JP2005266425A - 画像形成装置 - Google Patents

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俊之 内田
Kazuyoshi Matsumoto
和悦 松本
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Abstract

【課題】 複数個の像担持体の駆動源として複数個のDCブラシレスモータを用いた場合でも、停止処理に際して、各像担持体に回転位相のバラツキを生じさせにくくする。
【解決手段】 複数個のDCブラシレスモータを用いて複数個の像担持体を個々独立に回転駆動し、電子写真プロセスによるカラー画像形成を実行する画像形成装置でのDCブラシレスモータ停止に際して、画像形成時の回転速度である第1の回転速度V1よりも遅い第2の回転速度V2でDCブラシレスモータを所定時間回転駆動し、その後停止処理を行なうことで、停止処理後、個々のDCブラシレスモータの間の位相ずれを少なくする。
【選択図】 図10

Description

本発明は、複数個のDCブラシレスモータを用いて複数個の像担持体を個々独立に回転駆動し、電子写真プロセスによるカラー画像形成を実行する画像形成装置に関する。
複数の像担持体、例えば感光体ドラムをもつ多色の画像形成装置では、各感光体ドラムの回転速度の偏差が、各色の色ずれとなって絵に現れる。各感光体ドラムの回転速度の偏差は、例えば、感光体ドラムを駆動する駆動部の精度誤差や取り付け偏芯などにより生ずる。このような各色の色ずれは、各感光体ドラムの回転速度変動周期を一致させることで解消し得る。つまり、各感光体ドラムの回転速度変動周期を一致させれば、各色の色ずれ量を最小限に抑え、高画質化を図ることができるわけである。
各感光体ドラムの回転速度変動周期を一致させる技術は、特許文献1〜3に見られるように、既に知られている。これらの公報に記載された技術によれば、像担持体(中間転写ベルト)上に描いた色ずれ補正パターンをパターン検出装置で読み取り、読み取り結果に基づいて各感光体ドラムの回転速度変動周期及び周期ずれ量を割り出し、その結果に基づいて色ずれ量が最小となるような各感光体ドラム間の回転位相関係を求めることを基礎とする。そして、求めた情報をプロファイルとして揮発性メモリ等に記憶させておき、実際の画像形成時には、画像形成前に、各感光体ドラムの回転位相をプロファイルに倣わせる、というものである。
各感光体ドラムの回転位相をプロファイルに倣わせるには、感光体ドラムと同一の速度で回転する対象物、例えば感光体ドラムの駆動ギヤや専用に設けた部材等に基準となる位置を予め設定し、マーキングをしておく。そして、各感光体ドラムを画像形成時の速度で定常回転させ、この時にマーキングをセンサで検出し、センサ出力からパルス波を取り出す。これにより、各感光体に対応するパルス波のタイミングの差に基づいて各感光体ドラムの間の回転速度差を求めることができる。そこで、各感光体ドラムの間の回転速度差を減少させるように各感光体ドラムの駆動源、例えばモータを駆動制御することで、各感光体ドラムの回転位相をプロファイルに倣わせることができる。
感光体ドラムを駆動する駆動源としては、例えば、パルスモータが用いられたり(特許文献4)、ブラシレスモータが用いられたりする(特許文献5、6)。
特開平09−146329号公報 特開2001−134039公報 特開2001−305820公報 特開平08−185103号公報 特開2001−069775公報 特開2003−091128公報
感光体ドラム等の像担持体を駆動する駆動源としてブラシレスモータを用いた場合、駆動中のブラシレスモータを停止処理すると、個々の像担持体に対応する個々のブラシレスモータ毎に、その停止時間がまちまちとなる。このため、モータ停止処理を実行する毎に、前述した位相合わせの処理を行なわなければならない。
本発明の目的は、複数個の像担持体の駆動源として複数個のDCブラシレスモータを用いた場合でも、停止処理に際して、各像担持体に回転位相のバラツキを生じさせにくくすることである。
請求項1記載の発明は、複数個のDCブラシレスモータを用いて複数個の像担持体を個々独立に回転駆動し、電子写真プロセスによるカラー画像形成を実行する画像形成装置において、前記DCブラシレスモータを停止する際、画像形成時の回転速度である第1の回転速度よりも遅い第2の回転速度で前記DCブラシレスモータを所定時間回転駆動し、その後停止処理を行なう。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記DCブラシレスモータはブレーキ信号に応じて動作するブレーキ機能を有し、前記DCブラシレスモータの回転速度を前記第1の回転速度から前記第2の回転速度に切り替える際、前記DCブラシレスモータに所定時間だけブレーキ信号を入力する。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記DCブラシレスモータの回転速度を前記第1の回転速度から前記第2の回転速度に切り替える際、前記DCブラシレスモータに供給するクロックを段階的に落とす。
請求項4記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記像担持体を含む回転体の1回転のうち少なくとも1回は前記回転体の位置をセンサで検出する位置検出機構を有し、前記DCブラシレスモータの停止処理は、前記センサが出力する位置検出信号を基準とするタイミングで実行する。
請求項5記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記DCブラシレスモータはブレーキ信号に応じて動作するブレーキ機能を有し、前記DCブラシレスモータの停止処理の際、前記DCブラシレスモータに所定時間だけブレーキ信号を入力する。
請求項6記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記DCブラシレスモータの停止処理の際、前記DCブラシレスモータに供給するクロックを段階的に落とす。
請求項1記載の発明によれば、DCブラシレスモータを停止処理した場合、個々の像担持体を駆動する個々のDCブラシレスモータの間の位相ずれを少なくすることができる。
請求項2記載の発明によれば、DCブラシレスモータの回転速度を第1の回転速度から第2の回転速度に切り替えるために必要な時間を短縮することができ、これによって各駆動部品の駆動時間も短縮してその寿命を延ばすことができる。
請求項3記載の発明によれば、DCブラシレスモータの回転速度を第1の回転速度から第2の回転速度に切り替えるために必要な時間を短縮することができ、これによって各駆動部品の駆動時間も短縮してその寿命を延ばすことができる。
請求項4記載の発明によれば、個々の像担持体を駆動する個々のDCブラシレスモータの間の位相を合わせてDCブラシレスモータを停止処理することができる。
請求項5記載の発明によれば、DCブラシレスモータを停止処理した場合、個々の像担持体を駆動する個々のDCブラシレスモータの間の位相ずれをより少なくすることができ、しかも、DCブラシレスモータの回転速度を第1の回転速度から第2の回転速度に切り替えるために必要な時間を短縮することができ、これによって各駆動部品の駆動時間も短縮してその寿命を延ばすことができる。
請求項6記載の発明によれば、DCブラシレスモータを停止処理した場合、個々の像担持体を駆動する個々のDCブラシレスモータの間の位相ずれをより少なくすることができ、しかも、DCブラシレスモータの回転速度を第1の回転速度から第2の回転速度に切り替えるために必要な時間を短縮することができ、これによって各駆動部品の駆動時間も短縮してその寿命を延ばすことができる。
本発明の実施の一形態を図1ないし図12に基づいて説明する。本実施の形態は、フルカラーの画像形成動作を実行するプリンタへの適用例である。
[基本構成]
図1は、プリンタの画像処理プロセス部を示す縦断側面図である。この図1は、画像処理プロセス部の原理を説明するために用いられる。したがって、図3以降に示す実施の形態とは、形状等が一致していない。
本実施の形態のプリンタは、図1に示すように、4連ドラムのタンデム作像方式を採用している。図1に示す画像処理プロセス部101は、像担持体としての4つの感光体ドラム102を有し、これらの感光体ドラム102の周囲に、帯電装置103、画像書込装置104、現像装置105、転写装置106、及びクリーニング装置107を配設している。これらの各部のうち、帯電装置103、現像装置105、及びクリーニング装置107は、個々の感光体ドラム102に1対1の関係で設けられている。
図2は、プロセスユニットの一例を示す縦断側面図である。この図2は、プロセスユニットの概略を説明するために用いられる。図3以降に示す実施の形態とは、形状等が一致していない。
画像処理プロセス部101を構成する帯電装置103、現像装置105、及びクリーニング装置107は、それぞれ対応する単一の感光体ドラム102と共に、プロセスユニット108としてユニット化されている。したがって、プロセスユニット108は、各感光体ドラム102に対応させて、4つ設けられている。
これに対して、画像書込装置104は、単一のポリゴンミラー109を用いて4つの感光体ドラム102の個々独立的にレーザ光を照射できるように単一のユニットとして構成されている。また、転写装置106は、感光体ドラム102の表面に形成された画像を中間転写ベルト110に転写する。プロセスユニット108は、図1中に矢印で示す感光体ドラム102と中間転写ベルト110との接触部分の移動方向に沿って、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の順に配置されている。
このような画像処理プロセス部101における電子写真プロセスとしては、帯電装置103で感光体ドラム102を一様に帯電し、画像書込装置104は、一様帯電された感光体ドラム102に画像信号に応じたレーザ光を照射する。これにより、感光体ドラム102に静電潜像が形成される。感光体ドラム102に形成された静電潜像は、現像装置105によって現像されてトナー像となり、このトナー像が転写装置106によって中間転写ベルト110に転写される。中間転写ベルト110は、転写されたトナー像を、その回転軌跡中に配置された図示しない転写紙に転写する。この場合の転写は、2次転写装置151(図3参照)を用いて行なわれる。転写紙に転写されたフルカラーのトナー像は、図示しない定着装置によって加圧加熱され、転写紙に強固に定着される。これによって、転写紙にフルカラー画像が形成される。
クリーニング装置107は、クリーニングブラシ107aと除電ブレード107bとを有する。クリーニングブラシ107aは、トナー像を転写紙Pに転写した後の感光体ドラム102に残留するトナーを除去する。除電ブレード107bは、残留トナー除去後の感光体ドラム102の表面を除電し、後続する電子写真プロセスに備えさせる。
本実施の形態では、プロセスユニット108は、感光体ドラム102、帯電装置103、現像装置105、及びクリーニング装置107という消耗品を有する消耗部品となっている。このようなプロセスユニット108は、プリンタに設けられた図示しない装着部に着脱自在に装着されている。
図3は、感光体ドラム102と中間転写ベルト110との模式図である。図4は、感光体ドラム102の回転位置を検出するために用いられる検知体が設けられた駆動ギヤを示す斜視図である。感光体ドラム102は、その回転軸101aを駆動部としての駆動モータ111によって駆動され、回転する。感光体ドラム102の回転軸101aには駆動ギヤ112が同軸上に固定されている。この駆動ギヤ112が駆動モータ111に駆動されることで、駆動モータ111の回転駆動力が感光体ドラム102に伝達される。駆動モータ111は、感光体ドラム102と1対1の関係で設けられている。このような駆動モータ111としては、ブレーキ機能を有するDCブラシレスモータが用いられている。DCブラシレスモータのブレーキ機能は、入力されたブレーキ信号に従い、図示しない回転軸に例えば磁気ブレーキをかける、というものである。
中間転写ベルト110は、画像形成時等、通常は各感光体ドラム102に接触している(図3(a))。これに対して、中間転写ベルト110は、K(ブラック)の感光体ドラム102以外の感光体ドラム102に対して接離自在に保持されている。
本実施の形態では、感光体ドラム102及びこの感光体ドラム102と同一の角速度で回転する例えば駆動ギヤ112を回転体1001と認識し、この回転体1001が1回転したときに1回だけその回転体1001の位置を検出する位置検出機構1002が設けられている。位置検出機構1002は、フォトインタラプタ構成である。つまり、図3に示すように、感光体ドラム102の回転位置を検出するためのポジションセンサ113が設けられ、図4に示すように、駆動ギヤ112の一部を構成する部材にマーキングとしての検知体114が形成されている。ポジションセンサ113は、図示しないレーザダイオードとフォトトランジスタとを有する透過型光センサであり、レーザダイオードとフォトトランジスタとの間の光軸を検知体114が横切ることで出力信号を変化させ、回転体1001の一回転を検出する。
本実施の形態のプリンタは、図示しない制御部を有している。この制御部は、一例としてCPUとメモリとを備えたマイクロコンピュータ構成のものである。メモリが記憶する制御プログラムに従いCPUが各種の演算処理を実行し、I/Oポートに接続された各部を駆動することで、フルカラーの画像形成がなされる。I/Oポートに接続された各部は、例えば、前述した帯電装置103、画像書込装置104、現像装置105、転写装置106、及びクリーニング装置107の一部を構成するモータやレーザ発振器等である。
[各感光体ドラム102の間の位相調整]
4連ドラムのタンデム作像方式のプリンタでは、各感光体ドラム102がC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の順に配列され、その順番でトナー画像を中間転写ベルト110に転写する。したがって、色毎に、トナー像の転写タイミングが異なる。そこで、感光体ドラム102を回転駆動するに際して、個々に感光体ドラム102毎に回転の位相をずらす位相調整が必要となる。しかも、前述したとおり、感光体ドラム102を駆動する駆動モータ111の精度誤差や取り付け偏芯などにより、各感光体ドラム102の回転速度に偏差が生じ、これが色ずれの原因となる。そこで、感光体ドラム102を回転駆動するに際しては、各感光体ドラム102の回転速度変動周期を一致させるようにして位相調整をすることが必要となる。このような位相調整は、前述した図示しない制御部が備えるマイクロコンピュータによって実行される。以下、位相調整処理について詳しく述べる。
まず、位相調整処理のために、中間転写ベルト110の表面上に形成されたパターン116を読み取るパターン検出センサ115が配設されている。パターン検出センサ115は、主走査方向に少なくとも2個以上配置されている。本実施の形態では、制御部は、パターン検出センサ115で中間転写ベルト110の表面上に形成されたパターンを検出してプロファイルを得る(図8参照)。その後、制御部は、画像形成時に、位置検出機構1002で回転体1001の位置を検出し、各感光体ドラム102がプロファイルに倣った位相で回転するように位相調整を実行する。このように、制御部による位相調整処理は、プロファイルの作成とプロファイルに従った位相調整とによって完遂される。
プロファイルの生成について詳細に説明する。各感光体ドラム102の角速度変動を各転写位置で位相合わせをする際、基準となるK(ブラック)の感光体ドラム102に対して、他の色の感光体ドラム102の位相をどの程度ずらせば正規な位相状態となるかのプロファイルが予め必要となる。本実施例においては、そのようなプロファイルを得るために、予め、中間転写ベルト110の上に図5に例示するようなパターン116を形成する。ここでは、一例として、K(ブラック)を基準として、このK(ブラック)にY(イエロー)を位相合わせする動作について説明する。この説明には、図9のフローチャートを用いる。
ステップS101の処理として、制御部は、K(ブラック)用とY(イエロー)用とのそれぞれの駆動モータ111を駆動させ、(イエロー)用の駆動モータ111の速度調整をし、K(ブラック)用の駆動モータ111にY(イエロー)用の駆動モータ111の位相を合わせる(図6に例示)。
ステップS102の処理として、制御部は、中間転写ベルト110の上に制御用のパターン116を画像形成する(図5参照)。パターン116は、約1mmピッチ(間隔は任意)で主走査方向に長く形成されたラインを、感光体ドラム102の約1周分に相当する長さ並べたような繰り返しパターンである。形成するパターン116は、K(ブラック)とY(イエロー)との二種類である。これらのパターン116は、パターン検出センサ115で個々に読み取り可能な位置に形成される。
ステップS103の処理として、制御部は、パターン検出センサ115にそれらのパターン116を読み取らせる。そして、パターン検出センサ115に読み取らせたパターン116のデータを位置データに変換する。
ステップS104の処理として、先端カラーレジストを実行する。この処理は、パターン116の最先端の色ずれ量Δxを認識し、この値をY(イエロー)用のデータに加算又は減算し、先端カラーレジストずれを0とする。
ステップS105の処理として、算出したK(ブラック)用の位置データからY(イエロー)用の位置データを引いた値を算出する。この算出は、感光体ドラム102の約1周分約1mm刻みで形成された複数のライン毎に実行される。したがって、算出された値は、ライン毎の色ずれ量となる。
ステップS106の処理として、制御部は、ライン数分だけ算出したデータ中、最大値を認識し、この最大値を図示しないメモリに記憶する。そして、Y(イエロー)用の駆動モータ111の回転速度を変え、Y(イエロー)用のポジションセンサ113をK(ブラック)用のポジションセンサ113より45度先行させる(図7参照)。この状態で、0度の時と同様に、K(ブラック)用の位置データからY(イエロー)用の位置データを引いた値のライン数分の色ずれ値中、最大値を記憶する。
ステップS107の処理として、以上説明したステップS101〜ステップS106の処理を、90度、135度、180度、225度、270度、315度と計8回繰り返し、8つの最大値を算出する。このとき、Y(イエロー)用の位相をずらしてパターン116を作成する際、中間転写ベルト110の副走査方向で常にほぼ同じ位置にパターン116の作成を行なう。これにより、中間転写ベルト110により引き起こされる色ずれが、各条件(0度、45度、90度、135度、180度、225度、270度、315度)で統一される。
ステップS108の処理として、記憶した8つの最大値の内、最小である時の2色に対応するポジションセンサ113により検出される位相差(0度、45度、90度、135度、180度、225度、270度、315度のいずれか)をメモリに記憶し、画像形成時にはその位相差に常に合わせるようにする。
以上説明したような計算を、K(ブラック)とM(マゼンタ)、K(ブラック)とC(シアン)との間でも行ない、基準位置からの位相差を記憶しておく。
このようにして、K(ブラック)用のポジションセンサ113から得られる各色用のポジションセンサ113の位相関係の最適値を、図8に例示するように、ωy、ωm、ωcとしてメモリに記憶してプロファイルを生成し、画像形成時には、毎回、プロファイルに規定された関係を保つように制御する。
なお、本実施例では、位相を45°刻みでずらしたが、この値は任意でかまわない。また、基準色でないC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)用の駆動モータ111の回転速度を変える場合は、図3(b)に例示するように、感光体ドラム102から中間転写ベルト110を離間しておき、感光体ドラム102と中間転写ベルト110との間の擦れを防止する。
[駆動モータ111の停止処理]
各感光体ドラム102の位相は、駆動モータ111の停止時においても、図8のプロファイルに例示するように、ωy、ωm、ωcという関係を保つようにしたい。そのために、制御部によって次のような制御を行なう。
図10(a)に示すように、駆動モータ111は、通常、作像時の回転速度V1にて駆動する。作像終了後、各駆動モータ111の回転速度をV2まで落とし、所定時間駆動を続ける。その後、各色のポジションセンサ113にて感光体ドラム102の位置検出を行なう。一例として、図11に示すように、K(ブラック)とY(イエロー)との位相関係が理想的である位相状態からθ°ずれていたと仮定する。この場合、Y(イエロー)用の駆動モータ111を、K(ブラック)用の駆動モータ111よりもV2の速度でθ°相当時間早く止めるか、360°−θ°相当遅く止めるようにする。これにより、停止状態の位相は理想状態に近づく。この際、通常の画像形成時の速度で同様な停止処理を行っても、位相は理想状態に近づくが、停止時のばらつきが大きい。これに対して、本実施の形態では、駆動モータ111の回転速度を通常の速度であるV1よりも落としてV2とした状態で停止処理を実行するため、停止時の位相ずれのばらつきが小さくなる。
図10(b)に示すように、駆動モータ111の回転速度を、通常の回転速度V1から回転速度V2に落とすに際して、駆動モータ111にブレーキ信号を入力する。ブレーキ信号を入力するタイミングは、回転速度V1から回転速度V2になるまで間の時間Δt1だけである。これにより、駆動モータ111はその回転にブレーキをかける。このため、ブレーキなしの場合よりも、回転速度V1から回転速度V2に落ちる時間が短くなり、これに伴いプロセスユニット108の駆動時間も短くなってその寿命が延びる。
別の実施の形態として、図10(c)に示すように、駆動モータ111の回転速度を、通常の回転速度V1から回転速度V2に落とすときに、モータクロックを段階的に落とす。これにより、モータクロックをV1相当からV2相当に瞬時に切り替える場合に比べ、回転速度V1から回転速度V2に落ちる時間が短くなり、これに伴いプロセスユニット108の駆動時間も短くなってその寿命が延びる。
図10(b)に示すように、駆動モータ111の回転速度を、回転速度V2から0に落とす停止処理を実行するに際して、駆動モータ111にブレーキ信号を入力する。ブレーキ信号を入力するタイミングは、回転速度V2から0になるまで間の時間Δt2だけである。これにより、駆動モータ111はその回転にブレーキをかける。これにより、回転速度V2を0にする停止処理のための時間が短くなり、これに伴いプロセスユニット108の駆動時間も短くなってその寿命が延びる。
別の実施の形態として、図10(c)に示すように、駆動モータ111の回転速度を、回転速度V2から0に落とす停止処理を実行するに際して、モータクロックを段階的に落とす。これにより、回転速度V2を0にする停止処理のための時間が短くなり、これに伴いプロセスユニット108の駆動時間も短くなってその寿命が延びる。
更に、本実施例においては中間転写ベルト110を用いた画像形成装置の例を示したが、別の実施の形態として、図12に例示するように、図示しない転写紙を搬送ベルト301で搬送する過程で、各色のプロセスユニット108によってトナー画像を転写紙に転写する直接転写方式を採用しても良い。
本発明の実施の一形態として、プリンタの画像処理プロセス部を示す縦断側面図である。 ユニット化された消耗部品の一例を示す縦断側面図である。 感光体ドラムと中間転写ベルトとの模式図である。 感光体ドラムの回転位置を検出するために用いられる検知体が設けられた駆動ギヤを示す斜視図である。 中間転写ベルトに形成された位相合わせ用のパターンを例示する模式図である。 K(ブラック)用の駆動モータにY(イエロー)用の駆動モータの位相を合わせた状態を例示するタイミングチャートである。 K(ブラック)用の駆動モータにY(イエロー)用の駆動モータの位相を先行させた状態を例示するタイミングチャートである。 各色のプロファイルを例示するタイミングチャートである。 各色間での最適位相プロファイル作成手順を示すフローチャートである。 駆動モータの停止処理を説明するためのタイミングチャートである。 K(ブラック)とY(イエロー)との位相関係が理想的である位相状態からθ°ずれている状態を示すタイミングチャートである。 直接転写方式の画像形成装置を例示する模式図である。
符号の説明
111 DCブラシレスモータ(駆動モータ)
102 像担持体(感光体ドラム)
113 センサ(ポジションセンサ)
1001 回転体
1002 位置検出機構
V1 第1の回転速度
V2 第2の回転速度

Claims (6)

  1. 複数個のDCブラシレスモータを用いて複数個の像担持体を個々独立に回転駆動し、電子写真プロセスによるカラー画像形成を実行する画像形成装置において、
    前記DCブラシレスモータを停止する際、画像形成時の回転速度である第1の回転速度よりも遅い第2の回転速度で前記DCブラシレスモータを所定時間回転駆動し、その後停止処理を行なうことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記DCブラシレスモータはブレーキ信号に応じて動作するブレーキ機能を有し、
    前記DCブラシレスモータの回転速度を前記第1の回転速度から前記第2の回転速度に切り替える際、前記DCブラシレスモータに所定時間だけブレーキ信号を入力する、
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記DCブラシレスモータの回転速度を前記第1の回転速度から前記第2の回転速度に切り替える際、前記DCブラシレスモータに供給するクロックを段階的に落とすことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記像担持体を含む回転体の1回転のうち少なくとも1回は前記回転体の位置をセンサで検出する位置検出機構を有し、
    前記DCブラシレスモータの停止処理は、前記センサが出力する位置検出信号を基準とするタイミングで実行する、
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記DCブラシレスモータはブレーキ信号に応じて動作するブレーキ機能を有し、
    前記DCブラシレスモータの停止処理の際、前記DCブラシレスモータに所定時間だけブレーキ信号を入力する、
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  6. 前記DCブラシレスモータの停止処理の際、前記DCブラシレスモータに供給するクロックを段階的に落とすことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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