JP4465574B2 - 撮像装置及び撮像方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は撮像装置及び撮像方法に関し、例えばビデオカメラに適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ビデオカメラは、被写体から入射される入射光を固体撮像素子(CCD:Charge Coupled Device )に入射し、当該CCDに入射された入射光を電気信号に光電変換することにより、被写体の画像を撮像するようになされている。
【0003】
その際、ビデオカメラは、撮像された被写体の輝度信号を積分するなどして輝度積分値を得、当該得られた輝度積分値を所定の基準値と比較することにより、当該撮像された被写体が明るい被写体か暗い被写体かを判断する。
【0004】
その結果、ビデオカメラは、撮像された被写体を明るい被写体と判断した場合には、CCDの電子シャッタのスピードを制御して露光制御を実行する一方、当該被写体を暗い被写体と判断した場合には、CCDの後段に設けられているAGC(Auto Gain Control )のゲインを制御して露光制御を実行する。
【0005】
このようにビデオカメラにおいては、被写体がとり得る輝度積分値の範囲のうち、所定の基準値よりも大きい領域(すなわち明るい領域)を、電子シャッタのスピードを制御して露光制御を行う電子シャッタ領域とすると共に、当該所定の基準値よりも小さい領域(すなわち暗い領域)を、AGCのゲインを制御して露光制御を行うAGC領域としている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところでかかる構成のビデオカメラにおいては、蛍光灯の下で被写体を撮像すると、当該蛍光灯が周期的に点滅を繰り返しているため、撮像される画像にフリッカが発生することを避け得ない問題が発生する。
【0007】
例えばサンプリング周波数が60〔Hz〕であるNTSC(National Television System)方式のビデオカメラによって、50〔Hz〕の電源地域における蛍光灯下の被写体を撮像する場合には、当該蛍光灯が100〔Hz〕の周波数で発光するため、当該ビデオカメラによって撮像される画像にフリッカが発生する。
【0008】
そこで、画像に発生するフリッカを除去する方法として、電子シャッタのスピードを例えば1/100〔s〕に固定してフリッカを除去するフリッカレス方式がある。しかしながら、この方式では、電子シャッタのスピードが固定であることから、明るい被写体を撮像した場合に、画面全体の輝度を抑えることができず、露光制御の精度が低下するという不都合が生じる。
【0009】
また、フリッカを除去する方法として、AGC領域(暗い領域)と電子シャッタ領域(明るい領域)それぞれにおいて別々にフリッカを除去するフリッカレス方式がある。しかしながら、この方式では、被写体の明るさがAGC領域と電子シャッタ領域の境界付近に存在する場合、蛍光灯の点滅によって、電子シャッタによる露光制御とAGCによる露光制御を交互に繰り返すような誤動作を引き起こし、また、フリッカのない被写体に対しても、境界付近における被写体の明るさの変動を検出してフリッカが発生するおそれがある。
【0010】
さらにこの方式では、電子シャッタ領域においても、電子シャッタのスピードを制御する制御間隔が切り換わる境界付近(例えば電子シャッタのスピードが1/2000〔s〕の付近)で、異なる制御間隔による露光制御を交互に繰り返すような誤動作を引き起こすおそれがある。
【0011】
また、フリッカを除去する方法として、全ての輝度範囲において、AGCのゲインを制御することによりフリッカを除去するフリッカレス方式がある。すなわち、この方式では、AGCのゲインを制御する制御信号をDSP(Digital Signal Proceesor)から電子ボリュームに送出し、当該制御信号を電子ボリュームによって電圧変換した後、AGCに送出してゲインを制御している。このためこの方式では、例えば1/60〔s〕毎にAGCのゲインを細かく調整するような場合には、当該ゲインの調整に遅れが発生し、フリッカを除去しきれないという不都合が生じる。
【0012】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、フリッカを低減して画質を向上し得る撮像装置及び撮像方法を提案しようとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため本発明においては、被写体から入射する入射光を撮像素子で受光することにより当該被写体の画像を画像信号に変換する撮像手段と、画像信号の輝度信号を積分することにより得られた輝度信号積分値を所定の基準値と比較し、比較した結果の輝度信号積分値が基準値よりも大きい場合には被写体を明るい被写体と判断し、輝度信号積分値が基準値よりも小さい場合には被写体を暗い被写体と判断する被写体判断手段と、被写体判断手段によって、被写体を明るい被写体と判断した場合は電子シャッタ領域であるとして輝度信号積分値を基に電子シャッタ制御信号を生成し、当該電子シャッタ制御信号に基づいて電子シャッタのスピードを制御する電子シャッタ制御手段と、被写体判断手段によって、被写体を暗い被写体と判断した場合はAGCのゲインを制御するAGC領域であるとして輝度信号積分値を基に画像信号の当該AGCのゲインを制御することにより被写体の露光を制御する露光制御手段と、被写体がAGC領域にあるか否かを判断するAGC領域判断手段と、AGC領域判断手段により被写体がAGC領域でないと判断された場合は、電子シャッタ領域であるか否かを判断する電子シャッタ領域判断手段と、電子シャッタ領域判断手段により被写体が電子シャッタ領域でないと判断された場合はフィールドごとに送られてくる輝度信号積分値の変化により画像信号にフリッカが発生しているか否かを判断するフリッカ判断手段と、フリッカ判断手段によりフリッカが発生していると判断された場合はフィールドごとの輝度信号積分値の差の大きさを予め設定された閾値を比較することにより、フィールドごとの輝度信号値を同一の値になるようにAGCのゲインを制御するフリッカ露光制御手段とを設けることにより、電子シャッタによる露光制御やAGCによる露光制御とは独立してフリッカを抑える露光制御をおこなうことができるので、すべての輝度範囲でのフリッカを低減できるとともに、露光制御の誤動作を回避できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
【0015】
図1において、1は全体としてビデオカメラの構成を示し、被写体側から入射される入射光L1は、レンズ2を通じて固体撮像素子(CCD:Charge Coupled Device )3に入射される。CCD3は、受光した入射光L1を電気信号に光電変換することにより画像信号S1を生成し、これをCDS(Correlated DoubleSampling)/AGC(Auto Gain Control )4に送出する。
【0016】
CDS/AGC4は、相関2重サンプリング法によって画像信号S1のノイズ成分を低減した後、所望のレベルに増幅し、その結果得た画像信号S2をDSP(Digital Signal Proceesor)5のアナログ/ディジタル(A/D)変換器6に送出する。
【0017】
A/D変換器6は、画像信号S2をアナログディジタル変換することによりディジタル信号でなる画像信号S3を生成し、当該画像信号S3のうち色信号S3Aを色信号処理部7に送出する一方、輝度信号S3Bを輝度信号処理部8に送出する。
【0018】
色信号処理部7は、色信号S3Aに対して所定のデータ処理を施し、その結果得た色信号S4をディジタルアナログ(D/A)変換器9に送出する。D/A変換器9は、色信号S4をディジタルアナログ変換し、その結果得たアナログ信号でなる色信号S5を外部に出力する。
【0019】
輝度信号処理部8は、図2に示すように、輝度信号S3Bをクランプ回路10に入力する。クランプ回路10は、輝度信号S3Bから黒レベル分を減算し、その結果得た輝度信号S6をガンマ補正回路11及びOPD(Optical Detector)12に送出する。
【0020】
ガンマ補正回路11は、輝度信号S6に対してガンマ補正を施すことにより被写体の階調特性を補正し、その結果得られる輝度信号S7をアンプ13に送出する。アンプ13は、輝度信号S7を所望のレベルに増幅し、その結果得た輝度信号S8をディジタルアナログ(D/A)変換器14に送出する。D/A変換器14は、輝度信号S8をディジタルアナログ変換し、その結果得たアナログ信号でなる輝度信号S9を外部に出力する。
【0021】
ところでOPD12は、輝度信号処理部8から供給される輝度信号S6を重み付けしながら積分することにより輝度積分値S10を得、当該輝度積分値S10を露光制御部15に送出する。
【0022】
露光制御部15は、このOPD12から供給された輝度積分値S10を所定の基準値と比較し、その結果、輝度積分値S10が所定の基準値より大きい場合には、撮像された被写体を明るい被写体と判断し、輝度積分値S10が所定の基準値より小さい場合には、撮像された被写体を暗い被写体と判断する。
【0023】
そして露光制御部15は、撮像された被写体を明るい被写体と判断した場合には、輝度積分値S10を基に電子シャッタ制御信号S10を生成し、これをタイミングジェネレータ16に送出してCCD3を駆動することにより、CCD3の電子シャッタのスピードを制御して露光制御を行う。
【0024】
これに対して、露光制御部15は、撮像された被写体を暗い被写体と判断した場合には、輝度積分値S10を基にAGC制御信号S12を生成し、これを電子ボリューム17によって電圧変換した後、CDS/AGC4に送出することにより、当該AGCのゲインを制御して露光制御を行う。
【0025】
このようにビデオカメラ1においては、被写体がとり得る輝度積分値S10の範囲のうち、所定の基準値よりも大きい領域(すなわち明るい領域)を、電子シャッタのスピードを制御して露光制御を行う電子シャッタ領域とすると共に、当該所定の基準値よりも小さい領域(すなわち暗い領域)を、AGCのゲインを制御して露光制御を行うAGC領域としている。
【0026】
また露光制御部15は、OPD12からフィールド毎に供給されてくる輝度積分値S10の変化を監視することにより、撮像された画像にフリッカが発生しているか否かを判断する。その結果、露光制御部15は、撮像された画像にフリッカが発生していると判断した場合には、輝度信号処理部8のアンプ13を制御するためのアンプ制御信号S13を生成してこれをアンプ13に送出し、当該アンプ13のゲインを制御することにより、撮像された画像に発生したフリッカを抑える。
【0027】
さらに露光制御部15は、OPD12が輝度信号S6を積分する際の条件を決定し、当該決定した積分条件S14をOPD12に通知するようになされている。
【0028】
ここで図3は、露光制御部15による露光制御処理手順RT1を示す。すなわち露光制御部15は、露光制御処理手順RT1に入ると、ステップSP1に移って、OPD12からフィールド毎に供給される輝度積分値S10を受け取り、続くステップSP2に移って、当該輝度積分値S10を所定の基準値と比較することにより、撮像された被写体がAGC領域にあるか否かを判断する。
【0029】
ステップSP2において肯定結果が得られると、このことは撮像された被写体がAGC領域にあることを表しており、このとき露光制御部15はステップSP3に移って、AGCのゲインを制御して露光制御を行うAGC処理を実行する。
【0030】
これに対してステップSP2において否定結果が得られると、このことは撮像された被写体がAGC領域にないことを表しており、このとき露光制御部15はステップSP4に移って、輝度積分値S10を所定の基準値と比較することにより、撮像された被写体が電子シャッタ領域にあるか否かを判断する。
【0031】
ステップSP4において肯定結果が得られると、このことは撮像された被写体が電子シャッタ領域にあることを表しており、このとき露光制御部15はステップSP5に移って、電子シャッタのスピードを制御して露光制御を行う電子シャッタ処理を実行する。
【0032】
これに対してステップSP4において否定結果が得られると、このことは撮像された被写体が電子シャッタ領域にないことを表しており、このとき露光制御部15はステップSP6に移る。
【0033】
そして露光制御部15は、ステップSP6において、OPD12からフィールド毎に送られてくる輝度積分値S10の変化を監視し、続くステップSP7に移って、撮像された画像にフリッカが発生しているか否かを判断する。
【0034】
ステップSP7において肯定結果が得られると、このことは撮像された画像にフリッカが発生していることを表しており、このとき露光制御部15はステップSP8に移って、輝度信号処理部8のアンプ13のゲインを制御することにより、フリッカを抑える処理を行う。
【0035】
ここで、例えばサンプリング周波数が60〔Hz〕であるNTSC(National Television System)方式のビデオカメラ1によって、50〔Hz〕の電源地域における蛍光灯下の被写体を撮像する場合には、当該蛍光灯が100〔Hz〕の周波数で発光するため、サンプリング周波数と蛍光灯の周波数の最大公約数である20〔Hz〕、すなわち3フィールド単位でフリッカが発生する。このフリッカが3フィールド単位で発生する様子を図4に示す。
【0036】
その際、露光制御部15は、OPD12からフィールド毎に送られてくる輝度積分値S10のうち、3フィールド分の輝度積分値S10を保持し、各フィールド間の輝度積分値S10の差の大きさを予め設定されている閾値と比較することにより、フリッカの有無を判断する。
【0037】
この場合、フリッカは3フィールド毎に繰り返し発生することから、あるフィールドの輝度積分値S10は、当該フィールドから3フィールド前の輝度積分値S10と同一の値になる。従って図5に示すように、露光制御部15は、3フィールド前に用いたゲインを参照しながらアンプ13のゲインをフィールド毎に適応的に変化させることにより、各フィールドの輝度積分値S10を所定の目標値に収束させてフリッカを抑える。
【0038】
これに対してステップSP7において否定結果が得られると、このことは撮像された画像にフリッカが発生していないことを表しており、このとき露光制御部15はステップSP9に移って当該処理手順RT1を終了する。
【0039】
以上の構成において、ビデオカメラ1は、輝度信号処理部8内に輝度信号S7の信号レベルを調整するためのアンプ13を設けた。
【0040】
OPD12は、この輝度信号処理部8から供給される輝度信号S6を積分して輝度積分値S10をフィールド毎に得、これを露光制御部15に送出する。露光制御部15は、当該OPD12からフィールド毎に送られてくる輝度積分値S10の変化を監視することにより、撮像された画像にフリッカが発生しているか否かを判断する。
【0041】
その結果、露光制御部15は、撮像された画像にフリッカが発生していると判断した場合には、各フィールドの輝度積分値S10を所定の目標値に収束させるように、アンプ13のゲインをフィールド毎に適応的に変化させることにより、当該フリッカを抑えるような露光制御を実行する。
【0042】
このようにビデオカメラ1は、蛍光灯の下で被写体を撮像する際に発生するフリッカを全ての輝度範囲において低減することができ、これにより画質を向上し得、またフィールド毎に輝度が変化しないことから、画像圧縮を効率良く行うことができる。
【0043】
さらにこのビデオカメラ1においては、電子シャッタによる露光制御やAGCによる露光制御とは別個独立してフリッカを抑える露光制御を行っていることから、当該電子シャッタによる露光制御やAGCによる露光制御に誤動作を引き起こすことを回避することができる。
【0044】
以上の構成によれば、撮像された画像の輝度積分値S10をフィールド毎に得、当該各フィールドの輝度積分値S10の変化に基づいて、撮像された画像にフリッカが発生しているか否かを判断し、フリッカが発生していると判断した場合には、アンプ13のゲインをフィールド毎に適応的に変化させることにより、各フィールドの輝度積分値S10を所定の目標値に収束させることができ、従ってフリッカを低減して画質を向上し得る。
【0045】
なお上述の実施の形態においては、本発明をビデオカメラ1に適用した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば監視カメラのような他の種々の撮像装置に本発明を広く適用し得る。
【0046】
また上述の実施の形態においては、撮像素子としてCCD3を適用した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばCMOS(Complementory Metal Oxide Semiconductor )のような他の種々の撮像素子を適用するようにしても良い。
【0047】
また上述の実施の形態においては、本発明を、サンプリング周波数が60〔Hz〕であるNTSC方式のビデオカメラ1に適用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばPAL(Phase Alternation by Line )方式のような他の種々のサンプリング周波数のビデオカメラに本発明を適用するようにしても良い。
【0048】
また上述の実施の形態においては、100〔Hz〕の周波数で発光する蛍光灯下の被写体を撮像する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、他の種々の周波数で発光する光源下の被写体を撮像するようにしても良い。
【0049】
また上述の実施の形態においては、調整手段としてアンプ13を適用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、撮像素子によって順次撮像される画像の輝度レベルを調整する他の種々の調整手段を適用するようにしても良い。
【0050】
また上述の実施の形態においては、フリッカ検出手段としてOPD12及び露光制御部15を適用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、画像の輝度信号の変化に基づいて画像のフリッカを検出する他の種々のフリッカ検出手段を適用するようにしても良い。
【0051】
また上述の実施の形態においては、制御手段として露光制御部15を適用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、フリッカが検出された場合には、画像の輝度レベルを一定のレベルに収束させるように調整手段に与える利得を適応的に制御する他の種々の制御手段を適用するようにしても良い。
【0052】
さらに上述の実施の形態においては、輝度レベル検出手段としてOPD12を適用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、画像の輝度信号を基に画像の輝度レベルを検出する他の種々の輝度レベル検出手段を適用するようにしても良い。
【0053】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、被写体から入射する入射光を撮像素子で受光することにより当該被写体の画像を画像信号に変換する撮像手段と、画像信号の輝度信号を積分することにより得られた輝度信号積分値を所定の基準値と比較し、比較した結果の輝度信号積分値が基準値よりも大きい場合には被写体を明るい被写体と判断し、輝度信号積分値が基準値よりも小さい場合には被写体を暗い被写体と判断する被写体判断手段と、被写体判断手段によって、被写体を明るい被写体と判断した場合は電子シャッタ領域であるとして輝度信号積分値を基に電子シャッタ制御信号を生成し、当該電子シャッタ制御信号に基づいて電子シャッタのスピードを制御する電子シャッタ制御手段と、被写体判断手段によって、被写体を暗い被写体と判断した場合はAGCのゲインを制御するAGC領域であるとして輝度信号積分値を基に画像信号の当該AGCのゲインを制御することにより被写体の露光を制御する露光制御手段と、被写体がAGC領域にあるか否かを判断するAGC領域判断手段と、AGC領域判断手段により被写体がAGC領域でないと判断された場合は、電子シャッタ領域であるか否かを判断する電子シャッタ領域判断手段と、電子シャッタ領域判断手段により被写体が電子シャッタ領域でないと判断された場合はフィールドごとに送られてくる輝度信号積分値の変化により画像信号にフリッカが発生しているか否かを判断するフリッカ判断手段と、フリッカ判断手段によりフリッカが発生していると判断された場合はフィールドごとの輝度信号積分値の差の大きさを予め設定された閾値を比較することにより、フィールドごとの輝度信号値を同一の値になるようにAGCのゲインを制御するフリッカ露光制御手段とを設けることにより、電子シャッタによる露光制御やAGCによる露光制御とは独立してフリッカを抑える露光制御をおこなうことができるので、すべての輝度範囲でのフリッカを低減できるとともに、露光制御の誤動作を回避でき、かくしてすべての輝度範囲でのフリッカを低減できるとともに、露光制御の誤動作を回避でき得る撮像装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるビデオカメラの一実施の形態を示すブロック図である。
【図2】輝度信号処理部の構成を示すブロック図である。
【図3】露光制御処理手順を示すフローチャートである。
【図4】フリッカが発生する様子を示す略線図である。
【図5】フリッカを抑えた後の輝度レベルを示す略線図である。
【符号の説明】
1……ビデオカメラ、2……レンズ、3……CCD、4……CDS/AGC、5……DSP、6……A/D変換器、7……色信号処理部、8……輝度信号処理部、9、14……D/A変換器、10……クランプ回路、11……ガンマ補正回路、12……OPD、13……アンプ、15……露光制御部、16……タイミングジェネレータ、17……電子ボリューム。
Claims (2)
- 被写体から入射する入射光を撮像素子で受光することにより当該被写体の画像を画像信号に変換する撮像手段と、
上記画像信号の輝度信号を積分することにより得られた輝度信号積分値を所定の基準値と比較し、比較した結果の上記輝度信号積分値が上記基準値よりも大きい場合には上記被写体を明るい被写体と判断し、上記輝度信号積分値が上記基準値よりも小さい場合には上記被写体を暗い被写体と判断する被写体判断手段と、
上記被写体判断手段によって、上記被写体を上記明るい被写体と判断した場合は電子シャッタ領域であるとして上記輝度信号積分値を基に電子シャッタ制御信号を生成し、当該電子シャッタ制御信号に基づいて電子シャッタのスピードを制御する電子シャッタ制御手段と、
上記被写体判断手段によって、上記被写体を上記暗い被写体と判断した場合はAGCのゲインを制御するAGC領域であるとして上記輝度信号積分値を基に上記画像信号の当該AGCのゲインを制御することにより上記被写体の露光を制御する露光制御手段と、
上記被写体が上記AGC領域にあるか否かを判断するAGC領域判断手段と、
上記AGC領域判断手段により上記被写体が上記AGC領域でないと判断された場合は、上記電子シャッタ領域であるか否かを判断する電子シャッタ領域判断手段と、
上記電子シャッタ領域判断手段により上記被写体が上記電子シャッタ領域でないと判断された場合はフィールドごとに送られてくる上記輝度信号積分値の変化により上記画像信号にフリッカが発生しているか否かを判断するフリッカ判断手段と、
上記フリッカ判断手段により上記フリッカが発生していると判断された場合は上記フィールドごとの上記輝度信号積分値の差の大きさを予め設定された閾値を比較することにより、上記フィールドごとの輝度信号値を同一の値になるように上記AGCのゲインを制御するフリッカ露光制御手段と
を具える撮像装置。 - 撮像手段により、被写体から入射する入射光を撮像素子で受光することにより当該被写体の画像を画像信号に変換する撮像ステップと、
被写体判断手段により、上記画像信号の輝度信号を積分することにより得られた輝度信号積分値を所定の基準値と比較し、比較した結果の上記輝度信号積分値が上記基準値よりも大きい場合には上記被写体を明るい被写体と判断し、上記輝度信号積分値が上記基準値よりも小さい場合には上記被写体を暗い被写体と判断する被写体判断ステップと、
電子シャッタ制御手段により、上記被写体を上記明るい被写体と判断した場合は電子シャッタ領域であるとして上記輝度信号積分値を基に電子シャッタ制御信号を生成し、当該電子シャッタ制御信号に基づいて電子シャッタのスピードを制御する電子シャッタ制御ステップと、
露光制御手段により、上記被写体を上記暗い被写体と判断した場合はAGCのゲインを制御するAGC領域であるとして上記輝度信号積分値を基に上記画像信号の当該AGCのゲインを制御することにより上記被写体の露光を制御する露光制御ステップと、
AGC領域判断手段により、上記被写体が上記AGC領域にあるか否かを判断するAGC領域判断ステップと、
電子シャッタ領域判断手段により、上記被写体が上記AGC領域でないと判断された場合は、上記電子シャッタ領域であるか否かを判断する電子シャッタ領域判断ステップと、
フリッカ判断手段により、上記被写体が上記電子シャッタ領域でないと判断された場合はフィールドごとに送られてくる上記輝度信号積分値の変化により上記画像信号にフリッカが発生しているか否かを判断するフリッカ判断ステップと、
フリッカ露光制御手段により、上記フリッカが発生していると判断された場合は上記フィールドごとの上記輝度信号積分値の差の大きさを予め設定された閾値を比較することにより、上記フィールドごとの輝度信号値を同一の値になるように上記AGCのゲインを制御するフリッカ露光制御ステップと
を具える撮像方法。
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