JP2008185989A - 画像形成装置 - Google Patents

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Yoshio Sakakawa
与志男 坂川
Tetsumaru Fujita
哲丸 藤田
Yuji Nagatomo
雄司 長友
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Abstract

【課題】クリーニングブラシのクリーニング性能を経時で維持し、且つ、装置本体の小型化が可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】プリントジョブ時には、帯電ローラ4からクリーニングブラシ8に回収したトナーを、クリーニングブラシ8から清掃補助ローラ9に転移させることによって、クリーニングブラシ8にトナーが蓄積され過ぎるのを防ぐことができる。また、非プリントジョブ時には、クリーニングブラシ8に蓄積されたトナーを直接及び清掃補助ローラ9を介して帯電ローラ4に転移させるので、クリー二ングブラシ8がクリーンな状態になりクリーニングブラシ8のクリーニング性能が維持される。さらに帯電ローラ4に転移させたトナーを感光体3上に転移させ、そのトナーを現像装置40で回収するので、トナー回収専用のトナー回収部を設ける必要が無く装置本体の小型化が可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置に係り、詳しくは、像担持体を帯電する帯電部材の表面に付着している転写残トナーを清掃部材によって清掃する画像形成装置に関するものである。
従来より、電圧の印加された帯電ローラを感光体の表面に接触させることにより、感光体を帯電させる方式を用いた画像形成装置が知られている。
帯電ローラが感光体に接触していることから、クリーニングブラシなどで感光体表面のクリーニングを行なった後の感光体表面に残留しているトナーが帯電ローラの表面に付着してしまう。このように、帯電ローラの表面にトナーが付着すると、トナーが付着している部分では適切に感光体を帯電することができず、感光体表面に帯電ムラが生じてしまう。そのため、帯電ローラの表面に付着したトナーを除去する必要がある。
特許文献1に記載の画像形成装置では、帯電ローラをクリーニングするクリーニングブラシを2つ以上設け、少なくとも1つのクリーニングブラシが帯電ローラと接触しない状態で残りのクリーニングブラシを帯電ローラの表面に接触させることにより、帯電ローラの表面に付着したトナーを除去している。
なお、クリーニングブラシで帯電ローラの表面に付着したトナーを除去すると、クリーニングブラシにトナーが徐々に蓄積され、クリーニングブラシのクリーニング性能が低下してしまう。クリーニングブラシのクリーニング性能が低下すると帯電ローラのクリーニングが良好に行なわれなくなるため、上述したように感光体表面に帯電ムラが生じてしまう。
そのため、特許文献1に記載の画像形成装置では、感光体の表面電位が低下した際などに、クリーニング性能の低下したクリーニングブラシとクリーニング性能が低下していないクリーニングブラシとを切り換えて、良好に帯電ローラをクリーニング可能なようにしている。また、クリーニング性能が低下したクリーニングブラシに蓄積されたトナーは、叩き部材によって叩き落とし、クリーニング性能の低下したクリーニングブラシのクリーニング性能を回復させている。
特開2003−316130号公報
しかしながら、特許文献1に記載された画像形成装置では以下のような問題が生じる。つまり、クリーニングブラシの切り換えが行なわれる直前では、クリーニングブラシによる帯電ローラのクリーニングが良好に行なわれていないため、上記切り換えが行われる直前の帯電ローラによって帯電せしめられた感光体の表面に帯電ムラが生じる。そのため、感光体の表面電位が低下したタイミングが印字時だと、上記切り換えが行われる直前に帯電ローラによって帯電せしめられた感光体上に形成された画像に濃度ムラなどが発生してしまう。また、クリー二ングブラシから叩き落としたトナーを回収するための廃トナータンクなどが必要となるため、廃トナータンクなどを設ける分、装置本体が大型化してしまう。
本発明は、以上の問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、クリーニングブラシのクリーニング性能を経時で維持し、且つ、装置本体の小型化が可能な画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、自らの無端移動する表面に潜像を担持する潜像担持体と、該潜像担持体上の潜像をトナーによって現像する現像手段と、該潜像担持体に接触させた自らの表面を無端移動せしめながら、該潜像担持体の表面を一様帯電せしめる帯電部材と、該帯電部材にバイアスを供給する第1のバイアス供給手段と、該帯電部材に接触させた自らの表面を無端移動せしめながら、該帯電部材の表面に付着した少なくともトナーを回収して、該帯電部材の表面を清掃する第1の清掃部材と、該第1の清掃部材にバイアスを供給する第2のバイアス供給手段とを備えた画像形成装置において、該帯電部材と該第1の清掃部材とに接触させた自らの表面を無端移動せしめ、少なくとも該第1の清掃部材からトナーを回収する第2の清掃部材と、該第2の清掃部材にバイアスを供給する第3のバイアス供給手段とを有しており、該第2の清掃部材に回収したトナーが静電力によって該帯電部材へ転移するように、該第1のバイアス供給手段が該帯電部材にバイアスを供給し及び該第3のバイアス供給手段が該第2の清掃部材にバイアスを供給して、該第2の清掃部材から該帯電部材にトナーを転移させ、且つ、該第1の清掃部材に回収したトナーが静電力によって、該第1の清掃部材から直接、該帯電部材へ転移するように該第1のバイアス供給手段が該帯電部材にバイアスを供給し及び該第2のバイアス供給手段が該第1の清掃部材にバイアスを供給して、該第1の清掃部材から該帯電部材にトナーを転移させるか、該第1の清掃部材から該第2の清掃部材を介して該帯電部材に転移するように、該第1のバイアス供給手段が該帯電部材にバイアスを供給し、該第2のバイアス供給手段が該第1の清掃部材にバイアスを供給し及び該第3のバイアス供給手段が該第2の清掃部材にバイアスを供給して、該第1の清掃部材から該帯電部材にトナーを転移させるか、の少なくとも一方を行い、さらに、該帯電部材に転移させたトナーを該潜像担持体上の非画像領域に転移させ、該非画像領域に転移させたトナーを該現像手段で回収するように構成したことを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の画像形成装置において、上記トナーは負極性に帯電しており、上記非画像領域にトナーを転移させないときに、上記第2のバイアス供給手段と上記第3のバイアス手段とが、上記第1の清掃部材と上記第2の清掃部材とに供給するバイアスを変化させ、上記第1の清掃部材と上記第2の清掃部材との電位差を変更可能であり、且つ、上記帯電部材の電位が該第2の清掃部材の電位よりも高くなるように、上記第1のバイアス供給手段及び該第3のバイアス供給手段が、該帯電部材及び該第2の清掃部材にバイアスを供給し、また、非画像領域にトナーを転移させるときには、第1の清掃部材の電位、第2の清掃部材の電位、帯電部材の電位及び潜像担持体の電位が、第1の清掃部材の電位<第2の清掃部材の電位<帯電部材の電位<潜像担持体の電位の関係を満たすように、該第1のバイアス供給手段、該第2のバイアス供給手段及び該第3のバイアス供給手段が、該帯電部材、該第1の清掃部材及び該第2の清掃部材にバイアスを供給するように構成したことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1または2の画像形成装置において、上記非画像領域にトナーを転移させないときに、上記潜像担持体に付着したトナーを上記帯電部材と該潜像担持体との接触部で生じる摺擦力によって、該潜像担持体から該帯電部材に転移させ、また、該帯電部材に付着したトナーを該帯電部材と上記第1の清掃部材との接触部で生じる摺擦力によって、該帯電部材から該第1の清掃部材に転移させるように構成したことを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1、2または3の画像形成装置において、上記第2のバイアス供給手段は、直流電圧に交流電圧を重畳したバイアスを上記第1の清掃部材に印加するものであることを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項4の画像形成装置において、上記交流電圧の周波数は、5Hz乃至500Hzであることを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項1、2、3、4、5または6の画像形成装置において、上記第1の清掃部材の回転方向は、上記帯電部材の回転方向と同一方向であることを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項1、2、3、4、5または6の画像形成装置において、上記非画像領域にトナーを転移させるときの上記帯電部材の線速及び上記第2の清掃部材の線速に対する上記第1の清掃部材の線速の比は、0.1乃至0.9であることを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項1、2、3、4、5、6または7の画像形成装置において、上記第1の清掃部材は、外周部が弾性部材により構成されたローラ形状であることを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項8の画像形成装置において、上記弾性部材は、ウレタンフォームであることを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、請求項1、2、3、4、5、6または7の画像形成装置において、上記第1の清掃部材はブラシ形状であることを特徴とするものである。
また、請求項11の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9または10の画像形成装置において、上記第1の清掃部材は、装置本体に対して着脱可能に設けられていることを特徴とするものである。
また、請求項12の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10または11の画像形成装置において、上記第1の清掃部材に接触し、該第1の清掃部材に回収されたトナーを帯電せしめる第1のトナー帯電手段と上記第2の清掃部材に接触し、該第2の清掃部材に回収されたトナーを帯電せしめる第2のトナー帯電手段との少なくとも一方を備えることを特徴とするものである。
また、請求項13の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11または12の画像形成装置において、上記潜像担持体上のトナー像を転写材に転写する転写部と、上記帯電部材と上記潜像担持体とが当接する位置よりも潜像担持体回転方向上流側で、且つ、該帯電部材と該転写部との間の該潜像担持体の表面に付着しているトナーを帯電せしめるトナー帯電手段とを備えることを特徴とするものである。
ここで、「非画像領域」とは、上記潜像担持体の表面にトナーが吐き出された箇所から、トナーが吐き出された上記潜像担持体の表面が一周するまでに、画像が形成されない潜像担持体表面の領域のことである。
本発明においては、帯電部材から第1の清掃部材に回収したトナーを、第1の清掃部材から第2の清掃部材に転移させるので、第1の清掃部材にトナーが過剰に蓄積されない。これにより、第1の清掃部材のクリーニング性能が低下するほど第1の清掃部材にトナーが蓄積されるのを抑制することができる。よって、第1の清掃部材のクリーニング性能が低下するのを抑制することができるので、第1の清掃部材によって帯電部材を経時で良好にクリーニングすることができる。したがって、帯電部材によって潜像担持体を経時で良好に帯電せしめることができる。
また、第2の清掃部材に回収したトナーが静電力によって帯電部材へ転移するように、第1のバイアス供給手段が帯電部材にバイアスを供給し及び第3のバイアス供給手段が第2の清掃部材にバイアスを供給して、第2の清掃部材から帯電部材にトナーを転移させ、且つ、第1の清掃部材に回収したトナーが静電力によって、第1の清掃部材から直接、帯電部材へ転移するように第1のバイアス供給手段が帯電部材にバイアスを供給し及び第2のバイアス供給手段が第1の清掃部材にバイアスを供給して、第1の清掃部材から帯電部材にトナーを転移させるか、第1の清掃部材から第2の清掃部材を介して帯電部材に転移するように、第1のバイアス供給手段が帯電部材にバイアスを供給し、第2のバイアス供給手段が第1の清掃部材にバイアスを供給し及び第3のバイアス供給手段が第2の清掃部材にバイアスを供給して、第1の清掃部材から帯電部材にトナーを転移させるかの少なくとも一方を行っている。さらに、帯電部材に転移させたトナーを潜像担持体上の非画像領域に転移させ、上記非画像領域に転移させたトナーを現像手段で回収する。これにより、第1の清掃部材に回収されたトナーは静電力によって、第1の清掃部材から帯電部材に転移するので、第1の清掃部材がクリーンな状態になり、第1の清掃部材のクリーニング性能が回復する。また、帯電部材を介して第1の清掃部材及び第2の清掃部材から潜像担持体上の非画像領域に転移させたトナーは現像手段で回収されるので、トナーを回収するため専用のトナー回収部を装置本体内に設ける必要が無い。よって、その分装置本体の小型化が可能となる。
以上、本発明によれば、クリーニングブラシのクリーニング性能を経時で維持し、且つ、装置本体の小型化ができるという優れた効果がある。
以下、本発明を適用した画像形成装置として、電子写真方式のカラーレーザープリンタ(以下、単にプリンタという)の一実施形態について説明する。
まず、本実施形態に係るプリンタの基本的な構成について説明する。図2は、本実施形態に係るプリンタの要部を示す概略構成図である。このプリンタは、イエロー,マゼンダ,シアン,ブラック(以下、Y,M,C,Kと記す)の各色のトナー像を形成するための4つのプロセスユニット1Y,M,C,Kを備えている。また、光書込ユニット50、レジストローラ対54、転写ユニット60等も備えている。各符号の末尾に付された添字Y,M,C,Kは、それぞれイエロー,マゼンダ,シアン,ブラック用の部材であることを示す。
光書込ユニット50は、Y,M,C,Kの各色に対応する4つのレーザーダイオードからなる光源、正六面体のポリゴンミラー、これを回転駆動するためのポリゴンモータ、fθレンズ、レンズ、反射ミラー等を有している。レーザーダイオードから射出されたレーザー光Lは、ポリゴンミラーの何れか1つの面で反射してポリゴンミラーの回転に伴って偏向せしめられながら、後述する4つの感光体のうちの何れかに到達する。4つのレーザーダイオードからそれぞれ射出されるレーザー光Lにより、4つの感光体の表面がそれぞれ光走査される。
プロセスユニット1Y,1M,1C,1Kは、潜像担持体としてのドラム状の感光体3Y,3M,3C,3K、これらにそれぞれ個別に対応する現像装置40Y,40M,40C,40Kなどを有している。感光体3Y,3M,3C,3Kは、アルミ等の素管に有機感光層が被覆されたものであり、図示しない駆動手段によって所定の線速で図中時計回り方向に回転駆動せしめられる。そして、図示しないパーソナルコンピュータ等から送られてくる画像情報に基づいて変調されたレーザー光Lを発する光書込ユニット50により、暗中にて光走査されて、Y,M,C,K用の静電潜像を担持する。
図3は、4つのプロセスユニット1Y,1M,1C,1Kのうち、Y用のプロセスユニット1Yを図1の転写ユニット60の中間転写ベルト61とともに示す拡大構成図である。同図において、Y用のプロセスユニット1Yは、感光体3Y、帯電ローラ4Y、クリーニングブラシ8Y、図示しない除電ランプ、現像手段たる現像装置40Y等を、1つのユニットとして共通のユニットケーシング(保持体)に保持させて、プリンタ本体に対して着脱可能にしたものである。
被帯電体であり且つ潜像担持体であるY用の感光体3Yは、アルミニウム素管からなる導電性基体の表面に、負帯電性の有機光光導電物質(OPC)からなる感光層が被覆された直径24[mm]程度のドラムであり、図示しない駆動手段によって所定の線速で図中時計回り方向に回転駆動せしめられる。
帯電ローラ4Yは、図示しない軸受けによって回転可能に受けられる金属製のシャフトを有しており、シャフトを中心にして図示しない駆動手段によって図中時計回り方向に回転駆動されながら、ローラ表面を感光体3Yに摺擦させる。シャフトには、装置本体に設けられた電源や配線等からなる帯電バイアス供給手段である電源装置70が接続されたおり、これによって直流電圧からなる帯電バイアスが印加される。本プリンタでは、帯電ローラ4Y、これを回転駆動せしめる図示しない駆動手段、前述の帯電バイアス供給装置などにより、感光体3Yの周面を一様帯電せしめる帯電システムが構成されている。そして、帯電ローラ4Yと感光体3Yとの間に放電を生じせしめて、感光体3Yの表面を例えば負極性に一様帯電せしめる。なお、帯電システムのうち、帯電ローラ4Yは、プロセスユニット1Y内に配設されて感光体3Yなどとともにプリンタ本体に対して一体的に着脱される。これにより、帯電ローラ4Yがトナーによって汚れ、常時において感光体3Yを良好に帯電せしめることができなくなった際などに新品と交換することができる。
一様帯電せしめられたY用の感光体3Yの表面には、上述した光書込ユニット50による光走査でY用の静電潜像が形成され、この静電潜像はY用の現像装置40YによってYトナー像に現像される。
Y用の現像装置40Yは感光体3Yに接触対向して配置される、ケーシング41Yに設けられた開口から周面の一部を露出させた現像ローラ42Yを有している。この現像ローラは、図示しない駆動手段によって回転駆動せしめられるている。また、ケーシング41Yには、負極性のYトナーを主成分とする図示しないY現像剤が内包されている。なお、本実施形態においては、現像剤として粒径8.5[μm]の粉砕トナーを用いており、また、外添処理として比表面積が200[m/g]でHMDS処理したシリカを1%と比表面積が90[m/g]でHMDS処理したシリカを2%とを添加している。Y現像剤は、現像ローラ表面に汲み上げられ、現像ローラの回転に伴って図示しない現像ドクタ43Yとの対向位置を通過する際にその層厚が規制された後、感光体3Yと対向する現像領域に接触して搬送され、感光体3Yの静電潜像をトナー像に現像する。
感光体3Y上のYトナー像は、感光体3Yと中間転写ベルト61とが当接するY用の1次転写ニップで中間転写ベルト61上に中間転写される。この1次転写ニップを通過した後の感光体3Y表面には、中間転写ベルト61上に転写されなかった転写残トナーが付着している。この転写残トナーは、感光体3Yと当接している帯電ローラ4Yの表面に付着するが、帯電ローラ4Yの表面に付着した転写残トナーはクリーニングブラシ8Yによって除去される。なお、クリー二ングブラシ8Yには装置本体に設けられた電源装置71によりバイアスが印加されている。また、クリーニングブラシ8Yはプリンタ本体に対して着脱可能なように構成されている。これにより、クリーニングブラシ8Yのクリーニング性能が低下しても新品と交換することができる。さらに、帯電ローラ4Yに対するクリーニングブラシ8Yの取り付け精度は、感光体3Yに対する帯電ローラ4Yの取り付け精度ほど必要ないので、帯電ローラ4Yの汚れ具合によっては帯電ローラ4Yを新品と交換するよりも、クリーニング性能が低下したクリーイングブラシ8Yを新品に交換して帯電ローラ4Yをクリーンな状態にした方が良い。
クリーニングブラシ8Yの複数の植毛繊維は、それぞれ導電性繊維が所定の長さにカットされたものである。導電性繊維の素材としては、ナイロン6(登録商標)、ナイロン12(登録商標)、アクリル、テフロン(登録商標)などの樹脂材料を例示することができる。そして、かかる樹脂材料にカーボンや金属微粉などの導電性粒子を分散せしめて導電性を付与する。製造コストとヤング率の低さとを考慮すると、ナイロン樹脂にカーボンを分散させた導電性繊維が好ましい。なお、カーボンの分散を繊維の中で偏在させても良い。
Y用のプロセスユニット1Yについて説明してきたが、他色用のプロセスユニット1M,1C,1KはY用のプロセスユニット1Yと同様の構成になっているので説明を省略する。
先に示した図2において、各色のプロセスユニット1Y,1M,1C,1Kの下方には、転写ユニット60が配設されている。この転写ユニット60は、無端状の中間転写ベルト61を、複数の張架ローラによって張架しながら、図中反時計回り方向に無端移動せしめる。複数の張架ローラとは、具体的には、従動ローラ62、駆動ローラ63、4つの1次転写バイアスローラ66Y,66M,66C,66K等のことである。
従動ローラ62、1次転写バイアスローラ66Y,66M,66C,66K、駆動ローラ63は、何れも中間転写ベルト61の裏面(ループ内周面)に接触している。そして、4つの1次転写バイアスローラ66Y,66M,66C,66Kは、金属製の芯金にスポンジ等の弾性体が被覆されたローラであり、Y,M,C,K用の感光体3Y,3M,3C,3Kに向けて押圧されて、中間転写ベルト61を挟み込んでいる。これにより、1次転写部69として、4つの感光体3Y,3M,3C,3Kと中間転写ベルト61とがベルト移動方向において所定の長さで接触するY,M,C,K用の4つの1次転写ニップが形成されている。
4つの1次転写バイアスローラ66Y,66M,66C,66Kの芯金には、それぞれ図示しない転写バイアス電源によって定電流制御される1次転写バイアスが印加されている。これにより、4つの1次転写バイアスローラ66Y,66M,66C,66Kを介して中間転写ベルト61の裏面に転写電荷が付与され、各1次転写ニップにおいて中間転写ベルト61と感光体3Y,3M,3C,3Kとの間に転写電界が形成される。なお、本プリンタにおいては、1次転写手段として1次転写バイアスローラ66Y,66M,66C,66Kを設けているが、ローラに代えて、ブラシやブレード等のものを用いてもよい。また、転写チャージャーなどを用いてもよい。
各色の感光体3Y,3M,3C,3K上に形成されたY,M,C,Kトナー像は、各色の1次転写ニップで中間転写ベルト61上に重ね合わせて転写される。これにより、中間転写ベルト61上には4色重ね合わせトナー像(以下、4色トナー像という)が形成される。
中間転写ベルト61における駆動ローラ63に対する掛け回し箇所には、2次転写バイアスローラ67がベルトおもて面側から当接しており、これによって2次転写ニップが形成されている。この2次転写バイアスローラ67には、図示しない電源や配線からなる電圧印加手段によって2次転写バイアスが印加されている。これにより、2次転写バイアスローラ67と接地された2次転写ニップ裏側ローラ64との間に2次転写電界が形成されている。中間転写ベルト61上に形成された4色トナー像は、ベルトの無端移動に伴って2次転写ニップに進入する。
本プリンタは、図示しない給紙カセットを備えており、その中に記録紙Pを複数枚重ねた記録紙束の状態で収容している。そして、一番上の記録紙Pを所定のタイミングで給紙路に送り出す。送り出された記録紙Pは、給紙路の末端に配設されたレジストローラ対54のレジストニップ内に挟み込まれる。
レジストローラ対54は、給紙カセットから送られてきた記録紙Pをレジストニップに挟み込むために両ローラを回転駆動させているが、記録紙Pの先端を挟み込むとすぐに両ローラの回転駆動を停止させる。そして、記録紙Pを中間転写ベルト61上の4色トナー像に同期させ得るタイミングで2次転写ニップに向けて送り出す。2次転写ニップでは、中間転写ベルト61上の4色トナー像が2次転写電界やニップ圧の作用によって記録紙P上に一括2次転写されて、記録紙Pの白色と相まってフルカラー画像となる。
このようにしてフルカラー画像が形成された記録紙Pは、2次転写ニップから排出された後、図示しない定着装置に送られてフルカラー画像が定着せしめられる。
2次転写ニップを通過した後の中間転写ベルト61表面に付着している2次転写残トナーは、ベルトクリーニング装置68によってベルト表面から除去される。
以上の基本的な構成を有する本プリンタでは、4つの感光体3Y,M,C,Kがそれぞれ、回転によって無端移動する表面に潜像を担持する潜像担持体として機能している。また、光書込ユニット50が、一様帯電後の感光体表面に潜像を形成する潜像形成手段として機能している。また、感光体3Y,3M,3C,3Kを回転駆動してそれぞれの表面を無端移動せしめるモータやギヤ列などからなる駆動源及び駆動伝達系と、駆動源のオンオフを制御する図示しない駆動制御部とが潜像担持体駆動手段として機能している。なお、駆動制御部は、周知のCPU等からなる制御回路と、RAM等の情報記憶手段とから構成されるものである。
次に、実施形態に係るプリンタの特徴部について各実施例に基づいて説明する。なお、以下に特筆しない限り、各実施例に係るプリンタの基本的な構成は上述したものと同様である。
[実施例1]
本実施例に係るプリンタでは、図2に示すように、いわゆるクリーナーレス方式を採用している。このクリーナーレス方式とは、感光体3Yなどの潜像担持体上に付着している転写残トナーをクリーニング回収するための専用の手段を用いることなく潜像担持体上での画像形成プロセスを実行する方式のことである。また、クリーニング回収するための専用の手段とは、具体的には、転写残トナーを潜像担持体から分離した後、再び潜像担持体に付着させることなく、廃トナー容器まで搬送して回収したり、現像装置40Y内に搬送してリサイクル回収したりする手段である。転写残トナーを潜像担持体から掻き取るクリーニングブレードも、専用の手段に含まれる。
かかるクリーナーレス方式について詳述する。クリーナーレス方式は、大別すると、散らし通過型と、一時捕捉型と、併用型とがある。これらのうち、散らし通過型では、潜像担持体に摺擦するブラシ等の散らし部材を用いて、潜像担持体上の転写残トナーを引っ掻くことで、転写残トナーと潜像担持体との付着力を弱める。そして、その後、現像スリーブや現像ローラ等の現像部材と潜像担持体とが対向する現像領域、あるいはその直前において、潜像担持体上の転写残トナーを現像ロールなどの現像部材に静電転移させることで、現像装置40Y内に回収する。この回収に先立って、転写残トナーは、潜像書込のための光書込位置を通過するが、転写残トナー量が比較的少量であれば、潜像書込に悪影響を及ぼすことはない。但し、正規極性とは逆極性に帯電している逆帯電トナーが転写残トナー中に含まれていると、それは現像部材上に回収されないので、地汚れなどを引き起こしてしまう。かかる逆帯電トナーによる地汚れの発生を抑える目的で、潜像担持体上の転写残トナーを正規極性に帯電せしめるためのトナー帯電手段を、転写位置(例えば1次転写ニップ)と散らし部材による散らし位置との間、あるいは散らし位置と現像領域との間、に設けることが望ましい。散らし部材としては、板金やユニットケーシング等に貼り付けられた導電性繊維からなる複数の植毛繊維を有する固定ブラシ、金属製の回転軸部材に複数の植毛繊維を立設せしめたブラシローラ、導電性のスポンジ等からなるローラ部を有するローラ部材などを用いることができる。
クリーナーレス方式における一時捕捉型では、表面を潜像担持体に接触させながら無端移動させる帯電ローラやブラシローラなどの回転部材によって、潜像担持体上の転写残トナーを一時的に捕捉する。そして、プリントジョブ終了後やプリントジョブ間の紙間タイミングなどにおいて、回転部材上の転写残トナーを吐き出させて潜像担持体に再転移させた後、現像ローラなどの現像部材に静電転移させて、現像装置40Y内に回収する。上述した散らし通過型では、ベタ画像形成時やジャム発生後などといった転写残トナーがかなり多くなってしまう場合に現像部材への回収能力を超えて画像劣化を引き起こすおそれがあるのに対し、一時捕捉型では回転部材で捕捉した転写残トナーを現像部材に少しずつ回収してかかる画像劣化の発生を抑えることができる。
クリーナーレス方式における併用型では、散らし通過型と一時捕捉型とを併用する。具体的には、潜像担持体に接触する回転ブラシ部材などを、散らし部材及び捕捉部材として併用する。回転ブラシ部材等に直流電圧だけを印加することで回転ブラシ部材等を散らし部材として機能させる一方で、必要に応じてバイアスを直流電圧から交流直流交流電圧に切り換えることで、回転ブラシ部材等を捕捉部材として機能させる。
本実施例のプロセスユニット1Yでは、一時捕捉型のクリーナーレス方式を採用している。また、本実施例においては、本実施形態で説明した構成に帯電ローラ4Yとクリーニングブラシ8Yとに接触する清掃補助ローラ9と清掃補助ローラ9にバイアスを印加する電源装置72とが設けられている。なお、この清掃補助ローラ9は金属ローラであることが好ましい。
光書込ユニット50による潜像の書込が行われている画像形成時や印字時であるプリントジョブ時には感光体3Yの帯電不良を防止するために、転写残トナー回収モードを実行する。具体的に説明すると、感光体3Yは、図中時計回り方向に所定の線速で回転駆動されながら中間転写ベルト61のおもて面に接触してY用の1次転写ニップを形成している。そして、一次転写ニップを通過した後の感光体3Y上に付着している転写残トナーを、感光体3Yと帯電ローラ4Yとの間で生じる摺擦力によって帯電ローラ4Yに転移させ、その帯電ローラ4Yに転移させた転写残トナーを、さらに帯電ローラ4Yとクリーニングブラシ8Yとの間で生じる摺擦力によってクリーニングブラシ8Yに転移させて一時的に捕捉する。そして、クリーニングブラシ8Yのトナー蓄積レベルが限界値を超えた際などに、クリーニングブラシ8Yに捕捉された転写残トナーを静電力よって清掃補助ローラ9Yに転移させ、さらに清掃補助ローラ9Yに転移させた転写残トナーを静電力によって帯電ローラ4Yに転移させる。
この際の各部材間での最適なトナーの移動方向を図1に矢印で示す。つまり、帯電ローラ4Yが感光体3Yから回収し、さらにクリーニングブラシ8Yに転移させた転写残トナーを、クリーニングブラシ8Y、清掃補助ローラ9Y及び帯電ローラ4Yの間で循環させている。クリーニングブラシ8Yだけに転写残トナーを蓄積させ場合、クリーニングブラシ8Yに転写残トナーが蓄積され過ぎると、転写残トナーが徐々にクリーニングブラシ8Yのブラシ先端付近からブラシの奥のほうに潜り込んでしまう。また、各部材間で生じる転写残トナーを転移させる静電力は、各部材同士の接触部から離れるほど弱くなる。そのため、後述するクリーニングブラシ8Yから蓄積した転写残トナーを静電力によって帯電ローラ4Yや清掃補助ローラ9Yに転移させる際に、ブラシの奥に蓄積された転写残トナーは、クリーニングブラシ8Yから帯電ローラ4Yや清掃補助ローラ9Yに転移されにくいので、クリーニングブラシ8Y中に残留してしまう。このようにクリーニングブラシ8Yに転写残トナーが残留してしまうと短期間でクリーニングブラシ8Yのクリーニング性能が低下してしまう。よって、本実施例のように転写残トナーを各部材間で循環させることにより、クリーニングブラシ8Yに転写残トナーが蓄積され過ぎるのを防ぎ、ブラシの奥に転写残トナーが潜り込むのを抑制することができるので、経時でクリーニングブラシ8Yのクリーニング性能を良好に保つことができる。なお、各部材間での移動トナー量は、帯電ローラ4Yとクリーニングブラシ8Yとの間が最も多く、次に、クリーニングブラシ8Yと清掃補助ローラ9Yとの間が多く、清掃補助ローラ9Yと帯電ローラ4Yとの間が最も少ない。
なお、本実施例においては、図1に示すようにプリントジョブ時に帯電ローラ4Yに−500[V]、クリーニングブラシ8Yに−400[V]及び清掃補助ローラ9Yに−400[V]のバイアスを印加している。つまり、プリントジョブ時に帯電ローラ4Yの電位、クリーニングブラシ8Yの電位及び清掃補助ローラ9Yの電位が、クリーニングブラシ8Yの電位<清掃補助ローラ9Yの電位<帯電ローラ4Yの電位の関係を満たすように各部材にバイアスを印加している。このような関係で各部材にバイアスを印加することによって、クリーニングブラシ8Yから清掃補助ローラ9Yへの転写残トナーの転移と、清掃補助ローラ9Yから帯電ローラ4Yへの転写残トナーの転移とが、静電力により行うことができる。
また、感光体3Yから帯電ローラ4Yへの転写残トナーの転移、及び、帯電ローラ4Yからクリーニングブラシ8Yへの転写残トナーの転移は、上記静電力よりも上回る上記摺擦力によって行われる。これは、上述したようにクリーニングブラシ8Yの電位<帯電ローラ4Yの電位の関係を満たしており、且つ、1次転写ニップ通過後の感光体3Yの電位は1次転写によって1次転写ニップ通過前よりも電位が低下し、本実施例では0[V]であるため、静電力による転写残トナー転移は、クリーニングブラシ8Yから帯電ローラ4Yへ、及び、帯電ローラ4Yから感光体3Yへ行われてしまう。そのため、本実施例では、感光体3Yと帯電ローラ4Yとの間、及び、帯電ローラ4Yとクリーニングブラシ8Yとの間で生じる静電力を上回る摺擦力により、感光体3Yから帯電ローラ4Yへの転写残トナーの転移、及び、帯電ローラ4Yからクリーニングブラシ8Yへの転写残トナーの転移を行っている。例えば、プリントジョブ時に帯電ローラ4Yからクリーニングブラシ8Yに回収されるトナー量は、図4に示すように、摺擦力によって帯電ローラ4Yからクリーニングブラシ8Yに転移したトナー量から、静電力によってクリーニングブラシ8Yから帯電ローラ4Yに転移したトナー量を引いたものとなる。よって、静電力を上回る摺擦力によって帯電ローラ4Yからクリーニングブラシ8Yに転写残トナーを転移、つまり帯電ローラ4Yに付着した転写残トナーをクリーニングブラシ8Yに回収することができる。
また、この際のクリーニングブラシ8Yの回転方向は帯電ローラ4Yの回転方向と同一方向、つまり、帯電ローラ4Yの回転に対してカウンター方向に回転させている。このようにクリーニングブラシ8Yを上記カウンター方向に回転させることによって大きな摺擦力により帯電ローラ4Yからクリーニングブラシ8Yに転写残トナーを掻き取ることができる。なお、クリーニングブラシ8Yの線速(回転速度)は、清掃補助ローラ9Yの線速及び帯電ローラ4Yの線速よりも速いほうが好ましい。例えば、清掃補助ローラ9Y及び帯電ローラ4Yの線速を100[mm/s]とし、クリーニングブラシ8Yの線速を250[mm/s]として、清掃補助ローラ9Yの線速及び帯電ローラ4Yの線速に対するクリーニングブラシ8Yの線速の比を2.5とする。
そして、プリントジョブ終了時や紙間タイミングや非印字時などの光書込ユニット50による潜像の書込が行われていない非プリントジョブ時では、転写残トナー吐き出しモードを実行する。具体的には、非プリントジョブ時に、帯電ローラ4Y、クリーニングブラシ8Y及び清掃補助ローラ9Yに印加するバイアスを切り換えて、クリーニングブラシ8Yに捕捉しておいた転写残トナーを静電力や摺擦力によって直接及び清掃補助ローラ9Yを介して帯電ローラ4Yに転移させ、さらに帯電ローラ4Yに転移させた転写残トナーを静電力や摺擦力によって感光体3Y上の非画像領域に再転移させる。なお、以後帯電ローラ4Yから感光体3Y上にトナーを転移させるのは、特筆しない限り上記非画像領域である。その後、感光体3Y上から現像ロール42Yを経て現像装置40Y内に回収する。
図5に、この際の各部材間での最適なトナーの移動方向を矢印で示している。本実施例においては、非プリントジョブ時に、帯電ローラ4Yに−800[V]、クリーニングブラシ8Yに−1500[V]及び清掃補助ローラ9Yに−600[V]のバイアスを印加している。つまり、このときの帯電ローラ4Y、清掃補助ローラ9Y、クリーニングブラシ8Y及び1次転写ニップ通過後の感光体3Yの電位が、クリーニングブラシ8Yの電位<清掃補助ローラ9Yの電位<帯電ローラ4Yの電位<1次転写ニップ通過後の感光体3Yの電位、の関係を満たすように各部材にバイアスを印加している。なお、クリーニングブラシ8Yと帯電ローラ4Yとの間の電位差は、図4に示すように、静電力によってクリーニングブラシ8Yから帯電ローラ4Yに転移するトナー量が、摺擦力によって帯電ローラ4Yからクリーニングブラシ8Yに転移されるトナー量よりも多くなるように設定する必要がある。また同様に、感光体3Yと帯電ローラ4Yとの間の電位差も、静電力によって帯電ローラ4Yから感光体3Yに転移するトナー量が、摺擦力によって感光体3Yから帯電ローラ4Yに転移されるトナー量よりも多くなるように設定する必要がある。このような各部材間の電位関係にすることによって、静電力により各部材に付着した転写残トナーを図5に示した矢印方向へ効率良く転移させることができる。
なお、この際の帯電ローラ4Yの線速及び清掃補助ローラ9Yの線速に対するクリーニングブラシ8Yの線速の比を0.1乃至0.9にするか、クリーニングブラシ8Yの線速を帯電ローラ4Yの線速及び清掃補助ローラ9Yの線速よりも遅くするかのの少なくとも一方にすることが好ましい。これらのようにすることによってクリーニングブラシ8Yに捕捉された転写残トナーを効率良く帯電ローラ4Yや清掃補助ローラ9Yに吐き出すことができる。
吐き出し時には、図6や図7に示した電圧印加可能領域部分(Lpc、Ldv)で、クリーニングブラシ8Yに捕捉されたトナーが帯電ローラ4Yや清掃補助ローラ9Yに吐き出される。つまり、クリーニングブラシ8Yが回転することで、クリーニングブラシ8Yの外周部が電圧印加可能領域部分(Lpc、Ldv)に順に移送して、そこに移送されたクリーニングブラシ8Yの外周部のトナーが帯電ローラ4Yや清掃補助ローラ9Yに吐き出される。しかしながら、上記線速比が0.1よりも小さければクリーニングブラシ8Yの回転が遅いために、見た目上、電圧印加可能領域部分(Lpc、Ldv)がほぼ同じ箇所に留まっているように見える。そのため、上記線速比が0.1よりも小さい場合には、全体的なトナー吐き出し効率が悪くなる。また、クリーニングブラシ8Yの所定の部分におけるトナー吐き出し時間(Tpc、Tdv)と電圧印加可能領域部分(Lpc、Ldv)とクリーニングブラシ8Yの移動速度(線速)とには数1のような関係がある。上記線速比が0.9よりも大きい場合には、移動速度(V)が速くなるので、数1から上記トナー吐き出し時間(Tpc、Tdv)が短くなることがわかる。よって、上記線速比が0.9よりも大きい場合には、電圧印加可能領域部分でクリーニングブラシ8Yから帯電ローラ4Yや清掃補助ローラ9Yにトナーを吐き出す時間が短くなるので、トナーの吐き出し効率が悪くなる。
Figure 2008185989
また、クリーニングブラシ8Yのクリーニング性能を長期間維持するためには、クリーニングブラシ8Yからのトナー吐き出し率が15[%]以上であることが好ましく、その際の上記線速比とトナー吐き出し率との関係を表1に示す。なお、この際の帯電ローラ4Yの線速と清掃補助ローラ9Yの線速とは100[mm/s]である。
Figure 2008185989
表1から、上記線速比が0.1乃至0.9であれば、トナー吐き出し率が15[%]以上となることがわかる。よって、このことからも本実施例のように非プリントジョブ時における上記線速比を0.1乃至0.9にすることにより、クリーニングブラシ8Yから効率良くトナーを吐き出すことが可能であることがわかる。
また、クリーニングブラシ8Yに捕捉された転写残トナーを帯電ローラ4Yを介して感光体3Y上に吐き出すことによってクリーニングブラシ8Yはクリーンな状態となるので、クリーニングブラシ8Yのクリーニング性能を維持することができる。したがって、クリーニングブラシ8Yによる帯電ローラ4Yのクリーニングも良好に行なわれるので、帯電ローラ4Yによって感光体3Yを良好に帯電せしめることが可能となる。なお、クリーニングブラシ8Yの代わりクリーニングローラを用いても構わない。この際、クリーニングローラの表面は弾性体、例えばウレタンフォームで構成されていることが好ましい。帯電ローラ4Yからクリーニングローラなどに静電力に加えて摺擦力によって転写残トナーを回収する際には、大きな摺擦力を得るためにクリーニングローラの表面が弾性変形してつぶれた状態になるぐらいクリーニングローラと帯電ローラ4Yとを接触させる必要がある。よって、ウレタンフォームのような弾性体によって表面が構成されたクリーニングローラを用いることによって、上記したような接触状態が可能となるので帯電ローラ4Yとクリーニングローラとの接触部で大きな摺擦力を得ることができる。また、ウレタンフォームの表面には凹凸があるため帯電ローラ4Y上から転写残トナーを掻き取り易い。
また、上記のように本実施例においては、転写残トナーを回収するため専用のクリーニング装置を設けず、現像装置40Yで転写残トナーの回収を行うよう構成している。本実施例のようなクリーナーレスシステムを採用することによって、転写残トナーを回収するための専用の回収トナー収容部を設ける必要が無いので装置本体の小型化に有効である。また、回収したトナーを再び現像に使用することができるので、トナーの有効活用が可能となり経済的でもある。
[変形例]
本変形例においては、帯電ローラ4Yに付着したトナーを、図8に示すように直接及び清掃補助ローラ9Yを介してクリーニングブラシ8Yに転移させるようにしているので、帯電ローラ4Yの表面を実施例1よりクリーンな状態に保つことができる。また、本変形例では、プリントジョブの途中でクリーニングブラシ8Yのトナー蓄積レベルが限界値を超えた際などに、図8に示すようにクリーニングブラシ8Yと清掃補助ローラ9Yとに印加するバイアスを切り換えて、クリーニングブラシ8Yのトナーを清掃補助ローラ9Yへ転移させている。そして、清掃補助ローラ9Yでトナーの汚れ位置のばらつきを平均化した後に、清掃補助ローラ9Yのトナーをクリーニングブラシ8Yに再転移させている。これにより、クリーニングブラシ8Yにトナーが蓄積され過ぎることによるブラシ先端近傍からブラシの奥のほうにトナーが潜り込むことを抑制できるので、クリーニングブラシ8Y中にトナーが残留することなく非プリントジョブ時に実施例1と同様に静電力によってクリーニングブラシ8Yから帯電ローラ4Yや清掃補助ローラ9Yにトナーを転移させることができる。
また、非プリントジョブ時には、実施例1と同様に図5に示すようなバイアスを各部材に印加することにより、クリーニングブラシ8Yから直接及び清掃補助ローラ9Yを介して帯電ローラ4Yにトナーを転移させる。そして、帯電ローラ4Yに転移させたトナーをさらに感光体3Yに転移させて、その感光体3Yに転移させたトナーを現像装置40で回収している。
[実験1]
次に、本発明者らが行った実験について説明する。
本発明者らは、図2や図3などに示した実施形態に係るプリンタと同様の構成の試験機を用意した。そして、この試験機を用いて、後述する条件下にて図9に示すようなモノクロのハーフチャート(ハーフトーン階調画像)をA4用紙に横帯50[%]の画像面積率で連続10000枚及び連続50000枚プリントした。そして、プリント画像や感光体3Yを拡大観察した結果に基づいて、感光体3Yの帯電ムラを評価した。具体的には、ハーフチャートにおける白斑点の発生レベルに基づいて、白斑点あり(×)、わずかに白斑点あり(△)、白斑点なし(○)の3段階で評価した。また、帯電ムラの評価にあいて、△、○を許容範囲とし、且つ、×を実使用上差し障りのあるレベルとした。
感光体3Yとしては、直径24[mm]のものであり、一次転写ニップ通過後の表面電位は0[V]である。また、線速は100[mm/s]とした。
帯電ローラ4Yはシャフト径6.0[mm]、外径10.0[mm]のローラ形状のものを使用しており、帯電ローラ4Yに印加する帯電バイアスとして、プリントジョブ時−500[Hz]、非プリントジョブ時−800[Hz]の直流電圧を印加している。なお、帯電部材としては回転軸部材に植毛繊維を複数立設せしめた帯電ブラシローラでも構わない。また、線速は100[mm/s]とした。
帯電ローラ(7K)には、−1100[V]の帯電バイアスを印加し、感光体3Kを−900[V]程度に一様帯電させた。この電位は1次転写ニップに進入する直前まで維持されるが、1次転写ニップを通過した感光体3Kの表面は、1次転写ニップによる転写電流の影響により、−20[V]程度まで電位が減衰する。また、現像ローラ42Kに印加する現像バイアスについては−250[V]とした。また、ブラシ部材12Kに印加するバイアスについては−500[V]とした。
クリーニングブラシ8Yに印加するバイアスとしては、プリントジョブ時−900[V]、非プリントジョブ時に−1500[V]の直流電圧Vdcに、ピーク・ツウ・ピーク電圧Vppが1.0[kV]、周波数がプリントジョブ時300[Hz]、非プリントジョブ時10[Hz]である交流電圧を重畳したもので、且つ、デューティーが45[%]であるものを採用した。なお、本実施例のように直流電圧に交流電圧を重畳することにより、交流電圧の極性の方向が変化することを利用してトナーを電気的に振動させることが可能となり、帯電ローラ4Yからトナーを離れ易くすることができる。これにより、クリーニングブラシ8Yによる帯電ローラ4Y上のトナー回収効率を向上させることができる。また、クリーニングブラシ8Yで捕捉したトナーを帯電ローラ4Yや清掃補助ローラ9Yに吐き出す際にも、上述したようにクリーニングブラシ8Yに捕捉したトナーを交流電圧によって電気的に振動させることにより、クリーニングブラシ8Yからトナーが離れ易くなり、吐き出し効率を向上させることができる。なお、周波数は5[Hz]から500[Hz]までの範囲内が好ましい。例えば、通常、クリーニングブラシ8Yへの交流印加電圧により、クリーニングブラシ8Yの帯電ローラ4Yへの接触領域内で、帯電ローラ4Yの電位は、交流印加電圧の中心値になり、クリーニングブラシ8Yから帯電ローラ4Yへのトナーの移動と、帯電ローラ4Yからクリーニングブラシ8Yへのトナーの移動とが平衡状態となる。低周波の交流電圧を印加した場合は、クリーニングブラシ8Yの低周波数により帯電ローラ4Yの表面電位が波形形状の低めに誘起され、平均値はクリーニングブラシ8Yの交流印加電圧と電位差が確保できる。これにより、クリーニングブラシ8Yから帯電ローラ4Yにトナーを効率良く吐き出すことが可能となるが、500[Hz]より大きいと帯電ローラ4Yの表面電位波形は形成されず、また、5[Hz]よりも小さいと短すぎて交流の効果がでなくなるので、効率良くトナーの吐き出しを行えなくなる。
クリーニングブラシ8Yとしては、導電性粒子を含有するナイロン繊維からなる植毛繊維を、図示しない回転軸部材に複数立設せしめて、直径11[mm]のローラ状にしたものを用いた。また、帯電ローラ4Y及び清掃補助ローラ9Yに対するクリーニングブラシ食い込み量の許容範囲は0.1〜1.0[mm]とした。また、プリントジョブ時の線速は250[mm/s]とし、非プリントジョブ時における線速は、帯電ローラ4Yの線速及び清掃補助ローラ9Yの線速に対するクリーニングブラシ8Yの線速の比が0.1乃至0.9の範囲内になるようにした。
清掃補助ローラ9Yとしては、直径11[mm]の金属ローラを用いている。また、清掃補助ローラ9Yには、プリントジョブ時に−600[V]、非プリントジョブ時に−1500[V]の直流電圧を印加している。また、線速は100[mm/s]とした。
なお、プリントジョブ時及び非プリントジョブ時における各部材に印加するバイアスの切り換え制御については、図10示した通りである。
プリントジョブ時は帯電ローラ4Yに帯電不良の原因となるトナーが無いように、クリーニングブラシ8Yによって帯電ローラ4Yからトナーを回収する。また、クリーニングブラシ8Yに回収したトナーを、クリーニングブラシ8Y、清掃補助ローラ9Y及び帯電ローラ4Yの間で循環させるようなバイアス(本実施例においては、クリーニングブラシ8Yの電位<清掃補助ローラ9Yの電位<帯電ローラ4Yの電位、となるようなバイアス)を印加する。
次に、プリントジョブが終わると、まず、クリーニングブラシ8Yから帯電ローラ4Yにトナーを転移させるための準備として、帯電ローラ4Y上のトナーを感光体3Yに転移させるために帯電ローラ4Yに印加するバイアスを図10に示したように変更する。このとき合わせて、清掃補助ローラ9Yに印加するバイアスも図10に示すように変更する。さらに、帯電ローラ4Y上のトナーが無くなったタイミングで、クリーニングブラシ8Yのトナーを帯電ローラ4Yに転移させるようなバイアスを図10に示すようにクリーニングブラシ8Yに印加する。そして、帯電ローラ4Y上に転移させたトナーは、さらに感光体4Y上に転移して、現像装置の現像ローラによって回収される。
その後、次のプリントジョブ時における転写残トナーの回収の準備をするために、まずクリーニングブラシ8Yに印加するバイアスを図10に示すように変更して、帯電ローラ4Y上のトナーをクリーニングブラシ8Yに転移させる。そして、帯電ローラ4Yがきれいになった状態で、帯電ローラ4Yと清掃補助ローラ9Yとに印加するバイアスを図10に示すように変更する。
なお、このような各部材に印加する印加電圧の制御は、プリンタ本体に設けられた図示しない、CPUやメモリーなどからなる制御部によって行われる。
以上の条件下で行った実験を試料1とし、その際のプリントジョブ時のプロセスユニット1Yの概略構成図は図1に、非プリントジョブ時のプロセスユニット1Yの概略構成図は図5に示したものである。また、試料1との比較対象として以下に示す条件で試料2から試料4までの実験を行った。なお、以下に示す各試料の条件は、後述する条件以外は試料1と同様である。
[試料2]
・帯電ローラ4Yへの印加電圧:プリントジョブ時−500[V],非プリントジョブ時−800[V]
・クリーニングブラシ8Yへの印加電圧:プリントジョブ時−900[V],非プリントジョブ時−1500[V]
・清掃補助ローラ9Y:無し
[試料3]
・帯電ローラ4Yへの印加電圧:プリントジョブ時−400[V],非プリントジョブ時−700[V]
・クリーニングブラシ8Yへの印加電圧:プリントジョブ時−1000[V],非プリントジョブ時−1600[V]
・清掃補助ローラ9Yへの印加電圧:プリントジョブ時−500[V],非プリントジョブ時−900[V]
[試料4]
・帯電ローラ4Yへの印加電圧:プリントジョブ時−500[V],非プリントジョブ時−800[V]
・清掃部材として外周部がウレタンフォームで構成されたクリーニングローラを用いた。
クリーニングローラへの印加電圧:プリントジョブ時900[V],非プリントジョブ時−1500[V]
・清掃補助ローラ9Yへの印加電圧:プリントジョブ時−600[V],非プリントジョブ時−900[V]
以上の条件下で行った実験結果を表2に示す。
Figure 2008185989
表2から、試料1、試料3及び試料4では白斑点が無く良好に感光体3Yが帯電しているということがわかる。これは、試料1、試料3及び試料4では清掃補助ローラ9Yを設け、帯電ローラ4Yからクリーニングブラシ8Yに回収したトナーを、クリーニングブラシ8Y、清掃補助ローラ9Y及び帯電ローラ4Yとの間を循環させているので、上述したようにクリーニングブラシ8Yにトナーが蓄積され過ぎるのを抑制することができるので、プリントジョブ時において、クリーニングブラシ8Yのクリーニング性能を保つことができる。よって、連続プリント10000枚行っても、プリントジョブ時にクリーニングブラシ8Yによって帯電ローラ4Yを良好にクリーニングすることができるので、帯電ローラ4Yによって感光体3Yを良好に帯電せしめることができたと考えられる。
また、非プリントジョブ時には、クリーニングブラシ8Yに蓄積された転写残トナーを直接及び清掃補助ローラ9Yを介して帯電ローラ4Yに転移させ、さらに帯電ローラ4Yに転移させたトナーを感光体3Y上に転移させるようなバイアスをを印加している。これにより、クリーニングブラシ8Yに蓄積された転写残トナーは静電力によって表面電位が0[V]の感光体3Y上に帯電ローラ4Yを介して効率良く移動する。さらに、プリントジョブ時にクリーニングブラシ8Yのブラシの奥のほうにトナーが潜り込むのを抑制しているので、クリーニングブラシ8Yから帯電ローラ4Yや清掃補助ローラ9Yにトナーを転移させる際に、上述したようにクリーニングブラシ8Yにトナーを残留させることなく転移させることができる。これにより、クリー二ングブラシ8Yがクリーンな状態になりクリーニングブラシ8Yのクリーニング性能が維持される。したがって、クリーニングブラシ8Yによる帯電ローラ4Yのクリーニングも長期間に渡り良好に行なわれ、また、感光体3Y上に吐き出された転写残トナーは現像装置40Yで回収されるため、連続プリント10000枚時においても、帯電ローラ4Yによって感光体3Yを良好に帯電せしめることが可能であったと考えられる。
また、表2から試料1と試料3のように、プリントジョブ時及び非プリントジョブ時に各部材へ印加するバイアスを、上述した本発明における各部材間の電位関係を満たすような範囲内で異ならせても、連続プリント10000枚において感光体3Yを良好に帯電せしめることが可能であることがわかる。つまり、上記電位関係を満たすことによって、クリーニングブラシ8Yがクリーンな状態に保たれ、クリーニングブラシ8Yによる帯電ローラ4Yのクリーニングを良好に行なうことが可能であると考えられる。
さらに、表2から試料4においては、連続プリント50000枚においても、白斑点が無く感光体3Yを良好に帯電せしめることが可能であった。これは、清掃部材として外周部がウレタンフォームで構成されたクリーニングローラを用いることにより、帯電ローラ4Yとクリーニングローラとの間で生じる摺擦力が、上述したように清掃部材にクリーニングブラシ8Yを用いた場合よりも大きくなる。よって、試料1や試料3に比べより帯電ローラ4Yからクリーニングローラにトナーを回収することができ、連続プリント50000枚においても帯電ローラ4Yを良好にクリーニングすることが可能となり、感光体3Yを良好に帯電せしめることができたと考えられる。
試料2におけるプロセスユニット1Yの概略構成図を図11示す。表2から試料2においては、連続プリント10000枚で白斑点が生じ感光体3Yが帯電不良であることがわかる。これは、試料2では清掃補助ローラ9Yを設けていないため、プリントジョブ時に帯電ローラ4Yからクリーニングブラシ8Yに回収したトナーが、クリーニングブラシ8Yに蓄積され続ける。そのため、プリントジョブの途中に、クリーニングブラシ8Yのトナー蓄積レベルが限界値を超えてしまうと、クリーニングブラシ8Yのクリーニング性能が低下してしまい、帯電ローラ4Yを良好にクリーニングできなくなる。よって、プリントジョブ時に帯電ローラ4Yによって感光体3Yを良好に帯電せしめることができなくなったと考えられる。
また、非プリントジョブ時においては、画像形成時にクリーニングブラシ8Yにトナーが蓄積され過ぎることにより、クリーニングブラシ8Yのブラシ先端近傍からブラシの奥のほうにトナーが潜り込んでしまうと、上述したように静電力によってクリーニングブラシ8Yから帯電ローラ4Yや清掃補助ローラ9Yに転移されずにクリーニングブラシ8Y中に残留するトナーがある。そのため、連続プリントを行うことにより、徐々にクリーニングブラシ8Yにトナーが蓄積されるので、短期間でクリーニングブラシ8のクリーニング性能が低下した状態になってしまう。よって、プリントジョブ時及び非プリントジョブ時を問わず、クリーニングブラシ8Yのクリーニング性能が低下してしまうので、連続プリント10000枚の途中で、クリーニングブラシ8Yによる帯電ローラ4Yのクリーニングを良好に行うことができなくなり、帯電ローラ4Yによって感光体3Yを良好に帯電せしめることができないため帯電不良が生じたと考えられる。
なお、上述したクリーニングブラシ8Yのトナー蓄積レベルの限界値というのは、図12に示すものであり、プリントジョブ時に、この限界値よりもクリーニングブラシ8Yに蓄積されるトナー量が少なければ、非プリントジョブ時にクリーニングブラシ8Yに蓄積されたトナーを帯電ローラや清掃補助ローラ9Yに100%転移させることができることを示している。
試料1、3及び4においては、プリントジョブ時にクリーニングブラシ8Y、清掃補助ローラ9Y及び帯電ローラ4Yとの間でトナーを循環させることにより、図12に示したように上記限界値よりもクリーニングブラシ8Yに蓄積されるトナー量を少なくすることができる。よって、上述したようにクリーニングブラシ8Yに蓄積されたトナーを非プリントジョブ時に帯電ローラ4Yや清掃補助ローラ9Yとに100%転移させることができるので、クリーニングブラシ8Yのクリーニング性能を回復させることができる。
また、試料2においては、プリントジョブ時に帯電ローラ4Yから回収したクリーニングブラシ8Yに回収したトナーが、クリーニングブラシ8Yに蓄積され続けるので、図12に示すように上記限界値よりもクリーニングブラシ8Yに蓄積されるトナー量が多くなる。よって、図12に示すようにクリーニングブラシ8Yに蓄積されたトナーを非プリントジョブ時に帯電ローラ4Yや清掃補助ローラ9Yとに100%転移させることができないため、クリーニングブラシ8Yにトナーが残留してしまう。したがって、プリントを行うにつれて徐々にクリーニングブラシ8Yにトナーが蓄積されるので、クリーニングブラシ8Yのクリーニング性能が短期間で低下してしまう。
[実施例2]
次に、実施例2に係るプリンタについて説明する。なお、以下に特筆しない限り、実施例2に係るプリンタの構成は実施形態と同様である。
図13は、実施例2に係るプリンタにおけるY用のプロセスユニット1Yを示す拡大構成図である。他色用のプロセスユニット1M,1C,1KもY用のものと同様の構成になっている。
本実施例2では、実施例1と同様に一時捕捉型のクリーナーレス方式を採用している。実施例2と実施例1との装置本体の基本的な構成は同じであるが、実施例2においては、実施例1の構成に加え、片持ち支持された導電性シートからなる導電シート10Y及び導電シート11Yが、図13に示すように自由端側を導電シート10Yはクリーニングブラシ8Yに、導電シート11Yは清掃補助ローラ9Yに当接するように装置本体に設けている。かかる構成の導電シート10Y及び導電シート11Yには、装置本体内に設けられた電源や配線等からなる帯電前バイアス供給手段によって直流電圧からなる帯電前バイアスが供給される。なお、導電シート10Y及び導電シート11Yの母材樹脂としては、ポリビニリデンフルオロエチレン(PVDF)の他、ナイロン、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ウレタン、ポリエチレン、これらを2種類以上混合したもの等を例示することができる。実施例2では、導電シート10Y及び導電シート11Yにマイナス極性の帯電前バイアスを印加しており、これによってクリーニングブラシ8Y及び清掃補助ローラ9Yに捕捉した転写残トナーを、正規極性であるマイナス極性に同帯電量で一様に帯電せしめている。クリーニングブラシ8Yや清掃補助ローラ9Yから帯電ローラ4Yに静電力で転写残トナーを吐き出す際には、転写残トナーの帯電量が一定レベル以上あると、より効率良く吐き出すことができる。よって、1次転写によって逆極性に帯電したり、帯電量が低下した転写残トナーを導電シート10Y及び導電シート11Yによって一様に正規極性及び同帯電量に帯電せしめることで、クリーニングブラシ8Yや清掃補助ローラ9Yに導電シート10Yや導電シート11Yを当接させてない場合よりも、効率良くクリーングブラシ8Y及び清掃補助ローラ9Yから帯電ローラ4Yに転写残トナーを吐き出すことができる。
クリーニングブラシ8Yに捕捉した転写残トナーは、書込手段による静電潜像の形成が行われない期間である、プリントジョブ終了後や紙間タイミングなどに、クリーニングブラシ8Yに印加する帯電バイアスを重畳電圧から直流電圧に切り換えることで、クリー二ングブラシから直接、及び、清掃補助ローラ9Yを介して帯電ローラ4Yに転移され、さらに帯電ローラ4Yに転移した転写残トナーは感光体3Y上に再転移される。なお、本実施例2では導電シート10Yや導電シート11Yによってクリーニングブラシ8Yや清掃補助ローラ9Yに捕捉された転写残トナーが一様に正規極性であるマイナス極性に帯電しているので、帯電ローラ4Yから感光体3Yへの転写残トナーの再転移の際に、転写残トナーが静電力によって帯電ローラ4Yから効率良く感光体3Yに吐き出される。このようにして感光体3Y上に再転移された転写残トナーは、感光体3Y上から現像ローラ42Yを経て現像装置40Y内に回収される。また、導電シート10Y及び導電シート11Yによって転写残トナーを一様に正規極性であるマイナス極性に同帯電量で帯電せしめているので、転写残トナー中の逆帯電トナーや低帯電量トナーを現像領域に搬送してしまうことによる地汚れの発生が抑えられる。
なお、本実施例においては、導電シート10Yをクリーニングブラシ8Yに当接させ、且つ、導電シート11Yを清掃補助ローラ9Yに当接させているが、これに限るものではなく、クリーニングブラシと清掃補助ローラ9Yとの少なくとも一方に導電シートを当接させる構成でも良い。つまり、感光体3Y上から帯電ローラ4Yに回収された転写残トナーは、帯電ローラ4Y、クリーニングブラシ8Y及び清掃補助ローラ9Yの間で循環しているので、クリーニングブラシ8Yと清掃補助ローラ9Yとの少なくとも一方で導電シートにより転写残トナーを帯電せしめれば、経時で上記回収した転写残トナー全体が一様に帯電せしめられることになるからである。
1次転写ニップを通過した後の感光体3K表面に付着している転写残トナーの中には、正規の帯電極性に帯電しているトナーの他、正規の帯電極性ではあるもののその帯電量が不足している低帯電量トナーや、逆極性に帯電している逆帯電トナーなども含まれる。そして、このような転写残トナーは、感光体3Kの回転に伴って補助帯電ニップに進入する。すると、転写残トナー中の逆帯電トナーは、補助帯電部材10Kと感光体3Kとの間の放電、あるいは補助帯電部材10Kからの電荷注入により、正規極性であるマイナス極性に十分に帯電せしめられる。また、転写残トナー中の低帯電量トナーも、放電あるいは電荷注入によってマイナス極性に十分に帯電せしめられる。これにより、転写残トナー中の逆帯電トナーや低帯電量トナーを現像領域に搬送してしまうことによる地汚れの発生が抑えられる。
[実施例3]
次に、実施例3に係るプリンタについて説明する。なお、以下に特筆しない限り、実施例3に係るプリンタの構成は実施形態と同様である。
図14は、実施例3に係るプリンタにおけるY用のプロセスユニット1Yを示す拡大構成図である。他色用のプロセスユニット1M,1C,1KもY用のものと同様の構成になっている。
実施例3では、実施例1及び2と同様に一時捕捉型のクリーナーレス方式を採用している。また、実施例3の装置本体の基本的な構成は実施例1及び実施例2と同様であるが、実施例3では図14に示すように導電シート12Yを帯電ローラ4Yよりも感光体回転方向上流側の感光体3Yの表面に当接させている。なお、実施例3で使用した導電シート12Yの諸特性や帯電前バイアス供給手段によって印加されるバイアスなどは実施例2と同様である。この導電シート12Yにより、感光体3Y上の逆極性であるプラス極性に帯電した転写残トナーの極性を正規極性であるマイナス極性にしたり、低帯電量トナーの帯電量を高くすることができる。よって、感光体3Y上の転写残トナーを一様に正規極性であるマイナス極性に同帯電量で帯電することで、図14に示すようにプラス極性のバイアスを印加されたクリーニングブラシ8Yによって転写残トナーを捕捉し易くして、転写残トナーをクリーニングブラシ8Yに転移させて一時的に捕捉する。
クリーニングブラシ8Yに捕捉した転写残トナーは、プリントジョブ終了後や紙間タイミングなどに、クリーニングブラシ8Yに印加する帯電バイアスを重畳電圧から直流電圧に切り換えることで、クリー二ングブラシから直接、及び、清掃補助ローラ9Yを介して帯電ローラ4Yに転移させた後、さらに帯電ローラから感光体3Y上に再転移させる。そして、転写残トナーは感光体3Y上から現像ローラ42Yを経て現像装置40Y内に回収される。なお、クリーニングブラシ8Yに捕捉された転写残トナーは、クリーニングブラシ8Yに捕捉される前に導電シート12Yによって正規極性であるマイナス極性に一様に同帯電量で帯電せしめられているので、実施例2で記載したように上記再転移の際にクリーニングブラシ8Yから効率良く帯電ローラ4Yや清掃補助ローラ9Yに吐き出すことができる。また、導電シート12によって転写残トナーを一様に正規極性であるマイナス極性に同帯電量で帯電せしめているので、実施例2と同様に、転写残トナー中の逆帯電トナーや低帯電量トナーを現像領域に搬送してしまうことによる地汚れの発生が抑えられる。
1次転写ニップを通過した後の感光体3K表面に付着している転写残トナーの中には、正規の帯電極性に帯電しているトナーの他、正規の帯電極性ではあるもののその帯電量が不足している低帯電量トナーや、逆極性に帯電している逆帯電トナーなども含まれる。そして、このような転写残トナーは、感光体3Kの回転に伴って補助帯電ニップに進入する。すると、転写残トナー中の逆帯電トナーは、補助帯電部材10Kと感光体3Kとの間の放電、あるいは補助帯電部材10Kからの電荷注入により、正規極性であるマイナス極性に十分に帯電せしめられる。また、転写残トナー中の低帯電量トナーも、放電あるいは電荷注入によってマイナス極性に十分に帯電せしめられる。これにより、転写残トナー中の逆帯電トナーや低帯電量トナーを現像領域に搬送してしまうことによる地汚れの発生が抑えられる。
以上、本実施形態によれば、自らの無端移動する表面に潜像を担持する潜像担持体である感光体3と、感光体3上の潜像をトナーによって現像する現像手段である現像装置40と、感光体3に接触させた自らの表面を無端移動せしめながら、感光体3の表面を一様帯電せしめる帯電部材である帯電ローラ4と、帯電ローラ4にバイアスを供給する第1のバイアス供給手段である電源装置70と、帯電ローラ4に接触させた自らの表面を無端移動せしめながら、帯電ローラ4の表面に付着した少なくともトナーを回収して、帯電ローラ4の表面を清掃する第1の清掃部材であるクリーニングブラシ8と、クリーニングブラシ8にバイアスを供給する第2のバイアス供給手段である電源装置71とを備えた画像形成装置であるプリンタにおいて、帯電ローラ4とクリーニングブラシ8とに接触させた自らの表面を無端移動せしめ、少なくともクリーニングブラシ8からトナーを回収する第2の清掃部材である清掃補助ローラ9と、清掃補助ローラ9にバイアスを供給する第3のバイアス供給手段である電源装置72とを有しており、清掃補助ローラ9に回収したトナーが静電力によって帯電ローラ4へ転移するように、電源装置70が帯電ローラ4にバイアスを供給し及び電源装置72が清掃補助ローラ9にバイアスを供給して、清掃補助ローラ9から帯電ローラ4にトナーを転移させ、且つ、クリーニングブラシ8に回収したトナーが静電力によって、クリーニングブラシ8から直接、帯電ローラ4へ転移するように電源装置70が帯電ローラ4にバイアスを供給し及び電源装置71がクリーニングブラシ8にバイアスを供給して、クリーニングブラシ8から帯電ローラ4にトナーを転移させるか、クリー二ングブラシ8から清掃補助ローラ9を介して帯電ローラ4に転移するように、電源装置70が帯電ローラ4にバイアスを供給し、電源装置71がクリーニングブラシ8にバイアスを供給し及び電源装置72が清掃補助ローラ9にバイアスを供給して、クリーニングブラシ8から帯電ローラ4にトナーを転移させるかの少なくとも一方を行い、さらに、帯電ローラ4に転移させたトナーを感光体3上の非画像領域に転移させ、上記非画像領域に転移させたトナーを現像装置40で回収するように構成している。これにより、プリントジョブ時に、帯電ローラ4からクリーニングブラシ8に回収したトナーを、クリーニングブラシ8から清掃補助ローラ9に転移させることによって、クリーニングブラシ8にトナーが蓄積され過ぎるのを防ぐことができる。よって、プリントジョブの途中でクリーニングブラシ8のクリーニング性能が低下するのを抑制することができるので、プリントジョブ時にクリーニングブラシ8によって帯電ローラ4を良好にクリーニングすることができ、帯電ローラ4によって感光体3を良好に帯電せしめることができる。また、非プリントジョブ時には、クリーニングブラシ8に蓄積されたトナーを直接及び清掃補助ローラ9を介して帯電ローラ4に転移させ、さらに帯電ローラ4に転移させたトナーを感光体3上に転移させるようなバイアスをを印加しているので、クリーニングブラシ8に蓄積された転写残トナーは静電力によって帯電ローラ4に直接または清掃補助ローラ9を介して効率良く移動する。さらに、プリントジョブ時にクリーニングブラシ8のブラシの奥のほうにトナーが潜り込むのを抑制しているので、クリーニングブラシ8から帯電ローラ4や清掃補助ローラ9Yにトナーを転移させる際に、上述したようにクリーニングブラシ8にトナーを残留させることなく転移させることができる。これにより、クリー二ングブラシ8がクリーンな状態になりクリーニングブラシ8のクリーニング性能が維持される。したがって、クリーニングブラシ8による帯電ローラ4のクリーニングも長期間に渡り良好に行なわれ、長期間において、帯電ローラ4Yによって感光体3を良好に帯電せしめることができる。また、感光体3上に吐き出された転写残トナーは現像装置40で回収されるため、トナー回収専用のトナー回収部を設ける必要が無く装置本体の小型化が可能である。
また、本実施形態によれば、上記トナーは負極性に帯電しており、上記非画像領域にトナーを転移させないときであるプリントジョブ時に、電源装置71と電源装置72とが、クリーニングブラシ8と清掃補助ローラ9とに供給するバイアスを変化させ、クリーニングブラシ8と帯電ローラ9との電位差を変更可能であり、且つ、帯電ローラ4の電位が清掃補助ローラ9の電位よりも高くなるように、電源装置70及び電源装置72が、帯電ローラ4及び清掃補助ローラ9にバイアスを供給し、また、上記非画像領域にトナーを転移させるときである非プリントジョブ時には、クリーニングブラシ8の電位、清掃補助ローラ9の電位、帯電ローラ4の電位及び感光体3の電位が、クリーニングブラシ8の電位<清掃補助ローラ9の電位<帯電ローラ4の電位<感光体3の電位の関係を満たすように、電源装置70、電源装置71及び電源装置72が、帯電ローラ4、クリーニングブラシ8及び清掃補助ローラ9にバイアスを供給するように構成している。これにより、負極性に帯電したトナーを静電力により効率良く状況に応じて所定の部材に転移させることができる。
また、本実施形態によれば、プリントジョブ時に、感光体3に付着したトナーを帯電ローラ4と感光体3との接触部で生じる摺擦力によって、感光体3から帯電ローラ4に転移させ、また、帯電ローラ4に付着したトナーを帯電ローラ4とクリーニングブラシ8との接触部で生じる摺擦力によって、帯電ローラ4からクリーニングブラシ8に転移させるように構成している。これにより、各部材に印加されたバイアスの関係により、感光体3から帯電ローラ4に、及び、帯電ローラ4からクリーニングブラシ8に、静電力によってトナーを転移させることができない場合でも、その静電力を上回る摺擦力によって機械的にトナーを掻き取ることができる。
また、本実施形態によれば、電源装置71は、直流電圧に交流電圧を重畳したバイアスをクリーニングブラシ8に印加する。これにより、交流電圧の特性により帯電ローラ4上に付着したトナーやクリーニングブラシ8に捕捉されたトナーを電気的に振動させることができる。よって、各部材からトナーが離れ易くなるので、帯電ローラ4上からクリーニングブラシ8へのトナーの回収効率や、クリーニングブラシ8から帯電ローラ4や清掃補助ローラ9にトナーを吐き出す効率を、クリーニングブラシ8に直流電圧だけを印加した場合よりも向上させることができる。
また、本実施形態によれば、上記交流電圧の周波数は、5Hz乃至500Hzである。上記周波数が5[Hz]よりも小さいと短すぎて交流の効果がでなくなり、500[Hz]より大きいと感光体3の表面電位波形は形成されなるので、効率良くトナーの吐き出しを行えなくなる。よって、本実施形態のように上記周波数を5Hz乃至500Hzにすることにより、クリーニングブラシ8から帯電ローラ4や清掃補助ローラ9Yにトナーを効率良く吐き出すことができる。
また、本実施形態によれば、クリーニングブラシ8の回転方向は、帯電ローラ4の回転方向と同一方向である。これにより、クリーニングブラシ8は帯電ローラ4の回転に対してカウンター方向で回転することになるので、大きな摺擦力により帯電ローラ4からクリーニングブラシ8にトナーを回収することができる。
また、本実施形態によれば、非プリントジョブ時の帯電ローラ4の線速及び清掃補助ローラ9の線速に対するクリーニングブラシ8の線速の比は、0.1乃至0.9である。上記線速の比が0.1よりも小さければ、クリーニングブラシ8に捕捉したトナーをほぼ同じ箇所にしか吐き出せず、線速の比が0.9よりも大きければクリーニングブラシ8の回転が速すぎてクリーニングブラシ8からトナーを吐き出す時間が短くなってしまう。よって、本実施形態のように上記線速の比を0.1乃至0.9にすることにより、効率良くクリーニングブラシ8から帯電ローラ4や清掃補助ローラ9にトナーを吐き出すことができる。
また、本実施形態によれば、上記清掃部材が、外周部が弾性部材により構成されたローラ形状をしているクリーニングローラである場合、例えば静電力に加えて帯電ローラ4からクリーニングローラに摺擦力によってトナーを回収する際には、クリーニングローラの表面が弾性変形してつぶれた状態になるぐらいクリーニングローラと帯電ローラ4とを接触させることで大きな摺擦力を得ることができるので、効率良く帯電ローラ4からクリーニングブラシ8にトナーを回収することができる。
また、本実施形態によれば、上記弾性部材としてウレタンフォームを用いると、ウレタンフォームの表面には凹凸があるので、この凹凸により感光体3上や帯電ローラ4上に付着したトナーを掻き取り易くなる。
また、本実施形態によれば、上記清掃部材はブラシ形状のクリーニングブラシ8であることにより、帯電ローラ4に対するブラシの摺擦により、帯電ローラ4上からトナーを効果的にクリーニングブラシ8へ掻き取ることができる。
また、本実施形態によれば、クリーニングブラシ8は、装置本体に対して着脱可能に設けられている。これにより、クリーニングブラシ8を新品などと交換することができるので、帯電ローラ4のクリーニングを良好に行なうことができる。
また、本実施形態によれば、クリーニングブラシ8に接触し、クリーニングブラシ8に回収されたトナーを帯電せしめる第1のトナー帯電手段である導電シート10と、清掃補助ローラ9に接触し、清掃補助ローラ9に回収されたトナーを帯電せしめる第2のトナー帯電手段である導電シート11との少なくとも一方を備えている。これにより、クリーニングブラシ8や清掃補助ローラ9に捕捉されたトナーを一様に正規極性及び同帯電量で帯電させることができるので、トナーを静電力によってクリーニングブラシ8や清掃補助ローラ9から帯電ローラ4に効率良く吐き出すことができる。
また、本実施形態によれば、感光体3上のトナー像を転写材に転写する転写部である1次転写部69と、帯電ローラ4と感光体3とが当接する位置よりも感光体回転方向上流側で、且つ、帯電ローラ4と1次転写部69との間の感光体3の表面に付着しているトナーを帯電せしめるトナー帯電手段である導電シート12とを備えている。これにより、クリーニングブラシ8に捕捉された転写残トナーは、クリーニングブラシ8に捕捉される前に導電シート12によって正規極性及び同帯電量で一様に帯電せしめられているので、クリーニングブラシ8から静電力によって効率良く帯電ローラ4や清掃補助ローラ9に吐き出すことができる。
尚、本実施形態では、現像剤として負極性トナーを主成分とした1成分現像剤を用いたが、正極性トナーを主成分とした1成分現像剤を用いても構わない。この際、各部材に印加するバイアスは負極性トナーを用いたときと逆極性になるようにすれば良い。また、1成分現像剤に限らずトナーとキャリアとからなる2成分現像剤を用いても良い。
本発明の特徴部を示す実施例1のプリントジョブ時のプロセスユニットの概略構成図。 本実施形態に係るプリンタの概略構成図。 Y用のプロセスユニットの概略構成図。 帯電ローラとクリーニングブラシとの間でのトナーの転移に係る電位設定の説明図。 非プリントジョブ時における最適なトナーの移動方向を示した説明図。 線速比が0.1よりも小さい場合のトナー吐き出し説明図。 線速比がお。9よりも大きい場合のトナー吐き出し説明図。 変形例のプリントジョブ時のトナーの移動方向を示した説明図。 実験1で形成したハーフチャ−トを示した図。 プリントジョブ時及び非プリントジョブ時における各部材に印加するバイアスの切り換え制御の説明図。 試料2におけるプロセスユニットの概略構成図。 クリーニングブラシ中のトナー量とトナー吐き出し量との比率関係の説明図。 実施例2のプリントジョブ時のプロセスユニットの概略構成図。 実施例3のプリントジョブ時のプロセスユニットの概略構成図。
符号の説明
1 プロセスユニット
3 感光体
4 帯電ローラ
8 クリーニングブラシ
9 清掃補助ローラ
10 導電シート
11 導電シート
12 導電シート
40 現像装置
42 現像ローラ
50 光書込ユニット
60 転写ユニット
61 中間転写ベルト
69 1次転写部
70 電源装置
71 電源装置
72 電源装置

Claims (13)

  1. 自らの無端移動する表面に潜像を担持する潜像担持体と、
    該潜像担持体上の潜像をトナーによって現像する現像手段と、
    該潜像担持体に接触させた自らの表面を無端移動せしめながら、該潜像担持体の表面を一様帯電せしめる帯電部材と、
    該帯電部材にバイアスを供給する第1のバイアス供給手段と、
    該帯電部材に接触させた自らの表面を無端移動せしめながら、該帯電部材の表面に付着した少なくともトナーを回収して、該帯電部材の表面を清掃する第1の清掃部材と、
    該第1の清掃部材にバイアスを供給する第2のバイアス供給手段とを備えた画像形成装置において、
    該帯電部材と該第1の清掃部材とに接触させた自らの表面を無端移動せしめ、少なくとも該第1の清掃部材からトナーを回収する第2の清掃部材と、
    該第2の清掃部材にバイアスを供給する第3のバイアス供給手段とを有しており、
    該第2の清掃部材に回収したトナーが静電力によって該帯電部材へ転移するように、該第1のバイアス供給手段が該帯電部材にバイアスを供給し及び該第3のバイアス供給手段が該第2の清掃部材にバイアスを供給して、該第2の清掃部材から該帯電部材にトナーを転移させ、
    且つ、該第1の清掃部材に回収したトナーが静電力によって、該第1の清掃部材から直接、該帯電部材へ転移するように該第1のバイアス供給手段が該帯電部材にバイアスを供給し及び該第2のバイアス供給手段が該第1の清掃部材にバイアスを供給して、該第1の清掃部材から該帯電部材にトナーを転移させるか、該第1の清掃部材から該第2の清掃部材を介して該帯電部材に転移するように、該第1のバイアス供給手段が該帯電部材にバイアスを供給し、該第2のバイアス供給手段が該第1の清掃部材にバイアスを供給し及び該第3のバイアス供給手段が該第2の清掃部材にバイアスを供給して、該第1の清掃部材から該帯電部材にトナーを転移させるか、の少なくとも一方を行い、
    さらに、該帯電部材に転移させたトナーを該潜像担持体上の非画像領域に転移させ、該非画像領域に転移させたトナーを該現像手段で回収するように構成したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1の画像形成装置において、
    上記トナーは負極性に帯電しており、
    上記非画像領域にトナーを転移させないときに、上記第2のバイアス供給手段と上記第3のバイアス手段とが、上記第1の清掃部材と上記第2の清掃部材とに供給するバイアスを変化させ、上記第1の清掃部材と上記第2の清掃部材との電位差を変更可能であり、
    且つ、上記帯電部材の電位が該第2の清掃部材の電位よりも高くなるように、上記第1のバイアス供給手段及び該第3のバイアス供給手段が、該帯電部材及び該第2の清掃部材にバイアスを供給し、
    また、非画像領域にトナーを転移させるときには、第1の清掃部材の電位、第2の清掃部材の電位、帯電部材の電位及び潜像担持体の電位が、第1の清掃部材の電位<第2の清掃部材の電位<帯電部材の電位<潜像担持体の電位の関係を満たすように、該第1のバイアス供給手段、該第2のバイアス供給手段及び該第3のバイアス供給手段が、該帯電部材、該第1の清掃部材及び該第2の清掃部材にバイアスを供給するように構成したことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または2の画像形成装置において、
    上記非画像領域にトナーを転移させないときに、上記潜像担持体に付着したトナーを上記帯電部材と該潜像担持体との接触部で生じる摺擦力によって、該潜像担持体から該帯電部材に転移させ、
    また、該帯電部材に付着したトナーを該帯電部材と上記第1の清掃部材との接触部で生じる摺擦力によって、該帯電部材から該第1の清掃部材に転移させるように構成したことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1、2または3の画像形成装置において、
    上記第2のバイアス供給手段は、直流電圧に交流電圧を重畳したバイアスを上記第1の清掃部材に印加するものであることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4の画像形成装置において、
    上記交流電圧の周波数は、5Hz乃至500Hzであることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1、2、3、4、5または6の画像形成装置において、
    上記第1の清掃部材の回転方向は、上記帯電部材の回転方向と同一方向であることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1、2、3、4、5または6の画像形成装置において、
    上記非画像領域にトナーを転移させるときの上記帯電部材の線速及び上記第2の清掃部材の線速に対する上記第1の清掃部材の線速の比は、0.1乃至0.9であることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1、2、3、4、5、6または7の画像形成装置において、
    上記第1の清掃部材は、外周部が弾性部材により構成されたローラ形状であることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項8の画像形成装置において、
    上記弾性部材は、ウレタンフォームであることを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項1、2、3、4、5、6または7の画像形成装置において、
    上記第1の清掃部材はブラシ形状であることを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9または10の画像形成装置において、
    上記第1の清掃部材は、装置本体に対して着脱可能に設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10または11の画像形成装置において、
    上記第1の清掃部材に接触し、該第1の清掃部材に回収されたトナーを帯電せしめる第1のトナー帯電手段と上記第2の清掃部材に接触し、該第2の清掃部材に回収されたトナーを帯電せしめる第2のトナー帯電手段との少なくとも一方を備えることを特徴とする画像形成装置。
  13. 請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11または12の画像形成装置において、
    上記潜像担持体上のトナー像を転写材に転写する転写部と、
    上記帯電部材と上記潜像担持体とが当接する位置よりも潜像担持体回転方向上流側で、且つ、該帯電部材と該転写部との間の該潜像担持体の表面に付着しているトナーを帯電せしめるトナー帯電手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。
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