JP3302026B2 - 広い分子量割合qを有するプロピレン重合体 - Google Patents
広い分子量割合qを有するプロピレン重合体Info
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Description
Q(Mw/Mn)を有する新規のプロピレン重合体に関
するものであり、当然のことながらこの重合体の製造方
法にも関するものである。
レン重合体の製造については、すでに多くの文献がこれ
を記載している。これに使用される触媒組成分として
は、ことに多価チタン化合物、ハロゲン化アルミニウム
および/あるいはアルキル化合物ならびに一般にシラ
ン、エステル、エーテル、ケトンあるいはラクトンのよ
うな電子供与体化合物が使用される(ヨーロッパ特許出
願公告14523号、45977号、86473号、同
公開171200号各公報ならびに米国特許48576
13号明細書)。
用してプロピレン/エチレンブロック共重合体を製造す
る方法も公知である(米国特許4454299号、44
55405号各明細書、南阿連邦特許84/3561
号、84/3563号各明細書)。これらの方法におい
ては、まず第1反応圏において気相プロピレンを重合さ
せ、次いでここで得られた単独重合体を第2反応圏に給
送し、ここでさらにエチレンとプロピレンを重合させ
る。この方法は一般的に高圧下に、分子量制御剤として
の水素の存在下に行なわれる。この方法において良好な
使用技術特性を有するブロック共重合体をもたらすため
には、ことに第2反応圏において大量の水素を使用する
ことが必要となるが、これは方法技術的に著しい高コス
トを必要とする。この特殊の方法態様により得られる共
重合体は、加工処理の際に良好な特性を示す。
/ナッタ触媒を使用して製造されるプロピレン単独重合
体は、高い剛性を示し、この特性はプロピレン重合体の
加工処理に困難を伴ない高コストをもたらす。このよう
な材料は一般に脆さを示すからである。しかしながらあ
らゆる使用目的を通じて、良好な加工処理特性は、例え
ば剛性の改善よりも重大な役割を果たす。このような使
用範囲においてプロピレン重合体の平均的な機械的負荷
耐性で充分であるからである。
の欠点を回避克服し、加工処理に関する改善された特性
を有するプロピレン重合体を開発し、提供することであ
る。
(Mw/Mn)が6から30、好ましくは8から30、
ことに10から30の本発明による新規のプロピレン重
合体により達成されることが本発明者らにより見出され
た。ここで分子量割合Qと称するのは、重合体の重量平
均分子量Mwと数平均分子量Mnとの割合である。
は、プロピレン重合のためのそれ自体公知慣用の方法
で、バッチ式あるいは連続的に行なわれ得る。適当な重
合反応装置は、ことに連続的に操業され得る、一連の撹
拌反応器を相接続した装置である。反応容器は粉末状重
合体から成る固定層を含有し、これは常法により撹拌に
より移動状態に維持される。
ーグラー/ナッタ触媒を使用して行なわれる。この触媒
はことにチタン含有固体構成分のほかに、助触媒として
アルミニウム化合物を含有する。このアルミニウム化合
物のほかに助触媒構成分として電子供与体化合物を含有
するのが好ましい。
タン化合物として一般に3価もしくは4価チタンのハロ
ゲン化物あるいはアルコラートが使用されるが、チタン
の塩化物、ことにチタンテトラクロライドが好ましい。
このチタン含有固体構成分は微細粉担体を有するのが好
ましく、このために酸化珪素、酸化アルミニウムならび
に全構造式SiO2・aAl2O3(式中のaは0.00
1から2、ことに0.01から0.5の数値を示す)で
表わされる珪酸アルミニウムを使用する。
とに10から300μmの粒径、0.1から10cm2
/g、ことに1.0から5.0cm2/gの孔隙容積、
10から1000m2/g、ことに100から500m2
/gの比表面積を有する。 チタン含有固体構成分の製
造において、さらにマグネシウム化合物が使用される。
この化合物としては、マグネシウムハロゲン化物、マグ
ネシウムアルキル、マグネシウムアリール、ならびにマ
グネシウムアルコキシ化合物およびマグネシウムアリー
ルオキシ化合物が挙げられるが、ことにマグネシウムジ
クロライド、マグネシウムジブロマイド、マグネシウム
−ジ(C1−C10アルキル)化合物が好ましい。チタン
含有固体構成分はそのほかにさらにハロゲン、ことに塩
素あるいは臭素を含有することができる。
に電子供与体化合物、例えば単官能性もしくは多官能性
カルボン酸、カルボン酸無水物およびカルボン酸エステ
ル、ケトン、エーテル、アルコール、ラクトンならびに
燐および珪素有機化合物を含有することができる。
物として、ことに以下の一般式(I)
1−C10アルコキシを意味し、あるいは両者が合体して
酸素を意味する場合のフタール酸誘導体を使用するのが
好ましい。ことに有利な電子供与体化合物は、上記式中
のXおよびYがC1−C8アルコキシ、例えばメトキシ、
エトキシ、プロポキシあるいはブチルオキシを意味する
場合のフタル酸エステルである。
電子供与体化合物は、3もしくは4員の、場合により置
換されていてもよいシクロアルキル−1,2−ジカルボ
ン酸のジエステルならびに場合により置換されていても
よいベンゾフェノン−2−カルボン酸のモノエステルで
ある。ヒドロキシ化合物としては、これらエステルにお
いてエステル化に慣用されるアルコール、ことにC1−
C15アルカノール、C5−C7シクロアルカノール(これ
らはC1−C10のアルキル基を持っていてもよい)、な
らびにフェノール、ナフトール、さらにこれら化合物の
C1−C10アルキル誘導体が使用される。
法、例えばヨーロッパ特許出願公開45975号、45
977号、86473号、171200号各公報、英国
特許出願公開2111066号公報に記載されている方
法で使用される。
説明される3工程方法を使用するのが好ましい。
体、ことに二酸化珪素あるいはSiO2・aAl2O
3(式中のaは0.001から2、ことに0.01から
0.5の範囲の数値を意味する)に、液状アルカン中に
溶解させたマグネシウム含有化合物溶液を添加し、次い
でこの混合物を10から120℃の温度において0.5
から5時間撹拌する。この場合担体1モル当たり0.1
から1モルのマグネシウム化合物を使用するのが好まし
い。次いで撹拌を継続しながら、ハロゲンあるいはハロ
ゲン化水素を、ことに塩素あるいは塩化水素を、マグネ
シウム含有化合物に対して少くとも2倍モル過剰量、好
ましくは少くとも5倍モル過剰量添加する。約30から
120分後に、液相から固体を分離する。
られた生成物を液状アルカンに添加し、次いでC1−C8
アルカノール、ことにエタノール、3価もしくは4価チ
タンのハロゲン化物もしくはアルコラート、ことにチタ
ンテトラクロライド、ならびに電子供与体化合物、こと
に上述した一般式(I)のフタール酸誘導体を添加す
る。この場合マグネシウム1モル当たり、第1段階から
得られた固体分、1から5モル、ことに2から4モルの
アルカノール、2から20モル、ことに4から10モル
の3価もしくは4価チタンおよび0.01から1モル、
ことに0.1から1.0モルの電子供与体化合物を添加
する。この混合物を10から150℃の温度で少くとも
1時間撹拌し、これにより得られた固体分を濾別し、液
状アルカン、ことにヘキサンもしくはヘプタンで洗浄す
る。
体分を100から150℃の温度で、過剰量のチタンテ
トラクロライドあるいは不活性溶媒、ことにアルキルベ
ンゼン中に溶解せしめられたチタンテトラクロライド溶
液(少くとも5重量%のチタンテトラクロライドを含
有)の過剰量で数時間にわたり抽出する。次いでチタン
テトラクロライドの洗浄液中含有量が2重量%より少く
なるまで液状アルカンで生成物を洗浄する。
成分を、チーグラー/ナッタ触媒組成物の助触媒と共に
使用する。助触媒としてはアルミニウム化合物が使用さ
れる。
ルアルミニウムのほかに、アルキル基の代りにアルコキ
シあるいはハロゲン原子、例えば塩素あるいは臭素を有
する化合物である。ことに好ましいのはアルキルが1か
ら8個の炭素原子を有するトリアルキルアルミニウム化
合物、例えばトリメチルアルミニウム、トリエチルアル
ミニウムあるいはメチルジエチルアルミニウムである。
触媒として使用されるのは、単官能性もしくは多官能性
カルボン酸、カルボン酸無水物、カルボン酸エステル、
ケトン、エーテル、アルコール、ラクトンならびに燐お
よび珪素有機化合物のような電子供与体化合物である。
ことに好ましい電子供与体化合物は、一般式(II)
がそれぞれC1−C20アルキル、5員から7員のシクロ
アルキル(これ自体C1−C10アルキル基を持っていて
もよい)、C6−C20アリールあるいはアリールアルキ
ルを意味し、R2がそれぞれC1−C20アルキルを意味す
る場合の珪素有機化合物である。ことに好ましいのは、
R1がC1−C8アルキルあるいは5から7員のシクロア
ルキルを、R2がC1−C4アルキルを、nが1もしくは
2を意味する場合の化合物である。
ソプロピルシラン、ジメトキシイソブチルイソプロピル
シラン、ジメトキシジイソブチルシラン、ジメトキシジ
シクロペンチルシランおよびジエトキシイソブチルイソ
プロピルシランが好ましい。アルミニウム化合物のアル
ミニウムとチタン含有固体構成分のチタンとの原子の割
合が10:1から800:1、ことに20:1から20
0:1、アルミニウム化合物と助触媒としての電子供与
体化合物とのモル割合が1:1から100:1、ことに
2:1から80:1となるようにされた触媒組成物を使
用するのが有利である。触媒構成分は任意の順序で個々
的に添加しても、構成分混合物として添加しても差支え
ない。
0バールの圧力、60から90℃の温度、1から5時間
の反応混合物平均滞留時間で行なわれる。圧力が25か
ら35バール、温度が65から85℃、平均滞留時間が
1.5から4時間で重合させるのがことに好ましい。反
応条件は第1重合段階においてアルミニウム構成分1モ
ル当たりプロピレン重合体が0.05から2kg、こと
に0.1から1.5kg形成されるように選択される。
合、この分子量制御剤としての水素と、材料プロピレン
との分圧の割合は一般に2:100、好ましくは1:1
00、ことに0.5:100とする。ことに好ましい実
施態様においては、第1重合段階の水素は全く使用しな
い。
体は、反応終了後、触媒と共に第2重合段階に持込ま
れ、ここでさらに重合せしめられる。第2重合段階にお
ける圧力は、少くとも7バール、ことに少くとも10バ
ールだけ第1重合段階圧力を下廻わり、5から30バー
ル、ことに10から25バールの範囲とする。温度は3
0から120℃、ことに50から110℃、重合体平均
滞留時間は1から5時間、ことに1.5から4時間とす
る。
制御剤として使用される水素とプロピレンとの分圧の割
合は、1:100から50:100、好ましくは1:1
00から10:100、ことに1:100から6:10
0とする。さらに第1重合段階と第2重合段階において
反応せしめられる単量体の重量割合は、0.4:1から
20:1、ことに0.5:1から15:1の範囲となる
ように選択されることが必要である。特定の場合には、
0.4:1から6:1、ことに0.5:1から5:1の
割合が選択される。
めの他の実施態様では、第2重合段階での反応混合物
に、チーグラー/ナッタ触媒の活性を増進させるためC
1−C6アルカノール、ことにC1−C4アルカノールが添
加される。このために適当なアルカノールは、メタノー
ル、エタノール、n−プロパノール、n−ブタノール、
ことにイソプロパノールである。このC1−C8アルカノ
ールの使用量は、チーグラー/ナッタ触媒のアルミニウ
ム分と第2重合段階で添加されるこのアルカノールとの
モル割合が0.1:1から10:1、ことに0.2:1
から5:1となるように選定される。
プロピレン重合体、すなわち単独重合体が得られる。本
発明による重合体は少量のC2−C10アルケン−1、例
えばエチレン、ブテン−1、ヘキセン−1を含有し得る
が、この場合他のC2−C10アルケン−1とプロピレン
との分圧割合が1:100、ことに0.5:100を超
えないことが望ましい。このC2−C10アルケン−1の
少量の添加は第1重合段階でも第2重合段階でも行なわ
れ得る。
IN53735により230℃、2.16kgないし2
1.6kgで測定して10000から500000、メ
ルトフローインデックスは0.1ないし100g/10
分、ことに0.2ないし50g/10分である。このメ
ルトフローインデックスは、DIN53735により規
定された計測装置により230℃の温度、2.16kg
ないし21.6kgの圧力下、10分間に流出する重合
体の量である。
で公知のプロピレン重合体に対し、同様のメルトフロー
インデックスにおいて広い分子量割合Qを有するので、
流動性および使用特性において秀れている。従って本発
明重合体の加工処理、例えば押出成形、射出成形あるい
は加熱成形が著しく容易ならしめられる。
発明重合体は、ことにシート、パイプ、ライニング、繊
維、中空体、射出成形体の形成および車輛、船舶、航空
機の内装部品の製造に適する。
の2個の撹拌オートクレーブを接続して使用し、両反応
器ともポリプロピレン微細粉から成る移動固定床を形成
した。
ナッタ触媒を使用し、気相プロピレンを導入し、3時間
の平均滞留時間で重合を行なった。個々の反応条件、す
なわち分子量制御剤として使用される水素とプロピレン
の分圧割合、第1および第2重合段階の反応単量体重量
割合、得られた重合体のメルトフローインデックスにつ
いては下表にそれぞれ掲記する。
固体構成分、60ミリモルのトリエチルアルミニウム、
6ミリモルのジメトキシイソブチルイソプロピルシラン
を触媒構成分とするチーグラー/ナッタ触媒を使用して
連続的重合を行なった。第1重合段階においてはアルミ
ニウム化合物1ミリモル当たり0.4kgのプロピレン
共重合体が生成した。
重合体は、触媒と共に第2撹拌オートクレーブに給送さ
れ、ここで3時間の滞留時間でさらに重合された。個々
の反応条件、水素とプロピレンの分圧割合、得られた重
合体のメルトフローインデックスおよび分子量割合は、
全実施例を通じて以下の表2に掲記される。
ようにして行なわれた。まず第1工程として粒径20か
ら45μm、孔隙容積1.75cm3/g、比表面積3
20m2/gのSiO2に、SiO21モル当たりマグネ
シウム化合物0.3モルとなるように、n−ヘプタンに
溶解させたブチルオクチルマグネシウム溶液を添加し
た。この溶液を90℃で1.5時間撹拌し、次いで20
℃に冷却した。次いでマグネシウム有機化合物に対して
10倍モル量の塩化水素を導入し、30分後に溶媒から
固体生成物を分離した。
タンを添加し、次いでマグネシウム1モルに対し3モル
のエタノールを撹拌下に添加した。この混合物を80℃
で1.5時間撹拌し、それぞれマグネシウム1モルに対
して6モルのチタンテトラクロライド、0.5モルのフ
タル酸ジ−n−ブチルエステルを添加した。反応混合物
をさらに2時間撹拌し、次いで濾過により固体分を溶媒
から分離した。
℃においてチタンテトラクロライドの15重量%エチレ
ンベンゼン溶液で2時間抽出した。次いで固体生成物を
濾過により濾液から分離し、チタンテトラクロライド分
0.3重量%以上となるまでn−ヘプタンで洗浄した。
は、チタン分3.1重量%、マグネシウム分7.5重量
%、塩素分28.3重量%を含有するものであった。
トルの相接続された2個の撹拌オートクレーブを使用
し、両反応器にはポリプロピレンの移動固定床が形成さ
れた。
ンが導入され、チーグラー/ナッタ触媒を使用し、2.
5時間の平均滞留時間で、制御剤としての水素を使用す
ることなく、重合が行なわれた。個々の反応条件、得ら
れた重合体の分子量、第1および第2重合段階において
反応せしめられた単量体の重量割合は全実施例を通じて
以下の表3に示される。
使用したと同様のチタン含有固体構成分1g、トリエチ
ルアルミニウム60ミリモル、ジメトキシイソブチルイ
ソプロピルシラン6ミリモルを触媒構成分として含有す
るチーグラー/ナッタ触媒を使用して連続的重合が行な
われた。第1重合段階においてアルミニウム化合物1ミ
リモル当たり0.4kgのプロピレン共重合体が生成し
た。
は、触媒と共に第2撹拌オートクレーブに給送され、こ
こでイソプロパノールの存在下に2.5時間の平均滞留
時間でさらに重合が行なわれた。個々の反応条件、イソ
プロパノール給送量、水素対プロピレンの分圧割合、得
られた重合体のメルトフローインデックス、分子量、分
子量割合Qは以下の表4に掲記される。
により本発明プロピレン重合体は容易に加工処理され得
る。
Claims (6)
- 【請求項1】分子量制御剤としての水素の存在下、チタ
ン含有固体構成分のほかにさらにアルミニウム構成分を
含有するチーグラー/ナッタ触媒組成物により、移動固
定床における気相から2段階重合により、すなわち、 (a)第1重合段階において、20から40バールの圧
力、60から90℃の温度、1から5時間の反応混合物
平均滞留時間でプロピレンを重合させ、もし用いるなら
ば、この第1段階における水素の併用に際して水素とプ
ロピレンの分圧割合を2:100より小さくし、次いで (b)第2重合段階において5から30バール、但し第
1重合段階における圧力よりも少なくとも7バール低い
圧力、30から120℃の温度、1から5時間の反応混
合物平均滞留時間で、第1重合段階からもたらされた重
合プロピレンをさらに重合させ、この場合の水素とプロ
ピレンの分圧割合を1:100から50:100の間に
調整し、任意に、C 1 −C 8 アルカノールの存在下で第
2重合段階を行い、第1および第2重合圏において反応
せしめられた単量体の重量割合を0.4:1から20:
1の範囲に設定することを特徴とする、6から30の分
子量割合Q(M w /M n )を有するプロピレン重合体の
製造方法。 - 【請求項2】第1重合段階において水素とプロピレンの
分圧割合を1:100未満に設定することを特徴とする
請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】第2重合段階において水素とプロピレンの
分圧割合を1:100から10:100の範囲に設定す
ることを特徴とする請求項1から2のいずれかに記載の
方法。 - 【請求項4】第1および第2重合段階で反応せしめられ
た単量体の重量割合を0.5:1から15:1の範囲に
設定することを特徴とする請求項1から3のいずれかに
記載の方法。 - 【請求項5】チーグラー・ナッタ触媒組成物のアルミニ
ウム成分と第二重合段階に加えられたC 1 −C 8 アルカ
ノールのモル比を0.1:1から10:1の範囲に設定
することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載
の方法。 - 【請求項6】第二重合段階が、C 1 −C 4 アルカノール
の存在下で行われることを特徴とする請求項1から5の
いずれかに記載の方法。
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