JP6405633B2 - エレベータの呼び登録システム - Google Patents

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Description

この発明は、RFID(Radio Frequency Identification)を用いたエレベータの呼び登録システムに関するものである。
従来のRFIDを用いたエレベータの呼び登録システムにおいては、LF電波(Low Frequency電波)には、個々の質問器を区別するためのアンテナ識別番号のみが付与されていた(例えば、先行技術1,2参照)。
WO2009/107206号公報(0006段落) 特開2003−341945号公報(0014段落)
従来のRFIDを用いたシステムでは、LF電波にはアンテナ識別情報が付与されている。例えば、タグが受信したアンテナ識別番号が同じ場合には、利用者識別情報を送信せず、アンテナ識別番号が異なる場合に、利用者識別情報を送信するようにしている。これにより、タグがタグリーダ間の移動を検出した場合には、新たなタグリーダを介して移動した旨をシステムに通知できるとともに、タグが同じタグリーダの範囲内にいる場合は、一度送信した利用者識別情報を再度送信することがないため、無駄な処理を行わないように動作させることが期待できる。
しかし、これをエレベータの呼び登録システムに適用する場合、次のような問題点を生じる。例えば、エレベータ乗場とかご内のRFIDシステムを設置して、乗場に近づくと呼びが自動登録され、かごに乗り込むときに行先階が自動登録されるシステムにおいて、乗場とかご内が異なるアンテナ番号になっているため、降車時に乗場のLF電波に反応してタグがRF電波を送出し、結果として利用者が降車したにもかかわらず呼びが登録されてしまうという問題点があった。
先行技術1では、この問題点に対し、利用者識別情報と同じ識別情報が前記かご内質問器により読み取られなかったことを検知してから猶予時間(例えば5秒以上10秒以下)の間は当該登録識別情報の登録を維持することにより、乗場質問器による降車後のエレベータ利用者の利用者識別情報の読み取りに対してエレベータかごの呼び登録を行わないように構成しているが、混んでいるかごから降車する場合には、猶予時間を超えてしまうことにより、結果として呼びが登録されてしまうという問題が解決されない。
先行技術2では、上記問題に対し、利用者識別情報に応答する事前呼び解消手段を備え、事前呼び解消手段は、行先呼びに対して決定された号機が応答する前にタグ(応答器)からの利用者識別情報を受信しなくなったときには、行先呼びを解消して、行先呼びに対応する方向の乗場釦灯を消灯させているが、降車したにもかかわらず呼びが登録されてしまうという問題は解決しておらず、更に、タグ(応答器)は常時識別情報を送信しなければならないため、タグの消費電力が多大となるという問題点が生じる。
本発明にかかるエレベータ呼び登録システムにおいては、エレベータ利用者が携帯し固有の利用者識別情報を内部に記憶する応答器と、
各階床のエレベータ乗場、該エレベータ乗場への通路およびかご内に設置され、前記応答器への下り回線電波に質問器固有の質問器識別情報を含めて送信する第一の送信手段と、前記応答器より前記利用者識別情報を読み取る読取手段を備えた質問器と、
前記質問器から読み取られた前記利用者識別情報と、予め記憶した利用者識別情報とを比較し、その結果が一致であれば前記予め記憶した利用者識別情報と関連付けて記憶した利用者の行先階情報をエレベータ制御装置に送る認証制御装置と、
前記認証制御装置から受け取った行先階情報を用いてかご割当を行うエレベータ制御装置と、を備え、
前記応答器は、前記質問器から受け取った前記質問器識別情報と記憶している質問器識別情報との比較し、その結果が不一致若しくは一致かつ所定時間経過後であれば前記利用者識別情報を前記質問器への上り回線電波に含めて送信する第二の送信手段を備えたエレベータの呼び登録システムにおいて、
前記質問器は、かご内及び各通路に設置されたものは第一のモード、各エレベータ乗場に設置されたものは第二のモードに設定する処理モード情報設定部を備え、
前記第一の送信手段は、各エレベータ乗場に設置されたもの及びかご内に設置されたものを同一グループとするとともに前記各通路に設置されたものはそれとは異なるグループとするグループ識別情報を前記質問器識別情報に加えて前記下り回線電波に含めて送信し、
前記第二の送信手段は、前記質問器から受け取った前記質問器識別情報と記憶している質問器識別情報とを比較し、その結果が不一致若しくは一致かつ所定時間経過後であれば前記利用者識別情報に加えて前記応答器の内部に記憶しているグループ識別情報を、前記質問器への上り回線電波に含めて送信し、
前記応答器は、内部に記憶している質問器識別情報及びグループ識別情報を受け取った質問器識別情報及びグループ識別情報にそれぞれ書き換える書き換え手段を備え、
前記質問器は、前記上り回線電波から前記利用者識別情報を読み取ったとき、前記処理モード情報設定部で設定された処理モード情報が第一のモードである場合若しくは前記処理モード情報が第二のモードである場合でかつ前記応答器から受け取ったグループ識別情報と記憶しているグループ識別情報を比較しその結果が不一致であれば前記利用者識別情報を前記認証制御装置に送信し、前記比較結果が一致であれば前記利用者識別情報を前記認証制御装置に送信しない判断を行う第一の判断手段を更に備え、
前記質問器識別情報はアンテナ識別情報であることを特徴とする。


この発明にかかるエレベータ呼び登録システムは、上記の構成としたので、タグリーダが返送されてきたユーザ識別情報を認証制御装置へ送信して認証するかどうかを判断できるようにしたため、利用者が降車したにもかかわらず呼びが登録されてしまうという問題点を防ぐことができるという効果を奏する。
この発明の実施の形態1におけるエレベータ呼び登録システムの一構成図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータ呼び登録システムのタグ100の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1におけるエレベータ呼び登録システムのタグリーダ200の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1におけるエレベータ呼び登録システムを建物に適用した一構成図である。 この発明の実施の形態1における各装置間の各識別情報の流れ図である。 この発明の実施の形態2におけるエレベータ呼び登録システムのタグ100の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2におけるエレベータ呼び登録システムのタグリーダ200の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2におけるエレベータ呼び登録システムを建物に適用した一構成図である。 この発明の実施の形態2における各装置間の各識別情報の流れ図である。 この発明の実施の形態3におけるエレベータ呼び登録システムの一構成図である。
実施の形態1
以下、この発明の実施形態1を図1乃至図5を用いて説明する。
図1はこの発明の実施の形態1におけるエレベータ呼び登録システムの一構成を示すものである。図1において、100はタグ(応答器)である。これは、利用者が携帯するRFIDタグであり、それは携帯電話、スマートフォン、その他の装置に組み込まれ、実装されているものであっても構わない(以下単にタグと呼ぶ)。タグ100は、後述するタグリーダ(質問器)200からの下り回線電波を受信する下り回線電波受信部101、下り回線電波からアンテナ識別情報とグループ識別情報を抽出する識別情報抽出部102、アンテナ識別情報とグループ識別情報、前回受信時刻と前回アンテナ識別情報と前回グループ識別情報からタグリーダ200に利用者識別情報を上り回線電波で送信するかどうかを判定する応答判定部103、利用者識別情報とアンテナ識別情報と前回グループ識別情報を含む上り回線電波を送信する上り回線電波送信部106からなり、前回受信時刻と前回アンテナ識別情報と前回グループ識別情報を記憶する記憶部104と、利用者識別情報を記憶する記憶部105をもつ。下り回線電波受信部101は、タグリーダ200からの下り回線電波を受信するための受信アンテナ回路を含み、上り回線電波送信部106は、タグリーダ200へ上り回線電波を送信するための送信アンテナ回路を含む。
200はタグリーダ(質問器)である。これは、各階のエレベータ乗場、その乗場に至る通路、エレベータのかご内に設置されるものであり、タグ100からの利用者識別情報を読み取るものであれば何でも構わない(以下単にタグリーダと呼ぶ)。タグリーダ200は、タグ100を起動するためのタグ起動信号を生成するタグ起動信号生成部201、タグ起動信号に、記憶部202から読み出したアンテナ識別情報及びグループ識別情報を付与して下り回線電波として送信する下り回線電波送出部203、タグ100からの上り回線電波を受信する上り回線電波受信部204、上り回線電波に含まれる利用者識別情報を抽出する利用者識別情報抽出部206からなり、アンテナ識別情報とグループ識別情報を記憶する記憶部202と処理モード情報を記憶する記憶部205をもつ。下り回線電波送信部203は、タグ100へ下り回線電波を送信するための送信アンテナ回路を含み、上り回線電波受信部204はタグ100からの上り回線電波を受信するための受信アンテナ回路を含む。
300は認証制御装置であり、タグリーダ200から送信されてきた利用者識別情報と記憶している個人情報を比較し、一致したらその個人情報に関連付けられている行先階をエレベータ制御装置へ送信する認証部302、個人情報と行先階を関連付けて記憶する記憶部301をもつ。
次に動作について説明する。
図2は、タグ100の動作を示すフローチャートである。タグ100は下り回線電波受信部101でタグリーダ200からのタグ起動信号を受信する(S101)と、識別情報抽出部102でその起動信号からアンテナ識別情報とグループ識別情報を抽出する(S102)。
応答判定部103は、抽出したアンテナ識別情報と記憶部104に記憶されている前回アンテナ識別情報(前回タグ起動信号を受信した際に、その起動信号に付与されていたアンテナ識別情報)とを比較し(S103)、不一致であれば前回とは異なるタグリーダから起動信号を受信したと判断してタグリーダ200に利用者識別情報を送付すべく、記憶部105から利用者識別情報を読み出し、それにS102で抽出した質問器識別情報と、記憶部104から読み出した前回グループ識別情報(前回タグ起動信号を受信した際に、その起動信号に付与されていたグループ情報)を付与して上り回線電波送信部106から上り回線電波を送出する(S104)。その後、記憶部104の前回アンテナ識別情報と前回グループ識別情報を今回受信した起動信号のアンテナ識別情報、グループ識別情報に書き換える(S105、S106)。同時に、前回受信時刻(前回タグ起動信号を受信した時刻)を今回受信した時刻に書き換える(S107)。
なお、S103においてアンテナ識別情報と前回アンテナ識別情報が一致した場合は、前回と同じタグリーダ200から起動信号を受信し、利用者識別情報をタグリーダ200に送信しているので、基本的には再度利用者識別情報を送信する必要はないが、タグリーダ200の電波範囲から一度離れ、一定時間以上経過後に再度同じタグリーダ200の電波範囲に戻ってきたときには再度利用者識別情報を送信して認証する必要があるので、応答判定部103はタグ起動信号の受信時刻と記憶部104に記憶されている前回受信時刻を比較し、予め定められた時刻T以上経過していればタグリーダ200の電波範囲から一度離れて再度そこへ戻ってきたと判断して(S105)、S106に進む。S106ではタグリーダ200に利用者識別情報を送付すべく、記憶部105から利用者識別情報を読み出し、それにS101で抽出したアンテナ識別情報と、前回グループ識別情報としては空の情報あるいはタグリーダ200に割り当てることを禁止されている特別な識別情報を付与して上り回線電波送信部106から上り回線電波を送出する。これは、エレベータの乗場で考えた場合、タグ保持者がエレベータに近づいて乗場でタグ100が認証されたが、エレベータに乗らずにその場を立ち去り、再度戻ってきたときに認証されないとエレベータに乗れなくなるからである。特に前回グループ識別情報として本来記憶している前回グループ識別情報ではなく別の識別情報を送るのは、後述するタグリーダ200の動作において処理モード情報がBの場合にタグリーダ200のグループ識別情報と前回グループ識別情報が同一だと利用者識別情報が無視されて認証されないからである。
図3は、タグリーダ200の動作を示すフローチャートである。本フローチャートには図示していないが、タグリーダ200は一定間隔で常にタグ起動信号生成部201でタグ起動信号を生成し、その信号に記憶部202に記憶されているタグリーダ個々に固有の番号であるアンテナ識別情報と、いくつかのタグリーダを1つのグループとして同一視するためのグループ識別情報を付与して、下り回線電波送出部203から下り回線電波を発信している。
上り回線電波受信部204でタグ100からの上り回線電波を受信する(S201)と、利用者識別情報抽出部206にて、その中から利用者識別情報とアンテナ識別情報と前回グループ識別情報を抽出する(S202)。さらに、記憶部202に記憶されている自身のアンテナ識別情報と、抽出したアンテナ識別情報を比較し、一致したら自身が送信したタグ起動信号に対してタグ100が利用者識別情報を送ってきたものであり、以降の処理を実施する。S203では、記憶部205に記憶されている処理モード情報を呼び出し処理モード情報によって処理を変更する。ここで、処理モード情報がAとは、無条件に利用者識別情報を認証制御装置300に送出することを指示するモードであり、処理モード情報がBとは抽出した前回グループ識別情報によって利用者識別情報を認証制御装置300に送出するかどうかを判断することを指示するモードである。S203で処理モード情報がAの場合は、S204に進んで無条件に利用者識別情報を認証制御装置300に送出する。一方、処理モード情報がBの場合は、S205に進んで、S201で抽出した前回グループ識別情報と自身のグループ識別情報を比較し、不一致であればユーザ識別情報を認証制御装置300に送出するが、一致していたらユーザ識別情報を認証制御装置300に送出しない。これは、処理モード情報がBの場合、同じグループ識別情報を持つ複数のタグリーダ200の電波範囲をタグ100所持者が渡り歩いた場合に、最初のタグリーダ200では認証されるが、以降のタグリーダ200では認証されないことを意味する。
認証制御装置300は、記憶部301を持ち、記憶部301には認証すべき複数の人の利用者識別情報と、それに関連付けて各人が行ける行先階(例えば自分の事務所がある階)が事前に登録されているものとする。タグリーダ200から利用者識別情報を受信したら認証部302が記憶部301に記憶されている複数の利用者識別情報から一致するものを検索し、一致するものが見つかればそれに関連付けて記憶されている行先階情報をタグリーダ200が乗場に設置されているのかかご内に設置されているのか、それ以外の場所に設置されているのかを区別できる情報と共にエレベータ制御装置へ送信する。
エレベータ制御装置は図示していないが、行先階情報が送信されてきたら、乗場設置のタグリーダ200bから送られてきたのであれば乗場に設置されている上方向ボタンか下方向ボタンかを現在の階と送信されてきた行先階情報との関係で決定し、どちらかを登録(人が上下ボタンを押した状態と同じにすること)する。
それがかご内設置のタグリーダ200aから送られてきたのであれば、送信されてきた行先階を登録(人が行先階ボタンを押したのと同じ状態にすること)する。それ以外のタグリーダ200cから送られてきたのであれば、行先階情報を無視する。
以上の動作を図4、図5に従って動きを説明する。
タグ所持者が三階の通路を通ってエレベータ乗場に到着し、エレベータに乗り込んで一階まで移動し、エレベータを降りてから一階通路を通っていく場合を説明する。本タグ所持者は、認証制御装置300に行先階として一階が事前に登録されているものとする。
図4において、例えば<103、D、A>と書かれているのは、そのタグリーダ200がアンテナ識別情報として103、グループ識別情報としてD、処理モード情報としてAを設定されていることを示す。
まず、タグ所持者は三階の通路タグリーダ200cの電波範囲に入った段階で認証されるが、エレベータ制御装置はその人に関連付けられている行先階情報は無視する(図5では図示せず)。三階乗場タグリーダ200bの電波範囲に移動した段階では、タグ100は自身で記憶している前回アンテナ識別情報(三階通路タグリーダ200cの103)とは異なるため、利用者識別情報をタグリーダ200bに送信する。タグリーダ200bは処理モード情報がBであるが、利用者識別情報とともに送られてくる前回グループ識別番号(三階通路タグリーダ200cのD)とは自身のグループ識別情報が異なるため利用者識別情報を認証制御装置300に送信し、認証制御装置300は認証に成功すると行先階情報(一階)をエレベータ制御装置に送信する。結果、エレベータ制御装置は現在階が三階で行先階情報が一階なので下方向ボタンを登録することになるので、タグ所持者は自身で下方向ボタンを押さなくても自動でエレベータが呼ばれる。エレベータが到着するまでの間、タグ100は三階乗場タグリーダ200bの電波範囲で待つことになり、その間定期的に起動信号を受信するが、そのタグリーダ200bに対しては一度利用者識別情報を送信しているので、その電波範囲にとどまっている限りは再度利用者識別情報を送信することはない。
次に、タグ所持者が到着したエレベータに乗り込んでかごタグリーダ200aの電波範囲に入ると、タグ100は自身で記憶している前回アンテナ識別情報(三階乗場タグリーダ200bの3)とは異なるため、利用者識別情報をタグリーダ200aに送信する。タグリーダ200aは処理モード情報がAであるため、無条件に利用者識別情報を認証制御装置300に送信し、認証制御装置300は認証に成功すると行先階情報(一階)をエレベータ制御装置に送信する。結果、エレベータ制御装置は一階ボタンを自動で登録することになるので、タグ所持者は自身で一階ボタンを押さなくてもよい。かごが一階に到着し、タグ所持者がかごから降車して一階乗場タグリーダ200bの電波範囲に移動すると、タグ100は自身で記憶している前回アンテナ識別情報(かごタグリーダ200aの10)とは異なるため、利用者識別情報をタグリーダ200bに送信する。タグリーダ200bは処理モード情報がBなので、利用者識別情報とともに送られてくる前回グループ識別番号(かごタグリーダ200のA)と自身のグループ識別情報を比較し、それらが一致するため、利用者識別情報を認証制御装置300に送信しない。結果として、かごから乗場タグリーダ200bに移動した際は認証されないので、一階乗場の上下方向ボタンが登録されることはない。
その後、一階通路タグリーダ200cの電波範囲に移動すると、タグ100は前回アンテナ識別情報と異なるために利用者識別情報を送信し、タグリーダ200cは処理モード情報がAなので無条件に利用者識別情報を認証制御装置300に送信し、認証制御装置300は認証部301でこれを認証してエレベータ制御装置に行先階情報を送信するが、エレベータ制御装置は乗場でもかご内でもないタグリーダ200cからの情報なのでこれを無視するため、エレベータシステムとしては何ら動作しない。
以上の様に、本実施の形態においては、タグリーダが返送されてきた利用者識別情報を認証制御装置へ送信して認証するかどうかを判断できるようにしたため、タグ所有者が通路から乗場に到達した時点では、上下方向ボタンが自動で登録され、かごに乗車した時には行先階が自動で登録されるが、かごから降りて乗場に到着した場合には不要な上下方向ボタンが登録されることはないため、利用者が降車したにもかかわらず呼びが登録されてしまうという問題点を防ぐことができるという効果を奏する。
上記実施の形態の説明において、記憶部104と記憶部105は別々としているが、記憶領域だけを別々にして同一の記憶部を用いても構わない。記憶部202と記憶部205、記憶部301と記憶部303についても同様である。
また、かごタグリーダ200a、乗場タグリーダ200b、通路タグリーダ200cは、別々の構成であるように説明したが、記憶部202のアンテナ識別情報及びグループ識別情報、記憶部205の処理モード情報を外部よりダウンロードできるように構成すれば同一のハードウェアで実現できる。
更に、説明で用いたアンテナ識別情報、グループ識別情報、処理モード情報は一例に過ぎず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の変更や再利用しても構わない。
その他、構成の一部を変形しても、また一部を省略してもよく、本実施の形態と同様の効果を奏するものと考えられる。
実施の形態2
実施の形態1では、タグリーダ200でタグ100からの利用者識別情報を認証制御装置300に送るか送らないかの判断を行ったが、本実施の意形態では、タグ100で利用者識別情報を認証制御装置300に送るか送らないかの判断を行う構成を示す。
図6において、100はタグであり、タグリーダからの下り回線電波を受信する下り回線電波受信部101、下り回線電波からアンテナ識別情報とグループ識別情報を抽出する識別情報抽出部102、アンテナ識別情報とグループ識別情報、前回受信時刻と前回アンテナ識別情報と前回グループ識別情報、処理モード情報からタグリーダに利用者識別情報を上り回線電波で送信するかどうかを判定する応答判定部103、利用者識別情報とアンテナ識別情報を含む上り回線電波を送信する上り回線電波送信部106からなり、前回受信時刻と前回アンテナ識別情報と前回グループ識別情報を記憶する記憶部104と、利用者識別情報を記憶する記憶部105をもつ。下り回線電波受信部101は、タグリーダ200からの下り回線電波を受信するための受信アンテナ回路を含み、上り回線電波送信部106は、タグリーダ200へ上り回線電波を送信するための送信アンテナ回路を含む。
200はタグリーダであり、タグ100を起動するためのタグ起動信号を生成するタグ起動信号生成部201、タグ起動信号にアンテナ識別情報とグループ識別情報と処理モード情報を付与して下り回線電波として送信する下り回線電波送出部203、タグ100からの上り回線電波を受信する上り回線電波受信部204、上り回線電波に含まれる利用者識別情報を抽出する利用者識別情報抽出部206からなり、アンテナ識別情報とグループ識別情報と処理モード情報を記憶する記憶部202をもつ。下り回線電波送信部203は、タグ100へ下り回線電波を送信するための送信アンテナ回路を含み、上り回線電波受信部204はタグ100からの上り回線電波を受信するための受信アンテナ回路を含む。
300は認証制御装置であり、タグリーダ200から送信されてきた利用者識別情報と記憶している個人情報(利用者識別情報)とを比較し、一致したらその利用者識別情報に関連付けられている行先階をエレベータ制御装置へ送信する認証部302、利用者識別情報と行先階を関連付けて記憶する記憶部301をもつ。
次に動作について説明する。
図7は、タグ100の動作を表すフローチャートである。タグ100は下り回線電波受信部101でタグリーダ200からのタグ起動信号を受信する(S100)と、識別情報抽出部102でその起動信号からアンテナ識別情報とグループ識別情報と処理モード情報を抽出する(S101)。判定部103は、抽出したアンテナ識別情報と記憶部104に記憶されている前回アンテナ識別情報(前回タグ起動信号を受信した際に、その起動信号に付与されていたアンテナ識別情報)とを比較し(S102)、違っていれば前回とは異なるタグリーダ200から起動信号を受信したと判断してS103に進む。S103では、抽出した処理モード情報がAかBかによってS104かS107に進む。ここで、処理モード情報がAとは、無条件にユーザ識別情報をタグリーダ200に送出することを指示するモードであり、処理モード情報がBとは抽出したグループ識別情報と記憶している前回グループ識別情報によって利用者識別情報をタグリーダ200に送出するかどうかを判断することを指示するモードである。S103で処理モード情報がAの場合、無条件に利用者識別情報を送信するので、S104にてタグリーダ200に利用者識別情報を送付すべく、記憶部105から利用者識別情報を読み出し、それにS101で抽出したアンテナ識別情報を付与して上り回線電波送信部106から上り回線電波を送出する。その後、記憶部104の前回アンテナ識別情報と前回グループ識別情報を今回受信した起動信号のアンテナ識別情報、グループ識別情報に書き換える。同時に、前回受信時刻(前回タグ起動信号を受信した時刻)を今回受信した時刻に書き換える(S105)。
一方、S103で処理モード情報がBだった場合、S101にて抽出したグループ識別情報と記憶部104に記憶している前回グループ識別情報を比較し(S107)、両者が異なっていればS104に進んでタグリーダ200に利用者識別情報を送付すべく、記憶部105から利用者識別情報を読み出し、それにS101で抽出したアンテナ識別情報を付与して上り回線電波送信部106から上り回線電波を送出する。
なお、S102においてアンテナ識別情報と前回アンテナ識別情報が一致した場合は、前回と同じタグリーダ200から起動信号を受信し、利用者識別情報をタグリーダ200に送信しているので、基本的には再度利用者識別情報を送信する必要はないが、タグリーダ200の電波範囲から一度離れ、一定時間以上経過後に再度同じタグリーダ200の電波範囲に戻ってきたときには再度利用者識別情報を送信して認証する必要があるので、応答判定部103はタグ起動信号の受信時刻と記憶部104に記憶されている前回受信時刻を比較し、予め定められた時刻T以上経過していればアンテナの電波範囲から一度離れて再度そこへ戻ってきたと判断して(S105)、処理モード情報に関係なくS104に進む。これは、エレベータの乗場で考えた場合、タグ保持者がエレベータに近づいて乗場でタグ100が認証されたが、エレベータに乗らずにその場を立ち去り、再度戻ってきたときに認証されないとエレベータに乗れなくなるからである。処理モード情報を無視するのは、乗場タグリーダ200の処理モード情報がBであった場合でも、一度乗場から離れて再度戻ってきたときには認証される必要があるからである。
図8は、タグリーダ200の動作を表すフローチャートである。本フローチャートには図示していないが、タグリーダ200は一定間隔で常にタグ起動信号生成部201でタグ起動信号を生成し、その信号に記憶部202に記憶されているタグリーダ個々に固有の番号であるアンテナ識別情報と、いくつかのタグリーダ200を1つのグループとして同一視するためのグループ識別情報と予め設定された処理モード情報を付与して、下り回線電波送出部203から下り回線電波を発信している。
上り回線電波受信部204でタグ100からの上り回線電波を受信する(S200)と、利用者識別情報抽出部206にて、その中から利用者識別情報とアンテナ識別情報を抽出する(S201)。さらに、記憶部202に記憶されている自身のアンテナ識別情報と、抽出したアンテナ識別情報を比較し、一致したら自身が送信したタグ起動信号に対してタグ100が利用者識別情報を送ってきたものであり、以降の処理を実施する。S203では、利用者識別情報を認証制御装置300に送出する。
認証制御装置300は、記憶部301を持ち、記憶部301には認証すべき複数の人の利用者識別情報と、それに関連付けて各人が行ける行先階(例えば自分の事務所がある階)が事前に登録されているものとする。タグリーダ200から利用者識別情報を受信したら認証部302が記憶部301に記憶されている複数の利用者識別情報から一致するものを検索し、一致するものが見つかればそれに関連付けて記憶されている行先階情報をタグリーダ200が乗場に設置されているのかカゴ内に設置されているのか、それ以外の場所に設置されているのかを区別できる情報と共にエレベータ制御装置へ送信する。
エレベータ制御装置は図示していないが、行先階情報が送信されてきたら、乗場設置のタグリーダ200bから送られてきたのであれば乗場に設置されている上方向ボタンか下方向ボタンかを現在の階と送信されてきた行先階情報との関係で決定し、どちらかを登録(人が上下ボタンを押した状態と同じにすること)する。
それがカゴ内設置のタグリーダ200aから送られてきたのであれば、送信されてきた行先階を登録(人が行先階ボタンを押したのと同じ状態にすること)する。それ以外のタグリーダ200cから送られてきたのであれば、行先階情報を無視する。
以上の動作を図4、図9に従って動きを説明する。
タグ所持者が三階の通路を通ってエレベータ乗場に到着し、エレベータに乗り込んで一階まで移動し、エレベータを降りてから一階通路を通っていく場合を説明する。本タグ所持者は、認証制御装置300に行先階として一階が事前に登録されているものとする。
図4において、例えば<103、D、A>と書かれているのは、そのタグリーダ200がアンテナ識別情報として103、グループ識別情報としてD、処理モード情報としてAを設定されていることを示す。
まず、タグ所持者は三階の通路タグリーダ200cの電波範囲に入った段階で認証されるが、エレベータ制御装置はその人に関連付けられている行先階情報は無視する(図9では図示せず)。三階乗場タグリーダ200bの電波範囲に移動した段階では、タグ100は自身で記憶している前回アンテナ識別情報(三階通路タグリーダ200の103)とは異なることと、処理モード情報がBであっても自身で記憶している前回グループ識別情報(三階通路タグリーダ200cのD)とは異なることから、利用者識別情報をタグリーダ200bに送信する。タグリーダ200bは受信した利用者識別情報を認証制御装置300に送信し、認証制御装置300は認証に成功すると行先階情報(一階)をエレベータ制御装置に送信する。結果、エレベータ制御装置は現在階が三階で行先階情報が一階なので下方向ボタンを登録することになるので、タグ所持者は自身で下方向ボタンを押さなくても自動でエレベータが呼ばれる。エレベータが到着するまでの間、タグ100は三階乗場タグリーダ200bの電波範囲で待つことになり、その間定期的に起動信号を受信するが、そのタグリーダ200bに対しては一度利用者識別情報を送信しているので、その電波範囲にとどまっている限りは再度利用者識別情報を送信することはない。次に、タグ所持者が到着したエレベータに乗り込んでカゴタグリーダ200aの電波範囲に入ると、タグ100は自身で記憶している前回アンテナ識別情報(三階通路タグリーダ200cの3)とは異なり、処理モード情報がAであるので無条件に利用者識別情報をタグリーダ200aに送信する。タグリーダ200aは受信した利用者識別情報を認証制御装置300に送信し、認証制御装置300は認証に成功すると行先階情報(一階)をエレベータ制御装置に送信する。結果、エレベータ制御装置は一階ボタンを自動で登録することになるので、タグ所持者は自身で一階ボタンを押さなくてもよい。カゴが一階に到着し、タグ所持者がカゴから降車して一階乗場タグリーダ200bの電波範囲に移動すると、タグ100は自身で記憶している前回アンテナ識別情報(かごタグリーダ200aの10)とは異なるが、処理モード情報がBであり自身で記憶している前回グループ識別情報(かごタグリーダ200aのA)と受信したグループ識別情報(一階乗場タグリーダ200bのA)が一致するので、利用者識別情報を認証制御装置300に送信しない。結果として、かごから乗場タグリーダ200bに移動した際は認証されないので、一階乗場の上下方向ボタンが登録されることはない。
その後、一階通路タグリーダ200cの電波範囲に移動すると、タグ100は前回アンテナ識別情報と異なり、処理モード情報がAであるので無条件に利用者識別情報を送信する。タグリーダ200cは受信した利用者識別情報を認証部300に送信し、認証制御装置300はこれを認証してエレベータ制御装置に行先階情報を送信するが、エレベータ制御装置は乗場でもカゴ内でもないタグリーダ200cからの情報なのでこれを無視するため、エレベータシステムとしては何ら動作しない。
以上の様に、本実施の形態においては、タグにおいて利用者識別情報をタグリーダに送信して認証するかどうかを判断できるようにしたため、タグ所有者が通路から乗場に到達した時点では、上下方向ボタンが自動で登録され、かごに乗車した時には行先階が自動で登録されるが、かごから降りて乗場に到着した場合には不要な上下方向ボタンが登録されることはないため、利用者が降車したにもかかわらず呼びが登録されてしまうという問題点を防ぐことができるという効果を奏する。
上記実施の形態の説明において、記憶部104と記憶部105は別々としているが、記憶領域だけを別々にして同一の記憶部を用いても構わない。記憶部301と記憶部303についても同様である。
また、かごタグリーダ200a、乗場タグリーダ200b、通路タグリーダ200cは、別々の構成であるように説明したが、記憶部202のアンテナ識別情報及びグループ識別情報、記憶部205の処理モード情報を外部よりダウンロードできるように構成すれば同一のハードウェアで実現できる。
更に、説明で用いたアンテナ識別情報、グループ識別情報、処理モード情報は一例に過ぎず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の変更や再利用しても構わない。
その他、構成の一部を変形しても、また一部を省略してもよく、本実施の形態と同様の効果を奏するものと考えられる。
実施の形態3.
図10は、53階からエレベータで51階に下り、そこで別のエレベータに乗り換える例を示したものである。
この場合、53階で自動でエレベータが呼ばれ、エレベータに乗車して51階まで移動し、51階でエレベータを降車するまでは、前記三階から一階への動きと同じであるので省略する。タグ所持者が52階でエレベータを乗り換えるために乗り換え先の乗場に移動した際、そこのタグリーダ200cはアンテナ識別情報が50、グループ識別情報がZ、処理モード情報がBであり、処理モード情報がBであっても前回グループ識別情報(手前の乗場タグリーダ200cのA)とは異なるため、認証されてエレベータが自動で呼ばれる。
なお、上記実施の形態は一例を挙げたに過ぎず、例えば互いに組合せを行うなど種々の変形例が考えられるが、それらについても本発明と同じ効果を奏するものと考えられる。
その他、順番を入れ替えたり、構成の一部を変形したり、また省略たりしても良く、本実施の形態と同様の効果を奏するものと考えられる。
本発明は、RFIDタグを用いたエレベータ呼び登録システムに適用することができる。
100 タグ 101 下り回線受信部 102 識別情報抽出部
103 応答判定部 104 記憶部 105 記憶部 106 下り回線電波送信部 200 タグリーダ 200a かご内タグリーダ 200b 乗場タグリーダ
200c 通路タグリーダ 201 タグ起動信号生成部 202 記憶部
203 下り回線電波送信部 204 上り回線電波受信部 205 記憶部
206 ユーザ識別情報抽出部 300認証制御装置 301 記憶部
302 認証部 303 記憶部

Claims (6)

  1. エレベータ利用者が携帯し固有の利用者識別情報を内部に記憶する応答器と、
    各階床のエレベータ乗場、該エレベータ乗場への通路およびかご内に設置され、前記応答器への下り回線電波に質問器固有の質問器識別情報を含めて送信する第一の送信手段と、前記応答器より前記利用者識別情報を読み取る読取手段を備えた質問器と、
    前記質問器から読み取られた前記利用者識別情報と、予め記憶した利用者識別情報とを比較し、その結果が一致であれば前記予め記憶した利用者識別情報と関連付けて記憶した利用者の行先階情報をエレベータ制御装置に送る認証制御装置と、
    前記認証制御装置から受け取った行先階情報を用いてかご割当を行うエレベータ制御装置と、を備え、
    前記応答器は、前記質問器から受け取った前記質問器識別情報と記憶している質問器識別情報との比較し、その結果が不一致若しくは一致かつ所定時間経過後であれば前記利用者識別情報を前記質問器への上り回線電波に含めて送信する第二の送信手段を備えたエレベータの呼び登録システムにおいて、
    前記質問器は、かご内及び各通路に設置されたものは第一のモード、各エレベータ乗場に設置されたものは第二のモードに設定する処理モード情報設定部を備え、
    前記第一の送信手段は、各エレベータ乗場に設置されたもの及びかご内に設置されたものを同一グループとするとともに前記各通路に設置されたものはそれとは異なるグループとするグループ識別情報を前記質問器識別情報に加えて前記下り回線電波に含めて送信し、
    前記第二の送信手段は、前記質問器から受け取った前記質問器識別情報と記憶している質問器識別情報とを比較し、その結果が不一致若しくは一致かつ所定時間経過後であれば前記利用者識別情報に加えて前記応答器の内部に記憶しているグループ識別情報を、前記質問器への上り回線電波に含めて送信し、
    前記応答器は、内部に記憶している質問器識別情報及びグループ識別情報を受け取った質問器識別情報及びグループ識別情報にそれぞれ書き換える書き換え手段を備え、
    前記質問器は、前記上り回線電波から前記利用者識別情報を読み取ったとき、前記処理モード情報設定部で設定された処理モード情報が第一のモードである場合若しくは前記処理モード情報が第二のモードである場合でかつ前記応答器から受け取ったグループ識別情報と記憶しているグループ識別情報を比較しその結果が不一致であれば前記利用者識別情報を前記認証制御装置に送信し、前記比較結果が一致であれば前記利用者識別情報を前記認証制御装置に送信しない判断を行う第一の判断手段を更に備え、
    前記質問器識別情報はアンテナ識別情報であることを特徴とするエレベータ呼び登録システム。
  2. エレベータ利用者が携帯し固有の利用者識別情報を内部に記憶する応答器と、
    各階床のエレベータ乗場、該エレベータ乗場への通路およびかご内に設置され、前記応答器への下り回線電波に質問器固有の質問器識別情報を含めて送信する第一の送信手段と、前記応答器より前記利用者識別情報を読み取る読取手段を備えた質問器と、
    前記質問器から読み取られた前記利用者識別情報と、予め記憶した利用者識別情報とを比較し、その結果が一致であれば前記予め記憶した利用者識別情報と関連付けて記憶した利用者の行先階情報をエレベータ制御装置に送る認証制御装置と、
    前記認証制御装置から受け取った行先階情報を用いてかご割当を行うエレベータ制御装置と、を備え、
    前記応答器は、前記質問器から受け取った前記質問器識別情報と記憶している質問器識別情報との比較し、その結果が不一致若しくは一致かつ所定時間経過後であれば前記利用者識別情報を前記質問器への上り回線電波に含めて送信する第二の送信手段を備えたエレベータの呼び登録システムにおいて、
    前記質問器は、かご内及び各通路に設置されたものは第一のモード、各エレベータ乗場に設置されたものは第二のモードに設定する処理モード情報設定部と、
    前記処理モード情報設定部で設定された処理モード情報を前記応答器に指示を行う処理モード情報指示部と、を備え、
    前記第一の送信手段は、各エレベータ乗場に設置されたもの及びかご内に設置されたものを同一グループとするとともに前記各通路に設置されたものはそれとは異なるグループとするグループ識別情報と前記処理モード情報とを前記質問器識別情報に加えて前記下り回線電波に含めて送信し、
    前記応答器は、前記質問器から受け取った前記処理モード情報が第一のモードである場合若しくは前記処理モード情報が第二のモードである場合でかつ前記質問器から受け取ったグループ識別情報と記憶しているグループ識別情報を比較しその結果が不一致であれば前記利用者識別情報及び前記記憶しているグループ識別情報を前記上り回線電波に含めて送信し、前記結果が一致であれば送信しない判断を行う第二の判断手段を備え、
    前記第二の送信手段は前記第二の判断手段の判断結果に基づいて、前記質問器への上り回線電波に送信し、
    前記応答器は、内部に記憶している質問器識別情報及びグループ識別情報を受け取った質問器識別情報及びグループ識別情報にそれぞれ書き換える書き換え手段を備え、
    前記質問器は、前記上り回線電波から前記利用者識別情報を読み取ったとき、受け取った質問器識別情報と予め記憶した質問器識別情報とを比較し、その結果が一致のときに前記認証制御装置に送信し、不一致のときに前記認証装置に送信しない第三の判断手段を備え、
    前記質問器識別情報はアンテナ識別情報であることを特徴とするエレベータ呼び登録システム。
  3. 請求項1に記載のエレベータ呼び登録システムで用いられる質問器であって、
    各階床のエレベータ乗場、該エレベータ乗場への通路およびかご内に設置され、エレベータ利用者が携帯し固有の利用者識別情報を内部に記憶する応答器への下り回線電波に質問器固有の質問器識別情報を含めて送信する第一の送信手段と、前記応答器より前記利用者識別情報を読み取る読取手段を備え、前記利用者識別情報を認証制御装置に出力することによりエレベータ呼び登録を行う質問器において、
    かご内及び各通路に設置されたものは第一のモード、各エレベータ乗場に設置されたものは第二のモードに設定する処理モード情報設定部を備え、
    前記第一の送信手段は、各エレベータ乗場に設置されたもの及びかご内に設置されたものを同一グループとするとともに前記各通路に設置されたものはそれとは異なるグループとするグループ識別情報を前記質問器識別情報に加えて前記下り回線電波に含めて送信し、
    前記応答器からの上り回線電波から前記利用者識別情報を読み取ったとき、前記処理モード情報設定部で設定された処理モード情報が第一のモードである場合若しくは前記処理モード情報が第二のモードである場合でかつ前記応答器から受け取ったグループ識別情報と記憶しているグループ識別情報を比較しその結果が不一致であれば前記利用者識別情報を認証制御装置に送信し、前記比較結果が一致であれば前記利用者識別情報を認証制御装置に送信しない判断を行う第一の判断手段を更に備え、
    前記質問器識別情報はアンテナ識別情報であることを特徴とする質問器。
  4. 請求項2に記載のエレベータ呼び登録システムで用いられる質問器であって、
    各階床のエレベータ乗場、該エレベータ乗場への通路およびかご内に設置され、エレベータ利用者が携帯し固有の利用者識別情報を内部に記憶する応答器への下り回線電波に質問器固有の質問器識別情報を含めて送信する第一の送信手段と、前記応答器より前記利用者識別情報を読み取る読取手段を備え、前記利用者識別情報を認証制御装置に出力することによりエレベータ呼び登録を行う質問器において、
    かご内及び各通路に設置されたものは第一のモード、各エレベータ乗場に設置されたものは第二のモードに設定する処理モード情報設定部と、
    前記処理モード情報設定部で設定された処理モード情報を前記応答器に指示を行う処理モード情報指示部と、を備え、
    前記第一の送信手段は、各エレベータ乗場に設置されたもの及びかご内に設置されたものを同一グループとするとともに前記各通路に設置されたものはそれとは異なるグループとするグループ識別情報と前記処理モード情報とを前記質問器識別情報に加えて前記下り回線電波に含めて送信し、
    前記応答器からの上り回線電波から前記利用者識別情報を読み取ったとき、受け取った質問器識別情報と予め記憶した質問器識別情報とを比較し、その結果が一致のときに認証制御装置に送信し、不一致のときに認証制御装置に送信しない第三の判断手段を備え、
    前記質問器識別情報はアンテナ識別情報であることを特徴とする質問器。
  5. 請求項1に記載のエレベータ呼び登録システムで用いられる応答器であって、
    エレベータ利用者が携帯し固有の利用者識別情報を内部に記憶、各階床のエレベータ乗場、該エレベータ乗場への通路およびかご内に設置された質問器から受け取った質問器識別情報と記憶している質問器識別情報との比較し、その結果が不一致のとき若しくは一致かつ所定時間経過後であれば前記利用者識別情報を前記質問器への上り回線電波に含めて送信する送信手段を備えることによりエレベータ呼び登録を行う応答器において、
    前記送信手段は、前記質問器から受け取った前記質問器識別情報と記憶している質問器識別情報とを比較し、その結果が不一致のとき若しくは一致かつ所定時間経過後であれば前記利用者識別情報に加えて前記応答器の内部に記憶しているグループ識別情報を、前記質問器への上り回線電波に含めて送信し、
    内部に記憶している質問器識別情報及びグループ識別情報を受け取った質問器識別情報及びグループ識別情報にそれぞれ書き換える書き換え手段を備え、
    前記質問器識別情報はアンテナ識別情報であることを特徴とする応答器。
  6. 請求項2に記載のエレベータ呼び登録システムで用いられる応答器であって、
    エレベータ利用者が携帯し固有の利用者識別情報を内部に記憶、各階床のエレベータ乗場、該エレベータ乗場への通路およびかご内に設置された質問器から受け取った質問器識別情報と記憶している質問器識別情報との比較し、その結果が不一致のとき若しくは一致かつ所定時間経過後であれば前記利用者識別情報を前記質問器への上り回線電波に含めて送信する送信手段を備えることによりエレベータ呼び登録を行う応答器において、
    前記質問器から受け取った処理モード情報が第一のモードである場合若しくは処理モード情報が第二のモードである場合でかつ前記質問器から受け取ったグループ識別情報と記憶しているグループ識別情報を比較しその結果が不一致であれば前記利用者識別情報及び前記記憶しているグループ識別情報を前記上り回線電波に含めて送信し、前記結果が一致であれば送信しない判断を行う第二の判断手段を備え、
    前記送信手段は前記第二の判断手段の判断結果に基づいて、前記質問器への上り回線電波に送信し、
    内部に記憶している質問器識別情報及びグループ識別情報を受け取った質問器識別情報及びグループ識別情報にそれぞれ書き換える書き換え手段を備え、
    前記質問器識別情報はアンテナ識別情報であることを特徴とする応答器。
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