JP2000231283A - 中間転写装置及びカラー画像形成装置 - Google Patents

中間転写装置及びカラー画像形成装置

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JP2000231283A
JP2000231283A JP11032757A JP3275799A JP2000231283A JP 2000231283 A JP2000231283 A JP 2000231283A JP 11032757 A JP11032757 A JP 11032757A JP 3275799 A JP3275799 A JP 3275799A JP 2000231283 A JP2000231283 A JP 2000231283A
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belt
intermediate transfer
roller
distance
transfer belt
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JP11032757A
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English (en)
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Katsuya Kawagoe
克哉 川越
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 位置検知センサに近接したローラ端部の変形
を防止してマークの読み取り時間のズレを防止すると共
に、マークを確実に読み取ることができる中間転写装置
を提供する。 【解決手段】 複数のローラ間に張架された中間転写ベ
ルト221上に検知用マーク3を有し、検知用マーク3
を位置読み取りセンサ2にて読み取り、中間転写ベルト
221上に形成される多色画像の位置合わせを行う中間
転写装置に関する。位置読み取りセンサ2に近接した2
次転写対向ローラ126の端部から中間転写ベルト22
1の寄り止め1までの距離Dは、他のローラ端部からベ
ルト寄り止め1までの距離より大きいことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のローラ間に
張架された中間転写ベルトを有する中間転写装置及びそ
の中間転写装置を備えたカラー画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、フルカラー画像の複写やプリント
が可能な電子写真方式のカラー画像形成装置が実用化さ
れている。このカラー画像形成装置における画像の転写
材への転写方式として、中間転写方式が知られている。
【0003】この中間転写方式では、中間転写ベルト上
の基準マークを基準として、感光体上に色毎に形成され
るイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブ
ラック(BK)の各画像を、一次転写領域で中間転写体
上に順次重ね合わせて転写し、この中間転写体上のフル
カラーのトナー像を二次転写領域で転写材に一括転写す
る。この中間転写方式によれば、厚紙等にも転写できる
というペーパーフリー性を有する点、全面コピーが可能
である点等の利点がある。
【0004】このような中間転写方式で用いる中間転写
装置では、複数のローラにより、中間転写ベルトを張架
した構成を有するので、ローラの公差のばらつき、ねじ
れにより、中間転写ベルトがローラ軸方向に寄って来る
という問題があった。
【0005】この対策として、図6に示すように、中間
転写ベルト221の裏面端部に寄り止め11を取付け、
この寄り止め11にローラ端部を突き当てることによ
り、中間転写ベルト221の寄りを防止していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、位置検
知センサに近接したローラ端部に寄り止めが突き当たっ
て、このローラ端部に大きな力が加わった場合には、ロ
ーラ端部が多少変形するため、マークを読み取る時間が
ずれたり、マークを読み取ることが出来なくなってしま
うという問題があった。
【0007】また、図6に示すように、中間転写ベルト
221の端部に寄り止め11を貼り付けると、寄り止め
11に継ぎ目が出来、製造誤差等により進行方向に向か
って上流側の寄り止めの内端部からベルト端部までの距
離l2が下流側の寄り止めの内端部からベルト端部まで
の距離l1より長い場合には、この長い部分でローラに
突き当たるため、寄り止め11の剥がれや、乗り上げが
生じやすくなるという問題があった。
【0008】そこで、本発明は、位置検知センサに近接
したローラ端部の変形を防止してマークの読み取り時間
のズレを防止すると共に、マークを確実に読み取ること
ができる中間転写装置及びその中間転写装置を備えたカ
ラー画像形成装置を提供することをその目的とする。
【0009】また、本発明の他の目的は、寄り止めの剥
がれや、乗り上げを防止してマークの読み取り時間のズ
レを防止すると共に、マークを確実に読み取ることがで
きる中間転写装置及びその中間転写装置を備えたカラー
画像形成装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明は、複数のローラ間に張架された中間
転写ベルト上に検知用マークを有し、該検知用マークを
位置読み取りセンサにて読み取り、中間転写ベルト上に
形成される多色画像の位置合わせを行う中間転写装置に
おいて、前記位置読み取りセンサに近接したローラの端
部から中間転写ベルトの寄り止めまでの距離は、他のロ
ーラ端部からベルト寄り止めまでの距離より大きいこと
を特徴とする中間転写装置である。
【0011】この構成では、位置読み取りセンサに近接
したローラの端部から中間転写ベルトの寄り止めまでの
距離は、他のローラ端部からベルト寄り止めまでの距離
より大きいので、位置読み取りセンサに近接したローラ
の端部に寄り止めが接触することがない中間転写装置を
提供することができる。
【0012】また、請求項2の発明は、複数のローラ間
に張架された中間転写ベルトを有する中間転写装置にお
いて、前記中間転写ベルトの両端にベルト寄り止めを貼
着するとともに、該ベルト寄り止めの継ぎ目部における
ベルト進行方向上流側のベルト端部から前記ベルト寄り
止め内側端部までの距離は、ベルト進行方向下流側のベ
ルト端部から寄り止め内側端部までの距離より小さいこ
とを特徴とする中間転写装置である。
【0013】この構成では、ベルト寄り止めの継ぎ目部
におけるベルト進行方向上流側のベルト端部から前記ベ
ルト寄り止め内側端部までの距離は、ベルト進行方向下
流側のベルト端部から寄り止め内側端部までの距離より
小さいので、ベルト寄り止めの継ぎ目部におけるベルト
進行方向上流側のベルト端部に寄り止めが接触すること
がなく寄り止めの剥がれに対する余裕度を向上すること
ができる中間転写装置を提供することができる。
【0014】また、請求項3の発明は、原稿の画像を読
み取り現像して中間転写体にトナー像を1次転写する際
に、複数のローラ間に張架された中間転写ベルト上に検
知用マークを有し、該検知用マークを位置読み取りセン
サにて読み取り、中間転写ベルト上に形成される多色画
像の位置合わせを行う中間転写装置を備えるカラー画像
形成装置において、前記中間転写装置は、位置読み取り
センサに近接したローラの端部から中間転写ベルトの寄
り止めまでの距離が、他のローラ端部からベルト寄り止
めまでの距離より大きいことを特徴とするカラー画像形
成装置である。
【0015】この構成では、位置読み取りセンサに近接
したローラの端部から中間転写ベルトの寄り止めまでの
距離は、他のローラ端部からベルト寄り止めまでの距離
より大きいので、位置読み取りセンサに近接したローラ
の端部に寄り止めが接触することがない中間転写装置を
備えたカラー画像形成装置を提供することができる。
【0016】また、請求項4の発明は、原稿の画像を読
み取り現像して中間転写体にトナー像を1次転写する際
に、複数のローラ間に張架された中間転写ベルトを有す
る中間転写装置を備えるカラー画像形成装置において、
前記中間転写装置は、前記中間転写ベルトの両端にベル
ト寄り止めを貼着するとともに、該ベルト寄り止めの継
ぎ目部におけるベルト進行方向上流側のベルト端部から
前記ベルト寄り止め内側端部までの距離が、ベルト進行
方向下流側のベルト端部から寄り止め内側端部までの距
離より小さいことを特徴とするカラー画像形成装置であ
る。
【0017】この構成では、ベルト寄り止めの継ぎ目部
におけるベルト進行方向上流側のベルト端部から前記ベ
ルト寄り止め内側端部までの距離は、ベルト進行方向下
流側のベルト端部から寄り止め内側端部までの距離より
小さいので、ベルト寄り止めの継ぎ目部におけるベルト
進行方向上流側のベルト端部に寄り止めが接触すること
がなく寄り止めの剥がれに対する余裕度を向上すること
ができる中間転写装置を備えたカラー画像形成装置を提
供することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】先ず本発明が適用されるフルカラ
ー電子写真複写機について説明する。図1は、第1の実
施形態のプリンタ部における主要部の概略構成図であ
る。このプリンタ部には、像担持体としての感光体ドラ
ム10が設けられており、該感光体ドラムの周囲に、図
示しない露光手段としての書込光学ユニットと、クリー
ニング手段としての感光体クリーニング装置111と、
帯電手段としての帯電チャージャ13と、現像手段とし
ての回転型現像装置であるリボルバ現像ユニット110
と、中間転写手段としての中間転写ユニット120とが
配設されている。また、このプリンタ部には、転写手段
としての転写ユニット130と、定着手段としての定着
ユニット145と、上記第1実施形態と同様の図示しな
い給紙部及び制御部なども設けられている。
【0019】上記感光体クリーニング装置111は、フ
ァーブラシ111bと感光体クリーニングブレード11
1cとを有し、1次転写後の感光体ドラム10の表面を
クリーニングする。また、上記定着ユニット145は、
定着ローラ対145aと、図示しない排出ローラ対とを
有する。また、上記ファーブラシ111bの周囲には、
潤滑剤としての固形潤滑剤111dがブラシ先端に接触
するよう配置されている。この固形潤滑剤111dとし
ては、上記実施形態1同様に例えば、板状に成型された
微粒子からなるステアリン酸亜鉛を使用することができ
る。
【0020】上記リボルバ現像ユニット110は、Bk
現像器115と、C現像器116と、M現像器117
と、Y現像器118とを有し、該リボルバ現像ユニット
が回転することで、各色の現像器における感光体ドラム
10と対向する現像位置を位置決めすることができる。
【0021】上記中間転写ユニット120は、中間転写
体としての中間転写ベルト121を、電荷付与手段とし
ての1次転写バイアスローラ122と、これに接続した
電源としての1次転写電源128と、1次転写前除電手
段としてのアースローラ123と、ベルト駆動手段とし
ての駆動ローラ124と、テンションローラ125と、
2次転写対向ローラ126と、クリーニング対向ローラ
127とに張架した構成をとっている。上記中間転写ベ
ルト121と張架するすべてのローラは導電性材料で形
成されており、上記1次転写バイアスローラ122以外
の各ローラはそれぞれ接地されている。この1次転写バ
イアスローラ122には、1次転写電源128によって
定電流又は定電圧制御された所定の1次転写バイアスが
供給される。また、上記中間転写ベルト121は、上記
第1実施形態と同様の構成であるが、その体積抵抗率が
1012〜1014Ωcm、好ましくは1013Ωcmとなるよう
に形成されている。また、この中間転写ベルト121の
表面層側における表面抵抗率は、107 〜1014Ωcmと
なるように構成されている。また、上記中間転写ベルト
121の周囲には、潤滑剤付与手段としての潤滑剤塗布
ブラシ129aと、ベルトクリーニングブレード129
bと、転写ユニット130とが配設されており、これら
は図示しない接離機構によってそれぞれ上記中間転写ベ
ルト121から接離可能となっている。
【0022】上記転写ユニット130は、転写材担持体
としての2次転写ベルト134と、該2次転写ベルト表
面をクリーニングする転写クリーニングブレード132
と、上記中間転写ユニット120の2次転写対向ローラ
126に対向する2次転写バイアスローラ131と、こ
れに接続された2次転写電源139と、給紙部側の端部
に位置する第1支持ローラ135aと、定着ユニット1
45側の端部に位置する第2支持ローラ135bと、上
記転写クリーニングブレード132に対向する第3支持
ローラ135cと、転写紙除電チャージャ136と、転
写ベルト除電チャージャ137とを有する。上記2次転
写ベルト134は、PVDFからなる体積抵抗率が10
13Ωcm以上の高抵抗となるように形成されている。尚、
上記転写ユニット130は、この構成に限定されず、例
えば上記2次転写ベルト134の変わりにドラムなどの
他の形状の部材を適用した構成とすることも可能であ
る。
【0023】次に、現像の順序をBk、C、M、Yの順
とした場合における上記複写機の動作について説明す
る。画像形成サイクルを開始する前に、上記感光体ドラ
ム10が、図1における矢印Cの方向すなわち反時計回
りに回転駆動し、上記帯電チャージャ13がコロナ放電
を開始する。このとき、例えば負電荷で上記感光体ドラ
ム10を所定電位に一様帯電する。また、上記中間転写
ユニット120の中間転写ベルト121は、上記感光体
ドラム10と等速で駆動し、図1における矢印Dの方向
すなわち時計回りに回転する。
【0024】上記スキャナ部では、上記第1実施形態の
ように、所定のタイミングで原稿のカラー画像情報を読
み取り、この画像情報から得られたBk画像データに基
づいて、上記書込光学ユニットによるレーザ光での光書
き込み(例えばラスタ露光)を行う。これにより、上記
感光体ドラム10上には、Bk画像データに対応したB
k潜像が形成される。その後、感光体ドラム10上に形
成されたBk潜像は、上記リボルバ現像ユニット110
のBk現像器115によって、負帯電トナーで反転現像
される。これにより、感光体ドラム10上には、Bkト
ナー像が形成される。
【0025】このように感光体ドラム10上に形成され
たBkトナー像は、1次転写領域における転写電界によ
って中間転写ベルト121表面に1次転写される。この
転写電界は、上記1次転写バイアスローラ122により
中間転写ベルト121に付与される電荷によって形成さ
れる。このとき、上記1次転写バイアスローラ122に
は、上記1次転写電源128によって、例えば、1色目
のBkトナー像に対して1.5kV、2色目のCトナー
像に対して1.6〜1.8kV、3色目のMトナー像に
対して1.8〜2.0kV、4色目のYトナー像に対し
て2.0〜2.2kVの適切な大きさの1次転写バイア
スが印加される。尚、現像後に感光体ドラム10上に残
留する1次転写残トナーは、上記感光体クリーニング装
置111によって該感光体ドラム上から除去される。
【0026】上記Bkトナー像が1次転写された中間転
写ベルト121上の画像面は、上記第1実施形態と同様
に、再び1次転写領域に戻される。このとき、上記実施
形態1と同様に、上記トナー像が乱されないよう、潤滑
剤塗布ブラシ129a及びベルトクリーニングブレード
129bを、それぞれ接離機構によって上記中間転写ベ
ルト121から離間させる。更に、上記転写ユニット1
30における第1支持ローラ135a及び2次転写バイ
アスローラ131を図示しない転写用接離機構によって
移動させ、該2次転写バイアスローラを上記中間転写ベ
ルト121から離間させる。このとき、上記2次転写バ
イアスローラ131に接続した2次転写電源139によ
る電圧印加を停止する。上記の状態は、中間転写ベルト
121上に1次転写されたトナー像を転写紙に2次転写
するまで維持される。
【0027】一方、上述したBk工程が終了した後、上
記感光体ドラム10側ではC工程が開始され、所定のタ
イミングで再び原稿のカラー画像情報を読み取り、この
画像情報から得られたC画像データに基づいて、レーザ
光により感光体ドラム10上にC潜像を形成し、C現像
器116によってCトナー像を形成する。本実施形態に
おいては、上記Bk潜像後端部分が通過した後、速やか
に上記リボルバ現像ユニット110の回転動作が開始さ
れる。そして、この回転動作は、感光体ドラム10上に
形成されたC潜像の先端部分がC現像器116の現像位
置に到達する前に、完了するようにする。これにより、
C現像器116は現像位置に位置決めされ、この現像位
置に移動してくるC現像をCトナーで現像する。
【0028】以後、M工程及びY工程においても、上述
したC工程と同様に、それぞれの画像データに基づい
て、潜像形成、現像、1次転写を行う。このようにし
て、中間転写ベルト121上における同一の画像面に、
上記感光体ドラム10上に順次形成されるBk、C、
M、Yの各トナー像を1次転写することで、該中間転写
ベルト上には、これら4色が重なり合ったトナー像が形
成される。
【0029】以上のようにして中間転写ベルト121上
に転写されたトナー像は、転写紙100上に2次転写す
るため、上記2次転写領域に送られる。このとき、上記
転写ユニット130の2次転写バイアスローラ131
は、図示しない転写用接離機構によって上記中間転写ベ
ルト121に押圧される。その後、この2次転写バイア
スローラ131には所定の2次転写バイアスが印加さ
れ、上記2次転写領域に2次転写電界を形成する。これ
により、上記中間転写ベルト121上のトナー像は上記
転写紙100上に転写される。また、上記2次転写領域
に搬送される転写紙100は、上記中間転写ベルト12
1上のトナー像の先端部が該2次転写領域に到達するタ
イミングに合わせて給紙される。
【0030】上述のように、上記中間転写ベルト121
上に4色が重なり合って形成されたトナー像が一括転写
された転写紙100は、その後、上記転写ユニット13
0における転写紙除電チャージャ136との対向部に搬
送される。この対向部を通過するとき、上記転写紙は、
作動状態にある上記転写紙除電チャージャ136によっ
て除電され、2次転写ベルト134から剥離される。そ
して、剥離した転写紙は、定着ユニット145の定着ロ
ーラ対145aのローラ間に向けて送られる。この定着
ローラ対145aでは、これらローラ間に形成されるニ
ップ部からなる定着領域で、上記転写紙100上の未定
着トナー像を溶融し、該未定着トナー像の定着を行う。
そして、この転写紙は、図示しないコピートレイに搬出
され、スタックされる。
【0031】一方、2次転写後の中間転写ベルト121
は、ベルトクリーニングブレード129bが図示しない
ベルトクリーニング用接離機構によって該中間転写ベル
ト121に押圧することで、その表面に残留した2次転
写残トナーを除去する。更に、クリーニング性の向上及
び2次転写性の向上を図るために、図示しない接離機構
で中間転写ベルト121に押圧される潤滑剤塗布ブラシ
129aによって、潤滑剤収納部129cに収納された
潤滑剤が塗布される。この潤滑剤としては、例えば板状
に成型された微粒子からなるステアリン酸亜鉛を使用す
ることができる。また、転写紙を剥離した後、上記2次
転写ベルト134表面に残留した電荷は、上記転写ベル
ト除電チャージャ137によって除電される。尚、この
2次転写ベルト134表面は、更に、上記ベルトクリー
ニングブレード129bによってクリーニングされる。
【0032】また、図2は、第2実施形態のプリンタ部
における主要部の概略構成図であり、前記第1実施形態
と同様の構成部材については同じ符号を付している。こ
の複写機は、主に低コスト化を図ったものであり、プリ
ンタ部における構造及び動作は前記第1実施形態と僅か
に異なっているのみであるので、前記第1実施形態と同
様に構成され、動作する部分についての説明は省略す
る。
【0033】本実施形態においては、中間転写ユニット
220における中間転写ベルト221の中間層を、体積
抵抗率が108 〜1011Ωcmの中抵抗層としている。ま
た、この中間転写ベルト221は、全体として、1010
〜1012Ωcmの体積抵抗率を有している。また、この中
間転写ベルト221の表面層側における表面抵抗率は、
107 〜1014Ωcmとなるように構成されている。この
ような中抵抗の中間転写ベルト221を用いることで、
1次転写後の中間転写ベルト221表面に発生する帯電
ムラを防止することができる。また、本実施形態におい
て、中間転写ユニット220における駆動ローラ224
は、2次転写領域のベルト回転方向下流側かつ1次転写
領域のベルト回転方向上流側に配置されている。そし
て、この駆動ローラ224に対向するようにベルトクリ
ーニングブレード129bを配設することで、該駆動ロ
ーラを上記第2実施形態におけるクリーニング対向ロー
ラ127としても兼用している。
【0034】また、本実施形態においては、転写手段と
して、前記第1実施形態における転写ユニットの代わり
に、中間転写ユニット220の2次転写対向ローラ12
6に対向するように配設された2次転写バイアスローラ
231を用いている。これにより、2次転写工程に必要
な構成部材数が減少し、前記第1実施形態に比べて低コ
スト化を図ることができる。本実施形態における給紙の
際、給紙された転写紙100は、上記2次転写バイアス
ローラ231と中間転写ベルト221との間で直接挟持
され、定着ユニット145の定着ローラ対145aのロ
ーラ間に向けて送られる。
【0035】以下、本実施形態の特徴的な構成について
説明する。図3は上述したフルカラー電子写真複写機の
中間転写ユニットに備える中間転写ベルトの斜視図、図
4は中間転写ベルトの要部拡大図である。図3に示すよ
うに、中間転写ベルト221は、裏面の端部に沿って寄
り止め1が貼着されている。この寄り止め1は帯状であ
って、継ぎ目部tが形成される。この継ぎ目部tは、図
4に示すように、ベルト進行方向(図4中の矢印方向)
の上流側の寄り止め1の端部1aと下流側の寄り止め1
の端部1bとから構成されている。
【0036】この寄り止め1の継ぎ目部tにおける上流
側の中間転写ベルト221の端部から寄り止め1の内側
端部までの距離L2は、下流側の中間転写ベルト221
の端部から寄り止め1の内側端部までの距離L1より短
くなるように、寄り止め1は、上流側の端部1aの内端
部を下流側の端部1bに向かって先細となるように切り
欠いて形成されている。
【0037】中間転写ベルト221の寄り止め1をこの
ように構成したので、図4に示すように、中間転写ベル
ト221が例えば2次転写対向ローラ126に向けて矢
印の如く進行したとき、2次転写対向ローラ126の端
部126aが寄り止め1の内端部に摺接して中間転写ベ
ルト221が寄り止めされる。
【0038】このとき、寄り止め1の継ぎ目部tにおけ
る上流側のベルト端部から寄り止め1の内側端部までの
距離L2は、下流側のベルト端部から寄り止め1の内側
端部までの距離L1より短くなるように形成されている
ので、2次転写対向ローラ126の端部126aが寄り
止め1の上流側端部1aの内側角部に接触することが無
い。このため、寄り止め1から2次転写対向ローラ12
6の端部126aに過大な力が加わることが無く、端部
126aが変形することが無く、位置検知用マーク3
(図5参照)を読み取る時間がずれたり、位置検知用マ
ーク3を読み取ることが出来なくなることがない。さら
に、寄り止め1の継ぎ目部分において寄り止め1が剥が
れたり、寄り止め1が2次転写対向ローラ126、テン
ションローラ125、駆動ローラ224等のローラに対
して乗り上げることもない。なお、この特徴部分につい
て、中間転写ベルト221の場合について説明したが、
中間転写ユニット120の中間転写ベルト121の寄り
止めを上述したように構成することにより、中間転写ベ
ルト121内に備える他のローラに対しても同様の効果
がある。
【0039】以下、本実施形態の他の特徴的な構成につ
いて説明する。図5は上述したフルカラー電子写真複写
機の中間転写ユニットの一部断面平面図である。図5に
示すように、位置読み取りセンサ2に近接した2次転写
対向ローラ126の端部126aから中間転写ベルト2
21の寄り止め1の内端部1cまでの距離Dは、中間転
写ベルト221内の他のローラ、例えばテンションロー
ラ125,駆動ローラ224の端部125a,224a
からベルト寄り止め1の内端部1cまでの距離より大き
く構成されている。
【0040】このように構成されているので、位置検知
センサ3に近接した2次転写対向ローラ126の端部1
26aに寄り止め1が突き当たることがなく、寄り止め
1から2次転写対向ローラ126の端部126aに不要
な力や過大な力が加わることが無い。したがって、位置
検知用マーク3を読み取る時間がずれるのを防止できる
とともに、位置検知用マーク3を確実且つ正確に読み取
ることが出来る。
【0041】以上の特徴部分の実施形態では、2次転写
対向ローラ126とテンションローラ125との間に位
置読み取りセンサ2を設けた場合について説明したが位
置読み取りセンサ2を他のローラ間に設けた場合でも本
発明を適用することができる。
【0042】また、上述した特徴部分の実施形態では、
図2のフルカラー電子写真複写機の場合について説明し
たが、図1のフルカラー電子写真複写機の場合でも本発
明を適用することが出来る。
【0043】また、カラー画像形成装置の一例としてフ
ルカラー電子写真複写機の場合について説明したが、カ
ラーファクシミリ、カラープリンタにも本発明を適用す
ることができる。
【0044】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で
種々変形して実施することができる。
【0045】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1の発明
によれば、位置読み取りセンサに近接したローラの端部
に寄り止めが接触することがないので、位置検知センサ
に近接したローラ端部の変形を防止して位置検知用マー
クの読み取り時間のズレを防止すると共に、位置検知用
マークを確実に読み取ることができる中間転写装置を提
供することができる。
【0046】また、請求項2の発明によれば、ベルト寄
り止めの継ぎ目部におけるベルト進行方向上流側のベル
ト端部に寄り止めが接触することがなく寄り止めの剥が
れに対する余裕度を向上することができる中間転写装置
を提供することができる。
【0047】また、請求項3の発明によれば、位置検知
センサに近接したローラ端部の変形を防止して位置検知
用マークの読み取り時間のズレを防止すると共に位置検
知用マークを確実に読み取ることができる中間転写装置
を備えたカラー画像形成装置を提供することができる。
【0048】また、請求項4の発明によれば、ベルト寄
り止めの継ぎ目部におけるベルト進行方向上流側のベル
ト端部に寄り止めが接触することがなく寄り止めの剥が
れに対する余裕度を向上することができる中間転写装置
を備えたカラー画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態のプリンタ部における主要部の
概略構成図である。
【図2】第2実施形態のプリンタ部における主要部の概
略構成図である。
【図3】フルカラー電子写真複写機の中間転写ユニット
に備える中間転写ベルトの斜視図である。
【図4】中間転写ベルトの要部拡大図である。
【図5】フルカラー電子写真複写機の中間転写ユニット
の一部断面平面図である。
【図6】従来の中間転写ベルトの要部を示す図である。
【符号の説明】
1 寄り止め 2 位置読み取りセンサ 3 位置検知用マーク 125 テンションローラ 126 2次転写対向ローラ 221 中間転写ベルト 224 駆動ローラ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のローラ間に張架された中間転写ベ
    ルト上に検知用マークを有し、該検知用マークを位置読
    み取りセンサにて読み取り、中間転写ベルト上に形成さ
    れる多色画像の位置合わせを行う中間転写装置におい
    て、 前記位置読み取りセンサに近接したローラの端部から中
    間転写ベルトの寄り止めまでの距離は、他のローラ端部
    からベルト寄り止めまでの距離より大きいことを特徴と
    する中間転写装置。
  2. 【請求項2】 複数のローラ間に張架された中間転写ベ
    ルトを有する中間転写装置において、 前記中間転写ベルトの両端にベルト寄り止めを貼着する
    とともに、該ベルト寄り止めの継ぎ目部におけるベルト
    進行方向上流側のベルト端部から前記ベルト寄り止め内
    側端部までの距離は、ベルト進行方向下流側のベルト端
    部から寄り止め内側端部までの距離より小さいことを特
    徴とする中間転写装置。
  3. 【請求項3】 原稿の画像を読み取り現像して中間転写
    体にトナー像を1次転写する際に、複数のローラ間に張
    架された中間転写ベルト上に検知用マークを有し、該検
    知用マークを位置読み取りセンサにて読み取り、中間転
    写ベルト上に形成される多色画像の位置合わせを行う中
    間転写装置を備えるカラー画像形成装置において、 前記中間転写装置は、位置読み取りセンサに近接したロ
    ーラの端部から中間転写ベルトの寄り止めまでの距離
    が、他のローラ端部からベルト寄り止めまでの距離より
    大きいことを特徴とするカラー画像形成装置。
  4. 【請求項4】 原稿の画像を読み取り現像して中間転写
    体にトナー像を1次転写する際に、複数のローラ間に張
    架された中間転写ベルトを有する中間転写装置を備える
    カラー画像形成装置において、 前記中間転写装置は、前記中間転写ベルトの両端にベル
    ト寄り止めを貼着するとともに、該ベルト寄り止めの継
    ぎ目部におけるベルト進行方向上流側のベルト端部から
    前記ベルト寄り止め内側端部までの距離が、ベルト進行
    方向下流側のベルト端部から寄り止め内側端部までの距
    離より小さいことを特徴とするカラー画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005274638A (ja) * 2004-03-23 2005-10-06 Seiko Epson Corp 像担持体ベルトの位置検出装置
JP2006138902A (ja) * 2004-11-10 2006-06-01 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
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