JP4207926B2 - フリッカ補正方法、フリッカ補正装置及び撮像装置 - Google Patents

フリッカ補正方法、フリッカ補正装置及び撮像装置 Download PDF

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Description

本発明は、画像信号にフリッカ補正信号を加算することによりフリッカ補正を行うフリッカ補正方法、フリッカ補正装置及び撮像装置に関する。
従来、イメージセンサは面単位、もしくはライン単位で電荷の蓄積タイミングが異なる。一般的に、面単位で電荷の蓄積タイミングを合わせる方式をグローバルシャッタ方式と呼び、ライン単位で電荷の蓄積タイミングを合わせる方式をローリングシャッタ方式と呼ぶ。これまでイメージセンサではグローバルシャッタ方式を採用したCCDが主流であったが、近年、CCDセンサより消費電力が小さく、部品点数も少なく安価に生産できるCMOSセンサが注目されている。このCMOSセンサは構造的な問題によりローリングシャッタ方式を採用している場合が多い。どちらの方式でも、点滅を繰り返す光源の下で撮影した場合は、センサでの電荷蓄積タイミングの違いにより、面全体に明暗の違い(面フリッカ)やライン毎による明暗の違い(面内フリッカ)が現れる。
図8にグローバルシャッタ方式を採用したセンサでの電荷蓄積量の違いを示し、図9にはグローバルシャッタ方式によって現れる面フリッカの画像の例を示す。図10にはローリングシャッタ方式による電荷蓄積量の違いを示し、図11には面内フリッカの画像の例を示す。また、周期的に点滅する光源下で撮影された映像に含まれるフリッカ成分は正弦波によって近似でき、正弦波の性質を利用してフリッカを除去し補正画像を作る方法が主流となっている。
フリッカを補正するために、入力画像よりフリッカ成分を検出し、検出されたフリッカ成分をもとにゲインを調整する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−222228号公報
従来より、蛍光灯などの周期的に点滅を繰り返す光源の下でデジタルカメラなどによって撮影をした場合、取得される画像には周期的な縞の明暗が現れ、結果的には映像には縞の明暗が流れて見える現象が起きる。もしくはフレーム間で画像全体に周期的な明暗の違いが現れる。これはフリッカと呼ばれ、点滅する光源の下で電荷の蓄積タイミングをずらして撮像するイメージセンサを備えたデジタルカメラで撮影した場合には避けることのできない問題となっている。
フリッカ補正をする場合、フリッカ成分が正弦波で近似できるという特徴を用いて入力信号からフリッカ成分を検出する。同様に正弦波の特徴と検出されたフリッカ成分から補正値を算出し、入力信号に補正値を加算もしくは乗算することで補正をする。フリッカ成分を正弦派で近似する場合、特徴量は「周期」、「位相」、「振幅」の3つがある。
周期に関しては電源周波数とフレームレートから検出することができる。
ここで、本件出願人は、特定期間分が連なって構成されてフリッカ成分を含んだ映像信号における上記特定期間分の夫々について、各特定期間分についての補正誤差信号に応答したもとで、上記各特定期間分に含まれるフリッカ成分に対応するフリッカ補正信号を得、該フリッカ補正信号と上記各特定期間分との演算処理を行うことにより、フリッカ成分についての補正が行われた1特定期間分の補正映像信号を形成し、上記補正誤差信号を、上記各特定期間分に先立つ1特定期間分について得られた1特定期間分の補正映像信号と上記各特定期間分とからフリッカ成分についての補正誤差を検出し、検出された補正誤差に応じたものとして得るとともに、上記フリッカ補正信号を、上記補正誤差信号に応じて上記補正誤差を低減させるものとして得るフリッカ補正方法を特願2004−330299として、先に提案している。
しかし、この方法では、振幅の検出はせずに固定した値で動作させていたので、光源が変化しない場合では振幅を固定していても問題はないのだが、光源が変化した場合には適宜、振幅を変更させなくてはならなくなり汎用性に欠けるところがある。
そこで、本発明の目的は、上述の如き従来の問題点に鑑み、光源の強度が変わった場合でも柔軟にフリッカ補正を行うことができるフリッカ補正方法、フリッカ補正装置及び撮像装置を提供することにある。
本発明の更に他の目的、本発明によって得られる具体的な利点は、以下に説明される実施の形態の説明から一層明らかにされる。
本発明では入力画像信号よりフリッカ成分を検出し、検出されたフリッカ成分をもとに入力画像信号に補正値を加算することでフリッカ補正を行う。
すなわち、本発明に係るフリッカ補正方法は、フリッカ補正された現フレームの画像から次フレームの画像のフリッカを予測してレベルの異なるフリッカを加算した2種類のフリッカ画像を生成し、生成した2種類のフリッカ画像と入力された次フレームの画像とを比較することによりフリッカ成分を検出し、検出したフリッカ成分に基づいてフリッカ補正値を生成し、生成したフリッカ補正値を1フレーム毎に入力画像に加算することでフリッカ補正を行うことを特徴とする。
また、本発明に係るフリッカ補正装置は、入力画像信号にフリッカ補正信号を加算することによりフリッカ補正を行うフリッカ補正手段と、上記フリッカ補正手段によりフリッカ補正された画像信号とフリッカ補正前の画像信号から、次フレームの画像信号のフリッカを予測してレベルの異なるフリッカを加算した2種類のフリッカ画像信号を生成し、生成した2種類のフリッカ画像信号と入力された次フレームの画像信号とを比較することによりフリッカ成分を検出し、検出したフリッカ成分に基づいてフリッカ補正信号を生成するフリッカ補正信号生成手段とを備え、上記フリッカ補正信号生成手段により1フレーム毎に生成されるフリッカ補正信号を上記フリッカ補正手段により入力画像信号に加算することによりフリッカ補正を行うことを特徴とする。
さらに、本発明は、撮像手段により得られた画像信号にフリッカ補正信号を加算することによりフリッカ補正を行うフリッカ補正装置を備える撮像装置であって、上記フリッカ補正装置は、上記撮像手段から入力される画像信号にフリッカ補正信号を加算することによりフリッカ補正を行うフリッカ補正手段と、上記フリッカ補正手段によりフリッカ補正された画像信号とフリッカ補正前の画像信号から、次フレームの画像信号のフリッカを予測してレベルの異なるフリッカを加算した2種類のフリッカ画像信号を生成し、生成した2種類のフリッカ画像信号と入力された次フレームの画像信号とを比較することによりフリッカ成分を検出し、検出したフリッカ成分に基づいてフリッカ補正信号を生成するフリッカ補正信号生成手段とを備え、上記フリッカ補正信号生成手段により1フレーム毎に生成されるフリッカ補正信号を上記フリッカ補正手段により入力画像信号に加算することによりフリッカ補正を行うことを特徴とする。
本発明では、予測したフリッカ画像と撮像素子より得られる画像とを比較することで逐次フリッカの振幅を予測していくことができる。また、光源の強度に変化が起きた場合でも柔軟にフリッカの振幅を自動で調整をすることができ、随時フリッカの補正をすることができる。また、フリッカのある場所からフリッカのない場所へと移動しながら撮影した場合でも、自動でフリッカの振幅を変化させ、フリッカ補正を止めることができる。さらに、逆にフリッカのない場所からフリッカのある場所へと移動しながら撮影した場合でも、自動でフリッカの振幅を変化させ、フリッカの補正をすることができる。
したがって、本発明によれば、光源の強度が変わった場合でも柔軟にフリッカ補正を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、本発明は以下の例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、任意に変更可能であることは言うまでもない。
本発明は、例えば図1に示すような構成の撮像装置100に適用される。
この撮像装置100は、赤色画像撮像用の撮像素子10R、緑色画像撮像用の撮像素子10G、青色画像撮像用の撮像素子10B、各撮像素子10R,10G,10Bにより得られた各色画像の撮像信号SI_R,SI_G,SI_Bをデジタル化するA/D変換器20R,20G,20B、各A/D変換器20R,20G,20Bによりデジタル化された撮像信号DV_R,DV_G,DV_Bが供給されるフリッカ補正回路30R,30G,30B、補正位相誤差検出器40R,40G,40B及び補正振幅誤差検出器50R,50G,50B、各補正振幅誤差検出器50R,50G,50Bにより検出された補正振幅誤差信号C_R,C_G,C_Bが供給されるフリッカ振幅調整器60R,60G,60B、各フリッカ補正回路30R,30G,30Bによりフリッカ補正された撮像信号CV_R,CV_G,CV_Bが供給されるカメラ用信号処理回路70などからなる。
各補正位相誤差検出器40R,40G,40Bは、各フリッカ補正回路30R,30G,30Bによりフリッカ補正された撮像信号CV_R,CV_G,CV_B及びフリッカ振幅調整器60R,60G,60Bにより調整されたフリッカ振幅信号A_R,A_G,A_Bが供給されており、上記デジタル化された撮像信号DV_R,DV_G,DV_Bとフリッカ補正された撮像信号CV_R,CV_G,CV_B、フリッカ振幅信号A_R,A_G,A_Bから各撮像信号CV_R,CV_G,CV_Bの補正位相誤差を検出して補正位相誤差信号E_R,E_G,E_Bを生成し、生成した補正位相誤差信号E_R,E_G,E_Bを各フリッカ補正回路30R,30G,30B及び各補正振幅誤差検出器50R,50G,50Bに供給する。
また、各補正振幅誤差検出器50R,50G,50Bは、各フリッカ補正回路30R,30G,30Bによりフリッカ補正された撮像信号CV_R,CV_G,CV_B及びフリッカ振幅調整器60R,60G,60Bにより調整されたフリッカ振幅信号A_R,A_G,A_Bが供給されており、上記デジタル化された撮像信号DV_R,DV_G,DV_Bとフリッカ補正された撮像信号CV_R,CV_G,CV_B、フリッカ振幅信号A_R,A_G,A_B、補正位相誤差信号E_R,E_G,E_Bから各撮像信号CV_R,CV_G,CV_Bの補正振幅誤差を検出して補正振幅誤差信号C_R,C_G,C_Bを生成し、生成した補正振幅誤差信号E_R,E_G,E_Bをフリッカ振幅調整器60R,60G,60Bに供給する。
フリッカ振幅調整器60R,60G,60Bは、補正振幅誤差信号E_R,E_G,E_Bからフリッカ振幅信号A_R,A_G,A_Bを生成し、生成したフリッカ振幅信号A_R,A_G,A_Bをフリッカ補正回路30R,30G,30B、補正位相誤差検出器40R,40G,40B及び補正振幅誤差検出器50R,50G,50Bに供給する。
この撮像装置100において、各フリッカ補正回路30R,30G,30Bには、図2に示すような構成のフリッカ補正回路30*が用いられている。ここで、*はR,G,Bを代表して標記したものである。
フリッカ補正回路30*は、補正誤差検出器40*から補正誤差信号E_*が供給されるアドレス算出器31*、このアドレス算出器31*により算出されたアドレスADが供給される補正値算出器32*、この補正値算出器32*により算出されたフリッカ補正データFDと上記フリッカ振幅調整器60*により生成されたフリッカ振幅信号A_*が供給される乗算器33*、この乗算器33*によりフリッカ振幅信号A_*が乗算されたフリッカ補正データFDAが供給されるレベル調整器34*、上記A/D変換器20*によりデジタル化された撮像信号DV_*が供給されるローパスフィルタ(LPF)35*及び演算器36*を備え、上記A/D変換器20*によりデジタル化された撮像信号DV_*が上記ローパスフィルタ(LPF)35*を介して上記レベル調整器34*に供給され、このレベル調整器34*により生成されるフリッカ補正値CFDが上記演算器36*に供給されるようになっている。
このような構成のフリッカ補正回路30*において、アドレス算出器31*では、補正誤差検出器40*から入力される補正誤差信号E_*をもとに、補正値算出器32*に備えられたROM(後述するフリッカメモリ321,322)のアドレスADを計算する。
このアドレス算出器31*では、注目するフレームの先頭ラインのアドレスを電源周波数とフレームレートから計算し、そのアドレスに1ライン進むごとのアドレス増加量を加算することで現在のラインでのアドレスを算出する。具体的には電源周波数が50Hz、フレームレートが30Hz、撮像素子10*の垂直方向のクロック数が1125clkである場合(以後、具体例では電源周波数、フレームレート、撮像素子10*のクロック数は同じ)に、フリッカの1回の明暗の周期Tは、次の式1に示すように、
T=30Hzx1125clk/(50Hzx2)
=337.5[clk]) ・・・式1
337.5ラインとなる。また、システム内部のROMには1周期を512分割したフリッカデータが保持されており、1ライン進むごとにROMのアドレスは、次の式2に示すように、
512/337.5=1.51703 ・・・式2
約1.51703だけ増えることになる。つまり、先頭ラインでの補正波アドレスが0のとき、100ライン進むとそのラインでのアドレスは、次の式3に示すように、
0+1.51703x100≒152 ・・・式3
152となる。
ここで、補正値算出器32*は、図3に示すように、フリッカメモリ321,322、上記フリッカメモリ321,322から読み出される2種類のフリッカデータFD1,FD2に係数α,α−1を乗算する乗算器323,324、上記乗算器323,324により係数α,α−1を乗算されたフリッカデータFD1_A,FD2_Aが供給される加算器325を備え、上記アドレス算出器31*により算出されたアドレスADによって上記フリッカメモリ321,322から2種類のフリッカデータFD1,FD2が読み出されるようになっている。
この補正値算出器32*では、上記アドレス算出器31*で計算されたアドレスADをもとに上記フリッカメモリ321,322から2種類のフリッカデータFD1,FD2を読み出し、フレームレートとシャッタスピードに応じて乗算器323,324で係数α,α−1を乗算して加算器325で加算合成することによって、1つのフリッカ補正データFDを算出して出力する。
なお、補正値算出器32*にて保持するフリッカデータFD1,FD2は周期性を利用するため、波形の一部を保持することになる。また、ROMでなくても適宜フリッカデータを計算することも可能である。この場合では2つのフリッカデータFD1,FD2から1つのフリッカ補正データFDを合成しているが、3つ以上のフリッカデータを用いることで様々なフリッカ補正データFDを合成することも可能である。このフリッカ補正データFDはライン単位で決まる値で1ラインにつき1回更新される。
ここで、フリッカのレベルは各画素の輝度値に応じて変化するので入力される撮像信号DV_*を用いて画素毎にレベル調整を行うが、撮像信号DV_*にはノイズ成分も含まれており、このレベル調整にノイズの影響が出てしまう。
そこで、この撮像装置100におけるフリッカ補正回路30*では、ローパスフィルタ(LPF)35*を通すことで撮像信号DV_*からノイズを除去し、ノイズを除去した撮像信号DV_*’をレベル調整器34*に供給する。レベル調整器343*では、ノイズのない撮像信号DV_*’と補正値算出器32*で算出したフリッカ補正データFDから、ノイズの影響を受けていない各画素の補正値CFDを算出することができる。
なお、この実施の形態では画素値に応じて補正値も単調増加するものとなっている。これは、画素値に応じてフリッカのレベルも線形に増加する傾向が観測されたためである。また、画素値が非常に小さい場合と非常に高い場合ではフリッカが測定されないのでその特徴も備えた計算を実行しているがこの特性に限定するものではない。
そして、このフリッカ補正器回路30*では、演算器35*において撮像信号DV_*に各画素の補正値CFDを加算することで補正済みの撮像信号CV_*を得る。
この撮像装置100における補正誤差の検出のアルゴリズムについて、図4を参照して説明する。
あるフレーム画像(ここではnフレーム目の画像)のフリッカが正しいレベルで補正できたとする。フレーム間でフリッカは連続しているので次フレームのフリッカを予測することができ、予測した次フレームのフリッカのレベルをnフレーム目と同じレベルで、補正画像にn+1フレーム目のフリッカを付加する。このようにしてできたフリッカ画像を画像Aとする。同時にレベルをnフレーム目より強くして、補正画像にn+1フレーム目のフリッカを付加する。このようにしてできたフリッカ画像を画像Bとする。画像Aはnフレーム目の被写体でn+1フレーム目のフリッカ成分が付加された画像で、画像Bはnフレーム目の被写体で画像Aよりもフリッカレベルを強めたn+1フレーム目のフリッカ成分が付加された画像である。実際にn+1フレーム目の画像が入力されたら、画像Aと画像Bのそれぞれと差分を取ると、画像Aでは次フレームのフリッカが忠実に再現されているために、差分として被写体の動き成分のみが出てくる。しかし、画像Bでは次フレームのフリッカよりもレベルが強くなっているため、差分として被写体の動きとフリッカ成分の2つの成分が含まれる.つまり、予測するフリッカ成分が次フレームのフリッカに近いほうが差分値として小さい値をとることとなる。さらに、nフレーム目のフリッカのレベルより、強いレベルのn+1フレーム目のフリッカ成分を付加した画像と弱いレベルのn+1フレーム目のフリッカ成分を付加した画像の2つの画像を生成し、それぞれの画像とn+1フレーム目の画像との差分を取ると、n+1フレーム目のフリッカレベルに近いほうの差分値のほうが小さい値を取ることとなる。よって、毎フレームで差分値を比較することで任意のフリッカのレベルの初期値に対して、時間とともに自動で適当なフリッカレベルに収束させることができる。
補正位相誤差検出器40R,40G,40B及び補正振幅誤差検出器50R,50G,50Bは、上記アルゴリズムに従って構成されている。
この撮像装置100において、補正位相誤差検出器40R,40G,40Bには、上記アルゴリズムに従って構成された図5に示すような構成の補正位相誤差検出器40*が用いられている。ここで、*はR,G,Bを代表して標記したものである。
補正位相誤差検出器40*は、上記フリッカ補正回路30*によりフリッカ補正された撮像信号CV_*及び上記フリッカ振幅調整器60*により生成されたフリッカ振幅信号A_*が供給されるフリッカ付加信号生成部41A,41B、各フリッカ付加信号生成部41A,41Bにより生成されたフリッカ付加信号FDV1,FDV2が供給されるライン積分器42A,42B、各ライン積分器42A,42Bにより積分されたラインデータLD11,LD21が供給されるメモリ43A,43B、各メモリ43A,43Bから読み出されたラインデータLD12,LD22が供給される差分検出器44A,44B、上記A/D変換器20*によりデジタル化された撮像信号DV_*が供給されるライン積分器45、各差分検出器44A,44Bによる検出された差分データDD1,DD2が供給される積分器46A,46B、各積分器46A,46Bにより得られた積分データID1,ID2が供給される比較器47などを備え、ライン積分器45により得られるラインデータLD3が各差分検出器44A,44Bに供給され、比較器47による比較出力として得られる補正誤差信号E_*が各フリッカ付加信号生成部41A,41Bに供給されるようになっている。
各フリッカ付加信号生成部41A,41Bは、比較器47による比較出力として得られる補正誤差信号E_*が供給されるアドレス算出器411A,411B、各アドレス算出器411A,411Bにより算出されたアドレスAD11,AD21が供給されるアドレス変換器412A,412B、各アドレス変換器412A,412Bにより算出されたアドレスAD12,AD22が供給される補正値算出器413A,413B、上記フリッカ振幅調整器60*により生成されたフリッカ振幅信号A_*が供給される乗算器414A,414B、この乗算器414A,414Bによりフリッカ振幅信号A_*が乗算されたフリッカデータFD1,FD2が供給されるレベル調整器415A,415B、上記A/D変換器20*によりデジタル化された撮像信号DV_*が供給されるローパスフィルタ(LPF)416A,416B及び演算器417A,417Bを備え、上記A/D変換器20*によりデジタル化された撮像信号DV_*が上記ローパスフィルタ(LPF)416A,416Bを介して上記レベル調整器415A,415Bに供給され、このレベル調整器415A,415Bにより生成される補正値CFD1,CFD2が上記演算器417A,417Bに供給されるようになっている。
このような構成の補正誤差検出器40*では、補正誤差信号E_*をもとにアドレス算出器411A,411BでROMのアドレスAD11,AD21を計算する。ここで計算するアドレスは次フレームのフリッカの先頭のアドレスをプラス方向とマイナス方向へずらしたアドレスである。これらのアドレスはフリッカ補正回路30*でのアドレス算出器31*と同様の計算によって算出する。また、補正誤差検出器40*に備えられるROMはフリッカ補正回路30*に備えられたROMと同じものである。
アドレス変換器412A,412Bでは、アドレス算出器411A,411Bで算出されたアドレスAD11,AD21から次フレームのフリッカを再現できるアドレスAD12,AD22へ変換する。つまり、位相が逆転するアドレスへと変換する。このアドレス変換器412A,412Bで変換されるアドレスAD12,AD22は次フレームのフリッカを予測したものでフリッカを補正するためのものではない。
補正値算出器413A,413Bでは、アドレス変換器412A,412Bにより変換されたアドレスAD12,AD22をもとにフリッカデータFD1,FD2を算出する。このフリッカデータFD1,FD2もフリッカ補正回路30*と同様にライン単位で決まる値である。この補正値算出器413A,413Bもフリッカ補正回路30*に備えられ補正値算出器32*と同様の構成のものが用いられる。
補正振幅誤差検出器40*でもフリッカ補正回路30*と同様に、フリッカ付加信号生成部41A,41Bにおいて、ローパスフィルタローパスフィルタ(LPF)416A,416Bを通すことで撮像信号DV_*からノイズを除去し、ノイズを除去した撮像信号DV_*’をレベル調整器415A,415Bに供給する。レベル調整器415A,415Bでは、ノイズのない撮像信号DV_*’と乗算器414A,414Bで算出したフリッカデータFD1,FD2から、ノイズの影響を受けていない各画素の補正値CFD1,CFD2を算出する。
このレベル調整器415A,415Bもフリッカ補正回路30*に備えられたレベル調整器34*と同様の構成のものが用いられる。
演算器417A,417Bでは、フリッカ補正された撮像信号CV_*に各画素の補正値CFD1,CFD2を加算して、次フレームのフリッカ付加信号FDV1,FDV2を生成する。この演算器417A,417Bもフリッカ補正回路30*に備えられた演算器36と同様の構成のものが用いられる。
そして、ライン積分器42A,42Bでは、次フレームのフリッカ付加信号FDV1,FDV2のある領域をそれぞれ積分しラインデータLD11,LD21を算出する。ここでの領域とは水平方向には取得される画像の範囲であれば任意の値を取ることが可能であり、広くとることで補正誤差の検出の精度を上げることができる。垂直方向には1画面内に入るフリッカの明暗の周期の整数倍とすれば良い。具体的には水平方向に1000画素分、垂直方向に675画素分(337.5x2)の1000x675などとすることができる。
ライン積分器42A,42Bにより算出されたラインデータLD11,LD21を、次フレームの撮像信号DV_*が入力されるまでメモリ43A,43Bに蓄えておき、次フレームの撮像信号DV_*が入力されたら、フリッカ付加信号FDV1,FDV2を積分した領域と同じ領域をライン積分器45でライン積分しラインデータLD3を算出する。
メモリ43A,43Bに蓄えてあるラインデータLD12,LD22とそのラインに対応する次フレームの撮像信号DV_*のラインデータLD3をそれぞれ差分検出器44A,44Bに入力し差分データDD1,DD2を得る。
積分器46A,46Bでは、2つの差分データDD1、DD2をそれぞれ積分することにより積分データID1,ID2を得る。
そして、比較器47において、これらの積分データID1,ID2の大小を比べることでアドレスをプラスとマイナスのどちらにずらしたほうがより正しいフリッカを予想しているか判断する。例えば、アドレスをプラスしたほうの積分データID*がアドレスをマイナスした積分データID*より小さいならばアドレスをプラスするように補正位相誤差信号E_*を出力する。
この補正位相誤差信号E_*を上記フリッカ補正回路30*及び補正振幅誤差検出器50*のアドレス算出器31,511A,511Bに入力し、正しい方向へアドレスをずらしていくことで補正誤差を最小にする。
また、この撮像装置100において、補正振幅誤差検出器50R,50G,50Bには、上記アルゴリズムに従って構成された図6に示すような構成の補正振幅誤差検出器60*が用いられている。ここで、*はR,G,Bを代表して標記したものである。
補正振幅誤差検出器50*は、上記フリッカ補正回路30*によりフリッカ補正された撮像信号CV_*及び上記フリッカ振幅調整器60*により生成されたフリッカ振幅信号A_*が供給されるフリッカ付加信号生成部51A,51B、各フリッカ付加信号生成部51A,51Bにより生成されたフリッカ付加信号FDV31,FDV32が供給されるライン積分器52A,52B、各ライン積分器52A,52Bにより積分されたラインデータLD31,LD32が供給されるメモリ53A,53B、各メモリ53A,53Bから読み出されたラインデータLD31,LD32が供給される差分検出器54A,54B、上記A/D変換器20*によりデジタル化された撮像信号DV_*が供給されるライン積分器55、各差分検出器54A,54Bによる検出された差分データDD31,DD32が供給される積分器56A,56B、各積分器56A,56Bにより得られた積分データID31,ID32が供給される比較器57などを備え、ライン積分器55により得られるラインデータLD3が各差分検出器54A,54Bに供給されるようになっている。
フリッカ付加信号生成部51A,51Bは、上記補正位相誤差検出器40*における比較器47による比較出力として得られる補正位相誤差信号E_*が供給されるアドレス算出器511A,511B、各アドレス算出器511A,511Bにより算出されたアドレスAD31が供給されるアドレス変換器512A,512B、各アドレス変換器512A,512Bにより算出されたアドレスAD32が供給される補正値算出器513A,513B、上記フリッカ振幅調整器60*により生成されたフリッカ振幅信号A_*が供給される振幅増幅器514A及び振幅減衰器514B、補正値算出器513A,513Bにより算出されたフリッカデータFD31,CFD31が供給される乗算器515A,515B、この乗算器515A,515Bによりフリッカ振幅信号A_*が乗算されたフリッカデータCFD1,CFD2が供給されるレベル調整器516A,516B、上記A/D変換器20*によりデジタル化された撮像信号DV_*が供給されるローパスフィルタ(LPF)517A,517B及び演算器518A,518Bを備え、振幅増幅器514A及び振幅減衰器514Bによりフリッカ振幅信号A_*の振幅を制御した振幅信号AM31,AM32が上記乗算器515A,515Bに供給されるとともに、上記A/D変換器20*によりデジタル化された撮像信号DV_*が上記ローパスフィルタ(LPF)517A,517Bを介して上記レベル調整器516A,516Bに供給され、このレベル調整器516A,516Bにより生成される補正値CFD31,CFD32が上記演算器518A,518Bに供給されるようになっている。
このような構成の補正振幅誤差検出器50*では、フリッカ付加信号生成部51A,51Bにおいて、補正誤差信号E_*をもとにアドレス算出器511A,511BでROMのアドレスAD31を計算する。ここで計算するアドレスは次フレームのフリッカ成分の先頭のアドレスである。このアドレスはフリッカ補正回路30*でのアドレス算出器31*と同様の計算によって算出する。また、この補正振幅誤差検出器50*に備えられるROMはフリッカ補正回路30*に備えられたROMと同じものである。
アドレス変換器512A,512Bではアドレス算出器511A,511Bで算出されたアドレスAD31から次フレームのフリッカを再現できるアドレスへと変換する。具体的には入力されるアドレスAD31の位相を反転させたアドレスAD32へと変換する。このアドレス変換器512A,512Bで変換されたアドレスAD32は次フレームのフリッカを予測したものでフリッカを補正するためのものではない。
補正値算出器513A,513Bでは、アドレス変換器512A,512Bにより変換されたアドレスAD32をもとにフリッカデータFD31を算出する。このフリッカデータFD31もフリッカ補正回路30*と同様にライン単位で決まる値である。この補正値算出器513A,513Bもフリッカ補正回路30*に備えられ補正値算出器32*と同様の構成のものが用いられる。
次に振幅増幅器514Aによって振幅信号A_*を増幅させた振幅信号AM31を算出し、同時に、振幅減幅器514Bによって入力される振幅信号A_*を減衰させて振幅信号AM32を算出し、算出した振幅信号AM31、AM32のそれぞれとフリッカデータFD31を乗算器515A,515Bで乗算することでフリッカ成分を増幅させたフリッカ補正データFDA31と減衰させたフリッカ補正データFDA32を得る。
補正振幅誤差検出器50*でもフリッカ補正回路30*と同様に、フリッカ付加信号生成部51A,51Bにおいて、ローパスフィルタローパスフィルタ(LPF)517A,517Bを通すことで撮像信号DV_*からノイズを除去し、ノイズを除去した撮像信号DV_*’をレベル調整器516A,516Bに供給する。レベル調整器516A,516Bでは、ノイズのない撮像信号DV_*’と乗算器515A,515Bで算出したフリッカデータFDA31,FDA31から、ノイズの影響を受けていない各画素の補正値CFD31,CFD32を算出する。
このレベル調整器516A,516Bもフリッカ補正回路30*に備えられたレベル調整器34*と同様の構成のものが用いられる。
演算器518A,518Bでは、フリッカ補正された撮像信号CV_*に各画素の補正値CFD31,CFD32を加算して、次フレームのフリッカ付加信号FDV31,FDV32を生成する。この演算器518A,518Bもフリッカ補正回路30*に備えられた演算器36と同様の構成のものが用いられる。
そして、上記演算器518A,518Bにより得られた次フレームのフリッカ付加信号FDV31,FDV32に対して、上記補正位相誤差検出器40*と同様の処理を行う。 すなわち、ライン積分器52A,52Bでは、次フレームのフリッカ付加信号FDV31,FDV32のある領域をそれぞれ積分しラインデータLD31,LD32を算出する。
ライン積分器52A,52Bにより算出されたラインデータLD31,LD32を、次フレームの撮像信号DV_*が入力されるまでメモリ53A,53Bに蓄えておき、次フレームの撮像信号DV_*が入力されたら、フリッカ付加信号FDV31,FDV32を積分した領域と同じ領域をライン積分器55でライン積分しラインデータLD3を算出する。
メモリ53A,53Bに蓄えてあるラインデータLD31,LD32とそのラインに対応する次フレームの撮像信号DV_*のラインデータLD3をそれぞれ差分検出器54A,54Bに入力し差分データDD31,DD32を得る。
積分器56A,56Bでは、2つの差分データDD31,DD32をそれぞれ積分することにより積分データID31,ID32を得る。
そして、比較器57において、これらの積分データID31,ID32の大小を比較することで次フレームでのフリッカの振幅を増幅させるべきか、減衰させるべきか示す比較信号C*を出力する。
この補正振幅誤差検出器50*により得られた比較信号C*が供給されるフリッカ振幅調整器60*は、図7に示すように、比較器51と振幅増減器52から構成され、比較信号C_*により常に振幅を変動させている。このフリッカ振幅調整器60*は、補正振幅誤差検出器50*により得られた比較信号C_*が小さくなる向きにフリッカの振幅を変化させる機能を持つ。というのも、比較信号C_*が小さくなるということは予測して作られたフリッカ画像が撮像素子10*より得られる実際の画像に近づいているということになる。すなわち、比較器51によりフレーム間の比較信号C_*の大小関係を調べることでフリッカのレベル予測が正しく行われているかを判定できる。そして、例えば、フリッカの振幅を増やしたときに、比較信号C_*が前フレームの比較信号C_*と比べて大きくなっている場合は、そのときのフリッカの振幅の予測が間違っていると判定できるので振幅増減器52によりフリッカの振幅を減らし、逆に比較信号C_*が前フレームでの比較信号C_*と比べて小さくなっている場合は、そのときのフリッカの振幅の予測があっていると判定できるので振幅増減器52によりフリッカの振幅を増加させる。以上の処理によって振幅信号A_*を出力する。
これにより、上述の補正誤差検出アルゴリズムに従って、上記2つの差分データDD31,DD32の積分値が小さくなる方向へレベルを変化させることで、時間とともに最適な補正レベルへと変化させることができる。
本発明を適用した撮像装置の構成を示すブロック図である。 上記撮像装置に備えられたフリッカ補正回路の構成を示すブロック図である。 上記フリッカ補正回路における補正値算出器の構成を示すブロック図である。 上記撮像装置おける補正誤差検出のアルゴルズムを模式的に示す図である。 上記撮像装置に備えられた補正位相誤差検出器の構成を示すブロック図である。 上記撮像装置に備えられた補正振幅誤差検出器の構成を示すブロック図である。 上記撮像装置に備えられたフリッカ振幅調整器の構成を示すブロック図である。 グローバルシャッタ方式を採用したセンサでの電荷蓄積量の違いを模式的に示す図である。 グローバルシャッタ方式によって現れる面フリッカの画像の例を模式的に示す図である。 ローリングシャッタ方式による電荷蓄積量の違いを模式的に示す図である。 面内フリッカの画像の例を模式的に示す図である。
符号の説明
10R,10G,10B 撮像素子、20R,20G,20B,20* A/D変換器、30R,30G,30B,30* フリッカ補正回路、31* アドレス算出器、32* 補正値算出器、33* 乗算器、34* レベル調整器、35* ローパスフィルタ(LPF)、36* 演算器、40R,40G,40B,40* 補正位相誤差検出器、
41A,41B フリッカ付加信号生成部、42A,42B,45 ライン積分器、43A,43B メモリ、44A,44B 差分検出器、46A,46B 積分器、47 比較器、50R,50G,50B,50* 補正振幅誤差検出器、60R,60G,60B,60* フリッカ振幅調整器、61 比較器、62 振幅増減器、70 カメラ用信号処理回路、100 撮像装置、321,322 フリッカメモリ、323,324 乗算器、325 加算器、411A,411B アドレス算出器、412A,412B アドレス変換器、413A,413B 補正値算出器、414A,414B 乗算器、415A,415B レベル調整器、416A,416B ローパスフィルタ(LPF)、417A,417B 演算器、511A,511B アドレス算出器、512A,512B アドレス変換器、513A,513B 補正値算出器、514A 振幅増幅器、514B 振幅減衰器、515A,515B 乗算器、516A,516B レベル調整器、517A,417B ローパスフィルタ(LPF)、518A,518B 演算器

Claims (4)

  1. フリッカ補正された現フレームの画像から次フレームの画像のフリッカを予測してレベルの異なるフリッカを加算した2種類のフリッカ画像を生成し、
    生成した2種類のフリッカ画像と入力された次フレームの画像とを比較することによりフリッカ成分を検出し、
    検出したフリッカ成分に基づいてフリッカ補正値を生成し、
    生成したフリッカ補正値を1フレーム毎に入力画像に加算することでフリッカ補正を行う
    ことを特徴とするフリッカ補正方法。
  2. 入力画像信号にフリッカ補正信号を加算することによりフリッカ補正を行うフリッカ補正手段と、
    上記フリッカ補正手段によりフリッカ補正された画像信号とフリッカ補正前の画像信号から、次フレームの画像信号のフリッカを予測してレベルの異なるフリッカを加算した2種類のフリッカ画像信号を生成し、生成した2種類のフリッカ画像信号と入力された次フレームの画像信号とを比較することによりフリッカ成分を検出し、検出したフリッカ成分に基づいてフリッカ補正信号を生成するフリッカ補正信号生成手段とを備え、
    上記フリッカ補正信号生成手段により1フレーム毎に生成されるフリッカ補正信号を上記フリッカ補正手段により入力画像信号に加算することによりフリッカ補正を行うことを特徴とするフリッカ補正装置。
  3. 上記フリッカ補正信号生成手段は、上記フリッカ補正手段によりフリッカ補正された画像信号とフリッカ補正前の画像信号から、次フレームの画像信号のフリッカを予測してレベルの異なるフリッカを加算した2種類のフリッカ画像信号を生成し、生成した2種類のフリッカ画像信号と入力された次フレームの画像信号とを比較することにより補正位相誤差を検出する補正位相誤差検出手段と、上記フリッカ補正手段によりフリッカ補正された画像信号とフリッカ補正前の画像信号から、次フレームの画像信号のフリッカを予測してレベルの異なるフリッカを加算した2種類のフリッカ画像信号を生成し、生成した2種類のフリッカ画像信号と入力された次フレームの画像信号とを比較することにより補正振幅誤差を検出する補正振幅誤差検出手段と、上記補正振幅誤差検出手段により検出される補正振幅誤差が小さくなる方向にフリッカ補正信号の振幅を制御する振幅信号を生成するフリッカ振幅調整手段とを備え、上記補正位相誤差検出手段により生成される補正位相誤差信号と上記フリッカ振幅調整手段により生成される振幅信号に基づいて、上記フリッカ補正信号を生成することを請求項2記載のフリッカ補正装置。
  4. 撮像手段により得られた画像信号にフリッカ補正信号を加算することによりフリッカ補正を行うフリッカ補正装置を備える撮像装置であって、
    上記フリッカ補正装置は、上記撮像手段から入力される画像信号にフリッカ補正信号を加算することによりフリッカ補正を行うフリッカ補正手段と、上記フリッカ補正手段によりフリッカ補正された画像信号とフリッカ補正前の画像信号から、次フレームの画像信号のフリッカを予測してレベルの異なるフリッカを加算した2種類のフリッカ画像信号を生成し、生成した2種類のフリッカ画像信号と入力された次フレームの画像信号とを比較することによりフリッカ成分を検出し、検出したフリッカ成分に基づいてフリッカ補正信号を生成するフリッカ補正信号生成手段とを備え、上記フリッカ補正信号生成手段により1フレーム毎に生成されるフリッカ補正信号を上記フリッカ補正手段により入力画像信号に加算することによりフリッカ補正を行うことを特徴とする撮像装置。
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