JP2002296840A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002296840A
JP2002296840A JP2001097773A JP2001097773A JP2002296840A JP 2002296840 A JP2002296840 A JP 2002296840A JP 2001097773 A JP2001097773 A JP 2001097773A JP 2001097773 A JP2001097773 A JP 2001097773A JP 2002296840 A JP2002296840 A JP 2002296840A
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Shogo Sato
正吾 佐藤
Masashi Suzuki
正史 鈴木
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 抵抗値の異なる複数の現像剤からなるカラー
画像であっても、静電オフセットを生じさせることな
く、良好な定着を達成することのできる、画像形成装置
を提供すること。 【解決手段】 カラーレーザプリンタ1に用いる各色毎
のトナーを、熱特性が同一の結着樹脂によって構成する
とともに、抵抗値の高いトナー(カラートナー)が、抵
抗値の低いトナー(ブラックトナー)よりも、帯電量が
低くなるように調整する。抵抗値の高いトナー(カラー
トナー)の帯電量を低くして、定着温度を下げること
で、抵抗値の低いトナー(ブラックトナー)と同じ定着
温度で定着させることによって、カラー画像が、抵抗値
の異なる複数のトナーから形成されていても、それら
を、静電オフセットを生じさせることなく、良好に同時
に定着させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラーレーザプリ
ンタなどの画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、カラーレーザプリンタでは、
各色毎のトナーによって感光ドラム上に形成される可視
像を、中間転写体に順次重ねて転写して、その重ねられ
た可視像を、転写ローラによって用紙に一括転写するこ
とにより、用紙上にカラー画像を形成するようにしてお
り、通常、このようにして形成されたカラー画像を、定
着装置によって定着するようにしている。
【0003】定着装置は、通常、加熱ローラと加圧ロー
ラとを備えており、用紙がこの加熱ローラと加圧ローラ
との間を通過する時に、カラー画像をその用紙上に熱定
着させるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、定着装置に
おいては、トナーの電荷による鏡像力や加熱ローラの表
面に蓄積されたクーロン力によって、加熱ローラにトナ
ーが付着してゴーストとなる、いわゆる静電オフセット
を生じることが知られている。
【0005】そのため、定着装置では、トナーの体積抵
抗値や帯電量に応じて、加熱ローラの表面処理や、加熱
ローラとアースとの間に設けられる高抵抗素子を調整す
ることにより、このような静電オフセットの発生を防止
するようにしている。
【0006】しかし、カラー画像は、通常、イエロー、
マゼンタ、シアンおよびブラックの各色毎のトナーによ
って形成される一方で、ブラックのトナーには、通常、
カーボンブラックなどの導電性の着色剤が配合されてい
るため、他のカラートナーに比較して、抵抗値が低くな
る。
【0007】そのため、このような抵抗値の異なる複数
のトナーからなるカラー画像を同時に定着させる場合に
は、上記のように各色毎のトナーの体積抵抗値や帯電量
に応じて調整することが困難となり、静電オフセットの
発生を有効に防止できないという不具合を生じる。
【0008】本発明は、このような不具合に鑑みなされ
たもので、その目的とするところは、抵抗値の異なる複
数の現像剤からなるカラー画像であっても、静電オフセ
ットを生じさせることなく、良好な定着を達成すること
のできる、画像形成装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、複数色の現像剤によって
形成されているカラー画像を、記録媒体に定着させるた
めの定着手段を備える画像形成装置において、複数の前
記現像剤は、熱特性が同一の結着樹脂によって構成さ
れ、かつ、抵抗値の異なる現像剤が含まれており、抵抗
値の高い現像剤が、抵抗値の低い現像剤よりも、単位重
量あたりの帯電量が低いことを特徴としている。
【0010】抵抗値の高い現像剤は、静電オフセットを
生じやすいため、抵抗値の低い現像剤よりも定着可能な
温度が高くなるが、帯電量を低くすることで、定着温度
を下げることができる。そのため、カラー画像が、抵抗
値の異なる複数の現像剤から形成されていても、それら
を、熱特性が同一の結着樹脂によって構成するととも
に、抵抗値の高い現像剤の帯電量を、抵抗値の低い現像
剤の帯電量よりも低くすることで、これら抵抗値の異な
る複数の現像剤を同時に定着させることができる。その
ため、抵抗値の異なる複数の現像剤からなるカラー画像
であっても、静電オフセットを生じさせることなく、良
好なカラー画像の定着を達成することができる。
【0011】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、各前記現像剤の帯電量が、20
μC/g以上であることを特徴としている。
【0012】現像剤の帯電量があまりに少ないと、カラ
ー画像の厚みが厚いために、記録媒体への現像剤の付着
力が小さくなりすぎて、定着時に水蒸気の発生などによ
る画像の乱れを生じる場合がある。しかし、このよう
に、各現像剤の帯電量を、20μC/g以上とすること
で、そのような画像の乱れを有効に防止することができ
る。一方、帯電量を20μC/g以上としても、本発明
においては、抵抗値の高い現像剤の帯電量が、常に、抵
抗値の低い現像剤の帯電量よりも低くなるように調整さ
れているので、静電オフセットの発生も有効に防止する
ことができる。
【0013】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明において、各前記現像剤の体積抵抗値
が、1010.5Ω・cm以上であることを特徴として
いる。
【0014】各現像剤の体積抵抗値が、1010.5Ω
・cm以上であると、静電オフセットがより一層生じや
すくなるが、本発明においては、抵抗値の高い現像剤の
帯電量が、常に、抵抗値の低い現像剤の帯電量よりも低
くなるように調整されているので、そのような静電オフ
セットの発生を有効に防止することができる。そのた
め、静電オフセットをより確実に防止して、より一層良
好なカラー画像の定着を達成することができる。
【0015】また、請求項4に記載の発明は、複数色の
現像剤によって形成されているカラー画像を、記録媒体
に定着させるための定着手段を備える画像形成装置にお
いて、複数の前記現像剤には、抵抗値の異なる現像剤が
含まれており、各前記現像剤の帯電量が、20μC/g
以上であり、かつ、抵抗値の高い現像剤を構成する結着
樹脂のガラス転移点が、抵抗値の低い現像剤を構成する
結着樹脂のガラス転移点よりも低いことを特徴としてい
る。
【0016】現像剤の帯電量があまりに少ないと、カラ
ー画像の厚みが厚いために、記録媒体への現像剤の付着
力が小さくなりすぎて、定着時に水蒸気の発生などによ
る画像の乱れを生じる場合がある。しかし、このよう
に、各現像剤の帯電量を、20μC/g以上とすること
で、そのような画像の乱れを有効に防止することができ
る。一方、抵抗値の高い現像剤は、静電オフセットを生
じやすいため、抵抗値の低い現像剤よりも定着可能な温
度が高くなるが、このように抵抗値の高い現像剤を構成
する結着樹脂のガラス転移点を、抵抗値の低い現像剤を
構成する結着樹脂のガラス転移点よりも低くすること
で、抵抗値の高い現像剤を溶けやすくし、これによっ
て、定着温度を下げることができる。そのため、カラー
画像が、抵抗値の異なる複数の現像剤から形成されてい
ても、それらを、同時に定着させることができる。その
ため、抵抗値の異なる複数の現像剤からなるカラー画像
であっても、定着時に水蒸気の発生などによる画像の乱
れを有効に防止して、かつ、静電オフセットを生じさせ
ることなく、同時に良好な定着を達成することができ
る。
【0017】また、請求項5に記載の発明は、請求項4
に記載の発明において、各前記現像剤の体積抵抗値が、
1010.5Ω・cm以上であることを特徴としてい
る。
【0018】各現像剤の体積抵抗値が、1010.5Ω
・cm以上であると、静電オフセットがより一層生じや
すくなり、定着可能な温度がより高くなるが、本発明に
おいては、抵抗値の高い現像剤を構成する結着樹脂のガ
ラス転移点を、抵抗値の低い現像剤を構成する結着樹脂
のガラス転移点よりも低くすることで、定着温度を下げ
ることができる。そのため、たとえ、各現像剤の体積抵
抗値が1010.5Ω・cm以上であっても、それら
を、同時に定着させることができる。したがって、静電
オフセットをより確実に防止して、より一層良好なカラ
ー画像の定着を達成することができる。
【0019】また、請求項6に記載の発明は、複数色の
現像剤によって形成されているカラー画像を、記録媒体
に定着させるための定着手段を備える画像形成装置にお
いて、複数の前記現像剤には、抵抗値の異なる現像剤が
含まれており、各前記現像剤の体積抵抗値が、10
10.5Ω・cm以上であり、前記定着手段は、カラー
画像が形成されている前記記録媒体の表面に接触する加
熱手段と、前記記録媒体の裏面に接触し、前記加熱手段
を押圧する押圧手段とを備えており、前記加熱手段およ
び前記押圧手段のいずれか一方の表面抵抗値が、10
〜1010Ωで、他方の表面が絶縁性材料によって形成
されていることを特徴としている。
【0020】各現像剤の体積抵抗値が、1010.5Ω
・cm以上であると、静電オフセットを生じやすく、し
かも、抵抗値の異なる複数の現像剤では、各現像剤にお
ける電荷の鏡像力も異なるため、これらを同一の条件で
同時に定着させることは困難である。
【0021】しかし、このような構成によると、定着時
において、記録媒体によって、絶縁性材料によって形成
されている加熱手段および押圧手段のいずれか一方の表
面が摺擦されると、一般的にフッ素系の材質を有する表
面が負に帯電するが、その一方で、他方の表面は、その
抵抗値が、10〜1010Ωの中間抵抗値として設定
されているため、その負電荷をある程度に逃がすことが
できる。そのため、定着時において、各現像剤中の電荷
が、加熱手段および押圧手段の表面に生じた負電荷の影
響を受けすぎることなく、良好な定着を達成することが
できる。そのため、各現像剤の体積抵抗値が10
10.5Ω・cm以上で、しかも、各現像剤における電
荷の鏡像力が異なっていても、静電オフセットを生じさ
せることなく、良好なカラー画像の定着を達成すること
ができる。
【0022】また、請求項7に記載の発明は、請求項6
に記載の発明において、各前記現像剤の帯電量が、20
μC/g以上であることを特徴としている。
【0023】現像剤の帯電量があまりに少ないと、カラ
ー画像の厚みが厚いために、記録媒体への現像剤の付着
力が小さくなりすぎて、定着時に水蒸気の発生などによ
る画像の乱れを生じる場合がある。しかし、このよう
に、各現像剤の帯電量を、20μC/g以上とすること
で、そのような画像の乱れを有効に防止することができ
る。
【0024】また、請求項8に記載の発明は、請求項6
または7に記載の発明において、各前記現像剤が正帯電
性であり、前記加熱手段の表面抵抗値が、10〜10
10Ωであり、前記押圧手段の表面が絶縁性材料によっ
て形成されていることを特徴としている。
【0025】このような構成によると、転写時におい
て、記録媒体によって押圧手段が摺擦されると、絶縁性
材料によって形成されている表面が負に帯電するが、そ
の一方で、加熱手段の表面は、その抵抗値が、10
1010Ωの中間抵抗値として設定されているため、そ
の負電荷をある程度に逃がすことができる。そのため、
各現像剤中の正電荷は、押圧手段の負電荷に吸引される
ので、記録媒体から剥がれることなく良好に定着され
る。そのため、各現像剤の体積抵抗値が1010. Ω
・cm以上で、しかも、各現像剤における正電荷の鏡像
力が異なっていても、静電オフセットを生じさせること
なく、良好なカラー画像の定着を達成することができ
る。
【0026】また、請求項9に記載の発明は、請求項6
または7に記載の発明において、各前記現像剤が負帯電
性であり、前記押圧手段の表面抵抗値が、10〜10
10Ωであり、前記加熱手段の表面が絶縁性材料によっ
て形成されていることを特徴としている。
【0027】このような構成によると、転写時におい
て、記録媒体によって加熱手段が摺擦されると、絶縁性
材料によって形成されている表面が負に帯電するが、そ
の一方で、押圧手段の表面は、その抵抗値が、10
1010Ωの中間抵抗値として設定されているため、そ
の負電荷をある程度に逃がすことができる。そのため、
各現像剤中の負電荷は、加熱手段の負電荷と反発して、
記録媒体から剥がれることなく良好に定着される。その
ため、各現像剤の体積抵抗値が1010.5Ω・cm以
上で、しかも、各現像剤における負電荷の鏡像力が異な
っていても、静電オフセットを生じさせることなく、良
好なカラー画像の定着を達成することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の画像形成装置と
してのカラーレーザプリンタの一実施形態を示す要部側
断面図である。図1において、このカラーレーザプリン
タ1は、本体ケーシング2内に、記録媒体としての用紙
3を給紙するためのフィーダ部4、給紙された用紙3に
所定の画像を形成するための画像形成部5、用紙3の両
面に画像を形成するための反転搬送部6などを備えてい
る。
【0029】フィーダ部4は、本体ケーシング2内の底
部に、着脱可能に装着される給紙トレイ7と、その給紙
トレイ7の一端部上方に配置される給紙ローラ8と、用
紙3の搬送方向において、その給紙ローラ8の下流側に
配置される搬送ローラ9と、その搬送ローラ9の下流側
に配置されるレジストローラ10とを備えている。給紙
トレイ7内には、給紙ローラ8に対向する端部が上下方
向に移動可能な用紙押圧板11が設けられており、その
用紙押圧板11上に、用紙3が積層状にスタックされて
いる。用紙押圧板11は、図示しないばねによって裏面
から付勢されており、用紙押圧板11上の最上位にある
用紙3は、そのばねによって給紙ローラ8に向かって押
圧され、その給紙ローラ8の回転によって1枚毎に給紙
される。給紙ローラ8によって給紙された用紙3は、搬
送ローラ9によってレジストローラ10に送られ、この
レジストローラ10によって、所定のレジスト後に、画
像形成部5に送られる。
【0030】画像形成部5は、プロセス部12、中間転
写機構13、2次転写ローラ14、定着手段としての定
着部15などを備えている。
【0031】プロセス部12は、各色毎に複数(4つ)
設けられており、現像カートリッジ16、感光ドラム1
7、スコロトロン型帯電器18、LEDアレイ19、1
次転写ローラ20、および、ドラムクリーナ21などを
備えている。また、各プロセス部12は、それぞれ所定
の間隔を隔てて上下方向に並列状に設けられている。
【0032】現像カートリッジ16は、各プロセス部1
2に対して着脱自在に装着される、イエロー現像カート
リッジ16Y、マゼンタ現像カートリッジ16M、シア
ン現像カートリッジ16Cおよびブラック現像カートリ
ッジ16Kの4つの現像カートリッジ16からなり、そ
れぞれ、トナー収容部22、供給ローラ23、現像ロー
ラ24、層厚規制ブレード25などを備えている。
【0033】トナー収容部22内には、各現像カートリ
ッジ16毎に、イエロー現像カートリッジ16Yにはイ
エロー、マゼンタ現像カートリッジ16Mにはマゼン
タ、シアン現像カートリッジ16Cにはシアンおよびブ
ラック現像カートリッジ16Kにはブラックの色を有す
る正帯電性の非磁性1成分の現像剤としてのトナーがそ
れぞれ充填されている。
【0034】より具体的には、各色毎のトナーは、重合
法により得られた略球形の重合トナーが用いられてい
る。重合トナーは、スチレンなどのスチレン系単量体
や、アクリル酸、アルキル(C1〜C4)アクリレー
ト、アルキル(C1〜C4)メタアクリレートなどのア
クリル系単量体を、懸濁重合などの公知の重合方法によ
って共重合させることにより得られる結着樹脂を主成分
とし、これに、着色剤、荷電制御剤、ワックスなどが配
合されることによりトナー母粒子が形成され、さらにこ
れに、流動性の向上を図るべく外添剤が添加されてなる
ものである。
【0035】着色剤としては、上記した、イエロー、マ
ゼンタ、シアンおよびブラックの各着色剤が用いられて
いる。また、荷電制御剤としては、たとえば、アンモニ
ウム塩などのイオン性官能基を有するイオン性単量体
と、スチレン系単量体やアクリル系単量体などのイオン
性単量体と共重合可能な単量体との共重合によって得ら
れる荷電制御樹脂が用いられている。また、外添剤とし
ては、たとえば、シリカ、酸化アルミニウム、酸化チタ
ン、チタン酸ストロンチウム、酸化セリウム、酸化マグ
ネシウムなどの金属酸化物の粉末や、炭化物の粉末、金
属塩の粉末などの無機粉末が用いられている。
【0036】このような重合トナーは、重合法によって
得られているため、粒子径が均一な球状をなし、流動性
が極めて良好である。また、このような重合トナーは、
その平均粒径が8〜10μmで、そのガラス転移点(T
g)が60〜65℃であり、荷電制御剤によって帯電量
および極性が制御されている。
【0037】また、このカラーレーザプリンタ1に用い
られる各色毎のトナー、すなわち、イエロートナー、マ
ゼンタトナー、シアントナーおよびブラックトナーは、
すべて、熱特性、すなわち、ガラス転移点(Tg)が、
同一の結着樹脂によって構成されている。また、各色毎
のトナーは、配合される着色剤などに起因して、抵抗値
がそれぞれ異なっているが、これら各色毎のトナーの間
においては、抵抗値の高いトナーが、抵抗値の低いトナ
ーよりも、帯電量(単位重量あたりの帯電量(Q/
M)、以下同じ)が低くなるように、荷電制御剤の配合
によって調整されている。より具体的には、ブラックト
ナーは、着色剤として導電性のカーボンブラックが配合
されているため、他のカラートナー(イエロートナー、
マゼンタトナーおよびシアントナー)の抵抗値が、この
ブラックトナーの体積抵抗値よりも高くなるが、各色毎
のトナーに配合する荷電制御剤の配合量を調整する(よ
り具体的には、ブラックトナーへの荷電制御剤の配合量
を、カラートナーへの荷電制御剤の配合量よりも多くす
る)ことにより、そのブラックトナーの帯電量よりも、
他のカラートナーの帯電量が低くなるように調整されて
いる。
【0038】また、これら各色毎のトナーは、その帯電
量が、20μC/g以上で、その体積抵抗値(体積抵抗
値を、単に抵抗値と表現する場合がある。)が、10
10. Ω・cm以上となるように調整されている。
【0039】なお、トナーの帯電量、すなわち、単位重
量あたりの帯電量(Q/M)は、後述する転写ローラ1
4での転写後であって定着部15での定着前の用紙3上
に転写されたトナーを、ファラデーゲージなどで測定す
ることによって求めることができる。
【0040】また、トナーの体積抵抗値は、たとえば、
トナーを2.00±0.10mmの厚さとなるように打
錠し、誘電体損測定器を用いて、その打錠された試料の
インピーダンスを測定し、その測定値から体積固有抵抗
値を算出することにより求めることができる。
【0041】そして、トナー収容部22内のトナーは、
アジテータ26の撹拌によって、トナー収容部22の側
方に開口されたトナー供給口から供給ローラ23に向け
て放出される。
【0042】トナー供給口の側方には、供給ローラ23
が回転可能に配設されており、また、この供給ローラ2
3に対向して、現像ローラ24が回転可能に配設されて
いる。そして、これら供給ローラ23と現像ローラ24
とは、供給ローラ23がある程度圧縮するような状態で
互いに当接されている。
【0043】供給ローラ23は、金属製のローラ軸に、
導電性のスポンジ部材からなるローラが被覆されてい
る。
【0044】現像ローラ24は、金属製のローラ軸に、
導電性のゴム材料である弾性部材からなるローラが被覆
されている。より具体的には、現像ローラ24のローラ
は、カーボン微粒子などを含む導電性のウレタンゴム、
シリコーンゴムまたはEPDMゴムなどからなる弾性体
のローラ部分と、そのローラ部分の表面に被覆される、
ウレタンゴム、ウレタン樹脂、ポリイミド樹脂などが主
成分とされる、コート層との2層構造によって形成され
ている。
【0045】また、この現像ローラ24には、感光ドラ
ム17に対して、所定の現像バイアスが印加されてい
る。
【0046】また、現像ローラ24の近傍には、層厚規
制ブレード25が配設されている。この層厚規制ブレー
ド25は、金属の板ばね材からなるブレード本体の先端
部に、絶縁性のシリコーンゴムからなる断面半円形状の
押圧部を備えており、ブレード本体の一端部が、現像ロ
ーラ24の近くにおいて現像カートリッジ16に支持さ
れるとともに、押圧部がブレード本体の弾性力によって
現像ローラ24上に圧接されるように構成されている。
【0047】そして、トナー供給口から放出されるトナ
ーは、供給ローラ23の回転により、現像ローラ24に
供給され、この時、供給ローラ23と現像ローラ24と
の間で正に摩擦帯電され、さらに、現像ローラ24上に
供給されたトナーは、現像ローラ24の回転に伴って、
層厚規制ブレード25の押圧部と現像ローラ24との間
に進入し、ここでさらに十分に摩擦帯電されて、一定厚
さの薄層として現像ローラ24上に担持される。
【0048】感光ドラム17は、現像ローラ24の側方
において、その現像ローラ24に接触するような状態で
回転可能に配設されている。この感光ドラム17は、ド
ラム本体が接地されるとともに、その表面が、ポリカー
ボネートを主成分とする、有機感光体の感光層によって
形成されている。
【0049】スコロトロン型帯電器18は、各感光ドラ
ム17の下方に、各感光ドラム17に接触しないよう
に、所定の間隔を隔ててそれぞれ配設されている。この
スコロトロン型帯電器18は、タングステンなどの帯電
用ワイヤからコロナ放電を発生させる正帯電用のスコロ
トロン型の帯電器であり、感光ドラム17の表面を一様
に正極性に帯電させるように構成されている。
【0050】LEDアレイ19は、各感光ドラム17の
下方であって、各感光ドラム17の回転方向において、
各スコロトロン型帯電器18と、各現像ローラ24との
間にそれぞれ設けられている。このLEDアレイ19
は、多数のLEDが配列されることにより構成されてお
り、所定の画像データに基づくLEDの発光により、感
光ドラム17の表面を露光照射するようにしている。
【0051】そして、各色毎のトナーは、次のように露
光および現像される。すなわち、まず、感光ドラム17
の回転によって、その感光ドラム17の表面が、スコロ
トロン型帯電器18により一様に正帯電された後、LE
Dアレイ19からの発光により露光され、所定の画像デ
ータに基づく静電潜像が形成される。次いで、現像ロー
ラ24の回転により、現像ローラ24上に担持されかつ
正帯電されているトナーが、感光ドラム17に対向して
接触する時に、感光ドラム17の表面上に形成されてい
る静電潜像、すなわち、一様に正帯電されている感光ド
ラム17の表面のうち、LEDアレイ19によって露光
され電位が下がっている部分に供給され、選択的に担持
されることによって可視像化され、これによって反転現
像が達成される。
【0052】1次転写ローラ20は、各感光ドラム17
の回転方向において、各現像ローラ24の下流側であっ
て、エンドレスベルト30を挟んで、各感光ドラム17
と対向するようにそれぞれ配設されている。この1次転
写ローラ20は、金属製のローラ軸に、導電性のゴム材
料からなるローラが被覆されており、感光ドラム17の
駆動に従動して回転し、所定の転写バイアスが印加され
ている。そして、感光ドラム17上に担持された可視像
は、エンドレスベルト30が感光ドラム17と1次転写
ローラ20との間を通る間にエンドレスベルト30に転
写される。
【0053】ドラムクリーナ21は、感光ドラム17の
回転方向における1次転写ローラ20とスコロトロン型
帯電器18との間に配置され、残存するトナーを回収す
るためにボックス状をなし、感光ドラム17に対向する
部分が開口されており、その開口部分に、その先端部が
感光ドラム17の表面上に接触する掻取ブレード27が
設けられている。そして、転写後に感光ドラム17の表
面上に残存する残存トナーは、この掻取ブレード27に
よって掻き取られ、ドラムクリーナ21内に回収され
る。
【0054】中間転写機構13は、本体ケーシング2内
において、各感光ドラム17と対向するように上下方向
に配置されており、下側に設けられる第1ローラ28
と、上側に設けられる第2ローラ29と、これら第1ロ
ーラ28および第2ローラ29の外周に巻回されるエン
ドレスベルト30とによって構成されており、転写され
る面を、矢印方向に上から下に移動可能とされている。
【0055】そして、第1ローラ28および第2ローラ
29の回転により、エンドレスベルト30を各感光ドラ
ム17と順次対向させることによって、各感光ドラム1
7上に形成された各色毎の可視像を、順次エンドレスベ
ルト30上に重ねていくことによってカラー画像が形成
される。すなわち、たとえば、イエロー現像カートリッ
ジ16Yに充填されるイエロートナーによって感光ドラ
ム17上に形成されたイエローの可視像が、エンドレス
ベルト30上に転写されると、次いで、マゼンタ現像カ
ートリッジ16Mに充填されるマゼンタトナーによって
感光ドラム17上に形成されたマゼンタの可視像が、既
にイエロートナーの画像が転写されているエンドレスベ
ルト30上に重ねて転写され、同様の操作により、シア
ントナーによって形成されるシアンの可視像、ブラック
トナーによって形成されるブラックの可視像が重ねて転
写されて、これによって、エンドレスベルト30上にカ
ラー画像が形成される。
【0056】2次転写ローラ14は、中間転写機構13
の第1ローラ28と用紙3を挟んで対向する位置に回転
可能に配設されている。2次転写ローラ14は、金属製
のローラ軸に、導電性のゴム材料からなるローラが被覆
されており、所定の転写バイアスが印加されている。そ
して、エンドレスベルト30上に形成されたカラー画像
は、用紙3がエンドレスベルト30と2次転写ローラ1
4との間を通る間に用紙3に一括転写される。
【0057】定着部15は、2次転写ローラ14に対し
て、用紙3の搬送方向下流側に配置されており、カラー
画像が転写されている用紙3の表面に接触する加熱手段
としての第1加熱ローラ31と、第1加熱ローラ31と
用紙3を挟んで対向配置され、用紙3の裏面に接触する
押圧手段としての第2加熱ローラ32と、これら第1加
熱ローラ31および第2加熱ローラ32に対して用紙3
の搬送方向下流側に設けられる1対の搬送ローラ33を
備えている。
【0058】第1加熱ローラ31は、アルミニウムなど
の金属からなる円筒状の素管内に、加熱のためのハロゲ
ンランプを備え、素管の外側には弾性層が設けられてい
る。第2加熱ローラ32も、第1加熱ローラ31と同じ
く、アルミニウムなどの金属からなる円筒状の素管内
に、加熱のためのハロゲンランプを備え、素管の外側に
は弾性層が設けられており、第1加熱ローラ31を押圧
するように設けられている。そして、これら加熱ローラ
31および第2加熱ローラ32によって、用紙3上に転
写されたカラー画像を、用紙3がこれら第1加熱ローラ
31および第2加熱ローラ32との間を通過する間に熱
定着させ、その後、その用紙3を搬送ローラ33によっ
て、排紙パス34に搬送するようにしている。
【0059】排紙パス34は、本体ケーシング2の上下
方向に沿って設けられており、1対の搬送ローラ35お
よび36が、それぞれ排紙パス34に臨むように設けら
れるとともに、排紙パス34の排紙口には、1対の排紙
ローラ37が配設されている。
【0060】そして、定着部15の搬送ローラ33によ
って排紙パス34に送られた用紙3は、搬送ローラ35
および36によって搬送され、排紙ローラ37によって
排紙トレイ38上に排紙される。
【0061】反転搬送部6は、反転搬送パス39と、搬
送方向を切り換えるフラッパ40とを備えている。反転
搬送パス39は、その一端部が、排紙パス34の搬送ロ
ーラ35の近くに接続されるとともに、その他端部が、
搬送ローラ9とレジストローラ10との間の用紙パスに
接続されており、また、1対の反転搬送ローラ41およ
び42が、それぞれ反転搬送パス39に臨むように設け
られている。
【0062】フラッパ40は、排紙パス34と反転搬送
パス39との分岐部分に臨むように、揺動可能に設けら
れており、図示しないパス切替用ソレノイドの励磁また
は非励磁により、一方の面に所定のカラー画像が形成さ
れた用紙3を、排紙パス34に向かう方向と、排紙パス
34から反転搬送パス39に向かう方向とに切り換える
ことができように構成されている。
【0063】そして、用紙3の両面に画像を形成する場
合には、一方の面に画像が形成された用紙3が搬送ロー
ラ33から搬送ローラ35に送られてくると、搬送ロー
ラ35が、用紙3を挟んだ状態で正回転して、この用紙
3を一旦上側(排紙パス34側)に向けて搬送し、用紙
3の大部分が排紙パス34側に送られ、用紙3の後端が
搬送ローラ35に挟まれた時に、その正回転が停止さ
れ、次いで、搬送ローラ35が、逆回転されるととも
に、フラッパ40が、用紙3を排紙パス34から反転搬
送パス39に搬送するように、搬送方向を切り換える。
これによって、用紙3は、前後逆向きの状態で、逆回転
される搬送ローラ35によって排紙パス34を逆方向
(下方向)に搬送され、フラッパ40の切り換えによっ
て反転搬送パス39に搬送される。なお、フラッパ40
は、用紙3の逆方向の搬送が終了すると、元の状態、す
なわち、搬送ローラ33から送られる用紙3を排紙パス
34に送る状態に切り換えられる。次いで、反転搬送パ
ス39に逆向きに搬送された用紙3は、反転搬送ローラ
41および42によって、レジストローラ10に搬送さ
れる。レジストローラ10に搬送された用紙3は、所定
のレジスト後に、裏返しの状態で、再び、画像形成部5
に向けて送られ、これによって、用紙3の両面に所定の
画像が形成される。
【0064】また、このカラーレーザプリンタ1には、
カラー画像が用紙3に一括転写された後に、エンドレス
ベルト30上に残存するトナーを回収するためのベルト
クリーナ43が設けられている。このベルトクリーナ4
3は、中間転写機構13の側方であって、第1ローラ2
8から第2ローラ29に至る間に配置されるクリーナケ
ーシング44内に、クリーナブラシ45、回収ローラ4
6、回収ボックス47およびスクレーパ48を備えてい
る。
【0065】クリーナブラシ45は、円筒状の本体にブ
ラシが放射状に形成されており、エンドレスベルト30
にブラシが接触状に対向するような状態において、回転
可能に配設されている。クリーナブラシ45の円筒状の
本体には、エンドレスベルト30との間に所定の電位差
が与えられるようなクリーニングバイアスが印加されて
いる。
【0066】回収ローラ46は、金属製のローラからな
り、クリーナブラシ45の下方において、このクリーナ
ブラシ45のブラシに接触状に対向するような状態にお
いて、回転可能に配設されている。また、この回収ロー
ラ46は、クリーナブラシ45との間に所定の電位差が
与えられるような回収バイアスが印加されている。
【0067】回収ボックス47は、回収ローラ46の下
方において、その回収ローラ46に対向する部分が開口
されており、その開口部分の近傍に、回収ローラ46上
に圧接されるスクレーパ48が設けられている。
【0068】そして、用紙3にカラー画像が一括転写さ
れた後に、エンドレスベルト30上に残存するトナー
は、クリーナブラシ45と対向した時に、クリーナブラ
シ45によって掻き取られながらそのクリーナブラシ4
5に印加されるクリーニングバイアスによってブラシに
付着される。その後、クリーナブラシ45に付着された
残存トナーは、回収ローラ46と対向した時に、回収ロ
ーラ46に印加される回収バイアスによって回収ローラ
46に付着され、次いで、スクレーパ48によって掻き
取られて回収ボックス47に回収される。
【0069】このようなカラーレーザプリンタ1は、各
色毎に感光ドラム17を備える、いわゆるタンデム方式
のカラーレーザプリンタであるため、各色毎に形成され
た可視像を、その色毎に、順次転写して、モノクロ画像
を形成する速度とほぼ同じ速度でカラー画像を形成する
ことができる。とりわけ、このようなタンデム方式のカ
ラーレーザプリンタにおいて、このカラーレーザプリン
タ1では、トナーに重合トナーが使用されているので、
極めて高画質のカラー画像を形成することができる。
【0070】一方、このようなカラーレーザプリンタ1
では、定着部15において、抵抗値がそれぞれ異なる各
色毎のトナーからなるカラー画像を、同時に定着させる
ので、各トナーの抵抗値や帯電量に応じて(特に、抵抗
値の低いブラックトナーと、抵抗値の高いカラートナー
とに応じて)、第1加熱ローラ31の表面処理や、第1
加熱ローラ31とアースとの間に設けられる高抵抗素子
を調整することが困難であるため、各トナー毎の電荷に
よる鏡像力や第1加熱ローラ31の表面に蓄積されたク
ーロン力によって、第1加熱ローラ31にトナーが付着
してゴーストとなる、いわゆる静電オフセットを生じや
すくなる。
【0071】特に、抵抗値の高いトナー(カラートナ
ー)は、静電オフセットを生じやすくなるため、抵抗値
の低いトナー(ブラックトナー)よりも定着温度を、高
くする必要がある。
【0072】しかし、このカラーレーザプリンタ1で
は、各色毎のトナーは、すべて、その熱特性が同一の結
着樹脂によって構成されるとともに、抵抗値の高いトナ
ー(カラートナー)が、抵抗値の低いトナー(ブラック
トナー)よりも、帯電量が低くなるように調整されてお
り、つまり、抵抗値の高いトナー(カラートナー)の帯
電量を低くすることで、定着温度を下げるようにしてい
るため、このように、カラー画像が、抵抗値の異なる複
数のトナー(特に、抵抗値の低いブラックトナーと、抵
抗値の高いカラートナー)から形成されていても、それ
らを、静電オフセットを生じさせることなく、良好に同
時に定着させることができる。
【0073】より具体的には、ブラックトナーとカラー
トナーとを熱特性が同一の結着樹脂によって構成したと
ころ、定着温度領域が80mm/秒のプロセス速度で、
ブラックトナー(体積抵抗値1011.5Ω・cm)と
カラートナー(体積抵抗値1012Ω・cm)との帯電
量を35μC/gに統一した場合には、ブラックトナー
の定着温度領域の下限温度が185℃であったのに対
し、カラートナーの定着温度領域の下限温度が190℃
であった。そのため、ブラックトナーの帯電量を35μ
C/gとしたまま、カラートナーの帯電量を20μC/
gにすることによって、両者の定着温度領域の下限温度
を185℃に統一することができた。これによって、両
者のトナーを同時に定着できることがわかった。
【0074】また、このカラーレーザプリンタ1では、
各色毎のトナーは、すべて、その帯電量が、20μC/
g以上となるように調整されている。トナーの帯電量が
あまりに少ないと、カラー画像の厚みが厚いために、用
紙3へのトナーの付着力が小さくなりすぎて、定着時に
水蒸気の発生などによる画像の乱れを生じる場合があ
る。しかし、このように、各色毎のトナーの帯電量を、
20μC/g以上とすることで、そのような画像の乱れ
を有効に防止することができる。一方、帯電量を20μ
C/g以上としても、このカラーレーザプリンタ1にお
いては、抵抗値の高いトナー(カラートナー)の帯電量
が、抵抗値の低いトナー(ブラックトナー)の帯電量よ
りも低くなるように調整されているので、静電オフセッ
トの発生も有効に防止することができる。
【0075】しかも、これら各色毎のトナーは、良好な
カラー画像を形成すべく、その体積抵抗値が10
10.5Ω・cm以上となるように調整されている一方
で、静電オフセットがより一層生じやすくなっている
が、このカラーレーザプリンタ1においては、抵抗値の
高いトナー(カラートナー)の帯電量が、常に、抵抗値
の低いトナー(ブラックトナー)の帯電量よりも低くな
るように調整されているので、そのような静電オフセッ
トの発生が有効にされている。そのため、このカラーレ
ーザプリンタ1では、静電オフセットをより確実に防止
して、より一層良好なカラー画像の定着を達成すること
ができる。
【0076】また、このカラーレーザプリンタ1におい
ては、上記した各色毎のトナーを、すべて、その帯電量
が20μC/g以上となるように調整するとともに、抵
抗値の高いトナー(カラートナー)を構成する結着樹脂
のガラス転移点を、抵抗値の低いトナー(ブラックトナ
ー)を構成する結着樹脂のガラス転移点よりも低くなる
ように調整してもよい。
【0077】トナーの帯電量があまりに少ないと、上記
したように、カラー画像の厚みが厚いために、用紙3へ
のトナーの付着力が小さくなりすぎて、定着時に水蒸気
の発生などによる画像の乱れを生じる場合がある。しか
し、このように、各色毎のトナーの帯電量を、20μC
/g以上とすることで、そのような画像の乱れを有効に
防止することができる。一方、抵抗値の高いトナー(カ
ラートナー)は、静電オフセットを生じやすいため、抵
抗値の低いトナー(ブラックトナー)よりも定着可能な
温度が高くなるが、このように抵抗値の高いトナー(カ
ラートナー)を構成する結着樹脂のガラス転移点を、抵
抗値の低いトナー(ブラックトナー)を構成する結着樹
脂のガラス転移点よりも低くすることで、抵抗値の高い
トナー(カラートナー)を溶けやすくし、これによっ
て、定着温度を下げることができる。そのため、各色毎
のトナーをこのように調整することによっても、たとえ
カラー画像が抵抗値の異なる複数のトナー(特に、抵抗
値の低いブラックトナーと、抵抗値の高いその他のカラ
ートナー)から形成されていても、定着時に水蒸気の発
生などによる画像の乱れを有効に防止して、かつ、静電
オフセットを生じさせることなく、良好に同時に定着さ
せることができる。
【0078】より具体的には、カラートナーの帯電量が
35μC/gで、ブラックトナーの帯電量も35μC/
gである場合に、カラートナーをガラス転移点が61℃
の結着樹脂によって構成するとともに、ブラックトナー
をガラス転移点が63℃の結着樹脂によって構成するこ
とにより、両者の定着温度領域の下限温度を185℃に
統一することができた。これによって、両者のトナーを
同時に定着できることがわかった。
【0079】また、このような各色毎のトナーも、上記
したように、良好なカラー画像を形成すべく、その体積
抵抗値が1010.5Ω・cm以上となるように調整さ
れていることが好ましい。なお、各色毎のトナーの体積
抵抗値が1010.5Ω・cm以上であると、静電オフ
セットがより一層生じやすくなり、定着可能な温度がよ
り高くなるが、このように、抵抗値の高いトナー(カラ
ートナー)を構成する結着樹脂のガラス転移点を、抵抗
値の低いトナー(ブラックトナー)を構成する結着樹脂
のガラス転移点よりも低くすることで、定着温度を下げ
ることができる。そのため、たとえ、各色毎のトナーの
体積抵抗値が1010.5Ω・cm以上であっても、そ
れらを、同時に定着させることができ、これによって、
静電オフセットをより確実に防止して、より一層良好な
カラー画像の定着を達成することができる。
【0080】また、このカラーレーザプリンタ1におい
ては、上記した各色毎のトナーを、すべて、その体積抵
抗値が1010.5Ω・cm以上となるように調整する
とともに、第1加熱ローラ31および第2加熱ローラ3
2のいずれか一方の表面抵抗値を、10〜1010Ω
とし、他方の表面を絶縁性材料によって形成するように
してもよい。
【0081】すなわち、上記したように、各色毎のトナ
ーの体積抵抗値が1010.5Ω・cm以上であると、
静電オフセットを生じやすく、しかも、抵抗値の異なる
各色毎のトナー(特に、抵抗値の低いブラックトナーお
よび抵抗値の高いその他のカラートナーとの間)では、
各トナーにおける電荷の鏡像力も異なるため、これらを
同一の条件で同時に定着させることは困難である。
【0082】しかし、このように、第1加熱ローラ31
および第2加熱ローラ32のいずれか一方の表面抵抗値
を、10〜1010Ωとし、他方の表面を絶縁性材料
によって形成すれば、転写時において、用紙3によっ
て、絶縁性材料によって形成されている第1加熱ローラ
31および第2加熱ローラ32のいずれか一方の表面が
摺擦されると、一般的にフッ素系の材質を有する表面が
負に帯電するが、その一方で、他方の表面は、その抵抗
値が、10〜1010Ωの中間抵抗値として設定され
ているため、その負電荷をある程度に逃がすことができ
る。そのため、定着時において、各トナー中の電荷が、
第1加熱ローラ31および第2加熱ローラ32の表面に
生じた負電荷の影響を受けすぎることなく、良好な定着
を達成することができる。そのため、各色毎のトナーの
体積抵抗値が1010.5Ω・cm以上で、しかも、各
色毎のトナーにおける電荷の鏡像力が異なっていても、
静電オフセットを生じさせることなく、良好なカラー画
像の定着を達成することができる。
【0083】また、このような各色毎のトナーも、上記
したように、すべて、その帯電量が、20μC/g以上
となるように調整されていることが好ましい。トナーの
帯電量があまりに少ないと、カラー画像の厚みが厚いた
めに、用紙3へのトナーの付着力が小さくなりすぎて、
定着時に水蒸気の発生などによる画像の乱れを生じる場
合がある。しかし、このように、各色毎のトナーの帯電
量を、20μC/g以上とすることで、そのような画像
の乱れを有効に防止することができる。
【0084】より具体的には、このカラーレーザプリン
タ1では、第1加熱ローラ31が、アルミニウムなどの
金属からなる円筒状の素管に設けられる弾性層の表面
に、テフロン(登録商標)(ポリテトラフルオロエチレ
ン)やPFA(テトラフルオロエチレン−パーフルオロ
アルキルビニルエーテルコポリマー)などがコーティン
グ、または、チューブ形状に成形したもので被覆されて
おり、そのコーティング層または被覆層に、カーボンな
どの導電性の微粒子が分散されることによって、表面抵
抗値が10〜1010Ωとなるように形成されてお
り、また、第2加熱ローラ32の表面は、絶縁性のテフ
ロンやPFAなどによってコーティング、または、チュ
ーブ形状に成形したもので被覆されている。
【0085】このように、第1加熱ローラ31の表面抵
抗値が、10〜1010Ωであり、第2加熱ローラ3
2の表面が絶縁性のテフロンやPFAなどによってコー
ティングまたはチューブ形状に成形したもので被覆され
ていれば、転写時において、用紙3によって第2加熱ロ
ーラ32が摺擦されると、その表面が負に帯電するが、
その一方で、第1加熱ローラ31の表面抵抗値が10
〜1010Ωの中間抵抗値として設定されているため、
その負電荷をある程度に逃がすことができる。そのた
め、各色毎のトナー中の正電荷は、第2加熱ローラ32
の負電荷に吸引されるので、用紙3から剥がれることな
く良好に定着される。そのため、各色毎のトナーの体積
抵抗値が1010.5Ω・cm以上で、しかも、各色毎
のトナーにおける正電荷の鏡像力が異なっていても、静
電オフセットを生じさせることなく、良好なカラー画像
の定着を達成することができる。
【0086】さらに具体的には、第2加熱ローラ31と
して、その表面が絶縁性のPFAによって被覆されてい
るものを用いるとともに、第1加熱ローラ32として、
表面抵抗値が10Ω、10Ω、10Ω、10
Ω、10Ω、1010Ω、1011Ωとされている
ものをそれぞれ用いて、カラー転写されている用紙3を
定着させ、用紙3上の印字の状態を観察したところ、表
面抵抗値が10Ωのものと1011Ωのものには、第
1加熱ローラ32の1周にあたる長さで印字ゴーストが
生じており、10〜1010Ωのものには、印字ゴー
ストが生じていないことが確認された。
【0087】また、以上の実施形態では、カラーレーザ
プリンタ1を、正帯電性のトナーを用いる構成としてい
るが、負帯電性のトナーを用いる構成としてもよい。そ
の場合には、スコロトロン型帯電器18や印加バイアス
などが逆極性に設定されるとともに、第1加熱ローラ3
1の表面を、絶縁性のテフロンやPFAなどによってコ
ーティングまたはチューブ形状に成形したもので被覆す
るとともに、第2加熱ローラ32の表面を、カーボンな
どの導電性の微粒子が分散されているテフロンやPFA
などによってコーティングまたはチューブ形状に成形し
たもので被覆して、その表面抵抗値を10〜1010
Ωとすればよい。
【0088】このように、第1加熱ローラ31の表面
を、絶縁性のテフロンやPFAなどによってコーティン
グまたはチューブ形状に成形したもので被覆するととも
に、第2加熱ローラ32の表面抵抗値を、10〜10
10Ωとすることにより、転写時において、用紙3によ
って第1加熱ローラ31が摺擦されると、その表面が負
に帯電するが、その一方で、第2加熱ローラ32の表面
抵抗値が10〜10 Ωの中間抵抗値として設定さ
れているため、その負電荷をある程度に逃がすことがで
きる。そのため、各色毎のトナー中の負電荷は、第1加
熱ローラ31の負電荷と反発して、用紙3から剥がれる
ことなく良好に定着される。そのため、各色毎のトナー
の体積抵抗値が1010.5Ω・cm以上で、しかも、
各色毎のトナーにおける負電荷の鏡像力が異なっていて
も、静電オフセットを生じさせることなく、良好なカラ
ー画像の定着を達成することができる。
【0089】なお、以上の説明においては、第1加熱ロ
ーラ31と第2加熱ローラ32とをともに、ハロゲンラ
ンプを内装するアルミニウムなどからなる金属製の素管
として構成しているが、第2加熱ローラ32には、第1
加熱ローラ31を押圧するためのプレッシャーロールと
して作用すれば、特にハロゲンランプなどを備えなくて
もよい。
【0090】また、以上の説明においては、いわゆるタ
ンデム方式のカラーレーザプリンタ1について説明した
が、本発明は、たとえば、各色毎のトナーを1つの感光
体に転写する中間転写方式のカラーレーザプリンタなど
に適用してもよい。
【0091】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1に記載の発
明によれば、各現像剤を、熱特性が同一の結着樹脂によ
って構成するとともに、抵抗値の高い現像剤の帯電量
を、抵抗値の低い現像剤の帯電量よりも低くすること
で、これら抵抗値の異なる複数の現像剤を同時に定着さ
せることができる。そのため、抵抗値の異なる複数の現
像剤からなるカラー画像であっても、静電オフセットを
生じさせることなく、良好なカラー画像の定着を達成す
ることができる。
【0092】請求項2に記載の発明によれば、定着時に
水蒸気の発生などによる画像の乱れを有効に防止するこ
とができるとともに、静電オフセットの発生も有効に防
止することができる。
【0093】請求項3に記載の発明によれば、静電オフ
セットをより確実に防止して、より一層良好なカラー画
像の定着を達成することができる。
【0094】請求項4に記載の発明によれば、抵抗値の
異なる複数の現像剤からなるカラー画像であっても、定
着時に水蒸気の発生などによる画像の乱れを有効に防止
して、かつ、静電オフセットを生じさせることなく、同
時に良好な定着を達成することができる。
【0095】請求項5に記載の発明によれば、たとえ、
各現像剤の体積抵抗値が1010. Ω・cm以上であ
っても、それらを、同時に定着させることができ、静電
オフセットをより確実に防止して、より一層良好なカラ
ー画像の定着を達成することができる。
【0096】請求項6に記載の発明によれば、各現像剤
の体積抵抗値が1010.5Ω・cm以上で、しかも、
各現像剤における電荷の鏡像力が異なっていても、静電
オフセットを生じさせることなく、良好なカラー画像の
定着を達成することができる。
【0097】請求項7に記載の発明によれば、定着時に
水蒸気の発生などによる画像の乱れを有効に防止するこ
とができる。
【0098】請求項8に記載の発明によれば、各現像剤
の体積抵抗値が1010.5Ω・cm以上で、しかも、
各現像剤における正電荷の鏡像力が異なっていても、静
電オフセットを生じさせることなく、良好なカラー画像
の定着を達成することができる。
【0099】請求項9に記載の発明によれば、各現像剤
の体積抵抗値が1010.5Ω・cm以上で、しかも、
各現像剤における負電荷の鏡像力が異なっていても、静
電オフセットを生じさせることなく、良好なカラー画像
の定着を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置としての、カラーレーザ
プリンタの一実施形態を示す要部側断面図である。
【符号の説明】
1 カラーレーザプリンタ 3 用紙 15 定着部 31 第1加熱ローラ 32 第2加熱ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H005 AA21 EA01 2H030 AB02 AD01 AD04 2H033 AA09 BA13 BA58 BB04 BB29

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数色の現像剤によって形成されている
    カラー画像を、記録媒体に定着させるための定着手段を
    備える画像形成装置において、 複数の前記現像剤は、熱特性が同一の結着樹脂によって
    構成され、かつ、抵抗値の異なる現像剤が含まれてお
    り、 抵抗値の高い現像剤が、抵抗値の低い現像剤よりも、単
    位重量あたりの帯電量が低いことを特徴とする、画像形
    成装置。
  2. 【請求項2】 各前記現像剤の帯電量が、20μC/g
    以上であることを特徴とする、請求項1に記載の画像形
    成装置。
  3. 【請求項3】 各前記現像剤の体積抵抗値が、10
    10.5Ω・cm以上であることを特徴とする、請求項
    1または2に画像形成装置。
  4. 【請求項4】 複数色の現像剤によって形成されている
    カラー画像を、記録媒体に定着させるための定着手段を
    備える画像形成装置において、 複数の前記現像剤には、抵抗値の異なる現像剤が含まれ
    ており、 各前記現像剤の帯電量が、20μC/g以上であり、か
    つ、抵抗値の高い現像剤を構成する結着樹脂のガラス転
    移点が、抵抗値の低い現像剤を構成する結着樹脂のガラ
    ス転移点よりも低いことを特徴とする、画像形成装置。
  5. 【請求項5】 各前記現像剤の体積抵抗値が、10
    10.5Ω・cm以上であることを特徴とする、請求項
    4に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 複数色の現像剤によって形成されている
    カラー画像を、記録媒体に定着させるための定着手段を
    備える画像形成装置において、 複数の前記現像剤には、抵抗値の異なる現像剤が含まれ
    ており、 各前記現像剤の体積抵抗値が、1010.5Ω・cm以
    上であり、 前記定着手段は、カラー画像が形成されている前記記録
    媒体の表面に接触する加熱手段と、前記記録媒体の裏面
    に接触し、前記加熱手段を押圧する押圧手段とを備えて
    おり、 前記加熱手段および前記押圧手段のいずれか一方の表面
    抵抗値が、10〜1010Ωで、他方の表面が絶縁性
    材料によって形成されていることを特徴とする、画像形
    成装置。
  7. 【請求項7】 各前記現像剤の帯電量が、20μC/g
    以上であることを特徴とする、請求項6に記載の画像形
    成装置。
  8. 【請求項8】 各前記現像剤が正帯電性であり、 前記加熱手段の表面抵抗値が、10〜1010Ωであ
    り、前記押圧手段の表面が絶縁性材料によって形成され
    ていることを特徴とする、請求項6または7に記載の画
    像形成装置。
  9. 【請求項9】 各前記現像剤が負帯電性であり、 前記押圧手段の表面抵抗値が、10〜1010Ωであ
    り、前記加熱手段の表面が絶縁性材料によって形成され
    ていることを特徴とする、請求項6または7に記載の画
    像形成装置。
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