JP2013152307A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】縁無し画像を転写する際に記録媒体の先端部からはみ出す画像が転写手段に付着することに起因する記録媒体の裏面汚れを防止する。
【解決手段】画像形成装置1の中間転写ベルト30のトナー像を用紙Pに転写する二次転写部に2個の二次転写ロール42a,42bを中間転写ベルト30のトナー像に対向した状態で用紙Pの搬送方向に沿って配置した。用紙Pに縁無し画像を転写する場合は、搬送上流側の二次転写ロール42aに用紙Pおよび中間転写ベルト30上のトナー像の先端部が到達してから該先端部を起点として二次転写ロール42aが1周する前に、二次転写ロール42aを用紙Pから離れた位置に移動する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置に関するものである。
複写機、プリンタ、ファクシミリ、あるいは、これらの機能を併せ持つ複合機等のような画像を形成する画像形成装置には、電子写真方式を適用して画像を形成するものがある。
この電子写真方式の画像形成装置においては、感光体ドラムの表面にレーザ光を照射することより形成した静電潜像にトナーを与えてトナー像を形成した後、その感光体ドラム表面のトナー像を現像ロールにより用紙等に転写し、さらにその用紙を搬送方向下流の定着装置に送り熱および圧力を与えることにより用紙のトナー像を定着させるようにしている。
また、近年では、複数の作像ユニットによって形成された多色のトナー像を感光体ドラムから中間転写ベルトに一次転写した後、現像ロールにより中間転写ベルトから用紙へ二次転写してカラー画像を得るカラー画像形成装置も登場している。
なお、画像形成装置においては、用紙等の汚れを防止するための転写電界の制御方法や各部のクリーニング方法等が開示されている(例えば特許文献1〜3参照)。
特開2008−185849号公報 特開2007−47474号公報 特開2006−308816号公報 特開2005−173630号公報
本発明は、縁無し画像を転写する際に記録媒体の先端部からはみ出す画像が転写手段に付着することに起因する記録媒体の裏面汚れを防止することのできる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の本発明の画像形成装置は、トナー像を保持する像保持体と、前記像保持体のトナー像を記録媒体に転写する転写部において前記像保持体に対向した状態で前記記録媒体の搬送方向に沿って順に配置され、前記像保持体のトナー像を前記記録媒体に転写する第1の転写手段および第2の転写手段と、前記記録媒体に縁無し画像を転写する場合に、前記記録媒体の搬送方向の上流側に配置された前記第1の転写手段に前記記録媒体の先端部が到達してから該先端部を起点として前記第1の転写手段が1周する前に、前記第1の転写手段を前記記録媒体から離れた位置に移動する制御を行う制御手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載の発明において、前記第1の転写手段が前記記録媒体から離れた位置にある間に、前記第1の転写手段の外周面を清掃する清掃手段を設けたことを特徴とすることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、上記請求項1または2に記載の発明において、前記制御手段は、縁無し画像を転写する場合は前記第1の転写手段を前記記録媒体から離すようにし、それ以外は、前記第1、第2の転写手段のいずれか一方で前記像保持体のトナー像を前記記録媒体に転写する制御を行うことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、上記請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明において、前記第1の転写手段の径が前記第2の転写手段の径よりも小さいことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、縁無し画像を転写する際に記録媒体の先端部からはみ出す画像が転写手段に付着することに起因する記録媒体の裏面汚れを防止することが可能になる。
請求項2記載の発明によれば、次に続く記録媒体の裏面汚れも防止することが可能になる。
請求項3記載の発明によれば、無駄なセットアップサイクルを無くすことが可能になる。
請求項4記載の発明によれば、第1の回転手段の清掃時間を短縮することが可能になる。
本発明の一実施の形態に係る画像形成装置の一例の概念図である。 縁無し印刷の場合の中間転写ベルト上のトナー像と用紙との平面関係を示した平面図である。 クリーニング除去作業後に二次転写ロールの表面に残されたトナーの量と用紙の裏面汚れとの関係を示した図である。 二次転写ロールのトナー汚れ部がクリーニングブレードを通過した回数とクリーニング作業後に二次転写ロールの表面に残されたトナー量との関係を示した図である。 図1の画像形成装置の一括転写ユニットの画像転写時の拡大図である。 図1の画像形成装置の一括転写ユニットの図5に続く画像転写時の拡大図である。 図1の画像形成装置の要部の回路ブロック図である。 図1の画像形成装置において用紙およびトナー画像の先端が搬送上流のバックアップロールと二次転写ロールとの間に突入した状態を示す一括転写ユニットの拡大図である。 図8に続く図1の画像形成装置の一括転写ユニットの拡大図である。 図9に続く図1の画像形成装置の一括転写ユニットの拡大図である。 直接転写方式の画像形成装置に適用した場合おける転写部の概念図である。
以下、本発明の一例としての実施の形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための図面において、同一の構成要素には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
図1は本発明の一実施の形態に係る画像形成装置の一例の概念図である。
本実施の形態の画像形成装置1は、例えばタンデム型のカラー複写装置であり、原稿読み取り装置10と、作像ユニット20と、中間転写ベルト(像保持体の一例)30と、一括転写ユニット40と、用紙供給トレイ50と、用紙搬送系60と、定着装置70とを備えている。
原稿読み取り装置10は、プラテン11上の原稿Rの画像を読み取る装置であり、例えば、プラテン11の下方に配置されて原稿Rの画像形成面に光を照射する光源12と、原稿Rの画像形成面からの反射光を電気信号に変換するCCD(Charge Coupled Device)等のような光電変換素子13と、原稿Rの画像形成面からの反射光を光電変換素子13に導く経路を形成する複数のミラー14と、原稿Rの画像形成面からの反射光を光電変換素子13の結像面上で結像させる結像レンズ15とを備えている。
上記作像ユニット20は、例えば、透明トナー像を形成する透明作像ユニット20CLと、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの色毎にトナー像を形成する4つのカラーの作像ユニット20Y,20M,20C,20Kとを備えており、各色の画像情報に応じて形成したトナー像を中間転写ベルト30に一次転写するようになっている。これら5基の作像ユニット20CL,20Y、20M、20C、20Kは中間転写ベルト30の回転方向に沿って透明色、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの各色の順に配置されている。
各作像ユニット20(20CL,20Y,20M,20C,20K)は、夫々感光体ドラム21と、感光体ドラム21の表面を規定の電位に帯電させる帯電装置22と、帯電された感光体ドラム21上にレーザ光Lを照射して静電潜像を形成する露光装置23と、露光装置23により感光体ドラム21上に形成された静電潜像を現像してトナー像を形成する現像装置24と、感光体ドラム21上のトナー像を一次転写部において中間転写ベルト30に転写する一次転写ロール25と、トナー像を転写した後の感光体ドラム21の表面から残留トナーや紙粉を除去するドラムクリーナ26とを備えている。なお、静電潜像は、光電変換素子13で読み込まれた画像データや他の記憶媒体から取り込まれた画像データに基づいて形成される。
各作像ユニット20の一次転写ロール25は、各作像ユニット20の感光体ドラム21と対向する一次転写部に中間転写ベルト30を挟むようにして配置されている。そして、これら一次転写ロール25にトナーの帯電電極に対して逆極性の転写バイアス電圧が印加されることにより、感光体ドラム21と一次転写ロール25との間に電界が形成され、感光体ドラム21上で電荷を帯びているトナー像がクーロン力により中間転写ベルト30に転写されるようになっている。
上記中間転写ベルト30は、各作像ユニット20により形成された各色成分のトナー像が順次転写(一次転写)され保持される部材である。この中間転写ベルト30は、複数の支持ロール31〜33およびバックアップロール41a,41bに掛け渡された状態で無端状に形成されており、矢印で示す方向に回転しながら各色の作像ユニット20CL,20Y,20M,20C,20Kで形成されたトナー像の一次転写を受けるようになっている。
支持ロール31はベルト駆動モータ(図示せず)により駆動される駆動ロールとして用いられ、支持ロール32は従動ロールとして用いられる。また、支持ロール33は中間転写ベルト30の移動方向に略交差する方向の蛇行規制用の補正ロール(ステアリングロール:軸方向一端を支点として傾動自在に設けられる)として用いられる。なお、支持ロール31に対向した中間転写ベルト30表面側には、二次転写後の中間転写ベルト30上の残留トナーを除去するためのバイアスブラシ35を用いたベルトクリーナ36が設けられている。
上記一括転写ユニット40は、中間転写ベルト30上に多重転写されたトナー像を用紙(記録媒体の一例)P等に一括転写(二次転写)してフルカラー画像を形成するための機構部である。
本実施の形態においては一括転写ユニット40に、2つのバックアップロール41a,41bと、2つの二次転写ロール(第1の転写手段、第2の転写手段)42a,42bとが、中間転写ベルト30を挟んで互いに対向した状態で用紙Pの搬送方向に沿って配置されている。バックアップロール41a,41bと、二次転写ロール42a,42bとの対向部が二次転写部(転写部の一例)となっている。
バックアップロール41a,41bは、中間転写ベルト30の裏面側に回転自在に設置されている。二次転写ロール42a,42bは、中間転写ベルト30のトナー像の転写面に対向した状態で回転自在に設置されている。また、二次転写ロール42a,42bは中間転写ベルト30に対して離れる方向および近づく方向(図1の上下方向)に移動自在に設けられている。バックアップロール41a,41bと二次転写ロール42a,42bとは、その各々の回転軸方向(図1説明図面に対して垂直な方向)が互いに沿うように配置されている。
中間転写ベルト30のトナー像の転写においては、バックアップロール41a,41bにトナーの帯電極性と同極性の電圧を印加するか、または、二次転写ロール42a,42bにトナーの帯電極性と逆極性の電圧を印加することにより、バックアップロール41a,41bと、それに対向する二次転写ロール42a,42bとの間に形成される転写電界により、中間転写ベルト30上に保持された未定着トナー像がクーロン力により用紙P上に転写される。このバックアップロール41a,41bおよび二次転写ロール42a,42bをそれぞれ2個ずつ設けている理由については後述する。
上記用紙供給トレイ50には、各種サイズの用紙Pが収容されている。用紙供給トレイ50内の用紙Pは、用紙搬送系60のピックアップロール61により引き出された後、用紙搬送系60のレジストロール62によりタイミングが制御されて一括転写ユニット40に導入され、一括転写ユニット40においてトナー像の転写を受けた後、用紙搬送系60の搬送ベルト63を通じて定着装置70へと搬送される。そして、定着装置70によってトナー像が定着された用紙Pは、排出ローラ(図示せず)によって画像形成装置1の外部に排出されるようになっている。
次に、一括転写ユニット40のバックアップロール41a,41bおよび二次転写ロール42a,42bをそれぞれ2個ずつ設けている理由について説明する。
用紙に画像を印刷する形式の一例として用紙の画像形成面の外周内側に余白部分が形成されない縁無し印刷がある。図2は縁無し印刷の場合の中間転写ベルト30上のトナーTによる画像と用紙Pとの平面関係を示している。なお、図2の矢印は用紙Pの搬送方向を示している。
この場合、トナーTによる画像範囲は、ハッチングで示すように用紙Pより大きめに形成され用紙Pの四周からはみ出している。このため、一括転写ユニット40の二次転写部においてトナーTの画像を用紙Pに転写する場合に、どうしても用紙Pの先端部RAの用紙Pの無いところにも同時に転写バイアスが印加される結果、二次転写ロール(ここでは通常の1個の場合を想定)の表面に直接トナーTが転写されてしまう。そのまま二次転写ロールが回転すると、二次転写ロールの直径は用紙Pの搬送方向長さよりも小さいので、二次転写ロールの表面に付着したトナーTが二次転写ロールの回転により用紙Pの裏面に到り付着してしまう不具合がある。
この対策としてクリーニング部材を使用する方法があるが、クリーニング部材は弾性体で形成され清浄能力が低いので二次転写ロールを1回だけ回転させた程度では二次転写ロールの表面に付着したトナーTを問題が生じない程度まで除去することができない。図3はクリーニング除去作業後に二次転写ロールの表面に残されたトナーTの量と用紙Pの裏面汚れとの関係を示している。図3の矢印で示すように裏面汚れが1以下であれば用紙Pの裏面の汚れは問題ないとされている。その時の二次転写ロールの表面に残されていても問題ない残りトナー量は、約0.5g/m以下であることが分かる。
次に図4は二次転写ロールのトナー汚れ部がクリーニングブレードを通過した回数とクリーニング作業後に二次転写ロールの表面に残されたトナー量との関係を示している。図3で説明したように二次転写ロールの表面に残されていても問題ないとされるトナー量は、約0.5g/m以下なので、その状態にするためのブレード通過回数を見ると図4の矢印で示すように二次転写ロールを3回転以上させなければならないことが分かる。しかし、上述のように、二次転写ロールの直径の方が用紙Pの搬送方向長さよりも小さく1回転で二次転写ロールのトナー汚れ部が用紙Pの裏面に到着してしまうので、二次転写ロールを3回転させることはできない。なお、図2に示すように用紙Pの搬送方向後端もトナーTがはみ出しているが、後端のトナーTが二次転写ロールの表面に付着しても、次のトナーによる画像が中間転写ベルトにより送られるまでには時間があるので、二次転写ロールを3回転以上させてクリーニング部材により二次転写ロール表面のトナーTを除去すれば良く用紙Pの裏面汚れの不具合が生じない。
そこで、本実施の形態の画像形成装置1においては、一括転写ユニット40のバックアップロール41a,41bと二次転写ロール42a,42bとをそれぞれ2個ずつ設け、次のようにすることで上記のような不具合を解消するようにしている。図5および図6は一括転写ユニット40の拡大図を示している。
本実施の形態においては、図5に示すように、一括転写ユニット40の二次転写部(ニップ部)に、2個のバックアップロール41a,41bと、2個の二次転写ロール42a,42bとが中間転写ベルト30を挟んでそれぞれ対向した状態で用紙Pの搬送方向に沿って並んで配置されている。
ここで、用紙Pの先端部が、搬送上流のバックアップロール41aと二次転写ロール42aとの間の二次転写部に突入すると、用紙Pの先端部からはみ出すトナーTが二次転写ロール42aの表面に転移する。このまま二次転写ロール42aが1回転してしまうと二次転写ロール42aの表面に付着したトナーTが用紙Pの裏面に付着して用紙Pの裏面が汚れてしまう。なお、用紙Pの裏面汚れを防止するために転写バイアスを制御することも考えられるが、縁無し印刷時の用紙Pの先端部およびその周辺では、転写させたいところと転写させたくないところとの両方が存在しており、その各々に応じて転写バイアスを部分的に制御することは不可能なので用紙Pの裏面汚れを防止することはできない。
そこで、本実施の形態においては、図6に示すように、二次転写ロール42aの表面にトナーTが付着した位置(二次転写部)を起点として二次転写ロール42aが1回転する前に、二次転写ロール42aを用紙P(中間転写ベルトの画像転写面)から離れる方向(図6の下方)に移動させる。これにより、二次転写ロール42aが1回転以上したとしても二次転写ロール42aは用紙Pの裏面から離れているので、二次転写ロール42aの表面に付着したトナーTが用紙Pの裏面に付着しない。したがって、縁無し画像を用紙Pに転写する場合に先端部はみ出し画像に起因して用紙Pの裏面が汚れてしまう不具合が回避される。
また、本実施の形態においては、二次転写ロール42aの下方にクリーニング板43が設けられており、二次転写ロール42aを下降すると二次転写ロール42aの外周面にクリーニング板43の先端角部が接触するようになっている。これにより、二次転写ロール42aを回転させると、その表面に付着したトナーTはクリーニング板43の先端の角部にあたり削がれるようにして除去される。したがって、二次転写ロール42aを元の二次転写部まで上昇させて次に続く用紙Pの二次転写を行う時にはその前の二次転写処理時に二次転写ロール42aの表面に付着したトナーTは除去されているので、次に続く用紙Pの裏面が汚れてしまうことはない。この際、搬送上流の二次転写ロール42aの回転回数は、図3および図4で説明した理由から3回転以上であれば用紙Pの裏面汚れを防ぐ上で好ましい。
また、クリーニング板43によるクリーニング時の搬送上流の二次転写ロール42aの回転速度は、二次転写時の二次転写ロール42aの回転速度または搬送下流の二次転写ロール42bの回転速度と同じでも良いが、それらよりも速くしても良い。これにより、クリーニング板43によるクリーニング作業時において搬送上流の二次転写ロール42aの表面に付着したトナーTの除去時間が短くなる。
また、同様の考えから搬送上流の二次転写ロール42aの直径を搬送下流の二次転写ロール42bの直径よりも小さくしても良い。これにより、搬送上流の二次転写ロール42aの単位時間当たりの回転数を搬送下流の二次転写ロール42bの回転数よりも増やせるので、クリーニング板43によるクリーニング作業時間が短くなる。
次に、図7は画像形成装置1の要部の回路ブロック図を示している。
CPU(Central Processing Unite;制御手段の一例)は、画像形成装置1の全体の画像形成処理を制御しており、メモリME、原稿読み取り装置10および二次転写ロール42a,42bを上下動させる駆動体M1,M2等と電気的に接続されている。
CPUは、原稿読み取り装置10からの情報または操作者の入力情報により用紙Pに対する画像形成処理が縁無し印刷であると判断した場合は、上記のように二次転写処理において、搬送上流の二次転写ロール42aを用紙P(中間転写ベルト30の画像転写面)から離すように移動させる。一方、縁無し印刷以外(縁有り印刷)の場合は、2つの二次転写ロール42a,42bのいずれか一方で中間転写ベルト30のトナー像を用紙Pに転写する制御を行う。縁有り印刷の場合に2個の二次転写ロール42a,42bを用いて用紙Pに画像を転写しても良いが、その場合、二次転写ロール42a,42bが2つあるため、パラメータ制御のためのセットアップサイクルの設定に時間がかかる。これに対して本実施の形態においては、縁有り印刷の場合は一般に行われている1個の二次転写ロールで転写を行うことにより上記のようなセットアップサイクルが不要となる。
次に、本実施の形態の画像形成装置1の画像形成プロセスの一例を図1、図7〜図10を参照して説明する。
まず、操作者が、図1の画像形成装置1の各種条件(縁無し印刷か否か等)を設定した後、スタートスイッチ(図示せず)をオン操作すると、原稿台にセットされている原稿Rの画像が原稿読み取り装置10により読み取られる。そして、その読み取り信号が画像信号処理手段によりデジタル画像信号に変換されてメモリME(図7参照)に一時的に蓄積され、その蓄積された4色(イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K))のデジタル画像信号に基づいて各色のトナー像が形成される。
すなわち、画像信号処理手段からの各色のデジタル画像信号に応じて作像ユニット20が駆動される。各作像ユニット20では、帯電装置22により帯電された感光体ドラム21の表面に、露光装置23により上記したデジタル信号に応じた静電潜像が形成され、現像装置24により感光体ドラム21の表面にトナーが供給されて静電潜像が現像されて各色のトナー像が形成される。続いて、各作像ユニット20の各感光体ドラム21上に形成されたトナー像は、各感光体ドラム21と中間転写ベルト30とが接する一次転写部で一次転写ロール25により一次転写バイアスが印加されて中間転写ベルト30の表面に順次転写される。
中間転写ベルト30に転写された各色多重のトナー像は、中間転写ベルト30の回転動作に伴って一括転写ユニット40の二次転写部に搬送される。一方、用紙Pは、中間転写ベルト30のトナー像に対して重なるようにレジストロール62によりタイミングが制御されて一括転写ユニット40の二次転写部へと搬送される。この二次転写部においては、バックアップロール41a,41bまたは二次転写ロール42a,42bの一方に二次転写バイアスが印加され、バックアップロール41a,41bと二次転写ロール42a,42bとの間に形成される転写電界の作用により、中間転写ベルト30上のトナー像が用紙Pに転移される。
ここで、本実施の形態においては、印刷形式が縁無し印刷でないと判断した場合は、通常通り、バックアップロール41a,41bおよび二次転写ロール42a,42bのいずれか一方の対により一括転写動作を行う。これにより、セットアップサイクルが不要となるので、画像形成装置1の設定時間が短縮される。
一方、縁無し印刷であると判断した場合は、以下のようにする。
図8は、用紙PおよびトナーTによる画像の先端が搬送上流のバックアップロールと二次転写ロール42aとの間に突入した状態を示している。縁無し印刷の場合、上記したようにトナーTの画像が用紙Pの先端部からはみ出している。このため、二次転写バイアスを印加すると、二次転写部においてトナーTの画像の先端部のはみ出し部分のトナーTが搬送上流の二次転写ロール42aの表面に直接転移される。
続いて、図9に示すように、バックアップロール41a,41bと二次転写ロール42a,42bとを回転させて中間転写ベルト30と用紙Pとを先に送りつつ搬送上流のバックアップロール41aと二次転写ロール42aとで中間転写ベルト30上のトナーTの画像を用紙Pに転写させる。この段階では二次転写ロール42aの表面にトナーTが付着している。
ここで、本実施の形態においては、搬送上流の二次転写ロール42aに、中間転写ベルト30のトナーTの画像と用紙Pの先端部が到達してから、その先端部を起点として二次転写ロール42aが1周する前に、図10に示すように、二次転写ロール42aを用紙P(中間転写ベルト30の画像転写面)から離れた位置に移動させる。これにより、二次転写ロール42aが1回転以上したとしても二次転写ロール42aは用紙Pの裏面から離れているので、二次転写ロール42aの表面に付着したトナーTが用紙Pの裏面に付着しない。したがって、縁無し印刷時に先端部はみ出し画像に起因して用紙Pの裏面が汚れてしまう不具合が回避される。
そして、搬送上流の二次転写ロール42aの外周部をクリーニング板43の先端角部に接触させた状態で二次転写ロール42aを3回転以上させることにより二次転写ロール42aの表面に付着したトナーTを除去して二次転写ロール42aの表面を清浄にする。これにより、二次転写ロール42aを元の二次転写部まで上昇させて次に続く用紙Pの二次転写を行う時にはその前の二次転写処理時に二次転写ロール42aに付着したトナーTは除去されているので、次に続く用紙Pの裏面が汚れてしまうこともない。
一方、二次転写ロール42aを下降させた後もバックアップロール41a,41bと二次転写ロール42bとを回転させて中間転写ベルト30と用紙Pとを先に送り、搬送下流のバックアップロール41bと二次転写ロール42bとで中間転写ベルト30上のトナーTの画像を用紙Pに転写させる。このようにしてトナーTの画像が転写された用紙Pは、図1の搬送ベルト63を通じて定着装置70に搬送され、用紙Pの裏面が汚れることもなく、用紙Pの主面のトナーの画像が定着される。
以上本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示された実施の形態はすべての点で例示であって、開示された技術に限定されるものではないと考えるべきである。すなわち、本発明の技術的な範囲は、前記の実施の形態における説明に基づいて制限的に解釈されるものでなく、あくまでも特許請求の範囲の記載に従って解釈されるべきであり、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許請求の範囲の要旨を逸脱しない限りにおけるすべての変更が含まれる。
例えば、前記実施の形態においては、中間転写ベルトに転写されたトナーの画像を用紙に転写する中間転写方式の画像形成装置に適用した場合について説明したが、感光体ドラムのトナーの画像を用紙に直接転写する直接転写方式の画像形成装置に適用しても良い。図11は、直接転写方式の画像形成装置に適用した場合おける転写部の概念図を示している。感光体ドラム(像保持体の一例)21の転写部には、感光体ドラム21に対向した状態で用紙Pの搬送方向に沿って2個の転写ロール25a,25bが配置されている。転写ロール25a,25bの動作は前記実施の形態で説明した二次転写ロール42a,42bと同じである。また、感光体ドラム21の周囲の帯電ロール、露光装置および現像装置等の構成も図1で説明したものと同じである。
以上の説明では、本発明の画像形成装置としてカラー画像を記録する画像形成装置に適用した場合が示されているが、単色またはモノクロ画像で記録する画像形成装置に適用しても良い。
1 画像形成装置
10 原稿読み取り装置
20 作像ユニット
20Y,20M,20C,20K 作像ユニット
21 感光体ドラム
22 帯電装置
23 露光装置
24 現像装置
25 一次転写ロール
25a,25n 転写ロール
30 中間転写ベルト
40 一括転写ユニット
41a,41b バックアップロール
42a,42b 二次転写ロール
43 クリーニング板
50 用紙供給トレイ
60 用紙搬送系
70 定着装置
R 原稿
P 用紙
RA 先端部
T トナー
M1,M2 駆動体
ME メモリ

Claims (4)

  1. トナー像を保持する像保持体と、
    前記像保持体のトナー像を記録媒体に転写する転写部において前記像保持体に対向した状態で前記記録媒体の搬送方向に沿って順に配置され、前記像保持体のトナー像を前記記録媒体に転写する第1の転写手段および第2の転写手段と、
    前記記録媒体に縁無し画像を転写する場合に、前記記録媒体の搬送方向の上流側に配置された前記第1の転写手段に前記記録媒体の先端部が到達してから該先端部を起点として前記第1の転写手段が1周する前に、前記第1の転写手段を前記記録媒体から離れた位置に移動する制御を行う制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1の転写手段が前記記録媒体から離れた位置にある間に、前記第1の転写手段の外周面を清掃する清掃手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、縁無し画像を転写する場合は前記第1の転写手段を前記記録媒体から離すようにし、それ以外は、前記第1、第2の転写手段のいずれか一方で前記像保持体のトナー像を前記記録媒体に転写する制御を行うことを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
  4. 前記第1の転写手段の径が前記第2の転写手段の径よりも小さいことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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