JPH1098650A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JPH1098650A
JPH1098650A JP8250764A JP25076496A JPH1098650A JP H1098650 A JPH1098650 A JP H1098650A JP 8250764 A JP8250764 A JP 8250764A JP 25076496 A JP25076496 A JP 25076496A JP H1098650 A JPH1098650 A JP H1098650A
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JP
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signal
variable gain
gain amplifier
photoelectric conversion
conversion element
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JP8250764A
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Inventor
Hirokazu Nakaya
浩和 中弥
Minoru Kato
実 加藤
Takahiro Nakano
孝洋 中野
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】点滅光源下でのフリッカ量の増大を抑圧できる
高画質のテレビカメラを得る。 【解決手段】信号電荷蓄積時間が制御される光電変換素
子2より出力される信号Aを増幅する可変利得増幅器5
を設け、光電変換素子2の信号電荷蓄積時間が、フリッ
カを抑圧する値(関東地域:1/100±0.5T
H秒、関西地域:1/120±0.5TH秒)のときに、
可変利得増幅器5の利得を制御して、入射する光の光量
の増減に対して出力信号Bの信号量を一定にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばテレビカメ
ラなどの撮像装置に係り、特に蛍光灯照明下で発生する
フリッカを自動的に抑圧する制御機能を備えた撮像装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビカメラに代表される撮像装置は、
光情報を光電変換素子を用いて信号電荷に変換し、NT
SC方式などのテレビ信号方式に合致するように信号電
荷を順次読み出す方法を採用している。
【0003】このような撮像装置は、蛍光灯照明下で撮
影する場合に、フリッカを発生するという問題がある。
蛍光灯照明(光源)は、商用電源周波数(fPとする)
の2倍の周波数で点滅している。このような点滅光源下
での撮影では、光電変換素子の1素子(画素)に着目し
た信号電荷蓄積時間(TSとする)と、点滅光源の周期
(TLとする)に差があると、その差分に等しい周波数
(fFとする)のフリッカが発生する。
【0004】例えば、画素の信号電荷蓄積時間TSを1
/60秒で行った場合には、関東地域の蛍光灯の点滅周
期TLは1/100秒であるために、蓄積信号が1/2
0秒の周期で変化して、fF=20Hzのフリッカが発
生する。
【0005】このフリッカを抑圧する1つの具体例が、
特開平01−204578号公報に記載されている。こ
の従来例においては、光電変換素子の信号電荷蓄積時間
を光源点滅周波数の整数倍となるように制御している。
この従来例の回路においては、照明光の点滅周波数を2
Pとすると、光強度L(t)は次式のように表すこと
ができる。
【0006】
【数1】
【0007】ここで、mは、光の変調度を表す。
【0008】信号電荷蓄積時間をTSとすると、信号電
荷量Q(t)は次式で得られる。
【0009】
【数2】
【0010】ここで、Aは、光電変換部の光電変換率を
表す。
【0011】したがって、信号電流i(t)は次式で表
される。
【0012】
【数3】
【0013】ここで、G(TS)は、次式で表される。
【0014】
【数4】
【0015】(数3)式の第2項は変動項であり、フリ
ッカを表す。また、(数4)式はそのフリッカの強度を
表す。(数4)式より、
【0016】
【数5】
【0017】の関係を満たせば、フリッカを抑圧するこ
とができる。
【0018】以上より、点滅周波数2fPを検出し、
(数5)式を満足するように信号電荷蓄積時間TSを設
定すれば良い。
【0019】この従来例の回路においては、照明光の点
滅周波数2fPを検出し、(数5)式を満足する(ある
いは、ほぼ満足する)ように光電変換素子の信号電荷蓄
積時間TSを制御するようにしている。
【0020】従って、関東地域の場合はfP=50Hz
であるので、信号電荷蓄積時間TSは、(数5)式よ
り、TS=1/(2fP)=1/100秒となる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】さて、従来のテレビカ
メラなどの撮像装置では、光源からの光量に対する光電
変換素子の信号電荷量を、機械的な絞りや光電変換素子
の信号電荷蓄積時間によって制御している(以下、露光
制御という)。例えば、光量の多い被写体を撮影する場
合には、絞りを絞るか、信号電荷蓄積時間TSを短くす
る。したがって、絞り機構を持たないテレビカメラで
は、入射する光の光量によっては、信号電荷蓄積時間T
Sを前記1/100秒よりも短くしなければならない。
しかしながら、蛍光灯照明のような点滅光源下で撮影す
る場合には、信号電荷蓄積時間を短くすると、それに連
れてフリッカ量が増大してしまうという問題がある。
【0022】機械的な絞り機構を持たないカメラの場合
は、前述した理由により光量の多い被写体の撮影時には
フリッカが生じ易い。当然のことながら、このようなフ
リッカは画質を極端に損なうことになる。
【0023】本発明の目的は、機械的な絞りを持たず、
光電変換素子の信号電荷蓄積時間の制御によって入射す
る光の光量変化に対処する撮像装置において、フリッカ
量の増大を抑圧し、高画質を維持することができる撮像
装置を提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】前記した本発明の目的
は、以下の手段によって達成される。
【0025】すなわち、本発明の第1の観点によれば、
撮像装置は、光電変換素子と、該光電変換素子より出力
される信号を増幅する可変利得増幅器と、該可変利得増
幅器より出力された信号の信号量を検出する信号量検出
回路と、前記信号量検出回路より出力される検出信号に
基づいて前記可変利得増幅器の利得または前記光電変換
素子の信号電荷蓄積時間を決定する演算回路と、該演算
回路の出力に基づいて前記光電変換素子の信号蓄積時間
を制御する信号電荷蓄積時間制御部と、前記演算回路の
出力に基づいて前記可変利得増幅器の利得を制御する可
変利得増幅器制御部を備える。
【0026】前記可変利得増幅器は、連続的に利得を変
化させ、または、複数の固定された利得の中から最適な
利得を選定することで、出力信号を一定に保つようにす
る。
【0027】本発明の第2の観点に係る撮像装置では、
前述の構成における前記可変利得増幅器を連続的に利得
が変えられるものとして構成すると共に、入射する光の
光量の増減に対して出力信号の信号量を一定にするよう
に、前記演算回路の信号に基づいて前記可変利得増幅器
の利得を制御するよう構成する。
【0028】本発明の第3の観点に係る撮像装置では、
最初に述べた構成において、前記可変利得増幅器は、前
記光電変換素子の信号電荷蓄積時間が点滅光源の点滅周
期の整数倍のときに、入射する光の光量の増減に対して
出力信号の信号量が一定となるように、前記演算回路の
信号に基づいて、複数種類の固定された利得の中から特
定の利得を選定するようになっている。
【0029】前記演算回路は、信号電化蓄積時間が1/
(2×商用電源周波数)±0.5TH秒(THは水平周
期)内であるときに出力信号量が一定となるように可変
利得増幅器の利得を変える制御信号を発生する。
【0030】
【発明の実施の形態】図1は、本発明になる撮像装置の
一実施形態を示している。同図において、1はレンズ、
2は光電変換素子、5は可変利得増幅器、6はアナログ
信号−ディジタル信号変換器(以下、A/D変換器とい
う)、7はA/D変換器6より出力された信号の信号量
を検出する信号量検出回路、8は演算回路、9は可変利
得増幅器5の利得Gaを制御するための制御部、4は光
電変換素子2の信号電荷蓄積時間TSを制御するための
制御部である。
【0031】光電変換素子2は、レンズ1を通って入射
した光情報を電荷に変換する。可変利得増幅器5は、こ
の電荷による信号Aを増幅して信号BとしてA/D変換
器6に入力する。A/D変換器6は、この信号Bをディ
ジタル信号Cに変換して、主信号処理部(従来の撮像装
置におけるものと同一であるので図示説明を省略する)
と信号量検出回路7に入力する。信号量検出回路7は、
この信号Cの信号量を検出し、検出信号Dとして演算回
路8に送る。この演算回路8は、可変利得増幅器5の利
得Gaと光電変換素子2の信号電荷蓄積時間TSを設定す
るための演算と設定処理を行う。
【0032】演算回路8は、フリッカを抑圧するための
信号電荷蓄積時間の範囲を商用電源周波数に関連させて
最小時間Tminと最大時間Tmaxで規定しておく。信号電
荷蓄積時間TSがこのTmin以上,Tmax以下にあるとき
には、信号量検出回路7で得られた検出信号Dと予め設
定された基準値Eとの比較結果より、可変利得増幅器5
の利得Gaを制御して露光制御を行う。一方、信号電荷
蓄積時間TSが前記規定範囲を超えた場合は、信号量検
出回路7で得られた検出信号Dと予め設定された基準値
Eとの比較結果より、信号電荷蓄積時間TSによる露光
制御を行う。
【0033】この演算結果を信号F1,F2として、前記
利得制御部9と信号電荷蓄積時間制御部4に入力し、可
変利得増幅器5の利得Gaと、光電変換素子2の信号電
荷蓄積時間TSを制御する。
【0034】図2は、信号量検出回路7の具体例を示し
ている。10は積分回路、11はサンプルホールド回路
(以下、S/H回路という)、Φ1は積分リセットパル
ス、Φ2はサンプルホールドパルス(以下、S/Hパル
スという)である。
【0035】以下、信号量検出回路7の動作を図3を参
照して説明する。1フィールド周期毎に、入力信号Cを
積分回路10で積分する(Φ1=Tf)。次に、この積分
信号Gを積分リセットパルスΦ1によりリセットする直
前の位相(S/HパルスΦ2)でサンプルホールドする
と、図3に示すようなS/H信号Dを得ることができ
る。サンプルホールド回路11は、このS/H信号Dを
検出信号Dとして演算回路8に入力する。
【0036】図4は、演算回路8における演算方法の具
体例を示している。演算回路8は、信号電荷蓄積時間T
Sに対して、フリッカを抑制する時間を最小値Tminと最
大値Tmaxで規定する。この最小値Tminと最大値Tmax
は、商用電源周波数50Hzの関東地域では1/(2×
商用電源周波数)±0.5TH秒(THは水平周期)=1
/100±0.5TH秒の値に設定し、商用電源周波数
60Hzの関東地域では1/(2×商用電源周波数)±
0.5TH秒(THは水平周期)=1/120±0.5T
H秒の値に設定する。
【0037】そして、ステップ501において、検出信
号Dと基準値Eを比較し、両信号が一致しないときには
ステップ502,503において信号電荷蓄積時間Ts
と最小時間Tminと最大時間Tmaxを比較してTSがTmin
以上,Tmax以下の場合には、次の演算を行う。ステッ
プ504において検出信号Dと基準値Eとを比較し、D
>E(可変利得増幅器5より出力される信号の信号量D
が基準値Eよりも大きい場合)であるときには、ステッ
プ505において可変利得増幅器5の利得Gaを小さく
する演算を行なう。ステップ506において利得Ga
制御範囲の下限(Gmin)を比較し、利得Gaが制御範囲
の下限Gminを超えるとステップ507において利得Ga
を下限値Gminに固定し、ステップ508において光電
変換素子2の信号電荷蓄積時間TSを短くする演算を行
なう。
【0038】ステップ504においてD≦E(可変利得
増幅器5より出力される信号の信号量Dが基準値E以下
の場合)の場合には、ステップ509において可変利得
増幅器5の利得Gaを大きくする演算を行なう。ステッ
プ510において利得Gaと制御範囲の上限(Gmax)を
比較し、利得Gaが制御範囲の上限Gmaxを超えるとステ
ップ511において利得Gaを上限値Gmaxに固定し、ス
テップ512において信号電荷蓄積時間TSを長くする
演算を行なう。
【0039】一方、ステップ502,503において信
号電荷蓄積時間TSが先に規定したフリッカを抑圧する
時間範囲である最小時間Tminと最大時間Tmaxを超えた
ことを検出した場合には、次の演算を行う。
【0040】ステップ513において検出信号Dと基準
値Eとを比較し、D>Eのときにはステップ514にお
て信号電荷蓄積時間TSを短くし、D≦Eのときにはス
テップ515において信号電荷蓄積時間TSを長くする
演算を行なう。
【0041】そして、これらの演算結果を利得制御部9
及び信号電荷蓄積時間制御部4に送って光電変換素子2
及び可変利得増幅器5を制御する。
【0042】例えば、前述した特開平01−20457
8号公報に記載された例と同様に、関東地域(2fp
100Hz)でNTSC方式のビデオカメラを使用する
場合には、Tmin=1/100−0.5TH秒、Tmax
1/100+0.5TH秒(TH:水平周期)としておく
ことにより、(数5)式をほぼ満足し、TS=1/60
秒に対して、30dB以上のフリッカ抑圧効果を得るこ
とができる。
【0043】従来の露光制御の様子を図5に示し、本発
明による露光制御の様子を図6に示す。両図において、
横軸は入射する光の光量を、縦軸は出力信号の信号量を
示している。従来、フリッカを抑圧できる範囲(以下、
フリッカ抑圧範囲という)は、関東地域を例にとると1
/100秒±0.5THで制御できる範囲だけであるの
に対して、本発明では可変利得増幅器5の効果により、
フリッカ抑圧範囲を広げることができる。つまり、フリ
ッカ抑圧範囲が蛍光灯照明の照度範囲となるように可変
利得増幅器5の利得Gaの値を制御することができる。
【0044】一般的なシーンにおいて、蛍光灯照明の照
度範囲はさほど広くなく、本発明で得られるフリッカ抑
圧範囲によりフリッカを十分に抑圧することができる。
また、このフリッカ抑圧範囲よりも低い照度範囲は、白
熱灯などの照明下での撮影がほとんどであり、他方のフ
リッカ抑圧範囲よりも高い照度範囲は、屋外の太陽光下
での撮影がほとんどとなるので、フリッカは無く、実用
上き問題無く使用することができる。
【0045】図7は、制御範囲の上限Gmaxの設定を可
変利得増幅器5が実行し得る利得制御範囲の途中の値に
した場合の具体例を示している。可変利得増幅器5の利
得Gaを大きくした場合は、主信号のS/Nが悪くな
る。そこで、制御範囲の上限の値Gmaxを主信号のS/
Nが悪くならない程度に設定しておき、残りの利得範囲
を、信号電荷蓄積時間TSの最大値1/60秒におい
て、更に大きな信号量が必要なときに、信号Aを増幅す
るために使用するようにする。このようにすれば、大き
な主信号が得られると共に該主信号のS/Nの劣化を防
ぐこともできる。
【0046】図8は、図1における光電変換素子2及び
信号電荷蓄積時間制御部4の具体例を示している。
【0047】図8において、12は水平走査回路、13
は信号読出用垂直走査回路、14は信号掃出用垂直走査
回路、15はフォトダイオード、16はMOSゲート、
17は信号読出端子、18は信号掃出端子、Ψm、Ψ'm
は信号読出用の行選択パルス、Φm、Φ'mは信号掃出用
の行選択パルスである(添字のmは第m行選択の意味で
ある)。
【0048】ここでは、更に、図9を併せて参照して信
号電荷蓄積時間の制御原理について説明する。先ず、信
号掃出用スタートパルスΦSが入力されると、信号掃出
用垂直走査回路14は、信号掃出用の行選択パルス列
(Φ1,Φ'1)……,(Φm,Φ'm),……を順次出力
し、第m行のフォトダイオード15に蓄積した電荷は、
Φm,Φ'mがハイレベルのときに信号掃出端子18から
掃出される。次に、信号読出用スタートパルスΨSが入
力されると、信号読出用垂直走査回路13は、信号読出
用の行選択パルス列(Ψ1,Ψ'1)……,(Ψm
Ψ'm),……を順次出力し、第m行のフォトダイオード
15に蓄積した電荷は、Ψm,Ψ'mがハイレベルのとき
に信号読出端子17から読み出される。第m行のフォト
ダイオード15に蓄積した電荷は、Ψm,Ψ'mによって
読み出されることより、TSだけ先立った時刻にΦm
Φ'mによって掃出されているので、信号電荷蓄積時間は
Sとなる。この信号電荷蓄積時間TSは、信号読出用ス
タートパルスΨSに対する信号掃出用スタートパルスΦS
の位相を変えることにより任意に制御することができ
る。つまり、TS秒の信号電荷蓄積時間とするには、信
号掃出用スタートパルスΦSから信号読出用スタートパ
ルスΨSまでの位相差をTS秒とすれば良い。図8におけ
る信号掃出用垂直走査回路14,信号掃出端子18およ
びMOSゲート16は、図1における信号電荷蓄積時間
制御部4に相当する。
【0049】次に、図1における光電変換素子2及び信
号電荷蓄積時間制御部4の別の具体例を図10を参照し
て説明する。同図において、19は垂直CCD、20は
水平CCD、21はフォトダイオード、22,23はM
OSゲートであり、一般にIL−CCD(インターライ
ン型CCD)撮像素子と呼ばれ、特にMOSゲート22
はオーバーフローゲートと呼ばれている。
【0050】フォトダイオード21に蓄積した電荷は、
信号読出用スタートパルスΨSがハイレベルのときに一
斉に垂直CCD19に移り、その後、行単位で水平CC
D20に移って順次に読み出される。図11に示す時刻
readは、フォトダイオード21から垂直CCD19に
信号が移る時刻である。この時刻treadよりTSだけ先
立った時刻tresetに信号掃出用スタートパルスΦSをハ
イレベルにすると、フォトダイオード21にそれまで蓄
積していた電荷はオーバーフローゲート22を通じて信
号掃出端子18に掃出される。したがって、TSが信号
電荷蓄積時間となり、信号読出用スタートパルスΨS
対する信号掃出用スタートパルスΦSの位相を制御する
ことで、信号電荷蓄積時間TSを任意に制御することが
できる。図10におけるオーバーフローゲート22,信
号掃出端子18は、図1における信号電荷蓄積時間制御
部4に相当する。
【0051】図12は、可変利得増幅器5を変形した撮
像装置の実施形態を示している。この可変利得増幅器5
は、切り替え回路100とそれぞれ異なった利得Ga
持つ増幅器101〜103を備える。
【0052】図4を参照して説明した演算の流れに従っ
て演算回路8で決定した利得Gaは、予め設定しておい
た増幅器101〜103の利得の中から適合する(TS
がTmin以下およびTmax以上にならないように)値のも
のを選定するように使用される。利得制御部9は、演算
回路8の演算結果に基づいて、切り替え回路100を切
り替えて増幅器101〜103の中から適合する利得G
aを持った1つを選定し、A/D変換器6に入力する信
号の信号量を変えることにより、光電変換素子2の信号
電荷蓄積時間TSの内、フリッカを抑圧する時間内での
露光制御範囲を広くする。
【0053】図12に示した実施形態は、増幅器の数を
3つにしてあるが、この数を増やすことによって、利得
の制御を細かくすることができる。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、フリッカが生じる照明
下で撮影を行った場合に、光量の多い入射光であって
も、フリッカ量の少ない信号電荷蓄積時間で露光制御を
行なうことができるので、画質のよいテレビカメラなど
の撮像装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる撮像装置の実施形態を示すブロッ
ク図である。
【図2】図1に示した撮像装置における信号量検出回路
の具体例を示すブロック図である。
【図3】図2に示した信号量検出回路の検出動作を説明
する波形図である。
【図4】図1に示した撮像装置における演算回路におけ
る演算方法の具体例を示す流れ図である。
【図5】従来技術における露光制御の様子を説明する図
である。
【図6】本発明における露光制御の様子を説明する図で
ある。
【図7】本発明になる撮像装置における他の露光制御の
方法を説明する図である。
【図8】図1に示した撮像装置における光電変換素子及
び信号電荷蓄積時間制御部の具体例を示すブロック図で
ある。
【図9】図8に示した信号電荷蓄積時間制御部の動作を
説明する波形図である。
【図10】図1に示した撮像装置における光電変換素子
及び信号電荷蓄積時間制御部の他の具体例を示すブロッ
ク図である。
【図11】図10に示した信号電荷蓄積時間制御部の動
作を説明する波形図である。
【図12】図1に示した撮像装置における可変利得増幅
器を変形した他の撮像装置の実施形態を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1…レンズ、2…光電変換素子、3…照明光周波数検出
回路、4…信号電荷蓄積時間制御部、5…可変利得増幅
器、6…アナログ信号−ディジタル信号変換器(A/D
変換器)、7…信号量検出回路、8…演算回路、9…利
得制御部、A…光電変換素子2の出力信号、B…可変利
得増幅器5の出力信号、C…信号処理されるディジタル
信号、D…検出信号、F1,F2…制御信号。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光電変換素子と、該光電変換素子より出力
    される信号を増幅する可変利得増幅器と、該可変利得増
    幅器より出力された信号の信号量を検出する信号量検出
    回路と、該信号量検出回路より出力される検出信号に基
    づいて前記可変利得増幅器の利得または前記光電変換素
    子の信号電荷蓄積時間を決定する演算回路と、前記演算
    回路の出力に基づいて前記光電変換素子の信号蓄積時間
    を制御する信号電荷蓄積時間制御部と、前記演算回路の
    出力に基づいて前記可変利得増幅器の利得を制御する可
    変利得増幅器制御部とを備えたことを特徴とする撮像装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の撮像装置において、前記
    可変利得増幅器制御部は、前記光電変換素子の信号電荷
    蓄積時間が点滅光源の点滅周期の整数倍関係にあるとき
    に、入射する光の光量の増減に対して出力信号の信号量
    が一定となるように前記演算回路の信号に基づいて前記
    可変利得増幅器の利得を制御することを特徴とする撮像
    装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の撮像装置において、前記
    可変利得増幅器制御部は、前記演算回路の信号に基づい
    て、入射する光の光量の増減に対して出力信号の信号量
    が一定になるように前記可変利得増幅器の利得を連続的
    に制御することを特徴とする撮像装置。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の撮像装置において、前記
    可変利得増幅器制御部は、前記光電変換素子の信号電荷
    蓄積時間が、点滅光源の点滅周期の整数倍のときに、入
    射する光の光量の増減に対して出力信号の信号量が一定
    となるように、前記演算回路の信号に基づいて、複数種
    類の固定された利得の中から特定の利得を選定すること
    を特徴とする撮像装置。
  5. 【請求項5】請求項1に記載の撮像装置において、前記
    演算回路は、信号電化蓄積時間が1/(2×商用電源周
    波数)±0.5TH秒(THは水平周期)内であるときに
    可変利得増幅器の利得を変える制御信号を発生すること
    を特徴とする撮像装置。
  6. 【請求項6】外部からの光情報を電気的情報に変換する
    ための光電変換素子と、該光電変換素子より出力される
    信号を増幅する可変利得増幅器と、該可変利得増幅器の
    利得を制御する制御部と、前記可変利得増幅器より出力
    された信号の信号量を検出する信号量検出回路と、該信
    号量検出回路の信号により前記可変利得増幅器の利得と
    前記光電変換素子の信号電荷蓄積時間を決める演算回路
    部と、前記光電変換素子の信号電荷蓄積時間を制御する
    制御部を設け、前記信号量検出回路で信号量を検出し、
    この検出信号に基づいて、前記光電変換素子の信号電荷
    蓄積時間がフリッカを抑圧する値のときに、前記可変利
    得増幅器の利得を制御することにより入射する光の光量
    の増減に対して該可変利得増幅器の出力信号の信号量を
    一定にすることを特徴とする撮像装置。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の撮像装置において、前記
    フリッカを抑圧する値は、1/(2×商用電源周波数)
    秒であることを特徴とする撮像装置。
  8. 【請求項8】請求項6に記載の撮像装置において、前記
    フリッカを抑圧する値は、1/(2×商用電源周波数)
    ±0.5TH秒(THは水平周期)の範囲であることを特
    徴とする撮像装置。
  9. 【請求項9】信号電荷蓄積時間が制御される光電変換素
    子より出力される信号を増幅する可変利得増幅器を備
    え、前記光電変換素子の信号電荷蓄積時間がフリッカを
    抑圧する値(1/2×商用電源周波数±0.5TH秒)
    のときに、前記可変利得増幅器の利得を制御することに
    より、入射する光の光量の増減に対して出力信号の信号
    量を一定にするようにしたことを特徴とする撮像装置。
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