JP4371108B2 - 撮像装置および方法、記録媒体、並びにプログラム - Google Patents

撮像装置および方法、記録媒体、並びにプログラム Download PDF

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Description

本発明は撮像装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関し、特に、XYアドレス走査型撮像素子を用いたビデオカメラによる、蛍光灯下などでの撮像に際して発生するフリッカを低減できるようにした撮像装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関する。
蛍光灯下でビデオカメラにより動画を撮像すると、蛍光灯の発光に伴うフリッカが発生することが知られている。
より具体的には、商用交流電源によって直接点灯される蛍光灯の照明下で、ビデオカメラによって被写体を撮影すると、蛍光灯の輝度変化(光量変化)の周波数(商用交流電源周波数の2倍)とカメラの垂直同期周波数との違いによって、撮影出力の映像信号に時間的な明暗の変化、いわゆるフリッカ(蛍光灯フリッカ)を生じる。
例えば、商用交流電源周波数が50Hzの地域において、非インバータ方式の蛍光灯の照明下で、NTSC方式(垂直同期周波数は60Hz)のCCDカメラによって被写体を撮影する場合、1フィールド周期が1/60秒であるのに対して、蛍光灯の輝度変化の周期が1/100秒となるので、蛍光灯の輝度変化に対して各フィールドの露光タイミングがずれ、各画素の露光量がフィールドごとに変化する。
そこで、このフリッカ対策を施した撮像装置が提案されている。
例えば、露光時間を利用することによりフリッカの発生防止するビデオカメラが提案されている。また、XYアドレス走査型撮像素子を用いたビデオカメラに関して、予め用意した輝度及び色相変化のパタンを利用して、フリッカの発生を補正する技術が提案されている。さらに、位相が180度ずれたフレームを利用することにより、フリッカの影響を低減させる技術が提案されている。
また、入力された画像信号を1水平周期以上の時間に渡って積分して、隣接するフィールドにおける積分値の差分値を連続する3フィールドにおける積分値の平均値で正規化し、正規化後の差分値を離散フーリエ変換してスペクトルを抽出し、その抽出したスペクトルからフリッカ係数を推定し、入力された画像信号におけるフリッカによる影響を低減させる技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−222228号公報
しかしながら、露光時間を利用する場合、例えば240Hz撮像の高速撮像カメラのとき、露光時間の最大値が1/240sなのに対し、フリッカの発生が防止できる最小の露光時間は、50Hz電源の場合1/100s、60Hz電源の場合1/120sであるため、効果的に利用することが困難であった。
また、XYアドレス走査型撮像素子を用いたビデオカメラに関して、予め用意した輝度及び色相変化のパタンを利用して、フリッカの発生を補正する場合、シャッタ速度を考慮していないため、シャッタ速度が変化した場合、現在のシャッタ速度に最適の補正ができない可能性があった。
さらに、位相が180度ずれたフレームを利用してフリッカを低減させる場合、出力画像が2フレーム分の画像の和になってしまうため、動きのある被写体の画像については、不自然になることがあった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、特に、XYアドレス走査型撮像素子を用いたビデオカメラによる、蛍光灯下などでの撮像に際して発生するフリッカを低減できるようにするものである。
本発明の一側面の撮像装置は、照明の光量変動周期の1/2n(nは自然数)の周期で撮像するXYアドレス走査型撮像素子を用いた撮像装置であって、画像を複数に分割した各領域内の画素の画素値を積分する積分手段と、前記積分手段の積分値を保持する保持手段と、フリッカの位相差が180度となる2つの前記画像の同じ領域の積分値間の差分値の波形を演算する演算手段と、前記演算手段により演算された積分値間の差分値の波形に基づいて、前記フリッカの位相および振幅を抽出する抽出手段と、前記撮像装置のシャッタ速度から前記フリッカの波形を選択する選択手段と、前記選択手段により選択されたフリッカ波形、並びに、前記抽出手段により抽出された位相および振幅に基づいた補正値で前記画素の画素値を補正する補正手段とを含む。
前記選択手段には、前記シャッタ速度をパラメータとして、前記フリッカ波形を特定する関数を記憶する関数記憶手段をさらに含ませるようにすることができ、前記撮像装置のシャッタ速度に基づいて、前記関数記憶手段に記憶された関数から前記フリッカの波形を選択させるようにすることができる。
前記積分手段、前記保持手段、前記演算手段、前記抽出手段、または前記選択手段のうちの少なくともいずれかは、撮像周期に対して間欠的に処理を実行させるようにすることができる。
前記積分手段、前記保持手段、前記演算手段、前記抽出手段、または前記選択手段のうちの少なくともいずれかは、時分割によって色別に処理させるようにすることができる。
本発明の一側面の撮像方法は、照明の光量変動周期の1/2n(nは自然数)の周期で撮像するXYアドレス走査型撮像素子を用いた撮像装置の撮像方法であって、画像を複数に分割した各領域内の画素の画素値を積分する積分ステップと、前記積分ステップにより積分値を保持する保持ステップと、フリッカの位相差が180度となる2つの前記画像の同じ領域の積分値間の差分値の波形を演算する演算ステップと、前記演算ステップの処理で演算された積分値間の差分値の波形に基づいて、前記フリッカの位相および振幅を抽出する抽出ステップと、前記撮像装置のシャッタ速度から前記フリッカの波形を選択する選択ステップと、前記選択ステップの処理により選択されたフリッカ波形、並びに、前記抽出ステップの処理により抽出された位相および振幅に基づいた補正値で前記画素の画素値を補正する補正ステップとを含む。
本発明の一側面の記録媒体のプログラムは、照明の光量変動周期の1/2n(nは自然数)の周期で撮像するXYアドレス走査型撮像素子を用いた撮像装置を制御するプログラムであって、画像を複数に分割した各領域内の画素の画素値を積分する積分ステップと、前記積分ステップにより積分値を保持する保持ステップと、フリッカの位相差が180度となる2つの前記画像の同じ領域の積分値間の差分値の波形を演算する演算ステップと、前記演算ステップの処理で演算された積分値間の差分値の波形に基づいて、前記フリッカの位相および振幅を抽出する抽出ステップと、前記撮像装置のシャッタ速度から前記フリッカの波形を選択する選択ステップと、前記選択ステップの処理により選択されたフリッカ波形、並びに、前記抽出ステップの処理により抽出された位相および振幅に基づいた補正値で前記画素の画素値を補正する補正ステップとを含む。
本発明の一側面のプログラムは、照明の光量変動周期の1/2n(nは自然数)の周期で撮像するXYアドレス走査型撮像素子を用いた撮像装置を制御するコンピュータに、画像を複数に分割した各領域内の画素の画素値を積分する積分ステップと、前記積分ステップにより積分値を保持する保持ステップと、フリッカの位相差が180度となる2つの前記画像の同じ領域の積分値間の差分値の波形を演算する演算ステップと、前記演算ステップの処理で演算された積分値間の差分値の波形に基づいて、前記フリッカの位相および振幅を抽出する抽出ステップと、前記撮像装置のシャッタ速度から前記フリッカの波形を選択する選択ステップと、前記選択ステップの処理により選択されたフリッカ波形、並びに、前記抽出ステップの処理により抽出された位相および振幅に基づいた補正値で前記画素の画素値を補正する補正ステップとを含む処理をコンピュータに実行させる。
本発明の一側面においては、照明の光量変動周期の1/2n(nは自然数)の周期で撮像するXYアドレス走査型撮像素子を用いた撮像装置において、画像を複数に分割した各領域内の画素の画素値が積分され、積分値が保持され、フリッカの位相差が180度となる2つの前記画像の同じ領域の積分値間の差分値の波形が演算され、演算された積分値間の差分値の波形に基づいて、フリッカの位相および振幅が抽出され、撮像装置のシャッタ速度から前記フリッカの波形が選択され、選択されたフリッカ波形、並びに、抽出された位相および振幅に基づいた補正値で画素の画素値が補正される。
撮像装置は、独立した装置であっても良いし、撮像処理を行うブロックであっても良い。
以上のように、本発明の一側面によれば、ビデオカメラによる、蛍光灯下などでの撮像に際して発生するフリッカを低減させることが可能となる。
また、本発明の一側面によれば、XYアドレス走査型撮像素子を用いたビデオカメラの高速度撮影における、蛍光灯下などでの撮像に際して発生するフリッカを、シャッタ速度に応じて低減させることが可能となる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、本発明の構成要件と、発明の詳細な説明に記載の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本発明をサポートする実施の形態が、発明の詳細な説明に記載されていることを確認するためのものである。従って、発明の詳細な説明中には記載されているが、本発明の構成要件に対応する実施の形態として、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
すなわち、本発明の一側面の撮像装置は、照明の光量変動周期の1/2n(nは自然数)の周期で撮像するXYアドレス走査型撮像素子(例えば、図1の撮像素子13)を用いた撮像装置であって、画像を複数に分割した各領域内の画素の画素値を積分する積分手段(例えば、図4の積分処理部102)と、前記積分手段の積分値を保持する保持手段(例えば、図4の積分値保持部103)と、フリッカの位相差が180度となる2つの前記画像の同じ領域の積分値間の差分値の波形を演算する演算手段(例えば、図4の積分値演算部111)と、前記演算手段により演算された積分値間の差分値の波形に基づいて、前記フリッカの位相および振幅を抽出する抽出手段(例えば、図4の位相振幅抽出部112)と、前記撮像装置のシャッタ速度から前記フリッカの波形を選択する選択手段(例えば、図4の関数選択部114)と、前記選択手段により選択されたフリッカ波形、並びに、前記抽出手段により抽出された位相および振幅に基づいた補正値で前記画素の画素値を補正する補正手段(例えば、図4の補正部105)とを含む。
前記選択手段(例えば、図4の関数選択部114)には、前記シャッタ速度をパラメータとして、前記フリッカ波形を特定する関数を記憶する関数記憶手段(例えば、図4のメモリ114a)をさらに含ませるようにすることができ、前記抽出手段により抽出された位相および振幅、並びに撮像装置のシャッタ速度に基づいて、前記関数記憶手段に記憶された関数から前記フリッカの波形を選択させるようにすることができる。
前記積分手段(例えば、図4の積分処理部102)、前記保持手段(例えば、図4の積分値保持部103)、前記演算手段(例えば、図4の積分値演算部111)、前記抽出手段(例えば、図4の位相振幅抽出部112)、または前記選択手段(例えば、図4の関数選択部114)のうちの少なくともいずれかは、撮像周期に対して間欠的に処理を実行させるようにすることができる。
前記積分手段(例えば、図4の積分処理部102)、前記保持手段(例えば、図4の積分値保持部103)、前記演算手段(例えば、図4の積分値演算部111)、前記抽出手段(例えば、図4の位相振幅抽出部112)、または前記選択手段(例えば、図4の関数選択部114)のうちの少なくともいずれかは、時分割によって色別に処理させるようにすることができる。
本発明の一側面の撮像方法およびプログラムは、照明の光量変動周期の1/2n(nは自然数)の周期で撮像するXYアドレス走査型撮像素子を用いた撮像装置の撮像方法、および、前記撮像装置を制御するコンピュータに実行させるプログラムであって、画像を複数に分割した各領域内の画素の画素値を積分する積分ステップ(例えば、図7のフローチャートにおけるステップS22の処理)と、前記積分ステップにより積分値を保持する保持ステップ(例えば、図7のフローチャートにおけるステップS23の処理)と、フリッカの位相差が180度となる2つの前記画像の同じ領域の積分値間の差分値の波形を演算する演算ステップ(例えば、図7のフローチャートにおけるステップS24の処理)と、前記演算ステップの処理で演算された積分値間の差分値の波形に基づいて、前記フリッカの位相および振幅を抽出する抽出ステップ(例えば、図7のフローチャートにおけるステップS27の処理)と、前記撮像装置のシャッタ速度から前記フリッカの波形を選択する選択ステップ(例えば、図7のフローチャートにおけるステップS28の処理)と、前記選択ステップの処理により選択されたフリッカ波形、並びに、前記抽出ステップの処理により抽出された位相および振幅に基づいた補正値で前記画素の画素値を補正する補正ステップ(例えば、図7のフローチャートにおけるステップS31の処理)とを含む。
図1は、本発明を適用した撮像装置(ビデオカメラ)1の一実施の形態の構成を示す図である。
撮像装置1は、いわゆるビデオカメラであり、画像(動画像)を撮像して撮像した画像をデータとして出力するものである。
レンズ11は、レンズドライバ12により焦点距離を調整し、被写体からの光を撮像素子13に透過させる。
撮像素子13は、CMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)撮像素子などのXYアドレス走査型撮像素子からなり、タイミングジェネレータ(TG)14により発生される信号に基づいて、レンズ11を介して被写体からの光が入射されると、光電変換により対応するアナログ映像信号を生成してアナログ信号処理部15に出力する。
より詳細には、撮像素子13は、CMOS基板上に、フォトダイオード(フォトゲート)、転送ゲート(シャッタトランジスタ)、スイッチングトランジスタ(アドレストランジスタ)、増幅トランジスタ、リセットトランジスタ(リセットゲート)などを有する画素が複数、2次元状に配列されて形成されるとともに、垂直走査回路、水平走査回路および映像信号出力回路が形成されたものである。
また、撮像素子13により得られるアナログ映像信号は、RGB各色の原色信号または補色系の色信号である。
アナログ信号処理部15は、IC(集積回路)から構成されており、システムコントローラ18により制御され、撮像素子13から供給されるアナログ映像信号を、色信号ごとに、サンプルホールドし、AGC(自動利得制御)によってゲインを制御し、A/D(Analog/Digital)変換部16に出力する。
A/D変換部16は、アナログ信号処理部15より供給されてくるアナログ信号をデジタル信号に変換してデジタル信号処理部17に供給する。
デジタル信号処理部17は、例えば、ICとして構成され、内蔵するフリッカ低減部21において、信号成分ごとに、フリッカ成分を低減した上で、最終的に輝度信号Yと赤、青の色差信号R−Y,B−Yに変換して出力する。
システムコントローラ18は、マイクロコンピュータなどによって構成され、撮像装置1の動作の全体を制御する。
より具体的には、システムコントローラ18は、ICにより構成されるレンズドライバ12に、レンズ駆動制御信号を供給し、レンズドライバ12を制御することにより、レンズ11を駆動する。
また、システムコントローラ18は、タイミング制御信号をTG14に供給することにより、TG14を制御し、撮像素子13に、各種のタイミング信号を供給させ、撮像素子13を駆動させる。
さらに、システムコントローラ18は、デジタル信号処理部17からの各信号成分の検波信号を取り込み、AGC信号を、アナログ信号処理部15に供給して、各色信号のゲインを制御するとともに、デジタル信号処理部17の信号処理を制御する。
また、システムコントローラ18には、マイクロコンピュータなどによって構成されたインタフェースを介して、ユーザインタフェースを構成する操作部19が接続され、操作部19での設定操作や選択操作などが、システムコントローラ14によって検出されるとともに、カメラの設定状態や制御状態などが、システムコントローラ14によって図示せぬ表示部に表示される。
尚、以降において、周波数60Hzの商用電源による蛍光灯のフリッカについて説明するものとする。また、この場合、フリッカの周期は、120Hzであり、撮像素子13が画像を撮像する撮像周期は240Hzであるものとする。しかしながら、蛍光灯の電源周波数、フリッカの周期、および撮像周期は、これに限るものではない。
次に、図2を参照して、原色系のデジタル信号処理部17の一実施の形態の構成について説明する。
原色系の撮像装置1においては、図1のレンズ11を含む図示せぬ光学系が被写体からの光をRGB各色の色光に分離する分解光学系が設けられる。また、撮像素子13は、RGB各色用の撮像素子13を有する3板構成、または、撮像素子13として、光入射面にRGB各色の色フィルタが画面水平方向に1画素ごとに順次、繰り返し配列された1つの撮像素子13を有する1板構成である。この場合、撮像素子13からは、RGB各色の原色信号がパラレルに読み出される。
クランプ回路31は、入力のRGB原色信号の黒レベルを所定レベルにクランプし、ゲイン調整回路32に出力する。ゲイン調整回路32は、露出量に応じてクランプ後のRGB原色信号のゲインを調整し、RGBの色光ごとに、フリッカ低減部21R,21G,21Bに出力する。フリッカ低減部21R,21G,21Bは、ゲイン調整後のRGB原色信号中のフリッカ成分を低減し、ホワイトバランス調整回路33に出力する。尚、以降において、フリッカ低減部21R,21G,21Bについて特に区別する必要がない場合、単に、フリッカ低減部21と称するものとし、その他の構成についても同様に称するものとする。
ホワイトバランス調整回路33は、フリッカ低減後のRGB原色信号のホワイトバランスを調整し、ガンマ補正回路34に出力する。ガンマ補正回路34は、ホワイトバランス調整後のRGB原色信号の階調を変換し、合成マトリクス回路35に出力する。合成マトリクス回路35は、ガンマ補正後のRGB原色信号から、出力の輝度信号Yおよび色差信号R−Y,B−Yを生成し出力する。
原色系構成では、一般に図2のようにRGB原色信号の処理が全て終了した後に輝度信号Yが生成されるので、図2のようにRGB原色信号の処理過程でRGB原色信号中のフリッカ成分が低減されることによって、各色成分および輝度成分のフリッカ成分が共に十分に低減される。
なお、フリッカ低減部21R,21G,21Bは、図2のように配置することが望ましいが、必ずしも、これに限定されるものではない。
次に、図3を参照して、補色系のデジタル信号処理部17の一実施の形態の構成について説明する。尚、図2の原色系のデジタル信号処理部17と同一の構成については、同一の番号を付しており、その説明は適宜省略するものとする。
補色系のデジタル信号処理部17は、図1の撮像素子13として、光入射面に補色系の色フィルタが形成された1つの撮像素子13を有する1板構成である。補色系の色フィルタは、例えば、図3に色フィルタ51として示すように、一方の1ラインおきの水平ライン位置Loで、緑の色フィルタ部51Gとマゼンタの色フィルタ部51Mgとが水平方向に1画素ごとに順次、繰り返し配列され、他方の1ラインおきの水平ライン位置Leで、シアンの色フィルタ部51Cyとイエローの色フィルタ部51Yeとが水平方向に1画素ごとに順次、繰り返し配列されたものである。
この場合、図1の撮像素子13からは、隣接する2水平ライン位置の映像信号が合成されて読み出される。したがって、撮像素子13からは、各水平期間において、図3の例では、緑の色信号とシアンの色信号との合成信号と、マゼンタの色信号とイエローの色信号との合成信号とが、1画素クロックごとに交互に得られる。
図3のデジタル信号処理部17におけるクランプ回路31は、その補色信号の黒レベルを所定レベルにクランプし、ゲイン調整回路32に供給する。ゲイン調整回路32は、露出量に応じてクランプ後の補色信号のゲインを調整し、輝度合成回路41に供給する。輝度合成回路41は、ゲイン調整後の補色信号から輝度信号Yを生成し、フリッカ低減部21Yに出力する。原色分離回路43は、ゲイン調整後の補色信号からRGB原色信号を生成し、フリッカ低減部21R,21G,21Bにそれぞれ出力する。
また、図3のデジタル信号処理部17のフリッカ低減部21Yは、輝度合成回路41からの輝度信号Y中のフリッカ成分を低減し、ガンマ補正部42に供給する。また、フリッカ低減部21R,21G,21Bは、原色分離回路43からのRGB原色信号中のフリッカ成分を低減し、ホワイトバランス調整回路33に供給する。
さらに、図3のデジタル信号処理部17のガンマ補正回路42は、フリッカ低減後の輝度信号の階調を補正して、輝度信号Yを出力する。ホワイトバランス調整回路33は、フリッカ低減後のRGB原色信号のホワイトバランスを調整し、ガンマ補正回路34に出力する。ガンマ補正回路34は、ホワイトバランス調整後のRGB原色信号の階調を変換し、合成マトリクス回路35に出力する。合成マトリクス回路35は、ガンマ補正後のRGB原色信号から色差信号R−Y,B−Yを生成し、出力する。
補色系の構成では、図3のようにデジタル信号処理部17の比較的前段で輝度信号およびRGB原色信号が生成される。これは、輝度信号が、上記の合成信号から単純な加算処理によって容易に生成できるとともに、上記の合成信号から差分処理によってRGB原色信号を生成し、そのRGB原色信号から輝度信号を生成すると、輝度信号のS/Nが劣化するからである。
しかしながら、このように輝度信号と色信号の処理系統を別にする場合には、各色成分のフリッカ成分を低減するだけでは、輝度成分のフリッカ成分を低減するのに十分でなく、図3のように別に輝度成分のフリッカ成分を低減することによって初めて、各色成分および輝度成分のフリッカ成分を共に十分に低減することができる。
なお、フリッカ低減部21Yおよび21R,21G,21Bは、図3のように配置することが望ましいが、必ずしも、これに限定されるものではない。
次に、図4を参照して、フリッカ低減部21の一実施の形態の構成について説明する。フリッカ低減部21は、システムコントローラ18と協働してフリッカの低減処理を実現する。そこで、図4においては、フリッカ低減部21と併せて、システムコントローラ18のフリッカ低減処理を実現する機能についても説明する。尚、図4においては、フリッカ低減部21とシステムコントローラ18とのそれぞれに機能を分散して構成する例について説明していくが、当然のことながら、各機能の分散方法は、図4に限定されるものではない。また、システムコントローラ18で実現する機能を、フリッカ低減部21に全て纏めて構成するようにしても良い。さらに、逆に、フリッカ低減部21の機能をシステムコントローラ18に全て纏めて構成するようにしても良い。
バッファ101は、入力されてくる画像信号を一時的に記憶し、適宜後段の積分処理部102および補正部105に供給する。
積分処理部102は、画面を縦に複数に分割したそれぞれの水平方向に長いブロックの単位で、そこに含まれる画素の画素値を積分し(画素値を加算し)、積分値保持部103に保持させる。積分値保持部103は、システムコントローラ18にデータを通信し終わるまで積分値を保持する。
積分値演算部111は、積分値保持部103に保持されている積分値を読み出して、フリッカの位相および振幅を抽出する元となる波形を構成する値を計算し、計算結果を位相振幅抽出部112に供給する。
位相振幅抽出部112は、積分値演算部111より供給されてくる波形の情報に基づいて、振幅と位相を求める。位相振幅抽出部112は、波形の振幅および位相を、右上りゼロクロス点を求めて抽出する。この際、波形のサンプリングが荒い場合、ゼロクロス点が存在しない状態となるので、位相振幅抽出部112は、ゼロクロス点を内分点により計算する内分計算部112aを備えており、結果として、位相の分解能を高められる構成となっている。
関数選択部114は、内蔵するメモリ114aに、シャッタ速度毎に設定されるフリッカ波形の関数を記憶させており、シャッタ速度に応じたフリッカの波形を示す関数を選択して、フリッカ補正値生成部113に供給する。このフリッカの波形の関数は、積分値演算部111により求められる振幅と位相とをパラメータとした、シャッタ速度毎に設定されているフリッカ波形である。
フリッカ補正値生成部113は、関数選択部114より供給されてくるフリッカの波形の関数に、位相振幅抽出部112より供給されてくる位相および振幅をパラメータとして理論的なフリッカ波形の関数を生成すると共に補正値を求めてテーブル化し、フリッカ補正値保持部104に保持させる。
フリッカ補正値保持部104は、フリッカ補正値生成部113により生成されたフリッカ補正値のテーブルを保持し、補正部105により呼び出されるとき適宜供給する。
補正部105は、バッファ101より順次画素値を読み出し、画素値が飽和していない場合、フリッカ補正値保持部104にテーブルとして保持されている補正値を読み出し、フリッカの影響を受けた画素値を補正して出力する。
次に、図5を参照して図4の補正部105の詳細な構成について説明する。
飽和レベル判定部141は、入力されてくる画像の画素値が、飽和しているか否か、すなわち、画素値が最高値になっているか否かに基づいて、スイッチ143,144を制御し、画素値が飽和しているとき、補正演算部142により補正演算をさせないように端子143a,144aにそれぞれ接続し、飽和していないと判定したとき、補正演算部142により補正演算をさせるように端子143b,144bにそれぞれ接続する。
補正演算部142は、補正値保持部104で保持されているフリッカの補正値を読み出し、スイッチ143,144がそれぞれ端子143a,144aに接続されているとき、入力されてきた画像信号の画素の画素値から補正値を減算することにより、画素値を補正し、出力する。
次に、図6のフローチャートを参照して、図2の原色系のデジタル信号処理部17によるデジタル信号処理について説明する。
ステップS1において、クランプ回路31は、入力のRGBの原色信号の黒レベルを所定のレベルにクランプし、ゲイン調整回路32に供給する。
ステップS2において、ゲイン調整回路32は、クランプ回路31より供給されてくるクランプ処理されたRGB信号を、露出量に応じてゲインを調整し、RGB信号のそれぞれについて、フリッカ低減部21A乃至21Cにそれぞれ供給する。
ステップS3において、フリッカ低減部21A乃至21Cは、それぞれフリッカ低減処理を実行し、ゲイン調整されたRGB信号のフリッカ成分を低減してホワイトバランス調整回路33に出力する。尚、フリッカ低減処理については、図7のフローチャートを参照して後述する。
ステップS4において、ホワイトバランス調整部33は、フリッカ成分が低減されたRGB信号に基づいて、ホワイトバランスを調整し、ガンマ補正部34に供給する。
ステップS5において、ガンマ補正部34は、ホワイトバランスが調整されたRGB信号をガンマ補正し、合成マトリクス回路35に供給する。
ステップS6において、合成マトリクス回路35は、ガンマ補正されたRGB信号より輝度信号Yおよび色差信号R−Y,R−Bを生成し、出力する。
以上の処理によりデジタル信号に変換されたRGB信号よりフリッカ成分が低減された輝度信号Yおよび色差信号R−Y,R−Bが生成される。尚、補色系のデジタル信号処理部17によるデジタル信号処理については、色フィルタ51を用いていることと、ゲイン調整回路32の後段で、輝度信号Yが別処理されている点を除き、基本的には原色系の処理とほぼ同様の処理がなされているので、その説明は省略するものとする。
次に、図7のフローチャートを参照して、フリッカ低減処理について説明する。
ステップS21において、バッファ101は、入力されてきた画像信号を、フィールド単位で順次バッファリングする。
ステップS22において、積分処理部102は、バッファ101に格納された画像信号のうち、例えば、図8で示されるように、1フィールド分の画像信号を縦方向に複数に分割したブロックの領域に含まれる画素の画素値を順次積分し、ステップS23において、積分値保持部103に供給して、保持させる。
ここで、図8においては、1フィールド分の画像信号が示されており、縦方向にn個のブロックZ1乃至Znに分割されている。積分処理部102は、ブロックZi(iは、1乃至nの自然数)に含まれる画素の画素値を積分し(全て加算し)、積分結果である積分値Int(i)を積分値保持部103に保持させる。
ステップS24において、積分値演算部111は、積分値保持部103に保持されている積分値Int(i)を演算してフリッカの振幅および位相を抽出する元となる波形を生成する。より詳細には、積分値演算部111は、積分値保持部103に保持されている積分値Int(i)のうち、図9で示されるように位相が180゜の関係にある2つのフィールドをそれぞれ2フィールド分選び(例えば、隣接フィールドを選び)、それらの積分値を用いて以下の式(1)の演算を実行し、波形Fk(i)を計算する。
Fk(i)=(Int1(i)−Int2(i))/(Int1(i)+Int2(i)) (if i=1,2・・n)
Fk(i)=−Fk(i−n) (if i=n+1,n+2・・2n)
(1)
ここで、Int1(1)乃至Int1(n)は、図9のフィールドF1の各ブロックZ1乃至Znの積分値であり、Int2(1)乃至Int2(n)は、フィールドF2の各ブロックZ1乃至Znの積分値である。また、フィールドF1,F2は、相互に隣接するフィールドである。さらに、Int1(n+1)乃至Int1(2n)は、図9のフィールドF2に隣接する図示せぬフィールドF3の各ブロックZ1乃至Znの積分値であり、Int2(n+1)乃至Int2(2n)は、フィールドF3に隣接するフィールドF4の各ブロックZ1乃至Znの積分値である。
式(1)においては、フィールドF3,F4の計算には、フィールドF1,F2の演算結果が用いられるため、読み込まれる積分値は、2フィールド分でよいことになる。
式(1)において計算される波形Fk(i)は、図10で示される点線のような波形となる。ここで、図10においては、上からシャッタ速度が、1/240秒、1/500秒、1/1000秒のそれぞれのシャッタ速度におけるフリッカの波形(実線)と波形Fk(i)との関係が示されている。また、図10においては、横軸はブロックZiを示しており、縦軸は、振幅を示している。
図10で示されるように、波形Fk(i)の変化は、フリッカの波形変化に対して、シャッタ速度が低速時においては近い波形ではあるものの、高速になるに従って、異なる波形に変化していることが示されている。しかしながら、図10におけるいずれにおいても、波形の丸印R1,R2,R11,R12,R21,R22の部分について注目すると、波形の位相と振幅については、一致していることが示されている。
そこで、位相振幅抽出ブロック112は、この波形Fk(i)を用いることで、フリッカの位相と振幅を求める。この際、位相振幅抽出ブロック112は、図11の領域Aで示されるように、波形Fk(i)の右上がりゼロクロス点をフリッカの立ち上がり位相とし、図11の領域Bで示されるように、立ち上がり位相からπ/2位相が進んだ位置の振幅をフリッカの振幅とする。しかしながら、ブロックZ1乃至Znの取り方により、必ずしもゼロクロス点が取れない可能性がある。
そこで、ステップS26において、位相振幅抽出ブロック112は、ゼロクロス点が存在するか否かを確認する。例えば、ブロックZ1乃至Znの取り方により、ゼロクロス点が存在しないと判定された場合、ステップS27において、位相振幅抽出ブロック112は、内分点計算部112aを制御して、ゼロクロス点となる内分点の位相を計算させる。例えば、図12で示されるように、振幅ゼロを跨いで2つの積分値a,bが、それぞれ位相A,B上に存在する場合、内分点計算部112aは、内分点位相Iを以下の式(2)で示される演算処理を実行し、ゼロクロス点となる内分点位相Iを求める。
I=A+(B−A)×a/(a+b)
(2)
一方、ステップS26において、ゼロクロス点が存在すると判定された場合、ステップS27の処理はスキップされる。
ステップS27において、位相振幅抽出部112は、上述したように、図11の領域Aで示されるように、波形Fk(i)の右上がりゼロクロス点をフリッカの立ち上がり位相として抽出し、図11の領域Bで示される、立ち上がり位相からπ/2位相が進んだ位置の近傍付近の振幅をフリッカの振幅として抽出し、フリッカ補正値生成部113に供給する。
ステップS28において、関数選択部114は、メモリ114a内に予めシャッタ速度ごとに設定されているフリッカの波形を示す関数のうち、現在のシャッタ速度に近いフリッカ波形の関数(以下、フリッカ関数と称する)を選択して、フリッカ補正値生成部113に供給する。メモリ114aには、例えば、図13で示されるような、シャッタ速度ごとに設定されるフリッカの波形関数が格納されている。図13においては、横軸が位相でり、縦軸が振幅であり、シャッタ速度が1/240秒、1/320秒、1/480秒、1/960秒、1/1000秒のそれぞれの波形変化を示す関数の例が示されている。より具体的には、フリッカ関数Fr(φ)は、Fr(φ)=A×t(θ−φ)で示されるような関数として格納されている。ここで、Aは、振幅のパラメータであり、θは位相のパラメータであり、φはブロックZ1乃至Znに対応したパラメータであり、t()は、図13で示されるシャッタ速度に応じた波形変化を示す関数となる。
ステップS29において、フリッカ補正値生成部113は、関数選択部114より供給されてきたフリッカ関数に、位相振幅抽出部112より供給されてきた位相と振幅のパラメータを代入することにより、論理的なフリッカ波形の関数を生成し、ブロック毎に対応するフリッカの値を求め、これをフリッカ補正値としてテーブル化し、フリッカ補正値保持部104に供給する。
ステップS30において、フリッカ補正値保持部104は、フリッカ補正値生成部113より供給されてきたブロック毎のフリッカ補正値をテーブル化して保持する。
ステップS31において、補正部105は、バッファ101に格納されている各画素について、フリッカ補正値保持部104よりブロック単位の補正値を読み出して、補正演算処理を実行し、画素値に含まれるフリッカ成分を低減させて出力する。尚、補正演算処理については、図14を参照して後述する。
以上の処理により、ブロック単位の画素値の積分値により求められるフリッカ波形に近い波形Fkより振幅および位相を求め、予めシャッタ速度ごとに設定された関数に代入することで得られる理論的なフリッカ関数により、フリッカの補正値を設定することで、シャッタ速度に対応してフリッカによる影響を低減させることが可能となる。
次に、図14のフローチャートを参照して、補正演算処理について説明する。
ステップS51において、飽和レベル判定部141は、バッファ101に格納されている未処理の画素の画素値を読み出す。
ステップS52において、飽和レベル判定部141は、画素値が飽和しているか、すなわち、最高画素値となっているか否かを判定する。ステップS52において、画素値が飽和している、すなわち、最高画素値であると判定された場合、ステップS57において、スイッチ143,144を制御して、いずれも端子143a,144aに接続し、その処理は、ステップS51に戻る。
一方、ステップS52において、画素値が飽和していないと判定された場合、ステップS53において、飽和レベル判定部141は、スイッチ143,144を制御して、いずれも端子143b,144bに接続し、その処理はステップS54に進む。
ステップS54において、補正演算部142は、フリッカ補正値保持部104にアクセスし、スイッチ143を介して供給されてきた画素値の属するブロックに対応する補正値を読み出し、処理対象の画素値より補正値を減算することで、補正演算する。すなわち、補正値は、フリッカ関数により求められたフリッカ成分の振幅そのものであるため、画素値に重畳されたフリッカ成分を減算により低減させる。
ステップS55において、補正演算部142は、補正演算した画素値をスイッチ144を介して出力する。
ステップS56において、飽和レベル判定部141は、バッファ101に格納されている未処理の画素が存在するか否かを判定し、未処理の画素がある場合、処理は、ステップS51に戻り、それ以降の処理が繰り返され、未処理の画素がないと判定された場合、その処理は、終了する。
以上の処理により、画素値が飽和しているような場合、画素値が正しく表現されていないようなことがあるので、飽和されている画素値については補正処理を施すことなく出力し、飽和していない画素値については、理論的に求められたフリッカ成分そのものである補正値を減算することにより、フリッカによる影響を低減させる事が可能となる。
尚、以上においては、隣接する2フィールドの積分値を用いる例について説明してきたが、フリッカの周期と撮像周期は整数倍であるため、2フィールドの倍数に1回、位相を見たときその変動はごく僅かである。したがって、必ずしも毎フィールドごとにフリッカ関数を設定する必要はなく、例えば、4フィールドに1回程度の間欠的な処理でも、事実上、補正の性能を損うことはない。そこで、2フィールド(またはフレーム)分の積分値を保持し、4フィールドに一度の処理とすることで、システムコントローラ18は60Hzで動作すればよくなり、システムコントローラ18の処理負荷を低減することが可能となる。
また、例えば、信号としてRGB信号を扱う場合、これらを同時に処理するためには積分処理部102および積分値保持部103がそれぞれ3個必要であるが、同様の理由から毎フィールド処理をする必要はないため、RGB信号を時分割処理することにより、回路規模を小さくすることが可能となる。
さらに、以上においては、フィールド単位で処理する例について説明してきたが、必ずしもフィールド単位の処理である必要はなく、例えば、フレーム単位で処理するようにしても良い。
本発明の一側面によれば、照明の光量変動周期の1/2n(nは自然数)の周期で撮像するXYアドレス走査型撮像素子を用いた撮像装置および方法、並びにプログラムであって、画像を複数に分割した各領域内の画素の画素値を積分し、積分値を保持し、フリッカの位相差が180度となる2つの画像の同じ領域の積分値間の差分値の波形を演算し、演算した積分値間の差分値の波形に基づいて、フリッカの位相および振幅を抽出し、撮像装置のシャッタ速度からフリッカの波形を選択し、選択したフリッカ波形、並びに、抽出した位相および振幅に基づいた補正値で前記画素の画素値を補正するようにした。
結果として、XYアドレス走査型撮像素子を用い、照明の光量変動周期の半分の周期で撮像を行う(高速撮像)カメラにおいて、フリッカを低減させる事が可能となる。また、シャッタ速度が変化した場合でも適切なフリッカを低減させる事が可能となる。さらに、シャッタ速度が速い場合でも適切なフリッカー補正できる。システムコントローラ18の処理負荷を低減させる事が可能となる。積分処理部の回路規模を低減させることが可能となる。
上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、プログラム記録媒体からインストールされる。
図15は、図1のフリッカ低減部21の電気的な内部構成をソフトウェアにより実現する場合のパーソナルコンピュータの一実施の形態の構成を示している。パーソナルコンピュータのCPU301は、パーソナルコンピュータの全体の動作を制御する。また、CPU301は、バス304および入出力インタフェース305を介してユーザからキーボードやマウスなどからなる入力部306から指令が入力されると、それに対応してROM(Read Only Memory)302に格納されているプログラムを実行する。あるいはまた、CPU301は、ドライブ310に接続された磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリを含むリムーバルメディア321から読み出され、記憶部308にインストールされたプログラムを、RAM(Random Access Memory)303にロードして実行する。これにより、上述した図1の編集装置1の機能が、ソフトウェアにより実現されている。さらに、CPU301は、通信部309を制御して、外部と通信し、データの授受を実行する。
コンピュータにインストールされ、コンピュータによって実行可能な状態とされるプログラムを格納するプログラム記録媒体は、図15に示すように、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスクを含む)、もしくは半導体メモリなどよりなるパッケージメディアであるリムーバブルメディア321、または、プログラムが一時的もしくは永続的に格納されるROM302や、記憶部308を構成するハードディスクなどにより構成される。プログラム記録媒体へのプログラムの格納は、必要に応じてルータ、モデムなどのインタフェースである通信部309を介して、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の通信媒体を利用して行われる。
なお、本明細書において、プログラム記録媒体に格納されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
なお、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
本発明を適用した撮像装置の一実施の形態の構成を示す図である。 図1のデジタル信号処理部の一実施の形態の構成を示す図である。 図1のデジタル信号処理部のその他の形態の構成を示す図である。 図1のフリッカ低減部の一実施の形態の構成を示す図である。 図1の補正部の一実施の形態の構成を示す図である。 デジタル信号処理を説明するフローチャートである。 フリッカ低減処理を説明するフローチャートである。 積分処理の単位であるブロックを説明する図である。 積分値演算部の処理を説明する図である。 積分値演算部の処理を説明する図である。 位相と振幅を求める処理を説明する図である。 内分計算によるゼロクロス点の求め方を説明する図である。 シャッタ速度とフリッカを説明する図である。 補正処理を説明するフローチャートである。 媒体を説明する図である。
符号の説明
21 フリッカ処理部, 18 システムコントローラ, 101 バッファ, 102 積分処理部, 103 積分値保持部, 104 フリッカ補正値保持部, 111 積分値演算部, 112 位相振幅抽出部, 112a 内分計算部, 113 フリッカ補正値生成部, 114 関数選択部, 114a メモリ

Claims (7)

  1. 照明の光量変動周期の1/2n(nは自然数)の周期で撮像するXYアドレス走査型撮像素子を用いた撮像装置において、
    画像を複数に分割した各領域内の画素の画素値を積分する積分手段と、
    前記積分手段の積分値を保持する保持手段と、
    フリッカの位相差が180度となる2つの前記画像の同じ領域の積分値間の差分値の波形を演算する演算手段と、
    前記演算手段により演算された積分値間の差分値の波形に基づいて、前記フリッカの位相および振幅を抽出する抽出手段と、
    前記撮像装置のシャッタ速度から前記フリッカの波形を選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択されたフリッカ波形、並びに、前記抽出手段により抽出された位相および振幅に基づいた補正値で前記画素の画素値を補正する補正手段と
    を含む撮像装置。
  2. 前記選択手段は、
    前記シャッタ速度をパラメータとして、前記フリッカ波形を特定する関数を記憶する関数記憶手段をさらに含み、
    前記撮像装置のシャッタ速度に基づいて、前記関数記憶手段に記憶された関数から前記フリッカの波形を選択する
    請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記積分手段、前記保持手段、前記演算手段、前記抽出手段、または前記選択手段のうちの少なくともいずれかは、撮像周期に対して間欠的に処理を実行する
    請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記積分手段、前記保持手段、前記演算手段、前記抽出手段、または前記選択手段のうちの少なくともいずれかは、時分割によって色別に処理する
    請求項1に記載の撮像装置。
  5. 照明の光量変動周期の1/2n(nは自然数)の周期で撮像するXYアドレス走査型撮像素子を用いた撮像装置の撮像方法において、
    画像を複数に分割した各領域内の画素の画素値を積分する積分ステップと、
    前記積分ステップにより積分値を保持する保持ステップと、
    フリッカの位相差が180度となる2つの前記画像の同じ領域の積分値間の差分値の波形を演算する演算ステップと、
    前記演算ステップの処理で演算された積分値間の差分値の波形に基づいて、前記フリッカの位相および振幅を抽出する抽出ステップと、
    前記撮像装置のシャッタ速度から前記フリッカの波形を選択する選択ステップと、
    前記選択ステップの処理により選択されたフリッカ波形、並びに、前記抽出ステップの処理により抽出された位相および振幅に基づいた補正値で前記画素の画素値を補正する補正ステップと
    を含む撮像方法。
  6. 照明の光量変動周期の1/2n(nは自然数)の周期で撮像するXYアドレス走査型撮像素子を用いた撮像装置を制御するプログラムにおいて、
    画像を複数に分割した各領域内の画素の画素値を積分する積分ステップと、
    前記積分ステップにより積分値を保持する保持ステップと、
    フリッカの位相差が180度となる2つの前記画像の同じ領域の積分値間の差分値の波形を演算する演算ステップと、
    前記演算ステップの処理で演算された積分値間の差分値の波形に基づいて、前記フリッカの位相および振幅を抽出する抽出ステップと、
    前記撮像装置のシャッタ速度から前記フリッカの波形を選択する選択ステップと、
    前記選択ステップの処理により選択されたフリッカ波形、並びに、前記抽出ステップの処理により抽出された位相および振幅に基づいた補正値で前記画素の画素値を補正する補正ステップと
    を含むコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録された記録媒体。
  7. 照明の光量変動周期の1/2n(nは自然数)の周期で撮像するXYアドレス走査型撮像素子を用いた撮像装置を制御するコンピュータに、
    画像を複数に分割した各領域内の画素の画素値を積分する積分ステップと、
    前記積分ステップにより積分値を保持する保持ステップと、
    フリッカの位相差が180度となる2つの前記画像の同じ領域の積分値間の差分値の波形を演算する演算ステップと、
    前記演算ステップの処理で演算された積分値間の差分値の波形に基づいて、前記フリッカの位相および振幅を抽出する抽出ステップと、
    前記撮像装置のシャッタ速度から前記フリッカの波形を選択する選択ステップと、
    前記選択ステップの処理により選択されたフリッカ波形、並びに、前記抽出ステップの処理により抽出された位相および振幅に基づいた補正値で前記画素の画素値を補正する補正ステップと
    を含む処理を実行させるプログラム。
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