JP2016058838A - フリッカー低減装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画面内で不均一に現れるフリッカーを低減する。【解決手段】フリッカー低減装置1は、動画像を、時間周波数を含む周波数領域の信号に変換する周波数変換部12と、既知のフリッカー周波数に対応する時間周波数を抑圧周波数として決定し、該抑圧周波数の周波数成分の抑圧量を、該抑圧周波数の近傍の時間周波数の周波数成分から決定するフリッカー成分推定部13と、抑圧周波数の周波数成分を前記抑圧量に従って抑圧した周波数領域を生成するフリッカー除去部14と、フリッカー除去部14により生成された周波数領域の信号を実空間領域の信号に変換する逆周波数変換部15と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、交流電源周波数に関係して光強度が変動する照明下で撮影した動画像に現れるフリッカーを低減するフリッカー低減装置に関する。
交流電源で駆動する照明器具から発する光の交流成分は、電源周波数fA(Hz)の2倍の周波数で強度が変動する。この照明下で、フレーム周波数fV(Hz)で撮影される動画像は、式(1)で示されるフリッカー周波数fF(Hz)のフリッカーを含む映像となる。
Figure 2016058838
フリッカーが無い場合の理想的な映像信号をVo(x,y,t)とすると、フリッカーを含む映像信号VF(x,y,t)は、式(2)に示すようにフリッカー成分FL(x,y,t)との和で表される。ここで、x、y、tはそれぞれ映像信号の水平方向、垂直方向、時間方向の座標である。
Figure 2016058838
また、フリッカー成分FL(x,y,t)は、式(3)で表される。ここで、θは位相を表す。
Figure 2016058838
映像のフレーム周波数fVが照明の明滅周波数2fAよりも低い場合は、1/2fA(<1/fV)の時間開口のシャッターを用いることで、映像信号にフリッカーが発生することを避けることができる。しかし、映像のフレーム周波数fVが照明の明滅周波数2fAよりも高い場合には、1/2fA>1/fVであるため、シャッターにより解決することはできず、映像信号処理によってフリッカーを低減・除去する必要がある。
スローモーション撮影のために高速度撮影する場合や、動画質を向上させるために従来のフレーム周波数よりも高いフレーム周波数を用いる場合に、映像のフレーム周波数fVが照明の明滅周波数2fAよりも高くなり得る。例えば、交流電源周波数が60Hz(照明の明滅周波数は120Hz)の下でフレーム周波数180Hzで撮影する場合や、交流電源周波数が50Hz(照明の明滅周波数は100Hz)の下でフレーム周波数120Hzで撮影する場合に該当する。
映像信号VF(x,y,t)からフリッカー成分FL(x,y,t)、すなわち、フリッカー周波数fF、位相θ、振幅FLを検出することができれば、これを動画像から除去することで、フリッカーのない映像信号VO(x,y,t)を得ることができる。フリッカーが画面内で一様であれば、映像信号VF(x,y,t)からFL及びθを推定し、式(4)によってフリッカーを除去可能である。
Figure 2016058838
特許第4371108号公報 特許第4423889号公報
しかしながら、動画像を撮影する際、照明条件は必ずしも一定ではない。例えば、画面内で一様に照明されるとは限らず、被写体の反射率も様々であり、カメラの操作や被写体の動きによって、画面内の照明の影響は時々刻々と変化する。したがって、フリッカーは画面内に一様には現れず、時間とともに変化する。また、共通の交流電源が照明に使用されれば、複数の照明器具から発する光強度の変化の周波数は同じとなるが、位相が同じになるとは限らない。したがって、フリッカーの時間的変動の位相は画面内で異なる。すなわち、式(3)のフリッカーは、実際には式(5)のように空間内の位置と時間の関数となる。
Figure 2016058838
そうすると、式(2)で示される映像信号VF(x,y,t)から、理想的な映像信号VO(x,y,t)と、フリッカー成分FL(x,y,t)とを分離することは困難である。
かかる事情に鑑みてなされた本発明の目的は、上記のような問題を解決し、画面内で不均一に現れるフリッカーを低減・除去することが可能なフリッカー低減装置及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係るフリッカー低減装置は、動画像を、時間周波数を含む周波数領域の信号に変換する周波数変換部と、既知のフリッカー周波数に対応する時間周波数を抑圧周波数として決定し、該抑圧周波数の周波数成分の抑圧量を、該抑圧周波数の近傍の時間周波数の周波数成分から決定するフリッカー成分推定部と、前記抑圧周波数の周波数成分を前記抑圧量に従って抑圧した周波数領域の信号を生成するフリッカー除去部と、前記フリッカー除去部により生成された周波数領域の信号を実空間領域の信号に変換する逆周波数変換部と、を備えることを特徴とする。
さらに、本発明に係るフリッカー低減装置において、前記フリッカー成分推定部は、時間周波数が前記抑圧周波数の周波数成分のうち、所定の範囲の空間周波数の周波数成分を抑圧することを特徴とする。
さらに、本発明に係るフリッカー低減装置において、前記周波数変換部は、前記動画像を、水平周波数、垂直周波数、及び時間周波数の3次元時空間周波数領域の信号に変換し、前記フリッカー成分推定部は、時間周波数が前記抑圧周波数である周波数成分のうち、所定の範囲の水平周波数及び垂直周波数の周波数成分を抑圧することを特徴とする。
さらに、本発明に係るフリッカー低減装置において、前記周波数変換部は、前記動画像を、水平周波数及び時間周波数の2次元時空間周波数領域の信号に変換し、前記フリッカー成分推定部は、時間周波数が前記抑圧周波数である周波数成分のうち、所定の範囲の水平周波数の周波数成分を抑圧することを特徴とする。
さらに、本発明に係るフリッカー低減装置において、前記周波数変換部は、前記動画像を、垂直周波数及び前記時間周波数の2次元時空間周波数領域の信号に変換し、前記フリッカー成分推定部は、時間周波数が前記抑圧周波数である周波数成分のうち、所定の範囲の垂直周波数の周波数成分を抑圧することを特徴とする。
また、上記課題を解決するため、本発明に係るプログラムは、コンピュータを、上記フリッカー低減装置として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、画面内で不均一に現れるフリッカーを効果的に低減・除去した映像信号を得ることができる。
本発明の一実施形態に係るフリッカー低減装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るフリッカー低減装置において、動画像を、水平周波数、垂直周波数、及び時間周波数の3次元時空間周波数領域の信号に変換する処理を説明する図である。 本発明の一実施形態に係るフリッカー低減装置において、動画像を、水平周波数及び時間周波数の2次元時空間周波数領域の信号に変換する処理を説明する図である。 本発明の一実施形態に係るフリッカー低減装置において、動画像を、垂直周波数及び時間周波数の2次元時空間周波数領域の信号に変換する処理を説明する図である。 フリッカーを含む映像信号における、時間周波数に対する周波数成分の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るフリッカー低減装置において、周波数変換処理により変換された3次元時空間周波数領域を示す図である。 本発明の一実施形態に係るフリッカー低減装置において、動画像を3次元時空間周波数領域の信号に変換した場合の、周波数成分の抑圧領域を示す図である。 本発明の一実施形態に係るフリッカー低減装置において、動画像を水平周波数及び時間周波数の2次元時空間周波数領域の信号に変換した場合の、周波数成分の抑圧領域を示す図である。 本発明の一実施形態に係るフリッカー低減装置において、動画像を垂直周波数及び時間周波数の2次元時空間周波数領域の信号に変換した場合の、周波数成分の抑圧領域を示す図である。
式(2)の映像信号VFは、時空間周波数領域では式(6)のように表される。
Figure 2016058838
フリッカー成分FLの時空間周波数領域における広がりは映像信号の分布に比べて小さいため、FL(X,Y,T)は時間周波数領域ではフリッカー周波数fFを中心とした狭帯域に分布する。したがって、フリッカー周波数fFに相当する特定の時間周波数を中心とする成分を抑圧することがフリッカーの低減に効果的である。
そこで、本発明では、映像信号を2次元又は3次元の時空間周波数領域の信号に変換し、時空間周波数領域において、特定の時間周波数における周波数成分を低減し、再び、実時空間領域の信号に変換する。また、この特定の時間周波数における周波数成分を低減するにあたり、フリッカー周波数近傍の時間周波数の周波数成分を参照することによって、本来の映像信号に含まれる周波数成分を推定し、フリッカー成分のみを低減して本来の映像信号は保持する。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るフリッカー低減装置の構成を示すブロック図である。図1に示す例では、フリッカー低減装置1は、入力側のフレームメモリ(FM)11と、周波数変換部12と、フリッカー成分推定部13と、フリッカー除去部14と、逆周波数変換部15と、出力側のフレームメモリ(FM)16と、を備える。
交流電源周波数fA及び動画像のフレーム周波数fVは既知であるので、式(1)に示したように、フリッカー周波数fFも既知となる。本実施形態では、交流電源周波数fAを50Hz、フレーム周波数fVを120Hz、フリッカー周波数fFを20Hzとする。
各フレームメモリ11は、フリッカーを含む映像信号をフレーム毎に順次に蓄積し、周波数変換部12に出力する。例えば、周波数変換部12における時間方向のフーリエ変換のサンプル数を32として32フレーム単位で処理を行う場合、フレームメモリ11を32個有して32フレームを蓄積する。
周波数変換部12は、フレームメモリ11から入力される画像を周波数変換処理(例えば、FFT:Fast Fourier Transform処理)して、時間周波数を含む2次元又は3次元の時空間周波数領域の信号に変換し、フリッカー成分推定部13及びフリッカー除去部14に出力する。例えば、時間方向に16サンプル単位で離散フーリエ変換すると、時間周波数分解能は7.5Hz(=120/16)となり、時間方向に32サンプル単位で離散フーリエ変換すると、時間周波数分解能は3.75Hz(=120/32)となる。時間方向の離散フーリエ変換のサンプル数を増やすことによって時間周波数分解能を細かくできるが、遅延時間とのトレードオフとなる。なお、周波数変換としては、離散フーリエ変換の他、離散コサイン変換、離散サイン変換、離散ウォルシュ・アダマール変換、離散ウェーブレット変換などの周波数解析手法を用いることができる。
図2は、動画像を、水平周波数、垂直周波数、及び時間周波数の3次元時空間周波数領域の信号に変換する場合の処理を説明する図である。この場合、周波数変換部12は、フレームメモリ11から各フレームの列及び行の2次元配列の画素を入力する。そして、周波数変換処理に都合の良い小ブロック単位で3次元周波数変換処理し、これを、水平及び垂直方向の全画素数をカバーするように順次処理する。図2では、時間方向のフーリエ変換のサンプル数を32とし、水平、垂直及び時間方向の3次元周波数変換処理ブロックを32×32×32サンプルとする例を示している。
図3は、動画像を、水平周波数及び時間周波数の2次元時空間周波数領域の信号に変換する場合の処理を説明する図である。この場合、周波数変換部12は、フレームメモリ11から各フレームの行方向の1次元配列の画素を入力する。そして、水平(画素)と時間(フレーム)のxt平面において、水平方向の周波数変換処理に都合の良い小ブロック単位で2次元周波数変換処理し、これを、水平の全画素数をカバーするように順次処理する。図3では、時間方向の離散フーリエ変換のサンプル数を32とし、水平及び時間方向の2次元周波数変換処理ブロックを32×32サンプルとする例を示している。
図4は、動画像を、垂直周波数及び時間周波数の2次元時空間周波数領域の信号に変換する場合の処理を説明する図である。この場合、周波数変換部12は、フレームメモリ11から各フレームの列方向の1次元配列の画素を入力する。そして、垂直(画素)と時間(フレーム)のyt平面において、垂直方向の周波数変換処理に都合の良い小ブロック単位で2次元周波数変換処理し、これを、垂直の全画素数をカバーするように順次処理する。図4では、時間方向の離散フーリエ変換のサンプル数を32とし、垂直及び時間方向の2次元周波数変換処理ブロックを32×32サンプルとする例を示している。
フリッカー成分推定部13は、周波数変換部12における時間周波数分解能の整数倍で表される離散の時間周波数のうち、既知のフリッカー周波数fFに対応する周波数を抑圧周波数fNとして決定する。例えば、フリッカー周波数fFが20Hzの場合、時間周波数分解能が7.5Hzであると22.5Hz及び15Hzがフリッカー周波数fFに最も近い上下の周波数である。時間周波数分解能が3.75Hzであると22.5Hzと18.75Hzがフリッカー周波数fFに最も近い上下の周波数である。フリッカー周波数fFに最も近い周波数、又は最も近い上下の周波数を抑圧周波数fNと決定する。(以下で抑圧周波数fNと言う場合、1つの周波数とは限らない。)
図5は、フリッカーを含む映像信号における、時間周波数に対する周波数成分の一例を示す図である。横軸は時間周波数を示し、縦軸は周波数成分のレベルを示している。図5では、時間周波数分解能を3.75Hzとし、フリッカー周波数fFに最も近い上下の周波数を抑圧周波数fNとしている。フリッカー周波数fFの近傍の抑圧周波数fNにはフリッカー成分が含まれるため、黒丸で示すフリッカーの無い本来の映像信号に比べて大きな周波数成分を有する。
フリッカー成分推定部13は、抑圧周波数fNの近傍の時間周波数の周波数成分に基づいて、抑圧周波数fNにおける周波数成分の抑圧量を算出する。例えば、抑圧周波数fNの下隣及び上隣の時間周波数の周波数成分F(fN-1),F(fN+1)の平均値又はフリッカー周波数との周波数差に応じた加重平均値を、照明の明滅が無い場合に被写体を撮影した場合の映像信号に含まれる抑圧周波数fNの成分の推定値とし、抑圧周波数fNの周波数成分F(fN)と推定値との差を抑圧量とする。これによって、映像信号に元々含まれるフリッカー周波数と同じ周波数成分への影響を小さくすることができる。
また、フリッカー成分推定部13は、時間周波数が抑圧周波数fNである周波数成分のうち、更に所定の範囲の空間周波数の周波数成分のみを抑圧するようにしてもよい。フリッカーは空間周波数が低い領域で現れると考えられるため、空間周波数が低い領域のみ周波数成分を抑圧することにより、より一層効果的にフリッカー成分のみを低減した映像信号を得ることができる。以下、図6から図9を参照して、空間周波数を考慮した周波数成分の抑圧処理について説明する。
図6は、周波数変換部12の周波数変換処理により変換された3次元時空間周波数領域を示す図である。X軸は水平周波数を示し、Y軸は垂直周波数を示し、T軸は時間周波数を示す。ここで、時間周波数の最大値は、サンプリング定理によりfV/2となる。
図7は、周波数変換部12が動画像を3次元時空間周波数領域の信号に変換した場合の、周波数成分の抑圧領域の例を示す図である。図7は、時間周波数Tが抑圧周波数fNである、水平及び垂直方向の2次元周波数平面XYを示している。この2次元周波数平面XYにおいて、フリッカー成分推定部13は、水平周波数が0≦X≦XLOW、且つ垂直周波数が0≦Y≦YLOWの周波数成分のみを抑圧する。図中では周波数成分が抑圧される領域を斜線で示している。ただし、周波数成分が抑圧される領域は、この例のようにXY平面で矩形に限られるものではない。
図8は、周波数変換部12が動画像を水平周波数及び時間周波数の2次元時空間周波数領域の信号に変換した場合の、周波数成分の抑圧領域を示す図である。図8は、水平及び時間方向の2次元周波数平面XTを示している。この2次元周波数平面XTにおいて、フリッカー成分推定部13は、時間周波数Tが抑圧周波数fNであり、且つ水平周波数が0≦X≦XLOWの周波数成分のみを抑圧する。図中では周波数成分が抑圧される領域を太線で示している。
図9は、周波数変換部12が動画像を垂直周波数及び時間周波数の2次元時空間周波数領域の信号に変換した場合の、周波数成分の抑圧領域を示す図である。図9は、垂直及び時間方向の2次元周波数平面YTを示している。この2次元周波数平面YTにおいて、フリッカー成分推定部13は、時間周波数Tが抑圧周波数fNであり、且つ垂直周波数が0≦Y≦YLOWの周波数成分のみを抑圧する。図中では周波数成分が抑圧される領域を太線で示している。なお、上述したXLOW及びYLOWは、映像システムの解像度や撮影条件に
応じて定める。
フリッカー除去部14は、フリッカー成分推定部13から抑圧周波数fN及び抑圧量を取得する。そして、周波数変換部12によって周波数領域の信号に変換された信号に対して、時間周波数Tが抑圧周波数fNである周波数成分を抑圧量に従って抑圧し、逆周波数変換部15に出力する。
逆周波数変換部15は、周波数変換部12による処理と逆の逆周波数変換処理を行い、時空間周波数領域の信号を実時空間領域の信号に変換し、フレームメモリ16に出力する。周波数変換部12によりFFT処理が行われていた場合には、逆周波数変換部15は、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)処理を行う。逆周波数変換した結果は、フリッカーを抑圧した画像となっている。
フリッカー低減装置1は、フレームメモリ16からフリッカーを抑圧した画像を順次出力することで動画像を出力する。フリッカー低減装置1は、以上の処理を時間方向のサンプル単位(本実施例では32フレーム)毎に順次行う。
上述したように、本発明に係るフリッカー低減装置1は、入力される動画像を周波数変換部12により時間周波数を含む周波数領域の信号に変換し、フリッカー成分推定部13により既知のフリッカー周波数に対応する時間周波数を抑圧周波数fNとして決定し、該抑圧周波数fNの周波数成分の抑圧量を、該抑圧周波数fNの近傍の時間周波数の周波数成分から決定し、フリッカー除去部14により抑圧周波数の周波数成分を抑圧量に従って抑圧した周波数領域を生成し、逆周波数変換部15によりフリッカー除去部14にて生成された周波数領域を実空間領域の信号に変換する。このような周波数解析を行うことにより、フリッカー低減装置1は画面内で不均一に現れるフリッカーを効果的に低減することができる。
また、フリッカーは空間周波数が低い領域で現れると考えられるため、フリッカー成分推定部13は、時間周波数が抑圧周波数fNである周波数成分のうち、空間周波数が低い周波数成分のみを抑圧することにより、より一層効果的にフリッカーを低減した映像信号を得ることができる。
また、上述したフリッカー低減装置1として機能させるためにコンピュータを好適に用いることができ、そのようなコンピュータは、フリッカー低減装置1の各機能を実現する処理内容を記述したプログラムを該コンピュータの記憶部に格納しておき、該コンピュータのCPUによってこのプログラムを読み出して実行させることで実現することができる。なお、このプログラムは、コンピュータ読取り可能な記録媒体に記録可能である。
上述の実施形態は代表的な例として説明したが、本発明の趣旨及び範囲内で、多くの変更及び置換ができることは当業者に明らかである。したがって、本発明は、上述の実施形態によって制限するものと解するべきではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。例えば、実施形態に記載の複数の構成ブロックを1つに組み合わせたり、あるいは1つの構成ブロックを分割したりすることが可能である。
1 フリッカー低減装置
11,16 フレームメモリ
12 周波数変換部
13 フリッカー成分推定部
14 フリッカー除去部
15 逆周波数変換部

Claims (6)

  1. 動画像を、時間周波数を含む周波数領域の信号に変換する周波数変換部と、
    既知のフリッカー周波数に対応する時間周波数を抑圧周波数として決定し、該抑圧周波数の周波数成分の抑圧量を、該抑圧周波数の近傍の時間周波数の周波数成分から決定するフリッカー成分推定部と、
    前記抑圧周波数の周波数成分を前記抑圧量に従って抑圧した周波数領域の信号を生成するフリッカー除去部と、
    前記フリッカー除去部により生成された周波数領域の信号を実空間領域の信号に変換する逆周波数変換部と、
    を備えることを特徴とするフリッカー低減装置。
  2. 前記フリッカー成分推定部は、時間周波数が前記抑圧周波数の周波数成分のうち、所定の範囲の空間周波数の周波数成分を抑圧することを特徴とする、請求項1に記載のフリッカー低減装置。
  3. 前記周波数変換部は、前記動画像を、水平周波数、垂直周波数、及び時間周波数の3次元時空間周波数領域の信号に変換し、
    前記フリッカー成分推定部は、時間周波数が前記抑圧周波数である周波数成分のうち、所定の範囲の水平周波数及び垂直周波数の周波数成分を抑圧することを特徴とする、請求項2に記載のフリッカー低減装置。
  4. 前記周波数変換部は、前記動画像を、水平周波数及び時間周波数の2次元時空間周波数領域の信号に変換し、
    前記フリッカー成分推定部は、時間周波数が前記抑圧周波数である周波数成分のうち、所定の範囲の水平周波数の周波数成分を抑圧することを特徴とする、請求項2に記載のフリッカー低減装置。
  5. 前記周波数変換部は、前記動画像を、垂直周波数及び時間周波数の2次元時空間周波数領域の信号に変換し、
    前記フリッカー成分推定部は、時間周波数が前記抑圧周波数である周波数成分のうち、所定の範囲の垂直周波数の周波数成分を抑圧することを特徴とする、請求項2に記載のフリッカー低減装置。
  6. コンピュータを、請求項1から5のいずれか一項に記載のフリッカー低減装置として機能させるためのプログラム。
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