JP2003535160A - 接着シート及び接着構造体 - Google Patents

接着シート及び接着構造体

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Abstract

(57)【要約】 すぐれた耐汚染性を備えるとともに、別の接着シートとの接着性をも備えた接着シートを提供する。可撓性の支持体と、前記可撓性支持体の裏面に配置された接着層と、前記可撓性支持体の表面に配置された保護層とを含む接着シートにおいて、前記保護層が、(1)硬化樹脂と、(2)無機酸化物、オルガノシリケート化合物、もしくはこれらの混合物からなる親水化剤とを含有し、前記保護層の厚さが0.1〜60μmであり、かつ前記保護層表面の水接触角が35〜65度であることを特徴とする、接着シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】発明の属する技術分野 本発明は、屋外で使用される被着体、例えば建築物の壁及び窓ガラスや、車両
、航空機、船舶のボディ等、に接着される接着シートに関する。本発明は特に、
接着シート表面の耐汚染性と、重ね貼り特性、すなわち、接着シート表面に別の
接着シートを重ね貼りした場合に、その別の接着シートが長期にわたり剥離しに
くい性質、が改善された保護層を有する接着シートに関する。
【0002】背景 通常、一般的な屋外用粘着剤付きフィルムまたはシート等の接着シートでは、
その表面の耐汚染性を向上させるために、通常その表面に保護層を配置する。こ
の保護層は、通常、アクリル樹脂やフッ素系共重合体を含む塗膜である。また、
このような塗膜を形成する塗料も市販されている。
【0003】 しかしながら、上記のような市販の塗膜から形成した保護層では、その表面の
水接触角が比較的高く(通常70度以上)、比較的疎水性が高い。すると、汚染物
質が親水性物質、例えば汚泥、砂塵、ほこり、雨だれ汚れ等である場合、保護層
表面は水接触角が高く疎水性であるため水滴はころがり落ちやすいが、反面、表
面に残った水滴の乾燥跡に汚染物質が付着し、点状の汚れを形成する。さらに、
表面の親水性が低いため、一度付着したこのような汚染物質は、雨等の自然洗浄
作用では除去され難い。汚染物質が親油性物質、例えば廃棄ガス、煤煙等である
場合、保護層表面は比較的親油性が高いので、この親油性汚染物質は付着しやす
いという問題がある。
【0004】 そこで、上記のような問題を解決するために、本発明者らは、親水化剤(また
は親水性付与剤とも呼ばれる)を含有する塗膜を用いることを検討した。なお、
このような塗膜については、以下に紹介するいくつかの文献に開示されている。
【0005】 例えば、特開平8−337771号公報には、汚染付着防止剤として、分解型
の親水性付与剤を塗料に含有させることが開示されている。親水性付与剤は化学
分解により、親水性化学種を発生させ、塗膜表面に親水性を付与することが可能
である。したがって、このような塗料を用いて形成した塗膜では、表面の水接触
角を70度未満にすることができる。塗膜表面の水接触角がこのように十分に低い
と、親油性汚染物質は付着しにくい。一方、塗膜表面は水に濡れやすいので、親
水性汚染物質は、雨等の自然洗浄や人工水洗により容易に除去できる。したがっ
て、親水性および親油性の汚染物質に対する耐汚染性を改善することも可能であ
った。
【0006】 また、特開平11−267585号公報に開示されているように、不揮発分比
で(A)樹脂成分30〜90質量%、(B)硬化剤成分10〜70質量%、(C)親水化
剤1〜50質量%からなるクリヤーコート塗料も知られている。上記(C)成分の
親水化剤としては、オルガノシリケート、オルガノシリケート縮合物、無機酸化
物ゾル(酸化アルミニウムゾル、酸化ケイ素ゾル、酸化ジルコニウムゾル、酸化
アンチモンゾル等)が開示されている。このクリヤーコート塗料は、自動車ボデ
ィー、交通標識等の被塗布物に、改善された耐汚染性、汚染除去性、耐候性、耐
薬品性、耐湿性、塗装外観性を付与することができる。このような耐汚染性塗料
は、特開平9−302257号公報にも開示されている。
【0007】 また、米国特許第5,820,978号公報には、水を薄く広げる層(water-spreading
layer )を表面保護層として備えた反射シート等の物品において、その水を薄
く広げる層が、金属酸化膜を表面に有する酸化ケイ素化合物を含有する物品が開
示されている。金属酸化膜の金属は、好適には、アルミニウム、ガリウム、ゲル
マニウム、錫、インジウム、ヒ素、アンチモニーおよびバナジウムからなるグル
ープから選ばれる。
【0008】発明の概要 本発明は、可撓性の支持体と、前記可撓性支持体の裏面に配置された接着層と
、前記可撓性支持体の表面に配置された保護層とを含む接着シートにおいて、 前記保護層が、(1)硬化樹脂と、(2)無機酸化物、オルガノシリケート化
合物、もしくはこれらの混合物からなる親水化剤とを含有し、前記保護層の厚さ
が0.1〜60μmであり、かつ前記保護層表面の水接触角が35〜65度であることを特
徴とする、接着シートに関する。
【0009】 本発明の接着シートは、保護層が無機酸化物、オルガノシリケート化合物もし
くはこれらの混合物からなる親水化剤を含有していることにより、この親水化剤
による耐汚染性等の保護効果を発揮する。さらに、この保護層が前記親水化剤と
硬化樹脂の組合せを含み、保護層表面の水接触角を35〜65度にすることにより、
保護層表面の親水性が適度に保持されているため、本発明の接着シートを、被着
体を直接被覆する第1接着シートとして用い、別の第2接着シートを第1接着シ
ートの表面を被覆した場合における第2接着シートの耐水接着力の低下を防止す
ることができる。
【0010】詳細な説明 上記公報に開示されている親水化塗膜は、耐汚染性、汚染除去性、耐候性等の
保護効果はすぐれているが、接着シートの保護層として用いるには、次のような
問題点を有することが、本発明者らの研究の結果判明した。
【0011】 建築物の壁面や看板等の、屋外で使用される被着体表面に接着された接着シー
ト(第1接着シート)の表面(すなわち、保護層表面)に、別の接着シート(第
2接着シート)を接着して使用することがしばしばある。たとえば、看板の表面
にまず第1接着シートを下地として接着し、次にその表面に、図案、文字等の形
にカットされた第2接着シートを接着し、第1接着シート表面を被覆(装飾)す
る場合である。この時、第2接着シートを接着した後も、通常、第1接着シート
の全表面は第2接着シートで被覆されないので、第1接着シートの表面には、親
水化剤を含有する保護層(親水化層)を配置することが好ましい。しかしながら
、親水化層と接する第2接着シートは、通常の状態では十分な接着力で接着可能
であるが、雨等の水に長時間さらされた時、第1接着シートの保護層(親水化層
)表面と、第2接着シートとの間の接着力(剥離抵抗)、すなわち、耐水接着力
が低下するおそれがあった。
【0012】 したがって、本発明の目的は、すぐれた保護効果を備えるとともに、被着体を
直接被覆する第1接着シートとして使用し、別の接着シート(第2接着シート)
が第1接着シート表面を被覆した時の耐水接着力の低下を効果的に防止すること
ができる、そのような第1接着シートとして使用可能な接着シートを提供するこ
とにある。
【0013】 図1は、本発明の接着シートの好ましい一形態を示す断面図である。本発明の
接着シート1は可撓性支持体2と、前記可撓性支持体2の裏面に配置された接着
層3と、前記可撓性支持体2の表面に配置された保護層4とを含む。以下、各構
成成分について説明する。
【0014】 本発明による接着シートにおいて使用される可撓性支持体2は、通常の接着シ
ートにおいて使用されるものを使用することができる。例えば、加工性、施工性
、耐候性、価格を考慮した場合、塩化ビニル樹脂フィルムが好ましい。またこの
塩化ビニルの他、アクリル樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリ
ウレタン樹脂等も使用することができる。樹脂中には顔料等の着色剤や、耐候性
を向上させるための紫外線吸収剤、熱安定剤、柔軟性を付与するための可塑剤、
などを添加することができる。また、この支持体として、再帰反射シート等の反
射性の高いシートを用い、夜間の視認性を高めることもできる。このような夜間
視認性の高いシートを含む接着シートは、道路標識の形成に有用である。
【0015】 なお、支持体の厚さは、可撓性を維持できる限り特に限定されないが、通常10
〜2,000 μm、好ましくは20〜1,000 μmの範囲である。
【0016】 可撓性支持体2の裏面に配置される接着層3は、通常の接着シートにおいて使
用されるものを使用することができる。通常、感圧接着剤(粘着剤)、感熱接着
剤(ホットメルト接着剤を含む)、溶剤活性型接着剤等の接着剤を含む層である
。接着剤としては、たとえば、加工性、施工性、耐候性、価格を考慮した場合、
アクリル系粘着剤を用いるのが好ましい。この接着層中には、耐候性を向上させ
るための紫外線吸収剤、熱安定剤を添加することができる。また、接着力を向上
させるために、架橋剤(硬化剤)、粘着付与剤、可塑剤などを添加することがで
きる。表面に歪みのある被着体への施工時や、追従性を必要とする被着体に接着
することも考慮すると、5〜50 N/25mm の剥離強度(180度剥離)を有する接着剤
が好ましい。
【0017】 接着剤としては、アクリル系の他、ポリオレフィン系、ポリエステル系、ポリ
ウレタン系、シリコーン系(シリコーンポリウレア等の変性シリコーンも含む)
、エポキシ系の接着剤も使用することができる。接着層は、接着剤を含む塗布液
の塗膜から形成することができる。また、接着層の厚さは、特に限定されないが
、通常5〜500μm、好ましくは10〜300μmの範囲である。
【0018】 本発明の接着シートの保護層4は、硬化性ポリマーから形成された硬化樹脂と
、無機酸化物からなる親水化剤とを含有し、前記保護層の厚さが0.1〜60μmであ
り、かつ前記保護層表面の水接触角が35〜65度であることを特徴とする。
【0019】 親水化剤を構成する無機酸化物は、金属元素が酸素原子との結合を介して3次
元のネットワークを構成する様々な含酸素金属化合物である。この無機酸化物を
構成する金属元素としては、周期表のII族〜VI族から選ばれる金属が好ましく、
特にアルミニウム、ケイ素、ジルコニウム、アンチモンが好ましい。なかでも、
ケイ素の酸化物、すなわち酸化ケイ素が最も好ましい。この無機酸化物はゾルと
して用いることが好ましい。無機酸化物のゾルは、一般に分散性にすぐれ、保護
層を構成する樹脂への混合が容易であるからである。
【0020】 この無機酸化物は、シランカップリング剤で表面処理したものであってもよく
、ケイ素酸化物をシランカップリング剤で表面処理したものが好ましい。この表
面処理を施すことによって、保護層中における無機酸化物の分散性が向上する。
このシランカップリング剤としては、例えば、ビニルトリメトキシシラン、ビニ
ルトリエトキシシラン、γ−メタクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン
、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリメト
キシシラン、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、ジメチル
ジメトキシシラン、ジフェニルジメトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン
等を用いることができる。
【0021】 また親水化剤としてはオルガノシリケート化合物を用いることもできる。オル
ガノシリケート化合物とは、有機置換基を有する、ケイ素酸化物を意味する。こ
のようなオルガノシリケート化合物としては、例えば、下式 (R1)n−Si−(OR2)4-n (上式中、R1及びR2は各々独立に、水素原子または炭素数1〜10のアルキル基
、シクロアルキル基、アラルキル基または炭素数6〜10のアリール基であり、n
は0または1である) で表される化合物、又はその縮合物が例示される。このオルガノシリケートの具
体例としては、テトラヒドロキシシラン、テトラメトキシシラン、テトラエトキ
シシラン、テトラプロポキシシラン、テトラブトキシシラン、テトラフェノキシ
シラン、ジメトキシジエトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、メチルトリ
エトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、フェニルトリエトキシシラン、
ブチルトリメトキシシラン、ヘキシルトリメトキシシラン、デシルトリメトキシ
シラン、エトキシトリメトキシシラン、プロポキシトリメトキシシラン、ブトキ
シトリメトキシシラン等が挙げられる。
【0022】 また、オルガノシリケート化合物は、ケイ素酸化物に有機ポリマーが結合して
いるものであってもよい。ケイ素酸化物に有機ポリマーを結合させることにより
、ケイ素酸化物の保護層内における分散性や、硬化樹脂との親和性が向上し、ま
たこの有機ポリマーは硬化樹脂とのバインダーとしても作用する。この有機ポリ
マーは、パーフルオロアルキル基及びシリコーン基のうち少なくとも1種を含む
ものが好ましい。パーフルオロアルキル基の具体例としては、パーフルオロメチ
ル基、パーフルオロエチル基、パーフルオロプロピル基、パーフルオロブチル基
、パーフルオロヘキシル基、パーフルオロオクチル基、パーフルオロデシル基、
パーフルオロテトラデシル基等が挙げられる。またシリコーン基の具体例として
は、ジメチルシリコーン基、ジフェニルシリコーン基、メチルフェニルシリコー
ン基、ジエチルシリコーン基、メチルエチルシリコーン基等が挙げられる。これ
らのパーフルオロアルキル基又はシリコーン基は1種のみでもよく、又は2種以
上組み合わせて用いてもよい。これらの基を有する有機ポリマーの具体例として
は、アクリル樹脂、ポリスチレン、ポリ酢酸ビニル、ポリオレフィン(例えばポ
リエチレン、ポリプロピレン)、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリエ
ステル、及びこれらの共重合体、並びにこれらの変性体が挙げられる。上記パー
フルオロアルキル基及びシリコーン基は上記有機ポリマーに直接結合していても
よく、又はエステル基やエーテル基を介して結合していてもよい。
【0023】 このような有機ポリマーは、例えばケイ素酸化物と混合し、加水分解・縮合に
よって、ケイ素酸化物に結合させることができる。また、ケイ素酸化物粒子内に
上記有機ポリマーを包含させてもよい。この有機ポリマーの含有率は特に制限さ
れないが、保護層表面の親水性を高めるというケイ素酸化物の効果を発揮するた
めに、ケイ素酸化物50〜99.5質量%に対して50〜0.5質量%であることが好まし
い。
【0024】 この親水化剤を構成する無機酸化物又はオルガノシリケート化合物の平均粒径
は特に限定されないが、保護層の透明性を損なわないようにするため100nm以下
であることが好ましく、また凝集を防ぐため5nm以上であることが好ましい。
【0025】 上記の様な親水化剤として特に好適なものは、オルガノシリケート化合物であ
る。オルガノシリケート化合物は、上記の様な保護効果を効果的に高めつつ、第
2接着シートで本発明による第1接着シート表面を被覆した時の、第2接着シー
トの耐水接着力の低下を特に効果的に防止できるからである。この効果は、次の
様に説明できる。上記の様な親水化剤は、シート(保護層)表面の親水性を効果
的に高め、第1の接着シートの保護層表面と、その表面に接着した第2の接着シ
ートの接着層との界面に侵入した水分が、第2の接着シートの剥離を促進する様
な不均一な水被膜の形成を効果的に防止できる。オルガノシリケート化合物は、
この様な効果にすぐれる。さらに加えて、有機物である第2接着シートの接着層
に含まれる接着剤を化学分解する触媒効果が極めて低く、また、有機物との親和
性も高い。したがって、第2接着シートの剥離の防止、すなわち、耐水接着力を
効果的に高めることができ、親水化剤の中でも特に好適である。オルガノシリケ
ート化合物として好適には、シリカゾル等の無機酸化物ゾルの表面に担持された
シランカップリング剤(ケイ素酸化物系表面処理剤)や、粒子表面が有機ポリマ
ーで被覆されたシリカゾルである。ゾルの平均粒子径は、通常100nm以下である
【0026】 保護層中における親水化剤の含有量は、保護層表面の水接触角を35〜65度に制
御するように選択され、使用する親水化剤及び硬化樹脂によって異なるが、一般
には、この親水化剤は、硬化樹脂100質量部に対して、通常1〜50質量部、好適
には3〜40質量部、特に好適には5〜30質量部の範囲で含まれる。親水化剤の量
が少なすぎると、保護層表面の水接触角が所定の範囲を超え、耐汚染性等の保護
効果が低下するおそれがあり、反対に量が多すぎると、保護層表面の水接触角が
所定の範囲を下回り、第2接着シートの耐水接着力が低下するおそれがある。な
お、硬化樹脂についての詳細には後述するが、硬化性ポリマーより形成された硬
化されたポリマーを含有する樹脂である。硬化性ポリマーを硬化するために硬化
剤を添加する場合、硬化樹脂は、上記ポリマーと硬化剤との混合物を意味する。
【0027】 保護層の硬化樹脂を形成する硬化性ポリマーは、非フッ素系ポリマーであるこ
とが好ましい。非フッ素系ポリマーは、第2接着シートの耐水接着力を高める作
用があるからである。この非フッ素系ポリマーとしては、アクリル系、ポリオレ
フィン系、ポリエステル系、ポリウレタン系、シリコーン系(シリコーンポリウ
レア等の変性シリコーンも含む)のポリマーを使用することができる。好適には
アクリル系ポリマーである。第1接着シートの保護層の非フッ素系ポリマーとし
てアクリル系ポリマーを用いることは、第1接着シートの表面を被覆する第2接
着シートが粘着剤を含有する接着層を有する場合に、前記接着構造体を形成する
のに特に有用である。
【0028】 保護層の硬化樹脂を形成するアクリル系ポリマーとしては、(メタ)アクリレ
ートホモポリマーや、その他の重合単位を併せて含む(メタ)アクリレート系共
重合体が好ましい。その他の重合単位は、水酸基、カルボキシル基、エポキシ基
、アミノ基等の硬化剤と反応可能な官能基を有するものが好ましい。このアクリ
ル系ポリマーの具体例としては、アクリルポリオールが挙げられる。
【0029】 硬化樹脂が、硬化性ポリマーと、硬化剤とを含む場合、硬化剤は特に限定され
ないが、イソシアネート化合物や、エポキシ化合物が好ましい。硬化性ポリマー
と硬化剤との含有比率は、通常、硬化性ポリマー40〜95質量部と、これに対応し
て硬化剤5〜60質量部、好適には、硬化性ポリマー30〜90質量部と、これに対応
して硬化剤10〜70質量部である。
【0030】 保護層には、上記の成分に加えて、耐候性、安定性、その他性能を向上させる
目的で、紫外線吸収剤や安定剤、あるいはその他添加剤を加えることも可能であ
る。保護層の形成法は特に限定されないが、無機酸化物、硬化性ポリマー、硬化
剤等の全成分を溶剤に溶解または分散させて形成した塗布液を、塗布し、硬化性
ポリマーを硬化させることにより形成される。
【0031】 この保護層の厚みは、通常0.1〜60μmである。この保護層の厚みが薄すぎる
と、保護層と支持体の密着性や、保護層の強度が低下するおそれがある。また、
保護層は硬化樹脂を含むため、反対に保護層が厚すぎると、接着シート全体の可
撓性や伸びが低下し、表面に歪みのある被着体や、追随性を必要とする被着体に
対する施工が困難になるおそれがある。このような観点から、保護層の厚みは、
好適には0.5〜40μm、特に好適には1〜20μmである。
【0032】 保護層の形成方法は特に限定されないが、例えば、上記の親水化剤、硬化性ポ
リマー、硬化剤等の全成分を溶剤に溶解もしくは分散させて形成した塗布液を、
可撓性支持体の表面に塗布し、硬化反応を行った後乾燥することにより形成され
る。この乾燥条件は比較的温和な方がよく、50〜90℃の温度で3〜60分の乾燥時
間が好ましい。
【0033】 前記のように、親水化剤は、接着シートの保護層表面の親水性を効果的に高め
、汚染物質に対する耐汚染性を向上させる。しかしながら、親水化剤のみでは保
護層表面の親水性を適切に制御することが困難であり、過度に親水性になってし
まう。すると、この保護層表面に第2接着シートを設けた場合、この保護層表面
とその表面に接着した第2の接着シートの接着層との界面に侵入した水分が、第
2の接着シートの剥離を促進するような不均一な水被膜を形成し、第2接着シー
トの耐水接着力が低下し、結果として第2接着シートが剥離してしまう。そこで
、保護層において親水化剤と硬化樹脂の組合せを用いれば、保護層表面の親水性
を、耐汚染性を保持しつつ、第2接着シートの耐水接着力の低下を防止する範囲
に容易に制御することができる。この親水性の範囲が水接触角35〜65度である。
保護層表面の水接触角が65度以下であれば、耐汚染性を発揮し、長期にわたって
維持することができる。一方、保護層表面の水接触角が35度以上であれば、保護
層表面の親水性が過度になることなく、第2接着シートの耐水接着力の低下を防
止することができる。この耐汚染性と、第2接着シートの耐水接着力の低下防止
効果をバランスよくさらに高めるには、保護層表面の水接触角は、好ましくは40
〜64度であり、さらに好ましくは45〜63度である。また、水接触角の初期値が上
記範囲にあるのに加えて、サンシャインウェザオメーター(WOM)における1,000時
間の促進暴露試験後の水接触角も上記範囲にあることが好ましい。なお、本明細
書において、水接触角は一般的な接触角計を用いて測定した値であり、促進暴露
試験はJIS A 1415(プラスチック建築材料の促進暴露試験方法)に準じて測定し
た値である。
【0034】 図2は、本発明の接着構造体の好ましい一形態を示す断面図である。本発明に
よる接着構造体5は、被着体10の表面を被覆した上記接着シートからなる第1
接着シート1と、第1接着シート1の表面、すなわち、前記保護層4の表面を部
分的に被覆した第2接着シート6とを含む。前記のように、第1接着シート1の
保護層4は、耐汚染性と、第2接着シート6の耐水接着力の低下防止効果とがバ
ランス良く高められている。したがって、第2接着シート6で被覆されない保護
層表面は、長期にわたり耐汚染性を良好に保つことができる。したがって、本発
明による接着シートは、屋外用接着シートとして好適に使用することができる。
一方、第2接着シート6を被覆して形成した接着構造体5では、第1接着シート
1の保護層4に対する第2接着シート6の接着層8の耐水接着力の低下が効果的
に防止され、第2接着シート6の剥がれを効果的に防止することができる。
【0035】 上記第2接着シート6は、第1接着シート同様にして製造することができ、通
常、可撓性支持体7と、その可撓性支持体7の裏面に配置された接着層8とを含
む。上記可撓性支持体7の表面に保護層9を配置することが好ましい。第2接着
シート6の保護層9は、その第2接着シート表面に別の、第3の接着シートを接
着しない限り、特に限定されない。もちろん、本発明による接着シートと同じ保
護層を設けることもできる。
【0036】 この第2接着シートにおける可撓性支持体7には、第1接着シートにおける可
撓性支持体2と同様に、塩化ビニル、アクリル樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリ
エステル樹脂、ポリウレタン樹脂等から形成された樹脂フィルムを使用すること
ができる。また、可撓性支持体7として、再帰反射シート等の反射性の高いシー
トを用いることもできる。この可撓性支持体7の厚さは、可撓性を維持できる限
り特に限定されないが、通常10〜2,000 μm、好ましくは20〜1,000 μmの範囲
である。
【0037】 第2接着シート6の可撓性支持体7の裏面に配置される接着層8は、第1接着
シート1の保護層4との接着が可能なものであれば良く、通常、感圧接着剤(粘
着剤)、感熱接着剤(ホットメルト接着剤を含む)、溶剤活性型接着剤等の接着
剤を含む層である。接着剤としては、アクリル系、ポリオレフィン系、ポリエス
テル系、ポリウレタン系、シリコーン系(シリコーンポリウレア等の変性シリコ
ーンも含む)、エポキシ系の接着剤を使用することができる。接着層8は、接着
剤を含む塗布液の塗膜から形成することができる。また、接着層8の厚さは、特
に限定されないが、通常5〜500μm、好ましくは10〜300μmの範囲である。こ
の第2接着シートの接着剤中には、紫外線吸収剤、熱安定剤、架橋剤(硬化剤)
、粘着付与剤、可塑剤などを添加することができる。
【0038】 第2接着シート6の接着層8と、第1接着シート1の保護層4中の硬化樹脂と
の好適な組み合わせは、たとえば、前記第1接着シートの保護層4がアクリル系
ポリマーを含有する場合、第2接着シートの接着層8はアクリル系粘着剤を含有
することが好ましい。この組合せは、第1接着シート表面からの第2接着シート
の剥がれを効果的に防止することができる、最良の組み合わせの1つである。
【0039】 〔実施例〕 実施例1 まず、以下の配合にしたがって、保護層用の塗布液を作製した。 日本油脂(株)製の親水化塗料(商標)ベルクリーンクリアNo.5000:80質量% 日本油脂(株)製の硬化剤塗料(商標)ベルクリーン硬化剤:20質量% なお、上記親水化塗料は、オルガノシリケート化合物からなる親水化剤と、ア
クリルポリオール系樹脂とを含有する、不揮発分46質量%の塗料であった。また
、上記硬化剤は、イソシアネート化合物を不揮発分として65質量%含有する液体
であった。
【0040】 上記2つの材料を均一になるまで混合して塗布液を形成した後、上記塗布液を
、住友3M(株)社製の接着シート(商標)スコッチカルフィルム(品番)3650C
Fの支持体表面に、乾燥厚みが3μmになるように塗布し、保護層を形成し、本
例の接着シートを得た。なお、保護層の乾燥条件は、65℃で10分であった。また
、上記接着シートの支持体は、塩化ビニル樹脂フィルムであり、接着層はアクリ
ル系粘着剤を含有していた。
【0041】 本例の接着シートの評価を次のようにして行った。その結果を表1に示す。 (評価方法) 耐汚染性:接着シートを屋外に放置し、4ヶ月経過後の汚染状況を目視で観察
した。対象サンプルとして屋内に保存しておいた接着シートを用い、それと比較
して、ほとんど汚れが観察できなかった場合を「◎(Excellent )」、汚れが観
察されたが、擦れば簡単に除去できた場合を「〇(Good)」、簡単には除去でき
ない汚れが観察された場合を、「×(NG)」とした。
【0042】 水接触角:接着シートの保護層表面に水滴を滴下し、協和界面科学社製の「品
番:CA-Z型」を使用してマニュアル記載の手順に従い、保護層表面と水との接触
角を測定した。なお、使用した水は、イオン交換水を蒸留して得た精製水であっ
た。また、初期値は、未使用の接着シートについて測定された値であり、WOM 10
00時間後の値は、JIS A 1415に準ずるサンシャインウェザオメータ耐候促進試験
において1000時間後に測定された値である。
【0043】 重ね貼り接着力(常態):本例の接着シートを第1接着シートとして使用し、
第2接着シートとして、前出の(商標)スコッチカルフィルム(品番)3650CFを
使用し、2つのシートを積層して貼りあわせて、20℃×48時間放置したものを測
定用試料とした。この測定試料から25mm幅の積層シートを作製し、30cm/分の引
張速度で引っ張った時の第2接着シートが第1接着シートの保護層表面から剥離
する時の剥離強度を測定した。この剥離強度を重ね貼り接着力とした。
【0044】 耐水接着力:上記常態重ね貼り接着力の場合と同様にして作製した積層シート
を、40℃の温水に1週間浸漬した後、測定用試料とした以外は、上記常態重ね貼
り接着力の測定と同様にして剥離強度を測定した。この剥離強度を耐水接着力と
した。
【0045】 比較例1 保護層用塗料を、以下に示す材料を混合して形成した以外は、実施例1と同様
にして本例の接着シートを得た。 フッ素塗料(ダイキン(株)社製(商標)ゼッフル(品番)LC550、固形分60質
量%):63.7質量% 硬化剤(武田薬品(株)社製(商標)タケネート(品番)D140N、イソシアネー
ト75質量%/酢酸エチル25質量%):24.8質量% 親水化付与剤(ダイキン工業(株)社製の含フッ素化合物、(品番)GH-100)
:11.5質量% 本例の接着シートも、実施例1と同様にして評価した。評価結果を表1に示す
【0046】 比較例2 実施例で用いた接着シートに保護層を設けないで、本例の接着シートとした。
本例の接着シートも、実施例1と同様にして評価した。評価結果を表1に示す。
【0047】
【表1】
【0048】 上記表1より明らかなように、本発明の接着シートは、耐汚染性にすぐれてい
ると共に、この接着シートに接着した第2接着シートとの接着性もすぐれている
。これに対して、比較例1では保護層中の親水化剤として、無機酸化物もしくは
オルガノシリケート化合物ではなく、フッ素化合物を用いているため、水接触角
が低く、親水性が高い。その結果、耐汚染性は高いものの、第2接着シートの耐
水接着力が低い。一方、比較例2では保護層中に親水化剤を用いておらず、水接
触角が高い、すなわち親水性が低い。その結果、第2接着シートの耐水接着力は
高いものの、耐汚染性が低い。
【0049】 本発明による接着シートを被着体表面に貼りつける第1接着シートとして用い
た場合、前記のように、その上に重ね貼りした第2接着シートの剥離が効果的に
防止できる。一方、第2接着シートが貼りつけられていない保護層表面は、長期
にわたり耐汚染性を良好に保つことができる。したがって、本発明による接着シ
ートは、屋外用接着シートとして好適に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の接着シートの構成を示す断面図である。
【図2】 本発明の接着構造体の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1…接着シート 2、7…可撓性支持体 3、8…接着層 4、9…保護層 5…接着構造体 6…第2接着シート 10…被着体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CO,CR,CU,CZ,DE ,DK,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD, GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,I S,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK ,LR,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG, MK,MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,P T,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL ,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ, VN,YU,ZA,ZW Fターム(参考) 4J004 AA07 AA10 AA11 AA13 AA14 AA15 AB01 AB03 CA03 CA04 CA05 CA06 CA07 CC03 FA04 4J040 DA001 DF041 EB111 ED001 EF001 EK031 EK111 JA09 JB01 JB09

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性の支持体と、前記可撓性支持体の裏面に配置された接
    着層と、前記可撓性支持体の表面に配置された保護層とを含む接着シートにおい
    て、 前記保護層が、(1)硬化樹脂と、(2)無機酸化物、オルガノシリケート化
    合物、もしくはこれらの混合物からなる親水化剤とを含有し、前記保護層の厚さ
    が0.1〜60μmであり、かつ前記保護層表面の水接触角が35〜65度であることを特
    徴とする、接着シート。
  2. 【請求項2】 被着体表面を被覆した請求項1の接着シートからなる第1接
    着シートと、第1接着シートの保護層表面上に設けられかつ前記保護層表面を部
    分的に被覆した第2接着シートとを含む、接着構造体。
  3. 【請求項3】 前記第1接着シートの保護層がアクリル系ポリマーを含有し
    、かつ、前記第2接着シートはアクリル系粘着剤を含有する接着層を介して前記
    第1接着シートの保護層に接着されている、請求項2記載の接着構造体。
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