JP2003179241A - 薄膜太陽電池 - Google Patents

薄膜太陽電池

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JP2003179241A
JP2003179241A JP2001376305A JP2001376305A JP2003179241A JP 2003179241 A JP2003179241 A JP 2003179241A JP 2001376305 A JP2001376305 A JP 2001376305A JP 2001376305 A JP2001376305 A JP 2001376305A JP 2003179241 A JP2003179241 A JP 2003179241A
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transparent conductive
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conductive film
semiconductor
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Kouichirou Shinraku
浩一郎 新楽
Hideki Shiroma
英樹 白間
Hiroki Okui
宏樹 奥井
Keisuke Aramaki
慶輔 荒巻
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Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体接合部の凹凸構造に起因して短絡電流
が低下するという従来の問題を解消するとともに、光閉
じ込め効率をも高めることができる薄膜太陽電池を提供
する。 【解決段】 透光性基板、第1の透明導電膜、少なくと
もひとつの半導体接合を有する半導体多層膜、第2の透
明導電膜、および金属膜を順次積層するとともに、前記
第2の透明導電膜と金属膜との界面、および前記半導体
多層膜と第2の透明導電膜との界面が凹凸形状になって
いる薄膜太陽電池において、前記第2の透明導電膜と金
属膜との界面の凹凸形状の平均高低差が、前記半導体多
層膜と第2の透明導電膜との界面の凹凸形状の平均高低
差以上であることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は太陽電池に関し、特
に光活性層に薄膜半導体を用いた薄膜太陽電池に関す
る。
【0002】
【従来技術および発明が解決しようとする課題】薄膜S
i太陽電池に代表される薄膜太陽電池は、次世代太陽電
池として注目されているが、充分な光電流値を得るには
光閉じ込め構造を導入して光利用効率の向上を図ること
が重要である。特に結晶質Si材料を光活性層に用いる
薄膜結晶質Si太陽電池においては、結晶Siの光吸収
係数が長波長側で小さいため、数μm以下の膜厚で光吸
収を充分に生ぜしめて光電変換をより効率的に行わせる
ためには、入射光が結晶質Si膜内を多数回反射往復す
るようにして光をより有効に閉じ込めることが必要不可
欠である。
【0003】図2に、光閉じ込め構造を有する薄膜太陽
電池の代表的従来例として、スーパーストレート・タン
デム型(a−Si:H/μc−Si:H)薄膜Si太陽
電池の構造を示す。図2中、21は透光性基板、22は
第1の透明導電膜、23は半導体多層膜、23aは第1
の半導体接合層、23bは第2の半導体接合層、24は
第2の透明導電膜、25aは第1の取り出し電極となる
金属膜、25bは第2の取り出し電極となる金属膜、2
6は第3の透明導電膜である。
【0004】透光性基板21としてはガラスや樹脂など
が用いられ、第1の透明導電膜22としてはSnO2
ITO、ZnOなどの金属酸化物材料が用いられ、第1
の半導体接合層23aとしては水素化アモルファスシリ
コン(a−Si:H)が用いられ、第2の半導体接合層
23bとしては微結晶シリコン(μc−Si:H)が用
いられ、第2および第3の透明導電膜24、26として
は第1の透明導電膜22と同様な材料のものが用いら
れ、金属膜25aとしてはAl、Agなどが用いられ
る。
【0005】第1の透明導電膜22の製膜表面を凹凸形
状にすることにより光閉じ込め構造が実現されている。
この凹凸形状は透明導電膜22の製膜条件によって自生
的に形成することもできるが、必要であれば適当なエッ
チング処理で所望の凹凸形状に追加工することもでき
る。第2の半導体接合層23bとして微結晶シリコンを
用いているので、例えば(110)配向となる製膜条件
で膜形成を行なうと、その表面に自生的な凹凸形状を形
成することができ、光閉じ込め効果をより高めることが
できる。
【0006】これらの技術は、例えば特許第27138
47号、特許第2771414号、特許第278484
1号、特許第3027669号、特許第3029169
号、特開平5−218469号、特開平6−19673
8号、特開平10−117006号、特開平11−23
3800号等に述べられており、いずれにおいても光電
流が増大して変換効率が向上する結果が得られている。
【0007】しかしながら、上記従来構造では、半導体
膜が製膜される第1の透明導電膜22の表面が凹凸形状
を有しているため、第1の半導体接合層23aのみなら
ず、第2の半導体接合層23bの形成にあたってもその
凹凸形状が影響し、特に第2の半導体接合層23bが結
晶質Siで構成されている構造では、その凹凸形状の高
低差やピッチの程度によっては第2の半導体接合層23
bの膜品質を大幅に低下させてしまうという問題があっ
た。すなわち、実質的にフラットな面への結晶質薄膜成
長であれば、凹凸構造に起因した不要な核発生サイトが
少ないので結晶の大粒径化がはかりやすく、また、全て
の結晶がフラット面に対して垂直な方向に成長していく
ために成長した結晶粒どうしが衝突して結晶粒界を生じ
させたりすることがなく、また結晶配向も一方向にそろ
いやすく望ましい結晶配向特性に制御しやすいという利
点があるのに対して、凹凸構造面上への結晶質薄膜成長
ではこれらの利点が失われてしまい、膜品質が低下して
しまうという問題があった。
【0008】特に太陽電池においては、結晶粒径が小さ
いことによる結晶粒界の増加や、成長結晶粒どうしの衝
突による結晶粒界の生成は、結晶粒界部がリーク電流の
発生経路や光励起キャリアの再結合消滅領域となるた
め、開放電圧特性の低下や曲線因子特性の低下、さらに
は短絡電流密度の低下を招き、致命的なマイナス因子と
なる。
【0009】なお、上記ではタンデム型を例にとって述
べたものであるが、この型に限らずシングル接合型であ
ってもトリプル接合型であってもそれ以上の多接合型で
あっても、結晶質シリコン膜が凹凸形状面上に製膜され
る条件下ではもちろん同様の問題が発生する。
【0010】実際、結晶質薄膜シリコン太陽電池におけ
る凹凸形状と開放電圧との関係については、第61回秋
期応用物理学会予稿集6a-C-6,p.829(2000)、同6a-C-7,
p.830(2000)、12th International PVSEC(June 11-15/20
01, KOREA)p791等で報告されており、凹凸形状の増大
(凹凸構造を形成する凹凸単位の平均サイズ(特性長)
の増大や、凹凸構造を形成する面の基板水平方向に対す
る傾斜角度の増大)とともに短絡電流密度は増大する
が、開放電圧は低下してしまうことが述べられている。
そしてさらに凹凸形状を激しくすれば、ついには短絡電
流密度の低下を招くことも容易に推察される。
【0011】これに対して、本発明者らは特願2001
−20623号および特願2001−100389号で
上記凹凸形状に起因した膜品質の低下を抑制できる素子
構造を既に開示している。このうちスーパーストレート
型についての代表的構造を図3に示す。図3中、31は
透光性基板、32は第1の透明導電膜、33は半導体
層、34は第2の透明導電膜、35は金属膜である。こ
の素子構造では、透光性基板31と第1の透明導電膜3
2との界面が凹凸形状を有していて光閉じ込め効果をも
たらし、一方、第1の透明導電膜32と半導体層33と
の界面はほぼ平坦となっているので半導体層33の電気
特性の低下を最小限に抑えることができる。
【0012】本発明者らの上記素子構造によって結晶質
半導体層の品質低下は抑制されたものの、光閉じ込め効
率としては未だ満足のいくものとはいえず、さらなる効
率向上対策が望まれる。
【0013】なお、特開平8−306944には、透光
性基板/表透明導電膜/pin(nip)半導体層/裏
透明導電膜/金属膜の構造において、n(p)層の凹凸
形状をi層のそれよりも大きくして光散乱効果を高める
素子構造が開示されているが、これでは必要以上にn
(p)層を厚く製膜しなければならず、この部分での光
吸収ロスが増大してしまうという問題がある。また裏透
明導電膜と金属膜界面の凹凸形状増大の概念も示されて
いない。また、特開平7−202231には、光散乱を
促す乱反射層を有する太陽電池が開示されているが、こ
の乱反射層の上下界面の凹凸化の概念は示されておら
ず、その効果には限界がある。
【0014】本発明はこのような従来技術の問題点に鑑
みてなされたものであり、半導体接合部の凹凸構造に起
因して短絡電流が低下するという従来の問題を解消する
とともに、光閉じ込め効率をも高めることができる薄膜
太陽電池を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る薄膜太陽電池では、透光性基板、第
1の透明導電膜、少なくともひとつの半導体接合を有す
る半導体多層膜、第2の透明導電膜、および金属膜を順
次積層するとともに、前記第2の透明導電膜と金属膜と
の界面、および前記半導体多層膜と第2の透明導電膜と
の界面が凹凸形状になっている薄膜太陽電池において、
前記第2の透明導電膜と金属膜との界面の凹凸形状の平
均高低差が、前記半導体多層膜と第2の透明導電膜との
界面の凹凸形状の平均高低差以上であることを特徴とす
る。
【0016】上記薄膜太陽電池では、前記第2の透明導
電膜が、金属酸化物材料、シリコン酸化物材料、シリコ
ン炭化物材料、ダイヤモンドライクカーボン等の炭素材
料のうちのいずれか一種以上からなることが望ましい。
【0017】また、上記薄膜太陽電池では、前記第2の
透明導電膜と金属膜との界面の凹凸形状の基板に対する
水平方向の平均ピッチが100nm以上であることが望
ましい。
【0018】また、上記薄膜太陽電池では、前記第2の
透明導電膜が、基板側から順次積層された第1の透光性
導電膜および第2の透光性導電膜を含む多層膜から構成
されており、前記第1の透光性導電膜は、金属酸化物材
料、シリコン酸化物材料、シリコン炭化物材料、ダイヤ
モンドライクカーボン等の炭素材料のうちの少なくとも
いずれかからなり、前記第2の透光性導電膜は、金属材
料、金属酸化物材料、シリコン酸化物材料、シリコン炭
化物材料、ダイヤモンドライクカーボン等の炭素材料、
高分子材料のうちのいずれか一種以上を含む材料からな
ることが望ましい。
【0019】また、上記薄膜太陽電池では、前記第2の
透光性導電膜は屈折率の異なる2種以上の成分の混合物
からなり屈折率の異なる領域が散在分布していることが
望ましい。
【0020】また、上記薄膜太陽電池では、前記成分の
うちの少なくとも1成分は100nm以上のサイズの粒
子を含んでいることが望ましい。
【0021】また、上記薄膜太陽電池では、前記成分の
うちの透光性を有する少なくとも1成分は第1の透光性
導電膜に離散的に付着していることが望ましい。
【0022】また、上記薄膜太陽電池では、前記第1の
透明導電膜と半導体多層膜との界面、および前記透光性
基板と第1の透明導電膜との界面が凹凸形状になってお
り、前記第1の透明導電膜と半導体多層膜との界面の凹
凸形状の平均高低差が、前記透光性基板と第1の透明導
電膜との界面の凹凸形状の平均高低差よりも小さいこと
を特徴とする。
【0023】上記薄膜太陽電池では、前記透光性基板と
第1の透明導電膜との界面が凹凸形状になっており、こ
の凹凸形状の前記基板に対する水平方向の平均ピッチが
100nm以上であることが望ましい。
【0024】上記薄膜太陽電池では、前記透光性基板と
第1の透明導電膜との間に、前記透光性基板とは屈折率
が異なる透光性膜を介在させ、この透光性膜と前記透光
性基板との間の界面が凹凸形状になっており、前記第1
の透明導電膜と半導体多層膜との界面の平均高低差が、
前記透光性膜と前記透光性基板との間の界面の凹凸形状
の平均高低差以下であることが望ましい。
【0025】上記薄膜太陽電池では、前記透光性膜と前
記透光性基板との間の界面が凹凸形状になっており、そ
の凹凸形状の基板に対する水平方向の平均ピッチが10
0nm以上であることが望ましい。
【0026】上記薄膜太陽電池では、前記透光性膜中に
導電性材料からなる集電極が配設されていることが望ま
しい。
【0027】上記薄膜太陽電池では、前記第1の透明導
電膜が、非晶質相を主成分としていることが望ましい。
【0028】請求項1または請求項8に係る薄膜太陽電
池では、前記半導体多層膜中の少なくともひとつの半導
体接合層の光活性層が、水素化アモルファスシリコン系
膜、結晶質シリコン系膜、カルコパイライト系膜、Cd
Te系膜のうちのいずれか一種以上を含むことが望まし
い。
【0029】また、請求項1または請求項8に係る薄膜
太陽電池では、前記半導体多層膜が、ひとつの半導体接
合層からなり、この半導体接合層の光活性層が水素化ア
モルファスシリコン系膜、結晶質シリコン系膜、カルコ
パイライト系膜、CdTe系膜のうちのいずれか一種以
上を含むことが望ましい。
【0030】また、請求項1または請求項8に係る薄膜
太陽電池では、前記半導体多層膜が基板側から順次積層
された第1の半導体接合層および第2の半導体接合層か
ら構成されており、第1の半導体接合層の光活性層が水
素化アモルファスシリコン系膜を含み、第2の半導体接
合層の光活性層が結晶質シリコン系膜を含むことが望ま
しい。
【0031】また、上記薄膜太陽電池では、前記第1の
半導体接合層と第2の半導体接合層との間に第3の透明
導電膜を介在させ、この第3の透明導電膜と第2の半導
体接合層との界面の凹凸形状の平均高低差が、この第3
の透明導電膜と第1の半導体接合層との界面の凹凸形状
の平均高低差以下であることが望ましい。
【0032】また、上記薄膜太陽電池では、前記第1の
半導体接合層と第2の半導体接合層との間に第3の透明
導電膜が介在しており、この第3の透明導電膜が非晶質
相を主成分としていることが望ましい。
【0033】また、請求項1または請求項8に係る薄膜
太陽電池では、前記半導体多層膜が基板側から順次積層
された第1の半導体接合層、第2の半導体接合層、およ
び第3の半導体接合層から構成されており、第1の半導
体接合層の光活性層は水素化アモルファスシリコン系膜
を含み、第3の半導体接合層の光活性層は結晶質シリコ
ン系膜を含むことが望ましい。
【0034】また、請求項1または請求項8に係る薄膜
太陽電池では、前記結晶質シリコン系膜が基板に垂直な
方向に(110)配向しており、この結晶質シリコン系
膜と前記第2の透明導電膜との界面が凹凸形状を有して
いることが望ましい。
【0035】また、上記薄膜太陽電池では、前記水素化
アモルファスシリコン系膜中の水素含有量が10%以下
であることが望ましい。
【0036】また、上記薄膜太陽電池では、前記結晶質
シリコン系膜中の水素含有量が10%以下であることが
望ましい。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、図1を用いて本発明の実施
の形態を説明する。図1中、11は透光性基板、12は
第1の透明導電膜、13は半導体多層膜、13aは第1
の半導体接合層、13bは第2の半導体接合層、14は
第2の透明導電膜、14aは第1の透光性導電膜、14
bは第2の透光性導電膜、14cは光散乱体1、14d
は光散乱体2、15aは第1の取り出し電極となる金属
膜、15bは第2の取り出し電極となる金属膜、16は
透光性膜、17は集電極、18は第3の透明導電膜であ
る。
【0038】まず、透光性基板11を用意する。透光性
基板11としては、ガラス、プラスチック、樹脂などを
材料とした板材あるいはフィルム材などを用いることが
できる。このとき素子形成面となる一主面側に凹凸構造
を形成すると入射光の光散乱がより促進されるようにな
り、光閉じ込め効率の向上により好適である。
【0039】凹凸構造を形成する方法としては、レプリ
カ法、エッチング法、ブラスト法などがある。レプリカ
法では、予め目的とする凹凸構造のネガ構造を有する金
型等のネガレプリカを用意しておき、これによって基板
11の表面を適当な温度条件でプレス加工すれば比較的
低コストで容易に実現できる。ここで、ネガレプリカを
作製するためのオリジナル凹凸構造としては、例えば結
晶Si基板を所定のウェットエッチング条件やドライエ
ッチング条件でエッチングすることによって形成される
Si結晶の面方位を反映した凹凸構造を利用することが
できるし、SnO2等の透明導電膜を所定の条件で製膜
することによって得られる自生的な表面凹凸構造などを
利用することもでき、得たい凹凸構造に応じて様々な材
料を利用することができる。
【0040】ウェットエッチング法やドライエッチング
法でも、酸、アルカリなどの適当な薬液や反応性ガスを
用いることで比較的低コストで容易に凹凸構造を実現で
きる。特にドライエッチング法の一種であるRIE法を
用いれば、ガス種、ガス圧、プラズマパワー等のエッチ
ング条件によって所望の凹凸形状が得られることが、例
えば特願2000−301419号に述べられている。
【0041】基板11の凹凸構造の基板に水平方向の平
均ピッチとしては、隣接する任意の凸部の頂点間の平均
距離を100nm以上、より好ましくは200nm以上
とする。その理由は、長波長光として800nmの光を
代表にとると、透光性基板11の屈折率を1.5〜2.
0程度とした場合、その媒質中での光の1/4波長は1
33〜100nmとなり、また1/2波長は267〜2
00nmとなるからである。すなわち、一般に、光波長
の1/4程度の特性長を有する凹凸構造は光学的にフラ
ットとみなされるので、期待する光散乱効果を有する凹
凸構造とするには、その特性長を少なくとも問題とする
光の波長の1/4以上、望ましくは1/2以上とする必
要がある。
【0042】次に、第1の透明導電膜12を形成する。
透明導電膜12の材料としては、SnO2、ITO、Z
nOなど公知の材料を用いることができるが、この後の
Si膜を形成するときに、SiH4とH2を使用すること
に起因した水素ガス雰囲気に曝されることになるので、
耐還元性に優れるZnO膜を少なくとも最終表面として
形成するのが望ましい。製膜方法としては、CVD法、
蒸着法、イオンプレーティング法、スパッタリング法な
ど公知の技術を用いることができる。このとき、膜厚
は、反射防止膜効果を持たせるために60〜100n
m、あるいはその倍数の膜厚とする。
【0043】このとき、透明導電膜12は膜厚の増大と
ともにその結晶構造に起因した凹凸形状が増大していく
傾向があり、これが光閉じ込め効果をもたらすが、従来
技術とその課題のところで述べたように、この凹凸形状
面への半導体膜の製膜は、電気的に高品質な半導体膜を
形成する観点からは決して望ましいものではない。そこ
で半導体膜の電気的特性の低下を最小限に抑え、かつ有
効な光閉じ込めを実現できる素子構造として本発明者ら
が先に提案しているものが、特願2001−20623
および特願2001−100389で示された素子構造
である。すなわち、予め透光性基板11に凹凸構造を形
成しておき、その後、第1の透明導電膜12を形成すれ
ばよい。
【0044】第1の透明導電膜12を真空成膜法を用い
て形成する場合は、その製膜後の表面の凹凸形状は、そ
の製膜条件や厚さを調節することによって、ある程度緩
和することができるが、それでは所望の緩和凹凸形状が
得られない場合もある。その場合は、機械的研磨法、各
種エッチング法、CMP(Chemical Mechanical Polish
ing)法などを用いれば、表面の凹凸形状の緩和度を自
由に調節することができる。また、結晶構造に起因した
不必要な凹凸形状の形成を防ぐためには、第1の透明導
電膜12を非晶質状態で成膜することも有効である。ま
た必要であれば、その後、熱アニール処理などによって
結晶化させてもよい。
【0045】また、ゾルゲル法など液状材料から形成す
る方法で第1の透明導電膜12を成膜すれば、その成膜
後の表面形状は自ずからほぼフラットにすることができ
る。
【0046】以上によって、第1の透明導電膜12と半
導体多層膜13との界面の凹凸形状の平均高低差が、透
光性基板11と第1の透明導電膜12との界面の凹凸形
状の平均高低差以下である構造を実現することができ
る。
【0047】さらに、上記以外の実現方法としては、透
光性基板11と第1の透明導電膜12との間に、基板1
1とは屈折率を異にする透光性膜16を介在させる方法
がある。すなわち、凹凸構造が形成された基板11の表
面に異種材料からなる透光性膜16を形成し、その表面
はほぼフラットな形状として、この上に第1の透明導電
膜12をその製膜後の表面がほぼフラットになるように
形成すればよい。この透光性膜16としては、金属酸化
物透明導電材料、ガラス、プラスチックあるいは樹脂な
どの高分子材料などを用いることができる。ガラスを用
いる場合はゾルゲル法などを用いればその成膜後の表面
形状をほぼフラットにすることができる。また、高分子
材料を用いる場合は適当な条件下として流動性のある状
態で基板面上に塗布すれば、やはりその成膜後の表面形
状をほぼフラットにすることができる。流動化処理を塗
布後に行う場合でも同じ効果を得ることができるし、必
要な場合は平坦化加工を追加してもよい。
【0048】以上によって、第1の透明導電膜12と半
導体多層膜13との界面の凹凸形状の平均高低差が、透
光性膜16と透光性基板11との間の界面の凹凸形状の
平均高低差以下である構造を実現することができる。
【0049】また、透光性膜16と透光性基板11との
界面の凹凸形状の基板に対する水平方向の平均ピッチ
は、透光性基板11に対する凹凸形状を形成するところ
で述べたのと同じ理由で100nm以上とし、望ましく
は200nm以上とする。
【0050】なお、このとき透光性膜16中に金属やグ
ラファイトなどの導電性材料からなる集電極17を埋め
込むと、太陽電池の直列抵抗成分の低減に有効である。
透光性膜16が絶縁性である場合は、集電極17は透光
性膜16表面に露出されるようにし、第1の透明導電膜
12と電気的に接続されるようにする。
【0051】次に、半導体多層膜13を形成する。ここ
では図にならってタンデム型を例にとって説明するが、
タンデム型に限らずシングル接合型、トリプル接合型、
あるいはそれ以上の多接合型素子構造についても本実施
例で述べる内容はもちろん適用可能である。また、半導
体材料としては水素化アモルファスシリコンと結晶質シ
リコン膜を例にとって説明するが、水素化アモルファス
シリコンの代わりに水素化アモルファスシリコンゲルマ
ニウム膜や水素化アモルファスシリコンカーバイド膜等
の水素化アモルファスシリコン系膜を、結晶質シリコン
膜の代わりに結晶質シリコンゲルマニウム膜等の結晶質
シリコン系膜を用いることもできる。さらにはシリコン
系材料に限定することなく、例えばCuInSe2、C
uInxGa1-xSe2等のカルコパイライト系材料やC
dTe系材料等の化合物半導体材料を用いることもでき
る。
【0052】まず、水素化アモルファスシリコン膜を光
活性層に含む第1の半導体接合層13aを形成する。具
体的にはp型層(n型層)/光活性層/n型層(p型
層)とし(不図示)、光活性層はi型とするのが望まし
い。製膜方法としては、プラズマCVD(PECVD)
法や触媒CVD(Cat−CVD)法の他に、本発明者
らが先に特願2000−130858、および特願20
01−293031で提案している前記2方法を融合し
た新たな製膜方法であるCat−PECVD法を用いる
ことができる。特にCat−PECVD法では高速かつ
高品質の膜形成が可能である。
【0053】p型層(n型層)については、水素化アモ
ルファスシリコン膜や微結晶シリコン膜を含む結晶質シ
リコン膜を用いることができる。膜厚は前記材料に応じ
て2〜100nm程度の範囲で調節する。ドーピング元
素濃度については1×1E18〜1E21/cm3程度
として、実質的にはp+型(n+型)とする。なお製膜時
に用いるSiH4、H2、およびドーピング用ガスである
26(PH3)などのガスに加えてCH4などのC(炭
素)を含むガスを適量混合すればSix1-x膜が得ら
れ、光吸収ロスの少ない窓層形成に非常に有効であると
ともに、開放電圧向上のための暗電流成分の低減にも有
効である。また、C以外にもO(酸素)を含むガスやN
(窒素)を含むガスを適量混合させることでも同様な効
果を得ることができる。
【0054】光活性層については水素化アモルファスシ
リコン膜を用い、膜厚は0.1〜0.5μm程度の範囲
で調節する。導電型は基本的にはi型とするが、内部電
界強度分布の微調整を目的に、n-型(p-型)とする場
合もある(実際にはノンドープ膜であってもわずかにn
型特性を示すのが通例である)。なお、水素化アモルフ
ァスシリコン膜の製膜方法としてCat−CVD法ある
いはCat−PECVD法を用いれば膜中水素濃度が1
0%以下、代表的値としては5%程度以下の膜が得ら
れ、水素化アモルファスシリコン膜が抱える長年の課題
である光劣化の程度を低減することができる。
【0055】n型層(p型層)については、水素化アモ
ルファスシリコン膜や微結晶シリコン膜を含む結晶質シ
リコン膜を用いることができる。膜厚は材料に応じて2
〜100nm程度の範囲で調節する。ドーピング元素濃
度については1×1E18〜1E21/cm3程度とし
て、実質的にはn+型(p+型)とする。なお製膜時に用
いるSiH4、H2、およびドーピング用ガスであるPH
3(B26)などのガスに加えてCH4などのC(炭素)
を含むガスを適量混合すればSix1-x膜が得られ、光
吸収ロスの少ない膜形成ができるとともに、開放電圧向
上のための暗電流成分の低減にも有効である。また、C
以外にもO(酸素)を含むガスやN(窒素)を含むガス
を適量混合させることでも同様な効果を得ることができ
る。
【0056】なお、接合特性をより改善するために、p
型層(n型層)と光活性層との間や光活性層とn型層
(p型層)との間に実質的にi型の非単結晶Si層を挿
入してもよい。このときの挿入層の厚さは0.5〜50
nm程度とする。
【0057】次に、結晶質シリコン膜を光活性層に含む
第2の半導体接合層13bを形成する。具体的にはp型
層(n型層)/光活性層/n型層(p型層)とし(不図
示)、光活性層はi型とするのが望ましい。製膜方法と
しては、上記したPECVD法、Cat−CVD法、お
よびCat−PECVD法を用いることができる。特に
Cat−PECVD法では高速かつ高品質の膜形成が可
能である。
【0058】p型層(n型層)については、水素化アモ
ルファスシリコン膜や微結晶シリコン膜を含む結晶質シ
リコン膜を用いることができる。膜厚は材料に応じて2
〜100nm程度の範囲で調節する。ドーピング元素濃
度については1×1E18〜1E21/cm3程度とし
て、実質的にはp+型(n+型)とする。なお、製膜時に
用いるSiH4、H2、およびドーピング用ガスであるB
26(PH3)などのガスに加えてCH4などのC(炭
素)を含むガスを適量混合すればSix1-x膜が得ら
れ、光吸収ロスの少ない窓層形成に非常に有効であると
ともに、開放電圧向上のための暗電流成分の低減にも有
効である。また、C以外にもO(酸素)を含むガスやN
(窒素)を含むガスを適量混合させることでも同様な効
果を得ることができる。
【0059】光活性層については微結晶シリコン膜に代
表される結晶質シリコン膜を用い、膜厚は1〜3μm程
度の範囲で調節する。導電型は基本的にはi型とする
が、内部電界強度分布の微調整を目的に、n-型(p
-型)とする場合もある(実際にはノンドープ膜であっ
てもわずかにn型特性を示すのが通例である)。このと
き膜中水素濃度については、10%以下、より好ましく
は5%以下とする。また膜構造としては、(110)配
向の柱状結晶粒の集合体として製膜後の表面形状が光閉
じ込めに適した自生的な凹凸構造となるようにするのが
望ましい。なお、結晶質シリコン膜の製膜方法として特
にCat−PECVD法を用いれば比較的低い水素希釈
率であっても容易に結晶化が可能となるので高速製膜に
は特に好適である。
【0060】n型層(p型層)については、水素化アモ
ルファスシリコン膜や微結晶シリコン膜を含む結晶質シ
リコン膜を用いることができる。膜厚は材料に応じて2
〜100nm程度の範囲で調節する。ドーピング元素濃
度については1×1E18〜1E21/cm3程度とし
て、実質的にはn+型(p+型)とする。なお製膜時に用
いるSiH4、H2、およびドーピング用ガスであるPH
3(B26)などのガスに加えてCH4などのC(炭素)
を含むガスを適量混合すればSix1-x膜が得られ、光
吸収ロスの少ない膜形成ができるとともに、開放電圧向
上のための暗電流成分の低減にも有効である。また、C
以外にもO(酸素)を含むガスやN(窒素)を含むガス
を適量混合させることでも同様な効果を得ることができ
る。
【0061】なお、接合特性をより改善するためにp型
層(n型層)と光活性層の間や光活性層とn型層(p型
層)の間に実質的にi型の非単結晶Si層を挿入しても
よい。このときの挿入層の厚さは0.5〜50nm程度
とする。
【0062】ここで、第1の半導体接合層13aと第2
の半導体接合層13bとの間の直列接続特性の改善や、
第1の半導体接合層13aと第2の半導体接合層13b
との間での入射光のエネルギー分配最適化のために、第
1の半導体接合層13aと第2の半導体接合層13bと
の間に第3の透明導電膜18を介在させることもでき
る。この場合、第3の透明導電膜18に続いて製膜され
る結晶質シリコン膜の電気特性の低下を最小限に抑える
ためには、既に第1の透明導電膜12の形成のところで
述べたような凹凸形状緩和技術を第3の透明導電膜18
の形成においても用いればよい。
【0063】次に、第2の透明導電膜14を形成する。
透明導電膜材料としては、金属酸化物材料としてのSn
2、ITO、ZnOなどの他に、シリコン酸化物材
料、シリコン炭化物材料、ダイヤモンドライクカーボン
等の炭素材料などを用いることができる。製膜方法とし
ては、CVD法、蒸着法、イオンプレーティング法、ス
パッタリング法、およびゾルゲル法など公知の技術を用
いることができる。必要であれば適当なドープ元素を含
んだ材料を製膜時に製膜原料に混ぜることよって導電性
を付与して制御することができる。
【0064】光散乱効果を高めるために、製膜後の凹凸
形状ができるだけ強調されるような製膜条件を選び、第
2の透明導電膜14と後述する金属膜15aとの界面の
凹凸形状の平均高低差が、半導体多層膜13と第2の透
明導電膜14との界面の凹凸形状の平均高低差以上とな
るようにする。
【0065】また、第2の透明導電膜14と金属膜15
aとの界面の凹凸形状の基板に対する水平方向の平均ピ
ッチについては、第2の透明導電膜14の形成材料とな
る各種透光性材料の光波長800nmでの屈折率は透光
性基板11と同様1.5〜2.0程度であるので、透光
性基板11に対する凹凸形状の形成のところで述べたの
と同じ理由で100nm以上とし、望ましくは200n
m以上とする。
【0066】なお、第2の透明導電膜14が単層膜であ
って、上記凹凸形状の形成に困難が伴う場合は、第2の
透明導電膜14を第1の透光性導電膜14aおよび第2
の透光性導電膜14bを少なくとも含む多層膜構造とす
ることで上記凹凸形状をより容易に実現することができ
る。
【0067】具体例として2層構造の場合について述べ
ると、まず第1の透光性導電膜14aとしては、SnO
2、ITO、ZnOなどの金属酸化物材料の他に、シリ
コン酸化物材料、シリコン炭化物材料、ダイヤモンドラ
イクカーボン等の炭素材料などを前記手法で形成するこ
とができる。続いて第2の透光性導電膜14bとして、
金属酸化物材料、シリコン酸化物材料、シリコン炭化物
材料、ダイヤモンドライクカーボン等の炭素材料、高分
子材料のうちのいずれか一種以上を含む材料からなり、
その表面が所望の凹凸形状となるような膜を前記手法で
形成すればよい。第2の透光性導電膜14bを高分子材
料で形成する場合は、スクリーン印刷法、スピンコート
法、スプレーコート法などの公知の塗布技術を用いるこ
とができる。このとき高分子材料としては導電性高分子
材料を用いるのが望ましいが、後述する光散乱体14
c、あるいは光散乱体14dが導電性を有し、なおかつ
適量存在していて、第2の透光性導電膜14bが全体と
して導電性を持つようであればこの限りではない。
【0068】なお、上記手法を用いて形成した第2の透
光性導電膜14bの表面の凹凸形状は、成膜条件によっ
ても制御可能であるが、必要に応じて先に透光性基板1
1の表面の凹凸化のところで述べた技術でこの第2の透
光性導電膜14bの表面を処理することができる。
【0069】なお、光散乱効果をさらに高めるために
は、第2の透光性導電膜14bを屈折率の異なる2種以
上の成分の混合物で形成し、屈折率の異なる領域が散在
分布するようにすればよい。具体的には前記成分のうち
少なくとも1成分を、金属材料、金属酸化物材料、高分
子材料のうちのいずれかからなる光散乱体14cとして
機能する微粒子で用意し、これが第2の透光性導電膜1
4bを形成するときに第2の透光性導電膜14bを形成
するための材料中に混合されているようにすればよい。
【0070】また、上記成分の少なくとも1成分が10
0nm以上のサイズの光散乱体14cとして機能する粒
子を含んでいれば光散乱効果をより高めることができ
る。
【0071】また、前記成分のうちの透光性を有する少
なくとも1成分を、第2の透光性導電膜14bを形成す
る前に第1の透光性導電膜14aの表面に光散乱体14
dとして機能するように離散的に付着形成しておくこと
も光散乱効果を高めるにあたって有効である。この場
合、スプレー法等を用いれば所望の離散的付着構造を実
現することができる。
【0072】最後に、取り出し電極1および取り出し電
極2となる金属膜15aおよび金属膜15bを形成す
る。金属材料としては、導電特性および光反射特性に優
れるAl、Agなどを用いるのが望ましい。製膜方法と
しては、蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティ
ング法、スクリーン印刷法などの公知の技術を使用でき
る。電極パターンについては、マスキング法、リフトオ
フ法などを用いて所望のパターンに形成することができ
る。このとき膜厚は、0.1μm程度以上とする。な
お、金属膜15aと第2の透明導電膜14、あるいは金
属膜15bと第1の透明導電膜12との間の接着強度が
弱い場合は、Tiなどの酸化しやすい金属薄膜を厚さ1
〜10nm程度で上記2つの膜の間に介在させるように
するとよい。
【0073】以上によって、半導体多層膜13の電気特
性の低下を最小限に抑えつつ、これまで以上に高効率な
光閉じ込めが可能な素子構造を実現することができ、高
効率な薄膜太陽電池を製造することができる。
【0074】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、透光性
基板、第1の透明導電膜、少なくともひとつの半導体接
合を有する半導体多層膜、第2の透明導電膜、および金
属膜を順次積層するとともに、上記第2の透明導電膜と
金属膜との界面、および上記半導体多層膜と第2の透明
導電膜との界面が凹凸形状になっている薄膜太陽電池に
おいて、上記第2の透明導電膜と金属膜との界面の凹凸
形状の平均高低差が、上記半導体多層膜と第2の透明導
電膜との界面の凹凸形状の平均高低差以上であることか
ら、半導体多層膜の電気特性の低下を最小限に抑えつ
つ、これまで以上に高効率な光閉じ込めが可能な素子構
造を実現することができ、高効率な薄膜太陽電池を製造
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の薄膜太陽電池の一実施形態を示す断面
図である。
【図2】従来の薄膜太陽電池を示す断面図である。
【図3】従来の他の薄膜太陽電池を示す断面図である。
【符号の説明】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒巻 慶輔 滋賀県八日市市蛇溝町長谷野1166番地の6 京セラ株式会社滋賀八日市工場内 Fターム(参考) 5F045 AA08 AB03 AB04 AB40 AC01 AC19 5F051 AA01 BA13 CA15 CA20 CB12 CB18 DA04 DA17 DA20 FA03 FA04 FA06 FA15 FA19 FA23 GA03 GA05 GA14

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透光性基板、第1の透明導電膜、少なく
    ともひとつの半導体接合を有する半導体多層膜、第2の
    透明導電膜、および金属膜を順次積層するとともに、前
    記第2の透明導電膜と金属膜との界面、および前記半導
    体多層膜と第2の透明導電膜との界面が凹凸形状になっ
    ている薄膜太陽電池において、前記第2の透明導電膜と
    金属膜との界面の凹凸形状の平均高低差が、前記半導体
    多層膜と第2の透明導電膜との界面の凹凸形状の平均高
    低差以上であることを特徴とする薄膜太陽電池。
  2. 【請求項2】 前記第2の透明導電膜が、金属酸化物材
    料、シリコン酸化物材料、シリコン炭化物材料、ダイヤ
    モンドライクカーボン等の炭素材料のうちのいずれか一
    種以上からなることを特徴とする請求項1に記載の薄膜
    太陽電池。
  3. 【請求項3】 前記第2の透明導電膜と金属膜との界面
    の凹凸形状の基板に対する水平方向の平均ピッチが10
    0nm以上であることを特徴とする請求項1に記載の薄
    膜太陽電池。
  4. 【請求項4】 前記第2の透明導電膜が、基板側から順
    次積層された第1の透光性導電膜および第2の透光性導
    電膜を含む多層膜から構成されており、前記第1の透光
    性導電膜は、金属酸化物材料、シリコン酸化物材料、シ
    リコン炭化物材料、ダイヤモンドライクカーボン等の炭
    素材料のうちの少なくともいずれかからなり、前記第2
    の透光性導電膜は、金属材料、金属酸化物材料、シリコ
    ン酸化物材料、シリコン炭化物材料、ダイヤモンドライ
    クカーボン等の炭素材料、高分子材料のうちのいずれか
    一種以上を含む材料からなることを特徴とする請求項1
    に記載の薄膜太陽電池。
  5. 【請求項5】 前記第2の透光性導電膜は屈折率の異な
    る2種以上の成分の混合物からなり屈折率の異なる領域
    が散在分布していることを特徴とする請求項4に記載の
    薄膜太陽電池。
  6. 【請求項6】 前記成分のうちの少なくとも1成分は1
    00nm以上のサイズの粒子を含んでいることを特徴と
    する薄膜太陽電池。
  7. 【請求項7】 前記成分のうちの透光性を有する少なく
    とも1成分は第1の透光性導電膜に離散的に付着してい
    ることを特徴とする薄膜太陽電池。
  8. 【請求項8】 前記第1の透明導電膜と半導体多層膜と
    の界面、および前記透光性基板と第1の透明導電膜との
    界面が凹凸形状になっており、前記第1の透明導電膜と
    半導体多層膜との界面の凹凸形状の平均高低差が、前記
    透光性基板と第1の透明導電膜との界面の凹凸形状の平
    均高低差以下であることを特徴とする請求項1に記載の
    薄膜太陽電池。
  9. 【請求項9】 前記透光性基板と第1の透明導電膜との
    界面が凹凸形状になっており、この凹凸形状の前記基板
    に対する水平方向の平均ピッチが100nm以上である
    ことを特徴とする請求項8に記載の薄膜太陽電池。
  10. 【請求項10】 前記透光性基板と第1の透明導電膜と
    の間に、前記透光性基板とは屈折率が異なる透光性膜を
    介在させ、この透光性膜と前記透光性基板との間の界面
    が凹凸形状になっており、前記第1の透明導電膜と半導
    体多層膜との界面の平均高低差が、前記透光性膜と前記
    透光性基板との間の界面の凹凸形状の平均高低差以下で
    あることを特徴とする請求項8に記載の薄膜太陽電池。
  11. 【請求項11】 前記透光性膜と透光性基板との間の界
    面が凹凸形状になっており、この凹凸形状の基板に対す
    る水平方向の平均ピッチが100nm以上であることを
    特徴とする請求項10に記載の薄膜太陽電池。
  12. 【請求項12】 前記透光性膜中に導電性材料からなる
    集電極が配設されていることを特徴とする請求項10に
    記載の薄膜太陽電池。
  13. 【請求項13】 前記第1の透明導電膜が、非晶質相を
    主成分としていることを特徴とする請求項1または請求
    項8に記載の薄膜太陽電池。
  14. 【請求項14】 前記半導体多層膜中の少なくともひと
    つの半導体接合層の光活性層が、水素化アモルファスシ
    リコン系膜、結晶質シリコン系膜、カルコパイライト系
    膜、CdTe系膜のうちのいずれか一種以上を含むこと
    を特徴とする請求項1または請求項8に記載の薄膜太陽
    電池。
  15. 【請求項15】 前記半導体多層膜がひとつの半導体接
    合層からなり、この半導体接合層の光活性層が水素化ア
    モルファスシリコン系膜、結晶質シリコン系膜、カルコ
    パイライト系膜、CdTe系膜のうちのいずれか一種以
    上を含むことを特徴とする請求項1または請求項8に記
    載の薄膜太陽電池。
  16. 【請求項16】 前記半導体多層膜が基板側から順次積
    層された第1の半導体接合層および第2の半導体接合層
    から構成されており、第1の半導体接合層の光活性層が
    水素化アモルファスシリコン系膜を含み、第2の半導体
    接合層の光活性層が結晶質シリコン系膜を含むことを特
    徴とする請求項1または請求項8に記載の薄膜太陽電
    池。
  17. 【請求項17】 前記第1の半導体接合層と第2の半導
    体接合層との間に第3の透明導電膜を介在させ、この第
    3の透明導電膜と第2の半導体接合層との界面の凹凸形
    状の平均高低差が、この第3の透明導電膜と第1の半導
    体接合層との界面の凹凸形状の平均高低差以下であるこ
    とを特徴とする請求項16に記載の薄膜太陽電池。
  18. 【請求項18】 前記第1の半導体接合層と第2の半導
    体接合層との間に第3の透明導電膜が介在しており、こ
    の第3の透明導電膜が非晶質相を主成分としていること
    を特徴とする請求項17に記載の薄膜太陽電池。
  19. 【請求項19】 前記半導体多層膜が基板側から順次積
    層された第1の半導体接合層、第2の半導体接合層、お
    よび第3の半導体接合層から構成されており、第1の半
    導体接合層の光活性層は水素化アモルファスシリコン系
    膜を含み、第3の半導体接合層の光活性層は結晶質シリ
    コン系膜を含むことを特徴とする請求項1または請求項
    8に記載の薄膜太陽電池。
  20. 【請求項20】 前記結晶質シリコン系膜が基板に垂直
    な方向に(110)配向しており、この結晶質シリコン
    系膜と前記第2の透明導電膜との界面が凹凸形状を有し
    ていることを特徴とする請求項1または請求項8に記載
    の薄膜太陽電池。
  21. 【請求項21】 前記水素化アモルファスシリコン系膜
    中の水素含有量が10%以下であることを特徴とする請
    求項14、請求項15、請求項16、または請求項19
    のいずれかに記載の薄膜太陽電池。
  22. 【請求項22】 前記結晶質シリコン系膜中の水素含有
    量が10%以下であることを特徴とする請求項14、請
    求項15、請求項16、請求項19、または請求項20
    のいずれかに記載の薄膜太陽電池。
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