JP2008033103A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008033103A
JP2008033103A JP2006207896A JP2006207896A JP2008033103A JP 2008033103 A JP2008033103 A JP 2008033103A JP 2006207896 A JP2006207896 A JP 2006207896A JP 2006207896 A JP2006207896 A JP 2006207896A JP 2008033103 A JP2008033103 A JP 2008033103A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
speed
motor
cleaner
recording medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006207896A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Okano
哲也 岡野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2006207896A priority Critical patent/JP2008033103A/ja
Publication of JP2008033103A publication Critical patent/JP2008033103A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

【課題】感光体クリーナが一時的に回収した付着物をベルトクリーナに回収させる処理を簡易かつ迅速に行うことができる構成を提供する。
【解決手段】レーザプリンタ1は、感光体ドラム33と、感光体ドラム33に付着した付着物を回収する感光体クリーニングローラ39と、感光体ドラム33に対向配置される搬送ベルト21と、搬送ベルト21を駆動するベルトモータ111と、搬送ベルト21を清掃する1次クリーニングローラ61を備えている。さらに、所定条件下で、ベルトモータ111の速度を用紙3が感光体ドラム33と搬送ベルト21との対向位置P1〜P4を通過するときの通過速度よりも上昇させる制御を行うように構成されており、ベルトモータ111の速度上昇制御がなされたときに、感光体クリーニングローラ39が回収した付着物を、感光体ドラム33と搬送ベルト21とを経て1次クリーニングローラ61に回収させる処理を行うようになっている。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
従来より、画像形成装置の分野において、紙粉や残留トナーなどの付着物を清掃する技術が提供されている。例えば特許文献1では、感光体としての感光体ベルトに付着した残存トナーなどを感光体クリーナとしてのクリーニングユニットによって除去する技術が開示されている。
特開2001−305932公報
ところで、上記のように感光体と対向させて感光体クリーナを設ける場合、感光体クリーナが回収した付着物を保持する容量が限られるため、感光体クリーナが回収した付着物を適宜掻き取って、掻き取った付着物を貯留できる部材を設けることが望ましいが、画像形成装置が大型化してしまう。
その大型化を防止する方法としては、画像形成がなされていないタイミングで感光体クリーナが回収した付着物を一旦感光体に再付着させ、感光体と対向するベルトを経由させて付着物を貯留できる部材を有するベルトクリーナに回収させる方法が考えられる。このようにすると、感光体クリーナが回収した付着物を掻きとって貯留できる専用の部材を別途設けることなく、付着物を感光体クリーナから除去できることとなる。
しかしながら、このような構成の場合、感光体クリーナからベルトクリーナに至るまでの回収処理が長時間にわたって行われると画像形成の妨げとなる等の問題があるため、できるだけ迅速に行われることが望まれる。特に、感光体と対向するベルトを低速駆動するような場合、その低速状態のまま上記回収処理が行われてしまうと、回収処理に非常に時間がかかってしまうという問題がある。
本発明は上記のような事情に基づいてなされたものであって、感光体クリーナが一時的に回収した付着物をベルトクリーナに回収させる処理を簡易かつ迅速に行うことができる構成を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、感光体と、前記感光体に付着した付着物を回収する感光体クリーナと、前記感光体に対向配置されるベルトと、前記ベルトを駆動するベルトモータと、前記ベルトを清掃するベルトクリーナと、前記ベルトモータの速度を被記録媒体が前記感光体と前記ベルトとの対向位置を通過するときの通過速度よりも上昇させる制御を行う第1速度制御手段と、前記第1速度制御手段により前記ベルトモータの速度上昇制御がなされたときに、前記感光体クリーナが回収した前記付着物を、前記感光体と前記ベルトとを経て前記ベルトクリーナに回収させる回収処理を行う清掃制御手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、複数の前記感光体が前記ベルトに対向して配置され、複数の前記感光体クリーナが各感光体に対してそれぞれ対向配置されており、前記清掃制御手段は、各感光体クリーナが回収した前記付着物の回収処理を同時期に行うことを特徴とする。
ここでいう「回収処理を同時期に行う」とは、感光体クリーナから感光体へと付着物を移す時期が、回収処理の少なくとも一部期間において全感光体クリーナで重複することを意味する。感光体クリーナから感光体へと付着物を移す開始タイミングは、一部の感光体クリーナにおいて、或いは全感光体クリーナにおいて異なっていてもよく、全ての感光体クリーナにおいて同タイミングであってもよい。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置において、前記ベルトは、被記録媒体を搬送する搬送ベルトであることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の画像形成装置において、前記被記録媒体に画像を定着させる定着手段を備え、前記定着手段は、前記ベルトモータによって駆動される構成をなし、前記第1速度制御手段は、前記被記録媒体が前記定着手段を通過した後、前記ベルトモータの速度を前記通過速度よりも上昇させる制御を行うことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の画像形成装置において、前記被記録媒体を排出する排出手段を備え、前記排出手段は前記ベルトモータによって駆動される構成をなし、前記第1速度制御手段は、前記被記録媒体が前記排出手段を通過した後、前記ベルトモータの速度を前記通過速度よりも上昇させることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の画像形成装置において、前記ベルトクリーナを駆動するベルトクリーナモータと、前記ベルトクリーナモータの速度を制御する第2速度制御手段と、を備え、前記被記録媒体に画像を定着させる定着手段及び前記被記録媒体を排出する排出手段のうち少なくともいずれかが前記ベルトクリーナモータによって駆動される構成をなし、前記被記録媒体が前記対向位置を通過後、前記第2速度制御手段は、前記ベルトクリーナモータの速度を前記通過速度よりも上昇させることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項6に記載の画像形成装置において、前記被記録媒体が前記定着手段を通過後、前記第2速度制御手段は、前記ベルトクリーナモータの速度を前記通過速度よりも上昇させることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項6又は請求項7に記載の画像形成装置において、前記被記録媒体が前記排出手段を通過後、前記第2速度制御手段は、前記ベルトクリーナモータの速度を前記通過速度よりも上昇させることを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の画像形成装置において、前記ベルトクリーナを駆動するベルトクリーナモータを備え、前記清掃制御手段により前記回収処理が行われるとき、前記ベルトモータの速度に対する前記ベルトクリーナモータの相対速度とが一定に保たれることを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の画像形成装置において、前記第1速度制御手段は、所定条件の解像度で画像形成をする場合、又は所定条件の被記録媒体に対して画像形成を行う場合、前記ベルトモータの前記通過速度を低速状態とすることを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項1ないし請求項10のいずれかに記載の画像形成装置において、前記被記録媒体が前記対向位置を通過してから前記第1速度制御手段により前記ベルトモータの速度上昇制御がなされるまでの時間は、前記ベルトモータの速度を前記通過速度としたまま前記回収処理を行うときの第1清掃時間と、前記ベルトモータの速度を前記速度上昇制御後の速度として前記回収処理を行うときの第2清掃時間と、の差よりも短い時間とされることを特徴とする。
<請求項1の発明>
請求項1の発明によれば、被記録媒体が対向位置を通過するときの通過速度を適切な速度に保ち、その通過後には感光体クリーナに一時的に回収された付着物をベルトクリーナに回収させる処理を迅速に行うことができる。
<請求項2の発明>
請求項2の発明によれば、複数の感光体及び複数の感光体クリーナを備える構成において、それぞれの感光体クリーナに回収された付着物を同時期に迅速に回収できるようになる。
<請求項3の発明>
請求項3の発明によれば、搬送ベルトを利用して感光体クリーナから付着物を回収する構成を実現しつつ、被記録媒体の搬送時には搬送ベルトを画像形成に応じた適切な搬送速度に設定でき、被記録媒体の通過後には搬送ベルトの速度を上昇させて迅速に回収処理を行うことができるようになる。
<請求項4の発明>
請求項4の発明によれば、ベルトの駆動と定着手段の駆動を共にベルトモータによって行うことができるため、部品点数の削減、コスト削減を効果的に実現できる。また、ベルトモータの速度上昇処理を、定着後に行うようにしているため、画像形成及び定着についてはそれらに適したモータ速度で行うことができ、定着後には回収処理の迅速化を図ることができる。
<請求項5の発明>
請求項5の発明によれば、ベルトの駆動と排出手段の駆動を共にベルトモータによって行うことができるため、部品点数の削減、コスト削減を効果的に実現できる。また、ベルトモータの速度上昇処理を、排出後に行うようにしているため、画像形成から排出までの途中にベルトモータの速度を上昇させられないような構成である場合、通過速度のまま定着及び排出を行うことができ、排出後には回収処理の迅速化を図ることができる。
<請求項6の発明>
請求項6の発明によれば、ベルトクリーナの駆動と、定着手段及び排出手段のうち少なくともいずれかの駆動とを共にベルトクリーナモータによって行うことができるため、部品点数の削減、コスト削減を効果的に実現できる。また、この構成によれば、被記録媒体が感光体とベルトとの対向位置を通過した後、ベルトクリーナモータの速度が上昇するため、対向位置通過後の被記録媒体の搬送が迅速化されることとなる。
<請求項7の発明>
請求項7の発明によれば、ベルトクリーナモータの速度上昇処理を、定着後に行うようにしているため、定着に適したモータ速度で行うことができ、定着後には被記録媒体の搬送の迅速化を図ることができる。
<請求項8の発明>
請求項8の発明によれば、ベルトクリーナモータの速度上昇処理を、被記録媒体の排出後に行うようにしているため、画像形成から排出までの途中にベルトクリーナモータの速度を上昇させられないような構成である場合、通過速度のまま定着及び排出を行うことができる。
<請求項9の発明>
請求項9の発明によれば、ベルトのクリーニングをより効果的に行うことができる。
<請求項10の発明>
請求項10の構成によれば、低速状態に適した条件下で被記録媒体を適切に低速状態とすることができ、低速状態が不要となった後(即ち、対向位置通過後)にはベルトモータを速度上昇させて回収処理の迅速化を図ることができる。
<請求項11の発明>
被記録媒体が対向位置を通過してから第1速度制御手段によりベルトモータの速度上昇制御がなされるまでの時間が第1清掃時間と第2清掃時間との差よりも短い時間の場合、回収処理の迅速化が効果的に図られることとなる。
<実施形態1>
次に、本発明の実施形態1について、図面を参照して説明する。
1.レーザプリンタの全体構成
(1)全体構成の概要
図1は、本実施形態の画像形成装置としてのレーザプリンタ1の概略構成を示す側断面図である。このレーザプリンタ1は、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの各色に対応する4つの感光体ドラム33(「感光体」の一例)を備えたダイレクトタンデム型のカラーレーザプリンタである。なお、以下の説明において、図1の右側を前方方向として説明する。
図1に示すように、レーザプリンタ1は、全体として箱型の本体ケーシング2を備えており、その内部に被記録媒体の一例に相当する用紙3を給紙するためのフィーダ部4や、給紙された用紙3に画像を形成するための画像形成部5などを備えている。本体ケーシング2の上面には、開閉可能な上面カバー6が設けられており、この上面カバー6を開放することにより、本体ケーシング2内のプロセスカートリッジ23の交換が可能となる。また、上面カバー6の上面には、印刷後の用紙3が積載される排紙トレイ7が形成されている。
(2)フィーダ部
フィーダ部4は、本体ケーシング2内の底部に、着脱可能に装着される給紙トレイ10と、給紙トレイ10の前端上方に前後に並んで設けられたピックアップローラ11及び給紙ローラ12と、バネ13の付勢により給紙ローラ12に圧接する分離パッド14と、給紙ローラ12の前側上方に設けられた一対の紙粉取りローラ15と、紙粉取りローラ15の後側上方に設けられた一対のレジストローラ16とを備えている。
給紙トレイ10の底面には、用紙3の前端側を持ち上げるように傾動可能な用紙押圧板(図示せず)が設けられ、給紙トレイ10の最上位に積載された用紙3は、用紙押圧板の付勢力によってピックアップローラ11に向かって押圧され、ピックアップローラ11の回転によって、給紙ローラ12と分離パッド14との間に向けて搬送開始される。そして、その用紙3は、給紙ローラ12の回転によって、給紙ローラ12と分離パッド14との間に挟まれたときに1枚ごとに捌かれて斜め前上方へと送られ、その1枚の用紙は、一対の紙粉取りローラ15によって紙粉が取り除かれた後、レジストローラ16に搬送される。また、本体ケーシング2の前面には、用紙3を手差しで給紙するための給紙口17が設けられている。ここから給紙された用紙3は、手差し用給紙ローラ18によって同じくレジストローラ16に搬送される。レジストローラ16では、用紙3の斜行を補正した上でその用紙3を所定のタイミングで搬送ベルト21(「ベルト」の一例)上に送る。
(3)画像形成部
画像形成部5は、搬送ベルト21、スキャナ部22、プロセスカートリッジ23及び定着装置24(「定着手段」の一例)などを備えている。
搬送ベルト21は、前後に離間して配置された一対のベルト支持ローラ26間に、後端下がりに若干傾斜した姿勢で張架されており、後側のベルト支持ローラ26が反時計回りに回転駆動されることにより循環移動する。搬送ベルト21の内側には、後述のプロセスカートリッジ23に設けられた各感光体ドラム33と対向配置される4つの転写ローラ27が前後方向に一定間隔で並んで設けられ、各感光体ドラム33と対応する転写ローラ27との間に搬送ベルト21を挟んだ状態となっている。
搬送ベルト21の上方には、4つのスキャナ部22が前後に一定間隔で並んで配置されている。このスキャナ部22は、図示しないレーザダイオードが発生したレーザ光Lを所定面に沿って順次方向を変えるように反射するポリゴンミラー28と、そのポリゴンミラー28に反射されたレーザ光Lをプロセスカートリッジ23の感光体ドラム33に向けて折り返す折返しミラー29と、そのレーザ光Lの光路に設けられたfθレンズ30などを備えている。
プロセスカートリッジ23は、マゼンタ,イエロー,シアン,ブラックの各色に対応して4つ設けられており、搬送ベルト21の上方において各スキャナ部22の前側に着脱可能に装着されている。プロセスカートリッジ23は、枠状のカートリッジフレーム32の下部に、感光体ドラム33及びスコロトロン型帯電器34を備え、カートリッジフレーム32の上側に現像カートリッジ35を備えている。
現像カートリッジ35は、下側に開放した箱状をなし、カートリッジフレーム32に対して着脱自在に装着されている。この現像カートリッジ35内の上部には、正帯電性の非磁性1成分のトナーが充填されたトナー収容室36が設けられている。トナー収容室36の下側には、供給ローラ37、現像ローラ38、層厚規制ブレード(図示せず)等が設けられている。
感光体ドラム33の表面は、その回転に伴って、まず、スコロトロン型帯電器34により一様に正帯電された後、スキャナ部22からのレーザ光Lの高速走査により露光され、用紙3に形成すべき画像に対応した静電潜像が形成される。
次いで、現像ローラ38の回転により、現像ローラ38上に担持されかつ正帯電されているトナーが、感光体ドラム33に対向して接触するときに、感光体ドラム33の表面上に形成されている静電潜像に供給される。これにより、感光体ドラム33の静電潜像は、可視像化され、感光体ドラム33の表面には、反転現像によるトナー像が担持される。
その後、感光体ドラム33の表面上に担持されたトナー像は、搬送ベルト21によって搬送される用紙3が、感光体ドラム33と転写ローラ27との間の転写位置P4,P3,P2,P1を通る間に、転写ローラ27に印加される転写バイアス電圧によって、用紙3に転写される。各色に対応するトナー像が転写された用紙3は、次いで定着装置24に搬送される。
定着装置24は、用紙3を加熱することでトナー像を紙面に熱定着させる。定着装置24は、感光体ドラム33と転写ローラ27との間の転写位置の下流側(後方)に配設されている。この定着装置24は、筐体としての定着フレーム(図示略)を備え、その内側に加熱ローラ42及び加圧ローラ43などを備えている。
(4)定着後の用紙搬送路
本体ケーシング2内の後部には、トナー定着後の用紙を排紙トレイ7側に供給するための弧状路81が設けられ、その上端に排出口82が設けられている。排出口82には、上下一対の上部排紙ローラ83(「排出手段」の一例)が設けられており、弧状路81から送られてくる用紙3が上部排紙ローラ83により排紙トレイ7上に排出されるようになっている。また、本体ケーシング2内の下部には、図1にも示すように、前方へ向かう再搬送路84が設けられている。この再搬送路84中には、2カ所に用紙3を搬送するための中継ローラ85が配置されている。再搬送路84は、本体ケーシング2の前部にて上方へ折り返し、レジストローラ16の直前位置に連なっている。なお、上部排紙ローラ83は、各種モータ(例えば、ベルトモータ111、ベルトクリーナ/定着モータ112、感光体モータ113、現像モータ114など)によって駆動されるようにすることができる。
したがって、本レーザプリンタ1では、熱定着された後の用紙3は、弧状路81を通って排紙トレイ7へ向かう搬送路と、両面印刷時等に再搬送路84を通って再び画像形成部5へ向かう搬送路とが設けられている。
2.特徴構成
(清掃部)
感光体ドラム33の後方には、感光体ドラム33に付着した付着物を清掃可能な第1クリーニング部90が配置されている。第1クリーニング部90は、感光体ドラム33に対し対向して配置される感光体クリーニングローラ39(「感光体クリーナ」の一例)を備えて構成されている。感光体クリーニングローラ39は、転写ローラ27によって用紙3への転写を行った後の感光体ドラム33を清掃するもので、当該感光体クリーニングローラ39に印加されるバイアス電圧によって、感光体ドラム33に付着した紙屑や残留トナー等の付着物を一時的に回収可能となっている。
また、搬送ベルト21の下方には、上記第1クリーニング部90によって回収された回収物を、掻き取って貯留する第2クリーニング部60が配設されている。第2クリーニング部60は、1次クリーニングローラ61(「ベルトクリーナ」の一例)、2次クリーニングローラ62、掻取ブレード63及び回収物貯留部64を備えている。
1次クリーニングローラ61は、感光体ドラム33及び転写ローラ27が接触する搬送ベルト21上側と反対側の、搬送ベルト21下側と接触するように配置され、その接触位置において、搬送ベルト21の周回移動方向と逆方向に駆動回転するように設けられている。1次クリーニングローラ61には、クリーニング処理時に1次クリーニングバイアスが印加され、搬送ベルト21に付着した紙屑や残留トナー等の付着物が1次クリーニングローラ61によって回収(吸着)される。
2次クリーニングローラ62は、1次クリーニングローラ61に対して下方から接触するように配置され、その接触位置において、1次クリーニングローラ61の回転方向と逆方向に回転するように設けられている。2次クリーニングローラ62にも、クリーニング処理時に、2次クリーニングバイアスが印加され、1次クリーニングローラ61によって回収された回収物が2次クリーニングローラ62によって回収(吸着)される。なお、掻取ブレード63は、2次クリーニングローラ62に対して下方から接触するように設けられており、2次クリーニングローラ62表面の回収物を掻き取っている。
回収物貯留部64は、1次クリーニングローラ61および2次クリーニングローラ62の下方において、掻取ブレード63によって2次クリーニングローラ62から掻き取られた回収物を貯留できるように設けられている。
3.電気的構成
次に、レーザプリンタ1の電気的構成について説明する。
図2は、レーザプリンタ1の電気的構成を例示するブロック図である。
レーザプリンタ1は、図2に示すようにCPU101、ROM102、RAM103を備えている。CPU91には、レーザプリンタ1の各種状態を検出するためのセンサ104、モータ部110、ベルトクリーナ停止ソレノイド105、レーザ駆動部106、バイアス印加部120がそれぞれ接続されている。なお、バスラインや各種回路(A/D変換回路など)は省略している。また、これら以外にも、図示しない入力パネルなどの操作部、各種ランプなどの表示部、外部機器と接続するためのネットワークインターフェースなどが設けられ、電気系が構成されている。なお、CPU101は、第1速度制御手段、第2速度制御手段、清掃制御手段のそれぞれの一例に相当するものである。
モータ部110は、搬送ベルト21を駆動するベルトモータ111、1次クリーニングローラ61及び定着装置24の加熱ローラ42を駆動するベルトクリーナ/定着モータ112(「ベルトクリーナモータ」の一例)、感光体ドラム33を駆動する感光体モータ113、現像ローラ38を駆動する現像モータ114、現像ローラ38を感光体ドラム33へ離間又は圧接させる離間/圧接モータ115、ポリゴンミラー28を駆動するスキャナモータ116を備えた構成をなしている。また、各モータ111〜116を駆動する駆動回路については図示を省略しているが、これら駆動回路により各モータ111〜116はCPU101の指令に応じた速度で駆動可能とされている。
また、バイアス部120は、スコロトロン型帯電器34に対するバイアス印加回路からなる帯電バイアス部121、現像ローラ38に対するバイアス印加回路からなる現像バイアス部122、転写ローラ27に対するバイアス印加回路からなる転写バイアス部123、感光体クリーニングローラに対するバイアス印加回路からなる感光体クリーニングバイアス部124、1次クリーニングローラ61及び2次クリーニングローラ62に対するバイアス印加回路からなるベルトクリーニングバイアス部125を備えている。
(回収処理)
感光体クリーニングローラ39によって感光体ドラム33から一時的に回収された異物(付着物)は、回収処理によって回収物貯留部64に回収される。具体的には、感光体クリーニングローラ39によって一時的に回収された異物(付着物)を、感光体ドラム33に再付着させるとともに、感光体ドラム33から転写ローラ27を介して搬送ベルト21へ再付着させ、該搬送ベルト21からローラ61,62及び掻取ブレード63を介して回収物貯留部64に回収するものとなっている。なお、当該回収処理は、各色の感光体ドラム33に対して同時に実行される。つまり、各色の感光体ドラム33に付設された各感光体クリーニングローラ39が、当該異物(付着物)を各感光体ドラム33に同時に再付着させ、その各回収物を搬送ベルト21から回収物貯留部64に回収するものとなっている。
このような感光体クリーニングローラ39から回収物貯留部64への異物(付着物)の回収処理中は、感光体ドラム33及び搬送ベルト21が汚れている状態であるため、用紙3の供給を停止させることが必要となる。すなわち印刷等の画像形成が行えない状態である。そこで、本実施形態では、回収処理の迅速化を図り、用紙3の供給を効率よく行うべく、以下に示す清掃制御処理を行っている。
(清掃制御処理)
次に、回収処理の迅速化を図る清掃制御処理について説明する。
図1、図2、及び図5に示すように、レーザプリンタ1には、感光体ドラム33に付着した付着物を回収する感光体クリーニングローラ39と、感光体ドラム33に対向配置される搬送ベルト21と、搬送ベルト21を駆動するベルトモータ111と、搬送ベルト21を清掃する1次クリーニングローラ61とが上述の通り設けられており、清掃制御処理では、所定条件下において、用紙3の後端が転写位置P1を通過した後、ベルトモータ111の速度を、用紙3が感光体ドラム33と搬送ベルト21との対向位置P1〜P4を通過するときの通過速度よりも上昇させる制御を行う。そして、ベルトモータ111の速度上昇制御がなされたときに、感光体クリーニングローラ39が回収した付着物を、感光体ドラム33及び搬送ベルト21を経て1次クリーニングローラ61に回収させる回収処理を行うようにしている。
また、定着装置24及び1次クリーニングローラ61は、共にベルトクリーナ/定着モータ112によって駆動される構成をなしており、CPU101は、このベルトクリーナ/定着モータ112の速度を制御する機能をも有している。具体的には、用紙3が対向位置P1〜P4を通過後(より詳しくは用紙3が定着装置24を通過後)、ベルトクリーナ/定着モータ112の速度を、対向位置P1〜P4を通過するときの通過速度よりも上昇させる制御がなされる。
図3は、低速条件下で画像形成を行い、その後、清掃を行う処理(以下、低速条件下での画像形成/清掃処理とも称する)について例示するフローチャートである。また、図4は、低速条件下での画像形成/清掃処理についてのタイミングチャートである。なお、このような低速条件下での画像形成/清掃処理は、所定条件の解像度(例えばある閾値以上の解像度)で画像形成をする場合、又は所定条件の被記録媒体(例えば、厚紙など)に対して画像形成を行う場合に行われる。具体的には、ユーザによる操作などにより解像度が所定の解像度に設定された場合あるいは印刷対象となる用紙種別が特定のものに設定された場合などに当該処理を行うようにすることができる。
図3に示すように、低速条件下での画像形成/清掃処理が開始されると、所定のタイミング(時間T1)でベルトモータ111、ベルトクリーナ/定着モータ112、感光体モータ113、現像モータ114、スキャナモータ116を駆動する(S1)。なお、低速条件下での画像形成/清掃処理では、画像形成時においてベルトモータ111、ベルトクリーナ/定着モータ112、感光体モータ113、現像モータ114の駆動を、それぞれ通常の画像形成のときの速度(以下、全速ともいう)の半分の速度(以下、半速とも称する)で行う。
その後、時間T2のタイミングで圧接/離間モータ115(図2)を駆動して現像ローラ38を感光体に圧接させる(S2)。本実施形態では、図5にて概念的に示すように、圧接/離間モータ115及び図示しない移動機構により現像ローラ38が感光体ドラム33に対して圧接及び離間可能とされており、S2の処理では、図5の実線部分のように現像ローラ38が感光体ドラム33に圧接される。
次いで、時間T3のタイミングで用紙搬送を開始した後(S3)、所定のタイミング(時間T4)でレーザ駆動部106を駆動して露光を開始する(S4)。また、時間T5のタイミングで現像ローラ38に対して現像バイアス部122により現像バイアスを印加して現像処理を開始し(S5)、時間T6のタイミングで転写ローラ27に対して転写バイアス部123により転写バイアスを印加して転写処理を開始する(S6)。
その後、S7にて露光処理が終了したか否かを判断し、終了した場合(時間T7後)にはS7にてYに進み、S8にて現像処理が終了したか否かを判断する。現像処理が終了した場合(時間T8後)にはS8にてYに進み、転写処理が終了したか否かを判断し(S9)、転写処理が終了した場合(時間T9後)には、S9にてYに進みS10にてベルトクリーナ停止ソレノイド105をオンする。ベルトクリーナ停止ソレノイド105は、ベルトクリーナ/定着モータ112からの駆動力が1次クリーニングローラ61及び2次クリーニングローラ62に伝達されるのを停止させるソレノイドであり、例えば、ベルトクリーナ/定着モータ112から1次クリーニングローラ61及び2次クリーニングローラ62に駆動力を伝達する駆動力伝達部材(例えばギヤ等)を変位させて伝達を遮断するソレノイドとして構成されている。
S10にてベルトクリーナ停止ソレノイド105をオンした後、あるいはそれとほぼ同時に、ベルトモータ111、感光体モータ113、現像モータ114、スキャナモータ115の駆動を停止する(S11)。なお、図4では、時間T9のタイミングでこれらを停止させている。
その後、図3に示すように、時間T10(図4)のタイミングで圧接/離間モータ115を制御して現像ローラ38を感光体ドラム33から離間させる(S12)。なお、図5では、離間した様子を破線38'にて示している。
その後、S13にて用紙3が定着装置24を通過したか否かを判断する。本実施形態におけるセンサ104は、図5に示すように、定着装置24付近において用紙3の通過を検出する定着装置通過検出センサを含んでおり、定着装置24を通過したか否かを、センサ104にて用紙3が検出されなくなったか否か、即ち、センサ104の位置を用紙3の後端3Aが通過したか否かに基づいて判断している。定着装置24を用紙3が通過したと判断された場合には、S13にてYに進み、ベルトクリーナ/定着モータ112を通過速度の倍速(全速)となるように加速する。
そして、S15にてベルトクリーナ/定着モータ112が全速となったか否かを判断し、全速となった場合にはS15にてYに進み、時間T11のタイミングでベルトモータ111を全速で駆動すると共に感光体モータ113を全速で駆動する(S16)。
その後、時間T11とほぼ同タイミングでベルトクリーナ停止ソレノイドをオフし(S17)、回収処理を開始する(S18)。本実施形態では、複数の感光体ドラム33が搬送ベルト21に対向して配置され、それら複数の感光体クリーナ33が各感光体ドラム33に対してそれぞれ対向配置されているが、このような構成において、各感光体クリーニングローラ39が回収した付着物の回収処理を同時期に行うようにしている。ここでいう「回収処理を同時期に行う」とは、感光体クリーニングローラ39から感光体ドラム33へと付着物を移す時期について、全感光体クリーニングローラ39において重複時期が存在することを意味する。従って、感光体クリーニングローラ39から感光体ドラム33へと付着物を移す開始タイミングは、一部の感光体クリーニングローラ39において、或いは全感光体クリーニングローラ39において異なっていてもよく、全ての感光体クリーニングローラ39において同タイミングであってもよい。
本実施形態では、感光体クリーニングバイアス部124により、全ての感光体クリーニングローラ39に対して回収時とは逆のバイアスが同タイミング(時間T12)で印加され、これにより各感光体クリーニングローラ39に回収されていた異物(付着物)が各感光体ドラム33に再付着し、各感光体ドラム33の駆動に伴って全ての感光体ドラム33に保持された異物(付着物)が搬送ベルト21に付着することとなる。搬送ベルト21に付着した異物(付着物)は、搬送ベルト21の駆動により1次クリーニングローラ61の位置まで搬送され、1次クリーニング61等によって第2クリーニング部60内に回収されることとなる。
なお、本実施形態では、回収処理が行われるとき、ベルトモータ111の速度に対するベルトクリーナ/定着モータ112の相対速度が一定に保たれるように(具体的には、例えば搬送ベルト21の移動速度と1次クリーニングローラ61の外周面の移動速度が同一となるように)CPU101によって制御される。
このような回収処理は用紙排出が完了しかつ所定の終了条件が満たされるまで行われる。即ち、S19にて用紙排出が完了したか否かを判断し、完了した場合(時間T13後)にはYに進み、回収処理が終了したか否か、即ち、回収処理の終了条件が満たされたか否かを判断する(S20)。回収処理の終了条件は様々に設定できるが、例えば「回収処理の開始から一定時間経過したこと」などとすることができる。回収処理の終了条件が満たされた場合、S20にてYに進み、ベルトモータ111、感光体モータ113、ベルトクリーナ/定着モータ112の駆動を停止させて当該処理を終了する(S21)。
なお、本実施形態に係る低速条件下での画像形成/清掃処理では、用紙3が対向位置P1〜P4を通過してからCPU101によりベルトモータ111の速度上昇制御がなされるまでの時間は、ベルトモータ111の速度を通過速度(図3の処理では半速)としたまま回収処理を行うときの第1清掃時間と、ベルトモータ111の速度を速度上昇制御後の速度(図3の処理では全速)として回収処理を行うときの第2清掃時間との差よりも短い時間とされている。従って回収処理の迅速化が効果的に図られることとなる。
なお、上記において、低速条件下での画像形成/清掃処理を説明したが、通常速度(ここでは全速)での画像形成/清掃処理を行う場合には図6のタイミングチャートに示されるような処理となる。なお、通常速度での画像形成/清掃処理の流れは図3のフローチャートと類似しており、S1で半速としていたベルトモータ111、感光体モータ113、ベルトクリーナ/定着モータ112、現像モータ114を全て全速とする点、S13の待機処理が省略される点が図3と異なっている。また、図6のタイミングチャートは、図4のタイミングチャートとほぼ同様であり、T1〜T15のそれぞれのタイミングが、T21〜T35にそれぞれ対応している。
以上のように本実施形態の構成によれば、用紙3が対向位置P1〜P4を通過するときの通過速度を適切な速度に保ち、その通過後には感光体クリーニングローラ39に一時的に回収された付着物を1次クリーニングローラ61に回収させる処理を迅速に行うことができる。
また、複数の感光体ドラム33及び複数の感光体クリーニングローラ39を備える構成において、それぞれの感光体クリーニングローラ39に回収された付着物を同時期に迅速に回収できるようになっている。
さらに、搬送ベルト21を利用して感光体クリーニングローラ39から付着物を回収する構成を実現しつつ、用紙3の搬送時には搬送ベルト21を画像形成に応じた適切な搬送速度に設定でき、用紙3の通過後には搬送ベルト21の速度を上昇させて迅速に回収処理を行うことができるようになっている。
また、用紙3に画像を定着させる定着装置24がベルトクリーナ/定着モータ112によって駆動される構成をなし、用紙3が対向位置を通過後、ベルトクリーナ/定着モータ112の速度を通過速度よりも上昇させる構成となっている。従って、1次クリーニングローラ61の駆動と、定着装置24の駆動とを共に共通のモータによって行うことができるため、部品点数の削減、コスト削減を効果的に実現できる。また、この構成によれば、用紙3が感光体ドラム33と搬送ベルト21との対向位置P1〜P4を通過した後、ベルトクリーナ/定着モータ112の速度が上昇するため、対向位置P1〜P4通過後の用紙3の搬送が迅速化されることとなる。
また、ベルトクリーナ/定着モータ112の速度上昇処理を、定着後に行うようにしているため、定着に適したモータ速度で定着を行うことができ、定着後には用紙3の搬送の迅速化を図ることができる。
また、回収処理が行われるとき、ベルトモータ111の速度に対するベルトクリーナ/定着モータ112の相対速度とが一定に保たれるため、ベルトのクリーニングをより効果的に行うことができる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2について、図7及び図8を参照して説明する。
なお、本実施形態では、図3のS12以降の処理を図7のS210以降の処理に変更した点、及び上部排紙ローラ83がベルトモータ111によって駆動される構成とした点のみが実施形態1と異なっているがそれ以外は実施形態1と同様である。よって、異なる部分について重点的に説明することとする。
本実施形態では、上部排紙ローラ83がベルトモータ111によって駆動される構成をなしており、第1速度制御手段たるCPU101は、用紙3が上部排紙ローラ83を通過した後、ベルトモータ111の速度を通過速度よりも上昇させるようにしている。なお、用紙3が上部排紙ローラ83を通過したか否かはセンサ104(図2)によって検出するようにできる。より詳しくは、本実施形態におけるセンサ104は、上部排紙ローラ83付近で用紙の通過を検出する用紙検出センサを含むものであり、この用紙検出センサによって用紙3が上部排紙ローラ83を通過したか否かを検出している。
図7は、実施形態2に係る低速条件下での画像形成/清掃処理を例示するものであり、S100〜S210は、図3におけるS1〜S12と同じである。図8は、本実施形態における低速条件下での画像形成/清掃処理についてのタイミングチャートである。本実施形態では、S210にて現像ローラが離間した後、S220にて用紙排出が完了したか否かを判断する。用紙排出が完了した場合にはS220にてYに進み、用紙搬送が完了した時間T40(図8)とほぼ同タイミングでベルトクリーナ/定着モータ112を一旦オフし(S230)、ベルトクリーナ停止ソレノイドをオフする(S240)。
その後、時間T41(図8)のタイミングでベルトモータ111、感光体モータ113、ベルトクリーナ/定着モータ112を全速で駆動する(S250)。つまり、用紙排出が完全に完了してから各モータ111、112、113のスピードアップを図っている。その後は、実施形態1と同様の回収処理が時間T42のタイミングで開始される。回収処理が行われた後、実施形態1のS20(図3)と同様に、回収処理の終了条件が満たされたか否かを判断する(S270)。終了条件が満たされた場合にはS270にてYに進み、各モータ111、112、113を停止させて当該処理を終了する(S280)。
本実施形態の構成によれば、搬送ベルト21の駆動と上部排紙ローラ83の駆動を共にベルトモータ111によって行うことができるため、部品点数の削減、コスト削減を効果的に実現できる。また、ベルトモータ111の速度上昇処理を、排出後に行うようにしているため、画像形成から排出までの途中にベルトモータ111の速度を上昇させられないような構成である場合において、通過速度のまま定着及び排出を行うことができ、排出後には回収処理の迅速化を図ることができる。
また、ベルトクリーナ/定着モータ112の速度上昇処理を、用紙3の排出後に行うようにしているため、画像形成から排出までの途中にベルトクリーナモータの速度を上昇させられないような構成である場合において、通過速度のまま定着及び排出を行うことができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、定着装置24が、ベルトクリーナ/定着モータ112によって駆動される構成となっていたが、ベルトクリーナを駆動するモータと、定着装置24を駆動するモータとを別々にしてもよい。
例えば、実施形態1を変形させて説明すると、例えば、定着装置24をベルトモータ111によって駆動される構成とすると共に、1次クリーニングローラ61を独立したモータによって駆動される構成とし、用紙3が定着装置24を通過した後、第1速度制御手段に相当するCPU101により、ベルトモータ111の速度を通過速度(用紙3が対向位置P1〜P4を通過するときのベルトモータ111の速度)よりも上昇させる制御を行うようにしてもよい。この場合、ベルトモータ111の速度上昇制御がなされたときに実施形態1と同様の回収処理を行うことができる。このようにすればベルトの駆動と定着手段の駆動を共にベルトモータ111によって行うことができるため、部品点数の削減、コスト削減を効果的に実現できる。また、ベルトモータ111の速度上昇処理を、定着後に行うようにしているため、画像形成及び定着についてはそれらに適したモータ速度で行うことができ、定着後には回収処理の迅速化を図ることができる。
また、実施形態2を変形させて説明すると、上部排紙ローラ83、搬送ベルト21、定着装置24がともにベルトモータ111によって駆動される構成とすると共に、1次クリーニングローラ61を独立したモータによって駆動される構成とし、用紙3が上部排紙ローラ83を通過した後、ベルトモータ111の速度を通過速度(用紙3が対向位置P1〜P4を通過するときのベルトモータ111の速度)よりも上昇させる制御を行うようにすることができる。この場合、ベルトモータ111の速度上昇制御がなされたときに実施形態1と同様の回収処理を行うことができる。
(2)上記実施形態では、定着装置24及び1次クリーニングローラ61が、ベルトクリーナ/定着モータ112によって駆動され、搬送ベルト21がベルトモータ111によって駆動される構成となっていたが、共通のモータによって駆動される構成であってもよい。即ち、定着装置24、搬送ベルト21、1次クリーニングローラ61が共通モータによって駆動され、この共通モータがベルトモータ111、ベルトクリーナ/定着モータ112としての機能を果たすように構成されていてもよい。
(3)実施形態1では、上部排紙ローラ83を各種モータによって駆動できるとしたが、具体的には上部排紙ローラ83をベルトクリーナ/定着モータ112によって駆動することができる。即ち、用紙3を排出する排出手段の一例に相当する排紙ローラ83が、ベルトクリーナモータの一例に相当するベルトクリーナ/定着モータ112によって駆動される構成(換言すれば、定着手段、排出手段、ベルトクリーナが共に共通モータによって駆動される構成)とすることができる。
このように排出手段をベルトクリーナモータによって駆動する構成の場合、実施形態1のようにベルトクリーナ/定着モータ112とベルトモータ111とを別個のモータとすることができる(即ち、ベルトクリーナ、定着手段、排出手段を共通のローラによって構成し、この共通のローラとは異なるモータによってベルトを駆動する構成とすることができる)。
また、このようにベルトクリーナ/定着モータ112とベルトモータ111とを別個のモータとして構成し、ベルトクリーナ/定着モータ112によって上部排紙ローラ83を駆動する構成の場合、実施形態1のように、第2速度制御手段の一例に相当するCPU101により、用紙3が上記対向位置P1〜P4を通過後、ベルトクリーナ/定着モータ112の速度を通過速度(用紙3が対向位置P1〜P4を通過するときのベルトクリーナ/定着モータ112の速度)よりも上昇させるように制御することができる。
また、ベルトクリーナ/定着モータ112とベルトモータ111とを別個のモータとして構成し、ベルトクリーナ/定着モータ112によって上部排紙ローラ83を駆動する構成の場合、用紙3が上部排紙ローラを通過後、第2速度制御手段の一例に相当するCPU101により、用紙3が上部排紙ローラ83を通過後、ベルトクリーナ/定着モータ112の速度を通過速度(用紙3が対向位置P1〜P4を通過するときのベルトクリーナ/定着モータ112の速度)よりも上昇させるように制御することができる。
(4)上記説明では、ベルト、ベルトクリーナ、定着手段、排出手段の少なくともいずれか又は全てをそれぞれ別個のモータによって駆動する構成を示したが、ベルト、ベルトクリーナ、定着手段、排出手段を全て共通モータによって駆動する構成としてもよい。具体的には、図1に示す定着装置24、搬送ベルト21、1次クリーニングローラ61、上部排紙ローラ83を、全てベルトモータ111(共通モータ)によって駆動する構成とすると共に、ベルトクリーナ/定着モータ112を設けない構成とし、第1速度制御手段に相当するCPU101により、用紙3が対向位置P1〜P4を通過した後(より詳しくは、たとえば用紙3が定着装置24を通過した後、或いは用紙3が上部排紙ローラ83を通過した後)、このベルトモータ111の速度を通過速度(用紙3が対向位置P1〜P4を通過するときのベルトモータ111の速度)よりも上昇させる制御を行うようにすることができる。そして、このようなベルトモータ111の速度上昇制御がなされたときに、実施形態1と同様の回収処理を行うようにすることができる。
本発明の実施形態1に係るレーザプリンタを概略的に例示する側断面図 図1のレーザプリンタの電気的構成を例示するブロック図 低速条件下での画像形成/清掃処理の一例を示すフローチャート 低速条件下での画像形成/清掃処理のタイミングチャート 用紙が搬送されている様子を感光体ドラム及び搬送ベルト付近の構成とともに概念的に説明する説明図 通常速度での画像形成/清掃処理を例示するタイミングチャート 実施形態2における低速条件下での画像形成/清掃処理の一例を示すフローチャート 実施形態2における低速条件下での画像形成/清掃処理についてのタイミングチャート
符号の説明
3…用紙(被記録媒体)
21…搬送ベルト(ベルト)
24…定着装置(定着手段)
33…感光体ドラム(感光体)
39…感光体クリーニングローラ(感光体クリーナ)
61…1次クリーニングローラ(ベルトクリーナ)
83…上部排紙ローラ(排出手段)
101…CPU(第1速度制御手段、第2速度制御手段、清掃制御手段)
111…ベルトモータ
112…ベルトクリーナ/定着モータ(ベルトクリーナモータ)

Claims (11)

  1. 感光体と、
    前記感光体に付着した付着物を回収する感光体クリーナと、
    前記感光体に対向配置されるベルトと、
    前記ベルトを駆動するベルトモータと、
    前記ベルトを清掃するベルトクリーナと、
    前記ベルトモータの速度を被記録媒体が前記感光体と前記ベルトとの対向位置を通過するときの通過速度よりも上昇させる制御を行う第1速度制御手段と、
    前記第1速度制御手段により前記ベルトモータの速度上昇制御がなされたときに、前記感光体クリーナが回収した前記付着物を、前記感光体と前記ベルトとを経て前記ベルトクリーナに回収させる回収処理を行う清掃制御手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 複数の前記感光体が前記ベルトに対向して配置され、複数の前記感光体クリーナが各感光体に対してそれぞれ対向配置されており、
    前記清掃制御手段は、各感光体クリーナが回収した前記付着物の回収処理を同時期に行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記ベルトは、被記録媒体を搬送する搬送ベルトであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記被記録媒体に画像を定着させる定着手段を備え、
    前記定着手段は、前記ベルトモータによって駆動される構成をなし、
    前記第1速度制御手段は、前記被記録媒体が前記定着手段を通過した後、前記ベルトモータの速度を前記通過速度よりも上昇させる制御を行うことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記被記録媒体を排出する排出手段を備え、
    前記排出手段は前記ベルトモータによって駆動される構成をなし、
    前記第1速度制御手段は、前記被記録媒体が前記排出手段を通過した後、前記ベルトモータの速度を前記通過速度よりも上昇させることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記ベルトクリーナを駆動するベルトクリーナモータと、
    前記ベルトクリーナモータの速度を制御する第2速度制御手段と、
    を備え、
    前記被記録媒体に画像を定着させる定着手段及び前記被記録媒体を排出する排出手段のうち少なくともいずれかが前記ベルトクリーナモータによって駆動される構成をなし、
    前記被記録媒体が前記対向位置を通過後、前記第2速度制御手段は、前記ベルトクリーナモータの速度を前記通過速度よりも上昇させることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記被記録媒体が前記定着手段を通過後、前記第2速度制御手段は、前記ベルトクリーナモータの速度を前記通過速度よりも上昇させることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記被記録媒体が前記排出手段を通過後、前記第2速度制御手段は、前記ベルトクリーナモータの速度を前記通過速度よりも上昇させることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記ベルトクリーナを駆動するベルトクリーナモータを備え、
    前記清掃制御手段により前記回収処理が行われるとき、前記ベルトモータの速度に対する前記ベルトクリーナモータの相対速度とが一定に保たれることを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 前記第1速度制御手段は、所定条件の解像度で画像形成をする場合、又は所定条件の被記録媒体に対して画像形成を行う場合、前記ベルトモータの前記通過速度を低速状態とすることを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の画像形成装置。
  11. 前記被記録媒体が前記対向位置を通過してから前記第1速度制御手段により前記ベルトモータの速度上昇制御がなされるまでの時間は、
    前記ベルトモータの速度を前記通過速度としたまま前記回収処理を行うときの第1清掃時間と、前記ベルトモータの速度を前記速度上昇制御後の速度として前記回収処理を行うときの第2清掃時間と、の差よりも短い時間とされることを特徴とする請求項1ないし請求項10のいずれかに記載の画像形成装置。
JP2006207896A 2006-07-31 2006-07-31 画像形成装置 Pending JP2008033103A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006207896A JP2008033103A (ja) 2006-07-31 2006-07-31 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006207896A JP2008033103A (ja) 2006-07-31 2006-07-31 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008033103A true JP2008033103A (ja) 2008-02-14

Family

ID=39122583

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006207896A Pending JP2008033103A (ja) 2006-07-31 2006-07-31 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008033103A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011043129A1 (ja) 2009-10-06 2011-04-14 住友電気工業株式会社 難燃性樹脂シート及びそれを用いたフラットケーブル
JP2019028321A (ja) * 2017-07-31 2019-02-21 ブラザー工業株式会社 画像形成装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01262576A (ja) * 1988-04-14 1989-10-19 Canon Inc シート搬送装置
JP2000338793A (ja) * 1999-05-28 2000-12-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd クリーニング装置およびクリーニングユニット、ベルトユニット、画像形成装置
JP2001296756A (ja) * 2001-03-22 2001-10-26 Canon Inc 画像形成装置
JP2005122093A (ja) * 2003-09-24 2005-05-12 Fuji Xerox Co Ltd ベルト部材および画像形成装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01262576A (ja) * 1988-04-14 1989-10-19 Canon Inc シート搬送装置
JP2000338793A (ja) * 1999-05-28 2000-12-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd クリーニング装置およびクリーニングユニット、ベルトユニット、画像形成装置
JP2001296756A (ja) * 2001-03-22 2001-10-26 Canon Inc 画像形成装置
JP2005122093A (ja) * 2003-09-24 2005-05-12 Fuji Xerox Co Ltd ベルト部材および画像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011043129A1 (ja) 2009-10-06 2011-04-14 住友電気工業株式会社 難燃性樹脂シート及びそれを用いたフラットケーブル
JP2019028321A (ja) * 2017-07-31 2019-02-21 ブラザー工業株式会社 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4353215B2 (ja) 画像形成装置
JP4577416B2 (ja) 画像形成装置
JP5655920B2 (ja) 画像形成装置
JP2009134169A (ja) クリーニング装置、像担持体ユニット及び画像形成装置
JP5949263B2 (ja) 画像形成装置
JP2009288698A (ja) 画像形成装置
US7711285B2 (en) Cleaning device for an image forming apparatus
JP2008033103A (ja) 画像形成装置
JP4770158B2 (ja) 画像形成装置
JP2011048087A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP4060809B2 (ja) 画像形成装置
JP3680175B2 (ja) 用紙剥離爪
JP2017009846A (ja) 画像形成装置,画像形成方法,およびプログラム
US11500330B2 (en) Image forming apparatus having developing device with air suction device
JP3645560B2 (ja) クリーニングユニット
JP2006058792A (ja) 画像形成装置
JP2001022193A (ja) 画像形成装置
JP2020160152A (ja) 画像形成装置
JP2015090422A (ja) クリーニング装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び、クリーニングブレード
JP2006071751A (ja) 画像形成装置
JP2019159214A (ja) 画像形成装置
JP2005292296A (ja) 画像形成装置
JP2005017424A (ja) 画像形成装置
JP2007271855A (ja) クリーニング装置及び画像形成装置
JP2001272848A (ja) 帯電装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20090528

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20091014

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Effective date: 20091014

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110906

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110907

A521 Written amendment

Effective date: 20111107

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Effective date: 20111129

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02