JP2004045457A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザの記録媒体の加工を不要とした縁なし画像形成を達成することのできる、画像形成装置を提供すること。
【解決手段】用紙3の周縁部にマージンをとって画像を形成する縁あり印刷モードと、用紙3の周縁部のマージンをなくして画像を形成する縁なし印刷モードとを選択して画像形成できるように構成し、縁なし印刷モードでは、CPU51の制御によって、用紙3の周縁部からはみ出すような走査領域において、感光ベルト32に静電潜像が形成されるように、スキャナユニット14を駆動させる。そうすると、転写時には、中間転写ベルト36において重ね合わされたカラー像が用紙3の周縁部からはみ出すように転写される。そのため、ユーザが用紙3を加工せずとも、簡易な構成により、確実に用紙3の周縁部にマージンのない縁なし画像を形成させることができる。
【選択図】  図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レーザプリンタなどの画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、レーザプリンタなどの電子写真方式の画像形成装置には、感光ドラムと、感光ドラムの周りに順次配置される、帯電器、スキャナ装置、現像ローラおよび転写ローラとが設けられている。
【0003】
そして、このような画像形成装置において、感光ドラムの表面は、まず、帯電器によって一様に帯電された後、スキャナ装置からの画像データに基づくレーザビームによって静電潜像が形成される。その後、現像ローラによって静電潜像が現像されることによりトナー像が形成され、感光ドラムの表面に形成されたトナー像が、転写ローラによって用紙に転写され、これによって、用紙に画像を形成するようにしている。
【0004】
また、カラーレーザプリンタなどでは、各色毎に現像ローラが設けられており、各色毎に感光ドラムに形成されたトナー像を重ねるための中間転写体を設けて、その中間転写体において、各色毎のトナー像を順次重ねて、カラー像を形成した後、そのカラー像を、転写ローラによって用紙に転写することによって、用紙にカラー像を形成するものが知られている。
【0005】
このような画像形成装置では、通常、用紙の周縁部にマージンをとって画像を形成しているが、たとえば、はがきに模様などを印刷する場合において、周縁部のマージンをなくして画像を形成する、いわゆる縁なし印刷が、近年普及しつつある。
【0006】
電子写真方式の画像形成装置において、このような縁なし印刷に関しては、たとえば、特開平11−268363号公報では、画像を形成するシートを、それより大きなシートに貼着して印刷し、その印刷後に、各シートを剥離することが提案されている。また、特開2000−280563号公報では、縁なし印刷専用のシートを用いて、その印刷後に、シートの周縁部を除去することが提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、これらの方法では、いずれも印刷後にユーザがシートを加工する必要があり、非常に煩雑である。
【0008】
本発明は、このような不具合に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、ユーザの記録媒体の加工を不要とした縁なし画像形成を達成することのできる、画像形成装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、静電潜像が形成される感光体と、前記感光体に静電潜像を形成する露光手段と、前記感光体の静電潜像を現像する現像手段と、前記感光体において現像された現像剤像を記録媒体に転写する転写手段とを備える画像形成装置において、前記露光手段によって、前記転写手段に搬送される記録媒体の縁からはみ出す静電潜像を前記感光体に形成させるための縁なし画像形成処理を実行する制御手段を備えていることを特徴としている。
【0010】
このような構成によると、制御手段により、縁なし画像形成処理が実行されると、露光手段が、感光体の表面に、記録媒体の縁からはみ出すような静電潜像を形成するので、その静電潜像が現像手段によって現像されることにより形成された現像剤像は、次いで、転写手段によって、その転写手段に搬送される記録媒体に対して、その記録媒体の縁からはみ出すように転写される。そのため、ユーザが記録媒体を加工せずとも、記録媒体に縁なし画像を形成することができる。
【0011】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記制御手段は、前記露光手段によって、前記転写手段に搬送される記録媒体の縁からはみ出さない静電潜像を前記感光体に形成させるための縁あり画像形成処理と、前記縁なし画像形成処理とを選択的に実行することを特徴としている。
【0012】
このような構成によると、制御手段によって、縁あり画像形成処理と縁なし画像形成処理とを選択的に実行させることができるので、たとえば、通常の画像形成時には、縁あり画像形成処理を実行させておき、所望に応じて、縁なし画像形成処理を実行させることができる。そのため、ユーザの所望に応じて、適宜、縁なし画像形成処理を実行させることができる。
【0013】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記感光体において現像された前記現像剤像が転写され、その転写された現像剤像を記録媒体に転写するための中間転写体を備えていることを特徴としている。
【0014】
このような構成によると、中間転写体において、各色毎の現像剤像を重ねてカラー像を形成し、そのカラー像を、転写手段によって、記録媒体に一括転写することができる。そのため、記録媒体にカラー像の縁なし画像を形成することができる。また、中間転写体によって、カラー像を記録媒体に一括転写すれば、転写手段を各色毎に設ける必要がないので、カラー像を転写した後の転写手段のクリーニングの簡略化を図ることができる。
【0015】
また、請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の発明において、前記転写手段が、前記感光体または前記中間転写体と接触可能に対向配置され、転写バイアスが印加される接触転写部材であり、前記接触転写部材の表面をクリーニングするためのクリーニング手段を備えていることを特徴としている。
【0016】
このような構成によると、接触転写部材によって、記録媒体を搬送しつつ、記録媒体に縁なし画像を転写することができる。一方、転写手段が接触転写部材であると、記録媒体からはみ出した現像剤が、接触転写部材に付着するが、この構成においては、そのような接触転写部材に付着された現像剤を、クリーニング手段によって良好にクリーニングすることができる。そのため、縁なし画像形成後も接触転写部材をきれいな状態として、継続して良好な画像形成を達成することができる。
【0017】
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記クリーニング手段は、前記接触転写部材と接触する接触クリーニング部材を備えており、前記制御手段は、前記縁なし画像形成処理において、前記接触クリーニング部材と前記接触転写部材との相対速度差を、前記縁あり画像形成処理における相対速度差よりも、大きくすることを特徴としている。
【0018】
このような構成によると、縁なし画像形成処理においては、接触クリーニング部材と接触転写部材との相対速度差が、縁あり画像形成処理における相対速度差よりも大きくなるので、記録媒体からはみ出し接触転写部材に付着した現像剤を、効率よくクリーニングすることができる。そのため、縁なし画像形成後において、接触転写部材をより確実にきれいな状態として、継続して良好な画像形成を達成することができる。
【0019】
また、請求項6に記載の発明は、請求項4または5に記載の発明において、前記クリーニング手段は、前記接触転写部材と接触する接触クリーニング部材を備えており、前記制御手段は、前記縁なし画像形成処理において、前記接触クリーニング部材と前記接触転写部材とのバイアス差を、前記縁あり画像形成処理におけるバイアス差よりも、大きくすることを特徴としている。
【0020】
このような構成によると、縁なし画像形成処理においては、接触クリーニング部材と接触転写部材とのバイアス差が、縁あり画像形成処理におけるバイアス差よりも大きくなるので、記録媒体からはみ出し接触転写部材に付着した現像剤を、効率よくクリーニングすることができる。そのため、縁なし画像形成後において、接触転写部材をより確実にきれいな状態として、継続して良好な画像形成を達成することができる。
【0021】
また、請求項7に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の発明において、前記転写手段が、前記感光体または前記中間転写体と所定間隔を隔てて非接触の状態で対向配置され、前記現像剤と逆極性のコロナチャージを印加するコロナ転写手段であることを特徴としている。
【0022】
このような構成によると、コロナ転写手段によるコロナチャージの印加によって、現像剤像を記録媒体に転写することできる。しかも、コロナ転写手段は、感光体または中間転写体と非接触の状態で対向配置されるので、記録媒体からはみ出してコロナ転写手段側に移動した現像剤が、直接、記録媒体に接触することがなく、記録媒体をよごすおそれがない。
【0023】
また、請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、コロナ転写手段は、放電のためのワイヤを備え、前記ワイヤをクリーニングするためのワイヤクリーニング手段を備えていることを特徴としている。
【0024】
このような構成によると、縁なし画像形成処理において、記録媒体からはみ出した現像剤が、ワイヤに付着しても、ワイヤクリーニング手段によって、付着された現像剤を、クリーニングすることができる。そのため、縁なし画像形成後もワイヤをきれいな状態として、継続して良好な画像形成を達成することができる。
【0025】
また、請求項9に記載の発明は、請求項1ないし8のいずれかに記載の発明において、前記記録媒体を、前記感光体と前記転写手段とが対向する転写位置に搬送するための搬送手段を備え、前記搬送手段は、前記記録媒体における搬送方向と直交する方向の端部を基準として、前記記録媒体を搬送することを特徴としている。
【0026】
このような構成によると、記録媒体は、搬送手段によって、その記録媒体における搬送方向と直交する方向の端部を基準として転写位置に搬送される。そのため、転写位置においては、記録媒体における一方側の端部の位置が常に固定されるので、制御手段は、たとえば、記録媒体の縁から確実にはみ出すように、記録媒体における搬送方向と直交する方向における両方向のふれを見込んで、静電潜像を形成させなくてもよく、はみ出し領域を小さく設定しつつ、確実な縁なし画像形成処理を実行することができる。
【0027】
また、請求項10に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の発明において、前記現像剤像が転写される記録媒体を搬送するための第1搬送手段と、前記記録媒体に重ねられるバックアップ部材を搬送するための第2搬送手段とを備え、前記縁なし画像形成処理において、前記感光体または前記中間転写体と、前記転写手段とが対向する転写位置において、前記感光体または前記中間転写体側に前記記録媒体が配置され、前記転写手段側に前記バックアップ部材が配置されるように、前記記録媒体が前記バックアップ部材に重ねられる状態を形成するために、前記第1搬送手段および前記第2搬送手段を制御する搬送制御手段を備えていることを特徴としている。
【0028】
このような構成によると、縁なし画像形成処理においては、搬送制御手段によって、第1搬送手段および第2搬送手段が制御されることにより、転写位置においては、感光体または中間転写体側に記録媒体が配置され、転写手段側にバックアップ部材が配置されるように、記録媒体がバックアップ部材に重ねられているので、記録媒体の縁からはみ出した現像剤は、バックアップ部材に転写される。そのため、記録媒体の縁からはみ出した現像剤を、バックアップ部材に転写させることで、現像剤が転写手段に付着することを防止して、継続して良好な画像形成を達成することができる。
【0029】
また、請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の発明において、前記転写位置に前記記録媒体および前記バックアップ部材を搬送するための搬送手段を備え、前記搬送手段は、前記記録媒体および前記バックアップ部材における搬送方向と直交する方向の中央部を基準として、前記記録媒体および前記バックアップ部材を搬送することを特徴としている。
【0030】
このような構成によると、記録媒体およびバックアップ部材は、搬送手段によって、その記録媒体およびバックアップ部材における搬送方向と直交する方向の中央部を基準として転写位置に搬送される。そのため、転写位置においては、記録媒体を確実にバックアップ部材上に重ねることができ、記録媒体の縁からはみ出した現像剤を、確実にバックアップ部材に転写させることができる。そのため、現像剤が転写手段に付着することを、より一層防止することができ、継続して良好な画像形成を達成することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の画像形成装置としてのカラーレーザプリンタの一実施形態を示す要部側断面図である。図1において、このカラーレーザプリンタ1は、本体ケーシング2内に、用紙3を給紙するための給紙部4や、給紙された記録媒体としての用紙3に画像を形成するための画像形成部5などを備えている。
【0032】
給紙部4は、本体ケーシング2内の底部に、着脱可能に装着される給紙トレイ6と、給紙トレイ6の一方側端部に設けられる第2搬送手段としての給紙ローラ7(以下、このカラーレーザプリンタ1において、給紙ローラが設けられる側を後側、後述する転写ローラ18が設けられる側を前側とする。)と、搬送手段としての給紙パス8と、給紙パス8において、給紙ローラ7に対して用紙3の搬送方向下流側(以下、用紙3の搬送方向上流側または下流側を、単に、上流側または下流側という場合がある。)に設けられる搬送ローラ9と、給紙パス8において、搬送ローラ9に対し用紙3の搬送方向下流側に設けられるレジストローラ10とを備えている。
【0033】
給紙トレイ6は、上面が開放されたボックス形状をなし、用紙3が積層される用紙押圧版11を備えている。用紙押圧板11は、給紙ローラ7に対して遠い方の端部において揺動可能に支持されることによって、近い方の端部が上下方向に移動可能とされ、また、その裏側から図示しないばねによって上方向に付勢されている。
【0034】
そして、用紙押圧板11上の最上位にある用紙3は、用紙押圧板11の裏側から図示しないばねによって給紙ローラ7に向かって押圧され、後述するメインモータ59(図2参照)からの動力により、給紙ローラ7が回転されることによって、給紙パス8に1枚毎に給紙される。
【0035】
給紙パス8は、給紙ローラ7が配置される上流側端部から、上方に向かって一旦反転され、給紙トレイ6の上方において、後側から前側に向かって略平坦状に延び、後側から上方に向かって屈曲するように延び、転写位置(後述する転写ローラ18および第1中間転写体支持ローラ34の対向部分)を通過して、その下流側端部が、後述する定着部20に至る経路として形成されている。この給紙パス8には、図示しないが、用紙3の幅方向(用紙3の搬送方向と直交する方向、以下同じ。)の一方側端部を当接させるための基準板が形成されている。
【0036】
搬送ローラ9およびレジストローラ10は、給紙パス8に臨むように、後側と前側とにそれぞれ配置されている。
【0037】
そして、給紙ローラ7によって給紙パス8に給紙された用紙3は、一旦反転された後、搬送ローラ9によって、後側から前側に向かうようにして、レジストローラ10に搬送され、その後、レジストローラ10によってレジスト後に転写位置に搬送される。
【0038】
また、このカラーレーザプリンタ1の給紙部4は、さらに、はがきなどの任意のサイズの用紙3が積層されるマルチパーパストレイ12と、マルチパーパストレイ12上に積層される用紙3を給紙するための第1搬送手段としてのマルチパーパス給紙ローラ13とを備えている。
【0039】
マルチパーパストレイ12は、給紙パス8における給紙ローラ7と搬送ローラ9との間に臨むように、本体ケーシング2の後側において、前側が下向きとなる傾斜状に設けられている。また、マルチパーパス給紙ローラ13は、マルチパーパストレイ12と対向する上方に配置されている。
【0040】
そして、マルチパーパストレイ12上の最上位にある用紙3は、後述するメインモータ59(図2参照)からの動力により、マルチパーパス給紙ローラ13が回転されることによって、給紙パス8に1枚毎に給紙される。給紙パス8に給紙された用紙3は、上記と同様に、搬送ローラ9からレジストローラ10に搬送され、レジスト後に、転写位置に搬送される。
【0041】
なお、このような給紙部4において、給紙ローラ7、マルチパーパス給紙ローラ13、搬送ローラ9およびレジストローラ10は、用紙3の幅方向の一方側端部を、給紙パス8の基準板に当接させながら、給紙および搬送するように構成されている。これによって、用紙3は、給紙パス8内において、その幅方向の一方側端部を基準として搬送される、いわゆるサイドレジ方式によって搬送される。
【0042】
画像形成部5は、露光手段としてのスキャナユニット14、複数(4つ)の現像カートリッジ15、感光ベルト機構部16、中間転写ベルト機構部17、転写手段および接触転写部材としての転写ローラ18、スコロトロン型帯電器19および定着部20などを備えている。
【0043】
スキャナユニット14は、本体ケーシング2内における給紙パス8の上方であって、中間転写ベルト機構部17の下方に配置され、レーザ発光部(図示せず。)、回転駆動されるポリゴンミラー21、レンズ22、反射鏡23および24を備えている。そして、このスキャナユニット14では、後述するレーザ駆動回路(図2参照)によって、レーザ発光部から発光される画像データに基づくレーザビームを、矢印で示すように、ポリゴンミラー21、レンズ22、反射鏡23および24の順に通過あるいは反射させて、後述する感光ベルト機構部16の感光体としての感光ベルト32の表面上に、高速走査にて照射させている。
【0044】
4つの現像カートリッジ15は、各色毎に、イエローのトナーが収容されるイエロー現像カートリッジ15Y、マゼンタのトナーが収容されるマゼンタ現像カートリッジ15M、シアンのトナーが収容されるシアン現像カートリッジ15Cおよびブラックのトナーが収容されるブラック現像カートリッジ15Kのそれぞれが、本体ケーシング2内の後側において、上下方向において下から互いに所定の間隔を隔てて並列状に順次配置されている。
【0045】
各現像カートリッジ15は、それぞれ、現像手段としての現像ローラ25、層厚規制ブレード26、供給ローラ27およびトナー収容室28を備えており、現像ローラ25を後述する感光ベルト32の表面に接触または離間させることができるように、図示しない現像カートリッジ接離機構によって水平方向に移動可能に構成されている。なお、現像カートリッジ接離機構は、後述するCPU51の制御によって、現像接離駆動回路を介して、後述するメインモータ59(図2参照)とは別途設けられている現像接離モータによって駆動される。
【0046】
各トナー収容室28内にはイエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの各色の正帯電性の非磁性1成分のトナーが収容されている。このトナーとしては、重合性単量体、たとえば、スチレンなどのスチレン系単量体や、アクリル酸、アルキル(C1〜C4)アクリレート、アルキル(C1〜C4)メタアクリレートなどのアクリル系単量体を、懸濁重合などの公知の重合方法によって共重合させることにより得られる重合トナーが使用されている。このような重合トナーは、略球形をなし、流動性が極めて良好である。なお、このようなトナーには、各色に対応した着色剤やワックスなどが配合されるとともに、流動性を向上させるために、シリカなどの外添剤が添加されており、その粒子径は、約6〜10μm程度である。
【0047】
また、各トナー収容室28内には、前後方向に所定間隔を隔てて配置される複数(2つ)のアジテータ29が設けられており、これらアジテータ29を回転させることにより、トナー収容室28内のトナーを、効率良く循環させて供給ローラ27に供給するようにしている。
【0048】
各現像カートリッジ15において、供給ローラ27と現像ローラ25とは、そのそれぞれがある程度圧縮されるような接触状態で回転可能に設けられており、現像ローラ25は、後述するメインモータ59(図2参照)によって、その回転方向が、後述する感光ベルト32と接触する接触部分(ニップ部分)において、下から上に回転(時計方向に回転)駆動するように構成されている。また、現像ローラ25には、後述する現像バイアス印加回路63(図2参照)によって、現像バイアスが印加されている。
【0049】
また、層厚規制ブレード26は、供給ローラ27の下方であって、現像ローラ25における感光ベルト32と対向する反対側の表面を押圧するように設けられている。
【0050】
そして、トナー収容室28に収容されているトナーは、アジテータ29の回転により放出され、供給ローラ27の回転により、現像ローラ25に供給される。この時、供給ローラ27と現像ローラ25との間で正に摩擦帯電され、さらに、現像ローラ25上に供給されたトナーは、現像ローラ25の回転に伴って、層厚規制ブレード26と現像ローラ25との間に進入し、一定の厚さの薄層として現像ローラ25上に担持される。
【0051】
感光ベルト機構部16は、4つの現像カートリッジ15の前側側方に配置され、最下位に位置するイエロー現像カートリッジ15Yと対向する感光体支持ローラ30と、この感光体支持ローラ30の垂直方向上方で、最上位に位置するブラック現像カートリッジ15Kと対向する感光体駆動ローラ31と、これら感光体支持ローラ30および感光体駆動ローラ31の間に巻回されるエンドレスベルトからなる感光ベルト32とを備えている。この感光ベルト32は、その表面に有機感光体からなる感光層を備えており、すべての現像ローラ25と対向接触できるように、上下方向に配置されている。
【0052】
そして、この感光ベルト機構部16では、感光体駆動ローラ31に、後述するメインモータ59(図2参照)からの動力が伝達されることにより、感光体駆動ローラ31が回転駆動(反時計方向に回転駆動)され、感光体支持ローラ30が従動(反時計方向に従動)されることにより、感光ベルト32が、これら感光体支持ローラ30および感光体駆動ローラ31の間を周回移動(反時計方向に周回移動)するように構成されている。
【0053】
これによって、感光ベルト32は、最下位に位置するイエロー現像カートリッジ15Yの現像ローラ25から最上位に位置するブラック現像カートリッジ15Kの現像ローラ25に向けて移動、つまり、各現像ローラ25と接触する接触部分(ニップ部分)において、各現像ローラ25と同一方向に、感光ベルト32が上向きに移動される。
【0054】
中間転写ベルト機構部17は、スキャナユニット6の上方であって、感光ベルト機構部16の前側側方に配置され、中間転写体駆動ローラ33、第1中間転写体支持ローラ34および第2中間転写体支持ローラ35と、カーボンなどの導電性粒子を分散した導電性のポリカーボネートやポリイミドなどの樹脂からなるエンドレスベルトからなる中間転写体としての中間転写ベルト36とを備えている。
【0055】
中間転写体駆動ローラ33は、感光ベルト32および中間転写ベルト36を挟んで感光体駆動ローラ31と対向配置されている。第1中間転写体支持ローラ34は、中間転写体駆動ローラ33に対して、斜め前側下方に配置され、後述する転写ローラ18と中間転写ベルト36を挟んで対向配置されている。第2中間転写体支持ローラ35は、中間転写体駆動ローラ33の下方であって、第1中間転写体支持ローラ34に対して後側側方に配置されている。そして、これら中間転写体駆動ローラ33、第1中間転写体支持ローラ34および第2中間転写体支持ローラ35が、略三角形状に配置され、その周りに中間転写ベルト36が巻回されている。
【0056】
そして、この中間転写ベルト機構部17では、中間転写体駆動ローラ33に、後述するメインモータ59(図2参照)からの動力が伝達されることにより、中間転写体駆動ローラ33が回転駆動(時計方向に回転駆動)され、第1中間転写体支持ローラ34および第2中間転写体支持ローラ35が従動(時計方向に従動)されることにより、中間転写ベルト36が、これら中間転写体駆動ローラ33、第1中間転写体支持ローラ34および第2中間転写体支持ローラ35の間を周回移動(時計方向に周回移動)するように構成されている。
【0057】
これによって、中間転写ベルト36は、中間転写体駆動ローラ33において、感光ベルト32と対向接触し、その接触部分(ニップ部分)において、感光ベルト32と同方向に移動される。
【0058】
転写ローラ18は、中間転写ベルト36の表面と接触するように、中間転写ベルト機構部17の第1中間転写体支持ローラ34と中間転写ベルト36を挟んで対向配置されており、中間転写ベルト36との接触部分(ニップ部分)において、中間転写ベルト36と同方向に回転(反時計方向に回転)するように構成されている。なお、この転写ローラ18は、図示しない転写ローラ接離機構によって、用紙3にカラー像を転写する時には、中間転写ベルト36と接触する接触位置(実線で示す状態)に移動され、転写しない時には、中間転写ベルト36から離間する離間位置(点線で示す状態)に移動されるように構成されている。なお、転写ローラ接離機構は、後述するCPU51の制御によって、転写接離駆動回路を介して、後述するメインモータ59(図2参照)とは別途設けられている転写接離モータによって駆動される。
【0059】
また、転写ローラ18は、後述するメインモータ59(図2参照)によって駆動され、後述する転写バイアス印加回路64(図2参照)によって、転写バイアスが印加されるように構成されている。
【0060】
スコロトロン型帯電器19は、感光ベルト32の表面と接しないように、所定間隔を隔てて配設されており、感光ベルト32の移動方向における感光体支持ローラ30の近傍上流側に設けられている。このスコロトロン型帯電器19は、タングステンなどの帯電用ワイヤからコロナ放電を発生させる正帯電用のスコロトロン型の帯電器であり、感光ベルト32の表面を一様に正極性に帯電させるように構成されている。
【0061】
そして、感光ベルト32の表面は、スコロトロン型帯電器19により一様に正帯電された後、スキャナユニット14からのレーザービームの高速走査により露光され、画像データに基づく静電潜像が形成される。
【0062】
次いで、静電潜像が形成された感光ベルト32に、特定の現像カートリッジ15の現像ローラ25を、図示しない現像カートリッジ接離機構によって接触させることにより、感光ベルト32上に、その特定の現像カートリッジ15に収容される単色のトナー像が形成される。感光ベルト32上に形成された単色のトナー像は、次いで、中間転写ベルト36と対向した時に、その中間転写ベルト36に転写され、その中間転写ベルト36において順次重ね合わされることにより、カラー像が形成される。
【0063】
すなわち、たとえば、まず、図示しない現像カートリッジ接離機構によって、最下位に位置するイエロー現像カートリッジ15Yを水平方向前方に移動させて、イエロー現像カートリッジ15Yの現像ローラ25を、静電潜像が形成される感光ベルト32に接触させるとともに、マゼンタ現像カートリッジ15M、シアン現像カートリッジ15Cおよびブラック現像カートリッジ15Kを水平方向後方に移動させて残りの現像ローラ25を感光ベルト32から離間させることにより、イエロー現像カートリッジ15Yに収容されるイエローのトナーによって感光ベルト32上にイエローのトナー像が形成され、次いで、感光ベルト32の移動により、そのイエローのトナー像が中間転写ベルト36と対向した時に、その中間転写ベルト36に転写される。
【0064】
次いで、上記と同様にして、再び感光ベルト32上に静電潜像が形成される一方で、各現像カートリッジ15を、図示しない現像カートリッジ接離機構によって、水平方向に適宜移動させることにより、下から二番目に位置するマゼンタ現像カートリッジ15Mの現像ローラ25を感光ベルト32に接触させるとともに、残りの現像ローラ25を離間させることにより、マゼンタ現像カートリッジ15Mに収容されるマゼンタのトナーによって感光ベルト32上にマゼンタのトナー像が形成されると、そのマゼンタのトナー像は、中間転写ベルト36と対向した時に、既にイエローのトナー像が転写されている中間転写ベルト36上に重ねて転写される。
【0065】
このような同様の動作が、シアン現像カートリッジ15Cに収容されるシアンのトナーおよびブラック現像カートリッジ15Kに収容されるブラックのトナーによって繰り返され、これによって、中間転写ベルト36上にカラー像が形成される。
【0066】
そして、このようにして中間転写ベルト36上に形成されたカラー像は、用紙3が中間転写ベルト36と、接触位置に移動される転写ローラ18との間を通る間に、その用紙3に一括転写される。
【0067】
なお、このカラーレーザプリンタ1には、図示しないが、感光ベルト32上に残存する単色のトナーをクリーニングするためのクリーナが、感光ベルト32の移動方向における感光体駆動ローラ31の下流側に設けられている。これによって、各色毎に形成され、中間転写ベルト36に転写された後に残存する感光ベルト32上の単色のトナーを、クリーニングするようにしている。
【0068】
また、このカラーレーザプリンタ1には、図示しないが、中間転写ベルト36上に残存する多色のトナーをクリーニングするためのクリーナが、中間転写ベルト36の移動方向における第1中間転写体支持ローラ34の下流側に設けられている。これによって、転写ローラ18に転写された後に残存する中間転写ベルト36上の多色のトナーを、クリーニングするようにしている。
【0069】
さらに、このカラーレーザプリンタ1には、転写時に、転写ローラ18に付着する多色のトナーをクリーニングするためのクリーニング手段としてのクリーナ部37が設けられている。
【0070】
クリーナ部37は、転写ローラ18における第1中間転写体支持ローラ34の反対側の側方に配置され、クリーニングボックス38と、接触クリーニング部材としてのクリーニングローラ39と、掻取ブレード40とを備えている。そして、クリーナ部37は、転写ローラ18と一体となって、転写ローラ接離機構によって移動される。
【0071】
クリーニングボックス38は、トナーを収容し得るボックス状をなし、転写ローラ18と対向する部分には、開口部が形成されている。
【0072】
クリーニングローラ39は、そのクリーニングボックス38の開口部において回転可能に支持されており、その転写ローラ18と接触するように対向配置されている。このクリーニングローラ39は、後述するメインモータ59(図2参照)によって、転写ローラ18との接触部分において転写ローラ18と同方向(時計方向)に回転駆動され、後述するクリーニングバイアス印加回路65(図2参照)によって、クリーニングバイアスが印加されるように構成されている。
【0073】
掻取ブレード40は、クリーニングローラ39における転写ローラ18と反対側の側方に配置され、クリーニングローラ39の表面に対向方向から圧接されるように、クリーニングボックス38の開口部の上部において支持されている。
【0074】
そして、転写後において、転写ローラ18に付着するトナーは、クリーニングローラ39と対向した時に、クリーニングバイアスによって電気的にクリーニングローラ39に捕捉され、次いで、クリーニングローラ39上に捕捉されたトナーは、掻取ブレード40と接触した時に、その掻取ブレード40によって掻き取られ、クリーニングボックス38内において収容される。
【0075】
定着部20は、転写ローラ18の上方であって、給紙パス8の下流側端部に配置されており、加熱ローラ41と、その加熱ローラ41を押圧する押圧ローラ42と、搬送ローラ43とを備えている。加熱ローラ41は、金属製で加熱のためのハロゲンランプを備えており、用紙3上に転写されたカラー像を、用紙3が加熱ローラ41と押圧ローラ42との間を通過する間に熱定着させるようにしている。
【0076】
そして、このように定着部20においてカラー像が熱定着された用紙3は、搬送ローラ43によって、排紙パス44に送られ、排紙パス44の下流側端部に設けられる排紙ローラ45によって、本体ケーシング2の上部に形成される排紙トレイ46上に排紙される。
【0077】
そして、このカラーレーザプリンタ1では、用紙3の周縁部にマージン(余白)をとって画像を形成する縁あり印刷モード(縁あり画像形成処理)と、用紙3の周縁部のマージン(余白)をなくして画像を形成する縁なし印刷モード(縁なし画像形成処理)とを選択して画像形成できるように構成されている。
【0078】
図2には、そのような、各印刷モードを実行するための制御系のブロック図が示されている。
【0079】
図2において、制御手段としてのCPU51には、レーザ駆動回路52、モータ駆動回路53、高圧電源54、インターフェイス55の各部が接続されている。CPU51は、ROM56、RAM57およびNVRAM58を備えている。ROM56には、このレーザプリンタ1において、パーソナルコンピュータ66から入力されるジョブに基づく印刷処理(画像形成処理)を実行するための印刷プログラム(縁あり印刷モードを実行するための縁あり印刷プログラムや、縁なし印刷モードを実行するための縁なし印刷プログラムを含む。)が格納されている。RAM57には、各種のプログラムにおいて設定される数値などが一時的に格納される。また、NVRAM58には、縁なし印刷モードにおけるスキャナユニット14による静電潜像形成可能領域などが格納されている。なお、NVRAM58は、バックアップ電源によって、レーザプリンタ1の電源が切断されても、数値の記憶が継続できるように構成されている。
【0080】
なお、静電潜像形成可能領域には、主走査方向の領域と副走査方向の領域がある。主走査方向の領域は、感光ベルト32上において、主走査方向におけるレーザビーム照射開始可能位置からレーザビーム照射終了位置までの領域である。副走査方向の領域は、感光ベルト32上において、1頁における最初のラインの照射可能位置から最終のラインの照射可能位置までの領域である。縁なし印刷モードと縁あり印刷モードとでは、この静電潜像形成可能領域が異なる。つまり、縁なし印刷モードの方が、縁あり印刷モードよりも、静電潜像形成可能領域の主走査方向領域および副走査方向領域が大きくなる。
【0081】
レーザ駆動回路52には、スキャナユニット14が接続されている。このレーザ駆動回路52では、CPU51の制御によって、縁あり印刷モードでは、用紙3の周縁部に所定間隔(ジョブのプロパティで設定される間隔)のマージンが形成されるような静電潜像形成可能領域において、感光ベルト32に静電潜像が形成されるように、スキャナユニット14を駆動させる。また、縁なし印刷モードでは、用紙3の周縁部からはみ出すような静電潜像形成可能領域において、感光ベルト32に静電潜像が形成されるように、スキャナユニット14を駆動させる。
【0082】
モータ駆動回路53には、メインモータ59が接続されている。メインモータ59は、このレーザプリンタ1における、たとえば、給紙ローラ7、マルチパーパス給紙ローラ13、現像ローラ25、感光体駆動ローラ31、中間転写体駆動ローラ33、転写ローラ18、クリーニングローラ39などの各種の駆動部材と接続されており、CPU51の制御によって、モータ駆動回路53を介して、メインモータ59が駆動され、これによって各駆動部材が駆動されるように構成されている。
【0083】
なお、このレーザプリンタ1では、CPU51の制御によって、縁なし印刷モードにおいては、クリーニングローラ39の回転速度が、縁あり印刷モードのクリーニングローラ39の回転速度よりも速い速度(約1.5倍)となるように設定されている。
【0084】
高圧電源54には、帯電回路62、現像バイアス印加回路63、転写バイアス印加回路64、クリーニングバイアス印加回路65が接続されている。
【0085】
帯電回路62には、スコロトロン型帯電器19が接続されている。この帯電回路62は、CPU51の制御により、スコロトロン型帯電器19の帯電をオン・オフするように構成されている。
【0086】
現像バイアス印加回路63には、現像ローラ18が接続されている。この現像バイアス印加回路63では、CPU51の制御により、現像ローラ25に現像バイアスを印加するように構成されている。
【0087】
転写バイアス印加回路64には、転写ローラ25が接続されている。この転写バイアス印加回路64では、CPU51の制御により、転写ローラ18に転写バイアスを印加するように構成されている。
【0088】
クリーニングバイアス印加回路65には、クリーニングローラ39が接続されている。このクリーニングバイアス印加回路65では、CPU51の制御により、クリーニングローラ39にクリーニングバイアスを印加するように構成されている。
【0089】
なお、このレーザプリンタ1では、CPU51の制御によって、縁なし印刷モードにおいては、クリーニングバイアスが、縁あり印刷モードのクリーニングバイアスと転写バイアスとのバイアス差よりも大きく(約1.5倍)なるように設定されている。
【0090】
インターフェース55には、パーソナルコンピュータ66が接続されており、パーソナルコンピュータ66から送信されるジョブを、CPU51に入力するようにしている。
【0091】
次に、このカラーレーザプリンタ1において、縁あり印刷モードと、縁なし印刷モードとを選択的に実行させる制御を、図3および図4を参照して、詳細に説明する。
【0092】
図3において、この処理は、印刷プログラムにより実行される。印刷プログラムは、パーソナルコンピュータ66からインターフェース55を介してCPU51に、印刷のためのジョブが入力されることにより起動され、そして、この処理が開始される。
【0093】
処理が開始されると、まず、そのジョブにおいて、縁なし印刷モードまたは縁あり印刷モードのいずれが設定されているかが判断される(S1)。縁なし印刷モードが設定されている場合には(S1:YES)、縁なし印刷プログラムが起動される(S2)。また、縁あり印刷モードが設定されている場合には(S1:NO)、縁あり印刷プログラムが起動される(S3)。縁あり印刷プログラムが起動されると、縁あり印刷処理(通常の印刷処理)が実行され、まず、CPU51の制御によって、レーザ駆動回路52において、スキャナユニット14に対して感光ベルト32に用紙3の周縁部からはみ出さないような静電潜像形成可能領域が設定され、そして、用紙3の周縁部に、ジョブのプロパティで設定される所定間隔のマージンが形成されるような画像が形成され(S3)、処理が終了される。
【0094】
一方、縁なし印刷プログラムが起動されると、図4に示すように、縁なし印刷処理が開始され、まず、CPU51の制御によって、レーザ駆動回路52において、スキャナユニット14に対して感光ベルト32に用紙3の周縁部からはみ出すような静電潜像形成可能領域が設定される(S11)。
【0095】
次いで、CPU51の制御によって、モータ駆動回路53において、クリーニングローラ39の回転速度が、縁あり印刷モードのクリーニングローラ39の回転速度よりも速い速度(約1.5倍)となるように設定される(S12)。
【0096】
そして、CPU51の制御によって、クリーニングバイアス印加回路65において、クリーニングローラ39のクリーニングバイアスが、縁あり印刷モードにおけるクリーニングバイアスと転写バイアスとのバイアス差が大きく(約1.5倍)なるように設定される(S13)。
【0097】
その後、ジョブに従って、印刷処理が実行され(S14)、用紙3の周縁部にマージンのない縁なし画像が形成され、その印刷処理が終了すると、スキャナユニット14による静電潜像形成可能領域、クリーニングローラ39の回転速度およびクリーニングバイアスが、縁あり印刷モードで設定される初期値にリセットされた後(S15)、縁なし印刷プログラムの処理が終了され、図3に示す印刷プログラムの処理が終了される。
【0098】
このように、このカラーレーザプリンタ1では、CPU51により、縁なし印刷モードが実行されると、スキャナユニット14が、感光ベルト32の表面に、用紙3の周縁部からからはみ出すような静電潜像を形成するので、その静電潜像が各現像ローラ25によって現像され、中間転写ベルト36において重ね合わされたカラー像が、転写ローラ18によって、転写位置に搬送される用紙3に対して、その用紙3の周縁部からはみ出すように転写される。そのため、ユーザが用紙3を加工せずとも、用紙3の周縁部にマージンのない縁なし画像を形成することができる。
【0099】
また、このレーザプリンタ1では、ジョブの設定により、縁あり印刷モードと、縁なし印刷モードとを選択して画像形成させることができるので、通常の印刷モードでは、縁あり印刷モードを実行させておき、所望に応じて、縁なし印刷モードを実行させることができる。そのため、ユーザの所望に応じて、適宜、縁なし印刷モードを実行させて、用紙3に周縁部にマージンのない縁なし画像を形成させることができる。
【0100】
また、このカラーレーザプリンタ1では、接触位置に移動される転写ローラ18によって、用紙3を搬送しつつ、確実に用紙3に縁なし画像を転写することができる一方で、その転写時において、用紙3の周縁部からはみ出したトナーが、転写ローラ18に付着する。しかし、このカラーレーザプリンタ1では、画像形成動作中において、転写ローラ18がクリーニングローラ39と接触しているので、そのような転写ローラ18に付着したトナーは、クリーニングローラ39によって良好にクリーニングすることができる。
【0101】
とりわけ、このカラーレーザプリンタ1では、縁なし印刷モードにおいては、クリーニングローラ39の回転速度が、縁あり印刷モードのクリーニングローラ39の回転速度よりも速い速度(約1.5倍)となるように設定され、すなわち、クリーニングローラ39と転写ローラ18との相対速度差が縁なし印刷モードの方が縁あり印刷モードのときより大きく、かつ、クリーニングバイアスが、縁あり印刷モードのクリーニングバイアスと転写バイアスとのバイアス差よりも大きく(約1.5倍)なるように設定されるので、用紙3からはみ出し転写ローラ18に付着したトナーを、より一層効率よくクリーニングすることができる。そのため、転写ローラ18を常にきれいな状態することができ、継続して良好な画像形成を達成することができる。
【0102】
なお、このカラーレーザプリンタ1では、感光ベルト機構部16において、感光ベルト32上に単色のトナー像を形成した後に、中間転写ベルト機構部17において、中間転写ベルト36上に各トナー像を重ね合わせてカラー像を形成し、そのカラー像を、転写ローラ18によって用紙3に一括転写しているので、用紙3に、良好なカラー像の縁なし画像を形成することができる。
【0103】
また、このように、中間転写ベルト36によって、カラー像を用紙3に一括転写すれば、いわゆるタンデム方式のように、転写ローラ18を各色毎に設ける必要がないので、カラー像を転写した後には、1つの転写ローラ18を、1つのクリーニングローラ39によってクリーニングすればよく、転写ローラ18のクリーニングの簡略化による装置構成の簡略化およびコストの低減化を図ることができる。
【0104】
また、このカラーレーザプリンタ1では、用紙3は、サイドレジ方式によって、用紙3の幅方向の一方側端部が給紙パス8の基準板に当接されながら搬送されるので、転写位置においては、用紙3における一方側端部の位置が常に固定される。そのため、CPU51では、たとえば、センターレジ方式で搬送される場合のように、用紙3の幅方向両縁部から確実にはみ出すように、その幅方向両方向のふれを見込んで、静電潜像を形成させるような制御を実行させなくてもよく、静電潜像形成可能領域におけるはみ出し領域を小さく設定しつつ、確実な縁なし印刷を実行することができる。その結果、転写ローラ18に対する、はみ出したトナーの付着量を低減することができ、クリーニングローラ39によって確実にクリーニングすることができる。そのため、良好な縁なし画像を連続して形成することができる。
【0105】
なお、上記の説明においては、本発明の接触転写部材を、転写ローラ18として説明したが、接触転写部材はローラではなく、ベルトによって構成してもよい。
【0106】
また、以上に述べたカラーレーザプリンタ1では、転写ローラ18によって、カラー像を用紙3に転写するようにしたが、たとえば、図5に示すように、転写ローラ18に代えて、転写手段として、コロナ転写装置71を用いてもよい。なお、図5において、図1と同様の部材については、同一の符号を付し、その説明は省略する。
【0107】
すなわち、図5に示すように、コロナ転写装置71は、中間転写ベルト機構部17の第1中間転写体支持ローラ34と、中間転写ベルト36を介して、その中間転写ベルト36と所定間隔を隔てて非接触の状態で対向配置されている。
【0108】
このコロナ転写装置71は、図6に示すように、負帯電用のスコロトロン型の帯電器から構成されており、第1中間転写体支持ローラ34の軸方向に沿って延び、断面略コ字状に形成されるケーシング72と、そのケーシング72内に配置される放電のためのワイヤ73と、ケーシング72の開口側に設けられるグリッド電極74と、ワイヤ73に挟持状に設けられるワイヤクリーニング手段としてのクリーニング部材75とを備えている。
【0109】
ケーシング72は、その開口側が中間転写ベルト36に向くように配置されている。また、ワイヤ73は、ケーシング72のほぼ中央部において、ケーシング72の長手方向に沿って設けられている。また、グリッド電極74は、ケーシング72の開口側において、そのケーシング72の長手方向に沿って複数設けられている。
【0110】
また、クリーニング部材75は、ワイヤ73を挟み込むような状態で、そのワイヤ73に対して、ワイヤ73の長手方向に沿って摺動自在に設けられている。
【0111】
そして、このコロナ転写装置71では、用紙3が転写位置に搬送されてきた時に、用紙3の背面(用紙3における中間転写ベルト36との接触面の反対側の面)から、カラー像(トナー)と逆極性(負極性)のコロナチャージを印加して、用紙3にカラー像を転写するようにしている。
【0112】
このようなコロナ転写装置71は、中間転写ベルト36と非接触の状態で対向配置されるので、縁なし印刷モードにおいては、用紙3からはみ出したトナーが、用紙3に、直接接触することがないので、コロナ転写装置71に付着したトナーによって、用紙3をよごすおそれもなく、良好な画像形成を達成することができる。
【0113】
また、このコロナ転写装置71では、ワイヤ73をクリーニングするためのクリーニング部材75を備えているので、縁なし印刷モードにおいて、用紙3からはみ出したトナーが、ワイヤ73に付着しても、クリーニング部材75を、そのワイヤ73の長手方向に沿って走査させれば、ワイヤ73の周りに付着したトナーを掻き落として、良好にクリーニングすることができる。そのため、縁なし印刷後もワイヤ73をきれいな状態として、継続して良好な画像形成を達成することができる。
【0114】
なお、このようなコロナ転写装置71が設けられる場合には、図2に示すブロック図では、転写ローラ18、クリーニングローラ39、転写バイアス印加回路64およびクリーニングバイアス印加回路65が除かれ、その代わりに、たとえば、高圧電源54にコロナチャージ印加回路が接続され、そのコロナチャージ印加回路にコロナ転写装置71が接続される態様となる。
【0115】
また、図1に示すカラーレーザプリンタ1では、転写後に転写ローラ18に付着したトナーをクリーニングローラ39によってクリーニングするように構成したが、クリーニングローラ39を設けずとも、たとえば、搬送制御手段としてのCPU51によって、給紙ローラ7およびマルチパーパス給紙ローラ13を、それぞれ所定のタイミングで駆動させることによって、給紙トレイ6から給紙される用紙3をバックアップ部材として、マルチパーパストレイ12から給紙される用紙3に縁なし画像を形成することもできる。
【0116】
すなわち、この場合には、マルチパーパストレイ12に、給紙トレイ6に収容されている用紙3(たとえば、A4サイズ紙など、以下、バックアップ用紙3bとする。)よりも、小さいサイズの用紙3(たとえば、はがきサイズ紙など、以下、縁なし画像形成用紙3aとする。)をセットしておき、縁なし印刷モードの実行においては、CPU51の制御によって、まず、給紙ローラ7を駆動させて、バックアップ用紙3bを給紙した後、所定のタイミングで、マルチパーパス給紙ローラ13を駆動させて、縁なし画像形成用紙3aを給紙する。そうすると、これら縁なし画像形成用紙3aおよびバックアップ用紙3bが、転写位置において、中間転写ベルト36側に縁なし画像形成用紙3aが配置され、転写ローラ18側にバックアップ用紙3bが配置されるように、重ねて重送される。
【0117】
そして、転写位置においては、中間転写ベルト36と縁なし画像形成用紙3aとが接触して、縁なし画像形成用紙3aにカラー像が転写される。この時、縁なし画像形成用紙3aの周縁部からはみ出したトナーは、バックアップ用紙3bに転写されるので、トナーが転写ローラ18に付着することを防止することができ、継続して良好な画像形成を達成することができる。そのため、このような制御によっても、ユーザの用紙3の加工を不要とし、簡易な構成により、確実に、用紙3に縁なし画像を形成することができる。
【0118】
なお、このような制御の実行においては、給紙ローラ7、マルチパーパス給紙ローラ13、搬送ローラ9およびレジストローラ10によって、用紙3が、その幅方向の中央部を基準として給紙パス8において搬送される、いわゆるセンターレジ方式によって搬送されるように構成される。
【0119】
給紙パス8を、センターレジ方式によって用紙3が搬送されるように構成しておけば、転写位置においては、画像形成用紙3aを、バックアップ用紙3bに、画像形成用紙3aの周端部からバックアップ用紙3bが確実にはみ出るように重ねることができる。そのため、転写時に、画像形成用紙3aからはみ出したトナーを、確実にバックアップ用紙3bに転写させることができる。そのため、トナーが転写ローラ18に付着することを、より一層防止することができ、継続して良好な画像形成を達成することができる。
【0120】
なお、以上の説明では、縁なし印刷モードにおいては、用紙3の周縁部、つまり、用紙3の周りのすべての縁がないように画像を形成したが、たとえば、用紙3の一部を縁なしとしてもよく、より具体的には、たとえば、用紙3における幅方向一方側のみを縁なしとしてもよく、また、幅方向両側のみを縁なしとしてもよく、また、前後方向一方側のみを縁なしとしてもよく、また、前後方向両側のみを縁なしとしてもよい。また、用紙3は、矩形に限らず、たとえば、その縁がギザギザ状に形成されていてもよい。
【0121】
また、以上の説明においては、本発明の画像形成装置を、いわゆる中間転写方式のカラーレーザプリンタ1を例にとって説明したが、本発明の画像形成装置は、これに限らず、タンデム方式のカラーレーザプリンタであってよく、さらには、モノクロレーザプリンタであってもよい。
【0122】
なお、タンデム方式のカラーレーザプリンタやモノクロレーザプリンタでは、感光体(より具体的には、感光ドラムなど)と転写手段(より具体的には、転写ローラまたは搬送ベルトを兼ねた転写ベルトなど)とが対向配置され、用紙には、その用紙が感光体と転写手段との間を通過している時に、感光体からのトナー像が転写される。
【0123】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項1に記載の発明によれば、ユーザが記録媒体を加工せずとも、記録媒体に縁なし画像を形成することができる。
【0124】
請求項2に記載の発明によれば、ユーザの所望に応じて、適宜、縁なし画像形成処理を実行させることができる。
【0125】
請求項3に記載の発明によれば、記録媒体にカラー像の縁なし画像を形成することができる。また、カラー像を転写した後の転写手段のクリーニングの簡略化を図ることができる。
【0126】
請求項4に記載の発明によれば、接触転写部材によって、記録媒体を搬送しつつ、記録媒体に縁なし画像を転写することができる。また、縁なし画像形成後も接触転写部材をきれいな状態として、継続して良好な画像形成を達成することができる。
【0127】
請求項5に記載の発明によれば、縁なし画像形成後において、接触クリーニング部材と接触転写部材との相対速度が大きくされることにより、接触転写部材をより確実にきれいな状態として、継続して良好な画像形成を達成することができる。
【0128】
請求項6に記載の発明によれば、縁なし画像形成後において、接触クリーニング部材と接触転写部材とのバイアス差が大きくされることにより、接触転写部材をより確実にきれいな状態として、継続して良好な画像形成を達成することができる。
【0129】
請求項7に記載の発明によれば、転写手段に対する現像剤の付着を低減することができる。また、記録媒体をよごすおそれがなく、良好な画像形成を達成することができる。
【0130】
請求項8に記載の発明によれば、縁なし画像形成後もワイヤをきれいな状態として、継続して良好な画像形成を達成することができる。
【0131】
請求項9に記載の発明によれば、はみ出し領域を小さく設定しつつ、確実な縁なし画像形成処理を実行することができる。
【0132】
請求項10に記載の発明によれば、記録媒体の縁からはみ出した現像剤が転写手段に付着することを防止して、継続して良好な画像形成を達成することができる。
【0133】
請求項11に記載の発明によれば、現像剤が転写手段に付着することを、より一層防止することができ、継続して良好な画像形成を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置としてのカラーレーザプリンタの一実施形態(転写ローラが用いられる態様)を示す要部側断面図である。
【図2】図1に示すカラーレーザプリンタの制御系のブロック図である。
【図3】図1に示すカラーレーザプリンタにおいて、印刷プログラムの処理を示すフロー図である。
【図4】図1に示すカラーレーザプリンタにおいて、縁なし印刷プログラムの処理を示すフロー図である。
【図5】本発明の画像形成装置としてのカラーレーザプリンタの他の実施形態(コロナ転写装置が用いられる態様)を示す要部側断面図である。
【図6】図5に示すカラーレーザプリンタのコロナ転写装置の拡大図である。
【符号の説明】
1   カラーレーザプリンタ
3   用紙
7   給紙ローラ
8   給紙パス
13  マルチパーパス給紙ローラ
14  スキャナユニット
18  転写ローラ
32  感光ベルト
36  中間転写ベルト
39  クリーニングローラ
51  CPU
71  コロナ転写装置
73  ワイヤ
75  クリーニング部材

Claims (11)

  1. 静電潜像が形成される感光体と、前記感光体に静電潜像を形成する露光手段と、前記感光体の静電潜像を現像する現像手段と、前記感光体において現像された現像剤像を記録媒体に転写する転写手段とを備える画像形成装置において、
    前記露光手段によって、前記転写手段に搬送される記録媒体の縁からはみ出す静電潜像を前記感光体に形成させるための縁なし画像形成処理を実行する制御手段を備えていることを特徴とする、画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記露光手段によって、前記転写手段に搬送される記録媒体の縁からはみ出さない静電潜像を前記感光体に形成させるための縁あり画像形成処理と、前記縁なし画像形成処理とを選択的に実行することを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記感光体において現像された前記現像剤像が転写され、その転写された現像剤像を記録媒体に転写するための中間転写体を備えていることを特徴とする、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記転写手段が、前記感光体または前記中間転写体と接触可能に対向配置され、転写バイアスが印加される接触転写部材であり、
    前記接触転写部材の表面をクリーニングするためのクリーニング手段を備えていることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記クリーニング手段は、前記接触転写部材と接触する接触クリーニング部材を備えており、
    前記制御手段は、前記縁なし画像形成処理において、前記接触クリーニング部材と前記接触転写部材との相対速度差を、前記縁あり画像形成処理における相対速度差よりも、大きくすることを特徴とする、請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記クリーニング手段は、前記接触転写部材と接触する接触クリーニング部材を備えており、
    前記制御手段は、前記縁なし画像形成処理において、前記接触クリーニング部材と前記接触転写部材とのバイアス差を、前記縁あり画像形成処理におけるバイアス差よりも、大きくすることを特徴とする、請求項4または5に記載の画像形成装置。
  7. 前記転写手段が、前記感光体または前記中間転写体と所定間隔を隔てて非接触の状態で対向配置され、前記現像剤と逆極性のコロナチャージを印加するコロナ転写手段であることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. コロナ転写手段は、放電のためのワイヤを備え、
    前記ワイヤをクリーニングするためのワイヤクリーニング手段を備えていることを特徴とする、請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記記録媒体を、前記感光体または前記中間転写体と前記転写手段とが対向する転写位置に搬送するための搬送手段を備え、
    前記搬送手段は、前記記録媒体における搬送方向と直交する方向の端部を基準として、前記記録媒体を搬送することを特徴とする、請求項1ないし8のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 前記現像剤像が転写される記録媒体を搬送するための第1搬送手段と、
    前記記録媒体に重ねられるバックアップ部材を搬送するための第2搬送手段とを備え、
    前記縁なし画像形成処理において、前記感光体または前記中間転写体と、前記転写手段とが対向する転写位置において、前記感光体または前記中間転写体側に前記記録媒体が配置され、前記転写手段側に前記バックアップ部材が配置されるように、前記記録媒体が前記バックアップ部材に重ねられる状態を形成するために、前記第1搬送手段および前記第2搬送手段を制御する搬送制御手段を備えていることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。
  11. 前記転写位置に前記記録媒体および前記バックアップ部材を搬送するための搬送手段を備え、
    前記搬送手段は、前記記録媒体および前記バックアップ部材における搬送方向と直交する方向の中央部を基準として、前記記録媒体および前記バックアップ部材を搬送することを特徴とする、請求項10に記載の画像形成装置。
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