JP2933398B2 - プロピレン共重合体 - Google Patents
プロピレン共重合体Info
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Description
ウム化合物とを含有するツィーグラー/ナッタ触媒組成
物により、撹乱固定床において気相から2段階重合によ
り得られる、アルケン−1との新規なプロピレン共重合
体に関するものである。
合で得られるプロピレン/エチレン共重合体は、多数の
特許文献に記載されている。米国特許4260710号
は、撹拌容器中でツィーグラー/ナッタ触媒を使用して
重合させたα−オレフィンの単独重合体及び共重合体の
製造を開示している。ここで使用される触媒成分は、こ
とに多価チタン化合物、アルミニウムハロゲニドおよび
/あるいはアルキルアルミニウム化合物、ならびに電子
供与体化合物を含有する。この電子供与体としては一般
にシラン、エステル、エーテル、ケトンあるいはラクト
ンが使用される(ヨーロッパ出願公告14523号、4
5977号、86473号及び同公開171200号各
公報)。
してプロピレン/エチレンブロック共重合体を製造する
ための各種方法は公知である(米国特許4454299
号、3455405号各明細書、南ア出願公告0084
/3561号、0084/3563号、0084/52
61号各公報、英国出願公告1032945号、西独出
願3827565.1号)。これら方法は、まず第1反
応圏において気相プロピレンを重合させ、この単独重合
体を第2反応圏に移送し、ここでエチレンとプロピレン
の混合と追加的に重合させる。この方法は一般に高圧
下、分子量制御剤としての水素の存在下に行なわれる。
これにより得られる共重合体は、通常秀れた衝撃強さを
示すが、同時に比較的高いストレスホワイトニング傾向
がある。この語は、伸張に際して合成樹脂透明試料の各
所において白色化する現象を示す。従来公知の2段階重
合法のさらに他の欠点は、第1重合段階の重合体につい
て測定したかさ密度が、第2重合段階後にしばしば減少
することである。重合体かさ比重の著しい減少は処理技
術的観点から好ましくない。第2重合段階の反応容器か
らの排出をさらに困難ならしめるからである。
点を回避、克服し、改善された使用特性を有するプロピ
レン共重合体を開発し提供することである。
有固体組成分とアルミニウム化合物とを含有するツィグ
ラー/ナッタ触媒組成物により、撹乱固定床において気
相から2段階重合により、すなわち (a)第1重合段階において、15から40バールの圧
力、50から90℃の温度、1から5時間の反応混合物
平均滞留時間で、プロピレンをさらに他のアルケン−1
と重合させて、アルミニウム化合物1ミリモルに対して
0.05から2kgのプロピレン共重合体をもたらし、
プロピレンとさらに他のアルケン−1の分圧の割合を
5:1から500:1とし、さらに (b)第2重合段階において、5から30バール、ただ
し第1重合段階を少くとも7バール下廻わる圧力、30
から100℃の温度、1から5時間の反応混合物平均滞
留時間で、プロピレンとさらに他のアルケン−1を第1
重合段階からの排出重合体に重合させ、プロピレンとさ
らに他のアルケン−1の分圧の割合を0.5:1から2
0:1とし、第1重合段階において反応せしめられたモ
ノマーと第2重合段階において反応せしめられるモノマ
ーの重量割合を0.5:1から20:1の範囲とするこ
とにより得られる、アルケン−1とのプロピレン共重合
体により解決されることが本発明者らにより見出され
た。
はプロピレン重合用に慣用されているバッチ式の、好ま
しくは連続式の反応器中で行なわれ得る。好ましい反応
器は、ことに複数個の撹拌反応器を接続した連続的に操
作可能の撹拌反応装置である。本方法は重合技術に慣用
のツィーグラー/ナッタ触媒を使用して行なわれる。こ
の触媒はことにチタン含有固体組成分と、共触媒として
アルミニウム化合物とを含有するものが好ましい。この
共触媒はアルミニウム化合物のほかにさらに電子供与体
化合物を含有するのが好ましい。
ン化合物として三価もしくは四価のチタンのハライドも
しくはアルコキシドであって、チタンクロリド、ことに
チタンテトラクロリドが好ましい。このチタン含有固体
組成分は、微細粉担体を含有するのが好ましく、この目
的のためにはシリカ、アルミナ及びアルミニウム珪酸塩
が適当である。ことに好ましい担体はSiO2・aAl2
O3であって、このaは0から2、ことに0から0.5
の数値を表わす。
体化合物、例えば単官能性もしくは多官能性のカルボン
酸、カルボン酸無水物、カルボン酸のエステル、ケト
ン、エーテル、ラクトンならびにオルガノ燐化合物及び
オルガノシラン化合物を含有することもできる。チタン
含有固体組成分中に含有される電子供与体化合物として
好ましいのは、一般式(I)のフタル酸誘導体である。
を意味するか、あるいは合体して酸素を形成する。こと
に好ましい電子供与体化合物は、X及びYがC1−C8ア
ルコキシ、例えばメトキシ、エトキシ、プロポキシある
いはブトキシを意味するフタル酸エステルである。
るべき電子供与体として好ましい他の化合物は3もしく
は4員の置換もしくは非置換シクロアルキル−1,2−
ジカルボン酸および置換もしくは非置換ベンゾフェノン
−2−カルボン酸のモノエステルである。これらエステ
ルに使用されるヒドロキシル化合物は、エステル化反応
に慣用されるアルコール、ことにC1−C15アルカノー
ル、C5−C7シクロアルカノール(これら自体がC1−
C10アル キル基を有することができる)、およびC6
−C10フェノールである。
ばヨーロッパ出願公開45975号、45977号、8
6473号、171200号及び英国出願公開2111
066号各公報に記載されている方法により製造され得
る。これは下記の3段階法により製造するのが好まし
い。
シウム含有化合物溶液を、一般的に粒径0.1から10
00μm、ことに10から300μm、孔隙容積0.1
から10cm3/g、ことに1.0から4.0cm3/
g、比表面積10から1000m2/g、ことに100
から500m2/gの、微細粉担体、ことにSiO2・a
Al2O3(aは0から2、ことに0から0.5の数値を
表わす)に注加し、この混合物を10から120℃にお
いて0.5から5時間撹拌する。担体1モルに対して
0.1から1モルのマグネシウム化合物を使用するのが
好ましい。ハロゲンあるいはハロゲン化水素、ことに塩
素あるいは塩化水素をマグネシウム含有化合物に対して
少くとも2倍モル量、ことに5倍モル量あるいはそれ以
上の過剰量を絶えず撹拌しながら添加する。約30から
120分後に液相から固体分を分離する。
れた固体分を液状アルカン中に投入し、次いでC1−C8
アルキル、ことにエタノール、三価ないし四価チタンの
ハライドもしくはアルコキシド、ことにチタンテトラク
ロリド及び電子供与体化合物、ことに上述式(I)のフ
タル酸誘導体を添加する。これらの使用量割合は、第1
段階で得られた固相中のマグネシウム1モルに対して、
アルカノール1から5モル、ことに2から4モル、三価
もしくは四価チタン2から20モル、ことに4から10
モル、電子供与体化合物0.01から1モル、ことに
0.1から1.0モルである。この混合物を10から1
50℃で1時間あるいはそれ以上にわたり撹拌し、得ら
れた固体分を濾別し、液状アルカン、ことにヘキサンあ
るいはヘプタンで洗浄する。
体分を、100から150℃で、過剰量のチタンテトラ
クロリドあるいは過剰量の不活性溶媒、ことにアルキル
ベンゼン中チタンテトラクロリド溶液で数時間にわたり
抽出する。これを液状アルカンで洗浄し、洗浄剤中のチ
タンテトラクロリドが2重量%より少くなるまでこれを
継続する。
成分が、ツィーグラー/ナッタ触媒系として使用され
る。適当な共触媒は、この場合アルミニウム化合物であ
る。
キルアルミニウムであって、そのアルキルがアルコキシ
あるいはハロゲン、ことに塩素あるいは臭素により置換
されている化合物である。ことに好ましいのは、各アル
キル基がそれぞれ1から8個の炭素原子を有するトリア
ルキルアルミニウム、例えばトリメチルアルミニウム、
トリエチルアルミニウムあるいはメチルジエチルアルミ
ニウムである。
い共触媒は電子供与体化合物である。例えば単官能性あ
るいは多官能性のカルボン酸、カルボン酸無水物、カル
ボン酸エステル、ケトン、エーテル、アルコール、ラク
トンならびにオルガノ燐化合物及びオルガノシラン化合
物である。ことに好ましい電子供与体化合物は一般式
(II) R1nSi(OR2)4-n (II) で表わされ、R1がC1−C20アルキル、5から7員のシ
クロアルキルであって、これ自体がC1−C10アルキル
あるいはC6−C20のアリールもしくはアリールアルキ
ルを持っていてもよいものを意味し、R2がC1−C10ア
ルキルを意味し、nが1、2もしくは3を意味するオル
ガノシリコン化合物である。特にR1がC1−C8アルキ
ルあるいは5から7員のシクロアルキル、R2がC1−C
4アルキル、nが1もしくは2である場合のオルガノシ
リコン化合物である。
ロピルシラン、ジメトキシイソブチルイソプロピルシラ
ン、ジメトキシジイソブチルシラン、ジメトキシジシク
ロペンチルシラン及びジエトキシイソブチルイソプロピ
ルシランがことに好ましい。触媒組成物中、アルミニウ
ム化合物からのアルミニウムとチタン含有固体組成分か
らのチタンの原子の割合が10:1から800:1、こ
とに20:1から200:1であり、助触媒として使用
されるアルミニウム化合物と電子供与体化合物とのモル
割合が1:1から100:1、ことに2:1から80:
1であるものが好ましい。触媒組成分は重合構成分中に
任意の順序で個々的に導入しても、あるいはその混合物
として導入してもよい。
圧力、50から90℃の温度、1から5時間反応混合物
平均滞留時間、ことに20から35バール、65から8
5℃の温度、1.5から4時間の平均滞留時間で行なわ
れる。反応条件は、第1反応圏においてアルミニウム化
合物1ミリモルに対して0.05から2kg、ことに
0.1から1.5kgのプロピレン共重合体が形成され
るように選択される。ここで使用されるコモノマーは、
アルケン−1、例えばエチレン、ブテン−1、ペンテン
−1、ヘキセン−1、ヘプテン−1、オクテン−1ある
いはこれにアルケン−1の2種類以上の混合物である。
好ましいコモノマーはエチレン及びブテン−1である。
本発明においては、プロピレンの分圧とアルケン−1の
分圧は第1重合圏において5:1から500:1、こと
に10:1から200:1に設定される。
びC4−C10アルケン−1のコモノマー混合物の重合が
行なわれる場合には、エチレンの分圧とC4−C10アル
ケン−1の分圧の割合は20:1から1:10、ことに
10:1から1:5になされる。
合体は、反応終了後、触媒と共に第1重合段階から排出
され、第2重合段階に導入され、ここでプロピレンとさ
らに他のアルケン−1の混合物が重合せしめられる。
ン−1は、エチレンおよびブテン−1のほかに、ペンテ
ン−1、ヘキセン−1、ヘプテン−1及びオクテン−1
であるが、ことに好ましいのはエチレン及びブテン−1
である。第2段階において、プロピレンは1種類のアル
ケン−1あるいはエチレンとC1−C4アルケン−1の混
合物と共に、第1重合段階から排出された共重合体に重
合せしめられる。上記混合物として好ましいのはプロピ
レンとエチレンの混合物あるいはプロピレン、エチレン
およびブテン−1の混合物である。各モノマーは、プロ
ピレンの分圧とさらに他のアルケン−1の分圧が0.
5:1から20:1、ことに0.5:1から10:1の
割合となるような量割合で使用される。第2重合段階で
プロピレン、エチレンおよびC4−C10アルケン−1の
混合物が共重合される場合には、さらにエチレンの分圧
とC4−C10アルケン−1の分圧が2:1から100:
1、ことに5:1から50:1となるようにしなければ
ならない。反応条件の適当な選択のためには、第1重合
段階において反応せしめられたモノマーと、第2重合段
階において反応せしめられるモノマーの重量割合が0.
5:1から20:1、ことに0.6:1から10:1と
なるようにしなければならない。第2重合段階における
重合は、5から30バールの圧力、30から100℃の
温度、1から5時間の反応混合物平均滞留時間、ことに
10から25バールの圧力、40から90℃の温度、
1.5から4時間の平均滞留時間で行なわれる。
0から85℃で重合せしめらる場合には、ここで得られ
るプロピレン共重合体の歪み白色化現象をもたらす傾向
は著しく低減される。
するツィーグラー/ナッタ触媒活性を修飾するためC1
−C8アルカノール、ことにC1−C4アルカノールの添
加が推奨される。この目的にことに適するアルカノール
は、メタノール、エタノール、n−プロパノール、n−
ブタノール及び特にイソプロパノールである。C1−C8
アルカノールの使用量は、これと共触媒として使用され
るアルミニウム化合物とのモル割合が、0.01:1か
ら10:1、ことに0.02:1から5:1となるよう
に選択される。
ば制御剤、ことに水素の添加により行なわれる。されに
窒素、アルゴンのような不活性気体を使用することもで
きる。本発明共重合体の平均分子量は、10000から
500000、メルトフローインデックスは0.1から
100g/10分、ことに0.2から10g/10分で
あって、いずれもDIN53735により230℃、
2.16kgで測定される。メルトフローインデックス
は、DIN53735で規定するテスト装置から、23
0℃で10分、2.16kgの負荷下に押出される重合
体量に相当するものである。さらに本発明で得られる共
重合体は、良好なノッチ衝撃強さのほかに極めて少量の
触媒残渣を含有するにとどまり、歪白色化の傾向も著し
く低減される。処理技術の観点からして、第2重合段階
から排出される共重合体のかさ密度は、第1重合段階か
ら得られる共重合体のそれより低くならない点において
も有利である。
低減により、本発明共重合体はことにフィルム、チュー
ブ、被覆、繊維、中空製品、射出成形品及び自動車内外
製製品に適する。
ルを有する2個の接続された撹拌オートクレーブ中にお
いて、それぞれ分子量制御剤としての水素の存在下に行
なわれた。各反応器には微細粉ポリプロピレンの撹乱固
定床が設けられた。
気体状で給送され、ツィーグラー/ナッタ触媒を使用
し、2.5時間の平均滞留時間で重合せしめられた。そ
れぞれの場合の反応条件、コモノマーの分圧割合、第1
重合段階で反応せしめられたモノマーと第2重合段階で
反応せしめられたモノマーの重量割合は、全実施例を通
じて後掲の表1に示される。
1gのチタン含有固体組成分、60ミリモルのトリエチ
ルアルミニウム、及び6ミリモルのジメトキシイソブチ
ルイソプロピルシランから成るツィーグラー/ナッタ触
媒を使用して重合を行なった。第1重合圏ではアルミニ
ウム化合物1ミリモル当たり0.4kgのプロピレン共
重合体が得られた。
重合体は、触媒と共に相次いで第2の撹拌オートクレー
ブに転送され、ここでプロピレンとさらに他のアルケン
−1の混合物を2.5時間の滞留時間で上記共重合体に
重合せしめられた。アルミニウム化合物1ミリモル当た
り0.05から1.3ミリモルのイソプロパノールが反
応混合物に添加された。詳細な各反応条件及び各モノマ
ー分圧間の割合は、全実施例を通じて後掲の表2に示さ
れる。
より製造された。
解されたブチルオクチルマグネシウム溶液を、粒径20
から45μm、孔隙容積1.75cm3/g及び表面積
320m2/gを有するSiO2及びこのSiO2に対し
て0.3モルのマグネシウムに添加した。この溶液を9
0℃で1.5時間撹拌し、20℃に冷却し、次いでオル
ガノマグネシウム化合物に対して10倍モル量の塩化水
素を給送した。30分後、固相生成物を溶媒から濾別し
た。第1段階から得られた生成物をn−ヘプタンと混合
し、マグネシウム1モルに対し3モルのエタノールを撹
拌しながら次々に添加した。この混合物を80℃で1.
5時間撹拌し、次いでマグネシウム1モルに対してそれ
ぞれチタンテトラクロリド6モルおよびジ−n−ブチル
フタラート0.5モルを添加した。反応混合物をさらに
2時間撹拌し、固体分を溶媒から濾別した。
℃においてチタンテトラクロリドの15重量%エチルベ
ンゼン溶液で抽出した。次いで固体分を抽出液から濾別
し、洗浄液中のチタンテトラクロリド含有分が0.3重
量%以下となるまでn−ヘプタンで洗浄した。
重量%のチタン、7.5重量%のマグネシウム及び2
8.3重量%の塩素を含有することが確認された。
使用して得られたプロピレン共重合体の特性を全実施例
に関して後掲の表3に示す。この表においてメルトフロ
ーインデックスおよびかさ密度は、第1重合段階から排
出された共重合体と第2重合段階から排出された共重合
体の両者について示される。本表はさらに全実施例を通
じてノッチ衝撃強さ、靭性(せん断弾性率)、歪み白色
体及び触媒残渣(チタン及び塩素)含有量を示す。
25mmの落下重錘テスターを使用し、DIN5344
3、第1部により測定された。落下高さは50cmとし
た。
mmの射出成形円板体であった。この試料は材料温度2
50℃、型表面温度30℃で射出成形された。各試料と
も各1回の衝撃テストを23℃で行なった。試料は締結
することなく支承環状体に置いて、重錘をこの上に落下
させた。各中央値を5枚の試料の使用により決定した。
し、各円板体の衝撃面と反対側の面において白色化部分
の径を流れ方向とこれに直交する方向とにおいて計測
し、両計測値から平均値を算出した。
Claims (1)
- 【請求項1】チタン含有固体組成分とアルミニウム化合
物とを含有するツィーグラー/ナッッタ触媒組成物によ
り、撹乱固定床において気相から2段階重合により、す
なわち (a)第1重合段階において、15から40バールの圧
力、50から90℃の温度、1から5時間の反応混合物
平均滞留時間で、プロピレンをさらに他のアルケン−1
と重合させて、アルミニウム化合物1ミリモルに対して
0.05から2kgのプロピレン共重合体をもたらし、
プロピレンとさらに他のアルケン−1の分圧の割合を
5:1から500:1とし、さらに (b)第2重合段階において、5から30バール、ただ
し第1重合段階を少くとも7バール下廻わる圧力、30
から100℃の温度、1から5時間の反応混合物平均滞
留時間で、プロピレンとさらに他のアルケン−1を第1
重合段階からの排出重合体に重合させ、プロピレンとさ
らに他のアルケン−1の分圧の割合を0.5:1から2
0:1とし、第1重合段階において反応せしめられたモ
ノマーと第2重合段階において反応せしめられるモノマ
ーの重量割合を0.5:1から20:1の範囲とするこ
とにより得られる、アルケン−1とのプロピレン共重合
体。
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