JP2001337528A - 現像装置に使用される現像ローラ及びブレード、当該現像ローラ及びブレードを有する現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

現像装置に使用される現像ローラ及びブレード、当該現像ローラ及びブレードを有する現像装置及び画像形成装置

Info

Publication number
JP2001337528A
JP2001337528A JP2000158256A JP2000158256A JP2001337528A JP 2001337528 A JP2001337528 A JP 2001337528A JP 2000158256 A JP2000158256 A JP 2000158256A JP 2000158256 A JP2000158256 A JP 2000158256A JP 2001337528 A JP2001337528 A JP 2001337528A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developing roller
toner
developing
blade
roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000158256A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Nio
淳 丹尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2000158256A priority Critical patent/JP2001337528A/ja
Priority to US09/738,745 priority patent/US6389258B2/en
Publication of JP2001337528A publication Critical patent/JP2001337528A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/06Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
    • G03G15/08Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer
    • G03G15/0806Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer on a donor element, e.g. belt, roller
    • G03G15/0818Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer on a donor element, e.g. belt, roller characterised by the structure of the donor member, e.g. surface properties
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/08Details of powder developing device not concerning the development directly
    • G03G2215/0855Materials and manufacturing of the developing device
    • G03G2215/0858Donor member
    • G03G2215/0861Particular composition or materials

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、安価な手段により、高品質画像
を形成することが可能な現像装置及び現像装置に使用さ
れる現像ローラ及びブレード、当該現像ローラ及びブレ
ードを有する現像装置及び画像形成装置を提供すること
を例示的目的とする。 【解決手段】 本発明の現像ローラは、軸心と、前記軸
心の周囲を被覆すると共に抵抗体から構成される基材
と、前記基材の周りに設けられたコート層とを有する現
像ローラであって、前記コート層は、二層以上で構成さ
れ、最外層のコート層よりも少なくとも内側のコート層
の方が現像剤への帯電性が高い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般には、画像形
成装置に係り、特に、電子写真式の画像形成装置に使用
される現像装置に関する。本発明は、例えば、非磁性一
成分現像剤を使用した現像装置(現像ローラ、ブレード
及びリセットローラを有する)、及び、これを有する電
子写真式の画像形成装置に好適である。もっとも、本発
明は非磁性一成分現像剤への適用に限定されるものでは
ない。
【0002】ここで、「非磁性一成分現像剤」とは、非
磁性でキャリアを含まない一成分の現像剤をいう。ま
た、「電子写真式の画像形成装置」とは米国特許第2,
297,691に記載されたカールソンプロセスを利用
した画像形成装置であり、典型的にはレーザプリンタ
で、記録媒体である現像剤を被記録体(印刷用紙やOH
Pフィルムなど)に付着することによって記録するノン
インパクトプリンタをいう。
【0003】
【従来の技術】近年、オフィスオートメーションの進展
により、コンピュータの出力端末、ファクシミリ、コピ
ー機等にレーザプリンタ等の電子写真式の画像形成装置
が多く使用されている。特に、電子写真式の画像形成装
置の一つである電子写真式プリンタは、操作性が良く、
幅広い媒体が利用でき、経済的であるなどの特徴を有
し、印字の品質も良いため、今後更なる高品位、且つ高
速の印字が期待されている。電子写真式の画像形成装置
は、一般に、光導電性絶縁体(感光体ドラム)を使用し
て帯電、露光、現像、転写、定着、その他の後処理など
の工程を有している。
【0004】帯電工程では、感光体ドラムを一様に(例
えば、−780Vに)帯電させる。露光工程では感光体
ドラムにレーザビームなどを照射して照射部分の電位を
例えば、−60V程度に変化させて静電潜像を形成す
る。現像工程では、例えば、反転現像法を利用して、感
光体ドラムに現像剤を電気的に付着させて静電潜像を可
視化する。反転現像法とは、露光によって電荷の抜けた
場所に、現像バイアスにより電場を形成し、この電場に
より感光体ドラムの一様帯電と同極性の現像剤を付着さ
せる現像方法である。転写工程では、被記録体に静電潜
像に対応するトナー像を形成する。定着工程では、加
熱、加圧等によりトナー像を溶融して被記録体に定着さ
せて印刷物を得る。後処理では、転写後の感光体ドラム
の除電とクリーニング、残留トナーの回収と再利用及び
/又は廃棄などが行われる。
【0005】上述した現像工程に使用される現像剤は、
トナーを使用する一成分系現像剤と、トナーとキャリア
を使用する二成分系現像剤とに大別することができる。
トナーには、例えば、合成高分子物質からなるバインダ
ー樹脂中に染料、カーボンブラックなどの着色剤などを
分散させたものを3乃至15μm程度に微粉砕した粒子
が使用される。また、キャリアには、例えば、直径10
0μm程度の鉄粉やフェライトビーズが使用される。一
成分系現像剤は、(1)キャリアの劣化やトナー濃度の
制御、混合、攪拌機構が不要なため現像装置の構成の簡
素化と小型化に適する、(2)不要になったトナーにキ
ャリアなどの廃棄物がないなどの特長を有している。
【0006】一成分系現像剤はトナーの中に磁性粉を含
有させた磁性一成分現像剤とこれを含有しない非磁性一
成分現像剤に更に分類することができる。しかし、磁性
一成分現像剤は、(1)電気抵抗が小さい磁性粉を多量
に含有しているので帯電量を高くできず転写性能が悪
い、(2)黒色磁性粉のために透明性が低くカラー化す
ることが困難である、(3)磁性粉のために定着性が悪
くなり、高温、高圧を要してランニングコストの増加を
招くなどの問題があるため、これらの問題を有しない非
磁性一成分現像剤は今後ますます需要が高まるものとし
て期待されている。
【0007】非磁性一成分現像剤は、比較的体積固有抵
抗の高い(例えば、300GΩcmなど)トナーを一般
に使用する。また、トナーは基本的に電荷を有していな
いので現像装置内で摩擦帯電又は電荷注入によってトナ
ーに電荷を与える必要がある。
【0008】非磁性一成分現像剤を使用する現像方法
は、現像剤を担持した現像ローラを感光体ドラムと接触
させることによって現像剤を感光体ドラムに付着させる
接触型の現像方法と、両者に一定のギャップ(例えば、
約350μm)を設けて離間して、現像剤を現像ローラ
から飛翔させて感光体ドラムに付着させる非接触型の現
像方法とに分類することができる。
【0009】また、非磁性一成分現像剤を使用する現像
工程では、現像ローラから感光体ドラムへ搬送されるト
ナーの量を制御して十分な画像濃度を得ることが重要で
ある。このために、現像ローラに所定のトナー層を、そ
の厚さを制御しながら形成することが重要となる。典型
的なトナーの層厚制御方法として現像ローラにブレード
(規制ブレード)を当接して層圧を均一化する方法が従
来提案されている。
【0010】非磁性一成分現像剤を使用する接触型の現
像装置は、トナータンク、攪拌パドル、現像ローラ、リ
セットローラ及びブレードを有する。トナータンクは印
字に必要なトナーを蓄積し、リセットローラにトナーを
供給できる構造を有している。攪拌パドルはトナータン
ク内に設けられおり、トナーを攪拌することでトナーの
凝集や凝固を防止する。現像ローラは、帯電したトナー
を薄層として表面に吸着して感光体ドラムと接触する現
像領域に搬送する。現像ローラには、現像バイアスを印
加するバイアス電源が接続される。リセットローラは、
供給ローラや塗布ローラとも呼ばれ、現像ローラに当接
してトナーを現像ローラへ供給する。更に、リセットロ
ーラにはリセットバイアスが印加されている。また、リ
セットローラは、現像に使用されなかった現像ローラ上
のトナーを剥ぎ取り、再利用のためにトナータンクに回
収する。
【0011】ブレードは、現像ローラに当接してトナー
層を均一な厚さに制御する機能を有する。ブレードは、
ブレードバイアスが印加され、トナーへの電荷注入を可
能にしている。現像ローラ上のトナー層は、薄すぎると
画像濃度の低下と濃度のばらつきをもたらし、厚すぎる
と逆帯電性及び低帯電性トナーの割合が多くなり非画像
部へのカブリ(画像がないために本来白く抜けるべき箇
所がトナーにより着色される現象)が発生するという問
題が生じる。このため、ブレードは適度な厚さを有する
トナー層を形成することが要求される。
【0012】現像動作においては、トナーは、リセット
ローラ、ブレード及び現像ローラによって摺動摩擦され
て(例えば、マイナスに)帯電する。マイナスに帯電し
たトナーはリセットローラにより現像ローラの表面に供
給され、静電的吸着力によって付着する。その後、ブレ
ードによって現像ローラ上のトナー層は10μm程度の
均一な厚さの薄層となる。トナーは、現像領域まで搬送
され、現像領域に印加された所定の電圧によって、感光
体ドラム上の静電潜像に対して電気的付着力で付着す
る。この結果、潜像は可視化されて現像される。その
後、現像に使用されなかった現像ローラ上の残留トナー
は、リセットローラによって現像ローラから剥ぎ取ら
れ、トナータンクに回収される。現像工程ではこの一連
の動作を繰り返し行っている。
【0013】上述した現像工程では、トナーは様々なス
トレスを受け、トナーの劣化が発生する。トナーの劣化
とは、主に、電荷及び流動性を付与するための外添剤が
離脱又は埋め込まれて生じる表面状態の劣化、加えて、
トナーが粉砕され微紛トナーが増加することである。現
像動作において、トナーはリセットローラ、ブレード
及び現像ローラの摺動摩擦によるストレス、感光体ド
ラムと現像ローラとの接触によるストレス、トナータ
ンク内での攪拌パドルによる攪拌ストレスなどのストレ
スを受ける。特に、現像に使用されなかった現像ローラ
上の残留トナーには、劣化したトナーの割合が高く、こ
のトナーを繰り返し印刷に使用すると更なるストレスを
受けトナーの劣化は進行する。トナーの劣化は、例え
ば、帯電性の低下、流動性の低下及び微粉トナーの比率
の増加等を測定することによって明らかとなる。
【0014】トナーの劣化が進行するとトナーの帯電性
は低下する。その結果、現像に使用されるトナーには、
低帯電性トナー及び逆帯電性トナーの割合が多くなり非
画像部へのカブリが発生しやすくなる。そこで、従来
は、カブリの発生を抑制又は低減するために、帯電性が
低下したトナーに外部から電荷を注入することでトナー
の帯電性が低下することを防止する方法が提案されてい
た。また、現像ローラの電気抵抗を十分に高く設定する
ことにより、接触するトナーへの逆電荷注入を防止し
て、低帯電性トナー及び逆帯電性トナーが発生すること
を防止する方法も提案されていた。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の非磁性
一成分現像剤を利用した接触現像におけるカブリ問題に
対する抑制方法は、現像効率の低下や印刷初期における
残像の発生等の問題が発生する弊害を有していた。特
に、現像ローラの抵抗を1010Ω以上にすると、現像ロ
ーラの表面に電荷が蓄積し、現像電圧が変化してしまい
カブリの発生や現像効率の低下の原因となっていた。こ
こで、残像とは、前回の印刷画像の影響を受け、部分的
に画像濃度が異なる現象である。
【0016】現像効率の低下は、トナーの帯電量が増加
し、感光体ドラム−トナー層−現像ローラとの関係をコ
ンデンサとして考えた時の印加電圧から見積もられる総
電荷量(Q=CV)に対して、トナー層の総電荷量の方
が高くなるために発生する。この場合には、現像ローラ
上のトナーが十分に現像に使用されず、画像濃度の低下
を引き起こしていた。
【0017】上述した現像動作において、現像ローラ上
のトナーは、画像部に対応する部分が感光体ドラムに吸
着され、非画像部に対応するトナーは現像ローラ上に残
留する。残留トナーは、現像装置の構造上リセットロー
ラによって現像ローラから掻き落とされるようになって
いるが、現実にはかなりの量のトナーが残って再びブレ
ードへ搬送され、接触するため、更なる電荷注入が行わ
れる。従って、トナー帯電量は上昇し、鏡像力によって
更に強固に現像ローラ上に付着する。また、微粉トナー
は機械的付着力が高く、リセットローラによって掻き落
としにくいことから、非画像部に対応する現像ローラ上
には、粒径が小さく、帯電性の高いトナーが選択的に付
着することになる。これにより、画像部と非画像部とで
は、付着したトナー層の粒径や帯電量に偏りが生じてし
まう。その結果、前回の印刷時の画像部に相当していた
部分は次回の画像部では高濃度、前回の印刷時に非画像
部に相当していた部分は次回の画像部では低濃度の画像
が形成される。このような現象をポジ残像と呼ぶ。特
に、残像は、トナーの帯電量が増加することで発生する
ため、低湿環境の場合や印刷初期のようにトナーの帯電
性が十分に高い場合に顕著に発生する。
【0018】残像の発生を抑制するために現像ローラ上
の残留(未現像)トナーを除電する除電手段を付加する
ことが考えられる。しかし、この方法では、現像装置に
付加手段を追加させる必要があるため、装置の複雑化と
コストアップの問題を招く。
【0019】更に、現像ローラの抵抗を105Ω以下と
することで、初期のポジ残像の発生は抑制することが可
能であるが、高湿環境及びトナーの劣化が生じている場
合には、現像ローラからトナーへの電荷注入が起こって
カブリが発生しやすくなる。
【0020】また、ポジ残像及びカブリを共に抑制する
方法として、繰り返しの印刷によるトナーの劣化に合わ
せて、現像ローラとリセットローラへの印加電圧を調節
することが考えられる。つまり、現像ローラとリセット
ローラに印加されている電圧差をトナー帯電極性に対し
て回収に良好な極性にし、現像ローラ上のトナーをより
回収しやすくする方法である。この方法では、リセット
ローラによるトナーの回収能力が向上するため、現像ロ
ーラに残留するトナーによって引き起こされるポジ残像
の発生は低減する。しかし、この方法では、リセットロ
ーラによる現像ローラへのトナーの供給が低下すると共
に、リセットローラはより高い帯電量を有するトナーを
回収することから、ネガ残像が発生しすいという問題を
まねく。また、このような印加電圧の調整や制御を行う
ためには、複雑な電源やシーケンスが必要となり、コス
トアップに繋がっていた。
【0021】
【課題を解決するための手段】そこで、このような従来
の課題の一つ又は複数を解決する新規かつ有用な現像装
置に使用される現像ローラ及びブレード、当該現像ロー
ラ及びブレードを有する現像装置及び画像形成装置を提
供することを本発明の概括的目的とする。
【0022】より特定的には、本発明は、安価な手段に
より、高品質画像を形成することができる現像装置に使
用される現像ローラ及びブレード、当該現像ローラ及び
ブレードを有する現像装置及び画像形成装置を提供する
ことを例示的目的とする。
【0023】上記目的を達成するために、本発明の例示
的一態様としての現像ローラは、軸心と、前記軸心の周
囲を被覆すると共に抵抗体から構成される基材と、前記
基材の周りに設けられたコート層とを有する現像ローラ
であって、前記コート層は、二層以上で構成され、最外
層のコート層よりも少なくとも内側のコート層の方が現
像剤への帯電性が高い。かかる現像ローラによれば、繰
り返し印刷によって最外層のコート層が削れると共にト
ナーの劣化が発生しても、当該最外層よりも帯電性の高
い内側のコート層が露出することから、トナーの帯電性
の低下を防止することができる。
【0024】本発明の例示的一態様としてのブレード
は、金属製の板状の形状を有する基材と、前記基材を構
成する一面であって現像ローラに当接する面に設けられ
たコート層を有するブレードであって、前記コート層
は、二層以上で構成され、最外層のコート層よりも少な
くとも内側のコート層の方が現像剤への帯電性が高い。
かかるブレードによれば、上記現像ローラと同様な積層
構造を有するため、繰り返し印刷によるトナーの帯電性
の低下を防止することができる。
【0025】本発明の例示的一態様としての現像装置
は、現像ローラと、前記現像ローラに当接されて現像ロ
ーラ上のトナーを所定の層厚で形成するブレードとを有
する現像装置であって、前記現像ローラは、軸心と、前
記軸心の周囲を被覆すると共に抵抗体から構成される基
材と、前記基材の周りに設けられたコート層とを有し、
前記コート層は、二層以上で構成され、最外層のコート
層よりも少なくとも内側のコート層の方が現像剤への帯
電性が高い。かかる現像装置によれば、上記現像ローラ
を有するため、繰り返し印刷によるトナーの帯電性の低
下を防止することができる。従って、繰り返し印刷によ
るカブリを防止できる。また、印刷初期においては、ト
ナーへの帯電能力が低いために、必要以上のトナーの帯
電量の上昇を抑制でき、残像も防止できる。
【0026】また、本発明の別の例示的一態様としての
現像装置は、現像ローラと、前記現像ローラに当接され
て当該現像ローラ上のトナーを所定の層厚で形成するブ
レードとを有する現像装置であって、前記ブレードは、
金属製の板状の形状を有する基材と、前記基材を構成す
る一面であって現像ローラに当接する面に設けられたコ
ート層を有するブレードであって、前記コート層は、二
層以上で構成され、最外層のコート層よりも少なくとも
内側のコート層の方が現像剤への帯電性が高い。かかる
現像装置によれば、上記ブレードを有するため、繰り返
し印刷によるトナーの帯電性の低下を防止することがで
きる。従って、繰り返し印刷によるカブリを防止でき
る。また、印刷初期においては、トナーへの帯電能力が
低いために、必要以上のトナーの帯電量の上昇を抑制で
き、残像も防止できる。
【0027】本発明の別の例示的一態様としての画像形
成装置は、感光体と、前記感光体を帯電させる帯電器
と、前記帯電器により帯電された前記感光体を露光して
静電潜像を形成する露光部と、前記露光された感光体を
現像して可視化する現像装置及び前記トナー像を被記録
体に転写する転写部とを有する画像形成装置であって、
前記現像装置は、現像ローラと、前記現像ローラに当接
されて当該現像ローラ上のトナーを所定の層厚で形成す
るブレードとを有し、前記現像ローラは、軸心と、前記
軸心の周囲を被覆すると共に抵抗体から構成される基材
と、前記基材の周りに設けられたコート層とを有する現
像ローラであって、前記コート層は、二層以上で構成さ
れ、最外層のコート層よりも少なくとも内側のコート層
の方が現像剤への帯電性が高い。かかる画像装置は、上
記現像装置を有するため、現像装置と同様の作用を奏す
る。
【0028】本発明の他の目的と更なる特徴は、以下、
添付図を参照して説明される実施例において明らかにな
るであろう。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図4を参照して、
本発明の例示的一態様としての現像装置100及び当該
現像装置100を有する画像形成装置200を説明す
る。なお、各図において同一の参照符号は同一部材を示
し、重複説明は省略する。ここで、図1は、現像装置1
00を有する画像形成装置200の要部概略断面図であ
る。図1のよれば、現像装置100は、リセットローラ
110と、現像ローラ120と、(ドクター)ブレード
130と、トナータンク140と、現像バイアス電源1
50とを有する。画像形成装置200は、現像装置10
0と、感光体ドラム210と、前帯電器220と、露光
部230と、転写ローラ240とを有する。
【0030】リセットローラ110は、供給ローラ又は
塗布ローラとも呼ばれ、現像ローラ120に接触してト
ナーTをトナータンク140から現像ローラ120に供
給する。リセットローラ110はトナーTを現像ローラ
120との間で摩擦することによってトナーTを帯電さ
せるべく、導電性を有するスポンジ等によって構成され
ている。本実施例の図1では、リセットローラ110は
左回り(時計と反対方向)に回転し、現像ローラ120
の対して接触している。かかる接触と回転によってトナ
ーTは帯電し、現像ローラ120に供給される。また、
リセットローラ110は、現像に使用されずに現像ロー
ラ120上に残留したトナーTを回収する機能も有す
る。トナーTの回収時は、両ローラ10及び20が接触
していることを利用し、現像ローラ120上のトナーT
を剥ぎ取ってトナータンク140の内部に戻す。
【0031】現像ローラ120は、表面にトナーTを吸
着し、そのトナーTを回転によって接触している後述す
る感光体ドラム210の表面に搬送する。現像ローラ1
20は、例えば、感光体ドラム210の周速の1.5倍
の周速で感光体ドラム210と同方向に回転する。図2
及び図3を参照するに、現像ローラ120は、軸心12
2と、基材124と、第1のコート層126と、第2の
コート層128とを有する。ここで、図2は現像ローラ
120の概観を示す概略斜視図であり、図3は図2の現
像ローラ120の構造を説明するための概略断面図であ
る。
【0032】軸心122は、現像ローラ120の回転の
中心となる部材であって、その周囲には基材124、第
1のコート層126及び第2のコート層128を順に積
層している。軸心122は、例えば、ステンレス部材に
よって構成される。基材124は、軸心122の周囲を
被覆する。基材124は、例えば、ソリッドゴム(NB
Rゴム)やウレタンゴム等の弾性体によって構成されて
いる。実験では、基材122は軸心122との間の抵抗
値が105Ω程度に調節されたJIS−A硬度約50度
のポリウレタンゴムを使用した。
【0033】第1のコート層126及び第2のコート層
128は、現像ローラ120の表面コーティング材とし
て使用され、図2のように、第1のコート層126の表
面を第2のコート層が被覆している。即ち、第2のコー
ト層128が現像ローラ120の最外周層を形成してお
り、感光体ドラム210と接触している。コート層12
6及び128の層厚は、印字動作によるコート層の削れ
量から実験的に算出し、それぞれ、第1のコート層12
6が5乃至20μm、第2のコート層128が1乃至5
μmとした。また、コート層126及び128の材質
は、例えば、変成シリコンやウレタン樹脂であって、第
1のコート層126の帯電性は第2のコート層128よ
りも高い。更に、コート層126及び128は、自らが
現像動作時に電荷蓄積を起さないように、カーボンを0
乃至5%混入分散させ、108Ω程度に調節される。
【0034】本発明の現像ローラ120は、2層のコー
ト層126及び128を有し、かかるコート層126及
び128はそれぞれのトナーへの帯電能力が異なる。こ
れにより、繰り返し使用され帯電量が低下したトナーT
であっても、第2のコート層128が感光体ドラム21
0との接触により磨耗して削れ、よりトナーTへの帯電
能力の高い第1のコート層126が表れ、より高い帯電
を付加することが可能なため、トナーTの帯電量の低下
を補うことができる。つまり、帯電量の低下してしまっ
たトナーTに、より高い電位を付加することで使用状況
に関わらず、トナーTの帯電量を安定化することができ
る。この結果、トナーTの劣化により発生するカブリを
防止することができ、高性能の画像を形成することがで
きる。なお、第1のコート層126及び第2のコート層
128の材質及び諸物性については、以下に述べる実施
例によって詳細を説明する。
【0035】本実施例は、リセットローラ110を現像
ローラ120に接触深さ0.05mmで当接させ、両ロ
ーラとも左回りに回転させて行った。よって、リセット
ローラ110と現像ローラ120との接触点では逆方向
の回転となっている。回転速度は、リセットローラ11
0と現像ローラ120は共に同速度(90mm/s)に
調整された。
【0036】ブレード130は、リセットローラ110
によって供給されたトナーTを現像ローラ上に所定の厚
さに規制する部材である。更に、ブレード130は、現
像ローラ120と共にトナーTを挟持し、現像ローラ1
20により搬送されるトナーTを摩擦し、トナーTを帯
電させる。しかも、ブレード130に電位をかけること
により、ブレード130を介してトナーTに電荷を注入
することができる。このブレード130は、ウレタンな
どに代表される弾性体や、ステンレスやリン青銅等の板
バネ特性を示す金属など、様々な材料によって形成され
る。本実施例では、図1のように、ブレード130は、
その腹部によって現像ローラ120に所定の線圧で当接
する腹当て方式を採用しており、ブレード130が現像
ローラ120に食い込みつつトナーTの層厚を規制す
る。
【0037】本発明のブレード130は、図4のように
積層構造を有する。図4によれば、ブレード130は、
ブレード基材132と、第1のコート層134と、第2
のコート層136とを有する。ここで、図4は、ブレー
ド130の構造を説明するための概略断面図である。ブ
レード基材132は、板状の形状をしており、トナーT
と接触する面には、第1のコート層134及び第2のコ
ート層136が順に積層している。第1のコート層13
4及び第2のコート層136は、ブレード130の表面
をコーティングしており、現像ローラ120のコート層
126及び128と同様の機能を有する。つまり、第1
のコート層134の帯電性は第2のコート層136より
も高い。従って、本発明のブレード130も、また、繰
り返し使用して帯電量が低下したトナーTであっても、
より高い電位を注入することができ、トナーTの帯電量
を安定化することができる。なお、ブレード130のコ
ート層134及び136も、また、カーボン等が添加さ
れていてもよい。
【0038】トナータンク140は、トナーTを収納し
てリセットローラ110に供給すると共にリセットロー
ラ110が回収したトナーTを受け入れる。トナータン
ク140には図示しないパドルやアジテータその他の構
成要素を含んでおり、トナーカートリッジなどの外部の
トナー収納容器に接続可能である。また、本実施例で
は、電圧を印加する手段として現像バイアス電源150
を使用したが、交流、又は交流と直流を重畳した電圧発
生手段を用いることもできる。
【0039】以下、図1を再び参照し、本発明の例示的
一態様としての画像形成装置200を説明する。画像形
成装置200は、図1に示すように、上述した現像装置
100と、感光体ドラム210と、前帯電器220と、
露光部230と、転写ローラ240と、クリーナ250
とを有する。
【0040】感光体ドラム210は、回転可能なドラム
状の導体支持体上に感光性の誘電体層を有する構造を持
ち、帯電器220によって均一に帯電されている。例え
ば、感光体ドラム210はアルミドラム上に機能分離型
有機感光体を塗布したOPCであり、矢印方向に周速度
72mm/sで回転する。
【0041】帯電器220は、例えば、ブラシローラ帯
電器であり、感光体ドラム210表面を一様に(例え
ば、約−780Vに)帯電する。帯電気220には印加
電圧DC及びACが重畳されて付与される。露光部23
0は、例えば、光源として半導体レーザを有し、画像に
即したレーザビームによって感光体ドラム210を露光
する。露光によって、感光体ドラム210表面の帯電電
位は中和(例えば、約−60V)され、記録すべき画像
の画像データに応じた潜像を形成する。
【0042】現像装置100は、上述のような構造を有
し、トナータンク140から供給される微細なトナーT
を感光体ドラム210に供給して、露光部230によっ
て形成され潜像を可視化する。また、転写ローラ240
は、静電的にトナーを吸着するような電界を発生し、転
写電流を利用して感光体ドラム210上に吸着している
トナー像を印刷用紙に転写する。
【0043】クリーナ250は転写後に感光体ドラム2
10上に残っているトナーTを回収し廃棄するか、必要
があれば、回収したトナーをトナータンク140に返却
する。
【0044】図1に示す画像形成装置200の動作にお
いては、感光体ドラム210は帯電器220により一様
に負極(約−780V)に帯電されている。感光体ドラ
ム210に露光部230からレーザビームが照射される
と、感光体ドラム210上の均一な帯電はレーザビーム
による露光で画像に対応する部分が消失し、これにより
潜像が形成される。その後、潜像は現像装置100によ
って現像される。
【0045】より詳細に現像動作を説明すると、現像装
置100では、感光体ドラム210と約50μm食込む
ように接触した現像ローラ120が感光体ドラムと同方
向に回転し、リセットローラ110から供給されるトナ
ーTをブレード130が規制しながら現像ローラ120
上にトナー層TLを形成する。これにより形成されたト
ナー層TLは、8乃至10μmであり、その単位面積当
りのトナー付着量は4乃至7g/m2となる。本実施例
の現像装置100は、上述した現像ローラ120及びブ
レード130の構造により、現像動作の回数に関わら
ず、均一な帯電量を有するトナー層TLを安定して形成
することができる。トナーTはリセットローラ110、
現像ローラ120及びブレード130による摺動摩擦に
よりマイナスに帯電している。
【0046】バイアス電源150によって現像装置10
0のリセットローラ110には−450V、現像ローラ
120には−350Vが印加されている。また、ブレー
ド130には−350Vが印加されている。このため、
現像ローラ120上には、印刷枚数に関わらず、トナー
Tの帯電が安定しているため、安定なトナー層TLが形
成される。その後、現像ローラ120に形成されたトナ
ー層TLは、現像ローラ120に印加されている現像バ
イアス電圧により感光体ドラム210の静電潜像領域に
付着して現像が行われる。現像に寄与しなかったトナー
Tは現像ローラ120の下方において逆方向に回転して
いるリセットローラ110で剥ぎ取られて、リセットロ
ーラ130の下方部を通ってトナータンク140内に戻
される。
【0047】現像装置100によって得られた感光体ド
ラム210上のトナー像は、転写ローラ240によっ
て、搬送路PPに沿って図示しない搬送ローラによって
タイミング良く送られてきた印刷用紙に転写される。残
余している感光体ドラム210上のトナーTはクリーナ
250によって回収される。印字された印刷用紙は図示
しない定着部を通過して定着されて排出される。
【0048】トナーTは非磁性一成分現像剤として通常
使用されるもので、例えば、ポリエステルを母体とし
て、着色剤としてのカーボン微粒子、電荷調整剤として
CCA(電荷制御剤)、定着性を高めるためポリプロピ
レンからなるWax剤を混練し、所定の体積平均粒径に
粉砕した。その後、3μm未満の微紛と20μm以上の
大粒子を除去し、残った粒子の表面には流動性及び帯電
性を付与するために酸化ケイ素及び酸化チタンの微粉末
を外添被覆した。このトナーTは、ガラス転移点が55
乃至67℃、融点が120乃至150℃である熱特性を
有する。ガラス転移点と融点との間の温度差が大きいの
は、外添剤の被覆率、スチレン樹脂の分子量分布及び架
橋度等が広範囲に亘っているためである。なお、トナー
Tは、上述した粉砕法によらず、重合法、スプレードラ
イ法等の造粉法などを所望の方法で得ることができる。
実験では、トナーTは、体積平均粒径を約8μmとし、
帯電極性を負帯電性とした。
【0049】
【実施例】実験1 本発明の画像形成装置200を使用して画像形成実験1
を行った。リセットローラ110は、抵抗値107Ωの
シリコン発泡体を使用し、現像ローラ120への食込み
深さは0.5mmであった。現像ローラ120は、抵抗
値105Ω、硬度約50度のポリウレタンゴムから構成
される基材122に第1及び第2のコート層126及び
128を被覆した積層体を使用し、その直径は16mm
であった。ブレード130は、0.1mmの厚さを有す
る導電体(金属)を使用し、現像ローラ120に対し線
圧約30g/cmで接触させた。また、現像電圧バイア
スとして、リセットローラ110に−450V、現像ロ
ーラ120に−350V、ブレードに−350Vの直流
電圧を加えている。
【0050】感光体ドラム210表面の電位は−780
Vとし、露光された潜像部分の電位は−60V程度であ
った。また、画像形成動作に関わる実験条件は、特に、
断らない限り、上述されたものと同一のものとした。実
験1では、上記条件を一定とし、第1のコート層126
及び第2のコート層128の材質を変化させ、印刷初期
に発生する残像と、繰り返し印刷した後のカブリを測定
した。
【0051】表1に、コート層126及び128に使用
する樹脂を正帯電性の高い順、即ち、帯電系列順に示し
ている。ここで、本実験に使用したトナーTは、負帯電
性であることから、正帯電性の高い部材を用いた方がよ
り負極性に帯電することが可能である。
【0052】
【表1】
【0053】また、表1に示した他に、PMMA、ナイ
ロン66(ポリアミド)、ポリエステル、PET、ポリ
エチレン、ポリカーボネート、エポキシ樹脂等が使用可
能であるが、これらに限定されるものではない。なお、
本実験1においては、コート層を形成する樹脂に帯電制
御剤を添加せず、実験を行った。
【0054】表1記載の樹脂を現像ローラ120のコー
ト層として約20μm塗布し、それぞれのコート層の削
れ量を測定した。測定は、A4用紙を縦搬送で2000
0枚相当印刷したときと同様の条件(感光体ドラム21
0との接触条件及び回転時間)において、現像装置10
0を回転駆動させて行った。現像ローラ120の外径
(半径)の変化は、キーエンス社製のレーザ外径測定器
によって測定した。その結果を表2に示す。
【0055】
【表2】
【0056】表2によれば、シリコンを除き、他の3つ
の樹脂についてはほぼ同様の削れ量を有した。この結果
は、使用する現像ローラ120に最適なコート層126
及び128を選出するための指標となる。
【0057】次に、表1記載の樹脂を唯一のコート層と
して現像ローラ120の最外層を形成した場合の現像ロ
ーラ120上のトナー比電荷を測定した。トナー比電荷
は、現像ローラ120上に形成されたトナー層TLの電
位を非接触型表面電位計(Trek Model 34
4)によって測定し、単位面積当りのトナー付着量から
下記の数式1乃至数式6を利用して換算した。また、1
0000枚印刷した現像装置100に各樹脂からなるコ
ート層128を形成した新品の現像ローラ120へと交
換し、感光体ドラム210上に発生するカブリを採取し
てトナー劣化時のカブリ(O.D.値)を測定した。更
に、各樹脂のコート層128が形成されている現像ロー
ラ120を使用して、印刷初期における残像の発生状況
を測定した。残像は、ベタ印字を行い、現像ローラ12
0の1周目と2周目によるO.D.値の差によって評価
した。これらの結果を表3に示す。
【0058】
【数1】 ここで、Mはトナー付着量、δはトナー比重、pはトナ
ーパッキング密度、並びに、xはトナー層厚である。
【0059】
【数2】 ここで、ρはトナー体積電荷密度、q/mはトナー比電
荷である。
【0060】
【数3】 ここで、Vtはトナー層電位、ε0は真空の誘電率、εr
はトナー比誘電率である。
【0061】
【数4】
【0062】
【数5】
【0063】
【数6】
【0064】ここで、数式4は数式2及び数式3から導
き出されたものであり、数式5は数式4の変形である。
数式6は数式5に数式1を代入したものである。これら
の数式により、トナー比電荷は、トナーの諸物性に加え
て、電位計によって電位が判明すれば、トナー付着量か
ら換算することが可能である。
【0065】コート層128の材質が及ぼすトナー比電
荷、カブリ及び残像への影響について表3を参照して、
説明する。
【0066】
【表3】
【0067】表3によれば、トナー比電荷はシリコンが
最も低く、正帯電性が低くなると、順に、トナー比電荷
は高い数値を有している。また、感光体上のカブリはシ
リコンが最も少なく、繰り返しの印刷によってトナーが
劣化しても高品質の画像形成を可能にしていた。更に、
初期印刷における残像は、シリコンが最も多く、ポリス
チレンとポリビニルブチラールが共に最も少なかった。
【0068】以上の結果から、現像ローラ120のコー
ト層126及び128に最適な樹脂は、本実験1では、
表4に示すように決定された。
【0069】
【表4】
【0070】表4のように、第2のコート層128はポ
リスチレン製とした。ポリスチレンは、初期の印刷の残
像を低減することが可能であるため、現像ローラ120
の最外周を形成するコート層としては好適である。ま
た、第1のコート層126には、シリコンが選択されて
いるが、これは、ポリスチレンよりもトナーへの帯電能
力が高く、且つ、繰り返し印刷した後であってもカブリ
が生じにくい性質を有しているためである。また、第1
及び第2のコート層126及び128の層厚は、それぞ
れの樹脂の削れ量とトナーの劣化状態との関係を実験的
に算出し、求めたものである。
【0071】表4記載の構造を有する現像ローラ120
を使用して、繰り返し印刷の実験を行った。印刷する画
像は、文字パターンとし、用紙に占める印刷面積率は1
%とした。実験は、室温にて行った。結果は表5に示
す。また、比較検討するために、従来の1つのコート層
を有する現像ローラを用いた印刷実験も行った。表6
は、ポリスチレンをコート層として用いた現像ローラの
印刷実験結果を示し、表7は、シリコンをコート層とし
て用いた現像ローラの印刷実験結果を示す。コート層の
厚さは、どちらも10μmとした。
【0072】
【表5】
【0073】
【表6】
【0074】
【表7】
【0075】表5乃至表7によれば、本発明の現像ロー
ラ120では、トナー比電荷は初期から10000枚印
刷まで比較的安定している。特に、従来の現像ローラで
は見られないトナー比電荷の上昇が見られる。これは、
印刷枚数が初期から5000枚へと移行する間に第2の
コート層128が削れ、帯電性の高い第1のコート層1
26が表面に析出してくるためである。また、カブリや
残像も印刷枚数によらずほぼ一定となることから、初期
における残像とトナー劣化によるカブリの両方が抑制さ
れ、良質の印刷が行われていることが判明した。これに
対し、従来の現像ローラによる印刷実験では、表6のよ
うに、残像は少ないものの繰り返し印刷によるカブリが
発生し、表7のようにカブリの発生は抑制できたものの
初期の印刷における残像の発生がみられた。
【0076】実験2 本発明の画像形成装置200を使用して画像形成実験2
を行った。実験2では、コート層126及び128を構
成する樹脂に添加される帯電制御剤の濃度を変えて、実
験1と同様の実験を行った。実験条件は、特に、断らな
い限り、実験1と同一とした。実験2においても、実験
条件を一定とし、印刷初期に発生する残像と、繰り返し
印刷した後のカブリを測定した。
【0077】現像ローラ120のコート層としてポリウ
レタンを約20μm塗布し、コート層の削れ量を測定し
た。ポリウレタンのコート層には、帯電制御剤として正
帯電極性を有する4級アンモニア化合物を添加した。帯
電制御剤の濃度は0乃至5wt%とした。測定は、実験
1と同一である。その結果を表8に示す。
【0078】
【表8】
【0079】表8に示される結果は、コート層の層厚を
決定するための指標となる。なお、帯電制御剤としてト
リフェニルメタン誘導体、アゾ系クロム錯体、オキシカ
ルボン酸系金属錯体、アジン化合物等が使用可能である
が、これらに限定されるものではなく、負極性を有する
帯電制御剤であっても組み合わせによっては使用するこ
とができる。
【0080】次に、表8で使用されたコート層を唯一の
コート層として現像ローラ120の最外層を形成した場
合の現像ローラ120上のトナー比電荷を測定した。ま
た、感光体ドラム210上に発生するカブリと印刷初期
における残像についても測定した。トナー比電荷の算出
方法、実験方法及び評価方法は実験1と同一である。こ
れらの結果を表9に示す。
【0081】
【表9】
【0082】表9によれば、トナー比電荷は帯電制御剤
の濃度の上昇と共に低下することが判明した。また、繰
り返しの印刷によってトナーが劣化してもカブリが少な
いのは濃度が3wt%以上の場合であった。初期の印刷
に発生する残像が最も少ないのは0wt%(無添加)で
あった。
【0083】以上の結果から、現像ローラ120のコー
ト層126及び128に最適な帯電制御剤濃度は、本実
験2では、表10に示すように決定された。
【0084】
【表10】
【0085】表10のように、初期の印刷に発生する残
像が最も少ない濃度が0wt%のコート層を第2のコー
ト層128(最外層)にした。また、第1のコート層1
26には、濃度3wt%が選択されているが、繰り返し
印刷した後であってもカブリが生じにくいためである。
また、第1及び第2のコート層126及び128の層厚
は、それぞれの樹脂の削れ量とトナーの劣化状態との関
係を実験的に算出し、求めたものである。
【0086】表10記載の構造を有する現像ローラ12
0を使用して、繰り返し印刷の実験を行った。印刷する
画像は、文字パターンとし、用紙に占める印刷面積率は
1%とした。実験は、室温にて行った。結果は表11に
示す。
【0087】
【表11】
【0088】表11によれば、本発明の現像ローラ12
0では、トナー比電荷は初期から10000枚印刷まで
比較的安定している。また、カブリや残像も印刷枚数に
よらずほぼ一定となることから、初期における残像とト
ナー劣化によるカブリの両方が抑制され、良質の印刷が
行われていることが判明した。本実験2では、ポリウレ
タン樹脂を、例示的に使用したが、材質はこれに限定さ
れない。
【0089】実験1及び実験2により、トナーへの帯電
能力の異なるコート層126及び128を有する現像ロ
ーラ120は、カブリ及び残像の両方を抑制することが
可能であり、良質の画像が形成されることが明らかとな
った。しかし、同様の効果は現像ローラ120でのみ得
られるわけではなく、ブレード130の構造を図4のよ
うに積層構造にしても得ることができる。具体的には、
ブレード130の第1のコート層134の帯電性を第2
のコート層136よりも大きくし、第2のコート層13
6をトナーTとの接触面とする。これにより、繰り返し
の印刷によりブレード130の第2のコート層136が
削られ、第1のコート層134の析出によりトナーTへ
の帯電能力が変化することによって、現像ローラ120
と同様の効果を付与することができる。また、現像ロー
ラ120及びブレード130を共に図3及び図4に示す
ような積層構造としても同様の効果が得られる。
【0090】以上、実験1及び2の結果によれば、本発
明の現像ローラ、ブレード、現像ローラ及び/又はブレ
ードを有する現像装置及び画像形成装置は、従来の課題
であったトナー帯電量の低下を防止し、印刷の枚数に関
わらずトナーの帯電量を安定化することが可能である。
従って、本発明は、印刷枚数の初期における残像の発生
を低減し、且つトナーTの劣化によるカブリの発生をも
低減できることから、印刷枚数に関わらず良質の画像形
成が可能である。
【0091】以上、本発明の好ましい実施例を説明した
が、本発明はその要旨の範囲で様々な変形及び変更が可
能である。例えば、本発明は接触型非磁性一成分現像方
法に限定されるものではなく、非接触型非磁性一成分現
像方法にも適用可能である。また、本発明は非磁性二成
分現像剤や磁性現像剤への適用をも妨げるものではな
い。
【0092】(付記1) 軸心と、前記軸心の周囲を被
覆すると共に抵抗体から構成される基材と、前記基材の
周りに設けられたコート層とを有する現像ローラであっ
て、前記コート層は、二層以上で構成され、最外層のコ
ート層よりも少なくとも内側のコート層の方が現像剤へ
の帯電性が高い現像ローラ。
【0093】(付記2) 前記最外層のコート層及び前
記内側のコート層は、シリコン、ポリウレタン、ポリス
チレン、ポリビニルブチラール、PMMA、ナイロン6
6(ポリアミド)、ポリエステル、PET、ポリエチレ
ン、ポリカーボネート及びエポキシ樹脂等から構成さ
れ、前記内側のコート層は前記最外層のコート層よりも
高い帯電性を有する付記1記載の現像ローラ。
【0094】(付記3) 前記内側のコート層はシリコ
ン、前記最外層のコート層はポリスチレンによって構成
される付記1記載の現像ローラ。
【0095】(付記4) 前記内側のコート層の層厚は
約10μm、前記最外層のコート層の層厚は1乃至2μ
mである付記3記載の現像ローラ。
【0096】(付記5) 軸心と、前記軸心の周囲を被
覆すると共に抵抗体から構成される基材と、前記基材の
周りに設けられたコート層とを有する現像ローラであっ
て、前記コート層は、第1のコート層と、当該第1のコ
ート層の外側に配置されて、前記第1のコート層よりも
添加された帯電制御剤の濃度の低い第2のコート層とを
有する現像ローラ。
【0097】(付記6) 前記第1のコート層及び前記
第2のコート層に添加された前記帯電制御剤は、トリフ
ェニルメタン誘導体、アゾ系クロム錯体、オキシカルボ
ン酸系金属錯体、アジン化合物等から構成され、前記第
2のコート層は前記第1のコート層よりも添加された前
記帯電制御剤の濃度の低い付記5記載の現像ローラ。
【0098】(付記7) 前記第1のコート層に添加さ
れた帯電制御剤の濃度は3wt%、前記第2のコート層
に添加された帯電制御剤の濃度は0wt%である付記5
記載の現像ローラ。
【0099】(付記8) 前記第1のコート層の層厚は
約10μm、前記第2のコート層の層厚は1乃至2μm
である付記7記載の現像ローラ。
【0100】(付記9) 金属製の板状の形状を有する
基材と、前記基材を構成する一面であって現像ローラに
当接する面に設けられたコート層を有するブレードであ
って、前記コート層は、二層以上で構成され、最外層の
コート層よりも少なくとも内側のコート層の方が現像剤
への帯電性が高いブレード。
【0101】(付記10) 現像ローラと、前記現像ロ
ーラに当接されて現像ローラ上のトナーを所定の層厚で
形成するブレードとを有する現像装置であって、前記現
像ローラは、軸心と、前記軸心の周囲を被覆すると共に
抵抗体から構成される基材と、前記基材の周りに設けら
れたコート層とを有し、前記コート層は、二層以上で構
成され、最外層のコート層よりも少なくとも内側のコー
ト層の方が現像剤への帯電性が高い現像装置。
【0102】(付記11) 現像ローラと、前記現像ロ
ーラに当接されて当該現像ローラ上のトナーを所定の層
厚で形成するブレードとを有する現像装置であって、前
記ブレードは、金属製の板状の形状を有する基材と、前
記基材を構成する一面であって現像ローラに当接する面
に設けられたコート層を有するブレードであって、前記
コート層は、二層以上で構成され、最外層のコート層よ
りも少なくとも内側のコート層の方が現像剤への帯電性
が高い現像装置。
【0103】(付記12) 感光体と、前記感光体を帯
電させる帯電器と、前記帯電器により帯電された前記感
光体を露光して静電潜像を形成する露光部と、前記露光
された感光体を現像して可視化する現像装置及び前記ト
ナー像を被記録体に転写する転写部とを有する画像形成
装置であって、前記現像装置は、現像ローラと、前記現
像ローラに当接されて当該現像ローラ上のトナーを所定
の層厚で形成するブレードとを有し、前記現像ローラ
は、軸心と、前記軸心の周囲を被覆すると共に抵抗体か
ら構成される基材と、前記基材の周りに設けられたコー
ト層とを有する現像ローラであって、前記コート層は、
二層以上で構成され、最外層のコート層よりも少なくと
も内側のコート層の方が現像剤への帯電性が高い画像形
成装置。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の現像ロー
ラ、ブレード、現像ローラ及び/又はブレードを有する
現像装置及び画像形成装置によれば、印刷の枚数に関わ
らずトナーの帯電量を安定化することが可能である。従
って、本発明は、印刷枚数の初期における残像の発生を
低減し、且つトナーTの劣化によるカブリの発生をも低
減できることから、印刷枚数に関わらず良質の画像形成
が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の例示的一態様としての現像装置を有
する画像形成装置の要部概略断面図である
【図2】 現像ローラの概観を示す概略斜視図である。
【図3】 図2の現像ローラの構造を説明するための概
略断面図である。
【図4】 ブレードの構造を説明するための概略断面図
である。
【符号の説明】
100 現像装置 110 リセットローラ 120 現像ローラ 130 ブレード 140 トナータンク 150 現像バイアス電源 200 画像形成装置 210 感光体ドラム 220 帯電器 230 露光部 240 転写ローラ 250 クリーナ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸心と、 前記軸心の周囲を被覆すると共に抵抗体から構成される
    基材と、 前記基材の周りに設けられたコート層とを有する現像ロ
    ーラであって、 前記コート層は、二層以上で構成され、最外層のコート
    層よりも少なくとも内側のコート層の方が現像剤への帯
    電性が高い現像ローラ。
  2. 【請求項2】 金属製の板状の形状を有する基材と、 前記基材を構成する一面であって現像ローラに当接する
    面に設けられたコート層を有するブレードであって、 前記コート層は、二層以上で構成され、最外層のコート
    層よりも少なくとも内側のコート層の方が現像剤への帯
    電性が高いブレード。
  3. 【請求項3】 現像ローラと、 前記現像ローラに当接されて現像ローラ上のトナーを所
    定の層厚で形成するブレードとを有する現像装置であっ
    て、 前記現像ローラは、 軸心と、 前記軸心の周囲を被覆すると共に抵抗体から構成される
    基材と、 前記基材の周りに設けられたコート層とを有し、 前記コート層は、二層以上で構成され、最外層のコート
    層よりも少なくとも内側のコート層の方が現像剤への帯
    電性が高い現像装置。
  4. 【請求項4】 現像ローラと、 前記現像ローラに当接されて当該現像ローラ上のトナー
    を所定の層厚で形成するブレードとを有する現像装置で
    あって、 前記ブレードは、 金属製の板状の形状を有する基材と、 前記基材を構成する一面であって現像ローラに当接する
    面に設けられたコート層を有するブレードであって、 前記コート層は、二層以上で構成され、最外層のコート
    層よりも少なくとも内側のコート層の方が現像剤への帯
    電性が高い現像装置。
  5. 【請求項5】 感光体と、 前記感光体を帯電させる帯電器と、 前記帯電器により帯電された前記感光体を露光して静電
    潜像を形成する露光部と、 前記露光された感光体を現像して可視化する現像装置及
    び前記トナー像を被記録体に転写する転写部とを有する
    画像形成装置であって、 前記現像装置は、 現像ローラと、 前記現像ローラに当接されて当該現像ローラ上のトナー
    を所定の層厚で形成するブレードとを有し、 前記現像ローラは、 軸心と、 前記軸心の周囲を被覆すると共に抵抗体から構成される
    基材と、 前記基材の周りに設けられたコート層とを有する現像ロ
    ーラであって、 前記コート層は、二層以上で構成され、最外層のコート
    層よりも少なくとも内側のコート層の方が現像剤への帯
    電性が高い画像形成装置。
JP2000158256A 2000-05-29 2000-05-29 現像装置に使用される現像ローラ及びブレード、当該現像ローラ及びブレードを有する現像装置及び画像形成装置 Pending JP2001337528A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000158256A JP2001337528A (ja) 2000-05-29 2000-05-29 現像装置に使用される現像ローラ及びブレード、当該現像ローラ及びブレードを有する現像装置及び画像形成装置
US09/738,745 US6389258B2 (en) 2000-05-29 2000-12-18 Development roller and blade used in development device, and development device and image-forming device having the development roller and blade

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000158256A JP2001337528A (ja) 2000-05-29 2000-05-29 現像装置に使用される現像ローラ及びブレード、当該現像ローラ及びブレードを有する現像装置及び画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001337528A true JP2001337528A (ja) 2001-12-07

Family

ID=18662751

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000158256A Pending JP2001337528A (ja) 2000-05-29 2000-05-29 現像装置に使用される現像ローラ及びブレード、当該現像ローラ及びブレードを有する現像装置及び画像形成装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6389258B2 (ja)
JP (1) JP2001337528A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010139595A (ja) * 2008-12-10 2010-06-24 Konica Minolta Business Technologies Inc 現像装置および画像形成装置
JP2016200758A (ja) * 2015-04-13 2016-12-01 桂川電機株式会社 画像形成装置

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4734291B2 (ja) * 2007-05-30 2011-07-27 株式会社ブリヂストン トナー搬送ローラ及びそれを用いた画像形成装置
EP2457107A4 (en) * 2009-07-23 2014-07-02 Texas Instruments Inc SYSTEMS AND METHOD FOR DETERMINING THE CHARGING CONDITION OF A BATTERY
CN103104605B (zh) * 2013-01-25 2015-04-29 暨南大学 一种双层复合型聚合物基耐磨轴承及其制备方法
JP6922184B2 (ja) * 2016-10-26 2021-08-18 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 クリーニングブレード及び画像形成装置

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2542373B2 (ja) * 1986-02-19 1996-10-09 株式会社リコー トナ−担持体
JPH01207771A (ja) 1988-02-16 1989-08-21 Canon Inc 現像装置
US5136335A (en) * 1989-01-17 1992-08-04 Ricoh Company, Ltd. Developer carrier with a dielectric layer having a frequency characteristic confined in a predetermined range
US5168312A (en) * 1989-10-16 1992-12-01 Ricoh Company, Ltd. Unit for developing electrostatic latent images including member having overcoat layer
JPH03216682A (ja) * 1990-01-22 1991-09-24 Ricoh Co Ltd 現像装置
EP0453215B1 (en) 1990-04-17 1996-01-17 Mita Industrial Co., Ltd. Electrophotographic developing process and apparatus
JPH03296783A (ja) 1990-04-17 1991-12-27 Mita Ind Co Ltd 電子写真現像装置
JP3068121B2 (ja) * 1991-03-22 2000-07-24 セイコーエプソン株式会社 現像装置
JPH06289703A (ja) * 1993-03-31 1994-10-18 Canon Inc 現像装置
JPH07319287A (ja) * 1994-05-19 1995-12-08 Tokai Rubber Ind Ltd 現像ロール
JPH0844191A (ja) 1994-08-04 1996-02-16 Canon Inc 現像剤担持体、現像装置及び画像形成装置
JP3143574B2 (ja) * 1995-03-08 2001-03-07 キヤノン株式会社 現像剤規制部材及び現像装置
DE69636376T2 (de) * 1995-05-31 2007-07-26 Canon K.K. Elastische Schneide um Entwicklerzufuhr zu Steuern, und diese benutzendes Entwicklungsgerät
JPH112954A (ja) 1997-06-13 1999-01-06 Ricoh Co Ltd 現像装置
JPH11327284A (ja) * 1998-05-19 1999-11-26 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 現像ローラ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010139595A (ja) * 2008-12-10 2010-06-24 Konica Minolta Business Technologies Inc 現像装置および画像形成装置
JP4670951B2 (ja) * 2008-12-10 2011-04-13 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像形成装置
JP2016200758A (ja) * 2015-04-13 2016-12-01 桂川電機株式会社 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20020001487A1 (en) 2002-01-03
US6389258B2 (en) 2002-05-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5249550B2 (ja) 画像形成装置
JP2001042641A (ja) 現像剤、現像方法、現像装置及びその構成要素、並びに、画像形成装置
JP2001337528A (ja) 現像装置に使用される現像ローラ及びブレード、当該現像ローラ及びブレードを有する現像装置及び画像形成装置
JP3219926B2 (ja) 静電潜像現像剤用磁性キャリア、静電潜像現像剤および画像形成方法
US6327451B1 (en) Development device for use with an electrophotographic image-forming device
JP2001337521A (ja) 現像装置及び現像方法、並びに、画像形成装置
JP2974545B2 (ja) 静電潜像現像用現像剤及び画像形成方法
JP4016440B2 (ja) 電子写真装置
JPH11327191A (ja) 画像形成装置
JPH09166919A (ja) 現像方法、現像装置および画像形成装置
JP3690051B2 (ja) 電子写真現像剤用キャリア、電子写真現像剤及び像形成装置
JP2990013B2 (ja) 現像剤担持体及びそれを用いた現像装置
JP7183029B2 (ja) クリーニング装置、カートリッジ及び画像形成装置
JP4208395B2 (ja) 現像装置、装置ユニット及び画像形成装置
JP5422433B2 (ja) 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
JP4281053B2 (ja) 電子写真画像形成装置
JPH0812445B2 (ja) 静電荷像現像方法および装置
JPH09134074A (ja) 画像形成方法、画像形成装置及びプロセスカートリッジ
JP3091031B2 (ja) 現像装置
JP4554854B2 (ja) 現像装置
JP2005308899A (ja) 画像形成方法
JP5482538B2 (ja) 画像形成方法
JPH056083A (ja) 現像装置
JP2008116927A (ja) 画像形成方法、画像形成装置および現像剤
JP3164705B2 (ja) 画像形成装置