JP3685123B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、カラーレーザプリンタなどの画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
カラー画像を形成するためのカラーレーザプリンタとしては、たとえば、各色毎のトナーを担持する複数の現像ローラと、各現像ローラから供給されるトナーによって現像される各色毎の可視像を担持する感光体と、感光体に担持される各色毎の可視像が重ねて転写されることにより形成されるカラー画像を担持する中間転写ベルトと、中間転写ベルト上に担持されるカラー画像を用紙に転写するための転写ローラとを備える、いわゆる中間転写方式のカラーレーザプリンタが知られている。
【0003】
このようなカラーレーザプリンタでは、通常、転写ローラにより用紙に転写された後に、中間転写ベルト上に残存する残存トナーを捕捉するためのクリーニング装置が設けられている。
このクリーニング装置は、通常、中間転写ベルトに接触するクリーニングローラ、クリーニングローラに接触する除去ローラ、除去ローラに当接する掻取ブレードおよびトナー収容ボックスを備えており、クリーニングローラに所定のバイアスを印加して中間転写ベルト上の残存トナーを捕捉した後、クリーニングローラ上に電気的に担持される残存トナーを、除去ローラに所定のバイアスを印加して除去し、次いで、除去ローラ上に電気的に担持される残存トナーを、掻取ブレードによって掻き取った後、トナー収容ボックス内に収容するようにしている。
【0004】
そして、このようなクリーニング装置は、中間転写ベルト上に、各色(イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラック)毎の可視像が重ねられカラー画像が形成されるまでの間は中間転写ベルトから離間し、カラー画像の用紙への転写後に中間転写ベルトに接触して残存トナーを捕捉する必要があることから、中間転写ベルトに対して接触および離間するように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このようなクリーニング装置では、クリーニングローラ、除去ローラ、掻取ブレードおよびトナー収容ボックスをユニット化して、一体的に、中間転写ベルトに対して接触および離間させるように構成されているので、クリーニング装置自体を接離動作させるために、機構が複雑となりコストが上昇するという不具合がある。
【0006】
本発明は、このような不具合に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、簡易な構成により、中間転写体上の現像剤を捕捉することができる、画像形成装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、現像剤からなる可視像を担持する像担持体から可視像が転写される中間転写体を備える画像形成装置において、前記中間転写体上の現像剤を捕捉するための捕捉ローラと、前記捕捉ローラに捕捉された現像剤を除去するための除去手段とを備え、前記除去手段は、駆動手段によって駆動され、前記捕捉ローラは、前記中間転写体と前記除去手段とに対して接触または離間するように構成され、前記中間転写体から離間した時に、前記除去手段と接触して、前記除去手段に従動することを特徴としている。
【0008】
このような構成によると、捕捉ローラのみを中間転写体および除去手段に対して接触または離間させるので、簡易な構成により、中間転写体上の現像剤を確実に捕捉することができる。また、装置構成の簡易化によりコストの低減を図ることができる。
また、捕捉ローラは、中間転写体との接触時には、中間転写体上の現像剤を捕捉し、中間転写体との離間時には、除去手段と接触して捕捉ローラに捕捉された現像剤が除去される。そのため、捕捉ローラの中間転写体に対する接触または離間によって、中間転写体上の現像剤の捕捉、および、捕捉ローラに捕捉された現像剤の除去を選択的に達成することができ、効率のよい現像剤の除去を、簡易な構成により達成することができる。
【0009】
また、捕捉ローラは、除去手段に接触した時にその除去手段に従動するので、捕捉ローラを駆動するための駆動手段を不要とすることができ、装置構成の簡易化およびコストの低減化をさらに図ることができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記中間転写体は、駆動手段によって駆動され、前記捕捉ローラは、前記中間転写体に接触した時に、前記中間転写体に従動するように構成されていることを特徴としている。
【0010】
このような構成によると、捕捉ローラは、中間転写体に接触した時にその中間転写体に従動するので、捕捉ローラを駆動するための駆動手段を不要とすることができ、装置構成の簡易化およびコストの低減化をさらに図ることができる。また、捕捉ローラが中間転写体に従動すれば、捕捉ローラからの駆動による中間転写体の負荷変動がなく、中間転写体の速度むらが低減され、その結果、像担持体から中間転写体上に転写される可視像の位置ずれが低減され、画質の向上を図ることができる。
【0011】
また、請求項3に記載の発明は、現像剤からなる可視像を担持する像担持体から可視像 が転写される中間転写体を備える画像形成装置において、前記中間転写体上の現像剤を捕捉するための捕捉ローラと、前記捕捉ローラに捕捉された現像剤を除去するための除去手段とを備え、前記中間転写体および前記除去手段は、駆動手段によって駆動され、前記捕捉ローラは、前記中間転写体と前記除去手段とに対して接触または離間するように構成され、前記中間転写体に接触した時に、前記中間転写体に従動し、前記除去手段に接触した時に、前記除去手段に従動するように構成されていることを特徴としている。
【0012】
このような構成によると、捕捉ローラのみを中間転写体および除去手段に対して接触または離間させるので、簡易な構成により、中間転写体上の現像剤を確実に捕捉することができる。また、装置構成の簡易化によりコストの低減を図ることができる。
また、捕捉ローラは、中間転写体に接触した時にその中間転写体に従動するので、捕捉ローラを駆動するための駆動手段を不要とすることができ、装置構成の簡易化およびコストの低減化をさらに図ることができる。また、捕捉ローラが中間転写体に従動すれば、捕捉ローラからの駆動による中間転写体の負荷変動がなく、中間転写体の速度むらが低減され、その結果、像担持体から中間転写体上に転写される可視像の位置ずれが低減され、画質の向上を図ることができる。
【0013】
また、捕捉ローラは、除去手段に接触した時にその除去手段に従動するので、捕捉ローラを駆動するための駆動手段を不要とすることができ、装置構成の簡易化およびコストの低減化をさらに図ることができる。
また、請求項4に記載の発明は、現像剤からなる可視像を担持する像担持体から可視像が転写される中間転写体を備える画像形成装置において、前記中間転写体上の現像剤を捕捉するための捕捉ローラと、前記捕捉ローラに捕捉された現像剤を除去するための除去手段と、前記除去手段によって前記捕捉ローラから除去された現像剤を収容するための現像剤収容部とを備え、前記捕捉ローラが前記中間転写体と前記除去手段とに対して接触または離間するように構成され、前記除去手段および前記現像剤収容部は、前記中間転写体と記録媒体が搬送される搬送経路を挟んで対向配置されていることを特徴としている。
【0014】
このような構成によると、捕捉ローラのみを中間転写体および除去手段に対して接触または離間させるので、簡易な構成により、中間転写体上の現像剤を確実に捕捉することができる。また、装置構成の簡易化によりコストの低減を図ることができる。
また、記録媒体が搬送される搬送経路に対して中間転写体と反対側の空間に除去手段および現像剤収容部が配置されるので、画像形成装置内のスペースが効率的に利用され、装置構成の簡易化および省スペース化を図ることができる。
【0015】
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記捕捉ローラは、前記中間転写体から離間した時に、前記除去手段と接触するように構成されていることを特徴としている。
このような構成によると、捕捉ローラは、中間転写体との接触時には、中間転写体上の現像剤を捕捉し、中間転写体との離間時には、除去手段と接触して捕捉ローラに捕捉された現像剤が除去される。そのため、捕捉ローラの中間転写体に対する接触または離間によって、中間転写体上の現像剤の捕捉、および、捕捉ローラに捕捉された現像剤の除去を選択的に達成することができ、効率のよい現像剤の除去を、簡易な構成により達成することができる。
【0016】
また、請求項6に記載の発明は、請求項4または5に記載の発明において、前記中間転写体は、駆動手段によって駆動され、前記捕捉ローラは、前記中間転写体に接触した時に、前記中間転写体に従動するように構成されていることを特徴としている。
このような構成によると、捕捉ローラは、中間転写体に接触した時にその中間転写体に従動するので、捕捉ローラを駆動するための駆動手段を不要とすることができ、装置構成の簡易化およびコストの低減化をさらに図ることができる。また、捕捉ローラが中間転写体に従動すれば、捕捉ローラからの駆動による中間転写体の負荷変動がなく、中間転写体の速度むらが低減され、その結果、像担持体から中間転写体上に転写される可視像の位置ずれが低減され、画質の向上を図ることができる。
【0017】
また、請求項7に記載の発明は、請求項4ないし6のいずれかに記載の発明において、前記除去手段は、駆動手段によって駆動され、前記捕捉ローラは、前記除去手段に接触した時に、前記除去手段に従動するように構成されていることを特徴としている。
このような構成によると、捕捉ローラは、除去手段に接触した時にその除去手段に従動するので、捕捉ローラを駆動するための駆動手段を不要とすることができ、装置構成の簡易化およびコストの低減化をさらに図ることができる。
【0018】
また、請求項8に記載の発明は、請求項1ないし7のいずれかに記載の発明において、前記捕捉ローラには、前記中間転写体との接触時に、前記中間転写体に対するバイアスが印加され、前記除去手段には、前記捕捉ローラとの接触時に、前記捕捉ローラに対するバイアスが印加されるように構成されていることを特徴としている。
【0019】
このような構成によると、捕捉ローラには、中間転写体との接触時に中間転写体に対してバイアスが印加されるので、捕捉ローラは、中間転写体上の現像剤の良好な捕捉を達成することができる。また、除去手段には、捕捉ローラとの接触時に、捕捉ローラに対してバイアスが印加されるので、除去手段は、捕捉ローラ上の現像剤の良好な除去を達成することができる。そのため、より一層確実に現像剤の捕捉および除去を達成することができる。
【0020】
また、請求項9に記載の発明は、請求項1ないし7のいずれかに記載の発明において、前記中間転写体に担持される可視像を記録媒体に転写するための転写手段を備え、前記除去手段は、除去ローラからなり、前記除去ローラは、前記転写手段上の現像剤を捕捉するためのローラを兼ねていることを特徴としている。
このような構成によると、除去手段としての除去ローラが、転写手段上の現像剤を捕捉するためのローラを兼ねるので、転写手段上の現像剤を捕捉するためのローラを格別に設ける必要がなく、そのため、さらなる装置構成の簡略化を図ることができる。
【0021】
また、請求項10に記載の発明は、現像剤からなる可視像を担持する像担持体から可視像が転写される中間転写体を備える画像形成装置において、前記中間転写体上の現像剤を捕捉するための捕捉ローラと、前記捕捉ローラに捕捉された現像剤を除去するための除去手段と、前記中間転写体に担持される可視像を記録媒体に転写するための転写手段とを備え、前記捕捉ローラが前記中間転写体と前記除去手段とに対して接触または離間するように構成され、前記除去手段は、除去ローラからなり、前記除去ローラは、前記転写手段上の現像剤を捕捉するためのローラを兼ねていることを特徴としている。
【0022】
このような構成によると、捕捉ローラのみを中間転写体および除去手段に対して接触または離間させるので、簡易な構成により、中間転写体上の現像剤を確実に捕捉することができる。また、装置構成の簡易化によりコストの低減を図ることができる。
また、除去手段としての除去ローラが、転写手段上の現像剤を捕捉するためのローラを兼ねるので、転写手段上の現像剤を捕捉するためのローラを格別に設ける必要がなく、そのため、さらなる装置構成の簡略化を図ることができる。
【0023】
また、請求項11に記載の発明は、請求項9または10に記載の発明において、前記転写手段は、前記中間転写体に対して近接または離間するように構成され、前記捕捉ローラが前記中間転写体と接触した時に、前記中間転写体に近接し、前記捕捉ローラが前記中間転写体から離間して前記除去手段と接触した時に、前記中間転写体から離間して前記除去手段と接触するように構成されていることを特徴としている。
【0024】
このような構成によると、捕捉ローラが中間転写体と接触している時に、転写手段が中間転写体と近接するので、中間転写体から記録媒体への可視像の転写と中間転写体上の現像剤の捕捉とを同時に行なうことができる。また、捕捉ローラが中間転写体から離間して除去手段と接触している時に、転写手段が中間転写体から離間して除去手段と接触するので、捕捉ローラ上および転写手段上の現像剤の除去を同時に行なうことができる。そのため、より一層効率的な現像剤の捕捉および除去を達成することができる。
【0025】
また、請求項12に記載の発明は、請求項11に記載の発明において、前記捕捉ローラには、前記中間転写体との接触時に、前記中間転写体に対するバイアスが印加され、前記除去手段には、前記捕捉ローラおよび前記転写手段との接触時に、前記捕捉ローラおよび前記転写手段に対するバイアスが印加されるように構成されていることを特徴としている。
【0026】
このような構成によると、捕捉ローラには、中間転写体との接触時に中間転写体に対してバイアスが印加されるので、捕捉ローラは、中間転写体上の現像剤の良好な捕捉を達成することができる。また、除去手段には、捕捉ローラおよび転写手段との接触時に、捕捉ローラおよび転写手段に対してバイアスが印加されるので、除去手段は、捕捉ローラ上および転写手段上の現像剤の良好な除去を達成することができる。そのため、より一層確実に現像剤の捕捉および除去を達成することができる。
【0027】
また、請求項13に記載の発明は、請求項1ないし7のいずれかに記載の発明において、前記中間転写体に担持される可視像を記録媒体に転写するための転写手段を備え、前記捕捉ローラは、前記転写手段上の現像剤を捕捉するためのローラを兼ねていることを特徴としている。
このような構成によると、捕捉ローラが、転写手段上の現像剤を捕捉するためのローラを兼ねるので、転写手段上の現像剤を捕捉するためのローラを格別に設ける必要がなく、そのため、さらなる装置構成の簡略化を図ることができる。
【0028】
また、請求項14に記載の発明は、現像剤からなる可視像を担持する像担持体から可視像が転写される中間転写体を備える画像形成装置において、前記中間転写体上の現像剤を捕捉するための捕捉ローラと、前記捕捉ローラに捕捉された現像剤を除去するための除去手段と、前記中間転写体に担持される可視像を記録媒体に転写するための転写手段とを備え、前記捕捉ローラが前記中間転写体と前記除去手段とに対して接触または離間するように構成され、前記捕捉ローラは、前記転写手段上の現像剤を捕捉するためのローラを兼ねていることを特徴としている。
【0029】
このような構成によると、捕捉ローラのみを中間転写体および除去手段に対して接触または離間させるので、簡易な構成により、中間転写体上の現像剤を確実に捕捉することができる。また、装置構成の簡易化によりコストの低減を図ることができる。
また、捕捉ローラが、転写手段上の現像剤を捕捉するためのローラを兼ねるので、転写手段上の現像剤を捕捉するためのローラを格別に設ける必要がなく、そのため、さらなる装置構成の簡略化を図ることができる。
【0030】
また、請求項15に記載の発明は、請求項13または14に記載の発明において、前記転写手段は、前記中間転写体に対して近接または離間するように構成され、前記捕捉ローラが前記中間転写体と接触した時に、前記中間転写体に近接し、前記捕捉ローラが前記中間転写体から離間して前記除去手段と接触した時に、前記中間転写体から離間して前記捕捉ローラと接触するように構成されていることを特徴としている。
【0031】
このような構成によると、捕捉ローラが中間転写体と接触している時に、転写手段が中間転写体と近接するので、中間転写体から記録媒体への可視像の転写と中間転写体上の現像剤の捕捉とを同時に行なうことができる。また、捕捉ローラが中間転写体から離間して除去手段と接触している時に、転写手段が中間転写体から離間して捕捉ローラと接触するので、転写手段上の現像剤が捕捉ローラによって捕捉されると同時に、その捕捉ローラ上の現像剤が除去手段によって除去される。そのため、転写手段上および捕捉ローラ上の現像剤の除去を同時に行なうことができる。その結果、より一層効率的な現像剤の捕捉および除去を達成することができる。
【0032】
また、請求項16に記載の発明は、請求項15に記載の発明において、前記捕捉ローラには、前記中間転写体との接触時に、前記中間転写体に対するバイアスが印加され、前記除去手段との接触時に、前記転写手段に対するバイアスが印加され、前記除去手段には、前記捕捉ローラとの接触時に、前記捕捉ローラに対するバイアスが印加されるように構成されていることを特徴としている。
【0033】
このような構成によると、捕捉ローラには、中間転写体との接触時に中間転写体に対してバイアスが印加されるので、捕捉ローラは、中間転写体上の現像剤の良好な捕捉を達成することができる。また、捕捉ローラには、除去手段との接触時に、転写手段に対するバイアスが印加され、除去手段には、捕捉ローラとの接触時に、捕捉ローラに対するバイアスが印加されるので、転写手段上の現像剤が捕捉ローラに捕捉され、そして、除去手段は、捕捉ローラ上の現像剤を除去する、つまり、除去手段は、転写手段上および捕捉ローラ上の現像剤の良好な除去を達成することができる。そのため、より一層確実に現像剤の捕捉および除去を達成することができる。
【0034】
また、請求項17に記載の発明は、請求項9ないし16のいずれかに記載の発明において、前記捕捉ローラは、前記転写手段によって可視像が前記記録媒体に転写される転写時に、前記除去手段から離間して、前記中間転写体と接触し、前記転写時以外の非転写時に、前記中間転写体から離間して、前記除去手段と接触するように構成されていることを特徴としている。
【0035】
このような構成によると、捕捉ローラは、転写手段による記録媒体への転写時には、除去手段から離間し、中間転写体と接触して中間転写体上の現像剤を捕捉し、転写手段による記録媒体への転写時以外の非転写時には、中間転写体から離間し、除去手段と接触して捕捉ローラに捕捉された現像剤が除去される。そのため、捕捉ローラの中間転写体に対する接触または離間によって、中間転写体上の現像剤の捕捉、および、捕捉ローラに捕捉された現像剤の除去を選択的に達成することができ、効率のよい現像剤の除去を、簡易な構成により達成することができる。また、装置構成の簡易化によりコストの低減を図ることができる。
【0036】
また、請求項18に記載の発明は、現像剤からなる可視像を担持する像担持体から可視像が転写される中間転写体と、前記中間転写体に担持される可視像を記録媒体に転写するための転写手段とを備える画像形成装置において、前記転写手段による前記記録媒体への転写後に、前記中間転写体上に残存する現像剤を捕捉するための捕捉ローラと、前記捕捉ローラに捕捉された現像剤を除去するための除去手段とを備え、前記捕捉ローラは、前記転写手段によって可視像が前記記録媒体に転写される転写時に、前記除去手段から離間して、前記中間転写体と接触し、前記転写時以外の非転写時に、前記中間転写体から離間して、前記除去手段と接触するように構成されていることを特徴としている。
【0037】
このような構成によると、捕捉ローラは、転写手段による記録媒体への転写時には、除去手段から離間し、中間転写体と接触して中間転写体上に残存する現像剤を捕捉し、転写手段による記録媒体への転写時以外の非転写時には、中間転写体から離間し、除去手段と接触して捕捉ローラに捕捉された現像剤が除去される。そのため、捕捉ローラの中間転写体に対する接触または離間によって、中間転写体上に残存する現像剤の捕捉、および、捕捉ローラに捕捉された現像剤の除去を選択的に達成することができ、効率のよい現像剤の除去を、簡易な構成により達成することができる。また、装置構成の簡易化によりコストの低減を図ることができる。
【0038】
また、請求項19に記載の発明は、請求項18に記載の発明において、前記中間転写体は、駆動手段によって駆動され、前記捕捉ローラは、前記中間転写体に接触した時に、前記中間転写体に従動するように構成されていることを特徴としている。
このような構成によると、捕捉ローラは、中間転写体に接触した時にその中間転写体に従動するので、捕捉ローラを駆動するための駆動手段を不要とすることができ、装置構成の簡易化およびコストの低減化をさらに図ることができる。また、捕捉ローラが中間転写体に従動すれば、捕捉ローラからの駆動による中間転写体の負荷変動がなく、中間転写体の速度むらが低減され、その結果、像担持体から中間転写体上に転写される可視像の位置ずれが低減され、画質の向上を図ることができる。
【0039】
また、請求項20に記載の発明は、請求項18または19に記載の発明において、前記除去手段は、駆動手段によって駆動され、前記捕捉ローラは、前記除去手段に接触した時に、前記除去手段に従動するように構成されていることを特徴としている。
このような構成によると、捕捉ローラは、除去手段に接触した時にその除去手段に従動するので、捕捉ローラを駆動するための駆動手段を不要とすることができ、装置構成の簡易化およびコストの低減化をさらに図ることができる。
【0040】
また、請求項21に記載の発明は、請求項18ないし20のいずれかに記載の発明において、前記除去手段によって前記捕捉ローラから除去された現像剤を収容するための現像剤収容部を備え、前記除去手段および前記現像剤収容部は、前記中間転写体と記録媒体が搬送される搬送経路を挟んで対向配置されていることを特徴としている。
【0041】
このような構成によると、記録媒体が搬送される搬送経路に対して中間転写体と反対側の空間に除去手段および現像剤収容部が配置されるので、画像形成装置内のスペースが効率的に利用され、装置構成の簡易化および省スペース化を図ることができる。
また、請求項22に記載の発明は、請求項18ないし21のいずれかに記載の発明において、前記捕捉ローラには、前記中間転写体との接触時に、前記中間転写体に対するバイアスが印加され、前記除去手段には、前記捕捉ローラとの接触時に、前記捕捉ローラに対するバイアスが印加されるように構成されていることを特徴としている。
【0042】
このような構成によると、捕捉ローラには、中間転写体との接触時に中間転写体に対してバイアスが印加されるので、捕捉ローラは、中間転写体上の現像剤の良好な捕捉を達成することができる。また、除去手段には、捕捉ローラとの接触時に、捕捉ローラに対してバイアスが印加されるので、除去手段は、捕捉ローラ上の現像剤の良好な除去を達成することができる。そのため、より一層確実に現像剤の捕捉および除去を達成することができる。
【0043】
また、請求項23に記載の発明は、請求項1ないし22のいずれかに記載の発明において、現像剤が、球形トナーであることを特徴としている。
このような構成によると、流動性の良好な球形トナーによって高画質の画像を形成することができる。また、球形トナーは、流動性が良好であるがゆえにブレードによって掻き取ることが困難であり、そのため、ローラによって捕捉する必要があるが、この構成においては、捕捉ローラによって、球形トナーを簡易かつ確実に捕捉することができる。
【0044】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の画像形成装置としてのカラーレーザプリンタの一実施形態を示す要部側断面図である。図1において、このカラーレーザプリンタ1は、本体ケーシング2内に、記録媒体としての用紙3を給紙するための給紙部4や、給紙された用紙3に所定の画像を形成するための画像形成部5などを備えている。
【0045】
給紙部4は、給紙トレイ6と給紙ローラ7とを備えており、用紙3は、給紙部4内の給紙トレイ6に積層されている。そして、給紙トレイ6の最上位にある用紙3は、給紙ローラ7の回転によって1枚毎に給紙され、搬送ローラ8およびレジストローラ9によって画像形成部5に搬送される。
また、レジストローラ9の近傍には、用紙センサ32が配設されている。用紙センサ32は、用紙3の搬送方向におけるレジストローラ9の下流側近傍に配設されており、用紙3が、レジストローラ9を通過して、画像形成部5に搬送されるタイミングを検知し、その検知信号を後述するCPU101(図2参照)に送信するように構成されている。
【0046】
画像形成部5は、スキャナユニット10、プロセス部11、中間転写ベルト機構部12、転写手段としての転写ローラ13および定着部14などを備えている。
スキャナユニット10は、本体ケーシング2内の中央部に、図示しないレーザ発光部、ポリゴンミラー、複数のレンズおよび反射鏡を備えている。そして、このスキャナユニット10では、レーザ発光部から発光される所定の画像データに基づくレーザビームを、ポリゴンミラー、反射鏡およびレンズを介して通過あるいは反射させて、後述する感光ベルト機構部16の感光ベルト20の表面上に高速走査にて照射させている。
【0047】
プロセス部11は、複数(4つ)の現像カートリッジ15、感光ベルト機構部16などを備えている。
4つの現像カートリッジ15は、各色毎に、イエローのトナーが収容されるイエロー現像カートリッジ15Y、マゼンタのトナーが収容されるマゼンタ現像カートリッジ15M、シアンのトナーが収容されるシアン現像カートリッジ15Cおよびブラックのトナーが収容されるブラック現像カートリッジ15Kのそれぞれが、本体ケーシング2内の後側において、上下方向において互いに所定の間隔を隔てて下から上に向かって並列状に順次配置されている。
【0048】
各現像カートリッジ15は、それぞれ、現像ローラ17、図示しない層厚規制ブレード、供給ローラおよびトナー収容部などを備えており、各現像ローラ17を後述する感光ベルト20の表面に接触または離間させることができるように、図示しない離間用ソレノイドによって、水平方向に移動可能に構成されている。
現像ローラ17は、金属製のローラ軸に、導電性のゴム材料である弾性部材からなるローラが被覆されている。より具体的には、現像ローラ17のローラは、カーボン微粒子などを含む導電性のウレタンゴム、シリコーンゴムまたはEPDMゴムなどからなる弾性体のローラ部分と、そのローラ部分の表面に被覆される、ウレタンゴム、ウレタン樹脂、ポリイミド樹脂などが主成分とされる、コート層との2層構造によって形成されている。また、この現像ローラ17には、感光ベルト20に対して、所定の現像バイアスが印加されている。
【0049】
各現像カートリッジ15のトナー収容部には、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの各色の現像剤としての正帯電性の非磁性1成分の球形の重合トナーがそれぞれ収容されている。そして、そのトナーが供給ローラの回転によって、現像ローラ17に供給され、供給ローラと現像ローラ17との間で正に摩擦帯電され、さらに、現像ローラ17上に供給されたトナーは、現像ローラ17の回転に伴なって、層厚規制ブレードと現像ローラ17の間に進入し、ここでさらに十分に摩擦帯電されて、一定の厚さの薄層として現像ローラ17上に担持される。
【0050】
感光ベルト機構部16は、4つの現像カートリッジ15の前側側方に対向配置され、最下位に位置するイエロー現像カートリッジ15Yと略対向配置される第1感光ベルトローラ18と、この第1感光ベルトローラ18の垂直方向上方で、最上位に位置するブラック現像カートリッジ15Kと略対向配置される第2感光ベルトローラ19と、これら第1感光ベルトローラ18および第2感光ベルトローラ19の間に巻回される像担持体としての感光ベルト20と、感光ベルト帯電器21と、第1クリーナ22とを備えている。
【0051】
感光ベルト20は、表層がアルミ蒸着されたPET(ポリエチレンテレフタレート)などの樹脂からなるエンドレスベルトからなり、その表面に感光体からなる有機感光層を備えている。
そして、後述する駆動手段としてのメインモータ105(図2参照)の駆動により、第2感光ベルトローラ19が回転駆動されるとともに、第1感光ベルトローラ18が従動することにより、感光ベルト20が、これら第1感光ベルトローラ18および第2感光ベルトローラ19の間を周回移動(反時計方向に周回移動)される。
【0052】
感光ベルト帯電器21は、感光ベルト機構部16の下方であって、感光ベルト20の移動方向における後述する第1クリーナ22と感光ベルト20との対向部分よりも下流側であって、スキャナユニット10による感光ベルト20への露光部分の上流側に、第1感光ベルトローラ18の近傍において、感光ベルト20に接触しないように、所定の間隔を隔てて対向配置されている。この感光ベルト帯電器21は、タングステンなどの帯電用ワイヤからコロナ放電を発生させる正帯電用のスコロトロン型の帯電器であり、感光ベルト20の表面を正極性に一様に帯電させるように構成されている。
【0053】
そして、感光ベルト20の表面は、感光ベルト帯電器21により一様に正帯電された後、スキャナユニット10からのレーザービームの高速走査により露光され、所定の画像データに基づく静電潜像が形成される。
次いで、静電潜像が形成された感光ベルト20に、特定の現像カートリッジ15の現像ローラ17を接触させることにより、現像ローラ17上に担持されかつ正帯電されているトナーが、感光ベルト20に対向して接触する時に、感光ベルト20の表面上に形成されている静電潜像、すなわち、一様に正帯電されている感光ベルト20の表面のうち、レーザービームの高速走査により露光され電位が下がっている部分に供給され、選択的に担持されることによって可視像化され、これによって反転現像が達成される。
【0054】
第1クリーナ22は、感光ベルト機構部16の側方であって、感光ベルト20の移動方向における、感光ベルト20と中間転写ベルト26との対向部分の下流側であって、感光ベルト20と感光ベルト帯電器21との対向部分の上流側に配置され、第1クリーニングボックス33と、第1クリーニングローラ34と、第1除去ローラ35と、第1クリーニングブレード36とを備えている。
【0055】
第1クリーニングボックス33は、ボックス形状をなし、感光ベルト20と対向する側の一部に開口部が形成されており、その内部の下部空間が後述する第1クリーニングブレード36によって掻き取られたトナーを貯留する廃トナー収容部として形成されている。
第1クリーニングローラ34は、金属製のローラ本体にシリコーンゴムなどの弾性体からなるローラが被覆されており、第1クリーニングボックス33の開口部において回転可能に支持され、感光ベルト20に接触状に対向配置されている。また、この第1クリーニングローラ34は、感光ベルト20に対して所定の第1クリーニングバイアスが印加されている。
【0056】
第1除去ローラ35は、金属製のローラからなり、第1クリーニングボックス33の内部において、第1クリーニングローラ34に対して感光ベルト20の反対側において、第1クリーニングローラ34に接触状に対向配置されており、第1クリーニングローラ34に対して所定の第1除去バイアスが印加されている。
第1クリーニングブレード36は、第1クリーニングボックス33の内部において、第1除去ローラ35に対して第1クリーニングローラ34の反対側において、第1除去ローラ35に圧接するように対向配置されており、薄板状の掻き取りブレードからなり、第1除去ローラ35の表面上に付着したトナーを掻き取るように構成されている。
【0057】
そして、後述する中間転写ベルト26への転写後に、感光ベルト20上に残存する残存トナーは、感光ベルト20の回転によって第1クリーニングローラ34と対向した時に、その第1クリーニングローラ34によって電気的に捕捉される。その後、その捕捉されたトナーは、第1クリーニングローラ34の回転によって、第1除去ローラ35と対向したときに、その第1除去ローラ35に電気的に捕捉され、その後、第1クリーニングブレード36によって掻き取られ、第1クリーニングボックス33内に貯留される。
【0058】
中間転写ベルト機構部12は、感光ベルト機構部16の前側側方に配置されており、第2感光ベルトローラ19に感光ベルト20および後述する中間転写ベルト26を介して略対向配置される第1中間転写ベルトローラ23と、第1中間転写ベルトローラ23の斜め前側下方に配置される第2中間転写ベルトローラ24と、第2中間転写ベルトローラ24の前方側方であって、後述する転写ローラ13と中間転写ベルト26を介して対向配置される第3中間転写ベルトローラ25と、第1中間転写ベルトローラ23ないし第3中間転写ベルトローラ25の外周に巻回される、中間転写体としての中間転写ベルト26とを備えている。
【0059】
中間転写ベルト26は、カーボンなどの導電性粒子を分散した導電性のポリカーボネートやポリイミドなどの樹脂からなるエンドレスベルトから形成されている。
これら第1中間転写ベルトローラ23ないし第3中間転写ベルトローラ25は、三角形状に配置されており、その周りに中間転写ベルト26が巻回されている。そして、メインモータ105(図2参照)の駆動により第1中間転写ベルトローラ23が回転駆動されるとともに、第2中間転写ベルトローラ24および第3中間転写ベルトローラ25が従動することにより、中間転写ベルト26が、これら第1中間転写ベルトローラ23ないし第3中間転写ベルトローラ25の間を周回移動(時計方向に周回移動)される。
【0060】
転写ローラ13は、中間転写ベルト機構12の第3中間転写ベルトローラ25と中間転写ベルト26を挟んで対向するように配置され、金属製のローラ軸に導電性のゴム材料からなるローラが被覆されており、回転可能に支持されている。この転写ローラ13は、後述する転写ローラ接離機構103によって、中間転写ベルト26から離間する実線で示す待機位置(図3(a)参照)と、中間転写ベルト26に近接する点線で示す転写位置(図3(b)参照)とに移動可能に構成されている。なお、待機位置と転写位置とは、用紙3の搬送経路44を挟んで両側に対向状に位置されており、転写位置では、中間転写ベルト26との間で搬送経路44を通過する用紙3を押圧するように構成されている。
【0061】
そして、転写ローラ13は、次に述べるように、各色毎の可視像が、中間転写ベルト26に順次転写される間は、待機位置に位置され、全ての可視像が感光ベルト20から中間転写ベルト26に転写され中間転写ベルト26上にカラー画像が形成された時に、転写位置に位置される。
また、この転写ローラ13は、転写バイアス印加回路102(図2参照)によって、転写位置において、中間転写ベルト26に対して所定の転写バイアスが印加される。
【0062】
そして、感光ベルト20上に形成された単色の可視像は、中間転写ベルト26と対向した時に、その中間転写ベルト26において順次重ね合わされる。より具体的には、図示しない離間用ソレノイドによって、イエロー現像カートリッジ15Yを水平方向前方に移動させて、イエロー現像カートリッジ15Yの現像ローラ17を、静電潜像が形成された感光ベルト20に接触させるとともに、同じく離間用ソレノイドによって、マゼンタ現像カートリッジ15M、シアン現像カートリッジ15Cおよびブラック現像カートリッジ15Kを水平方向後方に移動させて、感光ベルト20から離間させておくことにより、まず、イエロー現像カートリッジ15Yに収容されるイエローのトナーのみによって感光ベルト20上に、イエローの可視像が形成される。
【0063】
次いで、イエローの可視像は、感光ベルト20の移動により、中間転写ベルト26と対向した時に、中間転写ベルト26の表面に転写される。
次いで、上記と同様にして、再び感光ベルト20上に静電潜像が形成されると、次に、マゼンタ現像カートリッジ15Mを、離間用ソレノイドによって水平方向前方に移動させて、上記と同様に、マゼンタ現像カートリッジ15Mの現像ローラ17を、感光ベルト20に接触させるとともに、イエロー現像カートリッジ15Y、シアン現像カートリッジ15Cおよびブラック現像カートリッジ15Kを、離間用ソレノイドによって水平方向後方に移動させて、感光ベルト20から離間させておくことにより、マゼンタ現像カートリッジ15Mに収容させるマゼンタのトナーのみによって感光ベルト20にマゼンタの可視像が形成されると、そのマゼンタの可視像は、上記と同様にして、感光ベルト20の移動により、そのマゼンタの可視像が中間転写ベルト26と対向した時に、すでにイエローの可視像が転写されている、中間転写ベルト26上に重ねて転写される。
【0064】
このような同様の動作が、シアン現像カートリッジ15Cに収容されるシアンのトナーおよびブラック現像カートリッジ15Kに収容されるブラックのトナーによって繰り返され、これによって、中間転写ベルト26上にカラー画像が形成される。そして、中間転写ベルト26上に形成されたカラー画像は、用紙3が中間転写ベルト26と転写ローラ13の間を通る間に、転写位置に位置された転写ローラ13によって、用紙3に一括転写される。
【0065】
定着部14は、中間転写ベルト機構部12の上側側方に配置され、加熱ローラ27と、その加熱ローラ27を押圧する押圧ローラ28と、加熱ローラ27および押圧ローラ28の下流側に設けられる1対の搬送ローラ29とを備えている。加熱ローラ27は、外層がシリコンゴム、内層が金属製で加熱のためのハロゲンランプを備えており、画像形成部5において、用紙3上に転写されたカラー画像を、用紙3が加熱ローラ27と押圧ローラ28との間を通過する間に熱定着させるようにしている。
【0066】
そして、このように定着部14においてカラー画像が熱定着された用紙3は、搬送ローラ29によって1対の排紙ローラ30に搬送される。排紙ローラ30に送られた用紙3は、その排紙ローラ30によって本体ケーシング2の上部に形成される排紙トレイ31上に排紙される。
そして、このカラーレーザプリンタ1には、用紙3への転写後に中間転写ベルト26の表面上に残存する残存トナーを回収するための第2クリーナ38が備えられている。
【0067】
第2クリーナ38は、中間転写ベルト機構部12の前側側方に配置され、第2クリーニングボックス39と、捕捉ローラとしての第2クリーニングローラ40と、除去手段としての第2除去ローラ41と、第2クリーニングブレード42とを備えている。
第2クリーニングボックス39は、中間転写ベルト機構部12の側方において、用紙3の搬送経路44を挟んで中間転写ベルト26と対向配置されており、ボックス形状をなし、中間転写ベルト26と対向する側の一部に開口部が形成されている。そして、この第2クリーニングボックス39の内部の下部空間が、後述する第2クリーニングブレード42によって掻き取られたトナーを貯留する現像剤収容部としての廃トナー収容部43とされている。
【0068】
第2クリーニングローラ40は、金属製のローラ本体にシリコーンゴムなどの弾性体からなるローラが被覆されており、用紙3の搬送方向における転写ローラ13の下流側において、回転可能に支持されている。また、この第2クリーニングローラ40は、後述する第2クリーニングローラ接離機構108によって、中間転写ベルト26から離間し次に述べる第2除去ローラ41と接触する実線で示すトナー排出位置(図3(a)参照)と、第2除去ローラ41から離間し中間転写ベルト26と接触する点線で示すクリーニング位置(図3(b)参照)とに移動可能に構成されている。なお、トナー排出位置とクリーニング位置は、用紙3の搬送経路44を挟む両側に対向状に位置され、クリーニング位置は、中間転写ベルト26の移動方向における転写ローラ13および第3中間転写ベルトローラ25との対向位置(転写位置)の下流側であって、かつ、感光ベルト20および中間転写ベルト26との接触位置の上流側における、第3中間転写ベルトローラ25の近傍に位置されている。
【0069】
また、この第2クリーニングローラ40は、後述する第2クリーニングバイアス印加回路110(図2参照)によって、中間転写ベルト26に対する第2クリーニングバイアスが印加されるように構成されている。
また、第2除去ローラ41は、金属製のローラからなり、第2クリーニングボックス39の開口部に回転可能に支持されており、後述するメインモータ105(図2参照)の駆動により回転駆動されるように構成されている。また、第2除去ローラ41は、後述する第2除去バイアス印加回路107(図2参照)によって、第2クリーニングローラ40に対する第2除去バイアスが印加される。
【0070】
第2クリーニングブレード42は、第2クリーニングボックス39の開口部であって、第2除去ローラ41に対して第2クリーニングローラ40の反対側において、第2除去ローラ41に上方から圧接するように対向配置されており、この第2クリーニングブレード42は、薄板状の掻き取りブレードからなり、第2除去ローラ41の表面上に付着したトナーを掻き取るように構成されている。
【0071】
次に、このような第2クリーナ38の制御を行なうための制御系のブロック図を図2に示す。
図2において、この制御系では、CPU101に、用紙センサ32が接続されるとともに、転写バイアス印加回路102と、転写ローラ接離機構103を駆動制御するための転写ローラ接離回路104と、メインモータ105を駆動制御するためのメイン駆動回路106と、第2除去バイアス印加回路107と、第2クリーニングローラ接離機構108を駆動制御するための第2クリーニングローラ接離回路109と、第2クリーニングバイアス印加回路110とが接続されている。
【0072】
CPU101は、RAM111およびROM112を備え、各部の制御を実行する。RAM111には、各部を駆動制御するための、用紙センサ32などからの一時的な数値が格納される。ROM112には、転写バイアス印加回路102、転写ローラ接離回路104、メイン駆動回路106、第2除去バイアス印加回路107、第2クリーニングローラ接離回路109および第2クリーニングバイアス印加回路110を制御するための、メイン駆動制御プログラムなどの各種の制御プログラムが格納されている。
【0073】
転写バイアス印加回路102には、転写ローラ13のローラ軸が接続されており、転写ローラ13は、転写バイアス印加回路102を介して、CPU101のROM112内に格納されるメイン駆動制御プログラムによって、転写バイアスのオン・オフが制御される。
転写ローラ接離回路104には、転写ローラ接離機構103が接続されており、この転写ローラ接離機構103には、転写ローラ13が連結されている。そして、転写ローラ接離機構103は、転写ローラ接離回路104を介して、CPU101のROM112内に格納されるメイン駆動制御プログラムによって、その駆動が制御されている。そのため、転写ローラ13は、メイン駆動制御プログラムによって、その移動が制御される。なお、転写ローラ接離機構103は、より具体的には、ソレノイドやカム機構などが採用されている。
【0074】
メイン駆動回路106には、メインモータ105が接続されており、このメインモータ105には、図示しないギヤ列を介して、転写ローラ13、感光ベルト機構部16、中間転写ベルト機構部12および第2除去ローラ41が接続されている。なお、図示しないが、メインモータ105には、カラーレーザプリンタ1におけるその他の駆動部材が接続されている。そして、メインモータ105は、メイン駆動回路106を介して、CPU101のROM112内に格納されるメイン駆動制御プログラムによって、その駆動または停止が制御されている。そのため、転写ローラ13、感光ベルト機構部16、中間転写ベルト機構部12および第2除去ローラ41は、メイン駆動制御プログラムによって、その回転の駆動または停止が制御される。
【0075】
第2除去バイアス印加回路107には、第2除去ローラ41のローラ軸が接続されており、第2除去ローラ41は、第2除去バイアス印加回路107を介して、CPU101のROM112内に格納されるメイン駆動制御プログラムによって、第2除去バイアスのオン・オフが制御される。
第2クリーニングローラ接離回路109には、第2クリーニングローラ接離機構108が接続されており、この第2クリーニングローラ接離機構108には、第2クリーニングローラ40が連結されている。そして、第2クリーニングローラ接離機構108は、第2クリーニングローラ接離回路109を介して、CPU101のROM112内に格納されるメイン駆動制御プログラムによって、その駆動が制御されている。そのため、第2クリーニングローラ40は、メイン駆動制御プログラムによって、その移動が制御される。なお、第2クリーニングローラ接離機構108は、より具体的には、ソレノイドやカム機構などが採用されている。
【0076】
第2クリーニングバイアス印加回路110には、第2クリーニングローラ40のローラ軸が接続されており、第2クリーニングローラ40は、第2クリーニングバイアス印加回路110を介して、CPU101のROM112内に格納されるメイン駆動制御プログラムによって、第2クリーニングバイアスのオン・オフが制御される。
【0077】
そして、このカラーレーザプリンタ1では、メイン駆動制御プログラムによる転写バイアス印加回路102、転写ローラ接離回路104、メイン駆動回路106、第2除去バイアス印加回路107、第2クリーニングローラ接離回路109および第2クリーニングバイアス印加回路110の制御によって、転写ローラ13および第2クリーニングローラ40の移動のタイミングや、第2除去バイアスおよび第2クリーニングバイアスのオン・オフが制御されている。
【0078】
次に、このようなメイン駆動制御プログラムの制御を、図3に示す第2クリーナ38近傍の拡大断面図を参照して説明する。
このカラーレーザプリンタ1において、各色毎の可視像が感光ベルト20上に形成され、その各色毎の可視像が、中間転写ベルト26に順次重ねて転写される間(すなわち、イエローのトナーによる可視像の転写からブラックのトナーによる可視像の転写までの間)は、図3(a)に示すように、第2クリーニングローラ40は、第2クリーニングローラ接離機構108によって、中間転写ベルト26から離間し、第2除去ローラ41と接触するトナー排出位置に位置され、第2除去ローラ41と接触して、メインモータ105の駆動により回転駆動される第2除去ローラ41の矢印方向(時計方向)の回転に伴なって矢印方向(反対方向)に従動回転される。そして、この時、第2クリーニングローラ40には、第2クリーニングバイアス印加回路110による第2クリーニングバイアスの印加がオフされており、その電位は0Vとされている。一方、第2除去ローラ41には、第2除去バイアス印加回路107による第2除去バイアスが印加されており、その電位はおよそ−200Vとされている。そのため、後述するように、第2クリーニングローラ40の表面に捕捉される残存トナーは、第2クリーニングローラ40の回転によって第2除去ローラ41と対向した時に、第2除去バイアスによって第2クリーニングローラ40の表面から第2除去ローラ41の表面に、その電位差によって電気的に捕捉される。そして、第2除去ローラ41の表面に捕捉された残存トナーは、第2除去ローラ41の回転によって、第2クリーニングブレード42と接触して第2除去ローラ41の表面から掻き取られ、自重によって落下し、廃トナー収容部43に貯留される。
【0079】
なお、転写ローラ13は、この時、上記したように、転写ローラ接離機構103によって待機位置に位置されている。
次いで、全ての可視像が感光ベルト20から中間転写ベルト26に転写され、中間転写ベルト26上にカラー画像が形成されると、第2クリーニングローラ40は、第2クリーニングローラ接離機構108によって、第2除去ローラ41から離間し、中間転写ベルト26と接触するクリーニング位置に位置され、メインモータ105の駆動により第1中間転写ベルトローラ23を介して駆動される中間転写ベルト26の矢印方向(時計方向)への移動に伴なって矢印方向(反時計方向)に従動回転されるとともに、第2クリーニングバイアス印加回路110によって第2クリーニングバイアスが印加され、その電位はおよそ−200Vとされる。
【0080】
また、転写ローラ13は、この時、上記したように、転写ローラ接離機構103によって転写位置に位置され、転写バイアス印加回路102によって転写バイアスが印加されるので、転写ローラ13と中間転写ベルト26との間を通過する用紙3に、中間転写ベルト26上に形成されたカラー画像が一括転写される。
そして、中間転写ベルト26上のカラー画像が用紙3に一括転写された後に、中間転写ベルト26の表面に残存した残存トナーは、第2クリーニングローラ40に印加された第2クリーニングバイアスによって中間転写ベルト26の表面から第2クリーニングローラ40の表面にその電位差によって電気的に捕捉される。
【0081】
そして、用紙3への転写が終了した後は、図3(a)に示すように、第2クリーニングローラ接離機構108によって、第2クリーニングローラ40は再びトナー排出位置に移動されるとともに、第2クリーニングバイアスがオフされる。そして、上記したように、第2クリーニングローラ40の表面に捕捉されている残存トナーは、第2除去ローラ41によって電気的に捕捉され、その後、第2クリーニングブレード42によって掻き取られ、廃トナー収容部43において貯留される。
【0082】
このように、このカラーレーザプリンタ1では、第2クリーナ38の全体が移動するのではなく、第2クリーニングボックス39、第2除去ローラ41および廃トナー収容部43が固定される一方、自ら駆動しない(駆動機構に非連結である)第2クリーニングローラ40のみが中間転写ベルト26に対して接触または離間するように移動されるため、従来のように駆動機構と連結したままクリーニング装置全体を移動するのに比べ、簡易な構成により、中間転写ベルト26上のトナーを確実に捕捉することができ、また、装置構成の簡易化によりコストの低減を図ることができる。
【0083】
また、第2クリーニングローラ40は、クリーニング位置において中間転写ベルト26と接触して残存トナーを捕捉する一方で、中間転写ベルト26から離間した時には、第2除去ローラ41と接触するトナー排出位置に位置されるため、第2クリーニングローラ40の中間転写ベルト26に対する接触または離間によって、中間転写ベルト26上の残存トナーの捕捉、および、第2クリーニングローラ40に捕捉された残存トナーの除去を選択的に達成することができ、効率のよい残存トナーの除去を、簡易な構成により達成することができる。
【0084】
また、このカラーレーザプリンタ1では、中間転写ベルト26は、メインモータ105によって駆動される一方、第2クリーニングローラ40は、クリーニング位置において、中間転写ベルト26に接触した時にその中間転写ベルト26に従動して回転されるので、クリーニング位置における第2クリーニングローラ40を駆動するための機構を不要とすることができ、装置構成の簡易化およびコストの低減化をさらに図ることができる。また、第2クリーニングローラ40が中間転写ベルト26に従動すれば、第2クリーニングローラ40からの駆動による中間転写ベルト26の負荷変動がなく、中間転写ベルト26の速度むらが低減され、その結果、感光ベルト20から中間転写ベルト26上に転写される可視像の位置ずれが低減され、画質の向上を図ることができる。
【0085】
また、このカラーレーザプリンタ1では、第2除去ローラ41は、メインモータ105によって駆動される一方、第2クリーニングローラ40は、トナー排出位置において、第2除去ローラ41に接触した時にその第2除去ローラ41に従動して回転されるので、トナー排出位置における第2クリーニングローラ40を駆動するための機構を不要とすることができ、装置構成の簡易化およびコストの低減化をさらに図ることができる。
【0086】
また、このカラーレーザプリンタ1では、第2除去ローラ41、第2クリーニングブレード42および廃トナー収容部43が、中間転写ベルト26と用紙3の搬送経路44を挟んで反対側の空間に対向配置されているため、カラーレーザプリンタ1内のスペースが効率的に利用され、装置構成の簡易化および省スペース化が図られている。
【0087】
また、このカラーレーザプリンタ1では、第2クリーニングローラ40には、中間転写ベルト26との接触時に、第2クリーニングバイアス印加回路110によって中間転写ベルト26に対する第2クリーニングバイアスが印加されるため、中間転写ベルト26上の残存トナーは電気的に第2クリーニングローラ40に捕捉されるので、残存トナーの第2クリーニングローラ40への良好な捕捉を達成することができる。また、第2除去ローラ41には、第2クリーニングローラ40との接触時に、第2除去バイアス印加回路107によって第2クリーニングローラ40に対する第2除去バイアスが印加されるため、第2クリーニングローラ40上の残存トナーは電気的に第2除去ローラ41に捕捉されるので、残存トナーの良好な除去を達成することができる。そのため、より一層確実に残存トナーの捕捉および除去を達成することができる。
【0088】
また、このカラーレーザプリンタ1においては、トナーとして流動性の良好な球形の重合トナーが用いられているため、高画質の画像を形成することができる。一方、重合トナーは、流動性が良好であるがゆえに中間転写ベルト26上のトナーをブレードによって掻き取ることが困難であるが、このカラーレーザプリンタ1では、上記したように、中間転写ベルト26上に残存するトナーは、クリーニング位置において第2クリーニングバイアスが印加された第2クリーニングローラ40によって、中間転写ベルト26の表面から第2クリーニングローラ40に電気的に捕捉され、次いで、トナー排出位置において、第2除去バイアスが印加された第2除去ローラ41によって、第2クリーニングローラ40の表面から第2除去ローラ41に電気的に捕捉できるため、球形の重合トナーであっても簡易かつ確実に捕捉することができる。
【0089】
また、上記したカラーレーザプリンタ1において、第2除去ローラ41が、転写ローラ13の表面に付着したトナーを捕捉するための捕捉ローラを兼ねるように構成してもよい。このようなカラーレーザプリンタ1の第2クリーナ38の近傍の拡大断面図を図4に示す。
図4において、このカラーレーザプリンタ1は、上記とほぼ同様の構成であるが、転写ローラ13は、図4(a)に示すように、待機位置において、第2除去ローラ41と第2クリーニングローラ40の下方において接触するように構成されている。
【0090】
次に、このようなカラーレーザプリンタ1の転写ローラ13および第2クリーニングローラ40の移動の制御、および、転写バイアス、第2クリーニングバイアスおよび第2除去バイアスの制御の詳細を、図5に示す用紙3への転写時における各部のタイミング図を参照して説明する。
まず、印刷処理が開始され、印刷データに基づく静電潜像が感光ベルト20に形成され、各色毎の可視像が形成された後、中間転写ベルト26に各色の可視像が重ねられる。この間、用紙3は、レジストローラ9によって画像形成部5への搬送の待機状態とされており、用紙センサ32はオフ状態にある。そして、この時には、図4(a)に示すように、転写ローラ13および第2クリーニングローラ40は、待機位置およびトナー排出位置にそれぞれ位置され、第2クリーニングバイアスおよび転写バイアスの印加がオフされた状態で、ともに第2除去ローラ41に接触されている。また、この時には、転写ローラ13および第2除去ローラ41は、メインモータ105によって矢印方向(転写ローラ13は反時計方向、第2除去ローラ41は時計方向)にそれぞれ回転駆動される一方、第2クリーニングローラ40は、第2除去ローラ41の回転に伴なって矢印方向(反時計方向)に従動回転されている。また、第2除去ローラ41には、第2除去バイアス印加回路107によって第2除去バイアスが印加されており、その電位がおよそ−200Vとなるように制御されている。
【0091】
これによって、図4(a)に示す状態では、転写ローラ13の表面に付着したトナーおよび第2クリーニングローラ40の表面の残存トナーは、第2除去ローラ41によって電気的に捕捉され、次いで、第2クリーニングブレード42によって掻き取られることにより、第2クリーニングボックス39内のトナー収容部43に貯留される。
【0092】
次に、感光ベルト20から中間転写ベルト26への全ての色の可視像の転写が終了すると、レジストローラ9の回転駆動により、用紙3が画像形成部5に向けて搬送され、用紙3の先端部の当接により用紙センサ32がオン状態となる。そして、用紙センサ32のオンから用紙3が転写位置(すなわち、中間転写ベルト26と転写ローラ13との対向位置)に搬送されるまでの間に、図4(b)に示すように、転写ローラ13が、転写ローラ接離機構103によって転写位置に移動され、それと同時に、第2クリーニングローラ40が第2クリーニングローラ接離機構108によってクリーニング位置に移動される。そして、この移動の途中に、第2クリーニングローラ40には、第2クリーニングバイアス印加回路110によって第2クリーニングバイアスの印加がオンされ、その電位がおよそ−200Vとされる一方、第2除去ローラ41には、第2除去バイアス印加回路107によって印加されていた第2除去バイアスがオフされる。
【0093】
そして、転写ローラ13が転写位置に位置され、第2クリーニングローラ40がクリーニング位置に位置された後、用紙3が転写位置に到達すると、転写ローラ13に転写バイアス印加回路102によっておよそ−1〜−2kVの転写バイアスが印加され、中間転写ベルト26から用紙3へのカラー画像の一括転写が行なわれる。
【0094】
そして、用紙3へのカラー画像の転写中は、上記と同様に、転写ローラ13が、転写位置において、転写バイアスによって、中間転写ベルト26上のカラー画像を用紙3に転写すると同時に、第2クリーニングローラ40が、クリーニング位置において、第2クリーニングバイアスによって、用紙3への転写後に中間転写ベルト26の表面に残存する残存トナーを捕捉する。
【0095】
そして、用紙3の後端部が用紙センサ32を通過して用紙センサ32がオフされた後、所定の時間が経過した用紙3への転写の終了時には、まず、転写バイアス印加回路102によって転写バイアスがオフされ、次に、転写ローラ13が転写ローラ接離機構103によって転写位置から待機位置に移動され、これと同時に、第2クリーニングローラ40が第2クリーニングローラ接離機構108によってクリーニング位置からトナー排出位置に移動される。そして、この移動の途中に、第2クリーニングバイアス印加回路110によって第2クリーニングバイアスがオフされる一方、第2除去バイアス印加回路107によって第2除去ローラ41に第2除去バイアスが印加される。
【0096】
これによって、再び、転写ローラ13および第2クリーニングローラ40が、図4(a)に示す、待機位置およびトナー排出位置にそれぞれ位置され、第2除去ローラ41に第2除去バイアスが印加されて、転写ローラ13の表面に付着したトナーおよび第2クリーニングローラ40の表面の残存トナーは、第2除去ローラ41によって電気的に捕捉され、次いで、第2クリーニングブレード42によって掻き取られることにより、第2クリーニングボックス39内のトナー収容部43に貯留される。
【0097】
このように、図4に示す実施形態では、第2除去ローラ41が、転写ローラ13上に付着したトナーを捕捉するための捕捉ローラを兼ねるので、転写ローラ13上のトナーを捕捉するための捕捉ローラを格別に設ける必要がなく、そのため、さらなる装置構成の簡略化を図ることができる。
また、図4に示す実施形態では、第2クリーニングローラ40が中間転写ベルト26とクリーニング位置において接触している時に、転写ローラ13が転写位置において用紙3を介して中間転写ベルト26と近接するので、中間転写ベルト26から用紙3へのカラー画像の転写と中間転写ベルト26上の残存トナーの捕捉とを同時に行なうことができる。また、第2クリーニングローラ40が、中間転写ベルト26から離間してトナー排出位置において第2除去ローラ41と接触している時に、転写ローラ13も、中間転写ベルト26から離間して待機位置において第2除去ローラ41と接触するので、第2クリーニングローラ40上の残存トナーおよび転写ローラ13上に付着したトナーの除去を同時に行なうことができる。そのため、より一層効率的な残存トナーの捕捉および除去を達成することができる。
【0098】
また、この図4に示す実施形態では、第2クリーニングローラ40には、中間転写ベルト26との接触時に、第2クリーニングバイアス印加回路110によって中間転写ベルト26に対する第2クリーニングバイアス(−200V)が印加されるので、中間転写ベルト26上の残存トナーの良好な捕捉を達成することができる。また、第2除去ローラ41には、第2クリーニングローラ40および転写ローラ13との接触時に、第2除去バイアス印加回路107によって第2クリーニングローラ40(0V)および転写ローラ13(0V)に対する第2除去バイアス(−200V)が印加されるので、第2クリーニングローラ40上の残存トナーおよび転写ローラ13上に付着したトナーの良好な除去を達成することができる。そのため、より一層確実にトナーの捕捉および除去を達成することができる。
【0099】
また、上記したカラーレーザプリンタ1において、第2クリーニングローラ40が、転写ローラ13の表面に付着したトナーを捕捉するための捕捉ローラを兼ねるように構成してもよい。このようなカラーレーザプリンタ1の第2クリーナ38の近傍の拡大断面図を図6に示す。
図6において、このカラーレーザプリンタ1は、上記とほぼ同様の構成であるが、第2クリーニングブレード42は、第2除去ローラ41に対して第2クリーニングローラ40の反対側において第2除去ローラ41に下方から圧接するように対向配置されており、転写ローラ13は、図6(a)に示すように、待機位置において、第2クリーニングローラ40の下方に接触するように構成されている。
【0100】
次に、このようなカラーレーザプリンタ1の転写ローラ13および第2クリーニングローラ40の移動の制御、および、転写バイアス、第2クリーニングバイアスおよび第2除去バイアスの制御の詳細を、図7に示す用紙3への転写時における各部のタイミング図を参照して説明する。
まず、印刷処理が開始され、印刷データに基づく静電潜像が感光ベルト20に形成され、各色毎の可視像が形成された後、中間転写ベルト26に各色の可視像が重ねられる。この間、用紙3は、レジストローラ9によって画像形成部5への搬送の待機状態とされており、用紙センサ32はオフ状態にある。そして、この時には、図6(a)に示すように、第2クリーニングローラ40は、第2クリーニングバイアス(およそ−200V)がオンされた状態で、第2除去ローラ41の側方に接触するトナー排出位置に位置され、転写ローラ13は、転写バイアスの印加がオフされた状態で、第2クリーニングローラ40の下方に接触する待機位置に位置されている。また、この時には、転写ローラ13および第2除去ローラ41は、メインモータ105によって矢印方向(転写ローラ13および第2除去ローラ41はともに反時計方向)にそれぞれ回転駆動される一方、第2クリーニングローラ40は、第2除去ローラ41および転写ローラ13の回転に伴なって矢印方向(時計方向)に従動回転されている。また、第2除去ローラ41には、第2除去バイアス印加回路107によって第2除去バイアスが印加されており、その電位がおよそ−400Vとなるように制御されている。
【0101】
これによって、図6(a)に示す状態では、転写ローラ13の表面に付着したトナーは、第2クリーニングローラ40によって電気的に捕捉され、次に、第2クリーニングローラ40の表面に捕捉されたトナーおよび第2クリーニングローラ40の表面の残存トナーは、第2除去ローラ41によって電気的に捕捉され、その後、第2クリーニングブレード42によって掻き取られることにより、第2クリーニングボックス39内のトナー収容部43に貯留される。
【0102】
次に、感光ベルト20から中間転写ベルト26への全ての色の可視像の転写が終了すると、レジストローラ9の回転駆動により、用紙3が画像形成部5に向けて搬送され、用紙3の先端部の当接により用紙センサ32がオン状態となる。そして、用紙センサ32のオンから用紙3が転写位置(すなわち、中間転写ベルト26と転写ローラ13との対向位置)に搬送されるまでの間に、図6(b)に示すように、転写ローラ13が、転写ローラ接離機構103によって転写位置に移動され、それと同時に、第2クリーニングローラ40が第2クリーニングローラ接離機構108によってクリーニング位置に移動される。そして、この移動の途中に、第2除去ローラ41に、第2除去バイアス印加回路107によって印加されていた第2除去バイアスがオフされる。なお、図6に示す実施形態においては、第2クリーニングバイアスは常時オンされている。
【0103】
そして、転写ローラ13が転写位置に位置され、第2クリーニングローラ40がクリーニング位置に位置された後、用紙3が転写位置に到達すると、転写ローラ13に転写バイアス印加回路102によっておよそ−1〜−2kVの転写バイアスが印加され、中間転写ベルト26から用紙3へのカラー画像の一括転写が行なわれる。
【0104】
そして、用紙3へのカラー画像の転写中は、上記と同様に、転写ローラ13が、転写位置において、転写バイアスによって、中間転写ベルト26上のカラー画像を用紙3に転写すると同時に、第2クリーニングローラ40が、クリーニング位置において、第2クリーニングバイアスによって、用紙3への転写後に中間転写ベルト26の表面に残存する残存トナーを捕捉する。
【0105】
そして、用紙3の後端部が用紙センサ32を通過して用紙センサ32がオフされた後、所定の時間が経過した用紙3への転写の終了時には、まず、転写バイアス印加回路102によって転写バイアスがオフされ、次に、転写ローラ13が転写ローラ接離機構103によって転写位置から待機位置に移動され、これと同時に、第2クリーニングローラ40が第2クリーニングローラ接離機構108によってクリーニング位置からトナー排出位置に移動される。そして、この移動の途中に、第2除去バイアス印加回路107によって第2除去ローラ41に第2除去バイアスが印加される。
【0106】
これによって、再び、転写ローラ13および第2クリーニングローラ40が、図6(a)に示す、待機位置およびトナー排出位置にそれぞれ位置され、第2除去ローラ41に第2除去バイアスが印加されて、転写ローラ13の表面に付着したトナーは、第2クリーニングローラ40によって電気的に捕捉され、第2クリーニングローラ40の表面に捕捉されたトナーおよび第2クリーニングローラ40の表面の残存トナーは、第2除去ローラ41によって電気的に捕捉され、次いで、第2クリーニングブレード42によって掻き取られることにより、第2クリーニングボックス39内のトナー収容部43に貯留される。
【0107】
このように、図6に示す実施形態では、第2クリーニングローラ40が、転写ローラ13上に付着したトナーを捕捉するための捕捉ローラを兼ねるので、転写ローラ13上のトナーを捕捉するための捕捉ローラを格別に設ける必要がなく、そのため、さらなる装置構成の簡略化を図ることができる。
また、図6に示す実施形態では、第2クリーニングローラ40が中間転写ベルト26とクリーニング位置において接触している時に、転写ローラ13が転写位置において用紙3を介して中間転写ベルト26と近接するので、中間転写ベルト26から用紙3へのカラー画像の転写と中間転写ベルト26上の残存トナーの捕捉とを同時に行なうことができる。また、第2クリーニングローラ40が、中間転写ベルト26から離間してトナー排出位置において第2除去ローラ41と接触している時に、転写ローラ13も、中間転写ベルト26から離間して待機位置において第2クリーニングローラ40と接触するので、第2クリーニングローラ40上の残存トナーおよび転写ローラ13上に付着したトナーの除去を同時に行なうことができる。そのため、より一層効率的な残存トナーの捕捉および除去を達成することができる。
【0108】
また、この図6に示す実施形態では、第2クリーニングローラ40には、中間転写ベルト26との接触時に、第2クリーニングバイアス印加回路110によって中間転写ベルト26に対する第2クリーニングバイアス(−200V)が印加されるので、中間転写ベルト26上の残存トナーの良好な捕捉を達成することができる。また、第2クリーニングローラ40には、トナー排出位置における第2除去ローラ41および転写ローラ13との接触時においても、第2クリーニングバイアス印加回路110によって転写ローラ13(0V)に対する第2クリーニングバイアス(−200V)が印加され、また、第2除去ローラ41には、第2クリーニングローラ40との接触時に、第2除去バイアス印加回路107によって第2クリーニングローラ40(−200V)に対する第2除去バイアス(−400V)が印加されるので、第2クリーニングローラ40上の残存トナーおよび転写ローラ13上に付着したトナーの良好な除去を達成することができる。そのため、より一層確実にトナーの捕捉および除去を達成することができる。
【0109】
なお、以上の説明において、これらの実施形態では、正帯電性のトナーを使用しているが、たとえば、負帯電性のトナーを使用してもよく、その場合には、転写バイアスおよびクリーニングバイアスおよび除去バイアスを上記した実施形態とは逆極性にすればよい。
【0110】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項1に記載の発明によれば、簡易な構成により、中間転写体上の現像剤を確実に捕捉することができる。また、装置構成の簡易化によりコストの低減を図ることができる。また、捕捉ローラの中間転写体に対する接触または離間によって、中間転写体上の現像剤の捕捉、および、捕捉ローラに捕捉された現像剤の除去を選択的に達成することができ、効率のよい現像剤の除去を、簡易な構成により達成することができる。また、捕捉ローラを駆動するための駆動手段を不要とすることができ、装置構成の簡易化およびコストの低減化をさらに図ることができる。
【0111】
請求項2に記載の発明によれば、装置構成の簡易化およびコストの低減化をさらに図ることができ、また、像担持体から中間転写体上に転写される可視像の位置ずれが低減され、画質の向上を図ることができる。
請求項3に記載の発明によれば、簡易な構成により、中間転写体上の現像剤を確実に捕捉することができる。また、装置構成の簡易化によりコストの低減を図ることができる。また、装置構成の簡易化およびコストの低減化をさらに図ることができ、また、像担持体から中間転写体上に転写される可視像の位置ずれが低減され、画質の向上を図ることができる。また、捕捉ローラを駆動するための駆動手段を不要とすることができ、装置構成の簡易化およびコストの低減化をさらに図ることができる。
【0112】
請求項4に記載の発明によれば、簡易な構成により、中間転写体上の現像剤を確実に捕捉することができる。また、装置構成の簡易化によりコストの低減を図ることができる。また、画像形成装置内のスペースが効率的に利用され、装置構成の簡易化および省スペース化を図ることができる。
請求項5に記載の発明によれば、捕捉ローラの中間転写体に対する接触または離間によって、中間転写体上の現像剤の捕捉、および、捕捉ローラに捕捉された現像剤の除去を選択的に達成することができ、効率のよい現像剤の除去を、簡易な構成により達成することができる。
【0113】
請求項6に記載の発明によれば、装置構成の簡易化およびコストの低減化をさらに図ることができ、また、像担持体から中間転写体上に転写される可視像の位置ずれが低減され、画質の向上を図ることができる。
請求項7に記載の発明によれば、捕捉ローラを駆動するための駆動手段を不要とすることができ、装置構成の簡易化およびコストの低減化をさらに図ることができる。
【0114】
請求項8に記載の発明によれば、より一層確実に現像剤の捕捉および除去を達成することができる。
請求項9に記載の発明によれば、転写手段上の現像剤を捕捉するためのローラを格別に設ける必要がなく、そのため、さらなる装置構成の簡略化を図ることができる。
【0115】
請求項10に記載の発明によれば、簡易な構成により、中間転写体上の現像剤を確実に捕捉することができる。また、装置構成の簡易化によりコストの低減を図ることができる。また、転写手段上の現像剤を捕捉するためのローラを格別に設ける必要がなく、そのため、さらなる装置構成の簡略化を図ることができる。
請求項11に記載の発明によれば、より一層効率的な現像剤の捕捉および除去を達成することができる。
【0116】
請求項12に記載の発明によれば、より一層確実に現像剤の捕捉および除去を達成することができる。
請求項13に記載の発明によれば、転写手段上の現像剤を捕捉するためのローラを格別に設ける必要がなく、そのため、さらなる装置構成の簡略化を図ることができる。
【0117】
請求項14に記載の発明によれば、簡易な構成により、中間転写体上の現像剤を確実に捕捉することができる。また、装置構成の簡易化によりコストの低減を図ることができる。また、転写手段上の現像剤を捕捉するためのローラを格別に設ける必要がなく、そのため、さらなる装置構成の簡略化を図ることができる。
請求項15に記載の発明によれば、より一層効率的な現像剤の捕捉および除去を達成することができる。
【0118】
請求項16に記載の発明によれば、より一層確実に現像剤の捕捉および除去を達成することができる。
請求項17に記載の発明によれば、中間転写体上の現像剤の捕捉、および、捕捉ローラに捕捉された現像剤の除去を選択的に達成することができ、効率のよい現像剤の除去を、簡易な構成により達成することができる。また、装置構成の簡易化によりコストの低減を図ることができる。
【0119】
請求項18に記載の発明によれば、中間転写体上の現像剤の捕捉、および、捕捉ローラに捕捉された現像剤の除去を選択的に達成することができ、効率のよい現像剤の除去を、簡易な構成により達成することができる。また、装置構成の簡易化によりコストの低減を図ることができる。
請求項19に記載の発明によれば、装置構成の簡易化およびコストの低減化をさらに図ることができ、また、像担持体から中間転写体上に転写される可視像の位置ずれが低減され、画質の向上を図ることができる。
【0120】
請求項20に記載の発明によれば、捕捉ローラを駆動するための駆動手段を不要とすることができ、装置構成の簡易化およびコストの低減化をさらに図ることができる。
請求項21に記載の発明によれば、画像形成装置内のスペースが効率的に利用され、装置構成の簡易化および省スペース化を図ることができる。
【0121】
請求項22に記載の発明によれば、より一層確実に現像剤の捕捉および除去を達成することができる。
請求項23に記載の発明によれば、流動性の良好な球形トナーによって高画質の画像を形成することができ、また、捕捉ローラによって、その球形トナーを簡易かつ確実に捕捉することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像形成装置としての、カラーレーザプリンタの一実施形態を示す要部側断面図である。
【図2】 図1に示すカラーレーザプリンタの制御系のブロック図である。
【図3】 図1に示すカラーレーザプリンタの第2クリーナ近傍の拡大側断面図である。
【図4】 図1に示すカラーレーザプリンタの第2クリーナ近傍の他の実施形態(第2除去ローラが転写ローラのトナー捕捉ローラを兼ねる態様)の拡大側断面図である。
【図5】 図4に示すカラーレーザプリンタの各部のタイミング図である。
【図6】 図1に示すカラーレーザプリンタの第2クリーナ近傍の他の実施形態(第2クリーニングローラが転写ローラのトナー捕捉ローラを兼ねる態様)の拡大側断面図である。
【図7】 図6に示すカラーレーザプリンタの各部のタイミング図である。
【符号の説明】
1 カラーレーザプリンタ
3 用紙
13 転写ローラ
20 感光ベルト
26 中間転写ベルト
40 第2クリーニングローラ
41 第2除去ローラ
43 廃トナー収容部
44 搬送経路
105 メインモータ
Claims (23)
- 現像剤からなる可視像を担持する像担持体から可視像が転写される中間転写体を備える画像形成装置において、
前記中間転写体上の現像剤を捕捉するための捕捉ローラと、前記捕捉ローラに捕捉された現像剤を除去するための除去手段とを備え、
前記除去手段は、駆動手段によって駆動され、
前記捕捉ローラは、前記中間転写体と前記除去手段とに対して接触または離間するように構成され、前記中間転写体から離間した時に、前記除去手段と接触して、前記除去手段に従動することを特徴とする、画像形成装置。 - 前記中間転写体は、駆動手段によって駆動され、
前記捕捉ローラは、前記中間転写体に接触した時に、前記中間転写体に従動するように構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。 - 現像剤からなる可視像を担持する像担持体から可視像が転写される中間転写体を備える画像形成装置において、
前記中間転写体上の現像剤を捕捉するための捕捉ローラと、前記捕捉ローラに捕捉された現像剤を除去するための除去手段とを備え、
前記中間転写体および前記除去手段は、駆動手段によって駆動され、
前記捕捉ローラは、前記中間転写体と前記除去手段とに対して接触または離間するように構成され、前記中間転写体に接触した時に、前記中間転写体に従動し、前記除去手段に接触した時に、前記除去手段に従動するように構成されていることを特徴とする、画像形成装置。 - 現像剤からなる可視像を担持する像担持体から可視像が転写される中間転写体を備える画像形成装置において、
前記中間転写体上の現像剤を捕捉するための捕捉ローラと、前記捕捉ローラに捕捉された現像剤を除去するための除去手段と、前記除去手段によって前記捕捉ローラから除去された現像剤を収容するための現像剤収容部とを備え、
前記捕捉ローラが前記中間転写体と前記除去手段とに対して接触または離間するように構成され、
前記除去手段および前記現像剤収容部は、前記中間転写体と記録媒体が搬送される搬送経路を挟んで対向配置されていることを特徴とする、画像形成装置。 - 前記捕捉ローラは、前記中間転写体から離間した時に、前記除去手段と接触するように構成されていることを特徴とする、請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記中間転写体は、駆動手段によって駆動され、
前記捕捉ローラは、前記中間転写体に接触した時に、前記中間転写体に従動するように構成されていることを特徴とする、請求項4または5に記載の画像形成装置。 - 前記除去手段は、駆動手段によって駆動され、
前記捕捉ローラは、前記除去手段に接触した時に、前記除去手段に従動するように構成されていることを特徴とする、請求項4ないし6のいずれかに記載の画像形成装置。 - 前記捕捉ローラには、前記中間転写体との接触時に、前記中間転写体に対するバイアスが印加され、
前記除去手段には、前記捕捉ローラとの接触時に、前記捕捉ローラに対するバイアスが印加されるように構成されていることを特徴とする、請求項1ないし7のいずれかに記載の画像形成装置。 - 前記中間転写体に担持される可視像を記録媒体に転写するための転写手段を備え、
前記除去手段は、除去ローラからなり、
前記除去ローラは、前記転写手段上の現像剤を捕捉するためのローラを兼ねていることを特徴とする、請求項1ないし7のいずれかに記載の画像形成装置。 - 現像剤からなる可視像を担持する像担持体から可視像が転写される中間転写体を備える画像形成装置において、
前記中間転写体上の現像剤を捕捉するための捕捉ローラと、前記捕捉ローラに捕捉された現像剤を除去するための除去手段と、前記中間転写体に担持される可視像を記録媒体に転写するための転写手段とを備え、
前記捕捉ローラが前記中間転写体と前記除去手段とに対して接触または離間するように構成され、
前記除去手段は、除去ローラからなり、
前記除去ローラは、前記転写手段上の現像剤を捕捉するためのローラを兼ねていることを特徴とする、画像形成装置。 - 前記転写手段は、
前記中間転写体に対して近接または離間するように構成され、
前記捕捉ローラが前記中間転写体と接触した時に、前記中間転写体に近接し、
前記捕捉ローラが前記中間転写体から離間して前記除去手段と接触した時に、前記中間転写体から離間して前記除去手段と接触するように構成されていることを特徴とする、請求項9または10に記載の画像形成装置。 - 前記捕捉ローラには、前記中間転写体との接触時に、前記中間転写体に対するバイアスが印加され、
前記除去手段には、前記捕捉ローラおよび前記転写手段との接触時に、前記捕捉ローラおよび前記転写手段に対するバイアスが印加されるように構成されていることを特徴とする、請求項11に記載の画像形成装置。 - 前記中間転写体に担持される可視像を記録媒体に転写するための転写手段を備え、
前記捕捉ローラは、前記転写手段上の現像剤を捕捉するためのローラを兼ねていることを特徴とする、請求項1ないし7のいずれかに記載の画像形成装置。 - 現像剤からなる可視像を担持する像担持体から可視像が転写される中間転写体を備える画像形成装置において、
前記中間転写体上の現像剤を捕捉するための捕捉ローラと、前記捕捉ローラに捕捉された現像剤を除去するための除去手段と、前記中間転写体に担持される可視像を記録媒体に転写するための転写手段とを備え、
前記捕捉ローラが前記中間転写体と前記除去手段とに対して接触または離間するように構成され、
前記捕捉ローラは、前記転写手段上の現像剤を捕捉するためのローラを兼ねていることを特徴とする、画像形成装置。 - 前記転写手段は、
前記中間転写体に対して近接または離間するように構成され、
前記捕捉ローラが前記中間転写体と接触した時に、前記中間転写体に近接し、
前記捕捉ローラが前記中間転写体から離間して前記除去手段と接触した時に、前記中間転写体から離間して前記捕捉ローラと接触するように構成されていることを特徴とする、請求項13または14に記載の画像形成装置。 - 前記捕捉ローラには、前記中間転写体との接触時に、前記中間転写体に対するバイアスが印加され、前記除去手段との接触時に、前記転写手段に対するバイアスが印加され、
前記除去手段には、前記捕捉ローラとの接触時に、前記捕捉ローラに対するバイアスが印加されるように構成されていることを特徴とする、請求項15に記載の画像形成装置。 - 前記捕捉ローラは、前記転写手段によって可視像が前記記録媒体に転写される転写時に、前記除去手段から離間して、前記中間転写体と接触し、前記転写時以外の非転写時に、前記中間転写体から離間して、前記除去手段と接触するように構成されていることを特徴とする、請求項9ないし16のいずれかに記載の画像形成装置。
- 現像剤からなる可視像を担持する像担持体から可視像が転写される 中間転写体と、前記中間転写体に担持される可視像を記録媒体に転写するための転写手段とを備える画像形成装置において、
前記転写手段による前記記録媒体への転写後に、前記中間転写体上に残存する現像剤を捕捉するための捕捉ローラと、前記捕捉ローラに捕捉された現像剤を除去するための除去手段とを備え、
前記捕捉ローラは、前記転写手段によって可視像が前記記録媒体に転写される転写時に、前記除去手段から離間して、前記中間転写体と接触し、前記転写時以外の非転写時に、前記中間転写体から離間して、前記除去手段と接触するように構成されていることを特徴とする、画像形成装置。 - 前記中間転写体は、駆動手段によって駆動され、
前記捕捉ローラは、前記中間転写体に接触した時に、前記中間転写体に従動するように構成されていることを特徴とする、請求項18に記載の画像形成装置。 - 前記除去手段は、駆動手段によって駆動され、
前記捕捉ローラは、前記除去手段に接触した時に、前記除去手段に従動するように構成されていることを特徴とする、請求項18または19に記載の画像形成装置。 - 前記除去手段によって前記捕捉ローラから除去された現像剤を収容するための現像剤収容部を備え、
前記除去手段および前記現像剤収容部は、前記中間転写体と記録媒体が搬送される搬送経路を挟んで対向配置されていることを特徴とする、請求項18ないし20のいずれかに記載の画像形成装置。 - 前記捕捉ローラには、前記中間転写体との接触時に、前記中間転写体に対するバイアスが印加され、
前記除去手段には、前記捕捉ローラとの接触時に、前記捕捉ローラに対するバイアスが印加されるように構成されていることを特徴とする、請求項18ないし21のいずれかに記載の画像形成装置。 - 現像剤が、球形トナーであることを特徴とする、請求項1ないし22のいずれかに記載の画像形成装置。
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