JPH09110916A - ツィーグラー/ナッタ型触媒組成物 - Google Patents

ツィーグラー/ナッタ型触媒組成物

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JPH09110916A
JPH09110916A JP8210863A JP21086396A JPH09110916A JP H09110916 A JPH09110916 A JP H09110916A JP 8210863 A JP8210863 A JP 8210863A JP 21086396 A JP21086396 A JP 21086396A JP H09110916 A JPH09110916 A JP H09110916A
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titanium
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silica gel
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propylene
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JP8210863A
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Stephan Dr Hueffer
シュテファン、ヒュファー
Juergen Kerth
ユルゲン、ケルト
Peter Dr Koelle
ペーター、ケレ
Patrik Mueller
パトリック、ミュラー
Rainer Dr Hemmerich
ライナー、ヘメリヒ
Meinolf Dr Kersting
マイノルフ、ケルスティング
Rainer Alexander Werner
ライナー、アレクサンダー、ヴェルナー
Guenter Dr Scherer
ギュンター、シェーラー
Stefan Dr Seelert
シュテファン、ゼーレルト
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BASF SE
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F10/00Homopolymers and copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 形成されたフィルム表面上における微小斑点
の形成という欠点をもたらさず、高い立体特異性を示す
プロピレン重合体を高い生産性でもたらし得るツィーグ
ラー/ナッタ型触媒組成物を開発する。 【解決手段】 活性組成分として、(a)チタン化合
物、マグネシウム化合物、ハロゲン、担体としてのシリ
カゲル、電子供与体化合物としてのカルボン酸エステル
を包含する、チタン含有固体組成分と、共触媒として、
(b)アルミニウム化合物と、必要に応じて、さらに
(c)他の電子供与体化合物とを含有し、使用される上
記シリカゲルが、5から200μmの平均粒径、1から
10μmの一次粒子平均粒径および全粒子中の巨視的量
割合が5から20%を占め、かつ平均径が1から10μ
mであるボイド、チャンネルを有することを特徴とする
ツィーグラー/ナッタ型触媒組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆるツィーグ
ラー/ナッタ型触媒組成物に関するものである。本発明
は、さらにこのような触媒組成物の製造方法、このよう
な触媒組成物を使用するプロピレン重合体の製造方法、
このようにして得られるプロピレン重合体、さらにはこ
れらの重合体から成るフィルム、繊維、その他の成形体
に関する。
【0002】
【従来の技術】ツィーグラー/ナッタタイプの触媒組成
物は、ことにヨーロッパ特願公告014523号、同公
開023425号、04597号、195497号各公
報から公知である。これらの触媒組成物は、ことにC2
−C10アルケン−1重合用に使用され、多価チタン化合
物、アルミニウムハロゲン化物、および/またはアルミ
ニウムアルキル、さらに一方ではチタン含有組成分に使
用され、他方では共触媒として使用される。電子供与体
化合物、ことに珪素化合物、エーテル、カルボン酸エス
テル、ケトン、ラクトンを含有する。
【0003】ツィーグラー/ナッタ触媒は、通常、2工
程で製造される。チタン含有固体組成分がまず製造さ
れ、次いで共触媒と反応せしめられる。このようにして
製造される触媒を使用して重合が行われる。
【0004】また米国特許4857613号および52
88824号各明細書は、チタン含有組成分と、外部電
子供与体化合物として有機シラン化合物およびアルミニ
ウム化合物とを含有するツィーグラー/ナッタ型触媒組
成物を記載している。このようにして得られる触媒組成
物は、ことに良好な生産性を有し、高い立体特異性、す
なわちイソタクチック性、低い塩素含有分および良好な
モルホロジイ(すなわち微細粉の少ない)を示す重合体
をもたらす。
【0005】しかしながら、これら米国特許48576
13号、5288824号明細書に記載されている触媒
組成物を使用して得られる重合体のフィルム表面には、
しばしば多数の微細な斑点ないし凹凸が認められる。こ
のような斑点が広範囲にわたって形成されれば、フィル
ムの光学的品質を劣化させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この分野の技
術的課題ないし、上記両米国特許発明を出発点とする本
発明の目的は、形成されたフィルム表面上における微小
斑点の形成という欠点をもたらさず、高い立体特異性を
示すプロピレン重合体を高い生産性でもたらし得るツィ
ーグラー/ナッタ型触媒組成物を開発することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】しかるに、上述の課題な
いし目的は、活性組成分として、(a)チタン化合物、
マグネシウム化合物、ハロゲン、担体としてのシリカゲ
ル、電子供与体化合物としてのカルボン酸エステルを包
含する、チタン含有固体組成分と、共触媒として、
(b)アルミニウム化合物と、必要に応じて、さらに
(c)他の電子供与体化合物とを含有し、使用される上
記シリカゲルが、5から200μmの平均粒径、1から
10μmの一次粒子平均粒径および全粒子中の巨視的量
割合が5から20%を占め、かつ平均径が1から10μ
mであるボイド、チャンネルを有することを特徴とする
ツィーグラー/ナッタ型触媒組成物により解決ないし達
成されることが本発者らにより見出された。
【0008】本発明による触媒組成物は、ことにチタン
含有固体組成分(a)のほかに共触媒を含有する。この
共触媒はアルミニウム化合物(b)であることができる
が、他の共触媒組成分として、このアルミニウム化合物
(b)のほかに、追加的電子供与体化合物(c)を使用
するのが好ましい。
【0009】チタン含有固体組成分(a)を調製するた
めに、チタン化合物として、3価ないし4価チタンのハ
ロゲン化合物ないしアルコキシド、ことにチタンテトラ
クロリドを使用するのが好ましい。チタン含有固体組成
分は、また担体としてシリカゲルを含有する。
【0010】チタン含有固体組成分の調製に当たって、
さらにマグネシウム化合物が追加的に使用され得る。マ
グネシウム化合物としては、ことにマグネシウムハロゲ
ン化物、マグネシウムアルキルおよびマグネシウムアリ
ールのほかにマグネシウムアルコキシおよびマグネシウ
ムアリールオキシ化合物も使用される。マグネシウムジ
クロリド、マグネシウムジプロミドおよびジ(C1 −C
10アルキル)マグネシウム化合物を使用するのが特に好
ましい。チタン含有固体組成分は、さらにハロゲン、こ
とに塩素または臭素を含有してもよい。
【0011】チタン含有固体組成分(a)は、また電子
供与体化合物、例えば単官能性ないし多官能性のカルボ
ン酸、カルボン酸無水物、カルボン酸エステル、さらに
ケトン、エーテル、アルコール、ラクトン、有機燐酸化
合物、有機珪素化合物を含有してもよい。このようなチ
タン含有固体組成分に含有される電子供与体化合物とし
ては、以下の一般式II
【0012】
【化1】 で表わされるフタル酸誘導体が好ましい。ただし、式中
のX、Yは塩素原子またはC1 −C10アルコキシであ
り、あるいは合体して酸素を意味する。ことに好ましい
電子供与体化合物は、式中のX、YがそれぞれC1 −C
8 アルコキシ基、例えばメトキシ、エトキシ、プロピル
オキシまたはブチルオキシを意味するフタル酸エステル
である。
【0013】チタン含有固体組成分中の電子供与体化合
物として好ましいのは、さらに3員もしくは4員の置換
もしくは非置換シクロアルキル−1,2,ジカルボン酸
のジエステル、置換もしくは非置換ベンゾフェノン−2
−カルボン酸のモノエステルである。これらエステルの
形成のために使用されるヒドロキシ化合物は、エステル
化反応に常用されるアルコール、例えばC1 −C15アル
カノール、C5 −C7シクロアルカノールであって、こ
れらはC1 −C10アルキル基ならびにC6 −C10フェノ
ール基を含有し得る。
【0014】チタン含有固体組成分は、ことにヨーロッ
パ特願公開45975号、45977号、86473
号、171200号、英国特願公開2111066号各
公報、米国特許4857613号、5288824号各
明細書に記載されているような、それ自体公知の方法で
製造され得る。
【0015】このチタン含有固体組成分(a)を製造す
るためには、以下に示されるような2工程方法を使用す
るのが好ましい。
【0016】すなわち、第1工程において、一般的に5
から200μm、ことに20から70μmの平均粒径、
0.1から10cm3 /g、ことに1.0から4.0c
3/gの孔隙容積、10から1000m2 /g、こと
に100から500m2 /gの比表面積を有するシリカ
ゲル(SiO2 )を、微細粉担体として、まず液状アル
カンに溶解させたマグネシウム含有化合物溶液と混合
し、次いでこの混合物を10から120℃において0.
5から5時間撹拌する。マグネシウム化合物は、担体1
モルに対して、0.1から1モル使用するのが好まし
い。絶えず撹拌しながら、ハロゲンまたはハロゲン化水
素、ことに塩素または塩化水素を、マグネシウム含有化
合物に対して、少なくとも2倍モル、好ましくは少なく
とも5倍モルの過剰量添加する。約30から120分
後、10から150℃の温度で、これに3価ないし4価
チタンのハロゲン化物またはアルコキシド、ことにチタ
ンテトラクロリド、C1 −C8 アルカノール、ことにエ
タノールおよび電子供与体化合物を添加する。この場
合、第1工程から得られる固体分中のマグネシウム1モ
ルに対して、1から5モルの3価または4価チタン、
0.01から1モル、ことに0.1から0.5モルの電
子供与体化合物が使用される。この混合物を10から1
50℃において少なくとも1時間撹拌し、固体分を濾別
し、C1 −C10アルキルベンゼン、ことにエチルベンゼ
ンで洗浄する。
【0017】第2工程において、第1工程で得られた固
体分を、100から150℃において、不活性溶媒、こ
とにアルキルベンゼン中における過剰量のチタンテトラ
クロリドの溶液(少なくとも5重量%のチタンテトラク
ロリドを含有)で数時間にわたり抽出する。生成物を、
洗浄液が、チタンテトラクロリドが含有分2重量%以下
となるまで、液状アルカンで洗浄する。
【0018】このようにして行われるチタン含有固体組
成分(a)を、共触媒と共に、ツィーグラー/ナッタ触
媒組成物として使用する。
【0019】この共触媒としては、ことにアルミニウム
化合物(b)が適当である。
【0020】このアルミニウム化合物としては、トリア
ルキルアルミニウムおよびこのアルキル基をアルコキシ
基またはハロゲン原子、例えば塩素もしくは臭素で置換
した化合物が適当である。各アルキル基部分が1から8
個の炭素原子を有するトリアルキルアルミニウム化合
物、例えばトリメチルアルミニウム、トリエチルアルミ
ニウム、メチルジエチルアルミニウムを使用するのがこ
とに有利である。
【0021】アルミニウム化合物(b)のみならず、さ
らに共触媒として電子供与体化合物(c)、例えば単官
能性または多官能性カルボン酸、無水カルボン酸、カル
ボン酸エステル、さらにケトン、エーテル、アルコー
ル、ラクトンおよび有機燐酸化合物、有機珪素化合物を
使用するのが好ましい。この場合の電子供与体化合物と
しては、以下の一般式(I) R1 nSi(OR24-n (I) で表わされ、複数のR1 が、互に同じでも異なってもよ
く、それぞれC1 −C20アルキル、5から7員のシクロ
アルキル(これ自体C1 −C10アルキル、C6 −C20
リールまたは芳香族アルキルで置換されていてもよい)
を意味し、同じくR2 が、互に同じでも異なってもよ
く、それぞれC1 −C20アルキルを意味し、nが1、2
または3を意味する有機珪素化合物が好ましい。
【0022】これら化合物のうちでも、ことに好ましい
のは、ジメトキシジイソプロピルシラン、ジメトキシイ
ソブチルイソプロピルシラン、ジメトキシジイソブチル
シラン、ジメトキシジシクロペンチルシラン、ジメトキ
シイソブチル−s−ブチルシラン、ジメトキシイソプロ
ピル−s−ブチルシラン、ジメトキシジシクロペンチル
シラン、ジエトキシイソブチルイソプロピルシランであ
る。
【0023】各化合物(b)および場合により化合物
(c)も、共触媒として、任意の順序で、また個々的に
また混合物として使用され得る。
【0024】本発明において、チタン含有固体組成分
(a)中に使用されるシリカゲルは、5から200μ
m、ことに20から70μmの平均粒径、1から10μ
m、ことに1から5μmの1次的粒子平均径を有する微
細粉シリカゲルである。本発明の目的から1次的粒子
は、SiO2 ヒドロゲルを磨砕し、必要に応じ分級して
得られる、多孔性、顆粒状シリカゲルである。
【0025】さらに、本発明に使用されるべきシリカゲ
ルは、巨視的に全粒子中において5から20%、ことに
5から15%の容積を占めるボイドないしチャンネル
が、1から10μm、ことに1から5μmの平均径を有
するシリカゲルである。また、このシリカゲルは、0.
1から10cm3 /g、ことに1.0から4.0cm3
/gの孔隙容積、10から1000m2 /g、ことに1
00から500m2 /gの比表面積を有するものである
のが好ましい。
【0026】このような微粉砕シリカゲルにおけるボイ
ドないしチャンネルのために、触媒活性組成分が著しく
改善された状態で担体材料内に分布される。さらに、こ
のようにしてボイド、チャンネルにより広く分散された
触媒活性材料は、単量体および共触媒の拡散的供給に、
従ってまた重合に、いわば動力学的に重要な影響を及ぼ
し得る。このようにして微粉砕されたシリカゲルは、水
または脂肪族アルコールでスラリー化されたSiO2
ドロゲルを噴霧乾燥法で粉体化し、適当に分級処理して
得られる。もっとも、このようにして微粉砕されたシリ
カゲルは、市販されており、商業的に入手可能である。
【0027】シリカゲルは、チタン含有固体組成分
(a)中において、シリカゲル1モルに対して、マグネ
シウム化合物が0.1から1.0モル、ことに0.2か
ら0.5モル存在するような量割合で存在する。
【0028】共触媒的活性化合物(b)および場合によ
り(c)は、順次または同時にチタン含有固体組成分
(a)に作用せしめられ得る。これは、一般的に0から
150℃、ことに20から90℃の温度、1から100
バール、ことに1から40バールの圧力で行われ得る。
【0029】共触媒(b)および場合により(c)は、
アルミニウム化合物のアルミニウムと、チタン含有固体
組成分(a)のチタンとの分子割合が10:1から80
0:1、ことに20:1から200:1、アルミニウム
化合物と共触媒で使用される電子供与体化合物とのモル
割合が、1:1から250:1、ことに10:1から8
0:1となるような量で使用される。
【0030】本発明による触媒組成物は、プロピレンの
重合体、すなわちプロピレン単独重合体およびプロピレ
ンと他のC2 −C10アルケン−1との共重合体を製造す
るのにことに適する。
【0031】ここでC2 −C10アルケン−1と称するの
は、ことにエチレン、ブテン−1、ペンテン−1、ヘキ
セン−1、ヘプテン−1、オクテン−1を意味するが、
コモノマーとしてエチレンと、ブテン−1がことに好ま
しい。
【0032】しかしながら、本発明触媒組成物は、他の
2 −C10アルケン−1の重合体、例えばエチレン、ブ
テン−1、ペンテン−1、ヘプテン−1、オクテン−1
の単独重合体および共重合体の製造にも使用され得る。
【0033】このようなC2 −C10アルケン−1重合体
の製造は、従来慣用の反応器においてバッチ式でもしく
は連続的に、例えば懸濁重合、ことに気相重合で行われ
る。適当な反応器は、適当な撹拌器で運動状態に維持さ
れる微細粉重合体固定床を包含する連続稼働撹拌反応器
である。もちろん、反応は直列接続された複数反応器で
も行われ得る。反応時間、平均滞留時間は、それぞれの
場合に選定された反応条件に応じて決定されるが、一般
的に0.2から20時間、通常は0.5から10時間で
ある。
【0034】重合反応は20から150℃、1から10
0バールの圧力下に行われるが、ことに40から100
℃、10から50バールの圧力下に行うのが好ましい。
プロピレン単独重合体を製造する場合には、重合反応
は、50から100℃、ことに60から90℃、15か
ら40バール、ことに20から35バールの圧力下に、
0.5から5時間、ことに0.5から3時間の平均滞留
時間で行うのが好ましい。形成されるポリアルケン−1
の分子量は、重合反応技術において常用の制御剤、例え
ば水素の添加により、広い範囲にわたり、制御され得
る。また、不活性溶媒、例えばトルエン、ヘキサン、不
活性ガス、例えば窒素、アルゴンを比較的少量のポリプ
ロピレン粉末に混和することによっても制御可能であ
る。
【0035】本発明による触媒組成物を使用して製造さ
れるプロピレンの単独重合体もしくは共重合体の分子量
は、20000から500000(重量平均)であるの
が好ましい。またメルトフローインデックスは、DIN
53735により、230℃、2.16kgの負荷下に
おいて0.1から100g/10分、ことに0.5から
50g/10分である。
【0036】本発明による触媒組成物は、これまでに公
知の触媒組成物にくらべて、ことに気相重合において、
高い生産性を示し、また改善された立体特異性をもたら
す。このようにして得られる重合体は、また高い嵩密度
と低い残留塩素分を示す。また本発明触媒組成物は、前
述した従来技術におけるように、製造された重合体の表
面に微細斑点が形成されるという欠点をほとんど示さな
い。
【0037】また本発明による触媒組成物を使用して製
造されるプロピレン重合体の秀れた機械特性のために、
ことにフィルム、繊維その他の成形体の製造用にことに
適する。
【0038】
【実施例】実施例1 (a)チタン含有固体組成分(1)の製造 第1工程において、粒径20から45μm、孔隙容積
1.5cm3 /gおよび比表面積260m2 /gを有す
る微細粉シリカゲル(SiO2 )を、n−ヘプタン中に
溶解させたn−ブチルオクチルマグネシウム溶液および
SiO2 1モル当たり0.3モルのマグネシウム化合物
と混合した。これに使用された微細粉シリカゲルは、第
1次粒子の平均粒径が3−5μmであり、かつ全粒子に
おける径3−5μmのボイド、チャンネルの約15容量
%を占めることを追加的特徴として有する。溶液を95
℃において45分間撹拌し、20℃に冷却し、次いでこ
れに有機マグネシウム化合物に対して10倍モル量の塩
化水素を導入、通過させた。60分後、反応生成物と、
マグネシウム1モルに対して3モルのエタノールとを撹
拌、混合した。この混合物を80℃で0.5時間撹拌
し、次いでマグネシウム1モルに対して、それぞれ7.
2モルのチタンテトラクロリドおよび0.3モルのジ−
n−ブチルフタラートと混合した。この混合物をさらに
100℃で1時間撹拌し、固体分を濾別し、エチルベン
ゼンで複数回洗浄した。
【0039】これにより得られた固体組成分を125℃
において、エチルベンゼンに溶解させたチタンテトラク
ロリドの10%濃度溶液で3時間にわたり抽出し、生成
固体分を抽出液から濾別し、洗浄液のチタンテトラクロ
リド含有分が0.3重量%以下になるまでn−ヘプタン
で洗浄した。
【0040】このようにして得られたチタン含有固体組
成分は、以下の組成を示した。
【0041】 Ti 3.5重量% Mg 7.4 〃 Cl 28.2 〃 粒径は、クールター、カウンタ分析(シリカゲル粒子の
粒径分布)により、孔隙容積および比表面積は、DIN
66131による窒素吸着またはDIN66133によ
る水銀多孔度計測によりそれぞれ測定された。1次的粒
子の粒径、ボイド、チャンネルの直径、ボイド、チャン
ネルの巨視的容積割合は、シリカゲルの粒子表面および
粒子断面積につき、電子走査顕微鏡または電子探査微小
分析により測定された。
【0042】(b)プロピレンの重合 プロピレンの重合は、有効容積800リットルの垂直撹
拌気相反応器中において、分子量制御剤水素の存在下に
行われた。この反応器中に、微細粉重合体の撹拌固定床
を形成させた。この反応器出力は、ポリプロピレン15
2kg/hであった。
【0043】気相プロピレンを、この気相反応器に80
℃、32バールの圧力下に給送した。重合は、実施例1
(a)のチタン含有固体組成分(a)6.6g/hと、
それぞれ共触媒として、トリエチルアルミニウム138
4ミリモル/hおよびジメトキシイソブチルイソプロピ
ルシラン40ミリモル/hとを使用して、1.5時間の
平均滞留時間で行われた。
【0044】この気相重合により、230℃において、
2.16kgの荷重下に測定されたメルトフローインデ
ックスMFI(DIN53735による)が12.2g
/10分を示すプロピレン単独重合体を得た。
【0045】対比例A 上記本発明実施例1と同様の方法で、同じ触媒組成物を
使用し、同じ反応条件下において、しかしながら、以下
の特性を示すシリカゲルを含有するチタン含有固体組成
分(a)を使用して、プロピレンを重合させた。
【0046】 粒径 20−45μm 孔隙容積 1.8cm3 /g 比表面積 325m2 /g 全粒子におけるボイド、チャンネルの占める容量割合
<1.0% 気相重合により得られたプロピレン単独重合体は、実施
例1と同様の条件下で測定して、12.5g/10分の
MFIを示した。
【0047】下表Iは、本発明実施例1および対比例A
による触媒組成物の生産性、および得られたプロピレン
単独重合体の諸特性、すなわちキシレン可溶性分割合
(重合体の立体特異性の測定)、ヘプタン可溶性分割合
(同上)、塩素含有分、嵩密度、剪断弾性率(Gモジュ
ラス)、粒度および微細斑点個数を示す。
【0048】
【表1】 本発明実施例1と対比例Aの対比により、本発明触媒組
成物が従来技術のそれにくらべて高い生産性を示し、そ
の結果、製造されたプロピレン重合体が、さらに高い立
体特異性(低いキシレンおよびヘプタン可溶性分割
合)、低い塩素含有分、高い嵩密度を示すことが明らか
になされた。さらに、本発明触媒組成物を使用して得ら
れたプロピレン重合体が、従来技術に対して高い靭性
(高いGモジュラス)および著しく少ない微細斑点を示
すことが明らかになされた。
【0049】実施例2 (a)チタン含有固体組成分(1)の製造 第1工程において、20から45μmの粒径、1.5c
3 /gの孔隙容積、260m2 /gの比表面積を有す
る微細粉シリカゲル(SiO2 )と、このSiO2 1モ
ルに対して0.3モルのマグネシウム化合物を含有する
n−ブチルオクチルマグネシウムのn−ヘプタン溶液と
を混合した。この微細粉シリカゲルは、第1次粒子の平
均粒径が3−5μmであり、かつ全粒子における径3−
5μmのボイド、チャンネルの約15容量%を占める。
溶液を95℃において45分間撹拌し、20℃に冷却
し、次いでこれに有機マグネシウム化合物に対して10
倍モル量の塩化水素を導入、通過させた。60分後、反
応生成物と、マグネシウム1モルに対して3モルのエタ
ノールとを撹拌、混合した。この混合物を80℃で0.
5時間撹拌し、次いでマグネシウム1モルに対して、そ
れぞれ7.2モルのチタンテトラクロリドおよび0.5
モルのジ−n−ブチルフタラートと混合した。この混合
物をさらに100℃で1時間撹拌し、固体分を濾別し、
エチルベンゼンで複数回洗浄した。
【0050】これにより得られた固体組成分を125℃
において、エチルベンゼンに溶解させたチタンテトラク
ロリドの10%濃度溶液で3時間にわたり抽出し、生成
固体分を抽出液から濾別し、洗浄液のチタンテトラクロ
リド含有分が0.5重量%以下になるまでn−ヘプタン
で洗浄した。
【0051】このようにして得られたチタン含有固体組
成分は、以下の組成を示した。
【0052】 Ti 3.5重量% Mg 7.4 〃 Cl 28.2 〃 粒径は、クールター、カウンタ分析(シリカゲル粒子の
粒径分布)により、孔隙容積および比表面積は、DIN
66131による窒素吸着またはDIN66133によ
る水銀多孔度計測によりそれぞれ測定された。1次的粒
子の粒径、ボイド、チャンネルの直径、ボイド、チャン
ネルの巨視的容積割合は、シリカゲルの粒子表面および
粒子断面積につき、電子走査顕微鏡または電子探査微小
分析により測定された。
【0053】(b)重合は、有効容積800リットルの
垂直撹拌気相反応器中において、分子量制御水素の存在
下に行われた。この反応器中に、微細粉重合体の撹拌固
定床を形成させた。
【0054】気相プロピレンを、この気相反応器に80
℃、32バールの圧力下に給送した。重合は実施例2
(a)のチタン含有固体組成分(a)7.4g/hと、
それぞれ共触媒として、トリエチルアルミニウム450
ミリモル/hおよびジメトキシイソブチルイソプロピル
シラン45ミリモル/hとを使用して、1.5時間の平
均滞留時間で行われた。
【0055】この気相重合により、230℃において、
2.16kgの荷重下に測定されたMFI(DIN53
735による)が11.9g/10分を示すプロピレン
単独重合体が得られた。
【0056】対比例B 上記本発明実施例と同様の方法で、同じ触媒組成物を使
用し、同じ反応条件下において、しかしながら、以下の
特性を示すシリカゲルを含有するチタン含有固体組成分
(a)を使用して、プロピレンを重合させた。
【0057】 粒径 20−45μm 孔隙容積 1.8cm3 /g 比表面積 325m2 /g 全粒子におけるボイド、チャンネルの占める容量割合
<1.0% 気相重合により得られたプロピレン単独重合体は、上述
と同様の条件下で測定して、12.4g/10分のMF
Iを示した。
【0058】実施例3 実施例2と同様の処理を反覆した。すなわち、プロピレ
ンを800リットル容積の垂直撹拌気相反応器中に平均
滞留時間1.5時間で給送した。重合は、チタン含有固
体組成分6.6g/h、アルミニウム組成分450ミリ
モル/h、ジメトキシイソブチルイソプロピルシラン1
5ミリモル/hを触媒組成分として給送し、平均滞留時
間1.5時間で行われた。
【0059】気相重合の完了により、上述と同じ条件下
で測定して、12.3g/10分のMFIを示すプロピ
レン単独重合体が得られた。
【0060】対比例C 実施例3と同様の方法により、本発明と同じ触媒組成物
を使用し、同じ条件下で、ただし以下の特性を示す微細
粉シリカゲルを含有するチタン含有固体組成分(a)を
使用して、プロピレンを重合させた。
【0061】 粒径 20−45μm 孔隙容積 1.8cm3 /g 比表面積 325m2 /g 全粒子におけるボイド、チャンネルの占める容量割合
<1.0% 気相重合の完了により、上述と同じ条件下で測定して、
13.0g/10分のMFIを示すプロピレン単独重合
体を得た。
【0062】実施例4 実施例2における同様の処理を反覆した。すなわち、プ
ロピレンを800リットル容積の垂直撹拌気相反応器中
に、平均滞留時間1.5時間で給送した。チタン含有固
体組成分5.9g/h、アルミニウム組成分450ミリ
モル/h、ジメトキシイソブチルイソプロピルシラン9
ミリモル/hを触媒組成分として給送し、平均滞留時間
1.5時間で行われた。
【0063】気相重合の完了により、上述と同じ条件下
で測定して、12.8g/10分のMFIを示すプロピ
レン単独重合体が得られた。
【0064】対比例D 実施例4と同様の方法により、本発明と同じ触媒組成物
を使用し、同じ条件下で、ただし以下の特性を示す微細
粉シリカゲルを含有するチタン含有固体組成分(a)を
使用して、プロピレンを重合させた。
【0065】 粒径 20−45μm 孔隙容積 1.8cm3 /g 比表面積 325m2 /g 全粒子におけるボイド、チャンネルの占める容量割合
<1.0% 気相重合の完了により、上述と同じ条件下で測定して、
12.1g/10分のMFIを示すプロピレン単独重合
体が得られた。
【0066】下表IIは、実施例2から3と対比例Bか
らDとを対比し、それぞれの触媒組成物の生産性および
それぞれにおいて得られたプロピレン単独重合体の特
性、すなわちキシレン可溶性分割合(重合体の立体特異
性)、塩素含有分および靭性(Gモジュラス)を示す。
【0067】
【表2】 実施例2から3(本発明)と対比例BからD(従来技
術)との対比により、本発明触媒組成物が高い生産性を
有し、これにより得られる重合体の立体特異性(低いキ
シレン可溶性分の量割合)、低い塩素含有分割合および
高い靭性(高いGモジュラス)をもたらすことが明らか
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ペーター、ケレ ドイツ、67098、バート、デュルクハイム、 アウフ、デム、ケペル、2/11 (72)発明者 パトリック、ミュラー ドイツ、67661、カイゼルスラウテルン、 ヨハニスクロイツァー、シュトラーセ、67 (72)発明者 ライナー、ヘメリヒ ドイツ、67269、グリューンシュタット、 リンデンヴェーク、10 (72)発明者 マイノルフ、ケルスティング ドイツ、67435、ノイシュタット、イン、 デァ、アヘン、26 (72)発明者 ライナー、アレクサンダー、ヴェルナー ドイツ、67098、バート、デュルクハイム、 ヴェルスリング、33 (72)発明者 ギュンター、シェーラー ドイツ、67435、ノイシュタット、マンデ ルベルクシュトラーセ、36 (72)発明者 シュテファン、ゼーレルト ドイツ、67227、フランケンタール、マテ ーウス−メリアン、リング、24アー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 活性組成分として、(a)チタン化合
    物、マグネシウム化合物、ハロゲン、担体としてのシリ
    カゲル、電子供与体化合物としてのカルボン酸エステル
    を包含する、チタン含有固体組成分と、共触媒として、
    (b)アルミニウム化合物と、必要に応じて、さらに
    (c)他の電子供与体化合物とを含有し、 使用される上記シリカゲルが、5から200μmの平均
    粒径、1から10μmの一次粒子平均粒径および全粒子
    中の巨視的量割合が5から20%を占め、かつ平均径が
    1から10μmであるボイド、チャンネルを有すること
    を特徴とするツィーグラー/ナッタ型触媒組成物。
  2. 【請求項2】 使用される前記シリガゲルが、全粒子中
    の巨視的量割合が5から15%を占め、かつ平均径が1
    から5μmであるボイドないしチャンネルを有すること
    を特徴とする、請求項(1)の触媒組成物。
  3. 【請求項3】 使用される前記シリガゲルが、噴霧乾燥
    形成されることを特徴とする、請求項1または(2)の
    触媒組成物。
  4. 【請求項4】 請求項(1)から(3)のいずれかのツ
    ィーグラー/ナッタ型触媒組成物の存在下に、20から
    150℃の温度、1から100バールの圧力において、
    プロピレンおよび場合により添加されるコモノマーを重
    合させることを特徴とする、プロピレン重合体の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項(4)の方法により得られるプロ
    ピレン重合体。
  6. 【請求項6】 請求項(1)から(3)のいずれかのツ
    ィーグラー/ナッタ型触媒組成物の存在下に、20から
    100℃の温度、15から40バールの圧力、0.5か
    ら5時間の平均滞留時間で、プロピレンを重合させるこ
    とにより得られるプロピレン単独共重合体。
JP8210863A 1995-08-09 1996-08-09 ツィーグラー/ナッタ型触媒組成物 Pending JPH09110916A (ja)

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