JP2008129448A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】無端ベルトを全ての像担持体から離間させた状態で無端ベルトを回転駆動可能にすることのできる画像形成装置を提供する。
【解決手段】
無端ベルトたる中間転写ベルト10が駆動可能となるようなテンションが付与された状態で、中間転写ベルト10を全ての像担持体たる感光体40Bk、40Y、40M、40Cから離間させる全離間駆動可能モードたる第1全離間モードを設ける。そして、中間転写ベルト10および感光体40Bk、40Y、40M、40Cを画像を形成するときの速度に立ち上げるときや、中間転写ベルト10を画像を形成するときの回転方向と逆方向に回転させるときに、上記第1全離間モードにする。
【選択図】図8

Description

本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタなどの画像形成装置に関するものである。
従来、複数の画像形成手段たる画像形成ユニットを有し、それぞれの像担持体上に形成したトナー像を無端ベルトたる中間転写ベルト上に順次1次転写し、その後、中間転写ベルト上の重ねあったトナー像を2次転写部にて転写材上に一括して2次転写する画像形成装置が知られている。
特許文献1には、中間転写ベルトを黒の感光体以外の感光体から離間させる一部離間モードと、中間転写ベルトを全ての像担持体から離間する全離間モードとを備えた画像形成装置が記載されている。
特開2003−186313号公報
画像形成時は、像担持体と中間転写ベルトとを等速で回転させているが、像担持体と中間転写ベルトとで、画像形成時の速度に立ち上がるまでの時間に差があると、中間転写ベルトが像担持体と摺擦して、像担持体や中間転写ベルトに細かい傷が生じるおそれがあった。使用初期時においては、このような細かい傷が生じても、画質などに影響がないが、経時においては、このような細かな傷が積み重なって全面傷となり、画像不良や、クリーニングブレードの先端部を傷つけるなどの不具合が生じてしまう。
特に、回転ムラを抑制するため、像担持体の回転軸にフライホイールなどを取り付けている場合は、慣性力で像担持体が所定の速度に立ち上がるまでの時間が長くかかり、像担持体と中間転写ベルトとで、画像形成時の速度に立ち上がるまでの時間に差が生じやすい。
そこで、特許文献1に記載の中間転写ベルトを全ての像担持体から離間する全離間モードのときに、中間転写ベルトおよび像担持体を所定の速度に立ち上げて、像担持体と中間転写ベルトとが等速となった時点で、中間転写ベルトを像担持体に接触させることも考えられる。しかし、特許文献1の全離間モードは、全離間モードのときはベルトに癖や曲がりが出ないように、中間転写ベルトのテンションを弱めている。このため、ベルトを回転駆動させるために駆動ローラを回転させても、駆動ローラとベルトとの間に摩擦力が働かず、ベルトが回転しない。
本発明は、上記背景に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、無端ベルトを全ての像担持体から離間させた状態で無端ベルトを回転駆動可能にすることのできる画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、静電潜像を担持するための像担持体と、該像担持体上に静電潜像を形成するための潜像形成手段と、該静電潜像を現像してトナー像化するための現像手段とを有する画像形成手段を複数個備え、且つ、該複数個の画像形成手段の各像担持体の表面に順次対向するように表面が無端移動する無端ベルトを備えた画像形成装置において、上記無端ベルトを上記各像担持体に対して接離させるための接離手段を設け、前記接離手段は、接離動作モードとして、前記無端ベルトが全ての像担持体と当接する全当接モードと、前記無端ベルトが回転駆動なしうるテンションを付与して前記無端ベルトを全ての像担持体から離間する全離間駆動可能モードとを取り得るように構成したことを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の画像形成装置において、全離間駆動可能モードにおける前記無端ベルトのテンションを、画像形成時のテンションの0.7以上1倍以下としたことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1または2の画像形成装置において、前記接離手段は、前記像担持体と前記無端ベルトとが回転駆動を開始して所定速度に立ち上がるまでの間、全離間駆動可能モードを取ることを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1または2の画像形成装置において、前記接離手段は、前記無端ベルトが画像形成時の回転方向と逆の回転方向に回転駆動するとき、全離間駆動可能モードを取ることを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項1乃至4いずれかの画像形成装置において、前記接離手段を、前記全離間駆動可能モードにおける前記無端ベルトのテンションよりも、低いテンションで該無端ベルトが全ての像担持体から離間する状態である全離間低テンションモードを取り得るように構成したことを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項5の画像形成装置において、前記無端ベルトを張架して、該無端ベルトを前記像担持体に当接させるための複数の張架ローラと、該無端ベルトを押圧して前記無端ベルトにテンションを付与するテンションローラと備え、前記接離手段を、前記張架ローラを前記像担持体から離間させることで、前記無端ベルトを前記像担持体から離間させるよう構成し、かつ、前記全離間駆動可能モードにおける前記張架ローラの前記像担持体との離間距離が、前記全離間低テンションモードにおける前記張架ローラの像担持体との離間距離よりも短くなるよう構成したことを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項6の画像形成装置において、前記接離手段を、複数の張架ローラを支持し、少なくとも1つの像担持体を残して他の像担持体から前記無端ベルトを離間させるための第1の揺動部材と、ひとつの張架ローラを支持し、少なくとも1つの像担持体から前記無端ベルトを離間させるための第2の揺動部材とを用いて構成し、前記第1の揺動部材の揺動支点を前記第2の揺動部材上に設け、前記第2の揺動部材が、少なくとも1つの像担持体と前記無端ベルトとが当接しうる姿勢と、前記無端ベルトから像担持体の距離が互いに異なる2つの姿勢とを取り得るように構成したことを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項7の画像形成装置において、前記接離手段を、前記第2の揺動部材を支持し、回転する偏心カムを用いて構成し、前記偏心カムの外周面に、第1の位置と、前記偏心カムの回転の中心からの距離が第1の位置と異なる第2の位置と、前記偏心カムの回転の中心からの距離が第1および第2の位置と異なる第3の位置とを設け、第1、第2、第3の位置のいずれかが、第2揺動部材と当接するよう前記偏心カムの回転を制御するよう構成したことを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項7の画像形成装置において、前記接離手段を前記第2の揺動部材を支持し、回動する第1偏心カムと第2偏心カムとを用いて構成し、前記第1偏心カムの回転の中心から外周面までの最長距離をL4、最短距離をL5とし、前記第2偏心カムの回転の中心から外周面までの最長距離をL6、最短距離をL7としたとき、L4>L6>L5>L7の関係となるよう構成したことを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、請求項1乃至9いずれかの画像形成装置において、上記無端ベルトが中間転写ベルトであり、上記像担持体上のトナー像を該中間転写ベルト表面に1次転写するための1次転写手段と、該中間転写ベルト上に転写されたトナー像を転写材上に2次転写する2次転写手段とを有することを特徴とするものである。
また、請求項11の発明は、請求項1乃至10いずれかの画像形成装置において、上記無端ベルトが転写材を担持して搬送する転写材搬送ベルトであり、上記像担持体上のトナー像を該転写材搬送ベルトに担持された該転写材表面に転写するための転写手段を有することを特徴とするものである。
請求項1乃至8の発明によれば、無端ベルトが回転駆動なしうるテンションを付与して無端ベルトを全ての像担持体から離間させるので、無端ベルトを全ての像担持体から離間させた状態で、無端ベルトを回転駆動させることができる。よって、中間転写ベルトおよび像担持体を所定の速度に立ち上がるまで、第1全離間モードにしておけば、像担持体と無端ベルトとの摺擦による細かい傷が生じるのを抑制することができる。
以下、本発明をカラー電子写真複写機に適用した実施形態の一例について説明する。
図1は、この発明の実施形態の一例を示すもので、タンデム型間接転写方式のカラー電子写真複写機の概略構成図である。このカラー電子写真複写機は、複写装置本体100、この複写機本体を載せる給紙テーブル200、複写装置本体上に取り付けるスキャナ300、さらにその上に取り付ける原稿自動搬送装置(ADF)400から主に構成されている。
上記複写装置本体100には、中央に、無端ベルト状の中間転写ベルト10を設ける。中間転写ベルト10は、図2に示すように、ベース層11を、例えば伸びの少ないフッ素樹脂や伸びの大きなゴム材料に帆布など伸びにくい材料で構成された基層をつくり、その上に弾性層12を設ける。弾性層12は、例えばフッ素系ゴムやアクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴムなどでつくる。その弾性層12の表面は、例えばフッ素系樹脂をコーティングして平滑性のよいコート層13で被ってなる。
そして、図1の例では、中間転写ベルト10を3つの支持ローラ14,15,16に掛け回して図中時計回りに回転搬送可能としている。
この図示例では、3つの支持ローラ14,15,16のうち第2の支持ローラ15の右に、画像転写後に中間転写ベルト10上に残留する残留トナーを除去する中間転写ベルトクリーニング装置17を設ける。
また、3つの支持ローラ14,15,16のうち第1の支持ローラ14と第2の支持ローラ15間に張り渡した中間転写ベルト10上には、その搬送方向に沿って、シアン,マゼンタ,イエロー,ブラックの4つの画像形成手段18を横に並べて配置してタンデム画像形成装置20を構成する。そして、このタンデム画像形成装置20の上には、図1に示すように、さらに露光装置21を設ける。
一方、中間転写ベルト10を挟んでタンデム画像形成装置20と反対の側には、2次転写装置22を備える。2次転写装置22は、図示例では、2つのローラ23間に、無端ベルトである2次転写ベルト24を掛け渡して構成し、中間転写ベルト10を介して第3の支持ローラ16に押し当てて配置し、中間転写ベルト10上の画像をシートに転写する。
また、2次転写装置22の横には、シート上の転写画像を定着する定着装置25を設ける。定着装置25は、無端ベルトである定着ベルト26に加圧ローラ27を押し当てて構成する。
上述した2次転写装置22には、画像転写後のシートをこの定着装置25へと搬送するシート搬送機能も備えてなる。もちろん、2次転写装置22として、転写ローラや非接触のチャージャを配置してもよく、そのような場合は、このシート搬送機能を併せて備えることは難しくなる。
なお、図示例では、このような2次転写装置22および定着装置25の下側に、上述したタンデム画像形成装置20と平行に、シートの両面に画像を記録すべくシートを反転するシート反転装置28を備える。
さて、いまこのカラー電子写真複写機を用いてコピーをとるときは、原稿自動搬送装置400の原稿台30上に原稿をセットする。または、原稿自動搬送装置400を開いてスキャナ300のコンタクトガラス32上に原稿をセットし、原稿自動搬送装置400を閉じてそれで押さえる。
そして、不図示のスタートスイッチを押すと、原稿自動搬送装置400に原稿をセットしたときは、原稿を搬送してコンタクトガラス32上へと移動して後、他方コンタクトガラス32上に原稿をセットしたときは、直ちにスキャナ300を駆動し、第1走行体33および第2走行体34を走行する。そして、第1走行体33で光源から光を発射するとともに原稿面からの反射光をさらに反射して第2走行体34に向け、第2走行体34のミラーで反射して結像レンズ35を通して読取りセンサ36に入れ、原稿内容を読み取る。
また、不図示のスタートスイッチを押すと、不図示の駆動モータで支持ローラ14,15,16の1つを回転駆動して他の2つの支持ローラを従動回転し、中間転写ベルト10を回転搬送する。同時に、個々の画像形成手段18でその感光体40を回転して各感光体40上にそれぞれ、シアン,マゼンタ,イエロー,ブラックの単色画像を形成する。そして、中間転写ベルト10の搬送とともに、それらの単色画像を順次転写して中間転写ベルト10上に合成カラー画像を形成する。
一方、不図示のスタートスイッチを押すと、給紙テーブル200の給紙ローラ42の1つを選択回転し、ペーパーバンク43に多段に備える給紙カセット44の1つからシートを繰り出し、分離ローラ45で1枚ずつ分離して給紙路46に入れ、搬送ローラ47で搬送して複写機本体100内の給紙路48に導き、レジストローラ49に突き当てて止める。
または、給紙ローラ50を回転して手差しトレイ51上のシートを繰り出し、分離ローラ52で1枚ずつ分離して手差し給紙路53に入れ、同じくレジストローラ49に突き当てて止める。
そして、中間転写ベルト10上の合成カラー画像にタイミングを合わせてレジストローラ49を回転し、中間転写ベルト10と2次転写装置22との間にシートを送り込み、2次転写装置22で転写してシート上にカラー画像を記録する。
画像転写後のシートは、2次転写装置22で搬送して定着装置25へと送り込み、定着装置25で熱と圧力とを加えて転写画像を定着して後、切換爪55で切り換えて排出ローラ56で排出し、排紙トレイ57上にスタックする。または、切換爪55で切り換えてシート反転装置28に入れ、そこで反転して再び転写位置へと導き、裏面にも画像を記録して後、排出ローラ56で排紙トレイ57上に排出する。
一方、画像転写後の中間転写ベルト10は、中間転写ベルトクリーニング装置17で、画像転写後に中間転写ベルト10上に残留する残留トナーを除去し、タンデム画像形成装置20による再度の画像形成に備える。
ここで、レジストローラ49は一般的には接地されて使用されることが多いが、シートの紙粉除去のためにバイアスを印加することも可能である。一般的に中間転写方式は紙粉が感光体にまで移動しづらいため、紙粉転写を考慮する必要が少なくアースになっていても良い。また、印加電圧として、DCバイアスが印加されているが、これはシートをより均一帯電させるためDCオフセット成分を持ったAC電圧でも良い。
このようにバイアスを印加したレジストローラ49を通過した後の紙表面は、若干マイナス側に帯電している。よって、中間転写ベルト10からシートへの転写では、レジストローラ49に電圧を印加しなかった場合に比べて転写条件が変わり転写条件を変更する場合がある。
さて、上述したタンデム画像形成装置20において、個々の画像形成手段18は、詳しくは、例えば図3に示すように、ドラム状の感光体40のまわりに、帯電装置60、現像装置61、1次転写装置62、感光体クリーニング装置63、除電装置64などを備えてなる。
また、中間転写ベルトクリーニング装置17は、クリーニングブレードを有し、このクリーニングブレードの先端部を中間転写ベルト表面に圧接させて、中間転写ベルト表面の残留トナーを除去している。このため、継続使用によって、トナーや紙粉等の異物が先端部に次第に付着していく。これを放置すると、クリーニングブレードと中間転写ベルト表面との間にこの異物が挾み込まれて、クリーニング不良となるおそれがある。
そこで、本実施形態においては、中間転写ベルト10を正逆両方に回転駆動できる駆動手段を設け、非画像形成時に中間転写ベルトを画像形成時における回転方向とは逆の方向に回転して、先端部に付着している異物を先端部から剥離させて除去するクリーニングモードを有している。
次に、本実施形態の特徴点について、説明する。
本実施形態に係るカラー電子写真複写機では、各感光体40に対して、中間転写ベルト10を接離させるための接離手段を設けた。この接離手段は、次の接離動作モードを有するものである。すなわち、中間転写ベルトを全ての感光体に当接する全当接モードと、中間転写ベルトをK色の感光体を残して他の感光体から離間する一部離間モードとである。さらに、中間転写ベルトの駆動が可能なテンションが付与された状態で、中間転写ベルトを全ての像担持体から離間させる全離間駆動可能モードである第1全離間モードと、中間転写ベルトのテンションが弱い状態で、中間転写ベルトを全ての像担持体から離間させる全離間低テンションモードである第2全離間モードである。
図4は、中間転写ベルト10の張架構造の説明図であり、中間転写ベルト10が全ての感光体40C,M,Y,Bkに当接した全当接モードを示している。なお、以下の説明では、シアン,マゼンタ,イエロー,黒用の各部材には、それぞれC,M,Y,Bkを符号に付記している。
上記接離手段は、図4において、中間転写ベルト10をシアン、マゼンタ、イエローの各感光体40C,M,Yに対して同時に接離させるための第1揺動アーム70及び接離カム71と、中間転写ベルト10を黒感光体40Bkに対して接離させるための第2揺動アーム80及び偏心カム81とから主に構成されている。上記接離カム71は、駆動制御部73からの制御信号で駆動制御される第1駆動モータ74により回転駆動される。また、上記偏心カム81は、駆動制御部85からの制御信号で駆動制御される第2駆動モータ86により回転駆動される。
図4に示すように、黒用感光体40Bk近傍の従動ローラ14は、各一次転写ローラよりも図中下側に配置されている。これにより、中間転写ベルト10は、張架ローラである各一次転写ローラ62C,M,Y,Bkによって、各感光体40C,M,Y,Bkに当接せしめられている。
上記第1揺動アーム70は、その一端側が、第2揺動アーム80の長手方向中間位置よりも黒用一次転写ローラ62Bk側の揺動支点72で揺動可能に支持される。ここで、第2揺動アーム80が揺動するので、この揺動支点72自体も揺動することになる。第1揺動アーム70の他端側には中間転写ベルト10を張架する支持ローラ15が設けられている。そして、第1揺動アーム70の長手方向において、揺動支点72と支持ローラ15との間には、中間転写ベルトをそれぞれの感光体40Y,M,Cに当接させるための張架ローラであるシアン用、マゼンタ用、イエロー用の3つの一次転写ローラ62C,M,Yが、各加圧スプリング63C,M,Yにより、各感光体40C,M,Y側に付勢された状態で回転可能に支持されている。第1揺動アーム70は、その長手方向中間位置よりも支持ローラ15側であって、3つの一次転写ローラ62C,M,Yの配設位置と反対側に接離カム71が当接しており、この接離カム71が回転することにより、第1揺動アーム70が揺動支点72を中心として揺動する。この結果、3つの一次転写ローラ62C,M,Yが3つの感光体40C,M,Yに対して接離動作を行い、中間転写ベルト10を3つの感光体40C,M,Yに対して一体で接離動作させることができる。
図5は、第2揺動アーム80付近を示す拡大構成図である。
図に示すように、上記第2揺動アーム80はその一端側の揺動支点82を中心として中間転写ユニットフレーム(不図示)に揺動可能に支持されており、他端側には中間転写ベルトを黒用感光体40Kに当接させるための張架ローラである黒用一次転写ローラ62Bkが設けられている。この黒用一次転写ローラ62Bkは加圧スプリング63Bkにより黒感光体40Bk側に付勢された状態で回転可能に支持される。第2揺動アーム80は、その長手方向中間位置よりも黒用一次転写ローラ62Bk側であって、黒感光体40Bkの配設位置と反対側に偏心カム81が当接している。この偏心カム81には、偏心カム81の回転中心からの距離がそれぞれ異なる第1の位置Aと、第2の位置Bと、第3の位置Cとを有している。なお、第1の位置Aの回転中心からの距離L1、第2の位置Bの回転中心からの距離L2、第3の位置Cの回転中心からの距離L3の関係は、L1>L2>L3となっている。そして、第1の位置A、第2の位置B、第3の位置Cのいずれかが、第2揺動アーム80と当接するように、駆動制御部85で第2駆動モータ86が駆動制御される。このように、回転中心からの距離が異なる位置のいずれかが、第2揺動アーム80と当接して、第2揺動アーム80を支持することで、第2揺動アーム80が、互いに異なる3つの姿勢を取り得る。
図に示すように、第1の位置Aが、第2揺動アーム80と当接して支持しているとき、中間転写ベルト10を黒用感光体40Bkと接触させる第1の姿勢を第2揺動アーム80は取る。また、第2の位置Bが、第2揺動アーム80と当接して支持しているとき、中間転写ベルト10を黒用感光体40Bkから小さく離間させる第2の姿勢を第2揺動アーム80は取る。また、第3の位置Cが、第2揺動アーム80と当接して支持しているとき、中間転写ベルト10を黒用感光体40Bkから大きく離間させる第3の姿勢を第2揺動アーム80は取る。
図6は、4つの感光体40C,M,Y,Bkのうち黒感光体40Bkを残して、他の3つの感光体40C,M,Yから中間転写ベルト10を離間させた一部離間モードを示す図である。
図4の状態から接離カム71を半回転させることにより、第1揺動アーム70が揺動支点72を中心として図中下側に揺動し、シアン用,マゼンタ用,イエロー用の3つの一次転写ローラ62C,M,Yがこれらに対応した3つの感光体40C,M,Yから離れていき、中間転写ベルト10がこれら3つの感光体40C,M,Yから離間する。この結果、図6に示す一部離間モードとなり、黒単色画像を形成することができる。
この一部離間モードでは、中間転写ベルト10が黒感光体40Bkのみに当接し、これ以外の他の3つの感光体40C,M,Yから離間しているため、これら3つの感光体40C,M,Yでは中間転写ベルト10との接触による感光体劣化を防止することができる。また、黒感光体40Bk以外の他の3つの感光体40C,M,Yの動作を停止しておくことができるので、これらの感光体40C,M,Yだけでなく、これらの画像形成手段18の帯電装置60、現像装置61、クリーニング装置63等(図3参照)の寿命を延ばすことができる。
図7は、中間転写ベルト10を感光体から大きく離間させて、中間転写ベルトに付与されるテンションを弱めた第2全離間モードを示す図である。
図6の状態から、偏心カム81を回転させて、第2揺動アーム80と当接して支持する位置を第3の位置Cにすると、第2揺動アーム80が揺動支点82を中心として揺動して、第2揺動アーム80が、第3の姿勢へ移行する。このとき、黒用一次転写ローラ62Bkが下側に下がって黒感光体40Bkから離れていき、中間転写ベルト10が黒感光体40Bkから大きく離間する。これにより、中間転写ベルト10は全ての感光体40C,M,Y,Bkから大きく離間することになる。
また、このとき、一端を第2揺動アーム80により支持された第1揺動アーム70は揺動支点72側が図中下側に下がるため、第1揺動アーム70は図4の状態から略平行に下に移動することになる。仮に、第1揺動アーム70の揺動支点72が第2揺動アーム80に接続していなければ、第1揺動アーム70は図中左下側に傾斜した状態となり、イエロー用一次転写ローラ62Yがイエロー感光体40Yに最も接近しており、中間転写ベルト10とイエロー感光体40Yとの離間量が他の2つの感光体40C,Mに比べて小さくなってしまう。また、中間転写ベルト10の張力の減少量が小さく、張力を弱めてカール癖を防止する効果が十分に得られなくなってしまう。本実施例では、中間転写ベルト10を全ての感光体40C,M,Y,Bkから離間させたときには、第1揺動アーム70が略平行に下側に移動するので、第1揺動アーム70の一端側だけが揺動する構成に比べ、中間転写ベルト10と各感光体40C,M,Yとの離間量を略一定とすることができる。また、全当接モードに比べ、中間転写ベルト10のベルト張力を小さくすることができる。
さらに、黒用一次転写ローラ62Bkを黒感光体40Bkから離間させるための第2揺動アーム80の揺動に伴って、第1揺動アーム70全体が図中右側に移動するため、第1揺動アーム70の揺動支点72と反対側の端部に配設された支持ローラ15が右側に移動し、中間転写ベルト10の張力が弱められる。中間転写ベルト10はテンションローラ83で張力が掛かった状態となっているが、テンションスプリング84が伸びてテンションローラ83による付勢力が弱まるため、ベルト張力を弱めることができる。よって、中間転写ベルト10が全ての感光体40C,M,Y,Bkから大きく離間した状態では、中間転写ベルト10の張力が弱まり、ベルトにカール癖や永久ひずみが発生することを防止できる。
図8は、第2全離間モードよりも中間転写ベルト10の感光体からの離間量を小さくした第1全離間モードを示す図である。
図6の状態から、偏心カム81を回転させて、第2揺動アーム80と当接して支持する位置を第2の位置Bにすると、第2揺動アーム80が揺動支点82を中心として揺動して、第2揺動アーム80が、第1の姿勢から第2の姿勢へ移行する。このとき、黒用一次転写ローラ62Bkは、図に示すように、全当接モードや一部離間モードのときよりも黒感光体40Bkから離れ、中間転写ベルト10は全ての感光体40C,M,Y,Bkから離間することになる。また、第2全離間モードのときよりも黒感光体40Bkに近い位置にあり、第2全離間モードよりも中間転写ベルト10の感光体に対する離間量が小さくなっている。
このとき、一端を第2揺動アーム80により支持された第1揺動アーム70は、図6に示す状態よりも揺動支点72側が図中下側に下がり、第1揺動アーム70の揺動支点72と反対側の端部に配設された支持ローラ15も右側に移動する。しかし、これらの移動量は、第2全離間モードのときの移動量よりも少ないため、第2全離間モードのようにテンションスプリング84が伸びて、テンションローラ83による中間転写ベルト10へのテンションが著しく弱まることはない。これにより、駆動ローラと中間転写ベルト10との摩擦力を十分確保することができ、中間転写ベルトを全ての感光体から離間させた全離間モードのときでも、中間転写ベルト10を回転駆動させることができる。
ここで、第1全離間モードにおける中間転写ベルト10のテンションが、全当接モードにおけるテンションの0.7倍〜1倍となるように、中間転写ベルト10の感光体からの離間量を調整している。これは、中間転写ベルトのテンションが全当接モードにおけるテンションの0.7倍未満だと、全当接モードでベルトを回転駆動させたときのベルト寄り方向と、第1全離間モードでベルトを回転駆動させたときのベルト寄り方向とが異なってしまう場合があることが以下に示す実験から確認された。全当接モードにおけるベルト寄り方向と、第2全離間モードにおけるベルト寄り方向が異なると、次のような不具合が生じてしまう。
これを図9に基づいてより具体的に説明する。図9(a)は中間転写ベルト10の支持ローラ14への張架状態の説明図であり、(b)〜(d)はA部拡大図である。一部離間モードや全当接モードときは、中間転写ベルト10は、回転駆動することで、図中左側へ寄って行き、図9(b)に示すように、中間転写ベルト端部の寄り止め10aが支持ローラ端面14aに突き当たることにより、中間転写ベルト10が支持ローラ14の軸方向に位置ずれしないようにしている。ところが、第1全離間モードにおけるベルトのテンションが全当接モードのときの0.7倍未満であるときは、中間転写ベルト10を回転駆動させると、全当接モードのときの寄り方向と逆の図中右側に寄って、図9(c)に中間転写ベルト10の寄り止め10aが支持ローラ14の端面14aから離間して、隙間Sが生じる。このように、隙間Sが生じた状態で再び全当接モードで中間転写ベルト10を回転駆動させると、図9(d)に示すように、寄り止め10aが支持ローラ端面14aに突き当たるまで図中左側(矢印B方向)に移動して寄っていく。この移動の間に各感光体40C,M,Y,Bk上に形成されたトナー像を中間転写ベルト10上に重ね合わせると、軸方向で色ずれが生じてしまう。
以下に、本発明者らが行った実験内容について、説明する。
本発明者らは、ベルトテンションを0.5〜1.5[N/cm]の間で振り、第1全離間モードにおける寄りのスピードと、ベルト寄り方向とを調べた。なお、ベルトテンションは、テンションバネ84の中間転写ベルト10に対する荷重を、ベルト幅で除算した値であり、ベルトテンション1.5[N/cm]のときのベルト寄り方向をプラスとした。なお、本実施例における全当接モードのベルトテンションは、1.5[N/cm]である。その結果、ベルトテンションが、1.5[N/cm]のときは、1.1[μm/s]、1.0[N/cm]のときは、0.2[μm/s]、0.9[N/cm]のときは、−0.3[μm/s]であった。
このように、ベルトテンションが、0.9[N/cm]のときは、全当接モード(1.5N/cm)と逆方向にベルトが寄っており、上述の不具合が発生する。また、全当接モードのベルトテンションの約0.7倍である1.0[N/cm]のときは、全当接モード(1.5N/cm)と逆方向にベルトが寄っているため、上述の問題が生じることがない。よって、本実施例は、第1全離間モードにおける中間転写ベルト10のテンションが、全当接モードにおけるテンションの0.7倍〜1倍となるように、中間転写ベルト10の感光体からの離間量を調整することで、第1離間モードで中間転写ベルト10を回転駆動させたときのベルト寄り方向を、全当接モードおよび第1全離間モードで中間転写ベルト10を回転駆動させたときのベルト寄り方向を同じにすることができる。その結果、第1全離間モードのときに中間転写ベルト10を回転駆動させても、寄り止めが、支持ローラの端面から離間することがなくなり、軸方向の位置ずれを抑制することができる。
次に、上記各モードの切替えについて説明する。図10は上記各モードの切替えの一例を示すフローチャートである。
カラー電子写真複写機の電源投入直後の初期設定では第2全離間モードに設定している(S1)。そして、コピーボタンがONされたか否かを判断し(S2)、ONされた場合(S2のYES)、駆動制御部85は、第2駆動モータ86を回転駆動して、偏心カム81の第2揺動アーム80と当接する位置を、第3の位置Cから第2の位置Bにして、第1離間モードにする(S3)。第1離間モードとなったら、形成する画像がフルカラー画像か否かをチェックして、フルカラー画像の場合は、全感光体40Y,M,C,Bkおよび中間転写ベルト10を駆動させる。全感光体40Y,M,C,Bk、中間転写ベルト10が等速となったら、偏心カム81の第2揺動アーム80と当接する位置を、第2の位置Bから第2の位置Aにするとともに、接離カム71を半回転させて、全当接モードにする(S6)。全当接モードとなったら、フルカラー画像形成を行う。具体的には、Y、M、C、Kそれぞれの感光体にトナー像を形成し、中間転写ベルト10に順次重ねて転写し、中間転写ベルト10に転写された重ね合わせ画像を記録紙に一括転写し、記録紙の転写画像を定着して、装置外部へ排出を行うのである。
一方、黒画像の形成を行う場合は、黒用感光体40Bkと中間転写ベルト10とを駆動させて、黒用感光体40Bkと中間転写ベルト10が等速となったら、一部離間モードにして、黒画像の形成をおこなう。具体的には、黒用感光体40Bkにトナー像を形成し、中間転写ベルト10に転写した後、記録紙に転写し、記録紙の転写画像を定着して、装置外部へ排出を行うのである。
黒画像またはカラー画像の形成を行ったら、次の画像があるか否かをチェックして、ある場合は、S4以降のステップを行う。一方、次の画像がない場合は、中間転写ベルト10、感光体40を回転駆動させた状態で、第1全離間モードにして、中間転写ベルト10が感光体40から全離間したら、感光体40、中間転写ベルト10の駆動を停止する。そして、所定時間経過したら、第2全離間モードに設定して、中間転写ベルト10のテンションを緩める。
このように、本実施例では、感光体40、中間転写ベルト10が等速で回転するまでは、中間転写ベルト10が感光体40から離間した状態でも駆動可能な第1離間モードにするので、感光体40と中間転写ベルト10との間に立ち上がりに時間差があっても、感光体40および中間転写ベルト10に細かい傷が生じることがない。
また、感光体40、中間転写ベルト10の駆動停止時においても、第1全離間モードにしてから、停止している。感光体40には、回転ムラを防止するためにフライホイールなどが取り付けられており、慣性力が大きいので、中間転写ベルト10に比べて、停止時間が長い。このため、感光体40と中間転写ベルト10とを当接させた状態で感光体40、中間転写ベルト10を停止させると、中間転写ベルト10と感光体40とが摺擦して、細かい傷が生じる場合がある。このため、第1全離間モードにしてから、感光体40および中間転写ベルト10を停止させることで、感光体40、中間転写ベルト10に細かな傷が生じない。
また、画像形成が長期間行われないときは、第2全離間モードにして、中間転写ベルト10にかかるテンションを緩めているので、中間転写ベルト10にカール癖、永久ひずみが発生することを防止できる。さらに、黒画像形成時は、一部離間モードにして、Y、M、Cの感光体40Y,M,Cから中間転写ベルト10を離間させる。これにより、黒感光体40Bk以外の他の3つの感光体40C,M,Yの動作を停止しておくことができるので、これらの感光体40C,M,Yだけでなく、これらの画像形成手段18の帯電装置60、現像装置61、クリーニング装置63等の寿命を延ばすことができる。
また、本実施形態においては、非画像形成時に中間転写ベルト10を画像形成時における回転方向とは逆の方向に回転して、中間転写ベルトクリーニング装置17のクリーニングブレード先端部に付着している異物を先端部から剥離させて除去させる、クリーニングモードを有している。このクリーニングモードのときに、中間転写ベルト10から感光体を離間させておかないと、次のような不具合が生じる。すなわち、中間転写ベルト10を逆回転させるときに、感光体40を停止させていると、中間転写ベルト10が感光体40と摺擦して、感光体40と中間転写ベルト10とに細かな傷が生じてしまう。そこで、感光体40を回転駆動させる駆動手段も、中間転写ベルト10と同じく正逆両方に回転駆動できる駆動手段として、中間転写ベルト10が逆回転するときに、感光体40も逆回転させることも考えられる。しかし、この場合は、次のような不具合が生じてしまう。すなわち、感光体40と中間転写ベルト10とで、速度の立ち上がりに差があると、やはり、中間転写ベルト10が感光体40と摺擦して細かな傷が発生してしまう。また、感光体40をクリーニングするクリーニングブレードが、トレーディング方式で当接している場合、感光体40を逆回転したときに、ブレードの巻き込みが発生する不具合があった。さらには、感光体駆動手段を正逆両方に回転駆動できる駆動手段とする必要があり、装置のコストアップにつながるおそれもあった。
そこで、本実施形態では、第1全離間モードにしてから、このクリーニングモードを実行している。
図11は、クリーニングモードの処理フローである。
図に示すように、所定枚数画像を形成した後などの非画像形成時にクリーニングモードをスタートさせる。まず、クリーニングモードがスタートしたら、第1離間モードにして(S21)、中間転写ベルト10にテンションを付与した状態で、感光体40から全離間させる。第1全離間モードとなったら、中間転写ベルト10を逆回転駆動させて(S22)、クリーニングブレード先端に付着した紙粉やトナーを除去する。そして、所定時間駆動したら(S23のYES)、初期設定の第2全離間モードにして(S25)、終了する。
このように、クリーニングモードで中間転写ベルト10を逆転駆動するときは、中間転写ベルト10にテンションを付与した状態で感光体から全離間させる第1全離間モードで行うことで、中間転写ベルト10を感光体から離間させた状態で、中間転写ベルト10を逆回転駆動させることができる。これにより、クリーニングモード中に感光体40や中間転写ベルト10に細かい傷がつくのを防止することができる。また、感光体40を逆回転させる必要がないので、感光体40を駆動させる駆動手段を、正回転のみしかしない簡素な駆動手段にすることができ、コストアップを抑えることができる。また、感光体40をクリーニングするクリーニングブレードがトトレーディング方式で当接する場合であっても、クリーニングモード中にブレードの巻き込みが発生することがない。
[変形例1]
次に、接離手段の変形例1について、説明する。
図12は、本実施形態の変形例1の特徴点を示す拡大構成図である。
この変形例1は、図12に示すように、大きさの異なる2つの偏心カム81a、81bで、第2揺動アーム80をそれぞれ異なる3つの姿勢を取らせるようにしたものである。第1偏心カム81aは、第2偏心カム81bよりも大きく、外周面の回転中心から距離が最長の位置Dおよび最短の位置Eは、第2偏心カム81bの最長の位置Fおよび最短の位置Gよりも長い。また、第2偏心カム81bの最長の位置Fから回転中心までの距離は、第1カム81aの最短の位置Eから回転中心までの距離よりも長くなっている。すなわち、第1偏心カム81aの回転の中心から位置Dまでの距離をL4、位置Eまでの距離をL5、第2偏心カム81bの回転の中心から位置Fまでの距離をL6、位置Gまでの距離をL7としたとき、その大小関係は、L4>L6>L5>L7となっている。
図に示す状態は、中間転写ベルト10が黒用感光体40Bkに当接している状態であり、このときは、第1偏心カム81aの位置Dが第2揺動アーム80と当接している。
先の図8に示す第1全離間モードにするとき、駆動制御部85は、第1偏心カム81aの位置Eが第2揺動アーム80と対向するように第2駆動モータ86aを制御し、第2偏心カム81bの位置Fが第2揺動アーム80と対向するよう第2駆動モータ86aを制御する。第2偏心カム81bの回転の中心から位置Fまでの距離L6は、第1偏心カム81bの回転の中心から位置Eまでの距離L5よりも長いので、第2偏心カム81bの位置Fが第2揺動アーム80と当接する。また、第2偏心カム81bの回転の中心から位置Fまでの距離L6は、第1偏心カム81aの回転の中心から位置Dまでの距離L4よりも短いので、第2揺動アーム80は、図12に示す状態から揺動支点82を中心として図中時計回りに揺動して、第2の姿勢を取る。これにより、黒用一次転写ローラ62Bkが下側に下がって黒感光体40Bkから離れていき、中間転写ベルト10が黒感光体40Bkから離間する。
先の図7に示す第2全離間モードのときは、駆動制御部85は、第1偏心カム81aの位置Eが第2揺動アーム80と対向するように、モータ86aを制御し、第2偏心カム81bの位置Gが第2揺動アーム80と対向するようモータ86bを制御する。第1偏心カム81aの回転の中心から位置Eまでの距離L5は、第2偏心カム81bの回転の中心から位置Gまでの距離L7よりも長いので、第1偏心カム81aの位置Eが第2揺動アーム80と当接する。また、第1偏心カム81aの回転の中心から位置Eまでの距離L5は、第2偏心カム81bの回転の中心から位置Fまでの距離L6よりも短いので、第2揺動アーム80は、第2の姿勢から揺動支点82を中心として図中時計回りに揺動して、第3の姿勢を取る。これにより、黒用一次転写ローラ62Bkがさらに下側に下がって黒感光体40Bkから大きく離れて、中間転写ベルト10が黒感光体40Bkから大きく離間する。
このように、変形例1では、大きさの異なる2つの偏心カム81a、81bで、第2揺動アーム80をそれぞれ異なる3つの姿勢を取らせることができる。
[変形例2]
次に、接離手段の変形例2について、説明する。
図13は、変形例2の接離手段の特徴部分を示す図である、テンションローラ83の拡大構成図である。
図に示すように、この変形例2の接離手段は、テンションローラ83を中間転写ベルト側へ移動させる移動機構を設けている。この移動機構によって、中間転写ベルト10を全ての感光体から離間させたときに中間転写ベルト10が駆動可能なテンションを付与するようにしたものである。すなわち、変形例2においては、第2揺動アーム80を支持する偏心カム81を、第1揺動アーム70を支持する接離カム71と同様な構成とし、第2揺動アーム80が、中間転写ベルト10を黒用感光体40Bkと当接させる第1の姿勢と、中間転写ベルト10を黒用感光体40Bkから大きく離間させる第3の姿勢との2つの姿勢を取りうるように、偏心カム81の回転を制御する。そして、第1全離間モードのときは、移動機構によって、テンションローラ83を中間転写ベルト側へ移動させて、中間転写ベルト10が感光体40Y、M、C、Bkから離間した状態で、中間転写ベルト10に駆動可能なテンションを付与する。
具体的に説明すると、図13に示すように、中間転写ベルト10を全ての感光体40Y、M、C、Bkから離間させて駆動させたいときは、第2揺動アーム80に第3の姿勢を取らせて、中間転写ベルト10を感光体40Y、M、C,Bkから大きく離間させる。次に、偏心カム180を図13(a)の状態から図19(b)の状態になるように90度近く回転させる。これにより、テンションスプリング84を介してテンションローラ83の軸受83aを押圧し、テンションローラ83を中間転写ベルト側へ移動させる。これにより、中間転写ベルト10が全ての感光体から離間した状態で、中間転写ベルト10に駆動可能なテンションが付与される第1全離間モードを取ることができる。
一方、第1全離間モードから、中間転写ベルト10にテンションが弱まった状態で中間転写ベルト10を全ての感光体から離間させる第2全離間モードにするときは、図13(b)の状態から図13(a)の状態に偏心カム180を回転させて、テンションローラ83を中間転写ベルト10から離間する方向へ移動させる。
また、上述では、中間転写ベルト10を備えた画像形成装置について説明したが、複数の像担持体から転写材搬送ベルト上の転写材に順次転写していく構成の画像形成装置にも適用することができる。
図14は、転写材搬送ベルトを用いたカラー電子写真複写機の転写材搬送ベルト90の張架構造の説明図であり、転写材搬送ベルト90が全ての感光体40C,M,Y,Bkに当接した全当接モードを示している。
図14において、転写材搬送ベルト90をシアン感光体40Cとマゼンタ感光体40Mとイエロー感光体40Yとに対して同時に接離させるために、第1揺動アーム91と第1接離カム92とが設けられている。また、転写材搬送ベルト90を黒感光体40Bkに対して接離させるために、第2揺動アーム93と第2接離カム94とが設けられている。そして、第1揺動アーム91の揺動支点95が第2揺動アーム93上で支持され、第2揺動アーム93の揺動支点96が転写ユニットフレーム(不図示)に支持されている。
また、黒感光体40Bkと黒用転写ローラ97Bkとの転写部よりも転写紙Pの搬送方向上流側に転写材ガイド98と転写材搬送ローラ対99が設けられており、また、シアン感光体40Cとシアン用転写ローラ97Cとの転写部の転写紙搬送方向下流側に図示しない定着装置が設けられている。
なお、転写材搬送ベルト90を各感光体40C,M,Y,Bkに対して接離動作させて一部離間モードや第1、第2全離間モードとする構成は、上述で説明した構成と同様なので詳しい説明は省略する。
この図14に示す複数の像担持体から転写材搬送ベルト上の転写材に順次転写していく構成の画像形成装置であっても、装置休止時に第2全離間モードを取ることで、転写材搬送ベルト90に癖がつくのを抑制することができる。また、感光体および転写搬送ベルト90が、転写材に画像を形成するときの速度にまで立ち上がるまで、第1全離間モードを取ることで、転写材搬送ベルトが感光体と摺擦して、感光体および転写材搬送ベルト90に細かい傷ができるのを抑制することができる。
以上、本実施形態の画像形成装置によれば、接離手段の接離モードとして、無端ベルトたる中間転写ベルト10が駆動可能となるようなテンションが付与された状態で、中間転写ベルトを全ての感光体から離間させる全離間駆動可能モードである第1全離間モードを有している。よって、この第1全離間モードときは、駆動ローラとベルトとの間に摩擦力が十分に働き、中間転写ベルト10が全感光体40Y,M,C,Bkから離間した状態で中間転写ベルト10を回転駆動させることができる。
また、第1全離間モードにおける中間転写ベルト10のテンションを、中間転写ベルト10を画像形成するときのテンションの0.7以上1倍以下としている。これにより、第1全離間モードで中間転写ベルトを回転駆動させたときのベルトの寄り方向を、画像形成するときの中間転写ベルトの寄り方向と同じにすることができる。その結果、第1全離間モードで中間転写ベルト10を回転駆動させた後の、画像形成において軸方向色ずれが生じるのを抑制することができる。
また、感光体および中間転写ベルトの駆動を開始して、所定速度となるまで、第1全離間モードとすることで、感光体と中間転写ベルトとに立ち上がり時間に差が生じても、感光体と中間転写ベルトとの摺擦による細かい傷が生じることがない。
また、中間転写ベルトを、画像形成時の回転方向と逆の回転方向に回転駆動させるとき、第1全離間モードとすることで、中間転写ベルトを逆回転させるときに、感光体と摺擦することがない。よって、感光体と中間転写ベルトとの摺擦による細かい傷が生じることがない。
また、本実施形態の画像形成装置によれば、第1全離間モードにおける中間転写ベルトのテンションよりも、低いテンションで中間転写ベルトを全ての像担持体から離間させる全離間低テンションモードたる第2全離間モードを有している。よって、装置の休止状態など、長期間ベルトの同じところがローラに巻きつくような状態のとき、第2全離間モードにしておけば、中間転写ベルトのカール癖や永久ひずみを低減することができ、カール癖や永久ひずみによる画像ムラを低減することができる。
また、第1全離間動モードにおける、中間転写ベルトを張架して、中間転写ベルトを感光体に当接させるための張架ローラである一次転写ローラの感光体との離間距離を、第2全離間モードにおける一次転写ローラの感光体との離間距離よりも短くしている。一次転写ローラが感光体から離間すると、一次転写ローラによって感光体側へ押し付けられた中間転写ベルトは、撓む。しかし、第1全離間モードのときは、一次転写ローラの感光体との離間距離が短いので、中間転写ベルトの撓み量が少なく、この撓みは、テンションローラによって吸収され、再び、中間転写ベルトを駆動可能なテンションが付与される。一方、第2全離間モードのときは、一次転写ローラの感光体との離間距離が長いので、中間転写ベルトの撓み量が大きく、この撓みは、テンションローラによって吸収されない。これにより、第2全離間モードのときに付与されるベルトのテンションが第1全離間モードのときに付与されるベルトのテンションよりも弱くすることができる。
また、上記接離手段を、少なくとも1つの像担持体として黒感光体40Bkを残して他の像担持体としてシアン、マゼンタ、イエロー感光体40C,M,Yから中間転写ベルト10を接離させるための第1揺動アーム70と、少なくとも黒感光体40Bkから中間転写ベルト10を接離させるための第2揺動アーム80を用いて構成し、且つ、第1揺動アーム70の揺動支点72を第2の揺動部材としての第2揺動アーム80上に設けた。よって、第2揺動アーム80を揺動させることにより、第1揺動アーム70は第2揺動アーム80上の揺動支点72自体が揺動するため、第1揺動アーム70を略平行に移動させることが可能となる。従って、第1揺動アーム70の揺動支点72自体が揺動しない場合に比べ、揺動支点72に近い位置に配設されたイエロー用1次転写ローラ62Yの離間量が不足することはなく、シアン、マゼンタ、イエロー感光体40C,M,Yから中間転写ベルト10を略均等に離間させることができる。
また、第2揺動アームが、少なくとも1つの感光体と中間転写ベルトとが当接しうる第1姿勢と、中間転写ベルトから感光体までの距離が互いに異なる第2、第3姿勢を取り得るように構成した。これにより、接離手段が、中間転写ベルトが感光体に当接する全当接モードおよび一部離間モード、中間転写ベルトが感光体から少し離間する第1全離間モード、中間転写ベルトが感光体から大きく離間する第2全離間モードをとることができる。
また、第2の揺動アームを支持し回転する偏心カムの回転中心からの距離が互いに異なる第1、第2、第3の位置のいずれかが、揺動部材と当接するよう偏心カムの回転が制御されている。これにより、簡単な構成で、第2揺動アームが、互いに異なる3つの姿勢をとることができる。
また、第2揺動アームを支持する第1偏心カムと、第2偏心カムとを有し、第1偏心カムの回転の中心から外周面までの最長距離をL4、最短距離をL5とし、第2偏心カムの回転の中心から外周面までの最長距離をL6、最短距離をL7としたとき、L4>L6>L5>L7の関係となるように構成している。第1偏心カムの回転の中心からの距離がL4となる外周面の位置Dを第2揺動アームと当接させることで、第2揺動アームに第1の姿勢を取らせることができる。また、第1偏心カムの回転の中心からの距離がL5となる外周面の位置Eを第2揺動アームと対向させ、第2偏心カムの回転の中心からの距離がL6となる外周面の位置Fを第2揺動アームと当接させることで、第2揺動アームに第1全離間モードのときにとる姿勢である第2の姿勢を取らせることができる。また、第2偏心カムの回転の中心からの距離がL7となる外周面の位置Gを第2揺動アームと対向させ、第1偏心カムの回転の中心からの距離がL5となる外周面の位置Eを第2揺動アームと当接させることで、第2揺動アームに第2全離間モードのときにとる姿勢である第3の姿勢を取らせることができる。
このように、2つの偏心カムによって、第2揺動アームに互いに異なる3つの姿勢をとらせることが可能となる。
実施形態に係るカラー電子写真複写機の要部の概略構成図。 中間転写ベルトの断面図。 画像形成手段の部分拡大図。 中間転写ベルトが全ての感光体と当接している全当接モードの説明図。 第2揺動アーム周辺の拡大構成図。 中間転写ベルトが黒感光体を残して他の感光体から離間している一部離間モードの説明図。 中間転写ベルトが全ての感光体から大きく離間している第2全離間モードの説明図。 中間転写ベルトが全ての感光体から小さく離間している第1全離間モードの説明図。 (a)は、中間転写ベルトが支持ローラに張架されている状態の説明図。((b)〜(d)はA部拡大図。 各モードの切替えの一例を説明するためのフローチャート。 クリーニングモードの処理フローを示す図。 接離手段の変形例1を示す図。 接離手段の変形例2を示す図。 転写材搬送ベルトが全ての感光体と当接している全当接モードの説明図。
符号の説明
10 中間転写ベルト
17 ベルトクリーニング装置
18Bk、18Y、18M、18C 画像形成ユニット
22 2次転写装置
40Bk、40Y、40M、40C 感光体ドラム
62Bk、62Y、62M、62C 一次転写ローラ
70、91 第1揺動アーム
72、95 第1揺動アームの揺動支点
80、93 第2揺動アーム
97Bk、97Y、97M、97C 転写ローラ

Claims (11)

  1. 静電潜像を担持するための像担持体と、
    該像担持体上に静電潜像を形成するための潜像形成手段と、
    該静電潜像を現像してトナー像化するための現像手段とを有する画像形成手段を複数個備え、
    且つ、該複数個の画像形成手段の各像担持体の表面に順次対向するように表面が無端移動する無端ベルトを備えた画像形成装置において、
    上記無端ベルトを上記各像担持体に対して接離させるための接離手段を設け、
    前記接離手段は、接離動作モードとして、前記無端ベルトが全ての像担持体と当接する全当接モードと、前記無端ベルトが回転駆動なしうるテンションを付与して前記無端ベルトを全ての像担持体から離間する全離間駆動可能モードとを取り得るように構成したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1の画像形成装置において、
    全離間駆動可能モードにおける前記無端ベルトのテンションを、画像形成時のテンションの0.7以上1倍以下としたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または2の画像形成装置において、
    前記接離手段は、
    前記像担持体と前記無端ベルトとが回転駆動を開始して所定速度に立ち上がるまでの間、全離間駆動可能モードを取ることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1または2の画像形成装置において、
    前記接離手段は、
    前記無端ベルトが画像形成時の回転方向と逆の回転方向に回転駆動するとき、全離間駆動可能モードを取ることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1乃至4いずれかの画像形成装置において、
    前記接離手段を、
    前記全離間駆動可能モードにおける前記無端ベルトのテンションよりも、低いテンションで該無端ベルトが全ての像担持体から離間する状態である全離間低テンションモードを取り得るように構成したことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項5の画像形成装置において、
    前記無端ベルトを張架して、該無端ベルトを前記像担持体に当接させるための複数の張架ローラと、該無端ベルトを押圧して前記無端ベルトにテンションを付与するテンションローラと備え、
    前記接離手段を、
    前記張架ローラを前記像担持体から離間させることで、前記無端ベルトを前記像担持体から離間させるよう構成し、かつ、前記全離間駆動可能モードにおける前記張架ローラの前記像担持体との離間距離が、前記全離間低テンションモードにおける前記張架ローラの像担持体との離間距離よりも短くなるよう構成したことを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項6の画像形成装置において、
    前記接離手段を、
    複数の張架ローラを支持し、少なくとも1つの像担持体を残して他の像担持体から前記無端ベルトを離間させるための第1の揺動部材と、ひとつの張架ローラを支持し、少なくとも1つの像担持体から前記無端ベルトを離間させるための第2の揺動部材とを用いて構成し、前記第1の揺動部材の揺動支点を前記第2の揺動部材上に設け、前記第2の揺動部材が、少なくとも1つの像担持体と前記無端ベルトとが当接しうる姿勢と、前記無端ベルトから像担持体の距離が互いに異なる2つの姿勢とを取り得るように構成したことを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項7の画像形成装置において、
    前記接離手段を、
    前記第2の揺動部材を支持し、回転する偏心カムを用いて構成し、前記偏心カムの外周面に、第1の位置と、前記偏心カムの回転の中心からの距離が第1の位置と異なる第2の位置と、前記偏心カムの回転の中心からの距離が第1および第2の位置と異なる第3の位置とを設け、第1、第2、第3の位置のいずれかが、第2揺動部材と当接するよう前記偏心カムの回転を制御するよう構成したことを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項7の画像形成装置において、
    前記接離手段を
    前記第2の揺動部材を支持し、回動する第1偏心カムと第2偏心カムとを用いて構成し、前記第1偏心カムの回転の中心から外周面までの最長距離をL4、最短距離をL5とし、前記第2偏心カムの回転の中心から外周面までの最長距離をL6、最短距離をL7としたとき、
    L4>L6>L5>L7の関係となるよう構成したことを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項1乃至9いずれかの画像形成装置において、
    上記無端ベルトが中間転写ベルトであり、
    上記像担持体上のトナー像を該中間転写ベルト表面に1次転写するための1次転写手段と、
    該中間転写ベルト上に転写されたトナー像を転写材上に2次転写する2次転写手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項1乃至10いずれかの画像形成装置において、
    上記無端ベルトが転写材を担持して搬送する転写材搬送ベルトであり、
    上記像担持体上のトナー像を該転写材搬送ベルトに担持された該転写材表面に転写するための転写手段を有することを特徴とする画像形成装置。
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