JP2003150014A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003150014A
JP2003150014A JP2001348230A JP2001348230A JP2003150014A JP 2003150014 A JP2003150014 A JP 2003150014A JP 2001348230 A JP2001348230 A JP 2001348230A JP 2001348230 A JP2001348230 A JP 2001348230A JP 2003150014 A JP2003150014 A JP 2003150014A
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成動作の開始時および終了時におい
て、導電性部材から像担持体に付着物が付着してしまう
ことを有効に防止して、品質の高い画像を形成すること
のできる、画像形成装置を提供すること。 【解決手段】 画像形成動作の開始時には、1次クリー
ニングバイアス信号がオンされた時から、クリーニング
ローラ41に印加される1次クリーニングバイアスが設
定バイアス値に到達した時以後に、モータ信号のオンに
より感光ドラム25を駆動させるように制御する。ま
た、画像形成動作の終了時には、モータ信号がオフされ
た時から、慣性によるモータ73の回転時間が経過した
時以後に、1次クリーニングバイアス信号により、クリ
ーニングローラ41に印加される1次クリーニングバイ
アスをオフするように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザプリンタな
どの画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザプリンタなどの画像形成装置で
は、トナーが担持される現像ローラと、静電潜像が形成
される感光ドラムと、用紙に可視像を転写するための転
写ローラと、可視像の転写後の感光ドラムの表面をクリ
ーニングするためのクリーニングローラとを備えるもの
が知られている。
【0003】このような画像形成装置では、現像ローラ
に担持されているトナーが、感光ドラムに形成される静
電潜像に選択的に供給されることにより、その静電潜像
が現像され、これよって、感光ドラムに可視像が担持さ
れ、その可視像が、転写ローラによって用紙に転写され
ることにより、その用紙に所定の画像が形成される。
【0004】そして、クリーニングローラにバイアスを
印加することによって、用紙への転写後に感光ドラム上
に残存する残存トナーを電気的に捕捉して、感光ドラム
の表面をクリーニングすることにより、次の画像形成動
作を良好な状態で行なうことができるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、通常、画像形
成動作の開始時には、感光ドラムを駆動するためのモー
タと、クリーニングローラに印加されるバイアスとが同
時にオンされるが、クリーニングローラにバイアスが印
加される前に感光ドラムが駆動されてしまうと、前回の
画像形成動作時にクリーニングローラによって捕捉され
た残存トナーが、感光ドラム上に付着してしまうという
不具合を生じる。
【0006】また、画像形成動作の終了時には、感光ド
ラムを駆動するためのモータと、クリーニングローラに
印加されるバイアスとが同時にオフされるが、感光ドラ
ムは直ちに停止せず慣性によってオフ後も回転するの
で、そのような感光ドラムの慣性回転の間に、バイアス
のオフによって、クリーニングローラで捕捉されている
残存トナーが、感光ドラム上に付着してしまうという不
具合を生じる。とりわけ、近年の画像形成速度の高速化
により、モータの回転速度が速く設定されていると、慣
性回転しやすく、このような不具合が顕著となる。
【0007】そこで、本発明は、このような不具合に鑑
みなされたもので、その目的とするところは、画像形成
動作の開始時または終了時において、導電性部材から像
担持体に付着物が付着してしまうことを有効に防止し
て、品質の高い画像を形成することのできる、画像形成
装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、可視像を担持する像担持
体と、前記像担持体の表面に接触され、その表面との間
に電位差が形成される導電性部材と、前記導電性部材に
バイアスを印加するためのバイアス印加手段とを備える
画像形成装置において、前記像担持体が駆動される前
に、前記バイアス印加手段により前記導電性部材にバイ
アスを印加させるための制御手段を備えていることを特
徴としている。
【0009】このような構成によると、制御手段が、ま
ず、バイアス印加手段により導電性部材にバイアスを印
加した後に、次いで、像担持体を駆動させるので、導電
性部材によって像担持体の表面との間に電位差を形成し
た後に、像担持体を駆動させることができる。そのた
め、確実な動作を達成することができる。
【0010】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、前記制御手段は、前記バイアス
印加手段のオンにより前記導電性部材に印加されるバイ
アスが設定バイアス値に到達した時またはその後に、前
記像担持体を駆動するための駆動源をオンすることを特
徴としている。
【0011】このような構成によると、制御手段が、バ
イアス印加手段をオンして導電性部材に印加されるバイ
アスが設定バイアス値に到達した時またはその後に、駆
動源をオンするので、導電性部材によって像担持体の表
面との間に確実に電位差が形成された後で、像担持体を
駆動させることができる。そのため、より一層、確実な
動作を達成することができる。
【0012】また、請求項3に記載の発明は、可視像を
担持する像担持体と、前記像担持体の表面に接触され、
その表面との間に電位差が形成される導電性部材と、前
記導電性部材にバイアスを印加するためのバイアス印加
手段とを備える画像形成装置において、前記像担持体が
静止された時またはその後に、前記バイアス印加手段に
よる前記導電性部材へのバイアスを停止させるための制
御手段を備えていることを特徴としている。
【0013】このような構成によると、制御手段が、ま
ず、像担持体を静止させた時またはその後に、導電性部
材へのバイアスを停止するので、像担持体が静止した後
に、導電性部材へのバイアスを停止することができる。
そのため、確実な動作を達成することができる。
【0014】また、請求項4に記載の発明は、請求項3
に記載の発明において、前記制御手段は、前記像担持体
を駆動するための駆動源をオフした時から所定時間後
に、前記バイアス印加手段をオフすることを特徴として
いる。
【0015】このような構成によると、制御手段が、駆
動源をオフした時から所定時間後に、バイアス印加手段
をオフするので、像担持体が確実に静止された後に、導
電性部材に印加されるバイアスをオフすることができ
る。そのため、より一層、確実な動作を達成することが
できる。
【0016】また、請求項5に記載の発明は、請求項1
ないし4のいずれかに記載の発明において、前記像担持
体は、静電潜像が形成され、現像手段から現像剤が供給
されることにより可視像が形成される感光体であること
を特徴としている。
【0017】このような構成によると、像担持体が感光
体であるので、導電性部材を確実に動作させて、その感
光体を良好に露光および現像することができ、高品質の
可視像を形成することができる。そのため、高画質の画
像を形成することができる。
【0018】また、請求項6に記載の発明は、請求項5
に記載の発明において、前記現像手段は、前記像担持体
に接触および離間するように構成されていることを特徴
としている。
【0019】このような構成によると、現像手段を、現
像剤を供給する現像時のみ像担持体と接触させ、それ以
外の時には、像担持体と離間させることができる。その
ため、常時像担持体と接触している場合に比べて、現像
手段、現像剤、さらには像担持体の耐久時の磨耗による
損傷を防止して、耐久性の向上を図ることができる。
【0020】一方、現像手段を現像時のみ像担持体と接
触させるようにすると、像担持体が駆動される最初と最
後とにおいて、現像手段が像担持体と離間するため、像
担持体は、現像手段との摺動抵抗が低減されることによ
り、最初には像担持体が容易に駆動され、また、最後に
は、駆動源をオフしても像担持体が慣性により駆動され
やすくなる。
【0021】しかし、この構成によると、制御手段よっ
て、バイアス印加手段により導電性部材にバイアスを印
加した後に像担持体が駆動され、また、像担持体が静止
した時またはその後に、バイアス印加手段による導電性
部材へのバイアスが停止されるので、導電性部材と像担
持体との間の確実な動作を確保することができる。
【0022】また、請求項7に記載の発明は、請求項1
ないし4のいずれかに記載の発明において、前記像担持
体は、複数の可視像が重ねて転写されることによる形成
されるカラー画像を担持する中間転写体であることを特
徴としている。
【0023】このような構成によると、像担持体が中間
転写体であるので、導電性部材を確実に動作させて、そ
の中間転写体上に確実に可視像を重ねることができ、高
品質のカラー画像を形成することができる。そのため、
高画質のカラー画像を形成することができる。
【0024】また、請求項8に記載の発明は、請求項1
ないし7のいずれかに記載の発明において、前記導電性
部材は、前記像担持体の表面をクリーニングするための
クリーニング部材であることを特徴としている。
【0025】このような構成によると、導電性部材がク
リーニング部材であるため、像担持体上の現像剤や紙粉
などの付着物を導電性部材によってクリーニングして、
良好な可視像の形成を達成することができる。
【0026】しかも、この構成では、制御手段よって、
バイアス印加手段により導電性部材にバイアスを印加し
た後に像担持体が駆動されるので、画像形成動作の開始
時において、前回の画像形成動作時に導電性部材に電気
的に捕捉している付着物が、像担持体上に放出されてし
まうことを有効に防止することができる。
【0027】また、この構成では、制御手段よって、像
担持体が静止した時またはその後に、バイアス印加手段
による導電性部材へのバイアスが停止されるので、画像
形成動作の終了時において、導電性部材に電気的に捕捉
している付着物が、像担持体上に放出されてしまうこと
を有効に防止することができる。
【0028】また、請求項9に記載の発明は、請求項8
に記載の発明において、前記バイアス印加手段は、前記
導電性部材に対して、前記像担持体上の付着物を電気的
に捕捉するためのクリーニングバイアスを印加すること
を特徴としている。
【0029】このような構成によると、バイアス印加手
段によって印加されるクリーニングバイアスにより、導
電性部材が、像担持体上の付着物を確実に捕捉すること
ができる。そのため、より一層、確実なクリーニングに
よる良好な可視像の形成を達成することができる。
【0030】また、請求項10に記載の発明は、請求項
8または9に記載の発明において、可視像の転写後に前
記像担持体上に残存する前記現像剤を現像手段によって
回収するクリーナレス現像が行なわれるように構成され
ていることを特徴としている。
【0031】このような構成によると、転写後の像担持
体上に残存する現像剤を除去するための格別の部材およ
び貯留部が不要となり、装置構成の簡略化を図ることが
できる。しかし、クリーナレス現像では、転写後に像担
持体に残存する現像剤を現像手段によって回収するた
め、転写時に、記録媒体からの紙粉が像担持体に付着す
ると、その紙粉が現像剤とともに現像手段に混入して、
画像品質に直接影響してしまうという不具合を生じる。
【0032】しかし、このような構成によると、導電性
部材によって像担持体上の紙粉をクリーニングすること
ができるので、クリーナレス現像によって、簡易に現像
剤を回収しつつ、良好な画像形成を確実に達成すること
ができる。
【0033】また、請求項11に記載の発明は、請求項
8ないし10のいずれかに記載の発明において、前記導
電性部材および前記バイアス印加手段の内部インピーダ
ンスを含む合計の抵抗値が、10Ω以上10Ω未満
であることを特徴としている。
【0034】このような構成によると、導電性部材およ
びバイアス印加手段の内部インピーダンスを含む合計の
抵抗値が、10Ω以上10Ω未満であるため、像担
持体上の付着物を電気的に捕捉し得るバイアスを確実に
印加することができる。
【0035】また、請求項12に記載の発明は、請求項
8ないし11のいずれかに記載の発明において、前記像
担持体および前記導電性部材は、それらの移動速度の間
に速度差が生じるように駆動されることを特徴としてい
る。
【0036】このような構成によると、導電性部材が像
担持体に対して速度差をもって移動されるので、導電性
部材と像担持体との間に剪断力が作用して、像担持体上
の付着物を、電気的に捕捉することができると同時に物
理的に掻き取ることができる。そのため、より一層良好
にクリーニングすることができる。
【0037】また、請求項13に記載の発明は、請求項
3ないし11のいずれかに記載の発明において、前記駆
動源が、DCサーボモータであることを特徴としてい
る。
【0038】このような構成によると、駆動源がDCサ
ーボモータであるので、低コストで装置を構成すること
ができる。一方、DCサーボモータは、たとえば、ステ
ッピングモータなどに比べて慣性により回転しやすい
が、この構成においては、たとえ、駆動源が慣性により
回転しても、像担持体上に付着物が放出されることを有
効に防止することができる。そのため、低コストで良好
な画像形成動作を確保することができる。
【0039】また、請求項14に記載の発明は、請求項
1ないし13のいずれかに記載の発明において、前記像
担持体の表面と前記導電性部材との間に形成される電位
差が、それらの間に放電を生じない電位差として設定さ
れていることを特徴としている。
【0040】このような構成によると、像担持体が静止
している状態で、導電性部材にバイアス印加手段によっ
てバイアスを印加しても、それら像担持体と導電性部材
との間に放電が生じることを有効に防止することができ
る。そのため、より一層確実な動作を確保することがで
きる。
【0041】また、請求項15に記載の発明は、請求項
8ないし12のいずれかに記載の発明において、前記可
視像を形成する現像剤が、重合トナーであることを特徴
としている。
【0042】このような構成によると、流動性の良好な
重合トナーによって、高画質の画像を形成することがで
きる。一方、重合トナーは、その良好なる流動性ゆえ
に、たとえば、掻取ブレードなどによって掻き取ること
が困難であるが、このような構成によると、導電性部材
と像担持体の表面との間に電位差を形成して現像剤を捕
捉することができるので、像担持体上の重合トナーを良
好に捕捉して、確実なクリーニングを達成することがで
きる。
【0043】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の画像形成装置と
してのレーザプリンタの一実施形態を示す要部側断面図
である。図1において、このレーザプリンタ1は、電子
写真方式により画像を形成するレーザプリンタとして構
成されており、本体ケーシング2内に、用紙3を給紙す
るためのフィーダ部4や、給紙された用紙3に所定の画
像を形成するための画像形成部5などを備えている。
【0044】フィーダ部4は、本体ケーシング2内の底
部に、着脱可能に装着される給紙トレイ6と、給紙トレ
イ6の一端側端部に設けられる給紙機構部7と、給紙ト
レイ6内に設けられた用紙押圧板8と、給紙機構部7に
対し用紙3の搬送方向の下流側(以下、用紙3の搬送方
向上流側または下流側を、単に、上流側または下流側と
いう場合がある。)に設けられる第1搬送部9および第
2搬送部10と、第1搬送部9および第2搬送部10に
対し用紙3の搬送方向の下流側に設けられるレジストロ
ーラ11とを備えている。
【0045】給紙トレイ6は、用紙3を収容し得る上面
が開放されたボックス形状をなし、本体ケーシング2の
底部に対して水平方向に着脱可能とされている。
【0046】給紙機構部7は、給紙ローラ12と、その
給紙ローラ12に対向する分離パット13とを備えてお
り、分離パット13は、その裏側からばねによって押圧
されることにより、給紙ローラ12に向かって押圧され
ている。
【0047】用紙押圧板8は、用紙3を積層状にスタッ
ク可能とされ、給紙ローラ12に対して遠い方の端部に
おいて揺動可能に支持されることによって、近い方の端
部を上下方向に移動可能とし、また、その裏側から図示
しないばねによって上方向に付勢されている。そのた
め、用紙押圧板8は、用紙3の積層量が増えるに従っ
て、給紙機構部7に対して遠い方の端部を支点として、
ばねの付勢力に抗して下向きに揺動される。
【0048】そして、用紙押圧板8上の最上位にある用
紙3は、用紙押圧板8の裏側から図示しないばねによっ
て給紙ローラ12に向かって押圧され、その給紙ローラ
12の回転によって給紙ローラ12と分離パット13と
で挟まれた後、それらの協動により、1枚毎に分離され
て給紙される。
【0049】第1搬送部9は、給紙機構部7の下流側に
配置され、用紙3を搬送する第1搬送ローラ9aと、第
1搬送ローラ9aに対向配置され、分離パット13の幅
より少し広く形成されている第1紙粉取りローラ9b
と、その第1紙粉取りローラ9bの下方において対向配
置される第1スポンジ部材9cとを備えている。そし
て、給紙された用紙3は、第1搬送ローラ9aと第1紙
粉取りローラ9bとで挟まれて搬送され、その時に、分
離パット13との間の擦れによって用紙3上に生じた紙
粉が、第1紙粉取りローラ9bによって掻き取られる。
なお、第1紙粉取りローラ9bに付着した紙粉は、第1
スポンジ部材9cによって掻き取られる。
【0050】また、第2搬送部10は、第1搬送部9の
下流側に配置され、用紙3を搬送する第2搬送ローラ1
0aと、第2搬送ローラ10aに対向配置され、用紙3
の幅より少し広く形成されている第2紙粉取りローラ1
0bと、その第2紙粉取りローラ10bの下方において
対向配置される第2スポンジ部材10cとを備えてい
る。そして、第1搬送部9から搬送されてくる用紙3
は、第2搬送ローラ10aと第2紙粉取りローラ10b
とで挟まれて搬送され、その時に、用紙3の裁断時など
においてもともと用紙3の全体に生じている紙粉が、第
2紙粉取りローラ10bによって掻き取られる。なお、
第2紙粉取りローラ10bに付着した紙粉は、第2スポ
ンジ部材10cによって掻き取られる。
【0051】レジストローラ11は、1対のローラから
構成されており、用紙3を所定のレジスト後に、画像形
成部5に送るようにしている。そのため、第1搬送部9
および第2搬送部10によって、分離パット13との間
の擦れによって生じる紙粉と、もともと生じている紙粉
とが、バランスよく除去された用紙3は、第2搬送部1
0からレジストローラ11に送られた後、レジストロー
ラ11から所定のレジスト後に、画像形成部5に搬送さ
れる。
【0052】また、このレーザプリンタ1のフィーダ部
4は、さらに、任意のサイズの用紙3が積層されるマル
チパーパストレイ14と、マルチパーパストレイ14上
に積層される用紙3を給紙するためのマルチパーパス給
紙機構部15と、マルチパーパス搬送部16とを備えて
いる。
【0053】マルチパーパス給紙機構部15は、マルチ
パーパス給紙ローラ15aと、そのマルチパーパス給紙
ローラ15aに対向するマルチパーパス分離パット15
bとを備えており、マルチパーパス分離パット15b
は、その裏側からばねによって押圧されることにより、
マルチパーパス給紙ローラ15aに向かって押圧されて
いる。そして、マルチパーパストレイ14上に積層され
る最上位の用紙3は、マルチパーパス給紙ローラ15a
の回転によってマルチパーパス給紙ローラ15aとマル
チパーパス分離パット15bとで挟まれた後、それらの
協動により、1枚毎に分離されて給紙される。
【0054】マルチパーパス搬送部16は、マルチパー
パス給紙機構部15の下流側であって、かつ、レジスト
ローラ11の上流側に配置されており、用紙3を搬送す
るマルチパーパス搬送ローラ16aと、マルチパーパス
搬送ローラ16aに対向配置されるマルチパーパス紙粉
取りローラ16bと、そのマルチパーパス紙粉取りロー
ラ16bの下方において対向配置されるマルチパーパス
スポンジ部材16cとを備えている。そして、マルチパ
ーパス給紙機構部15から給紙された用紙3は、マルチ
パーパス搬送ローラ16aとマルチパーパス紙粉取りロ
ーラ16bとで挟まれて搬送され、その時に、用紙3上
の紙粉がマルチパーパス紙粉取りローラ16bによって
掻き取られる。なお、マルチパーパス紙粉取りローラ1
6bに付着した紙粉は、マルチパーパススポンジ部材1
6cによって掻き取られる。
【0055】そして、マルチパーパス搬送部16によっ
て紙粉が除去された用紙3は、マルチパーパス搬送部1
6からレジストローラ11に送られ、レジストローラ1
1から所定のレジスト後に、画像形成部5に搬送され
る。
【0056】画像形成部5は、スキャナ部17、プロセ
ス部18、定着部19などを備えている。
【0057】スキャナ部17は、本体ケーシング2内の
上部に設けられ、レーザ発光部(図示せず。)、回転駆
動されるポリゴンミラー20、レンズ21aおよび21
b、反射鏡22などを備えており、レーザ発光部からの
発光される所定の画像データに基づくレーザビームを、
鎖線で示すように、ポリゴンミラー20、レンズ21
a、反射鏡22、レンズ21bの順に通過あるいは反射
させて、後述するプロセス部18の感光ドラム25の表
面上に高速走査にて照射させている。
【0058】プロセス部18は、スキャナ部17の下方
に配設され、図2にも示すように、本体ケーシング2に
対して着脱自在に装着されるドラムカートリッジ23内
に、現像カートリッジ24と、像担持体としての感光体
からなる感光ドラム25と、スコロトロン型帯電器26
と、転写ローラ27とを備えている。
【0059】現像カートリッジ24は、ドラムカートリ
ッジ23に対して着脱自在に装着されており、トナー収
容部30、供給ローラ31、層厚規制ブレード32およ
び現像手段としての現像ローラ33などを備えている。
【0060】トナー収容部30内には、現像剤として、
正帯電性の非磁性1成分のトナーが充填されている。こ
のトナーとしては、重合性単量体、たとえば、スチレン
などのスチレン系単量体や、アクリル酸、アルキル(C
1〜C4)アクリレート、アルキル(C1〜C4)メタ
アクリレートなどのアクリル系単量体を、懸濁重合など
の公知の重合方法によって共重合させることにより得ら
れる重合トナーが使用されている。このような重合トナ
ーは、球状をなし、流動性が極めて良好であるため、良
好な現像を達成することができ、その結果、高画質の画
像を形成することができる。なお、このようなトナーに
は、カーボンブラックなどの着色剤やワックスなどが配
合されるとともに、流動性を向上させるために、シリカ
などの外添剤が添加されている。その平均粒径は、約6
〜10μm程度である。
【0061】そして、トナー収容部30内のトナーは、
図示しないアジテータによって、トナー収容部30から
供給ローラ31に向けて放出される。
【0062】トナー収容部30の側方位置には、供給ロ
ーラ31が矢印方向(反時計方向)に回転可能に配設さ
れており、また、この供給ローラ31に対向して、現像
ローラ33が矢印方向(時計方向)に回転可能に配設さ
れている。そして、これら供給ローラ31と現像ローラ
33とは、そのそれぞれがある程度圧縮するような状態
で互いに当接されている。
【0063】供給ローラ31は、金属製のローラ軸に、
導電性のスポンジ体からなるローラが被覆されている。
【0064】現像ローラ33は、金属製のローラ軸に、
導電性のゴム材料である弾性体からなるローラが被覆さ
れている。より具体的には、現像ローラ33のローラ
は、カーボン微粒子などを含む導電性のウレタンゴムま
たはシリコーンゴムからなるローラ本体の表面に、フッ
素が含有されているウレタンゴムまたはシリコーンゴム
のコート層が被覆されている。なお、現像ローラ33
は、所定の現像バイアスが印加されている。
【0065】また、現像ローラ33の近傍には、層厚規
制ブレード32が配設されている。この層厚規制ブレー
ド32は、現像ローラ33の上方において、その現像ロ
ーラ33の軸方向に沿って対向状に配置され、現像カー
トリッジ24に取り付けられる板ばね部材と、その板ば
ね部材の先端部に設けられる絶縁性のシリコーンゴムか
らなる断面半円形状の押圧部材とを備えており、押圧部
材が板ばね部材の弾性力によって現像ローラ33上に圧
接されるように構成されている。
【0066】そして、トナー収容室30から放出される
トナーは、供給ローラ31の回転により、現像ローラ3
3に供給され、この時、供給ローラ31と現像ローラ3
3との間で正に摩擦帯電され、さらに、現像ローラ33
上に供給されたトナーは、現像ローラ33の回転に伴っ
て、層厚規制ブレード32の押圧部材と現像ローラ33
との間に進入し、ここでさらに十分に摩擦帯電されて、
一定厚さの薄層として現像ローラ33上に担持される。
【0067】感光ドラム25は、現像ローラ33の側方
位置において、その現像ローラ33と対向するような状
態で矢印方向(反時計方向)に回転可能に配設されてお
り、後述するモータ73(図3参照)によって回転駆動
されるように構成されている。この感光ドラム25は、
ドラム本体が接地されるとともに、その表面部分がポリ
カーボネートなどから構成される正帯電性の感光層によ
り形成されている。
【0068】スコロトロン型帯電器26は、感光ドラム
25の上方において、感光ドラム25に接触しないよう
に、所定の間隔を隔てて配設されている。このスコロト
ロン型帯電器26は、タングステンなどの帯電用ワイヤ
からコロナ放電を発生させる正帯電用のスコロトロン型
の帯電器であり、感光ドラム25の表面を一様に正極性
に帯電させるように構成されている。
【0069】そして、感光ドラム25の表面は、その感
光ドラム25の回転に伴なって、まず、スコロトロン型
帯電器26により一様に正帯電された後、スキャナ部1
7からのレーザービームの高速走査により露光され、所
定の画像データに基づく静電潜像が形成される。
【0070】なお、このレーザプリンタ1では、感光ド
ラム25の表面は、スコロトロン型帯電器26によって
約900Vに帯電され、スキャナ部17からのレーザー
ビームによって、その帯電部分の電位が約100Vとな
るように露光される。
【0071】次いで、現像ローラ33の回転により、現
像ローラ33上に担持されかつ正帯電されているトナー
が、感光ドラム25に対向して接触する時に、感光ドラ
ム25の表面上に形成される静電潜像、すなわち、一様
に正帯電されている感光ドラム25の表面のうち、レー
ザービームによって露光され電位が下がっている露光部
分に供給され、選択的に担持されることによって可視像
化され、これによって反転現像が達成される。
【0072】なお、現像ローラ33は、接離機構34に
よって、後述するように、現像時のみ感光ドラム25と
接触し、非現像時には感光ドラム25と離間するように
構成されている。
【0073】すなわち、この接離機構34は、現像カー
トリッジ24の筐体から水平方向に突出される係合部3
5と、本体ケーシング2に設けられる押圧板36、押圧
ばね37、揺動板38およびカム39とから構成されて
いる。
【0074】押圧板36は、その下端部が揺動自在に軸
支されるとともに、その上端部には、一端が本体ケーシ
ング2において固定されている押圧ばね37の他端が係
止されている。そして、押圧板36は、押圧ばね37の
付勢力によって、その上端部が感光ドラム25側に向け
て付勢されている。
【0075】揺動板38は、その中央部が揺動自在に軸
支されるとともに、その下端部には、カム39が当接さ
れている。そして、揺動板38は、カム39の回転によ
り、カム39の薄肉部39aが下端部に当接すると、そ
の上端部が感光ドラム25側に揺動し、カム39の厚肉
部39bが下端部に当接すると、その上端部がその反対
側に揺動される。
【0076】そして、現像カートリッジ24がドラムカ
ートリッジ23に装着されると、現像カートリッジ24
の係合部35が、押圧板36と揺動板38との間に挟み
込まれる状態となる。そのため、カム39を後述するモ
ータ73(図3参照)によって回転させると、図4にも
示されるように、現像時においては、カム39の薄肉部
39aが揺動板38の下端部に当接し、押圧ばね37の
付勢力によって、押圧板36と揺動板38との間で挟ま
れている係合部35が感光ドラム25側に向かって移動
され、これによって、現像ローラ33が感光ドラム25
と接触する。
【0077】一方、非現像時においては、カム39の厚
肉部39bが揺動板38の下端部に当接し、押圧ばね3
7の付勢力に抗して揺動板38の上端部が逆方向に揺動
するので、押圧板36と揺動板38との間で挟まれてい
る係合部35が感光ドラム25から離れる方向に向かっ
て移動され、これによって、現像ローラ33が感光ドラ
ム25から離間される。
【0078】転写ローラ27は、感光ドラム25の下方
において、この感光ドラム25に対向するように配置さ
れ、ドラムカートリッジ23において矢印方向(時計方
向)に回転可能に支持されている。この転写ローラ27
は、金属製のローラ軸に、導電性のゴム材料からなるロ
ーラが被覆されており、転写時には、所定の転写バイア
ス(−1kV〜−2kV)が印加されるように構成され
ている。そのため、感光ドラム27の表面上に担持され
た可視像は、用紙3が感光ドラム25と転写ローラ27
との間を通る間に用紙3に転写される。そして、可視像
が転写された用紙3は、図1に示すように、搬送ベルト
45を介して、定着部19に搬送される。
【0079】また、このプロセス部18には、さらに、
感光ドラム25の転写後の表面をクリーニングするため
のクリーニング部40が、ドラムカートリッジ23内に
設けられている。このクリーニング部40は、図2に示
すように、導電性部材(クリーニング部材)としてのク
リーニングローラ41、バックアップローラ42、掻取
スポンジ43および回収貯留部44を備えている。
【0080】クリーニングローラ41は、感光ドラム2
5に対して現像ローラ33の反対側であって、感光ドラ
ム25の回転方向における転写ローラ27の下流側かつ
スコロトロン型帯電器26の上流側において感光ドラム
25と接触するように対向配置されている。このクリー
ニングローラ41は、シリコーンゴムなどの発泡弾性体
からなり、ドラムカートリッジ23において矢印方向
(時計方向)に回転可能に支持されている。このクリー
ニングローラ41は、後述するモータ73(図3参照)
によって、感光ドラム25に対して所定の周速差で回転
駆動されるように構成されており、より具体的には、感
光ドラム25の回転速度よりも約1.5倍の速さで回転
駆動されるように構成されている。
【0081】また、クリーニングローラ41には、後述
するクリーニングバイアス印加電源70(図3参照)に
よって、感光ドラム25の表面に存在する転写後に残存
する残存トナーや用紙3から転着される紙粉などの付着
物を電気的に捕捉するためのクリーニングバイアスが印
加されるように構成されている。より具体的には、クリ
ーニングローラ41には、画像形成動作時において、転
写後の感光ドラム25の表面との間の電位差が、感光ド
ラム25の放電開始電圧以下(約550〜600V)と
なるような1次クリーニングバイアス(約−200V)
が印加され、次に述べるクリーナレス現像方式による現
像ローラ33でのトナー回収時には、1次クリーニング
バイアスと逆極性の2次クリーニングバイアス(約+7
00V)が印加されるように構成されている。
【0082】なお、このレーザプリンタ1においては、
クリーニングローラ41および後述する後述するクリー
ニングバイアス印加電源70(図3参照)の内部インピ
ーダンス(たとえば、基板など)の合計の抵抗値が、1
Ω以上10Ω未満として設定されている。
【0083】バックアップローラ42は、クリーニング
ローラ41に対して感光ドラム25の反対側において、
クリーニングローラ41と接触するように対向配置され
ている。このバックアップローラ42は、金属製のロー
ラからなり、ドラムカートリッジ23において矢印方向
(反時計方向)に回転可能に支持されている。このバッ
クアップローラ42は、後述するモータ73(図3参
照)によって、クリーニングローラ41と等速で回転駆
動されるように構成されている。また、バックアップロ
ーラ42には、後述するクリーニングバイアス印加電源
70(図3参照)によって、画像形成動作時には、所定
の1次クリーニングバイアス(約−100V)が印加さ
れ、次に述べるクリーナレス現像方式による現像ローラ
33でのトナー回収時には、1次クリーニングバイアス
と逆極性の所定の2次クリーニングバイアス(約+80
0V)が印加されるように構成されている。
【0084】掻取スポンジ43は、バックアップローラ
42に対してクリーニングローラ41の反対側におい
て、バックアップローラ42の表面を圧接するように対
向配置されている。この掻取スポンジ43は、ウレタン
フォームなどのスポンジ部材からなり、バックアップロ
ーラ42の表面に付着した紙粉を掻き取るように構成さ
れている。
【0085】回収貯留部44は、ドラムカートリッジ2
3における掻取スポンジ43の下方の空間として形成さ
れ、掻取スポンジ43によって掻き取られた紙粉を、こ
の回収貯留部44において貯留するように構成されてい
る。
【0086】そして、感光ドラム25における用紙3に
転写した後の表面には、転写後に残存する残存トナーや
用紙3から転着される紙粉などの付着物が存在するが、
主として残存トナーは、画像形成時において、感光ドラ
ム25の表面が、クリーニングローラ41と対向した時
に、そのクリーニングローラ41に印加される1次クリ
ーニングバイアスによって生じる感光ドラム25とクリ
ーニングローラ41との間の電位差によって、クリーニ
ングローラ41によって捕捉される。
【0087】そして、このレーザプリンタ1では、非画
像形成時に、クリーニングローラ41によって捕捉され
た残存トナーを、クリーナレス現像方式によって、現像
ローラ33で回収するようにする一方、この現像ローラ
33での回収時に、クリーニングローラ41によって、
主として紙粉を捕捉するようにしている。
【0088】すなわち、クリーニングローラ41によっ
て捕捉された残存トナーは、そのままクリーニングロー
ラ41によって電気的に保持され、非画像形成時の所定
のタイミングにおいて、クリーニングローラ41および
バックアップローラ42に、1次クリーニングバイアス
と逆極性の2次クリーニングバイアスが印加される。そ
うすると、クリーニングローラ41によって捕捉されて
いる残存トナーが、感光ドラム25上に戻され、その
後、感光ドラム25上に戻された残存トナーは、感光ド
ラム25の回転によって、現像ローラ33と対向した時
に、その現像ローラ33によって回収される。
【0089】また、この2次クリーニングバイアスの印
加時に、感光ドラム25の表面に付着している紙粉が、
クリーニングローラ41と対向した時に、そのクリーニ
ングローラ41に印加される2次クリーニングバイアス
によって生じる感光ドラム25とクリーニングローラ4
1との間の電位差によって、クリーニングローラ41に
よって捕捉される。そして、クリーニングローラ41に
よって捕捉された紙粉は、まず、そのクリーニングロー
ラ41の回転により、バックアップローラ42と対向し
た時に、そのバックアップローラ42に印加される2次
クリーニングバイアスによって生じるクリーニングロー
ラ41とバックアップローラ42との間の電位差によっ
て、バックアップローラ42によって捕捉される。その
後、バックアップローラ42に捕捉された紙粉は、その
バックアップローラ42の回転によって、掻取スポンジ
43と接触した時に、その掻取スポンジ43によって掻
き取られ、回収貯留部44において貯留される。
【0090】定着部19は、図1に示すように、プロセ
ス部18の側方下流側に配設され、加熱ローラ46、加
熱ローラ46を押圧する押圧ローラ47、および、これ
ら加熱ローラ46および押圧ローラ47の下流側に設け
られる搬送ローラ48を備えている。
【0091】加熱ローラ46は、金属製で加熱のための
ハロゲンランプを備えており、プロセス部18において
用紙3上に転写されたトナーを、用紙3が加熱ローラ4
6と押圧ローラ47との間を通過する間に熱定着させ、
その後、その用紙3を定着部19の搬送ローラ48によ
って、本体ケーシング2に設けられた搬送ローラ49お
よび排紙ローラ50に搬送するようにしている。搬送ロ
ーラ49に送られた用紙3は、その後、排紙ローラ50
によって排紙トレイ51上に排紙される。
【0092】また、このレーザプリンタ1には、用紙3
の両面に画像を形成するための再搬送ユニット52を備
えている。この再搬送ユニット52は、反転機構部53
と、再搬送トレイ54とが、一体的に構成され、本体ケ
ーシング2における後部側から、反転機構部53が外付
けされるとともに、再搬送トレイ54がフィーダ部4の
上方に挿入されるような状態で、着脱自在に装着されて
いる。
【0093】反転機構部53は、本体ケーシング2の後
壁に外付けされ、略断面矩形状のケーシング55に、フ
ラッパ56、反転ローラ57および再搬送ローラ58を
備えるとともに、上端部から、反転ガイドプレート59
を上方に向かって突出させている。
【0094】フラッパ56は、本体ケーシング2の後部
において回動可能に支持されており、搬送ローラ48の
下流側近傍に配置され、図示しないソレノイドの励磁ま
たは非励磁により、一方の面に画像が形成され搬送ロー
ラ48によって搬送されてきた用紙3を、搬送ローラ4
9に向かう方向(実線の状態)と、後述する反転ローラ
57に向かう方向(仮想線の状態)とに選択的に切り換
えることができるように揺動可能に設けられている。
【0095】反転ローラ57は、フラッパ56の下流側
であって、ケーシング55の上部に配置され、1対のロ
ーラからなり、正方向および逆方向に回転の切り換えが
できるように構成されている。この反転ローラ57は、
まず正方向に回転して、用紙3を反転ガイドプレート5
9に向けて搬送し、その後、逆方向に回転して、用紙3
を反転方向に搬送できるように構成されている。
【0096】再搬送ローラ58は、反転ローラ57の下
流側であって、ケーシング55における反転ローラ57
のほぼ真下に配置され、1対のローラからなり、反転ロ
ーラ57によって反転された用紙3を、再搬送トレイ5
4に搬送できるように構成されている。
【0097】また、反転ガイドプレート59は、ケーシ
ング55の上端部から、さらに上方に向かって延びる板
状部材からなり、反転ローラ57により送られる用紙3
をガイドするように構成されている。
【0098】そして、用紙3の両面に画像を形成する場
合には、この反転機構部53において、まず、フラッパ
56が、用紙3を反転ローラ57に向かわせる方向に切
り換えられ、この反転機構部53に、一方の面に画像が
形成された用紙3が受け入れられる。その後、その受け
入れられた用紙3が反転ローラ57に送られてくると、
反転ローラ57は、用紙3を挟んだ状態で正回転して、
この用紙3を一旦反転ガイドプレート59に沿って、外
側上方に向けて搬送し、用紙3の大部分が外側上方に送
られ、用紙3の後端が反転ローラ57に挟まれた時に、
正回転を停止する。次いで、反転ローラ57は、逆回転
して、用紙3を、前後逆向きの状態で、ほぼ真下に向か
うようにして、再搬送ローラ58に搬送する。なお、反
転ローラ57を正回転から逆回転させるタイミングは、
定着部19の下流側に設けられる用紙通過センサ60
が、用紙3の後端を検知した時から所定時間を経過した
時となるように制御されている。また、フラッパ56
は、用紙3の反転ローラ57への搬送が終了すると、元
の状態、すなわち、搬送ローラ48から送られる用紙3
を搬送ローラ49に送る状態に切り換えられる。
【0099】次いで、再搬送ローラ58に逆向きに搬送
されてきた用紙3は、その再搬送ローラ58によって、
次に述べる再搬送トレイ54に搬送される。
【0100】再搬送トレイ54は、用紙3が供給される
用紙供給部61、トレイ本体62および斜行ローラ63
を備えている。
【0101】用紙供給部61は、反転機構部53の下側
において本体ケーシング2の後部に外付けされ、湾曲形
状の用紙案内部材64を備えている。この用紙供給部6
1では、反転機構部53の再搬送ローラ58からほぼ鉛
直方向で送られてくる用紙3を、用紙案内部材64によ
って、略水平方向に向けて案内し、トレイ本体62に向
けて略水平方向で送り出すようにしている。
【0102】トレイ本体62は、略矩形板状をなし、給
紙トレイ6の上方において、略水平方向に設けられてお
り、その上流側端部が、用紙案内部材64に連結される
とともに、その下流側端部が、トレイ本体62から第2
搬送部10に用紙3を案内するための再搬送経路65に
連結されている。
【0103】また、トレイ本体62の用紙3の搬送方向
途中には、用紙3を、図示しない基準板に当接させなが
ら搬送するための斜行ローラ63が、用紙3の搬送方向
において所定の間隔を隔てて2つ配置されている。
【0104】各斜行ローラ63は、トレイ本体62の幅
方向一端部に設けられる図示しない基準板の近傍に配置
され、その軸線が用紙3の搬送方向と略直交する方向に
配置される斜行駆動ローラ66と、その斜行駆動ローラ
66と用紙3を挟んで対向し、その軸線が、用紙3の搬
送方向と略直交する方向から、用紙3の送り方向が基準
面に向かう方向に傾斜する方向に配置される斜行従動ロ
ーラ67とを備えている。
【0105】そして、用紙供給部61からトレイ本体6
2に送り出された用紙3は、斜行ローラ63によって、
その用紙3の幅方向一端縁が基準板に当接されながら、
再搬送経路65を介して、再び、表裏が反転された状態
で、画像形成部5に向けて搬送される。そして、画像形
成部5に搬送された用紙3は、その裏面が、感光ドラム
25と対向接触され、可視像が転写された後、定着部1
9において定着され、両面に画像が形成された状態で、
排紙トレイ51上に排紙される。
【0106】そして、このレーザプリンタ1では、上記
した画像形成動作において、感光ドラム25が駆動され
る前に、クリーニングローラ41の1次クリーニングバ
イアスがオンされ、感光ドラム25が静止された時また
はその後に、クリーニングローラ41の1次クリーニン
グバイアスがオフされるように制御されている。
【0107】図3は、そのような制御を実行するための
制御系のブロック図、図4は、そのような制御を実行す
るための各部のタイミング図である。図3おいて、この
制御系では、制御手段としてのCPU68に、駆動源と
してのモータ73を駆動制御するためのモータ駆動回路
69と、クリーニングバイアス印加電源70とが接続さ
れている。
【0108】CPU68は、ROM71およびRAM7
2を備え、各部の制御を実行する。ROM71には、上
記した画像形成動作を実行するための駆動制御プログラ
ムなどが格納されている。RAM72には、各部を駆動
制御するための一時的な数値が格納される。
【0109】モータ駆動回路69には、モータ73が接
続されており、このモータ73には、図示しないギヤ列
を介して、接離機構34(カム39)、感光ドラム2
5、クリーニングローラ41およびバックアップローラ
42が接続されている。なお、このモータ73として
は、DCサーボモータが採用されており、また、このモ
ータ73には、レーザプリンタ1におけるその他の駆動
部材が接続されている。そして、モータ73は、モータ
駆動回路69を介して、CPU68のROM71内に格
納される駆動制御プログラムによって、その駆動または
停止が制御されている。そのため、接離機構34(カム
39)、感光ドラム25、クリーニングローラ41およ
びバックアップローラ42は、駆動制御プログラムによ
って、その駆動または停止が制御される。
【0110】クリーニングバイアス印加電源70には、
クリーニングローラ41のローラ軸およびバックアップ
ローラ42のローラ軸がそれぞれ接続されている。その
ため、クリーニングローラ41およびバックアップロー
ラ42には、クリーニングバイアス印加電源70を介し
て、CPU68のROM71内に格納される駆動制御プ
ログラムによって、上記した1次クリーニングバイアス
または2次クリーニングバイアスの印加のオン・オフが
制御される。
【0111】次に、駆動制御プログラムの制御を、上記
した画像形成動作に従って、図4を参照して説明する。
【0112】電源が投入され、駆動制御プログラムによ
り、画像形成動作が開始されると、まず、CPU68か
らクリーニングバイアス印加電源70にクリーニングロ
ーラ41およびバックアップローラ42に1次クリーニ
ングバイアスを印加するための1次クリーニングバイア
ス信号が送信(オン)される。そうすると、クリーニン
グバイアス印加電源70がオンされ、クリーニングロー
ラ41およびバックアップローラ42に1次クリーニン
グバイアスがそれぞれ印加される。
【0113】そして、1次クリーニングバイアス信号の
オンから、クリーニングローラ41およびバックアップ
ローラ42に印加された1次クリーニングバイアスが設
定バイアス値(クリーニングローラ41では−200
V、バックアップローラ42では−100V)に到達す
るまでの間(約0.5秒程度)待機して、その1次クリ
ーニングバイアスが設定バイアス値に到達するまでのバ
イアス上昇時間が経過した時以後に、CPU68からモ
ータ駆動回路69にモータ73を駆動させるためのモー
タ信号が送信(オン)される。そうすると、モータ73
の駆動が開始され、接離機構34のカム39、感光ドラ
ム25、クリーニングローラ41およびバックアップロ
ーラ42が駆動される。
【0114】そして、上記したように、感光ドラム25
の回転に伴なって、感光ドラム25の表面が、スコロト
ロン型帯電器26により一様に正帯電され、スキャナ部
17からのレーザービームの高速走査により露光され、
所定の画像データに基づく静電潜像が形成される。ま
た、これとともに、カム39の駆動により、そのカム3
9の薄肉部39aが揺動板38に当接して、現像ローラ
33が、その静電潜像が形成された感光ドラム25の表
面に接触され、これによって、静電潜像が現像されるこ
とにより、感光ドラム25の表面に可視像が形成され
る。
【0115】そして、感光ドラム25に形成された可視
像は、感光ドラム25の回転に伴なって、転写ローラ2
7と対向した時に、その間を通過する用紙3に転写され
る。また、これとともに、現像終了後には、カム39の
駆動により、そのカム39の厚肉部39bが揺動板38
に当接して、現像ローラ33が感光ドラム25から離間
される。
【0116】その後、モータ信号がオフされると、モー
タ73は、直ちに停止せずに慣性によってしばらくの間
(約1秒程度)回転するので、その慣性によるモータ7
3の回転時間が経過して、感光ドラム25が完全に静止
した時以後に、クリーニングバイアス信号がオフされ
て、クリーニングローラ41およびバックアップローラ
42に印加されている1次クリーニングバイアスがオフ
される。
【0117】このような制御によると、画像形成動作の
開始時には、1次クリーニングバイアス信号のオンによ
りクリーニングバイアス印加電源70がオンされた時か
ら、クリーニングローラ41に印加される1次クリーニ
ングバイアスが設定バイアス値に到達するまでのバイア
ス上昇時間が経過した時以後に、モータ信号のオンによ
りモータ73がオンされる。そのため、クリーニングロ
ーラ41によって感光ドラム25の表面との間に確実に
所定の電位差が形成された時以後に、感光ドラム25が
駆動されるので、画像形成動作の開始時において、前回
の画像形成動作時にクリーニングローラ41に電気的に
捕捉された残存トナーが、感光ドラム25上に付着して
しまうことを有効に防止することができる。
【0118】なお、これと同時に、クリーニングローラ
41およびバックアップローラ42は、1次クリーニン
グバイアスおよび2次クリーニングバイアスが印加され
た時以後に駆動されるので、クリーニングローラ41に
電気的に捕捉された残存トナーが、回収貯留部44へ搬
送されることも防止することができる。
【0119】また、画像形成動作の終了時には、モータ
信号のオフによりモータ73がオフされた時から、慣性
によるモータ73の回転時間が経過した時以後に、1次
クリーニングバイアス信号のオフによりクリーニングバ
イアス印加電源70がオフされて、クリーニングローラ
41に印加されている1次クリーニングバイアスがオフ
される。そのため、感光ドラム25が確実に静止された
時以後に、クリーニングローラ41に印加されている1
次クリーニングバイアスがオフされるので、画像形成動
作の終了時において、それまでの間にクリーニングロー
ラ41に電気的に捕捉されている残存トナーが、感光ド
ラム25上に放出されてしまうことを有効に防止するこ
とができる。
【0120】なお、これと同時に、クリーニングローラ
41およびバックアップローラ42は、それらが確実に
静止された時以後に、1次クリーニングバイアスおよび
2次クリーニングバイアスがオフされるので、クリーニ
ングローラ41に電気的に捕捉されている残存トナー
が、回収貯留部44へ搬送されることも防止することが
できる。
【0121】一方、転写後に感光ドラム25の表面に用
紙3から転着された紙粉は、上記したように、クリーナ
レス現像方式による現像ローラ33の残存トナー回収時
に、クリーニングローラ41によって捕捉され、回収粉
貯留部44において貯留される。
【0122】その結果、クリーニングローラ41を確実
に動作させて、感光ドラム25上のトナーや紙粉などの
付着物の確実なクリーニングを達成することができるの
で、画像形成動作においては、感光ドラム25を良好に
露光および現像することができ、高品質の可視像を形成
することができる。そのため、高画質の画像を形成する
ことができる。
【0123】とりわけ、近年の画像形成速度の高速化に
対応すべく、モータ73の回転速度を速く設定すると、
モータ信号のオフによりモータ73がオフされても、モ
ータ73は慣性により回転しやすくなるが、このように
制御することによって、クリーニングローラ41に電気
的に捕捉されている残存トナーが感光ドラム25上に放
出されてしまうことを有効に防止することができる。
【0124】また、この制御では、画像形成動作時に
は、クリーニングバイアス印加電源70のオンによりク
リーニングローラ41には、1次クリーニングバイアス
が確実に印加されるので、クリーニングローラ41が、
感光ドラム25上の残存トナーを確実に捕捉して、確実
なクリーニングによる良好な可視像の形成を達成するこ
とができる。
【0125】また、このレーザプリンタ1では、クリー
ニングローラ41およびクリーニングバイアス印加電源
70の内部インピーダンスの合計の抵抗値が、10Ω
以上10Ω未満として設定されているので、感光ドラ
ム25上の残存トナーや紙粉などの付着物を電気的に捕
捉し得る1次クリーニングバイアスおよび2次クリーニ
ングバイアスを確実に印加することができる。なお、上
記の抵抗値が10Ω未満である場合には、感光ドラム
25に過度の電流が流れて感光ドラム25に損傷を与え
る場合があり、また、上記の抵抗値が10Ω以上であ
る場合には、感光ドラム25上の残存トナーや紙粉など
の付着物を電気的に捕捉することができない場合があ
る。
【0126】しかも、クリーニングローラ41に印加さ
れる1次クリーニングバイアスは、上記したように、画
像形成動作時において、転写後の感光ドラム25の表面
との間の電位差が、感光ドラム25の放電開始電圧以下
(約550〜600V)となるようなバイアス(約−2
00V)で印加されるので、画像形成動作の開始時およ
び終了時において、感光ドラム25が静止している状態
で、クリーニングローラ41に1次クリーニングバイア
スを印加しても、それら感光ドラム25とクリーニング
ローラ41との間に放電が生じることを有効に防止する
ことができる。そのため、より一層確実な動作を確保す
ることができる。
【0127】また、このレーザプリンタ1では、現像ロ
ーラ33が、接離機構34によって、現像時のみ感光ド
ラム25と接触し、非現像時には感光ドラム25と離間
するので、常時感光ドラム25と接触している場合に比
べて、現像ローラ33、トナー、さらには感光ドラム2
5の耐久時の磨耗による損傷を防止して、耐久性の向上
を図ることができる。
【0128】一方、現像ローラ33を現像時のみ感光ド
ラム25と接触させるようにすると、感光ドラム25が
駆動される最初と最後とにおいて、現像ローラ33が感
光ドラム25と離間するため、感光ドラム25は、現像
ローラ33との摺動抵抗が低減されることにより、最初
には感光ドラム25が容易に駆動され、また、最後に
は、モータ73をオフしても慣性により駆動されやすく
なる。
【0129】しかし、このような制御によると、画像形
成動作の開始時には、クリーニングローラ41に印加さ
れる1次クリーニングバイアスが設定バイアス値に到達
した時以後にモータ73のオンにより感光ドラム25が
駆動され、また、画像形成動作の終了時には、モータ7
3がオフされた時から慣性によるモータ73の回転時間
が経過した時以後に、クリーニングバイアス印加電源7
0のオフにより1次クリーニングバイアスがオフされる
ので、クリーニングローラ41と感光ドラム25との間
の確実な動作を確保することができる。
【0130】なお、このレーザプリンタ1では、モータ
73として、安価なDCサーボモータを採用しており、
低コストで装置を構成することができる一方で、たとえ
ば、ステッピングモータなどに比べて慣性により回転し
やすいという不具合があるが、このような制御により、
たとえ、モータ73が慣性により回転しても、感光ドラ
ム25上にクリーニングローラ41から残存トナーが付
着することが有効に防止されているので、低コストで良
好な画像形成動作が確保されている。
【0131】また、このレーザプリンタ1では、クリー
ニングローラ41が、感光ドラム25に対して所定の周
速差で回転駆動(より具体的には、感光ドラム25の回
転速度よりも約1.5倍の速さで回転駆動)されるよう
に構成されているので、クリーニングローラ41の回転
駆動時には、クリーニングローラ41と感光ドラム25
との間に剪断力が作用して、感光ドラム25上の紙粉や
残存トナーなどの付着物を、電気的に捕捉すると同時に
物理的に掻き取ることができる。そのため、より一層良
好なクリーニングを達成することができる。
【0132】また、このレーザプリンタ1では、上記し
たように、クリーニングローラ41によって捕捉された
残存トナーを、クリーナレス現像方式によって、現像ロ
ーラ33で回収するようにしているので、ブレードなど
の残存トナーを除去するための格別の部材および残存ト
ナーの貯留部が不要となり、装置構成の簡略化を図るこ
とができる。一方、このようなクリーナレス現像方式に
よって、現像ローラ33で残存トナーを回収すると、用
紙3への転写時に感光ドラム25に転着する紙粉が残存
トナーとともに現像ローラ33によって回収され、画像
品質に直接影響するという不具合を生じる。しかし、こ
のレーザプリンタ1では、クリーナレス現像方式による
現像ローラ33での残存トナーの回収時に、クリーニン
グローラ41によって感光ドラム25上の紙粉を捕捉し
て、その捕捉された紙粉を回収貯留部44において貯留
するので、クリーナレス現像方式によって、簡易に残存
トナーを回収しつつ、良好な画像形成を確実に達成する
ことができる。
【0133】また、このレーザプリンタ1では、重合ト
ナーが用いられているので、流動性の良好な重合トナー
によって、高画質の画像を形成することができる。一
方、重合トナーは、その良好なる流動性ゆえに、たとえ
ば、掻取ブレードなどによって掻き取ることが困難であ
るが、このレーザプリンタ1では、クリーニングローラ
41と感光ドラム25の表面との間に電位差を形成して
重合トナーを捕捉することができるので、感光ドラム2
5上の重合トナーを良好に捕捉して、確実なクリーニン
グを達成することができる。
【0134】また、以上の説明においては、本発明の導
電性部材として、クリーニングローラ41を例示して説
明したが、本発明の導電性部材はこれに限定されること
なく、たとえば、帯電ローラ、現像ローラ、転写ロー
ラ、クリーニングブラシなどあってもよい。また、以上
の説明においては、本発明の像担持体として、感光ドラ
ム25を例示して説明したが、本発明の像担持体はこれ
に限定されることなく、たとえば、カラーレーザプリン
タにおける中間転写体であってもよい。
【0135】図5は、そのような中間転写体を備えるカ
ラーレーザプリンタ81の要部構成を示す要部側断面図
である。このカラーレーザプリンタ81は、本体ケーシ
ング82内に、用紙83を給紙するための給紙部84
や、給紙された用紙83に所定の画像を形成するための
画像形成部85などを備えている。
【0136】給紙部84は、給紙トレイ86と給紙ロー
ラ87とを備えており、用紙83は、給紙部84内の給
紙トレイ86に積層されている。そして、給紙トレイ8
6の最上位にある用紙83は、給紙ローラ87によって
1枚毎に画像形成部85に給紙される。
【0137】画像形成部85は、プロセス部88、中間
転写機構89、転写ローラ90および定着部91などを
備えている。
【0138】プロセス部88は、本体ケーシング82内
の上部に複数(4つ)、すなわち、イエロー現像プロセ
ス部88Y、マゼンタ現像プロセス部88M、シアン現
像プロセス部88Cおよびブラック現像プロセス部88
Kが、水平方向に所定の間隔を隔てて並列状に設けられ
ている。そして、各プロセス部88は、プロセスカート
リッジ92、感光ドラム93、スコロトロン型帯電器1
06およびLEDアレイ107を備えている。
【0139】各プロセスカートリッジ92は、現像ロー
ラ94、図示しない層厚規制ブレード、供給ローラおよ
びトナー収容部などを備えている。トナー収容部内に
は、各プロセスカートリッジ92毎に、イエロー現像プ
ロセス部88Yにはイエロー、マゼンタ現像プロセス部
88Mにはマゼンタ、シアン現像プロセス部88Cには
シアンおよびブラック現像プロセス部88Kにはブラッ
クの色を有する正帯電性の非磁性1成分のトナーがそれ
ぞれ充填されている。
【0140】トナー収容部の下方には、供給ローラが回
転可能に配設されており、また、この供給ローラの下方
側方には、現像ローラ94が回転可能に配設されてい
る。供給ローラは、金属製のローラ軸に、導電性の発泡
材料からなるローラが被覆されている。現像ローラ94
は、供給ローラと互いに圧接される状態で、その供給ロ
ーラの下方に配置され、金属製のローラ軸に、導電性の
ゴム材料からなるローラが被覆されている。
【0141】また、現像ローラ94の近傍には、図示し
ない層厚規制ブレードが配設されている。この層厚規制
ブレードは、金属の板ばね材からなるブレード本体と、
ブレード本体の先端部に設けられ、絶縁性のシリコーン
ゴムからなる断面半円形状の押圧部分としての押圧部と
を備えており、ブレード本体における押圧部と反対側の
端部が、現像ローラ94の近くにおいてプロセスカート
リッジ92に支持されるとともに、押圧部がブレード本
体の弾性力によって現像ローラ94上に圧接されるよう
に構成されている。
【0142】そして、トナー収容部から放出されるトナ
ーは、供給ローラの回転により、現像ローラ94に供給
され、この時、供給ローラと現像ローラ94との間で正
に摩擦帯電され、さらに、現像ローラ94上に供給され
たトナーは、現像ローラ94の回転に伴って、層厚規制
ブレードによってさらに十分に摩擦帯電されて、一定厚
さの薄層として現像ローラ94上に担持される。
【0143】感光ドラム93は、現像ローラ94の下方
において、現像ローラ94に対向するような状態で矢印
方向(時計方向)に回転可能に配設されている。この感
光ドラム93は、ドラム本体が接地されているととも
に、その表面部分がポリカーボネートからなる有機感光
体により構成されている。
【0144】スコロトロン型帯電器106は、感光ドラ
ム93の側方に、感光ドラム93に接触しないように、
所定の間隔を隔てて配置される。このスコロトロン型帯
電器106は、タングステンなどの帯電用ワイヤからコ
ロナ放電を発生させる正帯電用のスコロトロン型の帯電
器であり、感光ドラム93の表面を一様に正極性に帯電
させるように構成されている。
【0145】また、LEDアレイ107は、感光ドラム
93の上方に配置され、多数のLEDが配列されること
により構成されており、所定の画像データに基づくLE
Dの発光により、感光ドラム93の表面を照射するよう
にしている。
【0146】そして、感光ドラム93の表面は、スコロ
トロン型帯電器106により一様に正帯電された後、L
EDアレイ107からの発光により露光され、所定の画
像データに基づく静電潜像が形成される。
【0147】次いで、現像ローラ94上に担持されかつ
正帯電されているトナーが、感光ドラム93に対向する
時に、感光ドラム93の表面上に形成される静電潜像、
すなわち、一様に正帯電されている感光ドラム93の表
面のうち、LEDアレイ107によって露光され電位が
下がっている部分に、選択的に担持されることによって
可視像が形成され、これによって反転現像が達成され
る。そして、感光ドラム93上に担持された可視像は、
後述するエンドレスベルト95が感光ドラム94と対向
する時に、エンドレスベルト95に転写される。
【0148】中間転写機構89は、各感光ドラム93の
下方において対向するように配置されており、略三角形
状に配置される3つのローラ、すなわち、第1ローラ9
6、第2ローラ97および第3ローラ98と、エンドレ
スベルト95とを備えている。これら第1ローラ96な
いし第3ローラ98は、第2ローラ97と第3ローラ9
8との上端縁を結ぶ水平線が、各感光ドラム93の下端
と接するように、また、第1ローラ96が、後述する転
写ローラ90と対向するように配置されている。
【0149】そして、この第1ローラ96ないし第3ロ
ーラ98の外周には、エンドレスベルト95が巻装され
ており、第2ローラ97および第3ローラ98との間に
おいて、このエンドレスベルト95が各感光ドラム93
の下端に所定の圧力で接触するような状態で、矢印方向
(反時計方向)に移動可能とされている。なお、エンド
レスベルト95の材質は、カーボンなどの導電性粒子を
分散した導電性のポリカーボネートやポリイミドなどの
樹脂が用いられている。
【0150】そして、第1ローラ96ないし第3ローラ
98の回転により、エンドレスベルト95を各感光ドラ
ム93と順次対向させることによって、各感光ドラム9
3上に形成された各色毎の可視像を、順次エンドレスベ
ルト95上に重ねていくことによってカラー画像が形成
される。すなわち、たとえば、イエロー現像プロセス部
88Yのプロセスカートリッジ92に充填されるイエロ
ーのトナーによって感光ドラム93上に形成されたイエ
ローの可視像が、エンドレスベルト95上に転写される
と、次いで、マゼンタ現像プロセス部88Mのプロセス
カートリッジ92に充填されるマゼンタのトナーによっ
て感光ドラム93上に形成されたマゼンタの可視像が、
既にイエローのトナー画像が転写されているエンドレス
ベルト95上に重ねて転写され、同様の操作が、シアン
現像プロセス部88Cに充填されるシアンのトナーによ
って感光ドラム93上に形成されたシアンの可視像、ブ
ラック現像プロセス部88Kに充填されるブラックのト
ナーによって感光ドラム93上に形成されたブラックの
可視像が重ねて転写されて、これによって、エンドレス
ベルト95上にカラー画像が形成される。
【0151】転写ローラ90は、中間転写機構89の第
1ローラ96と用紙83を介して対向する位置に、回転
可能に配設されている。この転写ローラ90は、金属製
のローラ軸に、導電性のゴム材料からなるローラが被覆
されており、所定の転写バイアスが印加されている。そ
して、エンドレスベルト95上に形成されたカラー画像
は、用紙83がエンドレスベルト95と転写ローラ90
との間を通る間に用紙83に一括転写される。
【0152】定着部91は、転写ローラ90に対して、
用紙83の搬送方向下流側に配置されており、加熱ロー
ラ99、加熱ローラ99を押圧する押圧ローラ100を
備えている。加熱ローラ99は、金属製で加熱のための
ハロゲンランプを備えており、転写ローラ90によって
用紙83上に転写されたカラー画像を、用紙83が加熱
ローラ99と押圧ローラ100との間を通過する間に熱
定着させるようにしている。その後、その用紙83は本
体ケーシング82から排紙される。
【0153】そして、このカラーレーザプリンタ81に
は、エンドレスベルト95の転写後の表面をクリーニン
グするためのクリーニング部101が設けられている。
このクリーニング部101は、導電性部材(クリーニン
グ部材)としてのクリーニングローラ102、バックア
ップローラ103、掻取ブレード104および回収貯留
部105を備えている。
【0154】回収貯留部105は、エンドレスベルト9
5の移動方向における転写ローラ90の下流側かつプロ
セス部88の上流側において、エンドレスベルト95を
介して第2ローラ97と対向配置され、ボックス状をな
し、そのエンドレスベルト95と対向する側に開口部が
形成されている。この回収貯留部105は、後述する掻
取ブレード104によって掻き取られた残存トナーを貯
留する。
【0155】クリーニングローラ102は、シリコーン
ゴムなどの発泡弾性体からなり、エンドレスベルト95
と接触するような状態で、回収貯留部105の開口部に
おいて矢印方向(時計方向)に回転可能に支持されてい
る。このクリーニングローラ105は、上記と同様に、
図示しないモータによってエンドレスベルト95に対し
て所定の周速差で回転駆動されるように構成されるとと
もに、図示しないクリーニングバイアス印加電源によっ
て、エンドレスベルト95の表面に存在する転写後に残
存する残存トナーを電気的に捕捉するためのクリーニン
グバイアスが印加されるように構成されている。
【0156】バックアップローラ103は、金属製のロ
ーラからなり、クリーニングローラ102と接触するよ
うな状態で、回収貯留部105内において矢印方向(反
時計方向)に回転可能に支持されている。このバックア
ップローラ103は、上記と同様に、図示しないモータ
によって、クリーニングローラ102と等速で回転駆動
されるように構成されるとともに、図示しないクリーニ
ングバイアス印加電源によって所定のクリーニングバイ
アスが印加されるように構成されている。
【0157】掻取ブレード104は、金属の薄板部材か
らなり、バックアップローラ103の表面を圧接するよ
うな状態で、回収貯留部105内において支持されてい
る。この掻取ブレード104は、バックアップローラ1
03の表面に捕捉された残存トナーを掻き取るように構
成されている。
【0158】そして、エンドレスベルト95における用
紙3に転写した後の表面に残存する残存トナーは、クリ
ーニングローラ102と対向した時に、クリーニングロ
ーラ102に印加されるクリーニングバイアスによっ
て、このクリーニングローラ102に電気的に捕捉さ
れ、さらに、クリーニングローラ102に捕捉された残
存トナーは、クリーニングローラ102の回転によりバ
ックアップローラ103と対向した時に、バックアップ
ローラ103に印加されるクリーニングバイアスによっ
て、このバックアップローラ103に電気的に捕捉さ
れ、その後、バックアップローラ103に捕捉された残
存トナーは、バックアップローラ103の回転により掻
取ブレード104と対向した時に、掻取ブレード104
によって掻き取られた後、回収貯留部105において貯
留される。
【0159】そして、このカラーレーザプリンタ81に
おいも、上記と同様の制御により、エンドレスベルト9
5が駆動される前に、クリーニングローラ102のクリ
ーニングバイアスがオンされ、エンドレスベルト95が
静止された時またはその後に、クリーニングローラ10
2のクリーニングバイアスがオフされるように制御され
ている。
【0160】より具体的には、電源が投入され、駆動制
御プログラムにより、画像形成動作が開始されると、ま
ず、CPUからクリーニングバイアス印加電源にクリー
ニングバイアス信号が送信(オン)されて、クリーニン
グローラ102およびバックアップローラ103にクリ
ーニングバイアスがそれぞれ印加される。
【0161】そして、クリーニングバイアス信号のオン
から、クリーニングローラ102およびバックアップロ
ーラ103に印加されたクリーニングバイアスが設定バ
イアス値に到達するまでの間待機して、そのクリーニン
グバイアスが設定バイアス値に到達するまでのバイアス
上昇時間が経過した時以後に、CPUからモータ信号が
送信(オン)されて、モータの駆動が開始され、エンド
レスベルト95、クリーニングローラ102およびバッ
クアップローラ103が駆動される。
【0162】そして、上記した一連の画像形成動作によ
り、エンドレスベルト95上にカラー画像が形成され、
そのカラー画像が転写ローラ90によって用紙3に転写
された後に、モータ信号がオフされると、モータは、直
ちに停止せずに慣性によってしばらくの間回転するの
で、その慣性によるモータの回転時間が経過して、エン
ドレスベルト95が確実に静止した時以後に、クリーニ
ングバイアス信号がオフされて、クリーニングローラ1
02およびバックアップローラ103に印加されている
クリーニングバイアスがオフされる。
【0163】このような制御によると、画像形成動作の
開始時には、クリーニングバイアス信号のオンによりク
リーニングバイアス印加電源がオンされた時から、クリ
ーニングローラ102に印加されるクリーニングバイア
スが設定バイアス値に到達するまでのバイアス上昇時間
が経過した時以後に、モータ信号のオンによりモータが
オンされる。そのため、クリーニングローラ102によ
ってエンドレスベルト95の表面との間に確実に所定の
電位差が形成された時以後に、エンドレスベルト95が
駆動されるので、画像形成動作の開始時において、前回
の画像形成動作時にクリーニングローラ102に電気的
に捕捉された残存トナーが、エンドレスベルト95上に
放出されてしまうことを有効に防止することができる。
【0164】また、画像形成動作の終了時には、モータ
信号のオフによりモータがオフされた時から、慣性によ
るモータの回転時間が経過した時以後に、クリーニング
バイアス信号のオフによりクリーニングバイアス印加電
源がオフされて、クリーニングローラ102に印加され
ているクリーニングバイアスがオフされる。そのため、
エンドレスベルト95が確実に静止された後に、クリー
ニングローラ102に印加されているクリーニングバイ
アスがオフされるので、画像形成動作の終了時におい
て、それまでの間にクリーニングローラ102に電気的
に捕捉されている残存トナーが、エンドレスベルト95
上に付着してしまうことを有効に防止することができ
る。
【0165】その結果、クリーニングローラ102を確
実に動作させて、エンドレスベルト95上の残存トナー
の確実なクリーニングを達成することができるので、そ
のエンドレスベルト95上において確実に可視像を重ね
ることができ、高品質のカラー画像を形成することがで
きる。そのため、高画質のカラー画像を形成することが
できる。
【0166】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1に記載の発
明によれば、導電性部材によって像担持体の表面との間
に電位差を形成した後に、像担持体を駆動させることが
でき、確実な動作を達成することができる。
【0167】請求項2に記載の発明によれば、導電性部
材によって像担持体の表面との間に確実に電位差が形成
された後で、像担持体を駆動させることができるので、
より一層、確実な動作を達成することができる。
【0168】請求項3に記載の発明によれば、像担持体
が静止した時またはその後に、導電性部材へのバイアス
を停止することができ、確実な動作を達成することがで
きる。
【0169】請求項4に記載の発明によれば、像担持体
が確実に静止された後に、導電性部材に印加されるバイ
アスをオフすることができ、より一層、確実な動作を達
成することができる。
【0170】請求項5に記載の発明によれば、感光体を
良好に露光および現像することができ、高品質の可視像
を形成することができる。そのため、高画質の画像を形
成することができる。
【0171】請求項6に記載の発明によれば、導電性部
材と像担持体との間の確実な動作を確保することができ
ながら、現像手段、現像剤、さらには像担持体の耐久時
の磨耗による損傷を防止して、耐久性の向上を図ること
ができる。
【0172】請求項7に記載の発明によれば、中間転写
体上に確実に可視像を重ねることができ、高品質のカラ
ー画像を形成することができる。そのため、高画質のカ
ラー画像を形成することができる。
【0173】請求項8に記載の発明によれば、像担持体
上の付着物を導電性部材によってクリーニングして、良
好な可視像の形成を達成することができる。しかも、導
電性部材によって捕捉された付着物が、画像形成動作の
開始時または終了時において、像担持体上に放出される
ことを有効に防止することができる。
【0174】請求項9に記載の発明によれば、より一
層、確実なクリーニングによる良好な可視像の形成を達
成することができる。
【0175】請求項10に記載の発明によれば、導電性
部材によって像担持体上の紙粉をクリーニングすること
ができるので、クリーナレス現像によって、簡易に現像
剤を回収しつつ、良好な画像形成を確実に達成すること
ができる。
【0176】請求項11に記載の発明によれば、像担持
体上の付着物を電気的に捕捉し得るバイアスを確実に印
加することができる。
【0177】請求項12に記載の発明によれば、像担持
体上の付着物を、電気的に捕捉することができると同時
に物理的に掻き取ることができる。そのため、より一層
良好にクリーニングすることができる。
【0178】請求項13に記載の発明によれば、低コス
トで装置を構成することができ、しかも、駆動源が慣性
により回転しても、像担持体上に付着物が放出されるこ
とを有効に防止して、低コストで良好な画像形成動作を
確保することができる。
【0179】請求項14に記載の発明によれば、像担持
体と導電性部材との間に放電が生じることを有効に防止
して、より一層確実な動作を確保することができる。
【0180】請求項15に記載の発明によれば、像担持
体上の重合トナーを良好に捕捉して、確実なクリーニン
グを達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置としての、レーザプリン
タの一実施形態を示す要部側断面図である。
【図2】図1に示すレーザプリンタのプロセス部の要部
側断面図である。
【図3】駆動制御プログラムによってクリーニング動作
を制御するための制御系のブロック図である。
【図4】図3に示すクリーニング動作の制御を実行する
ためのタイミング図である。
【図5】本発明の画像形成装置としての、カラーレーザ
プリンタの一実施形態を示す要部側断面図である。
【符号の説明】
1 レーザプリンタ 25 感光ドラム 33 現像ローラ 34 接離機構 41 クリーニングローラ 68 CPU 70 クリーニングバイアス印加電源 73 モータ 95 エンドレスベルト 102 クリーニングローラ
フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA32 DA39 DA40 EA09 EB04 EC06 EC18 ED02 ED08 ED27 EE01 EE04 EE05 EE07 EF02 EF07 EF11 ZA07 2H030 AB02 AD01 AD03 BB02 BB22 BB42 BB53 2H077 AA37 AC16 AD02 AD06 AD13 AD17 AD23 AD31 BA04 BA08 BA09 DA82 DB11 DB14 DB18 DB21 EA14 EA15 GA04 GA13 2H134 GA01 GA06 GB02 HA05 HA08 HA11 HA13 HA16 HA17 HF13 JA05 JA11 KA15 KA33 KB03 KB04 KB05 KB14 KC01 KD07 KG03 KG07 KG08 KH13 KH16 KJ02

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可視像を担持する像担持体と、前記像担
    持体の表面に接触され、その表面との間に電位差が形成
    される導電性部材と、前記導電性部材にバイアスを印加
    するためのバイアス印加手段とを備える画像形成装置に
    おいて、 前記像担持体が駆動される前に、前記バイアス印加手段
    により前記導電性部材にバイアスを印加させるための制
    御手段を備えていることを特徴とする、画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記バイアス印加手段
    のオンにより前記導電性部材に印加されるバイアスが設
    定バイアス値に到達した時またはその後に、前記像担持
    体を駆動するための駆動源をオンすることを特徴とす
    る、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 可視像を担持する像担持体と、前記像担
    持体の表面に接触され、その表面との間に電位差が形成
    される導電性部材と、前記導電性部材にバイアスを印加
    するためのバイアス印加手段とを備える画像形成装置に
    おいて、 前記像担持体が静止された時またはその後に、前記バイ
    アス印加手段による前記導電性部材へのバイアスを停止
    させるための制御手段を備えていることを特徴とする、
    画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記像担持体を駆動す
    るための駆動源をオフした時から所定時間後に、前記バ
    イアス印加手段をオフすることを特徴とする、請求項3
    に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記像担持体は、静電潜像が形成され、
    現像手段から現像剤が供給されることにより可視像が形
    成される感光体であることを特徴とする、請求項1ない
    し4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記現像手段は、前記像担持体に接触お
    よび離間するように構成されていることを特徴とする、
    請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記像担持体は、複数の可視像が重ねて
    転写されることによる形成されるカラー画像を担持する
    中間転写体であることを特徴とする、請求項1ないし4
    のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記導電性部材は、前記像担持体の表面
    をクリーニングするためのクリーニング部材であること
    を特徴とする、請求項1ないし7のいずれかに記載の画
    像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記バイアス印加手段は、前記導電性部
    材に対して、前記像担持体上の付着物を電気的に捕捉す
    るためのクリーニングバイアスを印加することを特徴と
    する、請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 可視像の転写後に前記像担持体上に残
    存する前記現像剤を現像手段によって回収するクリーナ
    レス現像が行なわれるように構成されていることを特徴
    とする、請求項8または9に記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記導電性部材および前記バイアス印
    加手段の内部インピーダンスを含む合計の抵抗値が、1
    Ω以上10Ω未満であることを特徴とする、請求
    項8ないし10のいずれかに記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記像担持体および前記導電性部材
    は、それらの移動速度の間に速度差が生じるように駆動
    されることを特徴とする、請求項8ないし11のいずれ
    かに記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記駆動源が、DCサーボモータであ
    ることを特徴とする、請求項3ないし11のいずれかに
    記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記像担持体の表面と前記導電性部材
    との間に形成される電位差が、それらの間に放電を生じ
    ない電位差として設定されていることを特徴とする、請
    求項1ないし13のいずれかに記載の画像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記可視像を形成する現像剤が、重合
    トナーであることを特徴とする、請求項8ないし12の
    いずれかに記載の画像形成装置。
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