JP2006071751A - 画像形成装置 - Google Patents

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邦男 古河
Masao Kondo
正生 近藤
Masashi Muraki
将史 村木
Hiromichi Toda
拓道 戸田
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Abstract

【課題】クリーナブレードに堆積した残トナーによって画像が汚れるのを防止すること。【解決手段】
中間転写ベルト18に対して当接および離脱を行うことが可能であって当接したときに中間転写ベルト18の表面に付着した残トナーを掻き取るクリーナブレード19aと、中間転写ベルト18を高電圧に帯電させる帯電手段としての転写ローラ17fとを有し、中間転写ベルト18を帯電させることによって、クリーナブレード19a上に堆積した残トナーTZを静電気により吸引して中間転写ベルト18に再付着させ、中間転写ベルト18に再付着した残トナーをクリーナブレード19aによって再度掻き取る。
【選択図】 図6

Description

本発明は、中間転写体を有した電子写真方式の画像形成装置に関する。
従来より、電子写真方式の画像形成装置においては、感光体や中間転写体などの表面に付着した残トナーを取り除いてクリーニングするためのクリーナブレードが設けられている。通常、クリーナブレードは、その先端部を感光体や中間転写体に対して当接または離脱させることが可能であり、当接したときにそれらの表面に付着した残トナーを掻き取るようになっている。
例えば、特許文献1には、帯電装置、感光体、および中間の転写ローラの表面に付着した残トナーを、それぞれの間に電位勾配を設けることによって順次下流側へ移動させて最終の転写ローラに集め、最終の転写ローラに設けられたクリーナブレードによって一括して残トナーを回収するようにした画像形成装置が開示されている。
特開2001−75448
ところが、従来において、クリーナブレードで掻き取った残トナーは、その全部が落下して廃トナーボックス内に回収されるのではなく、その一部がクリーナブレードの先端部に堆積したままの状態となる。そして、クリーナブレードの先端部に堆積した残トナーは、クリーナブレードの当接と離脱との繰り返し動作などにともなってその一部が先端部から腹部に移動し、これによって腹部に残トナーが堆積することがある。クリーナブレードの腹部は、通常、中間転写体などに対向しており、腹部に堆積した残トナーが所定量を超えると、それが中間転写体の方へ飛翔し、中間転写体の表面に付着することがある。画像形成中または印字中に残トナーが中間転写体に付着すると、その残トナーが記録材に転写され、画像の汚れとして現れてくる。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたもので、電子写真方式の画像形成装置において、クリーナブレードに堆積した残トナーによって画像が汚れるのを防止することを目的とする。
本発明に係る装置は、中間転写体を有した電子写真方式の画像形成装置であって、前記中間転写体に対して当接および離脱を行うことが可能であって当接したときに前記中間転写体の表面に付着した残トナーを掻き取るクリーナブレードと、前記中間転写体を高電圧に帯電させる帯電手段とを有し、前記中間転写体を帯電させることによって、前記クリーナブレード上に堆積した残トナーを静電気により吸引して前記中間転写体に再付着させ、前記中間転写体に再付着した残トナーを前記クリーナブレードによって再度掻き取るように構成する。
好ましくは、前記帯電手段には、前記中間転写体上に形成されたトナー像を記録材に転写するための第1の電圧が印加され、前記第1の電圧によって前記中間転写体を帯電させる。
また、前記画像形成装置における電源のON時、本体カバーの開閉時、およびプリントジョブの終了時において、前記中間転写体を帯電させて前記残トナーを前記中間転写体に再付着させる。
また、前記帯電手段には、前記中間転写体上に形成されたトナー像を記録材に転写するための第1の電圧よりも高い第2の電圧が印加され、前記第2の電圧によって、前記中間転写体におけるトナー像領域以外の領域を帯電させる。
また、前記画像形成装置における画像形成時において、前記第2の電圧によって前記中間転写体における前記トナー像領域に先行する領域を帯電させ、帯電させた領域に前記残トナーを再付着させる。
また、前記帯電手段には、前記中間転写体上に形成されたトナー像を記録材に転写するための第1の電圧および前記第1の電圧よりも高い第2の電圧が選択的に印加可能であり、前記画像形成装置のクリーニングモード時には前記第1の電圧によって前記中間転写体におけるトナー像領域を含む領域を帯電させ、前記画像形成装置の画像形成時には前記第2の電圧によって前記中間転写体におけるトナー像領域以外の領域を帯電させる。
また、帯電手段は、前記中間転写体上に形成されたトナー像を記録材に転写するための2次転写ローラを含み、前記2次転写ローラに前記第1の電圧または前記第2の電圧が印加される。
また、帯電手段は、感光体上に形成されたトナー像を前記中間転写体に転写するための1次転写ローラを含み、前記1次転写ローラに前記第1の電圧または前記第2の電圧が印加される。
また、前記中間転写体は、複数のローラによって走行可能に支持された中間転写ベルトであり、前記帯電手段は、前記ローラのうちの前記クリーナブレードが前記中間転写体を介して対向するローラである対向ローラを含み、前記対向ローラに前記第1の電圧または前記第2の電圧が印加される。
また、前記クリーナブレードは、板状であり、その1つの端面が前記中間転写体の表面に対して角度を有して当接可能であり且つその1つの表面が前記中間転写体の表面と対向するようになっており、前記1つの表面に堆積した残トナーが静電気により吸引されて前記中間転写体に再付着させられる。
本発明に係る装置の他の形態によると、前記中間転写体に対して当接および離脱を行うことが可能であって当接したときに前記中間転写体の表面に付着した残トナーを掻き取るクリーナブレードを有し、前記クリーナブレードは、板状であり、その1つの端面が前記中間転写体の表面に対して角度を有して当接可能であり且つその1つの表面が前記中間転写体の表面と対向するようになっており、前記クリーナブレードが前記中間転写体への当接と離脱とを繰り返すことによって、前記クリーナブレード上に堆積した残トナーを振り払って前記中間転写体に再付着させ、前記中間転写体に再付着した残トナーを前記クリーナブレードによって再度掻き取るように構成される。
本発明によると、電子写真方式の画像形成装置において、クリーナブレードに堆積した残トナーによって画像が汚れるのを防止することができる。
請求項4ないし6の発明によると、画像形成における通常の制御の中で余分な時間をとることなく実行することができ、画像形成の生産性を低下させることがない。
図1は本発明の実施形態に係る画像形成装置1の内部構成を示す正面図、図2は画像形成装置1のクリーニング装置19を拡大して示す図、図3は画像形成装置1における制御系統の概略の構成を示すブロック図である。
画像形成装置1は、イエロ(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の4色のトナーを組み合わせてフルカラー画像を形成し、また、ブラック(K)のトナーのみを用いてモノクロ画像を形成する。
図3に示すように、画像形成装置1は、メインコントローラ3、エンジンコントローラ4、エンジン部5を有する。ホストコンピュータなどの外部装置から画像信号がメインコントローラ3に与えられると、メインコントローラ3からの指令に応じてエンジンコントローラ4がエンジン部5の各部を制御してシートSに画像信号に対応する画像を形成する。
メインコントローラ3およびエンジンコントローラ4は、それぞれCPU111,121を有し、RAMやROMなどの種々のメモリを用いて種々の処理や制御を行う。なお、図3において、CPU111,121には、RAM、ROM、画像メモリ、その他の周辺素子、および種々のインタフェースが含まれるが、図示は省略した。エンジンコントローラ4には、CPU121の他に、パッチ作成モジュール122、画像信号切換部123、帯電バイアス発生部124、現像バイアス発生部125、1次転写バイアス発生部126、2次転写バイアス発生部127、およびブレード駆動部129などが設けられる。2次転写バイアス発生部127は、CPU121の制御によって、後述するように、2次転写電圧E2または再付着電圧E3を切り換えて出力可能である。
図1に示すように、エンジン部5では、像担持体ユニットの感光体11にトナー像を形成可能となっている。像担持体ユニットは、図1の矢印方向に回転可能な感光体11を備えており、さらに感光体11の周りにその回転方向に沿って、帯電チャージャ12、現像器13Y,13M,13C,13K、およびクリーニング部15がそれぞれ配置されている。帯電チャージャ12は、帯電バイアス発生部124から高電圧が印加されており、感光体11の外周面を均一に帯電させる。
そして、帯電チャージャ12によって帯電された感光体11の外周面に向けて、露光ユニット14からレーザ光LTが照射される。露光ユニット14は、図3の画像信号切換部123と電気的に接続されており、画像信号切換部123を介して与えられる画像信号に応じてレーザ光LTを感光体11上に走査露光し、感光体11上に画像信号に対応する静電潜像を形成する。つまり、パッチ作成モジュール122から出力されるパッチ画像信号P1と外部装置から与えられた画像信号D1とのいずれかに応じて、レーザ光LTを感光体11上に走査露光し、信号に対応する静電潜像が感光体11上に形成される。
こうして形成された静電潜像は、現像部13によって現像されてトナー像となる。すなわち、本実施形態では、現像部13として、イエロ用の現像器13Y、シアン用の現像器13C、マゼンタ用の現像器13M、およびブラック用の現像器13Kが、この順でロータリー形状で配置されている。これらの現像器13Y,13M,13C,13Kは、それぞれ、回転するロータリー形状のラックに収納されている。エンジンコントローラ4からの指令R1に応じて、4つの現像器13Y,13M,13C,13Kのうちの1つの現像器が選ばれ、ラックが回転することでその現像器が感光体11に対向する位置へ移動する。現像器は、感光体11側へ移動することで、感光体11と適正な間隔で配置される。そして、現像バイアス発生部125によって高電圧が印加され、選択された色のトナーが感光体11の表面に付着し、感光体11上の静電潜像がトナー像となって顕在化する。
現像部13で現像されたトナー像は、1次転写部TS1で転写ユニット16の中間転写ベルト18上に1次転写される。また、1次転写部TS1から周方向に進んだ位置には、クリーニング部15が配置されており、1次転写後に感光体11の外周面に残留付着している残トナー(廃トナー)を掻き落とす。
次に、転写ユニット16の構成について説明する。本実施形態では、転写ユニット16は5つのローラ17a〜17e、およびそれらのローラ17a〜17eに掛け渡された中間転写ベルト18、および転写ローラ17fによって構成されている。転写ローラ17fは、中間転写ベルト18に対して当接(または圧接)と離脱が可能である。当接と離脱の駆動のために、例えばソレノイドやステッピングモータなどの種々のアクチュエータが用いられる。また、ローラ17eの近傍には、中間転写ベルト18の外周面に形成されるパッチ画像の濃度(トナー付着量)を検出するための光学センサ20が配置されている。
1次転写バイアス発生部126からローラ17a,bに1次転写電圧が印加されることにより、感光体11上に形成された各色のトナー像が中間転写ベルト18上に転写される。4色についてのトナー像が転写され、中間転写ベルト18上で重ね合わされると、給排紙ユニット21の給紙部22によって、カセット、手差しトレイ、または増設カセットからシート(記録材)Sが取り出され、2次転写部TS2に搬送される。
2次転写部TS2において、転写ローラ17fが中間転写ベルト18に当接した状態で、2次転写バイアス発生部127から転写ローラ17fに2次転写電圧E2が印加されることにより、中間転写ベルト18上のトナー像がシートSに2次転写される。これによってシートSにはフルカラー画像が形成される。
また、モノクロ画像をシートSに転写する場合には、感光体11上にブラックトナー像のみを形成して中間転写ベルト18上に転写し、これをカラー画像の場合と同様にして2次転写部ST2へ搬送されてきたシートSに転写する。
さて、2次転写後に中間転写ベルト18の外周面に残留付着している残トナーは、クリーナブレード19aおよび廃トナーボックス19bからなるクリーニング装置19によって回収される。
図2において、クリーナブレード19aは、中間転写ベルト18を挟んでローラ17eと対向して配置されている。ローラ17eを「対向ローラ17e」と記載することがある。クリーナブレード19aは、板状であり、その1つの端面191が中間転写ベルト18の表面に対して角度を有した状態で、その角部または端縁が当接可能である。また、クリーナブレード19aの1つの表面である腹部192が、中間転写ベルト18の表面と対向する。クリーナブレード19aは、中間転写ベルト18に対して当接および離脱を行うことが可能である。図2において、クリーナブレード19aの当接状態が実線で、離脱状態が鎖線で、それぞれ示されている。クリーナブレード19aは、適当なタイミングで中間転写ベルト18に当接し、その表面に残留付着している残トナーを掻き取る。掻き取られた残トナーの多くは落下し、廃トナーボックス19bによって残トナーTZ1として回収される。掻き取られた一部の残トナーは端面191に付着し、さらにその一部は残トナーTZとして腹部192に堆積する。
クリーナブレード19aは、中間転写ベルト18に対する当接位置と離脱位置との変位のために、例えば一方の端部193の近辺が回動可能に支持され、ソレノイドやステッピングモータなどの種々のアクチュエータによって回動駆動される。その場合に、クリーナブレード19aを回動可能に支持する位置、支持構造、駆動位置、駆動方法などは、種々のものを採用することができる。また、クリーナブレード19aを回動するのでなく、例えば直線移動する機構を採用してもよい。廃トナーボックス19bの形状、寸法、構造についても、種々のものを採用することができる。
クリーナブレード19aは、中間転写ベルト18にトナー像が形成されていない領域に対して、適当なタイミングで中間転写ベルト18に当接するように、ブレード駆動部129によって制御される。
すなわち、フルカラー画像の形成に際しては、中間転写ベルト18上にトナー像がない状態でクリーナブレード19aが中間転写ベルト18に当接し、1色目のトナー像が中間転写ベルト18に転写された後、そのトナー像の先端がクリーナブレード19aに到達する直前に、クリーナブレード19aは中間転写ベルト18から離脱される。その後、2色目、3色目、および4色目のトナー像が中間転写ベルト18に重ねられる間において、クリーナブレード19aは中間転写ベルト18から離脱した状態である。その間において、2次転写が開始される直前までは、転写ローラ17fも中間転写ベルト18から離脱した状態である。
中間転写ベルト18に4色のトナー像が重ねられると、シートSへの2次転写が行われる。シートSへの2次転写が行われている間または2次転写が完了した後で、中間転写ベルト18上の残トナーがクリーナブレード19aの位置に到達する直前に、クリーナブレード19aを中間転写ベルト18に当接させる。これにより、クリーナブレード19aによって中間転写ベルト18上の残トナーを掻き取る。
連続して画像を形成する場合には、次のプリントの1色目のトナー像について、上と同じようにクリーナブレード19aを離脱させ、2次転写後の残トナーに対して再度当接させるという動作を繰り返し、中間転写ベルト18上の残トナーをクリーナブレード19aで掻き取ってクリーニングする。
モノクロ画像を形成する場合には、中間転写ベルト18上でトナー像を重ねることをしないので、クリーナブレード19aの当接と離脱の切り換え操作は行わない。この場合は、1次転写部TS1において感光体11から中間転写ベルト18上に1次転写されたトナー像は、すぐに2次転写部TS2においてシートSに2次転写される。したがって、クリーナブレード19aは中間転写ベルト18に当接した状態のままとなる。
但し、モノクロ画像であっても、定着ユニット25によって光沢を出したり厚紙のシートSを定着するために、定着ユニット25でのシートSの通過速度を通常より低速とする場合には、クリーナブレード19aの当接と離脱の切り換え操作を行う。つまり、感光体11上のトナー像の形成や中間転写ベルト18への1次転写のための速度とシートSへの2次転写の速度とが異なる場合には、中間転写ベルト18上にトナー像の全体を一旦形成する必要があることから、クリーナブレード19aによってトナー像を掻き取ってしまわないようにするためにクリーナブレード19aの当接と離脱の切り換え操作を行う必要がある。
転写ユニット16によってトナー像が転写されたシートSは、給排紙ユニット21によって所定の給紙経路に沿って定着ユニット25に搬送され、定着ユニット25によって定着される。そして、シートSはさらに給紙経路に沿って排紙部23へ搬送される。
さて、上に述べたように、クリーナブレード19aで掻き取った残トナーが、クリーナブレード19aの腹部192に堆積(または積載)する可能性がある。本実施形態においては、腹部192に残トナーが堆積しないように、または腹部192に堆積する残トナーの量が多くならないように、以下に述べる画像汚れ防止制御を行う。画像汚れ防止制御を行うことによって、腹部192に堆積した残トナーが中間転写ベルト18のトナー像の領域に飛翔することを防止し、残トナーによって画像が汚れるのを防止する。
図4は画像汚れ防止制御における再付着電圧E3の印加のタイミングを説明する図、図5は再付着電圧E3による帯電が行われる再付着領域RT2を説明する図、図6は画像汚れ防止制御による帯電の様子を説明するための図である。
上に述べたように、2次転写部TS2におけるシートSの通過に合わせて、転写ローラ17fを中間転写ベルト18に当接させて2次転写電圧E2を印加し、中間転写ベルト18上のトナー像をシートSへ転写する。このとき、図4に示すように、シートSの先端が2次転写部TS2の手前の所定の距離L1まできたタイミングt1で、2次転写電圧E2よりも高い電圧である再付着電圧E3を転写ローラ17fに印加し、シートSの先端がさらに近づいて2次転写部TS2の手前の所定の距離L2まできたタイミングt2で、転写ローラ17fに印加する電圧を再付着電圧E3から2次転写電圧E2に切り換える。
このような電圧の切り換え動作は、図3に示すCPU121の制御によって、2次転写バイアス発生部127がタイミングt1で再付着電圧E3を出力し、タイミングt2で2次転写電圧E2を出力することによって行われる。なお、図4に示す電圧波形は一例であって、2次転写バイアス発生部127の回路構成、その他の条件に応じて種々の波形となり得る。
図5に示すように、上に述べた画像汚れ防止制御によって、中間転写ベルト18の表面の領域RT0のうち、トナー像の領域(トナー像領域)RT1以外の領域であってトナー像領域RT1に先行する領域である再付着領域RT2を、転写時よりも高電圧で帯電させることとなる。
トナー像領域RT1は、感光体11に形成されたトナー像が中間転写ベルト18に転写される領域である。トナー像領域RT1は、シートSである用紙のサイズ、またはプリント処理の内容や原稿のサイズなどによって、その領域の大きさが異なる。トナー像領域RT1は、2次転写のためにシートSが重なる領域と大きさおよび位置が一致する。トナー像領域RT1の先端位置をL0とすると、中間転写ベルト18の進行方向の前方側における距離L1と距離L2との間の領域が再付着領域RT2である。
数値例を挙げると、距離L1は、例えば10〜30mm程度、具体的には例えば20mmに設定される。距離L2は、例えば0〜10mm程度、具体的には例えば5mmに設定される。また、2次転写電圧E2は、例えば+2000〜+4000V、具体的には例えば+2000V、再付着電圧E3は、例えば+3000〜+5000V、具体的には例えば+4800Vに設定される。再付着領域RT2は、例えば、2次転写バイアス発生部127が発生可能な最高電圧とすればよい。タイミングt1,t2は、中間転写ベルト18の走行速度およびシートSの先端位置などに基づいて算出することができる。
このように、再付着領域RT2が2次転写電圧E2よりも高い再付着電圧E3で帯電されることによって、図6(a)に示すように、再付着領域RT2が再付着電圧E3によるプラスの電荷QHを帯びる。中間転写ベルト18の走行によって再付着領域RT2がクリーナブレード19aの腹部192に接近した位置を通過する際に、図6(b)に示すように、腹部192に堆積したマイナスの電荷を帯びた残トナーTZは、再付着領域RT2のマイナスの電荷QHとの間の静電気力により吸引され、中間転写ベルト18の再付着領域RT2に再付着することとなる。なお、もし飛翔した残トナーTZが再付着領域RT2に付着しないでその後に続くトナー像領域RT1に付着した場合であっても、2次転写が終わっているので差し支えない。
中間転写ベルト18に再付着した残トナーTZは、中間転写ベルト18の走行によって再度クリーナブレード19aの位置にきたときに、クリーナブレード19aの端面191によって再度掻き取られることとなる。これを繰り返すことによって、クリーナブレード19aの腹部192に堆積した残トナーTZは除去され、また、クリーナブレード19aの腹部192に残トナーTZの堆積することが防止される。これによって、画像形成中に残トナーTZが飛翔しなくなり、画像形成中のトナー像領域RT1が残トナーTZで汚れることが防止される。
このように、画像汚れ防止制御を行い、クリーナブレード19aの腹部192に残トナーTZが堆積しないようにすることにより、画像形成中のトナー像領域RT1に残トナーが付着することが防止され、その結果、形成された画像が汚れるのが防止され、高画質の画像形成を行うことができる。しかも、上に述べた画像汚れ防止制御は、画像形成における通常の制御の中で余分な時間をとることなく実行することができるから、画像形成の生産性を低下させることがない。
なお、再付着領域RT2の大きさを上に述べたように20mm前後としておけば、全部のサイズのシートSに対して対応可能であるが、シートSのサイズに応じて大きさを変えてもよい。つまり、再付着領域RT2は、トナー像領域RT1の外側であれば、その大きさおよび位置を任意に設定することが可能である。
〔変形例1〕
図7は画像汚れ防止制御の変形例1による帯電の様子を説明するための図である。
上に述べた本実施形態の画像汚れ防止制御では、帯電手段として転写ローラ17fを用い、転写ローラ17fに再付着電圧E3を印加して中間転写ベルト18の再付着領域RT2を帯電させた。これに代えて、帯電手段として対向ローラ17eを用い、対向ローラ17eに再付着電圧E3を印加することによって再付着領域RT2を帯電させてもよい。つまり、変形例1では、2次転写を行うための制御はそのままとし、画像汚れ防止制御において、再付着領域RT2を帯電させるために対向ローラ17eを利用する。
すなわち、図3における2次転写バイアス発生部127の出力を、再付着電圧E3を出力するときだけ対向ローラ17eに印加するようにする。そのために、適当なリレーまたは切り換えスイッチを用いればよい。また、対向ローラ17eに再付着電圧E3を印加するための専用の再付着電圧発生部を設けてもよい。
対向ローラ17eを利用して再付着領域RT2を帯電させるので、2次転写を行うときのみでなく、他の任意の適当なタイミングで再付着領域RT2を帯電させることが可能である。そこで、変形例1では、カラー画像の形成に際して、1色目のトナー像が中間転写ベルト18に転写されたときに、そのトナー像の前方位置に帯電した再付着領域RT2を設けるように制御する。
つまり、1色目のトナー像の先端が中間転写ベルト18上に転写された後、中間転写ベルト18の走行に応じて、再付着領域RT2が図5に示すトナー像領域RT1に対する位置関係となるタイミングで、対向ローラ17eに再付着電圧E3を印加する。
具体的には、1次転写部TS1において感光体11の1色目のトナー像がトナー像領域RT1に転写された後、トナー像領域RT1が2次転写部TS2をそのまま通過し、対向ローラ17eのところに達する手前の距離L1まできたタイミングt3(図示せず)で、対向ローラ17eに再付着電圧E3を印加し、距離L2になったタイミングt4(図示せず)で、再付着電圧E3の印加を停止する。
例えば、トナー像領域RT1が対向ローラ17eのところに達する手前の20mmまできたタイミングt3で、対向ローラ17eに例えば4000Vの再付着電圧E3を印加し、トナー像領域RT1の先端に合わせて再付着電圧E3の印加を停止する。
図7においては、1色目のトナー像領域RT1の先端位置L0が対向ローラ17eに到達したときの状態が示されている。この状態において、再付着領域RT2が再付着電圧E3によって帯電されている。なお、図7においては、再付着領域RT2が帯電されている様子を複数の「+」の符号によって表しているが、実際には、対向ローラ17eに再付着電圧E3を印加することによって、対向ローラ17eに接する全ての面が帯電される。この場合に、帯電される領域は上に述べた再付着領域RT2の大きさよりも大きくなるので、形成中のトナー像領域RT1にかからないように注意する。
変形例1の画像汚れ防止制御によると、先に図5において説明したのと同様に、再付着領域RT2が再付着電圧E3によって帯電される。これによって、クリーナブレード19aの腹部192に堆積した残トナーTZが除去される。画像形成の初期の段階で残トナーTZの除去が行われるので、画像形成中の残トナーTZの飛翔がより効果的に防止される。これによって、画像形成中のトナー像領域RT1が残トナーTZで汚れることがより効果的に防止される。また、再付着領域RT2による残トナーTZの吸着が、画像形成中において繰り返して行われるので、クリーナブレード19aの腹部192の残トナーTZがより効果的に除去される。
これによって、画像形成の生産性を低下させることなく、高画質の画像形成を行うことができる。
なお、1色目のみならず、2色目、3色目、および4色目においても、変形例1で述べた再付着領域RT2への帯電を行うことによって、一層効果的に残トナーTZの除去を行うことが可能である。
〔変形例2〕
上に述べた画像汚れ防止制御の変形例1では、対向ローラ17eに再付着電圧E3を印加して中間転写ベルト18の再付着領域RT2を帯電させた。これに代えて、1次転写のためのローラ17aまたはローラ17bを帯電手段として用い、これらのいずれかまたは両方に再付着電圧E3を印加することによって再付着領域RT2を帯電させてもよい。つまり、変形例2では、画像汚れ防止制御において、再付着領域RT2を帯電させるために、対向ローラ17eではなく、ローラ17aまたはローラ17bを利用する。
すなわち、変形例2では、再付着領域RT2が図5に示すトナー像領域RT1に対する位置関係となるタイミングで、ローラ17aまたはローラ17bに再付着電圧E3を印加する。具体的には、カラー画像の形成に際して、感光体11に形成されたトナー像または中間転写ベルト18のトナー像領域RT1の先端がローラ17aまたはローラ17bの位置に達する手前の距離L1まできたタイミングt5(図示せず)で、ローラ17aまたはローラ17bに再付着電圧E3を印加し、距離L2になったタイミングt6(図示せず)で、再付着電圧E3の印加を停止する。
これによって、変形例1の場合と同様の効果が得られる。
〔変形例3〕
上に述べた画像汚れ防止制御の本実施形態、および変形例1、2では、画像形成時において、中間転写ベルト18のトナー像領域RT1以外の領域を、2次転写電圧E2よりも高い再付着電圧E3によって帯電させた。これに対して、変形例3では、クリーニングモード時において、中間転写ベルト18のトナー像領域RT1を含む広い領域を帯電させる。
これによって、中間転写ベルト18の帯電した領域がクリーナブレード19aの腹部192を通過する際に、腹部192に堆積してマイナスの電荷を帯びた残トナーTZが、帯電した領域との間の静電気力により吸引され、中間転写ベルト18に向かって飛翔し再付着する。
そして、中間転写ベルト18に再付着した残トナーTZは、中間転写ベルト18の走行によって再度クリーナブレード19aの位置にきたときに、クリーナブレード19aの端面191によって掻き取られる。このようにして、クリーナブレード19aの腹部192に堆積した残トナーTZが除去される。
中間転写ベルト18を帯電させる領域は、トナー像領域RT1を含んだ任意の領域でよいが、トナー像領域RT1を含まない領域でもよい。中間転写ベルト18を帯電させるために、上に述べたように、転写ローラ17f、対向ローラ17e、またはローラ17aまたはローラ17bに、高電圧を所定のタイミングで印加する。印加する電圧は、2次転写電圧E2と同じ電圧でよい。2次転写電圧E2と同じとすることによって、2次転写バイアス発生部127の構成およびCPU121による制御が簡単になる。しかし、2次転写電圧E2よりも高い電圧、例えば上に述べた再付着電圧E3と同じ電圧を印加してもよい。高電圧を印加して帯電により腹部192の残トナーTZを飛翔させるタイミングは、クリーナブレード19aにより残トナーTZを掻き取って中間転写ベルト18をクリーニングした直後が効果的である。
このような変形例3による画像汚れ防止制御を行うクリーニングモードは、画像形成装置1における電源のON時、メンテナンスなどにおいて内部を点検するために図示しない本体カバーを開閉した時、およびプリントジョブ(プリント処理)が終了した時に、それぞれ実行される。つまり、画像形成装置1における画像形成に向けての準備段階、または画像形成を開始する前などに、変形例3による画像汚れ防止制御を行うことが効果的である。
〔変形例4〕
上に述べた本実施形態、および変形例1、2、3では、クリーナブレード19aの腹部192に堆積した残トナーTZを静電気によって中間転写ベルト18に吸引させた。これに対して、変形例4では、クリーニングモード時において、クリーナブレード19aが中間転写ベルト18への当接と離脱とを高速で繰り返すように制御することによって、残トナーTZを腹部192から振り払う。振り払われた残トナーTZは、飛翔して中間転写ベルト18に再付着するか、または廃トナーボックス19b内に落下する。中間転写ベルト18に再付着した残トナーTZは、その後にクリーナブレード19aによって再度掻き取られる。
クリーナブレード19aが当接と離脱とを高速で繰り返すときの「高速」とは、通常のクリーニングモードまたは画像形成時に当接と離脱とを繰り返す速さよりも速いという意味である。クリーナブレード19aは、上に述べたように、ソレノイドやステッピングモータなどの種々のアクチュエータによって駆動されるが、例えばその駆動のオンオフの周期を短くすればよい。
変形例4による画像汚れ防止制御は、上に述べたクリーニングモード時において行う。つまり、画像形成装置1における電源のON時、本体カバーの開閉時、およびプリントジョブの終了時において行う。
〔その他の変形例〕
上に述べた実施形態および変形例1〜4では、それぞれの画像汚れ防止制御を単独で行うものとして説明したが、それらの画像汚れ防止制御を組み合わせてもよい。例えば、本実施形態の画像汚れ防止制御と変形例3または変形例4のいずれかまたはその両方の画像汚れ防止制御とを組み合わせてもよい。同様に、変形例1または変形例2の画像汚れ防止制御と変形例3または変形例4のいずれかまたはその両方の画像汚れ防止制御とを組み合わせてもよい。また、変形例3および変形例4を組み合わせてもよい。
次に、上に述べた変形例3および4の組み合わせについて、タイミング図を参照して説明する。
図8は画像汚れ防止制御の変形例4および3による動作のタイミングを示す図である。図8においては、クリーニングモード時において、変形例4および変形例3の制御がこの順で連続して行われる。
すなわち、図8に示すように、クリーニングモードの開始のタイミングt10になると、ベルトモータがオンし、これによって中間転写ベルト18が走行を開始する。その後に、クリーナブレード19aが中間転写ベルト18への離脱と当接とを複数回数繰り返す。これによって腹部192から残トナーTZが振り払われる。タイミングt11でクリーナブレード19aが当接状態となり、中間転写ベルト18に付着した残トナーTZがクリーナブレード19aによって掻き取られる。
タイミングt12で、転写ローラ17fを中間転写ベルト18に当接させるとともに、転写ローラ17fに2次転写電圧E2を印加する。これにより、中間転写ベルト18は2次転写電圧E2によって帯電する。タイミングt13で2次転写電圧E2の印加を停止し、転写ローラ17fを離脱させる。中間転写ベルト18の帯電によって、飛翔した残トナーTZが中間転写ベルト18に吸引され再付着する。クリーナブレード19aは中間転写ベルト18に当接しているので、中間転写ベルト18に付着した残トナーTZはクリーナブレード19aによって掻き取られる。
なお、図8における数値例を挙げると、タイミングt10からt11まで、タイミングt11からt12まで、タイミングt12からt13までのそれぞれの時間は数秒、例えば3秒程度であり、この間において中間転写ベルト18が約1回転する。中間転写ベルト18が1回転する間に、クリーナブレード19aが2〜3回の当接離脱を繰り返す。これらの数値は一例であり、種々変更することが可能である。
また、図8において、タイミングt12からt13までの間においては正の2次転写電圧E2が印加されるが、その電圧値は、例えば上に述べたように+2000〜+4000Vでよい。しかし、それ以上の電圧、例えば+4800Vとしてもよい。それ以外の間は負の電圧が印加されるように記載されているが、これは2次転写バイアス発生部127が正負の電圧を発生することが可能であり、2次転写電圧E2を印加しない場合には負の電圧を印加するようになっているからである。しかし、負の電圧を印加することなく、0ボルトとしてもよい。また、転写ローラ17fの中間転写ベルト18への当接離脱と同じタイミングで2次転写電圧E2の印加と停止が行われているが、2次転写電圧E2の印加を遅らせ、印加の停止を早くしてもよい。
中間転写ベルト18は、タイミングt12からt13までの間において2次転写電圧E2によって帯電された状態となるが、それ以外の間では帯電していない状態となる。
これら種々の画像汚れ防止制御を組み合わせることにより、クリーナブレード19aの腹部192の残トナーTZがより一層効果的に除去される。
〔フローチャートによる説明〕
次に、画像形成装置1の動作について、画像汚れ防止制御に関連する部分を中心にフローチャートによって説明する。
図9はクリーニングモード時における処理動作を示すフローチャート、図10はベルトクリーニング処理を示すフローチャート、図11はベルトクリーニング処理の他の例を示すフローチャート、図12はプリント処理を示すフローチャート、図13は2次転写処理を示すフローチャートである。
図9に示す処理は、画像形成装置1の電源がONされた時、本体カバーが開閉された時、プリントジョブが終了した時に実行される。ここでの例では、主に中間転写ベルト18および転写ローラ17fのクリーニング制御が示されている。
まず、画像形成装置1の本体カバーの開閉状態をチェックする。本体カバーが開いている場合は何もせずに終了する(#11でノー)。本体カバーが閉じられて動作可能状態であれば(#11でイエス)、4つの現像器13Y,13M,13C,13Kなどの全てのユニットが装着されているかどうかをチェックする(#12)。プリント動作に必要なユニットが装着されてない場合は(#13でノー)、終了し、他のモジュールによってエラー等の表示を行う。
全てのユニットが装着されている場合は(#13でイエス)、動作可能であるので、メインモータを起動する(#14)。メインモータの起動によって準備ができると、ベルトクリーニング処理を行い(#15)、2次転写ローラ17fのクリーニング処理を行う(#16)。
図10において、ベルトクリーニング処理では、まず、クリーナブレード19aを中間転写ベルト18に当接させるための処理を行う(#21)。例えば、図3に示すブレード駆動部129が駆動電圧を出力し、ソレノイドやステッピングモータを駆動してクリーナブレード19aを移動させる。クリーナブレード19aが実際に当接するまでの時間を待ち(#22)、直後にクリーナブレード19aを離脱させるための処理を行う(#23)。例えば、ブレード駆動部129が駆動電圧をオフしまたは逆の駆動電圧を出力する。クリーナブレード19aが実際に離脱するまでの時間を待ち(#24)、所定回数になるまでこれを繰り返す(#25)。その後、クリーナブレード19aを当接させ(#26)、所定時間の経過を待つ(#27)。これによって中間転写ベルト18に付着した残トナーTZをクリーニングする。
図11において、ベルトクリーニング処理の他の例では、まず、転写ローラ17fを中間転写ベルト18に当接させるための処理を行う(#31)。転写ローラ17fが実際に当接するまでの時間を待ち(#32)、2次転写電圧E2を印加する(#33)。所定時間が経過した後(#34)、2次転写電圧E2をオフし(#35)、転写ローラ17fを離脱させる(#36)。その後、クリーナブレード19aを当接させ(#37)、所定時間の経過を待つ(#38)。これによって中間転写ベルト18に付着した残トナーTZをクリーニングする。
なお、図10に示すベルトクリーニング処理は変形例4の画像汚れ防止制御に対応し、図11に示すベルトクリーニング処理は変形例3の画像汚れ防止制御に対応する。
図12において、プリント処理では、露光制御(#41)、現像制御(#42)、1次転写制御(#43)、2次転写制御(#44)、用紙搬送制御(#45)、およびクリーナー制御(#46)などが行われる。
露光制御では、露光ユニット14から感光体11を露光し、潜像を形成する。現像制御では、感光体11上の潜像にトナーをのせるため、現像バイアス発生部125によって現像部13に高電圧を印加するための処理を行う。1次転写制御では、感光体11上のトナー像を中間転写ベルト18に転写するための処理を行う。2次転写制御では、中間転写ベルト18から記録材に転写するための処理を行う。用紙搬送制御では、給紙部22のカセットやトレーから記録材を給紙し、2次転写された記録材を定着し、排出するように、給排紙ユニット21を制御する。クリーナー制御では、中間転写ベルト18上の残トナーTZを掻き取るための制御を行う。これらの処理が、プリントが終了と判断されるまで繰り返される(#47)。
図13において、2次転写処理では、用紙の先端が2次転写部TS2の20mm手前にくるまで待つ(#51)。ステップ#51でイエスになると、再付着電圧E3を転写ローラ17fに印加する(#52)。用紙の先端が2次転写部TS2の5mm手前にくると(#53でイエス)、転写ローラ17fに印加する電圧を通常の2次転写電圧E2に切り換える(#54)。用紙の後端が2次転写部TS2を通過すると(#55でイエス)、2次転写電圧E2をオフする(#56)。
上に述べたように、本実施形態において、クリーニング装置19で回収しきれなかった廃トナーを、印字中であればトナー像領域RT1以外の領域に、クリーニングモード時であれば任意のタイミングで中間転写ベルト18に、それぞれ積極的に飛翔させ吸着させることで再度回収する。これによって、残トナーによって画像が汚れるのが防止される。
上に述べた実施形態において、画像形成装置1の全体または各部の構造、形状、寸法、個数、材質、方式、画像汚れ防止制御などの処理の内容および順序は、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
本発明は、モノクロ/カラーの複写機、プリンタ、FAX、これら複合機などにおいて、残トナーによる画像の汚れを防止し、画質を改善するために利用される。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の内部構成を示す正面図である。 画像形成装置のクリーニング装置を拡大して示す図である。 画像形成装置における制御系統の概略の構成を示すブロック図である。 再付着電圧の印加のタイミングを説明する図である。 再付着電圧による帯電が行われる再付着領域を説明する図である。 画像汚れ防止制御による帯電の様子を説明するための図である。 画像汚れ防止制御の変形例1を説明するための図である。 画像汚れ防止制御の変形例4および3による動作を説明する図である。 クリーニングモード時における処理動作を示すフローチャートである。 ベルトクリーニング処理を示すフローチャートである。 ベルトクリーニング処理の他の例を示すフローチャートである。 プリント処理を示すフローチャートである。 2次転写処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 画像形成装置
11 感光体
17a,17b ローラ(帯電手段、1次転写ローラ)
17e 対向ローラ(帯電手段)
17f 転写ローラ(帯電手段、2次転写ローラ)
18 中間転写ベルト(中間転写体)
19a クリーナブレード
191 端面
192 腹部(1つの表面)
127 2次転写バイアス発生部
TZ 残トナー
E2 2次転写電圧(第1の電圧)
E3 再付着電圧(第2の電圧)
RT1 トナー像領域
RT2 再付着領域(トナー像領域以外の領域、トナー像領域に先行する領域)

Claims (12)

  1. 中間転写体を有した電子写真方式の画像形成装置であって、
    前記中間転写体に対して当接および離脱を行うことが可能であって当接したときに前記中間転写体の表面に付着した残トナーを掻き取るクリーナブレードと、
    前記中間転写体を高電圧に帯電させる帯電手段とを有し、
    前記中間転写体を帯電させることによって、前記クリーナブレード上に堆積した残トナーを静電気により吸引して前記中間転写体に再付着させ、前記中間転写体に再付着した残トナーを前記クリーナブレードによって再度掻き取るように構成した、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記帯電手段には、前記中間転写体上に形成されたトナー像を記録材に転写するための第1の電圧が印加され、前記第1の電圧によって前記中間転写体を帯電させる、
    請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成装置における電源のON時、本体カバーの開閉時、およびプリントジョブの終了時において、前記中間転写体を帯電させて前記残トナーを前記中間転写体に再付着させる、
    請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記帯電手段には、前記中間転写体上に形成されたトナー像を記録材に転写するための第1の電圧よりも高い第2の電圧が印加され、前記第2の電圧によって、前記中間転写体におけるトナー像領域以外の領域を帯電させる、
    請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記画像形成装置における画像形成時において、前記第2の電圧によって前記中間転写体における前記トナー像領域に先行する領域を帯電させ、帯電させた領域に前記残トナーを再付着させる、
    請求項4記載の画像形成装置。
  6. 前記帯電手段には、前記中間転写体上に形成されたトナー像を記録材に転写するための第1の電圧および前記第1の電圧よりも高い第2の電圧が選択的に印加可能であり、
    前記画像形成装置のクリーニングモード時には前記第1の電圧によって前記中間転写体におけるトナー像領域を含む領域を帯電させ、前記画像形成装置の画像形成時には前記第2の電圧によって前記中間転写体におけるトナー像領域以外の領域を帯電させる、
    請求項1記載の画像形成装置。
  7. 帯電手段は、前記中間転写体上に形成されたトナー像を記録材に転写するための2次転写ローラを含み、前記2次転写ローラに前記第1の電圧または前記第2の電圧が印加される、
    請求項1ないし6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 帯電手段は、感光体上に形成されたトナー像を前記中間転写体に転写するための1次転写ローラを含み、前記1次転写ローラに前記第1の電圧または前記第2の電圧が印加される、
    請求項1ないし6のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 前記中間転写体は、複数のローラによって走行可能に支持された中間転写ベルトであり、
    前記帯電手段は、前記ローラのうちの前記クリーナブレードが前記中間転写体を介して対向するローラである対向ローラを含み、前記対向ローラに前記第1の電圧または前記第2の電圧が印加される、
    請求項1ないし6のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 前記クリーナブレードは、板状であり、その1つの端面が前記中間転写体の表面に対して角度を有して当接可能であり且つその1つの表面が前記中間転写体の表面と対向するようになっており、前記1つの表面に堆積した残トナーが静電気により吸引されて前記中間転写体に再付着させられる、
    請求項1ないし9のいずれかに記載の画像形成装置。
  11. 中間転写体を有した電子写真方式の画像形成装置であって、
    前記中間転写体に対して当接および離脱を行うことが可能であって当接したときに前記中間転写体の表面に付着した残トナーを掻き取るクリーナブレードを有し、
    前記クリーナブレードは、板状であり、その1つの端面が前記中間転写体の表面に対して角度を有して当接可能であり且つその1つの表面が前記中間転写体の表面と対向するようになっており、
    前記クリーナブレードが前記中間転写体への当接と離脱とを繰り返すことによって、前記クリーナブレード上に堆積した残トナーを振り払って前記中間転写体に再付着させ、前記中間転写体に再付着した残トナーを前記クリーナブレードによって再度掻き取るように構成された、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  12. 前記画像形成装置における電源のON時、本体カバーの開閉時、およびプリントジョブの終了時において、前記クリーナブレードが前記中間転写体への当接と離脱とを繰り返すように構成された、
    請求項11記載の画像形成装置。
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