JP2006242992A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】感光体ドラムに傷が発生することを防止できるようにする。
【解決手段】複写機は、感光体ドラムと、複数のローラ間に張設されて感光体ドラムと接触する接触部を有する転写用ベルトと、上記接触部に対して転写用の帯電電荷を与える転写バイアス電源と、を含んでいる。画像形成動作の開始時には、まず、(1)転写バイアス電源を動作させ、(2)次いで、ローラを回転させ、(3)次いで、感光体ドラムの回転を開始させるようになっている。
【効果】感光体ドラムおよび転写用ベルトの動作に先立って、転写バイアス電源をオンにすることにより、感光体ドラムと転写用ベルトとを接触部で引き付けて、感光体ドラムが接触部で異物と擦れることを防止できる。
【選択図】 図2

Description

この発明は、感光体ドラムなどの像担持体を有する画像形成装置に関する。
複写機やプリンタなどの画像形成装置には、感光体ドラムに静電潜像を形成してトナーで現像し、現像したトナー像を用紙に転写するものがある。このような画像形成装置には、装置内の用紙の搬送を、無端状のベルトを用いて行うものがある(たとえば、特許文献1参照)。
上記のベルトは、駆動ローラと従動ローラによって張架されており、駆動ローラの駆動により回転移動されるようになっている。また、ベルトは、感光体ドラムと転写ローラとによって挟まれており、当該挟まれた位置が転写位置とされている。そして、画像形成時、用紙は、ベルトによって転写位置に搬送され、転写ローラの転写バイアスによって、感光体ドラムのトナー像を転写される。
特開2003−29552号公報
感光体ドラムは、転写位置でベルトと接触しており、異物(砂粒などの硬いもの)が転写位置に入り込むことがある。このとき、転写位置において、感光体ドラムとベルトとの間に速度差があると、異物が感光体ドラムに擦れて感光体ドラムの表面に傷が付くおそれがある。特に、画像形成動作の開始時には、感光体ドラム、および、ベルトのそれぞれについて、停止状態から駆動状態への移行を伴うため、感光体ドラムとベルトとの速度差を生じ易く、感光体ドラムに傷が付き易い。感光体ドラムに傷が付くと、その傷付いた部分は帯電できず、その結果、傷部分がトナー像として現像されてしまい不要なトナー像が形成画像に現れるために画質の低下を招いてしまう。
また、ベルトは、停止状態ではわずかなたるみを持たせつつ、駆動ローラおよび従動ローラに掛け回されている。その結果、駆動ローラの駆動の開始から、ベルトが十分な張力を与えられて一定の速度で安定して駆動するまでに時間を要し、言い換えれば、画像形成動作時のベルトの速度へ到達するのに時間が必要である。
この発明は、かかる背景のもとでなされたもので、像担持体である感光体ドラムに傷が発生することを防止することのできる画像形成装置を提供することを目的とする。
また、この発明の別の目的は、画像形成動作時の立ち上がり時間を短くすることのできる画像形成装置を提供することにある。
上記の目的を達成するための請求項1記載の発明は、ドラム形状の像担持体と、少なくとも2つのローラ間に張設されて回転移動可能であり、架張部が上記像担持体と接触している転写用ベルトと、転写用ベルトと像担持体との上記接触部に対して、転写用の帯電電荷を与える転写バイアス印加手段と、を含む画像形成装置において、画像形成動作の開始時に、(1)転写バイアス印加手段を動作させ、(2)次いで、ローラを回転させ、(3)次いで、像担持体の回転を開始させる、という順番で、転写バイアス印加手段、ローラ、および、像担持体を、所定の微小時間差を設けて動作開始させる駆動開始制御手段、を有することを特徴とする画像形成装置である。
この構成によれば、像担持体、および、ベルトの動作に先立って、転写バイアス印加手段を動作させることにより、接触部に転写用の帯電電荷を与えて、像担持体と転写用ベルトとを引き付け合うようにしている。これにより、像担持体と転写用ベルトが擦れ易い画像形成動作の開始時に、両者が一緒に動くので擦れ合うことを防止できる。その結果、砂粒などの異物が接触部に入り込んだときでも、像担持体が異物と擦れ合って傷付くことを防止でき、不要なトナー像の発生による画質の低下を防止できる。
また、像担持体と転写用ベルトとを接触部で引き付けた状態で、像担持体よりも先にローラを回転させていることにより、転写用ベルトがローラに十分な張力を与えられて安定して駆動するまでの時間を短くできる。その結果、画像形成動作の開始から1枚目の用紙に画像形成が行われるまでの時間(ファースト出力時間)を短くすることができ、画像形成動作の立ち上り時間をより短くすることができる。
さらに、ローラの回転開始から転写用ベルトの安定駆動までの時間(タイムラグ)を考慮して、ローラの回転の開始から微小時間経過後に、像担持体の回転を開始させている。これにより、転写用ベルトの速度と像担持体の速度とを同期させて、像担持体と異物とが擦れることを、より確実に防止できる。
請求項2記載の発明は、上記転写用ベルトの回転移動、および、像担持体の回転を停止させた後に、上記転写バイアス印加手段の動作を停止させる停止制御手段、をさらに有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
この構成によれば、画像形成動作の終了時において、転写用ベルト、および、像担持体が完全に停止するまで、転写バイアスの印加により、像担持体と転写用ベルトとを接触部で互いに引き付けている。これにより、像担持体と転写用ベルトが擦れ易い画像形成動作の終了時に、両者が一緒に動くので擦れ合うことを防止できる。その結果、像担持体が接触部で異物と擦れ合って傷付くことを防止でき、不要なトナー像の発生による画質の低下を防止できる。
請求項3記載の発明は、上記像担持体は、アモルファスシリコンを用いて形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置である。
この構成によれば、像担持体に硬質のアモルファスシリコンを用いた場合でも、接触部で異物と擦れることが防止されているため、像担持体に傷が付くことを良好に防止することができる。
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明する。
図1は、この発明の一実施形態にかかる画像形成装置としての複写機の概略構成を示す模式的な側面図である。図1を参照して、この複写機1は、カラー画像データに基づいて、マゼンダ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)およびブラック(BK)の各色のトナーを用紙に順次重ね合わせることにより、フルカラー画像を形成することができる、電子写真方式のいわゆるタンデム型のデジタルカラー複写機1である。
複写機1は、像担持体として各色トナーに対応する略円筒状の4つの感光体ドラム2M,2C,2Y,2BK(ドラム形状の像担持体)と、複数のローラ3と、これらのローラ3間に張設されている無端状の転写用ベルト4と、転写バイアス電源5(転写バイアス印加手段)と、制御部6(駆動開始制御手段、停止制御手段)とを備えている。
各感光体ドラム2M,2C,2Y,2BKは、アモルファスシリコン(A−Si)を含む表面層を有しており、左右方向に転写用ベルト4に沿って並んで配置されている。これらの感光体ドラム2M,2C,2Y,2BKは、それぞれに設けられたドラムモータ7の駆動によって、所定の回転方向R1(図1において、時計回り)に回転されるようになっている。各ドラムモータ7は、たとえば、DC(直流)モータからなる。なお、ドラムモータ7は、ステッピングモータなどであってもよい。
画像形成時、感光体ドラム2Mには、画像データに基づくマゼンダのトナー像が形成されるようになっている。同様に、感光体ドラム2Cには、画像データに基づくシアンのトナー像が形成されるようになっている。感光体ドラム2Yには、画像データに基づくイエローのトナー像が形成されるようになっている。感光体ドラム2BKには、画像データに基づくブラックのトナー像が形成されるようになっている。
感光体ドラム2M,2C,2Y,2BKの周囲には、それぞれ、クリーニング装置8が設けられている。各クリーニング装置8は、対応する感光体ドラム2M,2C,2Y,2BKの回転方向R1において、後述する接触部Nよりも下流側に配置されており、用紙Pに転写されなかった残留トナーを回収するようになっている。
転写用ベルト4は、樹脂により形成された、伸縮性および帯電性を有するベルトであり、感光体ドラム2M,2C,2Y,2BKの下方に配置されている。上記の樹脂として、PVDF(PolyVinyliDeneFluoride)、ETFE(Ethylene Tetrafluoro Ethylene)、および、PI(Polyimide)を例示することができる。転写用ベルト4の厚みは、たとえば、0.1mmとされており、転写用ベルト4の体積抵抗は、たとえば、1.0×1012〜1.0×1013Ω・cmとされている。
転写用ベルト4の上側部分の一部は、左右方向にまっすぐに延びており、架張部9とされている。架張部9の表面(上面)は、感光体ドラム2M,2C,2Y,2BKと、接触部N(ニップ)でそれぞれ接触している。
ローラ3は、転写用ベルト4の径方向内方に配置されている。ローラ3は、少なくとも2つ(この実施形態において、8つ)設けられており、駆動ローラ31を含んでいる。
駆動ローラ31は、転写用ベルト4を、上記回転方向R1と反対の回転方向R2(反時計回り方向)に回転移動させるためのものであり、たとえば、1つ設けられている。駆動ローラ31は、用紙Pの搬送方向Aの最も下流側に位置する感光体ドラム2BKよりも、搬送方向Aの下流側に配置されている。この駆動ローラ31は、駆動ローラモータ10の駆動によって回転するようになっている。駆動ローラモータ10は、たとえば、ステッピングモータからなる。
駆動ローラ31は、たとえば、直径が15.2mmに形成されている。具体的には、直径が14.2mmの金属軸に、0.5mmの厚みを有する筒状のゴムを外嵌して形成されている。このゴムとして、EPDM(Ethylene-Propylene-Diene Methylene linkage)を例示することができる。
ローラ3は、転写用ベルト4の回転移動によって回転される従動ローラとしての、転写ローラ32とアイドルローラ33とをさらに含んでいる。
転写ローラ32は、感光体ドラム2M,2C,2Y,2BKで形成されたトナー像を、用紙Pに転写するためのものである。この転写ローラ32は、たとえば、4つ設けられており、感光体ドラム2M,2C,2Y,2BKの接触部Nに対向する位置にそれぞれ配置されている。
各転写ローラ32は、転写バイアス電源5に接続されており、転写用の帯電電荷を接触部Nに与えるようになっている。
各転写ローラ32は、たとえば、直径が15mmに形成されている。具体的には、直径が8mmの金属軸に、3.5mmの厚みを有する筒状の発泡体を外嵌して形成されたものである。この発泡体として、EPDM(Ethylene-Propylene-Diene Methylene linkage)を例示することができる。各転写ローラ32の抵抗は、たとえば、1.0×10〜1.0×10Ωである。
アイドルローラ33は、たとえば、3つ設けられており、用紙Pの搬送方向Aの最も上流側に位置する感光体ドラム2Mよりも、搬送方向Aの上流側と、駆動ローラ31よりも転写用ベルト4の回転方向下流側とにそれぞれ配置されている。
転写バイアス電源5は、転写ローラ32を介して接触部Nに転写用の帯電電荷を与えるためのものである。この転写バイアス電源5は、感光体ドラム2M,2C,2Y,2BKで形成されたトナー像を用紙Pに転写する際には、電流が所定の値、たとえば、15μAとなるようにして(定電流制御により)帯電電荷を供給し、画像形成動作の開始・終了のそれぞれの際には、電圧が所定の値、たとえば、+1.3kVとなるようにして(定電圧制御により)帯電電荷を供給するようになっている。
制御部6は、CPU、RAM、ROMなどを含んでおり、転写バイアス電源5の動作、転写用ベルト4の回転移動、および、感光体ドラム2M,2C,2Y,2BKの回転について、それぞれ制御できるようになっている。具体的には、制御部6は、感光体ドラム2M,2C,2Y,2BKのドラムモータ7、駆動ローラモータ10、および、転写バイアス電源5のそれぞれに接続されている。これにより制御部6は、各ドラムモータ7の駆動・停止、駆動ローラモータ10の駆動・停止、および、転写バイアス電源5の動作(オン・オフ)を行うことができる。
複写機1の画像形成動作は、以下のようにして行われる。すなわち、感光体ドラム2M,2C,2Y,2BKが回転しているとともに、転写用ベルト4が回転移動している状態で、転写用ベルト4上を用紙Pが搬送方向Aに沿って移動する。感光体ドラム2Mの接触部Nに到達した用紙Pには、転写ローラ32によって、感光体ドラム2Mに形成されたマゼンダのトナー像が転写される。同様にして、用紙Pには、順次、シアン、イエロー、および、ブラックのトナー像が転写される。感光体ドラム2BKの接触部Nを通過して転写用ベルト4から送り出された用紙Pは、定着装置(図示せず)によって、トナー像の定着が行われたあと、機外に排出される。
この実施形態の特徴の1つは、画像形成動作の開始時、制御部6は、(1)転写バイアス電源5をオンにし、(2)次いで、駆動ローラ31(駆動ローラモータ10)の回転駆動を開始して転写用ベルト4の回転移動を開始し、(3)次いで、各ドラムモータ7の駆動を開始して感光体ドラム2M,2C,2Y,2BKの回転を開始させる、という順番で、転写バイアス電源5のオン、駆動ローラモータ10の駆動の開始、および、各ドラムモータ7の駆動の開始を、それぞれ所定の微小時間をあけて順次行わせるようにしている点にある。
こうすることによって、画像形成動作の開始時に、感光体ドラム2M,2C,2Y,2BKと転写用ベルト4との間に速度差が生じることを防止して、感光体ドラム2M,2C,2Y,2BKが異物と擦れて傷付くことを防止している。
図2は、画像形成動作の開始時における転写バイアス電源5、駆動ローラモータ10、および、各ドラムモータ7の動作について説明するためのタイミングチャートである。図1および図2を参照して、画像形成動作の開始時、制御部6は、まず、転写バイアス電源5をオンにする(タイミングT1)。これにより、転写ローラ32に転写バイアスが印加される。
転写バイアスが印加された転写ローラ32の帯電電荷により、転写用ベルト4は、接触部Nにおいて、対応する感光体ドラム2M,2C,2Y,2BKに引き付けられる。これにより、転写用ベルト4と感光体ドラム2M,2C,2Y,2BKとは、一緒に動くようにされて擦れ合わないようにされる。
転写バイアス電源5をオンにしてから所定の微小時間(たとえば、100ms)経過後、制御部6は、駆動ローラモータ10の駆動を開始させる(タイミングT2)。これにより、駆動ローラ31の駆動が開始される。これによって転写用ベルト4が駆動を開始するのであるが、感光体ドラム2M,2C,2Y,2BKも転写用ベルト4に帯電電荷により引き付けられているので回転を開始する。
ここで、画像形成動作を行っていないとき(停止時)、転写用ベルト4は、感光体ドラム2BKの接触部Nと、駆動ローラ31との間でたるみが生じた状態となる(図1において、たるんだ状態の転写用ベルト4を2点鎖線で図示)。
このため、駆動ローラ31の駆動の開始から、転写用ベルト4が駆動ローラ31に十分な張力を与えられて、安定して駆動するまでの間に所定の時間(タイムラグ)が必要となる。
しかしながら、転写用ベルト4は、感光体ドラム2BKに引き付けられているため、転写用ベルト4のうち、感光体ドラム2BKと駆動ローラ31との間の短い領域に、駆動ローラ31の張力を与えれば、転写用ベルト4に十分な張力を与えることができる。これにより、転写用ベルト4に速やかに十分な張力を与えて、タイムラグを短くすることができる。
駆動ローラモータ10の駆動を開始してから所定の微小時間(たとえば、100ms)経過後、制御部6は、各ドラムモータ7の駆動を開始させる(タイミングT3)。これにより、感光体ドラム2M,2C,2Y,2BKは、回転を開始する。この際、速度の立ち上がりの遅い転写用ベルト4は感光体ドラム2M,2C,2Y,2BKに帯電電荷によって引き付けられているので速度の立ち上がりの早い感光体ドラム2M,2C,2Y,2BKに引きずられるようにして回転速度を速める。
感光ドラム2M,2C,2Y,2BKは、ドラムモータ7の駆動開始と同時に回転を開始して、安定して駆動する。このため、転写用ベルト4の安定駆動までのタイムラグを考慮して、駆動ローラモータ10の駆動開始から、上記微小時間経過後、ドラムモータ7の駆動開始を行うことにより、転写用ベルト4の速度と、感光ドラム2M,2C,2Y,2BKの速度とを同期させることができる。
また、この実施形態の別の特徴の1つは、画像形成動作の終了の際、制御部6は、転写用ベルト4の回転移動、および、感光体ドラム2M,2C,2Y,2BKの双方の回転を停止させた後に、転写バイアス電源5をオフ(停止)させるようにしている点にある。
具体的には、用紙Pが感光体ドラム2BKの接触部Nを通過し、さらに、機外に排出された後、制御部6は、ドラムモータ7、および、駆動ローラモータ10のそれぞれの駆動を停止する。これにより、感光体ドラム2M,2C,2Y,2BK、および、駆動ローラ31(転写用ベルト4)は、それぞれ、慣性により所定時間だけ回転し、その後、停止する。
このとき、感光体ドラム2M,2C,2Y,2BKと転写用ベルト4とは、転写バイアスによって、対応する接触部Nで引き付け合わされているため、感光体ドラム2M,2C,2Y,2BKと転写用ベルト4とが一緒に動いて擦れ合うことが防止される。
感光体ドラム2M,2C,2Y,2BK、および、転写用ベルト4の双方が停止してから、所定の微小時間(たとえば、100ms)経過後、制御部6は、転写バイアス電源5をオフする。
以上説明したように、この実施形態によれば、画像形成動作の開始時に、感光体ドラム2M,2C,2Y,2BK、および、転写用ベルト4の双方の動作に先立って、転写バイアス電源5をオンにすることにより、接触部Nのそれぞれに転写用の帯電電荷を与えて、感光体ドラム2M,2C,2Y,2BKと、転写用ベルト4とを引き付け合うようにしている。
これにより、感光体ドラム2M,2C,2Y,2BKと転写用ベルト4が擦れ易い画像形成動作の開始時に、両者が一緒に動くことで擦れ合うことを防止できる。その結果、砂粒などの異物が接触部Nに入り込んだときでも、感光体ドラム2M,2C,2Y,2BKが異物と擦れ合って傷付くことを防止でき、不要なトナー像の発生による画質の低下を防止できる。
また、感光体ドラム2M,2C,2Y,2BKと転写用ベルト4とを対応する接触部Nで引き付けた状態で、感光体ドラム2M,2C,2Y,2BKよりも先に駆動ローラ31を回転させている。
これにより、転写用ベルト4が駆動ローラ31に十分な張力が与えられて安定して駆動するまでの時間を短くできる。その結果、画像形成動作の開始から1枚目の用紙Pに画像形成が行われるまでの時間(ファースト出力時間)を短くすることができ、画像形成動作の立ち上り時間をより短くすることができる。
さらに、駆動ローラ31の回転開始から転写用ベルト4の安定駆動までの時間(タイムラグ)を考慮して、駆動ローラ31の回転の開始から微小時間経過後に、感光体ドラム2M,2C,2Y,2BKの回転を開始させている。これにより、転写用ベルト4の速度と、感光体ドラム2M,2C,2Y,2BKの速度とを同期させて、感光体ドラム2M,2C,2Y,2BKと異物とが擦れることを、より確実に防止できる。
また、画像形成動作の終了時において、転写用ベルト4、および、感光体ドラム2M,2C,2Y,2BKの双方が完全に停止するまで、転写バイアスの印加により、各感光体ドラム2M,2C,2Y,2BKと転写用ベルト4とを互いに引き付けている。これにより、感光体ドラム2M,2C,2Y,2BKと転写用ベルト4が擦れ易い画像形成動作の終了時に、両者が一緒に動くので擦れ合うことを防止できる。
その結果、感光体ドラム2M,2C,2Y,2BKが接触部Nで異物と擦れ合って傷付くことを防止でき、不要なトナー像の発生による画質の低下を防止できる。
このように、各感光体ドラム2M,2C,2Y,2BKの表面を硬質のアモルファスシリコンで形成した場合でも、接触部Nで異物と擦れることが防止されているため、これらの感光体ドラム2M,2C,2Y,2BKに傷が付くことを良好に防止できる。
この発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
たとえば、画像形成動作の終了時において、感光体ドラム2M,2C,2Y,2BKが完全に停止してから、所定の微小時間(たとえば、300ms)経過後に、駆動ローラ31の回転が完全に停止するようにし、その後に転写バイアス電源5をオフするようにしてもよい。
この場合、転写用ベルト4が感光体ドラム2BKに接触部Nで引き付けられた状態で、上記微小時間だけ、駆動ローラ31が転写用ベルト4に張力を与えることとなる。これにより、画像形成動作の終了後も、転写用ベルト4は、感光体ドラム2BKと駆動ローラ31との間で張力を与えられて張られた状態となる。したがって、次の画像形成動作開始の際に、転写用ベルト4に張力を与えるための時間をなくすことができ、ファースト出力時間をより短くすることができる。
また、画像形成動作の終了時に、駆動ローラ31の駆動停止のタイミングと、感光体ドラム2M,2C,2Y,2BKの駆動停止のタイミングとの間に、微小時間差を設けることにより、転写用ベルト4と感光体ドラム2M,2C,2Y,2BKとが同時に停止するようにしてもよい。
さらに、画像形成動作の開始・終了時、および、トナー像を用紙Pに転写している時以外は、転写バイアスの印加は、行われていてもよいし、行われていなくてもよい。
また、転写用ベルトを中間転写ベルトとして用いてもよい。この場合、各感光体ドラムに形成されたトナー像は、転写用ベルトに転写され、その後、用紙に転写される。
さらに、この発明は、感光体ドラムの数が1つであるモノクロの複写機に適用することができ、また、複写機以外の他の画像形成装置に適用することができる。
この発明の一実施形態にかかる画像形成装置としての複写機の概略構成を示す模式的な側面図である。 画像形成動作の開始時における転写バイアス電源、駆動ローラモータ、および、各ドラムモータの動作について説明するためのタイミングチャートである。
符号の説明
1 複写機(画像形成装置)
2M,2C,2Y,2BK 感光体ドラム(像担持体)
3 ローラ
4 転写用ベルト
5 転写バイアス電源(転写バイアス印加手段)
6 制御部(駆動開始制御手段、停止制御手段)
9 架張部
N 接触部

Claims (3)

  1. ドラム形状の像担持体と、
    少なくとも2つのローラ間に張設されて回転移動可能であり、架張部が上記像担持体と接触している転写用ベルトと、
    転写用ベルトと像担持体との上記接触部に対して、転写用の帯電電荷を与える転写バイアス印加手段と、
    を含む画像形成装置において、
    画像形成動作の開始時に、
    (1)転写バイアス印加手段を動作させ、
    (2)次いで、ローラを回転させ、
    (3)次いで、像担持体の回転を開始させる、
    という順番で、転写バイアス印加手段、ローラ、および、像担持体を、所定の微小時間差を設けて動作開始させる駆動開始制御手段、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 上記転写用ベルトの回転移動、および、像担持体の回転を停止させた後に、上記転写バイアス印加手段の動作を停止させる停止制御手段、をさらに有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 上記像担持体は、アモルファスシリコンを用いて形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
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