JP2000338793A - クリーニング装置およびクリーニングユニット、ベルトユニット、画像形成装置 - Google Patents

クリーニング装置およびクリーニングユニット、ベルトユニット、画像形成装置

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JP2000338793A
JP2000338793A JP11149897A JP14989799A JP2000338793A JP 2000338793 A JP2000338793 A JP 2000338793A JP 11149897 A JP11149897 A JP 11149897A JP 14989799 A JP14989799 A JP 14989799A JP 2000338793 A JP2000338793 A JP 2000338793A
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cleaner
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JP11149897A
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English (en)
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Kenji Asakura
建治 朝倉
Yasutaka Tamai
靖高 玉井
Masanori Yoshikawa
正紀 吉川
Noboru Katakabe
昇 片伯部
Masao Otsuka
正雄 大塚
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の構成では、トナーが十分にはクリーニ
ングできないという課題がある。 【解決手段】 本発明のクリーニング装置は、導電性を
有し、帯電したトナーを表面に担持して移動するトナー
担持体と、トナー担持体に圧接して回転し、トナー担持
体からトナーを引きつける電位に保持されたクリーナ部
材を備え、クリーナ部材が表面に高電気抵抗層を有する
金属からなる。このクリーニング装置によれば、クリー
ナ部材表面に電荷が蓄積することなく、かつトナーに帯
電極性と逆の電荷を付与することがない。さらに、クリ
ーナ部材が表面に高抵抗層を有する金属からなるので、
表面が耐摩耗性に優れ、ローラの形状変形がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面にトナー像を
担持する中間転写ベルトや、トナー像を担持する記録紙
を搬送する転写ベルトを用いた本体、複写機やファクシ
ミリ等に応用できるクリーニング装置、クリーナユニッ
ト、ベルトユニット及び画像形成装置に関するものあ
る。特に、中間転写ベルトや転写ベルト上の残留トナー
を除去するクリーナを備えたクリーニング装置、クリー
ナユニット、ベルトユニット及び画像形成装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、クリーニング装置としては、トナ
ーの帯電極性と逆の極性の電圧をローラに印加してトナ
ーを除去するクリーナローラを用いた構成が知られてい
る。この例として、特開平6−161288号公報にク
リーニングローラとして金属ローラを用いた構成が開示
されている。
【0003】これを図12を用いて説明する。図12に
示すように、感光体ドラム201上に形成された負帯電
のトナー像を転写ベルト202上に搬送される記録紙に
転写する。転写ベルト202は図示の矢印の方向に回転
し、支持軸203への巻き付き部へトナー像を担持する
記録紙を搬送する。この巻き付き部で、紙の剛性により
記録紙は転写ベルト202から剥離して、図示しない次
工程の定着器へと搬送される。
【0004】この画像形成工程中に感光体201には、
前ページの画像の残りや、画像領域の前後の記録紙と接
触しない領域へのかぶりトナーなど、正規トナー像以外
にトナーが付着してしまう。このようなトナーは記録紙
の裏面を汚すこととなる。クリーナ204は、この不要
トナーを除去するためのものである。
【0005】このクリーナ204は、−600Vを印加
した金属製のクリーナローラ205でトナーの負極性の
帯電を高め、下流の+1000Vを印加した金属製のク
リーナローラ206で負帯電のトナー除去する。クリー
ナローラ205,206に付着したトナーはクリーニン
グブレード207により掻き落とされる。
【0006】また、特開平7−319356号公報に
は、金属ローラと弾性ローラを組み合わせた構成が開示
されている。この構成では図13に示すように、感光体
ドラム220と微小なギャップを保持した金属ローラで
あるクリーナローラ221と感光体ドラム220に圧接
した弾性ローラであるクリーナローラ222を用いてい
る。クリーナローラ221には、トナーの帯電と逆極性
の電圧を印加して、トナーを吸着する。クリーナローラ
222は電界力と機械的剪断力によりトナー以外の付着
物を除去する。クリーナローラ221,222には表面
のトナーや付着物を掻き取るブレード224が圧接して
いる。
【0007】さらに、特開平9−90840号公報には
クリーニングローラとしてファーブラシローラを用いた
構成が開示されている。
【0008】また、中間転写ベルトや転写ベルトのクリ
ーニング装置としては、ゴム製のクリーニングブレード
をベルトの表面に圧接させてトナーを掻き取る構成も知
られている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】クリーニング装置にお
いては、転写ベルト及び中間転写ベルト上の不要トナー
を完全に除去するクリーニングの能力の向上が要求され
ている。
【0010】図12に示した金属ローラを用いた従来の
構成では、下流側のクリーナローラでも上流側と同様
に、トナーに逆電荷を与えてしまう。このため、トナー
がクリーナローラと同極性となり、クリーニングできな
いという課題がある。
【0011】また、図13に示した従来の構成では、ク
リーナローラが感光体ドラムとギャップを介して対向し
ているために、トナーを十分に除去できないという課題
がある。一方、下流の弾性ローラは金属に比べて耐摩耗
性が低いため寿命が短い、高精度を保証できない、さら
に、吸湿による抵抗値の変化が大きい上に高価であると
いう課題があった。
【0012】また、ファーブラシローラを用いた従来の
構成では、毛倒れによるトナー除去能力の低下、吸湿に
よる抵抗値の変化、トナーによるブラシの目詰まり、ブ
ラシの弾き飛ばしによるトナー飛散、ファーブラシから
ベルトへのトナーの再付着などの課題がある。さらに高
電圧電源が必要で、ファーブラシ自体も高価で、全体の
コストが高くなるという課題がある。
【0013】また、クリーニングブレードを用いた構成
では、ブレード先端の圧接力が大きいために、クリーニ
ングブレードによりベルト表面を傷つける虞があるとと
もに、摩耗によりクリーニングブレードが劣化してしま
うという不都合がある。また、圧接部の摩擦力により負
荷トルクが増大する。さらに、離接時にはブレード先端
に堆積したトナーが飛散するという課題がある。また、
クリーナユニットを交換する場合に、ブレード先端がベ
ルトから離れると同時に先端に付着したトナーが落下す
るので、装置内部及び周囲をトナーで汚染してしまう。
【0014】本発明は上記課題に鑑み、簡単な構成で長
期間安定して、トナー担持体上の不要トナーを除去でき
るクリーナを備えたクリーニング装置を提供することを
目的とする。また、トナー担持体の交換やクリーニング
した廃トナー等のメンテナンスを容易にするユニットを
提供することを目的とする。さらに、トナー担持体上で
トナー像を重ね合わせる場合にも、スループットと位置
合わせ精度を低下させることなく、トナー担持体上の不
要トナーを除去するクリーニング装置を提供することを
目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係るクリーニン
グ装置は、導電性を有し、帯電したトナーを表面に担持
して移動するトナー担持体と、トナー担持体に圧接して
回転し、トナー担持体からトナーを引きつける電位に保
持されたクリーナ部材を備え、クリーナ部材が表面に高
電気抵抗層を有する金属からなる。
【0016】このクリーニング装置によれば、クリーナ
部材表面に電荷が蓄積することなく、かつトナーに帯電
極性と逆の電荷を付与することがない。さらに、クリー
ナ部材が表面に高抵抗層を有する金属からなるので、表
面が耐摩耗性に優れ、ローラの形状変形がない。また、
ファーブラシを用いる構成に比べて、クリーナ部材が安
価な上に、構成が簡単になる。この結果、安価な構成で
長期間にわたり安定してクリーニングできる。
【0017】さらに、本発明に係るクリーニング装置
は、クリーナ部材が表面に陽極酸化皮膜を有する。この
クリーニング装置によれば、クリーナ部材表面に安価で
比較的に硬度が高く、かつ電気抵抗の高い層を比較的容
易に形成することができる。特に、表面にアルマイト層
を有するアルミニュームが好ましい。
【0018】さらに、本発明に係るクリーニング装置
は、クリーナ部材とトナー担持体が接触面で速度差を有
する。このクリーニング装置によれば、クリーニング部
においてトナーに電気的引力と同時に機械的な剪断力を
与えることができる。これにより、トナー担持体上のト
ナーを完全に除去することができる。
【0019】特に、本発明に係るクリーニング装置にお
いては、クリーナ部材とトナー担持体が接触面で逆方向
に移動することが好ましい。この構成により、周速度を
高めることなく、クリーニング部においてトナーに機械
的な剪断力を与えることができる。
【0020】また、本発明に係るクリーニング装置は、
トナー担持体が柔軟性を有することが好ましい。この構
成によれば、クリーニング部に過大な圧力は発生せず、
トナー担持体及びクリーナ部材表面に傷が付くことを防
止できる。
【0021】特に、トナー担持体としては、表面電気抵
抗率が1×108Ω/□以上で1×1010Ω/□以下で
あり、かつ、体積電気抵抗率が1×108Ω・cm以上
で1×1010Ω・cm以下であることが好ましい。
【0022】また、本発明に係るクリーニング装置は、
クリーナ部材表面に圧接してトナーを掻き落とすスクレ
ーパを備えたものである。このクリーニング装置によれ
ば、安価で簡単な構成でクリーナ部材上のトナーを完全
に除去することができる。
【0023】特に、スクレーパは厚さ80μm以下の金
属製の薄板であることが好ましい。この構成によれば、
スクレーパの耐摩耗性を高めることができる。これによ
り、スクレーパ先端のキズや欠けによるトナーの掻き取
り不良を防止することができる。従って、クリーナ部材
上のトナーをより長期間、安定して完全に除去すること
ができる。
【0024】また、本発明に係るクリーニング装置は、
クリーナ部材の表面に潤滑剤を付着させたものである。
この構成によれば、クリーナ部材とスクレーパの摩擦係
数が低下し、スクレーパの摩耗が低減できる。さらに、
クリーナ部材がトナーを搬送する力が低減し、スクレー
パでトナーを掻き取りやすくなる。この結果、より長期
間にわたって、スクレーパがトナーを掻き取ることがで
きる。
【0025】特に、クリーナ部材の表面粗さがRmax
0.5μm以上で8μm以下であれば、スクレーパでク
リーナ部材上のトナーを安定して掻き取ることができ
る。
【0026】本発明に係るクリーナユニットは、導電性
を有し、帯電したトナーを表面に担持して移動するトナ
ー担持体に圧接して回転し、表面に高抵抗層を有する金
属からなるクリーナ部材と、クリーナ部材にトナーを引
きつける電位を供給する電位供給手段と、クリーナ部材
に圧接しトナーを掻き取るスクレーパと、クリーナ部材
から除去したトナーを貯蔵する廃トナー溜と、クリーナ
部材及びスクレーパと廃トナー溜の隙間からのトナーの
漏れを防止するシール部材とを一体的に備え、トナー担
持体に対して着脱自在な構成である。
【0027】このクリーナユニットによれば、廃トナー
溜内部はシール部材とクリーナ部材により密閉されてい
るので、クリーナユニットの交換時にも廃トナーが外部
へ飛散することが無い。さらに、着脱自在なクリーナユ
ニットを交換することで廃トナーを装置外部へ廃棄でき
るので、簡単なメンテナンスで長期間にわたって、装置
本体を良好な状態に保つことができる。さらに、一体に
構成しているので、クリーナ部材、スクレーパ、シール
部材との位置精度を簡単に所定値に維持することができ
る。
【0028】さらに、クリーナ部材表面に電荷が蓄積す
ることなく、かつトナーに帯電極性と逆の電荷を付与す
ることがない。さらに、表面が耐摩耗性に優れ、ローラ
の形状変形がない。また、ファーブラシを用いる構成に
比べて、クリーナ部材が安価な上に、構成が簡単にな
る。この結果、安価な構成で長期間にわたり安定してク
リーニングできる。
【0029】さらに本発明に係るクリーナユニットは、
クリーナ部材が表面にアルマイト層を有するアルミニュ
ームからなることにより、クリーナ部材表面に安価で硬
度が高く、かつ電気抵抗の高い層を容易に形成すること
ができる。
【0030】さらに、本発明に係るクリーナユニット
は、クリーナ部材の表面粗さがRmax0.5μm以上
で8μm以下であることにより、スクレーパでクリーナ
部材上のトナーを安定して掻き取ることができる。
【0031】本発明に係るベルトユニットは、像形成位
置で表面に所定の極性に帯電したトナー像を形成され、
さらに転写位置で記録紙へトナー像を転写する中間転写
ベルトと、中間転写ベルトを回転可能に保持する保持手
段と、転写位置よりも中間転写ベルトの回転方向の下流
側で中間転写ベルトに圧接して回転する、表面に高抵抗
層を有する金属ローラからなるクリーナ部材と、クリー
ナ部材にトナーを引きつける電位を供給する電位供給手
段と、クリーナ部材表面に圧接してトナーを掻き落とす
スクレーパを一体に備え、装置本体に着脱自在に構成さ
れたものである。
【0032】このベルトユニットによれば、ベルトユニ
ットを交換する時に中間転写ベルトの交換と同時に、ト
ナーをこぼすことなく廃トナーを装置外部へ排出するこ
とができる。従って廃トナーで装置本体の内部を汚染す
ること無く簡単にメンテナンスを行うことができる。ま
た、一体に構成しているので、中間転写ベルトやクリー
ナ部材、スクレーパとの位置精度を簡単に所定値に維持
することができる。従って、簡単なメンテナンスで長期
間にわたって、装置本体を良好な状態に保つことができ
る。
【0033】さらに、クリーナ部材表面に電荷が蓄積す
ることなく、かつトナーに帯電極性と逆の電荷を付与す
ることがない。さらに、表面が耐摩耗性に優れ、ローラ
の形状変形がない。また、ファーブラシを用いる構成に
比べて、クリーナ部材が安価な上に、構成が簡単にな
る。この結果、安価な構成で長期間にわたり安定してク
リーニングできる。
【0034】ベルトユニットの寿命が長くなることによ
り、メンテナンスの頻度が低下する。そして、一枚当た
りのコストを抑制できると同時に、より装置の使いやす
さが向上する。
【0035】さらに、本発明に係るベルトユニットは、
中間転写ベルトの表面電気抵抗率が1×108Ω/□以
上で1×1010Ω/□以下であり、かつ、トナー担持体
の体積電気抵抗率が1×108Ω・cm以上で1×10
10Ω・cm以下であることが好ましい。
【0036】また、本発明に係るベルトユニットは、ク
リーナ部材が表面に陽極酸化皮膜を有する。このベルト
ユニットによれば、クリーナ部材表面に安価で硬度が高
く、かつ電気抵抗の高い層を容易に形成することができ
る。この結果、ベルトユニットの寿命を長く設定できる
と同時に安価な構成とすることができる。材料としては
特に、表面にアルマイト層を有するアルミニュームが好
ましい。
【0037】本発明に係るベルトユニットは、スクレー
パが厚さ80μm以下の金属製の薄板であることが好ま
しい。これにより、スクレーパの耐摩耗性を高め、ベル
トユニットの寿命を長く設定することができる。
【0038】本発明に係るベルトユニットは、クリーナ
部材の表面に潤滑剤を付着させたものである。これによ
り、より長期間にわたってスクレーパがトナーを安定し
掻き取ることができる。この結果、ベルトユニットの寿
命を長く設定することができる。
【0039】また、本発明に係るベルトユニットは、ク
リーナ部材の表面粗さがRmax0.5μm以上で8μ
m以下であることが好ましい。
【0040】本発明に係るベルトユニットは、クリーナ
部材と中間転写ベルトの接触面の移動速度が互いに速度
差を有するものである。これにより、クリーニング部に
おいてトナーに電気的引力と同時に機械的な剪断力を与
えることができるので、中間転写ベルト上のトナーを完
全に除去することができる。
【0041】本発明に係るベルトユニットは、クリーナ
部材と中間転写ベルトが接触面で逆方向に移動すること
が好ましい。これにより、周速度を高めることなく、ク
リーニング部においてトナーに機械的な剪断力を与える
ことができる。この結果、スクレーパとクリーナ部材の
摺擦速度が低くなるので、より長期間にわたってスクレ
ーパがトナーを安定し掻き取ることができる。従って、
ベルトユニットの寿命を長く設定することができる。
【0042】本発明に係るベルトユニットは、中間転写
ベルトを挟んでクリーナ部材と対向する第1の対向電極
を備えたものである。この構成により、クリーナ部材と
中間転写ベルトのニップの全域に渡って、トナーをクリ
ーナ部材へ付勢するクリーニング電界を安定して形成す
ることができる。
【0043】本発明に係るベルトユニットは、転写位置
とクリーナ部材の間に位置し、電気的に接地され、転写
ベルトに圧接する前処理部材を備えたものである。これ
により、2次転写時にトナーへ与えられた逆電荷を除去
すると同時に、トナーを正規に帯電させることができ
る。この結果、クリーナ部材で、2次転写残りのトナー
をより低い電圧でも完全に除去することができる。
【0044】本発明に係るベルトユニットは、前処理部
材と中間転写ベルトの圧接部に速度差を有して回転させ
る前処理駆動手段を有することが好ましい。これによ
り、圧接部でトナーが転がるので、前処理部材とトナー
の接触機会が増加する。この結果、より多くトナー表面
の逆電荷を前除去することができる。
【0045】本発明に係るベルトユニットは、前処理部
材が中間転写ベルトにのみ接触するローラであり、前処
理部材と中間転写ベルトが両者の接触面で同方向に移動
することが好ましい。この構成により、前処理部材に付
着したトナーは再び中間転写ベルトとのニップを通過す
ることとなる。トナーと接触機会が増加するので、より
多くトナー表面の正電荷を前処理部材が除去することが
できる。また、表面のトナーを掻き取る部材を設けてい
ないので、前処理部材付近の構成を簡易なものとするこ
とができる。
【0046】本発明に係るベルトユニットは、中間転写
ベルトを挟んで前処理部材に対向する第2の対向電極を
有するものである。前処理部材とトナーとの接触圧力を
増加させることができる。これにより、前処理部材とト
ナーの接触機会が増加し、かつ一回の接触でより多くト
ナー表面の逆電荷を除去することができる。従って、ク
リーナ部材で中間転写ベルト上の不要トナーを完全に除
去することができる。
【0047】本発明に係るベルトユニットは、前処理部
材と第1の対向電極が同電位で、第2の対向電極とクリ
ーナ部材が同電位であることが好ましい。これにより、
前処理部材と中間転写ベルト上のトナーとの接触部に電
界が生じる。このため、前処理部材とトナーが接触した
時に、一回の接触でより多くトナーの逆電荷を除去する
と同時に正規に帯電することができる。さらに、同電位
なので、新たに電源や端子を設ける必要がない。この結
果、簡素で安価な構成とすることができる。
【0048】本発明に係るベルトユニットは、クリーナ
部材を中間転写ベルトに対して離接するクリーナ離接機
構を備えたものである。これにより、中間転写ベルトの
複数回転でトナー像を重ねる時にクリーナ部材がトナー
像を乱すことがない。
【0049】本発明に係るベルトユニットは、中間転写
ベルトを挟んでクリーナ部材と対向し、接地電位に保持
された第1の導電性ブラシを備えたものである。これに
より、クリーニングニップの全域で電界を安定して形成
することができるので、中間転写ベルト上のトナーのク
リーニング性能が高まる。この結果、クリーニング電圧
を低く設定しても、安定して不要なトナーを完全に除去
することができる。さらに、クリーナ部材の離接時の負
荷変動を抑制できるので、位置ズレを抑制して高品位な
カラー画像を得ることができる。また、導電性ブラシは
固定式で回転しないので、小型かつ安価で簡単な構成で
実現できる。
【0050】本発明に係るベルトユニットは、転写位置
とクリーナ部材の間で中間転写ベルトに圧接し、接地電
位に保たれる前処理ローラと、前処理ローラを中間転写
ベルトに対して離接する前処理離接機構を備えたもので
ある。これにより、中間転写ベルトの複数回転でトナー
像を重ねる時に前処理部材がトナー像を乱すことがな
い。
【0051】本発明に係るベルトユニットは、中間転写
ベルトを挟んで前処理ローラと対向し、クリーナ部材と
同電位の第2の導電性ブラシを備えたものである。これ
により、前処理部のニップの全域で電界を安定して形成
することができるので、中間転写ベルト上のトナーの帯
電性能が高まる。さらに、前処理ローラの離接時の負荷
変動を抑制できるので、位置ズレを抑制して高品位なカ
ラー画像を得ることができる。また、導電性ブラシは固
定式で回転しないので、小型かつ安価で簡単な構成で実
現できる。
【0052】本発明に係る画像形成装置は、導電性を有
し、帯電したトナーを表面に担持するトナー担持体と、
トナー担持体を回転させる駆動手段と、トナー担持体に
圧接して回転するクリーナ部材と、クリーナ部材に、ト
ナー担持体からトナーを引きつける電位を印加する電位
印加手段を備え、クリーナ部材が表面に高抵抗層を有す
る金属からなるものである。
【0053】この画像形成装置によれば、クリーナ部材
表面に電荷が蓄積することなく、かつトナーに帯電極性
と逆の電荷を付与することがない。さらに、表面が耐摩
耗性に優れ、ローラの形状変形がない。また、ファーブ
ラシを用いる構成に比べて、クリーナ部材が安価な上
に、構成が簡単になる。この結果、安価な構成で、長期
間にわたり安定して高品位な画像を得ることができる。
【0054】本発明に係る画像形成装置は、トナー担持
体が弾性を有する中間転写ベルトであり、中間転写ベル
トに所定の極性に帯電したトナー像を形成するトナー像
形成手段と、中間転写ベルトから記録紙へトナー像を転
写する転写手段を備え、転写手段とトナー像形成手段の
間でクリーナ部材が中間転写ベルトに圧接することが好
ましい。
【0055】本発明に係る画像形成装置は、トナー担持
体が弾性を有し、記録紙を搬送する転写ベルトであり、
記録紙に所定の極性に帯電したトナー像を形成するトナ
ー像形成手段と、転写ベルトから記録紙を剥離する剥離
手段を備え、剥離手段とトナー像形成手段の間でクリー
ナ部材が転写ベルトに圧接するものであることが好まし
い。
【0056】本発明に係る画像形成装置は、トナー担持
体の表面電気抵抗率が1×108Ω/□以上で1×10
10Ω/□以下であり、かつ、トナー担持体の体積電気抵
抗率が1×108Ω・cm以上で1×1010Ω・cm以
下であることが好ましい。
【0057】本発明に係る画像形成装置は、クリーナ部
材が表面に陽極酸化皮膜を有するものである。このた
め、クリーナ部材表面に安価で硬度が高く、かつ電気抵
抗の高い層を容易に形成することができる。この結果、
クリーナ部材の寿命を長く設定できると同時に安価な構
成で長期間にわたり安定して高品位な画像を得ることが
できる。材料としては特に、表面にアルマイト層を有す
るアルミニュームが好ましい。
【0058】本発明に係る画像形成装置は、クリーナ部
材表面に圧接してトナーを掻き落とすスクレーパを備え
たものである。この結果、安価で簡単な構成で、長期間
にわたり安定して高品位な画像を得ることができる。特
に、スクレーパが厚さ80μm以下の金属製の薄板であ
ることが好ましい。
【0059】本発明に係る画像形成装置は、クリーナ部
材の表面に潤滑剤を付着させたものである。この構成に
よれば、クリーナ部材とスクレーパの摩擦係数が低下
し、スクレーパの摩耗が低減できる。さらに、クリーナ
部材がトナーを搬送する力が低減し、スクレーパでトナ
ーを掻き取りやすくなる。この結果、より長期間にわた
って、安定して高品位な画像を得ることができる。
【0060】本発明に係る画像形成装置は、クリーナ部
材の表面粗さがRmax0.5μm以上で8μm以下で
あることが好ましい。
【0061】本発明に係る画像形成装置は、クリーナ部
材とトナー担持体の接触面の移動速度が互いに速度差を
有するものである。これにより、クリーニング部におい
てトナーに電気的引力と同時に機械的な剪断力を与える
ことができる。これにより、トナー担持体上のトナーを
完全に除去して、安定して高品位な画像を得ることがで
きる。
【0062】本発明に係る画像形成装置は、クリーナ部
材とトナー担持体が接触面で逆方向に移動することが好
ましい。この構成により、周速度を高めることなく、ク
リーニング部においてトナーに機械的な剪断力を与える
ことができる。この結果、クリーナの寿命を長くすると
同時にクリーナ部材の回転に消費するエネルギーを抑制
できる。
【0063】本発明に係る画像形成装置は、中間転写ベ
ルトまたは転写ベルトを挟んでクリーナ部材と対向する
第1の対向電極を備えたものである。この構成により、
クリーナ部材のニップの全域に渡って、トナーをクリー
ナ部材へ付勢するクリーニング電界を安定して形成する
ことができる。
【0064】本発明に係る画像形成装置は、転写手段ま
たは剥離手段とクリーナ部材の間の位置で電気的に接地
され、転写ベルトに圧接する導電性の前処理部材を備え
たものである。これにより、トナーから2次転写時に与
えられた逆電荷を除去すると同時に、トナーを正規に帯
電させることができる。この結果、クリーナ部材で、2
次転写残りのトナーをより低い電圧でも完全に除去する
ことができる。
【0065】本発明に係る画像形成装置は、前処理部材
と中間転写ベルトの圧接部に速度差を有して回転させる
前処理駆動手段を有するものである。これにより、圧接
部でトナーが転がるので、前処理部材とトナーの接触機
会が増加する。この結果、より多くトナー表面の逆電荷
を前除去することができる。
【0066】本発明に係る画像形成装置は、前処理部材
が中間転写ベルトにのみ接触するローラであり、前処理
部材と中間転写ベルトが両者の接触面で同方向に移動す
るものである。この構成により、トナーと接触機会が増
加するので、より多くトナー表面の正電荷を前処理部材
が除去することができる。また、表面のトナーを掻き取
る部材を設けていないので、前処理部材付近の構成を簡
易なものとすることができる。
【0067】本発明に係る画像形成装置は、中間転写ベ
ルトまたは転写ベルトを挟んで前処理部材に対向する第
2の対向電極を備えたものである。これにより、前処理
部材とトナーの接触機会が増加するので、クリーナ部材
で不要トナーを完全に除去することができる。
【0068】本発明に係る画像形成装置は、第2の対向
電極がクリーナ部材と同電位であることが好ましい。こ
れにより、前処理部材と中間転写ベルト上のトナーとの
接触部に電界が生じる。このため、一回の接触でより多
くトナーの逆電荷を除去すると同時に正規に帯電するこ
とができる。さらに、同電位なので、新たに電源や端子
を設ける必要がない。この結果、簡素で安価な構成とす
ることができる。
【0069】本発明に係る画像形成装置は、クリーナ部
材が中間転写ベルトに対して離接可能なものである。こ
れにより、クリーナ部材がトナー像を乱さないので、中
間転写ベルトを複数回転させてトナー像を重ねることが
できるので、装置全体が安価で小型の構成にすることが
できる。
【0070】本発明に係る画像形成装置は、中間転写ベ
ルトを挟んでクリーナ部材と対向し、接地電位に保持さ
れた第1の導電性ブラシを備えたものである。この構成
により、クリーナ部材の離接時の負荷変動を抑制するこ
とができる。この結果、位置ズレを抑制して高品位なカ
ラー画像を得ることができる。
【0071】本発明に係る画像形成装置は、転写位置と
クリーナ部材の間で中間転写ベルトに圧接し、接地電位
に保たれる前処理ローラと、前処理ローラを中間転写ベ
ルトに対して離接する前処理離接機構を備えたものであ
る。これにより、前処理ローラがトナー像を乱さないの
で、中間転写ベルトを複数回転させて中間転写ベルト上
にトナー像を重ねることができるので、装置全体が安価
で小型の構成にすることができる。
【0072】本発明に係る画像形成装置は、中間転写ベ
ルトを挟んで前処理ローラと対向し、クリーナ部材と同
電位の第2の導電性ブラシを備えたものである。この構
成により、前処理ローラの離接時の負荷変動を抑制する
ことができる。この結果、位置ズレを抑制して高品位な
カラー画像を得ることができる。
【0073】本発明に係る画像形成装置は、クリーナに
印加する電圧の絶対値が150V以上で400V以下で
あることが好ましい。
【0074】
【発明の実施の形態】(第1実施例)以下、本発明の実
施例について、図1から図11を用いて説明する。
【0075】まず第1実施例について、図1及び図2を
用いて説明する。図1は本発明の第1実施例のクリーナ
装置を含む画像形成装置の構成図である。
【0076】図1において、作像ユニット1はイエロ
ー、マゼンタ、シアン、黒の各色毎に設けられた感光体
2周りに他のプロセス要素を配設して一体化したもので
あり、それぞれ以下の機能を有する部品で構成される。
【0077】2は直径30mmで、図示の方向に回転す
る感光体ドラム、3は感光体ドラム表面を負極性に一様
に帯電させるコロナ帯電器、4は感光体ドラム2上を走
査露光して静電潜像を書き込む信号光である。この感光
体2の周速度は約100mm/秒である。5はそれぞれ
黒、イエロー、マゼンタ、シアンのトナー6を内蔵し、
現像ローラ7から対向する感光体ドラム2上の静電潜像
に帯電したトナーを付着させて色毎のトナー像を形成す
る現像器である。各色のトナーは、ポリエステル樹脂に
顔料を分散したもので、平均粒径が8μmでマイナス帯
電性である。クリーナ8は転写後の感光体2表面に残っ
たトナーを清掃するためのゴム製のクリーニングブレー
ド9を備える。
【0078】10は記録紙を搬送する転写ベルトで、厚
さ約100μmのエンドレスベルトであり、例えば表面
電気抵抗率が5×109Ω/□の半導電性のポリカーボ
ネート製のフィルムよりなる。転写ベルト10の周速度
は感光体2とほぼ等速である。11は転写ベルト10を
介して感光体ドラム2上のトナー像に記録紙方向への転
写電界を作用させる転写ローラである。以後、感光体ド
ラム2が転写ベルト10と対向する位置を転写位置と称
する。
【0079】12は転写ベルトを懸架し回転させる駆動
ローラ、13は転写ベルトを懸架し、表面の曲率によっ
て記録紙を転写ベルト10から剥離させる従動ローラ、
14は転写ベルト10にテンションを与えるテンション
ローラ。このテンションローラ14により転写ベルト1
0には3kgfの張力が付与されている。駆動ローラ1
2、受動ローラ13及びテンションローラ14は直径3
0mmのアルミパイプで構成されている。
【0080】15は転写ベルト10上のトナーを除去、
蓄積するクリーナユニットである。クリーナローラ16
と転写ベルト10の圧接部を以下、クリーニング部と称
する。
【0081】図2にクリーニング部の拡大図を示す。ク
リーナローラ16は、従動ローラ13とテンションロー
ラ14の共通接線から1mmだけ食い込むように、常に
転写ベルト10に圧接している。クリーナローラ16と
転写ベルト10、それぞれ矢印で示す様に接触面が同方
向に回転している。この接触部で、クリーナローラ16
の周速度は転写ベルト10の周速度よりも3倍速く回転
している。
【0082】クリーナローラ16は、表面に硫酸アルマ
イト処理による厚さ8μmの陽極酸化皮膜(アルマイト
層)を有するアルミニュウム製のパイプで、表面粗さは
Rmax2μm以下である。スクレーパ17は厚さ10
0μmのPET(ポリエチレンテレフタレート)よりな
り、クリーナローラ表面に圧接してクリーナローラ上の
トナーを掻き取る。スクレーパは圧接位置のクリーナロ
ーラ16の接線に対して40度の傾きで、半径方向に約
1mm食い込ませて圧接している。このスクレーパ17
により、安価で簡単な構成でクリーナローラ16上のト
ナーを完全に除去することができる。
【0083】廃トナーケース18は掻き取ったトナーを
受け、内部に蓄積する。すくいシール19はクリーナロ
ーラ16に接触し、クリーナローラ16上のトナーを掻
き落とさず、廃トナーケース18に堆積したトナーが内
側からこぼれることを防止する。
【0084】クリーナユニット15は、クリーナローラ
16、スクレーパ17、廃トナーケース18、すくいシ
ール19、さらにクリーナローラ16端部と廃トナーケ
ース18の隙間からのトナー漏れを防止するサイドシー
ル20からなる。なお、すくいシール19とサイドシー
ル20は、クリーナローラ16およびスクレーパ17と
廃トナーケース18の隙間からのトナーの漏れを防止す
るシール部材としての作用を有するものである。
【0085】そして、クリーナユニット15はこれらの
部材を一体的に組み合わされ、ユニットとして装置本体
に着脱自在である。
【0086】次に画像形成動作を説明する。まず図中右
側のイエローの作像ユニット1Yの帯電器3、信号光4
及び現像器5により、回転する感光体ドラム2Y上にイ
エローのトナー像を形成する。トナー像が転写位置へ移
動するタイミングにあわせて、記録用紙を転写位置へ搬
送する。転写位置の感光体ドラム2と記録紙のニップ部
で、転写ローラ11に印加した電圧によりトナー像は記
録紙へ転写される。
【0087】像形成時には、帯電器3が感光体2を−4
50Vに帯電する。感光体2の露光後の電位は−50V
である。現像ローラ7には−250Vの直流電圧を印加
している。転写ローラ11には+800V、クリーナロ
ーラ16には+400Vの直流電圧を印加し、駆動ロー
ラ12と従動ローラ13、テンションローラ14はGN
D電位としている。
【0088】さらに、転写ベルト10に搬送される記録
紙上でイエローのトナー像と重なるようタイミングを合
わせて、マゼンタ、シアン、黒の作像ユニット1M,1
C,1Bkでトナー像を形成し、記録紙へ重ねて転写す
る。
【0089】複数の色のトナー像によるカラー画像が転
写された記録用紙は、転写ベルト10の回転により下流
へ搬送され、記録紙の剛性により従動ローラ13への巻
き付き部で転写ベルト10から剥離する。剥離した記録
紙は定着器21により加熱され、トナー像が記録紙に定
着される。
【0090】記録紙に被覆されない領域の転写ベルト1
0表面に付着したトナーは、転写ベルト10の回転によ
り、クリーニング部へ搬送される。このトナーはクリー
ナローラ16に印加した電圧により、電気的にクリーナ
ローラ16に付着し転写ベルト10から除去される。ク
リーナローラ16に付着したトナーはスクレーパ17に
より掻き取られ、廃トナーケース18に堆積する。
【0091】長期間の使用で廃トナーケース18内にト
ナーが充満した場合には、クリーナユニット15を新品
に交換することにより、継続して良好な状況を保って使
用することができる。
【0092】クリーナローラ16表面の電気抵抗(表面
電気抵抗率)はクリーニング特性に大きな影響がある。
この表面電気抵抗は、クリーナローラ16と、転写ベル
ト10にクリーナローラ16により押圧した長さ100
mmで100μm厚のPETにアルミをコーティングし
た導電性シートとの間の電気抵抗率として測定される。
この表面電気抵抗率が1×105Ω/□から1×109Ω
/□の範囲、望ましくは5×105Ω/□から1×108
Ω/□に設定すれば、良好なクリーニング性能が得られ
る。なお、表面電気抵抗率が1×109Ω/□より高い
場合および、1×105Ω/□より低い場合には、共
に、クリーニング性能が低下する。この点について以下
の様に考えられる。表面電気抵抗率が1×109Ω/□
より高い場合には、負極性のトナーから負電荷がクリー
ナローラ表面に蓄積する。このため、クリーナローラ表
面が負極性となりトナーを電気的に反発してしまう。そ
の結果、転写ベルト上のトナーを除去することができな
くなる。逆に、クリーナローラ表面の電気抵抗率が1×
105Ω/□より低い場合には、負極性のトナーにクリ
ーナローラから正電荷が注入される。このため、トナー
が正極性となり、クリーナローラがトナーを電気的に反
発してしまう。その結果、転写ベルト上のトナーを除去
することができなくなる。このため、クリーナローラ表
面は電荷が蓄積せず、かつトナーに電荷を付与しない高
抵抗が必要となる。
【0093】本実施例によれば、クリーナローラ16表
面をアルマイト処理する用いることにより、クリーナロ
ーラ16表面に安価で硬度が高く、かつ電気抵抗の高い
層を形成することができる。これにより、クリーナロー
ラ16表面に電荷が蓄積することなく、かつトナーに帯
電極性と逆の電荷を付与することがない。さらに、表面
が耐摩耗性に優れ、ローラの形状変形がない。また、フ
ァーブラシを用いる構成に比べて、クリーナローラが安
価な上に、構成が簡単になる。従って、安価な構成で長
期間にわたり安定してクリーニングできる。
【0094】また、クリーナローラ16を転写ベルト1
0よりも3倍速く回転させているので、クリーニング部
においてトナーに電気的引力と同時に機械的な剪断力を
与えることができる。これにより、転写ベルト10上の
トナーを完全に除去することができる。この相対速度は
等速を除いて0.5倍から0.8倍、1.2倍から4倍
程度であれば実用上問題がない。なお、相対速度が、
0.5倍よりも小さい場合には、クリーナーローラ16
におけるトナーの付着量が比較的に多くなり、クリーナ
ーローラ16上のトナーをの除去することが困難にな
る。また、相対速度が4倍よりも大きい場合には、クリ
ーナーローラ16とスクレーパ17との摺擦力が比較的
に大きくなり、クリーナローラ16表面が摩耗するおそ
れがある。
【0095】また、廃トナーケース18内部はシールと
クリーナローラ16により密閉されているので、クリー
ナユニット15の交換時にも廃トナーが外部へ飛散する
ことが無い。さらに、着脱自在なクリーナユニット15
を交換することで廃トナーを装置外部へ廃棄できるの
で、廃トナーが廃トナーケース18からあふれることが
無い。従って、簡単なメンテナンスで長期間にわたっ
て、装置本体を良好な状態に保つことができる。
【0096】なお、本実施例ではクリーナをローラ形状
としたが、表面にアルマイト処理を施し、回転する支持
軸に懸架したアルミニューム製のベルトを用いても同様
に実施可能である。
【0097】クリーナローラの材料としては、硫酸アル
マイト処理を施したアルミニュームを用いたが、硝酸や
他の混酸による陽極酸化処理を施したものも同様に用い
ることができる。さらに、アルミニュームに限らず、陽
極酸化皮膜を形成する他の金属を用いても、同様の電気
抵抗と硬度を有するものであれば、同様に構成すること
ができる。
【0098】また、本実施例では作像ユニットを複数用
いてカラー画像を得る構成としたが、黒トナーの作像ユ
ニットを一個のみ用いて、白黒画像のみを得る装置とし
ても実施可能である。
【0099】(第2実施例)以下、本発明の第2実施例
について、図3を用いて説明する。
【0100】図3は第2実施例におけるクリーニング部
の拡大図を示す。
【0101】本実施例では第1実施例と異なり、転写ベ
ルト10を挟んでクリーナローラ16に対向する導電シ
ートからなる接地電位の対向電極シート30を設け、支
持部材31で柔軟性を有するバックアップ部材32を対
向電極シート30に接するように支持している。その他
に、スクレーパ17を厚さ50μmで自由端長6mmの
ステンレスの薄板とし、クリーナローラ16の表面粗さ
をRmax5μm以下とし、表面のアルマイト層にテフ
ロンを含浸させた。さらに、図示のようにクリーナロー
ラ16と転写ベルト10の接触面の移動方向を逆方向と
し、周速度は同速度とした。また、クリーナローラ16
への印可電圧を+350Vとした。
【0102】転写ベルト10の裏面に配置された対向電
極シート30は、GND電位に保持された厚さ約30μ
mのテフロンなど潤滑性の高い樹脂にカーボンを分散し
た導電性の樹脂シートで構成されている。バックアップ
部材32は柔軟性を備えたスポンジ状の部材であり、ク
リーナローラ16が転写ベルト10の表面に圧接する位
置の裏側に、対向電極シート30に圧接するように設け
られている。対向電極シート30はバックアップ部材3
2により付勢されて、転写ベルト10をクリーナローラ
16に押しつける。この時、クリーナローラ16の食い
込み量に応じてバックアップ部材32は変形する。スク
レーパ17は第1実施例と同様に、圧接位置のクリーナ
ローラ16の接線に対して40度の傾きで、半径方向に
約1mm食い込ませて圧接している。
【0103】その他の構成、動作は第1実施例と同様で
ある。第1実施例と同様な構成部材については同じ番号
を付与し、説明を省略する。
【0104】第2実施例の効果を列挙すると以下のよう
になる。
【0105】柔軟なシート状の対向電極シート30を柔
軟なバックアップ部材32で弾性的に転写ベルト10に
押圧することにより、クリーナローラ16の食い込み領
域の全域で転写ベルト10をクリーナローラ16に押圧
するすることができる。このために、転写ベルト10の
歪みや変形があっても安定したニップを確保することが
できる。この結果、転写ベルト10上のトナーに働く摩
擦力と電界力を十分に確保できるので、安定して不要な
トナーを完全に除去することができる。
【0106】また、転写ベルト10を挟んでクリーナロ
ーラ16に対向する導電シートからなる接地電位の対向
電極シート30を設けたことより、クリーナローラ16
と転写ベルト10のニップの全域に渡って、トナーをク
リーナローラ16方向へ付勢するクリーニング電界を安
定して形成することができる。対向電極の無い場合に
は、記録紙の剥離や、転写時の電圧印加、さらにクリー
ニングローラ16による摩擦などにより転写ベルト10
表面に存在する電荷がクリーニング電界を弱める。この
ため、クリーニング能力が低下するので、クリーニング
電圧を高く設定する必要があった。本実施例では、クリ
ーニング電界を安定して形成できるので、転写ベルト1
0上のトナーのクリーニング性能が高まる。この結果、
クリーニング電圧を低く設定しても、安定して不要なト
ナーを完全に除去することができる。
【0107】また、このバックアップ部材32は固定式
で回転しないので、軸受けを設けたりローラ形状に成型
する必要が無く安価で簡単な構成で実現できる。
【0108】また、スクレーパ17を厚さ50μmのス
テンレスの薄板としたことにより、スクレーパ17の耐
摩耗性を高めることができる。これにより、スクレーパ
先端のキズや欠けによるトナーの掻き取り不良を防止す
ることができる。従って、クリーナローラ16上のトナ
ーをより長期間、安定して完全に除去することができ
る。この結果、クリーナユニット15の寿命が長くな
り、メンテナンスの頻度が低下する。そして、一枚当た
りのコストを抑制できると同時に、より装置の使いやす
さが向上する。
【0109】さらに、スクレーパ17を厚さ50μmの
ステンレスの薄板としたことにより、スクレーパ17先
端の押圧力が向上する。このため、クリーナローラ16
の表面粗さはRmax8μm以下であれば、トナーを長
期間にわたって掻き取ることができる。これにより、ク
リーナローラ16の、表面仕上げに等の加工に要するコ
ストが低減できる。この表面粗さは小さいほど望ましい
が、生産性等の観点からRmax0.5μm以上が実用
的である。
【0110】このスクレーパ17の圧接条件は自由端長
が4mmから8mmで厚さ30μmから80μmであれ
ば、同様に安定してトナーを掻き取ることができる。材
料としては、りん青銅やステンレスの薄板を用いること
ができるが、硬度の高いSUS301CSPやSUS3
04CSP等のバネ材が適している。
【0111】また、クリーナローラ16の表面にテフロ
ンを含浸させたことにより、クリーナローラ16とスク
レーパ17の摩擦係数が低下し、スクレーパ17の摩耗
が低減できる。さらに、クリーナローラ16がトナーを
搬送する力が低減し、スクレーパ17でトナーを掻き取
りやすくなる。このため、より長期間にわたって、スク
レーパ17がトナーを掻き取ることができる。この結
果、クリーナユニット15の寿命が長くなり、メンテナ
ンスの頻度が低下して、より装置の使いやすさが向上す
る。
【0112】さらにまた、クリーナローラ16と転写ベ
ルト10の接触部で、両者の移動方向を逆方向としたこ
とにより、周速度を高めることなく、クリーニング部に
おいてトナーに機械的な剪断力を与えることができる。
これにより、クリーナローラ16を回転させる仕事率を
抑制して、転写ベルト10上のトナーを除去する能力を
向上することができる。さらに、クリーナローラ16と
スクレーパ17の摺擦速度が低下するので、より長期間
にわたって、スクレーパ17がトナーを掻き取ることが
できる。この結果、クリーナユニット15の寿命が長く
なり、メンテナンスの頻度が低下して、より装置の使い
やすさが向上する。
【0113】クリーナローラ16が金属のように硬度が
高い場合には、板金のような硬いバックアップ部材に押
圧した場合の反力が高くなる。このため、転写ベルト1
0とクリーナローラ16及びバックアップ部材との摩擦
力が大きくなって負荷変動が過大になりやすい。このた
め、クリーナローラ16が金属ローラの場合には、対向
電極として柔軟な対向電極部材を用いる本発明の構成は
特に大きな効果が得られるものである。
【0114】なお、以上の例では対向電極シート30は
導電性の樹脂シートを用いたが、薄い金属シートや弾性
シートに導電材料を塗布しても同様に実現可能である。
この対向電極シート30はクリーナローラ16が転写ベ
ルト10を圧接するときに、バックアップ部材32の弾
性押圧力で転写ベルト10の内面に沿って変形する柔軟
性と1×106Ω/□以下の表面電気抵抗率を備えてい
れば、特に材質を限定するものではない。この表面電気
抵抗は、クリーナローラ16と同形状のアルマイト処理
を施さないアルミローラが転写ベルト10の無い状態で
バックアップ部材32に圧接した時の、アルミローラと
対向電極シート30の間の電気抵抗率して測定される。
さらに、対向電極は転写ベルト10内面を摺擦するの
で、潤滑性と対磨耗性を備えた材料が望ましい。
【0115】さらに、クリーナローラ16,スクレーパ
17、廃トナーケース18、すくいシール19,サイド
シールを一体的に着脱自在なクリーナユニット15とし
て構成したが、これらを装置本体に固定としても実用可
能である。この場合には、廃トナーを廃トナーケース外
へ搬送し、貯留する手段が必要である。
【0116】(第3実施例)以下、本発明の第3実施例
について、図4から図8を用いて説明する。
【0117】図4は第3実施例における装置の構成図で
ある。図4において、右側がこのカラー画像形成装置4
0の前方であり、前方に前扉41が設けられている。4
2はベルトユニットであり、中間転写ベルト43と、こ
れを懸架する駆動軸44、テンション軸45及び2次転
写のための対向軸46の合計3本の支持軸と、クリーナ
47と、廃トナーを収容する廃トナーケース48とを一
体に構成したものである。中間転写ベルト43は厚さ約
100μm、幅約250mmのエンドレスベルトであ
り、例えば表面電気抵抗率が1×109Ω/□、体積電
気抵抗率が1×109Ω・cmの半導電性のポリカーボ
ネート製のフィルムよりなる。テンション軸45により
中間転写ベルト43には2〜3kgfの張力が付与され
ている。駆動軸44、テンション軸45及び対向軸46
は直径30mmのアルミパイプで構成されている。ベル
トユニット42は、図示のように前扉41を開けて装置
の前方から本体への着脱が可能になっている。
【0118】同図の左側には、黒、シアン、マゼンタ、
イエローの4個のそれぞれ扇型をした作像ユニット50
Bk、C、M、Yが円環状にキャリッジ51内に配置さ
れている。52はベルトユニット42の下方に設けられ
たレーザ露光装置である。
【0119】作像ユニット50Bk〜Yは、装置の上面
の上面扉53を開くことによって、装置本体40の上方
から、装置内部への着脱が可能となっている。作像ユニ
ット50は、本体内に装着されたとき、本体側の機械的
駆動系統及び電気回路系統の相互カップリング部材(図
示省略)を介して本体と一体化する。キャリッジ51が
回転すると、作像ユニット50Bk、C、M、Yは回転
しないミラー54の周りを回転する。像形成時には、各
作像ユニット50Bk〜Yは順次中間転写ベルト43に
対向する像形成位置P(1次転写部)に位置する。像形
成位置Pはレーザ光53による露光位置でもある。
【0120】前扉41は装置本体40にヒンジ54で取
り付けられており、前方へ倒して開くことができる。前
扉41には2次転写ローラ57、レジストローラ58、
紙ガイド59a、b、cを取り付けており、前扉41を
前方に倒すとこれらの構成物も同時に倒れてくる。
【0121】ベルトユニット42を装置本体40に装着
する時には、不図示の位置決め部材が装置本体の所定部
に係合して確実に位置決めされる。このとき、駆動軸4
4端部の駆動軸ギア49が本体の本体ギア60とかみ合
うとともに、電気的にもベルトユニット42と装置本体
40が接続されて動作可能となる。
【0122】図5にベルトユニット42のクリーニング
部の拡大図を示す。クリーナローラ16は外径25mm
で表面に厚さ8μmのアルマイト層を有するアルミュー
ム製のローラである。この表面粗さはRmax3μm以
下とし、ローラ表面のアルマイト層にはテフロンを含浸
させた。スクレーパ16は厚さ50μmのステンレスの
薄板よりなり、クリーナローラ16表面に圧接してクリ
ーナローラ16上のトナーを掻き取る。クリーナケース
61はクリーナローラ16とスクレーパ17を保持して
いる。
【0123】図6にクリーナ47の構成図を示す。クリ
ーナケース61はクリーナ回動軸62を中心に回動可能
であり、バネ(不図示)によりクリーナローラ61を中
間転写ベルト43に押圧する方向に付勢されている。そ
して、クリーナケース61のアーム部61aが本体40
の離接レバー63と接触し、離接レバー63の移動によ
ってクリーナローラ61は中間転写ベルト43に離接す
る。クリーナローラ16と中間転写ベルト43の接触部
で、両者の移動方向を逆方向かつ周速度は同速度とし
た。クリーナローラ16に同軸に取り付けたクリーナギ
ア64は、クリーナケース61の回動軸に取り付けた回
動軸ギア65により駆動されるので、回動動作中も連続
して駆動される。この回動軸ギア65は同軸の回動軸プ
ーリ67からタイミングベルト68を介して、駆動軸4
4の駆動軸ギア49と一体の駆動軸プーリ69から駆動
力を供給される。
【0124】クリーナローラ16は圧接時に、駆動軸4
4と対向軸46の共通接線から1mmだけ内側に食い込
むように設計されている。また、クリーナローラ16に
は+300Vを印加した。
【0125】クリーナ47は、廃トナー受け70、すく
いシール19,さらにクリーナローラ端部と廃トナーケ
ースの隙間からのトナー漏れを防止するサイドシール2
0からなる。廃トナー受け70は掻き取ったトナーを受
け、内部に堆積する。すくいシール19はクリーナロー
ラ16に接触し、クリーナローラ16上のトナーを掻き
落とさず、廃トナー受け70に堆積したトナーがこぼれ
ることを防止する。クリーナ47はベルトユニット43
内部に一体的に組み合わされ、ベルトユニット43とし
て装置本体に着脱自在である。
【0126】廃トナー受け70の端部には、中間転写ベ
ルト43の内側に設けた廃トナーケース48内部に接続
された搬送パイプ71が設けられている。廃トナー受け
70から搬送パイプ71の内部には搬送コイル(不図
示)を設置している。この搬送コイルの回転により、廃
トナー受け70に堆積したトナーは廃トナーケース48
へ搬送される。
【0127】81はクリーナローラ16が中間転写ベル
ト43に圧接する位置の裏面に、対向電極として設けた
柔軟性を備える対向ブラシaである。対向ブラシa81
は、導電性の基材に、半導電性のレーヨン製の600デ
ニールの太さのブラシ繊維を105本/inch2 の密度で
扶植したものである。ブラシは高さ5mm、幅5mmに
形成している。この対向ブラシa81を長さ220m
m、食い込み1mmで金属板に接触させたときの表面電
気抵抗率は1×103〜1×1010Ω/□である。
【0128】この対向ブラシa81はGND電位に保持
されている。クリーニング時に、クリーナローラ16は
中間転写ベルト43を介して対向ブラシa81を押圧す
る。クリーナローラ16が中間転写ベルト43から離間
しているときには、対向ブラシa81は中間転写ベルト
43に軽く接触し、中間転写ベルト43の走行にほとん
ど干渉しない。
【0129】90は中間転写ベルト43に離接可能に保
持された導電性の金属、例えばステンレスからなる直径
10mmの前ローラである。図7に前ローラ90と中間
転写ベルト43の圧接部の拡大図を示す。図8に前ロー
ラ90の保持構成を示す。図示のように、前ローラ90
は中間転写ベルト43にのみ接触し、表面のトナーを掻
き取る部材は設けていない。91は前ローラ90の軸受
を兼ね、中間転写ベルト43との摩擦で前ローラ90を
従動可能に保持するアームである。アーム91はアーム
回動軸92を中心に回動可能であり、アームバネ93に
より前ローラ90を中間転写ベルト43に押圧する方向
に300gfの力で付勢されている。そして、アーム9
1は接触する離接カム94の回転により上下し、前ロー
ラ90を中間転写ベルト43に対して離間する。前ロー
ラ90が中間転写ベルト43に平行に移動するように、
離接カム94は前ローラ90の両端に設けている。前ロ
ーラ90は対向ブラシ81と同様、電気的に接地されて
いる。
【0130】次に、画像形成工程について説明する。ま
ず、キャリッジ51を回転させて、1色目のイエローの
作像ユニット50Yを像形成位置Pに移動する。レーザ
光53が作像ユニット50Yと50Mとの間を通過し、
ミラー54で反射されて像形成位置Pの感光体ドラム2
に入射して潜像を形成する。潜像は現像器5の現像ロー
ラ7に搬送されるトナーより現像される。この感光体2
上のイエローのトナー像は転写ベルト43に1次転写さ
れる。イエローのトナー像の完成後、キャリッジ51を
矢印方向に90゜回転移動させて、マゼンタの作像ユニ
ット50Mを像形成位置Pへ移動させる。そして、先の
イエロと同じ動作を行い、中間転写ベルト43上のイエ
ロのトナー像の上にマゼンタのトナー像を重ね合わせ
る。同様の動作をさらにシアン、黒について行うことに
より、中間転写ベルト43上に4色のトナー像を重ね合
わせたトナー像が完成する。色重ね時には、クリーナロ
ーラ16、前ローラ90、2次転写ローラ57は中間転
写ベルト43から離間しており、トナー像を乱すことは
ない。
【0131】この4色の像形成プロセスでは、帯電器3
が感光体2を−450Vに帯電し、感光体2の露光後の
電位は−50Vである。現像ローラ7には−250Vの
直流電圧を印加している。そして、駆動軸44とテンシ
ョン軸45を一次転写電圧として+700Vに、対向軸
46をGND電位に保持している。
【0132】中間転写ベルト43上の4色目の黒のトナ
ー像の先端が2次転写位置に到達するまでに、2次転写
ローラ57を中間転写ベルト43に接触させる。そし
て、給紙ユニット102から取り出された記録用紙10
3を、タイミングを合わせて2次転写ローラ57と中間
転写ベルト43の間のニップに搬送して、4色のトナー
像を記録用紙103に転写する。トナー像が転写された
記録用紙103は定着器104を通過して排出される。
【0133】そして、中間転写ベルト43上の2次転写
残りのトナーが前ローラ90押圧部に来る迄に、前ロー
ラ90を中間転写ベルト43へ圧接する。これにより、
中間転写ベルト202上に残留したトナーは、前ローラ
90と接触して摩擦帯電する。
【0134】同様に、2次転写残りのトナーがクリーニ
ング部に来る迄に、クリーナ16を中間転写ベルト43
へ圧接する。これにより、中間転写ベルト43上に残留
したトナーは、クリーナローラ16へ機械的摺擦力と電
気的引力により除去される。1次転写位置からクリーニ
ング位置までのベルト周長が画像の長さよりも短いた
め、クリーナローラ16押圧開始時には、黒画像の1次
転写中にクリーナローラ16を中間転写ベルト43に圧
接することとなる。
【0135】1枚の画像形成が終了すると、中間転写ベ
ルト43等の回転を一端停止する。そして、像形成位置
へイエローの作像ユニット50Yを移動させ、次の画像
形成の開始に備える。
【0136】連続して次の画像を出力する時には、一色
目のトナー像の先頭がクリーニング部に来るまでにクリ
ーナローラ16を中間転写ベルト43から離間する。こ
のクリーナ離間動作時には、イエロ画像の1次転写の開
始後にクリーナローラ16を中間転写ベルト43から離
間することとなる。
【0137】クリーナローラ16に付着したトナーは、
スクレーパ17で掻き取られて廃トナー受け70に堆積
する。堆積したトナーは搬送パイプ71から廃トナーケ
ース48へと搬送される。長期間の使用により廃トナー
ケース48が満杯になったときには、クリーナ47、中
間転写ベルト43、廃トナーケース48などを一体のベ
ルトユニット42として交換する。
【0138】第3実施例の効果を列挙すると以下のよう
になる。
【0139】クリーナローラ16の対向電極として柔軟
な対向ブラシa81を用いることにより、クリーニング
ニップの全域でクリーニング電界を安定して形成するこ
とができる。これにより、クリーニング電界が安定して
形成できるので、中間転写ベルト43上のトナーのクリ
ーニング性能が高まる。この結果、クリーニング電圧を
低く設定しても、安定して不要なトナーを完全に除去す
ることができる。
【0140】さらに、柔軟な対向ブラシa81を用いる
ことにより、対向ブラシがクリーナニップの全域で中間
転写ベルト43をクリーナローラ16に押圧することが
できる。このために、中間転写ベルト43の歪みや変形
があっても安定したクリーニングニップを確保すること
ができる。この結果、中間転写ベルト43上のトナーに
働く摩擦力と電界力を確保できる。従って、十分なクリ
ーニング能力が発揮され、安定して不要なトナーを完全
に除去することができる。
【0141】また、この対向ブラシ81は固定式で回転
しないので、安価で簡単な構成で実現できる。さらに、
幅方向よりも厚さを薄くできるので、その占有容積は小
さくなる。このため、中間転写ベルト43の内側に設け
られる廃トナーケース48の容積を大きく設定すること
ができる。従って、廃トナーケース48が満杯となるま
での寿命が長くなる。この結果、ベルトユニット42の
寿命が長くなり、メンテナンスの頻度が低下する。そし
て、一枚当たりのコストを抑制できると同時に、より装
置の使いやすさが向上する。
【0142】本実施例では、駆動軸44とテンション軸
45に+700Vの1次転写電圧が印加され、それに隣
接する対向軸46はGND電位と、異なる電位に保持さ
れている。このため、対向電極部材の無い場合には、中
間転写ベルト43の抵抗値の変化によりクリーニング部
の電位が変化する。この中間転写ベルト43の抵抗値の
変化は、環境や表面への付着物により引き起こされる。
さらに、2次転写ローラ57が離接し、2次転写電圧も
環境により変化するため、クリーニング位置での中間転
写ベルト43の電位は不安定になりやすい。しかし本実
施例では、GND電位に保持した対向ブラシa81が中
間転写ベルト43に圧接しているので、クリーニング部
の中間転写ベルト43の電位は安定し、常に安定したク
リーニング性能が得られる。
【0143】クリーナローラ16を離接すると、中間転
写ベルト43及び駆動軸44の回転負荷が変動してしま
う。このため、駆動軸44を回転させる駆動系の構成要
素の弾性変形や、駆動軸と中間転写ベルトの間の滑りが
生じる。これにより、中間転写ベルト43の速度が変動
して、複数色のトナー像を重ね合わせるタイミングがず
れる。その結果、クリーナを離接した後に形成される画
像とそれ以前の色の画像の間に位置ずれが生じてしま
う。
【0144】ところで、本願発明者らが鋭意検討した結
果、クリーナローラ16による負荷は印加する電圧に依
存することが判明した。この点につき、説明する。
【0145】図9に、クリーナ電圧と駆動軸44に働く
負荷変動の関係を示す。なお、図9において、横軸はク
リーナ電圧、縦軸はクリーナ離接時のベルト駆動軸での
負荷変動を示す。白丸は対向ブラシを用いた場合、黒丸
は実施例2と同様な対向電極シートを用いた場合の結果
である。このように、シート27状の対向電極よりも、
ブラシ状の対向電極を用いた方が負荷変動を抑制するこ
とができる。この差については、以下の様に考えられ
る。対向電極はクリーナローラー16に印加した電圧に
より、電気的に吸引されて中間転写ベルト43に付勢さ
れる。この場合、細かい繊維状を有するブラシの先端部
は中間転写ベルト43に電気的に吸引され、当初,回転
する転写ベルトに追従するものの、ブラシの基端部が固
定されているので、やがて、移動が制限され、中間転写
ベルト43から離間する方向に変形する。そして、離間
すると、中間転写ベルト43とブラシの間の摩擦力は働
かない。このため、クリーナ電圧による負荷の変化を抑
制することができる。
【0146】従って、柔軟な対向ブラシa81を用いる
ことにより、クリーナローラ16による負荷変動を抑制
することができる。この結果、駆動軸44と中間転写ベ
ルト43の間のすべりや、駆動軸44の駆動系の撓みな
どによる位置ズレを防止することができる。
【0147】また、2次転写時には2次転写ローラ57
に正極性の電圧が印加される。このため、2次転写部を
通過して中間転写ベルト43上に残留したトナーの一部
は、これまでと逆極性の正極に帯電してしまう。この逆
極性のトナーは正極の電圧を印加したクリーナローラ1
6と電気的に反発するので、中間転写ベルト43から除
去することができない。
【0148】本実施例では、前ローラ90を2次転写と
クリーニング部の間に設けることにより、転写残りのト
ナーをGND電位の導体(前ローラ90)と接触させる
ことができる。これにより、もともと負極性に帯電する
トナーから2次転写時に与えられた正電荷を除去すると
同時に、トナーを負極性に帯電させることができる。従
って、クリーニング部へ搬送されるトナーは順極性に戻
ることになる。この結果、正電圧が印加されたクリーナ
ローラ16で、2次転写残りのトナーを除去することが
できる。
【0149】前ローラ90を設けることにより、より低
い電圧でも不要トナーを除去することができるようにな
る。本実施例では上記の実施例に比べて、クリーニング
電圧を300Vと低く設定している。図9に示したよう
に、クリーナローラ16による負荷は印加する電圧に依
存する。従って、クリーニング電圧を低く設定すること
により、クリーナローラ16による負荷変動が抑制され
る。これにより、クリーナローラ16離接時の位置ズレ
を抑制することができる。
【0150】また、一次転写電圧と2次転写電圧のた
め、中間転写ベルト43表面は正極の電位となる。この
ため、GND電位の前ローラ90に正極性のトナーが付
着する。前ローラ90は中間転写ベルト43と接触面で
同方向に回転し、表面のトナーを掻き取る部材は設けて
いない。このため、前ローラ90に付着したトナーは再
び中間転写ベルト43とのニップを通過することとな
る。従って、前ローラ90とトナーの接触機会が増加す
るので、トナー表面の正電荷を前ローラ90が除去する
ことができる。従って、より多く転写残りのトナーの正
電荷を前ローラ90が除去することができ、ベルト上の
不要トナーを完全に除去することができる。また、表面
のトナーを掻き取る部材を設けていないので、前ローラ
90付近の構成を簡易なものとすることができる。
【0151】また、中間転写ベルト43上の画像の後端
と先端の間の非画像部の長さをクリーナローラ16と1
次転写位置の間隔より短く構成することにより、中間転
写ベルト43の周長を小さくでき、ベルトユニット42
及び装置本体40が小型化できる。さらに、1回転に要
する時間が短くなるので4回転必要なカラー画像形成の
時間が短縮され、中間転写ベルト43のカラー画像のス
ループットを向上させることができる。さらに、中間転
写ベルト43上へのトナー像の転写の終了前にクリーナ
ローラ16を中間転写ベルト43に圧接させることによ
り、カラー画像のスループットを向上させることができ
る。
【0152】また、クリーニング位置をトナー像が通過
する時には、クリーナローラ16を離間するので、クリ
ーナローラ21が中間転写ベルト2上のトナー像を乱す
ことはない。
【0153】また、クリーナ47や廃トナーケース4
8、中間転写ベルト43を一体に構成しているので、ベ
ルトユニット42を交換するとき、中間転写ベルト43
の交換と同時に、トナーをこぼすことなく廃トナーを装
置外部へ排出することができる。従って廃トナーで装置
本体40の内部を汚染すること無く簡単にメンテナンス
を行うことができる。また、一体に構成しているので、
中間転写ベルト43や対向ブラシa81とクリーナロー
ラ16との位置精度を簡単に所定値に維持することがで
きる。従って、簡単なメンテナンスで長期間にわたっ
て、装置本体を良好な状態に保つことができる。
【0154】本実施例ではトナーを電気力で吸着してい
るので、クリーナローラ16が中間転写ベルト43から
離れても中間転写ベルト43の上にトナーが落下しな
い。従ってクリーニング部の中間転写ベルト43の面の
向きを自由に設定することができる。
【0155】なお、対向ブラシa81は、ブラシ先端部
が中間転写ベルト43の走行路に当接する構成とした
が、クリーナローラ16の中間転写ベルト43への食い
込み量よりも少ない量だけ中間転写ベルト43から離間
した構成としても実現可能である。逆に、中間転写ベル
ト43の走行経路よりも僅かに突出して、持ち上げる構
成としても同様に実施可能である。
【0156】さらに、対向ブラシa81はレーヨンにカ
ーボンを分散した繊維を用いたが、中間転写ベルト43
裏面に接触して一定の電位となるような導電性を有する
素材であればよい。こらの例としては、ナイロンやポリ
エステル等の繊維に導電性材料を分散したものや、金属
の細い繊維や炭素繊維を用いることができる。また、そ
のブラシの幅、長さ、密度も上記の例に限るものではな
く、クリーナローラ16が中間転写ベルト43に圧接す
る領域の電位を一定に保持できればよい。
【0157】なお、上記の実施の形態ではカラープリン
タを例として説明したが、白黒プリンタとしても実現可
能である。さらに、スキャナーやFAXモジュールを設
けることにより、複写機やFAXとして用いることがで
きる。
【0158】さらに、一組の感光体と帯電器と感光体ク
リーナを固定して用い、4色の現像器のみを切り替え
て、感光体上に形成したトナー像を中間転写ベルト上に
順次転写して、カラー画像を形成する構成も同様に実現
可能である。
【0159】(第4実施例)以下、本発明の第4実施例
について、図10及び図11を用いて説明する。
【0160】図10は第4実施例における前ローラ押圧
部付近の拡大図を示す。
【0161】図10では第3実施例と異なり、中間転写
ベルト43を挟んで前ローラ90に対向する対向ブラシ
b110を設けている。この対向ブラシb110は第3
実施例の対向ブラシa81と同様な材料からなる。対向
ブラシb110は、電気的にクリーナローラ16と導通
している。なお、クリーナローラには+230Vの電圧
を印加している。前ローラ90の圧接時には、前ローラ
90は中間転写ベルト43を介して対向ブラシb110
を押圧する。前ローラ90が中間転写ベルト43から離
間しているときには、対向ブラシb110は中間転写ベ
ルト43に軽く接触し、中間転写ベルト43の走行にほ
とんど干渉しない。
【0162】図11に前ローラ90の保持部の構成を示
す。図示のように、前ローラ90に同軸の前ローラギア
111を設けて、前ローラ90を支持するアーム91の
アーム回動軸92に設けたアーム軸ギア112から駆動
力を伝達される。このため、前ローラ90を離接するア
ーム91の回動時にも、安定して駆動力を伝達すること
ができる。アーム軸ギア112には、駆動軸44から駆
動軸プーリ69,タイミングベルト68,回動軸プーリ
62、さらに回動軸ギア、搬送コイルギア113を介し
て駆動力を伝達した。周速度は中間転写ベルト43の
0.5倍で、接触面が同方向に移動するように回転させ
ている。さらに、前ローラ90の表面には、トナーを負
極性に帯電させやすい材料であるニッケルの無電界メッ
キを施している。
【0163】その他の構成、動作は第3実施例と同様で
ある。
【0164】第2実施例の効果を列挙すると以下のよう
になる。
【0165】前ローラ90と中間転写ベルト43に周速
差を設けたことにより、前ローラ90と中間転写ベルト
43のニップ部でトナーが摩擦力により転がる。このた
め、前ローラ90とトナーの接触機会が増加する。これ
により、より多くトナー表面の正電荷を前ローラ90が
除去することができる。
【0166】さらに、前ローラ90の表面は、トナーを
負極性に帯電させやすいニッケル材料で構成したとこと
より、前ローラ90とトナーが接触した時に、一回の接
触でより多くトナー表面の正電荷を除去することができ
る。これにより、前ローラ90がトナー表面の正電荷を
より多く除去することができ、中間転写ベルト43上の
不要トナーを完全に除去することができる。
【0167】さらに、中間転写ベルト43を挟んで前ロ
ーラ90に対向する対向ブラシb110を設けたことに
より、前ローラ90と中間転写ベルト43上のトナーと
の接触圧力を増加させることができる。これにより、ト
ナー層の凹凸をならして、より多くのトナーに前ローラ
が接触すると同時に、前ローラ90とトナーの接触時の
実際の接触面積が増加する。その結果、前ローラ90と
トナーの接触機会が増加し、かつ一回の接触でより多く
トナー表面の正電荷を除去することができる。従って、
より多く転写残りのトナーの正電荷を前ローラ90が除
去することができ、クリーナローラ16で中間転写ベル
ト43上の不要トナーを完全に除去することができる。
【0168】特に、ブラシ形状としているので、対向ブ
ラシa81と同様に、前ローラ90の離接時の負荷変動
も抑制することができる。
【0169】さらに、中間転写ベルト43を挟んで前ロ
ーラ90をGND電位、対向ブラシb110をクリーナ
ローラ16と同電位の+230Vとしたことにより、前
ローラ90と中間転写ベルト43上のトナーとの接触部
に電界が生じる。この電界は正電荷を前ローラ90方向
へ、負電荷をトナー方向へ付勢する。このため、前ロー
ラ90とトナーが接触した時に、一回の接触でより多く
トナーの正電荷を除去すると同時に負極性に帯電するこ
とができる。さらに、複数部材が同電位なので、新たに
電源や端子を設ける必要がない。このため、装置構成が
簡素で安価なものとすることができる。
【0170】これらの結果として、クリーニング電圧が
低くても、中間転写ベルト43上のトナーをクリーナロ
ーラ16で完全に除去できるようになる。本実施例で
は、クリーナ電圧を230Vと低く設定している。クリ
ーニング電圧を低く設定することにより、クリーナロー
ラ16による負荷変動が抑制される。これにより、クリ
ーナローラ16離接時の位置ズレを抑制することができ
る。
【0171】なお、本実施例では前ローラ90と対向ブ
ラシa81をGNDで同電位とし、クリーナローラ16
と対向ブラシb110を同電位とした。これらの電位条
件は、前ローラ90圧接部での中間転写ベルト43厚さ
方向の電界が本実施例と同方向であれば、それぞれが異
なる電位であっても同様な効果が得られる。
【0172】さらに、以上の説明ではクリーナローラ1
6として、金属ローラの表面にアルマイト処理を施した
が、半導電性の樹脂チューブで被覆したり、半導電性の
樹脂を薄く塗布しても、同等の抵抗値であれば同様に実
現可能である。
【0173】さらに以上の説明では、転写ベルトおよび
中間転写ベルトとして表面電気抵抗率が1×109Ω/
□で、体積電気抵抗率が1×109Ω・cmのポリカー
ボネート製の材料を用いたが、ポリイミドやポリエチレ
ンテレフタレートなど他の材料でも同様な抵抗値であれ
ば、同様に用いることができる。この抵抗値は、表面電
気抵抗率が1×108Ω/□以上で1×1010Ω/□以
下かつ、体積電気抵抗率が1×108Ω・cm以上で1
×1010Ω・cm以下であればよい。樹脂のベルトのよ
うに柔軟性を備えた材料であれば、クリーニング部に過
大な圧力は発生せず、トナー担持体及びクリーナ部材表
面に傷が付くことを防止できる。
【0174】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、簡単な構
成でトナー担持体上の不要トナーを完全に除去すること
ができる。さらに、装置の内部及び外部へのトナーこぼ
れによる汚染を防止しながら廃トナーを装置外部へ排出
することができ、メンテナンス性に優れたカラー画像形
成装置を実現することができる。さらに、トナー担持体
上でトナー像を重ね合わせる場合にも、スループットと
位置合わせ精度を低下させることなく、不要トナーを除
去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例によるカラー画像形成装置
の側面図
【図2】本発明の第1実施例におけるクリーニング部の
拡大図
【図3】本発明の第2実施例におけるクリーニング部の
拡大図
【図4】本発明の第3実施例におけるカラー画像形成装
置の側面図
【図5】本発明の第3実施例におけるクリーニング部の
拡大図
【図6】本発明の第3実施例におけるクリーナの構成を
示す側面図
【図7】本発明の第3実施例における前ローラ押圧部の
拡大図
【図8】本発明の第3実施例における前ローラ保持部の
側面図
【図9】クリーナ電圧と負荷変動の関係を示すグラフ
【図10】本発明の第4実施例における前ローラ押圧部
の拡大図
【図11】本発明の第4実施例における前ローラ保持部
の側面図
【図12】従来の画像形成装置の側断面図
【図13】他の従来の画像形成装置の側断面図
【符号の説明】
1 作像ユニット 2 感光体ドラム 10 転写ベルト 15 クリーナユニット 16 クリーナローラ 17 スクレーパ 18 廃トナーケース 19 すくいシール 42 ベルトユニット 43 中間転写ベルト 47 クリーナ 50 作像ユニット 57 2次転写ローラ 81 対向ブラシa 90 前ローラ 110 対向ブラシb
フロントページの続き (72)発明者 吉川 正紀 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 片伯部 昇 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 大塚 正雄 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2H032 AA05 AA15 BA01 BA05 BA09 BA18 BA23 BA30 CA02 DA02 2H034 BC01 BC03 BC04 BC06 BC09 BC10 BD01 BD04 BD06 BD09 BF01 BF03

Claims (56)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性を有し、帯電したトナーを表面に
    担持して移動するトナー担持体と、前記トナー担持体に
    圧接して回転し、前記トナー担持体から前記トナーを引
    きつける電位に保持されたクリーナ部材を備え、前記ク
    リーナ部材が表面に高電気抵抗層を有する金属からなる
    ことを特徴とするクリーニング装置。
  2. 【請求項2】 クリーナ部材が表面に陽極酸化皮膜を有
    することを特徴とする請求項2記載のクリーニング装
    置。
  3. 【請求項3】 クリーナ部材が表面にアルマイト層を有
    するアルミニュームからなることを特徴とする請求項2
    記載のクリーニング装置。
  4. 【請求項4】 クリーナ部材とトナー担持体が接触面の
    移動速度が速度差を有することを特徴とする請求項1記
    載のクリーニング装置。
  5. 【請求項5】 クリーナ部材とトナー担持体が接触面で
    逆方向に移動することを特徴とする請求項4記載のクリ
    ーニング装置。
  6. 【請求項6】 トナー担持体が柔軟性を有することを特
    徴とする請求項1記載のクリーニング装置。
  7. 【請求項7】 トナー担持体の表面電気抵抗率が1×1
    8Ω/□以上で1×1010Ω/□以下であり、かつ、
    トナー担持体の体積電気抵抗率が1×108Ω・cm以
    上で1×1010Ω・cm以下であることを特徴とする請
    求項1記載のクリーニング装置。
  8. 【請求項8】 クリーナ部材表面に圧接してトナーを掻
    き落とすスクレーパを備えたことを特徴とする請求項1
    記載のクリーニング装置。
  9. 【請求項9】 スクレーパが厚さ80μm以下の金属製
    の薄板であることを特徴とする請求項8記載のクリーニ
    ング装置。
  10. 【請求項10】 クリーナ部材の表面に潤滑剤を付着さ
    せたことを特徴とする請求項8、請求項9記載のクリー
    ニング装置。
  11. 【請求項11】 クリーナ部材の表面粗さがRmax
    0.5μm以上で8μm以下であることを特徴とする請
    求項8、請求項9記載のクリーニング装置。
  12. 【請求項12】 導電性を有し、帯電したトナーを表面
    に担持して移動するトナー担持体に圧接して回転し、表
    面に高抵抗層を有する金属からなるクリーナ部材と、 前記クリーナ部材に前記トナーを引きつける電位を供給
    する電位供給手段と、 前記クリーナ部材に圧接しトナーを掻き取るスクレーパ
    と、 前記クリーナ部材から除去したトナーを貯蔵する廃トナ
    ー溜と、 前記クリーナ部材及び前記スクレーパと前記廃トナー溜
    の隙間からのトナーの漏れを防止するシール部材とを一
    体的に備え、トナー担持体に着脱自在であることを特徴
    とするクリーナユニット。
  13. 【請求項13】 クリーナ部材が表面にアルマイト層を
    有するアルミニュームからなることを特徴とする請求項
    12記載のクリーニング装置。
  14. 【請求項14】 クリーナ部材の表面粗さがRmax
    0.5μm以上で8μm以下であることを特徴とする請
    求項12記載のクリーナユニット。
  15. 【請求項15】 像形成位置で表面に所定の極性に帯電
    したトナー像を形成され、さらに転写位置で記録紙へト
    ナー像を転写する中間転写ベルトと、前記中間転写ベル
    トを回転可能に保持する保持手段と、前記転写位置より
    も前記中間転写ベルトの回転方向の下流側で前記中間転
    写ベルトに圧接して回転する、表面に高抵抗層を有する
    金属ローラからなるクリーナ部材と、前記クリーナ部材
    に前記トナーを引きつける電位を供給する電位供給手段
    と、前記クリーナ部材表面に圧接してトナーを掻き落と
    すスクレーパを一体に備え、装置本体に着脱自在に構成
    されたことを特徴とするベルトユニット。
  16. 【請求項16】 中間転写ベルトの表面電気抵抗率が1
    ×108Ω/□以上で1×1010Ω/□以下であり、か
    つ、トナー担持体の体積電気抵抗率が1×10 8Ω・c
    m以上で1×1010Ω・cm以下であることを特徴とす
    る請求項15記載のベルトユニット。
  17. 【請求項17】 クリーナ部材が表面に陽極酸化皮膜を
    有することを特徴とする請求項15記載のベルトユニッ
    ト。
  18. 【請求項18】 クリーナ部材が表面にアルマイト層を
    有するアルミローラであることを特徴とする請求項17
    記載のベルトユニット。
  19. 【請求項19】 スクレーパが厚さ80μm以下の金属
    製の薄板であることを特徴とする請求項15記載のベル
    トユニット。
  20. 【請求項20】 クリーナ部材の表面に潤滑剤を付着さ
    せたことを特徴とする請求項15、19記載のベルトユ
    ニット。
  21. 【請求項21】 クリーナ部材の表面粗さがRmax
    0.5μm以上で8μm以下であることを特徴とする請
    求項15、請求項19記載のベルトユニット。
  22. 【請求項22】 クリーナ部材と中間転写ベルトの接触
    面の移動速度が互いに速度差を有することを特徴とする
    請求項15記載のベルトユニット。
  23. 【請求項23】 クリーナ部材と中間転写ベルトが接触
    面で逆方向に移動することを特徴とする請求項22記載
    のベルトユニット。
  24. 【請求項24】 中間転写ベルトを挟んでクリーナ部材
    と対向する第1の対向電極を備えたことを特徴とする請
    求項15記載のベルトユニット。
  25. 【請求項25】 転写位置とクリーナ部材の間に位置
    し、電気的に接地され、転写ベルトに圧接する前処理部
    材を備えたことを特徴とする請求項15記載のベルトユ
    ニット。
  26. 【請求項26】 前処理部材と前記中間転写ベルトの圧
    接部に速度差を有して回転させる前処理駆動手段を有す
    ることを特徴とする請求項25記載のベルトユニット。
  27. 【請求項27】 前処理部材が中間転写ベルトにのみ接
    触するローラであり、前処理部材と中間転写ベルトが両
    者の接触面で同方向に移動することを特徴とする請求項
    26記載のベルトユニット。
  28. 【請求項28】 中間転写ベルトを挟んで前処理部材に
    対向する第2の対向電極を有することを特徴とする請求
    項25記載のベルトユニット。
  29. 【請求項29】 前処理部材と第1の対向電極が同電位
    で、第2の対向電極とクリーナ部材が同電位であること
    を特徴とする請求項28記載のベルトユニット。
  30. 【請求項30】 クリーナ部材を中間転写ベルトに対し
    て離接するクリーナ離接機構を備えたことを特徴とする
    請求項15記載のベルトユニット。
  31. 【請求項31】 中間転写ベルトを挟んでクリーナ部材
    と対向し、接地電位に保持された第1の導電性ブラシを
    備えたことを特徴とする請求項30記載のベルトユニッ
    ト。
  32. 【請求項32】 転写位置とクリーナ部材の間で中間転
    写ベルトに圧接し、接地電位に保たれる前処理ローラ
    と、前記前処理ローラを中間転写ベルトに対して離接す
    る前処理離接機構を備えたことを特徴とする請求項30
    記載のベルトユニット。
  33. 【請求項33】 中間転写ベルトを挟んで前処理ローラ
    と対向し、クリーナ部材と同電位の第2の導電性ブラシ
    を備えたことを特徴とする請求項32記載のベルトユニ
    ット。
  34. 【請求項34】 導電性を有し、帯電したトナーを表面
    に担持するトナー担持体と、前記トナー担持体を回転さ
    せる駆動手段と、前記トナー担持体に圧接して回転する
    クリーナ部材と、前記クリーナ部材に、トナー担持体か
    ら前記トナーを引きつける電位を印加する電位印加手段
    を備え、前記クリーナ部材が表面に高抵抗層を有する金
    属からなることを特徴とする画像形成装置。
  35. 【請求項35】 トナー担持体が弾性を有する中間転写
    ベルトであり、前記中間転写ベルトに所定の極性に帯電
    したトナー像を形成するトナー像形成手段と、前記中間
    転写ベルトから記録紙へトナー像を転写する転写手段を
    備え、前記転写手段と前記トナー像形成手段の間でクリ
    ーナ部材が中間転写ベルトに圧接することを特徴とする
    請求項34記載の画像形成装置。
  36. 【請求項36】 トナー担持体が弾性を有し、記録紙を
    搬送する転写ベルトであり、前記記録紙に所定の極性に
    帯電したトナー像を形成するトナー像形成手段と、前記
    転写ベルトから記録紙を剥離する剥離手段を備え、前記
    剥離手段と前記トナー像形成手段の間でクリーナ部材が
    転写ベルトに圧接することを特徴とする請求項34記載
    の画像形成装置。
  37. 【請求項37】 トナー担持体の表面電気抵抗率が1×
    108Ω/□以上で1×1010Ω/□以下であり、か
    つ、トナー担持体の体積電気抵抗率が1×108Ω・c
    m以上で1×1010Ω・cm以下であることを特徴とす
    る請求項34記載の画像形成装置。
  38. 【請求項38】 クリーナ部材が表面に陽極酸化皮膜を
    有することを特徴とする請求項38記載の画像形成装
    置。
  39. 【請求項39】 クリーナ部材が表面にアルマイト層を
    有するアルミニュームからなることを特徴とする請求項
    38記載の画像形成装置。
  40. 【請求項40】 クリーナ部材表面に圧接してトナーを
    掻き落とすスクレーパを備えたことを特徴とする請求項
    34記載の画像形成装置。
  41. 【請求項41】 スクレーパが厚さ80μm以下の金属
    製の薄板であることを特徴とする請求項40記載の画像
    形成装置。
  42. 【請求項42】 クリーナ部材の表面に潤滑剤を付着さ
    せたことを特徴とする請求項40記載の画像形成装置。
  43. 【請求項43】 クリーナ部材の表面粗さがRmax
    0.5μm以上で8μm以下であることを特徴とする請
    求項40記載の画像形成装置。
  44. 【請求項44】 クリーナ部材とトナー担持体の接触面
    の移動速度が互いに速度差を有することを特徴とする請
    求項34記載の画像形成装置。
  45. 【請求項45】 クリーナ部材とトナー担持体が接触面
    で逆方向に移動することを特徴とする請求項44記載の
    画像形成装置。
  46. 【請求項46】 中間転写ベルトまたは転写ベルトを挟
    んでクリーナ部材と対向する第1の対向電極を備えたこ
    とを特徴とする請求項35、請求項36記載の画像形成
    装置。
  47. 【請求項47】 転写手段または剥離手段とクリーナ部
    材の間の位置で電気的に接地され、転写ベルトに圧接す
    る導電性の前処理部材を備えたことを特徴とする請求項
    34記載の画像形成装置。
  48. 【請求項48】 前処理部材と前記中間転写ベルトの圧
    接部に速度差を有して回転させる前処理駆動手段を有す
    ることを特徴とする請求項47記載の画像形成装置。
  49. 【請求項49】 前処理部材が中間転写ベルトにのみ接
    触するローラであり、前処理部材と中間転写ベルトが両
    者の接触面で同方向に移動することを特徴とする請求項
    48記載の画像形成装置。
  50. 【請求項50】 中間転写ベルトまたは転写ベルトを挟
    んで前処理部材に対向する第2の対向電極を備えたこと
    を特徴とする請求項47記載の画像形成装置。
  51. 【請求項51】 第2の対向電極がクリーナ部材と同電
    位であることを特徴とする請求項50記載の画像形成装
    置。
  52. 【請求項52】 クリーナ部材が前記中間転写ベルトに
    対して離接可能であることを特徴とする請求項35記載
    の画像形成装置。
  53. 【請求項53】 中間転写ベルトを挟んでクリーナ部材
    と対向し、接地電位に保持された第1の導電性ブラシを
    備えたことを特徴とする請求項52記載の画像形成装
    置。
  54. 【請求項54】 転写位置とクリーナ部材の間で中間転
    写ベルトに圧接し、接地電位に保たれる前処理ローラ
    と、前記前処理ローラを中間転写ベルトに対して離接す
    る前処理離接機構を備えたことを特徴とする請求項52
    記載のベルトユニット。
  55. 【請求項55】 中間転写ベルトを挟んで前処理ローラ
    と対向し、クリーナ部材と同電位の第2の導電性ブラシ
    を備えたことを特徴とする請求項54記載のベルトユニ
    ット。
  56. 【請求項56】 クリーナに印加する電圧の絶対値が1
    50V以上で400V以下であることを特徴とする請求
    項55記載の画像形成装置。
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