JP2007094387A - 画像形成装置 - Google Patents

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    • G03G21/08Eliminating residual charges from a reusable imaging member using optical radiation

Abstract

【課題】像担持体から転写装置を離間させる転写離間機構を有する場合に、像担持体から転写装置が離間する際の剥離放電による画像不良を抑制することのできる画像形成装置を提供する。
【解決手段】感光ドラム1から、搬送ベルト70を離間する、ベルト接離機構を備える画像形成装置において、搬送ベルト70を感光ドラム1から離間した時の領域を除電装置により除電を行なう。ここで、搬送ベルト70を離間する場合と、搬送ベルトを離間しない場合とで、除電装置の除電動作の停止タイミングが異なる。
【選択図】図9

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関するものである。より詳細には、像担持体から転写装置を離間させる機構を有する画像形成装置に関するものである。
従来、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の電子写真方式の画像形成装置が広く用いられている。電子写真方式の画像形成装置では、像担持体としての電子写真感光体(感光体)を一様に帯電させた後、その表面を画像情報に応じて露光して、感光体上に静電像(潜像)を形成する。次いで、感光体上の静電像をトナーで現像した後、直接記録用紙等の転写材に、或いは中間転写体を介して転写材に転写する。
又、フルカラー画像等の多色画像を形成可能な電子写真方式のカラー画像形成装置も普及してきている。例えば、それぞれ異なる色の画像を形成する複数の画像形成部を、被転写体の搬送方向に沿って複数有するタンデム方式の画像形成装置がある。
タンデム方式の画像形成装置には、記録用紙などの転写材を転写材担持体で担持搬送しながら、各画像形成部が備える感光体上の各色のトナー像をその転写材に順次多重転写する直接転写方式がある。又、タンデム方式の画像形成装置には、各画像形成部の感光体上の各色のトナー像を、中間転写体に順次多重転写する中間転写方式がある。中間転写方式においては、中間転写体上に転写された複数色のトナー像は、その後、別途搬送される記録用紙等の転写材に一括して転写される。
タンデム方式の画像形成装置の動作の一例について更に説明すると、フルカラーの画像形成動作時には、先ず、全ての画像形成部の感光体が駆動される。そして、転写材担持体又は中間転写体の移動方向において最上流の画像形成部から、順次、前露光装置が動作して感光体の表面を除電し、除電された感光体の表面を帯電装置に帯電バイアスを印加することで均一に帯電させる。次いで、現像器が備える現像剤担持体が回転駆動され、又現像剤担持体に所定の現像バイアスが印加される。その後、現像剤担持体を回転させながら感光体に当接させる。現像剤担持体が当接する感光体の表面は、前もって帯電装置によって帯電されており、感光体上の帯電面と現像剤担持体との間には所定の電位差が設けられている。尚、前露光装置は、少なくとも静電像の形成に供する感光体の表面が通過するまでには光照射を開始する。
上述のような前準備動作が、画像形成開始のタイミングに合わせて最上流の画像形成部から最下流の画像形成部まで順次行なわれる。そして、最上流の画像形成部から最下流の画像形成部まで、順次、画像情報に応じて露光装置により感光体を露光する。これにより、感光体上に静電像が形成される。この静電像に応じて現像剤担持体上のトナーが感光体に供給され、静電像はトナー像として可視像化される。感光体上に形成されたトナー像は、被転写体として、転写材担持体上の転写材、或いは中間転写体に転写される。
そして、最上流の画像形成部から最下流の画像形成部まで順次画像形成が終了し次第、帯電バイアスがOFFとされ、転写バイアスがOFFとされ、現像剤担持体が感光体から離間される。
又、その後前露光装置によって感光体上の電位を全周にわたって均した後に、前露光装置の光照射がOFFとされる。そして、感光体の回転が停止されて、全ての画像形成動作が終了する。例えば、特開平1−232371号公報(以下特許文献1)の背景技術の欄には、静電像形成領域の後の後回転時に、帯電装置をOFFとしてから感光体の少なくとも1周分を露光して、感光体の全周面を除電することが記載されている。又、特許文献1には、静電像形成領域の後の後回転時に、感光体の電位をAC電圧により除電することが記載されている。
又、感光体に光を長時間当てると感光体が光劣化し、感度低下や帯電性の悪化によって画像不良となる場合がある。このため、静電像の形成に供する感光体の表面が前露光装置を通過した後に、前露光装置の光照射をOFFとし、前露光照射時間を短くして感光体の光劣化を低減させることもできる。
特開平1−232371号公報
ところで、例えば、上述のようなタンデム方式の画像形成装置において、ブラック単色等の単色(モノカラー)画像を形成する際に、イエロー、マゼンタ、シアンといった使用しない他の色用の画像形成部において、転写材担持体又は中間転写体を感光体から離間させる機構を有するものがある。又、感光体に対して現像剤担持体を接触させて現像を行う接触現像方式を採用している場合に、使用しない画像形成部において現像剤担持体を感光体から離間させることも行われる。そして、使用しない画像形成部においては、感光体や現像剤担持体の駆動を停止する。これにより、使用しない画像形成部において、感光体等の消耗や劣化を抑制することができる。
しかしながら、転写材担持体又は中間転写体を感光体から離間させる機構を有する画像形成装置においては、その離間動作を行う際に、次のような不具合が生じ得ることが分かった。
一般的に、現像剤担持体の感光体に対する離間動作の振動が画像に影響することを防ぐために、感光体上のトナー像が全て被転写体に転写された後に、現像剤担持体の感光体からの離間動作が行われる。一方、現像剤担持体が感光体に当接している間は、現像剤担持体と感光体との間に所定の電位差を設けて、トナーが感光体に付着してしまう「かぶり」が発生しないようにする必要がある。そのため、帯電装置は、現像剤担持体が離間する時の感光体の表面上の位置まで、帯電バイアスを印加して感光体を帯電させる。そして、現像剤担持体が離間した後の感光体の表面に対しては、帯電バイアスをOFFにする。
従って、転写動作終了後直ちに転写材担持体又は中間転写体の感光体からの離間動作を開始する場合には、帯電された感光体の表面に対して、転写材担持体又は中間転写体の離間動作を行うことになる。
このとき、帯電された感光体の表面から転写材担持体又は中間転写体が離間するため、転写材担持体又は中間転写体と感光体との間の電位差によって剥離放電が発生する場合がある。そして、感光体上に放電による激しい電位ムラが発生する場合がある。
このように感光体上に放電による電位ムラが生じたまま感光体を停止させて放置すると、この電位ムラが感光体にメモリーとなって残り、次の画像形成時に画像不良の原因となる。
従って、本発明の目的は、像担持体から転写装置を離間させる機構を有する場合に、像担持体から転写装置が離間する際の剥離放電による画像不良を抑制することのできる画像形成装置を提供することである。
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、移動可能な像担持体と、前記像担持体を帯電位置において帯電させる帯電装置と、前記像担持体と転写位置において当接し、前記像担持体上のトナー像を転写材に転写する転写装置と、前記転写装置と前記像担持体とを、当接状態から、離間状態へと離間させる、離間動作を行う転写離間機構と、前記像担持体の移動方向の前記転写位置より下流且つ前記帯電位置より上流の除電位置において前記像担持体上を除電する除電装置と、を備える画像形成装置において、前記除電装置は、静電像が形成されることになる前記像担持体の領域を除電し、且つ前記像担持体の停止前に、前記帯電装置により帯電された前記像担持体から前記転写装置の離間動作を行なった領域である転写離間領域を除電し、さらに、前記除電装置は、前記像担持体の停止直前の静電像が形成されることになる前記像担持体の領域を除電した後に、一旦除電を停止して、その後再び前記転写離間領域の除電をすることを特徴とする画像形成装置である。
また、別の解決手段として以下のようなものがある。移動可能な像担持体と、前記像担持体を帯電位置において帯電させる帯電装置と、前記像担持体と転写位置において当接し、前記像担持体上のトナー像を転写材に転写する転写装置と、前記転写装置と前記像担持体とを、当接状態から、離間状態へと離間させる、離間動作を行う転写離間機構と、前記像担持体の移動方向の前記転写位置より下流且つ前記帯電位置より上流の除電位置において前記像担持体上を除電する除電装置と、を備える画像形成装置において、前記除電装置は、静電像が形成されることになる前記像担持体の領域を除電し、且つ前記像担持体の停止前に、前記帯電装置により帯電された前記像担持体から前記転写装置の離間動作を行なった領域である転写離間領域を除電し、前記像担持体と前記転写装置とが当接状態にて、前記像担持体の移動を停止する第1のモードと、前記像担持体と前記転写装置とを当接状態から離間状態にさせてから前記像担持体の移動を停止する第2のモードと、を有し、前記像担持体の停止直前の静電像が形成されることになる前記像担持体上の領域が除電位置を通過してから、前記像担持体の停止前の前記除電装置の除電が停止されるまでの時間は、前記第1のモードの方が前記第2のモードよりも短いことを特徴とする画像形成装置である。
本発明によれば、像担持体から転写装置を離間させる機構を有する画像形成装置において、像担持体から転写装置が離間する際の剥離放電による画像不良を抑制することができる。
以下、本発明に係る画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
実施例1
[全体構成]
先ず、本発明に係る画像形成装置の一実施例の全体構成について説明する。図1は本実施例の画像形成装置100の概略断面を示す。画像形成装置100は、画像情報信号に従って転写材(記録用紙、OHPシート、布など)に電子写真方式を用いてフルカラー画像を形成することのできるフルカラーレーザービームプリンタである。画像情報信号は、画像形成装置本体Aに通信可能に接続されたホストコンピュータ、原稿読み取り装置、デジタルカメラなどから、画像形成装置本体Aに送信される。本実施例では、画像形成装置100は、タンデム方式、直接転写方式を採用する。
本実施例の画像形成装置100は、複数の画像形成部として、転写材の搬送方向に沿って直列に配置された第1、第2、第3、第4の画像形成部Sa、Sb、Sc、Sdを有する。第1〜第4の画像形成部Sa〜Sdは、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像形成するためのものである。尚、本実施例では、各画像形成部の基本的な構成及び動作は、使用するトナーの色を除いて実質的に同じである。従って、以下、特に区別を要しない場合には、いずれかの色用に設けられた要素であることを表すために符号に与えた添え字a、b、c、dは省略して総括的に説明する。
画像形成部Sは、像担持体として円筒型の電子写真感光体、即ち、感光ドラム1を有する。感光ドラム1の周囲には、感光ドラム上を均一に帯電する帯電装置としての帯電ローラ2、露光手段としてのレーザビーム走査光学系3、感光ドラム1上に形成された静電像をトナーで現像する現像装置としての現像器4が配置されている。又、各画像形成部Sa〜Sdの感光ドラム1a〜1dに対向するように、転写装置としての転写ユニット7が配置されている。更に、感光ドラム1の周囲には、転写工程後の感光ドラム1の表面を露光する除電装置(前露光手段)としての前露光装置5、転写工程後に感光ドラム1上に残留したトナーを回収するクリーニング手段としてのクリーナ6が配置されている。
転写ユニット7は、無端ベルト状の転写材担持体(搬送ベルト70)及び転写ローラ71a〜71dを備えている。搬送ベルト70は、各画像形成部Sa〜Sdに沿って、転写材10を担持して搬送する。搬送ベルト70は、ベルト駆動手段である駆動ローラ73、従動ローラ74、及びテンションローラ75、76に張設されている。搬送ベルト70は、図1中矢印方向(反時計回り)に周回移動(回転)する。搬送ベルト70は、これに限定されるものではないが、厚さ50〜200μm、体積抵抗率109〜1016Ωcm程度のPVdF、ETFE、ポリイミド、PET、ポリカーボネート等の樹脂フィルムを用いることができる。或いは、搬送ベルト11としては、厚さ0.5〜2mm程度の、例えば、EPDMなどのゴムの基層の上にウレタンゴムにPTFEなどのフッ素樹脂を分散したものなどを表層として設けたものを用いることができる。本実施例では、搬送ベルト11としてPVdF製の無端ベルトを用いた。
搬送ベルト70の内側には、各画像形成部Sa〜Sdの感光ドラム1a〜1dに対向する位置に、転写ローラ71a〜71dが配置されている。各転写ローラ71a〜71dは、所定の押圧力をもって搬送ベルト70を各感光ドラム1a〜1dに押し当てることが可能である。搬送ベルト70の内側に配置された転写ローラ71によって搬送ベルト70が感光ドラム1に圧接されることで、感光ドラム1と搬送ベルト70との当接部である転写位置Nに転写ニップが形成される。
図2を参照して更に説明すると、感光ドラム1は、アルミニウム製の円筒基体の表面に感光材料層(本実施例では、有機感光材料層)を形成したものである。感光ドラム1は、図1中矢印方向(時計回り)に所定のプロセススピード(表面移動速度)で回転駆動される。本実施例では、感光ドラム1は、負極性に帯電する。
帯電ローラ2は、帯電位置Cにおいて感光ドラム1に接触して、感光ドラム1の回転に従動して回転する。帯電ローラ2には、帯電バイアス出力手段としての帯電バイアス電源21が接続されている。そして、帯電ローラ2には、所定のタイミングで、帯電バイアス電源21より所定の帯電バイアス電圧が印加される。これにより、帯電ローラ21は、帯電位置Cにおいて感光ドラム1を負極性に帯電させる。
現像器4は、容器(現像枠体)45内に、現像剤として非磁性一成分現像剤、即ち、トナーを収容している。本実施例では、トナーの正規の帯電極性は負極性である。感光ドラム1に対向する現像枠体45の一部は開口しており、この開口部から一部露出するようにして、現像剤担持体としての現像ローラ41が回転可能に配置されている。又、現像器4は、現像ローラ41にトナーを供給する現像剤供給手段として供給ローラ42を有する。更に、現像器4は、現像ローラ41上のトナーの量を規制する現像剤規制部材としての現像ブレード43を有する。現像ローラ41は、感光ドラム1と当接するため、弾性体で形成される。又、現像ローラ41は、感光ドラム1との対向位置において、その表面が感光ドラム1の表面移動方向と同方向に移動するように回転駆動される。一方、供給ローラ42は、現像ローラ41との対向位置において、その表面が現像ローラ41の表面移動方向とは逆方向に移動するように回転駆動される。
供給ローラ42によって現像スリーブ41上に供給されたトナーは、現像ブレード43によってその層厚が規制された後、感光ドラム1との対向部(現像位置)Dに供給される。トナーは、供給ローラ42によって現像ローラ41に供給される際の摺擦、及び現像ローラ41と現像ブレード43との間を通過する際の摺擦などにより負極性に帯電する。又、現像ローラ41には、現像バイアス出力手段としての現像バイアス電源44が接続されている。そして、現像ローラ41には、所定のタイミングで、現像バイアス電源44より所定の現像バイアス電圧が印加され、所定電位が供給される。これにより、トナーが現像ローラ41から感光ドラム1側へ転移させられる。本実施例では、感光ドラム1上の、露光により電位が減衰した部分に、トナーが付着する。
転写ローラ71は、搬送ベルト70の内周に接触して搬送ベルト70を感光ドラム1に圧接させる。転写ローラ71は、搬送ベルト70の移動に従動して回転する。又、転写ローラ71には、転写バイアス出力手段としての転写バイアス電源77が接続されている。そして、転写ローラ71には、所定のタイミングで、転写バイアス電源77よりトナーの正規の帯電極性とは逆極性(本実施例では正極性)の所定の転写バイアスが印加される。これにより、転写位置Nにおいて、感光ドラム1上のトナー像が、搬送ベルト70に担持された転写材10上に静電的に転写される。
前露光装置5は、感光ドラム1の表面移動方向(回転方向)において、転写位置Nよりも下流側、且つ、帯電位置Cよりも上流側の除電位置Eで感光ドラム1を露光するように配置されている。前露光装置5は、少なくとも感光ドラム1上の回転軸方向において、これから静電像が形成されることになる領域(画像形成領域となる領域)の全域にわたり光を照射できるようになっている。これにより、前露光装置5は、帯電した感光ドラム1の表面を、除電位置Eにおいて除電することができる。前露光装置5として、これに限定されるものではないが、LED等の光源を複数個配列したチップアレイタイプのものを使用することができる。又、前露光装置5として、感光ドラム1の回転軸方向において一方又は両方の端部に配置されたLED等の光源、及び光源からの光を感光ドラム1上に指向させるライトガイドを備えたものを使用することができる。或いは、前露光装置5として、感光ドラム1の回転軸方向において一方又は両方の端部に配置されたLED等の光源からの光を直接感光ドラム1に照射するものを使用することもできる。
クリーナ6は、クリーニング部材として、弾性体で形成されたクリーニングブレード61を有する。クリーニングブレード61は、感光ドラム1に当接して配置されており、感光ドラム1上のトナーを掻き取って、廃トナー容器(感光体枠体)62内に回収する。
本実施例では、感光ドラム1と、感光ドラム1に作用するプロセス手段としての帯電ローラ2、現像器4及びクリーナ6とは一体的にカートリッジ化され、画像形成装置本体Aに対して着脱可能なプロセスカートリッジBを構成する。各プロセスカートリッジBa〜Bdの現像枠体(現像容器)45には、それぞれ異なる色、即ち、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナーが収容されている。これら複数色の異なる色のトナーを収容した複数個のプロセスカートリッジBが、搬送ベルト70の表面移動方向、即ち、搬送ベルト70による転写材10の搬送方向に沿って配置されている。
プロセスカートリッジBにおいて、感光ドラム1、帯電ローラ2及びクリーニングブレード61は、感光体枠体62に支持されている。又、現像ローラ41、供給ローラ42及び現像ブレード43は現像枠体45に支持されており、現像器4を構成している。現像枠体45は、感光体枠体62に対して揺動可能に結合されている。そして、現像枠体45を揺動させることで、現像ローラ41と感光ドラム1とが当接した当接状態と、現像ローラ41と感光ドラム1とが離間した離間状態との間で、現像ローラ41と感光ドラム1との相対位置を切り替えることができるようになっている。
即ち、画像形成装置100には、現像ローラ接離機構110が設けられている。現像ローラ接離機構110は、各画像形成部Sa〜Sdにおいて独立して現像ローラ41の感光ドラム1に対する当接動作及び離間動作を行うことができる。現像ローラ接離機構110により、画像形成時には現像ローラ41と感光ドラム1とが当接され、非画像形成時には現像ローラ41と感光ドラム1とが離間される。本実施例では、現像ローラ接離機構110は、現像枠体45を図1中上方に押し上げることで、図1中反時計回りに現像枠体45を揺動させ、現像ローラ41を感光ドラム1から離間させる。又、現像ローラ接離機構110は、現像枠体45の押し上げを解除することにより、図1中時計回りに現像枠体45を揺動させ、現像ローラ41を感光ドラム1に当接させる。
画像形成装置100には、搬送ベルト70と感光ドラム1とが当接した当接状態と、搬送ベルト70と感光ドラム1とが離間した離間状態との間で、搬送ベルト70と感光ドラム1との相対位置を切り替える転写離間機構(ベルト接離機構72)が設けられている。ベルト接離機構72は、各画像形成部Sa〜Sdにおいて独立して搬送ベルト70の感光ドラム1に対する当接動作及び離間動作を行うことができる。本実施例では、ベルト接離機構72は、転写ローラ71を感光ドラム1に圧接させる当接状態と、転写ローラ71の感光ドラム1に対する当接圧を解除する離間状態との間で、転写ローラ71を移動させる。これにより、搬送ベルト70を感光ドラム1に対して当接又は離間させる。
本実施例の画像形成装置100は、画像形成モードとして、フルカラーの画像を形成するフルカラーモード(第1の画像形成モード)と、ブラック単色画像を形成するモノカラーモード(第2の画像形成モード)とを有する。フルカラーモードでは、図1に示すように、第1〜第4の画像形成部Sa〜Sdの全てにおいて、現像ローラ41が感光ドラム1に当接し、又搬送ベルト70が感光ドラム1に当接して、搬送ベルト70上の転写材10にトナー像を形成する。一方、モノカラーモードでは、図3に示すように、第4の画像形成部Sdにおいてのみ、現像ローラ41dが感光ドラム1dに当接し、又搬送ベルト70が感光ドラム1dに当接して、搬送ベルト70上の転写材10にトナー像を形成する。その他の画像形成部Sa〜Scにおいては、搬送ベルト70と感光ドラム1a、1b、1cとは離間された状態となっている。
図2に示すように、画像形成装置100の動作は、制御手段としてのコントローラ120によって統括的に制御される。コントローラ120は、内蔵又は接続された記憶手段に記憶されたプログラムや各種データに従って画像形成装置100をシーケンス動作させる。特に、本実施例では、コントローラ120は、帯電バイアス電源21、現像バイアス電源44、転写バイアス電源77、前露光装置5に制御信号を送り、詳しくは後述する所定のタイミングでこれらを駆動させる。又、コントローラ120は、ベルト接離機構72、現像ローラ接離機構110に制御信号を送り、詳しくは後述する所定のタイミングでこれらを駆動させる。
[画像形成動作]
・フルカラーモード
先ず、フルカラーモード時の画像形成動作を説明する。図4のシーケンスチャートは、フルカラーモード時の、感光ドラム1の停止前の各画像形成部の動作タイミングを表している。具体的には、搬送ベルトの離間動作を行なわない場合における、感光ドラム1の回転、前露光装置5、帯電ローラ2への帯電バイアス印加、静電像形成(像露光)、現像ローラ41への現像バイアス印加、転写ローラ71への転写バイアス印加の各動作タイミングを示す。図4で、斜めにひかれている線は、感光ドラム1上の同一領域を表している。例えば、図4中のBは、これから像露光される領域(画像形成領域)が前露光の位置にある際のタイミングを表している。
画像形成装置100が、フルカラーモードでの画像形成開始指示(フルカラープリント信号)を受け取ると、先ず、全ての画像形成部Sa〜Sdの感光ドラム1が駆動される。そして、第1の画像形成部Saから、順次前準備動作が行なわれる。前露光装置5が動作して、感光ドラム1の表面を除電し、除電された感光ドラム1の表面を帯電ローラ2に帯電バイアス(約−1000V)を印加することで均一に帯電(約−500V)させる。次いで、現像ローラ41が回転駆動され、又現像ローラ41に所定の現像バイアス(約−350V)が印加される。その後、現像ローラ接離機構110を動作させて、現像ローラ41を回転させながら感光ドラム1に当接させる。現像ローラ41が当接する感光ドラム1の表面は、前もって帯電ローラ2によって帯電されており、感光ドラム1上の帯電面と現像ローラ41との間には所定の電位差が設けられている。尚、前露光装置5は、少なくとも静電像の形成に供する感光ドラム1の領域が通過するまでには光照射を開始する。
上述のような前準備動作が、画像形成開始のタイミングに合わせて第1の画像形成部Saから第4の画像形成部Sdまで順次行なわれる。そして、第1の画像形成部Saから第4の画像形成部Sdまで、順次、画像情報に応じてレーザビーム走査光学系3により感光ドラム1を露光する。これにより、感光ドラム1上に静電像が形成される。この静電像に応じて現像ローラ41上のトナーが感光ドラム1に供給され、静電像はトナー像として可視像化される。
一方、転写材供給部8から転写材10が搬送ベルト70へと供給される。即ち、転写材供給部8において、転写材収容部としてのカセット81内の転写材(例えば、記録紙等)10が、転写材送出手段としてのピックアップローラ82によって1枚ずつ取り出され、搬送ベルト70に向けて送出される。又、転写材10は、レジストローラ83によって一旦停止され、その後、搬送ベルト70の移動方向において最上流に配置された第1の画像形成部Saの感光ドラム1上のトナー像とタイミングが合わされて搬送ベルト70に供給される。転写材10は、吸着手段としての吸着ローラ84の作用によって搬送ベルト70に静電的に吸着されて担持される。
搬送ベルト70に担持された転写材10は、第1の画像形成部Saの転写位置Nへ搬送される。そして、転写ローラ71aに印加された転写バイアス(約+1500V)によって、感光ドラム1a上のトナー像は、転写材10上に転写される。こうして転写バイアスによってトナー像が転写材10上に転写されると共に、感光ドラム1a上の電位は転写後電位(約−100V)に落とされる。その後、感光ドラム1aの表面は、前露光装置5によって更に除電され、再度、画像形成動作に供される。
同様に、第2〜第4の画像形成部Sb〜Sdにおいても、転写材10が搬送ベルト70によってそれぞれの転写位置Nに搬送されるのに伴って、各転写ローラ71b〜71dに印加された転写バイアスによって転写材10上にトナー像が転写される。これにより、転写材10上に、各色のトナー像が重ね合わせて転写される。
そして、搬送ベルト70の移動方向において最下流に配置された第4の画像形成部Sdの転写位置Nを通過することにより4色のトナー像が転写された転写材10は、定着部9に搬送される。定着部9においてトナー像が転写材10に溶融定着される。その後、転写材10は、画像形成装置本体A外に排出される。
各画像形成部Sa〜Sdにおいて、画像形成終了時には、前露光装置5の光照射がOFFとされ、帯電バイアスがOFFとされ、転写バイアスがOFFとされる。又、現像ローラ接離機構110が動作して現像ローラ41が感光ドラム1から離間される。そして、感光ドラム1の回転が停止されて、全ての画像形成動作が終了する。尚、フルカラーモードでの画像形成を行った後に装置を停止させる場合には、ベルト接離機構72は動作させず、搬送ベルト70を感光ドラム1に当接した状態で感光ドラム1の回転駆動を停止させる(第1のモード)。
図5は、この時の画像形成終了前後の動作タイミングをより詳しく示すシーケンスチャートである。本実施例では、感光ドラム1の光劣化を低減するために、静電像の形成に供される感光ドラム1の表面が前露光装置5を通過した後には、前露光装置5の光照射は直ちにOFFとされる(Q点)。又、現像ローラ接離機構110は、感光ドラム1からの現像ローラ41の離間動作の振動が画像に影響するのを防ぐために、感光ドラム1上のトナー像が全て転写材10に転写された後に動作し、現像ローラ41を感光ドラム1から離間させる。又、現像ローラ41が感光ドラム1に当接している間は、現像ローラ41と感光ドラム1に所定の電位差を設けて、トナーが感光ドラム1に付着する「かぶり」が発生しないようにする必要がある。そのため、帯電ローラ2は、現像ローラ41が離間する時の感光ドラム1の表面上の位置(P点)まで、帯電バイアスを印加して感光ドラム1を帯電させる。そして、現像ローラ41が離間した後の感光ドラム1の表面に対しては、帯電バイアスをOFFとする。
・モノカラーモード
次に、モノカラーモード時の画像形成動作を説明する。
図3に示すように、モノカラーモード時には、第1〜第3の画像形成部Sa〜Scでは、ベルト接離機構72により転写ローラ71を感光ドラム1から離間させることで、搬送ベルト70を感光ドラム1a〜1cより離間させる。又、モノカラーモードでは、第1〜第3の画像形成部Sa〜Scでは、現像ローラ接離機構110により現像ローラ41a〜41cを感光ドラム1から離間させる。
そして、第1〜第3の画像形成部Sa〜ScのプロセスカートリッジBa〜Bcの動作を止めたままで、第4の画像形成部Sdにおいてブラック単色画像の形成(モノカラープリント)を行う。即ち、モノカラーモードでは、第1〜第3の画像形成部Sa〜Scにおいて感光ドラム1、現像器4内の回転体(現像ローラ41、供給ローラ42)、及び帯電ローラ2は、回転を停止している。これら感光ドラム1、現像器4内の回転体(現像ローラ41、供給ローラ42)、及び帯電ローラ2の回転を停止させることにより、クリーニングブレード61による感光ドラム1の削れ等が発生しない。そのため、プロセスカートリッジBの高寿命化を図ることができる。
画像形成装置100がモノカラーモードでの画像形成開始指示(モノカラープリント信号)を受け取る。この時に、第1〜第4の画像形成部Sa〜Sdにおいて搬送ベルト70が感光ドラム1に対して当接状態であった場合(例えばフルカラーモードであった場合)には、先ず、第1〜第3の画像形成部Sa〜Scにおいて、搬送ベルト70の感光ドラム1からの離間動作が行なわれる。そして、第4の画像形成部Sdにおいてのみ、上述のフルカラーモード時と同様の画像形成工程が実施され、転写材10にブラック単色画像が形成される。
ところで、搬送ベルト70の当接動作及び離間動作は、搬送ベルト70を駆動した状態でも行うことが可能である。しかし、搬送ベルト70が感光ドラム1に当接している状態で、感光ドラム1を停止させたまま搬送ベルト70を駆動させると、感光ドラム1上にベルト摺擦跡が付くことがあり、これにより画像不良の原因となる場合がある。そこで、搬送ベルト70と感光ドラム1との当接動作及び離間動作を行う際には、搬送ベルト70と感光ドラム1との双方が駆動しているか、又は双方が停止している状態であることが望ましい。
・フルカラーモードとモノカラーモードの連続画像形成
次に、フルカラーモードとモノカラーモードとでの画像形成を連続して行う場合の画像形成動作について説明する。
前述のように、搬送ベルト70を感光ドラム1から離間させる機構を有する画像形成装置において、帯電された感光ドラム1上の領域から搬送ベルト70が離間すると、その際に搬送ベルト70と感光ドラム1とが離間した瞬間に剥離放電が発生する場合がある。そして、この放電による感光ドラム1上の電位ムラが、次回以降の画像形成に影響を与えることがある。
従って、本発明の目的の一つは、剥離放電による画像不良を防止しつつ、転写装置の離間動作を行うことを可能とすることである。又、本発明の他の目的の一つは、転写装置の離間動作のモードに従って、除電装置の動作時間(作動タイミング)を最適化することである。又、本発明の他の目的の一つは、感光ドラム1の光劣化を低減することである。
そこで、本実施例では、除電装置(前露光手段)としての前露光装置5によって、上記感光ドラム1上の剥離放電が発生する可能性の高い転写離間領域(剥離放電領域)を除電し、次回以降の画像形成に影響を与えないようにする。本実施例では、搬送ベルト70の感光ドラム1からの離間動作のモードに従って前帯電装置5及び感光ドラム1の動作シーケンスを最適化する。そして、少なくとも剥離放電が起こった可能性のある感光ドラム1上の転写離間領域(剥離放電領域)を除電した後に、感光ドラム1の駆動を停止する。特に、本実施例では、フルカラーモードからモノカラーモードに移行する際の、感光ドラム1から搬送ベルト70を離間するタイミングと、その時の前露光装置5の動作とを説明する。
図6のシーケンスチャートは、フルカラーモードからモノカラーモードに移行する際に搬送ベルト70が感光ドラム1から離間する第1〜第3の画像形成部Sa〜Scにおける動作タイミングを示す。具体的には、搬送ベルトの離間動作を行なう場合における、感光ドラム1の回転、前露光装置5、帯電ローラ2への帯電バイアス印加、静電像形成(像露光)、現像ローラ41への現像バイアス印加、転写ローラ71への転写バイアス印加の各動作タイミングを示している。図6で、斜めにひかれている線は、感光ドラム1上の同一領域を表している。例えば、図6中のBは、これから像露光される領域(画像形成領域)が前露光の位置にあるタイミングを表している。図6中のCは、搬送ベルト離間動作が行なわれたときに転写位置に存在していた感光ドラム1の領域が、前露光の位置にあるタイミングを表している。図7は、この時の画像形成終了前後の動作タイミングをより詳しく示すシーケンスチャートである。
先ず、前述したフルカラーモード時と同様の画像形成工程により、転写材10にフルカラー画像が形成される。
そして、画像形成終了時には、第1〜第3の画像形成部Sa〜Scにおいては、順次、帯電バイアスがOFFとされ、転写バイアスがOFFとされる。更に、第1〜第3の画像形成部Sa〜Scにおいては、現像ローラ41が感光ドラム1から離間され、搬送ベルト70が感光ドラム1から離間される。詳しくは後述するように、その後、前露光装置5の光照射がOFFとされる。そして、第1〜第3の画像形成部Sa〜Scにおいては、ベルト接離機構72を動作させ、搬送ベルト70を感光ドラム1から離間させた後に、感光ドラム1の回転駆動を停止させて(第2のモード)、画像形成動作を終了する。
第4の画像形成部Sdにおいては、画像形成終了時には、上述のフルカラーモード時と同様にして、前露光装置5の光照射がOFFとされ、帯電バイアスがOFFとされ、転写バイアスがOFFとされる。一方、現像ローラ41は感光ドラム1に当接した状態を維持され、又搬送ベルト70は感光ドラム1に当接した状態を維持され、感光ドラム1の回転は継続される。
続いて、第4の画像形成部Sdにおいては、上述のモノカラーモード時と同様の画像形成工程が実施され、転写材10へのブラック単色画像の形成が行われる。その後、第4の画像形成部Sdにおいては、上述のフルカラーモード時と同様に、ベルト接離機構72は動作させず、搬送ベルト70を感光ドラム1に当接した状態で感光ドラム1の回転駆動を停止させる(第1のモード)。
ここで、像担持体の停止直前に静電像が形成されることになる像担持体の領域が除電位置を通過してから、像担持体の停止前に除電装置が最終的に停止されるまでの時間は、第1のモードと第2のモードで異なる。本実施例では、感光ドラム1の停止直前の画像先端より起算して、感光ドラム1の停止前に最後に前露光装置5の光照射がOFFになるまでの時間を第1のモードと第2のモードで異なるようにしている。つまり、画像先端より起算した、感光ドラム1の停止前に最後に前露光装置5の光照射がOFFになるまでの時間は、搬送ベルト70の感光ドラム1からの離間を行わない時(図4のA)と、搬送ベルト70の感光ドラム1からの離間を行う時(図6のA)とで異なる。これは、搬送ベルト70の感光ドラム1からの離間を行わない時は、最後に画像形成領域となる感光ドラム1の領域(図4のB)を露光をすればよく、当該領域を露光した後すぐにでも前露光を停止することができる。一方、搬送ベルト70の感光ドラム1からの離間を行う時は、搬送ベルトが離間動作を行なった領域を露光するまで前露光手段を停止することができないためである。本実施例では、搬送ベルト70の感光ドラム1からの離間を行う時に、前露光装置5は、感光ドラム1の停止前に最後にOFFとなるまで途中で消灯する期間無く連続して点灯し続ける。
尚、本実施例では、感光ドラム1の停止前の直前の画像(静電像,トナー像)を形成する感光ドラム1上の領域の感光ドラム1の表面移動方向先端が、前露光装置5を通過した時点を基準(ゼロ)として、除電装置が最終的に停止するまでの時間を規定した。当然、この時間を比較する場合には、感光ドラム1の表面移動速度、及び感光ドラム1の表面移動方向における画像の長さは、実質的に同一であるものとする。但し、本願発明は上記実施例に限定されるものではない。像担持体の停止直前に静電像が形成されることになる像担持体の領域が除電位置を通過してから、像担持体の停止前に除電装置が最終的に停止されるまでの時間を比較することができれば、基準は何を用いてもよい。
第1〜第3の画像形成部Sa〜Scにおける画像形成終了前後の動作タイミングを、図8を参照して更に詳しく説明する。図8は、第1〜第3の画像形成部Sa〜Scにおける画像形成終了前後における感光ドラム1の周りの各要素の動作を模式的に示す。
図8(a)に示すように、画像形成が終了に近づき、画像形成に供される感光ドラム1の表面が帯電ローラ2を通過し終えた後に、帯電バイアスがOFFとされる。ここで、帯電バイアスがOFFとされる時に、帯電ローラ2による感光ドラム1の帯電位置に位置する感光ドラム1上の点をP点とする。又、トナー像を全て転写材10に転写し終わった後に現像ローラ41の感光ドラム1からの離間動作を開始して、その離間動作が完了する時に現像位置に位置する感光ドラム1上の点をT点とする(図8(c))。このとき、P点は少なくともT点より感光ドラム1の表面移動方向上流側である。これにより、P点より感光ドラム1の表面移動方向下流側の感光ドラム1の表面は、帯電バイアスにより帯電された状態になっている。そして、P点より感光ドラム1の表面移動方向上流側の感光ドラム1の表面は、転写バイアスによって電位を落とされた状態となっている。
次に、図8(b)に示すように、感光ドラム1上のトナー像が全て転写材10に転写された後、転写バイアスがOFFとされ、現像ローラ41及び搬送ベルト70の感光ドラム1からの離間動作が開始される。そして、図8(c)に示すように、P点が現像位置を通過する時には、現像ローラ41の感光ドラム1からの離間動作が完了する。P点より感光ドラム1の表面移動方向下流側の感光ドラム1の表面は帯電された状態となっているため、所定の現像バイアスを印加された現像ローラ41が当接していても、「かぶり」が発生することは無い。現像ローラ41の感光ドラム1からの離間動作が終了した後に、現像バイアスはOFFとされる。又、現像ローラ41の感光ドラム1からの離間動作の完了と前後して、搬送ベルト70の感光ドラム1からの離間動作も完了する。
ここで、搬送ベルト70の感光ドラム1からの離間動作を開始する時に転写位置Nに位置する感光ドラム1上の点をQ点とする。又、搬送ベルト70の感光ドラム1からの離間動作が完了する時に転写位置Nに位置する感光ドラム1上の点をR点とする。本実施例では、Q点は、感光ドラム1上のトナー像の転写材10への転写が終了した時に転写位置Nに位置する感光ドラム1上の点である。
Q点とR点との間では、感光ドラム1の表面は帯電バイアスにより帯電された状態となっている。即ち、帯電バイアスにより帯電された感光ドラム1の表面から搬送ベルト70を離隔させる動作を行うことになる。そのため、搬送ベルト70の感光ドラム1からの離間動作時に剥離放電が起こる場合がある。そして、感光ドラム1をそのまま放置した場合には、感光ドラム1上に電位メモリーができることがある。
そこで、本実施例では、前露光装置5によって、搬送ベルト70の感光ドラム1からの離間動作中、即ち、ベルト接離機構72の動作中に、転写位置Nを通過した感光ドラム1の表面上の位置、即ち、Q点とR点との間の感光ドラム1上の電位を除電する。これにより、剥離放電が起こった可能性のあるQ点とR点との間の感光ドラム1の表面を除電する。
特に、本実施例では、画像形成終了時に、前露光装置5の点灯を、少なくともR点が前露光装置5による除電位置(前露光装置5との対向部)を通過するまで維持する。そして、図8(d)に示すように、R点が前露光装置5による除電位置を通過した後に、前露光装置5の光照射がOFFとされる。その後、図8(e)に示すように、感光ドラム1の回転が停止する。
このように、搬送ベルト70の離間動作を行う時の画像先端より起算した前露光装置5の光照射がOFFとされるまでの時間は、搬送ベルト70の感光ドラム1からの離間動作を行わない時と比べて長くなっている。即ち、搬送ベルト70の感光ドラム1からの離間動作を行わない時には、感光ドラム1の光劣化を低減する観点から、静電像の形成に供する感光ドラム1の表面が前露光装置5を通過した後に、前露光装置5の光照射は直ちにOFFとされる(図4、図5)。これに対し、搬送ベルト70の感光ドラム1からの離間動作を行う時には、静電像の形成に供する感光ドラム1の表面が前露光装置5を通過した後にも前露光装置5の光照射は継続され、R点が前露光装置5を通過した後にOFFとされる(図6、図7)。
本実施例によれば、Q点とR点との間の感光ドラム1の表面(剥離放電領域)は、前露光装置5によって除電される。そのため、その後感光ドラム1を放置しても、剥離放電跡が電位メモリーとなって感光ドラム1上に残り、次回以降の画像形成時に画像に影響することは無い。又、転写動作が終了してすぐに搬送ベルト70の感光ドラム1からの離間動作を行うことができるため、フルカラーモードからモノカラーモードにすばやく移ることが可能である。又、搬送ベルト70の感光ドラム1からの離間動作のモードに従って、前露光装置5の動作時間(作動タイミング)を最適化することができる。従って、搬送ベルト70の感光ドラム1からの離間動作に伴う剥離放電による不具合を抑制しつつ、感光ドラム1の光劣化を低減することができる。
以上、本実施例によれば、搬送ベルト70を感光ドラム1から離間させる機構を有する場合に、感光ドラム1から搬送ベルト70が離間する際の剥離放電による画像不良を抑制することができる。
実施例2
次に、本発明に係る他の実施例について説明する。本実施例の画像形成装置の基本的な構成は実施例1のものと同じである。従って、実施例1の画像形成装置と同一又はそれに相当する機能、構成を有する要素には同一符号を付して詳しい説明は省略し、本実施例において特徴的な点について以下説明する。
感光ドラム1は、長時間光にさらされると、光劣化を起こして感度悪化や潜像ムラになる場合があり、これにより画像不良の原因となる場合がある。そのため、前露光の照射時間はできるだけ短いほうが良い。
そこで、本実施例では、剥離放電がおこる場合があるQ点からR点のみに前露光を照射する。即ち、実施例1と同様に、画像先端より起算した、感光ドラム1の停止前に最後に前露光装置5の光照射がOFFになる時間は、搬送ベルト70の感光ドラム1からの離間を行わない時よりも、搬送ベルト70の感光ドラム1からの離間を行う時の方が遅い。但し、本実施例では、感光ドラム1の停止前に前露光装置5が最後にOFFになるまでの間に、前露光装置5が一旦OFFとされる期間がある。つまり、感光ドラム1の停止前の直前の画像(静電像,トナー像)が形成される感光ドラム1上の領域を除電した後に、前露光装置5を一旦OFFする。そして、剥離放電領域(Q点〜R点)が露光位置にきた場合に、前露光装置5をONにして剥離放電領域を除電する。これにより、感光ドラム1の光劣化を抑制し、又感光ドラム1の長寿命化を図ることができる。
図9のシーケンスチャートは、フルカラーモードからモノカラーモードに移行する際の、搬送ベルト70が感光ドラム1から離間する第1〜第3の画像形成部Sa〜Scにおける画像形成終了前後の動作タイミングを示す。図10は、第1〜第3の画像形成部Sa〜Scにおける画像形成終了前後における感光ドラム1の周りの各要素の動作を模式的に示す。
フルカラーモードとモノカラーモードとによる画像形成を連続して行う場合には、先ず、実施例1にて前述した画像形成工程により、転写材10にフルカラー画像が形成される。
そして、第1〜第3の画像形成部Sa〜Scにおいては、搬送ベルト70を感光ドラム1から離間させた後に、感光ドラム1の回転が停止され(第2のモード)、画像形成動作が終了する。
即ち、第1〜第3の画像形成部Sa〜Scにおいては、図10(a)に示すように、画像形成が終了に近づき、画像形成に供される感光ドラム1の表面が前露光装置5を通過し終えた後に、前露光装置5の光照射がOFFとされる。ここで、前露光装置5の光照射がOFFとされる時に前露光装置5の対向部(前露光装置5の除電位置)に位置する感光ドラム1上の点をP点とする。又、トナー像を全て転写材10に転写し終わった後に現像ローラ41の感光ドラム1からの離間動作を開始して、その離間動作が完了する時に現像位置に位置する感光ドラム1上の点をT点とする(図10(d))。このとき、P点は少なくともT点より感光ドラム1の表面移動方向上流側である。そして、図10(b)に示すように、P点が帯電ローラ2を通過した時に帯電バイアスがOFFとされる。即ち、本実施例では、帯電バイアスにより帯電される感光ドラム1上の部分に対しては前露光装置5により光を照射し、帯電バイアスにより帯電される必要の無い部分に対しては前露光装置5の光照射をOFFとする。このように、本実施例では、前露光装置5の光照射を一旦停止して、感光ドラム1の光劣化を最小限に抑え、感光ドラム1の長寿命化を図る。これにより、P点より感光ドラム1の表面移動方向下流側の感光ドラム1の表面は、帯電バイアスにより帯電された状態になっている。そして、P点より感光ドラム1の表面移動方向上流側の感光ドラム1の表面は、転写バイアスによって電位を落とされた状態となっている。
次に、図10(c)に示すように、感光ドラム1上のトナー像が全て転写材10に転写された後、転写バイアスがOFFとされ、現像ローラ41及び搬送ベルト70の感光ドラム1からの離間動作が開始される。そして、図10(d)に示すように、P点が現像位置を通過する時には、現像ローラ41の感光ドラム1からの離間動作が完了する。P点より感光ドラム1の表面移動方向下流側の感光ドラム1の表面は帯電された状態となっているため、所定の現像バイアスを印加された現像ローラ41が当接していても、「かぶり」が発生することは無い。現像ローラ41の感光ドラム1からの離間動作が終了した後に、現像バイアスはOFFとされる。又、現像ローラ41の感光ドラム1からの離間動作の完了と前後して、搬送ベルト70の感光ドラム1からの離間動作も完了する。
ここで、搬送ベルト70の感光ドラム1からの離間動作を開始する時に転写位置Nに位置する感光ドラム1上の点をQ点とする。又、搬送ベルト70の感光ドラム1からの離間動作が完了する時に転写位置Nに位置する感光ドラム1上の点をR点とする。本実施例では、Q点は、感光ドラム1上のトナー像の転写材10への転写が終了した時に転写位置Nに位置する感光ドラム1上の点である。
実施例1と同様に、Q点とR点との間では、感光ドラム1の表面は帯電バイアスにより帯電された状態となっている。即ち、帯電バイアスにより帯電された感光ドラム1の表面から搬送ベルト70を離間させる動作を行うことになる。
そこで、本実施例では、図10(e)に示すように、搬送ベルト70の感光ドラム1からの離間動作中に転写位置Nを通過した感光ドラム1の表面上の領域が前露光装置5による除電位置(前露光装置5との対向部)を通過する時に、再び前露光装置5を作動させる。即ち、本実施例では、ベルト接離機構72の動作中に転写位置Nを通過した、Q点とR点との間の感光ドラム1上の領域が前露光装置5を通過する時に、再び前露光装置5を作動させる。これにより、剥離放電が起こった可能性のあるQ点とR点との間の感光ドラム1上を除電する。そして、R点が前露光装置5による除電位置を通過した後に、前露光装置5の光照射がOFFとされる。その後、図10(f)に示すように、感光ドラム1の回転が停止する。
尚、実施例1と同様に、第4の画像形成部Pdにおいては、続けて転写材10へのブラック単色画像の形成が行われる。
本実施例によれば、Q点とR点との間の感光ドラム1の表面(剥離放電領域)は、前露光装置5によって除電される。そのため、その後感光ドラム1を放置しても、剥離放電跡が電位メモリーとなって感光ドラム1上に残り、次回以降の画像形成時に画像に影響することは無い。又、Q点とR点との間の感光ドラム1の表面のみに前露光を照射することで、感光ドラム1の光劣化を抑え、感光ドラムの長寿命化を図ることができる。更に、転写動作が終了してすぐに搬送ベルト70の感光ドラム1からの離間動作を行うことができるため、フルカラーモードからモノカラーモードにすばやく移ることが可能である。
なお、上述した2つの実施例では、転写離間領域(剥離放電領域)をQ点とR点との間の感光ドラム1の領域としたが、これに限られるものではない。搬送ベルト70が感光ドラム1から離間した瞬間であるQ点が一番放電を起しやすい領域である。そこで、少なくとも感光ドラム1のQ点を除電して感光ドラム1の停止を行なうことでも本願発明の効果を得ることはできる。
以上、本発明を具体的な実施例に則して説明したが、本発明は上述の実施態様に限定されるものではない。例えば、上述の各実施例では、画像形成装置は直接転写方式を採用するものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明は、中間転写方式の画像形成装置にも等しく適用することができ、上述の各実施例と同様の効果を得ることができる。例えば、図11は、中間転写方式の画像形成装置の一例の概略断面を示す。図11に示す画像形成装置200は、図1に示す画像形成装置100における転写ユニットに替えて、転写装置として中間転写ユニット207を有する。尚、図11に示す画像形成装置200において、図1に示す画像形成装置100のものと同一又はそれに相当する機能、構成を有する要素には同一符号を付し、詳しい説明は省略する。
中間転写ユニット207は、無端ベルト状の中間転写体、即ち、中間転写ベルト270を有する。又、中間転写ユニット207は、中間転写ベルト270の内周側には、各画像形成部Sa〜Sdの感光ドラム1a〜1dに対向する位置に、一次転写装置としての一次転写ローラ271を有する。一次転写ローラ271は、中間転写ベルト270を感光ドラム1に圧接させて、一次転写位置N1にて一次転写ニップを形成する。又、ベルト接離機構272によって、各画像形成部Sa〜Sdにおいて独立して一次転写ローラ271を移動させて、中間転写ベルト270を感光ドラム1に対して当接又は離間させることが可能となっている。中間転写ベルト270、一次転写ローラ271、ベルト接離機構272などの中間転写ユニット207の構成及び動作は、実質的に、図1の画像形成装置100における転写ユニット7と同じである。中間転写ユニット207は、更に二次転写装置としての二次転写ローラ278を有する。二次転写ローラ278は、中間転写ベルト270に接触して二次転写位置N2にて二次転写ニップを形成する。斯かる構成により、各画像形成部Sa〜Sdにおいて形成されたトナー像は、一次転写位置N1において一旦中間転写ベルト270上に転写(一次転写)される。その後、二次転写位置N2において、転写材10に転写(二次転写)される。こうして、転写材10上にフルカラー画像、或いはモノカラー画像を形成することができる。そして、例えばフルカラーモードからモノカラーモードに移行して連続して画像を形成する際に、転写装置を構成する中間転写ベルト270が感光ドラム1から離間する時の剥離放電の影響を、上記各実施例と同様にして抑制することができる。
又、以上では、画像形成装置は、複数の画像形成部を有し、像担持体と転写装置との当接又は離間を行なう画像形成部は複数あるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。画像形成装置が複数の画像形成部を有する場合に、少なくとも1つの画像形成部に関して像担持体と転写装置との当接又は離間が行われるようになっていればよい。又、画像形成部を1つ有し、像担持体と転写装置との当接又は離間を行なう画像形成部が1つである画像形成装置にも、本発明は等しく適用することができる。更に、例えば、画像形成部を1つ有する画像形成装置であって、転写装置として、上記各実施例における転写ローラに相当する部材が直接像担持体に対して当接又は離間される画像形成装置にも、本発明は等しく適用することができる。
又、除電するとは、電位を0Vにすることに限定されるものではない。例えば、上記各実施例に即して説明すると、除電装置としての前露光装置5は、少なくとも搬送ベルト70を感光ドラム1から離間させた時に、剥離放電が発生した可能性のある感光ドラム1上の領域(剥離放電領域)を除電する。この時、その後感光ドラム1が停止されて放置された場合にも、剥離放電による電位ムラ(メモリー)が許容し得ないほど画像に影響を与えないように、感光ドラム1を除電するか、或いは電位を均すことができればよい。好ましくは、帯電した像担持体に照射する光の強度を徐々に強くしていった場合に、それ以上光を強くしても像担持体の電位が変わらなかった時の電位と同等まで除電する。
又、以上では、除電装置は前露光手段であるとして説明した。比較的小型、軽量であるLED等の光源からの光照射により像担持体を除電することができ、又ON/OFF制御が比較的容易であることから、前露光手段は、除電装置として好ましく用い得るものであるが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、除電装置としてコロナ放電器等の放電手段を使用することもできる。又、導電性のローラ、ブラシ、ブレード等の除電部材を像担持体に当接させ、この除電部材にAC電圧、AC電圧とDC電圧との重畳電圧、像担持体の正規の帯電極性とは逆極性の電圧等を印加することで像担持体を除電することもできる。或いは、上記除電部材をアースに接続することによっても除電効果を得ることができる。
本発明に係る画像形成装置の一実施例の概略断面図である。 本発明の一実施例に係る制御ブロック図である。 図1の画像形成装置においてモノカラーモード時の状態を示す概略断面図である。 転写装置の離間動作を行わない場合の各部の動作の一例を示すシーケンスチャート図である。 転写装置の離間動作を行わない場合の各部の動作の一例を示すシーケンスチャート図である。 転写装置の離間動作を行う場合の各部の動作の一例を示すシーケンスチャート図である。 転写装置の離間動作を行う場合の各部の動作の一例を示すシーケンスチャート図である。 本発明に従う前露光装置の動作の一例を説明するための模式図である。 転写装置の離間動作を行う場合の各部の動作の他の例を示すシーケンスチャート図である。 本発明に従う前露光装置の動作の他の例を説明するための模式図である。 本発明を適用し得る画像形成装置の他の例の概略断面図である。
符号の説明
1 感光ドラム(像担持体)
2 帯電ローラ(帯電手段)
4 現像器(現像手段)
5 前露光装置(除電手段)
6 クリーナ(クリーニング手段)
7 転写ユニット(転写手段)
41 現像ローラ(現像剤担持体)
70 搬送ベルト
71 転写ローラ
72 ベルト接離機構(転写離間機構)
110 現像ローラ接離機構

Claims (7)

  1. 移動可能な像担持体と、
    前記像担持体を帯電位置において帯電させる帯電装置と、
    前記像担持体と転写位置において当接し、前記像担持体上のトナー像を転写材に転写する転写装置と、
    前記転写装置と前記像担持体とを、当接状態から、離間状態へと離間させる、離間動作を行う転写離間機構と、
    前記像担持体の移動方向の前記転写位置より下流且つ前記帯電位置より上流の除電位置において前記像担持体上を除電する除電装置と、
    を備える画像形成装置において、
    前記除電装置は、静電像が形成されることになる前記像担持体の領域を除電し、且つ前記像担持体の停止前に、前記帯電装置により帯電された前記像担持体から前記転写装置の離間動作を行なった領域である転写離間領域を除電し、
    さらに、前記除電装置は、前記像担持体の停止直前の静電像が形成されることになる前記像担持体の領域を除電した後に、一旦除電を停止して、その後再び前記転写離間領域の除電をすることを特徴とする画像形成装置。
  2. 移動可能な像担持体と、
    前記像担持体を帯電位置において帯電させる帯電装置と、
    前記像担持体と転写位置において当接し、前記像担持体上のトナー像を転写材に転写する転写装置と、
    前記転写装置と前記像担持体とを、当接状態から、離間状態へと離間させる、離間動作を行う転写離間機構と、
    前記像担持体の移動方向の前記転写位置より下流且つ前記帯電位置より上流の除電位置において前記像担持体上を除電する除電装置と、
    を備える画像形成装置において、
    前記除電装置は、静電像が形成されることになる前記像担持体の領域を除電し、且つ前記像担持体の停止前に、前記帯電装置により帯電された前記像担持体から前記転写装置の離間動作を行なった領域である転写離間領域を除電し、
    前記像担持体と前記転写装置とが当接状態にて、前記像担持体の移動を停止する第1のモードと、前記像担持体と前記転写装置とを当接状態から離間状態にさせてから前記像担持体の移動を停止する第2のモードと、を有し、
    前記像担持体の停止直前の静電像が形成されることになる前記像担持体上の領域が除電位置を通過してから、前記像担持体の停止前の前記除電装置の除電が停止されるまでの時間は、前記第1のモードの方が前記第2のモードよりも短いことを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記像担持体、前記帯電装置、及び前記除電装置を備えた複数の画像形成部を有し、前記転写装置は前記複数の画像形成部の各像担持体と当接可能に設けられており、前記転写離間機構は前記複数の画像形成部の各像担持体のうち少なくとも1つと前記転写装置との間で前記離間動作を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記像担持体、前記帯電装置、及び前記除電装置を備えた複数の画像形成部を有し、
    前記複数の画像形成部のうち画像を形成する画像形成部の数が異なる第1及び第2の画像形成モードを有し、
    前記複数の画像形成部は、第1の画像形成部と、第2の画像形成部と、を備え、
    前記第1の画像形成モードでは、前記第1の画像形成部及び前記第2の画像形成部の前記像担持体は前記当接状態でそれぞれ画像形成を行い、
    前記第2の画像形成モードでは、前記第1の画像形成部の前記像担持体は前記転写装置と前記離間状態で画像形成を行なわず、且つ前記第2の画像形成部の前記像担持体は前記転写装置と前記当接状態で画像形成を行ない、
    ここで、前記第1の画像形成モードで画像形成を行った後に前記第2の画像形成モードで画像形成を行う際には、前記第1の画像形成部の前記像担持体は、前記第2のモードで停止することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記第1の画像形成モードで画像形成を行った後に前記第1及び第2の画像形成部の各像担持体が停止する時、前記第1及び第2の画像形成部の各像担持体は前記第1のモードで停止することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記第2の画像形成モードで画像形成を行った後に前記第2の画像形成部の前記像担持体が停止する時、前記第2の画像形成部の前記像担持体は前記第1のモードで停止することを特徴とする請求項4又は5に記載の画像形成装置。
  7. 前記第2の画像形成モードでは黒色のトナーのみを用いて画像形成を行うことを特徴とする請求項4乃至6のいずれかに記載の画像形成装置。
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