JP2002290988A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JP2002290988A
JP2002290988A JP2002004833A JP2002004833A JP2002290988A JP 2002290988 A JP2002290988 A JP 2002290988A JP 2002004833 A JP2002004833 A JP 2002004833A JP 2002004833 A JP2002004833 A JP 2002004833A JP 2002290988 A JP2002290988 A JP 2002290988A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】被写体を照明する光源を推定してホワイトバラ
ンス調整用ゲインを決定する。 【解決手段】交換レンズ90を通して被写体像を撮像す
る撮像装置73と、交換レンズ90に対して撮像装置7
3と共役な位置に配設され、被写体像を受光して色信号
を出力する色センサ86と、色センサ86から出力され
た色信号に基づいてホワイトバランス調整用ゲインを決
定するホワイトバランス検出回路35(図2)とを備え
る。ホワイトバランス検出回路35(図2)は、色信号か
ら(R−G)/Gおよび(B−G)/Gを算出して無彩色デ
ータを検出し、検出した無彩色データから推定した光源
に対応する相関色温度を用いてホワイトバランス調整用
ゲインを決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被写体を撮像して
電子的な画像データを記録する電子カメラなどの撮像装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】撮影レンズを通過した被写体像をCCD
などで撮像し、画像データを出力する撮像装置と、撮像
装置から出力される画像データに対する増幅利得を調整
してホワイトバランス調整やγ補正などの画像処理を施
す画像処理回路とを備える電子カメラが知られている。
画像処理回路では、撮像装置から出力される画像データ
に基づいて、あらかじめ定めたアルゴリズムによりホワ
イトバランス調整用のRゲインやBゲイン、あるいはγ
補正用の階調カーブなどのパラメータを算出して画像処
理が行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の電子カメラで
は、撮像された主要被写体および背景などの色彩情報の
平均値が白またはグレーなどの無彩色となるようにホワ
イトバランス調整係数を算出し、算出した調整係数を用
いて画像データに対するホワイトバランス調整が行われ
る。一般に、被写体を照明する光源が変わると、人の目
に被写体の色が変わって見える。たとえば、朝夕の太陽
光の下では赤みがかった色になり、蛍光灯の下では緑が
かった色になる。このような場合に従来のホワイトバラ
ンス調整を行うと、それぞれ赤色や緑色に対する補色で
補正され、いわゆるカラーフェリアが生じるおそれがあ
る。この結果、ホワイトバランス調整不良が生じやす
い。
【0004】本発明は、光源の種類を推定してホワイト
バランス調整を行い、カラーフェリアを防止するように
した電子カメラなどの撮像装置を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の撮像装置は、
被写体を撮像して第1の撮像信号を出力する第1の撮像
手段と、被写体を撮像して第2の撮像信号を出力する第
2の撮像手段と、第1の撮像手段から出力される第1の
撮像信号に基づき、被写体を照明する光源の種類を推定
する光源推定手段と、光源推定手段により推定された光
源の種類に基づき、第2の撮像手段から出力される第2
の撮像信号に対して画像処理を行う画像処理手段とを備
えるものである。請求項2の撮像装置は、被写体を撮像
して撮像信号を出力する撮像手段と、撮像手段から出力
される撮像信号に基づき、被写体を照明する光源の種類
を推定する光源推定手段と、光源推定手段により推定さ
れた光源の種類に基づき、撮像手段から出力される撮像
信号に対して画像処理を行う画像処理手段とを備えるも
のである。請求項3の撮像装置は、撮影レンズを通過す
る被写体像を撮像して撮像信号を出力する撮像手段と、
被写体の色度を検出する色度検出手段と、色度検出手段
により検出される色度を用いて被写体を照明する光源の
種類を推定する光源推定手段と、光源推定手段により推
定される光源に対応する色温度情報を用いてゲインを算
出するゲイン算出手段と、撮像手段から出力される撮像
信号に対してゲイン算出手段により算出されるゲインを
かけてゲイン調整を行うゲイン調整手段とを備えるもの
である。請求項4の発明は、請求項3に記載の撮像装置
において、色度検出手段は、撮像手段から出力される撮
像信号に基づいて被写体の色度を検出するとするもので
ある。請求項5の発明は、請求項3に記載の撮像装置に
おいて、色度検出手段は、撮像手段とは別に被写体を撮
像して色度検出用撮像信号を出力する色度検出用撮像手
段を有し、色度検出用撮像手段から出力される色度検出
用撮像信号に基づいて被写体の色度を検出するとするも
のである。請求項6の発明は、請求項3〜5のいずれか
1項に記載の撮像装置において、光源推定手段は、複数
の所定の光源に対応してあらかじめ与えられている複数
の色度情報の中から、色度検出手段により検出される色
度と略一致する色度情報に対応する光源を推定するとす
るものである。請求項7の発明は、請求項6に記載の撮
像装置において、複数の所定の光源は、所定の複数の色
温度における太陽光、および所定の複数種類の蛍光灯で
あり、色度情報は、それぞれの太陽光およびそれぞれの
蛍光灯による照明下で略無彩色を示すように離散的に与
えられるとするものである。請求項8の発明は、請求項
3〜7のいずれか1項に記載の撮像装置において、被写
界を分割した所定の領域ごとの輝度が第1の所定値より
高いか否かを判定する第1の輝度判定手段をさらに備
え、色度検出手段は、所定の領域ごとに被写体の色度を
検出し、光源推定手段は、第1の輝度判定手段により輝
度が高いと判定された領域ごとに当該領域で検出される
色度を用いて複数の光源の種類を推定し、各領域で推定
された光源の数に応じて1種類の光源を被写体の光源と
みなし、ゲイン算出手段は、光源推定手段で被写体の光
源とみなすとき用いられた色度の平均を算出し、算出し
た平均値に対応する色温度情報を用いてゲインを算出す
るとするものである。請求項9の発明は、請求項3〜8
のいずれか1項に記載の撮像装置において、被写体を分
割した所定の領域ごとの輝度が第2の所定値より高いか
否かを判定する第2の輝度判定手段をさらに備え、光源
推定手段は、第2の輝度判定手段により輝度が高いと判
定されているとき、各領域ごとに当該領域で検出される
色度を用いて複数の光源の種類を推定し、各領域で推定
された光源の数に応じて1種類の太陽光を被写体の光源
とみなし、ゲイン算出手段は、光源推定手段で被写体の
光源とみなすとき用いられた色度の平均を算出し、算出
した平均値に対応する色温度情報を用いてゲインを算出
するとするものである。請求項10の発明は、請求項9
に記載の撮像装置において、ゲイン算出手段は、光源推
定手段によりいずれの色温度の太陽光も被写体の光源と
みなされないとき、あらかじめ定められている所定の色
温度情報を用いてゲインを算出するとするものである。
請求項11の発明は、請求項3〜10のいずれか1項に
記載の撮像装置において、ゲイン算出手段は、被写体を
照明する光源および色温度情報を引数としてゲインを出
力するLUTを備えるとするものである。請求項12の
発明は、請求項6に記載の撮像装置において、光源推定
装置は、被写体の輝度に応じて、複数の色度情報の中か
ら使用する色度情報を選択するとするものである。請求
項13の発明は、請求項7に記載の撮像装置において、
色度検出手段は、被写体が緑色を呈するか否かをさらに
検出し、光源推定装置は、色度検出手段により被写体が
緑色を呈することが検出されたとき、蛍光灯を光源とし
て推定しないとするものである。請求項14の発明は、
請求項1〜13のいずれか1項に記載の撮像装置におい
て、該撮像装置は電子カメラであるとするものである。
請求項15の画像処理装置は、撮像手段により撮像され
た被写体に関する撮像信号を取得する撮像信号取得手段
と、取得された撮像信号に基づき、被写体を照明する光
源の種類を推定する光源推定手段と、光源推定手段によ
り推定された光源の種類に基づき、取得された撮像信号
に対して画像処理を行う画像処理手段とを備えるもので
ある。請求項16のコンピュータ読みとり可能な画像処
理プログラムは、撮像手段により撮像された被写体に関
する撮像信号を取得する撮像信号取得命令と、取得され
た撮像信号に基づき、被写体を照明する光源の種類を推
定する光源推定命令と、光源推定手段により推定された
光源の種類に基づき、取得された撮像信号に対して画像
処理を行う画像処理命令とをコンピュータに実行させる
ものである。
【0006】
【発明の実施の形態】−第1の実施の形態− 以下、図面を参照して本発明の第1の実施の形態を説明
する。図1は、本発明の一実施の形態による一眼レフ電
子スチルカメラを説明する図である。図1において、電
子スチルカメラは、カメラ本体70と、カメラ本体70
に着脱されるファインダ装置80と、レンズ91および
絞り92を内蔵してカメラ本体70に着脱される交換レ
ンズ90とを備える。交換レンズ90を通過してカメラ
本体70に入射した被写体光は、レリーズ前に点線で示
す位置にあるクイックリターンミラー71でファインダ
装置80に導かれてファインダマット81に結像すると
ともに、焦点検出装置36にも結像する。ファインダー
マット81に結像した被写体光はさらに、ペンタプリズ
ム82で接眼レンズ83に導かれる一方、プリズム84
と結像レンズ85とを通過して色センサ86にも導か
れ、色センサ86に被写体像を結像する。レリーズ後は
クイックリターンミラー71が実線で示す位置に回動
し、被写体光はシャッタ72を介して撮影用の撮像装置
73上に結像する。なお、色センサ86は、撮影レンズ
91に対して撮像装置73と共役な位置に配設されてい
る。
【0007】図2は、電子スチルカメラの回路ブロック
図である。CPU21には、レリーズボタンに連動する
半押しスイッチ22および全押しスイッチ23から、そ
れぞれ半押し信号および全押し信号が入力される。焦点
検出装置36は、CPU21からの指令により撮影レン
ズ91の焦点調節状態を検出する。レンズ駆動装置37
は、交換レンズ90に入射する被写体光が撮像装置73
の撮像素子26上で結像するようにレンズ91を合焦位
置へ駆動する。また、CPU21は、タイミングジェネ
レータ24およびドライバ25を駆動して撮像装置73
の撮像素子26を駆動制御する。アナログ処理回路27
とA/D変換回路28の動作タイミングは、タイミング
ジェネレータ24により制御される。
【0008】半押しスイッチ22のオン操作に続いて全
押しスイッチ23がオン操作されると、クイックリター
ンミラー71が上方に回動し、交換レンズ90からの被
写体光が撮像素子26の受光面上で結像される。撮像素
子26はCCDであり、被写体像の明るさに応じた信号
電荷を蓄積する。撮像素子26に蓄積された信号電荷は
ドライバ25によって掃き出され、AGC回路やCDS
回路などを含むアナログ信号処理回路27に入力され
る。入力されたアナログ画像信号は、アナログ信号処理
回路27でゲインコントロール、雑音除去等のアナログ
処理が施された後、A/D変換回路28によってデジタ
ル信号に変換される。デジタル変換された画像信号は、
たとえば、ASICとして構成される画像処理CPU2
9に導かれ、後述するホワイトバランス調整、輪郭補
償、ガンマ補正等の画像前処理が行われる。
【0009】画像前処理が行なわれた画像データに対し
てはさらに、JPEG圧縮のためのフォーマット処理
(画像後処理)が行なわれ、フォーマット処理後の画像
データが一時的にバッファメモリ30に格納される。
【0010】バッファメモリ30に格納された画像デー
タは、表示画像作成回路31により表示用の画像データ
に処理され、LCD等のビューファインダー32に撮影
結果として表示される。また、バッファメモリ30に記
憶された画像データは、圧縮回路33によりJPEG方
式で所定の比率にデータ圧縮を受け、フラッシュメモリ
などの記録媒体(CFカード)34に記録される。
【0011】ホワイトバランス調整は、画像処理CPU
29で行われる。A/D変換回路28から出力される
R,G,B各色の画像信号のうち、R色とB色の画像信
号に対してホワイトバランス調整用のRゲインとBゲイ
ンとがそれぞれかけ合わされる。これらホワイトバラン
ス調整用のRゲイン、Bゲインは、ホワイトバランス検
出回路35で決定されてメモリ35Dに記憶されてい
る。
【0012】ホワイトバランス検出回路35は、被写体
の色を検出する色センサ86と、色センサ86から出力
されるアナログ色信号をデジタル色信号に変換するA/
D変換回路35Bと、変換されたデジタル色信号に基づ
いてホワイトバランス調整係数を生成するCPU35C
と、参照用ルックアップテーブル(LUT)が記録された
メモリ35Dとを含む。CPU35Cは、色センサ86
で検出された色信号に基づいてホワイトバランス調整用
のRゲインとBゲインとを決定してメモリ35Dに記録
する。本実施の形態では、CPU35Cが色センサ86
から出力される色信号を用いて被写体を照明する光源を
推定し、推定した光源の種類に応じてホワイトバランス
調整用ゲインを決定する。そして、画像処理CPU29
がCPU35Cによって決定されたホワイトバランス調
整用ゲインを用いてホワイトバランス調整を行う。
【0013】色センサ86は、たとえば、図3に示すよ
うに横48列×縦10行に分割された480個の画素を
有する1枚の2次元撮像素子である。撮像素子86の表
面には、480画素に対応してR色、G色、およびB色
のいずれかのフィルタが配設されたカラーフィルタ86
1が設けられている。被写体光がカラーフィルタ861
を通して色センサ86で撮像されることにより、被写体
光はR色信号、G色信号およびB色信号に分解されて撮
像される。色センサ86から出力される色信号は、R、
G、B色の色信号をそれぞれ出力する3つの近接画素を
1画素分として、たとえば、横16列×縦10行の16
0画素分の色信号として出力される。すなわち、色セン
サ86はその撮像面を160の領域に分割して色信号を
出力する。
【0014】図4および図5は、本実施の形態によるホ
ワイトバランス調整用ゲインを決定する処理の流れを説
明するフローチャートである。図4および図5の処理
は、電子スチルカメラのレリーズ前に繰り返し行われ
る。図4のステップS11において、色センサ86に信
号電荷が蓄積され、蓄積された電荷信号が色センサ86
から掃き出される。掃き出された色信号はA/D変換回
路35Bでデジタル色信号に変換された後、CPU35
Cに入力される。ステップS12において、CPU35
Cは、色センサ86から入力されたそれぞれ160画素
分のR、GおよびB色の色信号(480個)について、画
素ごとにR色データとG色データの比、B色データとG
色データの比をそれぞれ算出してステップS13へ進
む。
【0015】ステップS13において、CPU35C
は、算出した160組の色度データ(R−G)/Gおよび
(B−G)/Gについて、無彩色を示すデータがあるか否
かを判定する。CPU35Cは無彩色データがある場合
にステップS13を肯定判定してステップS14へ進
み、無彩色データがない場合にステップS13を否定判
定してステップS16へ進む。図6は、色度座標上にお
ける無彩色分布を表す図である。図6において、縦軸が
(R−G)/G、横軸が(B−G)/Gである。
【0016】図6において領域1は、色温度3000K
の太陽光に照明される無彩色の被写体の色度を示す領域
である。領域2〜領域6は、それぞれ色温度4250
K,4520K,5120K,6130K,6620Kの太
陽光に照明される無彩色の被写体の色度を示す領域であ
る。また、領域7は、3波長タイプの演色性白色蛍光灯
(EX-W)に照明される無彩色の被写体の色度を示す領域で
ある。領域8、領域9は、それぞれ3波長タイプの演色
性昼白色蛍光灯(EX-N)、3波長タイプの演色性昼光色蛍
光灯(EX-D)に照明される無彩色の被写体の色度を示す領
域である。さらに、領域10〜領域12は、それぞれ通
常の白色蛍光灯(W)、昼白色蛍光灯(N)、および昼光色蛍
光灯(D)に照明される無彩色の被写体の色度を示す領域
である。
【0017】CPU35Cは、算出した色度データ(R
−G)/Gおよび(B−G)/Gが図6の領域1〜領域1
2のいずれかに含まれると無彩色データがあると判定
し、領域1〜領域12のいずれにも含まれない場合に無
彩色データがないと判定する。図4のステップS14に
おいて、CPU35Cは、領域1〜領域12ごとに、す
なわち、被写体を照明すると推定される光源ごとに、輝
度が第1の閾値を超えるとともに無彩色と判定される色
度データの数をカウントして図7,図8のようなヒスト
グラムを作成し、ステップS15に進む。ここで、輝度
の判定は、たとえば、G色の色信号が第1の閾値を超え
るか否かで行う。第1の閾値は、色センサ86により検
出される色信号が光源の推定に必要な値であるかを判定
するために設けらる。図7,図8のヒストグラムによっ
て、色センサ86の160画素分の出力による色度デー
タのうち、光源の推定に必要な輝度を有し、かつ無彩色
と判定される色度データが光源ごとに分類されて表され
る。
【0018】ステップS15において、CPU35C
は、無彩色か否かを判定した色度データの数をインクリ
メントしてステップS16へ進む。ステップS16にお
いて、CPU35Cは、色センサ86から出力される1
60組全ての色度データについて無彩色判定したか否か
を判定する。CPU35Cは、ステップS15による処
理でインクリメントした数が160に達していればステ
ップS16を肯定判定してステップS17へ進み、イン
クリメントした数が160未満であればステップS16
を否定判定してステップS13へ戻る。
【0019】ステップS17において、CPU35C
は、色センサ86により検出される輝度が第2の閾値を
超えるか否かを判定する。ここで、第2の閾値は輝度が
十分に高いことを判定するために設けられ、第2の閾値
は第1の閾値よりも大きな値が設定される。CPU35
Cは、G色の色信号が第2の閾値以下である場合にステ
ップS17を肯定判定して図5のステップS18に進
み、G色の色信号の値が第2の閾値を超える場合にステ
ップS17を否定判定してステップS27に進む。
【0020】図5のステップS18において、CPU3
5Cは、各種類の光源によって照明される無彩色の被写
体の色度を示す領域(図6の領域1〜領域12)のうちで
最も数多くの色度データが含まれる領域を選択し、すな
わち、光源の種類を選択してステップS19へ進む。こ
こで、CPU35Cは、含まれる色度データ数が最大と
なる領域に対応する光源を選ぶことにより、被写体を照
明する光源を推定する。ステップS19において、CP
U35Cは、最大値を有する領域が2領域以上あるか否
かを判定し、2領域以上ある場合はステップS19を肯
定判定してステップS20へ進み、2領域未満の場合は
ステップS19を否定判定してステップS22へ進む。
【0021】ステップS20において、CPU35C
は、選出された複数の領域に対応する光源が自然光(太
陽光)によるものと蛍光灯によるものを含んでいるか否
か、すなわち、少なくとも領域1〜領域6のいずれか
と、領域7〜領域12のいずれかとを含むか否かを判定
する。CPU35Cは、太陽光と蛍光灯とを含む場合に
ステップS20を肯定判定してステップS21へ進み、
太陽光あるいは蛍光灯のいずれか一方しか含まない場合
にステップS20を否定判定してステップS23へ進
む。
【0022】ステップS21において、CPU35C
は、蛍光灯による領域7〜領域12の中で色度データ数
が最大となる領域を選び、この領域内に含まれる全ての
データを用いてR/GおよびB/Gの平均値を算出す
る。なお、ステップS21による処理では、太陽光によ
る領域1〜領域6のデータを用いずに蛍光灯による領域
7〜領域12のデータが用いられる。また、蛍光灯によ
る領域7〜領域12の中で最大値を有する領域が2領域
以上ある場合は、白色蛍光灯、昼白色蛍光灯、昼
光色蛍光灯の優先順に領域が選ばれる。CPU35C
は、選んだ領域内の全てのデータを用いてR/Gおよび
B/Gの平均値を算出すると、ステップS26へ進む。
【0023】上述したステップS19を否定判定して進
むステップS22において、CPU35Cは、最も数多
くの色度データが含まれる領域内の全てのデータを用い
てR/GおよびB/Gの平均値を算出し、ステップS2
6へ進む。
【0024】上述したステップS20を否定判定して進
むステップS23において、CPU35Cは、最も数多
くの色度データが含まれる領域が太陽光によるものか蛍
光灯によるものかを判定する。CPU35Cは、2つ以
上の領域がいずれも蛍光灯であると推定する場合にステ
ップS23を肯定判定してステップS25へ進み、2つ
以上の領域がいずれも太陽光であると推定する場合にス
テップS23を否定判定してステップS24へ進む。
【0025】ステップS24において、CPU35C
は、たとえば、領域3と領域4の中に含まれる全てのデ
ータを用いてR/GおよびB/Gの平均値を算出し、ス
テップS26へ進む。ここで、領域3および領域4内の
データを選ぶのは、色温度が5000Kに近い太陽光の
領域のデータを用いてR/GおよびB/Gの平均値を算
出するためである。ステップS23を肯定判定して進む
ステップS25において、CPU35Cは、蛍光灯によ
る領域7〜領域12の中で色度データ数が最大となる領
域内に含まれる全てのデータを用いてR/GおよびB/
Gの平均値を算出する。このとき、蛍光灯による領域7
〜領域12の中で最大値を有する領域が2領域以上ある
ので、白色蛍光灯、昼白色蛍光灯、昼光色蛍光灯
の優先順に領域が選ばれる。CPU35Cは、選んだ領
域内の全てのデータを用いてR/GおよびB/Gの平均
値を算出すると、ステップS26へ進む。
【0026】ステップS26において、CPU35C
は、算出されたR/GおよびB/Gの平均値に基づいて
メモリ35Dから相関色温度を算出する。図9は相関色
温度曲線を表す図であり、横軸がR/G、縦軸がB/G
である。R信号およびB信号をG信号で除算することに
よって、被写体の色における赤色成分と青色成分との度
合いを被写体輝度によらず表すことができる。色温度が
高くなると青色成分が強くなり、色温度が低くなると赤
色成分が強くなる。図9による相関色温度曲線をあらか
じめルックアップテーブルとしてメモリ35Dに記憶し
ておけば、CPU35Cは、R/GおよびB/Gの平均
値の算出結果に応じてメモリ35Dから相関色温度を読
出すことができる。
【0027】CPU35Cは、求めた相関色温度を用い
てホワイトバランス調整用のRゲインとBゲインとを決
定する。図10は、相関色温度とRゲインおよびBゲイ
ンとの関係を表す図である。RゲインおよびBゲインの
値は、推定した光源により照明される被写体の色を、人
の目で見て感じる色により近づけるようにあらかじめ実
測により決定し、色温度の関数として表したものであ
る。これらRゲインおよびBゲインの値は、ルックアッ
プテーブルとしてあらかじめメモリ35Dに記憶されて
おり、相関色温度に応じてメモリ35Dから読出され
る。CPU35Cは、相関色温度からRデータに対する
ホワイトバランス調整用Rゲイン、およびBデータに対
するホワイトバランス調整用Bゲインを決定するととも
に、決定したRゲインおよびBゲインをメモリ35Dに
記憶して図4および図5の処理を終了する。
【0028】一方、上述したステップS17を否定判定
して進むステップS27において、CPU35Cは、太
陽光による領域1〜領域6の中で色度データ数が最大と
なる領域を選び、ステップS28へ進む。なお、ステッ
プS27による処理では、蛍光灯による領域7〜領域1
2のデータを用いずに太陽光による領域1〜領域6のデ
ータが用いられる。これは、たとえば、G色の色信号の
値が上述した第2の閾値を超える場合に、太陽光を推定
光源とみなすためである。ステップS28において、C
PU35Cは、最大値を有する領域が2領域以上あるか
否かを判定し、2領域以上ある場合はステップS28を
肯定判定してステップS29へ進み、2領域未満の場合
はステップS28を否定判定してステップS30へ進
む。
【0029】ステップS29において、CPU35C
は、たとえば、領域3と領域4の中に含まれる全ての色
度データを用いてR/GおよびB/Gの平均値を算出
し、図5のステップS26へ進む。ここで、領域3およ
び領域4内のデータを選ぶのは、色温度が5000Kの
太陽光の領域に近いデータを用いてR/GおよびB/G
の平均値を算出するためである。これは、光源が推定さ
れない場合にあらかじめ定められた色温度情報でゲイン
を算出することによって、たとえば、夜景撮影時などに
適切なゲイン調整を行うことを目的にする。ステップS
28を否定判定して進むステップS30において、CP
U35Cは、最も数多くの色度データが含まれる領域内
の全てのデータを用いてR/GおよびB/Gの平均値を
算出し、図5のステップS26へ進む。
【0030】以上説明したように決定されたホワイトバ
ランス調整係数は、以降に撮像素子26で撮像される画
像データに対して、画像処理CPU29で行われるホワ
イトバランス調整時に使用される。ホワイトバランス調
整は、光源の推定に用いられた色センサ86による色信
号の160画素分の検出領域に関係なく、撮像素子26
で撮像される全域のR信号およびB信号に対してホワイ
トバランス調整用のRゲインおよびBゲインがそれぞれ
かけ合わされることによって行われる。
【0031】図10に示す相関色温度とRゲインおよび
Bゲインとの関係は、自然光の下で撮影する場合と、蛍
光灯の下で撮影する場合とで必ずしも一致しない。この
場合には、ホワイトバランス調整用ゲインを調整する必
要が生じる。一般に、自然光の下で撮影したときより蛍
光灯の下で撮影したときの方が、撮影されたRGBデー
タの色温度が高い。この色温度差は図10のRゲインお
よびBゲインの値を所定量補正することで補正できる。
そこで、RゲインおよびBゲインの値を格納したルック
アップテーブルを自然光の下での撮影用(領域1〜領域
6に対応)と蛍光灯の下での撮影用(領域7〜領域12に
対応)に12組メモリ35Dに用意し、推定された光源
の種類に応じて、あらかじめ用意したルックアップテー
ブルをメモリ35Dから読出すようにする。
【0032】この実施の形態の特徴についてまとめる。 (1)複数の色温度の太陽光、および複数種類の蛍光灯
に応じて無彩色の色度を示す領域1〜領域12をあらか
じめ色度座標上に設け、色センサ86の160画素分の
色信号出力を用いて色度(R−G)/G、(B−G)/Gを
算出する。算出した160組の色度データが最も数多く
含まれる領域を上記12個の領域から選び、この領域に
対応する光源を推定する。被写界の中から160画素分
に分けて色度データを検出するので、被写体の色が無彩
色ばかりでなく有彩色で構成される場合でも、160画
素分のいずれかの領域には無彩色を示す色度のデータが
存在する可能性が高くなり、光源の種類を推定すること
ができる。 (2)領域1〜領域12は、色温度が3000K、42
50K、4520K、5120K、6130K、662
0Kの太陽光(自然光)、およびそれぞれ白色、昼白色、
昼光色の普通蛍光灯と3波長型の演色性蛍光灯の12種
類の光源に対応するようにしたので、一般の照明光の全
てを推定することができる。この結果、光源が変わって
も各光源による光の輝線スペクトルに応じて適切なホワ
イトバランス調整用ゲインを決定し、高品位のカラー画
像を得ることができる。 (3)G色の色信号の値が十分に輝度が高いとされる第
2の閾値を超える場合に、太陽光を推定光源とみなすよ
うにした(ステップS27)。G色の色信号の値が十分に
大きい場合は、色度データがたとえ蛍光灯の領域7〜領
域12のいずれかに最も多く含まれるとしても、太陽光
による光源を推定するようにした。一般に、蛍光灯によ
る照明光にはG色が多く含まれる。太陽光の下での風景
写真などのように被写界にG色が多く含まれる場合に、
誤って蛍光灯を光源とみなすと、ホワイトバランス調整
の際にG色の補色で強く色補正することによってカラー
フェリアが発生するおそれが生じる。そこで、G色の色
信号が第2の閾値を超える場合を太陽光とみなすことに
よって、上述のカラーフェリアを防止することができ
る。 (4)G色の色信号の値が光源の推定に必要とされる第
1の閾値以下の場合に、光源の推定に用いる色度データ
としてカウントせず、ヒストグラムの作成に用いないよ
うにした(ステップS14)ので、推定に用いる信号レ
ベルが低くてノイズの影響を受けることがない上に、被
写体を強く照明する光源を推定することが可能になる。 (5)色センサ86をファインダー装置80内に配設す
るようにしたので、全押しスイッチ23の操作によりミ
ラー71がミラーアップされる前に色センサ86でホワ
イトバランス検出用データを受光し、ホワイトバランス
調整用ゲインを決定してメモリ35Dに記憶しておくこ
とが可能になる。したがって、全押しスイッチ23の操
作により行われる撮影シーケンスにおいてホワイトバラ
ンス調整用ゲインを決定する必要がないから、撮影シー
ケンスでホワイトバランス調整用ゲインを決定する場合
に比べて撮影処理時間を短縮することができる。 (6)相関色温度とRゲインおよびBゲインとの関係を
ルックアップテーブルとしてあらかじめメモリ35Dに
記憶するようにしたので、演算処理に要する時間を短く
することができる。
【0033】−第2の実施の形態− 第2の実施の形態の電子スチルカメラの構成および回路
ブロック図は、第1の実施の形態の図1の電子スチルカ
メラの構成および図2の回路ブロック図と共通するので
その説明を省略する。また、色センサ86は、第1の実
施の形態と同様に、図3に示すように横48列×縦10
行に分割された480個の画素を有する1枚の2次元撮
像素子である。色センサ86は、第1の実施の形態と同
様に、撮像面を160の領域に分割して色信号を出力す
る。
【0034】図11は、第1の実施の形態の図6に対応
する図であり、第2の実施の形態における色度座標上に
おける無彩色分布を表す図である。第1の実施の形態の
図6に対して、緑領域13が追加されている。第2の実
施の形態では、CPU35Cが算出する160組の色度
データ(R−G)/Gおよび(B−G)/Gが、緑領域13
に属するか否かもカウントする。
【0035】第2の実施の形態では、もし、緑領域13
の個数が最大値を呈する場合、光源は太陽光であると判
断して制御する。すなわち、緑領域13の次にカウント
が多いのがたとえ蛍光灯の領域7〜12のいずれかであ
っても、光源は蛍光灯であると判断しない。そして、太
陽光の領域1〜6の中から最大のものを選択し、選択さ
れた色温度を光源として制御する。これにより、緑色の
被写体が太陽光で照射されている場合に、間違っていず
れかの蛍光灯により照射されていると判断されることが
なくなる。
【0036】図12は、第2の実施の形態のホワイトバ
ランス調整ゲイン決定処理を表すフローチャートであ
る。第1の実施の形態の図5に対応する部分である。第
1の実施の形態の図4に対応する部分は、図4を使用し
て説明する。
【0037】図4のステップS13において、CPU3
5Cは、算出した160組の色度データ(R−G)/Gお
よび(B−G)/Gについて、無彩色を示すデータがある
か否かあるいは緑領域13に含まれるデータあるか否か
を判定する。CPU35Cは無彩色データあるいは緑領
域13に含まれるデータがある場合にステップS13を
肯定判定してステップS14へ進み、無彩色データおよ
び緑領域13に含まれるデータがない場合にステップS
13を否定判定してステップS16へ進む。
【0038】図4のステップS14において、CPU3
5Cは、領域1〜領域13ごとに色度データの数をカウ
ントして図7,図8のようなヒストグラムを作成し、ス
テップS15に進む。第2の実施の形態では、図7、図
8のヒストグラムに緑領域13を追加して作成する。ス
テップS15において、CPU35Cは、該当領域の色
度データの数をインクリメントしてステップS16へ進
む。
【0039】図12のステップS40において、CPU
35Cは、緑領域13が最も数多くの色度データを含む
か否かを判断する。緑領域13が最も数多くの色度デー
タを含むと判断するとステップS41に進む。ステップ
S41において、CPU35Cは、最大値を有する領域
が2領域以上あるか否か、すなわち緑領域13以外にに
もあるか否かを判定し、2領域以上ある場合はステップ
S41を肯定判定してステップS43へ進み、2領域未
満の場合はステップS41を否定判定してステップS4
2へ進む。
【0040】ステップS42において、CPU35C
は、最も数多くの色度データが含まれる領域内の全ての
データを用いてR/GおよびB/Gの平均値を算出し、
ステップS26へ進む。一方、ステップS43におい
て、CPU35Cは、たとえば、領域3と領域4の中に
含まれる全てのデータを用いてR/GおよびB/Gの平
均値を算出し、ステップS26へ進む。ここで、領域3
および領域4内のデータを選ぶのは、色温度が5000
Kに近い太陽光の領域のデータを用いてR/GおよびB
/Gの平均値を算出するためである。
【0041】このようにして、第2の実施の形態では、
太陽光で照射されたときに緑を呈する場合もカウントし
ヒストグラムを作成する。もし、緑領域13の個数が最
大値を呈する場合、光源は太陽光であると判断して制御
する。これにより、緑色の被写体が太陽光で照射されて
いる場合に、間違っていずれかの蛍光灯により照射され
ていると判断されることがなくなる。
【0042】−第3の実施の形態− 第3の実施の形態の電子スチルカメラの構成および回路
ブロック図は、第1の実施の形態の図1の電子スチルカ
メラの構成および図2の回路ブロック図と共通するので
その説明を省略する。また、色センサ86は、第1の実
施の形態と同様に、図3に示すように横48列×縦10
行に分割された480個の画素を有する1枚の2次元撮
像素子である。色センサ86は、第1の実施の形態と同
様に、撮像面を160の領域に分割して色信号を出力す
る。
【0043】図13〜図15は、第1の実施の形態の図
6あるいは第2の実施の形態の図11に対応する図であ
り、第3の実施の形態における色度座標上における無彩
色分布を表す図である。第3の実施の形態では、無彩色
として判断するために使用する領域を輝度に応じて選択
するようにした。
【0044】図13は、輝度Bv≧7あるいはBv≦0
のときの、色度座標上における無彩色分布1を表す図で
ある。第2の実施の形態の図11に対して、領域1、領
域6〜領域13が設定されておらず、領域2〜領域5の
みが設定されている。輝度Bvが7以上の明るい場合
や、輝度Bvが0以下の暗い場合は、低い色温度や高い
色温度をあまり考慮する必要がないためである。すなわ
ち、夜景に類する場面や直接太陽光が当たっている場面
と考えられるからである。また、低輝度で蛍光灯下でも
フラッシュ等を使用すると考えられるため、蛍光灯照明
である可能性も低いと考えられる。
【0045】図14は、輝度0<Bv<4のときの、色
度座標上における無彩色分布2を表す図である。第2の
実施の形態の図11と同じであり、領域1〜領域13が
設定されている。輝度0<Bv<4では、太陽光、蛍光
灯、電球、夕暮れといったありとあらゆる照明に対応す
る必要があるため、最も多い領域を設定している。ま
た、この輝度範囲においてのみ、第2の実施の形態と同
様に、太陽光下の緑色と蛍光灯を誤らないように緑領域
13を設定している。
【0046】図15は、輝度4≦Bv<7のときの、色
度座標上における無彩色分布3を表す図である。第2の
実施の形態の図11に対して、領域7〜領域13が設定
されておらず、領域1〜領域6が設定されている。輝度
4≦Bv<7では、蛍光灯や電球の人工光の可能性は低
いと思われるが、低色温度、高色温度の照明はあり得る
ため、輝度Bv≧7あるいはBv≦0のときに比べて領
域数を増やしている。
【0047】図16は、第3の実施の形態によるホワイ
トバランス調整用ゲインを決定する処理の流れを説明す
るフローチャートである。第1の実施の形態および第2
の実施の形態の図4に対応するフローチャートの一部で
ある。図4のフローチャートと異なる点は、ステップS
12の後にステップS40が追加されたのみである。そ
の他のステップは共通するのでその説明は省略する。ま
た、第2の実施の形態の図12のフローチャートとも共
通するのでその説明は省略する。
【0048】ステップS40では、輝度Bvに応じて無
彩色として判断する領域の設定を変更する。輝度Bv≧
7あるいはBv≦0のときは、領域2〜領域5を使用す
る。輝度0<Bv<4のときは、領域1〜領域13を使
用する。輝度4≦Bv<7のときは、領域1〜領域6を
使用する。
【0049】このようにして、輝度に応じて無彩色とし
て判断する領域を限定することにより、カラーフェリア
による色温度の誤算出を防止することができる。なお、
輝度に応じて選択する領域は、上記の内容に限定する必
要はない。種々の条件や実験結果に応じて異なる場合も
生じる。
【0050】以上の説明では、一眼レフ電子スチルカメ
ラについて説明したが、一眼レフでない電子スチルカメ
ラにも本発明を適用することができる。この場合、ビー
ムスプリッタやハーフミラーなどを用いて撮像素子26
および色センサ86に被写体像を別々に結像させる。ま
た、動画を撮影するビデオカメラにも本発明を適用する
ことができる。
【0051】また、上述した説明では、撮像素子26お
よび色センサ86を別々に設けたが、撮像素子26が色
センサを兼用するようにしてもよい。この場合には、撮
像素子26で撮像されたデータを用いて上述したように
ホワイトバランス調整用ゲインを決定する。そして、レ
リーズ操作が行われたときに撮像された被写体画像デー
タに対して、上記のホワイトバランス調整用ゲインによ
りホワイトバランス調整を行う。
【0052】上述した色センサ86は、横48列×縦1
0行に分割された480個の画素を有する2次元撮像素
子とし、RGBカラーフィルタ861を設けて160画
素分の色信号を出力するようにしたが、画素構成はこの
とおりでなくてもよい。
【0053】また、上述した説明では、電子カメラにつ
いて説明したが、電子カメラに限定する必要はない。例
えば、CCDカメラつき携帯電話やCCDカメラつきパ
ーソナルコンピュータなどにも本発明を適用することが
できる。すなわち、撮像素子を有するあらゆる撮像装置
に本発明を適用することができる。
【0054】さらに、パーソナルコンピュータなどのコ
ンピュータが、撮像素子からの画像処理前の撮像信号
(画像データ)をそのまま取得し、コンピュータ内のプ
ログラムにより上述した処理を行うようにしてもよい。
この場合は、取得した撮像信号を(画像データ)適宜分
割して、上述した色センサ86が取得する撮像信号と同
程度の撮像信号を取得するようにする。このとき、分割
した領域内の画素を適当に選択したり、あるいは平均値
を求めるような処理をすればよい。撮像信号(画像デー
タ)は、撮像素子からインターフェースケーブルや無線
を介して取得したり、メモリカードやCDなどの記録媒
体を介して取得する。
【0055】パーソナルコンピュータなどにおいて処理
する場合、上述した処理に関するプログラムは、CD−
ROMなどの記録媒体やインターネットなどのデータ信
号を通じて提供することができる。図17はその様子を
示す図である。パーソナルコンピュータ100は、CD
−ROM104を介してプログラムの提供を受ける。ま
た、パーソナルコンピュータ100は通信回線101と
の接続機能を有する。コンピュータ102は上記プログ
ラムを提供するサーバーコンピュータであり、ハードデ
ィスク103などの記録媒体にプログラムを格納する。
通信回線101は、インターネット、パソコン通信など
の通信回線、あるいは専用通信回線などである。コンピ
ュータ102はハードディスク103を使用してプログ
ラムを読み出し、通信回線101を介してプログラムを
パーソナルコンピュータ100に送信する。すなわち、
プログラムをデータ信号として搬送波にembodyして、通
信回線101を介して送信する。このように、プログラ
ムは、記録媒体や搬送波などの種々の形態のコンピュー
タ読み込み可能なコンピュータプログラム製品として供
給できる。
【0056】特許請求の範囲における各構成要素と、発
明の実施の形態における各構成要素との対応について説
明すると、交換レンズ90が撮影レンズに、色信号が撮
像信号に、撮像装置73(色センサ86)が撮像手段に、
(R−G)/Gおよび(B−G)/Gが色度に、CPU35
Cが色度検出手段、光源推定手段、第1の輝度判定手
段、および第2の輝度判定手段に、CPU35Cおよび
メモリ35Dがゲイン算出手段に、色温度がそれぞれ3
000K、4250K、4520K、5120K、61
30K、6620Kの太陽光(自然光)、および白色、昼
白色、昼光色の普通蛍光灯と、白色、昼白色、昼光色の
3波長型の演色性蛍光灯とが光源の種類に、R/G−B
/G座標上に表した相関色温度曲線、および相関色温度
とホワイトバランス調整用ゲインとの関係が色温度情報
に、画像処理CPU29がゲイン調整手段に、色度座標
上における無彩色分布が色度情報に、色センサ86の1
60画素分の各々が所定の領域に、第1の閾値が第1の
所定値に、第2の閾値が第2の所定値に、それぞれ対応
する。
【0057】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、次のような効果を奏する。 (1)請求項1〜16に記載の発明によると、被写体を
撮像して出力される撮像信号に基づいて被写体を照明す
る光源を推定し、光源の種類に基づいて画像処理を行う
ので高品位の画像を得ることが可能になる。 (2)請求項3〜14に記載の発明による撮像装置で
は、被写体を撮像して出力される撮像信号を用いて被写
体の色度を検出し、この色度を用いて被写体を照明する
光源を推定し、推定光源に対応する色温度情報によって
算出したゲインで画像信号に対するゲイン調整を行うよ
うにした。したがって、被写体を照明する光源が変わっ
ても推定した光源に対応する色温度情報でゲイン調整を
行う結果、適切なホワイトバランス調整を行うことが可
能になり、高品位の画像を得ることが可能になる。 (3)請求項6〜13に記載の発明では、複数の所定の
光源に対応してあらかじめ複数の色度情報を与え、検出
した被写体の色度と略一致する色度情報に対応する光源
を推定するようにしたので、厳密に一致させるようにし
て光源を推定する場合に比べて、推定処理を簡単にでき
る。 (4)とくに、請求項7に記載の発明では、複数の色温
度における太陽光と複数種類の蛍光灯とに対応して色度
情報を与えるようにしたので、通常の撮影時に用いられ
る光源の全てを推定することができる。さらに、略無彩
色の色度情報を離散的に与えるようにしたので、被写体
の無彩色部分が光源の推定に用いられる結果、被写体の
色(有彩色部分)が光源の推定に影響を及ぼすことがな
い。 (5)とくに、請求項8に記載の発明では、被写界を分
割した所定の領域ごとに色度を検出し、上記領域ごとに
推定された光源の数に応じて(たとえば、1番数多く推
定されたもの)1種類の光源を被写体の光源とみなした
上で、たとえば、数多く推定された光源の推定時に用い
られた色度の平均値に対応する色温度情報でゲインを算
出するようにした。したがって、被写体の色が無彩色ば
かりでなく有彩色で構成される場合でも、いずれかの領
域で無彩色を示す色度が検出されるので、光源の種類を
推定することができる。また、第1の所定値より高い輝
度を有する領域で検出される色度を用いるようにしたの
で、被写体を照明する光源を正しく推定することができ
る。 (6)とくに、請求項9に記載の発明では、第2の所定
値より高い輝度が検出されるとき、上記領域ごとに推定
された光源の数に応じて、蛍光灯ではなく1種類の太陽
光を被写体の光源とみなした上で、数多く推定された太
陽光の推定時に用いられた色度の平均値に対応する色温
度情報でゲインを算出するようにした。したがって、た
とえば、明るい太陽光の下での風景撮影のように被写体
にG色が多く含まれている場合に、G色成分が多い蛍光
灯ではなく太陽光とみなすことによって、カラーフェリ
アを防止することができる。 (7)とくに、請求項10に記載の発明では、光源が推
定されない場合にあらかじめ定められた所定の色温度情
報でゲインを算出するようにしたので、たとえば、夜景
撮影時などに適切なホワイトバランス調整を行うことが
可能になる。 (8)とくに、請求項11に記載の発明では、光源およ
び色温度情報を引数としてゲインを出力するルックアッ
プテーブルを備えるようにしたので、演算処理に比べて
ゲイン決定処理時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一眼レフ電子スチルカメラの第1の実施の形態
の構成を示す図である。
【図2】一眼レフ電子スチルカメラの信号処理系統の第
1の実施の形態を示すブロック図である。
【図3】第1の実施の形態の色センサのフィルタ配列を
示す図である。
【図4】第1の実施の形態のホワイトバランス調整ゲイ
ン決定処理を表すフローチャートである。
【図5】第1の実施の形態のホワイトバランス調整ゲイ
ン決定処理を表すフローチャートである。
【図6】第1の実施の形態の色度座標上における無彩色
分布を表す図である。
【図7】第1の実施の形態の領域ごとのヒストグラムを
示す図である。
【図8】第1の実施の形態の領域ごとのヒストグラムを
示す図である。
【図9】第1の実施の形態のR/G−B/G座標上に表
した相関色温度曲線の図である。
【図10】第1の実施の形態の相関色温度とホワイトバ
ランス調整用ゲインの関係を表す図である。
【図11】第2の実施の形態における色度座標上におけ
る無彩色分布を表す図である。
【図12】第2の実施の形態のホワイトバランス調整ゲ
イン決定処理を表すフローチャートである。
【図13】第3の実施の形態における色度座標上におけ
る無彩色分布1を表す図である。
【図14】第3の実施の形態における色度座標上におけ
る無彩色分布2を表す図である。
【図15】第3の実施の形態における色度座標上におけ
る無彩色分布3を表す図である。
【図16】第3の実施の形態によるホワイトバランス調
整用ゲインを決定する処理の流れを説明するフローチャ
ートである。
【図17】プログラムをCD−ROMなどの記録媒体や
インターネットなどのデータ信号を通じて提供する様子
を示す図である。
【符号の説明】
21,35C…CPU、 22…半押し
スイッチ、23…全押しスイッチ、 2
6…撮像素子、28,35B…A/D変換回路、
29…画像処理CPU、32…ビューファインダ
ー、 33…JPEG圧縮回路、35…ホワ
イトバランス検出回路、 35D…メモリ、73…
撮像装置、 86…色センサ、9
0…交換レンズ、 861…カラー
フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H002 DB17 5C065 AA03 BB02 CC08 DD02 EE01 EE02 EE06 GG15 GG17 GG18 GG31 5C066 AA01 AA15 BA13 CA17 EA14 ED11 EE04 FA02 GA01 HA03 KA01 KD02 KE05 KE19

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被写体を撮像して第1の撮像信号を出力す
    る第1の撮像手段と、 被写体を撮像して第2の撮像信号を出力する第2の撮像
    手段と、 前記第1の撮像手段から出力される前記第1の撮像信号
    に基づき、前記被写体を照明する光源の種類を推定する
    光源推定手段と、_ 前記光源推定手段により推定され
    た光源の種類に基づき、前記第2の撮像手段から出力さ
    れる前記第2の撮像信号に対して画像処理を行う画像処
    理手段とを備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】被写体を撮像して撮像信号を出力する撮像
    手段と、 前記撮像手段から出力される前記撮像信号に基づき、前
    記被写体を照明する光源の種類を推定する光源推定手段
    と、_ 前記光源推定手段により推定された光源の種類
    に基づき、前記撮像手段から出力される前記撮像信号に
    対して画像処理を行う画像処理手段とを備えることを特
    徴とする撮像装置。
  3. 【請求項3】撮影レンズを通過する被写体像を撮像して
    撮像信号を出力する撮像手段と、_前記被写体の色度を
    検出する色度検出手段と、_ 前記色度検出手段により
    検出される色度を用いて前記被写体を照明する光源の種
    類を推定する光源推定手段と、_ 前記光源推定手段に
    より推定される光源に対応する色温度情報を用いてゲイ
    ンを算出するゲイン算出手段と、_ 前記撮像手段から
    出力される前記撮像信号に対して前記ゲイン算出手段に
    より算出されるゲインをかけてゲイン調整を行うゲイン
    調整手段とを備えることを特徴とする撮像装置。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の撮像装置において、_
    前記色度検出手段は、前記撮像手段から出力される前記
    撮像信号に基づいて前記被写体の色度を検出することを
    特徴とする撮像装置。
  5. 【請求項5】請求項3に記載の撮像装置において、_
    前記色度検出手段は、前記撮像手段とは別に前記被写体
    を撮像して色度検出用撮像信号を出力する色度検出用撮
    像手段を有し、前記色度検出用撮像手段から出力される
    前記色度検出用撮像信号に基づいて前記被写体の色度を
    検出することを特徴とする撮像装置。
  6. 【請求項6】請求項3〜5のいずれか1項に記載の撮像
    装置において、_ 前記光源推定手段は、複数の所定の
    光源に対応してあらかじめ与えられている複数の色度情
    報の中から、前記色度検出手段により検出される色度と
    略一致する色度情報に対応する光源を推定することを特
    徴とする撮像装置。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の撮像装置において、_
    前記複数の所定の光源は、所定の複数の色温度における
    太陽光、および所定の複数種類の蛍光灯であり、_ 前
    記色度情報は、前記それぞれの太陽光および前記それぞ
    れの蛍光灯による照明下で略無彩色を示すように離散的
    に与えられることを特徴とする撮像装置。
  8. 【請求項8】請求項3〜7のいずれか1項に記載の撮像
    装置において、_ 被写界を分割した所定の領域ごとの
    輝度が第1の所定値より高いか否かを判定する第1の輝
    度判定手段をさらに備え、_ 前記色度検出手段は、前
    記所定の領域ごとに前記被写体の色度を検出し、_ 前
    記光源推定手段は、前記第1の輝度判定手段により輝度
    が高いと判定された領域ごとに当該領域で検出される色
    度を用いて前記複数の光源の種類を推定し、各領域で推
    定された光源の数に応じて1種類の光源を前記被写体の
    光源とみなし、_ 前記ゲイン算出手段は、前記光源推
    定手段で前記被写体の光源とみなすとき用いられた色度
    の平均を算出し、算出した平均値に対応する色温度情報
    を用いてゲインを算出することを特徴とする撮像装置。
  9. 【請求項9】請求項3〜8のいずれか1項に記載の撮像
    装置において、_ 被写体を分割した所定の領域ごとの
    輝度が第2の所定値より高いか否かを判定する第2の輝
    度判定手段をさらに備え、_ 前記光源推定手段は、前
    記第2の輝度判定手段により輝度が高いと判定されてい
    るとき、各領域ごとに当該領域で検出される色度を用い
    て前記複数の光源の種類を推定し、各領域で推定された
    光源の数に応じて1種類の太陽光を前記被写体の光源と
    みなし、_ 前記ゲイン算出手段は、前記光源推定手段
    で前記被写体の光源とみなすとき用いられた色度の平均
    を算出し、算出した平均値に対応する色温度情報を用い
    てゲインを算出することを特徴とする撮像装置。
  10. 【請求項10】請求項9に記載の撮像装置において、_
    前記ゲイン算出手段は、前記光源推定手段によりいず
    れの色温度の太陽光も前記被写体の光源とみなされない
    とき、あらかじめ定められている所定の色温度情報を用
    いてゲインを算出することを特徴とする撮像装置。
  11. 【請求項11】請求項3〜10のいずれか1項に記載の
    撮像装置において、_ 前記ゲイン算出手段は、前記被
    写体を照明する光源および前記色温度情報を引数として
    前記ゲインを出力するLUTを備えることを特徴とする
    撮像装置。
  12. 【請求項12】請求項6に記載の撮像装置において、 前記光源推定手段は、被写体の輝度に応じて、前記複数
    の色度情報の中から使用する色度情報を選択することを
    特徴とする撮像装置。
  13. 【請求項13】請求項7に記載の撮像装置において、_
    前記色度検出手段は、被写体が緑色を呈するか否かを
    さらに検出し、 前記光源推定手段は、前記色度検出手段により被写体が
    緑色を呈することが検出されたとき、蛍光灯を光源とし
    て推定しないことを特徴とする撮像装置。
  14. 【請求項14】請求項1〜13のいずれか1項に記載の
    撮像装置において、_ 該撮像装置は電子カメラである
    ことを特徴とする撮像装置。
  15. 【請求項15】撮像手段により撮像された被写体に関す
    る撮像信号を取得する撮像信号取得手段と、 前記取得された撮像信号に基づき、前記被写体を照明す
    る光源の種類を推定する光源推定手段と、 前記光源推定手段により推定された光源の種類に基づ
    き、前記取得された撮像信号に対して画像処理を行う画
    像処理手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  16. 【請求項16】撮像手段により撮像された被写体に関す
    る撮像信号を取得する撮像信号取得命令と、 前記取得された撮像信号に基づき、前記被写体を照明す
    る光源の種類を推定する光源推定命令と、 前記光源推定手段により推定された光源の種類に基づ
    き、前記取得された撮像信号に対して画像処理を行う画
    像処理命令とをコンピュータに実行させるためのコンピ
    ュータ読みとり可能な画像処理プログラム。
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