
    に記載の高流動性のプロピレンブロック共重合体。
  6. 【請求項6】 中間容器において、減圧後、ガス混合物を圧入して圧力を1
    0〜40barに再び上昇させることを特徴とする請求項1〜5の1つに記載の
    高流動性のプロピレンブロック共重合体。
  7. 【請求項7】 第2重合段階において、圧力10〜40barおよび温度6
    0〜90℃においてプロピレンとC2−C8アルケ−1−エンとからなる混合物を
    相互に重合させることを特徴とする請求項1〜6の1つに記載の高流動性のプロ
    ピレンブロック共重合体。
  8. 【請求項8】 チーグラー・ナッタ触媒系を使用して気相からの2段重合に
    よって、請求項1〜7に記載の高流動性のプロピレンブロック共重合体を製造す
    る方法において、第1重合段階において、全容積に対して少なくとも2.0容積
    %の水素の存在下で、圧力10〜50bar、温度50〜100℃および反応混
    合物の平均滞留時間0.3〜5時間においてプロピレンを重合させ、次いで、第
    1重合段階で得られたプロピレン単独重合体をチーグラー・ナッタ触媒系ととも
    に中間容器に装入し、中間容器内で、まず、5barよりも低い圧力に0.01
    〜5分間、減圧し、10〜80℃の温度に保持し、次いで、ガス混合物を圧入し
    て中間容器内の圧力を5〜60barに再び上昇させ、次いで、プロピレン単独
    重合体をチーグラー・ナッタ触媒系とともに第2重合段階に移行し、第2重合段
    階において、圧力10〜50bar、温度50〜100℃および平均滞留時間0
    .3〜5時間においてプロピレンとC2−C8アルケ−1−エンとの混合物をプロ
    ピレン単独重合体に付加重合させ、この場合、第1重合段階および第2重合段階
    において反応したモノマーの重量比を4:1〜1:1の範囲にあるよう設定する
    ことを特徴とする方法。
  9. 【請求項9】 フィルム、繊維または成形体を製造するための、請求項1〜
    7の1つに記載の高流動性のプロピレンブロック共重合体の使用。
  10. 【請求項10】 請求項1〜7の1つに記載の高流動性のプロピレンブロッ
    ク共重合体を含むフィルム、繊維または成形体。
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