JP2003186313A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP2003186313A
JP2003186313A JP2001381516A JP2001381516A JP2003186313A JP 2003186313 A JP2003186313 A JP 2003186313A JP 2001381516 A JP2001381516 A JP 2001381516A JP 2001381516 A JP2001381516 A JP 2001381516A JP 2003186313 A JP2003186313 A JP 2003186313A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
belt
intermediate transfer
contact
image forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001381516A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3968238B2 (ja
Inventor
Katsuya Kawagoe
克哉 川越
Ryuichi Minbu
隆一 民部
Hideki Kamiyama
英樹 上山
Satoshi Uchida
智 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2001381516A priority Critical patent/JP3968238B2/ja
Publication of JP2003186313A publication Critical patent/JP2003186313A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3968238B2 publication Critical patent/JP3968238B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Color Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 中間転写ベルトや転写材搬送ベルト等の無端
ベルトとの接触による感光体劣化を防いで、該感光体の
電位ムラを低減することができる画像形成装置を提供す
る。 【解決手段】 無端ベルトとしての中間転写ベルト10
を各感光体40C,M,Y,Bkに対して接離させるた
めの接離手段として、第1揺動アーム70、第1接離カ
ム71、第2揺動アーム80、第2接離カム81等を設
けた。そして、この接離手段が、中間転写ベルト10を
全ての感光体40C,M,Y,Bkに当接する全当接モ
ードと、中間転写ベルト10を少なくとも黒感光体40
Bkを残して他の感光体40C,M,Yから離間する一
部離間モードと、中間転写ベルト10を全ての感光体4
0C,M,Y,Bkから離間する全離間モードとを取り
得るように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンター等の画像形成装置に係り、詳しくは、
静電潜像を担持するための像担持体と、該像担持体上に
静電潜像を形成するための潜像形成手段と、該静電潜像
を現像してトナー像化するための現像手段とを有する画
像形成手段を複数個備え、且つ、該複数個の画像形成手
段の各像担持体の表面に順次対向するように表面が無端
移動する無端ベルトを備えたに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の画像形成ユニットを有し、
それぞれの像担持体上に形成したトナー像を中間転写ベ
ルト上に順次1次転写し、その後、中間転写ベルト上の
重ねあったトナー像を2次転写部にて転写材上に一括し
て2次転写する画像形成装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記画像形
成装置では、中間転写ベルトが像担持体としての感光体
に接触したまま長時間放置されると、中間転写ベルトに
残った残留電荷により感光体の感光層が劣化する場合が
あり、感光体の電位ムラの発生原因となってしまう。感
光体の感光層が劣化してしまうと、露光を繰り返しても
元に復帰することは難しい。また、中間転写ベルトの材
質によっては、感光体と中間転写ベルトとの長時間接触
により、化学反応を起こして感光体が劣化する場合があ
り、この場合も感光体の電位ムラの発生原因となる。感
光体に電位ムラが生じると、特にハーフトーン画像に対
して影響を与え、形成された画像にムラが生じることが
多い。感光体の電位ムラの発生原因としては、露光によ
るものや感光層の塗布ムラ等もあるが、上述したように
帯電した無端ベルト等との長時間接触により発生するこ
とが多い。
【0004】なお、特開平10−181927号公報で
は、転写搬送ベルトで転写材を吸着して搬送しながら、
転写材を複数の感光体に順次接触させてトナー像を転写
していくタンデム型のカラー画像形成装置が開示されて
いる。このカラー画像形成装置は、転写搬送ベルトを全
ての感光体に対して転写材を接触させる位置と、所定色
(例えば黒色)の感光体に対してのみ転写材を接触させ
る位置とを取り得るように構成されており、長期の停止
状態にあっても転写搬送ベルトに曲がり癖やへたりが出
ないことを目的としている。転写搬送ベルトが、所定色
の感光体に対してのみ転写材を接触させる位置では、他
色の感光体から転写搬送ベルトが離間しているため、長
期の停止状態でも、該他色の感光体は転写搬送ベルトの
接触による劣化を防止することができる。しかし、上記
所定色の感光体には転写搬送ベルトが常時接触している
ため、該所定色の感光体の劣化は防止することはでき
ず、該感光体の電位ムラによる画像ムラを完全には防止
することができない。
【0005】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、中間転写ベルトや転
写材搬送ベルト等の無端ベルトとの接触による感光体劣
化を防いで、該感光体の電位ムラを低減することができ
る画像形成装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、静電潜像を担持するための像担
持体と、該像担持体上に静電潜像を形成するための潜像
形成手段と、該静電潜像を現像してトナー像化するため
の現像手段とを有する画像形成手段を複数個備え、且
つ、該複数個の画像形成手段の各像担持体の表面に順次
対向するように表面が無端移動する無端ベルトを備えた
画像形成装置において、上記無端ベルトを上記各像担持
体に対して接離させるための接離手段を設け、該接離手
段を、該無端ベルトを全ての像担持体に当接する全当接
モードと、該無端ベルトを少なくとも1つの像担持体を
残して他の像担持体から離間する一部離間モードと、該
無端ベルトを全ての像担持体から離間する全離間モード
とを取り得るように構成したことを特徴とするものであ
る。この請求項1の画像形成装置では、画像形成動作を
行なっていないときに、全離間モードにしておくことに
より、装置を長時間停止した場合であっても、無端ベル
トが全ての像担持体から離間しているため、該無端ベル
トとの長時間接触による該像担持体の劣化を防ぐことが
可能となる。また、例えば黒単色で画像形成する場合に
は、一部離間モードにしておくことにより、無端ベルト
が黒色以外の他の像担持体から離間しているため、該他
の像担持体に該無端ベルトが当接している場合に比べ、
該他の像担持体の劣化をより防ぐことが可能となる。そ
して、全当接モードではフルカラー画像の形成が可能と
なる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明をカラー電子写真複
写機に適用した実施形態の一例について説明する。図1
は、この発明の実施形態の一例を示すもので、タンデム
型間接転写方式のカラー電子写真複写機の概略構成図で
ある。このカラー電子写真複写機は、複写装置本体10
0、この複写機本体を載せる給紙テーブル200、複写
装置本体上に取り付けるスキャナ300、さらにその上
に取り付ける原稿自動搬送装置(ADF)400から主
に構成されている。
【0008】上記複写装置本体100には、中央に、無
端ベルト状の中間転写ベルト10を設ける。中間転写ベ
ルト10は、図2に示すように、ベース層11を、例え
ば伸びの少ないフッ素樹脂や伸びの大きなゴム材料に帆
布など伸びにくい材料で構成された基層をつくり、その
上に弾性層12を設ける。弾性層12は、例えばフッ素
系ゴムやアクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴムなど
でつくる。その弾性層12の表面は、例えばフッ素系樹
脂をコーティングして平滑性のよいコート層13で被っ
てなる。そして、図1の例では、中間転写ベルト10を
3つの支持ローラ14,15,16に掛け回して図中時
計回りに回転搬送可能としている。この図示例では、3
つの支持ローラ14,15,16のうち第2の支持ロー
ラ15の右に、画像転写後に中間転写ベルト10上に残
留する残留トナーを除去する中間転写ベルトクリーニン
グ装置17を設ける。また、3つの支持ローラ14,1
5,16のうち第1の支持ローラ14と第2の支持ロー
ラ15間に張り渡した中間転写ベルト10上には、その
搬送方向に沿って、シアン,マゼンタ,イエロー,ブラ
ックの4つの画像形成手段18を横に並べて配置してタ
ンデム画像形成装置20を構成する。そして、このタン
デム画像形成装置20の上には、図1に示すように、さ
らに露光装置21を設ける。
【0009】一方、中間転写ベルト10を挟んでタンデ
ム画像形成装置20と反対の側には、2次転写装置22
を備える。2次転写装置22は、図示例では、2つのロ
ーラ23間に、無端ベルトである2次転写ベルト24を
掛け渡して構成し、中間転写ベルト10を介して第3の
支持ローラ16に押し当てて配置し、中間転写ベルト1
0上の画像をシートに転写する。また、2次転写装置2
2の横には、シート上の転写画像を定着する定着装置2
5を設ける。定着装置25は、無端ベルトである定着ベ
ルト26に加圧ローラ27を押し当てて構成する。
【0010】上述した2次転写装置22には、画像転写
後のシートをこの定着装置25へと搬送するシート搬送
機能も備えてなる。もちろん、2次転写装置22とし
て、転写ローラや非接触のチャージャを配置してもよ
く、そのような場合は、このシート搬送機能を併せて備
えることは難しくなる。なお、図示例では、このような
2次転写装置22および定着装置25の下側に、上述し
たタンデム画像形成装置20と平行に、シートの両面に
画像を記録すべくシートを反転するシート反転装置28
を備える。
【0011】さて、いまこのカラー電子写真複写機を用
いてコピーをとるときは、原稿自動搬送装置400の原
稿台30上に原稿をセットする。または、原稿自動搬送
装置400を開いてスキャナ300のコンタクトガラス
32上に原稿をセットし、原稿自動搬送装置400を閉
じてそれで押さえる。そして、不図示のスタートスイッ
チを押すと、原稿自動搬送装置400に原稿をセットし
たときは、原稿を搬送してコンタクトガラス32上へと
移動して後、他方コンタクトガラス32上に原稿をセッ
トしたときは、直ちにスキャナ300を駆動し、第1走
行体33および第2走行体34を走行する。そして、第
1走行体33で光源から光を発射するとともに原稿面か
らの反射光をさらに反射して第2走行体34に向け、第
2走行体34のミラーで反射して結像レンズ35を通し
て読取りセンサ36に入れ、原稿内容を読み取る。
【0012】また、不図示のスタートスイッチを押す
と、不図示の駆動モータで支持ローラ14,15,16
の1つを回転駆動して他の2つの支持ローラを従動回転
し、中間転写ベルト10を回転搬送する。同時に、個々
の画像形成手段18でその感光体40を回転して各感光
体40上にそれぞれ、シアン,マゼンタ,イエロー,ブ
ラックの単色画像を形成する。そして、中間転写ベルト
10の搬送とともに、それらの単色画像を順次転写して
中間転写ベルト10上に合成カラー画像を形成する。
【0013】一方、不図示のスタートスイッチを押す
と、給紙テーブル200の給紙ローラ42の1つを選択
回転し、ペーパーバンク43に多段に備える給紙カセッ
ト44の1つからシートを繰り出し、分離ローラ45で
1枚ずつ分離して給紙路46に入れ、搬送ローラ47で
搬送して複写機本体100内の給紙路48に導き、レジ
ストローラ49に突き当てて止める。または、給紙ロー
ラ50を回転して手差しトレイ51上のシートを繰り出
し、分離ローラ52で1枚ずつ分離して手差し給紙路5
3に入れ、同じくレジストローラ49に突き当てて止め
る。
【0014】そして、中間転写ベルト10上の合成カラ
ー画像にタイミングを合わせてレジストローラ49を回
転し、中間転写ベルト10と2次転写装置22との間に
シートを送り込み、2次転写装置22で転写してシート
上にカラー画像を記録する。画像転写後のシートは、2
次転写装置22で搬送して定着装置25へと送り込み、
定着装置25で熱と圧力とを加えて転写画像を定着して
後、切換爪55で切り換えて排出ローラ56で排出し、
排紙トレイ57上にスタックする。または、切換爪55
で切り換えてシート反転装置28に入れ、そこで反転し
て再び転写位置へと導き、裏面にも画像を記録して後、
排出ローラ56で排紙トレイ57上に排出する。
【0015】一方、画像転写後の中間転写ベルト10
は、中間転写ベルトクリーニング装置17で、画像転写
後に中間転写ベルト10上に残留する残留トナーを除去
し、タンデム画像形成装置20による再度の画像形成に
備える。
【0016】ここで、レジストローラ49は一般的には
接地されて使用されることが多いが、シートの紙粉除去
のためにバイアスを印加することも可能である。一般的
に中間転写方式は紙粉が感光体にまで移動しづらいた
め、紙粉転写を考慮する必要が少なくアースになってい
ても良い。また、印加電圧として、DCバイアスが印加
されているが、これはシートをより均一帯電させるため
DCオフセット成分を持ったAC電圧でも良い。このよ
うにバイアスを印加したレジストローラ49を通過した
後の紙表面は、若干マイナス側に帯電している。よっ
て、中間転写ベルト10からシートへの転写では、レジ
ストローラ49に電圧を印加しなかった場合に比べて転
写条件が変わり転写条件を変更する場合がある。
【0017】さて、上述したタンデム画像形成装置20
において、個々の画像形成手段18は、詳しくは、例え
ば図3に示すように、ドラム状の感光体40のまわり
に、帯電装置60、現像装置61、1次転写装置62、
感光体クリーニング装置63、除電装置64などを備え
てなる。
【0018】上記構成のカラー電子写真複写機におい
て、中間転写ベルト10が各感光体40に常時接触して
いる構成であると、前述したように、中間転写ベルト1
0上に残った残留電荷が感光体40に接触したまま長時
間放置された場合に、感光体40の感光層が劣化し、感
光体40の電位ムラによる画像ムラが生じてしまう場合
がある。また、化学反応により感光体が劣化して電位ム
ラによる画像ムラが生じてしまう場合もある。また、黒
単色の画像を形成する場合であっても、中間転写ベルト
10が他色の感光体(シアン,マゼンタ,イエロー)と
接触しているため、これら他色の画像形成手段18も動
作させておく必要が生じる。これは、黒単色の画像を形
成する場合に、他色の感光体を回転させないとすると、
中間転写ベルト10との摩擦により損傷してしまうから
である。従って、黒単色の画像を形成する場合にも、他
色の画像形成手段18も動作させておくため、動作を停
止させておく場合に比べ、これら他色の画像形成手段1
8の寿命が短くなってしまう。また、中間転写ベルトに
カール癖や永久ひずみが生じる場合がある。特に、近年
では画像形成装置の小型化がより望まれており、これに
伴ってユニットの小型化を図る必要から、支持ローラを
小径化することにより、ベルトの張架部にカール癖や永
久ひずみがより発生しやすくなっている。中間転写ベル
トにカール癖や永久ひずみが生じると、1次転写部およ
び2次転写部にて均一な転写ができず、転写ムラ等の異
常画像となる場合が多い。この対策としては、ベルト停
止位置を毎回変更すること(特願平11−212426
号公報)や、ベルト回転時以外にはベルトテンションを
解除すること(特願平10−181927号公報)等が
ある。さらに、装置のメンテナンス時においては、感光
体に接触したまま中間転写ベルトを取り外すと傷が発生
するため、解除して離間させることが多い。この場合、
中間転写ベルトを感光体より離間する動作が必要とな
り、この動作のために解除レバー等の複雑な機構を備え
る必要があるため、コストアップにつながる。
【0019】〔実施例1〕そこで、本実施形態に係るカ
ラー電子写真複写機では、各感光体40に対して、中間
転写ベルト10を接離させるための接離手段を設けた。
なお、以下の説明では、シアン,マゼンタ,イエロー,
黒用の各部材には、それぞれC,M,Y,Bkを符号に
付記している。図4は、中間転写ベルト10の張架構造
の説明図であり、中間転写ベルト10が全ての感光体4
0C,M,Y,Bkに当接した全当接モードを示してい
る。上記接離手段は、図4において、中間転写ベルト1
0をシアン、マゼンタ、イエローの各感光体40C,
M,Yに対して同時に接離させるための第1揺動アーム
70及び第1接離カム71と、中間転写ベルト10を黒
感光体40Bkに対して接離させるための第2揺動アー
ム80及び第2接離カム81とから主に構成されてい
る。上記第1接離カム71は、駆動制御部73からの制
御信号で駆動制御される第1駆動モータ74により回転
駆動される。また、上記第2接離カム81は、駆動制御
部85からの制御信号で駆動制御される第2駆動モータ
86により回転駆動される。
【0020】上記第1揺動アーム70は、その一端側
が、第2揺動アーム80の長手方向中間位置よりも黒用
一次転写ローラ62Bk側の揺動支点72で揺動可能に
支持される。ここで、第2揺動アーム80が揺動するの
で、この揺動支点72自体も揺動することになる。第1
揺動アーム70の他端側には中間転写ベルト10を張架
する支持ローラ15が設けられている。そして、第1揺
動アーム70の長手方向において、揺動支点72と支持
ローラ15との間には、シアン用、マゼンタ用、イエロ
ー用の3つの一次転写ローラ62C,M,Yが、各加圧
スプリング63C,M,Yにより、各感光体40C,
M,Y側に付勢された状態で回転可能に支持されてい
る。第1揺動アーム70は、その長手方向中間位置より
も支持ローラ15側であって、3つの一次転写ローラ6
2C,M,Yの配設位置と反対側に第1接離カム71が
当接しており、この第1接離カム71が回転することに
より、第1揺動アーム70が揺動支点72を中心として
揺動する。この結果、3つの一次転写ローラ62C,
M,Yが3つの感光体40C,M,Yに対して接離動作
を行い、中間転写ベルト10を3つの感光体40C,
M,Yに対して一体で接離動作させることができる。
【0021】上記第2揺動アーム80はその一端側の揺
動支点82を中心として中間転写ユニットフレーム(不
図示)に揺動可能に支持されており、他端側には黒用一
次転写ローラ62Bkが設けられている。この黒用一次
転写ローラ62Bkは加圧スプリング63Bkにより黒
感光体40Bk側に付勢された状態で回転可能に支持さ
れる。第2揺動アーム80は、その長手方向中間位置よ
りも黒用一次転写ローラ62Bk側であって、黒感光体
40Bkの配設位置と反対側に第2接離カム81が当接
しており、この第2接離カム81が回転することによ
り、第2揺動アーム80が揺動支点82を中心として揺
動する。この結果、黒感光体40Bkに対して黒用一次
転写ローラ62Bkが接離動作を行い、中間転写ベルト
10が黒感光体40Bkに対して接離動作することがで
きる。
【0022】図5は、4つの感光体40C,M,Y,B
kのうち黒感光体40Bkを残して、他の3つの感光体
40C,M,Yから中間転写ベルト10を離間させた一
部離間モードを示す図である。図4の状態から第1接離
カム71を半回転させることにより、第1揺動アーム7
0が揺動支点72を中心として図中下側に揺動し、シア
ン用,マゼンタ用,イエロー用の3つの一次転写ローラ
62C,M,Yがこれらに対応した3つの感光体40
C,M,Yから離れていき、中間転写ベルト10がこれ
ら3つの感光体40C,M,Yから離間する。この結
果、図5に示す一部離間モードとなり、黒単色画像を形
成することができる。この一部離間モードでは、中間転
写ベルト10が黒感光体40Bkのみに当接し、これ以
外の他の3つの感光体40C,M,Yから離間している
ため、これら3つの感光体40C,M,Yでは中間転写
ベルト10との接触による感光体劣化を防止することが
できる。また、黒感光体40Bk以外の他の3つの感光
体40C,M,Yの動作を停止しておくことができるの
で、これらの感光体40C,M,Yだけでなく、これら
の画像形成手段18の帯電装置60、現像装置61、ク
リーニング装置63等(図3参照)の寿命を延ばすこと
ができる。
【0023】図6は、中間転写ベルト10を黒感光体4
0Bkからも離間させ、全ての感光体40C,M,Y,
Bkから中間転写ベルト10を離間させた全離間モード
を示す図である。作像時以外もしくは作像後一定時間経
過してから、全ての感光体40C,M,Y,Bkから中
間転写ベルト10を離間させる。図5の状態から第2接
離カム81を半回転させると、第2揺動アーム80が揺
動支点82を中心として図中右回り方向に揺動し、黒用
一次転写ローラ62Bkが下側に下がって黒感光体40
Bkから離れていき、中間転写ベルト10が黒感光体4
0Bkから離間する。これにより、中間転写ベルト10
は全ての感光体40C,M,Y,Bkから離間すること
になる。また、このとき、一端を第2揺動アーム80に
より支持された第1揺動アーム70は揺動支点72側が
図中下側に下がるため、第1揺動アーム70は図4の状
態から略平行に下に移動することになる。仮に、第1揺
動アーム70の揺動支点72が第2揺動アーム80に接
続していなければ、第1揺動アーム70は図中左下側に
傾斜した状態となり、イエロー用一次転写ローラ62Y
がイエロー感光体40Yに最も接近しており、中間転写
ベルト10とイエロー感光体40Yとの離間量が他の2
つの感光体40C,Mに比べて小さくなってしまう。ま
た、中間転写ベルト10の張力の減少量が小さく、張力
を弱めてカール癖を防止する効果が十分に得られなくな
ってしまう。本実施例では、中間転写ベルト10を全て
の感光体40C,M,Y,Bkから離間させたときに
は、第1揺動アーム70が略平行に下側に移動するの
で、第1揺動アーム70の一端側だけが揺動する構成に
比べ、中間転写ベルト10と各感光体40C,M,Yと
の離間量を略一定とすることができる。また、全当接モ
ードに比べ、中間転写ベルト10のベルト張力を小さく
することができる。
【0024】さらに、黒用一次転写ローラ62Bkを黒
感光体40Bkから離間させるための第2揺動アーム8
0の揺動に伴って、第1揺動アーム70全体が図中右側
に移動するため、第1揺動アーム70の揺動支点72と
反対側の端部に配設された支持ローラ15が右側に移動
し、中間転写ベルト10の張力が弱められる。中間転写
ベルト10はテンションローラ83で張力が掛かった状
態となっているが、テンションスプリング84が伸びて
テンションローラ83による付勢力が弱まるため、ベル
ト張力を弱めることができる。よって、中間転写ベルト
10が全ての感光体40C,M,Y,Bkから離間した
状態では、中間転写ベルト10の張力が弱まり、ベルト
にカール癖や永久ひずみが発生することを防止できる。
【0025】ここで、中間転写ベルト10を全ての感光
体40C,M,Y,Bkから離間させたときに、ベルト
張力が0(ゼロ)になると、中間転写ベルト10が3つ
の支持ローラ14,15,16に完全には密着していな
い状態となる。すると、支持ローラ14,15,16と
中間転写ベルト10との間に静摩擦力が働かず、中間転
写ベルト10が支持ローラ14,15,16の軸方向へ
位置ずれしやすくなってしまう。図7に基づいてより具
体的に説明する。図7(a)は中間転写ベルト10の支
持ローラ14への張架状態の説明図であり、(b)〜
(d)はA部拡大図である。中間転写ベルト10に張力
がかかった状態では、図7(b)に示すように、中間転
写ベルト端部の寄り止め10aが支持ローラ端面14a
に突き当たることにより、中間転写ベルト10が支持ロ
ーラ14の軸方向に位置ずれしないようにしている。と
ころが、図7(c)に示すように、中間転写ベルト10
のベルト張力が0になると、中間転写ベルト10が支持
ローラ14の軸方向に位置ずれしやすくなり、中間転写
ベルト10の寄り止め10aが支持ローラ14の端面1
4aから離間して、隙間Sが生じやすくなってしまう。
中間転写ベルト10が支持ローラ14の軸方向に位置ず
れした状態で再び中間転写ベルト10に張力をかける
と、中間転写ベルト10の寄り止め10aと支持ローラ
14の端面14aとが離間して隙間Sが生じた状態で密
接する。この隙間Sが生じた状態で支持ローラ14を回
転駆動して中間転写ベルト10を回転させると、図7
(d)に示すように、中間転写ベルト10は回転しなが
ら寄り止め10aが支持ローラ端面14aに突き当たる
までローラの軸方向(矢印B方向)に移動して寄ってい
く。この移動の間に各感光体40C,M,Y,Bk上に
形成されたトナー像を中間転写ベルト10上に重ね合わ
せると、軸方向で色ずれが生じてしまう。
【0026】なお、中間転写ベルトの軸方向への寄りを
防止するために、ベルト端部の位置をセンサで検知して
ベルト寄り制御を行なう方式がある。この方式を用いた
場合でも、中間転写ベルトの張力が0となって支持ロー
ラの軸方向に位置ずれした場合には、中間転写ベルトが
回転を開始してから、所定の軸方向位置で安定して回転
するまでに時間がかかり、画像形成により時間を要して
しまう。
【0027】そこで、本実施形態に係るカラー電子写真
複写機では、中間転写ベルト10を全ての感光体40
C,M,Y,Bkから離間させた場合に、中間転写ベル
ト10の張力を0よりも大きくしている(図6参照)。
このため、中間転写ベルト10を全ての感光体40C,
M,Y,Bkから離間させた場合でも、テンションスプ
リング84がテンションローラ83を中間転写ベルト側
に付勢し、中間転写ベルト10に張力がかかるように構
成している。これにより、中間転写ベルト10を全ての
感光体40C,M,Y,Bkから離間させた後に再び当
接させて画像を形成した場合であっても、中間転写ベル
トが軸方向へ移動して寄っていくことによる重ね合わせ
トナー像の色ずれを防止することができる。また、ベル
ト寄り制御を行なう方式を用いた場合に、ベルト寄り制
御に時間を要するという問題を防止することができる。
【0028】次に、上記各モードの切替えについて説明
する。図8は上記各モードの切替えの一例を示すフロー
チャートである。カラー電子写真複写機の電源投入直後
の初期設定では全離間モードとなるように設定している
(S1)。そして、フルカラー画像選択ボタンがONさ
れたか否かを判断し(S2)、ONされるとフルカラー
画像を形成し、ONされなければ黒画像を形成すること
になる。フルカラー画像選択ボタンがONされなかった
場合には、黒画像形成のためのコピーボタンがONされ
たか否かを判断する(S3)。コピーボタンがONされ
た場合には第2駆動モータ86(図4参照)を回転駆動
して一部離間モードとし(S4)、黒画像を形成する
(S5)。そして、画像形成終了か否かを判断する(S
6)。同様に、上記ステップ3(S3)でコピーボタン
がONされない場合にも、画像形成終了か否かを判断す
る(S6)。画像形成を継続する場合には、直前の画像
形成から所定時間経過したか否かを判断し(S7)、所
定時間経過していなければ、再びステップ2(S2)に
戻って画像形成を続行する。一方、所定時間経過した場
合には、初期設定(S1)に戻って全離間モードとな
る。なお、上記ステップ6(S6)で画像形成終了の場
合には、全離間モードにした(S8)後に終了する。上
記ステップ2(S2)でフルカラー画像選択ボタンがO
Nされた場合には、フルカラー画像形成のためのコピー
ボタンがONされたか否かを判断する(S9)。コピー
ボタンがONされた場合には、第1駆動モータ74及び
第2駆動モータ86(図4参照)を回転駆動して、全当
接モードとし(S10)、フルカラー画像を形成する
(S11)。そして、画像形成終了か否かを判断する
(S12)。同様に、上記ステップ9(S9)でコピー
ボタンがONされない場合にも、画像形成終了か否かを
判断する(S12)。画像形成を続行する場合には、直
前の画像形成から所定時間が経過したか否かを判断し
(S13)、所定時間経過していなければ黒画像選択ボ
タンがONされたか否かを判断し(S14)、ONされ
ていなければステップ9(S9)に戻る。一方、所定時
間が経過した場合には、初期設定(S1)に戻って全離
間モードとなる。上記ステップ14(S14)で黒画像
選択ボタンがONされた場合には、黒画像を形成すべく
ステップ3(S3)に移行する。なお、上記ステップ1
2(S12)で画像形成終了の場合には、全離間モード
にした(S8)後に終了する。
【0029】〔実施例2〕上記実施例1では、中間転写
ベルトを備えた画像形成装置で、中間転写ベルトを複数
の感光体から接離させて感光体の劣化を防ぐ構成につい
て説明したが、複数の像担持体から転写材搬送ベルト上
の転写材に順次転写していく構成の画像形成装置で、転
写材搬送ベルトを複数の感光体から接離させて感光体の
劣化を防ぐ構成とすることもできる。
【0030】図9は、転写材搬送ベルトを用いたカラー
電子写真複写機の転写材搬送ベルト90の張架構造の説
明図であり、転写材搬送ベルト90が全ての感光体40
C,M,Y,Bkに当接した全当接モードを示してい
る。図9において、転写材搬送ベルト90をシアン感光
体40Cとマゼンタ感光体40Mとイエロー感光体40
Yとに対して同時に接離させるために、第1揺動アーム
91と第1接離カム92とが設けられている。また、転
写材搬送ベルト90を黒感光体40Bkに対して接離さ
せるために、第2揺動アーム93と第2接離カム94と
が設けられている。そして、第1揺動アーム91の揺動
支点95が第2揺動アーム93上で支持され、第2揺動
アーム93の揺動支点96が転写ユニットフレーム(不
図示)に支持されている。また、黒感光体40Bkと黒
用転写ローラ97Bkとの転写部よりも転写紙Pの搬送
方向上流側に転写材ガイド98と転写材搬送ローラ対9
9が設けられており、また、シアン感光体40Cとシア
ン用転写ローラ97Cとの転写部の転写紙搬送方向下流
側に図示しない定着装置が設けられている。なお、転写
材搬送ベルト90を各感光体40C,M,Y,Bkに対
して接離動作させて一部離間モードや全離間モードとす
る構成は、上記実施例1で説明した構成と同様なので詳
しい説明は省略する。
【0031】本実施例のカラー電子写真複写機では、黒
単色画像を形成する場合には、黒感光体40Bk以外の
3つの感光体40C,M,Yから転写材搬送ベルト90
を離間させ、さらに作像時以外もしくは作像後一定時間
経過してから全ての感光体40C,M,Y,Bkから転
写材搬送ベルト90を離間させる。これにより、カラー
電子写真複写機を長時間停止した場合であっても、感光
体劣化を防止でき電位ムラに起因する画像ムラを防ぐこ
とができる。また、転写材搬送ベルト90のカール癖や
永久ひずみを防ぐことができ、カール癖や永久ひずみに
起因する画像ムラを防ぐことができる。さらに、全ての
感光体から転写材搬送ベルトを離間させてベルト張力を
緩めた場合でも、ベルト張力は0よりも大きくしておく
ので、支持ローラとの位置ずれに起因する重ね合わせト
ナー像の色ずれを防ぐことができる。
【0032】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、全離間モードでは、無端ベルトとしての中間転写ベ
ルト10のベルト張力を、全当接モード及び一部離間モ
ードよりも小さくするように構成した。よって、全離間
モードのベルト張力が、全当接モード及び一部離間モー
ドと同じ場合に比べ、該中間転写ベルトのカール癖や永
久ひずみを低減することができ、該カール癖や永久ひず
みによる画像ムラを低減することができる。また、全離
間モードでは、無端ベルトとしての中間転写ベルト10
のベルト張力を0(ゼロ)よりも大きくするように構成
した。よって、全離間モードで中間転写ベルト10のベ
ルト張力を小さくしても若干張力がかかっているため、
中間転写ベルト10が支持ローラ14,15,16の軸
方向に位置ずれし難い。従って、再び全当接モードにし
て画像形成を行なうときに、中間転写ベルト10の回転
駆動直後に生じる軸方向への寄りを防いで、中間転写ベ
ルト10上での重ね合わせトナー像の色ずれを防止する
ことができる。また、上記接離手段を、少なくとも1つ
の像担持体として黒感光体40Bkを残して他の像担持
体としてシアン、マゼンタ、イエロー感光体40C,
M,Yから中間転写ベルト10を接離させるための第1
の揺動部材として第1揺動部材70と、該少なくとも1
つの像担持体としての黒感光体40Bkから該中間転写
ベルト10を接離させるための第2の揺動部材としての
第2揺動部材80を用いて構成し、且つ、該第1の揺動
部材としての第1揺動アーム70の揺動支点72を該第
2の揺動部材としての第2揺動アーム80上に設けた。
よって、第2揺動アーム80を揺動させることにより、
第1揺動アーム70は第2揺動アーム80上の揺動支点
72自体が揺動するため、第1揺動部材70を略平行に
移動させることが可能となる。従って、第1揺動アーム
70の揺動支点72自体が揺動しない場合に比べ、該揺
動支点72に近い位置に配設されたイエロー用1次転写
ローラ62Yの離間量が不足することはなく、シアン、
マゼンタ、イエロー感光体40C,M,Yから中間転写
ベルト10を略均等に離間させることができる。また、
全当接モードに比べ、中間転写ベルト10のベルト張力
を小さくすることができる。また、無端ベルトが中間転
写ベルト10であり、像担持体としての感光体40C,
M,Y,Bk上のトナー像を該中間転写ベルト10表面
に1次転写するための1次転写手段62C,M,Y,B
kと、該中間転写ベルト10上に転写されたトナー像を
転写材上に2次転写する2次転写手段としての2次転写
装置22とを有する。よって、中間転写ベルト10との
当接による各感光体40C,M,Y,Bkの劣化を防い
で電位ムラを防止することができる。また、無端ベルト
が転写材を担持して搬送する転写材搬送ベルト90であ
り、像担持体としての感光体40C,M,Y,Bk上の
トナー像を該転写材搬送ベルト90に担持された転写材
としての転写紙P表面に転写するための転写手段として
の転写ローラ97C,M,Y,Bkを有する。よって、
転写材搬送ベルト90との当接による各感光体40C,
M,Y,Bkの劣化を防いで電位ムラを防止することが
できる。
【0033】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、無端ベルトと
の長時間接触による像担持体の劣化を防ぐことが可能と
なる。よって、像担持体の劣化による電位ムラに起因す
る画像ムラを防いで、高品質な画像を形成することが可
能となる。また、例えば黒単色で画像形成する場合に
は、一部離間モードにしておくことにより、無端ベルト
が黒色以外の他の像担持体から離間しているため、該他
の像担持体を有する画像形成手段を停止しておくことが
でき、停止しておかない場合に比べ、該他の像担持体を
有する画像形成手段の寿命を延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るカラー電子写真複写機の要部の
概略構成図。
【図2】中間転写ベルトの断面図。
【図3】画像形成手段の部分拡大図。
【図4】中間転写ベルトが全ての感光体と当接している
全当接モードの説明図。
【図5】中間転写ベルトが黒感光体を残して他の感光体
から離間している一部離間モードの説明図。
【図6】中間転写ベルトが全ての感光体から離間してい
る全離間モードの説明図。
【図7】(a)は、中間転写ベルトが支持ローラに張架
されている状態の説明図。(b)は、中間転写ベルトに
テンションがかかった状態で、寄り止めとローラ端部と
が突き当たっている状態の説明図。(c)は、中間転写
ベルトのテンションが0になった状態で、ベルトとロー
ラとが密着していない状態の説明図。(d)は、中間転
写ベルトのテンションが0になって軸方向に位置ずれし
た状態で、再びテンションをかけて回転を開始したとき
にベルト寄りが生じる状態の説明図。
【図8】各モードの切替えの一例を説明するためのフロ
ーチャート。
【図9】転写材搬送ベルトが全ての感光体と当接してい
る全当接モードの説明図。
【符号の説明】
10 中間転写ベルト 17 ベルトクリーニング装置 18Bk、18Y、18M、18C 画像形成ユニ
ット 20 タンデム画像形成装置 22 2次転写装置 40Bk、40Y、40M、40C 感光体ドラム 61 現像ユニット 62Bk、62Y、62M、62C 一次転写ロー
ラ 70、91 第1揺動アーム 71,92 第1接離カム 72、95 第1揺動アームの揺動支点 74 第1駆動モータ 80、93 第2揺動アーム 81、94 第2接離カム 82,96 第2揺動アームの揺動支点 86 第2駆動モータ 97Bk、97Y、97M、97C 転写ローラ 100 複写装置本体 200 給紙テーブル 300 スキャナ 400 原稿自動搬送装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上山 英樹 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 内田 智 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H030 AB02 AD05 BB02 BB42 BB44 BB53 BB63 BB71 2H200 FA02 GA12 GA23 GA44 GA47 GB22 HA02 HB12 HB22 JA02 JB07 JB32 JB45 JB49 JC04 JC07 JC13 JC15 JC19 LA24 MA03 MA04 MA20 PA01 PA12

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】静電潜像を担持するための像担持体と、該
    像担持体上に静電潜像を形成するための潜像形成手段
    と、該静電潜像を現像してトナー像化するための現像手
    段とを有する画像形成手段を複数個備え、且つ、該複数
    個の画像形成手段の各像担持体の表面に順次対向するよ
    うに表面が無端移動する無端ベルトを備えた画像形成装
    置において、上記無端ベルトを上記各像担持体に対して
    接離させるための接離手段を設け、該接離手段を、該無
    端ベルトを全ての像担持体に当接する全当接モードと、
    該無端ベルトを少なくとも1つの像担持体を残して他の
    像担持体から離間する一部離間モードと、該無端ベルト
    を全ての像担持体から離間する全離間モードとを取り得
    るように構成したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1の画像形成装置において、 上記全離間モードでは、上記無端ベルトのベルト張力
    を、上記全当接モード及び一部離間モードよりも小さく
    するように構成したことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項2の画像形成装置において、 上記全離間モードでは、上記無端ベルトのベルト張力を
    0(ゼロ)よりも大きくするように構成したことを特徴
    とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項1、2、3の画像形成装置におい
    て、 上記接離手段を、少なくとも1つの像担持体を残して他
    の像担持体から上記無端ベルトを接離させるための第1
    の揺動部材と、該少なくとも1つの像担持体から該無端
    ベルトを接離させるための第2の揺動部材とを用いて構
    成し、且つ、該第1の揺動部材の揺動支点を該第2の揺
    動部材上に設けたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項1、2、3又は4の画像形成装置に
    おいて、上記無端ベルトが中間転写ベルトであり、上記
    像担持体上のトナー像を該中間転写ベルト表面に1次転
    写するための1次転写手段と、該中間転写ベルト上に転
    写されたトナー像を転写材上に2次転写する2次転写手
    段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】請求項1、2、3又は4の画像形成装置に
    おいて、上記無端ベルトが転写材を担持して搬送する転
    写材搬送ベルトであり、上記像担持体上のトナー像を該
    転写材搬送ベルトに担持された該転写材表面に転写する
    ための転写手段を有することを特徴とする画像形成装
    置。
JP2001381516A 2001-12-14 2001-12-14 画像形成装置 Expired - Fee Related JP3968238B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001381516A JP3968238B2 (ja) 2001-12-14 2001-12-14 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001381516A JP3968238B2 (ja) 2001-12-14 2001-12-14 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003186313A true JP2003186313A (ja) 2003-07-04
JP3968238B2 JP3968238B2 (ja) 2007-08-29

Family

ID=27592166

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001381516A Expired - Fee Related JP3968238B2 (ja) 2001-12-14 2001-12-14 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3968238B2 (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006085032A (ja) * 2004-09-17 2006-03-30 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2006145633A (ja) * 2004-11-16 2006-06-08 Canon Inc カラー画像形成装置
JP2007199626A (ja) * 2006-01-30 2007-08-09 Ricoh Co Ltd 転写装置及びこれを備えた画像形成装置
JP2008129448A (ja) * 2006-11-22 2008-06-05 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2010112970A (ja) * 2008-11-04 2010-05-20 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
US7904010B2 (en) 2007-02-09 2011-03-08 Ricoh Company, Ltd. Belt unit, transfer belt unit, and image forming apparatus
US8010004B2 (en) 2006-12-15 2011-08-30 Sharp Kabushiki Kaisha Belt transfer device
CN102262379A (zh) * 2010-05-24 2011-11-30 卡西欧电子工业株式会社 图像形成装置
JP2012123413A (ja) * 2012-02-16 2012-06-28 Ricoh Co Ltd 転写装置及びこれを備えた画像形成装置
JP2012211987A (ja) * 2011-03-31 2012-11-01 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成装置
JP2013167788A (ja) * 2012-02-16 2013-08-29 Casio Electronics Co Ltd 画像形成装置
US8977171B2 (en) 2012-12-17 2015-03-10 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
JP2015172659A (ja) * 2014-03-12 2015-10-01 株式会社リコー 転写装置及び画像形成装置
US9201351B2 (en) 2013-09-03 2015-12-01 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5549493B2 (ja) 2010-09-07 2014-07-16 株式会社リコー ベルト装置、転写ベルト装置及び画像形成装置

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006085032A (ja) * 2004-09-17 2006-03-30 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2006145633A (ja) * 2004-11-16 2006-06-08 Canon Inc カラー画像形成装置
JP2007199626A (ja) * 2006-01-30 2007-08-09 Ricoh Co Ltd 転写装置及びこれを備えた画像形成装置
US7751762B2 (en) 2006-01-30 2010-07-06 Ricoh Company, Ltd. Transfer device and image forming apparatus including the same
JP2008129448A (ja) * 2006-11-22 2008-06-05 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
US8010004B2 (en) 2006-12-15 2011-08-30 Sharp Kabushiki Kaisha Belt transfer device
US7904010B2 (en) 2007-02-09 2011-03-08 Ricoh Company, Ltd. Belt unit, transfer belt unit, and image forming apparatus
JP2010112970A (ja) * 2008-11-04 2010-05-20 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
CN102262379A (zh) * 2010-05-24 2011-11-30 卡西欧电子工业株式会社 图像形成装置
JP2012008514A (ja) * 2010-05-24 2012-01-12 Casio Electronics Co Ltd 画像記録装置
US8588666B2 (en) 2010-05-24 2013-11-19 Casio Electronics Manufacturing Co., Ltd. Image forming apparatus with a movable primary transfer roller
JP2012211987A (ja) * 2011-03-31 2012-11-01 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成装置
JP2012123413A (ja) * 2012-02-16 2012-06-28 Ricoh Co Ltd 転写装置及びこれを備えた画像形成装置
JP2013167788A (ja) * 2012-02-16 2013-08-29 Casio Electronics Co Ltd 画像形成装置
US8977171B2 (en) 2012-12-17 2015-03-10 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
US9201351B2 (en) 2013-09-03 2015-12-01 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
JP2015172659A (ja) * 2014-03-12 2015-10-01 株式会社リコー 転写装置及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3968238B2 (ja) 2007-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4820737B2 (ja) 画像形成装置
JP2008009011A (ja) 転写装置及び画像形成装置
JP3968238B2 (ja) 画像形成装置
JP2003216001A (ja) ベルト装置、画像形成装置、着脱ユニット、及び無端ベルトの張架方法
JP4295442B2 (ja) 画像形成装置
JP4343742B2 (ja) 画像形成装置
JP4820686B2 (ja) カラー画像形成装置
JP2005195648A (ja) 転写装置
JP4293420B2 (ja) ベルト移動装置及び画像形成装置
JP2004020661A (ja) 画像形成装置
JP2002214940A (ja) 画像形成装置
JP2001215809A (ja) ベルト搬送装置、及び、画像形成装置
JP2001209234A (ja) カラー画像形成装置
JP4343499B2 (ja) 多色画像形成装置および多色画像形成方法
JP2003255728A (ja) ローラ移動機構及び画像形成装置
JP2003263000A (ja) カラー画像形成装置
JP2003029498A (ja) 画像形成装置
JP4336152B2 (ja) 転写装置及び画像形成装置
JP2003173090A (ja) 画像形成装置のベルト状像担持体支持装置
JP3968200B2 (ja) 画像形成装置
JP2003330284A (ja) 画像形成装置
JP2003208039A (ja) 画像形成装置
JP4505203B2 (ja) 画像形成装置
JP2001215805A (ja) 画像形成装置、駆動系制御方法及び1次転写タイミング制御方法
JP2002072709A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070209

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070409

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070511

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070604

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110608

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110608

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120608

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130608

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees