JP3393215B2 - プロピレン/エチレン共重合体の製造方法 - Google Patents
プロピレン/エチレン共重合体の製造方法Info
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Description
触媒としてアルミニウム化合物を含有するツィーグラー
/ナッタ触媒組成物により、撹拌固定床において気相か
ら2段階重合によりプロピレン/エチレン共重合体を製
造する方法に関するものである。
繊維、シートおよび成形体の製造に使用されるプロピレ
ン/エチレン共重合体ならびにこのプロピレン/エチレ
ン共重合体を主成分として製造された繊維、シートおよ
び成形体に関するものである。
てプロピレン/エチレンブロック共重合体を製造する方
法は、すでに一連の特許刊行物、例えば米国特許445
4299号および4455405号明細書に記載されて
いる。しかしながら、これにより得られる共重合体は、
白斑をもたらす性向が高い。ここで白斑と称するのは多
くの合成樹脂において長期間の保存下に本来透明である
試料の個々の部分が白色化する現象をいう。
的課題は、良好な機械特性と、良好な表面特性を有する
プロピレン/エチレン共重合体を製造する方法を提供す
ることである。
は、ツィーグラー/ナッタ触媒組成物として、チタン含
有固体組成分を共触媒と反応させた後、二酸化炭素との
反応により不活性化し、共重合反応に使用する前に共触
媒と反応させた生成物を使用することを特徴とするプロ
ピレン/エチレン共重合体の製造方法により解決される
ことが本発明者らにより見いだされた。以下の記載にお
いて、本願発明の方法は請求項1に記載された方法であ
る。
慣用されて来た反応器を使用して、バッチ式に、好まし
くは連続的に実施され得る。好ましい反応器は、ことに
連続的に操作される撹拌反応容器であって、しかも複数
のこの反応容器を直列に接続したものである。各反応容
器は、撹拌により流動状態になされている重合体粉末か
ら成る固定床を有する。
ラー/ナッタ触媒組成物を使用して行われる。これはチ
タン含有固体組成分のほかに、なお共触媒を含有し、こ
の共触媒としては、アルミニウム化合物が使用される
が、そのほかに共触媒組成分としてエレクトロン供与化
合物を使用するのが好ましい。
タン化合物として、一般に3価チタンもしくは4価チタ
ンのハロゲン化物またはアルコレート、ことにチタンテ
トラクロライドが使用される。チタン含有固体組成分
は、ことに酸化珪素、酸化アルミニウム、珪酸アルミニ
ウムのような粉状担体を含有するのが好ましい。特に有
利な担体はSiO2 ・aAl2 O3 であって、このaは
0から2、ことに0から0.5の数値を意味する。
てマグネシウム化合物が使用されるが、その例としてこ
とにマグネシウムハロゲン化物、マグネシウムアルキ
ル、マグネシウムアリール、マグネシウムアルコキシ、
マグネシウムアリールオキシ化合物が挙げられるが、こ
とにマグネシウムジクロライド、マグネシウムジブロマ
イド、マグネシウム−ジ−(C1 −C10アルキル)化合
物を使用するのが好ましい。チタン含有固体組成分は、
さらにハロゲン、ことに塩素もしくは臭素を含有してい
てもよい。
ロン供与化合物、例えば単官能もしくは多官能性のカル
ボン酸、カルボン酸無水物、カルボン酸エステル、さら
にはケトン、エーテル、アルコール、ラクトンならびに
燐有機化合物および珪素有機化合物を含有する。このチ
タン含有固体組成分におけるエレクトロン供与化合物と
して好ましいのは、一般式(I)
10アルコキシ基を意味し、あるいは両者合体して酸素原
子を意味するフタル酸誘導体である。ことに好ましいエ
レクトロン供与化合物は、X、YがC1 −C8 アルコキ
シ基、例えばメトキシ、エトキシ、プロピルオキシ、あ
るいはブチルオキシを意味するフタル酸エステルであ
る。
らに他の好ましいエレクトロン供与化合物は、以下の一
般式(IIa)、(IIb)で表わされ、3員もしくは
4員の、場合により置換されているシクロアルキル−
1,2−ジカルボン酸のジエステルにならびに以下の一
般式(III)で表わされ、場合により置換されている
ベンゾフェノン−2−カルボン酸のモノエステルであ
る。
それぞれ水素、C1 −C15アルキル、C7 −C15アルキ
ルアリールあるいは5員から7員のシクロアルキルを意
味し、これら置換基自体がC1 −C10アルキル基を持っ
ていてもよく、また式(III)のR5 は水素、C1 −
C5 アルキルあるいは塩素原子を意味する。
として、エステル化反応に慣用されるアルコール、こと
にC1 −C15アルカノール、C5 −C7 シクロアルカノ
ール(これらはC1 −C10アルキルを置換基として持っ
ていてもよい)、C6 −C10フェノールが使用され
る。
方法、例えばヨーロッパ特許出願公開45975号、4
5977号、86473号、171200号および英国
特許出願公開2111066号各公報に記載されている
方法により製造される。チタン含有固体組成分は、以下
のように2段階法で行うのが好ましい。
とにSiO2 ・aAl2 O3 (aは前述したように0
から2、ことに0から0.5の数値を意味する)であっ
て粒径が0.1から1000μm、ことに10から30
0μm、孔隙容積が0.1から10cm3 /g、ことに
1.0から4.0cm3 /g、比表面積が10から10
00m2 /g、ことに100から500m2 /gのもの
を、液状アルカンに溶解させたマグネシウム含有化合物
の溶液に添加し、この混合物を10から120℃の温度
で0.5から5時間撹拌する。担体1モルに対してマグ
ネシウム化合物を0.1から1モルの量で使用するのが
好ましい。次いで絶えず撹拌しながら、マグネシウム化
合物に対して、少なくとも2倍モル過剰量、ことに少な
くとも5倍モル過剰量のハロゲンもしくはハロゲン化水
素、ことに塩素あるいは塩化水素を添加する。約30か
ら120分後、この反応生成物に10から150℃の温
度で、C1 −C8 アルカノール、ことにエタノール、3
価もしくは4価チタンのハロゲン化物もしくはアルコレ
ート、ことにチタンテトラクロライドならびにエレクト
ロン供与化合物を添加する。この場合、マグネシウム/
モル当たり、第1工程で得られた固体分を1から5モ
ル、3価もしくは4価チタンを0.01から1モル、こ
とに0.1から0.5モルを、エレクトロン供与化合物
と共に添加する。この混合物を少なくとも1時間にわた
り、10から150℃の温度で撹拌し、このようにして
得られた固体材料を濾別し、C7−C10アルキルベンゼ
ン、ことにエチルベンゼンで洗浄する。
た固体分から、100ないし150℃の温度で、過剰量
のチタンテトラクロライドあるいは過剰量で存在するチ
タンテトラクロライドの溶液を、不活性溶媒、ことにア
ルキルベンゼンで抽出する。この場合、溶媒は少なくと
も5重量%のチタンテトラクロライドを含有する。しか
る後、生成物を液状アルカンで洗浄するが、この処理は
洗浄液が2重量%より少量のチタンテトラクロライドを
含有するに止まるまで継続する。
成分を共触媒、例えばアルミニウム化合物と共に、ツィ
ーグラー/ナッタ触媒組成物として使用する。
は、トリアルキルアルミニウムのほかに、このアルキル
基をアルコキシ基あるいはハロゲン原子、例えば塩素も
しくは臭素で代替した化合物である。ことに好ましいの
はトリアルキルアルミニウム化合物であって、このアル
キル基が1から8個の炭素原子を有するもの、例えばト
リメチル−、トリエチル−あるいはメチルジエチル−ア
ルミニウムである。
てさらにエレクトロン供与体、例えば単官能性もしくは
多官能性カルボン酸、カルボン酸無水物、カルボン酸エ
ステル、さらにケトン、エーテル、アルコール、ラクト
ンならびに燐有機化合物および珪素有機化合物を使用す
るのが有利である。好ましいエレクトロン供与体は以下
の一般式(IV)で表わされる珪素有機化合物である。
員のシクロアルキル(これら置換基はC1 −C10アルキ
ルを置換基として持っていてもよい)、C6 −C20のア
リールあるいはアリールアルキル、R7 はC1 −C20ア
ルキルを、nは1、2あるいは3をそれぞれ意味する。
ことに有利な化合物はR6 がC1 −C8アルキルあるい
は5員から7員のシクロアルキルを意味し、R7 がC1
−C4 アルキルを意味し、nが1もしくは2を意味する
場合である。その有利な具体例としては、ジメトキシジ
イソプロピルシラン、ジメトキシイソブチルイソプロピ
ルシラン、ジメトキシジイソブチルシラン、ジメトキシ
ジシクロペンチルシラン、ジエトキシイソブチルイソプ
ロピルシランが挙げられる。
たは二成分の混合物として加えることができる。
物の製造は、まずチタン含有固体組成分を共触媒と反応
させることにより行われる。反応は液相において行われ
るのが好ましく、共触媒が反応温度で液体である場合、
溶媒を使用しあるいは使用することなく処理され得る。
共触媒が反応温度において固体である場合には、不活性
溶媒が使用されるべきである。溶媒としては、液状炭化
水素、ことにC5 −C10アルカン、ことにヘキサンある
いはヘプタンあるいは炭化水素混合物が適当である。
ら25℃の温度でチタン含有固体組成分と反応せしめら
れる。この場合チタン含有固体組成分は共触媒もしくは
共触媒溶液中に分散させるのが有利である。
合物対チタンのモル割合は、チタン含有固体組成分が
0.1:1から10:1、ことに1:1から5:1、ア
ルミニウム化合物対珪素有機化合物のモル割合が0.
1:1から200:1、ことに3:1から30:1であ
るのが好ましい。
までである。
グラー/ナツタ触媒組成物は、次いで乾燥二酸化炭素と
反応せしめられる。この反応は−20から60℃、こと
に0から25℃で行われ、二酸化炭素は気相として触媒
分散液に直接的に導入される。しかしながら二酸化炭素
は固相として触媒分散液に添加することも可能である。
さらにまた分散液面上の気体空間に、好ましくは1から
8バールの圧力下に二酸化炭素を給送することもでき、
この二酸化炭素との反応形態がことに好ましい。
応の間、触媒分散液は撹拌される。反応時間は一般的に
3時間まで、ことに0.5から3時間の範囲である。
不活性化される。すなわち最早重合活性を示さない。こ
のようにして製造された触媒組成物は、良好な貯蔵安定
性を示し、例えば固体状で保管され得る。プロピレン/
エチレン共重合のために添加する前に、触媒組成物は共
触媒で再び活性化される。
応に使用された共触媒と同じものでよい。この共触媒の
使用量は、アルミニウム化合物のアルミニウムとチタン
含有固体組成分のチタンとの原子割合が10:1から8
00:1、ことに20:1から200:1で、アルミニ
ウム化合物と共触媒として使用されるエレクトロン供与
体との分子割合が1:1から100:1、ことに2:1
から80:1となるようになされる。
らの2段階重合工程による製造は、第1重合工程におい
てポリプロピレンを形成し、続いて第2重合工程におい
てプロピレンとエチレンの混合物を重合させるか、ある
いは第1工程においてすでにプロピレン/エチレン共重
合体を形成し、第2工程においてプロピレンとエチレン
の混合物を重合させることにより行われる。
ら40バールの圧力、60から90℃の温度、1から5
時間の反応混合物平均滞留時間で行われる。ことに20
から35バール、65から85℃の温度、1.5から4
時間の平均滞留時間が好ましい。反応条件の選定は、第
1工程において、アルミニウム組成分1ミリモル当た
り、0.05から2kg、ことに0.1から1.5kg
のポリプロピレンもしくはプロピレン/エチレン共重合
体が形成されるようになされる。第1工程においてプロ
ピレン分圧とエチレン分圧の割合が10:1から50
0:1、ことに15:1から100:1となるように調
整するのが好ましい。
いしプロピレン/エチレン共重合体は、反応終了後に触
媒と共に第2重合工程に給送され、ここでプロピレンと
エチレンの混合物が重合反応に付される。第2工程にお
ける支配的圧力は、第1工程における圧力より7バー
ル、ことに10バール低く、5から30バール、ことに
10から25バールになされる。温度は30から100
℃、ことに35から80℃、反応混合物平均滞留時間は
1から5時間、ことに1.5から4時間に設定される。
レンの分圧割合は0.5:1から5:1、ことに1:1
から4:1であり、第1および第2重合工程において重
合せしめられるモノマーの重量割合は、第1工程におい
てポリプロピレンが形成された場合には2.5:1から
20:1、ことに3:1から15:1となるように選定
される。第1工程においてプロピレン/エチレン共重合
体が形成された場合には、第1および第2重合工程にお
いて重合せしめられるモノマーの重量割合は0.5:1
から20:1、ことに0.6:1から10:1になされ
る。
−C8 アルカノール、ことにC1 −C4 アルカノールを
添加して、ツィーグラー/ナッタ触媒組成物の活性を良
好ならしめるのが好ましい。このために適するアルカノ
ールは、例えばメタノール、エタノール、n−プロパノ
ール、n−ブタノール、ことにイソプロパノールであ
る。添加されるべきアルカノールの量は、アルミニウム
化合物対アルカノールのモル割合が0.01:1から1
0:1、ことに0.02:1から5:1の範囲である。
は、従来から行われているように、制御剤、ことに水素
の添加により制御され得る。さらに窒素、アルゴンのよ
うな不活性ガスを併用することもできる。得られる共重
合体は少量のアルケン、ことにC4 −C10アルケン−1
を含有する場合もある。
00から50000、メルトフローインデックスは0.
1から100g/分、ことに0.2から10g/10分
である(DIN53735により230℃、2.16k
gで測定)。得られた共重合体は、触媒残渣が極めて少
なく、良好な切欠衝撃強さを示し、極めて少ない白斑生
起性向を有する。製造技術的観点からしても、第2重合
工程で得られる共重合体の粉末密度は第1重合工程で得
られる共重合体のそれよりも低くない点において有利で
ある。さらに第1工程で形成される単独重合体もしくは
共重合体は、極めて良好な形態的特性を示し、単独重合
体の場合は微細粉部分が少なく、共重合体の場合は粗い
粉体部分が少ない。第1工程で単独重合体を形成する場
合には、使用される触媒組成物は、第2工程における高
いプロピレン/エチレン分の場合に、極めて高い制御挙
動を示し、イソプロパノールの存在下に高いゴム形成潜
在能力をもたらす。さらに第2工程において反応器中に
おけるケーキ形成は著しく低減される。
により製造された共重合体は、自動車産業におけるシー
ト、管体、コーティング、繊維、中空体、射出成形体、
粉末の製造に適する。
1.7ml/g、比表面積330m2 /gのSiO2
を、その1モルに対して0.3モルのn−ブチルオクチ
ルマグネシウムのn−ヘプタン溶液に転化した。この溶
液を40℃で45分間撹拌し、20℃に冷却してから、
上記マグネシウム有機化合物に対して10倍モル量の塩
化水素をこれに導通した。60分後に、反応生成物を絶
えず撹拌しながら、マグネシウム1モル当たり3モルの
エタノールを添加し、この混合物を80℃において0.
5時間さらに撹拌し、次いでマグネシウム1モルに対し
て7.2モルのチタンテトラクロライドおよびエチルベ
ンゼンに溶解したジ−n−ブチルフタレート0.3モル
を添加した。次いで100℃において1時間撹拌し、生
成する固体分を濾別し、エチルベンゼンで複数回洗浄し
た。
ラクロライドの10容量%エチルベンゼン溶液により3
時間抽出し、次いで固体生成物を濾別して抽出液を除去
し、抽出液がわずかに0.3重量%のチタンテトラクロ
ライドを含有する状態になるまで、n−ヘプタンで洗浄
した。
%のTi、7.7重量%のMg、24.9重量%のCl
を含有することが確認された。
処理とこれに続く不活性化処理 撹拌機を備えた1リットル容積のガラスオートクレーブ
に700ミリリットルのn−ヘプタンを装填し、反応容
器を内温5℃となるまで冷却した。上記溶媒に、47.
4ミリリットルのトリエチルアルミニウム(n−ヘプタ
ン中1.0モル溶液として)および1.3ミリリットル
のジメトキシイソブチルイソプロピルシラン(n−ヘプ
タン中1.0モル溶液として)を添加し、次いで実施例
1aで得られたチタン含有固体組成分20gを添加し
た。5分間の接触時間経過後、撹拌しつつ、1時間にわ
たり乾燥気体状二酸化炭素を触媒分散液中に導入し(圧
力1バールで毎時14.5リットル)、重合活性触媒分
散液を不活性化した。これ (c)プロピレン/エチレン共重合体の製造 内容積それぞれ180リットル、分子量制御剤としてそ
れぞれ水素を装填した2個の撹拌オートクレーブを接続
して、プロピレン/エチレン共重合体を製造した。両反
応容器において微粉状ポリプロピレンから成る撹拌固定
床を形成した。
80℃で気相プロピレンを導入し、ツィーグラー/ナッ
タ触媒組成物によりこれを連続的に重合させた。この場
合、毎時、実施例1bにより製造されたチタン含有固体
組成分1g、トリエチルアルミニウム60ミリモルおよ
びジメトキシイソブチルイソプロピルシラン6ミリモル
を触媒組成分として使用し、反応混合物の平均滞留時間
は3時間とした。これによりアルミニウム化合物1ミリ
モル当たり0.4kgのポリプロピレンが得られた。
ンを触媒と共に第2反応容器に給送し、ここで15バー
ルの圧力、70℃の温度、2.4時間の平均滞留時間
で、80ミリモルのイソプロパノールの存在下にプロピ
レンとエチレンの混合物を添加重合させた。この際プロ
ピレンとエチレンの分圧割合は、2.3:1とした。ま
た第1反応容器で形成されたポリプロピレンと第2反応
容器で形成されるべき共重合体の重量割合は4.2:1
とした。第2反応容器における重合反応のため、アルミ
ニウム分1ミリモル当たり1.33ミリモルのイソプロ
パノールを使用した。
9g/10分(DIN53735により230℃、2.
16kgで測定)のプロピレン/エチレン共重合体が得
られた。また生成共重合体の機械特性および粒度分布は
後掲の表に示される。なお共重合体の含有塩素分は13
ppmであった。
媒組成物によりプロピレンとエチレンを重合させたが、
本実施例においてはアルミニウム分1ミリモルに対して
1.33ミリモルのイソプロパノールを使用し、プロピ
レンとエチレンの分圧割合2.3:1とし、また第1反
応容器で形成されたポリプロピレンと、第2反応容器で
形成された共重合体の間の重量割合を4.3:1とし
た。
0g/10分(DIN53735により230℃、2.
16kgで測定)のプロピレン/エチレン共重合体が得
られた。その機械特性および粒度分布は後掲の表に示さ
れる。なお共重合体の含有塩素分は12ppmであっ
た。
ると同様にして、プロピレンおよびエチレンを重合させ
たが、本実施例においては、アルミニウム分1ミリモル
に対してイソプロパノールを1.5ミリモル使用し、第
2反応容器における重合を圧力20バール、温度70℃
で行い、プロピレンとエチレンの分圧割合を2.01と
し、さらに第1反応容器において形成されたポリプロピ
レンと第2反応容器において形成された共重合体の重量
割合を1.4:1とした。
/10分のメルトフローインデックスを示した(DIN
53735により230℃、2.16kgで測定し
た)。この共重合体の機械特性および粒度分布は後掲の
表に示される。なお共重合体の含有塩素分は9ppmで
あった。
合し、これを触媒と共に第2反応容器に給送し、ここで
プロピレン単独重合体を、圧力20バール、温度70
℃、平均滞留時間2.4時間で、プロピレンとエチレン
の混合物と添加重合した。プロピレンとエチレンの分圧
割合は2:1、第1反応容器で形成されたポリプロピレ
ンと第2反応容器で形成された共重合体の重量割合を
1.4:1とした。
3g/10分(DIN53735により230℃、2.
16kgで測定した)の共重合体が得られた。機械特性
および粒度分布は後掲の表に示される。なお共重合体の
含有塩素分は7ppmであった。
使用することによりプロピレン/エチレン共重合体を製
造した。ただし、実施例1bにおけるプレポリマー化お
よびこれに続く不活性化の両処理は行わなかった。
合体の特性は下表に示された。
にDIN53735により230℃、2.16kgで測
定、ずれ弾性率(剛性率)はDIN53455により、
切欠衝撃強さはDIN53453により−20℃でそれ
ぞれ測定された。
Claims (4)
- 【請求項1】チタン含有固体組成分と、共触媒としてア
ルミニウム化合物およびオルガノシリコン化合物を含有
するツィーグラー/ナッタ触媒組成物により、撹拌固定
床において気相から2段階重合によりプロピレン/エチ
レン共重合体を製造する方法であって、このツィーグラ
ー/ナッタ触媒組成物として、チタン含有固体組成分を
共触媒と反応させた後、二酸化炭素との反応により不活
性化し、かつ共重合反応に使用する前に共触媒と反応さ
せた生成物を使用することを特徴とする方法。 - 【請求項2】第1重合工程においてポリプロピレンを形
成し、続いて第2重合工程において、その上にプロピレ
ンとエチレンの混合物を重合させることを特徴とする、
請求項1記載の方法。 - 【請求項3】第1重合工程における重合反応を、20か
ら40バールの圧力および60から90℃の温度で行
い、かつ第2重合工程における重合反応を、5から30
バールの圧力および30から100℃の温度で行い、か
つ第2重合工程における圧力を第1重合工程における圧
力より7バール低い圧力で行われることを特徴とする、
請求項1または2記載の方法。 - 【請求項4】ツィーグラー/ナッタ触媒組成物が、共触
媒としてさらに一般式(IV) R6 nSi(OR7)4−n IV 式中、R6はC1−C20アルキル、5員から7員のシ
クロアルキル(これら置換基はC1−C10アルキル置
換基を持っていてもよい)、C6−C20のアリールあ
るいはアリールアルキルを、R7はC1−C20アルキ
ルを、nは1、2あるいは3をそれぞれ意味し、ことに
有利な化合物は、R6がC1−C8アルキルあるいは5
員から7員のシクロアルキルを意味し、R7がC1−C
4アルキルを、nが1あるいは2をそれぞれ意味するこ
とを特徴とする、請求項1−3のいずれかに記載の方
法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4206369.8 | 1992-02-29 | ||
DE4206369A DE4206369A1 (de) | 1992-02-29 | 1992-02-29 | Verfahren zur herstellung von propylen-ethylen-copolymerisaten |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH05287025A JPH05287025A (ja) | 1993-11-02 |
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