JP4293420B2 - ベルト移動装置及び画像形成装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は中間転写ベルト,転写材搬送ベルトなどのベルトを移動させるベルト移動装置及び、複写機,プリンタ,ファクシミリなどの画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
特許文献1には、1つの感光体ドラムと中間転写ベルトを有する画像形成装置における中間転写ベルト上のマーカを検出するマ−カ検出手段を有し、このマ−カ検出手段の出力信号を用いて中間転写ベルトを目標位置に追従させて移動させるベルト移動装置において、マ−カ検出手段の出力信号が正常な時のマ−カ検出手段の検出したマ−カの数と比較してマ−カ検出手段の検出したマ−カの数が変化したことでマ−カ検出手段の出力信号異常を判断するベルト移動装置が記載されている。
【0003】
特許文献2には、タンデム型の画像形成装置において中間転写ベルトを移動させるための駆動軸と、駆動源からの駆動力を上記駆動軸に伝達する伝達手段とを有し、中間転写ベルトを目標位置に追従させて移動させるベルト移動装置が記載されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平08-146698号公報
【特許文献2】
特開平08-085235号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記ベルト移動装置では、ベルトに設けられたマーカにごみがついたり、マーカを検出するマ−カ検出手段とマーカとの距離や角度がベルトのそりや蛇行により変化してマ−カ検出手段の出力信号が規定値からはずれて異常になった場合には、中間転写ベルトを目標位置に追従させて移動させることができなくなる。このため、上記ベルト移動装置を用いたカラー画像形成装置では、マ−カ検出手段の出力信号が規定値からはずれて異常になった場合は、中間転写ベルトの位置ずれが生じて色ずれが生じ、また、サービスマンがベルト交換に来た期間に画像形成装置をダウンさせなければならない。
【0006】
本発明は、マーカ検出手段の出力信号が異常になった場合にもベルトをベルト表面目標位置に追従させて移動させることができるベルト移動装置を提供することを目的とする。
さらに、本発明は、マ−カ検出手段の出力信号が異常になってもサービスマンがベルト交換に来た期間にダウンさせないようにでき、色ずれを抑えることが可能となる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、ベルトを移動させるための駆動軸と、駆動源からの駆動力を前記駆動軸に伝達する伝達手段と、前記ベルトの移動方向の位置を認識するために前記ベルトに設けられたマーカを検出するマーカ検出手段と、前記駆動軸の回転状態を検出する回転状態検出手段と、前記マーカ検出手段の出力値とベルト表面目標位置との差を求める表面位置制御手段と、この表面位置制御手段により求めた値と前記ベルト表面目標位置とを加算し、この加算した値を前記駆動軸の半径と前記ベルトの厚みを加算した値で除算して駆動軸目標位置を求め、この駆動軸目標位置と前記回転状態検出手段の出力値との差から前記駆動源を前記ベルト表面目標位置に追従させる駆動軸角度制御手段とを有するベルト移動装置において、前記マーカ検出手段の出力信号が異常な場合は、前記表面位置制御手段により求めた値を前記ベルト表面目標位置に加算せずに前記駆動軸目標位置を求め、この駆動軸目標位置と前記回転状態検出手段の出力値との差から前記駆動源を前記ベルト表面目標位置に追従させることにより前記ベルトを前記ベルト表面目標位置に追従させるものである。
【0008】
請求項2に係る発明は、請求項1記載のベルト移動装置において、前記表面位置制御手段により求めた値を前記ベルト表面目標位置に加算しないようにする場合には、前記マーカ検出手段の出力信号が正常な時の前記回転状態検出手段の出力値をベルト表面目標位置に変換した値前記ベルト表面目標位置との偏差を打ち消すように前記駆動軸目標位置を補正して前記ベルトが前記ベルト表面目標位置に追従させるものである。
【0009】
請求項3に係る発明は、請求項1記載のベルト移動装置において、前記マーカ検出手段の出力信号異常の判断は、前記ベルト制御における定常状態の前記ベルト表面目標位置と前記マーカ検出手段の出力値との偏差が所定範囲の値からはずれたかどうかを検知することで行うものである。
【0010】
請求項4に係る発明は、請求項1記載のベルト移動装置において、前記マーカ検出手段の出力信号異常の判断は、前記マーカ検出手段の出力信号が正常な時の前記マーカ検出手段の検出した前記マーカの数と比較して前記マーカ検出手段の検出した前記マーカの数が変化したことで行うものである。
【0011】
請求項5に係る発明は、タンデム型の画像形成装置において、請求項1〜4のいずれか1つに記載のベルト移動装置を備え、このベルト移動装置にて中間転写ベルトまたは転写材搬送ベルトを移動させるものである。
【0012】
請求項6に係る発明は、1つの感光体ドラム及び中間転写ベルトを有する画像形成装置において、請求項1〜4のいずれか1つに記載のベルト移動装置を備え、このベルト移動装置にて前記中間転写ベルトまたは転写材搬送ベルトを移動させるものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
図4は本発明の実施形態1を示す。この実施形態1は、画像形成装置におけるエンジン駆動系に使われるベルト移動装置の一形態である。
駆動対象である中間転写ベルト901は、図示しない駆動軸としての駆動ローラ938を含む複数のローラ902〜906に架け渡され、駆動軸938、駆動軸タイミングプーリ907、タイミングベルト908、モータ軸タイミングプーリ909などの伝達系を介して駆動源であるモータ910に連結されて駆動される。
【0014】
中間転写ベルト装置は、中間転写ベルト901と、この中間転写ベルト901の画像領域外に中間転写ベルト901の移動方向に沿って1周分設けられたエンコーダスケール(マーカ)911を有する。また、中間転写ベルト901の移動方向の位置を認識するために中間転写ベルト901上のマーカ911を読み取るマーカ検出手段としての光ヘッド(センサ;ピックアップ)912が中間転写ベルト901上のマーカ911と対向する所定の位置に取り付けられている。さらに、ベルト駆動軸エンコーダ913が駆動軸938に取り付けられている。
【0015】
像担持体としてのドラム状の感光体(感光体ドラム)914は、感光体914の駆動軸915、この駆動軸915に固定された図示しない駆動軸タイミングプーリ、この駆動軸タイミングプーリ及びモータ軸タイミングプーリ917に架け渡されたタイミングベルト916、モータ軸タイミングプーリ917などの伝達系を介して駆動源であるモータ918に連結されて駆動される。感光体914の駆動軸915には、駆動軸915の回転を検出するセンサとしてのロータリエンコーダ919が取り付けられている。
【0016】
紙転写ローラ920は、ローラ905上で中間転写ベルト901に対して接離機構により接離され、図示しない駆動軸タイミングプーリ、タイミングベルト、モータ軸タイミングプーリなどの伝達系を介して駆動源であるモータに連結されて駆動される。モータ910、918はモータドライバ921により駆動され、モータコントローラ922は光ヘッド(センサ)912、ベルト駆動軸エンコーダ913の出力信号を用いてモータドライバ921を介してモータ910を制御するとともにロータリエンコーダ919の出力信号を用いてモータドライバ921を介してモータ918を制御する。
【0017】
中間転写ベルト901と感光体914は互いに接して回転する。また、中間転写ベルト901と紙転写ローラ920は、接離機構により二次転写時に圧接されて回転し、その間を転写材としての紙が通過する。中間転写ベルト901は感光体914上に形成されたトナー像が転写され、中間転写ベルト901上のトナー像が中間転写ベルト901と紙転写ローラ920の間を通過する紙に転写される。中間転写ベルト901や感光体914は、図示しない帯電ローラやクリーニングブレードが隣接している。
【0018】
上記説明では、駆動対象が中間転写ベルト901であるが、駆動対象が転写材搬送ベルトとしての紙搬送ベルトであっても伝達機構は上記伝達機構と同様になる。上記伝達機構は、タイミングベルトを用いたが、歯車による伝達機構を用いてもよく、駆動対象にモータが直結するダイレクト機構でもよい。また、上記説明では、エンコーダの取り付け場所を駆動軸としたが、モータ軸直結でもよい。
【0019】
次に、本実施形態1の駆動系のハードウェア構成を図5により説明する。まず本実施形態1全体の制御を受け持つ制御手段としてのマイクロコンピュータ923が設けられている。このマイクロコンピュータ923は、マイクロプロセッサ(CPU)924、リードオンリーメモリー(ROM)925、ランダムアクセスメモリ(RAM)926がそれぞれバス927を介して接続されている。
【0020】
ベルト搬送装置928は中間転写ベルト901を有し、中間転写ベルト901の駆動軸938が上記伝達系929を介してモータ910に連結されている。中間転写ベルト901上のエンコーダスケール(マーカ)911を読み取る光ヘッド(ベルトセンサ)912の出力信号は補正情報作成手段930、状態検出用のインターフェイス(I/F)931及びバス927を介してマイクロコンピュータ923に入力される。ここに、状態検出用のインターフェイス931は、補正情報作成手段930からのマーカ検出信号のカウント(粗カウンタによるカウント)、信号補間クロックのカウント(密カウンタによるカウント)、および駆動軸エンコーダ(ベルト駆動軸センサ)913からのパルス信号のカウントを行ってデジタル数値に変換するもので、パルスの数を計数する機能を備えている。この際、この状態検出用のインターフェイス931は補正情報作成手段930が持つ原点情報を利用することで、中間転写ベルト901の移動位置との対応付け(相関)をとる機能を備える場合もある。
【0021】
モータ910は、マイクロコンピュータ923に対してバス927、駆動用のインターフェイス932及びドライバ921を介して接続されている。駆動用のインターフェイス932はマイクロコンピュータ923における演算結果のデジタル信号をアナログ信号に変換して、駆動装置であるモータ駆動用ドライバ921に与え、モータ910に印加する電流や電圧を制御する。この結果、中間転写ベルト901は所定の目標位置に追従するように駆動される。この時の中間転写ベルト901の表面位置はエンコーダスケール(マーカ)911に対するセンサ912の出力信号から補正情報作成手段930を介して状態検出用のインターフェイス931により検出されてマイクロコンピュータ923に取り込まれる。補正情報作成手段930は、マーカ911の間隔が広い場合には、マーカ911の間隔の中をクロックで位置補間してもよい。ここに、上記モータコントローラ922は、マイクロコンピュータ923、バス927、補正情報作成手段930、状態検出用のインターフェイス931、駆動用のインターフェイス932を有する。
【0022】
本実施形態1のベルト移動装置の位置制御は、マイクロコンピュータ923における演算処理機能により実行される。マイクロコンピュータ923の代わりに数値演算処理能力が高いDSP(デジタルシグナルプロッセサ)を用いてもよい事は明らかである。
【0023】
図1は、本実施形態1の駆動対象を位置制御する時の機能ブロック図である。マイクロコンピュータ923は、ベルト表面目標位置の指令1を直接に駆動軸目標位置(角度)に変換し、ベルト表面目標位置の指令2を状態検出用のインターフェイス931からのベルト表面位置と比較し、その偏差を表面位置制御手段933で演算してA点で上記ベルト表面目標位置の指令1に対する足し算を実行する。この場合、マイクロコンピュータ923は、上記足し算の結果を、中間転写ベルト901の駆動軸938の半径と中間転写ベルト901の厚みを加算した値で除算して駆動軸目標位置(角度)に変換する。
【0024】
さらに、マイクロコンピュータ923は、上記駆動軸目標位置(角度)と状態検出用のインターフェイス931からの駆動軸角度との偏差を駆動軸角度制御手段934で演算してドライバ921を介してモータ910にその偏差に応じて電流を与え、駆動対象935におけるモータ910から伝達系929を介して中間転写ベルト901を目標位置に追従して駆動させる。中間転写ベルト901の表面位置とベルト表面目標位置との偏差がない場合には、指令1により上記駆動軸938の位置制御になるが、中間転写ベルト901の芯線ズレや駆動軸938の偏心により中間転写ベルト901の表面位置とベルト表面目標位置とに偏差が出ると、その偏差を無くすように中間転写ベルト901の駆動軸938の目標角度が補正される。ここで、マイクロコンピュータ923は、表面位置センサ異常判断手段936により、中間転写ベルト901の移動方向の位置を認識するために中間転写ベルト901に設けられたマーカ911を検出するマーカ検出手段としてのセンサ912の出力信号が異常であるか否かを判断し、センサ912の出力信号が異常であると判断した場合にはON/OFF切り替え手段937により表面位置制御手段933の演算結果をオフさせてA点で指令1に加算させない。そのために、マーカ検出手段としてのセンサ912の出力信号が異常になっても指令1が直接、駆動軸目標位置(角度)に変換され、ベルト駆動軸センサ913及び状態検出用のインターフェイス931からなる回転状態検出手段の出力値(状態検出用のインターフェイス931からの駆動軸角度)がフィードバックされて駆動軸角度制御手段934がモータ910を中間転写ベルト901が目標位置に追従するように駆動する。
【0025】
このように、本実施形態1によれば、マーカ検出手段としてのセンサ912の出力信号が異常な場合は、ベルト駆動軸センサ913及び状態検出用のインターフェイス931からなる回転状態検出手段の出力値だけをフィードバックして中間転写ベルト901を目標位置に追従させるので、マーカ検出手段に異常が起きても回転状態検出手段からの信号だけを使って中間転写ベルト901のフィードバック制御ができる。
【0026】
また、本実施形態1では、マーカ検出手段としてのセンサ912の出力信号が正常な時の回転状態検出手段の検出角度を位置に変換したときの位置とベルト表面目標位置(指令1)との偏差は図2に示すようになる。センサ912の出力信号が正常な時は、ベルト表面目標位置と中間転写ベルト901の表面位置との偏差が0の場合でも、中間転写ベルト901の1回転周期である1秒周期で±100μmの偏差、駆動軸938周期である0.1秒周期で±25μmの偏差がある。
【0027】
そこで、本発明の実施形態2では、上記実施形態1において、マイクロコンピュータ923は、マーカ検出手段としてのセンサ912の出力信号が異常になって回転状態検出手段の出力値だけをフィードバックする場合にはセンサ912の出力信号が正常な時の回転状態検出手段の出力値(状態検出用のインターフェイス931からの駆動軸角度を位置に変換した値)と上記ベルト表面目標位置との偏差を打ち消すような目標位置を中間転写ベルト901の駆動軸938の偏芯や中間転写ベルト1周周期の位置ずれに対する補正データとしてベルト表面目標位置(指令1)に加算してベルト表面目標位置(指令1)を中間転写ベルト901がベルト表面目標位置に追従するように補正する。
【0028】
図3は、回転状態検出手段の出力値だけをフィードバックする時に、センサ912の出力信号が正常な時の回転状態検出手段の検出角度を位置に変換したときの位置とベルト表面目標位置(指令1)との偏差を打ち消すためにベルト表面目標位置(指令1)に加算する目標位置である。この時、センサ912の検出値と回転状態検出手段からの検出位置(状態検出用のインターフェイス931からの駆動軸角度を位置に変換した値)の相関は、中間転写ベルト901の原点情報を利用することにより得ることができる。
【0029】
この実施形態2によれば、回転状態検出手段の出力値だけをフィードバックする場合のベルト表面目標位置は、マーカ検出手段の出力信号が正常な時の回転状態検出手段の出力値とベルト表面目標位置の差から中間転写ベルト901が目標位置に追従するように補正するので、中間転写ベルト901の駆動軸938の偏芯や中間転写ベルト1周周期の位置ずれに対する補正データを駆動軸目標位置に追加することができ、回転状態検出手段の出力信号だけを使っても中間転写ベルトの位置を正しく制御できる。
【0030】
上記実施形態1では、図6に示すように、中間転写ベルト901の定常時の位置変動Pbvは5μm程度であるが、マーカとマーカの間にごみが付着してベルト表面目標位置とマーカ検出手段の出力値との偏差Xeが120μmに変動している。 そこで、本発明の実施形態3では、上記実施形態1において、マイクロコンピュータ923は、表面位置センサ異常判断手段936にて、ベルト表面目標位置の指令2とマーカ検出手段としてのセンサ912からの値(状態検出用のインターフェイス931からのベルト表面位置)との偏差を常に監視して所定範囲の値からはずれたかどうかを検知することによりマーカ検出手段としてのセンサ912の出力信号が異常であるか否かを判断する。
【0031】
この実施形態3によれば、マーカ検出手段としてのセンサ912の出力信号異常の判断は、中間転写ベルト901の位置制御における定常状態のベルト表面目標位置とセンサ912の出力値との偏差が所定範囲の値からはずれたかどうかを検知することで行うので、マーカ検出手段の出力信号異常の判断を容易に行うことができ、フィードバックするセンサー信号の選択(ON/OFF切り替え手段937による表面位置制御手段933の演算結果のオン/オフ)を正しく行うことができる。
【0032】
上記実施形態1では、図7に示すように、中間転写ベルト901上のマーカ9911加工の終わりの位置と開始位置の間隔Xesは、他のマーカの間隔とは異なり、中間転写ベルト901の長さのばらつきにより異なる。そこで、本発明の実施形態4では、上記実施形態1〜3において、マーカ911の幅方向の長さをXesの部分911aだけ他のマーカより長くしてその部分911aをマーカ検出手段912とは別のXes検出手段(図示しない)で検出することによりXesを特定する。このXes検出手段で検出した信号は原点信号にしてマイクロコンピュータ923に入力される。マイクロコンピュータ923は、表面位置センサ異常判断手段936によりベルト表面目標位置の指令2とマーカ検出手段としてのセンサ912からの値(状態検出用のインターフェイス931からのベルト表面位置)との偏差を常に監視してセンサ912の出力信号が異常であるか否かを判断する場合もXes検出手段で検出した原点信号では異常の例外としてセンサ912の出力信号が異常であるとは判断しない。表面位置センサ異常判断手段936は、Xes検出手段からの原点信号があるので、センサ912の検出したマーカ911の数を、センサ912の出力信号が正常な時のセンサ912の検出したマーカ911の数と比較してセンサ912の検出したマーカ911の数が変化したことを検出することにより、センサ912の出力信号が異常であると判断する。
【0033】
この実施形態4によれば、マーカ検出手段としてのセンサ912の出力信号異常の判断は、センサ912の出力信号が正常な時のセンサ912の検出したマーカ911の数と比較してセンサ912の検出したマーカ911の数が変化したことで行うので、マーカ検出手段の出力信号異常の判断を容易に行うことができ、フィードバックするセンサー信号の選択(ON/OFF切り替え手段937による表面位置制御手段933の演算結果のオン/オフ)を正しく行うことができる。
【0034】
図8は本発明の実施形態5の画像形成部の概略を示す。この実施形態5は、画像形成装置としてのカラー複写機の一形態であり、図8に示す画像形成部のほか、図示しないカラー画像読み取り部(以下カラースキャナという)、給紙部及び本カラー複写機の各部を駆動制御する制御部などによって構成されている。上記カラースキャナは、原稿のカラー画像情報を例えばレッド,グリーン,ブルー(以下、それぞれR,G,Bという)の各色に分解して読み取り、電気的な画像信号に変換する。そして、このカラースキャナで得たR,G,Bの各色の画像信号の強度レベルをもとにして図示しない画像処理部で色変換処理が行われ、ブラック,シアン,マゼンタ,イエロー(以下、それぞれBk,C,M,Yという)の各色の画像データが得られる。
【0035】
図8に示す画像形成部は、像担持体としての感光体ドラム200、帯電手段としての帯電チャージャ201、クリーニングブレード及びファーブラシを有する感光体クリーニング装置210、露光手段としての図示しない書き込み光学ユニット、現像手段としてのリボルバ現像ユニット400、中間転写ユニット500、2次転写ユニット600、及び図示しない定着ローラ対を用いた定着ユニットなどで構成されている。
【0036】
感光体ドラム200は図示しない駆動部により回転駆動されて図8中に矢印で示すように反時計方向に回転し、その周囲には、帯電チャージャ201、感光体クリーニング装置210、リボルバ現像ユニット400の選択された現像器、中間転写ユニット500の中間転写体としての中間転写ベルト501などが配置されている。感光体ドラム200の表面は帯電チャージャ201によって一様に帯電される。書き込み光学ユニットは、カラースキャナから画像処理部を介して入力されるカラー画像データを光信号に変換して該光信号により感光体ドラム200の一様に帯電された表面を露光して光書き込みを行うことで感光体ドラム200の表面に静電潜像を形成する。この書き込み光学ユニットは、例えば、光源としての半導体レーザと、この半導体レーザの発光駆動制御をカラースキャナから画像処理部を介して入力されるカラー画像データにより行うレーザ発光駆動制御部と、半導体レーザからのレーザ光の偏向走査を行うポリゴンミラーと、このポリゴンミラーを回転させるモータと、ポリゴンミラーからのレーザ光を感光体ドラム200の表面に結像させるf/θレンズと、f/θレンズからのレーザ光を反射するミラーなどによって構成される。
【0037】
リボルバ現像ユニット400は、Bkトナーを用いるBk現像器401、Cトナーを用いるC現像器402,Mトナーを用いるM現像器403、Yトナーを用いるY現像器404、及びユニット全体を反時計回りに回転させる現像リボルバ駆動部などによって構成されている。
【0038】
このリボルバ現像ユニット400に設置された各現像器401〜404は、感光体ドラム200上の静電潜像を現像するために現像剤の穂を感光体ドラム200の表面に接触させて回転する現像剤担持体としての現像スリーブと、現像剤を汲み上げて攪拌するために回転する現像剤パドルと、現像スリーブを矢印で示す時計方向に回転させる現像スリーブ駆動部などで構成されている。
【0039】
この実施形態5では,各現像器401〜404内のトナーはフェライトキャリアとの攪拌によって負極性に帯電され、また、各現像スリーブには図示しない現像バイアス印加手段としての現像バイアス電源により負の直流電圧Vdc(直流成分)に交流電圧Vac(交流成分)が重畳された現像バイアス電圧が印加され、各現像スリーブが感光体ドラム200の金属基体層に対して所定電圧にバイアスされている。本カラー複写機本体の待機状態では、リボルバ現像ユニット400はBk現像器401が現像位置に位置するホームポジションで停止している。
【0040】
コピースタートキーが押されると、原稿画像データの読み取りを開始し、そのカラー画像データに基づいてレーザ光Lによる光書き込みすなわち静電潜像形成が始まる。以下、Bk画像データによる静電潜像をBk静電潜像という。C画像データによる静電潜像、M画像データによる静電潜像、Y画像データによる静電潜像についても同様にC静電潜像、M静電潜像、Y静電潜像という。
【0041】
Bk現像器401は、Bk静電潜像の先端部から現像可能にすべく、Bk現像位置にBk静電潜像の先端部が到達する前に、Bk現像スリーブの回転を開始してBk静電潜像をBkトナーで現像する。そして、Bk現像器401は、以後Bk静電潜像の現像動作を続けるが、Bk静電潜像の後端部がBk現像位置を通過した時点で、速やかに次の色の現像器が現像位置に来るまで、リボルバ現像ユニット400が回転する。これは少なくとも、次の画像データによる静電潜像の先端部が現像位置に到達する前に完了する。
【0042】
中間転写ユニット500は、複数のローラに張架された中間転写体である中間転写ベルト501などで構成されている。この中間転写ベルト501の周りには、2次転写ユニット600の転写材搬送ベルトである2次転写ベルト601、2次転写電荷付与手段である2次転写バイアスローラ605、中間転写体クリーニング手段であるベルトクリーニングブレード504、潤滑剤塗布手段である潤滑剤塗布ブラシ505などが対向するように配設されている。
【0043】
中間転写ベルト501は、1次転写電荷付与手段である1次転写バイアスローラ507、ベルト駆動ローラ508、ベルトテンションローラ509、2次転写対向ローラ510、クリーニング対向ローラ511及びアースローラ512に張架されている。.各ローラ507〜512は導電性材料で形成され、1次転写バイアスローラ507以外の各ローラ508〜512は接地されている。
【0044】
1次転写バイアスローラ507には、定電流または定電圧制御がなされた1次転写電源801により、トナー像の重ね合わせ数に応じて所定の大きさの電流又は電圧に制御された転写バイアスが印加される。また、中間転写ベルト501は、図示しない駆動モータによって回転駆動されるベルト駆動ローラ508により矢印方向に駆動される。また、中間転写ベルト501は、半導体または絶縁体で、単層または多層構造となっている。
【0045】
感光体ドラム200上のトナー像を中間転写ベルト501に転写する転写部(以下1次転写部という)では、中間転写ベルト501を1次転写バイアスローラ507及びアースローラ512で感光体ドラム200側に押し当てるように張架することにより、感光体ドラム200と中間転写ベルト501との間に所定幅のニップ部を形成している。
【0046】
潤滑剤塗布ブラシ505は、板状に形成された潤滑剤としてのステアリン酸亜鉛506を研磨し、この研磨した微粒子を中間転写ベルト501に塗布するものである。この潤滑剤塗布ブラシ505は、中間転写ベルト501に対して接触可能に構成され、接離機構により所定のタイミングで中間転写ベルト501に接触される。
【0047】
2次転写ユニット600は、3つの支持ローラ602,603,604に張架された2次転写ベルト601などで構成され、中間転写ベルト501の支持ローラ602、603間の張架部が2次転写対向ローラ510に対して中間転写ベルト501を介して押圧可能になっている。3つの支持ローラ602,603,604の一つは,図示しない駆動手段によって回転駆動される駆動ローラであり、この駆動ローラにより2次転写ベルト601が図中に矢印で示す方向に駆動される。
【0048】
2次転写バイアスローラ605は、2次転写手段であり、2次転写対向ローラ510との間に中間転写ベルト501と2次転写ベルト601を挟持するように配設され、定電流制御がなされる2次転写電源802によって所定電流の転写バイアスが印加される。また、2次転写ベルト601及び2次転写バイアスローラ605が2次転写対向ローラ510に対して中間転写ベルト501を介して押圧する位置と離間する位置とを取り得るように、支持ローラ602及び2次転写バイアスローラ605を矢印方向に駆動する図示しない離接機構が設けられている。その離間位置にある2次転写ベルト601及び支持ローラ602が図8に2点鎖線で示示されている。
【0049】
レジストローラ対650は、2次転写バイアスローラ605と2次転写対向ローラ510とに挟持された中間転写ベルト501と2次転写ベルト601の間に所定のタイミングで転写材である転写紙Pを送り込む。2次転写ベルト601の定着ユニット側の支持ローラ603に張架されている部分には、転写材除電手段である転写紙除電チャージャ606と、転写材担持体除電手段であるベルト除電チャージャ607とが対向している。また、2次転写ベルト601の図中下側の支持ローラ604に張架されている部分には、転写材担持体クリーニング手段であるクリーニングブレード608が当接している。
【0050】
転写紙除電チャージャ606は、転写紙に保持されている電荷を除電することにより、転写紙自体のこしの強さで転写紙を2次転写ベルト601から良好に分離できるようにするものである。ベルト除電チャージャ607は、2次転写ベルト601上に残留する電荷を除電するものである。クリーニングブレード608は、2次転写ベルト601の表面に付着した付着物を除去してクリーニングするものである。
【0051】
このように構成されたカラー複写機において、画像形成サイクルが開始されると、感光体ドラム200は、図示しない駆動モータによって矢印で示す反時計方向に回転され、中間転写ベルト501はベルト駆動ローラ508によって矢印で示す時計回りに回転される。感光体ドラム200の回転に伴ってBkトナー像形成、Cトナー像形成、Mトナー像形成、Yトナー像形成が行われ、1次転写バイアスローラ507に印加される転写バイアスにより感光体ドラム200から中間転写ベルト501へBkトナー像、Cトナー像、Mトナー像、Yトナー像が重ねて1次転写されて最終的に中間転写ベルト501上にカラートナー像が形成される。
【0052】
例えばBkトナー像形成は次のように行われる。帯電チャージャ201は、コロナ放電によって感光体ドラム200の表面を負電荷で所定電位に一様に帯電する。そして、図示しない書き込み光学ユニットにより、感光体ドラム200に対してBkカラー画像信号に基づいてレーザ光によるラスタ露光が行われる。このラスタ像が露光されたとき、当初一様帯電された感光体ドラム200の表面の露光された部分は、露光光量に比例する電荷が消失してBk静電潜像が形成される。
この感光体ドラム200上のBk静電潜像にBk現像器401のBk現像ローラ上の負帯電されたBkトナーが接触することにより、感光体ドラム200の電荷が残っている部分にはトナーが付着せず、電荷の無い部分つまり露光された部分にはトナーが吸着し、静電潜像と相似なBkトナー像が形成される。この感光体ドラム200上に形成されたBkトナー像は、感光体ドラム200と接触状態で等速駆動されている中間転写ベルト501の表面に転写される。以下、感光体ドラム200から中間転写ベルト501へのトナー像の転写をベルト転写という。ベルト転写後の感光体ドラム200の表面に残留している若干の未転写残留トナーは、感光体ドラム200の再使用に備えて、感光体クリーニング装置210で清掃される。
【0053】
感光体ドラム200側ではBk画像形成工程の次にC画像形成工程に進み、所定のタイミングでカラースキャナにより原稿画像の読み取りが始まり、感光体ドラム200の表面は帯電チャージャ201によって一様に帯電される。書き込み光学ユニットは、カラースキャナから画像処理部を介して入力されるC画像データを光信号に変換して該光信号により感光体ドラム200の一様に帯電された表面を露光して光書き込みを行うことで感光体ドラム200の表面にC静電潜像を形成する。
【0054】
そして、感光体ドラム200上のBk静電潜像の後端部が通過した後で、且つC静電潜像の先端部が到達する前にリボルバ現像ユニット400の回転動作が行われてC現像器402が現像位置にセットされ、C静電潜像がC現像器402によりCトナーで現像される。
【0055】
以後、C現像器402がC静電潜像領域の現像を続けるが、C静電潜像の後端部が通過した時点で、先のBk現像器401の場合と同様にリボルバ現像ユニット400の回転動作が行われ、次のM現像器403が現像位置に移動する。これもやはり次のM静電潜像の先端部が現像位置に到達する前に完了する。
【0056】
次いで、M画像形成工程及びY画像形成工程が上述のBk画像形成工程,C画像形成工程と同様に行われる。中間転写ベルト501上には、感光体ドラム100上に順次に形成されたBk,C,M,Yの各色のトナー像が同一面に順次に位置合わせされて転写される。それにより、中間転写ベルト501上には最大で4色のトナーが重ね合わされたフルカラー画像が形成される。
【0057】
上記画像形成動作が開始される時期には、転写紙Pが図示しない転写紙カセット又は手差しトレイなどの給紙部から給送されてレジストローラ対650のニップで待機している。2次転写対向ローラ510及び2次転写バイアスローラ605によりニップが形成された2次転写部に中間転写ベルト501上のトナー像の先端がさしかかるときに、ちょうど転写紙Pの先端がそのトナー像の先端に一致するようにレジストローラ対650が駆動され、転写紙Pとトナー像とのレジスト合わせが行われる。
【0058】
そして、転写紙Pが中間転写ベルト501上のトナー像と重ねられて2次転写部を通過する。このとき、2次転写電源802によって2次転写バイアスローラ605に印加される転写バイアスにより、中間転写ベルト501上の4色重ねトナー像が転写紙上に一括して転写される。
【0059】
転写紙Pは、2次転写ベルト601の移動方向における2次転写部の下流側に配置された転写紙除電チャージャ606により除電され、2次転写ベルト601から剥離されて定着ユニットに向けて送られる。この転写紙Pは、定着ユニットでトナー像が溶融定着され、図示しない排出ローラ対で装置本体外に送り出されて図示しないコピートレイに表向きにスタックされ、フルカラーコピーが得られる。
【0060】
一方、ベルト転写後の感光体ドラム200の表面は、除電部202で除電されて感光体クリーニング装置210でクリーニングされる。また、転写紙Pにトナー像を転写した後の中間転写ベルト501の表面に残留したトナーは、図示しない離接機構によって中間転写ベルト501に押圧されるベルトクリーニングブレード504によってクリーニングされる。
【0061】
ここで、リピートコピーの時は、カラースキャナの動作及び感光体ドラム200への画像形成は、1枚目の4色目(Y)の画像形成工程に引き続き、所定のタイミングで2枚目の1色目(Bk)の画像形成工程に進む。また、中間転写ベルト501の方は、1枚目の4色重ねトナー像の転写紙への一括転写工程に引き続き、表面のベルトクリーニングブレード504でクリーニングされた領域に2枚目のBkトナー像がベルト転写される。その後は、1枚目と同様な動作になる。
【0062】
以上の動作は、4色フルカラーコピーを得るコピーモードであるが、3色コピーモード、2色コピーモードの場合は、指定された色と回数の分について、上記同様の動作を行うことになる。
【0063】
また、単色コピーモードの場合には、所定枚数のコピーを得る動作が終了するまでの間は、リボルバ現像ユニット400の所定色の現像器のみを現像動作状態にしてベルトクリーニングブレード504を中間転写ベルト501に押圧させた状態のままの位置にしてコピー動作が行われる。
【0064】
この実施形態5では、中間転写ベルト501が上記実施形態1〜4のいずれか1つにより移動させられ、かつ、転写材搬送ベルトである2次転写ベルト601が上記実施形態1〜4のいずれか1つにより移動させられる。この場合、中間転写ベルト501、2次転写ベルト601には上記実施形態と同様にエンコーダスケール(マーカ)911が中間転写ベルト501及び2次転写ベルト601の移動方向に沿って1周分設けられる。なお、中間転写ベルト501及び2次転写ベルト601のいずれか一方のみを上記実施形態1〜4のいずれか1つにより移動させるようにしてもよい。
【0065】
この実施形態5によれば、中間転写ベルト501、2次転写ベルト601を上記実施形態1〜4のいずれか1つにより移動させるので、マーカ検出手段の出力信号の異常が起きても、サービスマンがベルト交換に来た期間も画像形成装置をダウンさせないようにすることができ、かつ、色ずれを抑えることが可能となる。
今日、電子写真装置においては、市場からの要求にともない、カラー複写機やカラープリンタなどは、カラーのものが多くなってきている。
カラー電子写真装置には、1つの感光体のまわりに複数色の現像装置を備え、これらの現像装置で感光体にトナーを付着させて感光体上に合成トナー画像を形成し、そのトナー画像をシートに転写することでシートにカラー画像を記録する、いわゆる1ドラム型のものと、並べて配置された複数の感光体にそれぞれ個別に現像装置を備え、各感光体上にそれぞれ単色トナー画像を形成し、それらの単色トナー画像を順次にシートに重ねて転写することでシートに合成カラー画像を記録する、いわゆるタンデム型のものとがある。
【0066】
1ドラム型のカラー電子写真装置とタンデム型のカラー電子写真装置とを比較すると、前者には、感光体が1つであるから、比較的小型化でき、コストも低減できる利点はあるものの、1つの感光体を用いて複数回(通常4回)画像形成を繰り返してフルカラー画像を形成するから、画像形成の高速化は困難である。後者は、逆に大型化し、コスト高となる欠点はあるものの、画像形成の高速化が容易である利点がある。
【0067】
最近は、フルカラーの画像形成もモノクロの画像形成並みのスピード要求が望まれることから、タンデム型の電子写真装置が注目されてきている。
タンデム型の電子写真装置には、図9に示すように、各感光体1上の単色画像を転写装置2により、シート搬送ベルト3で搬送されるシートsに順次に重ね合わせて転写する直接転写方式のものと、図10に示すように、各感光体1上の各単色画像を1次転写装置2により一旦中間転写体4上に順次に重ね合わせて転写した後、この中間転写体4上の画像を2次転写装置5によりシートsに一括して転写する間接転写方式のものとがある。転写装置5は、転写搬送ベルトであるが、ローラ形状のものもある。
【0068】
直接転写方式のものと間接転写方式のものとを比較すると、前者は、感光体1を並べたタンデム型画像形成部Tの上流側に給紙装置6を配置してタンデム型画像形成部Tの下流側に定着装置7を配置しなければならず、シート搬送方向に大型化する欠点がある。
これに対し、後者は、2次転写位置を比較的自由に設置することができ、給紙装置6及び定着装置7をタンデム型画像形成部Tと重ねて配置することができて小型化が可能となる利点がある。
【0069】
また、前者は、シート搬送方向に大型化しないようにするためには,定着装置7をタンデム型画像形成部Tに接近して配置することになる。そのため,シートsがたわむことができる十分な余裕をもって定着装置7を配置することができず、シートsの先端が定着装置7に進入するときの衝撃(特に厚いシートで顕著となる)や、シートsが定着装置7を通過するときのシート搬送速度とシート搬送ベルト3によるシート搬送速度との速度差により、定着装置7が上流側の画像形成に影響を及ぼしやすい欠点がある。
【0070】
これに対し、後者は、シートsがたわむことができる十分な余裕をもって定着装置7を配置することができるから、定着装置7がほとんど画像形成に影響を及ぼさないようにすることができる。
以上のようなことから、最近は、タンデム型電子写真装置の中の、特に間接転写方式のものが注目されてきている。
【0071】
この種のカラー電子写真装置では、図10に示すように、1次転写後に感光体1上に残留する転写残トナーを感光体クリーニング装置8で除去して感光体1表面をクリーニングし、再度の画像形成に備えていた。また、2次転写後に中間転写体4上に残留する転写残トナーを中間転写体クリーニング装置9で除去して中間転写体4表面をクリーニングし、再度の画像形成に備えていた。
【0072】
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態6について説明する。この実施形態6は、タンデム型間接転写方式のカラー電子写真装置からなる画像形成装置としての複写装置の一形態である。
図11は本実施形態6の全体を示す。図11において、符号91は複写装置本体、92は複写装置本体91が載せられる給紙テーブル、93は複写装置本体91上に取り付けられるスキャナ、94はスキャナ93の上に取り付けられる原稿自動搬送装置(ADF)である。
【0073】
複写装置本体91は、中央に、無端ベルト状の中間転写体10が設けられる。この中間転写ベルト10は、図12に示すように、ベース層11として、例えば伸びの少ないフッ素系樹脂や伸びの大きなゴム材料に帆布など伸びにくい材料を設けたもので構成される基層がつくられ、その上に弾性層12が設けられる。弾性層12は、例えばフッ素系ゴムやアクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴムなどでつくられる。この弾性層12の表面は、例えばフッ素系樹脂をコーティングした平滑性のよいコート層13で被っている。
【0074】
図11に示すように、中間転写ベルト10は3つの支持ローラ14、15、16に掛け回されて図中時計回りに回転搬送可能とされる。この支持ローラ14、15、16の中の第2の支持ローラ15の左には、画像転写後に中間転写ベルト10上に残留する残留トナーを除去する中間転写体クリーニング装置17が設けられる。
【0075】
また、中間転写ベルト10における第1の支持ローラ14と第2の支持ローラ15の間に張り渡した部分の上には、その搬送方向に沿って、複数色、例えばイエロー,シアン,マゼンタ,ブラックの4色の単色画像をそれぞれ形成する画像形成手段18Y,18C,18M,18Kが横に並べて配置されてタンデム画像形成部20が構成される。このタンデム画像形成部20の上には、露光装置21が設けられる。
【0076】
一方、中間転写ベルト10を挟む両側のうちタンデム画像形成部20と反対の側には、2次転写装置22が配置される。この2次転写装置22は、例えば2つのローラ23の間に無端の転写材搬送ベルトである2次転写ベルト24が掛け渡されて構成され、中間転写ベルト10を介して第3の支持ローラ16に押し当てられて配置され、中間転写ベルト10上の画像を後述のように転写材としてのシートに転写させる。
2次転写装置22の横には、シート上の画像を定着する定着装置25が設けられる。定着装置25は、無端ベルトである定着ベルト26に加圧ローラ27が押し当てられて構成される。
【0077】
上述した2次転写装置22は、画像転写後のシートを定着装置25へと搬送するシート搬送機能も備えている。もちろん、2次転写装置22として、転写ローラや非接触のチャージャを配置してもよい。
この実施形態6では、2次転写装置22および定着装置25の下に、上述したタンデム画像形成部20と平行に、シートの両面に画像を記録すべくシートを反転するシート反転装置28が設けられている。
【0078】
さて、本実施形態6のカラー電子写真装置にて原稿を複写するときには、原稿自動搬送装置94の原稿台30上に原稿をセットする。または、原稿自動搬送装置94を開いてスキャナ93のコンタクトガラス32上に原稿をセットし、原稿自動搬送装置94を閉じてコンタクトガラス32上の原稿を押さえる。
【0079】
そして、図示しないスタートスイッチを押すと、原稿自動搬送装置94の原稿台30上に原稿をセットしたときには原稿自動搬送装置94が原稿台30上の原稿を搬送してコンタクトガラス32上の所定位置にセットした後に、他方スキャナ93のコンタクトガラス32上に原稿をセットしたときには直ちに、スキャナ300が駆動されて第1走行体33および第2走行体34が走行し、第1走行体33に保持されている光源がコンタクトガラス32上の原稿を照明するとともにその反射光が第1走行体33に保持されているミラー、第2走行体34に保持されているミラーで反射された後に結像レンズ35を通して読取りセンサ36に入射して複数色に色分解されて光電変換されることにより、原稿画像が読み取られ複数色の画像信号が得られる。
【0080】
また、上記スタートスイッチが押されることにより、図示しない駆動モータで支持ローラ14、15、16のうちの1つが駆動軸として回転駆動されて中間転写ベルト10が回転搬送され、他の2つの支持ローラが従動回転する。同時に、個々の画像形成手段18Y,18C,18M,18Kは、それぞれ感光体40Y,40C,40M,40K上にブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの各単色画像を形成する。そして、中間転写ベルト10の回転搬送に伴って感光体40Y,40C,40M,40K上の各単色画像が順次に中間転写ベルト10上に重ね合わせて転写されて合成カラー画像が形成される。
【0081】
一方、上記スタートスイッチが押されることにより、給紙テーブル200内の複数の給紙ローラ42の1つが選択的に回転駆動され、ペーパーバンク43に多段に備えられている複数の給紙カセット44のうちの1つから転写材としてのシートが繰り出される。このシートは、分離ローラ45で1枚ずつ分離されて給紙路46に入り、搬送ローラ47で搬送されて複写機本体91内の給紙路48に導かれ、レジストローラ49に突き当って止まる。または、給紙ローラ50が回転して手差しトレイ51上のシートが繰り出され、このシートは分離ローラ52で1枚ずつ分離されて手差し給紙路53に入りレジストローラ49に突き当って止まる。
【0082】
レジストローラ49は、中間転写ベルト10上の合成カラー画像にタイミングを合わせて回転し、中間転写ベルト10と2次転写装置22との間にシートを送り込む。このシートは、2次転写装置22により中間転写ベルト10上の合成カラー画像が転写されることでカラー画像が記録される。
【0083】
画像転写後のシートは、2次転写装置22で搬送されて定着装置25へと送り込まれ、定着装置25で熱と圧力とが加えられて画像が定着された後、通常は切換爪55で切り換えられて排出ローラ56で排出され、排紙トレイ57上にスタックされる。また、両面モードでは、定着装置25からのシートは、切換爪55で切り換えられてシート反転装置28に入れられ、そこで表裏が反転されて再びレジストローラ49へ搬送される。このシートは、レジストローラ49により中間転写ベルト10と2次転写装置22との間に送り込まれて2次転写装置22により裏面に中間転写ベルト10上の合成カラー画像が転写された後、定着装置25により転写画像が定着されて切換爪55を経て排出ローラ56で排紙トレイ57上に排出される。
【0084】
画像転写後の中間転写ベルト10は、中間転写体クリーニング装置17により残留トナーが除去され、タンデム画像形成部20による再度の画像形成に備える。
ここで、レジストローラ49は、一般的には接地されて使用されることが多いが、シートの紙粉除去のためにバイアスを印加することも可能である。
【0085】
さて、上述したタンデム画像形成部20において、個々の画像形成手段18Y,18Cは、例えば図13に示すように、ドラム状の感光体40Y,40Cのまわりに、帯電装置60Y,60C、現像装置61Y,61C、1次転写装置62Y,62C、感光体クリーニング装置63Y,63C、除電装置64Y,64Cなどを備えている。
【0086】
感光体40Y,40Cは、それぞれ図示しない駆動部により回転駆動されて帯電装置60Y,60Cにより一様に帯電され、露光装置21にてスキャナ93からのイエロー、シアンの各色の画像信号に応じた露光光Lでそれぞれ露光されて静電潜像が形成される。この感光体40Y,40C上の静電潜像は、それぞれ現像装置61Y,61Cにより現像されてイエロー、シアン各色のトナー像となり、1次転写装置62Y,62Cにより中間転写ベルト10上に重ね合わせて転写される。感光体40Y,40Cは、トナー像転写後に感光体クリーニング装置63Y,63Cによりクリーニングされて除電装置64Y,64Cにより除電され、次の画像形成に備える。
【0087】
画像形成手段18M,18Kは、図示しないが、同様にドラム状の感光体のまわりに、帯電装置、現像装置、1次転写装置62M,62K、感光体クリーニング装置、除電装置などを備えている。各画像形成手段18M,18Kにおいては、それぞれ、感光体は、駆動部により回転駆動されて帯電装置により一様に帯電され、露光装置21にてスキャナ93からのマゼンタ、ブラックの各色の画像信号に応じた露光光Lでそれぞれ露光されて静電潜像が形成される。これらの感光体上の静電潜像は、それぞれ現像装置により現像されてマゼンタ、ブラック各色のトナー像となり、1次転写装置62Y,62Cにより中間転写ベルト10上にイエロー、シアン各色のトナー像と重ね合わせて転写されることによりカラー画像が形成される。さらに、これらの感光体は、それぞれトナー像転写後に感光体クリーニング装置によりクリーニングされて除電装置により除電され、次の画像形成に備える。
【0088】
この実施形態6では、中間転写ベルト10が上記実施形態1〜4のいずれか1つにより移動させられ、かつ、転写材搬送ベルトである2次転写ベルト24が上記実施形態1〜4のいずれか1つにより移動させられる。この場合、中間転写ベルト10、2次転写ベルト24には上記実施形態と同様にエンコーダスケール(マーカ)911が中間転写ベルト10及び2次転写ベルト24の移動方向に沿って1周分設けられる。なお、中間転写ベルト10及び2次転写ベルト24のいずれか一方のみを上記実施形態1〜4のいずれか1つにより移動させるようにしてもよい。また、中間転写ベルト10の代りに図9に示すように転写材搬送ベルトであるシート搬送ベルト3を用いる場合にシート搬送ベルト3を上記実施形態1〜4のいずれか1つにより移動させるようにしてもよい。
【0089】
この実施形態6によれば、中間転写ベルト10、2次転写ベルト24を上記実施形態1〜4のいずれか1つにより移動させるので、マーカ検出手段の出力信号の異常が起きても、サービスマンがベルト交換に来た期間も画像形成装置をダウンさせないようにすることができ、かつ、色ずれを抑えることが可能となる。
【0090】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、マーカ検出手段の出力信号が異常になった場合にもベルトをベルト表面目標位置に追従させて移動させることができる。
また、駆動軸の偏芯やベルト1周周期の位置ずれに対する補正データを駆動軸目標位置に追加することができ、回転状態検出手段の出力信号だけを使ってもベルトの位置を正しく制御できる。
【0091】
また、マーカ検出手段の出力信号異常の判断を容易に行うことができ、フィードバックするセンサ信号の選択を正しく行うことができる。
さらに、マーカ検出手段の出力信号の異常が起きても、サービスマンがベルト交換に来た期間も画像形成装置をダウンさせないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の駆動対象を位置制御する時の機能ブロックを示すブロック図である。
【図2】同実施形態1においてマーカ検出手段の出力信号が正常な時の回転状態検出手段の検出角度を位置に変換したときの位置とベルト表面目標位置(指令1)との偏差を示す図である。
【図3】本発明の実施形態2においてベルト表面目標位置(指令1)に加算する目標位置を示す図である。
【図4】上記実施形態1を示す斜視図である。
【図5】上記実施形態1の駆動系のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の実施形態3を説明するための図である。
【図7】上記実施形態1のマーカを示す図である。
【図8】本発明の実施形態5の画像形成部を示す概略図である。
【図9】タンデム型直接転写方式の電子写真装置の一例を示す断面図である。
【図10】タンデム型間接転写方式の電子写真装置の一例を示す断面図である。
【図11】本発明の実施形態6の全体を示す断面図である。
【図12】同実施形態6の中間転写ベルトを示す断面図である。
【図13】同実施形態6の画像形成手段18Y,18Cを示す断面図である。
【符号の説明】
901 中間転写ベルト
910 モータ
911 マーカ
912 ベルトセンサ
913 駆動軸エンコーダ
921 ドライバ
923 マイクロコンピュータ
928 ベルト搬送装置
929 伝達系
930 補正情報作成手段
931 状態検出用のインターフェイス
932 駆動用のインターフェイス

Claims (6)

  1. ベルトを移動させるための駆動軸と、駆動源からの駆動力を前記駆動軸に伝達する伝達手段と、前記ベルトの移動方向の位置を認識するために前記ベルトに設けられたマーカを検出するマーカ検出手段と、前記駆動軸の回転状態を検出する回転状態検出手段と、前記マーカ検出手段の出力値とベルト表面目標位置との差を求める表面位置制御手段と、この表面位置制御手段により求めた値と前記ベルト表面目標位置とを加算し、この加算した値を前記駆動軸の半径と前記ベルトの厚みを加算した値で除算して駆動軸目標位置を求め、この駆動軸目標位置と前記回転状態検出手段の出力値との差から前記駆動源を前記ベルト表面目標位置に追従させる駆動軸角度制御手段とを有するベルト移動装置において、前記マーカ検出手段の出力信号が異常な場合は、前記表面位置制御手段により求めた値を前記ベルト表面目標位置に加算せずに前記駆動軸目標位置を求め、この駆動軸目標位置と前記回転状態検出手段の出力値との差から前記駆動源を前記ベルト表面目標位置に追従させることにより前記ベルトを前記ベルト表面目標位置に追従させることを特徴とするベルト移動装置。
  2. 請求項1記載のベルト移動装置において、前記表面位置制御手段により求めた値を前記ベルト表面目標位置に加算しないようにする場合には、前記マーカ検出手段の出力信号が正常な時の前記回転状態検出手段の出力値をベルト表面目標位置に変換した値と前記ベルト表面目標位置との偏差を打ち消すように前記駆動軸目標位置を補正して前記ベルトが前記ベルト表面目標位置に追従させることを特徴とするベルト移動装置。
  3. 請求項1記載のベルト移動装置において、前記マーカ検出手段の出力信号異常の判断は、前記ベルト制御における定常状態の前記ベルト表面目標位置と前記マーカ検出手段の出力値との偏差が所定範囲の値からはずれたかどうかを検知することで行うことを特徴とするベルト移動装置。
  4. 請求項1記載のベルト移動装置において、前記マーカ検出手段の出力信号異常の判断は、前記マーカ検出手段の出力信号が正常な時の前記マーカ検出手段の検出した前記マーカの数と比較して前記マーカ検出手段の検出した前記マーカの数が変化したことで行うことを特徴とするベルト移動装置。
  5. タンデム型の画像形成装置において、請求項1〜4のいずれか1つに記載のベルト移動装置を備え、このベルト移動装置にて中間転写ベルトまたは転写材搬送ベルトを移動させることを特徴とする画像形成装置。
  6. 1つの感光体ドラム及び中間転写ベルトを有する画像形成装置において、請求項1〜4のいずれか1つに記載のベルト移動装置を備え、このベルト移動装置にて前記中間転写ベルトまたは転写材搬送ベルトを移動させることを特徴とする画像形成装置。
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