JPH11102112A - カラー画像形成装置 - Google Patents
カラー画像形成装置Info
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- JPH11102112A JPH11102112A JP9261335A JP26133597A JPH11102112A JP H11102112 A JPH11102112 A JP H11102112A JP 9261335 A JP9261335 A JP 9261335A JP 26133597 A JP26133597 A JP 26133597A JP H11102112 A JPH11102112 A JP H11102112A
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Abstract
単体での特性を全色ともに均一にすることが困難であ
る。本発明では、現像ロール表面の粗さを色ごとに変え
ることにより現像ロール上のトナー付着量を均一に保
つ。 【解決手段】現像ロールの表面に、硝子ビーズ粒子を適
度な圧力で噴射して表面に粗さを付ける。
Description
リンタやファクシミリおよび複写機などの画像形成装置
に適用される現像装置に関する。
として用いられる電子写真プロセスでは、感光体などの
静電潜像担持体上に静電潜像を形成し、それを帯電した
微小粉体を付着・可視化することで、記録画像を形成す
る。静電潜像担持体を現像する現像機は、現像剤を保持
し回転する現像剤担持体である現像ロールを有してお
り、この現像ロールを、静電潜像担持体に近接または接
触させるとともに、適切な電圧を印加することで、静電
潜像にトナーを付着させることができる。現像機では、
現像機内のトナーを現像ロールに供給する供給手段が設
けられており、現像ロール全体に均一にトナーを供給す
ることで、現像ロールにトナー層を形成する。
現像方式と1成分現像方式に分類される。2成分現像方
式は、感光体に付着して静電潜像を可視化する微小着色
樹脂粉体からなるトナーとトナーの数倍から十数倍程度
の大きさを有する磁性体からなるキャリアを現像剤とし
て用いる方式である。この方式では、トナーとキャリア
を混合撹拌することでトナーを摩擦帯電させる。また、
現像ロールが磁性体ロールとなっており、磁力でトナー
が付着したキャリアを吸着することで、現像ロール上に
磁気ブラシを形成し、トナーを静電潜像担持体である感
光体表面に搬送し、現像を行う。
ない方式であり現像ロールに搬送されたトナーは現像ロ
ールに接触する規制ブレードによって、規制され、現像
ロール上にトナー薄層が形成される。この時、トナー層
の厚さは、現像ロール表面の細かい凹凸(表面粗さ)、
および規制ブレードの現像ロールへの押し当て加重によ
り適正となる。この方式におけるトナーの帯電は、規制
ブレード通過時におけるトナーとブレードや現像ロール
との摩擦によって与えられる。
ーの内、現像後のトナーや規制ブレードなどで規制され
たトナーなどは、現像ロール付近から回収され、再び現
像ロールに供給されるように循環する。
構成においても、現像ロール側全体に均一にトナー層を
形成するためには、供給ロール、および規制ブレードの
条件が重要であるが、特に1成分現像方式では、現像ロ
ールの表面粗さがトナー層の形成に直接影響する。
部材には、様々な材質が用いられている。
た加工しやすいことから小型の画像形成装置の現像装置
用として向いている。現像ロールにアルミ材を用いる場
合、トナーを現像ロール表面に付きやすくするため、表
面をブラスト処理することによって、適度な粗さとする
ことが知られている。しかし、トナーの持つ帯電特性,
流動性などにより、現像ロール表面に付着したトナーの
量は様々であり、カラー画像形成装置などでは、各色の
トナー付着量を均一にすることが必要である。また、一
度の現像で消費される適正な付着量を設定することでラ
ンニングコストを抑えることが重要となる。
付着量を設定し、現像ロールの表面粗さを規定した現像
装置を提供することである。またトナーの消費量を押さ
えてランニングコストが掛からない画像形成装置を提供
することにある。
め、現像ロール上の付着量が各色均一になるように、現
像ロールの表面をブラスト処理して、その粗さに対する
各色トナーの付着量を測定し、目標とする付着量が得ら
れる現像ロールの表面粗さを決定する。
る。
像機の1実施例を示す図である。まず、図1に示される
現像機の動作について説明する。トナー格納室6には、
現像に用いられるトナー9が格納されている。装置を薄
型とするために、本実施例の現像装置は、格納室内に3
つの搬送羽根3,7,8を配置しており、それらの回転
で順次現像ロール側にトナーを搬送するように構成され
ている。トナー格納室の前側に、必要以上のトナーが偏
らないように、トナー格納室内の後方の羽根7,8は最
前部の羽根3に比較して搬送力が小さくなるようにする
ことが好ましい。本実施例では、トナー格納室の最前部
羽根3に対して、後方ほど回転速度が遅くなるようにし
ている。また、最前部の羽根に比較して、羽根面積の小
さい送り羽根としている。
羽根の回転によって現像ロール側に搬送される。現像ロ
ール側面上方には、ガイド板16で分離されたトナー供
給室12がある。トナー格納室最前部まで搬送されたト
ナー9は、トナー格納室最前部に配置された搬送羽根3
で、供給室に搬送される。供給室内には、導電性弾性発
泡ロールからなる供給ロール2が配置されており、供給
室内に供給されたトナーを現像ロール1側に供給し押し
続ける。より安定に、現像ロール1に供給するために
は、数百ミクロンから数ミリ程度現像ロール1と接触し
た状態で、供給ロール2を配置することが好ましい。供
給室に供給されたトナーは、供給ロール2の回転によっ
て、現像ロール1側に押しつけられ、供給室現像ロール
側下方に配置されたシート状部材14によって、現像ロ
ールに押しつけながらトナー回収室13側に漏れ出す。
シート状部材14の一方は、供給室を分離しているガイ
ド板16に固定されている。トナー9は現像ロール1や
シート部材14および供給ロール2などとの摩擦によっ
て若干帯電するために、導電性部材からなる現像ロール
1表面に付着し、現像ロール1表面にトナー層を形成す
る。
ナー層は、トナー回収室13内に設けられた規制ブレー
ド5で現像に適正なトナー層厚とトナー帯電量に規制さ
れる。現像時に必要な最終的なトナー薄層の帯電量や付
着量は、現像条件や装置条件および使用するトナー条件
によって異なるが、一般に0.1〜1.5mg/cm2 、帯電
量が5〜40μC/gの範囲の値である。トナー供給室
12とトナー回収室13を分離しているシート状部材1
4によって、規制ブレード通過前の現像ロール表面に付
着させるトナーの付着量は、この最終的な目標付着量よ
りも十分多くなるようにしなければならない。また、帯
電量は、最終的な目標帯電量よりも小さくなるようにし
なくてはならない。比較的低い帯電量で多くのトナーを
現像ロール1上に付着させるために、トナー供給室12
とトナー回収室13を分離しているシート状部材14
は、現像ロール下流側に配置した規制ブレード5に比べ
低い圧力で接触させるとともに、シート状部材14の平
面部(腹の部分)を現像ロール1に接触させる構成とし
ている。
いと形成されるトナー層が薄くなり、規制ブレードで適
正なトナー層が形成できなくなる。シート状部材14と
現像ロール1との接触圧力は、供給ロール2の供給能力
や使用するトナー材料の流動性および最終的なトナー量
によって異なるが、一般に約0.1〜50mg/cm 程度が
適正値となる。本実施例の現像機においては、最終的に
現像ロールに形成するトナー帯電量を15〜25μC/
gとし、付着量を0.4〜0.8mg/cm2 としたとき、規
制ブレード圧力が、約30〜80g/cmであるのに対
し、シート状部材の接触圧力を約1〜10g/cmとする
ことで、規制ブレード前に帯電量として1〜5μC/g
とし、付着量として、0.6〜1.5mg/cm2 程度のトナ
ー層を形成することができた。
部)が当たる構成では、形成されるトナー層がムラに成
りやすく、最終的な規制ブレード5で形成されたトナー
層の均一性が不安定に成りやすかった。安定した均一ト
ナー層を形成するためには、シート状部材14の平面部
で現像ロール1と接触させることが好ましい。
9は、トナー供給室下方に設けられたトナー回収室13
側に流れ落ちる。トナー回収室13には、回転撹拌部材
4が配置されており、回収経路内に回収されたトナーを
撹拌し、停滞や塊となるのを防止するとともに、トナー
格納室6側に掻き出し搬送を行う。これによって、トナ
ー回収室13内は常に空隙を維持し、規制ブレード5に
よって規制された残りのトナーが安定にトナー回収室1
3内に流れ込む様になっている。
色のトナーの現像ロール表面の平均粗さに対する現像ロ
ール上に付着したトナーの量を測定した一例である。こ
こで、Yはイエロー,Mはマゼンタ,Cはシアン,Kは
黒トナーを示す。また、網点部は本現像装置を用いてカ
ラー画像を記録する際に必要な付着量の範囲を示す。こ
の図から、現像ロール表面の平均粗さに対して、各色ト
ナーの付着量がほぼ一対一で対応することが分かる。ま
た、YMCK間で付着量の差異が見られ、YとK,Mと
Cトナーが同様な傾向を示すことが分かった。これらの
ことから、同じ表面粗さを持つ現像ロールを用いても、
付着量は色により同一にはならず、表面粗さを色ごとに
設定する必要がある。本結果から、現像ロール上の目標
トナー付着量を0.42mg/cm2とした場合、各色の現像
装置に用いる現像ロールの表面粗さはYは0.26,M
は0.33,Cは0.33,Kは0.26となる。
で、現像ロールの大部分(領域A)はブラスト処理され
て粗された部分である。現像では領域A全体を均一にト
ナー層を形成する。現像ロールの両端部(領域B)は上
記した静電潜像担持体上に静電潜像が形成されていない
領域であること、また、トナーが現像装置の容壁へ進行
することがないように、ブラスト処理は行われない。
命試験を実施したときの現像ロール上の付着量の推移を
示す一例である。ここでは、表面粗さが異なる2種類の
現像ロールを用いた。どちらの現像ロールでもほぼ同様
な傾向を示す。初期付着量が高めであるのは、現像ロー
ルとトナーがよく馴染んでいないために、トナー層が若
干不安定であるためである。全体を通じて付着量の推移
は、目標の付着量の範囲内で安定であることが確認でき
た。また、消費量も低く抑えられており、現像装置内の
トナーを使いきることなく、寿命を達成することも分か
った。
真装置の一実施例を図5に示す。先に示した本発明の非
磁性1成分現像装置は、規制ブレードが現像ロール下面
に配置されているために、感光体が下方から上方に移動
する面を現像できる。このため、電子写真装置全体の配
置構成の制約も少なく、小型の構成を実現できた。
ラム33を用いている。装置の印写プロセスを説明す
る。帯電器29により感光体10を一様に帯電した後、
レーザ露光装置30で画像信号に従って露光を行い、感
光体10上に静電潜像を形成する。感光体10上に形成
された静電潜像は、イエロートナーを内包した本発明の
現像機11Yで現像する。現像後の画像は中間転写ドラ
ム33に静電的に転写される。転写後の感光体は、イレ
ーズランプ34で照射し、静電潜像を消去した後、ブレ
ードクリーナ28で、残留トナーがクリーニングされ
る。クリーニング後の感光体は、再び帯電,露光されて
感光体10上に再び静電潜像が形成される。その後マゼ
ンタトナーを内包した本発明の現像機11Mで現像さ
れ、感光体上にマゼンタ画像を形成する。現像する現像
機は、感光体から離接することで切り替えられる。感光
体上のマゼンタ画像は、イエロー画像に重ねて中間転写
ドラム33に転写される。続いて同様のプロセスでシア
ンおよび黒画像を形成し、中間転写ドラム33上に順次
重ね合わされる。4色の画像が重ね終わった中間転写ド
ラム33は、用紙カセット31から搬送された用紙上
に、一括静電転写27され、用紙上に4色画像を形成す
る。用紙上に画像を転写した中間転写ドラム33は、ク
リーナ25で残留トナーがクリーニングされる。画像転
写が行われた用紙は、中間転写ドラム33から除電器3
2によって除電剥離され、定着機26へ進み、加熱によ
り定着され、最終画像となる。
ト10を用いその一面に現像機を積層配置することで、
簡単な構成で高密度実装を実現している。また、中間転
写体33を用いることで、用紙の搬送経路は急激な屈曲
などもなく、厚紙などへの記録も可能であり、モノクロ
の電子写真装置と同様の幅広い紙種に対応できる。さら
に、中間転写体の回転動作を安定化するために、ドラム
型の中間転写体を採用することで、感光体ベルト上に形
成された各色の画像を精度よく重ね合わせることが可能
となり、高画質なフルカラー記録を実現できる。また、
フェースダウン排紙や多種用紙対応などの使い勝手も考
慮した。本発明の現像装置を適用することで、この様な
より最適な構成を有する装置の実現も可能となる。
置では、トナーの特性に応じて現像ロール表面の粗さを
調整することで、現像ロール上のトナー付着量を各色均
一にすることができる。さらに、付着量を適正な値に設
定できるため、消費量を抑えて低ランニングコスト化を
図ることが可能となる。
現像機の構成図。
さと現像ロール上に形成されたトナーの付着量との関係
を示す一例。
の一例。
図。
送羽根、4…回転撹拌羽根、5…規制ブレード、6…ト
ナー格納室、7…格納室内第2搬送羽根、8…格納室内
第3搬送羽根、9…トナー、10…感光体、11Y…現
像装置(イエロー)、11M…現像装置(マゼンタ)、
11C…現像装置(シアン)、11K…現像装置
(黒)、12…トナー供給室、13…トナー回収室、1
4…シート状部材、15…バイパストナーの流れ、16
…ガイド板、25…中間転写ドラムクリーナ、26…定
着機、27…転写装置、28…感光体クリーナ、29…
帯電器、30…露光装置、31…給紙カセット、32…
除電剥離装置、33…中間転写ドラム、34…イレーズ
ランプ。
Claims (3)
- 【請求項1】静電潜像を担持する像担持体と、前記像担
持体周辺に配置され、前記像担持体に形成された静電潜
像にトナーを付着させ可視化する複数の現像装置と、前
記像担持体上に付着したトナーを一時的に担持する中間
転写体を有する画像形成装置において、 前記現像装置を構成する現像ロールであって、前記トナ
ーを担持する現像ロールの表面粗さが複数の現像装置に
おいてそれぞれ異なり、表面粗さが異なる現像装置を少
なくとも2種類以上備えたことを特徴とする画像形成装
置。 - 【請求項2】請求項1記載の前記現像ロールにおいて、
表面粗さは現像領域と非現像領域とで異なり、かつ、現
像領域の表面粗さが非現像領域に比べて大きいことを特
徴とする請求項1記載の前記現像装置。 - 【請求項3】請求項1記載の前記現像ロールの表面粗さ
はそれぞれRa0.1から0.4であることを特徴とする
前記現像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26133597A JP4302787B2 (ja) | 1997-09-26 | 1997-09-26 | カラー画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26133597A JP4302787B2 (ja) | 1997-09-26 | 1997-09-26 | カラー画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11102112A true JPH11102112A (ja) | 1999-04-13 |
JP4302787B2 JP4302787B2 (ja) | 2009-07-29 |
Family
ID=17360400
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26133597A Expired - Lifetime JP4302787B2 (ja) | 1997-09-26 | 1997-09-26 | カラー画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4302787B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6389246B1 (en) | 2000-07-06 | 2002-05-14 | Fujitsu Limited | Color image forming apparatus |
JP2004029603A (ja) * | 2002-06-28 | 2004-01-29 | Hitachi Home & Life Solutions Inc | 重合法トナーを用いたフルカラー画像形成装置 |
-
1997
- 1997-09-26 JP JP26133597A patent/JP4302787B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6389246B1 (en) | 2000-07-06 | 2002-05-14 | Fujitsu Limited | Color image forming apparatus |
JP2004029603A (ja) * | 2002-06-28 | 2004-01-29 | Hitachi Home & Life Solutions Inc | 重合法トナーを用いたフルカラー画像形成装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4302787B2 (ja) | 2009-07-29 |
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