JPH0749646A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0749646A
JPH0749646A JP5215204A JP21520493A JPH0749646A JP H0749646 A JPH0749646 A JP H0749646A JP 5215204 A JP5215204 A JP 5215204A JP 21520493 A JP21520493 A JP 21520493A JP H0749646 A JPH0749646 A JP H0749646A
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Takeshi Fujita
岳 藤田
Masahiro Inoue
雅博 井上
Nobuhiko Takekoshi
信彦 竹腰
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Abstract

(57)【要約】 【目的】転写材を担持搬送する搬送ベルトに付着したか
ぶりトナーを払拭するクリーニング部材の寿命を延長す
る。 【構成】感光ドラム1a、1b、1c、1dに形成した
トナー像を、搬送ベルト25が担持搬送する転写材Pに
転写する。このとき搬送ベルト25に付着したかぶりト
ナーをクリーニング手段50で払拭する。クリーニング
手段50は、不織布からなるクリーニングウェブ51
と、これを巻き取る心棒52と、ばね部材53を介して
クリーニングウェブ51を搬送ベルト25に押圧する押
圧ローラ55とを備える。搬送ベルト25が担持する転
写材Pの大きさが小さいほど搬送ベルト25上のかぶり
トナー量が多く、大きいほど少なくなる。かぶりトナー
量の多少に応じて、クリーニングウェブ51の送り量を
それぞれ多くし、少なくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、転写材を担持搬送する
搬送部材の表面を、ウェブ状のクリーニング部材によっ
て清掃する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置の一例として、図7
に、電子写真方式のフルカラー複写機を示す。この画像
形成装置は、複数の画像形成部を備え、各画像形成部に
てそれぞれ色の異なったトナー像を形成し、これらトナ
ー像を同一の転写材に順次重ねて転写するものである。
【0003】以下、簡単に説明する。この画像形成装置
の装置本体内には、第1、第2、第3、第4の画像形成
部Pa、Pb、Pc、Pdが並設されている。これら画
像形成部Pa、Pb、Pc、Pdはそれぞれ個別の像担
持体、本例では電子写真感光ドラム(以下単に「感光ド
ラム」という。)1a、1b、1c、1dを備えてい
る。
【0004】感光ドラム1a、1b、1c、1dの周囲
には、その回転方向に沿って順に、帯電器2a、2b、
2c、2d、レーザビームスキャナ等を有する潜像形成
部、現像器6a、6b、6c、6d、転写帯電器7a、
7b、7c、7d、クリーニング器5a、5b、5c、
5dが配置される。
【0005】さらに、各画像形成部Pa、Pb、Pc、
Pdの下部には、転写材Pを搬送する搬送ベルト25が
配置され、搬送ベルト25の周囲にはこれを清掃するク
リーニング手段50が配置されている。
【0006】このような構成にて、まず第1の画像形成
部Paの感光ドラム1a上に、潜像形成部2aによって
原稿画像におけるブラック成分色の潜像が形成される。
この潜像は現像部6aのブラックトナーを有する現像剤
で可視画像(トナー像)とされ、転写帯電器7aにてブ
ラックトナー像は給紙カセット11からレジストローラ
15を経て搬送ベルト25により担持搬送された転写材
Pに転写される。
【0007】一方、上記のようにブラック画像が転写材
Pに転写されている間に、第2の画像形成部Pbではマ
ゼンタ成分色の潜像が形成され、つづいて現像部6bで
マゼンタトナー像は、上述の第1の画像形成部Paでの
転写が終了した転写材Pが転写帯電器7bに搬入された
とき、転写材Pの所定位置に転写される。
【0008】以下、上述と同様なプロセスにより第3、
第4の画像形成部Pc、Pdによってイエロー色、シア
ン色の画像形成が行われ、同一の転写材Pにイエロー
色、シアン色のトナー像が所定位置に転写される。
【0009】このような画像形成プロセスが終了する
と、転写材P上の画像は定着装置7で転写材Pに定着さ
れ多色画像が得られる。一方、転写が終了した各感光ド
ラム1a、1b、1c、1dはクリーニング器9a、9
b、9c、9dにより残留トナーが除去され、引き続き
行われる次の潜像形成に備えられる。
【0010】ところで、搬送ベルト25は、上述の画像
形成プロセスが行われた後クリーニング装置40内に設
けられたファーブラシ41の作用により、その表面に付
着したトナー(主に現像器からの飛散トナーやかぶりト
ナー。以下「かぶりトナー等」という。)がクリーニン
グされ、引き続き行われる次の画像形成に備える。
【0011】上述した画像形成装置において、搬送ベル
ト25上の汚れを清掃するための他の手段としては、ブ
レードによってかき落とす方法、ウェブ状の部材によ
り、拭き取る方法等があった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】前述のクリーニングウ
ェブによる搬送ベルト25のクリーニング手段は、駆動
手段によって心棒を回転させてクリーニングウェブを巻
き取りながら新しいクリーニング面で搬送ベルト25表
面の汚れを拭き取っている。このときのクリーニングウ
ェブの送り制御は画像形成装置の運転と同時に送り始
め、一定の送りを行い、これにより、搬送ベルト25上
の汚れ(一部、紙粉等も含むが、主として残留トナーで
あり、下地におけるかぶりと呼ばれる汚れ)を除去する
ようにしている。
【0013】上述のかぶりトナーは、転写帯電器7a〜
7dをONしなければほとんど搬送ベルト25上には付
着しないが、先行する転写材Pの後端縁と後続の転写材
Pの先端縁との間隔が短い場合には、この短い転写材間
で転写帯電器7a〜7dをOFFすることは安定した転
写を行う上で難しく、転写材間でも転写帯電器をONし
たままにしている。よって、図8に示すようにフルサイ
ズの転写材PL に連続画像形成を行う際には、転写材間
となる同図の斜線部Bにかぶりトナーが乗り易い。ま
た、小サイズの転写材PS の連続画像形成を行う場合、
転写材PS の左右両端縁P1 、P1 の両外側に、転写材
L の搬送方向(矢印K1方向)に沿った部分にもかぶ
りが発生し、全体として同図の点線斜線部Aがかぶり領
域となる。これらから明らかなように、転写材Pが小さ
いと、かぶり領域が広くなる。
【0014】ここで、クリーニングウェブ51の単位面
積当りの最大トナー保持量はほぼ決まっているため、そ
の最大トナー保持量ぎりぎりになるようにクリーニング
ウェブの送り速度を設定することで、消耗品であるクリ
ーニングウェブの寿命が延び、ランニングコストを安く
することが可能となる。
【0015】しかしながら、クリーニングウェブの送り
を一定にする場合、上述の小サイズの転写材PS のトナ
ーかぶり量に合わせた送り量に設定する必要があるが、
この場合には、フルサイズの転写材PL に対しては転写
材間の斜線部Bのかぶりのみに合わせた送り量で済むの
にかかわらず小サイズのときと同じ送り量では過剰送り
となってしまい、クリーニングウェブの寿命を下げラン
ニングコストを引き上げている。
【0016】また、インクジェット方式の画像形成装置
においてもインクミストによって搬送部材の汚れが生じ
るため、この装置にウェブ状のクリーニング部材を用い
るときには、やはり同様の問題点を有していた。
【0017】そこで、本発明は、例えば転写材のサイズ
等の画像形成条件によって、クリーニング部材の送り量
を制御し、クリーニング部材の浪費を防止するようにし
た画像形成装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みてなされたものであって、画像形成先となる転写材を
表面に担持搬送する搬送部材と、該搬送部材上の前記転
写材に画像を形成する画像形成手段と、前記搬送部材表
面に接触して該搬送部材表面の汚物を払拭するウェブ状
のクリーニング部材とを有する画像形成装置において、
前記クリーニング部材の単位面積当りの汚物最大保持量
と、所定の画像形成条件のときに前記搬送部材表面に付
着する払拭すべき汚物量とに基づいて、前記クリーニン
グ部材の送り量を制御することを特徴とする。
【0019】この場合、前記所定の画像形成条件を、前
記転写材のサイズとすることができる。
【0020】また、前記所定の画像形成条件を、温度ま
たは湿度のうちの少なくとも一方とすることもできる。
【0021】
【作用】以上構成に基づき、クリーニング部材は、例え
ばかぶりトナーやインク等の汚物について、その最大汚
物保持量を超えて汚物を保持することはできない。した
がって、クリーニング部材の送り量を、その転写材が、
例えばかぶりトナーが多くなりがちな小サイズの場合に
は、短時間のうちに最大トナー保持量に到達してしまう
から、その前にクリーニング部材の送りを実行する。す
なわち、搬送部材に付着するかぶりトナーの多いとき、
少ないときに応じて、クリーニング部材の送り量をそれ
ぞれ大きくし、少なくする。
【0022】
【実施例】以下、図面に沿って、本発明の実施例につい
て説明する。 〈実施例1〉図1は、本発明に係る画像形成装置の一例
としての、電子写真方式のカラー複写機の概略断面図で
ある。本実施例では複写機の装置本体M内に4個の画像
形成部、すなわち第1の画像形成部Pa、第2の画像形
成部Pb、第3の画像形成部Pc、第4の画像形成部P
dが設けられているが、画像形成部の数については、本
発明は、1個あるいは2個以上の任意数の画像形成部を
含む画像形成装置に適用できるものである。
【0023】各画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdは実
質的に同一に構成され、それぞれ矢印方向に回転駆動さ
れる像担持体としての感光ドラム1a、1b、1c、1
dを有する。各感光ドラムの周囲には、その回転方向に
沿ってほぼ順に、各感光ドラムを一様帯電する帯電器2
a、2b、2c、2d、各感光ドラムを露光して静電潜
像を形成するレーザビームスキャナ3a、3b、3c、
3d、および結像レンズ5a、5b、5c、5d、各感
光ドラム上に形成された静電潜像を現像する現像器6
a、6b、6c、6d、現像された各トナー像を転写材
Pに転写する転写帯電器7a、7b、7c、7d、各感
光ドラム上に残存するトナーを除去するクリーニング器
9a、9b、9c、9dが配設されている。
【0024】上述の現像器6a、6b、6子、6dに
は、それぞれマゼンタ色、シアン色、イエロー色、ブラ
ック色のトナーが収容されている。また、レーザビーム
スキャナ3a、3b、3c、3dは、半導体レーザ、ポ
リゴンミラー、fθレンズ等からなり、電気ディジタル
画素信号の入力を受けてこの信号に対応して変調された
レーザビームをそれぞれ上述の結像レンズ5a、5b、
5c、5dを介して、帯電器2a、2b、2c、2dと
現像器3a、3b、3c、3dとの間にて、各感光ドラ
ム母線方向に走査して各感光ドラム表面を露光するよう
に構成されている。各レーザビームスキャナ3a、3
b、3c、3dにはカラー画像の、それぞれマゼンタ成
分像、シアン成分像、イエロー成分像、ブラック成分像
に対応する画素信号が入力される。
【0025】上述の画像形成部Pa、Pb、Pc、Pd
のほぼ下方には、転写材Pの搬送方向に沿って(同図の
右方から左方に向けて)、転写材Pの給紙機構10、搬
送機構20、定着装置30等が配置されている。
【0026】給紙機構10は装置本体Mに対して着脱自
在な給紙カセット11、装置本体Mの給紙カセット11
を取り付ける取り付け部に設けられた回転自在な給紙ロ
ーラ12、この給紙ローラ12によって装置本体M内に
送り込まれた転写材Pを案内する給紙ガイド13、この
給紙ガイド13によって案内されてきた転写材Pを受け
てこれを所定のタイミングで搬送機構20に受け渡すレ
ジストローラ対15、給紙ガイド13内を移動する転写
材Pの先端部を検知したときに所定の信号を出力するセ
ンサ(図示せず)等から構成されている。この給紙機構
10は、画像形成対象となる転写材Pを所定のタイミン
グで搬送機構20に受け渡す。
【0027】搬送機構20は、4個の画像形成部Pa、
Pb、Pc、Pdの下方に配置されている。搬送機構2
0は、下流側の駆動ローラ21、上流側の従動ローラ2
2、テンションローラ23、そしてこれらローラ21、
22、23に掛け渡された無端状の搬送ベルト25を備
えている。搬送ベルト25は駆動ローラ21によって図
1の矢印K1方向に駆動され、前述の給紙機構10から
送給される転写材Pを担持し、前述した各画像形成部P
a、Pb、Pc、Pdへと順次搬送する。
【0028】定着装置30は、ヒータ等によって加熱さ
れる定着ローラ31と、この定着ローラ31に圧接され
た加圧ローラ32とを有し、両ローラ31、32の間に
て転写材Pを挟持搬送搬送する。このとき、前述の各画
像形成部で形成されて搬送ベルト25上の転写材に転写
されたトナー像は、これらローラ31、32によって加
熱加圧され、転写材P上に永久像として溶融固着され
る。定着の終了した転写材Pは、排紙ローラ33によっ
て、装置本体M外部にセットされている排紙トレイ35
上に最終的なコピーとして排出される。
【0029】さらに、第1の画像形成部Paと給紙機構
10との間には吸着用帯電器(図示せず)が設けられて
おり、この吸着用帯電器は給紙機構10から供給される
転写材Pを上述の搬送ベルト25に確実に吸着させるた
めにコロナ放電を行う。一方、第4の画像形成部Pdと
定着装置30との間の、駆動ローラ11のほぼ直上部に
は除電器(図示せず)が設けられており、この除電器に
は搬送ベルト25に吸着されている転写材Pを分離する
ために交流電圧が印加される。各画像形成部Pa、P
b、Pc、Pdの搬送方向の上流側にはそれぞれセンサ
36a、36b、36c、36dが配設されており、こ
れらセンサは搬送ベルト25によって搬送されてきた転
写材Pの先端部が通過したときにこれを検知してそれぞ
れの画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdにおける画像形
成プロセスを開始させるための信号を電子回路制御手
段、すなわちコントローラユニットに出力するように構
成されている。
【0030】上述の構成のカラー複写機において、図示
するように転写材Pとしてカットシート状のものが使用
され、この転写材Pが給紙カセット11から送り出され
て給紙機構10の給紙ガイド13内を移動すると、その
先端部が前述センサ(不図示)にて検知され、このセン
サから出力される検知信号によって各画像形成部Pa、
Pb、Pc、Pdの感光ドラム1a、1b、1c、1d
が回転を開始する。搬送機構20の駆動ローラ21もこ
れと同時に駆動され、搬送ベルト25が図1の矢印K1
方向に駆動される。転写材Pが給紙ガイド13によって
案内されて搬送ベルト25上に載置されると、前述の吸
着帯電器(不図示)からのコロナ放電を受けて搬送ベル
ト25上に確実に吸着される。搬送ベルト25の矢印K
1方向の移動に伴って転写材Pの先端部が各センサ36
a、36b、36c、36dの検知領域を通過する度
に、対応する感光ドラム1a、1b、1c、1dに対す
る画像形成プロセスが順次開始される。すなわち、第1
の画像形成部Paの感光ドラム1aにはマゼンタ画像
が、第2の画像形成部Pbの感光ドラム1bにはシアン
画像が、第3の画像形成部Pcの感光ドラム1cにはイ
エロー画像が、そして第4の画像形成部Pdの感光ドラ
ム1dにはブラック画像がそれぞれ形成される。これら
画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdにおける画像形成の
原理はカールソンプロセスとして既によく知られてお
り、その説明は省略する。搬送ベルト25の移動によっ
て転写材Pは第1〜第4の画像形成部Pa〜Pdの感光
ドラム1a〜1dの下部を順次に通過して定着装置30
の方向へと搬送され、各画像形成部の転写帯電器7a、
7b、7c、7dにより転写材P上に、各画像形成部に
て形成された各色のトナー像が順次に重なって転写され
てカラー画像が合成される。転写材Pは、第4の画像形
成部Pbを通過した後、交流電圧が印加された上述の除
電器(不図示)により除電され、搬送ベルト25から分
離される。搬送ベルト25から分離された転写材Pは転
写装置30に送られ、この定着装置30内で転写材P上
のトナー像が定着された後、排紙ローラ33を介して排
紙トレイ35上に排出され、一連の複写サイクル(画像
形成プロセス)が終了する。
【0031】本実施例においては、搬送ベルト25を清
掃するために、クリーニング手段50が配設されてい
る。クリーニング手段50は、搬送ベルト25の下方、
つまり、搬送ベルト25のリターン側の表面に接触する
ように配置されている。クリーニング手段50は、不織
布をロール状に巻いたクリーニングウェブ51と、クリ
ーニングウェブ51を巻き取る心棒52と、ばね部材5
3を介してクリーニングウェブ51を搬送ベルト25に
押圧する押圧ローラ55とを備えている。上述のクリー
ニングウェブ51はポリエステルやレーヨン、アクリル
等の材質の繊維がベースとなる不織布であり、また押圧
ローラ55は、スポンジやゴム等の弾性に富む材質によ
って形成されている。このため、押圧ローラ55によっ
て搬送ベルト25に押圧されたクリーニングウェブ51
は、搬送ベルト25との間に所定幅のニップ部(ニップ
幅)を形成する。クリーニングウェブ51は、心棒52
を不図示のアクチュエータ(駆動手段)で間欠的に回転
駆動することによって、間欠的に巻き取られる。このと
きの、ニップ部におけるクリーニングウェブ51の1回
当りの送り量は、上述のニップ幅に等しく設定してあ
る。
【0032】次に、図2のフローチャートを参照して、
クリーニングウェブ51の送りシーケンスについて説明
する。
【0033】前述したようにクリーニングウェブ51の
単位面積当りの最大トナー保持量に対し、その性能を最
大限発揮させることが目的であるため、かぶりトナー量
に応じてクリーニングウェブ51の送り量を変えること
が必要であり、転写材Pのサイズによってクリーニング
ウェブ51の送り量を変えている。まず、各画像形成部
Pa〜Pdの各転写帯電器7a〜7dをONする(S
1)。画像形成時に生じる搬送ベルト25上のトナーか
ぶりは、転写材Pがなく、転写帯電器7a〜7dがON
になっている部分に多く生じるため、転写帯電器7a〜
7dがONしている時間を積算し、予め設定した時間X
(クリーニングウェブのトナー最大保持量にかぶりトナ
ーが達する時間)を超えた場合に、クリーニングウェブ
送り用のアクチュエータを作動し、所定量だけクリーニ
ングウェブ51を送る。その際、小サイズの転写材PS
の場合(S2)には、転写材PS の左右側端縁P1 、P
1 (図8参照)の両外側に搬送方向に添って搬送ベルト
25上にかぶりが生じるため(同図の点線斜線部A)、
転写帯電器7a〜7dをONしている時間tがそのまま
積算されるべき時間t1(S3)となる。また、フルサ
イズの転写材PL の場合には、隣接する2枚の転写材P
L 、PL 間および1枚目の転写材PL の前端縁の前側、
最終枚の転写材PL の後端縁の後側の余裕しろ分がかぶ
るため、転写帯電器7a〜7dをONしている時間tか
ら、転写材PL の搬送方向長さに対応する時間(シート
サイズ相当時間S)に枚数N分を乗じた時間(距離÷搬
送速度)を引いた値を積載すべき時間t2=t−S・N
とする(S4)。よって、それぞれt1とt2とを積算
していった値Y(S5)が上述の予め設定した時間Xを
超えた場合(S6)にアクチュエータを動作させる(S
7)。
【0034】これにより転写材Pのサイズ、例えば小サ
イズ、フルサイズ等によって異なるトナーのかぶり量
と、クリーニングウェブ51のトナー最大保持量とに基
づいて、クリーニングウェブ51が不要に送られること
なく、つまり、クリーニングウェブ51がその最大保持
量のトナーを拭うべく送り量を調整されながら送られ
る。 〈実施例2〉図3は、実施例2の画像形成装置(フルカ
ラー複写機)の構成の概略を示す。なお、図1に示す実
施例1と同様の構成、作用をなす部材については、同様
の符号を付して、その説明を省略する。
【0035】本実施例では4色の現像器6a、6b、6
c、6dを有する回転現像ユニット3が回転移動しなが
ら1色ずつ感光ドラム1に対向し順次各色の現像を行っ
ている。転写材Pは、所定のタイミングで転写ドラム
(搬送部材)60に給送され、転写ドラム60に設置さ
れたグリッパ61に挟持され、転写ドラム表面上に巻き
付けられる。感光ドラム1上に現像されたトナー像は転
写ドラム60に巻き付けられた転写材Pに転写される
が、転写ドラム60の1回転で1色が転写されるのでフ
ルカラー画像を得るためには4回の転写が行われる。そ
の後分離部62においてグリッパ61を解除し、転写材
Pは搬送部側へ分離され定着装置30において熱定着さ
れ装置本体Mの外部に排出される。
【0036】本実施例の転写ドラム60のクリーニング
手段50は、接離機構が必要であり、不図示のアクチュ
エータにより、押圧ローラ55の圧接を転写材Pが通過
するタイミングに合わせて行っている。
【0037】上述のクリーニングウェブ51の送り量の
シーケンスおよびその効果については、実施例1のもの
と同様である。 〈実施例3〉図4は、クリーニング手段50をインクジ
ェット記録装置の記録部に用いた複写機を示す概略図で
ある。
【0038】本実施例にかかる複写機は、大きく分けて
2つの部分からなる。これら図において、71は原稿を
読取りこれを電気信号に変換するスキャナ部である。7
2は記録部であり、記録用紙等の転写材Pにスキャナ部
71で変換された電気信号に基づいた記録を行う。
【0039】スキャナ部71において、Dは原稿、73
は原稿Dを載置するための原稿台であり、透明ガラス等
からなる。75は移動走査することによって原稿Dの画
像を読み取るための原稿読取りユニットである。原稿読
取りユニット75には、ロッドアレイレンズ76、等倍
型色分解ラインセンサ(カラーイメージセンサ)77お
よび露光手段79が内蔵されている。原稿読取りユニッ
ト75が原稿台73上の原稿Dの画像を読み取るべく不
図示の移動走査機構により図中矢印の方向に移動走査す
るときには、原稿読取りユニット75の露光手段79を
構成する露光ランプが点灯され、これによって照射され
る原稿D上の画像からの反射光はロッドアレイレンズ7
6によって等倍型色分解ラインセンサ(以下「読取りセ
ンサ」という。)77に集光される。読取りセンサ77
では、原稿画像のカラー画像情報を赤(R)、緑
(G)、青(B)毎に検出し、これらを電気的なデジタ
ル信号に変換する。このデジタル信号は記録データとし
て記録部72に転送される。
【0040】記録部72において、80は記録ヘッド部
であり、後述するようにイエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)、ブラック(BK)の各インク毎
に転写材Pの記録幅の全幅にわたって吐出口が形成され
たいわゆるフルラインタイプの記録ヘッド80を具え
る。また、これら記録ヘッド80の各々には、それぞれ
の側面部分に配設され、記録ヘッド80の温度を調整す
るためのヒートパイプ(不図示)が備えられている。な
お、本実施例のヒートパイプはそれぞれの端部において
他と一体とされている。81は回復キャップ部であり、
必要に応じて記録ヘッド部80と相対的に移動し、記録
ヘッド80の吐出口形成面をキャッピングする。これに
より、非記録時のインク乾燥を防止したり、予備吐出等
を行い、記録ヘッド部80の吐出特性を常に良好に維持
している。記録時等の非キャッピング時には、記録ヘッ
ド部80は同図に示されるように転写材Pの搬送路に対
向する位置に配される。
【0041】82は給紙部であり、複数の転写材Pを積
層した状態で収納するためのカセット83を有する。カ
セット83に収納された転写材Pはピックアップローラ
85等によって1枚づつ分離されながら転写材搬送路へ
給紙される。給紙された転写材Pは1対の搬送ローラ8
6a、86bにより搬送路87中へ搬送され、さらに1
対のレジストローラ89a、89bにより、搬送タイミ
ングを調整されながら記録ヘッド部80の吐出口面と対
向する位置まで搬送される。
【0042】吐出口面と対向する位置の転写材搬送路
は、搬送機構20によって形成される。すなわち、搬送
機構20は、転写材Pを帯電吸着し、吐出口面と対向す
る位置で搬送方向に走行するエンドレスの搬送ベルト2
5およびこれを駆動して走行させるための駆動部等から
なる。搬送ベルト25に吸着された状態で搬送される転
写材Pは、吸着力等によってその記録面と記録ヘッド部
80の吐出口面との距離が適切に保たれる。この間、記
録データに基づいて各インク色毎の4つの記録ヘッドが
それぞれ駆動され転写材Pに記録がなされてゆく。
【0043】記録のなされた転写材Pは、搬送機構20
によって記録ヘッド部80と対向する位置からさらに搬
送され排紙口に至る。この間、赤外線ヒータにより熱を
帯びた空気がファン90によって搬送路上の転写材Pへ
送られる。これにより記録ヘッドから吐出され転写材P
上に付着したインクの水分の蒸発が促され記録画像のイ
ンク定着が促進される。排紙口に至った転写材Pは1対
の排紙ローラ91a、91bによって排紙トレイ92上
に排出される。
【0044】本実施例のインクジェット方式の記録装置
においては、記録ヘッドから画像情報に応じてインク滴
を吐出することは前述したが、その際、画像形成には不
要な微少のインク滴(インクミスト)を発生する。イン
クミストは極軽量のため装置内を浮遊し、搬送機構20
を汚す要因となっていた。
【0045】そこで、前述の実施例1、2と同様にクリ
ーニングウェブ51を搬送ベルト25に対向させてクリ
ーニングを行っている。また前述のシーケンスを用いる
ことにより、低ランニングコストを達成することが可能
となっている。 〈実施例4〉実施例4は、実施例1の画像形成装置の装
置本体Mの内側に湿度センサを配置した。それ以外は、
実施例1とほぼ同様である。
【0046】図5は、湿度に対するかぶり量の関係を表
わすグラフを示す。かぶり量は転写材P表面における反
射率の低下率を表わしている。グラフに示されるとおり
湿度が上がるとトナーのトリボが下がることにより、飛
散し易くなり、かぶり量が増加する。
【0047】前述したようにトナーに対するクリーニン
グウェブ51の単位面積当りの最大保持量はほぼ一定の
ため、画像形成装置の使用が許されている湿度範囲にお
いて最高湿度に対してクリーニングウェブ送り量を設定
した場合、低湿環境下においては過剰送りとなってしま
う。よって、本実施例では湿度センサにより、湿度を検
知し、補正をかけることにより最適送り量を達成してい
る。
【0048】図2のシーケンス図においてカウンタ値Y
=t1+t2に補正係数をK1をかけることによりY=
K1(t1+t2)とし、実施例1と組み合わせること
が可能である。
【0049】なお、装置本体Mの内側に温度センサ(不
図示)を配置し、その出力によって、クリーニングウェ
ブ51の送り量を変更するようにしてもよい。
【0050】次に、図6は現像器6a〜6d内の現像剤
の耐久時間に対するかぶり量の変化を示す。現像剤の劣
化とともにかぶり量が増えることが確認されている。こ
こで、現像剤はキャリヤおよびトナーの2成分で構成さ
れているものを使用している。よって現像剤交換からの
時間をモニターすることにより、かぶり量に対する補正
を可能としている。その補正係数をK2とすると上述の
クリーニングウェブ送り量に対するカウンタ値はY=K
1−K2(t1+t2)となり、他のシーケンスとも組
み合わせることも可能としている。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
クリーニング部材の単位面積当りの汚物最大保持量と、
例えば転写材のサイズ等によって異なる搬送部材上の払
拭すべき汚物量とに基づいて、クリーニング部材の送り
量を制御することにより、クリーニング部材が常にその
最大汚物保持量に近いトナーを払拭するようにすること
ができるので、クリーニング部材の寿命を有効に延長し
て、装置全体のランニングコストを低下させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1における画像形成装置の構成の概略を
示す縦断面図。
【図2】同じくシーケンス図。
【図3】実施例2における画像形成装置の構成の概略を
示す縦断面図。
【図4】実施例3における画像形成装置の構成の概略を
示す縦断面図。
【図5】湿度とかぶり量との関係を示す図。
【図6】現像剤耐久とかぶり量との関係を示す図。
【図7】従来の画像形成装置の構成の概略を示す縦断面
図。
【図8】搬送ベルトに記録シートが載置された状態を表
わす上面図。
【符号の説明】
1、1a、1b、1c、1d像担持体(感光ドラム) 6、6a、6b、6c、6d現像器 7、7a、7b、7c、7d転写帯電器 25 搬送部材(搬送ベルト) 51 クリーニング部材(クリーニングウェブ) 52 心棒 53 ばね部材 55 押圧ローラ 60 搬送部材(転写ドラム) P 転写材 PS 小サイズの転写材 PL フルサイズの転写材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成先となる転写材を表面に担持搬
    送する搬送部材と、該搬送部材上の前記転写材に画像を
    形成する画像形成手段と、前記搬送部材表面に接触して
    該搬送部材表面の汚物を払拭するウェブ状のクリーニン
    グ部材とを有する画像形成装置において、 前記クリーニング部材の単位面積当りの汚物最大保持量
    と、 所定の画像形成条件のときに前記搬送部材表面に付着す
    る払拭すべき汚物量とに基づいて、 前記クリーニング部材の送り量を制御する、 ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記所定の画像形成条件が、前記転写材
    のサイズである、 ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記所定の画像形成条件が、温度または
    湿度のうちの少なくとも一方である、 ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像形
    成装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5983050A (en) * 1996-01-31 1999-11-09 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus with variable capacity cleaning means
JP2009051201A (ja) * 2007-07-27 2009-03-12 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2014189352A (ja) * 2013-03-26 2014-10-06 Kyocera Document Solutions Inc ベルトクリーニング装置及び画像形成装置
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JP2021050089A (ja) * 2019-09-26 2021-04-01 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 クリーニング装置及び画像形成装置

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