JP2003167175A - 光実装基板及び光デバイス - Google Patents

光実装基板及び光デバイス

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JP2003167175A
JP2003167175A JP2001370151A JP2001370151A JP2003167175A JP 2003167175 A JP2003167175 A JP 2003167175A JP 2001370151 A JP2001370151 A JP 2001370151A JP 2001370151 A JP2001370151 A JP 2001370151A JP 2003167175 A JP2003167175 A JP 2003167175A
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waveguide
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light
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Tsuguhiro Korenaga
継博 是永
Nobuki Ito
伸器 伊藤
Masaaki Tojo
正明 東城
Norihiko Wada
紀彦 和田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • G02B6/4228Passive alignment, i.e. without a detection of the degree of coupling or the position of the elements
    • G02B6/423Passive alignment, i.e. without a detection of the degree of coupling or the position of the elements using guiding surfaces for the alignment

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単に製造ができると共に、フォトダイオー
ドやレーザ等の光学素子の実装が容易な、機能性、生産
性及び経済性を兼ね備えた光実装基板及びその成形方
法、並びに実装基板を用いて構成される光デバイスを提
供する。 【解決手段】 光実装基板11の表面には、光ファイバ
を位置決めするためのガイド溝12と、ガイド溝12に
連設される所定の角度のテーパ面13とが形成されてい
る。テーパ面13には、光を反射させるミラー17が形
成される。ガイド溝12には、光ファイバ15が実装固
定される。テーパ面13の上方には、テーパ面13のミ
ラー17によって光路変換された光を受光する位置に、
面受光型フォトダイオード16が実装される。特に、受
光素子用の位置決めマーカを光実装基板11上に設けれ
ば、面受光型フォトダイオード16をパッシブアライメ
ントで実装することは容易である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光実装基板及び光
デバイスに関し、より特定的には、光学部品や光学素子
が実装される表面形状を備えた実装基板及びその成形方
法、並びに当該実装基板を用いて構成される光デバイス
に関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバを用いた光通信システムは、
従来の幹線系から加入者系へと進展しつつある。加入者
系光通信システムでは、小型で安価な光デバイスが要求
されている。従来、光デバイスでは、光ファイバやレン
ズ等の光学部品とレーザやフォトダイオード等の光学素
子とを、同軸上に配列させていた。通常、光ファイバや
レンズの位置決めには、公差±1μmもの高い精度が要
求される。このため、組み立ての際には、光学素子を駆
動させてレーザ光を通しながら調整して各部品の位置決
めをする方法、いわゆるアクティブアライメントが用い
られていた。しかし、この方法では、作業が煩雑で時間
がかかりコスト上大きな負担となっていた。
【0003】一方、光デバイスの組み立てを簡略化する
方法として、調整なしで各部品の位置合わせを行う、い
わゆるパッシブアライメントが注目されている。代表的
なものとして、光ファイバや光導波路の導波光を90°
光路変換して、面受光型のフォトダイオードで受光する
光デバイスに用いられている技術があり、各種のアイデ
アが提案されている。例えば、特開平11−32666
2号公報や特許第2687859号公報を参照。
【0004】図19は、従来から提案されている光路変
換方法を用いた光デバイス構造の一例を示す図である。
図19において、光ファイバ(又は光導波路)191の
端面は、45°に研磨されており、その端面には光反射
用のミラー192が形成されている。光ファイバ(又は
光導波路)191を図面右方向から入射する導波光は、
ミラー192によって光路が90°折り返されて(変換
されて)フォトダイオード193で受光される。このフ
ォトダイオード193の構成としては、図19で用いら
れている面受光型と、これとは異なる素子構成の導波路
型とがある。
【0005】面受光型フォトダイオードは、光を受ける
面積が広く、光ファイバや光導波路との相対的な位置決
め精度が±数十μm程度でよい。このため、実装の際に
は、基板側にマーカを形成し、これを目印に実装するこ
とで、面受光型フォトダイオードのパッシブアライメン
トが可能である。しかし、その反面、光ファイバや光導
波路の導波光を直接正面から受光する場合には、面受光
型フォトダイオードを基板上に立てて実装する必要があ
り、量産面で障害となっていた。例えば、面受光型フォ
トダイオードがよく用いられるレーザ出力をモニタする
ような場合等である。導波路型フォトダイオードは、数
ミクロン程度の受光層であり、これに光ファイバや光導
波路の導波光を結合させるため、±1μm近い位置決め
精度が必要である。このため、導波路型フォトダイオー
ドについては、通常アクティブアライメントを用いる必
要があり、実装コスト面で大きな負担となっていた。
【0006】従って、図19のように、光ファイバや光
導波路から出射される光を90°光路変換する構造にす
ることで、立てることなく面受光型フォトダイオードを
パッシブアライメントで表面実装することができ、量産
面及び実装コスト面で非常に有効なのである。
【0007】また、図20は、特開平11−32666
2号公報に開示されている従来の光路変換方法を用いた
他の光デバイス構造の一例を示す図である。図20にお
いて、この光デバイスは、光導波路の一部を加工して光
を反射させる反射面を有する反射体201を形成し、伝
搬されて導波層202の端面から出射される光を90°
光路変換し、面受光型フォトダイオード203で受光す
るものである。
【0008】この2つのように、従来の光デバイス構造
では、光ファイバや光導波路から出射される光路を変換
し、位置決め精度の緩い面受光型フォトダイオードで受
光し、デバイスコストを削減することが提案されてい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図19
及び図20の例示した従来の光デバイス構造では、光フ
ァイバ(又は光導波路)の端面を、45°斜面に加工す
る付加的な工程が必要である。また、加工面での散乱損
失を抑制するには、高い面精度を確保することが不可欠
で、研磨、ドライエッチング、ウエットエッチング及び
切削等の加工を再現性よく行う必要があった。また、特
に端面を斜め加工した光ファイバを用いる場合には、光
ファイバが回転等して正常な向きに実装されないと、光
ファイバからの出射光がフォトダイオードへ入射されな
いという問題もあった。このように、従来の光デバイス
構造では、フォトダイオードの実装が簡略化されるメリ
ットはあるものの、付加的な加工工程が必要となるので
コストメリットが半減してしまうという大きな問題を有
していた。
【0010】それ故、本発明の目的は、簡単に製造がで
きると共に、フォトダイオードやレーザ等の光学素子の
実装が容易な、機能性、生産性及び経済性を兼ね備えた
光実装基板及びその成形方法、並びに当該実装基板を用
いて構成される光デバイスを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明は、光学部品及び/又は光学素子を実装するための
光実装基板であって、所定の加工方法で製作された金型
を、高温加熱で軟化した基板材料に押し付けて金型の反
転形状を転写させることで成形され、表面に、光ファイ
バを位置決めするためのガイド溝と、ガイド溝に連接さ
れかつガイド溝に実装される光ファイバの光軸上に位置
し、光路を反射によって変換させるテーパ面とを備えた
ことを特徴とする。上記のように、第1の発明によれ
ば、金型を用いて、光ファイバを位置決めするためのガ
イド溝と、光を反射して光路変換を行うテーパ面とが、
光実装基板上に一括成形される。これにより、付加的な
加工工程なしに、光学部品及び光学素子のパッシブアラ
イメントを容易に実現させることができる。
【0012】第2の発明は、第1の発明の光実装基板を
用いた光デバイスであって、ガイド溝に光ファイバを載
置し、所定の基板による上方向からの押圧によって光フ
ァイバを実装固定している。この第2の発明によれば、
光ファイバを光実装基板に強固に実装することができる
と共に、光ファイバを導波する光の光路変換が可能な光
デバイスを、光実装基板から非常に簡単な工程で製造す
ることができる。従って、生産性及び経済性に優れる。
また、所定の基板を、フォトダイオードやレーザ等を実
装するためのステージとして用いることもできる。
【0013】第3の発明は、光学部品及び/又は光学素
子を実装するための光実装基板であって、所定の加工方
法で製作された金型を、高温加熱で軟化した基板材料に
押し付けて金型の反転形状を転写させることで成形さ
れ、表面に、光導波路コアパターンに対応する導波路溝
と、導波路溝に隣接されかつ導波路溝に形成される光導
波路の光軸上に位置し、光路を反射によって変換させる
テーパ面とを備えたことを特徴とする。上記のように、
第3の発明によれば、金型を用いて、光導波路コアパタ
ーンに対応する導波路溝と、光を反射して光路変換を行
うテーパ面とが、光実装基板上に一括成形される。これ
により、付加的な加工工程なしに、光学部品及び光学素
子のパッシブアライメントを容易に実現させることがで
きる。
【0014】第4の発明は、第3の発明の光実装基板を
用いた光デバイスであって、導波路溝に光実装基板より
も屈折率が高いコア材料を充填した後、所定の基板を、
コア材料よりも屈折率が低い接着剤を用いて導波路溝上
に貼り合わせている。この第4の発明によれば、導波路
溝に屈折率が高いコア材料を充填して光導波路として機
能させることで、光導波路を導波する光の光路変換が可
能な光デバイスを、光実装基板から非常に簡単な工程で
製造することができる。従って、生産性及び経済性に優
れる。
【0015】第5の発明は、光学部品及び/又は光学素
子を実装するための光実装基板であって、所定の加工方
法で製作された金型を、高温加熱で軟化した基板材料に
押し付けて金型の反転形状を転写させることで成形さ
れ、表面に、受発光素子を位置決めするためのステージ
と、ステージに実装される受発光素子の光軸上に位置
し、光路を反射によって変換させるテーパ面とを備えた
ことを特徴とする。上記のように、第5の発明によれ
ば、金型を用いて、受発光素子を位置決めするためのス
テージと、光を反射して光路変換を行うテーパ面とが、
光実装基板上に一括成形される。これにより、付加的な
加工工程なしに、光学部品及び光学素子のパッシブアラ
イメントを容易に実現させることができる。
【0016】第6の発明は、第5の発明の光実装基板を
用いた光デバイスであって、ステージに発光素子を実装
固定している。この第6の発明によれば、ステージに受
発光素子をパッシブアライメントで実装固定するだけ
で、他の光学素子と受発光素子との光学的結合が可能な
光デバイスを、光実装基板から非常に簡単な工程で製造
することができる。従って、生産性及び経済性に優れ
る。
【0017】第7の発明は、第5の発明に従属する光実
装基板であって、表面に、ステージに載置される受発光
素子と光軸が一致する光導波路コアパターンに対応する
導波路溝を、さらに備えたことを特徴とする。上記のよ
うに、第7の発明によれば、ステージ及びテーパ面と共
に、光導波路コアパターンに対応する導波路溝が、光実
装基板上に一括成形される。これにより、付加的な加工
工程なしに、光学部品及び光学素子のパッシブアライメ
ントを容易に実現させることができる。
【0018】第8の発明は、第7の発明の光実装基板を
用いた光デバイスであって、導波路溝に光実装基板より
も屈折率が高いコア材料を充填した後、所定の基板を、
コア材料よりも屈折率が低い接着剤を用いて導波路溝上
に貼り合わせ、ステージに発光素子を実装固定してい
る。この第8の発明によれば、ステージに受発光素子を
パッシブアライメントで実装固定するだけで、他の光学
素子と受発光素子との光学的結合が可能な光デバイス
を、光実装基板から非常に簡単な工程で製造することが
できる。従って、生産性及び経済性に優れる。
【0019】第9の発明は、第1、第3、第5及び第7
の発明に従属する光実装基板であって、テーパ面に、ミ
ラー効果を有する薄膜素子を備えたことを特徴とする。
この第9の発明によれば、テーパ面で光を単純に反射さ
せるだけでなく、光の波長に応じて反射率を変ることが
可能となる。
【0020】第10の発明は、第1、第3、第5及び第
7の発明に従属する光実装基板であって、テーパ面に、
光波長に応じて光路が変化する回折格子を備えたことを
特徴とする。この第10の発明によれば、波長に応じて
回折角度が変化する回折格子の性質を利用して、特定の
波長光だけを受光するフィルタ機能を備えた光デバイス
を実現させることができる。
【0021】第11の発明は、第1、第3、第5及び第
7の発明に従属する光実装基板であって、テーパ面を曲
面形状とし、複数の入射光を集光させて反射させる機能
を備えたことを特徴とする。この第11の発明によれ
ば、受光素子の位置決め精度をさらに緩くさせたり、又
は面発光型の発光素子からの放射光を集光させて、光フ
ァイバや光導波路に高い効率で結合させることも可能と
なる。
【0022】第12の発明は、第2、第4、第6及び第
8の発明に従属する光デバイスであって、テーパ面で変
換される光路によって、ガイド溝に載置される光ファイ
バ又は導波路溝に形成される光導波路と、光学的に結合
される面実装型受発光素子をさらに備えることを特徴と
する。この第12の発明によれば、受発光素子が面実装
型であることにより、緩い位置決め精度で受発光素子を
実装できるようになるので、無調整実装が容易に実現さ
せることができる。
【0023】第13の発明は、第1、第3、第5及び第
7の発明に従属する光実装基板であって、ガラスによっ
て構成されることを特徴とする。この第13の発明によ
れば、ガラスを用いれば、金型によって高精度な形状を
表面に形成でき、環境安定性も高い。また、ガラスは、
紫外線を透過するので、光ファイバ等を固定する際に
は、時間のかかる熱硬化接着剤ではなく、紫外線硬化接
着剤を用いることができる。
【0024】第14の発明は、第1、第3、第5、第7
及び第13の発明に従属する光実装基板であって、通常
研削用工具及びマイクロ放電加工によって製作された所
望の精密研削用工具を用いた、マイクロ放電加工によっ
て製作された金型を、高温加熱で軟化した基板材料に押
し付けて当該金型の反転形状を転写させることで成形さ
れることを特徴とする。上記のように、第14の発明に
よれば、従来の研削加工では非常に実現困難であった複
雑な形状の金型を、マイクロ放電加工を活用して製作す
ることによって、本発明の特徴的な光実装基板を得るこ
とができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施形態について説明する。 (第1の実施形態)図1は、本発明の第1の実施形態に
係る光実装基板11の形状を示す図である。図1におい
て、光実装基板11の表面には、光ファイバを位置決め
するためのガイド溝12と、ガイド溝12に連設される
所定の角度(光実装基板11の表面に対する角度)のテ
ーパ面13とが形成されている。図2は、図1の光実装
基板11に、光ファイバ15及び面受光型フォトダイオ
ード16を実装した光デバイスの断面図を示す。
【0026】図2において、光実装基板11を用いた光
デバイス構造では、テーパ面13に光を反射させる薄膜
からなるミラー17が形成される。ガイド溝12には、
例えば紫外線硬化樹脂を用いて光ファイバ15が実装固
定される。この光ファイバ15は、ガイド溝12上に載
置されればよいが、図2のように端面がテーパ面13に
突き当てられるようにするのが特性上好ましい。テーパ
面13の上方には、テーパ面13のミラー17によって
光路変換された光を受光する位置に、面受光型フォトダ
イオード16が実装される。特に、受光素子用の位置決
めマーカ(図示せず)を光実装基板11上に設ければ、
面受光型フォトダイオード16をパッシブアライメント
で実装することは容易である。
【0027】この構造によって、光ファイバ15を図2
中左から右方向に導波する光は、光ファイバ15の右端
面から出射された後、テーパ面13に形成されたミラー
17によって反射され、面受光型フォトダイオード16
に入射される(図2の矢印を参照)。このように、この
光実装基板11を用いた図2に示す光デバイスは、光受
信モジュールとして機能する。
【0028】このように、本発明の第1の実施形態に係
る光実装基板11を用いれば、光ファイバ15から出射
される光を、容易に光路変換できる光デバイスを製作す
ることができる。また、部品実装時に光ファイバ15の
回転を注意する必要もなくなる。なお、テーパ面13の
ミラー17は、直接メッキや真空プロセスによって金属
膜を塗布して形成してもよいし、予め他の基板上にミラ
ーを形成して、その基板をテーパ面13に貼り付けるこ
とで形成してもよい。また、ミラー以外に、対象となる
光波長に対して反射する多層膜のフィルタを、テーパ面
13に形成してもよい。また、テーパ面13は、実用上
30°〜70°が望ましい。特に、テーパ面13に多層
膜フィルタを形成する場合には、偏光による特性差が小
さくなる60°以上の角度にするのが望ましい。さら
に、ガイド溝12の断面形状は、V字形状である必要は
なく、光ファイバ15を位置決めできるものであれば、
矩形形状や半円形状又はこれに類する形状であっても何
ら構わない。
【0029】なお、テーパ面13にミラー17を形成せ
ず、上記光ファイバ15の代わりに、図19に示した光
ファイバ191、すなわち所定の角度に研磨された端面
にミラーが形成されている光ファイバを用いてもよい。
この場合にも、光実装基板11に形成されたテーパ面1
3の作用で、部品実装時における光ファイバ191の回
転を防ぐことができる。
【0030】(第2の実施形態)図3は、本発明の第2
の実施形態に係る光実装基板31の形状を示す図であ
る。図3において、光実装基板31の表面には、光ファ
イバを位置決めするためのガイド溝32と、ガイド溝3
2に連設される所定の角度(光実装基板31の表面に対
する角度)のテーパ面33とが形成されている。また、
光実装基板31の表面は、斜面34によって段差が付け
られている。図4は、図3の光実装基板31に、光ファ
イバ35及び面受光型フォトダイオード36を実装した
光デバイスの断面図を示す。
【0031】図4において、光実装基板31を用いた光
デバイス構造では、テーパ面33に光を回折させる回折
格子37が形成される。ガイド溝32には、光ファイバ
35が実装固定される。この光ファイバ35は、ガイド
溝32上に載置されればよいが、図4のように端面がテ
ーパ面33に突き当てられるようにするのが特性上好ま
しい。この光ファイバ35は、斜面34に突き当てられ
るように配置される平板ガラス板38で、押圧されて固
定される。平板ガラス板38の上面には、開口部を有す
るパターン化された吸収膜39が形成される。面受光型
フォトダイオード36は、吸収膜39の開口部にセンサ
部を合わせた位置で表面実装される。特に、受光素子用
の位置決めマーカ(図示せず)を吸収膜39上に設けれ
ば、面受光型フォトダイオード36をパッシブアライメ
ントで実装することは容易である。なお、光ファイバ3
5や平板ガラス板38の固定には、例えば紫外線硬化樹
脂を用いればよい。
【0032】この構造によって、光ファイバ35を図4
中左から右方向に導波する光は、光ファイバ35の右端
面から出射された後、テーパ面33に形成された回折格
子37によって回折される。この回折格子37は、光の
波長に応じて回折角度を異ならせるように作用する。従
って、回折格子37と面受光型フォトダイオード36と
の間に吸収膜39を設けることにより、特定の波長の光
のみを面受光型フォトダイオード36で受光することが
できる(図4の矢印を参照)。このように、この光実装
基板31を用いた図4に示す光デバイスは、波長選別機
能を備えた光受信モジュールとして機能する。
【0033】このように、本発明の第2の実施形態に係
る光実装基板31を用いれば、光ファイバ35から出射
される光を、容易に光路変換及び波長選別ができる光デ
バイスを製作することができる。また、部品実装時に光
ファイバ35の回転を注意する必要もなくなる。なお、
テーパ面33の回折格子37は、テーパ面33を直接加
工して形成してもよいし、予め他の基板上に回折格子を
形成して、その基板をテーパ面33に貼り付けることで
形成してもよい。特に、光実装基板成形用の金型のテー
パ面に所望の回折格子の反転形状を形成しておき、光実
装基板をプレス成形する際に他の部分と同時に回折格子
37を成形するのが望ましい。また、テーパ面33は、
実用上30°〜70°が望ましい。また、波長分離精度
を上げるには、吸収膜39の開口部を狭めるか、又は平
板ガラス板38の厚みを大きくすればよい。さらに、ガ
イド溝32の断面形状は、V字形状である必要はなく、
光ファイバ35を位置決めできるものであれば、矩形形
状や半円形状又はこれに類する形状であっても何ら構わ
ない。
【0034】(第3の実施形態)図5は、本発明の第3
の実施形態に係る光実装基板51の形状を示す図であ
る。図5において、光実装基板51の表面には、光ファ
イバを位置決めするためのガイド溝52と、ガイド溝5
2に連設される所定のテーパ面53とが形成されてい
る。図6は、図5の光実装基板51に、光ファイバ55
及び面発光型レーザ56を実装した光デバイスの断面図
を示す。
【0035】図6において、光実装基板51を用いた光
デバイス構造では、テーパ面53がレンズのような曲面
形状であり、その表面に光を反射させる薄膜からなるミ
ラー57が形成される。ガイド溝52には、光ファイバ
55が実装固定される。この光ファイバ55は、ガイド
溝52上に載置されればよいが、図6のように端面がテ
ーパ面53に突き当てられるようにするのが特性上好ま
しい。この光ファイバ55は、平板ガラス板58で押圧
されて固定される。この平板ガラス板58は、光実装基
板51に予め設けられたマーカ(図示せず)を用いて位
置決めされる。平板ガラス板58の上方には、テーパ面
53のミラー57によって光路変換された光を受光する
位置に、面発光型レーザ56が実装される。このとき、
平板ガラス板58上に発光素子用の位置決めマーカ(図
示せず)を設けることにより、面発光型レーザ56をパ
ッシブアライメントで実装することが容易となる。すな
わち、平板ガラス板58と光実装基板51との位置合わ
せ、及び平板ガラス板58と面発光型レーザ56との位
置合わせを、それぞれマーカを目印に行うことで、光実
装基板51と面発光型レーザ56との位置合わせが可能
となるのである。なお、光ファイバ55や平板ガラス板
58の固定には、例えば紫外線硬化樹脂を用いればよ
い。
【0036】この構造によって、面発光型レーザ56か
ら出射された光は、広がりながらテーパ面53に到達す
る。この到達した光は、テーパ面53に形成されたミラ
ー57によって反射されかつ集光され、光ファイバ55
に結合される(図6の矢印を参照)。このように、この
光実装基板51を用いた図6に示す光デバイスは、光送
信モジュールとして機能する。なお、面発光型レーザ5
6を面受光型フォトダイオードに置き換えれば、光ファ
イバ55からの出射光を、ミラー57によって反射かつ
集光して、面受光型フォトダイオードに入射するとい
う、光受信モジュールとして機能させることも可能であ
る。
【0037】このように、本発明の第3の実施形態に係
る光実装基板51を用いれば、面発光型レーザ56から
出射される光を、容易に光路変換して光ファイバ55へ
光結合できる光デバイスを製作することができる。ま
た、部品実装時に光ファイバ55の回転を注意する必要
もなくなる。なお、テーパ面53のミラー57は、直接
メッキや真空プロセスによって金属膜を塗布して形成し
てもよいし、予め他の樹脂基板上にミラーを形成して、
その基板をテーパ面53に貼り付けることで形成しても
よい。また、ミラー以外に、対象となる光波長に対して
反射する多層膜のフィルタを、テーパ面53に形成して
もよい。また、ガイド溝52の断面形状は、V字形状で
ある必要はなく、光ファイバ55を位置決めできるもの
であれば、矩形形状や半円形状又はこれに類する形状で
あっても何ら構わない。
【0038】(第4の実施形態)上記第1〜第3の実施
形態では、光ファイバを固定するガイド溝を備えた光実
装基板を説明した。以下の実施形態では、光ファイバと
同様に、光をコアに閉じこめて導波する機能を有する光
導波路のコアパターンに対応した導波路溝を備えた、光
実装基板及び光デバイスを説明する。
【0039】図7は、本発明の第4の実施形態に係る光
実装基板71の形状を示す図である。図7において、光
実装基板71の表面には、光導波路のコアパターンに対
応した導波路溝72と、導波路溝72に連設される所定
の角度(光実装基板71の表面に対する角度)のテーパ
面73とが形成されている。光実装基板71の表面は、
導波路溝72が形成される面とその他の面とで所定の段
差が付けられている。図8は、図7の光実装基板71
に、面受光型フォトダイオード76を実装した光デバイ
スの斜視図及び断面図を示す。
【0040】ここで、導波路溝72に光導波路を形成す
る手法を、図9を参照して説明する。図9は、光実装基
板71に形成される光導波路の断面図である。まず、導
波路溝72が形成された光実装基板71と同程度の屈折
率を有する透明基材91に、光実装基板71及び透明基
材91より屈折率の高い紫外線硬化接着剤92を薄く塗
布したものを用意する(図9(a))。そして、紫外線
硬化接着剤92が塗布された面を導波路溝72側にし
て、光実装基板71と透明基材91とを貼り合わせる
(図9(b))。最後に、これに紫外線を照射すること
により、双方を接着固定させる。この形成手法では、貼
り合わせ時にできる導波路溝72部分以外の接着層を十
分薄くすることによって、導波路溝72内に埋め込まれ
た紫外線硬化接着剤92部分を光導波路として機能させ
ることができる。
【0041】図8において、光実装基板71を用いた光
デバイス構造では、導波路溝72を覆うように、紫外線
硬化接着剤を介して平板ガラス板78が光実装基板71
に貼り合わされる。この紫外線硬化接着剤は、上述した
ように光実装基板71及び平板ガラス板78よりも高い
屈折率を有する。これにより、導波路溝72が光導波路
として機能する。なお、平板ガラス板78の厚みは、光
実装基板71に貼り合わされたときの上面が、光実装基
板71の他の面と平行となるように設定されるのが好ま
しい。また、テーパ面73には、光を反射させる薄膜か
らなるミラー77が形成される。光実装基板71及び平
板ガラス板78の上方には、面受光型フォトダイオード
76が、テーパ面73のミラー77によって光路変換さ
れた光を受光する位置に実装される。特に、受光素子用
の位置決めマーカ(図示せず)を光実装基板71又は平
板ガラス板78上に設ければ、面受光型フォトダイオー
ド76をパッシブアライメントで実装することは容易で
ある。
【0042】この構造によって、導波路溝72で構成さ
れた光導波路を図8中左から右方向に導波する光は、光
導波路の右端面から出射された後、テーパ面73に形成
されたミラー77によって反射され、面受光型フォトダ
イオード76に入射される(図8の矢印を参照)。この
ように、この光実装基板71を用いた図8に示す光デバ
イスは、光受信モジュールとして機能する。
【0043】このように、本発明の第4の実施形態に係
る光実装基板71を用いれば、容易に光導波路を形成で
きると共に、光導波路から出射される光を容易に光路変
換できる光デバイスを製作することができる。
【0044】(第5の実施形態)図10は、本発明の第
5の実施形態に係る光実装基板101の形状を示す図で
ある。図10において、光実装基板101の表面には、
レーザを位置決めするためのステージ109と、所定の
角度(光実装基板101の表面に対する角度)のテーパ
面103とが形成されている。また、光実装基板101
の表面は、ステージ109が形成される面とその他の面
とで所定の段差が付けられている。図11は、図10の
光実装基板101に、導波路型レーザ110及び面受光
型フォトダイオード106を実装した光デバイスの斜視
図及び断面図を示す。
【0045】図11において、光実装基板101を用い
た光デバイス構造では、テーパ面103に光を反射させ
る薄膜からなるミラー107が形成される。導波路型レ
ーザ110は、ステージ109に設けられた位置決めマ
ーカ(図示せず)を用いて、ステージ109上にパッシ
ブアライメントで実装される。ここで、光実装基板10
1のステージ109が形成される面は、載置される導波
路型レーザ110の出射光がテーパ面103に当たるよ
うに形成される。一方、面受光型フォトダイオード10
6も、光実装基板101に設けられた位置決めマーカ
(図示せず)を用いて、テーパ面103のミラー107
によって光路変換された光を受光する位置にパッシブア
ライメントで実装される。
【0046】この構造によって、導波路型レーザ110
から図11中向かって左方向へ出射される主要光が、例
えばレンズ等を通して光ファイバ(図示せず)に結合さ
れ、右方向へ出射される副光が、テーパ面103に形成
されたミラー107によって反射され、面受光型フォト
ダイオード106に入射される(図11の矢印を参
照)。このように、この光実装基板101を用いた図1
1に示す光デバイスは、導波路型レーザ110の光出力
をモニタできる光送信モジュールとして機能する。
【0047】このように、本発明の第5の実施形態に係
る光実装基板101を用いれば、導波路型レーザ110
から出射される光を、容易に光路変換してレーザ光の強
度をモニタできる光デバイスを製作することができる。
【0048】(第6の実施形態)図12は、本発明の第
6の実施形態に係る光実装基板121の形状を示す図で
ある。図12において、光実装基板121の表面には、
光導波路のコアパターンに対応した導波路溝122と、
レーザを位置決めするためのステージ129と、所定の
角度(光実装基板121の表面に対する角度)のテーパ
面123とが形成されている。また、光実装基板121
の表面は、導波路溝122が形成される面、ステージ1
29が形成される面及びその他の面との間で、所定の段
差が付けられている。図13は、図12の光実装基板1
21に、導波路型レーザ130及び面受光型フォトダイ
オード126を実装した光デバイスの斜視図及び断面図
を示す。
【0049】図13において、光実装基板121を用い
た光デバイス構造では、導波路溝122を覆うように、
紫外線硬化接着剤を介して平板ガラス板128が光実装
基板121に貼り合わされる。この紫外線硬化接着剤
は、上記第4の実施形態の場合と同様に、光実装基板1
21及び平板ガラス板128よりも高い屈折率を有す
る。これにより、導波路溝122が光導波路として機能
する。導波路型レーザ130は、ステージ129に設け
られた位置決めマーカ(図示せず)を用いて、ステージ
129上にパッシブアライメントで実装される。ここ
で、光実装基板121のステージ129が形成される面
は、載置される導波路型レーザ130から出射される主
要光の光軸が導波路溝122によって形成される光導波
路の光軸と一致するように、かつ副光の光軸がテーパ面
123に当たるように形成される。テーパ面123に
は、光を反射させる薄膜からなるミラー127が形成さ
れる。一方、面受光型フォトダイオード126は、光実
装基板121に設けられた位置決めマーカ(図示せず)
を用いて、テーパ面123のミラー127によって光路
変換された光を受光する位置にパッシブアライメントで
実装される。
【0050】この構造によって、導波路型レーザ130
から図13中向かって左方向へ出射される主要光が、導
波路溝122によって形成される光導波路に結合され、
右方向へ出射される副光が、テーパ面123に形成され
たミラー127によって反射され、面受光型フォトダイ
オード126に入射される(図13の矢印を参照)。こ
のように、この光実装基板121を用いた図13に示す
光デバイスは、上記第4及び第5の実施形態による光デ
バイスを複合化させた光送信モジュールとして機能す
る。
【0051】このように、本発明の第6の実施形態に係
る光実装基板121を用いれば、容易に光導波路を形成
できると共に、導波路型レーザ130から出射される主
要光を光導波路へ光結合でき、かつ、副光を容易に光路
変換してレーザ光の強度をモニタできる光デバイスを製
作することができる。
【0052】なお、上記第4〜第6の実施形態におい
て、テーパ面73,103,123のミラー77,10
7,127は、直接メッキや真空プロセスによって金属
膜を塗布して形成してもよいし、予め他の基板上にミラ
ーを形成して、その基板をテーパ面に貼り付けることで
形成してもよい。また、ミラー以外に、対象となる光波
長に対して反射する多層膜のフィルタを、テーパ面に形
成してもよい。また、テーパ面73,103,123
は、実用上30°〜70°が望ましい。特に、テーパ面
に多層膜フィルタを形成する場合には、偏光による特性
差が小さくなる60°以上の角度にするのが望ましい。
また、テーパ面は、曲面形状であってもよい。
【0053】最後に、上記第1〜第6の実施形態に係る
光実装基板を成形する最適な方法を説明する。この方法
は、光実装基板用の金型を製作し、高温加熱させて軟化
したガラス材料にこの金型を押し付けて形状を転写する
プレス成形によって、光実装基板を成形するものであ
る。光実装基板の材料としては、熱的、機械的、化学的
に安定な性質を有するガラスが望ましいが、プレス成形
可能なものであれば他のものであっても構わない。な
お、本願発明者は、貴金属合金からなる保護膜を形成し
た超硬合金の金型を、窒素ガス雰囲気下にて580℃に
加熱された光学ガラス基板に押し付けることで、プレス
成形が可能なことを実験で確認している。以下、光実装
基板を製作する上で最も重要な金型の加工方法、具体的
にはマイクロ放電加工を用いた金型の加工方法について
説明する。なお、マイクロ放電加工については、精密工
学会誌vol.61,No.10,p1370(199
5)、又は光アライアンス 1995.3 p28が参
考となる。
【0054】図14は、一般的な放電加工の原理を説明
するための概略構成図である。図14において、回転軸
であるマンドレル141の先端に取り付けられた工具電
極142及び被加工物であるワーク143(電極として
機能する)は、絶縁液144に浸されている。この一般
的な放電加工では、工具電極142とワーク143との
間に放電発生部145によって所定の電圧を加えなが
ら、互いの電極を近づけることで放電を生じさせ、この
放電によってワーク143を溶融除去する。そして、ワ
ーク143の溶融によりギャップが広がった分だけ、さ
らに工具電極142を送り出す。この繰り返しにより、
ワーク143が所望する形状に加工される。
【0055】マイクロ放電加工も同様の加工原理に基づ
くが、放電回路を工夫することで放電エネルギーを通常
の1/100程度にして、サブミクロンオーダーの粗加
工とミクロンオーダーの精密加工との双方を実現するも
のである。このマイクロ放電加工は、主に次のような特
徴を有する。 (1)非接触加工であるため、曲面加工が可能 (2)導電性のある材料であれば、機械的な硬さを問わ
ずに加工が可能 (3)小さい(0.1μm程度)加工が可能 (4)数ミクロン径程度の工具が使用可能なので、微小
形状の加工が可能
【0056】ここで、本発明の各実施形態に係る光実装
基板を成形する過程で重要とする点は、マイクロ放電加
工の精密加工性を用いて、ワークだけではなく工具電極
自体の形状についてもマイクロ放電加工で仕上げること
にある。このようにすれば、あらゆる形状(例えば、円
柱状に限らず、三角柱状や四角柱状)の工具電極が、数
ミリ以上の長さ単位で実現可能となる。例えば、焼結ダ
イヤモンド等からなる工具電極の先端を、円柱状や円錐
状に精密加工できるので、この工具電極を金型の微小研
削用として使用することができる。
【0057】この工具電極を精密加工する方法を、図1
5を参照して説明する。なお、工具電極の精密加工に適
用させる加工方法は、特開2001−54808号公報
にて開示されている技術である。図15において、マン
ドレル151の先端には、加工対象となるシャフト状の
工具材料152が取り付けられている。この工具材料1
52の位置は、モータ156を備えたZステージ157
によって、回転軸方向に上下移動させることができる。
一方、X−Yステージ158上に載置された加工槽15
9内には、放電加工用電極板153が固定されている。
図15の例では、放電加工用電極板153は、Y軸に平
行かつX−Y平面に対して45°傾斜を持たせて固定さ
れている。加工槽159内は、絶縁液154で満たされ
ている。また、工具材料152と放電加工用電極板15
3との間には、微小エネルギーの放電パルス発生が可能
なRC回路で構成される放電発生部155が接続されて
いる。これにより、工具材料152に対して、μmオー
ダーのマイクロ放電加工を実施できるようになってい
る。このような装置構成において、回転(又は往復)動
作させた工具材料152を、Zステージ157を用いて
放電加工用電極板153側へ送り出しながらマイクロ放
電加工することにより、工具材料152の先端を任意の
形状に加工することができる。図15では、工具材料1
52を回転動作させて、その先端を円錐状に加工させる
例を示している。なお、金属をバインダーとした焼結ダ
イヤモンドは導電性を有するので、工具材料152とし
て用いることができる。
【0058】このとき、金型製作における効率的な作業
を考えると、工具材料152の加工が完了した後の作業
は次のようになる。X−Yステージ158及びZステー
ジ157を用いて、加工された工具材料152、すなわ
ち工具電極を、予め加工槽159内に固定しておいたワ
ーク160側に移動させて位置決めをする。なお、この
位置決めは、工具電極をワーク160に接近させながら
両者間の導通を検出することによって可能である。次
に、工具電極を回転させて、ワーク160の表面に予め
加工された精密仕上げが必要な部分(図15の例では、
V形状突起部分の斜面)に押し当てながら任意の方向に
移動させる。これにより、この例では、V形状突起部分
の斜面の形状精度及び面精度を向上させることができ
る。
【0059】例えば、上記第1の実施形態に係る光実装
基板11の成形に使用される金型は、図16のように、
ガイド溝12を成形するための突起部161を表面に備
えた金型である。このような三角柱状の突起部161を
金型に形成するには、図17(a)に示すような三角柱
状の工具電極171及び小刀形状の工具電極172を製
作する。そして、まず、ワーク173を立てた状態で工
具電極171を用いてマイクロ放電加工を行って(図1
7(b))、ワーク173の表面に三角柱状の突起部を
粗加工する(同図(c))。そして、次に、ワーク17
3を寝かせた状態で工具電極172を用いてマイクロ放
電加工を行って(図17(d))、ワーク173に形成
された突起部161の表面を精密加工する(同図
(e))。
【0060】このように、精密加工された工具電極を用
いる方法であれば、従来では不可能であった、サブミク
ロンの形状精度、及び面粗さとしてRa20nm以下の
鏡面処理を実現した超硬合金の金型を製作することが可
能となる。従って、金型表面の面精度がよくなれば、金
型によって成形される光実装基板に実装されるの光ファ
イバ等の各部品の実装位置決めの精度(ガイド溝の面精
度等)がよくなり、光結合効率等の性能が向上する。そ
れだけでなく、金型表面の面精度がよくなれば、成形時
の離型が容易になるので金型への負荷が低減し、金型の
耐久性が向上して生産性や経済性の面でも好ましい。な
お、従来のマイクログラインダーによる研削加工では、
上述した値の数倍以上の面粗さとなる。これは、同じ研
削加工でもマイクログラインダーでは、その加工原理上
連続かつ高速で深く加工を行う必要があるため、仕上が
り面の面精度が低下するものと考えられるからである。
【0061】参考として、マイクログラインダーが用い
られる従来の一般的なV溝を成形する金型の加工方法を
示しておく。マイクログラインダーの研削用砥石には、
先端がV字状に仕上られた円形のダイヤモンド砥石18
1が用いられる。図18(a)に示すように、この砥石
181を平板状の超硬合金182の端部から研削加工す
ることで、同図(b)のような金型183が得られる。
しかしながら、マイクログラインダーで加工できる面精
度には限界があり、例えば、図16に示した光実装基板
11用の金型においては、突起部161のテーパ面13
に対応する部分を十分な反射率を得られるように加工で
きない。すなわち、本例のような複雑な形状をマイクロ
グラインダーで加工することは極めて困難であり、単純
な形状の金型しか製作できないのである。
【0062】以上のように、マイクロ放電加工を工具電
極の加工に利用することにより、様々な形状の精密な工
具電極を製作することができるので、この工具電極を用
いて複雑な形状の金型を製作することができる。従っ
て、この金型を用いたプレス成形によって、光実装基板
を大量かつ安価に製造できる。これにより、光ファイ
バ、光導波路、受発光素子等を無調整で光実装基板に実
装できるようになるので、これらで構成される光デバイ
ス(又は光送受信モジュール)をも大量かつ安価に製造
することが可能となる。なお、上記説明では、金型の材
料として超硬合金を一例に挙げているが、導電性、耐熱
性及び機械的強度を有する材料であれば、SUS等であ
ってもよい。又は、金型の母材として超硬合金等を用
い、その表面に貴金属合金膜等の導電性のある膜を形成
しておき、この膜を形状加工してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る光実装基板の形
状を示す図である。
【図2】第1の実施形態に係る光実装基板を用いた光デ
バイスの断面図である。
【図3】本発明の第2の実施形態に係る光実装基板の形
状を示す図である。
【図4】第2の実施形態に係る光実装基板を用いた光デ
バイスの断面図である。
【図5】本発明の第3の実施形態に係る光実装基板の形
状を示す図である。
【図6】第3の実施形態に係る光実装基板を用いた光デ
バイスの断面図である。
【図7】本発明の第4の実施形態に係る光実装基板の形
状を示す図である。
【図8】第4の実施形態に係る光実装基板を用いた光デ
バイスの斜視図及び断面図である。
【図9】光実装基板上の導波路溝を用いた光導波路の形
成手法を説明する図である。
【図10】本発明の第5の実施形態に係る光実装基板の
形状を示す図である。
【図11】第5の実施形態に係る光実装基板を用いた光
デバイスの断面図である。
【図12】本発明の第6の実施形態に係る光実装基板の
形状を示す図である。
【図13】第6の実施形態に係る光実装基板を用いた光
デバイスの斜視図及び断面図である。
【図14】一般的な放電加工の原理を説明するための概
略構成図である。
【図15】マイクロ放電加工を用いて工具電極を精密加
工する方法を説明するための図である。
【図16】第1の実施形態に係る光実装基板の成形に使
用される金型を示す図である。
【図17】マイクロ放電加工により精密加工された工具
電極を用いて金型を製作する様子を示す図である。
【図18】従来の一般的なV溝を成形する金型の加工方
法を示す図である。
【図19】従来の光実装基板を用いた光デバイスの断面
図である。
【図20】従来の光実装基板を用いた光デバイスの断面
図である。
【符号の説明】
11,31,51,71,101,121…光実装基板 12,32,52…ガイド溝 13,33,53,73,103,123…テーパ面 15,35,55,191…光ファイバ 16,36,76,106,126,193,203…
面受光型フォトダイオード 17,57,77,107,127,192…ミラー 34…斜面 37…回折格子 38,58,78,128…平板ガラス板 39…吸収膜 56…面発光型レーザ 72,122…導波路溝 91…透明基材 92…紫外線硬化接着剤 109,129…ステージ 110,130…導波路型レーザ 141,151…マンドレル 142,171,172…工具電極 143,160,173…ワーク 144,154…絶縁液 145,155…放電発生部 152…工具材料 153…放電加工用電極板 156…モータ 157…Zステージ 158…X−Yステージ 159…加工槽 161…突起部 181…ダイヤモンド砥石 182…超硬合金 183…金型 201…反射体 202…導波層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 東城 正明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 和田 紀彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2H037 AA01 BA02 BA11 CA33 CA38 DA03 DA04 DA06 DA12 2H047 KA04 LA01 LA09 MA07 PA24 PA26 QA04 QA05 TA43 5F073 AB16 AB28 AB29 FA04 FA07 FA16 FA22 FA23 5F088 BA16 BB01 JA14 JA20

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学部品及び/又は光学素子を実装する
    ための光実装基板であって、 所定の加工方法で製作された金型を、高温加熱で軟化し
    た基板材料に押し付けて当該金型の反転形状を転写させ
    ることで成形され、 表面に、光ファイバを位置決めするためのガイド溝と、
    当該ガイド溝に連接されかつガイド溝に実装される光フ
    ァイバの光軸上に位置し、光路を反射によって変換させ
    るテーパ面とを備えたことを特徴とする、光実装基板。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光実装基板において、
    前記ガイド溝に光ファイバを載置し、所定の基板による
    上方向からの押圧によって光ファイバを実装固定した、
    光デバイス。
  3. 【請求項3】 光学部品及び/又は光学素子を実装する
    ための光実装基板であって、 所定の加工方法で製作された金型を、高温加熱で軟化し
    た基板材料に押し付けて当該金型の反転形状を転写させ
    ることで成形され、 表面に、光導波路コアパターンに対応する導波路溝と、
    当該導波路溝に隣接されかつ導波路溝に形成される光導
    波路の光軸上に位置し、光路を反射によって変換させる
    テーパ面とを備えたことを特徴とする、光実装基板。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の光実装基板において、
    前記導波路溝に当該光実装基板よりも屈折率が高いコア
    材料を充填した後、所定の基板を、当該コア材料よりも
    屈折率が低い接着剤を用いて前記導波路溝上に貼り合わ
    せた、光デバイス。
  5. 【請求項5】 光学部品及び/又は光学素子を実装する
    ための光実装基板であって、 所定の加工方法で製作された金型を、高温加熱で軟化し
    た基板材料に押し付けて当該金型の反転形状を転写させ
    ることで成形され、 表面に、受発光素子を位置決めするためのステージと、
    当該ステージに実装される受発光素子の光軸上に位置
    し、光路を反射によって変換させるテーパ面とを備えた
    ことを特徴とする、光実装基板。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の光実装基板において、
    前記ステージに発光素子を実装固定した、光デバイス。
  7. 【請求項7】 表面に、前記ステージに載置される受発
    光素子と光軸が一致する光導波路コアパターンに対応す
    る導波路溝を、さらに備えたことを特徴とする、請求項
    5に記載の光実装基板。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の光実装基板において、
    前記導波路溝に当該光実装基板よりも屈折率が高いコア
    材料を充填した後、所定の基板を、当該コア材料よりも
    屈折率が低い接着剤を用いて前記導波路溝上に貼り合わ
    せ、前記ステージに発光素子を実装固定した、光デバイ
    ス。
  9. 【請求項9】 前記テーパ面に、ミラー効果を有する薄
    膜素子を備えたことを特徴とする、請求項1、3、5又
    は7のいずれかに記載の光実装基板。
  10. 【請求項10】 前記テーパ面に、光波長に応じて光路
    が変化する回折格子を備えたことを特徴とする、請求項
    1、3、5又は7のいずれかに記載の光実装基板。
  11. 【請求項11】 前記テーパ面を曲面形状とし、複数の
    入射光を集光させて反射させる機能を備えたことを特徴
    とする、請求項1、3、5又は7のいずれかに記載の光
    実装基板。
  12. 【請求項12】 前記テーパ面で変換される光路によっ
    て、前記ガイド溝に載置される光ファイバ又は前記導波
    路溝に形成される光導波路と、光学的に結合される面実
    装型受発光素子をさらに備えることを特徴とする、請求
    項2、4、6又は8のいずれかに記載の光デバイス。
  13. 【請求項13】 ガラスによって構成されることを特徴
    とする、請求項1、3、5又は7のいずれかに記載の光
    実装基板。
  14. 【請求項14】 通常研削用工具及びマイクロ放電加工
    によって製作された所望の精密研削用工具を用いた、マ
    イクロ放電加工によって製作された金型を、高温加熱で
    軟化した基板材料に押し付けて当該金型の反転形状を転
    写させることで成形されることを特徴とする、請求項
    1、3、5、7又は13のいずれかに記載の光実装基
    板。
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