JP2003503292A - 自動的なエレベータ呼びの行先階の登録及び処理 - Google Patents
自動的なエレベータ呼びの行先階の登録及び処理Info
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Abstract
Description
携帯者によって変更可能である、所定の行先階へのエレベータ呼びの自動入力に
関する。
ベータ呼びが大変注目されている。このような自動呼び入力装置は、一般に、乗
客がエレベータに接近する階と、この階でエレベータに乗車した場合のこの乗客
の通常の行先階とを照合する。米国特許第5,689,094号では、エレベー
タに着くまで乗客には行先階が知らされず、行先階を変更したい場合には、唯一
の方法はビルに設置された行先階入力キーによって変更する方法である。新たに
入力された行先階がどの特定の乗客に関連するものかを識別する設備はない。米
国特許第4,558,298号では、ビルに設置されたマイクロホンを介して乗
客の声によって入力された最後の呼びの行先階だけが、2つの行先階の声紋が一
致する場合に、声によって新たな行先階に変更可能である。同時に、この例では
、新たな行先階と変更される前回の行先階との照合の問題を解決している。自動
的な行先階の入力設備はないが、日本の特開平5−278962(A)号には携
帯装置が開示され、各装置は、基本的には、通常のかご操作パネルと同様のボタ
ン及び表示部の全てを備えた携帯かご操作パネルであり、従って、各乗客がかご
操作パネルに近づく必要性を解消できる。この装置は、既になされたかご呼びを
キャンセルするキャンセルボタンを備えている。しかしながら、この例では、自
動の呼びの配置に応じて予め設定されている行先階が変更されることはない。カ
ナダ特許第2,238,210号では、ビルによって指令される前にのみ、携帯
装置に入力された呼びを変更でき、呼びが登録(割り当て)された後は変更でき
ない。同時に保有する1998年7月7日に出願された米国特許明細書のシリア
ル番号09/111,077号では、携帯遠隔呼び入力装置が、各呼びの要求及
び各呼びキャンセルの要求とともにその識別番号を送信する;しかしながら、こ
のものには、自動入力された行先階を変更したり、この変更を乗客に知らせる機
能は与えられていない。
する一つの自動の行先階から上記乗客に対する他の自動の行先階へ自動的に移行
し;自動的に入力される行先階を上記乗客に知らせ;乗客が手動で行先階を指定
可能で;かつ、集中的又は分散的に、自動の行先階を制御する;ことが含まれる
。
じて、カードを携帯する乗客に対して自動的に登録される現時点での次の行先階
を、その行先階が”非確定”として指定されていなければ、カードに表示し、非
確定の場合には、ビーコンの階及び乗客の行先階の記録から新たに次の行先階を
決定し;第2の応答機とカードとの間の通信によって、上記乗客に対する乗場呼
びの入力を行う。乗客により入力された行先階は”確定”として指定され、乗客
に対するかご呼びの入力に用いられた後には、行先階が”非確定”として指定さ
れる。上記行先階の決定及びその行先階を”確定”又は”非確定”として指定す
ることは、例えば、ビルに設けられた集中型の信号処理手段、あるいは乗客によ
って携帯される個々のカードに組み込まれた分散型の信号処理手段、あるいは部
分的に集中型及び分散型のもの、によってなされる。
ら更に明らかになるであろう。
なくとも一つの手段9〜11及びディスプレイ8を備えたエレベータカード7を
携帯することとなる。例えば、キー9は階数そのものの入力を可能とし、キー1
0は、ロビー、オフィス、カフェテリア、又はジムのような特徴により階の入力
を可能とし、キー11はディスプレイ8に表示されている階数の増減を可能とす
る。本発明では、必要に応じて、一連のキー9〜11のいずれか一つ、あるいは
2つ、又は3つ全てが適用される。
が示されている。各階には、エレベータの近傍に、所謂”ビーコン”としてのビ
ーコン送信機20が設けられている。各ビーコンの送信には、カードIDととも
に現時点での次の行先階を識別するメッセージの部分が含まれている。エレベー
タから離れて、通路応答機21が設けられている。各エレベータの内部には、か
ご応答機22が設けられている。各通路応答機21からの各メッセージには、そ
の応答機が設けられた階数が含まれている。応答機21,22及びビーコン20
は、運行制御部23に相互接続されている。
ラムが開始すると、開始ポイント(ENTER)26から第1のテスト27へ進
み、乗客29(図2)のような乗客が階17上のビーコン20のようなビーコン
(BEACON)を通過するときに、カードから発せられるカード識別番号(C
ARD ID)をビーコンが検出したかが判定される。各ビーコン20は、その
付近にカードが存在するかを確認する問い合わせを定期的に発しており、仮に存
在すれば、そのカードが自身の識別番号を伴って応答することとなる。このよう
な場合、テスト27の結果が肯定(Yes)となってテスト30へ進み、該当す
るID番号(この例では乗客29のID番号)を伴うカードの行先階(DSTI
NATN)が、詳しく後述するように、その乗客によってのみ変更され得ること
を意味する、”確定(FIXED)”として指定されかた判定する。このID番
号に対する行先階が確定として指定されている場合、テスト30の結果が肯定と
なってステップ31へ進み、次の行先階が現時点で何階に設定されているかを乗
客が視認できるように、識別番号に対応するカードに対し、そのカード7のディ
スプレイ8上に行先階を表示する。
する行先階が確定として指定されていない場合、テスト30の結果が否定(No
)となってステップ32へ進み、カードの送信を検出したビーコン応答機の階と
同じ階数(FLR)を設定し、サブルーチン33では、この乗客の次に予想され
る行先階を、上記階数、その時刻と日付、及び/又はこの乗客の階(フロア)間
の階移動履歴に基づいて決定する。今までにエレベータを使用したことのある乗
客に対しては、ある階から別の階への行先階の履歴が残されているため、乗客が
階17にいることが検出されると、その乗客の階移動習慣について記録された履
歴に基づいて、最も可能性の高い次の行先階を選び出すことができる。上記時刻
と日付は、その乗客に対して予想される次の行先階の決定を更に精度良く行うた
めに利用されることもある。あるいは、単に現在の階に対する次の行先階へのテ
ーブルを設け、履歴及び現時刻を使用しないようにしても良い。典型的には、乗
客がロビーの階から乗ってオフィスの階で降りた場合、サブルーチン100にお
いて決定される行先階は、ロビーへ戻る次の移動を見越してロビーの階であろう
。逆に、ロビーへ移動した後の場合、次の行先階がオフィスの階である可能性が
高い。サブルーチン33で次の行先階が決定された後、ステップ34では、その
行先階が対応するID番号を備えたカードに送信され、ステップ31では、その
カードに乗客の行先階を表示させる。そして、リターンポイント35を通して他
のプログラムへ戻される。
外れた領域を歩いている場合、乗客のカードがビーコンから離れているためにビ
ーコンに応答できず、テスト27は否定となる。この結果、テスト36へ進み、
乗客が先に新たな行先階数を送信していたか否かが判定される。上記ルーチン3
3により与えられた行先階が正しくなければ、乗客は、その行先階を、キー9〜
11のいずれかを利用してカード7から送信することによって訂正することがで
きる。乗客が新たな行先階を入力すれば、テスト36の結果が肯定となってステ
ップ37へ進み、この識別番号の行先階が”確定”として指定される。次いでス
テップ34及び31では、新たな行先階がカードへ送信され、その行先階を乗客
が視認できるように表示させて、リターンポイント35を通して他のプログラム
へ戻される。
否定となってステップ39へ進み、通路(HALLWAY)応答機がカードID
番号を検出したかが判定される。図2に応答機21として示すような通路応答機
がカードIDを検出すると、テスト39の結果が肯定となってテスト40へ進み
、搬送ラッチ(TRIP LCH)が設定されているかを判定する。これは、た
った今乗客がエレベータを降りたところを示す。もし設定されていれば、ステッ
プ41で搬送ラッチがリセットされ、設定されていなければ、乗客が階を移動す
るためにエレベータへ近づいているので、テスト40の結果が否定となってステ
ップ45へ進み、乗場通路のビーコン21がカードID番号を検出した階に、乗
場呼びを入力する。次いでステップ37では、このIDに対する行先階を”確定
”として指定し、この指定は、前述したように乗客がこれを変更しないかぎり、
かご呼びを入力するまで変更できない。次いで、ステップ34,31では、上記
の確定された行先階を対応するカードへ送信し、そのカードに表示させる。
エレベータの到着を待っている場合、テスト27が肯定となるとともに、テスト
30が肯定となってステップ31へ進み、行先階を適切なものと確定するために
表示することとなる。最終的に、乗客がエレベータに乗ると、図3のルーチンで
は、テスト27が否定、テスト36が否定、テスト39が否定、テスト49が肯
定となって、ステップ50へ進み、該当するID番号を備えた乗客の行先階のか
ご呼びを入力し、ステップ51では該当するID番号を備えた行先階の状態をリ
セットして、”確定”を解除し、ステップ52では搬送ラッチを設定する。乗客
が階の移動を終えてエレベータから離れると、その乗客が行先階に設けられたビ
ーコン20の前を通過することとなり、図3のルーチンでは、テスト27が肯定
、テスト30が否定となってステップ33側へ進み、その乗客に対して予想され
る行先階を決定する。最も可能性の高い行先階は、典型的な例では、乗客が乗り
込んだ階のいずれかである。このように、サブルーチン33では予想される行先
階が与えられ、この行先階がステップ34において該当するID番号を備えたカ
ードへ送信される。次いで、カードに上記行先階が表示される(乗客42がエレ
ベータの通路の付近を離れて、これを見ることはないと思われるが)。しかしな
がら、乗客が次にエレベータに接近して乗場通路の応答機20を通過すると、習
慣的に、行先階の表示を確認し、それが正しいか間違っているかを確認するであ
ろう。乗客が新たな行先階を入力すれば、テスト36及びステップ37により、
その行先階が確定として指定され、それ以外の場合、行先階がサブルーチン33
によって決定され、この場合には、上述したように、乗客がエレベータ通路へ戻
り、その後に別のエレベータ移動を行うまで、非確定に保持されることとなる。
49の結果が否定となり、何ら動作することなく上記ルーチンの各ステップを通
過する。
発明の一実施例が図4に示されている。この図4はステップ111の手段により
かご呼びが設定される点を除いて図3と同様であり、このステップ111では、
特定のIDに対する乗場呼びに応じて割り当てられた所定のかごに対し、このか
ごが所定の階に達したときに、上記の特定のIDの行先階へのかご呼びを入力す
るように、かご呼びの割込(IRPT)をプリセットする。上記のかごが呼ばれ
た階に到着すると、図4のルーチンでは割込ポイント112を介してかご呼びの
割込が開始され、ステップ113では行先階へのかご呼びが入力され、ステップ
51では行先階の状態をリセットして”確定”を解除し、ステップ52では搬送
ラッチを設定する。図4のルーチン実行中、テスト27,36及び39の結果が
否定となるような場合には、何ら動作することなく各ステップが単に通過(バイ
パス)される。この実施例は、個々のかごに応答機を設置することが非常に困難
な旧型のシステムに好適であろう。
テップ34によってそのカードへ送信され、あるいはキーを押すことにより生成
される。キー(図1)が押されると、その行先階が表示されることとなる。キー
が押されると、それを新たな行先階の一部としてキー操作毎に表示されることも
ある。
先階を更新及び表示するルーチンの高いレベルの機能が、全てカードに内蔵され
、ここでは一般的なスリープモードを有するマイクロコンピュータの使用を想定
しており、割込としての受信信号に応答して起動して動作を開始する場合を除き
、スリープ中には動作しない。図5において、ルーチンは2つの割込の一つを介
して開始され得る。一つは割込開始ポイント60における応答機(TRANSN
PNDR)の信号の受信であり、もう一つはキーが押されたことの検出であり、
割込開始ポイント61を通して開始される。人によるキーの意図的な操作は、コ
ンピュータが起動して割込要求を認識する時間を勘案して、充分に長い期間(数
ミリ秒)とする。同様に、エレベータ通路及び乗場通路に設けられるビーコン送
信機及び応答機は、コンピュータが起動して応答機又はビーコンの指示又はワー
ド及びメッセージの末尾の階数を認識する時間を勘案して、十分に長い先行ビッ
トを備えたメッセージを送信可能である。割込が受信されると、第1のテスト6
3において、コンピュータがスリープモードであるかが判定される。スリープモ
ードであれば、ステップ64〜66によって図示された、一連のステップによっ
て、コンピュータの起動、初期化及び起動タイマの初期化を行う。次いでステッ
プ67では、割込のワード(つまり、キー操作による割込が受信されたこと、あ
るいは割込を生じた(ビーコン,乗場通路又はかごの)応答機名やビーコン名)
を記憶する。一方、コンピュータがスリープモードでなければ、テスト63の結
果が否定となってステップ68へ進み、その割込のワードを一時的な記憶装置に
バッファ(一時記憶;BUFR)し、ステップ70ではコンピュータが(後述す
る)待機状態であるか否かを判定する。コンピュータが待機状態となるまでは、
与えられた割込に対していかなる応答も起こされない。一旦コンピュータが待機
状態となると、ステップ71において待機状態をリセットし、ステップ67にお
いて割込のワードが記憶される。この実施例では、ビーコン20は送信のみが必
要で、受信の必要はなく、従って応答機の代わりに送信機であっても良い。しか
しながら、この明細書における”応答機”には送信機が含まれる。
、テスト73へ進み、行先階の状態が”確定”であるかを判定する。確定であれ
ば、ステップ74へ進み、その行先階を表示させるとともに、ステップ75にお
いてコンピュータを10秒待機させて、乗客がエレベータへ近づく間に乗客に行
先階を見て考える時間を与える。続くステップ76では、上述したようにコンピ
ュータを待機状態に設定する。
スト73の結果が否定となってステップ77へ進み、階数をビーコンのある階と
等しく設定し、サブルーチン78では、上記の階数、現在時刻、及び/又は特定
のIDに対応する乗客の階移動習慣の履歴、あるいはリストから、予想される次
の行先階を決定する。次いで本ルーチンでは、上記のステップ74及び75を介
してステップ76へ進み、待機状態に設定される。
キーが押されたことによりプラグラムが単に開始し、上述したようにステップ6
4又はステップ68を通過する。このような場合、その後のテスト72が否定さ
れる一方、テスト80が肯定となって、一連のステップ81〜83へ進み、次の
行先階又は”入力”の単語をディスプレイ8に表示し、次いで5秒待機し、キー
9〜11が操作されれば、その後にそれをディスプレイ8に表示する。続くステ
ップ86では、キーによって設定された新たな行先の状態を”確定”に指定し、
ステップ74ではその行先階を表示させ、ステップ75では設定された行先を乗
客が視認し、必要に応じて再び変更できるように、プログラムを待機させる。そ
して、上述したように待機状態へとプログラムが進行する。
答機21から信号を受信してプログラムが開始され、ステップ64又はステップ
68の一方を通過する。一般的には、コンピュータは、ビーコンによって起動さ
せられており、乗場通路に到達するときまで起動したままである。テスト72,
80及び91が否定される場合、デフォルトによって、乗場通路の応答機による
割込を意味する。この場合、テスト92へ進み、搬送ラッチがセットされている
かを判定する。このラッチは、乗客が階を移動するためにエレベータへ乗り込む
場合ではなく、乗客がエレベータから離れていく場合の行跡(トラック)を保持
している。乗客がエレベータから離れると、搬送ラッチはセットされ、テスト9
2の結果が肯定となってステップ98へ進み、行先階の状態が”非確定”に指定
され、ステップ99で搬送ラッチがリセットされる。
が最初に信号を受信し、コンピュータがスリープ中にテスト63へ至ることとな
るので、ステップ64〜66へ進む。テスト72,80及び91の結果の否定は
、デフォルトによって、乗場通路の応答機からの信号であることを意味している
。テスト72,80,91及び92の否定によりステップ93へ進み、カードの
ID及び行先階が送信され、これによりこのIDに対する乗場呼びが入力される
。次いで、ステップ86において行先階が”確定”として指定され、上述したよ
うに、その行先階がステップ74及び75で表示された後、プラグラムが待機状
態へ移行する。乗客がエレベータへ向かって歩いている期間の間に、信号を送信
した乗場応答機が複数存在することがある。このような場合、各応答機の信号の
受信毎に、プログラムではステップ及びテスト68〜71が処理され、テスト8
2,80及び92の結果が否定となって、その行先階及びIDがステップ93に
おいて再送信される。上記の期間の間に、乗客が行先の変更を決めると、”キー
が押された”割込(KEY PREESSED IRPT)が生じるが、このよう
なことが起きると、ステップ68では単に割込のワードをバッファし、次いでコ
ンピュータが待機状態であるか否かを判定する。もし待機状態でなければ、待機
状態に達するまでプログラムを待機させ、その後に、上述した”キーが押された
”割込の処理が行われる。その後、ステップ93において新たな行先階が送信さ
れることとなる。
する場合、テスト72及び73の結果が肯定となり、その行先階がステップ74
及び75において表示される。
号を受信して、テスト73及び80の結果が否定、テスト91の結果が肯定とプ
ログラムが進行して、ステップ96へ進み、搬送ラッチが設定される。これによ
り、上述したように、プログラムでは乗客がかごに乗り、エレベータが目的階へ
搬送し始めたことが確認される。続いてステップ97では、行先階とIDが送信
されて、これを受信したかご応答機によって、乗客に対する行先階へのかご呼び
が入力される。次いで、上述したようにプログラムは待機状態へ移行する。
ととなる。この場合、テスト72の判定が肯定、テスト73の判定が否定とプロ
グラムが進行し、再度、上述したように次の行先階が設定される。
たり利用したり離れていく間にもコンピュータが起動状態に保持されてステップ
64〜66がバイパスされ易いようになっており、これにより電力の無駄が抑制
される。起動タイマが時間切れとなると、ポイント100において起動タイマの
時間切れの割込が生じ、ポイント101においてコンピュータをスリープモード
に移行させる。
参照して上述したような、エレベータのかご内に応答機が設けられたビルにおい
ては、乗客がかごに乗るとテスト91及びステップ96及び97へと処理が進む
。かごに応答機がない実施例では、図4でステップ45,110及び113によ
って明白に図示されているような手法で、ステップ93の後に、その行先階及び
IDを受信し、ビル側が応答することになろう。
ても、乗客の行先階は、どのかごが乗場呼びに応答するべきかを決定するために
、運行制御部によって用いられ、これによって行先階が乗場呼びの割当管理に組
み入れられる。これに代えて、幾つかの実施例では、必要に応じて、かご呼びは
、直ちに入力され、かつ、乗客がエレベータへ乗らなかった場合にはキャンセル
される。
。キーに代えて、本出願人による1998年7月7日出願の米国特許明細書のシ
リアル番号09/111,355号に開示されているように、乗客が音声によっ
て新たな行先階を入力しても良い。乗客が乗場応答機の前を通過することなくエ
レベータ通路を離れるあらゆる状況で、搬送ラッチタイマ又は他の手法が搬送ラ
ッチをリセットするようにしても良い。
態を分散方式で制御する一方、図3及び図4のサブルーチン33により自動の次
の行先階を集中的に設定しても良い。
。
者であれば、本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく、様々な他の変更、省略
、及び追加が可能であることは容易に理解されるであろう。
Claims (26)
- 【請求項1】 ビルの複数の階に利用される少なくとも一つのエレベータを有
するシステムにおいて、上記システムは乗客に携帯されるカードを含み、上記カ
ードは、行先階数を入力する手段を有するとともに、行先階数を表示するディス
プレイを有し、かつ、エレベータ制御システムが電磁的なメッセージ手段によっ
て上記カードと通信し、乗客の固有の識別番号(ID)を伴うメッセージを含ん
でおり、 乗客の行先階を決定する方法が、 (a)各乗客の行先階の記録を保持し、 (b)乗客が上記カードの一つに新たな行先階の階数を入力することに応じて
、上記行先階を”確定”として指定し、 (c)エレベータへの通路から第1の距離に配置された複数の第1の応答機の
一つと上記カードとの間の通信に応じて、乗場呼びを入力し、 (d)上記乗場呼びに応じてかごが到着すると、上記行先階へのかご呼びを入
力するとともに、上記行先階を”非確定”として指定し、 (e)エレベータへの通路から第2の距離に配置された複数の第2の応答機の
一つと上記カードとの間の通信に応じて、 仮に上記行先階が”確定”として指定されていれば、上記カードに上記行先階
を表示する一方、 仮に上記行先階が”非確定”として指定されていれば、上記第2の応答機のあ
る階数及び上記記録から、上記乗客に対する次回の階移動時の行先階を決定する
方法。 - 【請求項2】 上記行先階の全てが上記ビルに設けられた制御部によって決定
される請求項1に係る方法。 - 【請求項3】 上記行先階の全てが上記ビルに設けられた制御部によって決定
及び指定される請求項1に係る方法。 - 【請求項4】 上記各行先階が対応するカードによって指定される請求項1に
係る方法。 - 【請求項5】 上記各行先階が対応するカードによって決定及び指定される請
求項1に係る方法。 - 【請求項6】 上記ステップ(d)が、上記エレベータのかご内に設けられた
応答機と上記カードとの間の通信に応じて、上記行先階へのかご呼びを入力する
ことを含む請求項1に係る方法。 - 【請求項7】 上記ステップ(c)及び(d)が、上記第1の応答機と上記カ
ードとの間の通信に応じて、乗場呼びを入力し、上記行先階を確定として指定し
、かつ、かごが到着すると、上記行先階へのかご呼びを入力する請求項1に係る
方法。 - 【請求項8】 上記第1の応答機が上記エレベータへの通路から離れて配置さ
れ、上記第2の応答機が上記通路の近傍に配置される請求項1に係る方法。 - 【請求項9】 上記入力する手段がキーからなる請求項1に係る方法。
- 【請求項10】 自動的なエレベータ呼びの処理方法であって、 (a)一つ又は複数のエレベータを利用するビルの各階の通路に設けられた上
記一つ又は複数のエレベータの入口から第1の距離に一つ又は複数の第1の応答
機を設け、 (b)上記各階の上記入口から第2の距離に一つ又は複数の第2の応答機を設
け、 (c)複数のカードを設け、各カードは対応する乗客に携帯され、各カードは
識別番号(ID)を割り当てられ、各カードは行先階の階数を表示するディスプ
レイを有し、各カードは行先階の階数を入力する手段を有し、各カードは上記応
答機の一つからの所定のメッセージに応じてカードの携帯者に対して行先階を表
示し、各カードは上記応答機の少なくとも一つからの電磁的なメッセージの受信
に応じて少なくともそのIDを含む電磁的な応答メッセージを送信し、 (d)上記第1の応答機の一つからの電磁的な送信を上記カードの一つにより
受信することに応じて、少なくとも識別番号(ID)の部分を含む電磁的な応答
メッセージを上記カードから送信し、 (e)上記第1の応答機の一つによる上記応答メッセージの受信に応じて、上
記IDに対する乗場呼びを入力し、 (f)上記乗場呼びに応じてかごが到着すると、上記行先階への上記かご呼び
を入力し、次いで上記行先階を”非確定”として指定し、 (g)上記第2の応答機の一つと上記カードとの間で送信されたメッセージに
応じて、 仮に上記行先階が”確定”として指定されていれば、上記ディスプレイに上記
行先階の階数を表示し、 あるいは、仮に上記行先階が”非確定”として指定されていれば、上記IDに
対する行先階の記録及び上記第2の応答機の一つが設けられている階数とに基づ
いて、上記乗客の現時点での推奨の行先階を決定し、 (h)乗客がデータの入力手段を利用して行先階の階数を入力することに応じ
て、上記階数を上記ディスプレイに表示するとともに、上記行先階を”確定”と
して指定する方法。 - 【請求項11】 上記行先階の全てが上記ビルに設けられた制御部によって決
定される請求項10に係る方法。 - 【請求項12】 上記行先階の全てが上記ビルに設けられた制御部によって決
定及び指定される請求項10に係る方法。 - 【請求項13】 上記各行先階が対応するカードによって指定される請求項1
0に係る方法。 - 【請求項14】 上記各行先階が対応するカードによって決定及び指定される
請求項10に係る方法。 - 【請求項15】 上記ステップ(f)が、上記エレベータのかご内に設けられ
た応答機と上記カードとの間の通信に応じて、上記行先階への上記かご呼びを入
力することを含む請求項10に係る方法。 - 【請求項16】 上記ステップ(e)及び(f)が、上記第1の応答機と上記
カードとの間の通信に応じて、乗場呼びを入力し、上記行先階を確定として指定
し、かつ、かごが到着すると、上記行先階へのかご呼びを入力する請求項10に
係る方法。 - 【請求項17】 上記第1の応答機が上記エレベータへの通路から離れて配置
され、上記第2の応答機が上記通路の近傍に配置される請求項10に係る方法。 - 【請求項18】 上記入力する手段がキーからなる請求項10に係る方法。
- 【請求項19】 ビルの複数の階にわたって運行されるかごを含む少なくとも
一つのエレベータを備えたエレベータシステムに対するエレベータ呼びの制御装
置であって、上記エレベータシステムは、エレベータが応答する運行用の呼びを
登録する運行制御部を有し、上記装置は、 複数の第1の応答機を有し、その一つは上記各階の上記少なくとも一つのエレ
ベータの入口から第1の距離に配置され、電磁的な問い合わせメッセージを送信
するとともに、応答メッセージを受信し、上記各第1の応答機は上記運行制御部
と互いに接続され、 複数の第2の応答機を有し、その一つは上記各階における対応する上記入口の
一つから第2の距離に配置され、各第2の応答機は電磁的なメッセージを送信し
、 複数のカードを有し、各カードは対応する乗客に携帯され、各カードには識別
番号(ID)が割り当てられ、各カードは行先階の階数を表示するディスプレイ
を有し、各カードは乗客が行先階の階数を入力する階入力手段を有し、各カード
は上記応答機の一つからの電磁的なメッセージに応じて少なくともそのIDを含
む電磁的なメッセージを送信し、 上記カードの一つからの電磁的なメッセージを上記第1の応答機の一つにより
受信することに応じて、上記対応する階に対する乗場呼びを登録する信号処理手
段を有し、この信号処理手段は、各IDに対する行先階の記録を記憶し;対応す
る上記階入力手段の一つにより上記カードの一つへ入力された行先階を”確定”
として指定し;上記乗場呼びに応じてかごが到着すると上記行先階へのかご呼び
を登録した後、上記行先階を”非確定”として指定し;上記カードの一つが上記
第2の応答機の一つと通信することに応じて、 仮に上記行先階が”確定”に指定されていれば、上記行先階を上記カードに表
示する一方、 仮に上記行先階が”非確定”として指定されていれば、対応する上記記録の一
つ及び上記一つのビーコンが設けられた階に基づいて各携帯者の次回の階移動時
の推奨の行先階を決定する装置。 - 【請求項20】 上記信号処理手段が上記ビルに設けられ、上記カードの全て
に対する決定及び指定を制御する請求項19に係る装置。 - 【請求項21】 上記信号処理手段が、 上記ビルに設けられ、上記かご呼び及び上記乗場呼びを登録する第1の信号処
理手段と、 複数の第2の信号処理手段と、を有し、各第2の信号処理手段は、上記カード
の一つに設けられ、上記履歴の機能を有し、上記ディスプレイを作動させ、上記
行先階を決定し、かつ、対応するIDに対する上記行先階を”確定”又は”非確
定”として指定する請求項19に係る装置。 - 【請求項22】 上記信号処理手段が、 上記ビルに設けられ、上記かご呼び及び乗場呼びを登録し、上記履歴の機能を
有し、かつ、上記行先階を決定する第1の信号処理手段と、 複数の第2の信号処理手段と、を有し、各第2の信号処理手段は、上記カード
の一つに設けられ、上記ディスプレイを作動させ、対応するIDに対する上記行
先階を”確定”又は”非確定”として指定する請求項19に係る装置。 - 【請求項23】 更に、上記かごのそれぞれに設けられたかご応答機を有し、 上記信号処理手段が、上記カード及び上記かご応答機との間の通信に応じて、
上記かご呼びを登録した後、上記行先階を”非確定”として指定する請求項19
に係る装置。 - 【請求項24】 上記第1の応答機が上記入口から離れて配置され、上記第2
の応答機が上記入口の近傍に配置される請求項19に係る装置。 - 【請求項25】 上記階入力手段がキーからなる請求項19に係る装置。
- 【請求項26】 上記信号処理手段が、数日間の、上記カードの携帯者によっ
てなされた階移動の際の出発及び行先階を記録装置に記憶することにより上記記
録をとり、各携帯者に対する出発及び行先階に関する唯一かつ独立した履歴を連
続的に更新する請求項19に係る装置。
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