JP2002055543A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002055543A
JP2002055543A JP2000242070A JP2000242070A JP2002055543A JP 2002055543 A JP2002055543 A JP 2002055543A JP 2000242070 A JP2000242070 A JP 2000242070A JP 2000242070 A JP2000242070 A JP 2000242070A JP 2002055543 A JP2002055543 A JP 2002055543A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】クリーナ離当接時に生じる転写ローラのトナー
汚れを防止する。 【解決手段】トナー像担持体の周囲に配設される転写部
およびクリーニング手段と、転写部においてトナー像担
持体に離当接可能に配設される転写ローラと、クリーニ
ング手段においてトナー像担持体に離当接可能に配設さ
れるクリーナとを備え、トナー像担持体の非画像領域H
の先端から後端に向けて、転写ローラの離間位置X3、
クリーナの当接位置X1、クリーナの離間位置X4、転
写ローラの当接位置X2の順に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真法等を用
いる複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置
において、とくに、トナー像担持体上に複数色のトナー
像を重ねて転写する方式の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置として、図2に示す
ように、回転駆動される感光体等の像担持体3と、この
像担持体3上に複数色の静電潜像を順次形成する潜像形
成手段と、前記静電潜像を複数色のトナー像に現像する
現像手段と、前記像担持体に当接して回転する中間転写
ベルト等からなる中間転写体7と、前記像担持体3上の
複数色のトナー像を前記中間転写体7上に重ね合わせて
転写してカラー画像を形成する第1の転写手段T1と、
前記中間転写体7上のカラー画像を転写材上に転写する
第2の転写手段T2と、前記中間転写体7に残留するト
ナーを除去するクリーニング手段14とを備える方式が
知られている。
【0003】上記画像形成装置においては、第2の転写
手段T2における二次転写ローラ13およびクリーニン
グ手段14のクリーナ14bは、各色トナー像の重ね合
わせを行っているいる間は、トナー像を乱さないように
中間転写体7から離間させており、転写タイミングに合
わせて当接を行うようにしている。しかしながら、クリ
ーナ14bの離間時に、クリーナに付着しているトナー
が中間転写体7上に移って筋状のトナー汚れが生じ、こ
のトナーが二次転写ローラ13に付着し、転写材への転
写時に転写材の裏面に筋状のトナー汚れが発生してしま
うという問題を有している。
【0004】この問題を解決するために、特開平9−1
71281号公報においては、1枚目のトナー像の転写
以前に、中間転写体の画像先端相当部がクリーナを最後
に通過するよりも前に、クリーナに付着しているトナー
を落とすためのトナー除去離接動作を行わせるようにし
ているが、最初の数回はクリーナの離間による汚れを防
止することはできるが、数枚以上の連続転写になると、
クリーナの離間による汚れが発生してしまうという欠点
を有している。
【0005】また、特許第2557710号において
は、二次転写ローラの汚れに対して、トナー像の帯電極
性と同極性の第1の電界と逆極性の第2の電界を形成
し、それぞれ二次転写ローラが1回転以上してから転写
材が案内されるようにしているが、転写材が案内されて
くる前後にそれぞれ二次転写ローラが2回転以上早くま
たは遅く離当接を行うように構成した場合、その分だけ
紙間を長くする必要があり、単位時間あたりの転写枚数
が低下してしまう。また、中間転写体1回転で1頁を転
写する場合、中間転写体を長くする必要があり、コスト
アップを招くだけではなく装置が大型化してしまう。
【0006】そこで、特開平10−232532号公報
においては、クリーナが中間転写体から離間した時に中
間転写体に残ったトナー筋が、中間転写体上に転写され
る各トナー像の間にくるようにクリーナの中間転写体に
対する離間タイミングを制御するようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図9および図10は、
本発明の課題を説明するための図であり、これを図2を
も参照しつつ説明する。図10は、中間転写体7上にベ
ルト1周分よりやや短いトナー像が形成されている場合
を示し、図9は、中間転写体N周目とN+1周目におけ
る非画像領域Hにおけるクリーナ14bと二次転写ロー
ラ13の離当接位置を示し、非画像領域Hの先端から後
端に向けて、クリーナ14bの当接(X1位置)、二次
転写ローラ13の離間(X3位置)、二次転写ローラ1
3の当接(X2位置)、クリーナ14bの離間(X4位
置)の順に設定した場合を考える。
【0008】前ページ3色面後端が通過した位置X1で
クリーナ14bを中間転写体7に当接したとき、中間転
写体7上には筋状のクリーナ当接筋(図10)が付着す
る。また、二次転写ローラ13が中間転写体7に位置X
2で当接し転写材が案内されてくる。この状態にて中間
転写体7が回転し前ページ4色面の転写材への転写が開
始する。その後、前ページ4色面後端が通過した位置X
3で二次転写ローラ13は離間するが、その前に前記ク
リーナ当接筋を踏むことになり、このとき二次転写ロー
ラ13に筋状汚れが付着することになる。筋状汚れが付
着したまま二次転写ローラ13は離間し、この状態にて
次ページの転写に入り、再び二次転写ローラが当接し転
写材が案内されてくると、この筋状汚れが転写材の裏面
に付着してしまう。
【0009】前ページ4色面後端が通過した位置X4で
クリーナ14bが離間したとき、中間転写体7上にはク
リーナ離間筋(図10)が付着する。このとき、クリー
ナ14bとすくいシート14c間のクリーナ開口部14
dにもトナーが介在し、これが中間転写体7上にトナー
汚れDとなって現れる。二次転写が終了し、二次転写ロ
ーラ13が離間、その後クリーナ14bが離間動作に入
る。このとき、中間転写体7上には前述のクリーナ離間
筋およびクリーナ開口部汚れDが存在し、このまま次ペ
ージの転写動作に入る。次に二次転写を行うため二次転
写ローラ13をX2位置で当接させるとき、中間転写体
7上には前述の汚れDが存在し、これが二次転写ローラ
13に付着してしまい、この汚れが転写材の裏面に付着
してしまう。
【0010】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
であって、トナー像担持体へのクリーナ離当接時に生じ
る転写ローラのトナー汚れを防止することができる画像
形成装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】そのために本発明の請求
項1記載の画像形成装置は、トナー像担持体の周囲に配
設される転写部およびクリーニング手段と、転写部にお
いてトナー像担持体に離当接可能に配設される転写ロー
ラと、クリーニング手段においてトナー像担持体に離当
接可能に配設されるクリーナとを備え、トナー像担持体
の非画像領域の先端から後端に向けて、少なくともクリ
ーナの離間位置、転写ローラの当接位置の順に設定する
ことを特徴とし、また、請求項2記載の発明は、トナー
像担持体の周囲に配設される転写部およびクリーニング
手段と、転写部においてトナー像担持体に離当接可能に
配設される転写ローラと、クリーニング手段においてト
ナー像担持体に離当接可能に配設されるクリーナとを備
え、トナー像担持体の非画像領域の先端から後端に向け
て、転写ローラの離間位置、クリーナの当接位置、クリ
ーナの離間位置、転写ローラの当接位置の順に設定する
ことを特徴とし、請求項3記載の発明は、請求項1また
は2において、前記転写ローラの当接位置を、クリーナ
開口部汚れ領域の通過後に設定することを特徴とし、請
求項4記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかにお
いて、前記転写ローラが当接してから転写バイアスをオ
ンし、転写バイアスがオフしてから転写ローラを離間さ
せることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。図1は、本発明が適用される画
像形成装置の例を示す全体構成図である。この画像形成
装置は、4色のトナーによりフルカラー画像を形成する
ことができるカラー電子写真プリンタであるが、本発明
はこれに限定されるものではなく、複写機、ファクシミ
リ等の画像形成装置の全てに適用可能である。
【0013】画像形成装置1はハウジング本体2を備
え、ハウジング本体2内に感光体3が配設され、図示し
ない駆動手段によって図示矢印方向に回転駆動される。
この感光体3の周囲には、その回転方向に沿って、帯電
手段としての帯電ローラ4、感光体3上に静電潜像を形
成するための露光ユニット5、静電潜像を現像するため
の現像器ユニット6、感光体3上に形成されたトナー像
を中間転写体(トナー像担持体)7上に転写するための
中間転写装置9、感光体3上に残留するトナーを除去す
るためのクリーニング装置10が配置されている。
【0014】現像器ユニット6は、イエロー用現像器6
Y、シアン用現像器6C、マゼンタ用現像器6Mおよび
ブラック用現像器6Kからなり、各現像器は、現像ハウ
ジング6a内に配設された現像ローラ6bを備えてい
る。そして、これらの現像器6Y、6C、6M、6Kは
それぞれ感光体3に対して揺動可能に配設され、感光体
3の1回転毎に選択的に一つの現像器の現像ローラ6b
のみが感光体3に当接可能にされている。
【0015】中間転写装置9は、PETフィルムの表面
にアルミ蒸着層を設けさらにその表層に半導電塗料を形
成、積層したベルトからなる中間転写体7、中間転写体
7を一様帯電させるための一次転写電極ローラ8、中間
転写体7を回動させるための駆動ローラ11、感光体3
上のトナー像を中間転写体7に転写するための一次転写
ローラ(一次転写部)12、中間転写体上のトナー像を
転写材に転写するための二次転写ローラ(二次転写部)
13、中間転写体上の残留トナーを除去するためのクリ
ーニング手段14等から構成されている。二次転写ロー
ラ13およびクリーニング手段14は、中間転写体7か
ら離接可能にされている。
【0016】ケース本体2内には転写材の束が収納され
る給紙カセット15が配設され、ケース本体2の側面に
は薄紙、OHPシート、封筒等の特殊転写材を供給する
ための給紙トレイ16が設けられ、また、ケース本体2
の上部には画像が転写された転写材を収容する排紙トレ
イ17が設けられ、給紙カセット15および給紙トレイ
16と排紙トレイ17との間に転写材搬送路19が形成
されている。転写材搬送路19には、給紙カセット15
からの転写材搬送路19aと給紙トレイ16からの転写
材搬送路19bが連結されている。転写材搬送路19の
二次転写部13の下流側には定着装置20が配設されて
いる。なお、21は両面印刷のための転写材搬送路であ
る。
【0017】給紙カセット15および給紙トレイ16の
転写材排出部には、転写材の束に圧接するようにピック
アップローラ22が設けられ、ピックアップローラ22
に近接してその下流側に捌き機構23が配設されてい
る。また、捌き機構の下流側には一対のスキュー補正ロ
ーラ24が設けられ、スキュー補正ローラ24の下流側
に一対のレジストローラ25が配設されている。なお、
26は、給紙カセット15からの転写材を搬送する搬送
ローラである。
【0018】上記構成からなる画像形成装置の作用につ
いて説明する。図示しないコンピュータからの画像形成
信号が入力されると、感光体3が回転駆動され、先ず、
感光体3の表面が帯電ローラ4によって一様に帯電さ
れ、一様に帯電された感光体3の表面に、露光ユニット
5によって第1色目(例えばイエロー)の画像情報に応
じた選択的な露光Lがなされ、イエローの静電潜像が形
成される。
【0019】感光体3には、イエロー用現像器6Yの現
像ローラ6bのみが接触し、これによってイエローの静
電潜像のトナー像が感光体3上に形成される。中間転写
体7の側端部には一次転写電極ローラ8により上記トナ
ー像の帯電極性と逆極性の一次転写電圧が印加され、感
光体3上に形成されたトナー像が、一次転写部12にお
いて中間転写体7上に転写される。このとき、二次転写
ローラ13およびクリーニング手段14は、中間転写体
7から離間、退避されている。感光体3上の残留トナー
はその都度クリーニング装置10によって除去された
後、感光体3の表面は除電手段(図示せず)により除電
される。
【0020】上記の動作が画像形成信号の第2色目、第
3色目、第4色目に対応して、感光体3と中間転写体7
の1回転による潜像形成、現像、転写が繰り返され、前
記画像形成信号の内容に応じた4色のトナー像が中間転
写体7上において重ね会わされて転写される。そして、
このフルカラー画像が二次転写部13に達するタイミン
グで、レジストローラ25が駆動し転写材が転写材搬送
路19を経て二次転写部13に供給され、このとき、二
次転写ローラ13およびクリーニング手段14が中間転
写体7に当接されるとともに二次転写ローラに二次転写
電圧が印加され、中間転写体7上のフルカラートナー像
が転写材上に転写される。中間転写体7上の残留トナー
はクリーニング手段14により除去される。転写材上に
転写された転写像は定着装置20により定着され排紙ト
レイ17に排紙される。
【0021】図2は、図1の中間転写装置9の拡大図で
あり、30はテンションローラ、31は二次転写バック
アップローラ、32はクリーナバックアップローラ、3
3は一次転写サポートローラである。
【0022】ベルト状の中間転写体7は、厚み0.1m
mのPETフィルムの表面にアルミ蒸着層を設け、さら
にその表層に半導電塗料を0.02の厚みで塗布されて
いる。また、ベルトの片端には半導電塗料が塗布されて
いない領域を設け、アルミ蒸着層の表面にカーボン電極
層を幅6.3mmで設けている。このカーボン電極層の
表面には、駆動ローラ11と対向する位置に一次転写電
極ローラ8を配設し、中間転写体7の回動に伴って連れ
回りする構成となっている。一次転写電極ローラ8に
は、図示しない高圧電源からのバイアスが印加されてお
り、このバイアスは一次転写電極ローラ6、中間転写体
7のカーボン電極層を介してアルミ蒸着層に印加され、
中間転写体7は均一に帯電される構成になっている。
【0023】一次転写部T1に達した感光体3上のトナ
ー像は、感光体3と中間転写体7がニップし且つアルミ
蒸着層に印加された一次転写バイアスにより中間転写体
7上に一次転写される。これを感光体3上に順次形成さ
れるトナー像に対し行われ、中間転写体7上に色合わせ
される。このとき、二次転写ローラ13およびクリーニ
ング手段14は、中間転写体7上のトナー像を乱さない
ように離間状態にされている。中間転写体7上に最終色
(例えば4色目)のトナー像の一次転写が開始され、重
ね合わされた画像は中間転写体7の回転に伴い二次転写
部T2へと到達し、このタイミングに合わせて二次転写
部T2に転写材が案内されるとともに、二次転写ローラ
13は中間転写体7に当接される。二次転写ローラ13
には図示しない高圧電源によりその軸部に高圧のバイア
スが印加され、その電界の作用により中間転写体7上の
トナー像は転写材に一括転写される。
【0024】二次転写ローラ13は、離当接フレーム1
3aにより支持され、離当接フレーム13aは中間転写
体ユニットのフレームに対し、支点軸を中心に回動自在
に支持されている。二次転写離当接フレーム13aには
前後にカムフォロアが設けられ、このカムフォロアを二
次転写離当接カム13bが案内することで、離当接フレ
ーム13aの回動を規制するようにしている。離当接カ
ム13bの軸には図示しないモータにクラッチを介して
連結されており、このクラッチをオンオフすることによ
り、二次転写離当接カム13bの回転を規制し二次転写
ローラ13の離当接動作を行うようにしている。
【0025】中間転写体7上に二次転写されずに残留し
たトナーは、クリーニング手段14へと達し、これにタ
イミングを合わせてクリーナ14bの当接が行われる。
クリーナ14b先端が中間転写体7に接触すると、その
瞬間は圧力が弱いため、クリーナ14b先端に付着して
いるトナーが中間転写体7上に逆戻りし中間転写体7上
には筋状の汚れが付着する。その後、クリーナ14bに
所定の圧力がかかりクリーニング可能な状態となる。
【0026】クリーニング手段14は、クリーナケース
14aと、クリーナ(クリーニングブレード)14b
と、すくいシート14cと、クリーナ14bを中間転写
体7に離当接させるためのクリーナ離当接カム14eを
備え、離当接カム14eの軸には図示しないモータにク
ラッチを介して連結されており、このクラッチをオンオ
フすることにより、クリーナ離当接カム14eの回転を
規制しクリーナ14bの離当接動作を行うようにしてい
る。
【0027】図3は、本発明の1実施形態を示し、クリ
ーナおよび二次転写ローラの離当接位置を示す図であ
り、中間転写体7上にベルト1周分よりやや短いトナー
像を転写する場合で、中間転写体N周目とN+1周目に
おける非画像領域Hにおけるクリーナ14bおよび二次
転写ローラ13の離当接の位置を示している。
【0028】本実施形態においては、中間転写体7の非
画像領域Hの先端から後端に向けて、二次転写ローラ1
3の離間(X3位置)、クリーナ14bの当接(X1位
置)、クリーナ14bの離間(X4位置)、二次転写ロ
ーラ13の当接(X2位置)の順に設定している。
【0029】前ページ3色面後端が通過した位置X1で
クリーナ14bを中間転写体7に当接したとき、中間転
写体7上には筋状の汚れが付着する。また、二次転写ロ
ーラ13が中間転写体7に位置X2で当接し転写材が案
内されてくる。この状態にて中間転写体7が回転し前ペ
ージ4色面の転写材への転写が開始する。その後、前ペ
ージ4色面後端が通過した位置X3、前記クリーナ当接
筋(位置X1)が二次転写部T2に達する前で二次転写
ローラ13は離間する。従って、この筋状汚れにより二
次転写ローラ13が汚染されることはない。
【0030】前ページ4色面後端が通過した位置X4で
クリーナ14bが離間される。クリーナ14bが中間転
写体7から離れる瞬間、ブレードには圧力が殆どないた
め、中間転写体7上には筋状汚れが付着する。ブレード
により掻きとられたトナーは下方へ落下し、すくいシー
ト14cによりクリーナケース14a内部へと案内され
る。落下したトナーの一部は、クリーナ14bとすくい
シート14c間のクリーナ開口部14dにて再び中間転
写体7上に付着し、これが中間転写体7上にトナー汚れ
Dとなって現れる。
【0031】連続印字中は、この状態のまま次の印字動
作に入る。中間転写体7上に重ね合わされたトナー像の
先端が二次転写部T2に達すると、二次転写ローラ13
は当接される。この当接タイミングは、前述のクリーナ
離間筋汚れおよびクリーナ開口部の汚れ領域Dが、二次
転写部T2を越えてから当接させるようにする。従っ
て、この汚れにより二次転写ローラ13が汚染されるこ
とはない。
【0032】再び、残留トナーの先端部に合わせて、ク
リーナ14bの当接が行われる。このとき、先のクリー
ナの離間筋汚れおよびクリーナ開口部の汚れ領域Dがク
リーニング部に到達する前に、クリーナ14bは中間転
写体7に当接するため、クリーナの離間筋汚れおよびク
リーナ開口部の汚れ領域をクリーニングすることができ
る。連続印字中は、これら一連の動作を繰り返し、二次
転写ローラ13が汚染されることなく印字動作を行うこ
とができる。
【0033】図4は、図3のタイミングチャートを示す
図である。ここで、基準信号とは、中間転写体7に設け
た開口部7a(図10)を透過型センサにて検知するこ
とにより発生する信号であり、中間転写体7の1回転に
つき1回の信号が出力され、以下のタイミングはこの信
号に基づいて作成される。1次転写タイミングは、一次
転写部T1に感光体3上のトナー像がくるタイミングで
あり、本例では4色を2ページ分転写している。ゲート
ローラは、ゲートローラにより転写材がくるタイミング
であり、4色の重ね合わされた画像が二次転写部T2に
到達するタイミングに合わせて二次転写部T2に転写材
が案内される。二次転写ローラ離当接クラッチは、二次
転写ローラ離当接クラッチがオンオフするタイミングで
あり、このタイミングから少し遅れて二次転写ローラ1
3が中間転写体7に離当接される。二次転写タイミング
は、二次転写部T2に中間転写体7上の重ね合わされた
画像がくるタイミングである。クリーナ離当接クラッチ
は、クリーナ離当接クラッチがオンオフするタイミング
であり、クリーナ離当接は、クリーナ離当接クラッチが
オンオフした後、クリーナが中間転写体7に接触または
非接触するタイミングである。
【0034】図5および図6は、本発明の他の実施形態
を示し、図5はクリーナ、二次転写ローラの離当接およ
び二次転写バイアスのオンオフを説明するための図、図
6は図5のタイミングチャートを示す図である。本実施
形態においては、中間転写体7の非画像領域Hの先端か
ら後端に向けて、二次転写バイアスオフ(Y2位置)、
二次転写ローラ13の離間(X3位置)、クリーナ14
bの当接(X1位置)、クリーナ14bの離間(X4位
置)、二次転写ローラ13の当接(X2位置)、二次転
写バイアスのオン(Y1位置)の順に設定している。
【0035】二次転写ローラ13が離間している状態で
二次転写バイアスを印加すると電流が流れず、特に定電
流制御の場合、電圧はトランス性能の最大値が印加され
ることになる。この状態で二次転写ローラ13が当接す
ると、二次転写ローラ13とい中間転写体7のギャップ
が小さな所でリークが発生するだけではなく、当接した
瞬間に一気に電流が流れ、ノイズ発生の原因となる。ま
た、筋汚れ領域Dで二次転写バイアスを印加させると、
筋汚れが広がってしまうという問題を有している。さら
に、二次転写バイアスが印加された状態で二次転写ロー
ラ13が離間すると、二次転写ローラ13と中間転写体
7のギャップが小さな所でリークが生じてしまう。ま
た、筋汚れ領域Dで二次転写バイアスをオフすると、筋
汚れが広がってしまうという問題を有している。これら
の現象を回避するため、二次転写ローラ13が当接して
から二次転写バイアスをオンし、二次転写バイアスがオ
フしてから二次転写ローラ13を離間させるようにして
いる。
【0036】図7および図8は、本発明の変形例を示
し、図7はクリーナおよび二次転写ローラの離当接位置
を示す図、図8は図7のタイミングチャートを示す図で
ある。
【0037】ジョブの最後(1ページのみの印字を含
む)のクリーナ14bの当接位置X1および二次転写ロ
ーラ13の離間位置X3は図3の関係を満足しなてもよ
く、すなわち、ジョブの最後は中間転写体7の非画像領
域Hの先端から後端に向けて、クリーナ14bの離間
(X4位置)、二次転写ローラ13の当接(X2位置)
の順に設定すればよい。そして、ジョブの最後に二次転
写ローラ13をクリーニングするためのクリーニングシ
ーケンスを行うことにより、クリーナ14bの離当接位
置を図3以外の関係にしても二次転写ローラ13の汚れ
による転写材の裏汚れを回避することが可能となる。
【0038】例えば、ジョブ最後のクリーナの離当接を
図7に示すようにした場合、二次転写残留トナーをクリ
ーニングするため、クリーナ14bが当接される。この
とき中間転写体7にはクリーナ当接筋汚れが付着する。
次に二次転写ローラ13が当接される。このとき、中間
転写体7上には前回のクリーナ離間筋汚れが付着してい
るため、二次転写ローラ13当接位置は前回のクリーナ
離間位置より下流になければ、筋汚れを踏むことにな
り、転写材の裏汚れが発生する。
【0039】次に、二次転写およびクリーニングが終了
し、二次転写ローラ13が離間する。二次転写ローラ1
3の離間位置X3は二次転写終了後はどこでも良く、例
えば図9の下図の様に設定したとする。このとき、二次
転写ローラ13は前述のクリーナ当接筋汚れを踏むこと
になる。しかし、ジョブが終了のため転写材がくること
はない。そして、二次転写ローラ13に付着した汚れは
ジョブの最後に二次転写ローラクリーニングを行うこと
により除去する。
【0040】図8に示すように、最後に二次転写ローラ
13が離間した後、次にクリーナ14bが離間するが、
二次転写ローラクリーニングシーケンスに入るとクリー
ナ14bは離間せず、中間転写体7に1回転以上当接し
続ける。この状態で、二次転写ローラ13を再び当接さ
せる。このとき、二次転写ローラ13には、二次転写に
必要な極性とは逆の極性のバイアスを印加し、二次転写
ローラ13に付着したトナーを中間転写体7上に逆戻り
させ、逆戻りしたトナーはクリーナ14bによりクリー
ニングされる。
【0041】二次転写ローラクリーニングが終了すると
クリーナ14bは離間され動作が終了する。クリーナ1
4bの離間時は離間筋汚れが発生する。この筋汚れは次
のジョブにて二次転写ローラ13が踏む可能性があるた
め、二次転写ローラ当接位置X2より上流X4位置にて
クリーナ14bの離間を行わなければならない。
【0042】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明はこれに限定されるものではなく種々の変
更が可能である。例えば、上記実施形態においては、ト
ナー像担持体として中間転写ベルトに適用した例につい
て説明しているが、感材ベルト上にトナー像を重ねる方
式にも適用可能である。
【0043】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1記載の発明によれば、クリーナ離間筋汚れが通り過ぎ
てから転写ローラを当接させるため転写ローラの汚染を
防止することができ、また、請求項2、3記載の発明に
よれば、クリーナ当接時の筋汚れの前に転写ローラを離
間させるため、転写ローラの汚染を防止することができ
るとともに、クリーナ離間筋汚れが通り過ぎてから転写
ローラを当接させるため、転写ローラの汚染を防止する
ことができ、さらに、請求項4記載の発明によれば、転
写ローラが当接してから転写バイアスをオンし、転写バ
イアスがオフしてから転写ローラを離間させるので、筋
汚れの広がりを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される画像形成装置の例を示す全
体構成図である。
【図2】図1の中間転写装置9の拡大図である。
【図3】本発明の1実施形態を示し、クリーナおよび二
次転写ローラの離当接位置を示す図である。
【図4】図3のタイミングチャートを示す図である。
【図5】本発明の他の実施形態を示し、クリーナ、二次
転写ローラの離当接および二次転写バイアスのオンオフ
を説明するための図である。
【図6】図5のタイミングチャートを示す図である。
【図7】本発明の変形例を示し、クリーナおよび二次転
写ローラの離当接位置を示す図である。
【図8】図7のタイミングチャートを示す図である。
【図9】本発明の課題を説明するための図である。
【図10】本発明の課題を説明するための図である。
【符号の説明】
7…トナー像担持体(中間転写体) 13…転写ローラ 14…クリーニング手段 14b…クリーナ T2…転写部 H…非画像領域

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トナー像担持体の周囲に配設される転写部
    およびクリーニング手段と、転写部においてトナー像担
    持体に離当接可能に配設される転写ローラと、クリーニ
    ング手段においてトナー像担持体に離当接可能に配設さ
    れるクリーナとを備え、トナー像担持体の非画像領域の
    先端から後端に向けて、少なくともクリーナの離間位
    置、転写ローラの当接位置の順に設定することを特徴と
    する画像形成装置。
  2. 【請求項2】トナー像担持体の周囲に配設される転写部
    およびクリーニング手段と、転写部においてトナー像担
    持体に離当接可能に配設される転写ローラと、クリーニ
    ング手段においてトナー像担持体に離当接可能に配設さ
    れるクリーナとを備え、トナー像担持体の非画像領域の
    先端から後端に向けて、転写ローラの離間位置、クリー
    ナの当接位置、クリーナの離間位置、転写ローラの当接
    位置の順に設定することを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】前記転写ローラの当接位置を、クリーナ開
    口部汚れ領域の通過後に設定することを特徴とする請求
    項1または2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】前記転写ローラが当接してから転写バイア
    スをオンし、転写バイアスがオフしてから転写ローラを
    離間させることを特徴とする請求項1ないし3のいずれ
    かに記載の画像形成装置。
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