JP2003198932A - フリッカ補正装置およびフリッカ補正方法、並びにフリッカ補正プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

フリッカ補正装置およびフリッカ補正方法、並びにフリッカ補正プログラムを記録した記録媒体

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JP2003198932A JP2001398578A JP2001398578A JP2003198932A JP 2003198932 A JP2003198932 A JP 2003198932A JP 2001398578 A JP2001398578 A JP 2001398578A JP 2001398578 A JP2001398578 A JP 2001398578A JP 2003198932 A JP2003198932 A JP 2003198932A
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Takuji Yoshida
卓司 吉田
Katsuji Kimura
勝治 木村
Noboru Kubo
登 久保
Hiroyuki Okuhata
宏之 奥畑
Toshiyuki Katani
俊之 加谷
Shinsuke Hamanaka
慎介 濱中
Eiji Ono
栄滋 小野
Isao Shirakawa
功 白川
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
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    • H04N5/21Circuitry for suppressing or minimising disturbance, e.g. moiré or halo
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/70Circuitry for compensating brightness variation in the scene
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/70Circuitry for compensating brightness variation in the scene
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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  • Picture Signal Circuits (AREA)
  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 照明が変化した場合に適応し、撮像素子のフ
レーム周波数によらず、フリッカ補正を迅速に行うこと
ができる、フリッカ補正装置を提供する。 【解決手段】 画像平均値算出手段2にて算出した水平
または垂直方向に画像信号の平均値と、フリッカ周波数
算出手段5にて交流電源周波数と撮像素子のフレーム周
波数から算出したフリッカ周波数を用いて、フリッカデ
ータ抽出手段3、4によって、フリッカデータを抽出す
る。フリッカ判定手段6によってフリッカデータからフ
リッカ現象の有無を判定し、フリッカ現象が無いと判定
された場合には補正を行わない。フリッカ補正量算出手
段8にてフリッカデータから算出したフリッカ補正量を
用いて、フリッカ補正手段10によって、画像メモリ9
に格納された画像データからフリッカ成分を除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像素子を用いて
被写体を撮像して得られる画像信号に対して、フリッカ
成分の補正を行うフリッカ補正装置およびフリッカ補正
方法、並びにフリッカ補正プログラムを記録した記録媒
体に関する。特に、交流電源周期と同期して点滅する蛍
光灯照明下において、X−Yアドレス走査型の固体撮像
素子を用いて被写体を撮像した場合に、水平方向に色の
濃い部分と淡い部分とが表れて縞模様状に見えるという
フリッカ現象を防ぐことができる、フリッカ補正装置フ
リッカ補正方法、並びにフリッカ補正プログラムを記録
した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオカメラ、電子スチルカメラ、テレ
ビ電話用カメラ等といった電子カメラでは、イメージセ
ンサーとしてCCD型撮像素子が用いられている。しか
し、CCD型撮像素子を用いて電子カメラシステムを構
成する場合には、消費電力が大きく、部品点数が増加す
るため、携帯用の小型電子カメラシステムを構成するこ
とは容易ではない。このため、消費電力が少なく、イメ
ージセンサーと周辺回路とを1つのチップに搭載するこ
とができる、CMOS型イメージセンサーが注目されて
いる。CMOS型イメージセンサーは、マトリクス状に
画素が配置され、入射光を撮像素子によって電気信号に
変換して読み出す際に、X−Yアドレスを指定して画素
に蓄積された電荷(画像信号)を読み出す固体撮像素子
である。このようなCMOS型イメージセンサーなどの
固体撮像素子は、X−Yアドレス走査型の固体撮像素子
と称されている。
【0003】しかしながら、交流電源で点灯する一般的
な蛍光灯は、交流電源周期と同期して点滅を繰り返すた
め、蛍光灯照明下において、CMOS型イメージセンサ
ーのようなX−Yアドレス走査型の固体撮像素子を用い
たカメラによって被写体を撮影した場合、画素の位置に
よって、電荷蓄積時刻が異なる。その結果、撮像された
画像に明るい部分と暗い部分とが発生して、画質が劣化
するという問題が生じる。図7は、このような画質劣化
の一例を示す模式図である。この図7では、りんごを撮
影した1フレーム内に、水平方向に沿った暗い部分と明
るい部分とが、交互に形成された縞模様状に表れて、フ
リッカが発生している。
【0004】図8は、X−Yアドレス走査型の固体撮像
素子において、フリッカ現象が発生する原理の説明図で
ある。ここでは、一例として、交流電源周波数が50H
z、蛍光灯の点滅周期が100Hz、撮像素子のフレー
ム周波数が30Hz場合を考える。この場合、垂直走査
期間は33.3msecとなり、その垂直走査期間内に
全画素が上から下まで読み出される。その垂直走査期間
中に、交流電源周期に同期して蛍光灯が点滅するため、
図8におけるn−1ライン目の画素、nライン目の画素
およびn+1ライン目の画素を読み出すときに撮像素子
に入射する光量(蛍光灯光量)は、それぞれ異なる。こ
のため、1フレームの画像の中で、水平方向に沿った明
るい部分と暗い部分とが、交互に形成された縞模様状に
表われて観察され、撮像された画像の画質が劣化する。
また、蛍光灯の点滅周期に対して垂直走査期間が整数倍
である場合には、このような水平方向の明暗の縞模様
(横縞)が画面上の同じ場所に発生するが、蛍光灯の点
滅周期に対して垂直走査期間が整数倍になっていない場
合には、このような水平方向の明暗の縞模様が、画面上
で垂直方向に移動して、さらに画質が劣化した画像とな
る。
【0005】このようなフリッカ現象による縞模様が生
じないように、映像信号を補正するフリッカ補正装置
が、例えば特開平11−252446号公報に開示され
ている。このフリッカ補正装置では、X−Yアドレスを
指定して画素から電荷を読み出すMOS型撮像素子にお
いて、1フィールド分の映像信号を、フリッカ成分がほ
ぼ同一であると見なすことができるm個の領域に分割
し、各領域毎にフリッカ補正を行うようになっている。
例えば、水平1ラインでは、フリッカ成分がほぼ同一で
あると見なすことができるため、各ライン毎にフリッカ
成分の強度を求めて、ライン毎にフリッカ補正を行う。
【0006】図9は、特開平11−252446号公報
に開示されているフリッカ補正装置の概略構成を示すブ
ロック図である。このフリッカ補正装置は、フリッカを
含む映像信号120が入力される、入力端子108を有
している。入力端子108から入力された映像信号12
0は、総和レベル計算手段101および乗算手段106
に供給される。総和レベル計算手段101では、領域毎
に映像信号120を積分して、それぞれの総和レベル1
21を生成し、切り替えスイッチ102に出力する。
【0007】例えば、画像信号のフィールド周波数が6
0Hz、交流電源周波数が50Hzの場合を考えると、
蛍光灯は100Hzの周期で点滅を繰り返す。この場
合、フィールド周波数60Hzと蛍光灯の点滅周期10
0Hzの最大公約数は20Hzであるため、3フィール
ド毎に同じ明暗の縞模様からなるパターンが発生する。
ここで、明るさY0が均一であって、静止している被写
体を撮像した場合に、T番目のフィールド中の垂直方向
k番目のラインにおける水平方向i番目の画素に対応す
る撮像素子出力Yk,i(T)が、3フィールドの周期で
ライン番号の方向に正弦波状に変化し、ラインk上の画
素が、位置iによらず同位相であると近似すると、Y
k,i(T)は、フリッカの大きさA、垂直位置の位相α
として、 Yk,i(T)≒Y0{1+Asin(2πT/3+α
k)} と表すことができる。
【0008】このとき、総和レベル算出手段101は、
ラインk上の画素を全て積分した総和レベルVk(T)
を、
【0009】
【数1】 によって算出する。すなわち、フリッカの影響によって
総和レベル121が{1+Asin(2πT/3+α
k)}倍に変化しており、その逆数を総和レベル121
に乗算することによって、フリッカの成分を相殺するこ
とができる。なお、上記式(1)において、V0は撮像
素子出力(映像信号120)の直流成分(フリッカを含
まない成分)の総和であり、nは1ラインの有効画素数
である。
【0010】フリッカー補正装置には、領域選択信号生
成手段107が設けられており、この領域選択信号生成
手段107は、入力された映像信号120が領域1〜領
域mのどの領域に属しているかを示す領域選択信号12
2を生成して、切り替えSW102と切り替えSW10
5とに供給する。切り替えスイッチ102では、領域選
択信号122に従って総和レベル121の接続を切り替
えて、領域選択信号122によって選択された領域の総
和レベル記憶手段103に総和レベル121を出力す
る。
【0011】総和レベル記憶手段103は、3個のシフ
トレジスタ等によって構成されており、垂直同期信号に
同期して、1フィールド前の総和レベル123、2フィ
ールド前の総和レベル124および3フィールド前の総
和レベル125が常に保持されるように、シフト動作を
行う。そして、フィールド番号Tから過去3フィールド
分の総和レベルVk(T−1)、Vk(T−2)、Vk
(T−3)を記憶して、それぞれフリッカゲイン計算手
段104に出力する。
【0012】フリッカゲイン計算手段104は、平均加
算回路と除算回路とによって構成されており、複数の総
和レベル123〜125からフリッカゲイン126を計
算してフリッカ成分抽出手段115に出力する。
【0013】上記3フィールド分の総和レベル123〜
125の平均値AVEk(T)は、三角関数の性質か
ら、
【0014】
【数2】 となり、フィールド番号Tに依らず、一定となる。従っ
て、上記式(1)および上記式(2)から、
【0015】
【数3】 が得られる。ここで、総和レベルVk(T)は3フィー
ルドの周期であるので、Vk(T)=Vk(T−3)が
成立する。従って、フリッカゲイン計算手段104で
は、上記式(3)から、フリッカゲインFk(T)を、 Fk(T)=1/{1+Asin(2πT/3+αk)} =AVEk(T)/Vk(T−3) によって算出することができる。ここで、フリッカゲイ
ンFk(T)は、撮像素子出力Yk,i(T)に含まれる
フリッカ成分を相殺するための係数であり、フリッカ成
分の逆数である、1/{1+Asin(2πT/3+α
k)}によって定義される。
【0016】フリッカ成分抽出手段115は、フーリエ
変換回路117と広域成分除去回路118とによって構
成されており、フリッカゲイン126からフリッカゲイ
ンの周波数成分140を抽出してフリッカ抽出信号14
1を生成し、フリッカゲイン生成手段116に出力す
る。
【0017】フリッカ成分抽出手段115では、まず、
フーリエ変換回路117により、フィールド番号Tにお
けるm個のフリッカゲインのうち、L個のフリッカゲイ
ンFk(T)(k=1、2、・・・、L)について、離
散フーリエ変換を行い、フリッカゲイン126の周波数
成分140を求める。周波数fに対応する成分をRf
(T)とすると、Rf(T)は、
【0018】
【数4】 となる。
【0019】例えば、NTSC方式の映像信号では、そ
の水平走査周波数が15.75kHzであるので、50
Hzの交流電源を用いて蛍光灯の点滅周期が100Hz
となっている場合には、157.5ライン毎に、明るい
部分と暗い部分とが縞模様状に繰り返される、フリッカ
現象が発生する。この場合、フリッカゲインFk(T)
は、周期が157.5ラインであるので、L=158と
することにより、約1周期分のフリッカゲイン126を
フーリエ変換することができる。なお、Lがフリッカゲ
インの周期の整数倍である場合には、フリッカゲインの
周波数成分140の算出精度を向上させることができる
が、Lがフリッカゲインの周期の整数倍でない場合に
は、フリッカゲイン126に窓関数を掛けてからフーリ
エ変換することによって、精度を向上させることができ
る。また、ここではライン1からラインLのフリッカゲ
インに対してフーリエ変換を行ったが、その他のライン
を用いることもできる。
【0020】このようにして得られたフリッカゲインの
周波数成分140のうち、広域成分除去回路118によ
ってフリッカ成分の周波数成分だけを残して、それ以外
を0とすることによって、フリッカ抽出信号141を生
成する。例えば、1周期分のフリッカゲインを周波数成
分140に変換すると、フリッカ成分は基本波を表すR
1(T)に集中するため、直流分(f=0)と基本波
(f=1)のみを残すと、フリッカ抽出信号Qf(T)
は、
【0021】
【数5】 となる。なお、基本波のみによってフリッカ成分を近似
することが容易ではない場合には、2次、3次の高調波
成分までを残すようにしてもよい。
【0022】フリッカゲイン生成手段116は、逆フー
リエ変換回路119を有しており、フリッカ抽出信号1
41に応じた正弦波を重畳して制御ゲイン130を生成
し、切り替えSW106に出力する。制御ゲインGk
(T)は、
【0023】
【数6】 となる。ここでは、k=1、2、・・・、mのそれぞれ
について制御ゲイン130を求めて切り替えSW105
に出力する。
【0024】切り替えSW105は、入力された制御ゲ
イン130から、領域選択信号122によって選択され
た領域の制御ゲイン131を、乗算手段106に出力す
る。乗算手段106では、入力された映像信号120と
制御ゲイン131とを乗じて出力する。
【0025】このように、フリッカ成分がほぼ同一と見
なせる領域毎にフリッカ補正を行うことによって、撮像
管、MOS型撮像素子等のように、1フィールド内で垂
直方向にフリッカ成分が正弦波状に変化するような撮像
素子を用いたカメラにおいても、フリッカ成分を除去す
ることができる。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のフリッカ補正装置では、太陽光等のようにフリ
ッカ現象が生じない照明下で被写体を撮像する場合であ
っても、映像信号に対してフリッカ補正が行われるた
め、画像に悪影響が生じるという問題がある。また、交
流電源周波数が50Hzである地域と60Hzである地
域とが存在するため、交流電源周波数が異なる地域に移
動する場合には、補正を行うための定数を変更する必要
がある。従って、利用者が、照明および交流電源周波数
に応じて、フリッカ補正装置の動作を制御する必要があ
る。
【0027】また、カメラシステムの条件によって、様
々なフレーム周波数(またはフィールド周波数)を用い
る場合があり、フリッカゲインを算出するために、3フ
レーム以上前のデータが必要とされる場合がある。例え
ば、蛍光灯が100Hzで点滅しており、撮像素子のフ
レーム周波数が14Hzである場合には、7フレーム毎
に同じ明暗の縞模様からなるパターンが発生するので、
7フレーム分の過去のデータが必要となる。このため、
撮像素子のフレーム周波数またはフィールド周波数によ
っては、フリッカの補正のために時間がかかることにな
る。
【0028】本発明は、このような従来技術の課題を解
決するためになされたものであり、照明および交流電源
周波数が変化した場合に適応して、撮像素子のフレーム
周波数またはフィールド周波数によらず、フリッカ補正
を迅速に行うことができる、フリッカ補正装置およびフ
リッカ補正方法、並びにフリッカ補正プログラムを記録
した記録媒体を提供することを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明のフリッカ補正装
置は、撮像素子を用いて被写体を撮像して得られる画像
信号に対して、フリッカ成分の補正を行うフリッカ補正
装置であって、1フレームまたは1フィールド分の画像
信号を画像データとして格納する画像メモリと、水平方
向または垂直方向の1ライン毎または複数ライン毎に、
画像信号の平均値を算出する画像平均値算出手段と、交
流電源周波数と、撮像素子のフレーム周波数またはフィ
ールド周波数とを用いて、フリッカ周波数を算出するフ
リッカ周波数算出手段と、該画像平均値算出手段にて算
出された画像信号の平均値と、該フリッカ周波数算出手
段にて算出されたフリッカ周波数とを用いて、フリッカ
データを抽出するフリッカデータ抽出手段と、該フリッ
カデータ抽出手段にて抽出されたフリッカデータを用い
て、フリッカ現象の有無を判定するフリッカ判定手段
と、該フリッカデータ抽出手段にて抽出されたフリッカ
データを用いて、フリッカ補正量を算出するフリッカ補
正量算出手段と、該フリッカ補正量算出手段にて算出さ
れたフリッカ補正量を用いて、該画像メモリに格納され
ている画像データに対して、フリッカ成分を除去するフ
リッカ補正手段と、を具備し、そのことにより上記目的
が達成される。
【0030】上記構成によれば、フリッカ判定手段によ
ってフリッカ現象の有無を判定することができるので、
太陽光等のようにフリッカ現象が生じない照明下で撮像
された画像に対しては、フリッカ補正を行わないように
することができる。また、フリッカ判定手段によって、
交流電源周波数毎にフリッカ現象の有無を判定すること
ができるので、交流電源周波数が変化した場合にも対応
することができる。さらに、水平方向または垂直方向の
1ライン毎または複数ライン毎に算出された画像信号の
平均値と、交流電源周波数と撮像素子のフレーム周波数
またはフィールド周波数とを用いて算出されたフリッカ
周波数とからフリッカデータを抽出し、そのフリッカデ
ータからフリッカ補正量を算出することができるので、
従来のフリッカ補正装置のように、明暗の縞模様が同じ
パターンで表示されるフレームまたはフィールド分のデ
ータを必要としない。従って、撮像素子のフレーム周波
数またはフィールド周波数によらずに、迅速にフリッカ
補正を行うことができる。
【0031】本発明のフリッカ補正装置は、 撮像素子
を用いて被写体を撮像して得られる画像信号に対して、
フリッカ成分の補正を行うフリッカ補正装置であって、
水平方向または垂直方向の1ライン毎または複数ライン
毎に、画像信号の平均値を算出する画像平均値算出手段
と、交流電源周波数と、撮像素子のフレーム周波数また
はフィールド周波数とを用いて、フリッカ周波数を算出
するフリッカ周波数算出手段と、該画像平均値算出手段
にて算出された画像信号の平均値と、該フリッカ周波数
算出手段にて算出されたフリッカ周波数とを用いて、フ
リッカデータを抽出するフリッカデータ抽出手段と、該
フリッカデータ抽出手段にて抽出されたフリッカデータ
を用いて、フリッカ現象の有無を判定するフリッカ判定
手段と、交流電源周波数と、撮像素子のフレーム周波数
またはフィールド周波数とを用いて、過去のフレームま
たはフィールドのフリッカ周波数と、現在のフレームま
たはフィールドのフリッカ周波数との位相差である、フ
リッカ位相差を算出するフリッカ位相差算出手段と、該
フリッカデータ抽出手段にて抽出された過去のフレーム
またはフィールドのフリッカデータと、該フリッカ位相
差算出手段にて算出されたフリッカ位相差とを用いて、
フリッカ補正量を算出するフリッカ補正量算出手段と、
該フリッカ補正量算出手段にて算出されたフリッカ補正
量を用いて、現在のフレームまたはフィールドの画像信
号に対して、フリッカ成分を除去するフリッカ補正手段
と、を具備し、そのことにより上記目的が達成される。
【0032】上記構成によれば、フリッカ判定手段によ
ってフリッカ現象の有無を判定することができるので、
太陽光等のようにフリッカ現象が生じない照明下で撮像
された画像に対しては、フリッカ補正を行わないように
することができる。また、フリッカ判定手段によって、
交流電源周波数毎にフリッカ現象の有無を判定すること
ができるので、交流電源周波数が変化した場合にも対応
することができる。さらに、水平方向または垂直方向の
1ライン毎または複数ライン毎に算出された画像信号の
平均値と、交流電源周波数と撮像素子のフレーム周波数
またはフィールド周波数とを用いて算出されたフリッカ
周波数とから過去のフレームまたはフィールドのフリッ
カデータを抽出し、そのフリッカデータと、過去のフレ
ームまたはフィールドのフリッカ周波数と、現在のフレ
ームまたはフィールドのフリッカ周波数との位相差であ
る、フリッカ位相差とからフリッカ補正量を算出するこ
とができるので、従来のフリッカ補正装置のように、明
暗の縞模様が同じパターンで表示されるフレームまたは
フィールド分のデータを必要としない。従って、撮像素
子のフレーム周波数またはフィールド周波数によらず
に、迅速にフリッカ補正を行うことができる。
【0033】前記フリッカ補正量算出手段は、1フレー
ムまたは1フィールドの画像信号の中で、補正される画
素の輝度に応じて、フリッカ補正量を算出する構成とす
ることができる。
【0034】上記構成によれば、画素の輝度に応じてフ
リッカ補正を行うことができるので、1フレームまたは
1フィールドの画像信号の中に、暗い領域がある場合で
あっても、適切にフリッカ補正を行うことができる。
【0035】前記フリッカ判定手段から出力される、フ
リッカ現象の有無に関する情報を記憶するフリッカ情報
記憶手段をさらに有し、該フリッカ判定手段は、該フリ
ッカ情報記憶手段に記憶された、過去のフリッカ現象の
有無に関する情報を参照して、フリッカ現象の有無を判
定する構成とすることができる。
【0036】上記構成によれば、過去のフレームまたは
フィールドのフリッカ情報を参照することによって、数
フレームまたは数フィールドの期間にフリッカ現象があ
るときに補正を行うようにすることができるので、フリ
ッカ現象の補正を行うか否かを判定する際に、誤りを少
なくすることができる。
【0037】本発明のフリッカ補正方法は、 撮像素子
を用いて被写体を撮像して得られる画像信号に対して、
フリッカ成分の補正を行うフリッカ補正方法であって、
撮像素子から入力された画像信号を、画像データとして
画像メモリに格納するステップと、水平方向または垂直
方向の1ライン毎または複数ライン毎に、画像信号の平
均値を算出するステップと、交流電源周波数と、撮像素
子のフレーム周波数またはフィールド周波数とを用い
て、フリッカ周波数を算出するステップと、算出された
画像信号の平均値を周波数成分に変換して、フリッカデ
ータを算出するステップと、算出されたフリッカデータ
を用いて、フリッカ現象の有無を判定するステップと、
算出されたフリッカデータのうち、フリッカ周波数の成
分を逆変換して、フリッカ補正量を算出するステップ
と、該画像メモリに格納されている画像データに対し
て、算出されたフリッカ補正量を加算して、フリッカ成
分を除去するステップと、を含み、そのことにより上記
目的が達成される。
【0038】上記方法によれば、交流電源周期と同期し
て点滅する蛍光灯照明下等において、X−Yアドレス走
査型の固体撮像素子を用いた電子スチルカメラ、PCカ
メラ等によって、撮像された画像において、フリッカ現
象によって画質が低下することを防ぐことができる。
【0039】本発明のフリッカ補正方法は、撮像素子を
用いて被写体を撮像して得られる画像信号に対して、フ
リッカ成分の補正を行うフリッカ補正方法であって、水
平方向または垂直方向の1ライン毎または複数ライン毎
に、画像信号の平均値を算出するステップと、交流電源
周波数と、撮像素子のフレーム周波数またはフィールド
周波数とを用いて、フリッカ周波数を算出するステップ
と、算出された画像信号の平均値を周波数成分に変換し
て、フリッカデータを算出するステップと、算出された
フリッカデータを用いて、フリッカ現象の有無を判定す
るステップと、算出されたフリッカデータのうち、フリ
ッカ周波数の成分を逆変換して、フリッカ補正量を算出
するステップと、交流電源周波数と、撮像素子のフレー
ム周波数またはフィールド周波数とを用いて、フリッカ
データが算出される、過去のフレームまたはフィールド
のフリッカ周波数と、フリッカ補正が行われる、現在の
フレームまたはフィールドのフリッカ周波数との位相差
である、フリッカ位相差を算出するステップと、算出さ
れたフリッカデータを、フリッカ位相差により位相をず
らして逆変換し、フリッカ補正量を算出するステップ
と、現在のフィールドまたはフィールドの画像データに
対して、算出されたフリッカ補正量を加算して、フリッ
カ成分を除去するステップと、を含み、そのことにより
上記目的が達成される。
【0040】上記方法によれば、交流電源周期と同期し
て点滅する蛍光灯照明下等において、X−Yアドレス走
査型の固体撮像素子を用いた電子スチルカメラ、PCカ
メラ等によって、撮像された画像において、フリッカ現
象によって画質が低下することを防ぐことができる。
【0041】本発明の記録媒体は、本発明のフリッカ補
正方法の処理手順を制御するフリッカ補正プログラムが
記録されており、そのことにより上記目的が達成され
る。
【0042】上記構成によれば、交流電源周期と同期し
て点滅する蛍光灯照明下等において、X−Yアドレス走
査型の固体撮像素子を用いた電子スチルカメラ、PCカ
メラ等によって、撮像された画像において、フリッカ現
象によって画質が低下することを、特別なハードウェア
を用いることなく、ソフトウェアによって防ぐことがで
きる。
【0043】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて、図面に基づいて説明する。
【0044】(実施形態1)図1は、本発明の一実施形
態であるフリッカ補正装置の概略構成を示すブロック図
である。
【0045】このフリッカ補正装置は、入力端子1を有
しており、画像信号S1が入力端子1から入力される。
画像信号S1は、電子カメラ、スキャナー等のような撮
像素子を用いたカメラによって被写体を撮像して得ら
れ、例えば交流電源周期と同期して点滅する蛍光灯照明
下において、CMOS型イメージセンサーのようなX−
Yアドレス走査型の固体撮像素子を用いたカメラで被写
体を撮像した場合には、フリッカ成分を含む画像信号S
1が、入力端子1から入力される。
【0046】入力端子1から入力された画像信号S1
は、画像メモリ9に供給され、1フレームまたは1フィ
ールド分の画像信号が、画像データとして画像メモリ9
に格納される。また、画像信号S1は、画像平均値算出
手段2にも供給される。
【0047】画像平均値算出手段2は、入力された画像
信号S1から、1水平ライン毎に画像信号の平均値を算
出して、フリッカデータ抽出手段3および4に対して、
それぞれ画像平均値S2を出力する。この画像平均値算
出手段2では、複数ライン毎に画像信号の平均値を算出
することも可能であり、また、垂直方向に画像信号の平
均値を算出することも可能である。
【0048】また、フリッカ周波数算出手段5は、交流
電源周波数と、撮像素子のフレーム周波数またはフィー
ルド周波数とを用いて、フリッカ周波数を算出する。そ
して、フリッカ周波数算出手段5は、交流電源周波数が
50Hzである場合のフリッカ周波数S3をフリッカデ
ータ抽出手段3に出力すると共に、交流電源周波数が6
0Hzである場合のフリッカ周波数S4とを算出してフ
リッカデータ抽出手段4に出力する。
【0049】フリッカデータ抽出手段3は、画像平均値
算出手段2から入力された画像平均値S2を離散フーリ
エ変換することによって、フリッカ周波数算出手段5か
ら入力されたフリッカ周波数S3のスペクトル量S5
と、フリッカ周波数S3の近傍の周波数のスペクトル量
S5’およびS5”とを、それぞれ算出して、フリッカ
判定手段6に出力する。
【0050】また、フリッカデータ抽出手段4は、画像
平均値算出手段2から入力された画像平均値S2を離散
フーリエ変換することによって、フリッカ周波数算出手
段5から入力されたフリッカ周波数S4のスペクトル量
S6と、フリッカ周波数S4の近傍の周波数のスペクト
ル量S6’およびS6”とを、それぞれ算出して、フリ
ッカ判定手段6に出力する。
【0051】フリッカ判定手段6は、スペクトル量S
5、S5’およびS5”を用いてフリッカ現象の有無を
判定すると共に、スペクトル量S6、S6’およびS
6”を用いてフリッカ現象の有無を判定し、判定結果を
フリッカ情報S8としてフリッカ補正手段10に出力す
る。
【0052】フリッカ現象があると判定された場合に
は、交流電源周波数が50Hzおよび60Hzの各場合
毎に、フリッカ現象の有無を判定することによっていず
れの交流電源周波数であるかを判定し、その結果をフリ
ッカ情報S7としてスイッチSW7に出力する。スイッ
チSW7は、フリッカ情報S7に従って切り替えられ、
フリッカ現象が生じていると判定された交流電源周波数
に応じたスペクトル量S5、S5’およびS5”、また
はスペクトル量S6、S6’およびS6”が、フリッカ
補正量算出手段8に出力される。また、フリッカ現象が
無いと判定された場合には、フリッカ現象が無いという
フリッカ情報S8がフリッカ補正手段10に入力され、
補正は行われない。
【0053】フリッカ補正量算出手段8は、SW7から
入力されたスペクトルS5またはS6を逆離散フーリエ
変換することによって、補正量S9を算出し、フリッカ
補正手段10に出力する。
【0054】フリッカ補正手段10は、フリッカ補正量
算出手段8から入力されたフリッカ補正量S9を、画像
メモリ9に格納されている、フリッカ成分を含む画像デ
ータに加算することによって、フリッカ成分を相殺す
る。
【0055】以下に、このように構成された本実施形態
のフリッカ補正装置を用いたフリッカ補正方法につい
て、図2のフローチャートを用いて説明する。
【0056】まず、Step1において、フリッカ成分
を含む画像信号S1を、画像データとして、画像メモリ
9に格納する。
【0057】次に、Step2において、被写体による
影響を軽減するために、画像平均値算出手段2によっ
て、水平方向または垂直方向の1ライン毎または複数ラ
イン毎に、画像信号S1の平均値S2を算出し、Ste
p3において、全ラインについて画像信号の平均化が終
了したか否かを判断する。
【0058】例えば、水平方向に画像信号の平均値を算
出する場合に、水平画素w×垂直画素hの出力画像にお
いて、y行目x番目の画素における画像信号の値をS
x,yとすると、y行目の画像信号の平均値Syは、
【0059】
【数7】 によって算出することができる。同様に、1ライン毎で
はなく、複数ライン毎に平均化することも可能であり、
垂直方向に平均化することも可能である。
【0060】全ラインについて、画像信号の平均化が終
了すると、Step4において、フリッカ周波数算出手
段5によって、交流電源周波数と、撮像素子のフレーム
周波数またはフィールド周波数とを用いて、フリッカ周
波数S3およびS4を算出する。
【0061】例えば、蛍光灯の交流電源周波数F、撮像
素子のフレーム周波数R、撮像素子の1フレームの垂直
画素数H、出力画像の垂直画素数hとすると、フリッカ
周波数fは、
【0062】
【数8】 によって算出することができる。また、フリッカ周波数
fに対して、近傍の周波数flおよびfhは、fl=f−
1、fh=f+1とすることができる。
【0063】次に、Step5において、フリッカデー
タ抽出手段3によって、画像信号S1の平均値S2をフ
リッカ周波数S3およびその近傍の周波数の成分に変換
して、スペクトル量S5、S5’およびS5”をフリッ
カデータとして算出すると共に、フリッカデータ抽出手
段4によって、画像信号S1の平均値S2をフリッカ周
波数S4およびその近傍の周波数の成分に変換して、ス
ペクトル量S6、S6’およびS6”をフリッカデータ
として算出する。
【0064】例えば、水平方向に平均化した画像信号平
均値(垂直方向の波形)Syを、離散フーリエ変換(D
FT)することにより空間周波数に変換する場合、画像
信号平均値(垂直方向の波形)Syに対する任意の周波
数f’におけるスペクトル量の実部S_Re[f’]、
虚部S_Im[f’]およびパワースペクトルS_Pw
[f’]は、それぞれ、
【0065】
【数9】 によって算出することができる。
【0066】ここで、フリッカ現象が発生している場合
には、フリッカ周波数fの成分が、その近傍の周波数f
lおよびfhの成分に比べて大きくなる。このため、フリ
ッカ判定手段6では、画像信号平均値Syに対するフリ
ッカ周波数fとその近傍の周波数flおよびfhとにおけ
る、パワースペクトルS_Pw[f]、S_Pw
[f l]およびS_Pw[fh]と、ピークの先鋭度を示
す任意の定数Nとによって、
【0067】
【数10】 という条件を満たすときに、フリッカ現象が発生してい
る、と判定することができる。
【0068】さらに、地域によって交流電源周波数が5
0Hzである場合と、60Hzである場合とがある。こ
のような場合に、フリッカ判定手段6によって、50H
zにおけるスペクトル量S5、S5’およびS5”を用
いてフリッカ現象の有無を判定すると共に、60Hzに
おけるスペクトル量S6、S6’およびS6”を用いて
フリッカ現象の有無を判定することによって、交流電源
周波数の判定を行うこともできる。
【0069】次に、Step6において、フリッカ補正
量算出手段8によって、フリッカ周波数S3またはS4
におけるフリッカデータS5、S5’およびS5”、ま
たはS6、S6’およびS6”を逆変換することによ
り、フリッカ補正量S9を算出し、Step7におい
て、全ラインについてフリッカ補正量の算出が終了した
か否かを判断する。
【0070】フリッカ成分と逆の位相の波形を画像信号
に加算することにより補正を行うことができるので、y
行目のフリッカ補正量dSyは、フリッカ周波数のスペ
クトルS_Re[f]およびS_Im[f]を逆離散フ
ーリエ変換(逆DFT)して、
【0071】
【数11】 によって算出することができる。
【0072】全ラインについて、フリッカ補正量の算出
が終了すると、Step8において、フリッカ補正手段
10によって、画像メモリ9に格納されている画像デー
タに対して、算出されたフリッカ補正量S9を加算して
フリッカ成分を除去する。そして、Step9におい
て、全画素について処理を行ったか否かを判定し、終了
している場合にはフリッカ補正処理を終了する。
【0073】このようなフリッカ補正処理は、ハードウ
ェアを用いて実現することもできるが、フリッカ補正処
理の手順を制御するためのフリッカ補正プログラムを記
録した記録媒体を用いて、コンピューターを備えたシス
テムによって行うこともできる。
【0074】図3は、上記フリッカ補正プログラムを記
録した記録媒体を用いてフリッカ補正を行うことができ
る、システムの構成例を示す図である。
【0075】このシステムでは、CD−ROM20、フ
レキシブルディスク(FD)21等に上記フリッカ補正
プログラムが記録されている。コンピューター13は、
CD−ROMドライブ16によってCD−ROM20に
記録されたフリッカ補正プログラムを読み取るか、また
は、FDドライブ17によってFD21に記録されたフ
リッカ補正プログラムを読み取って、ハードディスク1
5にインストールすることができる。また、コンピュー
ター13は、CD−ROM20およびFD21等の記録
媒体、あるいは外部インターフェイス(IF)22か
ら、フリッカ成分を含む画像信号が入力されると、必要
に応じて、内部メモリ14にフリッカ補正プログラムを
読み出して、フリッカ補正処理を行うことができる。コ
ンピューター13は、キーボード、マウス19等によっ
て入力操作が可能とされており、また、フリッカ補正を
行った画像信号を用いて、表示装置18に映像を表示す
ることができる。
【0076】(実施形態2)図4は、実施形態2のフリ
ッカ補正装置の概略構成を示すブロック図である。
【0077】このフリッカ補正装置は、図1に示す実施
形態1のフリッカ補正装置のように画像メモリ9が設け
られておらず、例えば1フレーム前または1フィールド
前等、過去に入力端子1から入力されたフレームまたは
フィールドの画像信号を用いてフリッカ補正量を算出
し、そのフリッカ補正量を用いて、入力端子1から現在
入力されているフレームまたはフィールドの画像信号に
対して補正を行うようにする。この場合、過去のフレー
ムまたはフィールドと、現在のフレームまたはフィール
ドとの間で、フリッカ成分に位相のずれが生じるので、
この位相差を考慮してフリッカ補正を行う必要がある。
この位相差を算出するために、本実施形態のフリッカ補
正装置には、位相差算出手段11が設けられている。
【0078】入力端子1から入力された画像信号S1
は、実施形態1のフリッカ補正装置と同様に、画像平均
値算出手段2に供給されると共に、フリッカ補正手段1
0に供給される。
【0079】位相差算出手段11は、交流電源周波数
と、撮像素子のフレーム周波数またはフィールド周波数
とを用いて、過去のフレームまたはフィールドのフリッ
カ周波数と、現在のフレームまたはフィールドのフリッ
カ周波数との位相差S11を算出し、フリッカ補正量算
出手段8に出力する。
【0080】例えば、フリッカ成分の周期TがT=H・
R/2Fである場合、1フレーム分の位相のずれΔy
は、
【0081】
【数12】 によって算出することができる。
【0082】フリッカ補正量算出手段8は、実施形態1
と同様に、SW7から入力された、過去のフレームまた
はフィールドの画像信号を用いて算出されたスペクトル
S5またはS6を逆離散フーリエ変換する際に、位相差
算出手段11から入力された位相差S11を考慮して補
正量S9を算出し、フリッカ補正手段10に出力する。
【0083】フリッカ補正手段10は、フリッカ補正量
算出手段8から入力された、過去のフレームまたはフィ
ールドの画像信号を用いて算出されたフリッカ補正量S
9を、現在のフレームまたはフィールドの画像信号に加
算することによって、フリッカ成分を相殺する。
【0084】例えば、y行目のx番目の画素に対して、
補正後の出力Sx,y’は、
【0085】
【数13】 によって算出することができる。
【0086】その他の構成および補正処理動作について
は、実施形態1と同様であるので、本実施形態では説明
を省略する。
【0087】(実施形態3)図5は、実施形態3のフリ
ッカ補正装置の概略構成を示すブロック図である。
【0088】このフリッカ補正装置は、図4に示す実施
形態2のフリッカ補正装置と同様に、入力端子1から入
力される画像信号S1が、画像平均値算出手段2および
フリッカ補正手段10に供給され、さらに、フリッカ補
正量算出手段8にも供給される。
【0089】フリッカ現象による水平方向の明暗の縞模
様は、被写体の明るい部分に比べて、暗い部分では明暗
の差が少なくなるため、目立たない。このため、1フレ
ームまたは1フィールドの画像の中で、1水平ライン中
に明るい画素と暗い画素とがある場合に、明るい画素を
同じフリッカ補正量を、暗い画素に加算すると、画像が
改悪されることがある。
【0090】このように画像が改悪されることを防ぐた
めに、本実施形態のフリッカ補正装置では、フリッカ補
正量算出手段8によって、1フレームまたは1フィール
ドの画像信号の中で、補正が行われる画素の輝度に応じ
てフリッカ成分を算出し、補正量S9をフリッカ補正手
段10に出力する。
【0091】例えば、y行目のx番目の画素に対する補
正量は、任意に決定することができる明るさのしきい値
DYthによって、
【0092】
【数14】 として算出することができる。
【0093】フリッカ補正手段10は、フリッカ補正量
算出手段8から入力された、過去のフレームまたはフィ
ールドの画像信号を用いて算出されたフリッカ補正量S
9を、現在のフレームまたはフィールドの画像信号に加
算することによって、フリッカ成分を相殺する。
【0094】例えば、y行目のx番目の画素に対して、
補正後の出力Sx,y”は、
【0095】
【数15】 によって算出することができる。
【0096】その他の構成および補正処理動作について
は、実施形態2と同様であるので、本実施形態では説明
を省略する。
【0097】(実施形態4)図6は、実施形態4のフリ
ッカ補正装置の概略構成を示すブロック図である。
【0098】このフリッカ補正装置は、図5に示す実施
形態3のフリッカ装置に加えて、フリッカ情報記憶手段
12を有している。
【0099】単一フレームまたは単一フィールドの画像
信号を用いてフリッカ現象の有無を判定して、フリッカ
の補正を行うこともできるが、この場合には、誤検出が
生じることもある。
【0100】フリッカ現象は、複数のフレームまたはフ
ィールドに渡って存在するため、本実施形態のフリッカ
補正装置では、フリッカ情報記憶手段12によって、複
数のフレームまたフィールドに渡ってフリッカ現象の有
無の判定結果を蓄積する。そして、フリッカ判定手段6
によって、フリッカ情報記憶手段12に記憶された過去
のフリッカ情報を参照して、数フレームまたはフィール
ドの期間にフリッカ現象がある場合に補正を行うよう
に、フリッカ情報S7およびS8を生成して、SW7お
よびフリッカ補正手段10にそれぞれ出力する。
【0101】その他の構成および補正処理動作について
は、実施形態3と同様であるので、本実施形態では説明
を省略する。
【0102】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
フリッカ判定手段によってフリッカ現象の有無を判定す
ることができるので、照明および交流電源周波数が変化
した場合に対応して、適切にフリッカを補正することが
できる。また、従来のフリッカ補正装置のように、明暗
の縞模様が同じパターンで表示されるフレームまたはフ
ィールド分のデータを必要としないため、撮像素子のフ
レーム周波数またはフィールド周波数によらずに、迅速
にフリッカ補正を行うことができる。
【0103】また、フリッカ補正量算出手段によって、
画素の輝度に応じたフリッカ補正量を算出して、フリッ
カ補正を行うことができるので、1フレームまたは1フ
ィールドの画像信号の中に、暗い領域がある場合であっ
ても、適切にフリッカ補正を行うことができる。
【0104】また、フリッカ情報記憶手段によって、過
去のフレームまたはフィールドにおけるフリッカの有無
に関する情報をフリッカ情報記憶手段に蓄積しておき、
フリッカ判定手段によってその情報を参照することによ
って、数フレームまたは数フィールドの期間にフリッカ
現象があるときに補正を行うようにすることができるの
で、フリッカ現象の補正を行うか否かを判定する際に、
誤りを少なくすることができる。
【0105】本発明によれば、交流電源周期と同期して
点滅する蛍光灯照明下等において、X−Yアドレス走査
型の固体撮像素子を用いた電子スチルカメラ、PCカメ
ラ等によって、撮像された画像において、フリッカ現象
によって画質が低下することを防ぎ、高画質な画像を表
示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1のフリッカ補正装置の概略構成を説
明するためのブロック図である。
【図2】実施形態1のフリッカ補正方法の処理手順を説
明するためのフローチャートである。
【図3】実施形態1のフリッカ補正プログラムを用いて
フリッカ補正を行うシステムの一例を示す図である。
【図4】実施形態2のフリッカ補正装置の概略構成を説
明するためのブロック図である。
【図5】実施形態3のフリッカ補正装置の概略構成を説
明するためのブロック図である。
【図6】実施形態4のフリッカ補正装置の概略構成を説
明するためのブロック図である。
【図7】フリッカ現象が発生した画像を示す模式図であ
る。
【図8】フリッカ現象の発生原理について説明するため
の図である。
【図9】従来のフリッカ補正装置の構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
1 入力端子 2 画像平均値算出手段 3、4 フリッカデータ抽出手段 5 フリッカ周波数算出手段 6 フリッカ判定手段 7 切り替えSW 8 フリッカ補正量算出手段 9 画像メモリ 10 フリッカ補正手段 11 位相差算出手段 12 フリッカ情報記憶手段 13 コンピューター 14 内部メモリ 15 ハードディスク 16 CD−ROMドライブ 17 FDドライブ 18 表示装置 19 キーボード、マウス 20 CD−ROM 21 フレキシブルディスク 22 外部IF 101 総和レベル計算手段 102、105 切り替えSW 103 総和レベル記憶手段 104 フリッカゲイン計算手段 106 乗算手段 107 領域選択信号生成手段 108 入力端子 115 フリッカ成分抽出手段 116 フリッカゲイン生成手段 117 フーリエ変換回路 118 高域成分除去回路 119 逆フーリエ変換回路 120 入力信号 121 総和レベル 122 領域選択信号 123 1フィールド前の総和レベル 124 2フィールド前の総和レベル 125 3フィールド前の総和レベル 126 フリッカゲイン 130 制御ゲイン 131 選択された領域の制御ゲイン 140 フリッカゲインの周波数成分 141 フリッカ抽出信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 勝治 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 久保 登 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 奥畑 宏之 大阪府箕面市船場西2−1−11エリモセン タービル11F (72)発明者 加谷 俊之 大阪府箕面市船場西2−1−11エリモセン タービル11F (72)発明者 濱中 慎介 大阪府箕面市船場西2−1−11エリモセン タービル11F (72)発明者 小野 栄滋 大阪府箕面市船場西2−1−11エリモセン タービル11F (72)発明者 白川 功 大阪府箕面市船場西2−1−11エリモセン タービル11F Fターム(参考) 4M118 AA05 AB01 BA14 FA06 5C022 AA13 AB51 AC42 5C024 BX01 CX15 CX16 EX01 GY31 HX21 HX58

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像素子を用いて被写体を撮像して得ら
    れる画像信号に対して、フリッカ成分の補正を行うフリ
    ッカ補正装置であって、 1フレームまたは1フィールド分の画像信号を画像デー
    タとして格納する画像メモリと、 水平方向または垂直方向の1ライン毎または複数ライン
    毎に、画像信号の平均値を算出する画像平均値算出手段
    と、 交流電源周波数と、撮像素子のフレーム周波数またはフ
    ィールド周波数とを用いて、フリッカ周波数を算出する
    フリッカ周波数算出手段と、 該画像平均値算出手段にて算出された画像信号の平均値
    と、該フリッカ周波数算出手段にて算出されたフリッカ
    周波数とを用いて、フリッカデータを抽出するフリッカ
    データ抽出手段と、 該フリッカデータ抽出手段にて抽出されたフリッカデー
    タを用いて、フリッカ現象の有無を判定するフリッカ判
    定手段と、 該フリッカデータ抽出手段にて抽出されたフリッカデー
    タを用いて、フリッカ補正量を算出するフリッカ補正量
    算出手段と、 該フリッカ補正量算出手段にて算出されたフリッカ補正
    量を用いて、該画像メモリに格納されている画像データ
    に対して、フリッカ成分を除去するフリッカ補正手段
    と、を具備するフリッカ補正装置。
  2. 【請求項2】 撮像素子を用いて被写体を撮像して得ら
    れる画像信号に対して、フリッカ成分の補正を行うフリ
    ッカ補正装置であって、 水平方向または垂直方向の1ライン毎または複数ライン
    毎に、画像信号の平均値を算出する画像平均値算出手段
    と、 交流電源周波数と、撮像素子のフレーム周波数またはフ
    ィールド周波数とを用いて、フリッカ周波数を算出する
    フリッカ周波数算出手段と、 該画像平均値算出手段にて算出された画像信号の平均値
    と、該フリッカ周波数算出手段にて算出されたフリッカ
    周波数とを用いて、フリッカデータを抽出するフリッカ
    データ抽出手段と、 該フリッカデータ抽出手段にて抽出されたフリッカデー
    タを用いて、フリッカ現象の有無を判定するフリッカ判
    定手段と、 交流電源周波数と、撮像素子のフレーム周波数またはフ
    ィールド周波数とを用いて、過去のフレームまたはフィ
    ールドのフリッカ周波数と、現在のフレームまたはフィ
    ールドのフリッカ周波数との位相差である、フリッカ位
    相差を算出するフリッカ位相差算出手段と、 該フリッカデータ抽出手段にて抽出された過去のフレー
    ムまたはフィールドのフリッカデータと、該フリッカ位
    相差算出手段にて算出されたフリッカ位相差とを用い
    て、フリッカ補正量を算出するフリッカ補正量算出手段
    と、 該フリッカ補正量算出手段にて算出されたフリッカ補正
    量を用いて、現在のフレームまたはフィールドの画像信
    号に対して、フリッカ成分を除去するフリッカ補正手段
    と、を具備するフリッカ補正装置。
  3. 【請求項3】 前記フリッカ補正量算出手段は、1フレ
    ームまたは1フィールドの画像信号の中で、補正される
    画素の輝度に応じて、フリッカ補正量を算出する、請求
    項1または請求項2に記載のフリッカ補正装置。
  4. 【請求項4】 前記フリッカ判定手段から出力される、
    フリッカ現象の有無に関する情報を記憶するフリッカ情
    報記憶手段をさらに有し、 該フリッカ判定手段は、該フリッカ情報記憶手段に記憶
    された、過去のフリッカ現象の有無に関する情報を参照
    して、フリッカ現象の有無を判定する、請求項1乃至請
    求項3のいずれかに記載のフリッカ補正装置。
  5. 【請求項5】 撮像素子を用いて被写体を撮像して得ら
    れる画像信号に対して、フリッカ成分の補正を行うフリ
    ッカ補正方法であって、 撮像素子から入力された画像信号を、画像データとして
    画像メモリに格納するステップと、 水平方向または垂直方向の1ライン毎または複数ライン
    毎に、画像信号の平均値を算出するステップと、 交流電源周波数と、撮像素子のフレーム周波数またはフ
    ィールド周波数とを用いて、フリッカ周波数を算出する
    ステップと、 算出された画像信号の平均値を周波数成分に変換して、
    フリッカデータを算出するステップと、 算出されたフリッカデータを用いて、フリッカ現象の有
    無を判定するステップと、 算出されたフリッカデータのうち、フリッカ周波数の成
    分を逆変換して、フリッカ補正量を算出するステップ
    と、 該画像メモリに格納されている画像データに対して、算
    出されたフリッカ補正量を加算して、フリッカ成分を除
    去するステップと、を含むフリッカ補正方法。
  6. 【請求項6】 撮像素子を用いて被写体を撮像して得ら
    れる画像信号に対して、フリッカ成分の補正を行うフリ
    ッカ補正方法であって、 水平方向または垂直方向の1ライン毎または複数ライン
    毎に、画像信号の平均値を算出するステップと、 交流電源周波数と、撮像素子のフレーム周波数またはフ
    ィールド周波数とを用いて、フリッカ周波数を算出する
    ステップと、 算出された画像信号の平均値を周波数成分に変換して、
    フリッカデータを算出するステップと、 算出されたフリッカデータを用いて、フリッカ現象の有
    無を判定するステップと、 算出されたフリッカデータのうち、フリッカ周波数の成
    分を逆変換して、フリッカ補正量を算出するステップ
    と、 交流電源周波数と、撮像素子のフレーム周波数またはフ
    ィールド周波数とを用いて、フリッカデータが算出され
    る、過去のフレームまたはフィールドのフリッカ周波数
    と、フリッカ補正が行われる、現在のフレームまたはフ
    ィールドのフリッカ周波数との位相差である、フリッカ
    位相差を算出するステップと、 算出されたフリッカデータを、フリッカ位相差により位
    相をずらして逆変換し、フリッカ補正量を算出するステ
    ップと、 現在のフィールドまたはフィールドの画像データに対し
    て、算出されたフリッカ補正量を加算して、フリッカ成
    分を除去するステップと、を含むフリッカ補正方法。
  7. 【請求項7】 請求項5または請求項6に記載のフリッ
    カ補正方法の処理手順を制御するためのフリッカ補正プ
    ログラムが記録されている記録媒体。
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