JP5482538B2 - 画像形成方法 - Google Patents
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少なくともトナーとキャリアからなる静電潜像現像用2成分現像剤を用いた画像形成方法において、該キャリアは小粒径のキャリアと大粒径のキャリアを混合したものであり、該小粒径のキャリアは体積平均粒径が10μm以上30μm以下で、飽和磁化が30Am2 /kg以上50Am2 /kg以下であり、前記小粒径のキャリアは、芯材粒子の表面を樹脂でコートしたものであり、該芯材粒子はバインダー樹脂中に磁性粉を分散した樹脂分散型粒子であり、かつ形状係数SF−1が1.0〜1.3で、体積抵抗が10 6.5 〜10 11 Ω・cmであり、該大粒径のキャリアは体積平均粒径が30μm以上100μm以下で、飽和磁化が50Am2 /kg以上80Am2 /kg以下であり、且つトナー補給と共に小粒径のキャリアを補給することを特徴とする画像形成方法。
前記大粒径のキャリアは、芯材粒子の表面をシリコーン樹脂でコートしたものであり、かつ形状係数SF−1が1.3〜2.1で、体積抵抗が107.5 〜1012Ω・cmであることを特徴とする(1)記載の画像形成方法。
(キャリア粒径の測定方法)
キャリアの体積平均粒径は、代表的には湿式分散機を備えたレーザ回折式粒度分布測定装置「ヘロス(HELOS)」(シンパティック(SYMPATEC)社製)により測定することができる。
物質が磁気的性質を持つことを磁化といい、磁化することにより磁場との間に発生する力を磁力というが、ある一定量以上の磁場を掛けるとそれ以上掛けても磁化が増さなくなる。このときの磁化が飽和磁化である。
走査型電子顕微鏡によりキャリア粒子の300倍の拡大写真をランダムに100個撮影し、スキャナーにより取り込んだ写真画像を、画像処理解析装置「Luzex AP」(ニレコ社製)を用いて解析し、さらに下記の式(SF−1)により導出される形状係数の平均値を求めることにより、測定される。
ただし、MXLNGはキャリア粒子の最大径、AREAはキャリア粒子の投影面積をそれぞれ表す。
キャリアの体積抵抗の測定方法としては、25℃/50%RH環境下にて12時間放置したキャリアを使用し、平行電極の間にキャリアを充填し、その高さH(cm)を測定する。ついで、一定の荷重(39.2kPa)を付与した状態でその間に1000Vの直流電圧を印加し、30秒後の電流値I(A)を測定することで下記算出式より抵抗を算出する。なお、測定環境は25℃、50%RHである。
〔キャリアの作製方法〕
(小粒径キャリア)
本発明に係わる小粒径キャリアは、芯材粒子の表面を樹脂でコートした構成とすることが好ましい。芯材粒子としては、鉄、フェライト、マグネタイト、ヘマタイト等の金属及び合金等の従来から公知の材料やバインダー樹脂中に磁性粉を分散した樹脂分散型粒子を用いることができ、好ましくは樹脂分散型粒子である。
本発明に係わる大粒径キャリアは、芯材粒子の表面を樹脂でコートした構成とすることが好ましい。芯材粒子としては、鉄、フェライト、マグネタイト、ヘマタイト等の金属及び合金等の従来から公知の磁性体粒子を用いることができる。
上記両キャリアの混合比については、特に限定はなく実際の現像系において好ましい比率を選べばよいが、下記の範囲にはいるのが好ましい。
大粒径キャリアが50%以上では感光体摩耗が起こりやすく、10%以下では混合性が劣化することもある。
補給すべきトナー(以下、「新トナー」という)の量は、現像プロセスにより消費されるトナーの量に対応した量であり、補給すべきキャリアの量(以下、「新キャリア」という)は、現像器内において2成分現像剤が長期的に実質的に同じ成分となる量とされる。
図1は、本発明の画像形成方法に用いることができる現像器の拡大概略断面図である。尚、図1における図示の矢印は各ローラーの回転方向を示し、二重矢印は現像剤の搬送方向を示す。
図2は本発明の画像形成方法を説明する画像形成装置の一例を示す模式図である。
本発明に用いるトナーは特に限定されるものではなく、粉砕法で造られたのでも、所謂重合法で造られたものでもよい。特には重合法の一種である乳化重合会合法により造られたトナーが、粒径が細かく且つ粒子径が揃ったトナーが得られるので好ましい。
(小粒径キャリアA1の製造)
ヘンシェルミキサー内に平均粒子径0.24μmの球状マグネタイト粒子粉末400gを仕込み十分に良く撹拌した後、シラン系カップリング剤(KBM−403;信越化学(株)製)2.0gを添加し、約100℃まで昇温し30分間良く混合撹拌することによりカップリング剤で被覆されているマグネタイト粒子を得た。
上記小粒径キャリアA1の製造と同様に行ったが、下記表1に示す如くその構成を替えたものとし、小粒径キャリアA2〜A6を製造した。
フェライトコア材3000質量部に対し、シリコーン樹脂コーティング剤を、流動層コーティング装置を用いてコート樹脂量が110部となるように噴霧コーティングしたのち、210℃で90分間の熱処理を行い、大粒径キャリアB1を作製した。前述の方法で粒径を測定したところ、体積平均粒径は50μmであった。
上記大粒径キャリアB1の製造と同様に行ったが、下記表2に示す如くその構成を替えたものとし、大粒径キャリアB2〜B8を製造した。
小粒径キャリアA1を55.8質量部、大粒径キャリアB1を37.2質量部、トナー7質量部を順次V型混合機で20分間混合して、実施例1の現像剤を作製した。
トナー98質量部と、「小粒径キャリアA1」2質量部を混合して、トナー濃度98質量%の実施例1の補給用トナーを作製した。
(感光体キズ評価)
評価装置としてデジタルカラー複合機bizhub PRO C6500(コニカミノルタビジネステクノロジーズ社製)を65ppmから80ppmに改造した画像形成装置を準備し、常温常湿(23℃、55%RH)の環境で、シアンの印字率5%の文字画像をA4の上質紙(64g/m2)に30万枚プリントを行った。30万枚終了後に、感光体ドラムひっかきキズの発生状況を肉眼で確認した。
0:ひっかきキズが発生せず
1:ひっかきキズが僅かに発生
2:ひっかきキズがやや発生
3:ひっかきキズが発生したが実用上問題ないレベル
4:ひっかきキズが発生し、画質上にも影響が現れるレベル
5:ひっかきキズが多く発生し実用上問題となるレベル
(ハーフトーン画像の評価)
ハーフトーン画像の濃度ムラ評価は、bizhub PRO C6500(コニカミノルタビジネステクノロジーズ社製)を65ppmから80ppmに改造した画像形成装置で実写を行い、30万プリント終了後に、画像濃度0.4のハーフトーン原稿をプリントし、プリントして得られたハーフトーン画像の画質を目視にて評価した。
◎:ハーフトーン画像に濃度ムラが見られない
○:ハーフトーン画像に濃度ムラがやや見られるが画質はまったく問題ない
△:ハーフトーン画像に濃度ムラが少し見られるが画質は問題ない
×:ハーフトーン画像に濃度ムラが見られ画質に問題あり
結果を、下記表3に示す。
bizhub PRO C6500(コニカミノルタビジネステクノロジーズ社製)を65ppmから80ppmに改造した画像形成装置を用い、常温常湿(23℃、55%RH)の環境で、印字率5%の文字画像をA4の上質紙(64g/m2)に実写を行い、初期と30万枚実写後(末期)のトナー帯電量を測定した。トナーの帯電量は、下記電界分離法により測定した。
(1)現像剤0.5gをマグネットローラー上にセットし、予め質量を測定しておいた円筒の対向電極をセットする。
(2)トナー極性と同極性に3kVのバイアスを印加し、この状態でマグネットローラーを2400rpmで60秒間回転させる。
(3)上記マグネットローラーの回転終了後、対向電極間の電圧V(V)と対向電極の質量を測定し、対向電極に付着したトナーの質量M(g)と、コンデンサの容量(ここでは1μF)と対向電極間の電圧Vとの積Q(μC)より、トナー帯電量Q/M(μC/g)を算出する。
101 現像器ハウジング
101b 2成分現像剤補給口
102、406a 現像スリーブ
103 マグネットロール
107 搬送供給ローラー
108、109 撹拌スクリュー
403、A 感光体ドラム
4 カラー画像形成装置
402Y、402M、402C、402K プロセスユニット
406b ホッパー
406b1 補給管
406c 回収容器
Claims (2)
- 少なくともトナーとキャリアからなる静電潜像現像用2成分現像剤を用いた画像形成方法において、該キャリアは小粒径のキャリアと大粒径のキャリアを混合したものであり、該小粒径のキャリアは体積平均粒径が10μm以上30μm以下で、飽和磁化が30Am2 /kg以上50Am2 /kg以下であり、前記小粒径のキャリアは、芯材粒子の表面を樹脂でコートしたものであり、該芯材粒子はバインダー樹脂中に磁性粉を分散した樹脂分散型粒子であり、かつ形状係数SF−1が1.0〜1.3で、体積抵抗が10 6.5 〜10 11 Ω・cmであり、該大粒径のキャリアは体積平均粒径が30μm以上100μm以下で、飽和磁化が50Am2 /kg以上80Am2 /kg以下であり、且つトナー補給と共に小粒径のキャリアを補給することを特徴とする画像形成方法。
- 前記大粒径のキャリアは、芯材粒子の表面をシリコーン樹脂でコートしたものであり、かつ形状係数SF−1が1.3〜2.1で、体積抵抗が10 7.5 〜10 12 Ω・cmであることを特徴とする請求項1記載の画像形成方法。
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JP2010166589A JP5482538B2 (ja) | 2010-07-24 | 2010-07-24 | 画像形成方法 |
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