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【特許請求の範囲】
【請求項1】 酸化アルミニウム成分とこの酸化アルミニウム成分の中に密に分散している結晶サイズ成長抑制剤の少なくとも1種の添加剤成分残渣を含んで成る多孔質複合体粒子であって、
前記複合体粒子が、
(A)少なくとも80m2/gの比表面積、
(B)60から1,000オングストロームの平均窒素孔直径、
(C)0.2から2.5cc/gの全窒素細孔容積、および
(D)1から15ミクロンの平均粒子直径、
を有しかつ前記複合体粒子内の
(i)前記酸化アルミニウム成分が(a)20から200オングストロームの平均結晶子サイズを有する結晶性ベーマイト、(b)前記結晶性ベーマイトに由来するガンマアルミナまたは(c)これらの混合物を少なくとも70重量%含有し、
(ii)前記添加剤成分残渣がアンモニウム、アルカリ金属カチオン、アルカリ土類金属カチオンおよびこれらの混合物の群から選択されるカチオンとヒドロキシル、ケイ酸塩、燐酸塩、硫酸塩およびこれらの混合物の群から選択されるアニオンを有する少なくとも1種のイオン性化合物に由来しそしてこれが前記複合体粒子内に前記酸化アルミニウム成分と添加剤成分残渣を一緒にした重量を基準にして0.5から10重量%の量で存在している、
多孔質複合体粒子。
【請求項2】 前記酸化アルミニウム成分がギブサイトと活性アルミナの混合物に由来し、前記添加剤成分残渣が少なくとも1種のケイ酸塩と少なくとも1種の水酸化物又は燐酸塩の混合物に由来する請求項1記載の多孔質複合体粒子。
【請求項3】 前記窒素細孔容積が
(i)巨視孔含有量が全細孔容積の75%以下であり、
(ii)中孔含有量が全窒素細孔容積の15から90%でありかつ中孔範囲の孔の少なくとも20%が100から400オングストロームの直径を有し、そして
(iii)微細孔含有量が全窒素細孔容積の80%以下である、
として特徴づけられる請求項2記載の多孔質複合体粒子。
【請求項4】 少なくとも80m2/gの表面積、0.2から2.5cc/gの全窒素細孔容積および60から1,000オングストロームの平均孔直径を有する多孔質複合体粒子を製造する方法であって、
(A)(i)アルミナ三水化物と(ii)前記アルミナ三水化物の少なくとも一部を段階Bの水熱処理条件下で溶かし得る液状媒体と(iii)少なくとも1種の活性アルミナ種晶成分および(iv)(a)少なくとも1種のアルカリもしくはアルカリ土類金属もしくはアンモニウムの水酸化物、ケイ酸塩、燐酸塩または硫酸塩および(b)膨潤性粘土および(c)これらの混合物の群から選択される少なくとも1種の添加剤成分を、前記アルミナ三水化物とアルミナ種晶成分が粒子として前記液状媒体の中に分散するに充分な様式および条件下で混合し、
(B)段階Aに従って生じた分散液に水熱処理を前記活性アルミナとアルミナ三水化物が20から200オングストロームの平均結晶子サイズを有する結晶性ベーマイトに変化しかつ前記結晶性ベーマイトの中に密に分散している前記添加剤成分の残渣を含んで成る複合体粒子が前記液状媒体中のスラリーの状態で生じるに充分な温度で充分な時間受けさせ、
(C)段階Bに従って生じた複合体粒子から前記液状媒体を除去する、
ことを含んで成る方法。
【請求項5】 添加剤成分残渣が酸化アルミニウム成分の中に密に分散している成分である複合体粒子を含んで成る多孔質凝集粒子であって、
(A)前記凝集粒子のサイズが0.5から5mmであり、
(B)前記酸化アルミニウム成分が(a)20から200オングストロームの結晶子サイズを有する結晶性ベーマイト、(b)前記結晶性ベーマイトに由来するガンマアルミナまたは(c)これらの混合物を少なくとも70重量%含有し、
(C)前記添加剤成分残渣が(i)前記酸化アルミニウム成分内にこの酸化アルミニウム成分と添加剤成分残渣を一緒にした重量を基準にして0.5から10重量%の量で存在しそして(ii)アンモニウム、アルカリ金属カチオンおよびアルカリ土類金属カチオンおよびこれらの混合物から成る群から選択されるカチオンとヒドロキシル、ケイ酸塩、燐酸塩、硫酸塩およびこれらの混合物から成る群から選択されるアニオンを有する少なくとも1種のイオン性化合物に由来する、
多孔質凝集粒子。
【請求項6】 前記多孔質凝集粒子が
(i)少なくとも100m2/gの比表面積、
(ii)50から500オングストロームの平均孔直径、および
(iii)0.2から2.5cc/gの全水銀細孔容積、
を有する請求項5記載の多孔質凝集粒子。
【請求項7】 石油原料と水素を加圧下で支持型水素化処理用触媒の存在下で接触させる石油原料の水素化処理方法であって、添加剤成分残渣が酸化アルミニウム成分の中に密に分散している成分である複合体粒子を含んで成っていて
(A)凝集粒子のサイズが0.5から5mmであり、
(B)前記酸化アルミニウム成分が(a)20から200オングストロームの結晶子サイズを有する結晶性ベーマイト、(b)前記結晶性ベーマイトに由来するガンマアルミナまたは(c)これらの混合物を少なくとも70重量%含有し、
(C)前記添加剤成分残渣が(i)前記酸化アルミニウム成分内にこの酸化アルミニウム成分と添加剤成分残渣を一緒にした重量を基準にして0.5から10重量%の量で存在しそして(ii)アンモニウム、アルカリ金属カチオン、アルカリ土類金属カチオンおよびこれらの混合物から成る群から選択されるカチオンとヒドロキシル、ケイ酸塩、燐酸塩、硫酸塩およびこれらの混合物の群から選択されるアニオンを有する少なくとも1種のイオン性化合物に由来する、
多孔質凝集粒子を前記支持型触媒の支持体として用いることを含んで成る改良を伴う方法。
【請求項8】 前記多孔質凝集粒子が
(i)少なくとも100m2/gの比表面積、
(ii)50から500オングストロームの平均孔直径、および
(iii)0.2から2.5cc/gの全水銀細孔容積、
を有する請求項7記載の方法。
【請求項1】 酸化アルミニウム成分とこの酸化アルミニウム成分の中に密に分散している結晶サイズ成長抑制剤の少なくとも1種の添加剤成分残渣を含んで成る多孔質複合体粒子であって、
前記複合体粒子が、
(A)少なくとも80m2/gの比表面積、
(B)60から1,000オングストロームの平均窒素孔直径、
(C)0.2から2.5cc/gの全窒素細孔容積、および
(D)1から15ミクロンの平均粒子直径、
を有しかつ前記複合体粒子内の
(i)前記酸化アルミニウム成分が(a)20から200オングストロームの平均結晶子サイズを有する結晶性ベーマイト、(b)前記結晶性ベーマイトに由来するガンマアルミナまたは(c)これらの混合物を少なくとも70重量%含有し、
(ii)前記添加剤成分残渣がアンモニウム、アルカリ金属カチオン、アルカリ土類金属カチオンおよびこれらの混合物の群から選択されるカチオンとヒドロキシル、ケイ酸塩、燐酸塩、硫酸塩およびこれらの混合物の群から選択されるアニオンを有する少なくとも1種のイオン性化合物に由来しそしてこれが前記複合体粒子内に前記酸化アルミニウム成分と添加剤成分残渣を一緒にした重量を基準にして0.5から10重量%の量で存在している、
多孔質複合体粒子。
【請求項2】 前記酸化アルミニウム成分がギブサイトと活性アルミナの混合物に由来し、前記添加剤成分残渣が少なくとも1種のケイ酸塩と少なくとも1種の水酸化物又は燐酸塩の混合物に由来する請求項1記載の多孔質複合体粒子。
【請求項3】 前記窒素細孔容積が
(i)巨視孔含有量が全細孔容積の75%以下であり、
(ii)中孔含有量が全窒素細孔容積の15から90%でありかつ中孔範囲の孔の少なくとも20%が100から400オングストロームの直径を有し、そして
(iii)微細孔含有量が全窒素細孔容積の80%以下である、
として特徴づけられる請求項2記載の多孔質複合体粒子。
【請求項4】 少なくとも80m2/gの表面積、0.2から2.5cc/gの全窒素細孔容積および60から1,000オングストロームの平均孔直径を有する多孔質複合体粒子を製造する方法であって、
(A)(i)アルミナ三水化物と(ii)前記アルミナ三水化物の少なくとも一部を段階Bの水熱処理条件下で溶かし得る液状媒体と(iii)少なくとも1種の活性アルミナ種晶成分および(iv)(a)少なくとも1種のアルカリもしくはアルカリ土類金属もしくはアンモニウムの水酸化物、ケイ酸塩、燐酸塩または硫酸塩および(b)膨潤性粘土および(c)これらの混合物の群から選択される少なくとも1種の添加剤成分を、前記アルミナ三水化物とアルミナ種晶成分が粒子として前記液状媒体の中に分散するに充分な様式および条件下で混合し、
(B)段階Aに従って生じた分散液に水熱処理を前記活性アルミナとアルミナ三水化物が20から200オングストロームの平均結晶子サイズを有する結晶性ベーマイトに変化しかつ前記結晶性ベーマイトの中に密に分散している前記添加剤成分の残渣を含んで成る複合体粒子が前記液状媒体中のスラリーの状態で生じるに充分な温度で充分な時間受けさせ、
(C)段階Bに従って生じた複合体粒子から前記液状媒体を除去する、
ことを含んで成る方法。
【請求項5】 添加剤成分残渣が酸化アルミニウム成分の中に密に分散している成分である複合体粒子を含んで成る多孔質凝集粒子であって、
(A)前記凝集粒子のサイズが0.5から5mmであり、
(B)前記酸化アルミニウム成分が(a)20から200オングストロームの結晶子サイズを有する結晶性ベーマイト、(b)前記結晶性ベーマイトに由来するガンマアルミナまたは(c)これらの混合物を少なくとも70重量%含有し、
(C)前記添加剤成分残渣が(i)前記酸化アルミニウム成分内にこの酸化アルミニウム成分と添加剤成分残渣を一緒にした重量を基準にして0.5から10重量%の量で存在しそして(ii)アンモニウム、アルカリ金属カチオンおよびアルカリ土類金属カチオンおよびこれらの混合物から成る群から選択されるカチオンとヒドロキシル、ケイ酸塩、燐酸塩、硫酸塩およびこれらの混合物から成る群から選択されるアニオンを有する少なくとも1種のイオン性化合物に由来する、
多孔質凝集粒子。
【請求項6】 前記多孔質凝集粒子が
(i)少なくとも100m2/gの比表面積、
(ii)50から500オングストロームの平均孔直径、および
(iii)0.2から2.5cc/gの全水銀細孔容積、
を有する請求項5記載の多孔質凝集粒子。
【請求項7】 石油原料と水素を加圧下で支持型水素化処理用触媒の存在下で接触させる石油原料の水素化処理方法であって、添加剤成分残渣が酸化アルミニウム成分の中に密に分散している成分である複合体粒子を含んで成っていて
(A)凝集粒子のサイズが0.5から5mmであり、
(B)前記酸化アルミニウム成分が(a)20から200オングストロームの結晶子サイズを有する結晶性ベーマイト、(b)前記結晶性ベーマイトに由来するガンマアルミナまたは(c)これらの混合物を少なくとも70重量%含有し、
(C)前記添加剤成分残渣が(i)前記酸化アルミニウム成分内にこの酸化アルミニウム成分と添加剤成分残渣を一緒にした重量を基準にして0.5から10重量%の量で存在しそして(ii)アンモニウム、アルカリ金属カチオン、アルカリ土類金属カチオンおよびこれらの混合物から成る群から選択されるカチオンとヒドロキシル、ケイ酸塩、燐酸塩、硫酸塩およびこれらの混合物の群から選択されるアニオンを有する少なくとも1種のイオン性化合物に由来する、
多孔質凝集粒子を前記支持型触媒の支持体として用いることを含んで成る改良を伴う方法。
【請求項8】 前記多孔質凝集粒子が
(i)少なくとも100m2/gの比表面積、
(ii)50から500オングストロームの平均孔直径、および
(iii)0.2から2.5cc/gの全水銀細孔容積、
を有する請求項7記載の方法。
この上に示した明細書に本発明の原理、好適な態様および操作様式を記述してきた。しかしながら、本明細書で保護することを意図する発明をその開示した個々の形態に限定するとして解釈されるべきでない、と言うのは、それらは限定ではなく説明として見なされるべきであるからである。本分野の技術者は本発明の精神から逸脱することのない変更および変形を成し得るであろう。
本発明の好適な実施の態様は次のとおりである。
1. 酸化アルミニウム成分とこの酸化アルミニウム成分の中に密に分散している結晶サイズ成長抑制剤の少なくとも1種の添加剤成分残渣を含んで成る多孔質複合体粒子であって、
前記複合体粒子が、
(A)少なくとも約80m2/gの比表面積、
(B)約60から約1,000オングストロームの平均窒素孔直径、
(C)約0.2から約2.5cc/gの全窒素細孔容積、および
(D)約1から約15ミクロンの平均粒子直径、
を有しかつ前記複合体粒子内の
(i)前記酸化アルミニウム成分が(a)約20から約200オングストロームの平均結晶子サイズを有する結晶性ベーマイト、(b)前記結晶性ベーマイトに由来するガンマアルミナまたは(c)これらの混合物を少なくとも70重量%含有し、
(ii)前記添加剤成分残渣がアンモニウム、アルカリ金属カチオン、アルカリ土類金属カチオンおよびこれらの混合物の群から選択されるカチオンとヒドロキシル、ケイ酸塩、燐酸塩、硫酸塩およびこれらの混合物の群から選択されるアニオンを有する少なくとも1種のイオン性化合物に由来しそしてこれが前記複合体粒子内に前記酸化アルミニウム成分と添加剤成分残渣を一緒にした重量を基準にして約0.5から約10重量%の量で存在している、
多孔質複合体粒子。
2. 前記酸化アルミニウム成分がギブサイトと活性アルミナの混合物に由来する上記1記載の多孔質複合体粒子。
3. 前記添加剤成分残渣が少なくとも1種のケイ酸塩と少なくとも1種の水酸化物の混合物に由来する上記3記載の多孔質複合体粒子。
4. 前記添加剤成分残渣が少なくとも1種のケイ酸塩と少なくとも1種の燐酸塩の混合物に由来する上記2記載の多孔質複合体粒子。
5. 前記窒素細孔容積が
(i)巨視孔含有量が全細孔容積の約75%以下であり、
(ii)中孔含有量が全窒素細孔容積の約15から約90%でありかつ中孔範囲の孔の少なくとも約20%が約100から約400オングストロームの直径を有し、そして
(iii)微細孔含有量が全窒素細孔容積の約80%以下である、
として特徴づけられる上記3記載の多孔質複合体粒子。
6. 前記添加剤成分残渣が少なくとも1種のケイ酸塩と少なくとも1種の燐酸塩と少なくとも1種の膨潤性粘土の混合物に由来する上記2記載の多孔質複合体粒子。
7. 前記添加剤成分残渣が前記複合体粒子に存在する前記酸化アルミニウム成分と添加剤成分残渣の重量を基準にして約0.5から約5重量%存在する上記2から6いずれか1項記載の多孔質複合体粒子。
8. 存在する前記ベーマイトの平均結晶子サイズが約30から約150オングストロームである上記2記載の多孔質複合体粒子。
9. 前記表面積が約150から約450m2/gであり、前記全窒素細孔容積が約0.5から約2.4cc/gでありかつ前記平均孔直径が約80から約500オングストロームである上記8記載の多孔質複合体粒子。
10. 前記添加剤成分残渣が硫酸アンモニウム、燐酸アンモニウム、アルカリ金属ケイ酸塩、ジアルカリ金属ケイ酸塩、テトラアルカリ金属ケイ酸塩、ジアルカリ金属燐酸塩、アルカリ金属ポリ燐酸塩およびアルカリ金属硫酸塩の群に由来する少なくとも1員を含んで成る上記2記載の多孔質複合体。
11. 少なくとも80m2/gの表面積、約0.2から約2.5cc/gの全窒素細孔容積および約60から約1,000オングストロームの平均孔直径を有する多孔質複合体粒子を製造する方法であって、
(A)(i)アルミナ三水化物と(ii)前記アルミナ三水化物の少なくとも一部を段階Bの水熱処理条件下で溶かし得る液状媒体と(iii)少なくとも1種の活性アルミナ種晶成分および(iv)(a)少なくとも1種のアルカリもしくはアルカリ土類金属もしくはアンモニウムの水酸化物、ケイ酸塩、燐酸塩または硫酸塩および(b)膨潤性粘土および(c)これらの混合物の群から選択される少なくとも1種の添加剤成分を、前記アルミナ三水化物とアルミナ種晶成分が粒子として前記液状媒体の中に分散するに充分な様式および条件下で混合し、
(B)段階Aに従って生じた分散液に水熱処理を前記活性アルミナとアルミナ三水化物が約20から約200オングストロームの平均結晶子サイズを有する結晶性ベーマイトに変化しかつ前記結晶性ベーマイトの中に密に分散している前記添加剤成分の残渣を含んで成る複合体粒子が前記液状媒体中のスラリーの状態で生じるに充分な温度で充分な時間受けさせ、
(C)段階Bに従って生じた複合体粒子から前記液状媒体を除去する、
ことを含んで成る方法。
12. 前記アルミナ三水化物がギブサイトである上記11記載の方法。
13. 前記ギブサイトに前記活性アルミナおよび前記添加剤成分を接触させる前に個別に粉砕を受けさせておくことで約5から約20ミクロンの平均粒子サイズにしておく上記12記載の方法。
14. 水熱処理を受けさせる前の前記ギブサイトと活性アルミナと添加剤成分を一緒に粉砕しておくことで前記ギブサイトおよび活性アルミナに約0.1から約15.0ミクロンの平均粒子サイズを与えておく上記12記載の方法。
15. 結果として生じた複合体粒子を硫酸アンモニウム溶液で洗浄する上記12記載の方法。
16. 前記添加剤成分に少なくとも1種のケイ酸塩と少なくとも1種の水酸化物の混合物を含める上記12記載の方法。
17. 前記添加剤成分に少なくとも1種のケイ酸塩と少なくとも1種の燐酸塩の混合物を含める上記12記載の方法。
18. 前記添加剤成分に少なくとも1種のケイ酸塩と少なくとも1種の膨潤性粘土の混合物を含める上記12記載の方法。
19. 前記添加剤成分に少なくとも1種のケイ酸塩と少なくとも1種の燐酸塩と少なくとも1種の膨潤性粘土の混合物を含める上記12記載の方法。
20. 前記膨潤性粘土をモントモリロナイト、ヘクトライトおよびサポナイトから成る群から選択する上記19記載の方法。
21. 前記添加剤成分に硫酸アンモニウム、燐酸アンモニウム、アルカリ金属ケイ酸塩、ジアルカリ金属ケイ酸塩、テトラアルカリ金属ケイ酸塩、ジアルカリ金属燐酸塩、アルカリ金属ポリ燐酸塩、アルカリ金属硫酸塩、モントモリロナイト粘土、ヘクトライト粘土およびサポナイト粘土の群から選択される少なくとも1員を含める上記19記載の方法。
22. 添加剤成分残渣が酸化アルミニウム成分の中に密に分散している成分である複合体粒子を含んで成る多孔質凝集粒子であって、
(A)前記凝集粒子のサイズが約0.5から約5mmであり、
(B)前記酸化アルミニウム成分が(a)約20から約200オングストロームの結晶子サイズを有する結晶性ベーマイト、(b)前記結晶性ベーマイトに由来するガンマアルミナまたは(c)これらの混合物を少なくとも70重量%含有し、
(C)前記添加剤成分残渣が(i)前記酸化アルミニウム成分内にこの酸化アルミニウム成分と添加剤成分残渣を一緒にした重量を基準にして約0.5から約10重量%の量で存在しそして(ii)アンモニウム、アルカリ金属カチオンおよびアルカリ土類金属カチオンおよびこれらの混合物から成る群から選択されるカチオンとヒドロキシル、ケイ酸塩、燐酸塩、硫酸塩およびこれらの混合物から成る群から選択されるアニオンを有する少なくとも1種のイオン性化合物に由来する、
多孔質凝集粒子。
23. 前記多孔質凝集粒子が
(i)少なくとも約100m2/gの比表面積、
(ii)約50から500オングストロームの平均孔直径、および
(iii)約0.2から約2.5cc/gの全水銀細孔容積、
を有する上記22記載の多孔質凝集粒子。
24. 前記酸化アルミニウム成分がギブサイトと活性アルミナの混合物に由来する上記22記載の多孔質凝集粒子。
25. 前記添加剤成分残渣が少なくとも1種のケイ酸塩と少なくとも1種の水酸化物の混合物に由来する上記22記載の多孔質凝集粒子。
26. 前記添加剤成分残渣が少なくとも1種のケイ酸塩と少なくとも1種の燐酸塩の混合物に由来する上記22記載の多孔質凝集粒子。
27. 前記添加剤成分残渣が少なくとも1種のケイ酸塩と少なくとも1種の燐酸塩と少なくとも1種の水酸化物の混合物に由来する上記22記載の多孔質凝集粒子。
28. 前記添加剤成分残渣が少なくとも1種のケイ酸塩と少なくとも1種の燐酸塩と少なくとも1種の膨潤性粘土の混合物に由来する上記22記載の多孔質凝集粒子。
29. 前記添加剤成分残渣が硫酸アンモニウム、燐酸アンモニウム、アルカリ金属ケイ酸塩、ジアルカリ金属ケイ酸塩、テトラアルカリ金属ケイ酸塩、ジアルカリ金属燐酸塩、アルカリ金属ポリ燐酸塩、アルカリ金属硫酸塩、モントモリロナイト粘土、ヘクトライト粘土およびサポナイト粘土から成る群から選択される少なくとも1員を含んで成る上記22記載の多孔質凝集粒子。
30. 前記添加剤成分残渣が前記酸化アルミニウムと添加剤成分残渣を一緒にした重量を基準にして約0.5から約5重量%存在する上記22記載の多孔質凝集粒子。
31. 少なくとも1種の触媒成分が石油原料の水素化処理に有効な量で染み込んでいる上記22から30のいずれか1項記載の凝集粒子。
32. 元素周期律表のVIII族およびVIA族の金属から成る群から選択されて水素化活性を有する金属の少なくとも1種の水素化用成分が染み込んでいる上記22から30のいずれか1項記載の凝集粒子。
33. 焼成を約300から約900℃の温度で約0.1から約4時間受けさせておいた上記22記載の凝集粒子。
34. 石油原料と水素を加圧下で支持型水素化処理用触媒の存在下で接触させる石油原料の水素化処理方法であって、添加剤成分残渣が酸化アルミニウム成分の中に密に分散している成分である複合体粒子を含んで成っていて
(A)凝集粒子のサイズが約0.5から約5mmであり、
(B)前記酸化アルミニウム成分が(a)約20から約200オングストロームの結晶子サイズを有する結晶性ベーマイト、(b)前記結晶性ベーマイトに由来するガンマアルミナまたは(c)これらの混合物を少なくとも70重量%含有し、
(C)前記添加剤成分残渣が(i)前記酸化アルミニウム成分内にこの酸化アルミニウム成分と添加剤成分残渣を一緒にした重量を基準にして約0.5から約10重量%の量で存在しそして(ii)アンモニウム、アルカリ金属カチオン、アルカリ土類金属カチオンおよびこれらの混合物から成る群から選択されるカチオンとヒドロキシル、ケイ酸塩、燐酸塩、硫酸塩およびこれらの混合物の群から選択されるアニオンを有する少なくとも1種のイオン性化合物に由来する、
多孔質凝集粒子を前記支持型触媒の支持体として用いることを含んで成る改良を伴う方法。
35. 前記多孔質凝集粒子が
(i)少なくとも約100m2/gの比表面積、
(ii)約50から500オングストロームの平均孔直径、および
(iii)約0.2から約2.5cc/gの全水銀細孔容積、
を有する上記34記載の方法。
36. 多孔質複合体粒子であって、
(A)(i)アルミナ三水化物と(ii)前記アルミナ三水化物の少なくとも一部を段階Bの水熱処理条件下で溶かし得る液状媒体と(iii)少なくとも1種の活性アルミナ種晶成分および(iv)(a)アルカリもしくはアルカリ土類金属の水酸化物、ケイ酸塩、燐酸塩または硫酸塩および(b)膨潤性粘土から成る群から選択される少なくとも1種の添加剤成分を、前記アルミナ三水化物とアルミナ種晶成分が約1から約15ミクロンの平均粒子サイズを有する粒子として前記液状媒体の中に分散するに充分な様式および条件下で混合し、
(B)段階Aに従って生じた分散液に水熱処理を前記活性アルミナとアルミナ三水化物が約20から約200オングストロームの平均結晶子サイズを有する結晶性ベーマイトに変化しかつ前記結晶性ベーマイトの中に密に分散している前記添加剤成分の残渣を含んで成る複合体粒子が前記液状媒体中のスラリーの状態で生じるに充分な温度で充分な時間受けさせ、
(C)段階Bに従って生じた複合体粒子から前記液状媒体を除去する、
ことを含んで成る方法を用いて作られた、酸化アルミニウム成分とこの酸化アルミニウム成分の中に密に分散している添加剤成分残渣を含んで成っていて、
(A)少なくとも約80m2/gの比表面積、
(B)約60から1,000オングストロームの平均窒素孔直径、および
(C)約0.2から約2.5cc/gの全窒素細孔容積、
を有する多孔質複合体粒子。
本発明の好適な実施の態様は次のとおりである。
1. 酸化アルミニウム成分とこの酸化アルミニウム成分の中に密に分散している結晶サイズ成長抑制剤の少なくとも1種の添加剤成分残渣を含んで成る多孔質複合体粒子であって、
前記複合体粒子が、
(A)少なくとも約80m2/gの比表面積、
(B)約60から約1,000オングストロームの平均窒素孔直径、
(C)約0.2から約2.5cc/gの全窒素細孔容積、および
(D)約1から約15ミクロンの平均粒子直径、
を有しかつ前記複合体粒子内の
(i)前記酸化アルミニウム成分が(a)約20から約200オングストロームの平均結晶子サイズを有する結晶性ベーマイト、(b)前記結晶性ベーマイトに由来するガンマアルミナまたは(c)これらの混合物を少なくとも70重量%含有し、
(ii)前記添加剤成分残渣がアンモニウム、アルカリ金属カチオン、アルカリ土類金属カチオンおよびこれらの混合物の群から選択されるカチオンとヒドロキシル、ケイ酸塩、燐酸塩、硫酸塩およびこれらの混合物の群から選択されるアニオンを有する少なくとも1種のイオン性化合物に由来しそしてこれが前記複合体粒子内に前記酸化アルミニウム成分と添加剤成分残渣を一緒にした重量を基準にして約0.5から約10重量%の量で存在している、
多孔質複合体粒子。
2. 前記酸化アルミニウム成分がギブサイトと活性アルミナの混合物に由来する上記1記載の多孔質複合体粒子。
3. 前記添加剤成分残渣が少なくとも1種のケイ酸塩と少なくとも1種の水酸化物の混合物に由来する上記3記載の多孔質複合体粒子。
4. 前記添加剤成分残渣が少なくとも1種のケイ酸塩と少なくとも1種の燐酸塩の混合物に由来する上記2記載の多孔質複合体粒子。
5. 前記窒素細孔容積が
(i)巨視孔含有量が全細孔容積の約75%以下であり、
(ii)中孔含有量が全窒素細孔容積の約15から約90%でありかつ中孔範囲の孔の少なくとも約20%が約100から約400オングストロームの直径を有し、そして
(iii)微細孔含有量が全窒素細孔容積の約80%以下である、
として特徴づけられる上記3記載の多孔質複合体粒子。
6. 前記添加剤成分残渣が少なくとも1種のケイ酸塩と少なくとも1種の燐酸塩と少なくとも1種の膨潤性粘土の混合物に由来する上記2記載の多孔質複合体粒子。
7. 前記添加剤成分残渣が前記複合体粒子に存在する前記酸化アルミニウム成分と添加剤成分残渣の重量を基準にして約0.5から約5重量%存在する上記2から6いずれか1項記載の多孔質複合体粒子。
8. 存在する前記ベーマイトの平均結晶子サイズが約30から約150オングストロームである上記2記載の多孔質複合体粒子。
9. 前記表面積が約150から約450m2/gであり、前記全窒素細孔容積が約0.5から約2.4cc/gでありかつ前記平均孔直径が約80から約500オングストロームである上記8記載の多孔質複合体粒子。
10. 前記添加剤成分残渣が硫酸アンモニウム、燐酸アンモニウム、アルカリ金属ケイ酸塩、ジアルカリ金属ケイ酸塩、テトラアルカリ金属ケイ酸塩、ジアルカリ金属燐酸塩、アルカリ金属ポリ燐酸塩およびアルカリ金属硫酸塩の群に由来する少なくとも1員を含んで成る上記2記載の多孔質複合体。
11. 少なくとも80m2/gの表面積、約0.2から約2.5cc/gの全窒素細孔容積および約60から約1,000オングストロームの平均孔直径を有する多孔質複合体粒子を製造する方法であって、
(A)(i)アルミナ三水化物と(ii)前記アルミナ三水化物の少なくとも一部を段階Bの水熱処理条件下で溶かし得る液状媒体と(iii)少なくとも1種の活性アルミナ種晶成分および(iv)(a)少なくとも1種のアルカリもしくはアルカリ土類金属もしくはアンモニウムの水酸化物、ケイ酸塩、燐酸塩または硫酸塩および(b)膨潤性粘土および(c)これらの混合物の群から選択される少なくとも1種の添加剤成分を、前記アルミナ三水化物とアルミナ種晶成分が粒子として前記液状媒体の中に分散するに充分な様式および条件下で混合し、
(B)段階Aに従って生じた分散液に水熱処理を前記活性アルミナとアルミナ三水化物が約20から約200オングストロームの平均結晶子サイズを有する結晶性ベーマイトに変化しかつ前記結晶性ベーマイトの中に密に分散している前記添加剤成分の残渣を含んで成る複合体粒子が前記液状媒体中のスラリーの状態で生じるに充分な温度で充分な時間受けさせ、
(C)段階Bに従って生じた複合体粒子から前記液状媒体を除去する、
ことを含んで成る方法。
12. 前記アルミナ三水化物がギブサイトである上記11記載の方法。
13. 前記ギブサイトに前記活性アルミナおよび前記添加剤成分を接触させる前に個別に粉砕を受けさせておくことで約5から約20ミクロンの平均粒子サイズにしておく上記12記載の方法。
14. 水熱処理を受けさせる前の前記ギブサイトと活性アルミナと添加剤成分を一緒に粉砕しておくことで前記ギブサイトおよび活性アルミナに約0.1から約15.0ミクロンの平均粒子サイズを与えておく上記12記載の方法。
15. 結果として生じた複合体粒子を硫酸アンモニウム溶液で洗浄する上記12記載の方法。
16. 前記添加剤成分に少なくとも1種のケイ酸塩と少なくとも1種の水酸化物の混合物を含める上記12記載の方法。
17. 前記添加剤成分に少なくとも1種のケイ酸塩と少なくとも1種の燐酸塩の混合物を含める上記12記載の方法。
18. 前記添加剤成分に少なくとも1種のケイ酸塩と少なくとも1種の膨潤性粘土の混合物を含める上記12記載の方法。
19. 前記添加剤成分に少なくとも1種のケイ酸塩と少なくとも1種の燐酸塩と少なくとも1種の膨潤性粘土の混合物を含める上記12記載の方法。
20. 前記膨潤性粘土をモントモリロナイト、ヘクトライトおよびサポナイトから成る群から選択する上記19記載の方法。
21. 前記添加剤成分に硫酸アンモニウム、燐酸アンモニウム、アルカリ金属ケイ酸塩、ジアルカリ金属ケイ酸塩、テトラアルカリ金属ケイ酸塩、ジアルカリ金属燐酸塩、アルカリ金属ポリ燐酸塩、アルカリ金属硫酸塩、モントモリロナイト粘土、ヘクトライト粘土およびサポナイト粘土の群から選択される少なくとも1員を含める上記19記載の方法。
22. 添加剤成分残渣が酸化アルミニウム成分の中に密に分散している成分である複合体粒子を含んで成る多孔質凝集粒子であって、
(A)前記凝集粒子のサイズが約0.5から約5mmであり、
(B)前記酸化アルミニウム成分が(a)約20から約200オングストロームの結晶子サイズを有する結晶性ベーマイト、(b)前記結晶性ベーマイトに由来するガンマアルミナまたは(c)これらの混合物を少なくとも70重量%含有し、
(C)前記添加剤成分残渣が(i)前記酸化アルミニウム成分内にこの酸化アルミニウム成分と添加剤成分残渣を一緒にした重量を基準にして約0.5から約10重量%の量で存在しそして(ii)アンモニウム、アルカリ金属カチオンおよびアルカリ土類金属カチオンおよびこれらの混合物から成る群から選択されるカチオンとヒドロキシル、ケイ酸塩、燐酸塩、硫酸塩およびこれらの混合物から成る群から選択されるアニオンを有する少なくとも1種のイオン性化合物に由来する、
多孔質凝集粒子。
23. 前記多孔質凝集粒子が
(i)少なくとも約100m2/gの比表面積、
(ii)約50から500オングストロームの平均孔直径、および
(iii)約0.2から約2.5cc/gの全水銀細孔容積、
を有する上記22記載の多孔質凝集粒子。
24. 前記酸化アルミニウム成分がギブサイトと活性アルミナの混合物に由来する上記22記載の多孔質凝集粒子。
25. 前記添加剤成分残渣が少なくとも1種のケイ酸塩と少なくとも1種の水酸化物の混合物に由来する上記22記載の多孔質凝集粒子。
26. 前記添加剤成分残渣が少なくとも1種のケイ酸塩と少なくとも1種の燐酸塩の混合物に由来する上記22記載の多孔質凝集粒子。
27. 前記添加剤成分残渣が少なくとも1種のケイ酸塩と少なくとも1種の燐酸塩と少なくとも1種の水酸化物の混合物に由来する上記22記載の多孔質凝集粒子。
28. 前記添加剤成分残渣が少なくとも1種のケイ酸塩と少なくとも1種の燐酸塩と少なくとも1種の膨潤性粘土の混合物に由来する上記22記載の多孔質凝集粒子。
29. 前記添加剤成分残渣が硫酸アンモニウム、燐酸アンモニウム、アルカリ金属ケイ酸塩、ジアルカリ金属ケイ酸塩、テトラアルカリ金属ケイ酸塩、ジアルカリ金属燐酸塩、アルカリ金属ポリ燐酸塩、アルカリ金属硫酸塩、モントモリロナイト粘土、ヘクトライト粘土およびサポナイト粘土から成る群から選択される少なくとも1員を含んで成る上記22記載の多孔質凝集粒子。
30. 前記添加剤成分残渣が前記酸化アルミニウムと添加剤成分残渣を一緒にした重量を基準にして約0.5から約5重量%存在する上記22記載の多孔質凝集粒子。
31. 少なくとも1種の触媒成分が石油原料の水素化処理に有効な量で染み込んでいる上記22から30のいずれか1項記載の凝集粒子。
32. 元素周期律表のVIII族およびVIA族の金属から成る群から選択されて水素化活性を有する金属の少なくとも1種の水素化用成分が染み込んでいる上記22から30のいずれか1項記載の凝集粒子。
33. 焼成を約300から約900℃の温度で約0.1から約4時間受けさせておいた上記22記載の凝集粒子。
34. 石油原料と水素を加圧下で支持型水素化処理用触媒の存在下で接触させる石油原料の水素化処理方法であって、添加剤成分残渣が酸化アルミニウム成分の中に密に分散している成分である複合体粒子を含んで成っていて
(A)凝集粒子のサイズが約0.5から約5mmであり、
(B)前記酸化アルミニウム成分が(a)約20から約200オングストロームの結晶子サイズを有する結晶性ベーマイト、(b)前記結晶性ベーマイトに由来するガンマアルミナまたは(c)これらの混合物を少なくとも70重量%含有し、
(C)前記添加剤成分残渣が(i)前記酸化アルミニウム成分内にこの酸化アルミニウム成分と添加剤成分残渣を一緒にした重量を基準にして約0.5から約10重量%の量で存在しそして(ii)アンモニウム、アルカリ金属カチオン、アルカリ土類金属カチオンおよびこれらの混合物から成る群から選択されるカチオンとヒドロキシル、ケイ酸塩、燐酸塩、硫酸塩およびこれらの混合物の群から選択されるアニオンを有する少なくとも1種のイオン性化合物に由来する、
多孔質凝集粒子を前記支持型触媒の支持体として用いることを含んで成る改良を伴う方法。
35. 前記多孔質凝集粒子が
(i)少なくとも約100m2/gの比表面積、
(ii)約50から500オングストロームの平均孔直径、および
(iii)約0.2から約2.5cc/gの全水銀細孔容積、
を有する上記34記載の方法。
36. 多孔質複合体粒子であって、
(A)(i)アルミナ三水化物と(ii)前記アルミナ三水化物の少なくとも一部を段階Bの水熱処理条件下で溶かし得る液状媒体と(iii)少なくとも1種の活性アルミナ種晶成分および(iv)(a)アルカリもしくはアルカリ土類金属の水酸化物、ケイ酸塩、燐酸塩または硫酸塩および(b)膨潤性粘土から成る群から選択される少なくとも1種の添加剤成分を、前記アルミナ三水化物とアルミナ種晶成分が約1から約15ミクロンの平均粒子サイズを有する粒子として前記液状媒体の中に分散するに充分な様式および条件下で混合し、
(B)段階Aに従って生じた分散液に水熱処理を前記活性アルミナとアルミナ三水化物が約20から約200オングストロームの平均結晶子サイズを有する結晶性ベーマイトに変化しかつ前記結晶性ベーマイトの中に密に分散している前記添加剤成分の残渣を含んで成る複合体粒子が前記液状媒体中のスラリーの状態で生じるに充分な温度で充分な時間受けさせ、
(C)段階Bに従って生じた複合体粒子から前記液状媒体を除去する、
ことを含んで成る方法を用いて作られた、酸化アルミニウム成分とこの酸化アルミニウム成分の中に密に分散している添加剤成分残渣を含んで成っていて、
(A)少なくとも約80m2/gの比表面積、
(B)約60から1,000オングストロームの平均窒素孔直径、および
(C)約0.2から約2.5cc/gの全窒素細孔容積、
を有する多孔質複合体粒子。
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