JP4955290B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関する。
従来、複数個の感光体ドラムを搬送ベルトに接触させ、回転させるフルカラー方式の画像形成装置では、情報処理装置等の上位装置から印刷情報が送信されると、感光体ドラムの駆動と搬送ベルトの駆動とを略同時に開始し、用紙等の記録媒体上に印刷情報に基づく現像剤画像を印刷していた。この様な方法で印刷プロセスを行う画像形成装置としては、特許文献1に記載された画像形成装置がある。
特開平11−184190公報
ところで、特許文献1に開示された画像形成装置では、搬送ベルトに予め存在している撓みを除去せずに印刷プロセスを開始する為、その撓みによって搬送される用紙上に印刷される画像に色ずれが生じ、高品質な画像を印刷できないという問題があった。ここで、搬送ベルトに生じた撓みを除去すべく、印刷プロセスを開始する前に搬送ベルトを所定量駆動させることも考えられるが、この場合、画像形成装置が印刷情報を受信してから、印刷プロセスを開始するまでに時間がかかってしまう為、好ましくない。
本発明はこの様な実情に鑑みてなされたものであり、搬送ベルトを無駄に駆動することなく搬送ベルトに生じた撓みを除去することができ、高品質な画像を印刷することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
そこで、上記課題を解決する為に、本発明に係る画像形成装置は、所定の媒体搬送経路に沿って配列された現像剤画像を形成する複数の画像形成部を、ベルト部材と対向して、且つ、該ベルト部材と接触状態で駆動が開始される様に配設した画像形成装置において、前記複数の画像形成部を駆動する画像形成駆動部と、前記ベルト部材を駆動するベルト部材駆動部と、前記画像形成駆動部、及び前記ベルト部材駆動部に駆動指示を供給し、前記ベルト部材駆動部の駆動を開始した後に、前記媒体搬送経路の下流側に位置する画像形成部から順次駆動を開始する様に前記画像形成駆動部の駆動を開始する駆動制御部とを備え、前記駆動制御部は、前記ベルト部材、及び前記画像形成部の駆動が定速度に達する前に、且つ、各画像形成部の駆動が所定の規定速度に達する時間の最大時間差以上の間隔で前記画像形成部が順次駆動を開始する様に前記画像形成駆動部の駆動を開始することを特徴としている。


この構成によれば、画像形成部は、媒体搬送経路における下流側に設けられたものから順次駆動を開始する為、ベルト部材が各画像形成部と接触する位置の間に形成されるベルト部材の撓みを除去することができる。
この様に、本発明に係る画像形成装置によれば、ベルト部材を無駄に駆動することなくベルト部材に生じた撓みを除去することができ、高品質な画像を印刷することができる。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の実施の形態では、複数色の現像剤を、感光体ドラム及び搬送ベルトを用いて用紙等の記録媒体上に定着するプリンタを例に詳細な説明を行うが、本発明は、MFP(Multifunction Peripheral)、又はコピー機等にも適用可能である。
図1に示すように、画像形成装置1は、記録媒体としての用紙Pを格納する用紙トレイ11と、用紙トレイ11に格納された用紙Pを所定の媒体搬送経路R1の方向に繰り出すホッピングローラ13とを備える。図示せぬ情報処理装置等の上位装置から印刷情報が送信されると、画像形成装置1は、用紙トレイ11に格納された用紙Pを、ホッピングローラ13を用いて所定の媒体搬送経路R1の方向に繰り出す。
媒体搬送経路R1上には、媒体搬送経路R1上の用紙Pの位置を検出する用紙センサ15と、用紙Pを挟持搬送することで当該用紙Pを媒体搬送経路R1の下流方向へ搬送する給紙ローラ17、及び給紙ローラ19とを備える。また、画像形成装置1は、媒体搬送経路R1における給紙ローラ17、及び給紙ローラ19の下流に、用紙が所定の位置に到達したことを検出する用紙センサ21を備える。
また、画像形成装置1は、媒体搬送経路R1の用紙センサ21の下流に、用紙Pを搬送する搬送装置23と、印刷情報に基づく現像剤画像を現像する現像装置25C,25M,25Y,25Kと、現像装置25C,25M,25Y,25Kによって現像された現像剤画像を搬送装置23によって搬送された用紙P上に転写する転写ローラ27C,27M,27Y,27Kとを備える。
搬送装置23は、現像装置25C,25M,25Y,25K、及び転写ローラ27C,27M,27Y,27Kが所定の現像プロセス、及び転写プロセスを行っている間に、所定のタイミングで用紙Pを媒体搬送経路R1の下流方向へ搬送する。この様な搬送装置23は、搬送装置23を駆動する駆動ローラ29と、駆動ローラ29が回転することで駆動する搬送ベルト31と、駆動ローラ29と共に搬送ベルト31を指示する支持ローラ33とを備える。
搬送ベルト31は、駆動ローラ29と支持ローラ33との間に張設されており、駆動ローラ29が回転することによって、支持ローラ33を駆動ローラ29の回転と同期して回転させる。
現像装置25C,25M,25Y,25Kは、それぞれシアン、マゼンダ、イエロ、及びブラックの現像剤画像を現像する。尚、現像装置25C,25M,25Y,25Kは、同一の構成を有する為、以下、現像装置25と総称してその構成について詳細な説明をする。また、転写ローラ27C,27M,27Y,27Kについても同様に、転写ローラ27と総称して詳細な説明を行う。
現像装置25は、図示せぬ情報処理装置から送信された印刷情報に基づく現像剤画像を現像する。この様な現像装置25は、露光装置35によって露光された、印刷情報に基づく潜像画像を担持する像担持体としての感光体ドラム37と、感光体ドラム37の表面を一様に帯電する帯電部材としての帯電ローラ39と、感光体ドラム37表面に担持された潜像画像に現像剤を付着することで現像剤画像を現像する現像剤担持体としての現像ローラ41と、現像ローラ41に、カートリッジ43に格納された現像剤を供給するトナー供給部材としての供給ローラ45とを備える。また、現像ローラ41には、供給ローラ45から現像ローラ41に供給された現像剤を一様化するトナー層規制部材としてのブレード47が当接している。
そしてこの様な現像装置25において、画像形成装置1による印刷プロセスが開始すると、帯電ローラ39は感光体ドラム37の表面を、例えば約−1000Vに帯電する。その後、露光装置35は、感光体ドラム37の表面を露光して感光体ドラム37の表面の電荷を部分的に除去することで感光体ドラム37の表面に潜像画像を担持させる。このとき現像ローラ41には、供給ローラ45によってカートリッジ43に格納された現像剤が所定のバイアス電圧が印加された状態で供給されている。そして現像ローラ41は、当該バイアス電圧が印加された現像剤を感光体ドラム37表面の潜像画像上に付着することで感光体ドラム37の表面に印刷情報に基づく現像剤画像を現像する。
そして、感光体ドラム37上に形成された現像剤画像は、転写ローラ27によって、搬送装置23上を所定のタイミングで搬送された用紙P上に転写される。具体的には、感光体ドラム37と、搬送装置23とは略同一の速度で駆動しており、搬送装置23によって用紙Pが搬送されてくるタイミングで、感光体ドラム37は、図示せぬ電源によって約2000Vのバイアス電圧が印加された転写ローラ27と共に用紙Pを挟持搬送する。このとき、感光体ドラム37に現像された現像剤画像は、感光体ドラム37と転写ローラ27との電位差によって転写ローラ27の方向に引き寄せられる。そして、現像剤画像は、感光体ドラム37と転写ローラ27との間に搬送された用紙P上に転写されることとなる。
これら感光体ドラム37、帯電ローラ39、現像ローラ41、供給ローラ45、ブレード47は、各現像装置25C,25M,25Y,25Kにそれぞれ設けられており、また、露光装置35も各現像装置25C,25M,25Y,25Kに対応して設けられている。そして、画像形成装置1は、上述の様な現像プロセス、及び転写プロセスを各現像装置25C,25M,25Y,25K毎に行い、印刷情報に基づく現像剤画像を順次用紙P上に転写する。そして、印刷情報に基づく現像剤画像が転写された用紙Pは、搬送装置23によって、媒体搬送経路R1の下流に設けられた定着装置49まで搬送される。
定着装置49は、内部に図示せぬハロゲンランプ等の熱源を有する定着ローラ51と、定着ローラ51と共に用紙Pを挟持搬送する加圧ローラ53とを備える。この様な定着装置49に現像剤画像が転写された用紙Pが搬送されると、定着装置49は、予め加熱した定着ローラ51、及び当該定着ローラ51に押圧された加圧ローラ53によって用紙P上に転写された現像剤を溶解すると共に、用紙P上に定着させる。そして、定着装置49によって現像剤画像が定着した用紙Pは、定着装置49によってさらに媒体搬送経路R1の下流方向に繰り出される。そして、定着装置49から用紙Pが繰り出されると、用紙センサ55は用紙Pを検出し、用紙センサ55の下流に設けられた搬送ローラ57、及び搬送ローラ59が駆動を開始する。そして搬送ローラ57、及び搬送ローラ59まで到達した用紙Pは、搬送ローラ57、及び搬送ローラ59によって画像形成装置1の外部に設けられた図示せぬスタッカに排出され、印刷情報に基づく現像剤画像が形成された用紙Pはユーザに提供される。
以下、上述の構成を有する画像形成装置1の制御系統について詳細な説明をする。
画像形成装置1は、図2に示す様に、画像形成装置1を構成する各部の制御を行う駆動制御部としての制御部61と、図示せぬ情報処理装置等と通信を行うホストインターフェース(I/F)部63と、I/F部63において受信した印刷情報を所定形式の画像情報に変換する画像制御部65と、制御部61による制御のもと搬送装置23の駆動を制御するベルト部材駆動部としてのベルト駆動部67と、制御部61の制御のもと現像装置25C,25M,25Y,25Kの駆動を制御する画像形成駆動部としてのID駆動部69C,69M,69Y,69Kと、制御部61の制御のもと媒体搬送経路R1上に設けられた各部の制御を行う搬送制御部71とを備える。
制御部61は、例えばCPU(Central Processing Unit)によって構成されており、商用電源73から供給された電力に基づいて駆動する。用紙センサ15,21,55によって構成されるセンサ群75の検出結果、及びI/F部63において受信した印刷情報に基づいて画像形成装置1を構成する各部の制御を行う。具体的には、I/F部63から制御部61に、印刷情報が送信された旨の通知を供給されると、制御部61は、画像制御部65に対して画像情報を生成すべき旨の指令を供給し、ベルト駆動部67に搬送装置23を駆動すべき旨の指令を供給し、ID駆動部69C,69M,69Y,69Kに現像装置25C,25M,25Y,25Kを駆動すべき旨の指令を供給し、搬送制御部71に媒体搬送経路R1上に設けられた各部を駆動すべき旨の指令を供給する。
I/F部63は、画像情報を生成すべく図示せぬ情報処理装置から受信した印刷情報を画像制御部65に供給し、印刷プロセスを開始すべく当該印刷情報を受信した旨を制御部61に通知する。
画像制御部65は、制御部61からの指令、及びI/F部63から供給された印刷情報に基づいて例えばビットマップ形式の画像情報を生成し、当該画像情報に基づく潜像画像を形成すべく、当該画像情報を露光装置35に供給する。
ベルト駆動部67は、制御部61からの指令に基づいてベルトモータ77を駆動する。そしてベルトモータ77は、制御部61から供給されるパルス信号に応じて駆動するパルスモータである。そしてベルト駆動部67は、ベルトモータ77に対してパルス波を供給することでベルトモータ77の駆動を制御する。この様なベルトモータ77が駆動することで、当該駆動力は駆動ローラ29に伝達され、駆動ローラ29は駆動する。
また、ID駆動部69C,69M,69Y,69Kは、制御部61からの指令に基づいて各現像装置25C,25M,25Y,25Kを構成する各部を駆動するIDモータ79C,79M,79Y,79Kの駆動を制御する。
また、搬送制御部71は、制御部61の制御のもと、駆動モータ81を制御する。駆動モータ81は、ホッピングローラ13、給紙ローラ17,19、及び搬送ローラ57,59と接続されており、駆動モータ81において発生した駆動力は、ホッピングローラ13、給紙ローラ17,19、及び搬送ローラ57,59に伝達され、これら部材に駆動モータ81から駆動力が伝達されると、ホッピングローラ13、給紙ローラ17,19、及び搬送ローラ57,59は駆動する。
そしてIDモータ79C,79M,79Y,79Kとしては、所謂ブラシレスDCモータを用いることが好ましい。そして、ブラシレスDCモータから成るIDモータ79C,79M,79Y,79Kは、モータの相を検出するホール素子を備え、ブラシレスDCモータはこのホール素子を用いてモータ相の切り替えを行う。また、ブラシレスDCモータは、モータの回転数を検出するエンコーダを備え、エンコーダの検出結果は、パルス波としてID駆動部69C,69M,69Y,69Kに供給される。このとき制御部61からID駆動部69C,69M,69Y,69Kには、制御部61において生成されたブラシレスDCモータの回転数を制御する為のクロック信号が供給されている。そしてID駆動部69C,69M,69Y,69Kは、このクロック信号とエンコーダから供給されたパルス波とを比較し、エンコーダから供給されるパルス波がクロック信号に同期する様、IDモータ79C,79M,79Y,79Kに供給される電流の増減を制御すると共に、ホール素子を用いてブラシレスDCモータのモータ相の切り替えを行う。
ところで、この様なIDモータ79C,79M,79Y,79Kによって駆動する感光体ドラム37の回転速度及びその立ち上がり速度は、現像装置25内部に設けられた帯電ローラ39、供給ローラ45、並びに図示せぬクリーニングブレードとの接触による負荷、及び感光体ドラム37の磨耗状況に左右される。例えば、発明者による一般的な感光体ドラムの回転速度、及びその立ち上がり速度の測定結果によれば、複数個の感光体ドラムを備える画像形成装置において、感光体ドラムの回転速度が200mm/Sに達するまでに、最大で150mSの時差が生じていた。そして、この時差によって生じる感光体ドラムが用紙Pを搬送する距離の誤差は、約1.5mmである。すなわち、感光体ドラムと接触しながら駆動する搬送ベルトに生じる撓みは、複数の感光体ドラムにおける立ち上がり速度の誤差に起因したものであることが解る。
また、発明者による観測に因れば、搬送ベルトに撓みが生じると、用紙上に転写される現像剤画像の色ずれが生じ、用紙上に印刷される画像の画質が低下してしまう。そして、この様な現象は、搬送ベルトに吸着し易い薄紙を用いた場合に顕著に現れる。また、発明者による観測に因れば、色ずれの他に、画像形成装置が現像剤の濃度を補正する補正値にも誤差が生じることが判明した。
画像形成装置では、印刷開始時等に搬送ベルト上に所定のテストパターンを印刷し、所定のセンサによってテストパターンの色を検出し、その検出結果に応じて現像剤画像を形成する現像剤の濃度を補正する場合があるが、搬送ベルトに撓みが生じている場合、テストパターンの印刷時に色ずれが発生してしまう。そしてこの様な画像形成装置は、色ずれの発生したテストパターンから検出した値に基づいて補正値を作成し、現像剤の濃度を補正してしまう為、画像形成装置はユーザが所望する色の現像剤画像を用紙上に印刷することができない。
そしてこの様な問題の原因となる搬送ベルトの撓みを除去すべく、図3に示す様に、感光体ドラムを回転させる前に搬送装置を駆動し、搬送ベルトを一回転させてから感光体ドラムの駆動を開始することも考えられる。なお、図3においては、搬送ベルトの速度の推移を曲線L1として表し、4個の感光体ドラム37C,37M,37Y,37Kの回転速度の推移をそれぞれ順に曲線L2、曲線L3、曲線L5、曲線L4として表している。同図に示す様に、各感光体ドラム37C,37M,37Y,37Kが定速に達するまでの時間にバラつきがあり、例えば感光外ドラム37Kが定速に達する時間が早く、感光体ドラム37Yが定速に達する時間が遅い為、感光体ドラム37Kと感光体ドラム37Yとの間で撓みが発生しする。そして、この撓みを除去する為には、搬送ベルトを数回転させる必要がある。この場合、画像形成装置が印刷可能な状態になるまでに時間がかかってしまうため好ましくない。
そこで、画像形成装置1の制御部61は、ベルト駆動部67に対して搬送装置23を駆動すべき旨の指令を供給し、搬送装置23が駆動を開始してから所定の時間が経過した後に、媒体搬送経路R1の下流方向に設けられた感光体ドラム37から順次駆動を開始する様、ID駆動部69C,69M,69Y,69Kに対して指令を供給する。この様に、媒体搬送経路R1の下流方向に設けられた感光体ドラム37から順次駆動させることで、搬送ベルト31に生じた撓みを除去することが可能となる。具体的には制御部61が印刷プロセス開始時に、ベルト駆動部67に対して搬送装置23を駆動すべき旨の指令を供給すると、ベルト駆動部67は、予め決定されたパルス分のパルス波をベルトモータ77に供給し、このパルス波を供給されたベルトモータ77は、そのパルス波に応じた距離分だけ回転することで搬送ベルト31を移動させる。本実施の形態においては、説明の便宜上、ベルト駆動部67からベルトモータ77に20パルス分のパルス波が供給されたときに搬送ベルト31が20mm移動するものとする。そして、ベルト駆動部67からベルトモータ77にパルス波が供給されると、搬送ベルト31は、図4の曲線L6に示す様に立ち上がる。
そして搬送ベルト31が20mm移動したタイミングで、制御部61は、媒体搬送経路R1の最下流に設けられた感光体ドラム37Cを駆動すべく、ID駆動部69Cに対して感光体ドラム37Cを駆動すべき旨の指令を供給する。当該指令を供給されたID駆動部69Cは、IDモータ79Cの駆動を開始することで感光体ドラム37Cを駆動させる。そして、このとき感光体ドラム37Cは、曲線L7に示す様に立ち上がる。
上述の様に、感光体ドラム37の回転速度が200mm/Sに達するまでには、最大で150mSの時差が生じていた。すなわち、この150mSの時間差よりも大きな時間差で順次感光体ドラム37を駆動することで搬送ベルト31の撓みを無くすことができる。そこで、本実施の形態において制御部61は、感光体ドラム37Cが立ち上がってから150mS経過した後に、感光体ドラム37Cの上流に設けられた感光体ドラム37Mを駆動すべく、ID駆動部69Mに対して感光体ドラム37Mを駆動すべき旨の指令を供給する。すると感光体ドラム37Mは、曲線L8に示す様に立ち上がる。
その後、制御部61は、感光体ドラム37Y、及び感光体ドラム37Kについても同様に下流にある感光体ドラム37が駆動を開始してから150mS後にその駆動を開始すべき旨の指令を、ID駆動部69Y、及びID駆動部69Kに供給する。そして、ID駆動部69Y、及びID駆動部69Kの制御によって感光体ドラム37Y、及び感光体ドラム37Kは、曲線L9、及び曲線L10に示す様に立ち上がる。尚、上述した150mSという値は装置固有の値であり、各装置の実測値により変化させる必要がある。
以下、画像形成装置1が印刷プロセスを行う際の動作について図5を参照しながら詳細な説明をする。
一連の動作が開始すると、制御部61は、ステップS1において図示せぬ情報処理装置から印刷情報が送信されたか否かを判断する。そして、ここで印刷情報が送信されていないと判断した場合は、印刷情報が送信されるまでこの判断を繰り返す。
ステップS1において情報処理装置から印刷情報が送信されたと制御部61が判断すると、制御部61は、ステップS2において図示せぬ温度センサを用いて定着ローラ51の表面温度を検出し、定着ローラ51の表面温度が用紙P上に現像剤画像を定着することができる温度に達しているか否かを判断する。そしてステップS2において定着ローラ51の温度が定着可能温度まで達していないと制御部61が判断した場合、ステップS3において制御部61は、定着ローラ51の図示せぬ熱源を発熱させることで定着ローラ51の表面を加熱する。そして、制御部61は、定着ローラ51の表面温度が定着可能温度に達するまでステップS2及びステップS3の動作を繰り返し行う。
ステップS2において定着ローラ51の表面温度が定着可能温度に達したと制御部61が判断した場合、制御部61は、ステップS4においてベルト駆動部67に対して搬送装置23の駆動を開始すべき旨の指令を供給する。
搬送装置23が駆動を開始すると、制御部61は、ステップS5においてベルト駆動部67から20パルス分のパルス波がベルトモータ77へ供給されたか否かを判断し、未だ20パルス分のパルス波が供給されていない場合には、20パルス分のパルス波がベルトモータ77に供給されるまでこの判断を繰り返す。
ステップS5においてベルト駆動部67が20パルス分のパルス波がベルトモータ77へ供給されたと制御部61が判断した場合、制御部61は、ステップS6において図示せぬタイマの値をリセットすると共にID駆動部69Cに対して感光体ドラム37Cの駆動を開始すべき旨の指令を供給する。
その後、制御部61はステップS7において図示せぬタイマの値が150mSに達したか否かを判断し、タイマの値が150mSに達していないと判断した場合には、タイマの値が150mSに達するまでこの判断を繰り返す。
ステップS7においてタイマの値が150mSに達したと制御部61が判断した場合、制御部61は、ステップS8において図示せぬタイマの値をリセットすると共にID駆動部69Mに対して感光体ドラム37Mの駆動を開始すべき旨の指令を供給する。
その後、制御部61はステップS9において図示せぬタイマの値が150mSに達したか否かを判断し、タイマの値が150mSに達していないと判断した場合には、タイマの値が150mSに達するまでこの判断を繰り返す。
ステップS9においてタイマの値が150mSに達したと制御部61が判断した場合、制御部61は、ステップS10において図示せぬタイマの値をリセットすると共にID駆動部69Yに対して感光体ドラム37Yの駆動を開始すべき旨の指令を供給する。
その後、制御部61はステップS11において図示せぬタイマの値が150mSに達したか否かを判断し、タイマの値が150mSに達していないと判断した場合には、タイマの値が150mSに達するまでこの判断を繰り返す。
ステップS11においてタイマの値が150mSに達したと制御部61が判断した場合、制御部61は、ステップS12においてID駆動部69Yに対して感光体ドラム37Yの駆動を開始すべき旨の指令を供給する。
その後、画像形成装置1は、ステップS13において上述した印刷プロセスを行い、一連の処理を終了する。
以上、画像形成装置1では、制御部61による制御のもと、感光体ドラム37を媒体搬送経路R1の下流方向から順次駆動を開始する為、各感光体ドラム37間で搬送ベルト31の撓みが除去することができ、搬送ベルト31の撓みによって発生する色ずれを抑制することが可能となり、良質な現像剤画像を用紙P上に形成することができる。また、撓みをなくす為に搬送ベルト31を数回転させる必要がなくなる為、印刷のスループットが全体として良好となる。
次に、本発明を適用した第2の実施の形態について詳細な説明をする。
第2の実施の形態に係る画像形成装置では、画像形成装置1と同一の構成を備える箇所がある為、その箇所については同一符号を付して詳細な説明を省略する。
図6に示す様に、第2の実施の形態に係る画像形成装置91は、画像形成装置1の構成に加え、所定の情報を記憶する記憶部93を備える。
記憶部93は、感光体ドラム37を駆動する時間の時間差に関する補正値を格納する、例えばEEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)によって構成される。
上述した様に、感光体ドラム37の回転速度及びその立ち上がり速度は、現像装置25内部に設けられた帯電ローラ39、供給ローラ45、並びに図示せぬクリーニングブレードとの接触による負荷、及び感光体ドラム37の磨耗状況に左右される。そして、これらの要素は経時的に変化するものである。そこで、画像形成装置91は、記憶部93に記憶された補正値に基づいて、定期的に感光体ドラム37の駆動のタイミングを補正することで、より高品質な画像を印刷することができる。
補正値は、制御部61によって算出される。具体的な補正値の算出方法としては、画像形成装置91は、図示せぬ速度センサを備え、この速度センサによってそれぞれの感光体ドラム37の回転速度が所定の速度に達したことを検出し、当該速度センサは、感光体ドラム37が所定の速度に達したことを通知するロック信号を制御部61に供給する。そして制御部61は、感光体ドラム37が駆動を開始してから、当該ロック信号が供給されるまでの時間を測定し、当該測定結果に基づいて補正値を算出する。補正値は、印刷プロセス時における任意の感光体ドラム37の回転速度が所定の速度に達するまでの時間と、その感光体ドラム37に対して媒体搬送経路R1の上流側に隣接する感光体ドラム37の回転速度が所定の時間に達するまでの時間とを基に、上流側の感光体ドラム37の回転速度と下流側の感光体ドラム37の回転速度との差によって決定される。そして制御部61は、この補正値を、感光体ドラム37の回転速度の測定時に用いた時間に足し、その合計を次回の印刷プロセス時の感光体ドラム37の駆動開始のタイミングとする。
例えば、感光体ドラム37Cが所定の回転速度に達するまでの時間がt1であり、感光体ドラム37Mが所定の回転速度に達するまでの時間がt2であるとする。このとき、制御部61は、これら値に基づいて、感光体ドラム37Mの駆動開始タイミングを決定する補正値を算出する。具体的には、制御部61は時間t1と時間t2との差を算出し、当該算出結果に誤差値(例えば20mS)を加えた値を感光体ドラム37Mの駆動開始のタイミング補正値として記憶部93に記憶する。以下、同様に、時間t2と感光体ドラム37Yが所定の回転速度に達するまでの時間t3に基づいて感光体ドラム37Yの駆動開始タイミングを決定する補正値を、時間t3と感光体ドラム37Kが所定の回転速度に達するまでの時間t4に基づいて感光体ドラム37Yの駆動開始タイミングを決定する補正値を算出する。尚、t(n−1)とtnとの差分が負になった場合は、誤差値20mSを補正値として決定する。
以下、画像形成装置91の動作について詳細な説明をする。
先ず、画像形成装置91が電源投入時に色ずれ補正を行う際の補正値を生成する動作について図7を参照しながら詳細な説明をする。
補正値を生成する際、制御部61は、ステップS21において搬送装置23を駆動して搬送ベルト31の回転を開始する。
次に、制御部61は、ステップS22において、ベルト駆動部67から20パルス分のパルス波がベルトモータ77へ供給されたか否かを判断し、未だ20パルス分のパルス波が供給されていない場合には、20パルス分のパルス波がベルトモータ77に供給されるまでこの判断を繰り返す。
次に、ステップS22においてベルト駆動部67が20パルス分のパルス波がベルトモータ77へ供給されたと制御部61が判断した場合、制御部61は、ステップS23において感光体ドラム37Cの駆動を開始し、図示せぬタイマを用いて感光体ドラム37Cの回転速度が所定の速度に達するまでの時間t1の計測を開始する。また、特にフロー図上には図示しないが、このとき制御部61は、感光体ドラム37Cが駆動を開始してから感光体ドラム37Cの回転速度が所定の時間に達するまでの時間を計測する。
次に、制御部61は、ステップS24において記憶部93から感光体ドラム37Mの駆動開始のタイミングの補正値を読み出し、その時間が経過するまで待機する。
次に、ステップS25において制御部61は、感光体ドラム37Mの駆動を開始し、図示せぬタイマを用いて感光体ドラム37Mの回転速度が所定の速度に達するまでの時間t2の計測を開始すると共に、感光体ドラム37Yの駆動タイミングを算出する。この感光体ドラム37Yの駆動タイミングは、式(時間t1−時間t2+補正値20mS)に基づいて算出される。また、特にフロー図上には図示しないが、このとき制御部61は、感光体ドラム37Mが駆動を開始してから感光体ドラム37Mの回転速度が所定の時間に達するまでの時間を計測する。
次に、制御部61は、ステップS26において記憶部93から感光体ドラム37Yの駆動開始のタイミングの補正値を読み出し、その時間が経過するまで待機する。
次に、ステップS27において制御部61は、感光体ドラム37Yの駆動を開始し、図示せぬタイマを用いて感光体ドラム37Yの回転速度が所定の速度に達するまでの時間t3の計測を開始すると共に、感光体ドラム37Yの駆動タイミングを算出する。この感光体ドラム37Yの駆動タイミングは、式(時間t2−時間t3+補正値20mS)に基づいて算出される。また、特にフロー図上には図示しないが、このとき制御部61は、感光体ドラム37Yが駆動を開始してから感光体ドラム37Yの回転速度が所定の時間に達するまでの時間を計測する。
次に、制御部61は、ステップS28において記憶部93から感光体ドラム37Kの駆動開始のタイミングの補正値を読み出し、その時間が経過するまで待機する。
次に、ステップS29において制御部61は、感光体ドラム37Kの駆動を開始し、図示せぬタイマを用いて感光体ドラム37Kの回転速度が所定の速度に達するまでの時間t4の計測を開始すると共に、感光体ドラム37Kの駆動タイミングを算出する。
次に、ステップS30において制御部61は、算出した時間を記憶部93に記憶する。具体的には、制御部61は、感光体ドラム37Cの回転速度が所定の速度に達するまでの時間、感光体ドラム37Mの回転速度が所定の速度に達するまでの時間、感光体ドラム37Yの回転速度が所定の速度に達するまでの時間、感光体ドラム37Kの回転速度が所定の速度に達するまでの時間を記憶部93に格納する。
次に、制御部61は、ステップS31において上述した色ずれ補正を行う。そしてこのとき各感光体ドラム37が駆動を開始するタイミングは、記憶部93に格納された時間に基づいて生成された補正値によって補正された時間に基づくタイミングである。そして画像形成装置91は、色ずれ補正を行った後、一連の処理を終了する。
画像形成装置91では、この様な処理によって色ずれ補正を行う為、色ずれ補正の際においても搬送ベルト31の撓みが発生しなくなり、正確な補正値を得ることが可能となる。
以下、画像形成装置91の印刷プロセス時の動作について詳細な説明をする。なお、説明の便宜上、上述したn+1回目の印刷プロセス時における画像形成装置91の動作について詳細な説明をする。
一連の動作が開始すると、制御部61は、ステップS41において図示せぬ情報処理装置から印刷情報が送信されたか否かを判断する。そして、ここで印刷情報が送信されていないと判断した場合は、印刷情報が送信されるまでこの判断を繰り返す。
ステップS41において情報処理装置から印刷情報が送信されたと制御部61が判断すると、制御部61は、ステップS42において図示せぬ温度センサを用いて定着ローラ51の表面温度を検出し、定着ローラ51の表面温度が用紙P上に現像剤画像を定着することができる温度に達しているか否かを判断する。そしてステップS42において定着ローラ51の温度が定着可能温度まで達していないと制御部61が判断した場合、ステップS43において制御部61は、定着ローラ51の図示せぬ熱源を発熱させることで定着ローラ51の表面を加熱する。そして、制御部61は、定着ローラ51の表面温度が定着可能温度に達するまでステップS42及びステップS43の動作を繰り返し行う。
ステップS42において定着ローラ51の表面温度が定着可能温度に達したと制御部61が判断した場合、制御部61は、ステップS44においてベルト駆動部67に対して搬送装置23の駆動を開始すべき旨の指令を供給する。
搬送装置23が駆動を開始すると、制御部61は、ステップS45においてベルト駆動部67から20パルス分のパルス波がベルトモータ77へ供給されたか否かを判断し、未だ20パルス分のパルス波が供給されていない場合には、20パルス分のパルス波がベルトモータ77に供給されるまでこの判断を繰り返す。
ステップS45においてベルト駆動部67が20パルス分のパルス波がベルトモータ77へ供給されたと制御部61が判断した場合、ステップS46において制御部61は、n回目の印刷プロセス時に記憶部93に記憶した補正値を読み出す。またこのとき制御部61は、ID駆動部69Cに対して感光体ドラム37Cの駆動を開始すべき旨の指令を供給する。
その後、制御部61はステップS47において図示せぬタイマの値が補正値によって補正された時間に達したか否かを判断し、タイマの値が当該時間に達していないと判断した場合には、タイマの値が当該時間に達するまでこの判断を繰り返す。
ステップS47においてタイマの値が当該補正後の時間に達したと制御部61が判断した場合、ステップS48において制御部61は、n回目の印刷プロセス時に記憶部93に記憶した補正値を読み出す。またこのとき制御部61は、ID駆動部69Mに対して感光体ドラム37Mの駆動を開始すべき旨の指令を供給する。
その後、制御部61はステップS49において図示せぬタイマの値が補正値によって補正された時間に達したか否かを判断し、タイマの値が当該時間に達していないと判断した場合には、タイマの値が当該時間に達するまでこの判断を繰り返す。
ステップS49においてタイマの値が当該補正後の時間に達したと制御部61が判断した場合ステップS50において制御部61は、n回目の印刷プロセス時に記憶部93に記憶した補正値を読み出す。またこのとき制御部61は、ID駆動部69Yに対して感光体ドラム37Yの駆動を開始すべき旨の指令を供給する。
その後、制御部61はステップS51において図示せぬタイマの値が補正値によって補正された時間に達したか否かを判断し、タイマの値が当該時間に達していないと判断した場合には、タイマの値が当該時間に達するまでこの判断を繰り返す。
ステップS51においてタイマの値が当該補正後の時間に達したと制御部61が判断した場合、制御部61は、ステップS52においてID駆動部69Kに対して感光体ドラム37Kの駆動を開始すべき旨の指令を供給する。
そして制御部61は、上述した印刷プロセスを行い、一連の処理を終了する。
以上、画像形成装置91では、制御部61による制御のもと、補正値に基づいて感光体ドラム37を媒体搬送経路R1の下流方向から順次駆動を開始する為、各感光体ドラム37間で搬送ベルト31の撓みが除去することができ、搬送ベルト31の撓みによって発生する色ずれを抑制することが可能となり、良質な現像剤画像を用紙P上に形成することができる。
尚、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、第2の実施の形態において記憶部93としては、EEPROMを用いることとしたが、RAM(Random Access Memory)を用いることも可能である。この場合、画像形成装置91の電源を投入する度に色ずれ補正プロセスを行う必要がある。
また、第2の実施の形態において補正値を生成するための時間の計測を色ずれ補正プロセスを行う際に、並行して行うこととしたが、独立して時間を計測する為のプロセスを行っても良く、印刷プロセス時に並行して行うものであっても良い。
また、画像形成装置1及び画像形成装置91は、所謂タンデム式のプリンタを用いて詳細な説明を行ったが、本発明は図9に示す様に中間転写式の画像形成装置101に適用しても良い。
画像形成装置101は、スタッカ103に格納された用紙Pを、ホッピングローラ105を用いて媒体搬送経路R2の方向に繰り出す。そしてここで繰り出された用紙Pは、搬送ローラ107、及び搬送ローラ109によって媒体搬送経路R2の下流方向へと搬送される。また、この媒体搬送経路R2上では、転写ローラ111が転写ベルト113に押圧して配設されている。
転写ベルト113は、駆動ローラ115、押圧ローラ117、及び支持ローラ119の間に張設されており、その表面には、現像装置121C,121M,121Y,121K、及び転写ローラ123C,123M,123Y,123Kによって印刷情報に基づく現像剤画像が転写される。
用紙Pが搬送ローラ107、及び搬送ローラ109によって媒体搬送経路R2の下流方向に繰り出されると、用紙Pが転写ローラ111が転写ベルト113に押圧された位置に達するタイミングにあわせて転写ベルト113上には印刷情報に基づく現像剤画像が順次転写される。そして、用紙Pがこの様なタイミングで転写ローラ111及び押圧ローラ117によって挟持搬送されることで用紙P上には現像剤画像が転写される。そしてここで現像剤画像が転写された用紙Pは、さらに媒体搬送経路R2の下流方向に設けられた定着ローラ125、及び加圧ローラ127まで搬送される。そして用紙Pが、定着ローラ125、及び加圧ローラ127によって挟持搬送されることで、用紙Pの表面の現像剤画像は用紙P上に定着する。その後用紙Pは、さらに媒体搬送経路R2の下流方向へ繰り出され、画像形成装置101の外部に形成されたスタッカ129上に排出され、ユーザに提供される。
この様な画像形成装置101においても、図示せぬ制御部を用いて、感光体ドラム131C,131M,131Y,131Kが駆動を開始するタイミングを制御することによって転写ベルト113の撓みを除去することが可能となる。そして、転写ベルト113の撓みを除去することによって、転写ベルト113に転写される現像剤画像、及び転写ベルト113から用紙Pに転写される現像剤画像の色ずれを防止することができ、高品質な現像剤画像を提供することができる。
具体的な制御方法としては、図示せぬ制御部は、転写ベルト113の駆動を開始した後に、転写ベルト113の駆動方向の最下流に設けられた現像装置121Kの感光体ドラム131Kの駆動を開始する。そして感光体ドラム131Kの駆動が開始して所定の時間が経過した後に、図示せぬ制御部は、転写ベルト113の駆動方向における現像装置121Kの上流に隣接して設けられた現像装置121Cの感光体ドラム131Cの駆動を開始する。そして、図示せぬ制御部は、同様の方法を用いて現像装置121Mの感光体ドラム131M、及び現像装置121Yの感光体ドラム131Yの駆動を順次開始する。
この様な画像形成装置101によれば、図示せぬ制御部による感光体ドラム131の制御によって転写ベルト113の撓みを除去することが可能となるので、通常の中間転写式の画像形成装置によって得られる高品質な現像剤画像の品質をさらに上げることが可能となる。
また、この様な画像形成装置101においても、画像形成装置91の様な色ずれ補正プロセスを行わせることも可能である。
第1の実施の形態として示す画像形成装置の断面図であり、同画像形成装置の構成について説明する為の図である。 同画像形成装置のブロック図であり、同画像形成装置の制御系統の構成について説明する為の図である。 従来用いられていた画像形成装置における、搬送ベルト、及び感光体ドラムの立ち上がり速度の関係を示すグラフである。 第1の実施の形態として示す画像形成装置における、搬送ベルト、及び感光体ドラムの立ち上がり速度の関係を示すグラフである。 同画像形成装置の動作を示すフロー図であり、同画像形成装置の印刷プロセス時の動作について説明する為の図である。 第2の実施の形態として示す画像形成装置のブロック図であり、同画像形成装置の制御系統の構成について説明する為の図である。 同画像形成装置の動作を示すフロー図であり、同画像形成装置の色ずれ補正を行う際の動作について説明する為の図である。 同画像形成装置の動作を示すフロー図であり、同画像形成装置の印刷プロセス時の動作について説明する為の図である。 本発明の変形例として示す画像形成装置の断面図である。
符号の説明
」1 画像形成装置
11 用紙トレイ
13 ホッピングローラ
15 用紙センサ
17 給紙ローラ
19 給紙ローラ
21 用紙センサ
23 搬送装置
25C,25M,25Y,25K 現像装置
27C,27M,27Y,27K 転写ローラ
29 駆動ローラ
31 搬送ベルト
33 支持ローラ
35 露光装置
37C,37M,37Y,37K 感光体ドラム
39 帯電ローラ
41 現像ローラ
43 カートリッジ
45 供給ローラ
47 ブレード
49 定着装置
51 定着ローラ
53 加圧ローラ
55 用紙センサ
57 搬送ローラ
59 搬送ローラ
61 制御部
63 ホストインターフェース部
65 画像制御部
67 ベルト駆動部
69C,69M,69Y,69K ID駆動部
71 搬送制御部
73 商用電源
75 センサ群
77 ベルトモータ
79C,79M,79Y,79K モータ
81 駆動モータ
91 画像形成装置
93 記憶部
101 画像形成装置
103 スタッカ
105 ホッピングローラ
107 搬送ローラ
109 搬送ローラ
111 転写ローラ
113 転写ベルト
115 駆動ローラ
117 押圧ローラ
119 支持ローラ
121C,121M,121Y,121K 現像装置
123C,123M,123Y,123K 転写ローラ
125 定着ローラ
127 加圧ローラ
129 スタッカ
131C,131M,131Y,131K 感光体ドラム
R1 媒体搬送経路
R2 媒体搬送経路

Claims (7)

  1. 所定の媒体搬送経路に沿って配列された現像剤画像を形成する複数の画像形成部を、ベルト部材と対向して、且つ、該ベルト部材と接触状態で駆動が開始される様に配設した画像形成装置において、
    前記複数の画像形成部を駆動する画像形成駆動部と、
    前記ベルト部材を駆動するベルト部材駆動部と、
    前記画像形成駆動部、及び前記ベルト部材駆動部に駆動指示を供給し、前記ベルト部材駆動部の駆動を開始した後に、前記媒体搬送経路の下流側に位置する画像形成部から順次駆動を開始する様に前記画像形成駆動部の駆動を開始する駆動制御部とを備え、
    前記駆動制御部は、前記ベルト部材、及び各画像形成部の駆動が定速度に達する前に、且つ、各画像形成部の駆動が所定の規定速度に達する時間の最大時間差以上の間隔で前記画像形成部が順次駆動を開始する様に前記画像形成駆動部の駆動を開始すること、
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 前記駆動制御部は、一定の間隔をもって前記画像形成部の駆動を開始すること、
    を特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成部の駆動速度が一定の速度に達したことを検出する検出部と、
    前記検出部による検出結果に基づいて前記画像形成部の駆動開始の時機を補正する補正値を生成する補正部とを備え、
    前記駆動制御部は、前記補正部において生成された前記補正値に基づいて前記画像形成部の駆動を開始すること、
    を特徴とする請求項1又は請求項2の何れかの項記載の画像形成装置。
  4. 前記補正部は、前記検出部によって検出された任意の前記画像形成部の駆動速度が前記一定の速度に達するのに要する時間と、前記任意の前記画像形成部に隣接する画像形成部が前記一定の速度に達するのに要する時間との差に基づいて前記補正値を生成すること、
    を特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記ベルト部材は、前記画像形成部によって形成された前記現像剤が転写される記録媒体を搬送する搬送ベルトであること、
    を特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかの項記載の画像形成装置。
  6. 前記ベルトは、前記画像形成部によって形成された前記現像剤画像が転写される転写ベルトであること、
    を特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかの項記載の画像形成装置。
  7. 前記駆動制御部の制御のもと、前記画像形成部に伝達する動力を発生するブラシレスDCモータを備えること、
    を特徴とする請求項1乃至請求項6の何れかの項記載の画像形成装置。
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